JP2002341961A - クロック同期回路 - Google Patents

クロック同期回路

Info

Publication number
JP2002341961A
JP2002341961A JP2001149527A JP2001149527A JP2002341961A JP 2002341961 A JP2002341961 A JP 2002341961A JP 2001149527 A JP2001149527 A JP 2001149527A JP 2001149527 A JP2001149527 A JP 2001149527A JP 2002341961 A JP2002341961 A JP 2002341961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
output
clock signal
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001149527A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yokomizo
彰 横溝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001149527A priority Critical patent/JP2002341961A/ja
Publication of JP2002341961A publication Critical patent/JP2002341961A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pulse Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力クロック信号を外部トリガ信号に同期さ
せることができる、構成が簡単で、しかも入力デジタル
信号がデューティー50%の波形に整形されて出力され
る実用的なクロック同期回路を提供することにある。 【解決手段】 外部トリガ信号EX−Tに同期した内部
トリガ信号PHTを、次の外部トリガ信号EX−Tが到
来するまでの間に、入力クロック信号CKの周期Tで多
数作成し幅作成回路に加えて出力パルスを立ち上げ、一
方入力クロック信号CKのパルス幅に応じた時間幅を測
定し、測定した時間を基に入力クロック信号CKのデュ
ーティー50%に対応するタイミング位置を算出し、出
力パルスが立ち上がってから上記算出されたデューティ
ー50%に対応するタイミング位置で一致出力を作成
し、それを幅作成回路に加えてデューティー50%に対
応するタイミング位置で出力パルスを立ち下げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック信号と他
の信号とを同期させるクロック同期回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、周波数が入力周波数と同じで位相
が外部トリガ信号の位相位置と一致する信号を作り出す
クロック同期回路として、図21及び図22に示すもの
がある(特願平8−303475号)。即ち、外部トリ
ガ信号(EX−T)に同期した内部トリガ信号(PH
S)を、次の外部トリガ信号(EX−T)が到来するま
での間に、入力クロック信号の周期(T)で多数作成
し、これを第1のデューティー決定回路(130)と第
2のデューティー決定回路(140)とに時間的に前後
して分け与え(SET−A1,SET−A2)、交互
に、内部トリガ信号の位置から入力クロック信号の周期
のデューティー50%に対応するタイミング位置を計測
し、内部トリガ信号(SET−A1,SET−A2)の
位置で出力パルスを立ち上げ、上記計測されたデューテ
ィー50%に対応するタイミング位置(SA1,SA
2)で出力パルスを立ち下げるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のクロック同期回
路では、外部トリガ信号(EX−T)を受けてから、出
力パルスを立ち上げるまでには多くの素子を経由するた
め、出力パルスの立ち上がりが、外部トリガ信号(EX
−T)を受けてから必要以上に遅れてしまうという欠点
を有している。例えば図21に示す従来の技術では、外
部トリガ信号(EX−T)は、タイミング発生回路20
1のD−FFを経て、一方はAND−A,ORゲートを
経由してフリップフロップ(D−FF−RA)211に
加えられると共に、他方はAND−B,ORゲートを経
由して他方のフリップフロップ(D−FF−RB)21
2に加えられ、これら2つのフリップ出力は、一方はA
NDゲート213,214を経由してSET−A1,S
ET−A2となって出力され、他方はANDゲート21
5,216を経由してSET−B1,SET−B2とな
って出力される。そしてこれらの信号は、図22のOR
−11を通過し、最後のPD−FF154のプリセット
入力に加えられた後、ようやく出力が立ち上がる。
【0004】また、外部トリガ信号(EX−T)には、
多数の素子が関係する構成となっているため、素子の増
加要因となり、コストが高くなると共に、消費電力が増
大する等の欠点を有している。
【0005】更に図23で示すように、図21のタイミ
ング発生回路202で作成されるBLOCK−SEL信
号の立ち上がりのタイミングと外部トリガ信号(EX−
T)の到来するタイミングとがほぼ同時の場合、図21
のフリップフロップ(D−FF−RA)211はメタス
テーブル状態となり、そのD−FF−RA−Q及びD−
FF−FA−QN各出力には、図23で示すように時間
td1の細いヒゲ状のパルスが一瞬出力され、その後安
定状態となることがある。この細いヒゲ状のパルスは、
それ以降の素子であるANDゲート213または21
4、あるいは図22のフリップフロップ91または92
等の動作を確実に行えるだけのパルス幅ではない。その
結果従来のクロック同期回路では、外部トリガ信号(E
X−T)を受けてから、出力クロックが立ち上がる迄の
時間が、図23の時間td1だけ不規則に変化すること
になる。つまり図21及び図22で示した従来の方法で
は、この時間td1だけジッタが増大する可能性がある
という欠点を有している。
【0006】本発明は、前述した欠点に鑑み、上記外部
トリガ信号(EX−T)に関連する素子数を低減させ、
外部トリガ信号(EX−T)が到来した時から出力が立
ち上がるまでの時間遅れを低減させると共に消費電力を
抑え、更にコストも低減することができるクロック同期
回路を提供することを目的としている。
【0007】本発明の他の目的は、上記外部トリガ信号
(EX−T)に関連したフリップフロップを削減して、
不要なジッタの増加を抑えることのできるクロック同期
回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明のクロック同期回路において
は、外部トリガ信号を受けたときに応じた入力クロック
信号の位相位置で内部トリガ信号を作成して出力する位
相トリガ作成回路と、該位相トリガ作成回路からの内部
トリガ信号を受け、出力すべき同期クロック信号の立ち
上げ動作を行い、一致回路からの一致信号を受け出力す
べき同期クロック信号の立ち下げ動作を行う幅作成回路
と入力クロック信号を受け、その周期に応じたタイミン
グ信号を作成して出力するタイミング発生回路と該タイ
ミング発生回路からのタイミング信号を受け、入力クロ
ック信号の周期に応じた時間幅を測定し、その時間幅測
定結果に応じた論理データを出力する時間幅測定回路と
時間幅測定結果に応じた論理データを受け、その論理デ
ータに対してタイミング発生回路の設定に応じた演算を
行い、入力クロック信号の半周期分に相当する演算結果
を出力する演算回路と幅作成回路からの同期クロック信
号を受け、その信号の立ち上がりからの継続時間に応じ
たカウント値を出力する実測回路と演算回路からの演算
結果と、実測回路からのカウント値を受け、双方が一致
したことを示す一致信号を出力する一致回路とから構成
されることを特徴とする。なお、出力のデューティー値
の精度を高め且つ製造コストを低減させるためには、実
用上はこうした構成が好ましい。
【0009】また、請求項2記載の本発明のクロック同
期回路は、上記演算回路は上記時間幅測定回路からの論
理データを受け、その論理データに対して上記タイミン
グ発生回路、上記時間幅測定回路及び上記実測回路の設
定に応じた演算を行い、その演算結果を出力することを
特徴とするクロック同期回路である。
【0010】上記のように構成されたクロック同期回路
においては、外部トリガ信号(EX−T)に関連する素
子数を低減したため、外部トリガ信号(EX−T)が到
来した時から出力が立ち上がるまでの時間遅れが低減さ
れると共に消費電力が抑えられ、更にコストも低減され
る。また、外部トリガ信号(EX−T)に関連したフリ
ップフロップを削減したため、不要なジッタの増加を抑
えられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下には、本発明によるクロック
同期回路を適用した複数の実施の形態について、図1〜
図23を参照して詳細に説明する。
【0012】[第1の実施の形態] [構成]図1は、第1の実施の形態に係るクロック同期
回路のブロック回路図であり、請求項1記載の本発明に
対応する。また、図2及び図3は、図1の動作の概要を
示すタイミングチャートである。この図1に示すよう
に、第1の実施の形態に係るクロック同期回路は、位相
トリガ作成回路1,タイミング発生回路2,時間幅測定
回路3,演算回路4,幅作成回路5,一致回路6,実測
回路7から構成されている。以下には、各回路1〜7の
構成について順次説明する。なお、図1〜図3におい
て、CKは位相トリガ作成回路1及びタイミング発生回
路2に入力される入力クロック信号であり、繰り返し周
波数は一定(周期T)であるが、デューティーは変動す
ることがある。また、外部トリガ信号EX−Tは、入力
クロック信号CKとは非同期の関係にあるトリガ信号で
ある。また、時間幅測定回路3及び実測回路7の双方の
遅延ライン発振器31及び71における各々の発振出力
OSK31とOSK71とは、同一周波数である。
【0013】(1)位相トリガ作成回路1 位相トリガ作成回路1には、タイミング発生回路11,
位相位置付与回路10A及び10B,ORゲート12及
び13が備えられ、外部トリガ信号EX−Tと入力クロ
ック信号CKを受けて、外部トリガ信号EX−Tを受け
たときに応じた入力クロック信号CKの位相位置で内部
トリガ信号PHTを作成して出力するように設けられて
いる。
【0014】(1−1)タイミング発生回路11 タイミング発生回路11は、入力クロック信号CKを受
けると、どちらか一方が常にHレベルとなる発振制御信
号CT1及びCT2を作成し出力するように設けられて
いる。このようなタイミング発生回路11には、図5の
回路図に示すように、遅延回路101,ORゲート10
2,NANDゲート103が備えられおり、各々の構成
は以下のように設けられている。なお、図6はその動作
を示すタイミングチャートである。
【0015】すなわち、遅延回路101は、入力クロッ
ク信号CKを受けると、その信号を一定時間td11遅
延させ、遅延クロック信号CKDを作成し出力する。O
Rゲート102は、遅延クロック信号CKDと入力ロッ
ク信号CKを受けると、入力クロック信号CKのHレベ
ルの幅を一定時間td11だけ広げ、発振制御信号CT
1を作成し出力する。NANDゲート103は、遅延ク
ロック信号CKDと入力クロック信号CKを受けると、
入力クロック信号CKを反転させた信号のHレベルの幅
を一定時間td11だけ広め、発振制御信号CT2を作
成し出力する。
【0016】(1−2)位相位置付与回路10A及び1
0B 位相位置付与回路10Aは、発振制御信号CT1と外部
トリガ信号EX−Tを受け、外部トリガ信号EX−Tを
受けたとき(例えば、図2及び図3の時刻t20)、H
レベルとなっている発振制御信号CT1の位相位置を記
憶し、記憶に応じた発振制御信号CT1の位相位置で内
部トリガ信号PH1を作成し出力するように設けられて
いる。なお、図2及び図3の各々のx1は、この発振制
御信号CT1のHレベルの位相位置を示したものであ
る。
【0017】これに対して位相位置付与回路10Bは、
発振制御信号CT2と外部トリガ信号EX−Tを受け、
外部トリガ信号EX−Tを受けたとき(例えば図2及び
図3の時刻t30)Hレベルとなっている発振制御信号
CT2の位相位置を記憶し、記憶に応じた発振制御信号
CT2の位相位置で内部トリガ信号PH2を作成し出力
するように設けられている。また、図2及び図3の各々
のy1は、この発振制御信号CT2のHレベルの位相位
置を示したものである。
【0018】図16は、このような位相トリガ作成回路
1の位相位置付与回路10A及び10Bの一例を示す回
路図である。また、この図16による構成は、以下に述
べる第2の実施の形態である図13及び図15で示す位
相トリガ作成回路1の各位相位置付与回路の一例として
も良い。なお、図16は、その入出力の信号名が位相位
置付与回路10Aに対応したものとなっているが、位相
位置付与回路10Bでは発振制御信号CT1を発振制御
信号CT2に置き換え、同じく内部トリガ信号PH1を
PH2に置き換えるものとする。また、以上の事柄は、
以下に述べる第2の実施の形態である図16を図13及
び図15で示す位相トリガ作成回路1の各位相位置付与
回路の実施例として用いた場合も同様である。以下、図
16に示す位相位置付与回路10Aを説明する。
【0019】図16の位相位置付与回路10Aには、遅
延ライン発振器(DL−OSC)40,カウンタ50,
ラッチ51,一致回路52,ORゲート53,ANDゲ
ート54が備えられており、各々の構成は次のように設
けられている。
【0020】(1−2−1)遅延ライン発振器40 遅延ライン発振器40は、外部トリガ信号EX−Tと位
相トリガ作成回路1のタイミング発生回路11から発振
制御信号CT1を受け、発振制御信号CT1がHレベル
の間発振を行い、発振出力CCKを作成し出力するよう
に設けられている。この図16の遅延ライン発振器40
は、その構成及び動作が図7で示す遅延ライン発振器3
1と同一であるため、その説明は省略する。なお、該図
16の遅延ライン発振器40は、図7で示した遅延ライ
ン発振器31の構成と必ずしも同一である必要はなく、
各々の出力の繰り返し周波数も同一である必要はない。
したがって、該図16の遅延ライン発振器40は、図1
1または図12で示す構成としても良い。ただし、相互
で入出力の信号名が異なるため周期計測信号2CKWは
発振制御信号CT1に、発振出力OSK31は発振出力
CCKにそれぞれ置き換えるものとする。
【0021】(1−2−2)カウンタ50 位相位置付与回路10Aは、そのクリアー入力CLにH
レベルの発振制御信号CT1を受けカウント可能な状態
となり、そのクロック入力CKに遅延ライン発振器40
から発振出力CCKを受けてそのカウント動作を行い、
カウント出力Q1〜Qnを作成し出力するように設けら
れている。
【0022】(1−2−3)ラッチ51 ラッチ51は、そのデータ入力D1〜Dnにカウンタ5
0からカウント出力Q1〜Qnを受け、そのクロック入
力CKに外部トリガ信号EX−Tを受け、外部トリガ信
号EX−Tを受けときのデータ入力D1〜Dnの値を保
持してラッチ出力Q1〜Qnを作成し出力するように設
けられている。
【0023】(1−2−4)一致回路52 一致回路52は、一方の側のデータ入力A1〜Anにカ
ウンタ50からカウント出力Q1〜Qnを受け、他方の
側のデータ入力B1〜Bnにラッチ51からラッチ出力
Q1〜Qnを受け、両側のデータ入力が一致したとき一
致出力SAを作成し出力するように設けられている。
【0024】(1−2−5)ORゲート53 ORゲート53は、ラッチ51からラッチ出力Q1〜Q
nを受け、受けたラッチ出力Q1〜Qn全てがLレベル
でないときNゼロ検出信号ZDTを作成し出力するよう
に設けられている。
【0025】(1−2−6)ANDゲート54 ANDゲート54は、ORゲート53からのNゼロ検出
信号ZDTと一致回路52から一致出力SAを受け、N
ゼロ検出信号ZDTを受けている間は一致出力SAを通
過させ、内部トリガ信号PH1を作成し出力するように
設けられている。
【0026】(1−3)ORゲート12及び13 ORゲート12は、外部トリガ信号EX−Tと各発振制
御信号CT1,CT2との位相関係を、外部トリガ信号
EX−Tと入力クロック信号CKとの関係に変換するた
めのものである。このようなORゲート12は、内部ト
リガ信号PH1及びPH2を受けると、外部トリガ信号
EX−Tを受けたときに応じた入力クロック信号CKの
位相位置で内部トリガ信号PHSを作成して出力するよ
うに設けられている。これは、図2及び図3における各
々のx1またはy1の位置で内部トリガ信号PHSが出
力されているとおりである。
【0027】なお、位相位置付与回路10A及び10B
の構成によっては、外部トリガ信号EX−Tを受けたと
き、位相トリガ作成回路1のORゲート12から内部ト
リガ信号PHSが出力されない場合がある。図3は、そ
のような構成における本実施例の動作を示したものであ
る。すなわち、位相位置付与回路10A及び10Bで
は、図3の時刻t20及びt30において、内部トリガ
信号PH1及びPH2が出力されない。そのため、当該
時刻にORゲート12から内部トリガ信号PHSが出力
されない。
【0028】ORゲート13は、このような問題に対応
すべく、位相位置付与回路10A及び10Bの構成によ
り外部トリガ信号EX−Tを受けたとき、結果としてO
Rゲート12が内部トリガ信号PHSが出力されない場
合でも、ORゲート13で受けた外部トリガ信号EX−
Tをそのまま通過させることにより、ORゲート13が
内部トリガ信号PHTを作成し出力することができるよ
うに設けられている。
【0029】よって、ORゲート13は、外部トリガ信
号EX−Tと内部トリガ信号PHSを受け、外部トリガ
信号EX−Tを受けたときに応じた入力クロック信号C
Kの位相位置で内部トリガ信号PHTを作成して出力す
ることが可能となる。なお、位相トリガ作成回路1のO
Rゲート13は、位相位置付与回路10A、10Bの構
成によっては省略することもできる。
【0030】(1−4)まとめ 以上のとおり、本実施例の位相トリガ作成回路1では、
外部トリガ信号EX−Tと入力クロック信号CKを受
け、外部トリガ信号EX−Tを受けたとき(図2及び図
3の時刻t20及びt30)に応じた位相位置(図2及
び図3の各x1及びy1の位置)で内部トリガ信号PH
Tを作成し出力されることになる。
【0031】(2)タイミング発生回路2 タイミング発生回路2には、カウンタ20及びパルス幅
拡幅回路21が備えられ、入力クロック信号CKをカウ
ンタ20によってカウントし、該カウンタの設定により
定められ入力クロック信号CKの周期に応じた基準周期
信号2ECKを作成して出力するとともに、入力クロッ
ク信号CKの周期に応じた時間幅を有し、しかも基準周
期信号2ECKよりも若干遅れた位置まで継続して出力
する周期計測信号2CKWを作成して出力するように設
けられている。以下、このカウンタ20及びパルス幅拡
幅回路21について、より詳細に説明する。
【0032】(2−1)カウンタ20 カウンタ20は、入力クロック信号CKを受けて該クロ
ック信号のカウント動作を行い、該カウンタ20のカウ
ント値の設定に対応して入力クロック信号CKの周期に
応じた基準周期信号2ECKを作成して出力するように
設けられている。図2及び図3では、カウンタ20は、
1/4カウンタとして動作している。そのためカウンタ
20は、入力クロック信号CKの2周期に応じた基準周
期信号2ECKを作成して出力する。
【0033】(2−2)パルス幅拡幅回路21 パルス幅拡幅回路21は、基準周期信号2ECKを受け
て、入力クロック信号CKの周期に応じた時間幅を有
し、しかも基準周期信号2ECKよりも若干遅れた位置
(図2及び図3の例では、入力クロック信号CKの2周
期に応じた時間幅を有し、基準周期信号2ECKよりも
時間dtだけ若干遅れた位置)まで継続して出力する周
期計測信号2CKWを作成して出力するように設けられ
ている。図7は、このようなパルス幅拡幅回路21の回
路図を示すものであり、図8は、図7の動作を示すタイ
ミングチャートである。この図7のパルス幅作成回路2
1には、遅延回路110,ORゲート111が備えられ
ており、各々の構成は以下のように設けられている。
【0034】遅延回路110は、基準周期信号2ECK
を受け、その信号を一定時間dt遅延させて基準遅延信
号DCKを作成し出力する。また、ORゲート111
は、基準周期信号2ECKと基準遅延信号DCKを受け
ると、入力クロック信号CKの周期に応じた時間幅を有
し、基準周期信号2ECKよりも若干遅れた位置(図
8、図2及び図3では、基準周期信号より時間dtだけ
遅れている)まで継続して出力する周期計測信号2CK
Wを作成して出力する。
【0035】(3)時間幅測定回路3 時間幅測定回路3には、遅延ライン発振器(DL−OS
C)31,カウンタ32,ラッチ33が備えられ、タイ
ミング発生回路2から基準周期信号2ECKと周期計測
信号2CKWを受け、周期計測信号2CKWを受けてい
る間に行われた遅延ライン発振器31の発振出力(OS
K31)をカウンタ32によりカウントし、そのカウン
ト値を基準周期信号2ECKのタイミングでラッチ33
によりラッチし、このラッチ33の出力Q1〜Qnを入
力クロック信号CKの周期に応じた時間幅測定結果とし
て出力するように設けられている。そして、この遅延ラ
イン発振器(DL−OSC)31,カウンタ32,ラッ
チ33は、それぞれ以下のように設けられている。
【0036】(3−1)遅延ライン発振器31 遅延ライン発振器31は、周期計測信号2CKWを受け
て発振動作を開始し、発振出力OSK31を作成し出力
するように設けられている。このような遅延ライン発振
器31には、図9の回路図に示すように、NANDゲー
ト41a,インバータ41b及び41cが備えられてお
り、各々の構成は以下のように設けられている。なお、
図10はその動作を示すタイミングチャートである。
【0037】NANDゲート41aは、周期計測信号2
CKWとインバータ41cからの帰還信号FCを受け、
一次クロック信号NCTを作成し出力するように設けら
れている。また、インバータ41bは、一次クロック信
号NCTを受けて反転動作を行い、遅延ライン発振器3
1の出力信号である発振出力OSK31を作成し出力す
るように設けられている。さらに、インバータ41cは
発振出力OSK31を受けて帰還動作を行い、帰還信号
FCを作成し出力するように設けられている。
【0038】上記のような遅延ライン発振器31の動作
について、以下、図10を用いて時間の経過とともに説
明する。なお、NANDゲート41a,インバータ41
b及び41cの遅延時間は、それぞれ順にtda,td
b,tdcであると仮定する。
【0039】まず、時刻t01に至るまでは、周期計測
信号2CKWはLレベルであり、該周期計測信号2CK
Wを受けたNANDゲート41aは、一次クロック信号
NCTをHレベルにする。またHレベルの一次クロック
信号NCTを受けたインバータ41bは、発振出力OS
K31をLレベルとし、このLレベルの発振出力OSK
31を受けたインバータ41cは、帰還信号FCをHレ
ベルにする。
【0040】次に、時刻t01で、周期計測信号2CK
WがHレベルに変化する。その時Hレベルの帰還信号F
Cと、Hレベルの周期計測信号2CKWを受けたNAN
Dゲート41aは、時刻t01より遅延時間tdaだけ
遅れて一次クロック信号NCTをLレベルに変化させ
る。
【0041】時刻t01より時間tda遅れてLレベル
となった一次クロック信号NCTを受けたインバータ4
1bは、このLレベルとなった一次クロック信号NCT
を受けたタイミングから更に遅延時間tdbだけ遅れ
て、発振出力OSK31をHレベルに変化させる。
【0042】時刻t01より時間(tda+tdb)遅
れてHレベルとなった発振出力OSK31を受けたイン
バータ41cは、このHレベルとなった発振出力OSK
31を受けたタイミングから遅延時間tdcだけ遅れ
て、帰還信号FCをLレベルに変化させる。
【0043】時刻t01より時間(tda+tdb+t
dc)遅れてLレベルとなった帰還信号FCと、すでに
Hレベルであった周期計測信号2CKWを受けたNAN
Dゲート41aは、遅れてLレベルとなった帰還信号F
Cを受けたタイミングから更に遅延時間tdaだけ遅れ
て、一次クロック信号NCTをHレベルに変化させる。
【0044】以下、時刻t02で周期計測信号2CKW
がLレベルに変化するまで同様の変化が繰り返される。
【0045】よって、遅延ライン発振器31は、その入
力にHレベルの周期計測信号2CKWを受けると、周期
が2×(tda+tdb+tdc)の発振出力OSK3
1を作成し出力することになる。
【0046】(3−2)カウンタ32 カウンタ32は、そのクリア入力CLに周期計測信号2
CKWを受けて(例えば図2及び図3では、時刻ta1
から)カウント動作が可能となり、そのクロック入力C
Kに発振出力OSK31を受けて、該発振出力OSK3
1のカウント動作を開始し、周期計測信号2CKWの立
ち上がりからの時間幅に応じて変化するカウント出力Q
1〜Qnを作成し出力するように設けられている。
【0047】(3−3)ラッチ33 ラッチ33は、そのデータ入力D1〜Dnにカウンタ3
2からのカウンタ出力Q1〜Qnを受けてラッチ動作を
待機し、そのクロック入力CKに基準周期信号2ECK
の立下りを受けて(例えば図2及び図3では、時刻tb
1のタイミングで)、そのデータ入力D1〜Dnに受け
ていたカウント出力Q1〜Qnをラッチし、該カウント
出力を次の基準周期信号2ECKの立下り時まで保持す
るラッチ出力Q1〜Qnを作成し出力するように設けら
れている。
【0048】ところで、図2及び図3の例では、時刻t
a1から時刻tb1間は、入力クロック信号CKの2周
期分の時間幅である。この間に,遅延ライン発振器31
は、「32」クロック分の発振出力OSK31を作成出
力し、該発振出力OSK31を受けた時間幅測定回路3
のカウンタ32は、時刻tb1において入力クロック信
号CKの2周期分の時間幅に応じた「32」カウントに
相当するカウント出力Q1〜Qnを作成し出力する。
【0049】また、ラッチ33は、この時刻tb1にそ
のデータ入力D1〜Dnに受けたカウンタ32からのカ
ウント出力Q1〜Qnをラッチするため、入力クロック
信号CKの2周期分に応じた時間幅測定結果として「3
2」に相当するラッチ出力Q1〜Qnを作成し出力す
る。
【0050】なお、時間幅測定回路3は、タイミング発
生回路2のカウンタ20の設定の変更、即ちカウンタ2
0のカウント値を変更してn周期分(nは正の整数)に
おける測定を行っても良い。いずれにせよ、ラッチ出力
Q1〜Qnは、入力クロック信号CKの周期に応じた時
間幅測定結果となり、その周期はタイミング発生回路2
のカウンタ20の設定に応じて変化することとなる。
【0051】(4)演算回路4 演算回路4は、その入力X1〜Xnに時間幅測定回路3
におけるラッチ33の出力Q1〜Qnを受け、それらに
対してタイミング発生回路2の設定に応じた演算を行
い、その演算結果を入力クロック信号CKの半周期分
(T/2)に相当する演算出力Y1〜Ynとして出力す
るように設けられている。
【0052】上記のとおり、図2及び図3におけるタイ
ミング発生回路2のカウンタ20は、1/4カウンタと
して動作している。そのため、時間幅測定回路3は、入
力クロック信号CKの2周期分に応じた時間幅を測定
し、その測定結果として時間幅測定回路3のラッチ33
の出力に「32」に相当するラッチ出力を作成し出力す
る。つまり、演算回路4は、時間幅測定回路3のラッチ
33から入力クロック信号CKの2周期分に応じた時間
幅測定結果として「32」に相当するラッチ出力を受け
ることになる。そこで、演算回路4では、入力クロック
信号CKの2周期分を半周期分に変換するためこの「3
2」に相当するラッチ出力に対し1/4の演算が行われ
る。その結果、演算回路4は、入力クロック信号CKの
半周期分として「8」に相当する演算結果をその演算出
力Y1〜Ynに出力することとなる。すなわち、図2及
び図3での入力クロック信号CKの半周期分は、時間幅
測定回路3における遅延ライン発振器31の発振出力O
SK31で、「8」クロック分に相当する時間の長さと
なる。
【0053】なお、タイミング発生回路2のカウンタ2
0の設定変更を行い、時間幅測定回路3が入力クロック
信号CKのn周期分(nは正の整数)に応じた時間幅測
定結果を出力する場合、演算回路4は、入力クロック信
号CKのn周期分を半周期分に変換するため、時間幅測
定回路3のラッチ出力Q1〜Qnに対して1/2nの演
算を行うこととなる。
【0054】(5)実測回路7 実測回路7には、遅延ライン発振器(DL−OSC)7
1及びカウンタ73が備えられ、幅作成回路5から同期
クロック信号PHCKを受けると、遅延ライン発振器7
1は該同期クロック信号PHCKを受けている間、発振
動作を行い、カウンタ73は同期クロック信号PHCK
を受けている間、そのクロック入力に受けた遅延ライン
発振器の発振出力(OSK71)をカウントし、同期ク
ロック信号PHCKのデューティー値の変化を該カウン
タ73の出力Q1〜Qnの変化に置き換えて出力するよ
うに設けられている。そして、この遅延ライン発振器
(DL−OSC)71及びカウンタ73は、それぞれ以
下のように設けられている。
【0055】(5−1)遅延ライン発振器71 遅延ライン発振器71は、幅作成回路5から同期クロッ
ク信号PHCKを受けて発振動作を開始し、発振出力O
SK71を作成し出力するように設けられている。この
遅延ライン発振器71は、時間幅測定回路3の遅延ライ
ン発振器31と同一の構成とすることが可能であり、具
体的には、時間幅測定回路3の遅延ライン発振器31を
示す図9、図11または図12の構成とすることができ
る。その場合、遅延ライン発振器相互で信号名称が異な
るため、図9の周期計測信号2CKWは遅延ライン発振
器71においては同期クロック信号PHCKに置き換
え、発振出力OSK31は、同様に発振出力OSK71
に置き換えることになる。なお、実測回路7の遅延ライ
ン発振器71と時間幅測定回路3の遅延ライン発振器3
1は、各々の発振出力OSK31とOSK71が同一周
波数であるとして説明したが、これら遅延ライン発振器
71と遅延ライン発振器31を同一の構成とした場合、
各々の発振出力OSK31とOSK71は同様の特性と
なり、各々の出力周波数も同様となることから、実用上
はコスト面も含め実測回路7の遅延ライン発振器71と
時間幅測定回路3の遅延ライン発振器31は、同一の構
成とすることが望ましい。
【0056】(5−2)カウンタ73 カウンタ73は、そのクリア入力CLに同期クロック信
号PHCKを受けてカウント可能な状態となり(例えば
図2及び図3の時刻t20及びt30)、そのクロック
入力CKに発振出力OSK71を受けてそのカウント動
作を行い、同期クロック信号PHCKのパルス幅の増
加、つまり同期クロック信号PHCKのデューティー値
の変化を、カウンタ73の出力Q1〜Qnの変化に置き
換えて出力するように設けられている。
【0057】(6)一致回路6 一致回路6は、演算回路4から受けた入力クロック信号
CKの半周期分に相当する演算出力Y1〜Ynを一方の
側の入力A1〜Anに受けるとともに、実測回路7から
同期クロック信号PHCKのデューティー値に応じて変
化するカウンタ73の出力Q1〜Qnを他方の側の入力
B1〜Bnに受け、両側の入力値が一致したときに一致
出力SAを出力し、同期クロック信号PHCKのデュー
ティーが50%のパルス幅に達したことを、一致出力S
Aの出力に置き換えて出力するように設けられている。
【0058】上記のように、図2及び図3において一致
回路6は、タイミング発生回路2、時間幅測定回路3及
び演算回路4の働きにより演算回路4から入力クロック
信号CKの半周期分に相当する演算出力として「8」に
相当する演算出力を一方の側の入力A1〜Anに受けて
いる。すなわち、図2及び図3において、入力クロック
信号CKの半周期分は、時間幅測定回路3の遅延ライン
発振器31の発振出力OSK31では「8」クロック分
に相当する。また、時間幅測定回路3及び実測回路7の
遅延ライン発振器31及び71は、その各々の発振出力
OSK31及びOSK71が同一の周波数であるため入
力クロック信号CKの半周期分は、発振出力OSK71
でも「8」クロック分に相当することになる。そこで実
測回路7のカウンタ73は、そのクリア入力CLに同期
クロック信号PHCKを受けてカウント可能な状態とな
り(例えば図2及び図3の時刻t20及びt30)、そ
のクロック入力CKに発振出力OSK71を受けてその
カウント動作を行い、発振出力OSK71が「8」クロ
ック分出力し、それをうけたカウンタ73が「8」に相
当するカウント出力Q1〜Qnを出力すると(例えば図
2及び図3の時刻t21及びt31)一致回路6は、そ
の両側の入力が「8」となって一致し、一致出力SAを
作成し出力する。つまり、一致回路6が一致出力SAを
出力する位置は、図2及び図3の時刻t20及びt30
から見れば入力クロック信号CKの半周期分となり、一
致回路6は、同期クロック信号PHCKのデューティー
が50%のパルス幅に達したことを一致出力SAの出力
に置き換えて出力しているのである。
【0059】(7)幅作成回路5について 幅作成回路5には、RSフリップフロップ(RS−F
F)5aが備えられ、そのRSフリップフロップ(RS
−FF)5aのセット入力Sに、位相トリガ作成回路1
において外部トリガ信号EX−Tを受けたときに応じた
入力クロック信号CKの位相位置(図2及び図3の各x
1またはy1の位置)で作成された内部トリガ信号PH
Tを受けると、出力すべき同期クロック信号PHCKの
立ち上げ動作を行うように設けられている。また、出力
すべき同期クロックPHCKのデューティーが50%つ
まり半周期(T/2)の位置に達すると、幅作成回路5
は、そのRS−FF5aのリセット入力Rに一致回路6
から一致出力SAを受け、出力すべき同期クロック信号
PHCKの立ち下げ動作を行うようにも設けられてい
る。図2及び図3の時刻t21及びt31は、その例を
示したものである。
【0060】すなわち、時刻t21で、一致出力SAを
受けた幅作成回路5は、同期クロック信号PHCKをL
レベルに立ち下げるので、同期クロック信号PHCK
は、入力クロック信号CKの半周期分で立ち下がること
になる。なお、図2及び図3の各x1の位置及び各y1
の位置は、入力クロック信号CKの同一位相位置であ
る。そのため同期クロック信号PHCKの周期は入力ク
ロック信号CKと同一であり、同様に繰り返し周波数も
入力クロック信号CKと同一となる。
【0061】(8)まとめ 以上のとおり、図1に示す本実施の形態のクロック同期
回路は、外部トリガ信号EX−Tに同期し、入力クロッ
ク信号CKと同一の繰り返し周波数で、しかもデューテ
ィー50%に対応するタイミング位置で立ち下がる同期
クロック信号PHCKを作成し出力するように設けられ
ている。
【0062】[作用・効果] (1)位相位置付与回路10Aの動作について まず、図16の位相位置付与回路10Aの動作を、図1
7を用いて説明する。
【0063】時刻<t10:図17の時刻t10に至る
までは、発振制御信号CT1はLレベルであり、その信
号を受けた遅延ライン発振器40は、発振を停止してそ
の発振出力CCKはLレベルである。同様に、Lレベル
の発振制御信号CT1を受けたカウンタ50は、そのク
リアー入力CLがLレベルとなり、カウンタ50はクリ
アー状態となってのその出力Q1〜QnはLレベルとな
る。尚、図17ではカウンタ50及びラッチ51は、4
ビットの構成とした。
【0064】t10≦時刻<t20:図17の時刻t1
0で発振制御信号CT1はHレベルとなり、その信号を
受けた遅延ライン発振器40は、発振を開始し発振出力
CCKを作成し出力する。同様に、そのクリアー入力C
LにHレベルの発振制御信号CT1を受けたカウンタ5
0は、カウント可能な状態となり、そのクロック入力C
Kに受けた発振出力CCKをカウントし、カウント出力
Q1〜Qnを作成し出力する。
【0065】t20≦時刻≦t21:図17の時刻t2
0で外部トリガ信号EX−Tが到来すると、その信号を
受けたラッチ51は、そのデータ入力に受けたカウンタ
50のカウント出力Q1〜Qnをラッチし、ラッチ出力
Q1〜Qnを作成し出力する。ラッチ51は、これらの
出力を次の外部トリガ信号EX−Tの到来まで保持す
る。一致回路52は、その一方の側の入力にカウンタ5
0のカウント出力Q1〜Qnを受け、他方の側の入力に
ラッチ出力Q1〜Qnを受けるが、ラッチ51及び一致
回路52の遅延時間を無視すれば、時刻t20において
両側のデータは一致する。そこで一致回路52は時刻t
20でHレベルの一致出力SAを作成し出力し、その状
態が時刻t21まで継続する。ORゲート53は、ラッ
チ51の出力Q1〜Qnを受けるが、図17ではラッチ
51の各出力は、Q1=H,Q2=L,Q3=H,Q4
=Lとなり受けたラッチ出力全てがLレベルとはなって
いないため、HレベルのNゼロ検出信号ZDTを作成し
出力する。このORゲート53が出力するNゼロ検出信
号ZDTは、次の外部トリガ信号EX−Tの到来まで変
化しない。ANDゲート54は、その一方の入力にHレ
ベルのNゼロ検出信号ZDTを受けて、他方の入力に受
けた一致回路52から出力されるHレベルの一致出力S
Aを通過させ、内部トリガ信号PH1を作成し出力し、
その状態が時刻t21まで継続する。
【0066】t21<時刻<t26:図17の時刻t2
1からt26の区間においては、カウンタ50はそのカ
ウント値を増して行くが、それを受けた一致回路52
は、その双方の入力がもはや一致しなくなり一致出力S
Aを出力しない。
【0067】t26≦時刻<t30:図17の時刻t2
6で発振制御信号CT1はLレベルとなり、その信号を
受けた遅延ライン発振器40は、発振を停止しその発振
出力CCKはLレベルとなり、その状態は時刻t30ま
で継続する。同様に、Lレベルの発振制御信号CT1を
受けたカウンタ50は、そのクリアー入力CLがLレベ
ルとなり、カウンタ50はクリアー状態となってその出
力Q1〜QnはLレベルとなり、その状態は時刻t30
まで継続する。
【0068】t30≦時刻<t34:図17の時刻t3
0で発振制御信号CT1は再びHレベルとなり、その信
号を受けた遅延ライン発振器40は、発振を開始し発振
出力CCKを作成し出力する。同様に、そのクリアー入
力CLにHレベルの発振制御信号CT1を受けたカウン
タ50は、カウント可能な状態となり、そのクロック入
力CKに受けた発振出力CCKをカウントし、カウント
出力Q1〜Qnを作成し出力する。
【0069】t34≦時刻≦t35:図17の時刻t3
4に達すると、一致回路52は、その一方の側の入力で
受けたラッチ51のラッチ出力Q1〜Qnと、他方の側
の入力で受けたカウンタ50のカウント出力Q1〜Qn
の相互のデータが一致し、図17の時刻t20と同様H
レベルの一致出力SAを作成し出力する。このときOR
ゲート53は、時刻t20と同様HレベルのNゼロ検出
信号ZDTを出力しているので、両信号を受けたAND
ゲート54は、一致回路52から受けたHレベルの一致
出力SAを通過させ、内部トリガ信号PH1を作成し出
力する。ところで、図17において外部トリガ信号EX
−Tの到来した時刻t20と、位相位置付与回路10A
が内部トリガ信号PH1を作成し出力した時刻t34と
を比較すると、両時刻は発振制御信号CT1を基準に考
えれば、発振制御信号CT1の同一の位相位置(図17
では、各々x1で示した位相位置)となる。
【0070】なお、図18は、図16で示す位相位置付
与回路10Aの動作を示す別のタイミングチャートであ
るが、図17とは異なり、外部トリガ信号EX−Tを受
けたとき(図18の時刻t28で示す位置)は、発振制
御信号CT1がLレベルとなっている。図16のORゲ
ート53は、このようなタイミングで外部トリガ信号E
X−Tを受けても、位相位置付与回路10Aが誤った位
相位置で内部トリガ信号PH1を出力できないようにす
るため備えられたものである。
【0071】例えば、図18の時刻28で示すように、
発振制御信号CT1がLレベルの間に外部トリガ信号E
X−Tが到来すると、誤った位相位置(図18では時刻
t28〜t31及び時刻t36以降の位置)で一致出力
SAが作成されるが、このような場合にはORゲート5
3の出力がLレベルとなり、一致出力SAはANDゲー
ト54を通過できない。そのため図16の位相位置付与
回路10Aは、誤った位相位置で内部トリガ信号PH1
を出力しない。
【0072】つまり、図16の位相位置付与回路10A
は、図18の時刻t28で外部トリガ信号EX−Tを受
けると、同時刻においてカウンタ50の出力Q1〜Qn
は全てLレベルであり、その信号を受けたラッチ51の
出力Q1〜Qnも全てLレベルとなる。そのため、全て
Lレベルのラッチ51の出力を受けたORゲート53
は、その出力がLレベルとなる。その結果ANDゲート
54は、その一方の入力がLレベルとなるため他方の入
力に受けた一致出力SAの通過を阻止する状態となり内
部トリガ信号PH1は出力できない。
【0073】このようにして図16で示す位相位置付与
回路10Aは、発振制御信号CT1と外部トリガ信号E
X−Tを受け、外部トリガ信号EX−Tを受けたときH
レベルとなっている発振制御信号CT1の位相位置を記
憶し、記憶に応じた発振制御信号CT1の位相位置で内
部トリガ信号PH1を作成し出力することができる。
【0074】(2)クロック同期回路の動作について 図4は、図2及び図3と同様に、図1に示す本実施の形
態のクロック同期回路の動作を示すタイミングチャート
であるが、図2及び図3とは異なり、2番目に到来した
外部トリガ信号EX−Tの到来位置が、それ以前に出力
されていた同期クロック信号PHCKの立ち下がる前
(図4では時刻t40)となった場合における動作を示
している。以下、本実施の形態のクロック同期回路にお
ける各部の動作を、図4を用いて時間の経過とともに詳
細に説明する。
【0075】なお、図4の時刻t28より前の時刻にお
いて、本実施の形態のクロック同期回路は、図2及び図
3と同様の動作を行い、外部トリガ信号EX−Tが到来
したときの入力クロック信号CKの位相位置(図4で
は、各x1で示す位相位置)で立ち上がり、入力クロッ
ク信号CKの半周期分、即ちデューティー50%の位相
位置で立ち下がる同期クロック信号PHCKを作成し出
力する。
【0076】時刻=t28:図4の時刻t28で位相ト
リガ作成回路1は、内部トリガ信号PHTを作成し出力
し、それを受けた幅作成回路5は、出力すべき同期クロ
ック信号PHCKを立ち上げ、該同期クロック信号PH
CKを受けた実測回路7は、その遅延ライン発振器71
が発振を開始し、発振出力OSK71を作成する。ま
た、同期クロック信号PHCKと遅延ライン発振器71
の発振出力OSK71を受けた実測回路7のカウンタ7
3は、発振出力OSK71のカウント動作を開始する。
【0077】t28<時刻<t40:同期クロック信号
PHCKを受けた実測回路7は、その遅延ライン発振器
71が発振を行い、発振出力OSK71を作成し、その
発振出力を受けた実測回路7のカウンタ73は、発振出
力OSK71のカウント動作を行い、同期クロック信号
PHCKのデューティー値の変化を該カウンタ73の出
力Q1〜Qnの変化に置き換えて出力する。
【0078】時刻=t40:図4の時刻t40で新たな
外部トリガ信号EX−Tが到来すると、それを受けた位
相トリガ作成回路1は、この新たな入力クロック信号C
Kの位相位置で内部トリガ信号PHTを作成し出力す
る。
【0079】時刻t40で新たな内部トリガ信号PHT
を受けた幅作成回路5は、出力すべき同期クロック信号
PHCKを立ち上げようとするが、幅作成回路5のリセ
ット入力Rには、図4の時刻t28以降、まだ一致出力
SAを受けていない。そのため、幅作成回路5は、時刻
t28に続いて時刻40に再度内部トリガ信号PHTを
受けても、その出力である同期クロック信号PHCKが
Hレベルのまま変化しない。
【0080】t40<時刻<t41:同期クロック信号
PHCKを受けている実測回路7は、その遅延ライン発
振器71が発振を行い、発振出力OSK71を作成し、
その発振出力を受けた実測回路7のカウンタ73は、発
振出力OSK71のカウント動作を行い、引き続き同期
クロック信号PHCKのデューティー値の変化を該カウ
ンタ73の出力Q1〜Qnの変化に置き換えて出力す
る。
【0081】時刻=t41:一致回路6は、その一方の
側の入力に受けた演算回路4からの入力クロック信号C
Kの半周期分に相当する演算出力Y1〜Ynと、その他
方の側に受けた実測回路7からの同期クロック信号PH
CKのデューティー値に応じて変化するカウンタ73の
出力Q1〜Qnとが一致して、一致出力SAを作成し出
力する。その結果、この一致出力SAを受けた幅作成回
路5は、出力すべき同期クロック信号PHCKを立ち下
げる。また、この位置は、それ以前と同様に時刻t28
から見ると入力クロック信号CKの半周期分である。つ
まり、出力すべき同期クロック信号PHCKは、その出
力途中に到来した外部トリガ信号EX−Tに影響される
こと無く、入力クロック信号CKの半周期分、即ちデュ
ーティー50%の位相位置で立ち下がることになる。
【0082】時刻=t42:図1の位相トリガ作成回路
1は、新たな外部トリガ信号EX−Tの到来した位相位
置である図4の時刻t42で新たな内部トリガ信号PH
Tを作成し出力し、それを受けた幅作成回路5は、時刻
t20と同様、出力すべき同期クロック信号PHCKを
立ち上げる。
【0083】時刻=t43:時刻t21と同様、一致回
路6はその両方の入力がともに一致し、一致出力SAを
出力し、幅作成回路5は、この一致出力SAを受け出力
すべき同期クロック信号PHCKを立ち下げる。なお、
時刻t42から時刻t43までの時間は、従来と同様入
力クロック信号CKの半周期分となり、デューティー5
0%の位相位置で立ち下がる。
【0084】時刻t43以降:本実施の形態のクロック
同期回路では、外部トリガ信号EX−Tが到来したとき
の入力クロック信号CKの位相位置(図4の時刻t43
以降に示したy2の位相位置)で出力すべき同期クロッ
ク信号PHCKを立ち上げ、入力クロック信号CKの半
周期分、即ちデューティー50%の位相位置で立ち下げ
る。
【0085】この様にして本実施の形態のクロック同期
回路は、出力すべき同期クロック信号PHCKを作成し
出力するが、この同期クロック信号PHCKは、外部ト
リガ信号EX−Tが到来したときの入力クロック信号C
Kの位相位置で立ち上がり、入力クロック信号CKの半
周期分、即ちデューティー50%の位相位置で立ち下が
る。また、出力すべき同期クロック信号PHCKを作成
し出力している途中で新たな外部トリガ信号EX−Tが
到来した場合には、それ以前に出力されていた同期クロ
ック信号PHCKは、途中で到来した新たな外部トリガ
信号EX−Tに影響されること無くデューティー50%
の位相位置で立ち下がり、その後、新たな外部トリガ信
号EX−Tが到来した入力クロック信号CKの位相位置
で、新たな同期クロック信号PHCKは立ち上がり、該
同期クロック信号PHCKはデューティー50%の位相
位置で立ち下がる。
【0086】すなわち、本実施の形態のクロック同期回
路によると、同期クロック信号PHCKが出力されてい
る際に外部トリガ信号EX−Tが到来した場合には、そ
れに直ちに対応して同期クロック信号PHCKが作成さ
れ出力されないものの、それ以外の位相位置において
は、外部トリガ信号EX−Tの到来したときの入力クロ
ック信号CKの位相位置で立ち上がり、入力クロック信
号CKの半周期分、即ちデューティー50%の位相位置
で立ち下がる同期クロック信号PHCKを作成し出力す
ることができる。
【0087】なお、これらは既に説明したように、時間
幅測定回路3及び実測回路7の遅延ライン発振器31及
び71において、各々の発振出力OSK31及びOSK
71が同一周波数であり、時間幅測定回路3はタイミン
グ発生回路2の設定により入力クロック信号CKのn周
期分(nは正の整数)に応じた時間幅測定結果を出し、
演算回路4は、受けた時間幅測定結果即ち時間幅測定回
路3のラッチ出力Q1〜Qnに対して1/2nの演算を
行う場合の動作である。
【0088】[第1の実施の形態の変形例]本実施の形
態における図9に示す周期計測回路3の遅延ライン発振
器31は、変形例として、図11または図12で示す構
成としても良い。すなわち、図11は、NANDゲート
41a及びインバータ41bからなる部分について、図
9では1段で構成したが、これを2段で構成したもので
ある。その結果、インバータ41cの遅延時間を無視す
れば、この図11における発振出力OSK31の周期
は、図9における発振出力OSK31の2倍となる。ま
た、図12は、NANDゲート41a及びインバータ4
1bからなる部分をより一般化して、m(mは正の整
数)段用いた構成としたものである。この場合、インバ
ータ41cの遅延時間を、上記と同様に無視すれば、こ
の図12の発振出力OSK31の周期は、図9のm倍と
なる。
【0089】[第2の実施の形態]本発明の第1の実施
の形態によると、位相トリガ作成回路においてタイミン
グ発生回路11は2つの発振制御信号CT1及びCT2
を作成し出力するため、これに対応して位相位置付与回
路は、2つの位相位置付与回路10A及び10Bを備え
た構成となっている。しかし、この構成では入力クロッ
ク信号CKの繰り返し周波数が変動する場合や、そのデ
ューティーが60%を大きく超えて過大、あるいは30
%大きく下まわって過小となった場合には、正常な発振
制御信号CTを作成できず、結果として位相トリガ作成
回路1が所望の内部トリガ信号PHTを作成し出力でき
ないことがある。本実施の形態は、このようなケースに
対応するためのものであり、図13は、本実施の形態の
位相トリガ作成回路を示すブロック回路図である。ま
た、図14は、図13の位相トリガ作成回路1の動作を
示すタイミングチャートである。
【0090】[構成]本実施の形態の図13の位相トリ
ガ作成回路1には、遅延回路105,107及びインバ
ータ106から構成されるタイミング発生回路11,位
相位置付与回路10A,10B,10C,10D,OR
ゲート12b,13が備えられている。そして、このよ
うな図13の位相トリガ作成回路1において、そのタイ
ミング発生回路11が入力クロック信号CKを受け、そ
の信号をそのまま発振制御信号CT1として作成し出力
するように設けられている。同様に遅延回路105は、
受けた入力クロック信号CKを一定時間td12遅延さ
せ、発振制御信号CT2を作成し出力するように設けら
れている。また、インバータ106は受けた入力クロッ
ク信号CKを反転して位相を180度遅延させ、発振制
御信号CT3を作成し出力するように設けられている。
さらに、遅延回路105は、受けた発振制御信号CT3
を一定時間td13遅延させ、発振制御信号CT4を作
成し出力するように設けられている。
【0091】[作用・効果]以下、本実施の形態のクロ
ック同期回路における各部の動作を、図14を用いて時
間の経過とともに詳細に説明する。
【0092】すなわち、時刻t20で、図13の位相ト
リガ作成回路1の位相位置付与回路10Aは、発振制御
信号CT1と外部トリガ信号EX−Tを受け、外部トリ
ガ信号EX−Tを受けたときHレベルとなっている発振
制御信号CT1の位相位置を記憶し、記憶に応じた発振
制御信号CT1の位相位置で内部トリガ信号PH1を作
成し出力する。同様に位相位置付与回路10Bは、発振
制御信号CT2と外部トリガ信号EX−Tを受け、外部
トリガ信号EX−Tを受けたときHレベルとなっている
発振制御信号CT2の位相位置を記憶し、記憶に応じた
発振制御信号CT2の位相位置で内部トリガ信号PH2
を作成し出力する。
【0093】また、時刻t30で、図13の位相トリガ
作成回路1の位相位置付与回路10Cは、発振制御信号
CT3と外部トリガ信号EX−Tを受け、外部トリガ信
号EX−Tを受けたときHレベルとなっている発振制御
信号CT3の位相位置を記憶し、記憶に応じた発振制御
信号CT3の位相位置で内部トリガ信号PH3を作成し
出力する。同様に位相位置付与回路10Bは、発振制御
信号CT4と外部トリガ信号EX−Tを受け、外部トリ
ガ信号EX−Tを受けたときHレベルとなっている発振
制御信号CT4の位相位置を記憶し、記憶に応じた発振
制御信号CT4の位相位置で内部トリガ信号PH4を作
成し出力する。なお、図13のORゲート12b及びO
Rゲート13は、それぞれ第1の実施の形態である図1
の位相トリガ作成回路1のORゲート12及び13と同
様の働きをする。
【0094】したがって、本実施の形態のクロック同期
回路によると、入力クロック信号CKの繰り返し周波数
が変動する場合や、そのデューティーが60%を大きく
超えて過大、あるいは30%大きく下まわって過小とな
った場合にも、図13のタイミング発生回路11は適正
な発振制御信号CTを作成し、さらに図13の位相トリ
ガ作成回路1は、図1で示す位相トリガ作成回路1と同
様に、所望の内部トリガ信号PHTを作成し出力するこ
とができる。
【0095】[第2の実施の形態の変形例]なお、図1
3で示した位相トリガ作成回路は、その位相位置付与回
路を更に多数用いて図15に示す構成としても良い。
【0096】[第3の実施の形態] [構成]上記第1の実施の形態である図1のクロック同
期回路では、時間幅測定回路3及び実測回路7の双方の
遅延ライン発振器31及び71において発振出力OSK
31及びOSK71の出力周波数は同一であったが、本
実施の形態は、これら発振出力OSK31とOSK71
を異なる出力周波数の構成としたものであり、請求項2
記載の本発明に対応する。
【0097】このような本実施の形態によると、具体的
には、図1に示す本実施の形態のクロック同期回路の時
間幅測定回路3及び実測回路7の遅延ライン発振器3
1,71において、これら発振出力OSK31,OSK
71を各々異なる出力周波数とした場合、演算回路4
は、その入力X1〜Xnに時間幅測定回路3のラッチ3
3からのラッチ出力Q1〜Qnを受け、それらに対して
上記タイミング発生回路2の設定と共に、各遅延ライン
発振器の発振出力OSK31とOSK71の周波数比に
も応じた演算を行うことになる。
【0098】以上によれば演算回路4は、入力クロック
信号CKの半周期分に相当する実測回路7のカウンタ7
3の出力Q1〜Qnを演算結果Y1〜Ynに置き換えて
出力し、一致回路6は演算回路4からの演算結果Y1〜
Ynと実測回路7からのカウント値を受け、双方が一致
したときに同期クロック信号PHCKのデューティーが
50%となったことを示す一致出力SAを出力すること
になる。
【0099】図19は、このような構成における図1の
動作を示すタイミングチャートであり、以下、本実施の
形態のクロック同期回路における各回路の構成につい
て、この図19を用いて順次説明する。なお、図19に
おいて、図1に示す時間幅測定回路3の遅延ライン発振
器31の発振出力OSK31は、その周波数が図2及び
図3の半分であり、実測回路7の遅延ライン発振器71
の発振出力OSK71は、その周波数が図2及び図3と
同一である。つまり図19では、発振出力OSK31の
周波数は、発振出力OSK71の半分である。また、図
2及び図3と同様、図19においてもCKは位相トリガ
作成回路1及びタイミング発生回路2に入力される入力
クロック信号CKであり繰り返し周波数は一定(周期
T)であるがデューティーは変動することがあるクロッ
ク信号である。また、外部トリガ信号EX−Tは、入力
クロック信号CKとは非同期の関係にあるトリガ信号で
ある。なお、図2及び図3の各x1の位置及び各y1の
位置は、入力クロック信号CKの同一位相位置である。
そのため同期クロック信号PHCKの周期は入力クロッ
ク信号CKと同一であり、同様に繰り返し周波数も入力
クロック信号CKと同一となる。
【0100】(1)位相トリガ作成回路1 位相トリガ作成回路1は、外部トリガ信号EX−Tの到
来したときの入力クロック信号CKの位相位置で内部ト
リガ信号PHTを作成し出力する。すなわち、図19の
時刻t20及びt30で外部トリガ信号EX−Tが到来
すると、到来したときの入力クロック信号CKの位相位
置(図19の各x1及びy1の位相位置)で内部トリガ
信号PHTを作成し出力する。
【0101】(2)タイミング発生回路2 タイミング発生回路2は、そのカウンタ20が入力クロ
ック信号CKを受けて該クロック信号のカウント動作を
行い、該カウンタ20のカウント値の設定に対応して入
力クロック信号CKの周期に応じた基準周期信号2EC
Kを作成して出力する。図19では、カウンタ20は、
1/4カウンタとして動作している。そのためカウンタ
20は、入力クロック信号CKの2周期に応じた基準周
期信号2ECKを作成して出力する。また、パルス幅拡
幅回路21は、基準周期信号2ECKを受けて、入力ク
ロック信号CKの周期に応じた時間幅を有し、しかも基
準周期信号2ECKよりも若干遅れた位置(図19の例
では、入力クロック信号CKの2周期に応じた時間幅を
有し、基準周期信号2ECKよりも時間tdだけ若干遅
れた位置)まで継続して出力する周期計測信号2CKW
を作成して出力する。
【0102】(3)時間幅測定回路3 時間幅測定回路3は、その遅延ライン発振器31が周期
計測信号2CKWを受けて発振動作を開始し、発振出力
OSK31を作成し出力する。また、カウンタ32は、
そのクリア入力CLに周期計測信号2CKWを受けて
(例えば図19では、時刻ta1から)カウント動作が
可能となり、そのクロック入力CKに発振出力OSK3
1を受けて、該発振出力OSK31のカウント動作を開
始し、周期計測信号2CKWの立ち上がりからの時間幅
に応じて変化するカウント出力Q1〜Qnを作成し出力
する。さらに、ラッチ33は、そのデータ入力D1〜D
nにカウンタ32からのカウンタ出力Q1〜Qnを受け
てラッチ動作を待機し、そのクロック入力CKに基準周
期信号2ECKの立下りを受けて(例えば図19では、
時刻tb1のタイミングで)、そのデータ入力D1〜D
nに受けていたカウント出力Q1〜Qnをラッチし、該
カウント出力を次の基準周期信号2ECKの立下り時ま
で保持するラッチ出力Q1〜Qnを作成し出力する。
【0103】ところで図19の例では、時刻ta1から
時刻tb1間は、入力クロック信号CKの2周期分の時
間幅である。この間に遅延ライン発振器31は、「1
6」クロック分の発振出力OSK31を作成出力し、該
発振出力OSK31を受けたカウンタ32は、時刻tb
1において入力クロック信号CKの2周期分の時間幅に
応じた「16」カウントに相当するカウント出力Q1〜
Qnを作成し出力する。
【0104】また、ラッチ33は、この時刻tb1のタ
イミングでそのデータ入力D1〜Dnに受けたカウンタ
32からのカウント出力Q1〜Qnをラッチする。その
ため、図19においてラッチ33の出力は、入力クロッ
ク信号CKの2周期分に応じた時間幅測定結果として
「16」に相当するラッチ出力Q1〜Qnを作成し出力
する。
【0105】なお、時間幅測定回路3は、タイミング発
生回路2のカウンタ20の設定の変更、即ちカウンタ2
0のカウント値を変更してn周期分(nは正の整数)に
おける測定を行っても良い。
【0106】いずれにせよ時間幅測定回路3のラッチ出
力Q1〜Qnは、入力クロック信号CKの周期に応じた
時間幅測定結果となり、その周期はタイミング発生回路
2のカウンタ20の設定に応じて変化する。
【0107】(4)演算回路4 演算回路4は、その入力X1〜Xnに時間幅測定回路3
のラッチ33からラッチ出力Q1〜Qnを受け、それら
に対してタイミング発生回路2の設定並びに時間幅測定
回路3と実測回路7双方に内蔵された遅延ライン発振器
の周波数比に応じた演算を行い、入力クロック信号CK
の半周期分に相当する実測回路7のカウンタ73の出力
Q1〜Qnを演算結果Y1〜Ynに置き換えて出力す
る。
【0108】既にタイミング発生回路2で説明を行った
が、図19では図1のタイミング発生回路2のカウンタ
20は、1/4カウンタとして動作している。そのため
時間幅測定回路3は、入力クロック信号CKの2周期分
に応じた時間幅を測定し、その測定結果として時間幅測
定回路3のラッチ33の出力に「16」に相当するラッ
チ出力を作成し出力する。そこで演算回路4は、タイミ
ング発生回路2の設定に応じて入力クロック信号CKの
2周期分を入力クロック信号CKの半周期分に変換する
ため時間幅測定回路3のラッチ33の出力「16」に対
して1/4の演算を行う。
【0109】また、演算回路4は、図19では時間幅測
定回路3及び実測回路7の遅延ライン発振器の発振出力
OSK31及びOSK71は、その出力周波数が異な
り、具体的には発振出力OSK31の周波数は、発振出
力OSK71の半分であることから、この周波数比に応
じた演算も行い、具体的には2倍の演算も同時に行う。
この結果、演算回路4は、図19では合計で1/4×2
=1/2の演算を行う。つまり演算回路4は、時間幅測
定回路3のラッチ33の出力「16」に対して1/2の
演算を行い、演算回路4はその出力Y1〜Ynに「8」
に相当する演算結果を出力する。つまり図19において
入力クロック信号CKの半周期分は、実測回路7の遅延
ライン発振器71の発振出力OSK71では「8」クロ
ック分に相当する時間の長さとなる。
【0110】なお、タイミング発生回路2のカウンタ2
0の設定変更を行い、時間幅測定回路3が入力クロック
信号CKのn周期分(nは正の整数)に応じた時間幅測
定結果を出力し、更に時間幅測定回路3及び実測回路7
の遅延ライン発振器は、その各発振出力OSK31及び
OSK71の出力周波数が異なり、具体的には発振出力
OSK31の周波数は、発振出力OSK71の1/m
(mは正の整数)となる場合には、演算回路4は時間幅
測定回路3のラッチ出力Q1〜Qnに対して1/2nの
演算を行うと共に、時間幅測定回路3及び実測回路7の
各発振出力OSK31及びOSK71の周波数比にも応
じてm倍の演算も同時に行う。
【0111】その結果、演算回路4は、以上の条件下で
は、その入力に受けた時間幅測定回路3のラッチ出力Q
1〜Qnに対してm/2nの演算を行い、入力クロック
信号CKの半周期分に相当する実測回路7のカウンタ7
3の出力Q1〜Qnを、演算回路4の演算結果Y1〜Y
nに置き換えて出力する。
【0112】(5)実測回路7 実測回路7の遅延ライン発振器71は、幅作成回路5か
ら同期クロック信号PHCKを受けて発振動作を開始
し、発振出力OSK71を作成し出力する。
【0113】実測回路7のカウンタ73は、そのクリア
入力CLに同期クロック信号PHCKを受けてカウント
可能な状態となり(例えば図19の時刻t20及びt3
0)、そのクロック入力CKに発振出力OSK71を受
けてそのカウント動作を行い、同期クロックPHCKの
パルス幅の増加、つまり同期クロック信号PHCKのデ
ューティー値の変化を、カウンタ73の出力Q1〜Qn
の変化に置き換えて出力する。
【0114】(6)一致回路6 一致回路6は、演算回路4の演算出力Y1〜Ynを一方
の側の入力A1〜Anに受け、実測回路7から同期クロ
ック信号PHCKのデューティー値に応じて変化するカ
ウンタ出力Q1〜Qnを他方の側の入力B1〜Bnに受
け、両側の入力値が一致したときに一致出力SAを出力
し同期クロック信号PHCKのデューティーが50%の
パルス幅に達したことを一致出力SAの出力に置き換え
て出力する。
【0115】上記のとおり、図19において一致回路6
は、その一方の入力A1〜Anに演算回路4から「8」
に相当する演算出力を受けているが、これはタイミング
発生回路2、時間幅測定回路3及び演算回路4の働きに
より入力クロック信号CKの半周期分に相当する実測回
路7のカウンタ73の出力Q1〜Qnを、演算回路4の
演算結果Y1〜Ynに置き換えたものである。そこで実
測回路7のカウンタ73は、そのクリア入力CLに同期
クロック信号PHCKを受けてカウント可能な状態とな
り(例えば図19の時刻t20及びt30)、そのクロ
ック入力CKに発振出力OSK71を受けてそのカウン
ト動作を行い、発振出力OSK71が「8」クロック分
出力し、それをうけたカウンタ73が「8」に相当する
カウント出力Q1〜Qnを出力すると(例えば図19の
時刻t21及びt31)一致回路6は、その両側の入力
が「8」となって一致し、一致出力SAを作成し出力す
る。
【0116】つまり、上記の一致回路6が一致出力SA
を出力する位置は、例えば、図19の時刻t20及びt
30から見れば入力クロック信号CKの半周期分とな
り、一致回路6は同期クロック信号PHCKのデューテ
ィーが50%のパルス幅に達したことを一致出力SAの
出力に置き換えて出力していることが分かる。
【0117】(7)幅作成回路5 幅作成回路5は、そのRSフリップフロップ(RS−F
F)5aのセット入力Sに内部トリガ信号PHTを受
け、出力すべき同期クロック信号PHCKの立ち上げ動
作を行う。また、出力すべき同期クロックPHCKのデ
ューティーが50%つまり半周期(T/2)の位置に達
すると、幅作成回路5は、そのRS−FF5aのリセッ
ト入力Rに一致回路6から一致出力SAを受け、出力す
べき同期クロック信号PHCKの立ち下げ動作を行う。
図19の時刻t21及びt31はその例を示したもので
ある。
【0118】すなわち、図19の時刻t21で一致出力
SAを受けた幅作成回路5は、同期クロック信号PHC
KをLレベルに立ち下げるので同期クロック信号PHC
Kは、入力クロック信号CKの半周期分で立ち下がるこ
とになる。
【0119】以後、同様に位相トリガ作成回路1は、外
部トリガ信号EX−Tを受けたときに応じた入力クロッ
ク信号CKの位相位置(図19の各x1またはy1の位
置)で内部トリガ信号PHTを作成し、それを受けた幅
作成回路5は、出力すべき同期クロック信号PHCKの
立ち上げ動作を行うとともに、一致回路6からの一致出
力SAを受け出力すべき同期クロック信号PHCKをデ
ューティー50%に対応するタイミング位置で立ち下げ
動作を行う。
【0120】(8)まとめ 以上のとおり、図1に示す本実施の形態のクロック同期
回路は、外部トリガ信号EX−Tに同期し、入力クロッ
ク信号CKと同一の繰り返し周波数で、しかもデューテ
ィー50%に対応するタイミング位置で立ち下がる同期
クロック信号PHCKを作成し出力するように設けられ
ている。
【0121】なお、このような本実施の形態における演
算回路4で行う演算をまとめると、以下のとおりとな
る。 (a) 図1の第1の実施の形態において時間幅測定回
路3及び実測回路7の遅延ライン発振器31及び71
で、発振出力OSK31の周波数がOSK71の周波数
の1/2であり、時間幅測定回路3はタイミング発生回
路2の設定により入力クロック信号CKのn(nは正の
整数)に応じた時間幅測定結果を出した場合には、演算
回路4は、受けた時間幅測定結果即ち時間幅測定回路3
のラッチ出力Q1〜Qnに対して1/nの演算を行う。 (b) 図1の第1の実施の形態において時間幅測定回
路3及び実測回路7の遅延ライン発振器31及び71
で、発振出力OSK31の周波数がOSK71の周波数
の1/m(mは正の整数)であり、時間幅測定回路3は
タイミング発生回路2の設定により入力クロック信号C
Kのn(nは正の整数)に応じた時間幅測定結果を出し
た場合には、演算回路4は、受けた時間幅測定結果即ち
時間幅測定回路3のラッチ出力Q1〜Qnに対してm/
2nの演算を行う。
【0122】[作用・効果]図20は、図19と同様に
本実施の形態のクロック同期回路の動作を示すタイミン
グチャートであるが、図19とは異なり2番目に到来し
た外部トリガ信号EX−Tの到来位置が、それ以前に出
力されていた同期クロック信号PHCKの立ち下がる前
(図20では時刻t40)となった場合における動作を
示している。
【0123】図20と、第1の実施の形態における同様
の状況下での図1の動作を示す図4とを比べても分かる
ように、本実施の形態の場合、つまり図1の時間幅測定
回路3及び実測回路7の遅延ライン発振器31及び71
において、各発振出力OSK31及びOSK71は、そ
の出力周波数が異なり演算回路4は、これら発振出力O
SK31とOSK71の周波数比に応じて演算の設定を
変更する構成とした場合でも、本発明の一実施例である
図1は、同期クロック信号PHCKが出力されている際
に外部トリガ信号EX−Tが到来した時には、それに直
ちに対応して同期クロック信号PHCKが作成され出力
されないものの、それ以外の位相位置においては、外部
トリガ信号EX−Tの到来したときの入力クロック信号
CKの位相位置で立ち上がり、入力クロック信号CKの
半周期分、即ちデューティー50%の位相位置で立ち下
がる同期クロック信号PHCKを作成し出力することが
可能である。
【0124】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
次のような優れた効果を奏することができる。(1)外
部トリガ信号(EX−T)に関連する素子数を大幅に低
減したため、外部トリガ信号(EX−T)が到来したと
きから出力が立ち上がるまでの時間遅れが低減されると
共に消費電力が抑えられ、更にコストも低減される。 (2)外部トリガ信号(EX−T)に関連したフリップ
フロップを削減したため、不要なジッタの増加を抑えら
れる。 (3)回路全体の中で構成上多くの素子数が必要とされ
る演算回路、一致回路を低減出来たため、消費電力が抑
えられ更にコストも低減される。 (4)本発明の出力となる同期クロック信号PHCKの
立ち下がり位置に関連する素子を大幅に削減できたた
め、同期クロック信号PHCKのデューティーを精度良
く50%に近づけることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態に係る位相トリ
ガ作成回路のブロック回路図である。
【図2】図1のブロック回路図の動作を示すタイミング
チャートである。
【図3】図1のブロック回路図の動作を示すタイミング
チャートである。
【図4】図1のブロック回路図の動作を示すタイミング
チャートである。
【図5】図1のタイミング発生回路11の一例を示す回
路図である。
【図6】図5の回路図の動作を示すタイミングチャート
である。
【図7】図1のパルス幅拡幅回路21の一例を示す回路
図である。
【図8】図7の回路図の動作を示すタイミングチャート
である。
【図9】図1の遅延ライン発振器31の一例を示す回路
図である。
【図10】図9の回路図の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図11】図1の遅延ライン発振器31の一例を示す回
路図である。
【図12】図1の遅延ライン発振器31の一例を示す回
路図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態における位相トリ
ガ作成回路のブロック回路図である。
【図14】図13のブロック回路図の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図15】図1の位相トリガ作成回路1の一例を示すブ
ロック回路図である。
【図16】図1の位相トリガ作成回路1の位相位置付与
回路10Aの一例を示す回路図である。
【図17】図16の回路図の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図18】図16の回路図の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図19】本発明による第3の実施の形態に係る図1の
ブロック回路図の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図20】本発明による第3の実施の形態に係る図1の
ブロック回路図の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図21】従来のクロック同期回路の左半分を示す図で
ある。
【図22】従来のクロック同期回路の右半分を示す図で
ある。
【図23】図21及び22に示した従来のクロック同期
回路の問題点を示す図である。
【符号の説明】
1 位相トリガ作成回路 2 タイミング発生回路 3 時間幅測定回路 4 演算回路 5 幅作成回路 5a RS−FF 6 一致回路 7 実測回路 10A 位相位置付与回路 10B 位相位置付与回路 10C 位相位置付与回路 10D 位相位置付与回路 10N 位相位置付与回路 11 タイミング発生回路 12 ORゲート 12b ORゲート 12c ORゲート 13 ORゲート 20 カウンタ 21 パルス幅拡幅回路 31 遅延ライン発振器 32 カウンタ 33 ラッチ 34 演算回路 36 一致回路 40 遅延ライン発振器 40b 遅延ライン発振器 41a NANDゲート 41b インバータ 41c インバータ 42a NANDゲート 42b インバータ 4Ma NANDゲート 4Mb インバータ 50 カウンタ 51 ラッチ 52 一致回路 53 ORゲート 54 ANDゲート 71 遅延ライン発振器 73 カウンタ 91 RS−FF 92 RS−FF 93 RS−FF 94 RS−FF 95 ORゲート 96 ORゲート 97 ORゲート 98 ORゲート 101 遅延回路 102 ORゲート 103 NANDゲート 105 遅延回路 106 インバータ 107 遅延回路 110 遅延回路 111 ORゲート 151 ANDゲート 152 ANDゲート 153 ORゲート 154 PR−D−FF 155 ORゲート 201 タイミング発生回路 202 タイミング発生回路 211 D−FF 212 D−FF 213 ANDゲート 214 ANDゲート 215 ANDゲート 216 ANDゲート 2ECK 基準周期信号 2CKW 周期計測信号 CCK 発振出力 CK 入力クロック信号 CKD 遅延クロック信号 CT1 発振制御信号 CT2 発振制御信号 CT3 発振制御信号 CT4 発振制御信号 CTN 発振制御信号 DCK 基準遅延信号 DL−OSC 遅延ライン発振器 EX−T 外部トリガ信号 FC 帰還信号 NCT 一次クロック信号 OSK31 発振出力 OSK71 発振出力 PH1 内部トリガ信号 PH2 内部トリガ信号 PH3 内部トリガ信号 PH4 内部トリガ信号 PHN 内部トリガ信号 PHCK 同期クロック信号 PHS 内部トリガ信号 PHT 内部トリガ信号 SA 一致出力 ZDT Nゼロ検出信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部トリガ信号を受けたときに応じた入
    力クロック信号の位相位置で内部トリガ信号を作成して
    出力する位相トリガ作成回路と該位相トリガ作成回路か
    らの内部トリガ信号を受け、出力すべき同期クロック信
    号の立ち上げ動作を行い、一致回路からの一致信号を受
    け出力すべき同期クロック信号の立ち下げ動作を行う幅
    作成回路と入力クロック信号を受け、その周期に応じた
    タイミング信号を作成して出力するタイミング発生回路
    と該タイミング発生回路からのタイミング信号を受け、
    入力クロック信号の周期に応じた時間幅を測定し、その
    時間幅測定結果に応じた論理データを出力する時間幅測
    定回路と該時間幅測定回路からの論理データを受け、そ
    の論理データに対してタイミング発生回路の設定に応じ
    た演算を行い、入力クロック信号の半周期分に相当する
    演算結果を出力する演算回路と幅作成回路からの同期ク
    ロック信号を受け、その信号の立ち上がりからの継続時
    間に応じたカウント値を出力する実測回路と演算回路か
    らの演算結果と、実測回路からのカウント値を受け、双
    方が一致したことを示す一致信号を出力する一致回路
    と、を備えることを特徴とするクロック同期回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のクロック同期回路にお
    いて、上記演算回路は、上記時間幅測定回路からの論理
    データを受け、その論理データに対して上記タイミング
    発生回路、上記時間幅測定回路及び上記実測回路の設定
    に応じた演算を行い、その演算結果を出力すること、を
    特徴とするクロック同期回路。
JP2001149527A 2001-05-18 2001-05-18 クロック同期回路 Pending JP2002341961A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001149527A JP2002341961A (ja) 2001-05-18 2001-05-18 クロック同期回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001149527A JP2002341961A (ja) 2001-05-18 2001-05-18 クロック同期回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002341961A true JP2002341961A (ja) 2002-11-29

Family

ID=18994681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001149527A Pending JP2002341961A (ja) 2001-05-18 2001-05-18 クロック同期回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002341961A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019205160A (ja) * 2018-05-24 2019-11-28 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド デューティサイクルが可変な基準発振器、周波数合成器、及び基準発振器を備える信号レシーバー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019205160A (ja) * 2018-05-24 2019-11-28 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド デューティサイクルが可変な基準発振器、周波数合成器、及び基準発振器を備える信号レシーバー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3993717B2 (ja) 半導体集積回路装置
KR100200892B1 (ko) 클록발생회로, 피엘엘회로와 도체장치 및 블록발생회로의 설계방법
JPH11110065A (ja) 内部クロック信号発生回路
JP4480471B2 (ja) レジスタ制御遅延固定ループ
KR101004665B1 (ko) 반도체 메모리 장치 및 출력 인에이블 신호 생성 방법
JP2006190441A (ja) 同期式半導体装置用のレイテンシ制御装置及びレイテンシ制御方法
JP3481148B2 (ja) Dll回路を有する集積回路装置
US6914459B2 (en) Clock multiplier using masked control of clock pulses
KR101138831B1 (ko) 오픈 루프 타입의 지연 고정 루프
JP2000156635A (ja) セルフ・タイミング制御回路
US6434062B2 (en) Delay locked loop for use in semiconductor memory device
US5939901A (en) Synthesizable flip-flop based phase-frequency comparator for phase-locked loops
JP2002341961A (ja) クロック同期回路
JP4067838B2 (ja) 位相比較器
JP2003051737A (ja) クロック切換回路
JP2000049595A (ja) Dll回路
JP3982934B2 (ja) 入力回路および該入力回路を有する半導体集積回路
JPH02255908A (ja) クロック信号供給装置及び電子計算機
JP2003005862A (ja) クロック同期回路
JP3087734B2 (ja) クロック信号生成回路
JP2000188540A (ja) クロック発生回路
JP2000165208A (ja) フリップフロップ
JP3458406B2 (ja) インターフェース回路
JP2001147735A (ja) 位相位置付与回路および位相位置信号発生回路
JP3631390B2 (ja) 同期回路システム及び同期回路