JP2002337876A - 収納ケース - Google Patents

収納ケース

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JP2002337876A
JP2002337876A JP2001141331A JP2001141331A JP2002337876A JP 2002337876 A JP2002337876 A JP 2002337876A JP 2001141331 A JP2001141331 A JP 2001141331A JP 2001141331 A JP2001141331 A JP 2001141331A JP 2002337876 A JP2002337876 A JP 2002337876A
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Kazuyuki Kamiya
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ケース本体の天板の嵌合、取り外しを簡単な操
作で行うことができ、また天板に代えて別のケース本体
の取り付けが容易に行え、ケース本体の積み上げを良好
に行うことのできる収納ケースを提供する。 【解決手段】ケース本体10の上部に、側面にケース本
体用係合部12aを備えた上嵌合枠11を、またこのケ
ース本体10の下部に、側面に他のケース本体10の上
部係合部12aに係合し得る係合部12bを備えた下嵌
合枠13を一体的に形成し、このケース本体10の上部
に対する他のケース本体10の係合が行えるようにする
と共に、ケース本体10上の前端部に、天板30の前端
部内側に形成した断面略L型係合部31が嵌合される第
一天板係合凹所14を形成し、ケース本体10上の後端
部に、天板30の後端部内側に形成した断面湾曲型係合
部32が嵌合される第二天板係合凹所15を形成してケ
ース本体10上に対する天板30の嵌合をも行えるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂によりそ
れぞれ一体成形されるケース本体と、これに出入自在に
収納される引出収納箱とからなる収納ケースに関し、特
に、同じく合成樹脂によって一体成形される天板をも脱
着自在とした収納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ケース本体と引出収納箱とからなる収納
ケースは、衣裳、ビデオテープあるいはCD(コンパク
トディスク)を収納するものとして、既に種々提案され
てきている。また、この収納ケースは、大量生産に向い
ていて、しかも耐久性の高いものとすることができるこ
とから、そのケース本体及び引出収納箱を、合成樹脂に
より一体的に形成することも一般的に行われてきてい
る。
【0003】そして、この従来から提案されてきている
収納ケースは、収納された引出収納箱の上部を覆うため
に、ケース本体の上部側に天板が外れないように強固に
嵌合されている。従って、この強固に嵌合されている天
板を外そうとすると、原料樹脂が割れて破損してしまう
こととなり、使用勝手が非常に悪いだけでなく、商品と
しての機能を果たさなくなってしまうことになるのであ
る。
【0004】また、この種の収納ケースが、天板とケー
ス本体とが一体成形されたCD収納ケースである場合
に、CDが増えてくれば、同様なCD収納ケースを買い
足してこれを前のものの上に積み上げることがなされ
る。
【0005】収納ケースを順に上に積み上げるのであれ
ば、各ケース本体の天板を一体的なものとしておくこと
は、合成樹脂材料の無駄となる。何故なら、下側の引出
収納箱の開口は、そのケース本体の天板と、これの上側
となる収納ケースの底面とによって二重に覆われること
になるからである。
【0006】また、収納ケースを順に上に積み上げるこ
とを想定するのであれば、互いにズレないような工夫も
しておかなければならない。この位置ズレ防止策も、従
来の収納ケースにおいては種々提案されてきているが、
いずれもケース本体の天板を一体的なものにすることを
前提としているものであり、積み上げたときには、一番
上のものはともかく、下側のものにおいては上述したよ
うな無駄が発生するものである。
【0007】このため、本発明者等は、例えば特開20
00−238778号公報にて、天板とケース本体とを
破損することなく取り外せる構成を採用することによっ
て、必要に応じて他のケース本体を追加して増やしたり
することもできる収納ケースを完成し、提案してきたの
である。
【0008】この特開2000−238778号公報に
て提案した収納ケースは、これはこれで上記機能を十分
発揮するものではあるが、本発明者等のその後の検討に
よって、天板のケース本体に対する嵌合及び取外しが更
に簡単になれば、この種収納ケースの利便性がさらに高
まると考えられたのである。
【0009】そこで、本発明者等は、ケース本体または
天板の、ケース本体に対する嵌合及び取外しをより簡単
に行えるようにするにはどうしたらよいか、について種
々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとす
る課題は、収納ケースにおける使用勝手の向上である。
【0011】すなわち、本発明の目的とするところは、
ケース本体の上部側に対する天板の嵌合は勿論、取り外
しをも簡単な操作で確実に行うことができ、天板に代え
て別のケース本体の取り付けを容易に行うことができ
て、多数のケース本体の無駄のない積み上げを良好に行
うことのできる収納ケースを、簡単な構造によって提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、後述する実施の形態の説
明中において使用する符号を付して説明すると、「引出
収納箱20と、これが出入自在に収納されるケース本体
10と、このケース本体10上部に選択的に嵌合される
天板30とからなる収納ケース100において、ケース
本体10の上部に上嵌合枠11を一体的に立設して、こ
の上嵌合枠11の側面にケース本体用係合部12aを形
成する一方、このケース本体10の下部に下嵌合枠13
を一体的に形成して、この下嵌合枠13の側面に、他の
ケース本体10の上嵌合枠11側におけるケース本体用
係合部12aに係合し得る係合部12bを形成して、こ
のケース本体10の上部に対する他のケース本体10の
係合が行えるようにするとともに、ケース本体10上の
前端部に、天板30の前端部内側に形成した断面略L型
係合部31が嵌合される第一天板係合凹所14を形成
し、ケース本体10上の後端部に、天板30の後端部内
側に形成した断面湾曲型係合部32が嵌合される第二天
板係合凹所15を形成して、ケース本体10上に対する
天板30の嵌合をも行えるようにしたことを特徴とする
収納ケース100」である。
【0013】すなわち、この収納ケース100は、それ
ぞれ合成樹脂によって一体成形したケース本体10と、
この中に引出自在に収納する引出収納箱20とからなる
ものであり、通常はその上部側に天板30を取り付けて
おくものであるが、必要に応じて、この天板30を取り
外して他のケース本体10を取り付け、このケース本体
10上に、外した天板30を取り付けられるようにした
ものである。
【0014】そのために、この収納ケース100におい
ては、図2及び図5に示すように、ケース本体10の上
部に上嵌合枠11を一体的に立設しておき、この上嵌合
枠11の側面にケース本体用係合部12aを形成してお
いて、このケース本体用係合部12aが係合されること
になる係合部12bを、ケース本体10の底面に下方に
突出する状態で一体成形した下嵌合枠13に形成したも
のである。
【0015】また、このケース本体10では、その上部
の前後両端部に、第一天板係合凹所14及び第二天板係
合凹所15を形成しておいて、これらの第一及び第二天
板係合凹所14及び15に係合されるべき断面略L型係
合部31及び断面湾曲型係合部32を、天板30側に形
成したものである。
【0016】つまり、天板30においては、図2、図
3、及び図7〜図9に示すように、その前端部内側に、
第一天板係合凹所14に嵌合される断面略L型係合部3
1が、またその後端内側に、第二天板係合凹所15に係
合される断面湾曲型係合部32が、それぞれ形成してあ
るのである。
【0017】この天板30をケース本体10に取り付け
るには、特に図9に示すように、まず、ケース本体10
上の前端部に形成してある第一天板係合凹所14に、天
板30の前端部内側に形成した断面略L型係合部31を
嵌合させる。そして、この係合状態を維持したまま天板
30を後端側にズラせてから、ケース本体10上の後端
部に形成してある第二天板係合凹所15上に、天板30
の後端部内側に形成した断面湾曲型係合部32を強制的
に嵌合させるのである。このとき、天板30の断面湾曲
型係合部32は、図8にも示すように、断面が丸型を代
表とする文字通り湾曲形状のものであるから、ケース本
体10側の第二天板係合凹所15に簡単に係合されるの
である。なお、天板30のケース本体10からの取り外
しは、前述したのとは逆に行えば、上述したのと同じ理
由で簡単に行えるものであることは当然である。
【0018】天板30をケース本体10上部から外せ
ば、当該ケース本体10の上部には、図5に示すよう
に、上嵌合枠11が露出することになる。この上嵌合枠
11に対しては、上述した通り、他のケース本体10の
下部、つまり下嵌合枠13が嵌合されるのである。この
下嵌合枠13には、下のケース本体10の上嵌合枠11
に形成してあるケース本体用係合部12aに係合し得る
係合部12bが形成してあるから、下側のケース本体1
0上の上嵌合枠11に対して、この追加しようとしてい
る上側の下嵌合枠13を位置決めしながら強制嵌合すれ
ば、両ケース本体10は簡単に係合し合って抜け止めが
なされるのである。
【0019】そして、以上のようなケース本体10上部
に対して、他のケース本体10または天板30の選択的
な取付が行えるのであるから、当該ケース本体10につ
いては、ケース本体10、または天板30によって常に
覆われることになる。このため、各ケース本体10の上
面には開口を多数形成することができるのであり、これ
によって当該ケース本体10を形成している合成樹脂材
料を必要最小限のものとして済ませることができるので
ある。なお、実施形態のケース本体10では、その底面
にも多数の開口を形成して、より一層使用材料の低減を
図るようにしている。
【0020】従って、この収納ケース100によれば、
その天板30または別のケース10の、ケース本体10
の上部側に対する選択的取り付け、及び取り外しを簡単
に行うことができ、その結果、ケース本体10を同一の
成形型を用いて大量生産することができてコスト低減を
図ることができるのであり、必要に応じたケース本体1
0の追加積み上げを良好に行うことができて、使用勝手
の良好なものとすることができるのである。また、天板
30の取り外しにあたっては、ケース本体10や天板3
0の破損等を防止することができるものであり、その作
業を簡単にしかも安心して行うことができるのである。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、上記のように構成した本発
明を、図面に示した実施の形態である収納ケース100
について説明する。
【0022】さて、図1には、本発明に係る収納ケース
100であって、3つのケース本体10を積み上げて互
いに係合させるとともに、一番上のケース本体10に天
板30を嵌合させた状態の斜視図が示してある。上側の
各ケース本体10は、例えば図2に示したように、その
底部にて下側のケース本体10に対して係合させてある
ものであり、一番上のケース本体10については、その
上部に天板30を嵌合したものである。勿論、各ケース
本体10内には、図1及び図2に示したように、衣類等
が実際に入れられる引出収納箱20が出入自在に収納さ
れるものである。
【0023】各ケース本体10は、図2及び図4に示し
たように、その各側壁の上面に、上方に突出する上嵌合
枠11を一体的に形成したものである。つまり、このケ
ース本体10を構成している両側壁の各上面には、図4
の(イ)及び図5にも示したように、上嵌合枠11がそ
れぞれ形成してあり、各上嵌合枠11の内側には、図2
及び図5に示したように、複数のケース本体用係合部1
2aが一体的に形成してある。
【0024】各ケース本体用係合部12aは、例えば図
2の最下段に示したケース本体10に対して当該ケース
本体10を積み重ねて一体化する場合に使用されるもの
であり、このケース本体用係合部12aのための係合部
12bが、図2の2段目に示したケース本体10のよう
に形成してある。換言すれば、ケース本体10の各側壁
の下端部には、上述した上嵌合枠11と同一位置になる
下嵌合枠13が、当該側壁に一体的でかつ下方に突出す
る状態で形成してあり、この下嵌合枠13の上記ケース
本体用係合部12aに対応する位置に係合部12bが形
成してあるのである。この係合部12bは、上記ケース
本体用係合部12aが係合されることになる穴であり、
実施形態では3箇所に形成してある。
【0025】本実施形態のケース本体10を構成してい
る両側壁の下面には、図2及び図4に示したように、僅
かに下方に突出する載置突起16が一体的に形成してあ
り、これらの載置突起16は、後述する天板30側の載
置凹所33内に係合することになるものでもある。つま
り、これらの載置突起16は、天板30を有して独立し
た複数の収納ケース100を、天板30を外さないで積
み重ねる場合に使用されるものであり、本発明に係る構
成を使用しない場合をも考慮したものである。
【0026】そして、各ケース本体10の、上嵌合枠1
1の前方(図2では図示左側)となる部分には、後述す
る天板30のための第一天板係合凹所14を構成する突
起が、またこの上嵌合枠11の後方(図2では図示右
側)となる部分には第二天板係合凹所15を構成する突
起が、それぞれ上嵌合枠11と同程度の高さで当該ケー
ス本体10の上部に一体的に形成してある。
【0027】各第一天板係合凹所14は、図2等に示し
たように、側面形状が鈎状のものとしてあるが、これは
天板30の前部をケース本体10の前部にしっかりと嵌
合させるためである。つまり、後述する引出収納箱20
を大きく引き出したときに、この引出収納箱20の前端
が下がって傾斜し、この引出収納箱20の後端が天板3
0の前端部を上げようとすることになるから、この力に
対抗することができるようなしっかりした係合を行える
ように、この第一天板係合凹所14は鈎状のものとして
あるのである。
【0028】一方、上嵌合枠11の後方となる部分に形
成した第二天板係合凹所15は、図2にも示したよう
に、半円形を代表とする湾曲形状のものとしてある。こ
のようにしたのは、後述する天板30側の断面湾曲型係
合部32の係合をより簡単に行えるようにするためであ
り、そのために、この第二天板係合凹所15の深さは上
述した第一天板係合凹所14のそれよりも浅くしてあ
る。
【0029】なお、以上のように構成したケース本体1
0の上面及び下面には、複数の開口が形成してあり、こ
れによってケース本体10全体に使用する合成樹脂の材
料軽減を図っているのである。
【0030】以上のようなケース本体10内に、その前
方に形成した押入口から出入自在に収納される引出収納
箱20は、合成樹脂を材料として一体的に成形されるも
のである。勿論、この引出収納箱20の前面側には、図
1及び図2に示したように、引出操作を行うときに手指
を掛けるための取手部が形成してある。
【0031】天板30は、図2に示したように、ケース
本体10に被せられるものであり、主としてその両側下
面でケース本体10の両側壁上に嵌合されるものであ
る。つまり、この天板30は、図3に示したように、そ
の下面側に、下嵌合枠13と同様な嵌合枠35を形成し
た板状のものであり、各嵌合枠35には、図3の(イ)
及び(ロ)に示したように、ケース本体10側の上嵌合
枠11に形成してある各ケース本体用係合部12aに係
合される天板側係合部34が形成してある。さらに、こ
の天板30を構成している嵌合枠35の、ケース本体1
0側の第一天板係合凹所14に対応する部分には、図2
及び図7に示したように、当該天板30をケース本体1
0に嵌合するための断面略L型係合部31が、また、こ
の嵌合枠35のケース本体10側の第二天板係合凹所1
5に対応する部分には、図2及び図8に示したように、
断面湾曲型係合部32がそれぞれ形成してある。
【0032】断面略L型係合部31は、図2、図3の
(イ)、及び図7に示したように、上述した嵌合枠35
と、当該天板30の外周を囲む枠との交点部分に、所謂
アンダーカット部分として形成したものであり、図9に
示したように、ケース本体10側の第一天板係合凹所1
4に対してしっかりと嵌合できるようにした、文字通り
略L型の断面を有するものである。この断面略L型係合
部31は、当該天板30をケース本体10に一体化する
場合に、図9に示したような最初の係合がなされること
になる部分であり、この断面略L型係合部31とケース
本体10側の第一天板係合凹所14との係合状態を維持
したまま天板30の後端をケース本体10上に力を加え
て乗せたとき、ケース本体10側の第二天板係合凹所1
5に断面湾曲型係合部32が係合することになるのであ
る。
【0033】断面湾曲型係合部32は、図2、図3の
(イ)、及び図7に示したように、上述した嵌合枠35
と、当該天板30の外周を囲む枠との交点部分に、所謂
アンダーカット部分として形成したものであり、断面
を、半円状の丸形を代表とする湾曲形状にしたものであ
る。断面湾曲型係合部32をこのような形状にしたの
は、図9に示したように、上述した断面略L型係合部3
1とケース本体10側の第一天板係合凹所14との係合
状態を維持したまま、天板30の後端をケース本体10
上に力を加えて乗せたとき、ケース本体10側の第二天
板係合凹所15に当該断面湾曲型係合部32が簡単に係
合するようにしたいためである。つまり、この断面湾曲
型係合部32の、ケース本体10側の第二天板係合凹所
15に対する嵌合は、第二天板係合凹所15の深さが前
述したように浅く、しかも当該断面湾曲型係合部32自
身は言わばカマボコ状の断面を有するものであるから、
ケース本体10上にこの天板30を押しつけるだけで行
えるのである。
【0034】勿論、断面湾曲型係合部32及び第二天板
係合凹所15によって、天板30がケース本体10に対
して嵌合された状態になれば、当該天板30の後端には
それ程大きな力が加わることがないのであるから、その
嵌合状態は十分維持される。しかも、この天板30を外
して別のケース本体10を嵌合したい場合には、断面湾
曲型係合部32及び第二天板係合凹所15間の嵌合が半
円と半円とからなるものであるから、この断面湾曲型係
合部32及び第二天板係合凹所15間の嵌合は、人の手
によって簡単に外すことができるものである。
【0035】本実施形態の天板30の上面には、図1、
図2及び図3に示したように、僅かに窪む載置凹所33
が形成してあり、これらの載置凹所33内には、前述し
たケース本体10側の下端に形成した各載置突起16が
係合されることになる。つまり、これらの嵌合凹所33
は、当該天板30を外さないままに、別のケース本体1
0をこの上に載置する場合に使用されるものである。
【0036】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明においては、
「引出収納箱20と、これが出入自在に収納されるケー
ス本体10と、このケース本体10上部に選択的に嵌合
される天板30とからなる収納ケース100において、
ケース本体10の上部に上嵌合枠11を一体的に立設し
て、この上嵌合枠11の側面にケース本体用係合部12
aを形成する一方、このケース本体10の下部に下嵌合
枠13を一体的に形成して、この下嵌合枠13の側面
に、他のケース本体10の上嵌合枠11側におけるケー
ス本体用係合部12aに係合し得る係合部12bを形成
して、このケース本体10の上部に対する他のケース本
体10の係合が行えるようにするとともに、ケース本体
10上の前端部に、天板30の前端部内側に形成した断
面略L型係合部31が嵌合される第一天板係合凹所14
を形成し、ケース本体10上の後端部に、天板30の後
端部内側に形成した断面湾曲型係合部32が嵌合される
第二天板係合凹所15を形成して、ケース本体10上に
対する天板30の嵌合をも行えるようにしたこと」にそ
の構成上の特徴があり、これにより、ケース本体の上部
側に対する天板の嵌合は勿論、取り外しをも簡単な操作
で確実に行うことができ、天板に代えて別のケース本体
の取り付けを容易に行うことができて、多数のケース本
体の無駄のない積み上げを良好に行うことのできる収納
ケース100を、簡単な構造によって提供することがで
きるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の収納ケースを示すもので、3つのケー
ス本体を積み上げた場合の斜視図である。
【図2】同2つのケース本体と1つの天板とを組み合わ
せようとしている部分縦断面図である。
【図3】本発明において使用する天板を示すもので、
(イ)は下側半分を底面とした平面図、(ロ)は長手方
向の中央で切断してみた縦断面図、(ハ)は左半分を正
面として表した短側に沿ってみた縦断側面図である。
【図4】本発明の収納ケースを構成しているケース本体
を示すもので、(イ)は下側半分を底面とした平面図、
(ロ)は右半分を正面として表した短側に沿ってみた縦
断側面図である。
【図5】同ケース本体の側壁の上端を示す部分斜視図で
ある。
【図6】同ケース本体の第二天板係合凹所を中心に見た
部分拡大斜視図である。
【図7】同天板の断面略L型係合部を中心にして底面側
から見た部分拡大斜視図である。
【図8】同天板の断面湾曲型係合部を中心にして底面側
から見た部分拡大斜視図である。
【図9】同ケース本体上部に対して天板を嵌合しようと
している状態を示す拡大縦断面図である。
【符号の説明】
100 収納ケース 10 ケース本体 11 上嵌合枠 12a ケース本体用係合部 12b 係合部 13 下嵌合枠 14 第一天板係合凹所 15 第二天板係合凹所 16 載置突起 20 引出収納箱 30 天板 31 断面略L型係合部 32 断面湾曲型係合部 33 載置凹所 34 天板側係合部 35 嵌合枠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引出収納箱と、これが出入自在に収納さ
    れるケース本体と、このケース本体上部に選択的に嵌合
    される天板とからなる収納ケースにおいて、 前記ケース本体の上部に上嵌合枠を一体的に立設して、
    この上嵌合枠の側面にケース本体用係合部を形成する一
    方、このケース本体の下部に下嵌合枠を一体的に形成し
    て、この下嵌合枠の側面に、他のケース本体の前記上嵌
    合枠側におけるケース本体用係合部に係合し得る係合部
    を形成して、このケース本体の上部に対する他のケース
    本体の係合が行えるようにするとともに、 前記ケース本体上の前端部に、前記天板の前端部内側に
    形成した断面略L型係合部が嵌合される第一天板係合凹
    所を形成し、前記ケース本体上の後端部に、前記天板の
    後端部内側に形成した断面湾曲型係合部が嵌合される第
    二天板係合凹所を形成して、前記ケース本体上に対する
    天板の嵌合をも行えるようにしたことを特徴とする収納
    ケース。
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