JP2002337833A - ポリスチレン系樹脂積層発泡シートの容器成形方法及び容器 - Google Patents

ポリスチレン系樹脂積層発泡シートの容器成形方法及び容器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリスチレン系樹脂発泡シート製の即席麺等
の容器の内側に積層したとき、即席麺のスープにスチレ
ンダイマーやスチレントリマーが溶出し難い成形容器を
安定的に得るための成形方法、及びその方法によって成
形した容器を提供する。 【解決手段】 ポリスチレン系樹脂発泡シートの少なく
とも片面に、スチレンダイマー及びスチレントリマーの
含有量が1000ppm以下であるポリスチレン系樹脂
積層フィルムを積層したポリスチレン系樹脂積層発泡シ
ートを加熱2次発泡させ、積層フィルムが容器の内側に
なるように容器成形する際、成形直前の積層フィルム側
の表面温度Tが80℃<T<130℃となるように加熱
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリスチレン系樹
脂積層発泡シートの容器成形方法及び成形容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリスチレン系樹脂発泡シートは,熱成
形に優れ,得られた成形品の外観が美麗で,しかも軽量
で断熱性に優れるなどの特徴を有する為,食品容器等の
熱成形用として近年大量に使用されている。即席麺のカ
ップも、主にポリスチレン系樹脂発泡シートで作られて
いる。しかし,ポリスチレン系樹脂シート中には一部で
環境ホルモンの疑いがあるといわれているスチレンダイ
マー及びスチレントリマーが含まれており、即席麺のス
ープ中に溶出するという欠点があった。とくに、容器成
形時の割れ(打ち抜き加工性)、商品輸送中における麺
と容器内壁の接触による微粉発生、箸の突き刺しによる
穴あきの防止などを目的に容器の内側に塊状重合にて製
造したハイインパクトポリスチレンからなるフィルムを
積層している、いわゆる積層発泡シート容器において
は、スチレンダイマー及びスチレントリマーの溶出量が
著しく多い。これらの問題を解決するために、スチレン
ダイマー及びスチレントリマーの含有量が少ないポリス
チレン系樹脂組成物からなる積層フィルムを発泡シート
に積層するという方法(特願2000−340236)
があるが、このような方法を用いても、2次成形して容
器を得る際の成形条件の違いによって容器のスチレンダ
イマー及びスチレントリマーの溶出量に違いが生じ、安
定的にスチレンダイマー及びスチレントリマーの溶出量
の低い容器を得ることに問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリスチレ
ン系樹脂積層発泡シートからスチレンダイマー及びスチ
レントリマーが即席麺のスープ中にほぼ溶出しない容器
を安定的に得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】ポリスチレン系樹脂積層
発泡シートを加熱した後金型にて成形する際に、加熱さ
れたポリスチレン系樹脂積層発泡シートは延伸され、金
型にて冷却固化され容器形状に成形される。その際、容
器内側に配置されたフィルム層は延伸・応力を受け、そ
の延伸・応力によりフィルム層内に非常に小さいクレー
ズが無数に発生する。その結果、容器に熱水を入れた
り、試験溶剤を充填した時に、そのクレーズがスチレン
ダイマー及びスチレントリマーの溶出を促進し、その溶
出量が増大すると考えられる。特にフィルム層がポリス
チレン系樹脂にスチレン系ゴムを混合した樹脂組成物か
らなる積層発泡シートにおいては、容器の成型時の延伸
・応力を大きくするとフィルム層のクレーズが増加し、
それに伴い溶出量の急激な増加が見られる。このことか
ら成形時のフィルム層の温度によりフィルム層が受ける
延伸・応力が変化に伴ってフィルム層のクレーズの量が
変化し、成形で得られる容器からのスチレンダイマー及
びスチレントリマーの溶出量が変化するということが判
った。
【0005】積層フィルムのクレーズとは、積層フィル
ムに応力が集中するときに、ポリマー中に発生するミク
ロ変形であり、応力に直角の方向に発生する。そして、
樹脂層を伝わり、マトリックス全体にわたって成長、伝
播していく。やがて、クレーズ中の分子束が切断する
と、クラックに転化し、破壊してしまう。つまり、クレ
ーズは脆性破壊の先駆的なものである。このクレーズは
ポリマー分子が配向した分子束とその間の空隙よりなっ
ている〔参考文献:新高分子文庫、井手文雄 著、衝撃
性高分子材料(上)(下)〕。この空隙から、ポリスチ
レン系樹脂積層発泡シートに含まれるスチレンダイマ
ー、およびスチレントリマーが溶出するものと考えられ
る。
【0006】以上より、本発明者らは上記課題を解決す
る為に鋭意検討した結果、ポリスチレン系樹脂積層発泡
シートを積層フィルムが容器の内側になるように容器成
形する方法であって、成形直前の積層フィルム側の表面
温度を規定することにより、食品スープ中へのスチレン
ダイマー及びスチレントリマー溶出量の低い容器が安定
的に得られることを見いだし、本発明を完成させた。
【0007】すなわち本発明は、(1)ポリスチレン系
樹脂発泡シートの少なくとも片面に、スチレンダイマー
及びスチレントリマーの含有量が1000ppm以下で
あるポリスチレン系樹脂積層フィルムを積層したポリス
チレン系樹脂積層発泡シートを加熱2次発泡させ、積層
フィルムが容器の内側になるように容器成形する際、成
形直前の積層フィルム側の表面温度Tが80℃<T<1
30℃となるように加熱することを特徴とする容器成形
方法(請求項1)、(2)該ポリスチレン系樹脂積層発
泡シートを加熱炉にて加熱後、成形金型にて成形する際
に、表面温度を60℃以上120℃以下に温調した金型
にて成形することを特徴とする請求項1記載の容器成形
方法(請求項2)、(3)前記ポリスチレン系樹脂積層
フィルムの樹脂組成物がポリスチレン系樹脂とスチレン
系ゴムとの混合物からなり、樹脂組成物中の全ゴム成分
量が1〜30重量%であることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の容器成形方法(請求項3)、(4)該積層
フィルムのポリスチレン系樹脂が懸濁重合により製造さ
れることを特徴とする請求項1、2または3記載の容器
成形方法(請求項4)、(5)スチレン系ゴムがスチレ
ン−ブタジエンブロック共重合体であることを特徴とす
る請求項3または4記載の容器成形方法(請求項5)、
(6)ポリスチレン系樹脂積層フィルムの樹脂組成物1
00重量部に対し、安定剤を0.01〜0.5部添加す
ることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載
の容器成形方法(請求項6)、(7)安定剤がフェノー
ル系酸化防止剤および/または、リン系加工熱安定剤か
らなる安定剤である請求項1、2、3、4、5または6
記載の容器成形方法(請求項7)、および(8)請求項
1、2、3、4、5、6または7記載のポリスチレン系
樹脂積層発泡シートの容器成形方法で得られた容器(請
求項8)、に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において容器の内側に積層
することが好ましいフィルム樹脂組成物を構成するポリ
スチレン系樹脂、スチレン系ゴムは,懸濁重合または溶
液重合で製造されたものが好ましく、そのほかは特に限
定されるものではない。
【0009】ポリスチレン系樹脂としては、本発明の効
果を損なわない範囲で有ればスチレンを50重量%以上
含めば共重合体であっても良い。共重合成分としては、
1,3−ブタジエン、イソプレンなどの共役ジエン、α
−メチルスチレン、パラメチルスチレン、t−ブチルス
チレン、クロルスチレンなどのスチレン系誘導体、メチ
ルアクリレート、ブチルアクリレート、メチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート、セチルメタクリレート
などのアクリル酸およびメタクリル酸のエステル、ある
いはアクリロニトリル、ジメチルフマレート、エチルフ
マレートなどの各種単量体が挙げられ、これらの単量体
を単独もしくは2種以上混合して用いることができる。
また、ジビニルベンゼン、アルキレングリコールジメタ
クリレートなどの2官能性単量体を併用してもよい。こ
のようなものとしてはスチレン単独重合体であるポリス
チレン、1,3−ブタジエンとの共重合体であるハイイ
ンパクトポリスチレンが耐熱性、機械的性質、コストな
どのバランスにおいて好ましい。
【0010】このようなポリスチレン系樹脂の重量平均
分子量は,好ましくは20万以上50万以下,更に好ま
しくは25万以上45万以下である。重量平均分子量が
20万未満では得られる積層樹脂が脆くなり好ましくな
い。また,重量平均分子量が50万を越えると,積層時
の加工性が低下する。ポリスチレン系樹脂の重合方法と
しては懸濁重合がスチレンダイマー及びスチレントリマ
ーの含有量が少ない点及びコストの点で好ましい。
【0011】積層フィルム樹脂として前記ポリスチレン
に混合して用いられるスチレン系ゴムとしては、スチレ
ン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソプレ
ンブロック共重合体、スチレン−エチレン・ブチレンブ
ロック共重合体などがあげられる。これらのなかでは、
容器成形時の割れ(打ち抜き加工性)、商品輸送中にお
ける麺と容器内壁の接触による微粉発生、箸の突き刺し
による穴あきなどの防止効果が大きく、発泡シートの基
材樹脂であるポリスチレン系樹脂との接着性、コストの
点で有利な点から、スチレン−ブタジエンブロック共重
合体が好ましい。例えば、スチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体は、アルカリを基材とした開始剤による溶液
重合(リビングアニオン重合法)により重合することが
できる。なお、本発明の効果を損なわない範囲でスチレ
ン、ブタジエン以外の単量体として1,3−ペンタジエ
ン、イソプレンなどの共役ジエンを用いてもよい。
【0012】スチレン系ゴムの200℃、荷重5kgfに
おけるメルトフローレート(以下、MFRと略す)が5
〜30の範囲が好ましく、ゴム成分含有量は30〜90
重量%が好ましい。この範囲外のスチレン系ゴムはポリ
スチレン系樹脂への分散性が充分とは言えず、容器成形
時の割れ(打ち抜き加工性)、商品輸送中における麺と
容器内壁の接触による微粉発生、箸の突き刺しによる穴
あきなどの防止効果が大きくないことがある。
【0013】本発明のポリスチレン系樹脂発泡シート用
積層樹脂組成物は、ポリスチレン系樹脂とスチレン系ゴ
ムとの混合物からなり、樹脂組成物中の全ゴム成分量
(ブタジエンのようなジエン等ゴムとなる成分の含量)
が好ましくは1〜30重量%、さらに好ましくは2〜1
5重量%であることを特徴とする。全ゴム成分量が1重
量%未満では、フィルム積層時や巻取り時の積層フィル
ムの割れや、容器成形時の割れ、商品輸送中における麺
と容器内壁の接触による微粉発生、箸の突き刺しによる
穴あきなどの防止効果が得られにくく、30重量%を越
えると積層加工性が低下する。
【0014】前記ポリスチレン系樹脂に安定剤を添加す
ると成形容器の食品スープ中へのスチレンダイマー及び
トリマーの溶出量の減少に効果がある。本発明で用いら
れる安定剤として、フェノール系酸化防止剤、リン系加
工熱安定剤があげられる。フェノール系酸化防止剤とし
ては,n−オクタデシル3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート,ペンタエ
リスリチル−テトラキス(3−(3,5−ジ−t-ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート(チバスペ
シャルケミカルズ(株)Irganox1010として
入手できる),2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル
−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチル
フェニルアクリレート、2(1−(2−ヒドロキシ−
3,5−ジ−t−ペンチルフェニル)エチル)−4,6
−ジ−t−ペンチルフェニルアクリレート等の市販され
ている一般的なものに加えて、ビタミンC、ビタミン
E、カテキン等の特に食品用途に適したものも用いられ
る。リン系の加工熱安定剤としては,トリス(2,4−
ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト(チバスペシャ
ルケミカルズ(株)Irgafos168として入手で
きる)等の市販されている一般的なものが使用できる。
安定剤は,押し出し前に樹脂にブレンドするのが一般的
であるが,懸濁重合中に含浸させておいても良い。フェ
ノール系酸化防止剤やリン系加工熱安定剤は単独でも使
用できるが、該積層フィルム樹脂組成物をポリスチレン
系樹脂発泡シートに積層する際の加工性や、食品スープ
中へのスチレンダイマー及びスチレントリマーの溶出量
が少ないという点から、2種類の併用が好ましい。安定
剤の添加量は、ポリスチレン系樹脂とスチレン系ゴムと
の混合物100重量部に対し、0.01〜0.5重量部
であり、好ましくは0.03〜0.4重量部であり、更
に好ましくは0.05〜0.3重量部である。添加量が
0.01重量部より少ないと、食品スープ中へのスチレ
ンダイマー及びスチレントリマーの溶出量の減少が小さ
い。また、0.5重量部よりも多く添加しても、積層時
の加工性及び食品スープ中へのスチレンダイマー及びス
チレントリマーの溶出量へのそれ以上の効果は見られ
ず、また、コストの点からも好ましくない。
【0015】このようにして得られた積層樹脂組成物
は、以下に述べるポリスチレン系樹脂発泡シートに対し
て種々の方法によりフィルム状態で積層することができ
るが、積層樹脂発泡シートより得られる成形容器からの
ノルマルヘプタンへのスチレンダイマー及びスチレント
リマーの溶出量が少ない点から、積層フィルム中のスチ
レンダイマー及びスチレントリマーの合計の含有量は、
好ましくは1000ppm以下、さらに好ましくは60
0ppm以下である。
【0016】本発明の積層フィルムが積層されるポリス
チレン系樹脂発泡シートは、ポリスチレン系樹脂を基材
樹脂とするもので、通常の押出発泡によって製造され
る。ここで使用するポリスチレン系樹脂は特に制限はな
く、塊状重合、懸濁重合、溶液重合など通常の重合法に
よって製造されるものであれば特に限定しないが、これ
らのうちでは懸濁重合、溶液重合によって得られたもの
が、スチレンダイマー及びスチレントリマーの含有量が
少ない点で好ましい。
【0017】前記ポリスチレン系樹脂発泡シート製造時
に用いられる発泡剤としては、脂肪族炭化水素類である
プロパン、ブタン、イソブタン,ペンタン,イソペンタ
ン,ヘキサンなど,脂環式炭化水素類であるシクロペン
タン,シクロヘキサンなど,ハロゲン化炭化水素類であ
るメチルクロライド,メチレンクロライド,ジクロロフ
ルオロメタン,クロロフルオロメタン,クロロジフルオ
ロメタン,トリクロロフルオロメタン,トリクロロトリ
フルオロエタン,ジクロロテトラフルオロエタンなどが
あげられる。又、発泡剤量はポリスチレン系樹脂100
重量部に対し、2〜5重量部用いるのが好ましい。これ
らは、単独もしくは2種以上を併せて用いることがで
き、ポリスチレン系樹脂製造時に添加含浸しても良い
し、押し出し発泡シート化時に添加しても良い。
【0018】前記ポリスチレン系樹脂発泡シート製造時
に用いる造核剤としては、特に限定はなく,通常使用し
うる造核剤であれば使用しうる。具体例としては,タル
ク,炭酸カルシウム,硫酸バリウム,シリカ,酸化チタ
ン,クレー,酸化アルミニウム,ベントナイト,ケイソ
ウ土などの無機化合物であって,平均粒径が0.1〜2
0ミクロン,好ましくは1〜10ミクロン程度のもの;
クエン酸,酒石酸,シュウ酸,などの有機酸;ホウ酸な
どの酸とナトリウム,カリウム,アンモニウムなどの重
炭酸塩または炭酸塩との組み合わせからなるものなどが
あげられる。これらの造核剤は,通常単独で使用される
が,2種以上組み合わせて用いても良い。これらの内,
タルク,炭酸カルシウム,シリカ,アルミナなどの無機
化合物が安価であり,かつ取り扱いやすい点で好まし
い。また該ポリスチレン系樹脂発泡シートには,充填剤
・難燃剤・着色剤・紫外線吸収剤・酸化防止剤などを含
有していても良い。
【0019】本発明の積層フィルム樹脂組成物を前記ポ
リスチレン系樹脂発泡シートの容器の内側となるように
積層する方法は、特に限定はない。例えば、予めフィル
ム状に成形した樹脂組成物を供給される発泡シートに、
容器の内側になるように熱ロールなどにより接着する方
法、予めフィルム状に成形した樹脂組成物を供給される
発泡シートに、容器の内側になるように接着剤を介して
接着する方法、供給される発泡シートに、容器の内側に
なるように押出機から供給した積層樹脂組成物を層状に
積層し、可塑状態にある積層樹脂を冷却ロールなどによ
り固着する方法などがあげられる。なかでも、押出機か
ら供給した積層樹脂組成物を層状に積層・固着する方法
は製造工程数が少なく、コストの点で好ましい。
【0020】前記のポリスチレン系樹脂積層発泡シート
を用いて、通常の発泡シートの成形と同様に、真空・圧
空成形等によって種々の容器を製造することができる。
特に雌雄嵌合型を使用した成形が型決まりの点で好まし
い。
【0021】本発明は前記ポリスチレン系樹脂積層発泡
シートを2次発泡させて容器成形する方法において、積
層フィルムが容器の内側になるように容器成形する際の
成形直前の積層フィルム側の表面温度Tが80℃<T<
130℃となるように加熱することを特徴とする。
【0022】成形直前における積層フィルム側の表面温
度の調整は加熱炉のヒーター温度、加熱時間、ヒーター
とシート表面までの距離、成形位置周辺を囲い空気の流
れを抑制することによる放冷抑制、等の方法によって行
える。
【0023】また、成形直前における表面温度の測定は
非接触温度計(例えばオプテックス社製THERMO−
HUNTER PT−3LF)を用いて行うことができ
る。但し、非接触型の温度センサーにおいては被温度測
定物からの距離、角度によって測定温度が異なる場合が
ある。そのためシートの積層フィルム側表面温度の測定
に際しては、同程度の距離、角度から測定を行うことが
好ましい。
【0024】成形直前における積層フィルム側の表面温
度Tが80℃以下になると、成形容器からのスチレンダ
イマー及びスチレントリマーの溶出量が多い傾向があ
る。また成形時に積層フィルムが十分に延伸されずにシ
ートが裂ける等、良好な成形体が得られない場合があ
る。
【0025】一方、積層フィルム側の表面温度Tが13
0℃以上になると、成形容器からのスチレンダイマー及
びスチレントリマーの溶出量は低い傾向にあるものの、
積層フィルム表面に荒れが生じ実使用に耐える成形体が
得られない場合がある。
【0026】以上の点から、前記ポリスチレン系樹脂積
層発泡シートを2次発泡させて容器成形する方法におい
て、積層フィルムが容器の内側になるように容器成形す
る際の積層フィルムの成形直前の表面温度Tは80℃<
T<130℃が好ましく、さらに90℃<T<120℃
が好ましい。
【0027】また、本発明は該ポリスチレン系樹脂積層
発泡シートを加熱炉にて加熱後、成形金型にて成形する
際に、表面温度を60℃以上120℃以下に温調した金
型にて成形することを特徴とする。金型温度が60℃未
満の場合、金型による発泡積層シートの冷却と延伸が同
時に行われ、結果積層発泡シートが受ける応力が増加し
溶出量が大きくなる場合がある。金型温度が120℃よ
り大きい場合、金型の離型後の放冷時における容器の変
形が大きくなり溶出量が大きくなる場合がある。
【0028】このようにして得られた積層発泡シート成
形容器からのスチレンダイマー及びスチレントリマーの
溶出量はきわめて少なく、ノルマルヘプタンへの溶出量
で好ましくは300ppb以下、さらに好ましくは20
0ppb以下である。
【0029】本発明の積層シート等はラーメン、うど
ん、焼きそばなどの食品用のどんぶりやカップとして好
適に用いることができる。
【0030】
【実施例】次に、本発明を実施例、比較例によってさら
に詳細に説明するが,本発明はこれら実施例に限定され
るものではない。 [成形直前の積層フィルムの表面温度測定]固定された
非接触式の温度センサーを用いて、積層発泡シートが加
熱炉内で加熱され、成形位置に導かれて静止した際の、
成形される直前の積層フィルムの表面温度を測定した。 非接触式温度センサー:オプテックス社製 THERM
O−HUNTER PT−3LF [スチレンダイマー及びスチレントリマーの測定]積層
樹脂組成物フィルムをクロロホルムに溶解しGCにて測
定した。 GC:ヒューレットパッカード製 GC−5890シリ
ーズII カラム:J&W Scientific社製 DB−5
MS 0.25mmi.d.×30m 膜厚0.25ミクロン カラム温度:40℃(0.5分)→10℃/分→100
℃→20℃/分 →280℃(15分) [スチレンダイマー及びスチレントリマーの溶出量の測
定]食品衛生法、器具及び容器包装の規格基準、溶出試
験における試験溶液の調製法の規定に準じて測定した。
【0031】ポリスチレン系樹脂積層発泡シート容器
(口径155mm、底部直径140mm、深さ50mm
の内容積850cm3の円錐台状に成形した容器)にノ
ルマルヘプタンを580cc入れ、25℃で60分放置
し、ノルマルヘプタン中のスチレンダイマー及びスチレ
ントリマー量をGC/MS−SIMで測定した。
【0032】GC/MS:ヒューレットパッカード製
HP6890シリーズII/HP5973。
【0033】カラム:J&W Scientific社
製社製 DB−5MS 0.25mmi.d.×30m 膜厚
0.25ミクロン カラム温度:40℃(0.5分)→10℃/分→100
℃→20℃/分 →280℃(15分) [打ち抜き加工性]積層樹脂発泡シートから成形した容
器をトムソン刃で打ち抜いて取り出す際、打ち抜き部分
に割れが生じる場合を×(不合格)、そうでない場合を
○(合格)とした。 [成形容器表面性]積層樹脂発泡シートから成形した容
器の表面荒れの状態を目視で観察し、表面荒れが認めら
れ実使用に耐えられない場合を×(不合格)、そうでな
い場合を○(合格)とした。 (製造例) 攪拌機を具備した反応器に,純水700k
g,第三リン酸カルシウム1.05kg,ドデシルベン
ゼンスルフォン酸ナトリウム46g,塩化ナトリウム
3.3kg入れ攪拌し水懸濁液とした後,スチレン70
0kgに重合開始剤として,ベンゾイルパーオキサイド
1.33kg,1,1−ビス−t−ブチルパーオキシ−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン0.7kgを溶
解し,反応器に加え,98℃に昇温してから4時間かけ
て重合した。次いで,120℃に昇温して2時間保持し
た後冷却して,その内容物を取り出し脱水・乾燥し,ポ
リスチレン樹脂を得た。 (実施例1) 製造例で得られた懸濁重合ポリスチレン
樹脂から通常の方法で製造された厚さ2mm、発泡倍率
8倍、厚み方向の気泡数10個の発泡シートの表面に、
Tダイを使用して製造例で得られた懸濁重合ポリスチレ
ン樹脂、スチレン−ブタジエンブロック共重合体を表1
(各配合剤の種類は表2に示す)のような配合で混合し
たものを押し出し、120ミクロンのフィルムを積層し
た。得られたシートの積層フィルム部分のスチレンダイ
マー及びスチレントリマー量をガスクロマトグラフィー
により測定した。
【0034】次に、上記積層発泡シートを積層フィルム
が容器の内側になるようにポリスチレン発泡シート成形
用の小型単発成形機を用い、該シートを成形する直前の
積層フィルムの表面温度が100℃となるように加熱
し、表面温度を80℃に調整した雄雌嵌合金型で口径1
55mm、底部の直径140mm、深さ50mmの容器
を成形し、得られた容器をトムソン刃で打ち抜いて取り
出した。得られたポリスチレン系樹脂積層発泡シート容
器中からのノルマルヘプタンへのスチレンダイマー及び
スチレントリマーの溶出量をガスクロマトグラフィーに
より測定した。配合、容器打ち抜き性、容器表面性、溶
出量の結果を表1(各配合剤の種類は表2)に示す。 (実施例2) 安定剤としてリン系加工安定剤とフェノ
ール系酸化防止剤の混合物を添加した以外は、実施例1
と同様にして積層フィルム、積層発泡シート及び容器を
作製した。配合、積層時の加工性、容器打ち抜き性、容
器表面性、溶出量の結果を表1(各配合剤の種類は表
2)に示す。 (実施例3〜5) 積層発泡シートを成形する直前の積
層フィルムの表面温度が90℃となるように加熱した以
外は実施例2と同様にして積層フィルム、積層発泡シー
ト及び容器を作製した。配合、容器打ち抜き性、容器表
面性、溶出量の結果を表1(各配合剤の種類は表2)に
示す。 (実施例6〜8) 積層発泡シートを成形する直前の積
層フィルムの表面温度が110℃となるように加熱した
以外は実施例2と同様にして積層フィルム、積層発泡シ
ート及び容器を作製した。配合、容器打ち抜き性、容器
表面性、溶出量の結果を表1(各配合剤の種類は表2)
に示す。 (比較例1) 積層フィルムが市販の塊状重合ハイイン
パクトポリスチレン(旭化成;スタイロンHIPS、ゴ
ム含有量7重量%)から製造したこと以外は、実施例1
と同様にして積層フィルム及び積層発泡シート容器を作
製した。配合、容器打ち抜き性、容器表面性、溶出量の
結果を表1(各配合剤の種類は表2)に示す。 (比較例2) 積層フィルムが製造例で得られた懸濁重
合ポリスチレンのみから製造したこと以外は、実施例1
と同様にして積層フィルム、積層発泡シート及び容器を
作製した。配合、容器打ち抜き性、容器表面性、溶出量
の結果を表1(各配合剤の種類は表2)に示す。 (比較例3) 積層発泡シートを成形する直前の積層フ
ィルムの表面温度が70℃となるように加熱した以外は
実施例1と同様にして積層フィルム、積層発泡シート及
び容器を作製した。配合、容器打ち抜き性、容器表面
性、溶出量の結果を表1(各配合剤の種類は表2)に示
す。 (比較例4) 積層発泡シートを成形する直前の積層フ
ィルムの表面温度が130℃となるように加熱した以外
は実施例1と同様にして積層フィルム、積層発泡シート
及び容器を作製した。配合、容器打ち抜き性、容器表面
性、溶出量の結果を表1(各配合剤の種類は表2)に示
す。 (比較例5) 金型表面温度を40℃に調整した以外は
実施例1と同様にして積層フィルム、積層発泡シート及
び容器を作製した。配合、容器打ち抜き性、容器表面
性、溶出量の結果を表1(各配合剤の種類は表2)に示
す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、容器からのスチレンダ
イマー及びスチレントリマーの溶出量の少ない容器を安
定的に得ることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/526 C08L 25/04 C08L 25/04 53:02 //(C08L 25/04 B29K 25:00 53:02) 55:02 B29K 25:00 105:04 55:02 105:16 105:04 B29L 9:00 105:16 22:00 B29L 9:00 B65D 1/00 C 22:00 B (72)発明者 最上 健二 大阪府摂津市鳥飼西5丁目1番1号 鐘淵 化学工業株式会社内 Fターム(参考) 3E033 AA08 BA22 BB08 CA09 FA04 GA03 4F208 AA13 AA45 AB02 AB06 AC03 AD03 AD07 AH55 AR06 MA01 MA02 MA05 MB01 MB22 MC01 MC02 MC03 MG04 MG05 MG13 MH06 4J002 BC021 BC031 BC041 BC051 BC061 BC071 BC081 BC091 BC111 BP012 EJ016 EW066 FD076 GC00 GG00 GL00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリスチレン系樹脂発泡シートの少なく
    とも片面に、スチレンダイマー及びスチレントリマーの
    含有量が1000ppm以下であるポリスチレン系樹脂
    積層フィルムを積層したポリスチレン系樹脂積層発泡シ
    ートを加熱2次発泡させ、積層フィルムが容器の内側に
    なるように容器成形する際、成形直前の積層フィルム側
    の表面温度Tが80℃<T<130℃となるように加熱
    することを特徴とする容器成形方法。
  2. 【請求項2】 該ポリスチレン系樹脂積層発泡シートを
    加熱炉にて加熱後、成形金型にて成形する際に、表面温
    度を60℃以上120℃以下に温調した金型にて成形す
    ることを特徴とする請求項1記載の容器成形方法。
  3. 【請求項3】 前記ポリスチレン系樹脂積層フィルムの
    樹脂組成物がポリスチレン系樹脂とスチレン系ゴムとの
    混合物からなり、樹脂組成物中の全ゴム成分量が1〜3
    0重量%であることを特徴とする請求項1または2記載
    の容器成形方法。
  4. 【請求項4】 該積層フィルムのポリスチレン系樹脂が
    懸濁重合により製造したものであることを特徴とする請
    求項1、2または3記載の容器成形方法。
  5. 【請求項5】 スチレン系ゴムがスチレン−ブタジエン
    ブロック共重合体であることを特徴とする請求項3また
    は4記載の容器成形方法。
  6. 【請求項6】 ポリスチレン系樹脂積層フィルムの樹脂
    組成物100重量部に対し、安定剤を0.01〜0.5
    部添加することを特徴とする請求項1、2、3、4また
    は5記載の容器成形方法。
  7. 【請求項7】 安定剤がフェノール系酸化防止剤および
    /または、リン系加工熱安定剤からなる安定剤である請
    求項1、2、3、4、5または6記載の容器成形方法。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6または7
    記載のポリスチレン系樹脂積層発泡シートの容器成形方
    法で得られた容器。
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