JP2002254684A - 可逆性感熱記録装置 - Google Patents

可逆性感熱記録装置

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JP2002254684A
JP2002254684A JP2001061314A JP2001061314A JP2002254684A JP 2002254684 A JP2002254684 A JP 2002254684A JP 2001061314 A JP2001061314 A JP 2001061314A JP 2001061314 A JP2001061314 A JP 2001061314A JP 2002254684 A JP2002254684 A JP 2002254684A
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sheet
reversible thermosensitive
thermosensitive recording
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cassette
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JP2001061314A
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English (en)
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Takashi Kitada
貴司 北田
Tadayuki Kajiwara
忠之 梶原
Seiro Shimoda
晴郎 下田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速、高画質な画像記録を行うとともに装置
の消費エネルギーを低減することのできる可逆性感熱記
録装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 加熱により発色と消色とを繰り返す可逆
性感熱記録シート14が収容されるとともに可逆性感熱
記録シート14に形成された記録画像を加熱により消去
する発熱体12が備えられたシートカセット11と、シ
ートカセット11から取り出された可逆性感熱記録シー
ト14に画像の記録を行う記録エンジン10とを有し、
シートカセット11内で可逆性感熱記録シート14に記
録された画像が消去されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可逆性感熱記録シ
ートを用いて熱パルスにより発色記録し、加熱により記
録画像を消去し、且つ発色、消色を繰り返すことのでき
る可逆性感熱記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の可逆性感熱記録装置の構成
を示す概略図である。
【0003】図6において、可逆性感熱記録装置1は、
装置の動作制御を行う制御ユニット2、可逆性感熱記録
シート7が収納されたシートカセット4、シートカセッ
ト4から取り出された可逆性感熱記録シート7に画像の
消去および記録を行う消去・記録エンジン3から構成さ
れている。また、消去・記録エンジン3には、可逆性感
熱記録シート7に形成された記録画像を加熱により消去
する消去用熱ローラ5、および画像データに基づいて可
逆性感熱記録シート7を選択的に加熱して画像の記録を
行うサーマルヘッド6が備えられている。なお、可逆性
感熱記録シート7は、熱エネルギーの制御のみで可逆的
な色調変化を与えるロイコ染料を発色源とした記録材料
が用いられたシートである。
【0004】このような構成の可逆性感熱記録装置1に
おいて、パソコンPCで作成した文書やWEBから入手
した情報を可逆性感熱記録シート7に記録する動作につ
いて説明する。
【0005】先ず、パソコンPCから可逆性感熱記録装
置1に文書や情報が送信される。送信された文書や情報
は、パソコンPCとの通信機能を備えた制御ユニット2
に受信され、このデータに基づいて画像データが作成さ
れる。
【0006】さらに、制御ユニット2により、消去・記
録エンジン3が動作可能か、シートカセット4に可逆性
感熱記録シート7があるかどうか等、画像記録動作が可
能な状態であるかどうかが確認される。
【0007】ここで、画像記録動作が可能な状態である
ことが確認されると、制御ユニット2の制御により可逆
性感熱記録シート7は図中Aの破線に示すようにシート
カセット4から消去用熱ローラ5へと搬送され、加熱に
より可逆性感熱記録シート7に記録されている画像が消
去される。続いて、可逆性感熱記録シート7はサーマル
ヘッド6へと搬送され、画像データに基づいて選択的に
加熱されて画像の記録が行われ、その後機外へ排出され
る。
【0008】このような可逆性感熱記録装置1は、通常
の電子写真プリンタやインクジェットプリンタに比べ
て、トナーやインク等の消耗品を必要とせず、且つ可逆
性感熱記録シート7を再利用できるため、環境負荷の観
点から今後オフィスへと普及することが十分期待されて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の可逆性感熱記録装置1では、1分間にA4
サイズで20シート程度の消去、記録速度(以下、「2
0PPM」という。)を実現しようとすると、消去用熱
ローラ5での消去が完全にできないという問題点を有し
ていた。これは、可逆性感熱記録シート7の消去特性が
加熱温度とその加熱時間で決定されるため、20PPM
程度の速度では十分な加熱時間をとれないからである。
【0010】これを回避するため、消去用熱ローラ5の
ニップを大きくして加熱時間を確保するようにすること
が考えられるが、可逆性感熱記録シート7へのダメージ
が大きくなり再利用可能回数が制限されることになるの
で、好ましくない。
【0011】また、上記のような従来の可逆性感熱記録
装置1の構成では、加熱消去してすぐに記録が行われる
ため、記録を行うサーマルヘッド6の付近では、可逆性
感熱記録シート7が十分に冷却されて一様な温度になっ
てなく、シート先頭部分、中央部分、シート後端部分で
温度が異なっている。そして、シート領域内の温度が異
なったままサーマルヘッド6による加熱で記録を行う
と、加熱されたドットの温度がシート領域において異な
ることになり、可逆性感熱記録シート7はこの温度に対
応した発色濃度になるために高画質な記録が行えないと
いう問題点を有していた。
【0012】さらに、記録時にその都度画像を消去する
よりも、一括して消去したほうが可逆性感熱記録装置1
の消費エネルギーをセーブする観点から望ましい。
【0013】そこで、本発明は、高速、高画質な画像記
録を行うとともに装置の消費エネルギーを低減すること
のできる可逆性感熱記録装置を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の可逆性感熱記録装置は、加熱により発色と
消色とを繰り返す可逆性感熱記録シートが収容されると
ともに可逆性感熱記録シートに形成された記録画像を加
熱により消去する発熱手段が備えられたシートカセット
と、シートカセットから取り出された可逆性感熱記録シ
ートに画像の記録を行う記録エンジンとを有し、シート
カセット内で可逆性感熱記録シートに記録された画像が
消去されるようにしたものである。
【0015】これにより、可逆性感熱記録シートに記録
された画像をシートカセット内で消去しているので、記
録速度に関係なく完全な消去が行え、また消去による熱
の影響を受けずに画像記録が行えるため、高速、高画質
な画像記録を行うことが可能になる。
【0016】また、画像記録済みの複数枚の可逆性感熱
記録シートをシートカセットにセットすれば、一括して
記録画像を消去することができるので、装置の消費エネ
ルギーを低減することが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、加熱により発色と消色とを繰り返す可逆性感熱記録
シートが収容されるとともに可逆性感熱記録シートに形
成された記録画像を加熱により消去する発熱手段が備え
られたシートカセットと、シートカセットから取り出さ
れた可逆性感熱記録シートに画像の記録を行う記録エン
ジンとを有し、シートカセット内で可逆性感熱記録シー
トに記録された画像が消去される可逆性感熱記録装置で
あり、可逆性感熱記録シートに記録された画像をシート
カセット内で消去しているので、記録速度に関係なく完
全な消去が行え、また消去による熱の影響を受けずに画
像記録が行えるため、高速、高画質な画像記録を行うこ
とが可能になるという作用を有する。また、画像記録済
みの複数枚の可逆性感熱記録シートをシートカセットに
セットすれば、一括して記録画像を消去することができ
るので、装置の消費エネルギーを低減することが可能に
なるという作用を有する。
【0018】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、発熱手段は、可逆性感熱記録装
置に備えられたタイマ設定手段または可逆性感熱記録装
置に接続されたコンピュータ装置で時間設定が行われる
タイマに基づいて動作時間が制御される可逆性感熱記録
装置であり、発熱手段の動作制御が可逆性感熱記録装置
やコンピュータ装置からの設定で行えるようになってい
るので、可逆性感熱記録装置の操作性を向上させること
が可能になるという作用を有する。
【0019】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、可逆性感熱記録装置に接続され
たコンピュータ装置には、シートカセットに収容された
可逆性感熱記録シートの画像消去状態を表示する表示手
段が設けられている可逆性感熱記録装置であり、可逆性
感熱記録シートの画像消去状態をコンピュータ装置上で
確認できるので、可逆性感熱記録装置の操作性を向上さ
せることが可能になるという作用を有する。
【0020】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、シートカセットに収納された可
逆性感熱記録シートのシート量を検知するシート量検知
手段が設けられ、シート量検知手段が所定数以上のシー
ト量を検出した場合には、発熱手段が発熱して可逆性感
熱記録シートに記録された画像が消去される可逆性感熱
記録装置であり、シート量検知手段によって新たな可逆
性感熱記録シートがセットされたことが検知されたなら
ば発熱手段により自動的に記録画像の消去が行われるの
で、可逆性感熱記録装置の操作性を向上させることが可
能になるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、発熱手段が備えられたシートカ
セットが複数台設けられている可逆性感熱記録装置であ
り、記録画像の消去動作と画像の記録動作とを並行して
行うことができ、可逆性感熱記録装置の操作性を向上さ
せることが可能になるという作用を有する。
【0022】本発明の請求項6に記載の発明は、加熱に
より発色と消色とを繰り返す可逆性感熱記録シートが収
容されるシートカセットと、シートカセットから取り出
された可逆性感熱記録シートに画像の記録を行う記録エ
ンジンと、シートカセットに設けられ、可逆性感熱記録
シートが載置されるシートトレイ、およびシートトレイ
上の可逆性感熱記録シートを加熱しながらシートカセッ
トの機内へ取り込む導入ローラとを有し、シートトレイ
からシートカセット内への取り込み時に導入ローラの加
熱により可逆性感熱記録シートに記録された画像が消去
される可逆性感熱記録装置であり、画像記録済みの可逆
性感熱記録シートをシートトレイにセットすれば、画像
が消去されてシートカセットの所定位置にセットされる
ので、記録速度に関係なく完全な消去が行え、また消去
による熱の影響を受けずに画像記録が行えるため、高
速、高画質な画像記録を行うことが可能になるという作
用を有する。
【0023】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図5を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
【0024】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における可逆性感熱記録装置の構成を示す概略図で
ある。
【0025】図1において、可逆性感熱記録装置8は、
装置の動作制御を行う制御ユニット9、可逆性感熱記録
シート14が収納されたシートカセット11、シートカ
セット11から取り出された可逆性感熱記録シート14
に画像の記録を行う記録エンジン10から構成されてい
る。
【0026】ここで、シートカセット11には、可逆性
感熱記録シート14に形成された記録画像を加熱により
消去する発熱体(発熱手段)12が備えられている。ま
た、記録エンジン10には、画像データに基づいて可逆
性感熱記録シート14を選択的に加熱して画像の記録を
行うサーマルヘッド13が備えられている。
【0027】なお、可逆性感熱記録シート14は、熱エ
ネルギーの制御のみで可逆的な色調変化を与えるロイコ
染料を発色源とした記録材料が用いられたシートであ
る。
【0028】次に、以上のように構成された可逆性感熱
記録装置8の動作と使用方法について説明する。
【0029】先ず、画像記録済みの可逆性感熱記録シー
ト14をシートカセット11にセットする。可逆性感熱
記録シート14のセットが完了すると、制御ユニット9
によりシートカセット11に備えられた発熱体12が動
作制御されてシートカセット11内が可逆性感熱記録シ
ート14の記録画像消去に必要な温度まで加熱される。
これにより、可逆性感熱記録シート14に記録された内
容が消去される。
【0030】所定時間にわたって可逆性感熱記録シート
14を加熱して記録画像の消去が確認されると、パソコ
ン(コンピュータ装置)PCから可逆性感熱記録装置8
に文書や情報が送信される。送信された文書や情報は、
パソコンPCとの通信機能を備えた制御ユニット9に受
信され、このデータに基づいて画像データが作成され
る。
【0031】さらに、制御ユニット9により、記録エン
ジン10が動作可能か、シートカセット11に可逆性感
熱記録シート14があるかどうか等、画像記録動作可能
な状態であるかどうかが確認される。
【0032】ここで、画像記録動作が可能な状態である
ことが確認されると、制御ユニット9の制御により可逆
性感熱記録シート14は図中Bの破線に示すようにシー
トカセット11から記録エンジン10のサーマルヘッド
13へと搬送され、画像データに基づいて選択的に加熱
されて画像の記録が行われ、その後機外へ排出される。
【0033】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、可逆性感熱記録シート14に記録された画像をシー
トカセット11内で消去しているので、記録速度に関係
なく完全な消去が行え、また消去による熱の影響を受け
ずに画像記録が行えるため、高速、高画質な画像記録を
行うことが可能になる。
【0034】また、画像記録済みの複数枚の可逆性感熱
記録シート14をシートカセット11にセットすれば、
一括して記録画像を消去することができるので、装置の
消費エネルギーを低減することが可能になる。
【0035】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2における可逆性感熱記録装置の構成を示す概略図で
ある。
【0036】図2に示すように、本実施の形態の可逆性
感熱記録装置8には、実施の形態1に示す可逆性感熱記
録装置8に加えて、発熱体12の動作時間を制御するタ
イマ15が設けられている。そして、このタイマ15は
可逆性感熱記録装置8に備えられたコントロールスイッ
チ(タイマ設定手段)16、あるいはパソコンPCにイ
ンストールされたソフトウエアで時間設定が行われるよ
うになっている。
【0037】ここで、図2、符号17において、パソコ
ンPCから印刷する場合の印刷メニュー(表示手段)の
一例を示す。この印刷メニューを介して可逆性感熱記録
装置8の各種設定を行うことができるようになってい
る。
【0038】次に、以上のように構成された可逆性感熱
記録装置8の動作と使用方法について説明する。
【0039】先ず、記録済みの可逆性感熱記録シート1
4をシートカセット11にセットする。その際、可逆性
感熱記録シート14に記録された画像を消去する必要が
ある場合には、可逆性感熱記録装置8に備えられたコン
トロールスイッチ16を所定の位置にセットする。これ
によりタイマ15の動作が開始され、制御ユニット9を
介してシートカセット11に備えられた発熱体12が発
熱する。
【0040】すると、可逆性感熱記録シート14に記録
された画像が消去される温度にまでシートカセット11
内が加熱され、可逆性感熱記録シート14に記録された
内容の消去が開始される。そして、完全に画像消去が完
了する所定の時間になると、タイマ15は、制御ユニッ
ト9を介して発熱体12を制御して発熱を終了させる。
【0041】ここで、パソコンPCからの画像消去の動
作制御は以下のように行われる。
【0042】すなわち、シートカセット11内の可逆性
感熱記録シート14に記録された画像を消去する必要が
ある場合には、パソコンPCにおいて印刷メニューを開
き、その中から「消去」ボタンを選択する。これにより
パソコンPCから画像消去要求が可逆性感熱記録装置8
に送信され、制御ユニット9がこの情報を受信とタイマ
15の動作が開始され、制御ユニット9を介してシート
カセット11に備えた発熱体12が発熱する。
【0043】すると、可逆性感熱記録シート14に記録
された画像が消去される温度にまでシートカセット11
内が加熱され、可逆性感熱記録シート14に記録された
内容の消去が開始される。そして、完全に画像消去が完
了する所定の時間になると、タイマ15は、制御ユニッ
ト9を介して発熱体12を制御して発熱を終了させる。
【0044】次に、可逆性感熱記録装置8からの消去制
御あるいはパソコンPCからの消去制御により記録画像
の消去が確認されると、パソコンPCから可逆性感熱記
録装置8に文書や情報が送信される。送信された文書や
情報は、パソコンPCとの通信機能を備えた制御ユニッ
ト9に受信され、このデータに基づいて画像データが作
成される。
【0045】さらに、制御ユニット9により、記録エン
ジン10が動作可能か、シートカセット11に可逆性感
熱記録シート14があるかどうか等、画像記録動作可能
な状態であるかどうかが確認される。
【0046】ここで、画像記録動作が可能な状態である
ことが確認されると、制御ユニット9の制御により可逆
性感熱記録シート14は図中Bの破線に示すようにシー
トカセット11から記録エンジン10のサーマルヘッド
13へと搬送され、画像データに基づいて選択的に加熱
されて画像の記録が行われ、その後機外へ排出される。
【0047】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、可逆性感熱記録シート14に記録された画像をシー
トカセット11内で消去しているので、記録速度に関係
なく完全な消去が行え、また消去による熱の影響を受け
ずに画像記録が行えるため、高速、高画質な画像記録を
行うことが可能になる。
【0048】また、画像記録済みの複数枚の可逆性感熱
記録シート14をシートカセット11にセットすれば、
一括して記録画像を消去することができるので、装置の
消費エネルギーを低減することが可能になる。
【0049】さらに、発熱体12の動作制御が可逆性感
熱記録装置8やパソコンPCからの設定で行えるように
なっているので、可逆性感熱記録装置8の操作性を向上
させることが可能になる。
【0050】ここで、パソコンPCから印刷する場合の
印刷メニュー17を介して可逆性感熱記録装置8の各種
設定を行うことができる。さらに、この印刷メニュー1
7には、可逆性感熱記録装置8の状態をモニタすること
もできる。
【0051】印刷メニュー17の使用方法について説明
する。
【0052】パソコンPCで作成した文書やWEBから
入手した情報を可逆性感熱記録シート14に記録する場
合には、各アプリケーションソフトから印刷メニュー1
7を開く。
【0053】このとき、可逆性感熱記録装置8の制御ユ
ニット9により記録エンジン10が動作可能か、シート
カセット11に可逆性感熱記録シート14があるかどう
か等、画像記録動作可能な状態であるかどうかが確認さ
れ、確認された状態がパソコンPCに送信される。
【0054】ここで、シートカセット11に設けられた
発熱体12により可逆性感熱記録シート14に記録され
た画像の消去が行われれば、この消去情報が制御ユニッ
ト9を介してパソコンPCに送信されるので、図示する
印刷メニュー17に、「消去中」、「あと30秒」のよ
うな表示がされる。
【0055】このようにすれば、パソコンPCから可逆
性感熱記録装置8に文書や情報等を送信して記録をする
際に、可逆性感熱記録シート14の画像消去状態をパソ
コンPC上で確認できるため、可逆性感熱記録装置8の
操作性を向上させることが可能になる。
【0056】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3における可逆性感熱記録装置の構成を示す概略図で
ある。
【0057】図3に示すように、本実施の形態の可逆性
感熱記録装置8には、実施の形態1に示す可逆性感熱記
録装置8に加えて、シートカセット11に収納された可
逆性感熱記録シート14のシート量を検知するセンサ
(シート量検知手段)18が設けられている。センサ1
8は投光部と受光部とを備え、可逆性感熱記録シート1
4からの反射光量を検知することで可逆性感熱記録シー
ト14の量を検知する。
【0058】そして、このセンサ18が所定数以上のシ
ート量を検出した場合には、発熱体12が発熱して可逆
性感熱記録シート14に記録された画像が消去されるよ
うになっている。
【0059】以上のように構成された可逆性感熱記録装
置8について、その動作と使用方法について図3を用い
て説明する。
【0060】先ず、画像記録済みの可逆性感熱記録シー
ト14をシートカセット11にセットする。これによ
り、センサ18でシート量が増えたことが、つまり新た
に記録済みの可逆性感熱記録シート14がセットされた
ことが検知される。
【0061】このように、新たに画像記録済みの可逆性
感熱記録シート14がセットされて画像を消去する必要
が生じると、制御ユニット9によりシートカセット11
に備えられた発熱体12が動作制御されてシートカセッ
ト11内が可逆性感熱記録シート14の記録画像消去に
必要な温度まで加熱される。これにより、可逆性感熱記
録シート14に記録された内容が消去される。
【0062】画像消去後の動作は実施の形態1と同様な
ので、ここでは説明を省略する。
【0063】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、可逆性感熱記録シート14に記録された画像をシー
トカセット11内で消去しているので、記録速度に関係
なく完全な消去が行え、また消去による熱の影響を受け
ずに画像記録が行えるため、高速、高画質な画像記録を
行うことが可能になる。
【0064】また、画像記録済みの複数枚の可逆性感熱
記録シート14をシートカセット11にセットすれば、
一括して記録画像を消去することができるので、装置の
消費エネルギーを低減することが可能になる。
【0065】さらに、センサ18によって新たな可逆性
感熱記録シート14がセットされたことが検知されたな
らば自動的に発熱体12により記録画像の消去が行われ
るので、可逆性感熱記録装置8の操作性を向上させるこ
とが可能になる。
【0066】(実施の形態4)図4は本発明の実施の形
態4における可逆性感熱記録装置の構成を示す概略図で
ある。
【0067】図4に示すように、本実施の形態では、実
施の形態1に示す可逆性感熱記録装置8に加えて、発熱
体12を備えたシートカセット11をさらに1つ追加さ
れた構成となっている。なお、このようなシートカセッ
ト11は2つ以上追加してもよい。
【0068】以上のように構成された可逆性感熱記録装
置8について、その使用方法について図4を用いて説明
する。
【0069】図示するように、可逆性感熱記録装置8に
は発熱体12を備えたシートカセット11が2つ設けら
れているので、一方のシートカセット11(たとえば、
図中の上段のシートカセット)にセットされた画像記録
済みの可逆性感熱記録シート14に対して発熱体12を
制御することにより消去動作を実行している間にも、も
う一方のシートカセット11(たとえば、図中の下段の
シートカセット)にセットされた画像消去済みの可逆性
感熱記録シート14を図中Cの破線に示すような搬送路
で記録エンジン10に導入することができる。
【0070】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、可逆性感熱記録シート14に記録された画像をシー
トカセット11内で消去しているので、記録速度に関係
なく完全な消去が行え、また消去による熱の影響を受け
ずに画像記録が行えるため、高速、高画質な画像記録を
行うことが可能になる。
【0071】また、画像記録済みの複数枚の可逆性感熱
記録シート14をシートカセット11にセットすれば、
一括して記録画像を消去することができるので、装置の
消費エネルギーを低減することが可能になる。
【0072】さらに、発熱体12を備えたシートカセッ
ト11が2つ設けられているので、記録画像の消去動作
と画像の記録動作とを並行して行うことができ、可逆性
感熱記録装置の操作性を向上させることが可能になる。
【0073】(実施の形態5)図5は本発明の実施の形
態5における可逆性感熱記録装置の構成を示す概略図で
ある。
【0074】図5に示すように、実施の形態1に示す可
逆性感熱記録装置8に加えて、シートカセット11に
は、可逆性感熱記録シート14が載置されるシートトレ
イ19と、発熱手段を備えてシートトレイ19上の可逆
性感熱記録シート14を加熱しながら機内へ取り込む導
入ローラ20とが設けられている。そして、実施の形態
1における発熱体12は設けられていない。
【0075】以上のように構成された可逆性感熱記録装
置8について、その動作について説明する。
【0076】先ず、画像の記録された可逆性感熱記録シ
ート14Bをシートトレイ19にセットする。
【0077】可逆性感熱記録シート14Bがセットされ
ると、制御ユニット9により導入ローラ20が回転され
て、可逆性感熱記録シート14Bが加熱されながらシー
トカセット11の機内に取り込まれて所定位置にセット
される。そして、このような加熱により、可逆性感熱記
録シート14Bに記録された内容が消去される。
【0078】このようにしてシートカセット11内には
画像消去済みの可逆性感熱記録シート14Aがセットさ
れるので、パソコンPCから可逆性感熱記録装置8に文
書や情報を送信すれば、実施の形態1で説明した動作に
より可逆性感熱記録シート14Aに所望の記録が行われ
る。
【0079】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、画像記録済みの可逆性感熱記録シート14をシート
トレイ19にセットすれば、画像が消去されてシートカ
セット11の所定位置にセットされるので、記録速度に
関係なく完全な消去が行え、また消去による熱の影響を
受けずに画像記録が行えるため、高速、高画質な画像記
録を行うことが可能になる。
【0080】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、可逆性
感熱記録シートに記録された画像をシートカセット内で
消去しているので、記録速度に関係なく完全な消去が行
え、また消去による熱の影響を受けずに画像記録が行え
るため、高速、高画質な画像記録を行うことが可能にな
るという有効な効果が得られる。
【0081】また、本発明によれば、画像記録済みの複
数枚の可逆性感熱記録シートをシートカセットにセット
すれば、一括して記録画像を消去することができるの
で、装置の消費エネルギーを低減することが可能になる
という有効な効果が得られる。
【0082】タイマ設定手段やタイマに基づいて発熱手
段の動作時間が制御されるようにすれば、発熱手段の動
作制御が可逆性感熱記録装置やコンピュータ装置からの
設定で行えるようになっているので、可逆性感熱記録装
置の操作性を向上させることが可能になるという有効な
効果が得られる。
【0083】可逆性感熱記録装置に接続されたコンピュ
ータ装置に表示手段を設ければ、可逆性感熱記録シート
の画像消去状態をコンピュータ装置上で確認できるの
で、可逆性感熱記録装置の操作性を向上させることが可
能になるという有効な効果が得られる。
【0084】シート量検知手段が所定数以上のシート量
を検出した場合に発熱手段により可逆性感熱記録シート
に記録された画像が消去されるようにすれば、シート量
検知手段によって新たな可逆性感熱記録シートがセット
されたことが検知されたならば発熱手段により自動的に
記録画像の消去が行われるので、可逆性感熱記録装置の
操作性を向上させることが可能になるという有効な効果
が得られる。
【0085】発熱手段が備えられたシートカセットを複
数台設ければ、記録画像の消去動作と画像の記録動作と
を並行して行うことができ、可逆性感熱記録装置の操作
性を向上させることが可能になるという有効な効果が得
られる。
【0086】シートトレイからシートカセット内への取
り込み時に導入ローラの加熱により可逆性感熱記録シー
トに記録された画像を消去するようにすれば、画像記録
済みの可逆性感熱記録シートをシートトレイにセットす
れば、画像が消去されてシートカセットの所定位置にセ
ットされるので、記録速度に関係なく完全な消去が行
え、また消去による熱の影響を受けずに画像記録が行え
るため、高速、高画質な画像記録を行うことが可能にな
るという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における可逆性感熱記録
装置の構成を示す概略図
【図2】本発明の実施の形態2における可逆性感熱記録
装置の構成を示す概略図
【図3】本発明の実施の形態3における可逆性感熱記録
装置の構成を示す概略図
【図4】本発明の実施の形態4における可逆性感熱記録
装置の構成を示す概略図
【図5】本発明の実施の形態5における可逆性感熱記録
装置の構成を示す概略図
【図6】従来の可逆性感熱記録装置の構成を示す概略図
【符号の説明】
8 可逆性感熱記録装置 10 記録エンジン 11 シートカセット 12 発熱体(発熱手段) 14,14A,14B 可逆性感熱記録シート 15 タイマ 16 タイマ設定手段 17 印刷メニュー(表示手段) 18 センサ(シート量検知手段) 19 シートトレイ 20 導入ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下田 晴郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AQ04 AS02 BB10 GG03 GG17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱により発色と消色とを繰り返す可逆性
    感熱記録シートが収容されるとともに前記可逆性感熱記
    録シートに形成された記録画像を加熱により消去する発
    熱手段が備えられたシートカセットと、 前記シートカセットから取り出された前記可逆性感熱記
    録シートに画像の記録を行う記録エンジンとを有し、 前記シートカセット内で前記可逆性感熱記録シートに記
    録された画像が消去されることを特徴とする可逆性感熱
    記録装置。
  2. 【請求項2】前記発熱手段は、可逆性感熱記録装置に備
    えられたタイマ設定手段または可逆性感熱記録装置に接
    続されたコンピュータ装置で時間設定が行われるタイマ
    に基づいて動作時間が制御されることを特徴とする請求
    項1記載の可逆性感熱記録装置。
  3. 【請求項3】可逆性感熱記録装置に接続されたコンピュ
    ータ装置には、前記シートカセットに収容された前記可
    逆性感熱記録シートの画像消去状態を表示する表示手段
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載の可逆
    性感熱記録装置。
  4. 【請求項4】前記シートカセットに収納された前記可逆
    性感熱記録シートのシート量を検知するシート量検知手
    段が設けられ、前記シート量検知手段が所定数以上のシ
    ート量を検出した場合には、前記発熱手段が発熱して前
    記可逆性感熱記録シートに記録された画像が消去される
    ことを特徴とする請求項1記載の可逆性感熱記録装置。
  5. 【請求項5】前記発熱手段が備えられた前記シートカセ
    ットが複数台設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の可逆性感熱記録装置。
  6. 【請求項6】加熱により発色と消色とを繰り返す可逆性
    感熱記録シートが収容されるシートカセットと、 前記シートカセットから取り出された前記可逆性感熱記
    録シートに画像の記録を行う記録エンジンと、 前記シートカセットに設けられ、前記可逆性感熱記録シ
    ートが載置されるシートトレイ、および前記シートトレ
    イ上の前記可逆性感熱記録シートを加熱しながら前記シ
    ートカセットの機内へ取り込む導入ローラとを有し、 前記シートトレイから前記シートカセット内への取り込
    み時に前記導入ローラの加熱により前記可逆性感熱記録
    シートに記録された画像が消去されることを特徴とする
    可逆性感熱記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006159637A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Toshiba Corp 画像消去装置
US7184069B2 (en) * 2003-12-08 2007-02-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Image-erasing apparatus and image-erasing method

Cited By (3)

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