JP2002340371A - デシカント空調装置 - Google Patents

デシカント空調装置

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JP2002340371A JP2001143641A JP2001143641A JP2002340371A JP 2002340371 A JP2002340371 A JP 2002340371A JP 2001143641 A JP2001143641 A JP 2001143641A JP 2001143641 A JP2001143641 A JP 2001143641A JP 2002340371 A JP2002340371 A JP 2002340371A
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dehumidification rotor
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regeneration
heat medium
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Hisashi Fujita
尚志 藤田
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Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除湿ロータを効率よく加熱再生可能なデシカ
ント空調装置の提供。 【解決手段】 除湿ロータ4を加熱再生させるためにヒ
ータ16を備える。ヒータ16は、除湿ロータ4の再生
終了側(右側)と再生開始側(左側)にそれぞれ径方向
に沿って配設された熱媒導入管20と熱媒導出管22
と、これらを結んでロータ4の回転方向に沿って円弧状
に配設された複数の連結管24と、連結管24どうしを
相互に連結してロータ4の中心部から放射状に配設され
た複数の帯板状のフィン26とを備えている。供給され
た高温の熱媒は導入管20から各連結管24に流入して
ロータ4の回転方向に逆らいながら導出管22へと向か
う。ロータ4の再生終了側の部分は温度の高い熱媒で加
熱される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外から室内空間
に供給される空気を除湿する除湿ロータを加熱再生する
再生用ヒータを備えたデシカント空調装置に係り、特に
除湿ロータを効率よく加熱再生可能な再生用ヒータを備
えた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大気の温暖化やフロンによるオゾ
ン層破壊等の地球環境の破壊問題がクローズアップされ
ている。このような状況の中、効率的なエネルギーの利
用が求められている。そこで現在、次世代空調システム
としてデシカント空調装置に注目が集まっている。この
デシカント空調装置は、例えばシリカゲルやゼオライト
系といった除湿剤(デシカント)を用いて室内空間に供
給される外気を除湿して空調を行う装置である。主に、
除湿器として、冷房装置に組み合わせて使用されること
が多い。都市ガスや低レベルの排熱を除湿剤の再生用熱
源として利用することが可能であることから、省エネル
ギーに役立つとして期待が高まっている。
【0003】従来の代表的なデシカント空調装置2の概
略的な構成を図3に示す。このデシカント空調装置2
は、屋外から外気を取り込んで室内空間に送給する給気
経路8と、室内空間から室内空気を取り込んで屋外に排
出する排気経路10と、これら給気経路8および排気経
路10の両経路に跨って設けられた除湿ロータ4および
顕熱ロータ6とを備えている。給気経路8は、室内空間
への給気口8b付近に設置された給気ファン12によっ
て外気を送給する。排気経路10は、屋外への排気口1
0b付近に設置された排気ファン14によって室内空気
を送給する。外気および室内空気は給気経路8および排
気経路10をそれぞれ逆向きに相対向して流通し、向流
するようになっている。
【0004】除湿ロータ4および顕熱ロータ6は駆動モ
ータ等により回転駆動される。除湿ロータ4は給気経路
8の取込口8a側に近接して設置され、取り込まれた外
気と回転しながら接触して当該外気に含まれる水分を吸
着除去する。顕熱ロータ6は排気経路10の取込口10
a側に近接して設置され、回転しながら除湿ロータ4に
より除湿された外気と接触し、排気経路10の取込口1
0aから取り込まれた室内空気と当該外気との間の熱交
換を行う。熱交換された外気は給気口8bを通じて室内
空間へと送給される。また、顕熱ロータ6で熱回収され
た室内空気は排気経路10を通って除湿ロータ4に送ら
れる。
【0005】除湿ロータ4と顕熱ロータ6との間には、
ヒータ16が介設されている。このヒータ16は、顕熱
ロータ6から除湿ロータ4へと向かう室内空気を加熱す
るもので、当該室内空気を加熱して除湿ロータ4を加熱
再生する。加熱された室内空気と接触した除湿ロータ4
は、給気経路8側で吸収した水分が除去されて再生され
る。除湿ロータ4を加熱再生した室内空気は排気口10
bから屋外に排出される。
【0006】なお、給気経路8の給気口8b付近には、
室内空間へ送給する外気の湿度を調整するための加湿器
(図示外)が設置されることがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなデシカント
空調装置にあっては、除湿ロータ4を加熱再生するヒー
タ16には、通常、例えば温水や蒸気といった熱媒と室
内空気との熱交換を行う熱交換器が用いられている。こ
の熱交換器は、熱媒を所定の流通経路に沿って流通させ
ながら加熱対象物に熱を供与する。熱媒流通経路には、
熱媒からの熱を加熱対象物に良好に伝えるために熱交換
フィン等が設けられている。熱媒は、流通経路を流通し
ながら徐々に熱が奪われて温度が低下する。流通経路の
上流部と下流部との間には温度差が生じ、加熱対象物を
均一に加熱することができないため、通常、この種の熱
交換器にあっては、加熱対象物を温度差なく均一に加熱
できるように熱媒の流通経路が張り巡らされている。
【0008】一方、除湿ロータ4は、前述したように給
気経路8(除湿側)と排気経路10(再生側)との間に
跨って設置され、両経路8,10の間を回転しながら交
互に往来し、除湿したり加熱再生されたりする。このた
め、除湿ロータ4は、図4に示すように、給気経路8か
ら排気経路10に入ったばかりの再生開始側と、排気経
路10から給気経路8に出ていこうとする再生終了側と
の間の加熱再生状態に差が生じる。すなわち、再生開始
側では、給気経路8で吸収した水分をたっぷり含んだ状
態であり、非常に高湿である一方、再生終了側では十分
に再生されて非常に低湿な状態にある。一般に除湿ロー
タ4の加熱温度が高ければ高いほど、その再生効率も向
上することから、このような除湿ロータ4の場合、排気
経路10から給気経路8に出ていこうとする再生終了側
を高い温度で加熱すれば、最も高い再生効率が得られ
る。
【0009】しかし、前述した装置の場合、前述した熱
交換器により均一に室内空気を加熱して除湿ロータ4を
再生しているから、除湿ロータ4の加熱温度はせいぜい
熱媒の最高温度と最低温度との間の温度であり、熱媒が
高温で供給されるにもかかわらず、その高い温度で除湿
ロータ4を加熱再生することができなかった。つまり、
熱媒が持つ熱量を十分に生かし切れていなかったのであ
る。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、熱媒が持つ熱量を十分に
活かして除湿ロータを効率よく加熱再生することができ
る再生用ヒータを備えたデシカント空調装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明に係るデシカント空調装置にあっては、
屋外から外気を取り込んで室内空間に送給する給気経路
と、室内空間から室内空気を取り込んで屋外に排出する
排気経路と、これら給気経路および排気経路の両経路に
跨って設けられ、回転しながら前記給気経路を流通する
外気と接触してこれを除湿する除湿ロータと、これら給
気経路および排気経路に跨って設けられ、回転しながら
除湿された前記外気と接触するとともに、前記排気経路
を流通する室内空気とも回転しながら接触して前記外気
と前記室内空気との間で熱交換をする顕熱ロータと、前
記排気経路に設置され、前記顕熱ロータから前記除湿ロ
ータへと向かう室内空気を加熱して前記除湿ロータを再
生する再生用ヒータとを備えたデシカント空調装置にお
いて、前記再生用ヒータは、前記室内空気に熱を付与す
る熱媒を前記除湿ロータの回転方向に逆らう方向に流通
させる熱媒流路を備えたことを特徴とする(請求項
1)。
【0012】このデシカント空調装置にあっては、除湿
ロータを加熱再生するヒータとして、除湿ロータの回転
方向に逆らう方向に熱媒を流通させる熱媒流路を有する
再生用ヒータを備えたことで、排気経路(再生側)から
給気経路(除湿側)に出てゆこうとする再生終了側の部
分を温度の高い状態の熱媒で加熱することができる。こ
れによって、除湿ロータの再生効率の向上が図れ、従っ
て除湿側での除湿ロータの除湿能力も向上させることが
できる。
【0013】また、この装置にあっては、前記再生用ヒ
ータは、前記熱媒流路として、前記除湿ロータの再生終
了側に当該除湿ロータと平行にかつその半径方向に沿っ
て配設された熱媒導入管と、前記除湿ロータの再生開始
側に当該除湿ロータと平行にかつその半径方向に沿って
配設された熱媒導出管と、これら熱媒導入管と熱媒導出
管との間に前記除湿ロータと平行にかつその回転方向に
沿って円弧状に配置された複数の連結管とを備えたこと
を特徴とする(請求項2)。
【0014】このような熱媒流通経路を備えたヒータ
は、除湿ロータの回転方向とは逆の方向に沿って熱媒を
スムーズに流通させることができ、除湿ロータを効率よ
く加熱再生することができる。
【0015】また、この装置にあっては、前記再生用ヒ
ータは、前記熱媒流路として、前記除湿ロータの再生終
了側に当該除湿ロータと平行にかつその半径方向に沿っ
て配設された熱媒導入管と、前記除湿ロータの再生開始
側に当該除湿ロータと平行にかつその半径方向に沿って
配設された熱媒導出管と、これら熱媒導入管および熱媒
導出管に対して間隔をあけて対向して設置された中継管
と、前記熱媒導入管および前記熱媒導出管と前記中継管
との間にこれらを結んで前記除湿ロータの回転方向に沿
って相互に間隔をあけて介設された複数本の連結管とを
備えたことを特徴とする(請求項3)。
【0016】このような熱媒流通経路を有する再生用ヒ
ータにあっても、請求項2の場合と同様、除湿ロータの
回転方向とは逆の方向に沿って熱媒をスムーズに流通さ
せることができ、除湿ロータを効率よく加熱再生するこ
とができる。
【0017】さらにこれらの再生用ヒータにおいて、前
記連結管の相互間にこれらを相互に連結する熱交換フィ
ンを備えれば、より一層の加熱効率の向上が図れる(請
求項4)。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るデシカント空
調装置の実施の形態について添付図面を用いて説明す
る。
【0019】本発明に係るデシカント空調装置は、従来
例と同様、図3に示すように屋外から外気を取り込んで
室内空間に送給する給気経路8と、室内空間から取り込
まれた室内空気を屋外に排出する排気経路10と、これ
ら給気経路8及び排気経路10に跨って配置されて回転
駆動される除湿ロータ4及び顕熱ロータ6とを備える。
また、除湿ロータ4と顕熱ロータ6との間に、排気経路
10中を顕熱ロータ6から除湿ロータ4に向かって流れ
る室内空気を加熱して除湿ロータ4を再生する再生用ヒ
ータ16を備えている。除湿ロータ4は、回転しながら
外気取込口8aから取り込まれた外気と接触して当該外
気に含まれる水分を吸着除去する。顕熱ロータ6は、給
気経路8で除湿ロータ4により除湿された外気と接触す
るとともに、排気経路10でそこに取り込まれた室内空
気と接触し、回転しながら外気と室内空気との間で熱回
収(冷熱)を行う。再生用ヒータ16は、排気経路10
を流通する室内空気と接触してこれを加熱する。加熱さ
れた室内空気は除湿ロータ4と接触し、除湿ロータ4を
加熱再生する。なお、給気経路8の給気口8b付近に
は、室内空間へ送給する外気の湿度を調整するための加
湿器(図示外)が設置されることがある。
【0020】図1は、本発明に係るデシカント空調装置
に備えられる再生用ヒータ16と除湿ロータ4の一実施
形態を示したものである。なお、従来例と同一の構成要
素には同一の符号を付してある。
【0021】除湿ロータ4は、例えばシリカゲルやゼオ
ライト系等の除湿剤(デシカント)を備えたもので、本
実施形態では全体が円盤形に成形され、紙面左回りに回
転駆動されるようになっている。本実施形態の除湿ロー
タ4は、ちょうど上側半分が給気経路8側にあって外気
を除湿する除湿側となっている。他方、そのちょうど下
側半分は排気経路10側にあって加熱再生空気と接触し
て加熱再生される再生側となっている 再生用ヒータ16は、排気経路10内で除湿ロータ4の
前方に設置される。本実施形態では、除湿ロータ4と平
行に、除湿ロータ4の下側半分、即ち再生側を覆うよう
に配置されている。この再生用ヒータ16の詳細な構成
について説明する。
【0022】この再生用ヒータ16は、熱媒流通経路と
して、除湿ロータ4の再生終了側(ここでは紙面右側)
にその半径方向に沿って直線状に配設されて外部から延
出された熱媒導入管20と、除湿ロータ4の再生開始側
(ここでは紙面左側)にその半径方向に沿って直線状に
配設されて外部へと延出する熱媒導出管22と、これら
熱媒導入管20と熱媒導出管22とを結んで円弧状に配
設された複数本の連結管24とを備えている。また、連
結管24の相互間には、これらを結んで複数の熱交換フ
ィン26が設けられている。
【0023】熱媒導入管20および熱媒導出管22は、
除湿ロータ4の直径方向に沿って一直線状に並んで配設
されている。連結管24はそれぞれ除湿ロータ4の回転
方向に沿って円弧状に成形されている。各連結管24
は、相互に間隔をあけて平行に配列されている。各連結
管24の両端部はそれぞれ熱媒導入管20および熱媒導
出管24に接続されている。熱交換フィン26は帯状板
状に成形されたもので、除湿ロータ4の中央部を中心に
連結管24の長さ方向に沿って等角度間隔に放射状に配
設されている。本実施形態に係る再生用ヒータ16は、
全体が除湿ロータ4の再生側を覆うように半径形状に成
形されている。
【0024】熱媒としては、温水や蒸気等をはじめとす
る各種熱媒を用いることが可能であるが、温水を使用す
るのが好ましい。
【0025】熱媒導入管20には、外部から高温の熱媒
が供給される。熱媒導入管20に導入された熱媒は、当
該熱媒導入管20を除湿ロータ4の中央部に向かって流
通しながら、途中、各連結管24にそれぞれ分流され
る。連結管24に導入された熱媒は、各連結管24を通
って除湿ロータ4の回転方向とは逆の方向に沿って円弧
状に流通する。このとき、熱媒は各連結管24流通しな
がら熱交換フィン26や当該連結管24の外面部を通じ
て熱を放出して、これらに接する空気に付与する。熱媒
は各連結管24や熱媒導入管20を流通しながら徐々に
熱が奪われ、その温度も低下してゆく。熱媒導出管22
に到達した熱媒は当該熱媒導出管22を通って外部に導
出されて回収される。
【0026】このように外部から供給される高温の熱媒
は、除湿ロータ4の再生終了側に導入され、そこから連
結管24を通って除湿ロータ4の回転方向とは逆向きに
除湿ロータ4の再生開始側へと流通するため、除湿側に
出てゆこうとする部分を最も温度の高い状態の熱媒で加
熱することができ、これにより少ない熱量で十分な加熱
再生効果を得ることができる。従来に比べて除湿ロータ
4の再生効率を向上させることができ、またこれに伴
い、除湿ロータ4の除湿能力も向上させることができ
る。
【0027】特に再生用ヒータ16と除湿ロータ4とが
相互に近接して両者の距離が狭まれば、再生用ヒータ1
6から熱的ロスをあまり発生させずに良好に伝達させる
ことができるとともに、両者間の空間部において高温空
気と低温空気とが混合するのを抑制し、再生用ヒータ1
6の温度分布をそのまま除湿ロータ4に伝えることがで
きる。
【0028】他方、除湿ロータ4の再生開始側にあって
は低温の熱媒により加熱されることになるが、再生側に
入ったばかりで水分もたっぷりと含んでいるから、熱媒
の温度がある程度低くても加熱再生が可能である。
【0029】図2は、本発明に係るデシカント空調装置
に備えられる再生用ヒータの他の実施の形態を示したも
のである。この再生用ヒータ16は、熱媒流通経路とし
て、除湿ロータ4の再生終了側に配設された熱媒導入管
20と、除湿ロータ4の再生開始側に配設された熱媒導
出管22と、これら熱媒導入管20および熱媒導出管2
2に対向して配設された中継管28と、これら熱媒導入
管20および熱媒導出管22と中継管28とを結んで介
設された複数の連結管24と、これら連結管24の相互
間に介設された複数の熱交換フィン26とを備えてい
る。
【0030】熱媒導入管20および熱媒導出管22は、
除湿ロータ4の直径方向に沿って一直線状に並んで配置
されている。中継管28はこれら熱媒導入管20および
熱媒導出管22に対して平行に配置されている。連結管
24は、熱媒導入管20と中継管28との間および熱媒
導出管22と中継管28との間にそれぞれ分かれて配設
されている。各連結管24はそれぞれ直線状に成形さ
れ、相互に平行にかつ等間隔に配置されている。熱交換
フィン26はこれら連結管24の相互間にこれを互いに
連結するように介設されている。各熱交換フィン26は
それぞれ帯板状に成形されていて、連結管24の長さ方
向に沿って相互に間隔をあけて平行に配列されている。
なお、熱交換フィン26も熱媒導入管20と中継管28
との間および熱媒導出管22と中継管28との間にそれ
ぞれ分かれて設けられている。
【0031】熱媒は熱媒導入管20に導入され、前記実
施形態と同様、除湿ロータ4の中央部に向かって流通す
る。この途中、各連結管24に分かれて流れる。連結管
24に導入された熱媒は各連結管24を通って中継管2
8に向かう。熱媒は除湿ロータ4の回転方向に逆らって
流通する。中継管28に到達した熱媒はそこから紙面左
側へ導かれ、そこから再び各連結管24に分流して熱媒
導出管22に向う。このとき、熱媒は除湿ロータ4の回
転方向に逆らって流通する。熱媒導出管22に到達した
熱媒は当該熱媒導出管22を通って外部に導出されて回
収される。熱媒は、連結管24や熱媒導入管20、熱媒
導出管22を流れながら熱交換フィン26や当該連結管
24の外面部を通じて熱を放出して、これらに接する空
気にその熱を付与する。
【0032】ここでも、外部から供給される高温の熱媒
が、除湿ロータ4の再生終了側に導入され、そこから連
結管24を通って除湿ロータ4の回転方向とは逆向きに
除湿ロータ4の再生開始側へと流通するため、除湿側に
出てゆこうとする部分を最も温度の高い状態の熱媒で加
熱することができ、これにより少ない熱量で十分な加熱
再生効果を得ることができる。従来に比べて除湿ロータ
4の再生効率を向上させることができ、またこれに伴
い、除湿ロータ4の除湿能力も向上させることができ
る。
【0033】この他に本発明に係るデシカント空調装置
において、再生用ヒータ16の熱媒流通経路は前記除湿
ロータの回転方向に逆らう方向に沿っていれば、どのよ
うな形態の熱媒流通経路であってもかまわない。前記実
施の形態のように除湿ロータの回転方向と逆方向に沿っ
て円弧状に流通させる必要はない。
【0034】また、本実施の形態では、除湿ロータが上
側半分と下側半分とに区分され、上側半分の領域が除湿
側に、下側半分の領域が再生側になっていたが、本発明
にあっては必ずしもこのように区分されている必要はな
く、また除湿側の領域の面積と再生側の領域の面積とが
必ずしも等しい必要はない。
【0035】
【発明の効果】以上本発明に係るデシカント空調装置に
よれば、顕熱ロータと除湿ロータとの間に配設されて除
湿ロータを加熱再生する再生用ヒータが、除湿ロータの
回転方向に逆らう方向に熱媒を流通させる熱媒流通経路
を備えたことで、再生側から除湿側に出てゆこうとする
再生終了側の部分を温度の高い状態の熱媒で加熱するこ
とができ、これにより除湿ロータの再生効率を向上させ
ることができる。またこれに伴って除湿側での除湿ロー
タの除湿能力も向上させることができる(請求項1)。
【0036】また、前記再生用ヒータが、熱媒流路とし
て、前記除湿ロータの再生終了側に当該除湿ロータと平
行にかつその半径方向に沿って配設された熱媒導入管
と、前記除湿ロータの再生開始側に当該除湿ロータと平
行にかつその半径方向に沿って配設された熱媒導出管
と、これら熱媒導入管と熱媒導出管との間に前記除湿ロ
ータと平行にかつその回転方向に沿って円弧状に配置さ
れた複数の連結管とを備えたことで、除湿ロータの回転
方向とは逆の方向に沿って熱媒をスムーズに流通させる
ことができ、除湿ロータを効率よく加熱再生することが
できる(請求項2)。
【0037】また、前記再生用ヒータが、熱媒流路とし
て、前記除湿ロータの再生終了側に当該除湿ロータと平
行にかつその半径方向に沿って配設された熱媒導入管
と、前記除湿ロータの再生開始側に当該除湿ロータと平
行にかつその半径方向に沿って配設された熱媒導出管
と、これら熱媒導入管および熱媒導出管に対して間隔を
あけて対向して設置された中継管と、前記熱媒導入管お
よび前記熱媒導出管と前記中継管との間にこれらを結ん
で前記除湿ロータの回転方向に沿って相互に間隔をあけ
て介設された複数本の連結管とを備えたことで、前述の
再生用ヒータと同様、除湿ロータの回転方向とは逆の方
向に沿って熱媒をスムーズに流通させることができ、除
湿ロータを効率よく加熱再生することができる(請求項
3)。
【0038】さらに前記連結管の相互間にこれらを相互
に連結する熱交換フィンを備えれば、より一層の加熱効
率の向上が図れる(請求項4)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデシカント空調装置に備えられる
除湿ロータと再生用ヒータの一実施形態を示した平面図
である。
【図2】本発明に係るデシカント空調装置に設けられる
除湿ロータと再生用ヒータの他の実施の形態を示した平
面図である。
【図3】従来のデシカント空調装置の構成を概略的に示
した概略構成図である。
【図4】従来のデシカント空調装置の問題点を説明する
説明図である。
【符号の説明】 2 デシカント空調装置 4 除湿ロータ 6 顕熱ロータ 8 給気経路 10 排気経路 12 給気ファン 14 排気ファン 16 再生用ヒータ 20 熱媒導入管 22 熱媒導出管 24 連結管 26 熱交換フィン 28 中継管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外から外気を取り込んで室内空間に送
    給する給気経路と、室内空間から室内空気を取り込んで
    屋外に排出する排気経路と、これら給気経路および排気
    経路の両経路に跨って設けられ、回転しながら前記給気
    経路を流通する外気と接触してこれを除湿する除湿ロー
    タと、これら給気経路および排気経路に跨って設けら
    れ、回転しながら除湿された前記外気と接触するととも
    に、前記排気経路を流通する室内空気とも回転しながら
    接触して前記外気と前記室内空気との間で熱交換をする
    顕熱ロータと、前記排気経路に設置され、前記顕熱ロー
    タから前記除湿ロータへと向かう室内空気を加熱して前
    記除湿ロータを再生する再生用ヒータとを備えたデシカ
    ント空調装置において、 前記再生用ヒータは、前記室内空気に熱を付与する熱媒
    を前記除湿ロータの回転方向に逆らう方向に流通させる
    熱媒流路を備えたことを特徴とするデシカント空調装
    置。
  2. 【請求項2】 前記再生用ヒータは、前記熱媒流路とし
    て、前記除湿ロータの再生終了側に当該除湿ロータと平
    行にかつその半径方向に沿って配設された熱媒導入管
    と、前記除湿ロータの再生開始側に当該除湿ロータと平
    行にかつその半径方向に沿って配設された熱媒導出管
    と、これら熱媒導入管と熱媒導出管との間に前記除湿ロ
    ータと平行にかつその回転方向に沿って円弧状に配置さ
    れた複数の連結管とを備えたことを特徴とする請求項1
    に記載のデシカント空調装置。
  3. 【請求項3】 前記再生用ヒータは、前記熱媒流路とし
    て、前記除湿ロータの再生終了側に当該除湿ロータと平
    行にかつその半径方向に沿って配設された熱媒導入管
    と、前記除湿ロータの再生開始側に当該除湿ロータと平
    行にかつその半径方向に沿って配設された熱媒導出管
    と、これら熱媒導入管および熱媒導出管に対して間隔を
    あけて対向して設置された中継管と、前記熱媒導入管お
    よび前記熱媒導出管と前記中継管との間にこれらを結ん
    で前記除湿ロータの回転方向に沿って相互に間隔をあけ
    て介設された複数本の連結管とを備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載のデシカント空調装置。
  4. 【請求項4】 前記連結管の相互間にこれらを相互に連
    結する熱交換フィンを備えたことを特徴とする請求項2
    または3に記載のデシカント空調装置。
JP2001143641A 2001-05-14 2001-05-14 デシカント空調装置 Pending JP2002340371A (ja)

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