JP2002338141A - 糸条巻取機 - Google Patents

糸条巻取機

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JP2002338141A
JP2002338141A JP2001140924A JP2001140924A JP2002338141A JP 2002338141 A JP2002338141 A JP 2002338141A JP 2001140924 A JP2001140924 A JP 2001140924A JP 2001140924 A JP2001140924 A JP 2001140924A JP 2002338141 A JP2002338141 A JP 2002338141A
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bobbin
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JP2001140924A
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Kinzo Hashimoto
欣三 橋本
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 糸条巻取機において、巻玉への接圧を小さく
でき、かつ、接圧の変動をも小さくできる構成を提供す
る。 【解決手段】 ボビンBに糸Yを巻き取らせて形成され
る巻玉3の外周面と接触して回転する接触ローラ18
と、該接触ローラ18を支持するローラ支持部材1と、
該ローラ支持部材1を前記ボビンBに近接する方向及び
前記ボビンBから離れる方向に移動自在に案内するロー
ラ支持部材案内手段17・17と、を有する糸条巻取機
において、前記巻玉3の巻太りを検知する巻太り検知手
段15と、前記ローラ支持部材1の位置を前記ボビンB
に近接する方向及び前記ボビンBから離れる方向に調整
する、支持部材駆動手段20と、前記巻太り検知手段1
5の検知結果に基づいて前記ローラ支持部材1の位置を
調整すべく前記支持部材駆動手段20を制御する制御手
段30と、を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糸をボビンに巻き
取っていわゆるパッケージとして供するための、糸条巻
取機の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ボビンに対して糸をトラバー
スさせながら連続的に供給させると同時にボビンを回転
させて巻き取る方式の糸条巻取機が知られている。
【0003】この従来の巻取機においては、ボビン上に
糸が巻回されることによって形成される巻玉の外周面の
上部に、接触ローラを所定の接圧をもって接触させるよ
うにしている。該接触ローラはローラ支持部材に回転自
在に支持させるとともに、該ローラ支持部材はガイド部
に案内されながら昇降自在に構成するようにしている。
そして、巻取りの進行により巻玉の径が増大するのに対
応させて、前記ローラ支持部材が上昇して逃げるように
構成し、接触ローラによるパッケージに対する前記接圧
を一定に維持するように構成している。ローラ支持部材
はエアシリンダ等によって上向きに支持され、これによ
って接触ローラを含めたローラ支持部材の自重の大部分
を支持し、相殺された残りの重量を前記接触ローラの接
圧として用いている。
【0004】この接触ローラは、すぐ上流側にあるトラ
バース装置によって軸方向にトラバースされた糸を周面
に接触させることでそのトラバース位置を保持しなが
ら、巻玉の外周面に糸を受け渡す作用を営む。この作用
と、該接触ローラが巻玉外周を押さえつける作用とが相
まって、糸をボビン軸方向に偏りなく良好に巻くことが
できる。
【0005】なお、巻取りの過程においては、ボビンに
糸が幾層にも巻かれて行くに従って巻玉の径の大きさが
徐々に増大する(巻太り)。従って、ボビンを仮に一定
の回転数で回転させるとすると、巻太りにつれて巻玉の
外周速度が増大し、これは糸を等速で巻き取ることがで
きないことを意味する。この不都合を解決するために、
ボビンを直接駆動させるのではなく、巻玉の外周面に圧
接している前記接触ローラを定速駆動させることで巻玉
を回転させ、巻玉の外周速度をその径にかかわらず一定
として巻取速度を一定とする構成が知られている。ある
いは、前記接触ローラに回転数センサを取り付け、該セ
ンサによって検出される接触ローラの回転数(即ち、巻
玉の外周速度)が一定となるよう、ボビンの駆動回転数
を制御する構成も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、合成繊維用の
紡糸等の特定の用途では、紡糸速度の高速化等の事情に
より、糸が形成されボビン上に巻かれた状態でも未だ糸
としての形状が不安定で軟らかいような場合がある。従
ってこのような用途では、糸の変形を防ぐために、巻玉
に接触させる前記接触ローラの接圧を、通常の用途にお
けるそれの1/10以下といった低いものにしたいとい
う要請がある。
【0007】このような要請においては、接触ローラを
巻玉の外周に圧接させながら該接触ローラを駆動するよ
うな駆動方式は、駆動に必要な摩擦を得るために大きな
接圧が必要となることから適切でない。
【0008】また、前述のようにローラ支持部材を巻玉
の径の増大によって上昇退避させる構成では、上昇時に
ガイド部において摺動抵抗が発生し、ローラ支持部材の
重量の一部を前記接触ローラの接圧として用いている関
係上、この摺動抵抗が接圧の変動の要因になる。ここ
で、通常の用途(通常の接圧)で用いる場合は、この摺
動抵抗による変動分は接圧に比べて数%程度と相対的に
小さいために、接圧の大きな変動要因となることはほぼ
ない。一方、前述のように接圧を通常の1/10以下に
設定するような状況では、摺動抵抗が接圧の数十%程度
にまで達することになり、接圧の大きな変動の要因にな
る。結局、ローラ支持部材の上昇時における摺動抵抗に
より接触ローラの接圧に大きなブレが発生し、これはパ
ッケージ巻取り形状のムラを意味する。
【0009】以上のような事情で、従来の構成の糸条巻
取機はこのような低接圧を必要とする用途に向かないと
いう問題があったのである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【0011】即ち、請求項1においては、ボビンに糸を
巻き取らせて形成される巻玉の外周面と接触して回転す
る接触ローラと、該接触ローラを支持するローラ支持部
材と、該ローラ支持部材を前記ボビンに近接する方向及
び前記ボビンから離れる方向に移動自在に案内するロー
ラ支持部材案内手段と、を有する糸条巻取機において、
前記巻玉の巻太りを検知する巻太り検知手段と、前記ロ
ーラ支持部材の位置を前記ボビンに近接する方向及び前
記ボビンから離れる方向に調整する、支持部材駆動手段
と、前記巻太り検知手段の検知結果に基づいて前記ロー
ラ支持部材の位置を調整すべく前記支持部材駆動手段を
制御する制御手段と、を設けたものである。
【0012】請求項2においては、前記接触ローラは、
前記ローラ支持部材に対して、前記ボビンに近接する方
向及び前記ボビンから離れる方向に相対変位自在とされ
ているものである。
【0013】請求項3においては、前記接触ローラが巻
玉の外周面に対して加える接圧を調整する接圧調整手段
を、該接触ローラと前記ローラ支持部材の間に介在させ
たものである。
【0014】請求項4においては、前記巻太り検知手段
は、前記接触ローラの、前記ローラ支持部材に対する相
対変位を検知することで巻玉の巻太りを検知するように
構成したものである。
【0015】請求項5においては、前記巻太り検知手段
によって検知される、前記接触ローラの前記ローラ支持
部材に対する相対変位が略一定となるように、前記制御
手段は前記支持部材駆動手段を制御するものである。
【0016】請求項6においては、前記ボビンを回転駆
動するボビン駆動手段を設けるとともに、前記接触ロー
ラは前記巻玉の外周面に接触して従動回転するように構
成したものである。
【0017】請求項7においては、前記ボビンに巻き取
らせる糸をその周面に接触させながら回転して、前記巻
玉の外周へ受け渡す糸送りローラを、前記接触ローラの
上流側に、前記ローラ支持部材に支持させて設けるとと
もに、前記糸送りローラを回転駆動する糸送りローラ駆
動手段を設け、前記制御手段は、前記糸送りローラと前
記巻玉の外周との間に隙間を有するように、前記支持部
材駆動手段を制御するものである。
【0018】請求項8においては、前記制御手段は、前
記糸送りローラと前記巻玉の外周面との間の隙間を巻取
過程において変化させるように前記支持部材駆動手段を
制御するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は第一実施例の糸条巻取機の全体正面図、図2
は第一実施例のスライドボックスの構成を示した要部拡
大正面図、図3は第一実施例の制御システム図である。
図4は図2の状態から巻太りによって巻玉の径がdrだ
け増加し、接触ローラを支持するアームが傾動した状態
を示した正面図である。図5は図4の状態からスライド
ボックスが上昇した状態を示した正面図である。
【0020】図1には糸条巻取機Mの全体構成が示さ
れ、この糸条巻取機Mは機体フレーム7を備えており、
該機体フレーム7にはローラ支持部材としてのスライド
ボックス1が昇降自在に設けられる。機体フレーム7に
は更に回転可能なターレット板2が設けられ、このター
レット板2は図示しない回転駆動装置によって、回転軸
6を中心に回動可能に構成してある。また、前記機体フ
レーム7の前面には固定枠8が設けられて、該固定枠8
には操作盤9が備えられている。
【0021】ターレット板2には二本のボビンホルダ1
1・12が突設されており、それぞれ回転自在とされて
いる。二本のボビンホルダ11・12は互いに位相が1
80°異なる位置に配置され、一方のボビンホルダ11
が上方の巻取位置に、他方のボビンホルダ12が下方の
待機位置に、それぞれ位置している。なお、前記回転駆
動装置によるターレット板2の回動により、二本のボビ
ンホルダ11・12の位置を交換することもできるよう
になっている。各ボビンホルダ11・12にはボビンB
が装着されている。
【0022】図1・図2に示すように、前記スライドボ
ックス1はトラバース装置4を備えてあり、該トラバー
ス装置4において設けられるトラバースガイド5が、図
略の紡糸機から連続的に供給される糸Yと係合しトラバ
ース範囲を走行することによって、下方向に送られる糸
Yの綾振運動を行わせている。
【0023】一方で、前記スライドボックス1は更に接
触ローラ18を備えている。具体的には、アーム13を
略水平に配置してスライドボックス1に揺動自在に枢支
させ、該アーム13の遊端側に接触ローラ18を回転自
在に支持させている。このアーム13が上下揺動するこ
とによって、接触ローラ18は、前記巻取り位置にある
ボビンBに近接する方向(下方向)及び該ボビンBから
離れる方向(上方向)へ、前記スライドボックス1に対
する相対位置を変えることができる。
【0024】前記接触ローラ18を支持するアーム13
と、前記スライドボックス1との間には、接圧調整手段
としてのエアシリンダ14が介設される。該エアシリン
ダ14は、前記接触ローラ18の重量を一部サポートす
るように構成しており、これによって接触ローラ18
は、巻玉3の外周面に小さい接圧をもって接触する。こ
のように、接触ローラ18の自重をそのまま巻玉3への
接圧として用いたのでは接圧が大きすぎることから、前
記エアシリンダ14によってその自重の一部をサポート
させるようにして、接圧の調整を行っているのである。
但し、接圧をある程度大きく設定したいような場合には
エアシリンダ14を取り外してしまっても構わないし、
あるいは接触ローラ18を逆にボビンB側へ押し付ける
ようにエアシリンダ14を構成してもよい。このように
して巻玉3の外周面に接触した接触ローラ18は、巻玉
3の回転を受けて従動回転する。
【0025】接触ローラ18は前記トラバース装置4の
トラバースガイド5のすぐ下流側(糸経路の下流側)に
位置している。そして、走行するトラバースガイド5に
よって綾振された糸を前記接触ローラ18の周面に受け
継ぐとともに、前記接触ローラ18の従動回転によっ
て、更に下流側で回転している巻玉3の外周に糸を受け
渡す。
【0026】前記アーム13の揺動位置を検出するため
に、巻太り検知手段としての巻太り検出センサ15が、
前記スライドボックス1に固定されて設けられている。
この巻太り検出センサ15は、糸を巻かれて径を増大さ
せつつある巻玉3の外周に接触している接触ローラ18
の変位を検出することによって、巻玉3の巻太りを検出
できるようにしている。この巻太り検出センサ15は後
述するコントローラ30に電気的に接続される。
【0027】更に、前記接触ローラ18の回転速度を検
出する回転センサ16がアーム13に固定されて設けら
れており、巻玉3の外周に接触して回転する該接触ロー
ラ18の回転速度を調べることで、巻玉3の外周速度を
知ることができるようになっている。この回転速度検知
手段としての回転センサ16も、後述するコントローラ
30に電気的に接続されている。
【0028】前記スライドボックス1は図2に示す如
く、上下方向に配設されたレール(ローラ支持部材案内
手段)17・17に案内され、該レール17・17に沿
って上下移動自在とされている。該スライドボックス1
はその重量の大半を図示しないエアシリンダにて支持す
ることとしているが、上下昇降駆動は、後述するボール
ネジ機構によって行わせることとしている。スライドボ
ックス1自体の自重は前記エアシリンダと該ボールネジ
機構によって完全に支持され、前記接触ローラ18を除
いて、その自重は巻玉3に対する接圧として用いること
はない。ただし、前記エアシリンダを省略して、ボール
ネジ機構(支持部材駆動手段)のみでスライドボックス
1の自重を支持させるように構成してもよい。
【0029】スライドボックス1の側方にはネジ棒19
が上下方向に配置されて回転自在とされており、その下
端が昇降駆動モータ20に連結されてネジ棒19の回転
駆動を行わせるようにしている。スライドボックス1の
側部にはボールナット21が設けられて前記ネジ棒19
に連結され、前記昇降駆動モータ20によるネジ棒19
の回転駆動によってスライドボックス1の上下動を行わ
せるようになっている。この昇降駆動モータ20はコン
トローラ30に電気的に接続され、その駆動が制御され
る。上述したネジ棒19、ボールナット21、及び昇降
駆動モータ20により、ボールネジ機構が構成されてい
る。
【0030】また図3に示すように、トラバース装置4
のトラバースカムを駆動するモータ22が設けられ、コ
ントローラ30に電気的に接続されている。更には、前
記二つのボビンホルダ11・12をそれぞれ駆動するモ
ータ(ボビン駆動手段)23・24がコントローラ30
に電気的に接続され、また、前記巻取位置にあるボビン
ホルダ11に対して回転センサ25が設けられて、その
回転速度の情報をコントローラ30に送ることができる
ようにしている。尚、トラバース装置4としては、回転
羽根を用いた公知のロータリー式トラバース装置の他、
既知の装置を適用してもよい。
【0031】次に、巻取過程における巻玉3の巻太りに
応じたスライドボックス1の上昇制御について説明す
る。図2には、糸Yの巻取りが既にある程度進んでお
り、ボビンB上に巻玉3が形成された状態が示されてい
る。この図2の状態から更に巻取りが進んで図4に示す
状態になったとする。巻玉3の半径は図2においてはr
であったのが、図4の状態においてはdrだけ増加し
て、r+drとなっている。尚、図4に示す半径の増加
分drは説明の便宜のために誇張して描かれているが、
実際は極めて微小量である。この結果、巻玉3の外周に
接触する前記接触ローラ18は、この巻太り分だけスラ
イドボックス1に対して相対的に上昇し、図4の黒塗り
矢印にて示す如く、アーム13が上方へ傾動する。
【0032】この傾動を検知した巻太り検出センサ15
はコントローラ30に信号を送り、コントローラ30は
昇降駆動モータ20を駆動して、スライドボックス1を
上昇させることで接触ローラ18を相対的に下降させ、
接触ローラ18のスライドボックス1に対する相対位置
を図2の状態におけるそれと同じ相対位置に戻すのであ
る。図4の状態からスライドボックス1を上昇させた後
の状態が図5に示される。
【0033】このように、接触ローラ18のスライドボ
ックス1に対する相対位置を巻太り検出センサ15によ
って検知するようにし、接触ローラ18の相対的な上昇
が検知されたら、スライドボックス1を上昇させて接触
ローラ18のスライドボックス1に対する相対位置を元
に戻す制御を行うのである。この制御を反復して行うこ
とにより、巻取過程における巻太りに応じてスライドボ
ックス1が徐々に上昇していくことになる。
【0034】前述したとおり、接触ローラ18の巻玉3
に対する接圧は、接触ローラ18の自重とそれをサポー
トするエアシリンダ14によって定まることになる。従
って、上述したスライドボックス1の上昇制御に応じ
て、スライドボックス1と前記レール17との間等で摺
動抵抗が発生することとなるが、本実施例では従前のよ
うにスライドボックス1自体の重量を巻玉3に対する接
触ローラ18の接圧として利用する形態を採らないの
で、この摺動抵抗は接触ローラ18の接圧に影響を与え
ない。
【0035】更に、本実施例においては、接触ローラ1
8の上下相対変位の際にアーム13に多少の回動抵抗が
発生することになる。しかし、このような回動抵抗は、
前記スライドボックス1摺動時に発生する摺動抵抗より
は遥かに小さいため、接触ローラ18の接圧には殆ど影
響を与えない。そのような回動抵抗は、たとえ接圧を小
さく設定したとしても、該接圧の変動要因としては無視
し得る程度のものである。
【0036】尚、本実施例においては、前記接触ローラ
18の回転速度を回転センサ16で検出し、該回転セン
サ16が検出する回転速度が一定となるように、ボビン
ホルダ11を駆動するモータ23の駆動制御を行う。具
体的には、回転センサ16の検出値が巻取速度に応じた
所定の値を下回るようであればモータ23の回転速度が
増加するように制御し、逆に回転センサ16の検出値が
前記所定の値を上回るようであればモータ23の回転速
度が減少するように制御する。尚、ボビンホルダ11の
回転速度を検出するためのボビンホルダ回転センサ25
が機体フレーム7に設けられており、モータ23の回転
速度のフィードバック制御に用いられる。
【0037】本実施例では接触ローラ18を支持するア
ーム13に巻太り検出センサ15を設けて、巻玉3の巻
太り(巻玉3の半径rの増加)を検出するようにしてい
る。しかし、この構成に限らず、例えば前記回転センサ
16の検出値と接触ローラ18の半径とから巻玉3の外
周速度を演算し、これと前述のボビンホルダ回転センサ
25の検出値から巻玉3の半径rを算出して、この半径
rの変化に基づいてスライドボックス1の昇降制御を行
ってもよい。あるいは、別途設けた非接触式のセンサに
よって巻玉3の半径rを直接検知して、これによりスラ
イドボックス1の昇降制御を行うようにしてもよい。
【0038】次に、変形例である第二実施例を説明す
る。図6は第二実施例の要部構成を示した要部拡大正面
図、図7は第二実施例における制御システム図、図8は
図6の状態からスライドボックスを上昇させ、後述の糸
送りローラと巻玉との間の隙間を増大させた様子を示し
た正面図である。図9は糸送りローラと巻玉との間に形
成される隙間量と、糸送りローラから繰り出された糸が
巻玉に巻かれるまでの自由長との関係を示した図であ
る。
【0039】この第二実施例においては図6に示すよう
に、トラバース装置4が接触ローラ18'から上流側
(糸経路の上流側)に大きく離されて配置されている。
接触ローラ18'の上流側には糸送りローラ26が設け
られ、該糸送りローラ26はスライドボックス1に相対
変位不能に取り付けられている。糸送りローラ26は、
前記トラバース装置4のトラバースガイド5のすぐ下流
であって、巻玉3の外周面の上方に位置している。ただ
し、糸送りローラ26は巻玉3の外周面には接触せず、
図6に示す少量の隙間cを隔てて位置させている。従っ
て糸送りローラ26は、巻玉3の回転を受けて従動回転
するのではなく、図7に示す駆動モータ(糸送りローラ
駆動手段)27からの動力を直接受けて回転するように
構成してある。糸送りローラ26は、トラバース装置4
によって綾振りされた糸をその周面に受け継ぐととも
に、下流側に送り出し、巻玉3に受け渡す。
【0040】接触ローラ18'は前述の第一実施例にお
ける接触ローラ18とほぼ同様に構成され、スライドボ
ックス1に揺動自在に設けたアーム13に支持させて、
スライドボックス1に対して相対変位自在となるように
している。ただし、接触ローラ18'は巻玉3の外周面
に接触しているのみで、その周面に糸を受け継ぐことも
巻玉3に糸を受け渡すこともない。アーム13とスライ
ドボックス1との間にはエアシリンダ14が介設されて
接触ローラ18'の重量を一部サポートして、接触ロー
ラ18'の巻玉3に対する接圧を調整することとしてい
る。スライドボックス1には巻太り検出センサ15が設
けられ、アーム13の傾動を検知して前記巻玉3の径の
増加を検知できるようにしている。アーム13には回転
センサ16が設けられ、接触ローラ18'の回転速度を
検出するよう構成している。第二実施例のその他の構成
は前記第一実施例と同じであるため、説明を省略する。
【0041】この第二実施例のように、接触ローラ18
の上流側に積極駆動される糸送りローラ26を配置する
と、巻玉3の周速と糸送りローラ26の周速とを異なら
せることができ、糸送りローラ26と巻玉3との間の糸
Yの張力を調整することが可能になる。
【0042】本実施例では、接触ローラ18'を用い
て、巻玉3の巻太りに対する制御を以下のように行って
いる。即ち、接触ローラ18'のスライドボックス1に
対する相対位置を巻太り検出センサ15によって検知す
るようにし、接触ローラ18'の相対的な上昇が検知さ
れたら、昇降駆動モータ20を駆動してスライドボック
ス1を上昇させ、接触ローラ18'のスライドボックス
1に対する相対位置を元に戻す。この制御を反復して行
うことにより、巻取過程における巻太りに応じて、巻玉
3の外周面と糸送りローラ26との隙間量cを所定の値
に保持すべく、スライドボックス1が徐々に上昇してい
くことになる。
【0043】この実施例の糸条巻取機では、前記隙間量
cを一定の値に保持する制御のほかに、該隙間量cを巻
取過程において恣意的に変化させる制御を行うことも可
能である。即ち、コントローラ30が、巻取過程におい
て所定のタイミングで前記昇降駆動モータ20を駆動さ
せ、スライドボックス1を昇降させて、前記隙間量cを
変化させるように構成するのである。図8には、スライ
ドボックス1を上昇させて隙間量cを増大させた様子が
示されている。
【0044】ここで、図9の上下の図を比較して分かる
ように、隙間量cを増加させるということは、送られる
糸Yが糸送りローラ26の周面から離れて、巻玉3の外
周に到達する(巻き取られる)までの自由長Lが増加す
ることを意味する。この自由長Lの増加は、糸Yがトラ
バース装置4によってトラバースされた軸方向位置と、
糸が実際に巻玉3に巻き取られる軸方向位置の差(トラ
バース遅れ)が増加することを意味する。このトラバー
ス遅れにより、トラバース装置4のトラバースガイド5
がそのストローク端位置に達しても、糸Yは実際には、
該トラバース遅れの分だけ軸方向中央寄りの位置で巻玉
3に巻かれることとなる。結局、トラバース遅れが増加
するということは、糸Yを巻玉3に巻くときの軸方向巻
幅が狭まることになるのである。このように、隙間量c
を変化させることによって、糸Yを巻玉3に巻くときの
軸方向巻幅を変化させることができるのである。本実施
例の制御はこの原理を利用するものである。
【0045】この隙間量cの変更制御は、様々な方法が
考えられる。例えば大小二つの隙間量c1・c2を間欠
的に交互に現出させる制御、大小二つの隙間量c1及び
c2の間で隙間量を連続的に交互に増減させる制御等で
ある。このような制御により、パッケージの軸方向両端
が高くなる(耳高)状態を解消させ、最終的なパッケー
ジの形状を良好とすることができる。あるいは、巻き終
わりの段階に至るにつれ巻幅が狭まる、いわゆるテーパ
エンドの形状とするようなことも可能である。
【0046】なお、前述の二つの実施例においては、ス
ライドボックス(ローラ支持部材)1の重量の一部を支
持するエアシリンダを省略して、前述のようにボールネ
ジ機構(支持部材駆動手段)のみでスライドボックス1
の自重を支持するように構成してもよい。ただし、該ボ
ールネジ機構に作用する負荷を軽減する観点からは、エ
アシリンダのような、スライドボックス1の重量の一部
を支持する手段を設けておくのが好ましい。接触ローラ
18(18')をスライドボックス1に対して位置固定
しても良いが、前記実施例のように、接触ローラ18
(18')をスライドボックス1に対して、ボビンに近
接する方向及びボビンから離れる方向に相対変位自在と
する方が望ましい。また、接触ローラ18(18')を
積極的に駆動させるようにしても良いが、低接圧を目的
として使用する場合には、前記実施例のように、接触ロ
ーラ18(18')を従動回転させる構成の方が望まし
い。
【0047】本発明は、低接圧で使用することを主眼と
してなされたものであり、この場合に大きい効果を発揮
するのは勿論であるが、高接圧で使用する場合に用いて
も構わない。高接圧であっても、ローラ支持部材案内手
段の案内抵抗が大きい場合、あるいはローラ支持部材の
移動中に前記案内抵抗が大きく変動する場合等には、本
発明は有効である。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
【0049】即ち、請求項1に示す如く、ボビンに糸を
巻き取らせて形成される巻玉の外周面と接触して回転す
る接触ローラと、該接触ローラを支持するローラ支持部
材と、該ローラ支持部材を前記ボビンに近接する方向及
び前記ボビンから離れる方向に移動自在に案内するロー
ラ支持部材案内手段と、を有する糸条巻取機において、
前記巻玉の巻太りを検知する巻太り検知手段と、前記ロ
ーラ支持部材の位置を前記ボビンに近接する方向及び前
記ボビンから離れる方向に調整する、支持部材駆動手段
と、前記巻太り検知手段の検知結果に基づいて前記ロー
ラ支持部材の位置を調整すべく前記支持部材駆動手段を
制御する制御手段と、を設けたので、従来のようにロー
ラ支持部材を巻玉の径の増大に伴って消極的(従動的)
に退避させるような構成と異なり、ローラ支持部材を巻
玉の径の増大に伴って、支持部材駆動手段の駆動力で積
極的に退避させることができるから、ローラ支持部材の
変位の際に発生するローラ支持部材案内手段の案内抵抗
が接圧に対して及ぼす影響を小さく抑えることができ
る。従って、巻玉に対する接触ローラの接圧を小さく設
定したとしても、ローラ支持部材の変位の際に発生する
案内抵抗が接圧の大きな変動要因にならない。結局、高
接圧で用いる用途のみならず、低接圧を必要とするよう
な用途にも適する糸条巻取機を提供できるのである。
【0050】請求項2に示す如く、前記接触ローラは、
前記ローラ支持部材に対して、前記ボビンに近接する方
向及び前記ボビンから離れる方向に相対変位自在とされ
ているので、ローラ支持部材の移動と接触ローラとが切
り離され、これにより、ローラ支持部材の重量及びロー
ラ支持部材案内手段の案内抵抗が接圧に対して及ぼす影
響をなくすことができる。また、ローラ支持部材に比し
て相対的に小さい接触ローラの自重を接圧として用いる
ことで、接圧を小さく設定するのが容易である。更に
は、その接圧の変動要因も、ローラ支持部材の移動の際
の案内抵抗ではなく、接触ローラがローラ支持部材に対
して相対的に変位する際の抵抗のみであるので、接圧の
変動を少なく抑えることも容易に行える。
【0051】請求項3に示す如く、請求項2の構成に加
えて、前記接触ローラが巻玉の外周面に対して加える接
圧を調整する接圧調整手段を、該接触ローラと前記ロー
ラ支持部材の間に介在させたので、接触ローラが巻玉を
押さえ付ける接圧を、接圧調整手段によって細かく設定
することができる。また、接圧調整手段を小型化するこ
とができる。
【0052】請求項4に示す如く、前記巻太り検知手段
は、前記接触ローラの、前記ローラ支持部材に対する相
対変位を検知することで巻玉の巻太りを検知するように
構成したので、巻玉に接触している接触ローラの変位を
検出することで巻太りを検出する合理的な構成となって
いるから、巻太り検出手段の構成を簡素とすることがで
きる。また、接触ローラの変位を検知することから、ロ
ーラ支持部材の位置を調整する制御も容易である。
【0053】請求項5に示す如く、前記巻太り検知手段
によって検知される、前記接触ローラの前記ローラ支持
部材に対する相対変位が略一定となるように、前記制御
手段は前記支持部材駆動手段を制御するので、巻太りに
応じてローラ支持部材をボビンから離間させていく制御
を、接触ローラの接圧の変動を低く抑えながら行うこと
ができる。
【0054】請求項6に示す如く、前記ボビンを回転駆
動するボビン駆動手段を設けるとともに、前記接触ロー
ラは前記巻玉の外周面に接触して従動回転するように構
成したので、低接圧でかつ巻取速度を一定とするための
構成が達成できる。即ち、接触ローラを巻玉の外周に接
触させながら定速で積極駆動することにより巻玉を従動
回転させる構成では、重量物である巻玉が接触ローラに
対し滑らず回転するだけの接圧が必要となっていたが、
本構成によれば、相対的に軽量な接触ローラが巻玉に対
し滑らず回転するのに必要な接圧だけで済むのである。
【0055】請求項7に示す如く、前記ボビンに巻き取
らせる糸をその周面に接触させながら回転して、前記巻
玉の外周へ受け渡す糸送りローラを、前記接触ローラの
上流側に、前記ローラ支持部材に支持させて設けるとと
もに、前記糸送りローラを回転駆動する糸送りローラ駆
動手段を設け、前記制御手段は、前記糸送りローラと前
記巻玉の外周との間に隙間を有するように、前記支持部
材駆動手段を制御するので、糸送りローラが巻玉に接触
せず接圧がゼロになるので、巻玉に圧接するのは接触ロ
ーラのみとなり、接圧を低くでき、また、その接圧の変
動も小さくできる。また、糸送りローラ駆動手段によっ
て、糸送りローラの周速が巻玉の周速に対して異なるよ
うに糸送りローラを駆動することも可能であり、この場
合には、糸送りローラと巻玉との間の糸の張力を調整す
ることができる。
【0056】請求項8に示す如く、前記制御手段は、前
記糸送りローラと前記巻玉の外周面との間の隙間を巻取
過程において変化させるように前記支持部材駆動手段を
制御するので、トラバース装置のトラバースストローク
を変化させることなく、糸の巻幅を状況に応じて変化さ
せながら糸をボビンに巻くことができるので、パッケー
ジの軸方向両端の耳高を防止する等、パッケージの形状
を良好とすることができる。あるいは、パッケージの形
状をいわゆるテーパエンドとするなど、供することがで
きるパッケージの形状の選択の幅も拡げられることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の糸条巻取機の全体正面図。
【図2】第一実施例のスライドボックスの構成を示した
要部拡大正面図。
【図3】第一実施例の制御システム図。
【図4】図2の状態から巻太りによって巻玉の径がdr
だけ増加し、接触ローラを支持するアームが傾動した状
態を示した正面図。
【図5】図4の状態からスライドボックスが上昇した状
態を示した正面図。
【図6】第二実施例のスライドボックスの構成を示した
要部拡大正面図。
【図7】第二実施例における制御システム図。
【図8】図6の状態からスライドボックスを上昇させ、
糸送りローラと巻玉との間の隙間を増大させた様子を示
した正面図。
【図9】糸送りローラと巻玉との間に形成される隙間量
と、糸送りローラから繰り出された糸が巻玉に巻かれる
までの自由長との関係を示した図。
【符号の説明】
Y 糸 B ボビン r 巻玉の半径 M 糸条巻取機 1 スライドボックス(ローラ支持部材) 3 巻玉 4 トラバース装置 15 巻太り検出センサ(巻太り検知手段) 18 接触ローラ 20 昇降駆動モータ(支持部材駆動手段) 30 コントローラ(制御手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンに糸を巻き取らせて形成される巻
    玉の外周面と接触して回転する接触ローラと、 該接触ローラを支持するローラ支持部材と、 該ローラ支持部材を前記ボビンに近接する方向及び前記
    ボビンから離れる方向に移動自在に案内するローラ支持
    部材案内手段と、を有する糸条巻取機において、 前記巻玉の巻太りを検知する巻太り検知手段と、 前記ローラ支持部材の位置を前記ボビンに近接する方向
    及び前記ボビンから離れる方向に調整する、支持部材駆
    動手段と、 前記巻太り検知手段の検知結果に基づいて前記ローラ支
    持部材の位置を調整すべく前記支持部材駆動手段を制御
    する制御手段と、を設けたことを特徴とする、糸条巻取
    機。
  2. 【請求項2】 前記接触ローラは、前記ローラ支持部材
    に対して、前記ボビンに近接する方向及び前記ボビンか
    ら離れる方向に相対変位自在とされていることを特徴と
    する、請求項1に記載の糸条巻取機。
  3. 【請求項3】 前記接触ローラが巻玉の外周面に対して
    加える接圧を調整する接圧調整手段を、該接触ローラと
    前記ローラ支持部材の間に介在させたことを特徴とす
    る、請求項2に記載の糸条巻取機。
  4. 【請求項4】 前記巻太り検知手段は、前記接触ローラ
    の、前記ローラ支持部材に対する相対変位を検知するこ
    とで巻玉の巻太りを検知するように構成したことを特徴
    とする、請求項2又は請求項3に記載の糸条巻取機。
  5. 【請求項5】 前記巻太り検知手段によって検知され
    る、前記接触ローラの前記ローラ支持部材に対する相対
    変位が略一定となるように、前記制御手段は前記支持部
    材駆動手段を制御することを特徴とする、請求項4に記
    載の糸条巻取機。
  6. 【請求項6】 前記ボビンを回転駆動するボビン駆動手
    段を設けるとともに、前記接触ローラは前記巻玉の外周
    面に接触して従動回転するように構成したことを特徴と
    する、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載
    の糸条巻取機。
  7. 【請求項7】 前記ボビンに巻き取らせる糸をその周面
    に接触させながら回転して、前記巻玉の外周へ受け渡す
    糸送りローラを、前記接触ローラの上流側に、前記ロー
    ラ支持部材に支持させて設けるとともに、 前記糸送りローラを回転駆動する糸送りローラ駆動手段
    を設け、 前記制御手段は、前記糸送りローラと前記巻玉の外周と
    の間に隙間を有するように、前記支持部材駆動手段を制
    御することを特徴とする、請求項1から請求項6までの
    いずれか一項に記載の糸条巻取機。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記糸送りローラと前
    記巻玉の外周面との間の隙間を巻取過程において変化さ
    せるように前記支持部材駆動手段を制御することを特徴
    とする、請求項7に記載の糸条巻取機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102390762A (zh) * 2011-07-15 2012-03-28 郑州中远氨纶工程技术有限公司 长丝纤维卷绕装置及卷绕方法
CN113443519A (zh) * 2021-08-30 2021-09-28 成都辰迈科技有限公司 一种基于自适应功能的电缆长度计量设备及方法

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