JP2002342885A - 半感応式信号機 - Google Patents

半感応式信号機

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JP2002342885A JP2001149833A JP2001149833A JP2002342885A JP 2002342885 A JP2002342885 A JP 2002342885A JP 2001149833 A JP2001149833 A JP 2001149833A JP 2001149833 A JP2001149833 A JP 2001149833A JP 2002342885 A JP2002342885 A JP 2002342885A
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traffic signal
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signal
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Yoshihiko Ogishima
由彦 荻島
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Nippon Signal Co Ltd
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Nippon Signal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半感応式の信号機が設置された交差点に接近
する車両に対して、半感応式であることを判り易く、安
価に知らせることができるようにする。 【解決手段】 従道路12に設けられた車両感知機16
により車両22が交差点11に接近したことを感知する
と、その感知信号を交通信号制御機に送り、予め設定さ
れた一定の信号待ち時間を経た後、従道路12の交通信
号機14c,14dを「青」に変え、主道路10側の交
通信号機14a,14bを「赤」に変えるよう制御され
る。これと並行して、交通信号制御機から光通信装置1
8へリコール機能が働いていることを知らせるPL1信
号が送られ、光通信装置18から「信号が変わるまでお
待ち下さい」という文字データを車両22に対して送信
することにより、車両22のナビゲーションシステムの
ディスプレイ上に文字表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半感応式信号機に
係り、更に詳しくは、主道路と従道路とが合流する交差
点に設けられ、車両感知手段によって従道路側から交差
点に進入しようとする車両を感知すると、交通信号制御
手段によって交差点の交通信号機の切り換えタイミング
の制御を行う半感応式信号機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の交差点では、それぞれの信号機の
切り換えタイミングを予め調査した交通量に基づいて設
定し、交通信号制御機がそのタイミングで交通信号の切
り換え制御を行うことで、交差する道路を往来する車両
や歩行者の交通の流れを効率化することができる。しか
し、一方の道路が他方の道路に対して交通量が極端に異
なる主道路と従道路、あるいは、車道と横断歩道のよう
な場合では、利用者の有無に関わらず設定されたタイミ
ングで交通信号を切り換えるようにすると、従道路や横
断歩道の利用者が居なくても信号が切り換わり、主道路
や車道を往来する車両の流れを止めてしまうため、効率
的な交通の流れが得られなくなって、交通渋滞を招く原
因になっていた。そこで、信号機の切り換えタイミング
を予め設定した値に固定するのではなく、利用状況に応
じて可変にする半感応式信号機が徐々に用いられつつあ
る。このような半感応式信号機は、上記のように交通量
が極端に異なる交差点などに設置され、例えば、歩行者
が横断歩道を利用する際に、横断歩道近辺に設置された
「横断ボタン」を押下すると、「しばらくお待ち下さ
い」という表示に変わり、車道を往来する車両を停止さ
せる交通信号機を一定時間後に「赤」に変え、横断歩道
側の歩行者用信号機を「青」にして歩行者を横断させ
る。このように、半感応式信号機は、横断歩道利用者が
ある場合にのみ信号機を切り換えるようにし、車道を往
来する車両の流れをできるだけ止めないようにして、交
通の流れを効率化している。また、従道路を利用する車
両が主道路との交差点に近づいた場合、半感応式信号機
が設置された交差点では、車両感知機などで車両を感知
すると、交通信号制御機に対して交通信号機の切り換え
タイミングの変更を指示して、通常よりも早いタイミン
グで従道路から交差点への進入を可能とし、従道路の利
用車両が居ない時は、主道路側の交通信号機の「青」の
時間を長くとって、主道路を往来する車両交通の流れを
できるだけ止めないようにすることで、交通の流れを効
率化している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の半感応式信号機にあっては、上記した押しボ
タン式の横断歩道の場合、歩行者自身が「横断ボタン」
を押下することで半感応式信号機が設置された交差点で
あることが認識でき、また、半感応式信号機のことを知
らなくても、「しばらくお待ち下さい」という表示によ
ってもうすぐ信号が変わることがわかるが、上記した車
両感知機により車両を感知して信号機の切り換えタイミ
ングを自動的に変更する交差点では、車両の運転手から
見て半感応式信号機の設置された交差点かがわかり難
く、もうすぐ信号機が変わるか否かがわからない状態で
信号待ちをするのはストレスがかかり、信号を無視して
交差点に進入しかねないという問題があった。そこで、
半感応式信号機の設置された交差点の近くに情報板を設
置して、当該交差点の信号機が半感応式であることを事
前に運転手に知らせることにより、もうすぐ信号機が変
わることがわかり、ストレスなく信号待ちをすることが
可能となる。しかし、この情報板の設置には、手間やコ
ストがかかるという新たな問題を生じる。本発明は、上
記事情に鑑みてなされたものであり、半感応式の信号機
が設置された交差点に接近する車両に対して半感応式で
あることを安価な構成で、判り易く運転手に通知するこ
とができる半感応式信号機を提供することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、主道路と従道路とが合流
する交差点に設けられ、前記従道路側から交差点に進入
しようとする車両を感知する車両感知手段と、前記車両
感知機からの感知信号によって前記交差点に設けられた
交通信号機の切り換えタイミングを制御する交通信号制
御手段とを有する半感応式信号機において、前記車両感
知手段で車両を感知し、前記交通信号制御手段で交通信
号機の切り換えタイミングを制御していることを前記車
両に伝える伝達手段をさらに備えていることを特徴とす
る。これによれば、主道路と従道路とが合流する交差点
で、従道路側から交差点に進入しようとする車両を車両
感知手段により感知し、交通信号制御手段によって交通
信号機の切り換えタイミングを制御していることを、伝
達手段を使って当該車両に伝えるため、半感応式信号機
が設置された交差点か否かが車両に乗った状態で容易に
判別可能となり、車両の運転手はもうすぐ信号機が変わ
ることがわかるので、ストレスなく信号待ちをすること
ができる。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の
半感応式信号機において、前記伝達手段は、前記車両が
具備するメッセージ受信手段に対応したメッセージデー
タが送信可能なメッセージデータ送信手段であることを
特徴とする。これによれば、伝達手段として、車両が具
備するメッセージ受信手段に対応したメッセージデータ
を送信することが可能なメッセージデータ送信手段を用
いているため、種々の車両に対して半感応式信号機が設
置された交差点か否かを知らせるメッセージを伝えるこ
とができる。
【0005】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の半感応式信号機において、前記メッセージデータ送信
手段は、前記交通信号制御手段から動作状態の通知を受
けるインタフェース部と、前記車両に対して送信するメ
ッセージデータを格納しておくメッセージメモリと、前
記インタフェース部が前記交通信号制御手段から交通信
号機の切り換えタイミングの制御動作中であるとの通知
を受けると、前記メッセージメモリからメッセージデー
タの読み出しを行う制御部と、前記制御部が読み出した
メッセージデータを前記車両へ送信する通信部と、を備
えていることを特徴とする。これによれば、メッセージ
データ送信手段は、インタフェース部で交通信号制御手
段からの動作状態の通知を受け取り、メッセージメモリ
には車両へ送信するメッセージデータが格納されてい
て、制御部によってインタフェース部が交通信号制御手
段から交通信号機の切り換えタイミングの制御動作中で
あるとの通知を受けると、メッセージメモリからメッセ
ージデータを読み出して、通信部からそのメッセージデ
ータを車両へ送信するように構成されているため、簡易
な構成で任意のメッセージを車両に対して確実に送信で
きることから、安価となり、車両運転手へ半感応式信号
機であることを確実に通知することができる。請求項4
に記載の発明は、請求項3に記載の半感応式信号機にお
いて、前記通信部は、光または電波の少なくとも一方を
使って前記車両に対してメッセージデータを送信するこ
とを特徴とする。これによれば、通信部が光または電波
の何れか一方、あるいは、両方を使って車両に対してメ
ッセージデータを送信するようにしたため、車両側が種
々のメッセージ受信手段を持っていたとしても、これら
に対応したメッセージデータを送信することが可能とな
り、できるだけ多くの車両へメッセージを伝えることが
できる。請求項5に記載の発明は、請求項3または4に
記載の半感応式信号機において、前記メッセージメモリ
には、文字データ、グラフィックデータ、音声データ、
あるいは待ち時間データの少なくとも1つが格納されて
いることを特徴とする。これによれば、メッセージメモ
リには、文字データ、グラフィックデータ、音声デー
タ、待ち時間データのうちの少なくとも1つを格納する
ようにしたため、車両側のメッセージ受信手段や状況な
どに合わせて任意にメッセージデータを選択することが
可能となり、最適なメッセージデータを使って車両へメ
ッセージを伝えることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。本実施の形態では、主道
路と従道路とが交差する交差点に設置された半感応式信
号機を例にあげて説明することにする。図1は、本実施
の形態に係る半感応式信号機が設置された交差点を上か
ら見た概略説明図である。図1に示すように、主道路1
0は、片道2車線で往復4車線の幹線道路であり、これ
と交差する従道路12は、片道1車線で往復2車線の側
道である。両者の交通量は、ここでは従道路12よりも
主道路10の方が圧倒的に多く、従道路12から交差点
11へは、間欠的に車両が進入してくる程度とする。こ
のような交差点11では、一定時間毎に信号機を主道路
10と従道路12で切り換えるようにすると、従道路1
2から交差点11へ進入してくる車両が居なくても主道
路10の車両の流れを止めることになるため、交通の流
れが非効率化してしまう。そこで、図1の交差点11に
は、半感応式信号機を設置している。この半感応式信号
機は、従道路12側に交差点11に進入しようとする車
両22を感知する車両感知手段としての車両感知機16
が設けられ、この車両感知機16で車両22を感知する
と、交通信号制御手段としての不図示の交通信号制御機
により交通信号機14a,14b,14c,14dの切
り換えタイミングを制御して、一定時間後に従道路12
の交通信号機14c,14dを「青」とし、主道路10
の交通信号機14a,14bを「赤」に変えて、車両2
2が交差点11へ進入できるようにしたものである。こ
れにより、交通の流れを効率化することができる。とこ
ろが、全ての交差点に半感応式信号機が設置されている
わけではなく、また、半感応式信号機が設置されている
か否かは、車両の運転手側から見て必ずしも明らかでな
いため、どの程度の時間待てば信号が変わるのかが分か
らず、イライラしながら待つことになる。このため、本
実施の形態の半感応式信号機では、車両感知機16で車
両を感知すると、交通信号制御手段により交通信号機の
切り換えタイミングの制御を行っている(いわゆる、リ
コール機能が働いている)ことを車両22に伝える伝達
手段(メッセージデータ送信手段)として、光通信装置
18をさらに具備している点に特徴がある。
【0007】図2は、本実施の形態に係る半感応式信号
機の概略構成を説明するブロック図であって、車両感知
機16、光通信装置18、および交通信号制御機20を
備えていて、光通信装置18から対象車両22に対して
半感応式信号機が設置された交差点であることを知らせ
るメッセージを送信する。車両22では、ナビゲーショ
ンシステムなどが搭載されていて、光通信装置18から
光や電波などを使って送られるメッセージデータを受信
すると、ナビゲーションシステムのディスプレイ上に文
字や記号で表示したり、音声案内によって半感応式信号
機が設置された交差点でリコール機能が働いていること
を運転手に知らせることができる。
【0008】図3は、本実施の形態における特徴的な光
通信装置の一構成例を示すブロック図である。図3に示
すように、光通信装置18は、交通信号制御機20の動
作状態の通知を受けるインタフェース部としての制御機
インタフェース(I/F)180、車両に対して送信す
るメッセージデータを格納しておくメッセージメモリと
してのナビ表示内容メモリ182、制御機I/F180
が交通信号制御機20から交通信号機の切り換えタイミ
ングの制御動作中であるとの通知を受けて、ナビ表示内
容メモリ182に格納されているメッセージデータを読
み出す制御部184、および、その制御部184が読み
出したメッセージデータを車両へ光通信を使って送信す
る通信部としての光通信部186などにより構成されて
いる。なお、本実施の形態では、通信部に光通信部18
6を用いているが、車両22のナビゲーションシステム
が電波でしかメッセージデータが受信できないタイプの
場合、無線通信装置を使うようにする。また、車両毎に
タイプの異なるナビゲーションシステムが搭載されてい
る場合は、何れのタイプであってもメッセージデータが
受信できるように、複数のタイプから成る通信部を備え
るようにしても良い。さらに、車両に搭載されているナ
ビゲーションシステムによっては、音声案内機能を持っ
ているもの、ディスプレイ上に文字やグラフィック表示
が可能なものなどがあり、何れのタイプのナビゲーショ
ンシステムであっても適切なメッセージが送れるよう
に、ナビ表示内容メモリ182内にはそれらに対応した
文字データ、グラフィックデータ、音声データ、あるい
は待ち時間データなどを格納しておくことができる。
【0009】図4は、光通信装置から車両へ送信された
メッセージデータのナビゲーションシステムにおけるデ
ィスプレイ表示例である。図4に示すように、ナビゲー
ションシステム30のディスプレイ32には、半感応式
信号機が設置された交差点であることを示す「信号が変
わるまでお待ち下さい」という文字表示34と、待ち時
間データに基づく信号待ち時間のグラフィック表示36
(時間の経過と共に点灯するバーが少なくなり、バーが
消えると待ち時間が終わって信号が変わる)とが表示さ
れている。なお、図4のディスプレイ表示例は、あくま
でも一例であって、これ以外にも種々の表示内容や表示
方法を採用することができる。例えば、グラフィック表
示36に代えて、信号待ち時間を数字で表わし、カウン
トダウン表示するようにしても良い。
【0010】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。図5は、本実施の形態の半感応式信号機の動作説明
図であり、図5に基づき、図1〜図4を使って説明す
る。まず、図1に示す主道路10は、幹線道路であるこ
とから車両の交通量が多く、これと交差する従道路12
は、主道路10と比べると交通量が少ない。このため、
主道路10側の交通信号機14a,14bは、通常の状
態では「青」を点灯させておいて、主道路10側の交通
の流れの方を優先させる。ここで、図1に示すように、
従道路12の交通信号機14cの手前に設けられた車両
感知機16により、車両22が従道路12を通って交差
点11に接近したことを感知すると、図5に示すように
イネーブル(enable)状態となり、その感知信号
が交通信号制御機20に送られる(図2参照)。感知信
号が交通信号制御機20に入ると、ディセーブル(di
sable)状態であった交通信号制御機20がイネー
ブル(enable)状態となり、予め設定された一定
の信号待ち時間を経た後、従道路12の交通信号機14
c,14dを「青」に変え、主道路10側の交通信号機
14a,14bを「赤」に変える。これにより、車両2
2は、従道路12から交差点11に進入して、右折、左
折、あるいは直進ができるようになる。
【0011】本実施の形態に係る半感応式信号機は、図
5に示すように、車両感知機16からの感知信号により
交通信号制御機20をイネーブル(enable)状態
にすると共に、交通信号制御機20から光通信装置18
へリコール機能が働いていることを知らせるPL1信号
が送られる。光通信装置18では、図3に示すように、
送られてきたPL1信号が制御機I/F180に入力さ
れると、制御部184は、ナビ表示内容メモリ182に
予め格納されている「信号が変わるまでお待ち下さい」
という文字データと、待ち時間データとを読み出して、
光通信部186から車両22のナビゲーションシステム
の不図示の受光部に対してパルス変調した光信号を送信
する。これを図5で見ると、交通信号制御機20のPL
1信号によって光通信装置18がイネーブル(enab
le)状態となると、「信号が変わるまでお待ち下さ
い」という文字データを車両22に対して出力する。車
両22のナビゲーションシステム30が上記のような文
字データや待ち時間データを受信すると、これを画像化
し、地図情報などが既に表示されている図4のディスプ
レイ32上に文字表示34やグラフィック表示36など
が重ねて表示される。車両22の運転手は、ナビゲーシ
ョンシステム30のディスプレイ32を見るだけで、図
1の交差点11に半感応式信号機が設置されているか否
かがわかる。具体的には、「信号が変わるまでお待ち下
さい」という文字が表示されたときには、半感応式信号
機の車両感知機16が車両を感知し、交通信号制御機2
0によって交通信号機の切り換えタイミングを制御する
リコール機能が働いていることがわかり、しばらく待っ
ているだけで確実に信号機表示が変わることを意味して
いる。特に、本実施の形態では、図4に示すように、
「信号が変わるまでお待ち下さい」という文字表示34
に加えて、信号待ちの残り時間をグラフィック表示36
したので、車両22の運転手はストレスを感じることな
く、落ち着いて信号待ちすることができる。
【0012】再び、図5に戻り、交通信号制御機20が
イネーブル(enable)状態になってから一定の信
号待ち時間と、従道路12の「青」信号時間が経過する
と、ディセーブル(disable)状態となり、この
PL1信号が光通信装置18に送信されると、「信号が
変わるまでお待ち下さい」というメッセージデータが車
両22へ送信されるのを中止して、光通信装置18から
車両22へは何も出力しないか、「リコール機能が働い
ていない」というメッセージデータを出力するようにす
る。光通信装置18では、次に交通信号制御機20がイ
ネーブル(enable)状態となったPL1信号を受
け取るまで、上記状態が継続する。また、車両感知機1
6は、車両を感知してイネーブル(enable)状態
となった後、交通信号制御機20によって信号機14c
が「青」に変わって感知領域から外れるとディセーブル
(disable)状態に戻る。このように、図5の動
作説明図では、車両感知機16、交通信号制御機20、
光通信装置18の各動作が相互に関連しており、半感応
式信号機が設置された交差点11に車両22が接近する
だけで、リコール機能が働いているか否かを車両22の
ナビゲーションシステムなどを使って運転手に直接知ら
せることができる。
【0013】以上述べたように、本実施の形態によれ
ば、交差点に接近する車両に対して半感応式信号機が設
置されている交差点か否かと、その半感応式信号機にお
いてリコール機能が働いているか否かを容易かつ確実に
運転手に知らせることができ、その構成についても既存
の信号機に対して光通信装置を追加するだけで済むこと
から、安価に構成することができる。なお、本実施の形
態では、上記メッセージを車両のナビゲーションシステ
ムを利用して表示(発声)するようにしたが、必ずしも
これに限定されるものではなく、専用の表示機を用いて
表示させたり、文字表示等の複雑な表示を行うのではな
く、半感応式信号機によるリコール機能が働いているこ
とを示す専用ランプを点灯させるだけでも勿論良い。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、主道路と従道路とが合流する交差点で、従
道路側から交差点に進入しようとする車両を車両感知手
段により感知し、交通信号制御手段によって交通信号機
の切り換えタイミングを制御していることを、伝達手段
を使って当該車両に伝えるので、半感応式信号機が設置
された交差点か否かが車両に乗った状態で容易に判別可
能となり、車両の運転手はもうすぐ信号機が変わること
がわかり、ストレスなく信号待ちをすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、伝達手段として、車両
が具備するメッセージ受信手段に対応したメッセージデ
ータを送信することが可能なメッセージデータ送信手段
を用いているので、種々の車両に対して半感応式信号機
が設置された交差点か否かを知らせるメッセージを伝え
ることができる。請求項3に記載の発明によれば、メッ
セージデータ送信手段は、インタフェース部で交通信号
制御手段からの動作状態の通知を受け取り、メッセージ
メモリには車両へ送信するメッセージデータが格納され
ていて、制御部によってインタフェース部が交通信号制
御手段から交通信号機の切り換えタイミングの制御動作
中であるとの通知を受けると、メッセージメモリからメ
ッセージデータを読み出して、通信部からそのメッセー
ジデータを車両へ送信するように構成されているので、
簡易な構成で任意のメッセージを車両に対して確実に送
信できることから、安価となり、車両運転手へ半感応式
信号機であることを確実に通知することができる。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、通信部が
光または電波の何れか一方、あるいは、両方を使って車
両に対してメッセージデータを送信するようにしたの
で、車両側が種々のメッセージ受信手段を持っていたと
しても、これらに対応したメッセージデータを送信する
ことが可能となり、できるだけ多くの車両へメッセージ
を伝えることができる。請求項5に記載の発明によれ
ば、メッセージメモリには、文字データ、グラフィック
データ、音声データ、待ち時間データのうちの少なくと
も1つを格納するようにしたので、車両側のメッセージ
受信手段や状況などに合わせて任意にメッセージデータ
を選択することが可能となり、最適なメッセージデータ
を使って車両へメッセージを伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る半感応式信号機が設置され
た交差点を上から見た概略説明図である。
【図2】本実施の形態に係る半感応式信号機の概略構成
を説明するブロック図である。
【図3】本実施の形態における特徴的な光通信装置の一
構成例を示すブロック図である。
【図4】光通信装置から車両へ送信されたメッセージデ
ータのナビゲーションシステムにおけるディスプレイ表
示例を示す図である。
【図5】本実施の形態の半感応式信号機の動作説明図で
ある。
【符号の説明】
10 主道路、 11 交差点、 12 従道路、 14a,14b,14c,14d 交通信号機、 16 車両感知機、 18 光通信装置、 182 ナビ表示内容メモリ、 180 制御機I/F、 184 制御部、 186 光通信部、 20 交通信号制御機、 22 車両、 30 ナビゲーションシステム、 32 ディスプレイ、 34 文字表示、 36 グラフィック表示

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主道路と従道路とが合流する交差点に設
    けられ、前記従道路側から交差点に進入しようとする車
    両を感知する車両感知手段と、前記車両感知機からの感
    知信号によって前記交差点に設けられた交通信号機の切
    り換えタイミングを制御する交通信号制御手段とを有す
    る半感応式信号機において、 前記車両感知手段で車両を感知し、前記交通信号制御手
    段で交通信号機の切り換えタイミングを制御しているこ
    とを前記車両に伝える伝達手段をさらに備えていること
    を特徴とする半感応式信号機。
  2. 【請求項2】 前記伝達手段は、前記車両が具備するメ
    ッセージ受信手段に対応したメッセージデータが送信可
    能なメッセージデータ送信手段であることを特徴とする
    請求項1に記載の半感応式信号機。
  3. 【請求項3】 前記メッセージデータ送信手段は、 前記交通信号制御手段から動作状態の通知を受けるイン
    タフェース部と、 前記車両に対して送信するメッセージデータを格納して
    おくメッセージメモリと、 前記インタフェース部が前記交通信号制御手段から交通
    信号機の切り換えタイミングの制御動作中であるとの通
    知を受けると、前記メッセージメモリからメッセージデ
    ータの読み出しを行う制御部と、 前記制御部が読み出したメッセージデータを前記車両へ
    送信する通信部と、 を備えていることを特徴とする請求項2に記載の半感応
    式信号機。
  4. 【請求項4】 前記通信部は、光または電波の少なくと
    も一方を使って前記車両に対してメッセージデータを送
    信することを特徴とする請求項3に記載の半感応式信号
    機。
  5. 【請求項5】 前記メッセージメモリには、文字デー
    タ、グラフィックデータ、音声データ、あるいは待ち時
    間データの少なくとも1つが格納されていることを特徴
    とする請求項3または4に記載の半感応式信号機。
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