JP2002338993A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents
液体洗浄剤組成物Info
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Abstract
温及び高温安定性、粘度到達性、使用感に優れた液体洗
浄剤組成物の提供。 【解決手段】 一般式(1)のアシルイミノジ酢酸化合
物と一般式(2)のN−アシル−N−アルキル中性アミ
ノ酸化合物及び/又は一般式(3)のN−アシル−N−
アルキルタウリン化合物とを、配合重量比8/2〜2/
8で含む組成物。 【化1】
Description
に関するものである。更に詳しく述べるならば、本発明
は、洗浄後のさっぱり感に優れ、低温安定性に優れた液
体洗浄剤組成物に関する。
浄剤等の洗浄剤組成物は、一般にアニオン界面活性剤を
主成分としており、主に高級脂肪酸塩(石鹸)、アルキ
ル硫酸塩、スルホン酸塩等が用いられている。しかしな
がら、例えば石鹸を皮膚洗浄に用いた場合、すすぎ時に
石鹸スカム(高級脂肪酸Ca塩)が発生して肌に付着す
るため、皮膚表面の潤滑性が著しく低下し、きしみ感や
つっぱり感を生ずるという欠点があった。また、アルキ
ル硫酸塩やスルホン酸塩等を毛髪洗浄に用いた場合に
は、きしみ感及びつっぱり感はないけれども、泡切れが
悪く、毛髪の潤滑性に乏しいなどの欠点があった。
浄剤組成物は、使用後の潤滑性に優れ、きしみ感及びつ
っぱり感の少ない、使用感の優れた界面活性剤一種であ
って、種々の配合の組成物が検討されている(特開平2
−84496号、特開平5−117139号、特開平6
−80987号)。
使用感等において改良されているけれども、アシルイミ
ノジ酢酸塩には、その高いクラフト点及び、分子構造に
起因する結晶化しやすいという傾向が有り、このため、
それを含む液体洗浄剤組成物には、低温時における保存
安定性が、特に弱酸性領域から中性領域にかけての低温
安定性が、低いという問題があり、界面活性剤成分とし
ては実用の困難なものであった。
において、それに例えば脂肪酸アルカノールアミド類等
の増粘剤を加えても増粘し難いという性質を有し、また
アルキルエーテルサルフェート及び脂肪酸アミドプロピ
ルベタインを配合することによって得られる組成物の高
粘度領域に、アシルイミノジ酢酸塩を添加すると、その
高粘度構造を破壊し、低粘度化してしまうというハイド
ロトロープ的な効果を示す。このため、アシルイミノジ
酢酸塩の洗浄感触が発現する量で配合された洗浄剤組成
物においては、その粘度がコントロールし難くなるとい
う問題点があった。これらの性質によりアシルイミノジ
酢酸塩は、古くから知られた界面活性剤ではあるが、現
在に至るまでその性質を活用して有効に利用する配合が
困難であり、従って上記問題点の改善が望まれていた。
良については、特開平8−60182号公報に開示され
ている様に、二塩基酸基部分を非対称にして問題を解決
する試みが為されている。それにより低温安定性の改良
効果は認められるが、その洗浄後の潤滑性はアシルイミ
ノジ酢酸塩のそれに劣るという問題点がある。このた
め、アシルイミノジ酢酸塩の優れた使用感を活用した液
体洗浄剤組成物の開発が望まれていた。
より低温安定性に劣り、増粘が困難であることが知られ
ているアシルイミノジ酢酸化合物を主剤として使用し、
しかも低温ないしは高温において保存しても安定で、し
かも、粘度到達性に優れ、かつ使用後の感触がサッパリ
する液体洗浄組成物を提供することにある。
ノジ酢酸塩のクラフト点を降下させる配合について検討
を進めたところ、これに、特定の構造を有するN−長鎖
アシル−N−アルキル−中性アミノ酸塩を特定の比率で
混合した場合、その効果が顕著であることを見出した。
更に通常増粘剤による増粘が起こりにくいとされるアシ
ルイミノジ酢酸とN−長鎖アシル−N−アルキル−中性
アミノ酸塩とが本発明の配合比の範囲内にあるとき、こ
れに、両性、双性、及び/又は半極性界面活性剤の添加
により増粘が可能になり、あるいは、高分子増粘剤によ
る粘度到達性が著しく改善されることを見出し、また調
製されたサンプルがアシルイミノジ酢酸塩固有の特性と
思われる洗浄後のサッパリ感を損なうことが無いことを
実験的に確認して本発明を完成させた。
般式(1)で示される長鎖アシルイミノジ酢酸型界面活
性剤化合物(成分1):
キル基又はアルケニル基を表し、M1 及びM2 は、それ
ぞれ互いに独立に、水素原子、アルカリ金属原子、アル
カリ土類金属原子、アルカノールアミンのカチオン残
基、塩基性アミノ酸のカチオン残基から選ばれる少なく
とも1種を表す] 並びに、下記一般式(2)で示されるN−長鎖アシル−
N−アルキル−中性アミノ酸化合物及び一般式(3)で
示されるN−長鎖アシル−N−アルキル−タウリン化合
物:
ルキル基又はアルケニル基を示し、R3 及びR3aはそれ
ぞれ他から独立に炭素原子数1〜3のアルキル基を示
し、M3 及びM4 は、それぞれ互いに独立に、水素原
子、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子、アルカ
ノールアミンのカチオン残基及び、塩基性アミノ酸のカ
チオン残基から選ばれた少なくとも1種を表し、nは1
〜3の整数を表す。]を含み、前記成分1と成分2との
配合重量比が8:2〜2:8の範囲内にある、ことを特
徴とするものである。本発明の液体洗浄剤組成物におい
て、成分3として、両性界面活性剤及び/又は双性界面
活性剤及び/又は半極性界面活性剤をさらに含有してい
てもよい。
分は一般式(1)で示されるアシルイミノジ酢酸化合物
(成分1)である。一般式(1)において、R1 は炭素
原子数5〜19、好ましくは9〜17の直鎖もしくは分
岐鎖状アルキル基又はアルケニル基を表す。式(1)の
化合物のカルボキシル基と塩を形成するカチオン性M1
及びM2 は、それぞれ互いに独立に水素原子、アルカリ
金属原子、アルカリ土類金属原子、アルカノールアミン
のカチオン残基、及び塩基性アミノ酸のカチオン残基か
ら選ばれた少なくとも1種を表す。式(1)のアシルイ
ミノジ酢酸化合物は一分子中に2個の親水基を有する
が、洗浄剤組成物のpHが4.5〜5.0の間にあると
き、その親水基の1個が中和され、pHが9.0〜10.
0の間では2個目の親水基も中和される。界面活性が顕
著に発現するのは1個目の親水基が中和された状態から
2個目の親水基が中和された状態に至るまでの間である
ため、本発明の液体洗浄剤組成物のpHは4.5〜10.
0の間に有ることが好ましく、液体洗浄剤組成物のpHが
5.5〜7.5の間に有ることが更に好ましい。成分1
は、それを構成する式(1)の化合物において、そのR
1 基、M1 基及びM2 基において、互に異る2種以上が
混合されたものであってもよい。
は、ラウロイルイミノジ酢酸モノナトリウム塩、ラウロ
イルイミノジ酢酸モノカリウム塩、ラウロイルイミノジ
酢酸モノトリエタノールアミン塩、ラウロイルイミノジ
酢酸ジナトリウム塩、ヤシ脂肪酸イミノジ酢酸モノナト
リウム塩、ヤシ脂肪酸イミノジ酢酸モノカリウム塩、ヤ
シ脂肪酸イミノジ酢酸モノトリエタノールアミン塩、パ
ーム核脂肪酸モノナトリウム塩等が挙げられる。
式(2)で示されるN−長鎖アシル−N−アルキル−中
性アミノ酸化合物及び一般式(3)で示されるN−長鎖
アシル−N−アルキル−タウリン化合物から選択される
少なくとも1種からなる成分2である。
N−アルキル−中性アミノ酸化合物の好適例としては、
ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム塩、
ラウロイル−N−メチル−β−アラニンカリウム塩、ラ
ウロイル−N−メチル−β−アラニントリエタノールア
ミン塩、ラウロイル−N−メチル−β−アラニンアルギ
ニン塩、ラウロイルサルコシンナトリウム塩、ラウロイ
ルサルコシンカリウム塩、ラウロイルサルコシントリエ
タノールアミン塩、ラウロイルサルコシンアルギニン
塩、ヤシ脂肪酸−N−メチル−β−アラニンナトリウム
塩、ヤシ脂肪酸サルコシンナトリウム塩、パーム核脂肪
酸−N−メチル−β−アラニンナトリウム塩、パーム核
脂肪酸サルコシンナトリウム塩等が挙げられる。
N−アルキル−タウリン化合物の好適例としては、ラウ
ロイル−N−メチル−タウリンナトリウム塩、ヤシ脂肪
酸−N−メチル−タウリンナトリウム塩、パーム核脂肪
酸−N−メチル−タウリンナトリウム塩等が挙げられ
る。
R3 及びR3aが水素原子を表すことはなく、一般式
(2)及び(3)により表される化合物において、R3
=Hの場合に該当するラウロイルグリシン化合物及びラ
ウロイル−β−アラニン化合物等には、アシルイミノジ
酢酸塩の低温安定性を改善する効果が無い。
化合物と成分(2)を構成するN−アシル−N−アルキ
ル−アミノ酸化合物及び/又はN−長鎖アシル−N−ア
ルキル−タウリン化合物の配合比率に関して説明する。
本発明の液体洗浄剤組成物において成分1と成分2の配
合重量比率は、8:2〜2:8の範囲である。成分1が
上記範囲を超えて多量に配合された場合、低温安定性の
改善効果不十分になる。また、成分2が上記範囲を超え
て多量に配合されると、アシルイミノジ酢酸化合物に起
因する洗浄後の潤滑性の発現が不十分になる。
成分1及び2に加えて、両性、双性又は半極性界面活性
剤(成分3)を加える事により本発明液体洗浄剤組成物
を増粘させることができ、或は他の増粘剤の添加による
増粘効果発現の感度が向上する。即ち粘度到達性が良好
に改善される
性剤としては下記一般式(4)のスルホベタイン型双性
界面活性剤化合物が挙げられる。
ル基又はアルケニル基を表し、R6 及びR7 は、それぞ
れ、互に独立に水素原子、メチル基及びエチル基から選
ばれる置換基を表し、sは2乃至は3の整数を表し、r
は0又は1の整数を表す。] 式(4)の化合物としては、好適には、ラウリン酸アミ
ドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ラウリルヒドロ
キシスルホベタイン等が挙げられる。
両性界面活性剤化合物及び酢酸ベタイン型両性界面活性
剤化合物が挙げられる。酢酸ベタイン型両性界面活性剤
化合物類は、下記の一般式(5)で表される。
ル基又はアルケニル基を表し、R9 及びR10はそれぞれ
他から独立に水素原子、メチル基、エチル基から選ばれ
る置換基を表し、s’は2乃至3の整数を表し、r’は
0又は1の整数を表す。] 式(5)の化合物は、好適には、ラウリルジメチル酢酸
ベタイン、ヤシ脂肪酸アミドプロピルベタイン、ミリス
チン酸アミドプロピルベタイン等を包含する。
下記一般式(6−1)及び(6−2)で表される化合物
を包含する。
それぞれ他から独立には炭素原子数9〜17のアルキル
基又はアルケニル基を表し、s”及びs''' は、それぞ
れ他から独立に2乃至は3の整数を表し、v,w,v’
及びw’はそれぞれ他から独立に1〜3の整数を表し、
M5 及びM6 は、それぞれ他から独立にはアルカリ金属
原子、アルカリ土類金属原子、又はアルカノールアミン
のカチオン残基を示し、yは1又は2の整数を表す。]
物は、通常イミダゾリニウムベタイン類と称される界面
活性剤化合物群を包含する。イミダゾリニウムベタイン
型界面活性剤は、その合成経路の中間段階でイミダゾリ
ン環が加水分解して、上記一般式(6−1)乃至は(6
−2)の構造を形成することが明らかにされている(例
えば特公昭59−51532、特公昭35−4762,
Cosmet Toiletries,Vol195,No11,p45-48,1980)。
合物の好適例としては、2−ウンデシル−N−カルボキ
シメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタ
イン、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’
−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、N−
ヤシ脂肪酸アシル−N’−カルボキシエチル−N’−ヒ
ドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム等が挙げら
れる。
サイド類が挙げられ、これは下記一般式(7)で示され
る化合物である。
はアルケニル基を表し、R14及びR15はそれぞれ他から
独立に、水素原子、メチル基及びエチル基から選ばれる
置換基を表し、tは2乃至は3の整数を表し、pは0又
は1の整数を表す。] 式(7)の化合物は、好適には、ラウリルジメチルアミ
ンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルアミンオキシド
等が挙げられる。
剤化合物においても、それらとアシルイミノジ酢酸化合
物との組み合わせにおいて、低温安定性の改善効果は見
られるが、その効果は小さく、成分1と成分3の組み合
わせのみで低温安定性を改善するためには大過剰の成分
3が必要となり、また得られる液体洗浄剤組成物の使用
感が悪化する。即ち成分1と成分2の合計量と成分3と
の重量比率が9:1から7:3までの範囲内にあること
が好ましく、この場合、アシルイミノジ酢酸の洗浄感触
を損なうこと無く、良好な低温安定性を有し、適度な組
成物粘度、或いは粘度到達性を有する液体洗浄剤組成物
を提供することが可能となる。成分1と成分2の合計量
が上記重量比率を超えて多量に配合された場合、アシル
イミノジ酢酸化合物に起因するの使用感は損なわれない
が、洗浄剤組成物の粘度は低いものであり、且つ第4成
分として公知の増粘剤、たとえば脂肪酸アルカノールア
ミド又はポリオキシエチレン(120EO)メチルグル
コシドジオレート、ポリオキシエチレン(160)ソル
ビタントリイソステアレート等を配合しても、粘度の上
昇はわずかであって、液体洗浄剤組成物の粘度制御は困
難である。逆に成分3が上記範囲を超えて多量に配合さ
れた場合は、得られる液体洗浄剤の粘度制御は容易にな
るが、アシルイミノジ酢酸化合物の使用感が感じられな
くなる。
を損なわない範囲に於いて、通常化粧品に用いられる他
の水溶性成分、及び可溶化できる範囲で水不溶性成分を
適宜に選択添加することができる。
としては、高級アルキル硫酸エステル塩、たとえばラウ
リル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル
硫酸トリエタノールアミン。アルキルエーテル硫酸エス
テル塩、たとえば、POEラウリル硫酸トリエタノール
アミン、POEラウリル硫酸ナトリウム;N−アシルア
ミノ酸塩、たとえば、ラウロイル−β−アラニンナトリ
ウム、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N
−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリス
トイル−L−グルタミン酸モノナトリウム、N−パルミ
トイルアスパラギン酸ジエタノールアミン、ヤシ脂肪酸
シルクペプチド;高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、たと
えばN−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウ
ム、ヤシ脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイル
メチルタウリンナトリウム;リン酸エステル塩、たとえ
ばPOEオレイルエーテルリン酸ナトリウム、POEス
テアリルエーテルリン酸、POEラウリルアミドエーテ
ルリン酸ナトリウム;スルホコハク酸塩、たとえばジ−
2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラ
ウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスル
ホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコ
ールスルホコハク酸ナトリウム;アルキルベンゼンスル
ホン酸塩、たとえばリニアドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエ
タノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸;
高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、たとえば硬化ヤシ
油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム;並びにα−オレフ
ィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、
二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロー
ルアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールア
ミドコハク酸ナトリウム、及びカゼインナトリウム等が
挙げられる。
活性剤としては、アルキルトリメチルアンモニウム塩、
たとえば塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化
ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメ
チルアンモニウム。ジアルキルジメチルアンモニウム
塩、たとえば塩化ジステアリルジメチルアンモニウム
塩。アルキルピリジウム塩、たとえば塩化セチルピリジ
ウム。アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、塩化
ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム等があげられ
る。
性剤としては、グリセリン脂肪酸エステル類、たとえば
モノステアリン酸グリセリル、自己乳化型モノステアリ
ン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル;ポ
リオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類、たとえ
ばモノステアリン酸、POEグリセリルモノオレイン酸
POEグリセリル;ポリグリセリン脂肪酸エステル類、
たとえばモノステアリン酸ジグリセリル、トリステアリ
ン酸テトラグリセリル、ペンタステアリン酸デカグリセ
リル;ソルビタン脂肪酸エステル類、たとえばモノラウ
リン酸ソルビタン、セスキステアリン酸ソルビタン、モ
ノオレイン酸ソルビタン;ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル類、たとえばモノヤシ脂肪酸POEソ
ルビタン、トリステアリン酸POEソルビタン、トリオ
レイン酸POEソルビタン;ポリオキシエチレンソルビ
ット脂肪酸エステル類、たとえばモノラウリン酸POE
ソルビット、テトラオレイン酸POEソルビット;ポリ
エチレングリコール脂肪酸エステル類、たとえば、モノ
ラウリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸
ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレン
グリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール;
ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、たとえばPO
Eラウリルエーテル、POEセチルエーテル、POEス
テアリルエーテル;ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンアルキルエーテル類、たとえばPOE・POPセ
チルエーテル、POE・POPデシルテトラデシルエー
テル;ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類
としてはPOEノニルフェニルエーテル、POEオクチ
ルフェニルエーテル、POE分鎖オクチルフェニルエー
テル;ポリオキシエチレンアルキルアミン類、たとえば
POEステアリルアミン、POEオレイルアミン;脂肪
酸アルカノールアミド類、たとえばヤシ脂肪酸ジエタノ
ールアミド、ヤシ脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリ
ン酸ジエタノールアミド、パーム核油脂肪酸ジエタノー
ルアミド;ポリオキシエチレンアルカノールアミド類、
たとえばPOEラウリン酸モノエタノールアミド、PO
Eヤシ脂肪酸モノエタノールアミド、POE牛脂脂肪酸
モノエタノールアミド;並びにアセチレングリコール、
POEアセチレングリコール、POEラノリン、POE
ラノリンアルコール、POEヒマシ油、POE硬化ヒマ
シ油、POEフィトステロール、POEコレスタノー
ル、及びPOEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物
などが挙げられる。
は、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチ
レングリコール、ソルビトール、乳酸ナトリウム、ピロ
リドンカルボン酸及びその塩、などが挙げられる。
しては、グァーガム、クイーンシード、ペクチン、ゼラ
チン、キサンタンガム、メチルセルロース、エチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、カルボキシメチルセルロース及び塩、
アルギン塩、ポリビニルアルコール、カルボキシビニル
ポリマー、ポリアクリル酸ソーダ、ベントナイト、キチ
ン・キトサン誘導体、ヒアルロン酸及び塩、コラーゲン
及びその誘導体などが挙げられる。
は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カ
チオン化セルロース、カチオン化セルロース、シリコー
ンなどが挙げられる。
しては、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5
−スルホン酸及び塩、ジヒドロキシジメトキシベンゾフ
ェノンなどのベンゾフェノン誘導体、パラアミノ安息香
酸、パラアミノ安息香酸エチルなどのパラアミノ安息香
酸誘導体、パラメトキシ桂皮酸エチル、パラメトキシ桂
皮酸イソプロピル、パラメトキシ桂皮酸オクチル、メト
キシ桂皮酸誘導体、サリチル酸オクチル、サリチル酸フ
ェニルなどのサリチル酸誘導体、ウロカニン酸及び誘導
体、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイ
ルメタン、2−(ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、アントラニル酸メチルなどが挙げ
られる。
は、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン
酸及びその誘導体、アラントイン、酢酸ヒドロコーチゾ
ン、アズレンなどが挙げられる。また、添加成分として
用いられる金属封鎖剤としては、エチレンジアミン四酢
酸及びナトリウム塩、リン酸、クエン酸、アスコルビン
酸、コハク酸、グルコン酸、ポリリン酸ナトリウム、メ
タリン酸ナトリウムなどが挙げられる。
としては、エタノール、プロピルアルコール、エチレン
グリコール、ジエチレングリコールなどが挙げられる。
添加成分として用いられる糖類としては、ブドウ糖、乳
糖、白糖、デンプン、カルボキシメチルデンプン、シク
ロデキストリンなどが挙げられる。添加成分として用い
られるpH調整剤としては、クエン酸、塩酸、硫酸、リン
酸、水酸化ナトリウム、アンモニア、などが挙げられ
る。
ては、ビタミンA,B1,B2,B6,E及びその誘導
体、パントテン酸及びその誘導体、ビチオンなどが挙げ
られる。添加成分として用いられる酸化防止剤として
は、ビタミンE、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチル
ヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類などが挙げ
られる。添加成分として用いられる酸化防止助剤として
は、アスコルビン酸、フィチン酸、ケファリン、マレイ
ン酸などが挙げられるが配合成分はこれらに限定される
ものではない。
よりさらに詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこ
れらの実施例により限定されるものではない。下記実施
例において、下記の試験が行われた。
び官能評価 下記の成分に関して、表1に従って界面活性剤成分20
重量%の液体洗浄剤を試作して低温安定性及び、手洗い
試験による官能評価をおこなった。 (成分1) N−ラウロイルイミノジ酢酸ナトリウム :成分1 (成分2) ラウロイルザルコシンナトリウム :略称;SLE ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム:略称;ALE ラウリン酸メチルタウリンナトリウム :略称;LMT (比較成分)N−ヤシ脂肪酸アシルグリシンナトリウム :略称;GCS
解したことを確認後、撹拌下冷却して各種サンプルを調
製した。調製されたサンプルについて下記の条件下で評
価した。温度安定性試験 後記組成に調製した組成物を、後記記載の相溶性試験と
同様の試験方法により5℃及び20℃の恒温器に静置し
て、3日後にサンプルの状態を測定し、これを下記の規
準で評価した。 ○:透明溶解 △:クスミ・白濁(均一) ×:結晶析出
手に塗布して手洗いを行った後の風合いを規準にして、
表1の各サンプルを1.5g手に塗布した手洗い試験を
行った。洗浄後の潤滑性(すべすべ感)に関して、下記
組成の標準サンプルを基準として、下記のように評価し
た。 3点:標準サンプルに比較して潤滑性を強く感じた 2点:標準サンプルと同等或いは少し強く潤滑性を感じ
た 1点:標準サンプル変わらない 10名の評価の平均点を求めて以下の規準で評価した。 ○:平均点が2.5点以上 △:平均が2.0〜2.5点 ×:平均が1.5〜2.0点
に示す組成の液体洗浄剤組成物を下記方法により調製
し、上記試験及び下記試験に供した。
成分の所要量を精秤に混合し、これに組成物全体の成分
濃度が20%となるように蒸留水を加え、表1に記載の
pHとなるように、50%クエン酸水溶液もしくは10%
水酸化ナトリウム水溶液を添加してpH調整し、更にバラ
ンス量の蒸留水を添加して組成物を調製した。 測定濃度:総界面活性剤20純分重量% 測定pH :6.0(クエン酸、水酸化ナトリウムで調
製) 測定温度:20℃、5℃(相溶性)、25℃(粘度) 粘度計 :B型粘度計(東機産業(株)製) 測定 :3日間放置した組成物を肉眼で外観を観察し
た 相溶性の判定基準は以下の通り ○:透明溶解 △:クスミ・白濁(均一) ×:結晶析出 試験結果を表1に示す。
酸のみで構成された液体洗浄剤組成物(比較例)は20
℃保存においても結晶析出が認められるが、本発明成分
2を特定の配合量以上配合することにより低温安定性が
改善されていく事が判明した。しかしながら成分2の過
剰な配合(比較例5)は低温安定性は改善するが、アシ
ルイミノジ酢酸塩の特徴的な感触である洗浄後のスベス
ベ感(潤滑性)を妨げる傾向が有ることが判明した。ま
た、成分2の類似構造を有するN−ヤシ脂肪酸アシルグ
リシンナトリウムには、低温安定性を改善する効果が無
いこと(比較例3,4)が判明した。
ノ酸化合物は増粘し難い性質を有することが知られてお
り、且つ成分2として用いられるアシルイミノジ酢酸化
合物も増粘し難い性質を有するが、これに更に両性、双
性、半極性界面活性剤を加える事により、特定の範囲内
で、アシルイミノジ酢酸化合物に由来するものと思われ
る潤滑性を保持したまま、増粘すること或いは第4成分
の添加による増粘が容易な組成物とすることが可能であ
る。実施例11〜17において、その事例を示す。
温安定性試験、手洗い試験、及び25℃における粘度測
定に供した。低温安定性、及び手洗い試験の方法に関し
ては、実施例1〜10と同じ試験方法を用い、粘度の測
定に関しては下記の条件で行った。粘度測定条件 使用機器 東機産業 B型回転粘度計 測定温度 25℃ ローター 粘度が100mpa・S以下の場合 HM−1 粘度が100mpa・S以上の場合 HM−2 配合に用いたサンプル (成分1) N−ラウロイルイミノジ酢酸ナトリウム 略称;成分1 (成分2) ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム 略称;ALE (成分3) ラウリン酸アミドプロピルアミンオキシド 略称;LAD ラウリン酸アミドプロピル酢酸ベタイン 略称;LPB ラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン 略称;LSB (添付成分)ポリオキシエチレン(120EO)メチルグルコシドジオレート 略称;DOE120 その結果を表2に示す。
組成物に両性(LPB)、双性(LSB)、半極性(L
AO)界面活性剤を特定の重量配合比範囲内で加える事
により、実用上支障のない粘度:500〜3000mPa
・s程度に増粘が可能となる。また、実施例14におい
ては、調製サンプルそのものは比較的低粘度であるが、
第4成分として増粘剤を加えると粘度が上昇する傾向が
ある。本発明液体洗浄剤組成物をその特徴的な使用感で
ある潤滑性を残しながら、低温安定性を増強させ更に増
粘する必要が有る場合には、成分1と成分2とを8:2
〜2:8の間の重量配合比で混合し、更に成分1と成分
2の合計重量に対して成分3を9:1〜7:3の間の重
量配合比で配合することが有効であることを示してい
る。実施例16及び実施例17は本発明の実施例ではあ
るが、成分1と成分2に対する成分3の配合量が少ない
ため、実施例15と同量の増粘剤を用いても、粘度上昇
が認められなかった。
の評価は良好で、洗髪後の風合いは、まとまりが良く優
れたものであった。 成分 純分重量% ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム 5.0 ラウロイルイミノジ酢酸ナトリウム 5.0 ラウロイルサルコシンナトリウム 5.0 ラウリン酸アミドアミンオキサイド 3.0 クエン酸 pH=6とする量 レオドール TW−IS399C(Q1)*1 1.0 メチルパラベン 0.2 ピロクトンオラミン 0.5 香料 0.1 グリチルリチン酸ジカリウム 0.2 精製水 全量100にする量 〔註〕*1:商標、ポリオキシエチレン(160)ソルビタントリイソステアレ ート、花王株式会社製。
物を一主成分として含み、しかし、低温及び高温安定性
が高く増粘が容易で、粘度到達性に優れ、使用後のサッ
パリ感に優れた液体洗浄剤組成物を実用化することが可
能になった。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で示される長鎖アシル
イミノジ酢酸型界面活性剤化合物(成分1): 【化1】 [上記式(1)中、R1 は、炭素原子数5から19のア
ルキル基又はアルケニル基を表し、M1 及びM2 は、そ
れぞれ互いに独立に、水素原子、アルカリ金属原子、ア
ルカリ土類金属原子、アルカノールアミンのカチオン残
基、塩基性アミノ酸のカチオン残基から選ばれた少なく
とも1種を表す] 並びに、下記一般式(2)で示されるN−長鎖アシル−
N−アルキル−中性アミノ酸化合物、及び一般式(3)
で示されるN−長鎖アシル−N−アルキル−タウリン化
合物から選ばれた少なくとも1種(成分2): 【化2】 [上記式(2)及び(3)中、R2 ,R4 は、それぞれ
互に独立に、炭素原子数5から19のアルキル基又はア
ルケニル基を表し、R3 及びR3aは、それぞれ他から独
立に炭素原子数1〜3のアルキル基を表し、M3 及びM
4 は、それぞれ互いに独立に、水素原子、アルカリ金属
原子、アルカリ土類金属原子、アルカノールアミンのカ
チオン残基、塩基性アミノ酸のカチオン残基から選ばれ
る少なくとも1種を表し、nは1〜3の整数を表す。]
を含み前記成分1と成分2との配合重量比が8:2〜
2:8の範囲内にある、ことを特徴とする液体洗浄剤洗
浄剤組成物。 - 【請求項2】 成分3として両性界面活性剤及び/又は
双性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤をさらに含
有する、請求項1に記載の液体洗浄剤組成物。
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- 2001-05-16 JP JP2001147008A patent/JP4931287B2/ja not_active Expired - Fee Related
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