JPH02255908A - クロック信号供給装置及び電子計算機 - Google Patents

クロック信号供給装置及び電子計算機

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JPH02255908A
JPH02255908A JP1315235A JP31523589A JPH02255908A JP H02255908 A JPH02255908 A JP H02255908A JP 1315235 A JP1315235 A JP 1315235A JP 31523589 A JP31523589 A JP 31523589A JP H02255908 A JPH02255908 A JP H02255908A
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Kenichi Ishibashi
賢一 石橋
Takehisa Hayashi
剛久 林
Toshio Doi
俊雄 土井
Mitsuo Asai
浅井 光男
Noboru Masuda
昇 益田
Akira Yamagiwa
明 山際
Toshihiro Okabe
岡部 年宏
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子計算機等のクロック信号供給装置に係り、
特に高速に演算を処理する電子計算機のクロック供給系
に用いて好適なりロック信号供給装置に関するものであ
り、またこのような装置を装着した電子計算機に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来の電子計算機のクロック信号供給装置の一例を第2
図に示す、第2図において、10はクロック信号発生部
、50はそのクロック信号の分配先である処理装置くこ
こではLSIとして考える)、30はクロック信号発生
部10と処理装置50をつなぐ信号経路(例えば基板上
の配線、またはケーブル)である。処理装置50の中に
は、さらに末端の分配先(例えばフリップフコツブ46
)がある。このクロック信号供給装置は、発振器11で
発生した高周波数信号を1分周器12により必要に応じ
た周波数および相数のクロック信号に分周し、そのクロ
ック信号を分配回路13と信号経路30を介して各処理
装置に供給し、さらに、各処理装置内で入力回路402
分配回路43.配線45を介してフリップフロップ46
に供給する。
従来のクロック信号の供給方式では、以下の2つの問題
点があった。
まず第1に、分配回路13.信号経路30.入力回路4
0.分配回路43.配線45の信号伝播時間が処理装置
50間でばらつくと、フリップフロップ46におけるク
ロックスキュー(クロック信号の位相ばらつき)が生じ
る。各処理装置50はクロック信号に同期して動作する
ため、このクロックスキューが大きいと計算機の高速化
の障害となる。
第2に、各処理袋W50に供給するクロック信号の周波
数が高い場合やパルス幅が小さい場合、基板上の配線や
ケーブル等を通したときに生じる反射の影響や振幅の減
衰等が顕著になる。従って、このような周波数が高く、
パルス幅が小さいクロック信号を供給することは困難で
ある。
第1の問題点の対策としては、クロック信号の位相を調
整してグロックスキューを低減することが考えられる。
従来の電子計算機のクロック信号の位相vR整右方法し
ては1例えば第2図の各信号経路30の途中に遅延素子
を設け、オシロスコープ等によって各分配先におけるク
ロック信号の波形を1jtfflllし、人手によって
遅延素子を取り替えなからその位相を規定値に合わせる
ことが行われている。なお、制御信号によって遅延素子
の遅延時間を変化させて遅延素子の取り替えを不要とす
る方法が特開昭61−39650号に開示されている。
また、オシロスコープを使わないやり方として、特開昭
61−39619号に、クロック給電用の回路でリング
オシレータを構成し、その発振周波数からクロック供給
用回路の信号遅延時間を検出してそれを規定値に合わせ
る方法が開示されている。
第2の問題点の対策としては、各処理装置内に高周波数
の信号を発生する回路を設け、その出力から所望のクロ
ック信号を生成することが考えられる。例えば、外部か
ら比較的低周波数のクロック信号を入力し、このクロッ
ク信号からPLL回路により高周波数信号を発生させ、
その高周波数信号を用いて多相のクロック信号を生成す
ればよい。また、リング発振器を用いて、外部クロック
信号と同期したクロック信号を発生させる方法が特開昭
63−21919号に開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
第1の問題点の対策として、クロック信号の位相調整を
オシロスコープ等を使って行なう場合には、調整に相当
の手間がかかることになり、調整箇所をあまり多くする
ことはできない。従って、限られた数の中継点において
位相調整した後は。
そこから末端の分配先までは無調整で送らざるを得ない
。この無調整で送る部分の信号伝播時間のばらつきがク
ロックスキュー低減の限界となってしまう。特にクロッ
ク供給系にCMO8回路を含むLSIでは、プロセス等
による遅延時間のばらつきが大きいため、末端の分配先
であるLSI内部のフリップフロップに入力するクロッ
ク信号は、スキューが大きくなってしまう。
特開昭61−39650号に開示された方法では、遅延
素子をいちいち取り替える必要はなくなるが、クロック
信号が所望の位相になっているがどうかを観測すること
は必要である。また、アナログの電圧によって遅延時間
を!IJ御しているため、この制御電圧がノイズによっ
て変化するとそれがクロックスキューとなって現われる
。特開昭61−39619号に開示された方法は、各分
配先から元の入力点へ帰還するための信号経路の伝播時
間を全て揃える必要があり、結局多数の信号経路の伝播
時間を合わせなければクロックスキューは減らないこと
になる。
第2の問題点の対策として、各処理装置内にPLL回路
を設け、その出力を分周し所望のクロック信号を生成す
る方法は、一般にPLL回路がアナログ信号による高度
な制御を用いるため、大規模なデジタル回路と混在した
場合にはノイズ等の影響を受けやすくなる。また、処理
装置内で高周波数信号を常時扱うことになり、ノイズの
発生等、信頼性の点で問題がある。
特開昭63−211919号に開示された方法では、リ
ング発振器により常時高周波数信号を発生させるので、
PLL回路と同様な問題が起こる。
また、PLL回路やリング発振器を用いる方法は、低周
波数の外部クロック信号とLSI内部で生成したクロッ
ク信号を同期させることができるが、生成したクロック
信号を分配する分配回路等の伝播時間が処理装置間でば
らつくため、末端の分配先であるフリップフロップでの
クロックスキューは依然として残る。
本発明は、各処理装置に供給するクロック信号の本数を
減らし、さらに、各処理装置内でスキューの小さい多相
のクロック信号を生成できるクロック信号供給装置およ
び電子計算機を提供することにある。
〔問題を解決するための手段〕
本発明では1位相や周波数の基準となる基本クロック信
号としての第1のクロック信号を各処理装置(例えばL
S I)内に供給し、各処理装置内で、使用する多相の
第2のクロック信号を遅延時間が調整された遅延回路群
を用いて生成するもので、本発明のクロック信号供給装
置は、1相の基本クロック信号を発生するクロック信号
発生部と;上記基本クロック信号とフィードバック信号
の位相を比較し、両者の位相が合うように上記基本クロ
ック信号の位相を調整する第1の制御ループと; 上記第1の制御ループで位相調整された基本クロック信
号が入力する、直列接続された複数の可変遅延回路から
なる遅延回路群と、該複数の可変遅延回路のそれぞれの
出力信号と上記位相調整された基本クロック信号とを用
いて多相のクロック信号を生成する手段とを有し、上記
位相調整された基本クロック信号の周期と所定の関係と
なるように上記複数の可変遅延回路の遅延時間を制御し
、上記多相のクロック信号の1つを上記フィードバック
信号として上記第1の制御ループに与える第2の制御ル
ープと; を有することを特徴とする。
すなわち、1相の第1のクロック信号(基本クロック信
号)をクロック信号発生部からの出力としてこれを分配
先である処理装置(例えば、LSI)に供給し、第1の
クロック信号と第2のクロック信号(フィードバック信
号)の位相を合わせる手段である位相調整部と、該位相
調整部により位相調整された第1のクロック信号が入力
する等しい遅延時間を持つ直列接続された複数の可変遅
延回路からなる遅延回路群と、該複数の可変遅延回路の
それぞれの出力信号と上記位相調整された第1のクロッ
ク信号とを用いて多相の第2のクロック信号を生成する
手段と、第1のクロック信号の周期の整数分の一になる
ように上記複数の可変遅延回路の遅延時間を制御する手
段とを、処理装置内に備える。
第1のクロック信号(基本クロック信号)と第2のクロ
ック信号(フィードバック信号)の位相を合わせる手段
としての位相調整部は、第1のクロック信号(基本クロ
ック信号)の位相を調整する可変遅延手段と、第1のク
ロック信号(基本クロック信号)と第2のクロック信号
(フィードバック信号)の位相を比較する位相比較手段
と、該位相比較手段の比較結果を受けて上記可変遅延手
段を制御する遅延制御手段とを備える。これは処理装置
内で使用される多相の第2のクロック信号の位相を、処
理装置に入力される第1のクロック信号(基本クロック
信号)の位相に合わせる手段としての位相調整部に関す
るもので、第1のクロック信号(基本クロック信号)を
位相の基準とすることになり、第1の制御ループを構成
する。
また上記多相の第2のクロック信号を生成するクロック
信号生成部は、位相調整された第1のクロック信号(基
本クロック信号)が入力する直列接続された複数の可変
遅延回路のそれぞれの出力信号と位相調整された第1の
クロック信号(基本クロック信号)を用いて多相の第2
のクロック信号を生成するクロック信号生成手段と、上
記可変遅延回路の遅延時間を測定する遅延時間測定回路
と、該遅延時間測定回路からの測定結果を受けて上記複
数の可変遅延回路の遅延時間を制御する遅延制御回路と
を備える。これは可変遅延回路の遅延時間を測定制御し
て多相のクロック信号を作りだすもので第2の制御ルー
プを構成する。
可変遅延回路の遅延時間を測定する遅延時間測定回路と
しては、可変遅延回路の入力端子と出力端子とを接続し
てなる可変周波数局部発振器と、その出力信号の分周信
号と第1のクロック信号の分周信号との位相を比較する
位相比較回路とを備える。可変周波数局部発振器に用い
られる可変遅延回路の遅延時間の制御はディジタル信号
により制御される。また、第2の制御ループにより遅延
時間の制御中は第1の制御ループによる位相の調整を停
止し、第2の制御ループによる制御の終了後、第2の制
御ループによる制御を停止すると共に第1の制御ループ
による位相調整を開始し、その位相調整の終了後、第1
の制御ループによる位相調整を停止する。
〔作用〕
本発明において、1相の第1のクロック信号(基本クロ
ック信号)をクロック信号発生部からの出力としてこれ
を分配先である処理装置に供給することは、多相の信号
本数を供給していた従来例に比べ供給する信号の本数を
低減する効果がある。
また第2のクロック信号(フィードバック信号)と第1
のクロック信号(基本クロック信号)との位相を合わせ
る手段は、処理装置内の末端の分配先における多相のク
ロック信号のある1相と第1のクロック信号の処理装置
への入力位相とを合わせることを可能にするものである
。すなわち、本手段は処理装置内の末端の分配先への位
相を、処理装置の入力の基本クロックの位相に合わせる
ことを可能にするのみならず、処理装置間のクロックス
キューの低減を可能にするものである。さらに多相のク
ロック信号を作るだけではなく、ある1相のクロック信
号の位相のみを精密に合わせることにより多相の位相を
所要のように揃えることが可能になり、各相ごとに分配
先の位相を合わせることを要した従来例に比ベニ数を低
減させる。
第1のクロック信号(基本クロック信号)は特に高周波
数の信号である必要はなく、低周波数を使用することが
できる。このことは、高周波数を用いた従来例における
信号経路での反射や減衰等の諸問題の発生を回避させる
ものである。
第1の制御ループは、処理装置内で使用される多相のク
ロック信号の1つ位相を基本クロック信号の位相に合わ
せるもので、このことがクロックスキューの低減のみな
らず、1相だけ位相調整すれば他の相も自動的に位相調
整される。したがって、処理装置内で使用される多相の
クロック信号の各位相を精密に揃えることになり、各相
ごとの調整は不要になる。
従来、大規模なディジタル回路内でアナログ信号制御を
していた場合にはノイズ等の影響を受けやすかったのに
対して、ディジタル回路内の制御をディジタル信号で統
一させることにより、回路動作としてノイズに強く誤動
作を少なくする効果がある。
また、第1および第2の制御ループによる遅延時間の調
整をそれぞれ独立に行うことはクロックスキューの低減
調整を容易にするものである。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図を用いて説明する。
第1図において、(a)は本発明のクロック信号供給装
置の概略図、(b)は(a)における処理装置(LSI
)50の詳細な構成を示す図である。
第1図(a)において、10はクロック信号発生部、5
oはそのクロック信号の分配先である複数の処理装置で
、ここではLSIとして考える。
3oはクロック信号発生部10とLS I 50をつな
ぐ信号経路(例えば基板上の配線やケーブル)である。
また、LSI50の中にはさらに末端の分配先(例えば
フリップフロップ46)がある。
発振器11で発生した高周波数信号は分周器12によっ
て比較的位相調整が容易な周波数にまで分周され、分配
回路13および信号経路30を介して、各LSI50に
クロック信号として供給される。この信号は位相基準と
して遅延素子14により精密に調整される。以下、この
信号を基本クロックと称する。LSI50は、LSI間
で位相を合わせるための位相調整部41、LSI内で使
用する多相のクロック信号を生成するクロック信号生成
部42、さらにその信号を末端の分配先であるフリップ
フロップ46に供給するための分配回路43から構成さ
れる。ダミー入力回路44は入力回路4oとほぼ等しい
遅延時間を持ち、配線45によりクロック信号が供給さ
れる。&腺45は、分配回路43から末端の分配先であ
る各フリップフロップ46またはダミー入力回路44ま
で等長配線し、各分配先間でのスキューをできるだけ小
さくする。一方、位相調整部41は、入力回路4oとダ
ミー入力回路44との出力を正確に位相調整するので、
入力回路40の入力(基本クロック)と、ダミー入力回
路44の入力すなわち末端の分配先であるフリップフロ
ップ46の入力との位相が調整されることになる。さら
に、各LSI50へ入力する基本クロック信号の位相が
調整されているので、各LSI50のフリップフロップ
46の入力の位相が調整され、LSI間のクロックスキ
ューが低減される。
次に、第1図(b)を用いて、位相調整部41とクロッ
ク信号生成部42等について詳細説明する。
位相調整部41は、可変遅延回路51で基本クロック信
号の位相を変化させて、クロック信号生成部42に送る
。クロック信号生成部42で生成した、LSI50内で
使用するクロック信号は、分配回路43からその一部を
ダミー入力回路44によりフィードバック信号として位
相比較回路53に入力する。位相比較回路53ではフィ
ードバック信号と基本クロック信号との位相が比較され
、その結果が遅延制御回路52に送られる。遅延制御回
路52は可変遅延回路51の遅延時間を制御する信号を
与え、可変遅延回路51で基本クロック信号の位相を変
化させてクロック信号生成部42に送ることにより、ク
ロック信号生成部42で生成するクロック信号であるフ
ィードバック信号の位相を補正し、基本クロックの位相
と合わせる。
クロック信号生成部42では、可変遅延回路群56の遅
延時間を遅延時間測定回路58で測定する。この測定結
果は遅延制御回路57に送られ、可変遅延回路60の遅
延時間が所定の値となるように制御する。クロック信号
生成回路55では、可変遅延回路60の各段での出力信
号と基本クロック信号を用いて、LSI内で使用する多
相のクロック信号を生成する。
本実施例では、各LSIに供給する基本クロック信号の
位相を精密に調整する必要があるが、従来、LSI内部
で使用する多相クロック信号すべての位相を調整する必
要があったのに対し、1相だけ位相調整すれば多相のク
ロック信号すべての位相調整ができ、工数が低減される
。また、末端の分配先であるフリップフロップ46まで
の位相が揃うことになり、クロックスキューを低減でき
る。
以下、位相調整部41やクロック信号生成部42におけ
る各回路の構成について詳しく述べる。
まず、第1図におけるクロック信号生成部42について
説明する。
第3図は、第1図(b)に示す遅延時間測定回路58の
一実施例を示したブロック図である。本実施例では、第
1図の可変遅延回路60の出力は入力の反転信号であり
、第4図に示すように、可変遅延回路60の入力端子と
出力端子を結線454で接続することにより、可変周波
数局部発振器313として用いる。端子356は第1図
の位相調整部41の出力であり、位相調整された基本ク
ロック信号が入力する。すなわち、可変周波数局部発振
器313で得られる信号の正整数分の−(ここでは1 
/ nとする)の周波数の基本クロック信号が入力する
。可変周波数局部発振器313の出力は1 / n分周
器311で基本クロック信号と同じ周波数となった後、
ともに分周器301.302で分周される。この分周器
はその出力で誤差が少なく精密な位相比較ができるよう
な低い周波数の出力を得るためのものである。この出力
は位相比較回路312で位相比較された後、その比較結
果が同期化回路304,305、微分回路307,30
8を介して遅延制御回路57に入力する。同期化回路3
04,305は遅延制御回路57等で用いるクロック信
号に位相比較回路312の出力を同期化させるものであ
り、微分回路307,308でこの出力信号をパルス信
号とする。端子352,353の信号は1分周器301
または302の出力信号の1サイクルにつき1回出力さ
れる。さらに、遅延制御回路57は制御信号360を出
力し、可変周波数局部発振器313の発振周波数が、基
本クロック信号の周波数のn倍となるように制御する。
ここで、制御信号360は複数ビットの信号である。一
方、同期化回路303.固定遅延回路309、微分回路
306によりリセット信号を作り、可変周波数局部発振
器313、分周器301,302,311を端子351
を介してリセットする。固定遅延回路309は、位相比
較結果が端子352,353へ出力された後、リセット
信号が発生されるようにタイミング調整するためのもの
である。
以上のような構成にすることにより、すべての信号がデ
ジタル化できる。なお、第3図の遅延時間測定回路58
は、第1図の可変遅延回路60の遅延時間調整用の回路
なので、この調整後、遅延制御回路57の制御信号36
0を固定し、さらに可変周波数局部発振器313の発振
を停止するようにすれば1分配先である各LSI内で高
周波数信号を常時扱うことがなくなり、信頼性が向上す
る。
第4図は第3図の遅延時間測定回路58の具体的な回路
図である0分局器301,302,311、同期化回路
303〜305、微分回路306〜308.固定遅延回
路309はいずれもエツジトリガ・フリップフロップで
構成されている。同期化回路303〜305、微分回路
306〜308および固定遅延回路309のクロック信
号入力端子460には、基本クロック信号か、もしくは
それより周期の長い比較的ゆっくりしたクロック信号を
供給する。また、ここでは省略しであるが、分局器30
1,302,311のリセット端子は端子351に接続
されている。可変周波数局部発振器313には、第1図
の可変遅延回路60と同じ回路を用い、入力端子と出力
端子を結、$454で接続する。そして遅延制御回路5
7からの制御信号360を周波数局部発振器313に入
力すると共に、可変遅延回路群46の各可変遅延回路6
oに入力して、遅延時間をそれぞれ制御する。351は
リセット端子であり、微分回路30Gの出力を入力する
。ここで、可変遅延回路60は、その出力が入力の反転
信号となる回路1段として考えているが、合計が奇数で
あれば複数段であってもよい。また、可変遅延回路60
の出力が入力の反転信号でない場合は、インバータ等を
可変周波数局部発振器313中に設け、出力を反転する
ように構成を変更すればよい。位相比較回路312は4
01.4020)NOR回路で構成される。端子403
の信号が端子404の信号よりも先に立ち下がると、N
OR回路401の出力がローレベルからハイレベルとな
り、NOR回路402の出力はローレベルのままとなる
。さらに、同期化回路304,305、微分回路307
゜308を通り、端子352からのみパルス信号が発生
され、端子353はハイレベルのままとなる。
逆に、端子404の位相が端子403の位相よりも早い
場合には、端子353からのみパルス信号が発生される
。、また、1 / n分周器311は、基本クロック信
号と端子454の信号の周波数に応じ、nを決定する。
例えば、端子356の入力信号(基本クロック信号)が
可変周波数局部発振器313の周波数の1/4の場合、
n =4であり、フリップフロップ2段で構成すればよ
い。また、nが2のm乗(mは正整数)以外の場合には
、1/n分周Ml!311、分局器301,302の構
成を変えることにより、端子403,404の信号の周
波数を揃えることができる。分局器301゜302のフ
リッププロップの段数は端子403゜404の信号のサ
イクルタイムがある程度長く、位相比較回路312の比
較誤差等が無視できるように設定する。
第5図は遅延時間測定回路58の他の実施例を示すブロ
ック図である。端子356,1/n分周器311の出力
は、それぞれカウンタ501゜502に入力し、パルス
数がカウントされる。減算回路503は、カウンタ50
1の出力を被減数とし、カウンタ502の出力を減数と
する。減算回路503の出力はサインビットであり、カ
ウンタ501の出力がカウンタ502の出力より大きい
ときに、ローレベルからハイレベルに切り替わる。同様
に減算回路504は、カウンタ502の出力を被減数、
カウンタ501の出力を減数とし、前者が後者よりも大
きいときに出力がローレベルからハイレベルに切り替わ
る。減算回路503゜504の出力は、第3図の実施例
と同様に、同期化回路505,506、微分回路507
,508を介し、遅延制御回路57に入力する。ここで
端子510の信号は、タイマ回路等を用い発生させ、カ
ウンタ501..502のカウント数がある程度進んだ
時点で、減算回路の計算結果を読み込む。
また、端子509の信号はリセット信号であり、減算回
路の計算結果の読み込み終了後に発生する。1このよう
な回路構成でも第3図の実施例と同様な利点が得られる
次に第1図(b)のクロック信号生成回路55について
説明する。クロック信号生成回路55は、位相調整部4
1で位相調整された基本クロック信号と直列接続された
各可変遅延回路60の出力信号とを用いて、LSI内で
使用するクロック信号を生成する。
ここでは、第6図(a)又は(b)に示すような4相の
クロック信号CKO−CK3を生成する場合について説
明する。(a)、(b)ともにマシンサイクルTc、相
間の遅延時間がT e / 4であり、パルス幅がそれ
ぞれTc/8.Tc/2の4相のクロック信号とする6
 (a)のクロック信号はパルス幅が小さく、第2図の
従来方法では、クロック信号発生回路10から各処理装
置20に分配する際に、十分な振幅が得られない等の問
題が生じる。このような場合に本実施例は特に有効であ
る。(c)は基本グロック信号356であり、マシンサ
イクル1゛c、パルス幅T e / 2とする。
まず第6図(a)のクロック信号に生成する回路の1例
として第7図を説明する。
第7図において、(a)は具体的な回路図であり、(b
)はその動作を説明するための端子356への入力信号
(位相調整された基本クロック信号)、端子750、C
KOの信号が示しである。可変遅延回路群56は可変遅
延回路70」、〜707で構成され、クロック信号生成
回路55はAND回路708〜711で構成される。可
変遅延回路群56は第3図、第4図又は第5図の周波数
局部発振器313(可変遅延回路60)と同じ制御信号
360を入力する。また、第3図、第4図、第5図の周
波数局部発振器313を構成する可変遅延回路60と第
6図の可変遅延回路701〜707のそれぞれの遅延時
間は等しくする必要があるため、LSI50内に近接し
て配置し、製造バラツキ等の影響を受けないようにする
。端子356の信号は第1図の位相調整部41の出力信
号であり、第6図(e)の位相調整された基本クロック
信号が入力する。この信号を可変遅延回路701により
T c / 8遅延させ、さらに反転させることにより
、端子750の信号を得る。端子356と端子750(
71信号はAND回路711に入力し、クロック信号C
KOが生成される。CK1〜CK3についても可変遅延
回路702〜707、AND回路708〜710を用イ
テ同様に生成される。本実施例では、位相調整部41に
より位相調整された基本クロック信号と、遅延制御回路
57により制御された正確な遅延時間を持つ可変遅延回
路701〜707の各段の出力とを用いて、多相のクロ
ック信号CKO−・CK3を生成することができる。こ
こで、クロック信号CKOをフィードバック信号として
第1図の位相調整部41に送り、その位相が位相調!啓
部41t’精密に調整されると、CKOを遅延制御回路
57により遅延時間が精密に調整された可変遅延回路群
56で正確に遅延させて生成するCKI〜CK 3の位
相も精密に調整されることになり、各相についてクロッ
クスキューが低減できる。
第7図の回路では可変遅延回路70]−〜707により
、位相調整された基本クロック信号をTc/8ずつ遅延
させているので、可変遅延回路の遅延時間がT c /
 8からずれている場合、CKOの立ち上がりエツジか
らCK3の立ち上がりエツジまでの遅延時間は6X(T
c/8)であり、ずれも6倍されることになる。そこで
第8図のような回路も考えられる。
第8図において第7図と同様、端子356の信号は第1
図の位相調整部41の出力信号で、第6図(c)の位相
調整された基本クロック信号が入力する。この信号はイ
ンバータ813〜817、負荷容量818により180
度ずれた2相の信号850.851を作る。負荷容量8
18による遅延時間とインバータ816による遅延時間
を等しく設計すれば、端子851の信号は端子850の
信号の正確な反転信号となる。それぞれの信号は、可変
遅延回路800〜805によりT c / 8ずつ遅延
し、AND回路8o9〜812によりCKO〜CK3が
生成される。可変遅延回路800〜805は第3図、第
4図又は第5図の周波数局部°発振器313(可変遅延
回路60)と同じ制御信号360を入力する。この場合
、クロック信号の相間の遅延時間のずれの最大値は、可
変遅延回路のT c / 8からのずれの2倍の値と、
負荷容量818による遅延時間とインバータ816によ
る遅延時間の差との和になる。第7図と第8図の回路は
、設計条件によりずれの最大値が小さい方を選沢すれば
よい。
第9図は第6図(b)のクロック信号CKO〜CK3を
生成する回路であり、第1図のクロック信号生成回路5
5と可変遅延回路群56を兼ねている。本実施例では、
第1図(b)のような可変遅延回路60は用いないが、
エツジトリガ・フリップフロップ900〜902におい
て、端子454の信号を変えることによりクロック信号
CKO〜CK3の相間の遅延時間が変わるので、一種の
可変遅延回路である。端子356の信号は第1図の位相
調整部41の出力信号であり、第6図(Q)の位相調整
された基本クロック信号が入力する。この基本クロック
信号をエツジトリガ・フリップフロップ900〜902
でシフトすることによりクロック信号CKO〜CK3を
生成する。
端子454の信号は第3図、第4図又は第5図の可変周
波数局部発振器313の出力信号であり、サイクルタイ
ムはT c / 4である。また、遅延時間がT c 
/ 4となる可変遅延回路を構成し、第7図のように直
列接続しても第6図(b)のCKO〜CK3が得られる
。この場合、直列接続する可変遅延回路は3段であり、
また、第4図の1 / n分周器のnは2、フリッププ
ロップは1段となる。
以上のように、位相調整部41で正確に位相調整された
低周波数の基本クロック信号を1相入力し、LSI内部
で正確に遅延したクロック信号を発生させれば、可変遅
延回路群56の遅延時間とクロック生成回路55の構成
を変えることにより、任意の多相クロックが生成できる
第10図は第1図のクロック信号生成部42の他の実施
例であり、第6図(a)のクロック信号CKO−CK3
を生成する回路構成となっている。
端子356の信号は第1図の位相調整部41の出力信号
であり、第6図(Q)の位相調整された基本クロック信
号が入力する。また、ここでは位相比較回路1008が
第1図(b)の遅延時間測定回路58に相当する。クロ
ック信号生成回路55は第7図と同様にAND回路10
10〜1013で構成される。本実施例では、可変遅延
回路1000〜1007の出力は入力反転信号である。
遅延時間は(1/8)Tcとしてもよいが、ここでは(
9/8)Tcとして考えると、端子356から端子10
50までの遅延時間は9Tcとなる。
端子1050と端子356の信号は位相比較回路100
8に入力され、その比較結果が遅延制御回路57に入力
される。遅延制御回路57からの制御信号は1000〜
1007の可変遅延回路すべてに入力され、端子105
0と端子356の位相を合わせるように制御する。クロ
ック信号生成回路55は、遅延時間が(9/8)Tcの
可変遅延回路1000〜1007の出力と端子356の
基本クロック信号を用いて、第7図と同様にクロック信
号CKO−CK3を生成する。ここで、端子356から
端子1050までの遅延時間は可変遅延回路]000〜
t OO7のプロセス等によるばらつきを考慮して設計
するので、9Tcからある程度の可変幅を持っている。
従って、端子356から端子1050までの遅延時間が
8Tcや10Tcとなる可能性があり、端子356の基
本クロック信号のサイクルタイムがTcであることから
この場合にも位相が合うことになる。そこで、可変遅延
回路1000〜1007の調整時のみ基本クロック信号
のサイクルタイムを9Tcの正整数倍とすれば1位相を
あわせるべきエツジが特定できる。この調整後、基本ク
ロック信号のサイクルタイムをTcに戻してやればよい
。また、(978)Tc等の遅延時間に限らず、他の遅
延時間としても、クロック信号生成回路55の回路構成
を変更すれば、多相のクロック信号を生成することがで
きる。可変遅延回路1000〜1007の出力を入力の
反転信号としない場合も同様である。
第7図の実施例では、生成するクロック信号CKO〜C
K3のパルス幅や相関の遅延時間が小さい場合、可変遅
延回路701〜707の遅延時間を小さくする必要があ
り、高分解能な構成とすることが難しくなる。本実施例
では、可変遅延回路1000〜1007の遅延時間を、
例えば、(9/8)Tcのように大きくできるので、上
記のような問題が生じない。
第11図(、)は、第1図の可変遅延回路群56及び第
4図の可変周波数局部発振器3J、3を構成する可変遅
延回路60の一実施例である。ここで、第1図の可変遅
延回路60として用いる場合、NOR回路1】20の入
力端子1150の一方にはクロック信号を、もう一方に
はロー・レベルの信号を入力する。また、第4図の可変
遅延回路60として用いる場合は、NOR@OR回路1
1〕5端子1150の−・方をOR回路1115の出力
1153に接続し、もう一方はリセット端子351とす
る。NOR回路1120の出力には1−ランスファゲー
トが2種類と論理回路が接続されている。1i00はn
 M OSの1−ランスファゲート、1101.110
2はそれぞれ、nMO8゜p M OSのトランスファ
ゲート、110コ3はAND回路である。いずれも遅延
制御回路57からの制御信号1159によりトランジス
タのオン。
オフを決定し、NOR回路1120が駆動する負荷容量
を変化させる。負荷容量1104〜1106は配線容量
やトランジスタの入力容量および接合容量等で作られ、
この容量が小さいほど可変遅延回路の分解能は高くなる
。また、1116はインバータであり、制御信号13−
59からの信号の反転信号をトランスファゲート110
2に入力する。論理回路1121は遅延用の論理回路1
107〜1109が直列接続され。
AND回路1110〜1113を選択する制御信号11
70により論理回路の段数を決める。ここで、制御信号
1170は、遅延制御回路57の2ビツトの出力116
0,1161を用いてデコーダ1114で発生し、制御
信号1170のうち1つの信号がハイレベルとなるよう
にする。第11図(b)にはデコーダ1114の例を示
した。
1180〜1183はインバータ、1184〜1、1.
87はNOR回路である。、1160゜1161−の2
ビツトの信−りが大きくなると、論理回路1121から
OR回路11〕5までの論理回路の段数が増加するよう
な構成となっている。
次に、第1図の位相調整部41とクロック信号生成部4
2で用いも遅延制御回路52.57の−・実施例を第1
2図に示す。この遅延制御回路は、通常のUP/T)O
WNカウンタとは構成が異なり。
460の端子に入力されるクロック信号の1パルスにつ
き1220〜1223のうちのいずれか1ビツト(具体
的には、1260.126]の端子に入力された指令に
対応して変化可能なビットのうち最も左にあるもの)し
か変化しない。この回路は、位相調整開始直後の位相ズ
レの大きい間は遅延時間の変化を大きくして位相調整部
Yまでに要する時間を短くしたものである。第12図に
おいて、1201〜1206はNOR回路、1.207
,1208はインバータ、1211゜1212はエツジ
]−リガ・フリップフロップである。遅延制御ブロック
1233−〜1233中の回路はここでは省略しである
が、遅延制御ブロック1230と同じものである。12
60.1261は第1図の位相比較回路53や遅延時間
測定回路58の結果を入力する端子、460は比較的ゆ
っくりしたクロック信号を入力する端子、1220〜1
223は第1図の可変遅延回路51.60の制御信号を
出力する端子である。1220〜1223の端子のレベ
ルが表わす2進数の数値は、1260の端子がローレベ
ルの時は460の端子に入力されるクロック信号の1パ
ルスにつき1カウントずつ増加し、1261の端子がロ
ーレベルの時は1カウントずつ減少するように変化する
従って、例えば第4図で端子404の信号の方が端子4
03の信号より先に立ち下がる場合には126oをロー
レベルとして可変遅延回路60の遅延時間が増加するよ
うに、逆に端子403の信号の方が先に立ち下がる場合
には遅延時間が減少するように制御する。このようにし
て端子404と端子403の信号の位相を合わせること
ができる。
なお、1250の端子に入力する信号は、1220〜1
223の端子のレベルを固定し、可変遅延回路51又は
6oの遅延時間の制御を停止するためのものである。第
1図のクロック信号生成部42では位相調整部41から
の出力を用いて遅延時間の調整を行っているため、クロ
ック信号生成部42で可変遅延回路60の遅延時間を調
整している間は、位相調整部41の制御を停止する。そ
して、クロック信号生成部42の調整終了後、クロック
信号生成部42の制御を停止し1位相調整部41での位
相調整を開始する。また、クロック信号CKO〜CK3
の供給を開始する前はほとんどの回路が交流的な動作を
しないため、電子計算機の内部で発生するノイズはせい
ぜい電源のリップル程度であるが、クロック信号CK 
O−CK 3の供給を開始すると多数の回路が一斉に動
きだして大きなノイズが発生する。従って、最初は末端
の分配先46にはクロック信号CKO−CK3を供給せ
ずに位相yJ整機構を働かせ、位相調整が完了した後に
1250の端子をローレベルにして1220〜1223
の制御信号の変化を停止し、その後にクロック信号CK
O〜CK3の供給を開始する。これにより大きなノイズ
の影響を受けずに位相調整を行うことができ、クロック
スキューを低減することができる。なお、位相調整部4
1やクロック信号生成部42での調整完了の検出力法は
、例えばタイマー回路等によって十分な時間だけ待つこ
とにより実現できる。
端子1251,1252は実線で囲まれた1230〜1
233の各遅延制御ブロック中のエツジトリガ・フリッ
プフロップ(ブロック1230では1212)のそれぞ
れセット、リセット端子に接続する。1220〜122
3の端子がすべてハイレベルのときに1260の端子が
ローレベルとなると、1251の端子がハイレベルとな
り、フリップフロップをセットし、1220〜1223
の端子はローレベルとなる。また、逆に1220〜12
23の端子がすべてローレベルのときに1261の端子
がローレベルとなると1252の端子がハイレベルとな
り、フリップフロップをリセットし、1220〜122
3の端子はハイレベルとなる。従って、可変遅延回路5
10r60が十分な可変幅を持っていれば、遅延制御回
路の制御信号1220〜1223の初期状態に関係なく
位相調整ができる。なお、第12図では可変遅延回路の
制御信号1220〜1223は4ビツトであるが、ビッ
ト数を増減したい時は図の実線で囲んだ遅延制御ブロッ
ク1230−1233の数を増減すればよい。
第1図の位相!til1部41の可変遅延回路51は第
11図の回路でNOR回路1120を適当な論理回路に
変更して用い、遅延制御回路52は第12図の回路を用
いる。次に、位相比較回路53について説明する。
位相比較回路53の一実施例を第13図(a)に、その
動作波形の一例を第13図(b)に示す。
第13図(a)において、1301〜1303It N
 OR回路、13o4は差動回路、1305はフリップ
フロップ1306はインバータである。
1350と1351は、一方がフィードバック信号を入
力する端子、他方が基本クロック信号を入力する端子で
あり、この2つの(8号の位相が比較される。今、第1
3図(b)に示すように1350の端子に入力される信
号の位相の方が1351の端子に入力される信号の位相
より早かったとする。この場合、1350,1351の
端子に入力される信号の両方がハイレベルの間は、13
52.1353の端子の電圧は両方共ローレベルである
が、1350の端子に入力される信号の立ち下がりの方
が1351の端子に入力される信号の立ち下がりより先
に始まるため、1352の端子の電圧の方が1353の
端子の電圧より先に立ち上がり始める。その結果、13
50゜1351の端子に入力される信号の立ち下がりエ
ツジからある一定時間の後には1352の端子の電圧は
ハイレベル、1353の端子の電圧はローレベルとなっ
て確定し、差動回路1304の出力の端子1354の電
圧はハイレベルとなる。また、1350.1351の端
子に入力される信号の早遅関係が逆の場合には1354
の端子の電圧はローレベルとなる、従って、1350,
135]−の端子に入力される信号の立ち下がりエツジ
からある一定時間の後に1354の端子のレベルを13
05のフリップフロップに取り込めば1350.135
1の端子に入力された信号の早遅関係に対応して出力端
子1359,1360のレベルが決まる。その後は13
50,1351の端子に入力された信号の早遅関係が反
転するまで1359.1360の端子のレベルは変化し
ない。
端子1359.1360には第4図の微分回路307.
308と同様な回路を接続し、遅延制御回路52にパル
ス信号を送る。
第13図(a)の実施例では、端子1350と1351
の両方の信号がローレベルのときに、端子1358の信
号がローレベルとなり、フリップフロップ1305のト
リガがかかる。従って、端子1350と1351の信号
が第6図(c)の基本クロック信号と第6図(、)のク
ロック信号CKOで、それぞれ、第14図(a)のよう
なタイミングにある場合、フリップフロップ1305は
時間t0と時間t1でトリガがかかることになる。
また、第1,4図(e)のように端子1354の信号の
立ち下がりが、端子1358の信号の立ち下がりとほぼ
同時である場合は、フリップフロップ1305はメタス
テーブル状態(出力がハイレベルまたはローレベルに長
時間確定しない状態)となる。以上のような場合、フリ
ップフロップ1305の出力1359,1360の値が
確定せず、この状態で制御が停止する可能性がある。従
って、CKOのフィードバック信号は基本クロック信号
と同様な波形(デユーティ略50%)にした後、位相比
較回路53に入力する必要がある。
端子1350と1351の信号がほぼ同時に立ち下がる
場合(第14図(b))も、NOR回路1301.13
02によるフリップフロップがメタステーブル状態にな
るが、このときは端子1350.1351の信号の位相
が合っているので、制御が停止しても問題はない。
上記のようなパルス幅が異なる入力に対しても動作する
位相比較回路53の他の実施例を第15図に示す。第i
−5図において、1501゜1502はNOR回路、1
503〜1505はインバータ、1506〜1508は
フリップフロップ、]509は同期化回路、1510は
AND回路、1511はNANDAND回路。第13図
と同様に1550と1551は、一方がフィードバック
信号を入力する端子、他方が基本クロック信号が入力す
る端子であり、この2つの信号の位相が比較される。イ
ンバータ1503.1504は。
それぞれ、端子1550と1551.]、、552と1
553の負荷を揃えるためのものである。端子1570
に入力する同期化回路1509のトリガ信号は、基本ク
ロック信号か、もしくはそれより周期の長い比較的ゆっ
くりした信号である。3ビットカウンタ1512,15
13は、端子]556または1557が連続してローレ
ベルを出力するときに、所定の時間に1回だけローレベ
ルを出力するものである。この出力を持つ間に、位相比
較結果により可変遅延回路52の制御信号が変更され、
フィードバック信号の位相が調整される。
本実施例では、端子1550の反転信号をフリップフロ
ップ1506のトリガとしているので、第14図(a)
の端子1358の信号のように、1サイクルにトリガが
2回発生することはない。
しかし、第13図(、)の実施例と同様に、端子155
2と1555の信号のタイミングによりフリップフロッ
プ1506がメタステーブル状態になり、制御がこの状
態で停止する可能性がある。
この対策として、同期化回路1509等を設けた。
同期化回路1509は、フリップフロップ1506がメ
タステーブル状態であっても、端子1556.1557
の信号を端子1570のトリガ信号に対して同期させる
ものである。端子1556.1557の信号は、フリッ
プフロップ1506〜1508の状態により決まり、連
続してローレベルにならない可能性がある。このとき3
ビツトカウンタの出力はハイレベルのままとなる。そこ
で、3ビツトカウンタ1512゜1513が所定の時間
内にローレベルを出力しない場合に、4ビツトカウンタ
1514がローレベルを出力し、フリップフロップ15
06がメタステーブル状態から抜けるようにした。3ビ
ットカウンタ1512,1513のどちらかがローレベ
ルを出力した場合には、NAND回路1511によりリ
セット信号が端子1562に発生し、4ビツトカウンタ
1514の出力はハイレベルのままとなる。
第16図は第15図で使用する3ビツトカウンタ151
2又は1513の一構成図である。図において、160
1〜1605はNOR回路、1606.1607はOR
回路、1608〜1610はフリップフロップ、161
1゜1612はNAND回路、1613はインバータで
ある。端子1650は第15図の端子1556または1
557を接続し、端子1651が第15図の端子156
0または156°1となる。フリップフロップ1608
〜1610のトリガ信号は第15図のフリッププロップ
1507.1508と同じ信号を入力する。動作は通常
のカウンタ回路と同様であり、端子1650にローレベ
ルが連続して入力するときに、端子1652のトリガ信
号の8サイクルに1回の割合で、端子1651にローレ
ベルを出力する。
第17図は第15図で使用する4ビツトカウンタ151
4の一構成図である1図において、1701〜17o7
はNOR回路、1708〜1710はOR回路、171
1〜1714はフリップフロップ、1715〜1717
はNAND回路、1718,1719はインバータであ
る。端子1750は第15図の端子1562を接続し、
端子1751が第15図の端子1559となる。
フリップフロップ1711〜1714のトリガ信号は第
15図のフリップフロップ1507゜15o8と同じ信
号を入力する。動作は通常のカウンタ回路と同様であり
、端子1750にローレベルが連続して入力するときに
、端子1752のトリガ信号の16サイクルに1回の割
合で、端子1751にローレベルを出力する。すなわち
、3ビツトカウンタ1512または1513がローレベ
・ルを出力すると端子1750がハイレベルとなり、こ
の4ピントカウンタがリセットされる。3ビツトカウン
タ1512または1513が、連続してハイレベルのま
まであれば、端子1751がローレベルを出力する。
本実施例の位相比較回路では、基本クロック信号および
フィードバック信号の波形に関わらず、上記2信号の位
相比較ツ定結果を出力できる。
第18図は、本発明の全体構成に関する別の実施例であ
る。第1図(a)が遅延素子14を用いて各処理装置5
0の入力信号の位相を調整するのに対し、本実施例では
これを省き、完全に自動調整するものである。クロック
信号発生部10は、発振器11、分局器12、分配回路
113と、各処理装置50に対応して位相調整部41、
出力回路47および入力回路49を持ち、少なくとも、
分配回路131位相調整部41、出力回路47、入力画
149は、同−LSI上に構成する。また、分配回路1
3から位相調整部41まで、または、入力画I449か
ら位相tA整部41までは、それぞれ等長配線する。ク
ロック信号発生部10の出力は、信号経路30を介して
1−相の基本クロック信号として各処理装置50に供給
する。各処理装置50ではクロック信号生成部42によ
り、入力回路40を通過した信号から各処理装置内で使
用する多相のクロック信号を生成し、分配回路43、配
線45を介して末端の分配先であるフリップフロップ4
6、及び出力回路48に供給する。配線45は等長配線
し、各分配先46でのスキューをできるだけ小さくする
。出力回路48からの出力は、等長配線された信号経路
31及び入力回路49を介し、位相調整部41の位相比
較回路53に入力し、基本クロックとなる分配回路13
の出力と位相を合わせる。ここで、各入力回路49から
位相調整部41の入力までは、はぼ同じ伝播時間を持つ
ので、各処理装置50の出力回路48の出力の位相が揃
うことになる。各処理装置50間のクロックスキューは
、末端の分配先46でのばらつき、すなわち、出力回路
48の入力の位相ばらつきとして考えられる。本実施例
では、出力回路48の遅延時間のばらつきを含んで位相
調整するため、これがクロックスキューの要因となる。
第1図の実施例が、各処理装置50のフリップフロップ
46の入力での位相が合うのに対し、本実施例では、出
力回路48の遅延時間のLSI間ばらつきが処理装置間
のスキューとして残る。しかし、第1図の実施例のよう
に遅延素子14を取替えて位相調整する必要がないので
、調整にかかる工数が省かれる。
以上に述べた本発明の各実施例を電子計算機のクロック
信号供給装置に用いることにより、信号経路におけるク
ロック信号の本数も少なく、T、 S Iの末端に分配
されるクロック信号に関するクロックスキューも低減さ
れ安定高性能な計算装置を実現できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、各LSIに供給するクロック信号本数
を低減でき、さらに、LSI内でスキューの小さい多相
のクロック信号を生成できる。また電子計算機をこのよ
うに高性能化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の一実施例を示す全体構成図、第
1図(b)はその詳細を示す図、第2図は従来例の全体
構成図、第3図は本発明に使用する遅延時間測定回路の
一実施例を示すブロック図、第4図は第3図の詳細回路
図、第5図は遅延時間測定回路の他の実施例を示すブロ
ック図、第6図(a)〜(Q)は本発明の説明のための
クロック信号の例を示す図、第7図(a)は本発明に使
用するクロック信号生成回路の一実施例を示す構成図、
第7図(b)はその波形図、第8図は本発明に使用する
クロック信号生成回路の他の実施例を示す構成図、第9
図は本発明に使用するクロック信号生成回路の更に他の
実施例を示す構成図、第10図は本発明に使用するクロ
ック信号生成部の他の実施例を示す構成図、第11図(
a)は本発明に使用する可変遅延回路の一実施例を示す
構成図、第11図(b)はそのデコーダの構成図、第1
2図は本発明に使用する遅延制御回路の一実施例を示す
構成図、第13図(a)、(b)は本発明に使用する位
相比較回路の一実施例を示す構成図とその動作波形であ
り、同図(1))のハツチングの部分はハイレベルまた
はローレベルにあることを示す。第14図(a)〜(e
)は、第13図(a)の回路で発生するメタステーブル
状態を説明するタイミング図、第15図は、本発明に使
用する位相比較回路の他の実施例を示す構成図、第16
図、第17図は、第15図の3ビツトカウンタ、4ビツ
トカウンタの回路図、第18図は、本発明の他の実施例
を示す全体構成図である。 第1図 に理■1mυ Jσ−in f社Σ舌 Iθ−g理Ml(tsr 45−−一騎り縛 4l−−−)!/ ・y 7’ 7 o y 7゜4 
/−4n#tMq#W 42−=70−i7fN’1Flt+芦″42図 /1−  全孫# Jθ−−−1容ずHツる 5ρ−bイg1 (L、SI) 茅′/図 夕θθ〜!(72−−−Iッシ−)l)ff−フタ77
”7r)v7’7θ/〜7ρ7一−−q′!遅延回緊 701−7/I−−−ANDriJ’ACb) 第 図 (cL) C8) (C) 第 図 20θ〜2ρ5−−−一4食遅延r3升2θ夕〜!12
−−−− AND回ゴ否1/J  l/7−−−−イン
ハ゛−タ1/1−−−−−−−一勇ff答量 第 図 /θθ0〜/θθ7−−−可変遅延回躇/(101−−
−−−−−−AUr酢l:藪記斧/θθタ −−−−−
−−−a、Uジ牛VJ B丁目5tシ/θlθ〜/θ/
J−−−AND回路 55−一一一一一一一 70771育ち1時゛回緊5e
−−−−−−−一嗜V遅址回り召 第11図 可’fL止t?Js7orc。 テコ=yツノl仝 第13図 1υm江ルLユ /j01−−−−−−−−フリ/アフロ、77″13θ
6−−−−−−−−イ、ハ゛−7Cb) lJ5り 箒 (b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1相の基本クロック信号を発生するクロック信号発
    生部と; 上記基本クロック信号とフィードバック信号の位相を比
    較し、両者の位相が合うように上記基本クロック信号の
    位相を調整する第1の制御ループと; 上記第1の制御ループで位相調整された基本クロック信
    号が入力する、直列接続された複数の可変遅延回路から
    なる遅延回路群と、該複数の可変遅延回路のそれぞれの
    出力信号と上記位相調整された基本クロック信号とを用
    いて多相のクロック信号を生成する手段とを有し、上記
    位相調整された基本クロック信号の周期と所定の関係と
    なるように上記複数の可変遅延回路の遅延時間を制御し
    、上記多相のクロック信号の1つを上記フィードバック
    信号として上記第1の制御ループに与える第2の制御ル
    ープと;を有することを特徴とするクロック信号供給装
    置。 2、請求項1において、上記第1の制御ループが、上記
    基本クロック信号の位相を調整する可変遅延手段と、上
    記基本クロック信号と上記フィードバック信号の位相を
    比較する位相比較手段と、該位相比較手段の比較結果を
    受けて上記可変遅延手段を制御する遅延制御手段とから
    なることを特徴とするクロック信号供給装置。 3、請求項1又は2において、上記第2の制御ループが
    、上記位相調整された基本クロック信号の周波数の整数
    倍の周波数の信号を発生する可変周波数発振器と、該可
    変周波数発振器の周波数が上記位相調整された基本クロ
    ック信号の周波数の整数倍となるように上記可変周波数
    発振器を制御する制御回路とを有し、該制御回路の出力
    により上記複数の可変遅延回路の遅延時間を制御するこ
    とを特徴とするクロック信号供給装置。 4、請求項1又は2において、上記第2の制御ループが
    、上記位相調整された基本クロック信号と上記遅延回路
    群の出力信号とを位相比較する位相比較回路と、該位相
    比較回路の比較結果を受けて上記遅延回路群の出力信号
    の位相が上記位相調整された基本クロック信号の位相と
    合うように上記複数の可変遅延回路の遅延時間を制御す
    る制御回路とを有することを特徴とするクロック信号供
    給装置。 5、請求項1又は2において、上記第2の制御ループが
    上記複数の可変遅延回路の遅延時間を制御している間は
    上記第1の制御ループは上記基本クロック信号の位相の
    調整を停止し、上記第2の制御ループによる制御の終了
    後、上記第2の制御ループによる制御を停止すると共に
    上記第1の制御ループによる位相調整を開始し、上記第
    1の制御ループによる位相調整の終了後、上記第1の制
    御ループによる位相調整を停止することを特徴とするク
    ロック信号供給装置。 6、請求項1乃至5のいずれかにおいて、上記第1の制
    御ループと上記第2の制御ループとを各処理装置内に設
    け、上記クロック信号発生部からの上記基本クロック信
    号を信号経路を介して上記各処理装置にそれぞれ供給す
    ることを特徴とするクロック信号供給装置。 7、請求項1乃至5のいずれかにおいて、上記第1の制
    御ループと上記第2の制御ループとをそれぞれ別の処理
    装置内に設け、上記第1の制御ループが設けられた第1
    の処理装置から上記位相調整された基本クロック信号を
    信号経路を介して上記第2の制御ループが設けられた第
    2の処理装置に供給し、上記第2の処理装置から上記フ
    ィードバック信号を信号経路を介して上記第1の処理装
    置(10)に供給することを特徴とするクロック信号供
    給装置。 8、請求項7において、上記第1の制御ループと上記第
    2の制御ループとをそれぞれ複数有し、該複数の第1の
    制御ループを同一の第1の処理装置内に設け、該複数の
    第2の制御ループをそれぞれ別の第2の処理装置内に設
    けたことを特徴とするクロック信号供給装置。 9、請求項1乃至8のいずれかに記載のクロック信号供
    給装置を備えてなることを特徴とする電子計算機。 10、クロック信号発生部と信号経路と処理装置とを有
    し、クロック信号発生部からの出力により信号経路を介
    して処理装置内に所要のクロック信号を供給する電子計
    算機のクロック信号供給装置において、1相の第1のク
    ロック信号を上記クロック信号発生部からの出力として
    これを分配先である処理装置に供給し、上記第1のクロ
    ック信号と第2のクロック信号の位相を合わせる手段と
    、該位相を合わせる手段により位相調整された第1のク
    ロック信号が入力する等しい遅延時間を持つ直列接続さ
    れた複数の可変遅延回路からなる遅延回路群と、上記複
    数の可変遅延回路のそれぞれの出力信号と上記位相調整
    された第1のクロック信号を用いて多相の第2のクロッ
    ク信号を生成する手段と、上記第1のクロック信号の周
    期の整数分の1になるように上記複数の可変遅延回路の
    遅延時間を制御する手段とを、上記処理装置内に備えた
    ことを特徴とするクロック信号供給装置。 11、上記、第1のクロック信号と第2のクロック信号
    の位相を合わせる手段は、上記第1のクロック信号の位
    相を調整する可変遅延手段と、該可変遅延手段の出力を
    用いて生成された上記第2のクロック信号と上記第1の
    クロック信号の位相を比較する位相比較手段と、該位相
    比較手段路の比較結果を受けて上記可変遅延手段を制御
    する遅延制御手段とを備えることを特徴とする請求項1
    0記載のクロック信号供給装置。 12、上記位相比較手段がRSフリップフロップ回路と
    、その出力を同期化する同期化回路と、該同期化回路か
    ら同一の出力を一定時間入力したときに所定の出力が得
    られる第1のカウンタ回路と、該一定時間内に上記第1
    のカウンタ回路の所定の出力が発生しない場合に所定の
    出力を発生する第2のカウンタ回路を備えることを特徴
    とする請求項11記載のクロック信号供給装置。 13、上記、複数の可変遅延回路の遅延時間を制御する
    手段は、上記可変遅延回路の遅延時間を測定する遅延時
    間測定回路と、該遅延時間測定回路からの測定結果を受
    けて上記可変遅延回路の遅延時間を制御する遅延制御回
    路とを備えることを特徴とする請求項10記載のクロッ
    ク信号供給装置。 14、上記遅延時間測定回路が、上記可変遅延回路の入
    力端子と出力端子とを接続してなる可変周波数局部発振
    器と、その出力信号の分周信号と上記第1のクロック信
    号の分周信号との位相を比較する位相比較回路とを備え
    ることを特徴とする請求項13記載のクロック信号供給
    装置。 15、上記可変周波数局部発振器に用いられる可変遅延
    回路の遅延時間はディジタル信号により制御されること
    を特徴とする請求項14記載のクロック信号供給装置。 16、上記可変遅延回路の遅延時間の制御における該遅
    延時間の調整中は上記可変遅延手段の制御を停止し、そ
    の調整終了後、上記可変遅延回路の制御を停止すると同
    時に上記可変遅延手段の制御を開始し、その調整終了後
    、上記可変遅延手段の制御を停止することを特徴とする
    請求項11記載のクロック信号供給装置。 17、上記複数の可変遅延回路の遅延時間を制御する手
    段は、上記位相調整された第1のクロック信号が入力す
    る等しい遅延時間を持つ直列接続された可変遅延回路の
    複数個を介しての出力信号と位相調整された第1のクロ
    ック信号との位相を比較する位相比較回路と、この出力
    を受けて上記可変遅延回路の遅延時間を制御する制御回
    路とを備えることを特徴とする請求項10記載のクロッ
    ク信号供給装置。 18、クロック信号発生部と信号経路と処理装置との構
    成を有し、クロック信号発生部からの出力により信号経
    路を介して処理装置内に所要のクロック信号を供給する
    電子計算機のクロック信号供給装置において、第1のク
    ロック信号と第2のクロック信号の位相を合わせる手段
    を上記クロック信号発生部に備え、上記位相を合わせる
    手段により位相調整された1相の第1のクロック信号を
    上記クロック信号発生部からの出力としてこれを分配先
    である処理装置に供給し、上記位相調整された第1のク
    ロック信号が入力する等しい遅延時間を持つ直列接続さ
    れた複数の可変遅延回路のそれぞれの出力信号と上記位
    相調整された第1のクロック信号を用いて多相の第2の
    クロック信号を生成する手段と、上記第1のクロック信
    号の周期の整数分の一になるように上記複数の遅延回路
    の遅延時間を制御する手段を上記処理装置内に備えたこ
    とを特徴とするクロック信号供給装置。 19、上記クロック信号発生部は、発振器と、該発振器
    の出力を分周して上記第1のクロック信号を生成する分
    周器と、該分周器の出力を上記位相を合わせる手段に分
    配する分配回路と、複数の上記位相を合わせる手段を備
    え、少なくとも、上記分配回路と上記複数の位相を合わ
    せる手段が同一の処理装置内に構成されることを特徴と
    する請求項18記載のクロック信号供給装置。 20、請求項10乃至19のいずれかに記載のクロック
    信号供給装置を備えたことを特徴とする電子計算機。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07281784A (ja) * 1994-04-01 1995-10-27 Internatl Business Mach Corp <Ibm> クロック信号生成方法および装置
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