JP2002340755A - 試料保持装置 - Google Patents
試料保持装置Info
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Abstract
冷却能力を発揮する試料保持装置を提供する。 【解決手段】 内部金属製熱容量体62は突起を有して
いる。この突起の面62bは、真中が折り曲げによって
丸みを帯びた形状をしており、溝67にはトラップ管6
3が嵌められる。突起は外部金属製熱容量体61の凹部
61へと差し込まれ、面62bと凹部61の壁面とがト
ラップ管63に押圧力を及ぼす。この押圧力によってト
ラップ管63と熱容量体62とがぴったりと接触し、こ
れらの間の熱交換の効率が良好となる。溝67はトラッ
プ管63の外径よりも幅広に設計されており、溝67に
嵌めこまれたトラップ管63の両脇には隙間が生ずる。
この隙間は冷媒通路68となり冷媒が通され、冷媒とト
ラップ管63とが面状に接触してトラップ管63内の試
料ガスが急速に冷却されて液化される。試料が濃縮され
た後にヒータ9がオンされて、試料は再度ガス化する。
Description
において用いられる試料保持装置に関しており、詳細に
は、試料ガス等に含まれる物質を温度管理によって保持
した後に解放して分析装置内に与える試料保持装置に関
する。
MS(ガスクロマトグラフ−質量分析)等のガス分析装置
においては、クライオフォーカスやサーマルディソープ
ション(加熱脱離)等の方法を用いて分析装置内に試料を
導入する場合がある。クライオフォーカスによる試料導
入は、試料中の分析目的成分を一度に導入することを目
的とする。詳細には、クライオフォーカスにおいては、
試料導入部をいったん冷却して目的成分を保持し、その
後急速に加熱して試料を分析装置内に一気に導入させ
る。
料導入は、試料の濃縮および夾雑物質の除去を目的とし
ている。詳細には、サーマルディソープションにおいて
はまず、目的成分を保持する特性を持つ充填材を詰めた
トラップ管を冷却して、このトラップ管内に試料を導入
して目的成分をトラップする。このようにして目的成分
を濃縮した後に、トラップ管を加熱して保持した目的成
分を分析装置内に導入する。
て、冷却部分に近接して設置された冷媒流路に液体窒素
等の液状冷媒を流すことによって冷却を行う装置が知ら
れている。特開平11−153528号公報に開示の技
術を従来例として挙げる事ができる。図10は、冷媒を
用いて冷却を行う従来の冷却装置を図示する模式図であ
る。図10に示す従来の冷却装置は、小径の冷媒流路4
2を試料流路40の外周部分に巻き付けて近接させてい
る。冷媒流路42内に流される冷媒によって、試料流路
40内の試料ガスが冷却される。
少ない冷媒で高い冷却能力を得ること、すなわち冷却効
率の向上が求められている。しかしながら、従来の冷却
装置の構成では、冷媒流路42は試料流路40に対して
螺旋形の線状に接触している。したがって、接触面の面
積は試料経路40の全表面積に対して非常に少ない。こ
れによって従来の冷却装置は冷却効率が低くなってしま
い、多量の冷媒が必要となる。
触面には、圧着力が働いていない。したがって、ある1
つの冷却装置において冷却能率に経時変化が生ずる余地
があり、冷却が不安定となる。さらに、冷却装置の冷却
能力は個々の冷却装置の組み上がり状態、即ち冷媒流路
42と試料流路40との接触状態に大きく左右されてし
まう。このため、冷却装置毎に保持能力または濃縮能力
が異なってしまい、個々の冷却装置を同一の使用条件で
用いることは困難となる。以上のような理由によって、
冷却装置毎に、その使用経過に応じて、冷却条件の設定
を行わねばならなかった。このような状態では、安定し
た高い冷却能力を保持することは困難である。
目的としており、簡単な構造でありながら安定的かつ効
率的な冷却能力を発揮する試料保持装置を提供すること
を目的とする。
に含有される成分を温度管理によって保持および解放す
る試料保持装置であって、少なくとも一方の温度が変え
られることによって前記成分の解放を行う互いに組み合
わされる第1および第2の温度管理部材に前記試料ガス
が通過する管を挟みこませることによって押圧力を与え
つつ保持させる。
度管理部材または前記第2の温度管理部材の少なくとも
一方に、該第1の温度管理部材および該第2の温度管理
部材が互いに嵌め合わされた時に前記管が存在する空間
を生じさせる溝が形成されており、前記溝の深さは、前
記第1の温度管理部材および前記第2の温度管理部材の
双方に前記管が接触する大きさに制限されている。
が、前記第1の温度管理部材および前記第2の温度管理
部材が互いに嵌め合わされた時に、前記管に接する空間
が生ずる大きさに設定されており、前記成分の温度を管
理する温度管理流体が前記管に接する前記空間内を流れ
る。
明のいずれか1つの前記第1の温度管理部材が、前記管
が表面に配置される突起を有し、前記第2の温度管理部
材は、前記突起がはめ込まれる窪みを有する。
端に丸みを帯びており、前記管は、前記突起の根元の方
から前記先端を経由して該根元に向かって配置され、該
先端の形状に沿って丸みを帯びた状態で湾曲する。
流体が、前記管に接する前記空間へと、前記突起の先端
部分のうち丸みを帯びている部分から流し込まれる。
によって第1および第2の温度管理部材と管とが十分に
接触し、第1の温度管理部材または第2の温度管理部材
のうち温度が変わる方と管との間の熱の移動が良好に行
われる。これによって、試料ガスに含有される成分の解
放が速やかに行われ得る。
う簡易な構成によって、第1の発明の試料保持装置を得
ることが可能となる。
つ継続的に、面状の広がりをもって接触する。これによ
って、温度管理流体と管との間の熱交換率が向上し、試
料保持装置の性能が上がる。
および第2の温度管理部材を嵌め合わせるという簡易な
組み立て工程によって、第1の発明ないし第3の発明を
実現することが可能となる。
と第2の温度管理部材とを嵌め合わせる際に、管の形状
が突起の形状に合わせて自動的に丸みを帯びる。管が鋭
角に折れ曲がることを回避して試料ガスの流路面積を確
保すると共に、管の丸みによる試料ガスの速度の変化に
よって熱交換率を向上させることが可能となる。
間を流れて温度が変化する前に管の丸みを帯びている部
分に接触する。これによって、丸みを帯びることによっ
て熱交換率が高くなっている部分と温度管理流体との温
度差が大きくなり、試料保持装置の熱交換率がさらに向
上する。
図を用いつつ説明する。図1は、本実施の形態の試料濃
縮装置6を用いてガスクロマトグラフィ分析を行う分析
システムの構成を例示する模式図である。含有される成
分の分析が行われる試料ガスは、ガス採集用のバッグ1
に捕集され貯留される。バッグ1に貯留されている試料
ガスは、流路切替バルブ2によってその流入先が切り替
えられる。
状態に切り替えられ、試料ガスはこの流路切替バルブ2
を介してサンプル管3および流路遮断弁4による流路系
を通過し、捕集ポンプ5に引かれる。時間が経過して流
路系に試料ガスが充填されると、流路遮断弁4が閉じら
れた後に流路切替バルブ2が時計方向に1/6回転させ
られ、接続状態が破線によって例示されるように変化す
る。これによって、サンプル管3において計量された試
料ガスは、試料濃縮装置6へと導入される。
体窒素または液化炭酸ガス等の冷媒を用いて試料ガスを
冷却し、試料ガス中の成分を保持および濃縮する。その
後、試料濃縮装置6に備え付けられた加熱ヒータ9の電
源がオンにされると、試料ガスは加熱されて解放され
る。試料濃縮装置6には温度モニタ8が取り付けられて
おり、冷却時および加熱時の温度が計測される。温度モ
ニタ8の出力結果に基づく適切な温度制御によって加熱
および冷却が行われる。加熱によって解放された試料ガ
スはガスクロマトグラフィ10に導入され、適切に設定
された分析カラムおよび分離条件に基づき、成分毎の含
有量が求められる。そして、この含有量は、結果出力装
置11に出力される。
例示する斜視図である。試料濃縮装置6は、互いに嵌め
合わされる外部金属製熱容量体61と内部金属製熱容量
体62とによって構成される。さらに、2つの熱容量体
61および62の間に挟み込まれる試料通路パイプ(ト
ラップ管)63と、試料ガスを冷却するために注入され
る冷媒の通路となる注入通路65と、試料ガスを加熱す
るためのヒータ9とが備え付けられている。外部金属製
熱容量体61および内部金属製熱容量体62は、第1お
よび第2の温度管理部材の一例である。
図6および図7は外部金属製熱容量体61の詳細な構造
を例示する矢視図、透視図または断面図である。内部金
属製熱容量体62は、つば状の部分と、この部分に取り
付けられた突起状の部分とによって構成される。この突
起の先端の断面の形状は図2に例示されるように、一方
向においては四角形であり(図3)、その方向に直行す
る方向においては半円形(図4)である。さらに、内部
金属製熱容量体62は、図4に例示されるように、少な
くとも1つの方向(この例においては図4に向かった平
面方向)においては先端に近づくにつれて細くなるよう
に成形されている。そして、内部金属性熱容量体62が
挿入される外部金属製熱容量体61は、図6および図7
に例示されるように、内部金属性熱容量体62の突起が
ぴったりと密着して嵌まり込む形状を有する凹部61a
が形成されている。ここで、図7は図6のA−A’断面
における構成を例示する断面矢視図である。
れるように、真中の折り曲げ部分が熱容量体62の突起
の先端となっている面62bを有する。面62bには、
トラップ管63が収められる溝67が、面62bの長手
方向に沿って形成されている。熱容量体62のつばの部
分には、この溝67の延長部である2箇所の部分に孔7
0がそれぞれ設けられる。使用の際には、溝67に沿っ
て取り付けられるトラップ管63は、孔70を通って熱
容量体61の内部へと入り込む。
て詳細に説明する。図8および図9は溝67の形状、お
よびトラップ管63が取り付けられた溝67の様子を例
示する断面図である。図8および図9に例示される熱容
量体62の断面は、図4のB−B’断面である。溝67
の断面の形状は、長辺が表面に平行であり短辺が垂直で
ある長方形に、円の一部を切り取った形状の丸みを帯び
たへこみがさらに付加された形状となっている。
溝67のへこみに嵌めこまれた熱容量体62が熱容量体
61に取り付けられると、トラップ管63は外部金属製
熱容量体61および内部金属製熱容量体62の双方に接
触して押圧力を受ける。これによって、トラップ管63
はへこみの部分において熱容量体62に密着する。この
ような状態にするには、溝67の奥行きをトラップ管6
3の外径とほぼ同じでありつつも若干小さく設定してお
けば良い。以上のようにトラップ管63が熱容量体61
および熱容量体62に接触する一方で、溝67の長方形
の2つの短辺の近辺においてはそれぞれ隙間が生じてい
る。これらの隙間は、トラップ管63の外径よりも長方
形の長辺を予め長く設定しておくことによって生じたも
のである。
し、図2〜図5の注入通路65から注入された冷媒がト
ラップ管63に接触しつつ通過する道筋となる。図9を
参照すれば理解されるように、冷媒とトラップ管63と
の接触は面状になり、接触が線状だった従来の構成より
も冷却効率が大幅に向上する。これによって、冷媒の流
量を減少させることが可能となり、成分分析のコストが
削減される。
して図1の試料濃縮装置1を構成する手順を説明する。
まず、トラップ管63を内部金属製熱容量体62の2つ
のトラップ管用孔70に通した後に溝67におおよそ沿
わせておく。そして、トラップ管63を溝67のへこみ
の部分に位置させつつ内部金属製熱容量体62を外部金
属製熱容量体61の奥まで挿入する。その後、外部金属
製熱容量体61と内部金属製熱容量体62とを嵌め合わ
せた状態のまま互いに固定する。
3は外部金属製熱容量体61および内部金属製熱容量体
62の双方に接触した状態で組み付けられる。その接触
の度合いは、トラップ管用溝67を金属加工する時に非
常に精度良く調整することが可能である。さらに、トラ
ップ管63は、溝63のへこみの部分に嵌めこまれるこ
とによって位置決めされる。この位置決めによって図9
に例示されるようにトラップ管63の両脇に自ずと空間
が生じ、冷媒通路68を流れる冷媒とトラップ管63と
の接触面積が十分に確保される。
ップ管63は半円状に折り曲げられた面62bに沿うこ
とによって自身も半円状に折り曲げられる。したがっ
て、変形によって生ずる力が折り曲げ部分の全体に分散
される。これによって、トラップ管63が鋭角に折れ曲
がることによる試料ガスの通過面積の減少を予め回避す
ることが可能となる。
体62を組み付けることによって、トラップ管63の形
状、トラップ管63と熱容量体61および熱容量体62
との接触状態、冷媒通路68の寸法および形状ならびに
冷媒とトラップ管63との接触面積が自ずと定まる。す
なわち、組み付けを行えば、所期の濃縮装置6の冷却性
能および加熱性能が実現される。
62を作成するための金属の機械加工を高精度に行って
おけば、同じ構成部材を複数製作する場合に各構成部材
同士の間のばらつきを問題が無い程度にまで減少させる
ことができる。これによって、本実施の形態の濃縮装置
6を複数個用意した場合にも、個体間の濃縮性能には差
が殆どつかず安定する。複数個の濃縮装置6を用いて均
一の条件で濃縮を行うことが可能となり、個々の濃縮装
置6毎に設定を行わなければならないという従来は必要
であった手間が省かれる。
および熱容量体62によって常に押圧力が与えられる。
したがって、トラップ管63と熱容量体61および熱容
量体62とが常に接触し、熱交換が時間に依らず一定と
なる。
た状態を維持しつつ熱容量体61および熱容量体62を
組み付けるという簡単な組み立て手順を行えば、本実施
の形態の濃縮装置6が手に入る。したがって、組み立て
に対して特別の注意および熟練は不要となる。
部金属製熱容量体62は、折れ曲がっている面62bに
隣り合う2つの互いに対向する面62aのみが、先端が
半円形である先細り形状を有する。これは、濃縮装置6
の組み立て時におけるトラップ管63の整形性を考慮し
たものであり、他の面に同様の形状を有させることも可
能である。また、面62aの先端の半円の半径を更に大
きくするとともに直線部分を小さくして、面62aのほ
ぼ全体を円弧状の形状とすることも可能である。この場
合にも、内部金属製熱容量体62の形状に合わせて外部
金属製熱容量体61の凹部61aを成形することによっ
て、トラップ管63に押圧力を与えること、およびトラ
ップ管63の付近に隙間を生じさせて冷媒通路68を形
成することは可能である。
ように内部金属製熱容量体62の内部を貫通する通路で
あり、熱容量体62の先端であり溝67とぶつかる地点
66において冷媒通路68と連通する。このようにし
て、注入通路65から冷媒通路68を経て孔70へと抜
ける冷媒の道筋が形成される。以上のような構成によっ
て、トラップ管63のうちで最も温度が低くなる部分
は、冷媒がトラップ管63からまだ熱を受け取っていな
い地点66の付近の部分となる。トラップ管63内の試
料ガスを冷却する道筋は、以上のようになる。
するために内部金属製熱容量体62には、図2のヒータ
9が嵌めこまれる孔69が図5に例示されるように設け
られている。
容量体62の内部へと注入された冷媒は、地点66にお
いて溝67に流入して初めてトラップ管63に接触す
る。そして、冷媒は図9の冷媒通路68を通過する時
に、トラップ管63およびその内部の試料ガスを冷却す
る。その後冷媒は、図2の孔70、または外部金属製熱
容量体61と内部金属製熱容量体62との合わせ目から
溢れ出し、濃縮装置6の外部に放出される。
は、濃縮装置6の入り口から濃縮装置6の面62bの折
れ曲り部までの直線区間において、冷媒通路68中の冷
媒によって冷却され次第に温度が低下していく。そし
て、直進していた冷媒は折れ曲がり部で流れの方向が変
えられ、この折れ曲がり部においてトラップ管63の壁
と試料ガスとの熱交換が最も活発となる。このように、
地点66付近で濃縮装置6内の最低温度まで冷却された
試料ガスは、含有する分析対象成分が液化されてトラッ
プ管63内で濃縮される。冷媒とトラップ管63との接
触が図9に例示されるように面状にされたことと、溝6
7の始点から終点までという継続性を持って冷媒がトラ
ップ管63に直接的に接触することと、冷媒の温度が溝
67の内部のうちではこの折れ曲がり部において最低で
あることとによって、少量の冷媒で効率的に試料の濃縮
を行うことが可能となる。
スが通過し終わると冷媒の供給が停止され、代わりに図
1のヒータ9のスイッチが入れられて電源から電力が供
給され、濃縮装置6の温度が上昇する。詳細には、ヒー
タ9によってまず内部金属製熱容量体62の温度が上昇
し、これと接触する外部金属製熱容量体61に熱が移動
して濃縮装置6全体の温度が上昇する。内部金属製熱容
量体62および外部金属製熱容量体61はともに金属製
であり熱伝搬性に優れ、温度上昇は迅速である。ここ
で、図9に例示されるようにトラップ管63に対する接
触面積は、外部金属製熱容量体61よりも、溝67内の
へこみの部分においてトラップ管63に密着している内
部金属製熱容量体62の方が多くなっている。したがっ
て、トラップ管63には主に内部金属製熱容量体62か
ら熱が与えられる。
された試料成分は、温度上昇に伴って与えらえられる熱
によって気化し、キャリアガスとともに高濃度でガスク
ロマトグラフィ10に供給される。
67は内部金属製熱容量体62に形成されている。しか
し、外部金属製熱容量体61の凹部61aの壁面に溝6
7を形成しても良い。この場合にも、押圧力を与えられ
つつトラップ管63が保持されるという作用が得られ
る。このように、本実施の形態の設計は適宜変更するこ
とが可能である。
例示する全体図である。
る。
視図である。
部切欠図である。
面矢視図である。
視図である。
面矢視図である。
体62の断面図である。
容量体62の間にトラップ管63が取り付けられた構成
を例示する断面図である。
の取り付けの構成を示す矢視図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 試料ガスに含有される成分を温度管理に
よって保持および解放する試料保持装置であって、 少なくとも一方の温度が変えられることによって前記成
分の解放を行う互いに組み合わされる第1および第2の
温度管理部材に前記試料ガスが通過する管を挟みこませ
ることによって押圧力を与えつつ保持させることを特徴
とする試料保持装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の試料保持装置であっ
て、 前記第1の温度管理部材または前記第2の温度管理部材
の少なくとも一方には、該第1の温度管理部材および該
第2の温度管理部材が互いに嵌め合わされた時に前記管
が存在する空間を生じさせる溝が形成されており、 前記溝の深さは、前記第1の温度管理部材および前記第
2の温度管理部材の双方に前記管が接触する大きさに制
限されている試料保持装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の試料保持装置であっ
て、 前記溝の幅は、前記第1の温度管理部材および前記第2
の温度管理部材が互いに嵌め合わされた時に、前記管に
接する空間が生ずる大きさに設定されており、前記成分
の温度を管理する温度管理流体が前記管に接する前記空
間内を流れる試料保持装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1つ
に記載の試料保持装置であって、 前記第1の温度管理部材は、前記管が表面に配置される
突起を有し、 前記第2の温度管理部材は、前記突起がはめ込まれる窪
みを有する試料保持装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の試料保持装置であっ
て、 前記突起は、先端に丸みを帯びており、 前記管は、前記突起の根元の方から前記先端を経由して
該根元に向かって配置され、該先端の形状に沿って丸み
を帯びた状態で湾曲する試料保持装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の試料保持装置であっ
て、 前記温度管理流体は、前記管に接する前記空間へと、前
記突起の先端部分のうち丸みを帯びている部分から流し
込まれる試料保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001141744A JP3726706B2 (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | 試料保持装置 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002340755A true JP2002340755A (ja) | 2002-11-27 |
JP3726706B2 JP3726706B2 (ja) | 2005-12-14 |
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JP2001141744A Expired - Fee Related JP3726706B2 (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | 試料保持装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017053681A (ja) * | 2015-09-08 | 2017-03-16 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | ガス分析用前処理装置 |
JP2018009931A (ja) * | 2016-07-15 | 2018-01-18 | 日本電子株式会社 | ガスクロマトグラフ用前処理装置およびガス捕集管 |
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2001
- 2001-05-11 JP JP2001141744A patent/JP3726706B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US10697865B2 (en) | 2015-09-08 | 2020-06-30 | Japan Agency For Marine-Earth Science And Technology | Preprocessing apparatus for gas analysis |
JP2018009931A (ja) * | 2016-07-15 | 2018-01-18 | 日本電子株式会社 | ガスクロマトグラフ用前処理装置およびガス捕集管 |
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JP3726706B2 (ja) | 2005-12-14 |
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