JP2002337422A - 印刷表示方法 - Google Patents

印刷表示方法

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JP2002337422A
JP2002337422A JP2001148046A JP2001148046A JP2002337422A JP 2002337422 A JP2002337422 A JP 2002337422A JP 2001148046 A JP2001148046 A JP 2001148046A JP 2001148046 A JP2001148046 A JP 2001148046A JP 2002337422 A JP2002337422 A JP 2002337422A
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JP2001148046A
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Kazuto Takano
和人 高野
Yasumi Hashizume
保美 橋爪
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Oki Power Tech Co Ltd
Original Assignee
Oki Power Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一定回数の印刷、消去が繰り返し可能なリラ
イタブルシートを用いて印刷、表示及び消去を行なう印
刷表示装置において、印刷部と表示領域が離れているた
めにリライタブルシート未使用領域が発生し、効率的に
媒体を使用できないという課題があった。 【解決手段】 印刷媒体の全部に印刷し消去する毎に印
刷領域を予め決めた一定量分ずつ、ずらす、または各ペ
ージの印刷開始前に印刷部と表示領域間の印刷不可能領
域の長さ分印刷方向とは逆の方向に印刷媒体を戻した後
に印刷を行ない連続に印刷する、或いは1ページ毎に1
ページの長さの間隔を空けて印刷を行ない印刷媒体の全
部に印刷し消去する毎に前回の印刷していない領域に印
刷領域を切り替える制御を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定回数の印刷と
消去を繰り返すことが可能なリライタブルシート(以
下、単に「シート」という)を用い、印刷、表示及び消
去を行なう印刷表示装置において、前記シートを効率よ
く使用することができる印刷表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は印刷表示装置の概観図である。印
刷表示装置本体1はシート2、上部巻取り部3、下部巻
取り部4、印刷部5、消去部6、表示領域7から構成さ
れる。
【0003】上部巻取り部3、および下部巻取り部4は
ロール紙の形態となっており、初期状態においては上部
巻取り部3に巻かれているシートはなく下部巻取り部4
に全て巻かれた状態となっている。シート2への印刷
は、シート2が下部巻取り部4から上部巻取り部3に巻
き取られる動作において行なう。このシート2が印刷部
5で印刷されながら上部巻取り部3に巻き取られていく
ことで印刷されたものが表示領域7から見ることができ
るようになる。
【0004】さらに、印刷された内容が表示領域7にす
べて入るようにするためにはシート2を印刷不可能領域
8の長さであるL1分上方向に上部巻取り部3に巻き取
られていくことで、印刷された内容がすべて見えること
になる。
【0005】この一連の印刷は下部巻取り部4に巻かれ
ていたシート2が上部巻取り部3に巻き取られ、下部巻
取り部4のシートがなくなった時点で1回の印刷終了と
なる。一方、シート2の消去は上部巻取り部3から下部
巻取り部4にシート2が巻き取られる動作にて行なう。
このとき、シート2は全て下部巻取り部4に巻き取ら
れ、印刷されているものは消去部6で全て消去され、シ
ート2が下部巻取り部4側に全て巻き取られると、再
度、印刷が可能となる。
【0006】以上の動作により、シートを頻繁に交換せ
ずに印刷したものを表示させることができ、広告装置、
宴会場の表示装置、案内装置等として使用できる。
【0007】ここで、本発明で用いるリライタブルなシ
ート2のリライタブル記録媒体は、図4に示すように、
透明な支持体11の片面または両面に、ロイコ染料と熱
の作用によってロイコ材料に対して顕色性を呈する基
と、減色性を呈する基を同一分子内に有する化合物であ
る顕減色剤およびバインダー等からなる記録層12を形
成し、その表面に必要に応じて耐久性を向上させる保護
層、紫外線保護層あるいは耐磨耗用の保護層等の保護層
13を重ねて構成してある。上記支持体11は、合成樹
脂フィルム状体でよく、耐久性および資源性を考慮する
とPET材がよい。
【0008】一般に、ロイコ染料はフェノール性化合物
と熱的に反応してロイコ染料のラクトン環が開環し、無
色から有色に色変化をする。しかし、ラクトン環を開環
した有色化合物は塩基性物質にふれると閉環してもとの
ラクトン環である無色の化合物に戻る。
【0009】このように、顕減色剤とロイコ染料の可逆
性によって、顕減色剤は無色のロイコ染料を熱エネルギ
ーの制御のみでラクトン環を開環して有色化合物にした
り、閉環して無色のロイコ染料に戻したりすることが複
数回繰り返してできる性質を利用してリライタブル記録
媒体としてある。
【0010】このような構成のリライタブル記録媒体は
高温、短時間の第1エネルギー、例えば150〜180
℃で1〜3msecの熱エネルギーを与えるとその個所
が例えば黒色(他に青色、赤色等がある。)になる。つ
ぎに、低音、長時間の第2のエネルギー、例えば130
℃〜150℃で5msec〜2secの熱エネルギーを
与えるとその個所の黒色は消去されることになる。
【0011】本発明で用いるシート2は、以上の特性を
有するリライタブル記録媒体から構成され、以上の特性
に基づき印刷部5および消去部6により印刷、表示、及
び消去が行なわれる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の印刷表示方法に
より印刷されたシート2の使用領域を図5に示す。図5
において、前述のように印刷部5と表示領域7が(長さ
L1)離れており、印刷部5にて印刷した後、印刷内容
がすべて表示領域7に入るように制御するため、印刷さ
れたシート2は印刷済み領域40と印刷未領域41(長
さL1)とができ、印刷不可能領域8の領域は印刷が行
われないまま、上部巻取り部3に巻き取られることとな
る。そして、シート2の印刷済み領域40のみの印刷回
数が制限に達したとき、印刷未領域41の領域には全く
印刷が行なわれておらず、まだ使用できる状態ではある
が交換されることになる。
【0013】以上のように従来の印刷表示方式では、シ
ート2に未使用領域が発生し、効率的に媒体を使用でき
ないという問題があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の実施の形態によ
れば、本発明は、前述の課題を解決するため次の方法を
採用する。
【0015】すなわち、第1の発明は、第1の熱エネル
ギーの印加により顕色性を呈し、第2の熱エネルギーの
印加により退色性を呈する記録層を支持体面に有するシ
ート状リライタブル記録媒体を印刷媒体として印刷を行
なう印刷部と消去を行なう消去部及び印刷した結果を表
示する表示部を具備し、1ページ毎に印刷を行ない、前
記印刷媒体の全部に印刷した後に一括で消去する印刷表
示装置において、前記印刷媒体の全部に印刷し消去する
毎に、印刷領域を予め決めた一定量分ずつ、ずらすよう
に制御を行なう。
【0016】第2の発明は、第1の熱エネルギーの印加
により顕色性を呈し、第2の熱エネルギーの印加により
退色性を呈する記録層を支持体面に有するシート状リラ
イタブル記録媒体を印刷媒体として印刷を行なう印刷部
と消去を行なう消去部及び印刷した結果を表示する表示
部を具備し、1ページ毎に印刷を行ない、前記印刷媒体
の全部に印刷した後に一括で消去する印刷表示装置にお
いて、印刷開始前に、前記印刷部と前記表示部間の印刷
不可能領域の長さ分印刷方向とは逆の方向に前記印刷媒
体を戻した後、印刷するように制御を行なう。
【0017】第3の発明は、第1の熱エネルギーの印加
により顕色性を呈し、第2の熱エネルギーの印加により
退色性を呈する記録層を支持体面に有するシート状リラ
イタブル記録媒体を印刷媒体として印刷を行なう印刷部
と消去を行なう消去部及び印刷した結果を表示する表示
部を具備し、1ページ毎に印刷を行ない、前記印刷媒体
の全部に印刷した後に一括で消去する印刷表示装置にお
いて、1ページ毎に1ページの長さの間隔を空けて印刷
を行ない、前記印刷媒体の全部に印刷し消去する毎に、
前回の印刷していない領域に印刷領域を切り替える制御
を行なう。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明実施の形態を図面に
従って説明する。なお、各図面に共通する要素には同一
符号を付す。
【0019】第1実施の形態例 図6は印刷表示装置の制御系を示すブロック図である。
同図において、上位装置100は、印刷表示装置1に接
続され、印刷表示装置にて印刷表示させるデータを送信
するPC等の上位装置である。制御部101は印刷表示
装置の動作を制御するものであり、マイクロプロセッサ
等で構成されている。制御部101はモータ駆動回路1
02に接続され、制御部101の指令によりモータ駆動
を行ない、モータ駆動によりシート2が移動する移動量
を、例えばシート両端のフィード用スロットを光学的に
センスすることによりシート2の移動量を検出するシー
ト移動量検出センサ105の出力が入力として接続され
ている。モータ駆動回路102には、前述のモータであ
る上部巻取り部3を回転駆動するモータ103及び下部
巻取り部4を回転駆動するモータ104が接続されてい
る。
【0020】以下に動作を説明する。図1は本実施の形
態例の印刷表示方法の印刷表示制御を行なうフローチャ
ートであり、図2は本実施の形態例の印刷表示方法にて
シート2に印刷した状態を示す図である。図2において
10は1回目の印刷領域であり、11は2回目の印刷領
域であり、12は1回目の印刷と2回目の印刷において
印刷位置をずらした領域である。
【0021】以下、図1のフローチャートに従い動作を
説明する。先ずシート2を交換し、電源投入あるいはリ
セットされると、始めに全シート2の使用回数を表すn
値を1とし、ステップ1にて上部巻取り部3の駆動モー
タ103を駆動し、印刷可能な先頭位置、例えば予め決
められたリライタブル記録可能な先頭位置にシート2を
フィードし、ステップ2にて長さL0*(n−1)分、
シートを上方向にフィードする。ここで使用回数1であ
るのでn=1であり、この場合フィード量は0である。
【0022】次に、ステップ3にて印刷指令が上位装置
100から来るまで待機し、印刷指令が上位装置100
から発信されるとステップ4にて1ページ分を印刷し、
ステップ5にて印刷内容が表示領域7に入るように未印
刷領域の長さであるL1分、シート2を上方向にフィー
ドする。
【0023】次に、ステップ6にてシート2を全て使用
したかどうかを判定する。この判定方法としては、例え
ば、シート2の全長を予め決めて置き、前記シート移動
量検出センサ105にてシートの移動量を算出し、前記
シート2の全長以上になったときに全シートを使用した
と判断する。シート全部を使用していないと判断した場
合は、ステップ3に戻り、上位装置100からの印刷指
令を待つ待機状態とする。
【0024】一方、シート全部を使用したと判断した場
合は、ステップ7にて下部巻取り部4の駆動モータを駆
動し、下部巻取り部4にシート2を移動させながら印刷
内容を消去する。そして、全シートの消去を終了した
後、ステップ8にて全シート使用回数を表すn値を+1
する。そして、ステップ1に戻り、シート2を前記先頭
位置にフィードする制御を行ない、ステップ2にてL0
*(n−1)分、シート2を上方向にフィードする。こ
の場合2度目の使用でありn=2であるのでL0分上方
向にシート2をフィードする。そしてステップ3にて同
様に印刷指令が上位装置100から発信されるのを待
ち、ステップ4にて印刷指令に応じ1ページ分印刷す
る。
【0025】以上の制御により、ステップS2にて全シ
ート使用回数毎に初期印刷位置をL0分ずつ、ずらすこ
とにより、1度目の印刷は印刷領域領域10に行なわ
れ、2度目の印刷は印刷領域11となり、全シート使用
回数毎に印刷ずれ領域12に新たに印刷が行われるの
で、同一領域に印刷されることを防止することが可能と
なる。
【0026】このように本実施の形態例の印刷表示方法
によれば、全シート使用毎に印刷領域をずらすことによ
り未使用の領域を少なくすることができ、その結果、書
き替え回数を増やすことができる。
【0027】第2実施の形態例 上記第1実施の形態例の印刷表示方法では、全シート使
用毎に印刷開始位置をずらすので印刷品質は向上する
が、印刷される頻度の高い領域が存在してしまうため、
印刷がきれいに行われる領域とそうでない領域との差が
発生する。そこで、第2実施の形態例の印刷表示方法
は、上記課題を解決するために連続的に印刷し印刷しな
い領域をなくすものである。
【0028】本実施の形態例の印刷表示方法においても
印刷表示装置の構成は第1実施の形態例と同様のため説
明を省略する。
【0029】以下に動作を説明する。図7は本実施の形
態例の印刷表示方法の印刷制御を行なうフローチャート
であり、図8は本実施の形態例の印刷表示方法にてシー
ト2に印刷した結果を示す図である。図8において20
は第1印刷領域、21は第2印刷領域、22は第3印刷
領域である。
【0030】図7のフローチャートに従い動作を説明す
る。先ず、シートを交換し電源投入あるいはリセット、
或いは全シートが1度使用され全シートが消去されると
ステップ11にて上部巻取り部3の駆動モータ103を
駆動し、印刷可能な先頭位置、例えば予め決められたリ
ライタブル記録可能な先頭位置にシートをフィードし、
さらに、印刷不可能領域8の長さL1分、シート2を上
方向にフィードする。次にステップS12にて印刷指令
が上位装置100から来るまで待機する。印刷指令が上
位装置100から発信されるとステップ13にて下部巻
取り部4の駆動モータ104を駆動し、印刷不可能領域
8の長さL1分シート2を下方向に戻す。次に、ステッ
プ14にて1ページ分を印刷し、第1印刷領域20に印
刷を行なう。次に、ステップS15にて印刷内容が表示
領域7に入るように未印刷領域の長さであるL1分、シ
ート2を上方向にフィードする。そして、ステップ16
にてシート2全てを使用したかどうかを判定する。
【0031】シート全部を使用していないと判断した場
合は、ステップS12に戻り、上位装置100からの印
刷指令を待つ待機状態とする。そして、印刷指令が上位
装置100から発信されるとステップ13にて印刷不可
能領域8の長さL1分シート2を下方向に戻し、ステッ
プ14にて1ページ分を印刷することにより、第2印刷
領域21に印刷が行なわれる。同様に次のページの印刷
では第3印刷領域22に印刷が行なわれる。そして、ス
テップ15にて印刷内容が表示領域7に入るように未印
刷領域の長さであるL1分シート2を上方向にフィード
する。
【0032】一方、ステップS16にてシート全部を使
用したと判断した場合、ステップS17にて下部巻取り
部4の駆動モータを駆動し、下部巻取り部4にシート2
を移動させながら印刷内容を消去し、全シートの消去を
終了した後、ステップ11に戻り、シート位置を先頭位
置にし、さらにシート2をL1分、上方向にフィードす
る。そしてステップ12にて印刷指令が上位装置100
から発信されるのを待ち、印刷指令に応じステップ13
からステップ16を繰り返す。
【0033】以上の動作により、第1ページの印刷は第
1印刷領域20に行なわれ、第2ページの印刷は第2印
刷領域21に行なわれ、第3ページの印刷は第3印刷領
域22に行なわれ、印刷されない領域がなくなり、効率
よくシート2を使用することが可能となる。
【0034】このように本実施の形態例の印刷表示方法
では、初期設定として印刷可能な先頭位置にフィードし
た後さらに一旦印刷不可能領域8の長さL1分、シート
を上方向にフィードし、各ページの印刷開始前にL1
分、シートを下方向に戻す制御を行なうことにより、各
印刷ページ間の印刷未使用領域をなくし連続してシート
を使用できるので、効率的にシートを使用できる。
【0035】第3実施の形態例 上記第2実施の形態例の印刷表示方法では、印刷毎にシ
ート2を下方向に戻す制御を行なう必要があり、モータ
駆動制御が複雑になるとともに、シートジャムが発生す
る頻度が高くなるという問題が発生する。
【0036】そこで、本実施の形態例の印刷表示方法
は、上記課題を解決するために表示領域7の長さである
とともに1ページの長さである長さL2分空けて印刷
し、さらに全シート使用毎に、今回の印刷領域と前回の
印刷領域を交互に使用する方法を提供するものである。
【0037】第3実施の形態例の印刷表示方法において
も印刷表示装置の構成は第1実施の形態例と同様のため
説明を省略する。
【0038】以下に動作を説明する。図9は本実施の形
態例の印刷表示方法の印刷制御を行なうフローチャート
であり、図10は本実施の形態例の印刷表示方法にてシ
ート2に今回印刷した結果を示す図である。図10にお
いて30は第1印刷領域、31は第2印刷領域、32は
第3印刷領域である。
【0039】図9のフローチャートに従い動作を説明す
る。先ずシートを交換し、電源投入あるいはリセットさ
れると、始めに全シート2の使用回数を表すn値を1と
する。 次に、ステップS21にて上部巻取り部3の駆
動モータ103を駆動し、印刷可能な先頭位置、例えば
予め決められたリライタブル記録可能な先頭位置にシー
ト2をフィードする。そしてステップ22にてn値が偶
数か奇数かを判定し、奇数の場合はフィードを行なわず
次のステップ22の印刷待機状態とする。最初にシート
を使用する場合にはn=1であるのでフィードは行なわ
ない。
【0040】一方、全シート使用回数を示すnが偶数の
場合は、全シート使用の交互に印刷領域を切り替えるた
めに、ステップ23にて表示領域7の長さであるととも
に1ページの長さであるL2分、シート2を上方向にフ
ィードする。次にステップ24にて印刷指令が上位装置
100から来るまで待機し、上位装置100から印刷指
令が来るとステップ25にて長さL2−L1分、シート
2を上方向にフィードする。ここで表示領域7の長さL
2から印刷不可能領域8の長さであるL1を減算してい
るのは、後述のステップ27にて1ページ印刷後に印刷
内容を表示領域7に移動するためにL1分シート2を上
方向にフィードするので、このフィード分を減算する必
要があるためである。そして、ステップ26にて1ペー
ジ分の印刷を行なうことにより第1印刷領域30印刷が
行なわれる。次に、印刷内容が表示領域7に入るように
ステップ27にて未印刷領域の長さである長さL1分、
シート2を上方向にフィードする。次にステップ28に
てシート2を全て使用したかどうかを判定する。
【0041】ステップ28にてシート2全部を使用して
いないと判断した場合は、ステップS24に戻り、上位
装置100からの印刷指令を待つ待機状態とし、ステッ
プ25にて印刷指令があるとL2−L1分、上方向にシ
ート2をフィードし、2ページ目を印刷することにより
第2印刷領域31に印刷な行なわれる。同様の制御によ
り3ページ目が第3印刷領域32に印刷される。
【0042】一方、ステップ28にてシート全部を使用
したと判断した場合、ステップ29にて下部巻取り部4
の駆動モータを駆動し、下部巻取り部4にシート2を移
動させながら印刷内容を消去する。そして全シートの消
去を終了した後、ステップ30にて全シート使用回数を
表すn値を+1する。そして、ステップ21戻り、シー
ト位置を先頭位置にフィードする制御を行ない、次に、
ステップ22にてn値が奇数か偶数かを判定し、この場
合2度目の使用でありn=2であるので、ステップ23
にて表示領域7の長さであるとともに1ページの長さで
あるL2分シート2を上方向にフィードする。そしてス
テップ24にて印刷指令が上位装置100から発信され
るのを待ち、印刷指令があるとステップS25以降の動
作を行なう。
【0043】以上の動作により、1度目の印刷は第1印
刷領域30、第2印刷領域31、第3印刷領域32のよ
うに表示領域の長さであるとともに1ページの長さであ
るL2分、スペースを空け印刷し、全シート印刷を終了
し、消去後の2度目の印刷では1度目に印刷していない
領域に印刷することが可能となる。
【0044】このように本実施の形態例の印刷表示方法
では、表示領域の長さであるとともに1ページの長さの
間隔で印刷を行ない、全シート使用毎に印刷領域を切り
替えることにより高品質の印刷を可能とするとともに、
印刷動作では一方向のみにフィードするだけであるの
で、シートジャム等の障害の発生をも防止することがで
きる。
【0045】以上、種々の実施形態を示して本発明につ
いて説明してきたが、本発明はこれらの実施形態に限定
されるものではなく、例えば、印刷表示装置の構成をシ
ート両面記録可能な構成とし、両面を交互に印刷し表示
及び消去を繰り返す場合には、第1実施の形態ないし第
3実施の形態のいずれかの印刷制御を各面毎に交互に行
なうことにより同様の効果が得られる。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、一定回数の印刷と消去を繰り返すことが可能なリ
ライタブルシートを用い、印刷、表示及び消去を行なう
印刷表示装置において、印刷領域を全シート使用毎に変
える、または、各印刷ページ間の印刷未使用領域をなく
し連続してシートを使用することにより、印刷品質を向
上させるとともに、シートの使用可能回数を増加させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態例のシートフィード制御のフロ
ーチャートである。
【図2】第1実施の形態例のシート使用領域を示す図で
ある。
【図3】印刷表示装置の概観図である。
【図4】シートの構成図である。
【図5】従来のシートの使用領域を示す図である。
【図6】印刷表示装置の制御系を示すブロック図であ
る。
【図7】第2実施の形態例のシートフィード制御のフロ
ーチャートである。
【図8】第2実施の形態例のシート使用領域を示す図で
ある。
【図9】第3実施の形態例のシートフィード制御のフロ
ーチャートである。
【図10】第3実施の形態例のシート使用領域を示す図
である。
【符号の説明】
1 印刷表示装置本体 2 シート 3 上部巻取り部 4 下部巻取り部 5 印刷部 6 消去部 7 表示領域 11 支持体 12 記録層 13 保護層 100 上位装置 101 制御部 102 モータ駆動部 103、104 モータ 105 シート移動量検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AQ04 AS06 AS15 BB37 GG03 GG17 GG26 GG37 2C065 CZ06 CZ13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の熱エネルギーの印加により顕色性
    を呈し、第2の熱エネルギーの印加により退色性を呈す
    る記録層を支持体面に有するシート状リライタブル記録
    媒体を印刷媒体として印刷を行なう印刷部と消去を行な
    う消去部及び印刷した結果を表示する表示部を具備し、 1ページ毎に印刷を行ない、前記印刷媒体の全部に印刷
    した後に一括で消去する印刷表示装置において前記印刷
    媒体の全部に印刷し、消去する毎に印刷領域を変えるよ
    うに制御することを特徴とした印刷表示方法。
  2. 【請求項2】 第1の熱エネルギーの印加により顕色性
    を呈し、第2の熱エネルギーの印加により退色性を呈す
    る記録層を支持体面に有するシート状リライタブル記録
    媒体を印刷媒体として印刷を行なう印刷部と消去を行な
    う消去部及び印刷した結果を表示する表示部を具備し、 1ページ毎に印刷を行ない、前記印刷媒体の全部に印刷
    した後に一括で消去する印刷表示装置において印刷開始
    前に、前記印刷部と前記表示部間の印刷不可能領域の長
    さ分、印刷方向とは逆の方向に前記印刷媒体を戻した
    後、印刷を行なうように制御することを特徴とした印刷
    表示方法。
  3. 【請求項3】 前記印刷媒体の全部に印刷し消去する毎
    に、印刷領域を予め決めた一定の長さ分ずつ、ずらすよ
    うに制御することを特徴とした請求項1記載の印刷表示
    方法。
  4. 【請求項4】 1ページ毎に1ページの長さの間隔を空
    けて印刷を行ない、前記印刷媒体の全部に印刷し消去す
    る毎に、前回の印刷していない領域に印刷領域を切り替
    える制御を行なうことを特徴とした請求項1記載の印刷
    表示方法。
  5. 【請求項5】 前記印刷媒体を両面記録可能とし、各面
    毎に交互に印刷、消去を繰り返し行なうことを特徴とし
    た請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の印刷表示
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007249049A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Ricoh Co Ltd 画像表示装置

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