JP2002337108A - 積層板及びその製造方法 - Google Patents

積層板及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】端縁部に曲率半径が5mm以下の湾曲面を形成
した積層板を製造する。 【解決手段】MDF等から成る基材1の表面に補強材
2、化粧材3を貼着したのち、基材1を切削して、薄い
湾曲処理領域4aと層厚みが比較的大きい貼着領域4b
とからなる湾曲面形成部4を形成すると同時に、基材1
側に切欠5を形成する。湾曲処理領域4aの層厚みは
0.05〜0.7mmの範囲内とする。続いて湾曲処理
領域4aと切欠5との間に合成樹脂Pを塗布すると共
に、貼着領域4bに接着剤Qを塗布したのち、湾曲面形
成部4湾曲させ、貼着領域4bを基材1の側端面6に貼
着する。湾曲処理する前に合成樹脂Pを塗布しておくこ
とにより、内側に合成樹脂Pが充填された曲率半径が5
mm以下の小さい湾曲面Rの形成が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面に厚みの薄い
化粧材を貼着して成る積層板に関し、端縁部に曲率半径
が5mm以下の小さい湾曲面を形成するための技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】基材の表面に化粧材を貼着して成る積層
板が従来知られている。従来の積層板は、板やパーティ
クルボードなどを基材とし、その表面に印刷紙,つき
板,布,合成樹脂シート等の厚みの薄い化粧材を貼着し
て製造したものである。また艶出しのため、化粧材の上
に合成樹脂をあらかじめ塗布しておくか、あるいは、化
粧材を貼着した後、その表面に合成樹脂を塗布すること
もある。
【0003】積層板の端縁部に湾曲面を形成する場合、
従来、次のような手法が採用されている。端縁部におい
て化粧材裏面側の基材を切削すると同時に、基材側に切
欠を形成する。次いで、裏面側の基材を切削した領域の
化粧材を湾曲させると共に、端縁寄りを基材に接着する
ことにより、化粧材の湾曲部と基材の切欠との間に空隙
部を形成する。しかる後、この空隙部を合成樹脂、又は
合成樹脂と棒材との組み合わせで充填する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上に述べたとおり、従
来、積層板の端縁部に湾曲面を形成する場合、化粧材と
基材との間に空隙部を形成したのち、ここに合成樹脂を
充填するという手法に依っている。しかし上記方法で
は、曲率半径が小さい湾曲面を形成しようとするとき、
空隙部の入り口が非常に狭くなるため、合成樹脂の充填
が困難である。それ故、従来、曲率半径が5mm以下の
小さい湾曲面を有する積層板は、製造するのが難しかっ
た。上の問題は、長尺の積層板を製造する場合に、特に
顕著である。
【0005】
【課題を解決するための手段】積層板の端縁部に曲率半
径の小さい湾曲面を形成するため、本発明が採用した製
造方法の特徴とするところは、基材の表面に補強材を貼
着し、さらにその上に化粧材を貼着した後、端縁部にお
いて化粧材の裏面側を切削して、層厚みが小さい湾曲処
理領域と、比較的層厚みが大きい貼着領域とからなる湾
曲面形成部を形成すると共に、基材には前記湾曲面形成
部の湾曲処理領域と面する位置に切欠を形成し、前記湾
曲面形成部の湾曲処理領域に合成樹脂を塗布すると共
に、前記湾曲面形成部の貼着領域に接着剤を塗布した
後、前記湾曲処理領域を湾曲させて、前記貼着領域を切
削後の基材に貼着させることにより、端縁部に曲率半径
が5mm以下の湾曲面を形成することにある。かかる方
法により、湾曲させた化粧材と基材との間の空隙部が狭
くても、これを合成樹脂で確実に充填することができる
から、曲率半径が5mm以下の小さい湾曲面の形成が可
能である。
【0006】上述の本発明方法は、化粧材の厚みが非常
に薄い場合に適している。湾曲処理領域に基材を薄く残
存させた場合、化粧材が薄いと、湾曲処理の際に基材繊
維が化粧材表面に悪影響を及ぼして湾曲面の仕上げを悪
くするおそれがある。しかるに本発明方法によれば、化
粧材と基材との間に介在させた補強材により、基材の影
響が化粧材に及ぶのを阻止できるから、美麗な湾曲面の
形成を確実にする。あるいは、化粧材裏面の基材をでき
るだけ削り取って、湾曲処理領域の厚みを薄く設定する
こともある。このような場合に本発明方法は、化粧材の
裏面に補強材を存在させたから、基材切削の際に刃物が
化粧材を傷つけるのを防止できる。また基材切削直後に
積層板材料を搬送する場合などに、厚みの薄い湾曲処理
領域が割れるのを防止することができる。
【0007】さらに本発明方法は、つき板のような厚み
の均一性に幾分むらのある化粧材を用いる場合に、補強
材を介在させることによって、基材を切削する際に厚み
を均一化するのが可能であるという利点を有している。
【0008】ところで本発明において、厚みの比較的大
きい化粧材を用いる場合は、補強材の省略が可能であ
る。すなわち、基材の表面に化粧材を貼着した後、端縁
部において化粧材裏面側の基材を切削して、層厚みが小
さい湾曲処理領域と、比較的層厚みが大きい貼着領域と
からなる湾曲面形成部を形成すると共に、基材には前記
湾曲面形成部の湾曲処理領域と面する位置に切欠を形成
し、前記湾曲面形成部の湾曲処理領域に合成樹脂を塗布
すると共に、前記湾曲面形成部の貼着領域に接着剤を塗
布した後、前記湾曲処理領域を湾曲させて、前記貼着領
域を切削後の基材に貼着させることにより、端縁部に曲
率半径が5mm以下の湾曲面を形成する、という製造方
法が採用可能である。
【0009】前述した本発明方法において、前記湾曲面
形成部における湾曲処理領域の層厚みは、0.05〜
0.7mmの範囲に設定することが望ましい。湾曲処理
領域の層厚みを0.05mmより薄くすると、基材の切
削時に刃物で化粧材を傷つけるおそれがある。また切削
形成した湾曲処理領域が割れ易くなる。反対に層厚みを
0.7mmより大きくすると、曲率半径を5mm以下と
したときに、湾曲面の表面を美麗に仕上げるのが難しく
なる。
【0010】さらに本発明は、前記方法によって製造し
た、端縁部に曲率半径が5mm以下の湾曲面を有する積
層板を提供する。この積層板において、化粧材の表面に
は、合成樹脂層を形成することが望ましい。合成樹脂層
は、艶出しのためでも、艶消し用のものであってもよ
い。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に基づく基本的な積層板の
製造手順を、図面を用いて説明する。はじめに図1
(A)に示す如く、基材1、補強材2、化粧材3を用意
する。そして、同図(B)のように、基材1の表面に補
強材2を貼着し、次いで、その上に化粧材3を貼着す
る。補強材2及び化粧材3の貼着処理は、通常、加熱プ
レスで行う。補強材2及び化粧材3を貼着するのに用い
る接着剤の種類は特に制限はないが、接着対象との相性
を考慮して選択すればよい。一般には、エポキシ系、酢
酸ビニール系、尿素系の接着剤がよく使用される。また
所望により、基材1の裏面側にも適当な表層材(図示せ
ず)を貼着するか、合成樹脂を塗布してもよい。
【0012】基材1の材質は、無配向性で切削の容易な
素材が好ましく、例えば中質繊維板(MDF)・硬質繊
維板・軟質繊維板等の繊維板やパーティクルボード等の
有機質材料、珪酸カルシウム板や灰の圧縮成形板等の無
機質材料等が挙げられ、積層板の用途に応じ適宜選択す
ればよい。上記のうち、家具用・内装用としては、強
度,価格,取扱いの容易性等の面から見て繊維板かパー
ティクルボードを採用するのがよく、特にMDFが最適
と考えられる。
【0013】補強材2としては、パーチメント紙・防水
紙・強化紙等の紙類、織布又は不織布等の布類、さらに
はダップ樹脂を含浸させた紙の積層シート等が挙げられ
る。他方、化粧材3には、印刷紙、単板、つき板、メラ
ミン・ダップ(DAP)・ペット(PET)等よりなる
合成樹脂製のシート又はフィルムなどを使用することが
できる。
【0014】補強材2の選定に当たっては、基材1との
接着性や、化粧材3との関連性等を考慮する。具体的に
は、化粧材3として印刷紙を用いた場合、補強材2にも
紙を用いるのが好ましく、特にパーチメント紙は、基材
1に対する接着性が良好で剥離が起こりにくいという点
で最適である。また化粧材3をつき板とする場合、つき
板は、厚みの均一性が紙より劣るので、厚み調整のた
め、比較的厚みが大きい補強材2を用いることが望まし
い。例えばダップ樹脂を含浸させた紙を積層してなる厚
みが0.1〜0.6mmのシートなどが挙げられる。な
お、厚みの大きい補強材2を用いた場合は、後述する基
材切削工程をするに際し、基材1と共に一部を切削する
ことにより、湾曲処理領域の厚みを所定厚みに調整する
ことができる。
【0015】場合によっては、補強材2は省略すること
が可能である。例えば化粧材3に比較的厚みの大きいも
のを使用する場合や、製品の仕上がり状態にこだわらな
い場合等である。例えば化粧材3を紙とする場合、湾曲
面の仕上がり具合を十分に満足できる状態とするには、
重さが80g/m2 以下の紙を用いるときには補強材
2が必要であり、重さが100g/m2 以上の紙のと
きには補強材2が省略可能と考えられる。
【0016】基材1の表面に貼着した化粧材3の上には
合成樹脂層3を設ける。合成樹脂の種類はポリエステ
ル,ウレタン,ダップ,メラミンなどが使用される。こ
れらのうち、美観性・表面硬度を考慮すると、ポリエス
テルが最適である。合成樹脂は無色透明なものであって
も、着色したものであってもよい。また合成樹脂層3は
艶出し用とするほか、製品の用途に応じ、艶消しとする
ことも可能である。さらに合成樹脂層3には、所望によ
り、防虫剤,害虫忌避剤,抗菌剤等の各種薬効成分・化
学成分や、金属粉・ガラス粉等の添加材を配合してもよ
い。
【0017】化粧材3の上に合成樹脂層を設ける手段
は、化粧材3を貼着したあと、スプレー,フローコータ
ー,ロールコーター等で合成樹脂を塗布する方法や、適
量の合成樹脂を化粧材3表面に載せ、その上にフィルム
を被せてローラーで圧延展開するという手法等が考えら
れる。あるいは、化粧材3表面にあらかじめ合成樹脂を
塗布しておき、これを基材1に貼着するという手順も採
用可能である。
【0018】図1(B)及び(C)に示す如く、基材1
の表面に補強材2及び化粧材3を貼着し、必要に応じ裏
面にも表層材を貼着する等の処理を施したならば、図2
に示すように、端縁部において、化粧材3裏面側の基材
1を切削し、層厚みが薄い湾曲処理領域4aと層厚みが
比較的大きい貼着領域4bとからなる湾曲面形成部4を
形成する。それと同時に、基材1側には段部状の切欠5
を形成する。切欠5の大きさは、積層板に形成する湾曲
面の大きさに応じ適宜設定される。図2(B)に拡大し
て示すとおり、湾曲処理領域4aでは基材1をほとんど
除去して補強材2と化粧材3のみとする。基材1を薄く
残存させたり補強材2を省略したりすることも可能であ
るが、いずれの場合でも、湾曲処理領域4aの層厚みは
0.05〜0.7mmの範囲内に収まるようにするのが
望ましい。これに対し、貼着領域4bには、基材1を若
干残存させて裏打ち層sを設ける。さらに湾曲面形成部
4の端部には、断面三角形状の突起部tを形成する。
【0019】続いて図3(A)に示すように、湾曲面形
成部4の湾曲処理領域4aと基材1の切欠5との間に適
量の合成樹脂Pを塗布すると共に、貼着領域4bに接着
剤Qを塗布する。合成樹脂Pと接着剤Qの塗布順序は、
いずれが先でもよく、両者同時でもよい。前者の合成樹
脂Pには、硬化時の収縮を避けるため、できるだけ固形
分比率が多い状態で使用し得るもので、なるべく取り扱
いの容易なものを用いることが好ましい。このような条
件を満たす合成樹脂として、1液式のウレタン系樹脂材
料(例えばコニシ株式会社製/ボンドKU800など)
が挙げられる。また合成樹脂Pは、充填容積が少ないか
ら通常は非発泡性でよいが、発泡性樹脂を使用すること
も妨げない。
【0020】他方、後者の接着剤Qの種類は特に制限さ
れるものではなく、例えばエポキシ系接着剤等を使用で
きる。また場合によっては、湾曲処理領域4aに塗布す
る合成樹脂Pと、貼着領域4bに塗布する接着剤Qと
を、同一のものとすることも可能である。
【0021】引き続き、湾曲面形成部4を図3(B)の
ように湾曲させ、貼着領域4bを基材1の側端面6に貼
着する。湾曲処理は通常、加熱下で行う。湾曲処理領域
4aの表面側を加熱することにより、表面の合成樹脂層
が軟化する一方で、湾曲処理領域4a裏面に基材1層の
ある場合はこれが熱収縮する。その結果、湾曲処理領域
4aに曲率半径が小さく且つ美麗な湾曲面Rを形成する
ことができると共に、基材1の切欠5との間が合成樹脂
Pで充填された構造が得られる。湾曲面形成部4の端部
に設けられた前記突起部tは、上記貼着作業を容易にす
るための補助部材として利用されるものであり、しかる
のち切除することにより、目的とする積層板X(図3
(C)参照)を得ることができる。
【0022】本発明では、湾曲面形成部4を湾曲処理す
る前に、あらかじめ合成樹脂Pを湾曲処理領域4a裏面
に塗布しておく手順を採用することによって、内側に合
成樹脂Pが充填された曲率半径が小さい湾曲面Rの形成
を可能としている。従って、湾曲処理領域4aの長さ
と、基材1の切欠5の大きさを適当に設定することで、
湾曲面Rの曲率半径を5mm以下とすることができる。
【0023】なお図示は省略したが、湾曲処理領域4a
と基材切欠5との間の空隙の充填を全て合成樹脂Pだけ
で行うのではなく、竹・木・合成樹脂・ゴム・紙・金属
・セラミック等で製作した細長いい棒材を、合成樹脂P
と共に、湾曲処理領域4aと基材切欠5との間に配置
し、湾曲面Rを形成するという手法も可能である。
【0024】図4乃至図6は、基材1の切削態様に関す
る異なる例を示すものである。基材1を切削して湾曲面
形成部4を形成するにあたり、図4のように、貼着領域
4bの裏打ち層sにおける湾曲処理領域4a側の端部を
斜めに切削して面取り状に形成したり、あるいは図5に
示すように、基材1側も斜めに面取り状に切削するとい
う態様も考えられる。さらには図6の如く、裏打ち層s
の厚みを端部に向かって減少させ、突起部tを切除し易
くしてもよい。これらの態様を採用することで、切削加
工が容易になったり、合成樹脂Pの使用量を節約できた
り、後処理工程の能率が向上したりする。
【0025】〔反りの修正〕積層板Xは、何らかの原因
で反りが発生する場合がある。反りの発生原因は様々な
要因が絡んでいるため、反りの発生を確実に予防するの
は困難である。特に本発明に係る積層板Xは、基材1表
面に補強材2を貼着するとき、及び、その上に化粧材3
を貼着するときの2回、加熱プレスを施すため、反りが
発生し易くなっていると考えられる。
【0026】そこで本発明者は、次のような反り修正手
段を提案する。図7に示すように、積層板Xの四隅に装
着し得る三角形状のコーナー部材10を用意する。この
コーナー部材10は、厚紙、ボール紙、プラスチック
等、積層板Xを傷つけるおそれのない比較的軟質の素材
で製作したものであって、厚みが0.5〜3mm程度で
ある。反りが発生した積層板Xの四隅に上記コーナー部
材10を装着し、図8の(A)に示すように、上面側が
凸となるように積層板Xを積み重ねる。すると、積層板
Xの両端部と中央部との間に、コーナー部材10の厚み
に基づく高低差が生ずるから、この状態で適当時間放置
することにより、自重で積層板Xの反りを修正すること
が可能である。なお、本発明に係る積層板Xの反りを前
記の手法によって修正するためには、基材1が、MDF
やパーチクルボード等の無配向性材料であることが望ま
しい。また上記コーナー部材10は、積層板Xの四隅を
保護する働きも有している。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、積層板の端縁部に、曲
率半径が5mm以下の小さい、しかも美麗な湾曲面を確
実に形成することができる。かかる積層板を、例えば扉
材に用いた場合、端縁部の湾曲面が小さいため、周囲の
壁面との一体感を高めることが可能である。特に本発明
は、表面に艶出し加工を施したものにおいて、湾曲面を
美麗に仕上げることができるから、従来にない、付加価
値の高い建築材料を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る積層板の製造方法の一実施形態
を示すものであって、図(A)は、基材と補強材と化粧
材とを分離して示す側面断面図、図(B)は、基材に補
強材及び化粧材を貼着した状態を示す側面断面図、図
(C)は、図(B)の要部を拡大して示す側面断面図で
ある。
【図2】 本発明に係る積層板の製造方法の一実施形態
を示すものであって、図(A)は、基材を切削して湾曲
面形成部を形成した状態を示す側面断面図、図(B)
は、湾曲面形成部を拡大して示す側面断面図である。
【図3】 本発明に係る積層板の製造方法の一実施形態
を示すものであって、図(A)は、湾曲面形成部に合成
樹脂及び接着剤を塗布した状態を示す側面断面図、図
(B)は、湾曲面形成部を湾曲させた状態を示す側面断
面図、図(C)は、突起部を切除した状態を示す側面断
面図である。
【図4】 本発明に係る積層板の製造方法の異なる実施
形態を示すものであって、図(A)は、基材を切削して
湾曲面形成部を形成した状態を示す側面断面図、図
(B)は、湾曲面形成部を湾曲させた状態を示す側面断
面図である。
【図5】 本発明に係る積層板の製造方法のさらに異な
る実施形態を示すものであって、図(A)は、基材を切
削して湾曲面形成部を形成した状態を示す側面断面図、
図(B)は、湾曲面形成部を湾曲させた状態を示す側面
断面図である。
【図6】 本発明に係る積層板の製造方法のさらに異な
る実施形態を示すものであって、図(A)は、基材を切
削して湾曲面形成部を形成した状態を示す側面断面図、
図(B)は、湾曲面形成部を湾曲させた状態を示す側面
断面図である。
【図7】 積層板の反り修正手段を説明するためのもの
であって、積層板の四隅に装着されるコーナー部材を例
示する斜視図である。
【図8】 積層板の反り修正手段を説明するためのもの
であって、図(A)は、反りを有する積層板の四隅にコ
ーナー部材を装着して積み重ねた状態を示す正面図、図
(B)は、同積層板の反り修正後の状態を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1…基材 2…補強材 3…化粧材 4…湾曲面形成部
4a…湾曲処理領域 4b…貼着領域 5…切欠 6…側端面 10…コーナ
ー部材 P…合成樹脂 Q…接着剤 R…湾曲面 s…裏打ち層 t…突起部
X…積層板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04F 13/10 E04F 13/10 A Fターム(参考) 2B002 AA01 AA11 BA18 BA20 2B250 BA02 BA03 FA03 FA29 GA08 2E110 AB33 AB37 AB46 BA03 BA12 BB02 BB03 BD02 EA09 GB62W GB62X 2E162 CA21 CC05 CC06 CC08 CD09 CD11 CE05 CE06 EA18 4F100 AE09A AK01D AK44D AP03A AR00C AT00A AT00B BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C BA10D DB15 GB08 GB81 HB00C JK01B JL05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の表面に補強材を貼着し、さらにそ
    の上に化粧材を貼着した後、端縁部において化粧材の裏
    面側を切削して、層厚みが小さい湾曲処理領域と、比較
    的層厚みが大きい貼着領域とからなる湾曲面形成部を形
    成すると共に、基材には前記湾曲面形成部の湾曲処理領
    域と面する位置に切欠を形成し、前記湾曲面形成部の湾
    曲処理領域に合成樹脂を塗布すると共に、前記湾曲面形
    成部の貼着領域に接着剤を塗布した後、前記湾曲処理領
    域を湾曲させて、前記貼着領域を切削後の基材に貼着さ
    せることにより、端縁部に曲率半径が5mm以下の湾曲
    面を形成することを特徴とする積層板の製造方法。
  2. 【請求項2】 基材の表面に化粧材を貼着した後、端縁
    部において化粧材裏面側の基材を切削して、層厚みが小
    さい湾曲処理領域と、比較的層厚みが大きい貼着領域と
    からなる湾曲面形成部を形成すると共に、基材には前記
    湾曲面形成部の湾曲処理領域と面する位置に切欠を形成
    し、前記湾曲面形成部の湾曲処理領域に合成樹脂を塗布
    すると共に、前記湾曲面形成部の貼着領域に接着剤を塗
    布した後、前記湾曲処理領域を湾曲させて、前記貼着領
    域を切削後の基材に貼着させることにより、端縁部に曲
    率半径が5mm以下の湾曲面を形成することを特徴とす
    る積層板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記湾曲面形成部における湾曲処理領域
    の層厚みを0.05〜0.7mmの範囲に設定した請求
    項1又は2に記載する積層板の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかの方法によっ
    て製造した、端縁部に曲率半径が5mm以下の湾曲面を
    有することを特徴とする積層板。
  5. 【請求項5】 前記化粧材の表面に合成樹脂層を設けた
    請求項4に記載する積層板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101035658B1 (ko) * 2010-08-30 2011-05-19 박지은 엘피엠 절곡 내장재, 그 제조 방법 및 이를 이용한 가구 및 건축 구조체 마감 방법
WO2012030034A1 (ko) * 2010-08-30 2012-03-08 Park Ji-Eun 방수 절곡 내장재, 그 제조 방법 및 이를 이용한 가구 및 건축 구조체 마감방법

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