JP2002337702A - ラックピニオン式ステアリング装置 - Google Patents
ラックピニオン式ステアリング装置Info
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D3/00—Steering gears
- B62D3/02—Steering gears mechanical
- B62D3/12—Steering gears mechanical of rack-and-pinion type
- B62D3/123—Steering gears mechanical of rack-and-pinion type characterised by pressure yokes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H55/00—Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
- F16H55/02—Toothed members; Worms
- F16H55/26—Racks
- F16H55/28—Special devices for taking up backlash
- F16H55/283—Special devices for taking up backlash using pressure yokes
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Abstract
発生するのを防止することができるラックピニオン式ス
テアリング装置を提供する。 【解決手段】 一対の傾斜面とこの傾斜面に形成され、
ラック軸6の軸方向両端に系止突起7dを有する溝部と
によりラック軸を支持する谷状部7aと溝部に設けられ
た挿入孔7eとを有するサポートヨーク7とサポートヨ
ークシート8を設けラック軸6に摺接するサポートヨー
クシート8の底面部8bをサポートヨーク7の係止突起
7dによって係止した。
Description
に用いられるラックピニオン式ステアリング装置に関す
るものである。
式ステアリング装置を示す要部断面図である。図におい
て、紙面に垂直な方向に伸びるラック軸56は、ピニオ
ン軸55と噛合している。ラック軸56は、ラック56
aの背面側において、サポートヨークシート59を介し
てサポートヨーク58により支持されている。このよう
なサポートヨーク58及びサポートヨークシート59と
して、従来例えば図4に示すようなものが用いられてい
た。
ーク58は金属製の部材であり、一対の傾斜面58a
と、この傾斜面に連続して形成された溝部58bとによ
り構成される断面Y字状の谷状部58yを有している。
また、サポートヨーク58には、谷状部58yとその背
面側とに連通した貫通孔58cが設けられている。一
方、サポートヨークシート59は例えば金属にフッ素樹
脂等をコーティングした部材であり、谷状部58yに合
致した形状を有し、貫通孔58cに挿入する突起部59
aを備えている。サポートヨークシート59は、突起部
59aを貫通孔58cに挿入することにより、ラック軸
56の軸方向への移動が規制された状態でサポートヨー
ク58の谷状部58yに取り付けられている。
ークシート59の樹脂コーティング層は、ラック軸56
とサポートヨークシート59との摺動面の摩擦によって
摩耗が進行して剥がれることがある。このようにサポー
トヨークシート59の樹脂コーティング層が剥がれた場
合、ラック軸56とサポートヨークシート59との摺動
面の摩擦係数が大きくなる。この結果、サポートヨーク
シート59の突起部59aに加わる剪断荷重が増加する
ことになり、突起部59aが剪断破壊するおそれがあっ
た。
と、上記のような従来のラックピニオン式ステアリング
装置では、サポートヨークシート59がサポートヨーク
58上で位置ずれを生じ、ラック軸56とサポートヨー
ク58との間から外れ、ラック軸56とピニオン軸55
との噛合い部に噛み込んで、操舵が重たくなる可能性が
あった。本発明は上記の事情に鑑みて提案されたもので
あって、サポートヨークシートの突起部に剪断破壊が発
生するのを防止することができるラックピニオン式ステ
アリング装置を提供することを目的とする。
するために以下の手段を採用している。すなわち、ハウ
ジングに対して回転自在に支持され、先端にピニオンが
設けられたピニオン軸と、上記ピニオンと噛み合うラッ
クを側面に設けたラック軸とを有するラックピニオン式
ステアリング装置において、一対の傾斜面とこの傾斜面
に連続して形成され、上記ラック軸の軸方向両端に係止
突起を有する溝部とにより上記ラック軸を支持する谷状
部と、上記溝部に設けられた挿入孔とを有するサポート
ヨークと、上記谷状部に嵌着され、上記ラック軸に摺接
するとともに、上記係止突起によって係止される底面部
と、この底面部に設けられ、上記挿入孔に挿入される突
起部とを有するサポートヨークシートとを備えるという
手段を採用している(請求項1)。
テアリング装置では、サポートヨークシートの底面部両
端がサポートヨークの係止突起によって係止されている
ので、ラック軸の摺動時にサポートヨークとサポートヨ
ークシートとの間に作用するラック軸の軸方向の荷重
は、サポートヨークシートの突起部部分と、底面部両端
部分とに分散されることになる。これによって、サポー
トヨークとサポートヨークシートとの間に作用するラッ
ク軸の軸方向の荷重が増加しても、サポートヨークシー
トの突起部に剪断破壊が発生するのを防止することがで
きる。したがって、サポートヨークシートがサポートヨ
ーク上で位置ずれを生じることはなく、サポートヨーク
シートがラック軸とサポートヨークとの間から外れるの
を防止することができる。
ン式ステアリング装置の一実施の形態を示す要部断面図
であり、図2はこのラックピニオン式ステアリング装置
のサポートヨークを示す図であり、図3はこのサポート
ヨークにサポートヨークシートを取り付けた状態を示す
図であり、図2および図3それぞれ(a)はその正面図、
(b)はそのA−A断面図、(c)はそのB−B断面図であ
る。以下、図に基づいてこのラックピニオン式ステアリ
ング装置について説明する。図1に示すようにラックピ
ニオン式ステアリング装置には、軸受2,3によってハ
ウジング1に対して回転自在に支持され、先端部にピニ
オン5aが形成されたピニオン軸5と、そのピニオン軸
5に直交する方向に支持され、ピニオン5aと噛み合う
ラック6aを側面に形成したラック軸6とが設けられて
いる。ハウジング1の上端部とピニオン軸5との間に
は、オイルシール4が装着されている。上記ピニオン軸
5の他方の先端部には、図示しないステアリングホイー
ル(ハンドル)が連結される。また、ラック軸6は、図
の紙面に垂直な方向に延びており、その両端部には左右
の転舵輪(図示しない)が連結されて、上記ステアリン
グホイールによって転舵輪が操舵可能に構成されてい
る。
する筒状のサポートヨーク収容孔1aが設けられてい
る。このサポートヨーク収容孔1aの内部には、上記ラ
ック軸6をラック6aの背面6b側で支持する略円柱状
のサポートヨーク7、ラック軸6に摺接するサポートヨ
ークシート8、ハウジング1に取り付けられて当該サポ
ートヨーク収容孔1aを塞ぐヨークプラグ9、サポート
ヨーク7とヨークプラグ9との間に配置された圧縮コイ
ルばね10が設けられている。
ては左右方向)に若干の範囲で摺動可能となるように、
サポートヨーク収容孔1a内に保持されており、かつ圧
縮コイルばね10によってラック軸6の方向に付勢され
ている。サポートヨーク7のラック軸6側には、図2
(a)、(b)に示すようにそのラック6aの背面6b側の形
状に対応して形成された断面Y字状(横向き)の谷状部
7aが設けられている。この谷状部7aは、一対の傾斜
面7bと、この傾斜面7bに連続して形成された溝部7
cとにより構成されている。この溝部7cの底部のラッ
ク軸6の軸方向の両端には、図2(a)、(c)に示すように
係止突起7dが設けられている。また、サポートヨーク
7には、谷状部7aとその背面側とに連通した貫通孔
(挿入孔)7eが設けられている。
板上に銅板を積層した積層板にフッ素樹脂をさらにコー
ティングした部材であり、図3(a)、(b)、(c)に示すよ
うに谷状部7aに合致した形状を有している。また、サ
ポートヨークシート8は、その底面部8bの中央に、突
起部8aが設けられている。そして、サポートヨークシ
ート8は、図3(c)に示すように突起部8aがサポート
ヨーク7の貫通孔7eに挿入され、かつ底面部8bがサ
ポートヨーク7の係止突起7dによって係止された状態
で、サポートヨーク7の谷状部7aに取り付けられてい
る。
サポートヨーク収容孔1aの開口端に螺着されている。
圧縮コイルばね10は、その一端部が上記サポートヨー
ク7に当接し、他端部がヨークプラグ9に当接して、圧
縮された状態でサポートヨーク7とヨークプラグ9との
間に配置されている。この圧縮コイルばね10の付勢力
によって、サポートヨーク7がサポートヨークシート8
を介してラック軸6に押し付けられて、ラック6aとピ
ニオン5aとが所定の圧力で噛み合わされる。
ステアリング装置では、サポートヨークシート8の底面
部8b両端がサポートヨーク7の係止突起7dで係止さ
れているので、ラック軸6の摺動時にサポートヨーク7
とサポートヨークシート8との間に作用するラック軸6
の軸方向の荷重は、突起部8a部分と、底面部8b両端
部分とに分散されている。これによって、サポートヨー
クシート8の樹脂コーティング層が剥がれ、サポートヨ
ーク7とサポートヨークシート8との間に作用するラッ
ク軸6の軸方向の荷重が増加しても、サポートヨークシ
ート8の突起部8aに加わる剪断荷重の増加を抑えるこ
とができ、突起部8aに剪断破壊が発生するのを防止す
ることができる。したがって、サポートヨークシート8
がサポートヨーク7上で位置ずれを生じることなく、そ
の谷状部7aに装着された状態を維持することができ
る。これによって、サポートヨークシート8がラック軸
6とサポートヨーク7との間から外れるのを防止するこ
とができる。また、サポートヨーク7の溝部7c底部に
のみ係止突起7dを設けているので、例えば谷状部7a
の全周に係止突起を設けた場合等に比較してサポートヨ
ークシート8がラック軸6に摺接する面積を充分に確保
することもできる。
ようにサポートヨーク7の溝部7cの底部に、ラック軸
6の軸方向の両端に溝幅分の係止突起7dを設けている
が、これに限られるものではなく、少なくとも溝幅の一
部に係止突起7dを設ければよい。また、本実施の形態
では、サポートヨーク7の谷状部7aを断面Y字状とし
ているが、これに限られるものではなく、断面円弧状の
ものであっても、ラック軸6の背面形状に対応した傾斜
面を形成しているものであればよい。
オン式ステアリング装置では、サポートヨークシートの
底面部両端がサポートヨークの係止突起によって係止さ
れているので、ラック軸の摺動時にサポートヨークとサ
ポートヨークシートとの間に作用するラック軸の軸方向
の荷重は、サポートヨークシートの突起部部分と、底面
部両端部分とに分散されることになる。これによって、
サポートヨークとサポートヨークシートとの間に作用す
るラック軸の軸方向の荷重が増加しても、サポートヨー
クシートの突起部に剪断破壊が発生するのを防止するこ
とができる。したがって、サポートヨークシートがサポ
ートヨーク上で位置ずれを生じることはなく、その谷状
部に装着された状態を維持することができる。これによ
って、サポートヨークシートがラック軸とサポートヨー
クとの間から外れ、ラック軸とピニオン軸との噛合い部
に噛み込むことに起因して、操舵が重たくなるのを防止
することができる。
置の一実施の形態を示す要部断面図である。
置の一実施の形態におけるサポートヨークを示す図であ
り、(a)はその正面図、(b)はそのA−A断面図、(c)は
そのB−B断面図である。
置の一実施の形態におけるサポートヨークにサポートヨ
ークシートを取り付けた状態を示す図であり、(a)はそ
の正面図、(b)はそのA−A断面図、(c)はそのB−B断
面図である。
を取り付けた状態を示す図であり、(a)はその正面図、
(b)はそのA−A断面図、(c)はそのB−B断面図であ
る。
す要部断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】ハウジングに対して回転自在に支持され、
先端にピニオンが設けられたピニオン軸と、上記ピニオ
ンと噛み合うラックを側面に設けたラック軸とを有する
ラックピニオン式ステアリング装置において、 一対の傾斜面とこの傾斜面に連続して形成され、上記ラ
ック軸の軸方向両端に係止突起を有する溝部とにより上
記ラック軸を支持する谷状部と、上記溝部に設けられた
挿入孔とを有するサポートヨークと、 上記谷状部に嵌着され、上記ラック軸に摺接するととも
に、上記係止突起によって係止される底面部と、この底
面部に設けられ、上記挿入孔に挿入される突起部とを有
するサポートヨークシートとを備えたことを特徴とする
ラックピニオン式ステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001144887A JP5103699B2 (ja) | 2001-05-15 | 2001-05-15 | ラックピニオン式ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002337702A true JP2002337702A (ja) | 2002-11-27 |
JP5103699B2 JP5103699B2 (ja) | 2012-12-19 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005000661A1 (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-06 | Nsk Ltd. | ステアリング装置 |
WO2013014870A1 (ja) * | 2011-07-28 | 2013-01-31 | オイレス工業株式会社 | ラックガイド及びこのラックガイドを具備したラックピニオン式舵取装置 |
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-
2001
- 2001-05-15 JP JP2001144887A patent/JP5103699B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN103702892A (zh) * | 2011-07-28 | 2014-04-02 | 奥依列斯工业株式会社 | 齿条引导件和具有该齿条引导件的齿条-小齿轮型转向装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5103699B2 (ja) | 2012-12-19 |
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