JP2002340273A - スリーブ型管継手 - Google Patents

スリーブ型管継手

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JP2002340273A
JP2002340273A JP2001145141A JP2001145141A JP2002340273A JP 2002340273 A JP2002340273 A JP 2002340273A JP 2001145141 A JP2001145141 A JP 2001145141A JP 2001145141 A JP2001145141 A JP 2001145141A JP 2002340273 A JP2002340273 A JP 2002340273A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な作業で接合強度のばらつきを生ずるこ
となく、施工後の確認も容易で、かつ比較的小型の工具
で容易に配管施工ができ、長期間にわたって漏れや破壊
を生じない管継手を提供する。 【解決手段】 継手本体の端部に、接続しようとする管
の内周にはまり合う円筒部を設け、前記管の外径にはま
り合う内径を有し大径部と小径部からなる略円筒状スリ
ーブを該円筒部の外周に位置させ、前記スリーブを軸方
向に圧縮することにより、スリーブの中央部に設けた大
径部と小径部の境の断面積の小さい部分で切断し、大径
部が小径部の外周に乗り上げることにより小径部を縮径
させることで、管を継手本体円筒部とスリーブとの間で
挟着して接続する継手であって、樹脂製のスリーブの大
径部に射出成形の樹脂注入用ゲートを設け、ゲート位置
に対して円周上での反対側に生じるウエルド部分に小径
部への樹脂の流入口を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂管または薄肉
金属管を接続するために管継手であり、詳しくは管継手
の構成部品であるスリーブを管軸方向に圧入させて管を
接続する継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス管、水道管等の流体輸送管と
してポリエチレン、ポリブテン、ポリプロピレン等の樹
脂管の接続方法には種々の方法があるが、この中で広く
用いられている接合方法には継手本体にナットを螺合
し、継手本体とナット内に装着したパッキンや食込みリ
ングを圧縮することで接続するメカニカル方式の管継手
がある。この継手の接続方法は、管端部外面に食い込み
リングを組付けて継手本体にナットをレンチで締付けて
なるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のメカニカル
管継手は、管の挿入が確実に行われたかどうかの管挿入
確認が施工完了後にできないという欠点があり、更には
ナットの締付け程度についても確認が困難であり、管接
続部の性能にばらつきが生じやすかった。従って、管の
挿入不足やナットの締付け不足あるいは食い込みリング
の装着ミスがあった。この場合、施工後に施工の良否を
確認する手段は漏れテストだけであり、施工直後の短期
の漏れテストで合格しても、長期間に使用時に管の抜け
や漏れを発生することがある。
【0004】本発明の目的は、上記の課題を解消して、
簡単な作業で接合強度のばらつきを生ずることなく、施
工後の確認も容易で、かつ比較的小型の工具で容易に配
管施工ができ、長期間にわたって漏れや破壊を生じない
管継手を提供するもので、管継手の構造としてはスリー
ブを管軸と平行な方向へスライドすることで管を接続す
るタイプの新しい管継手である。またスリーブをスライ
ドするタイプの管継手においては、スリーブを合成樹脂
で製造する際、スリーブの長期耐久性を確保することが
必要であり、特にスリーブのようなリング状の部品を射
出成形する際に発生するウエルド部分の強度不足は使用
中にクリープ破壊を発生するため、強度を確保すること
が重要であり、そのための解決策を求められていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、継手本
体の端部に、接続しようとする管の内周にはまり合う円
筒部を設け、前記管の外径にはまり合う内径を有し大径
部と小径部からなる略円筒状スリーブを該円筒部の外周
に位置させ、前記スリーブを軸方向に圧縮することによ
り、スリーブの中央部に設けた大径部と小径部の境の断
面積の小さい部分で切断し、大径部が小径部の外周に乗
り上げることにより小径部を縮径させることで、管を継
手本体円筒部とスリーブとの間で挟着して接続する継手
であって、樹脂製のスリーブの大径部に射出成形の樹脂
注入用ゲートを設け、大径部に生じるウエルド部分に小
径部への樹脂の流入口を設けたことを特徴とするスリー
ブ形管継手である。
【0006】
【作用】本発明は上記の構成であって、継手本体とスリ
ーブのみで構成され、スリーブを軸方向に圧縮すること
でスリーブの中央部分に設けた断面積の小さい段違い部
で切断(せん断)して2つの部品にし、大径部を小径部
の外周に乗り上げる事により小径部を縮径させて管を継
手本体とスリーブの間で挟着して接続するものである。
また、スリーブの段違い部分(せん断部分)を境にして
大径部が小径部に乗り上げるように構成し、更に小径部
の円周上に一ヶ所以上の切欠きを設けて剛性を小さくし
て縮径し易くすることで、比較的小さな圧縮力でスリー
ブのせん断および縮径ができる。従って工具は小型軽量
にでき、施工が容易となる。また、スリーブの大径部に
設けた射出成形のゲートと反対側のウエルド部分に小径
部への樹脂の流入口を設けたことにより、成形時の溶融
樹脂がウエルド部から移動して小径部へ流入するため、
この部分の強度を確保できて耐久性のある継手を得るこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
実施例を詳細に説明する。図1は本発明の一実施例の管
継手に、接続しようとする管を挿入した状態で、リング
の圧縮を開始する直前の状態を示す部分断面図である。
10は管継手であり、継手本体11とスリーブ20とか
ら構成されている。30は接続しようとする管である。
継手本体11の端部は管30の内径にはまり合う円筒部
12となっており、その外周面には複数の断面鋸歯状の
凸状13を設けてある。また円筒部12の奥に管端当接
面14を設けてある。
【0008】スリーブ20は図2に示すように全体が略
円筒状であり、一端には薄肉の小径部21と鍔部22を
設けてあり、小径部21の先端内周には凸状23を設け
てある。また反対側の端部には厚肉の大径部24となっ
ている。小径部21から段違い部25に向かって切欠き
部28を設けてある。スリーブ20の中央部分には大径
部24と小径部21の段違い部分25を設けてあり小径
部21と大径部24はリブ26によって連結されてい
る。また小径部21の外周には円錐部27を設けてあ
る。スリーブ20は凸状23を本体11の溝部15に弾
性変形を利用して係止させて装着してある。
【0009】管の接続方法は、スリーブ20の鍔22の
側面201と大径部24の側面202を工具を使って挟
みつけ、鍔22が段違い部25に突き当るまで圧縮する
もので、これによりスリーブ20はリブ26の部分でせ
ん断され大径部24の内周に円錐部27が縮径されなが
ら挿入される。それに伴って管30が縮径され本体円筒
部12に押付けられて挟着するものであり、管30の内
周には図4に示すように円筒部の凸状13の刃先が食い
込む。この継手の管接合の機能を十分に発揮させるには
スリーブ20の大径部24に比べて小径部21の剛性を
小さくして、縮径を容易にするのが望ましい。例えば図
2のようにスリーブ20に切欠き部28を設け、剛性を
小さくして容易に縮径するようにすると良い。
【0010】図3はスリーブ20の側面図であり、リブ
26,26’と射出成形時の樹脂注入用のゲート位置2
03の関係を示すものである。ゲート位置203に対し
て円周上での反対位置にリブ26を設け、その他の位置
に設けたリブ26'の断面積は小さくしてある。本実施
例の特徴は、大径部24と小径部21をリブ26、2
6’によって一体に連結して成形する点にあり、特に大
径部24の外周に設けた樹脂注入用のゲート位置203
の反対側にリブ26を設けた点にある。これによって成
形時の溶融樹脂がウエルド部204から矢印のように移
動して小径部21へ流入するため、この部分の強度低下
を防止でき、強度確保が行える。
【0011】また別の特徴としては、継手本体11にス
リーブ20があらかじめ組みつけてある点で、これによ
って管を接続する際の作業は管を継手に挿入してスリー
ブ20を軸方向に圧縮するだけで良い。従って配管施工
業者が部品を組付ける作業をする必要がないため、施工
ミスがなくなる。また継手に対する管の挿入が確実に行
われたかどうかはスリーブ20の切欠き部28によって
外部から目視で管端当接面14に管30の端部31が突
き当っていることで確認できるため、管の挿入不足を防
止することができる。またスリーブ20の圧縮作業完了
の確認はスリーブ20の鍔部22と段違い部25が突き
当ることで確認でき、施工後の確認も容易である。
【0012】図5は工具40の全体外観図であり、手動
タイプの一例を示す。スリーブ押し込み用の工具は手動
タイプに限らず電動タイプ或いは油圧タイプであっても
良い。図6は本発明の別の実施例を示すもので、スリー
ブ20のリブ26を円周上に1箇所のみ設けたものであ
る。図7は図6の断面図であり、スリーブ20の大径部
24と小径部21のつながり部分の詳細図を示すもので
ある。A寸法はつながり部分の厚さであり、A寸法は
0.5mm以下にするのが望ましく、またリブ26を設
けた位置の断面B寸法は1〜2mm程度にするのが良
い。本発明の特徴は、接続の際、工具による圧縮によっ
てスリーブ20が中央部でせん断し、2つの部品として
機能する点である。従ってあらかじめ2つの部品を組み
合わせる構造に比べて製造コストを低減でき、組み立て
の手間を省くことができる。
【0013】
【発明の効果】継手本体にスリーブを予め組付けたこと
により、配管施工現場における管の接続作業は、継手に
管を挿入し工具を使ってスリーブを圧縮するだけとな
り、接続作業が容易で施工のミスが生じない。またスリ
ーブの小径側の剛性を大幅に小さくしたことにより、圧
縮に要する推力を小さく出来る。従って工具を小型化で
き、工具の操作力も小さくなる。また成形の際にできる
強度低下部分(ウエルド部分)に溶融樹脂の出口を設ける
ことにより、この部分の強度を向上でき、長期耐久性を
有する継手とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す接続直前の部分断面
図である。
【図2】 図1のスリーブの見取り図である。
【図3】 図1のスリーブの側面図である。
【図4】 図1の管接続完了後の部分断面図である。
【図5】 本発明に関する工具の使用状態を示す外観図
である。
【図6】 本発明の別の実施例を示すスリーブの側面図
である。
【図7】 図6のスリーブの部分断面図である。
【符号の説明】
10 管継手 11 継手本体 20 スリーブ 30 管 40 工具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継手本体の端部に、接続しようとする
    管の内周にはまり合う円筒部を設け、前記管の外径には
    まり合う内径を有し大径部と小径部からなる略円筒状ス
    リーブを該円筒部の外周に位置させ、前記スリーブを軸
    方向に圧縮することにより、スリーブの中央部に設けた
    大径部と小径部の境の断面積の小さい部分で切断し、大
    径部が小径部の外周に乗り上げることにより小径部を縮
    径させることで、管を継手本体円筒部とスリーブとの間
    で挟着して接続する継手であって、樹脂製のスリーブの
    大径部に射出成形の樹脂注入用ゲートを設け、大径部に
    生じるウエルド部分に小径部への樹脂の流入口を設けた
    ことを特徴とするスリーブ形管継手。
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JPH11304072A (ja) * 1998-04-15 1999-11-05 Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp プラスチック管の接続部材

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