JP2002336215A - 超電導マグネット装置及び磁場均一度調整方法 - Google Patents

超電導マグネット装置及び磁場均一度調整方法

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JP2002336215A
JP2002336215A JP2001148359A JP2001148359A JP2002336215A JP 2002336215 A JP2002336215 A JP 2002336215A JP 2001148359 A JP2001148359 A JP 2001148359A JP 2001148359 A JP2001148359 A JP 2001148359A JP 2002336215 A JP2002336215 A JP 2002336215A
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ring
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superconducting
shim
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JP2001148359A
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Naoharu Yoshida
直治 吉田
Hajime Tanabe
肇 田邊
Shigenori Kuroda
成紀 黒田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁場の均一度調整を容易に行うことができる
ようにする。 【解決手段】 環状超電導コイル26,30が収納され
て対向配置された一対の超電導マグネット体27,31
の表面に細片状強磁性体シム51,52を配置し、細片
状強磁性体シム51,52により超電導マグネット体2
7,31間の中心部近傍に作られた均一磁場空間の磁場
の均一度を向上させるようにした超電導マグネット装置
において、環状超電導コイル26,30の中心に対して
同心状に超電導マグネット体27,31の表面にリング
状強磁性体シム49,50を配置したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一対の超電導マ
グネット体間に均一磁場空間の均一度を向上させるよう
にした超電導マグネット装置及び超電導マグネット装置
の磁場均一度調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高強度で時間的に安定した静磁場
発生源として超電導マグネット装置が普及している。特
に、医療用断層撮像装置(MRI装置)やシリコン単結
晶引上装置用の静磁場発生源としての普及が著しい。超
電導マグネット装置の構成としては、円筒ソレノイド型
が殆どであったが、近年は上下又は左右に2個の超電導
マグネットを、間隔を広く取って対向配置し、その大き
な開口部と大きな磁場領域を利用することも一般化して
いる。例えば、MRI装置用超電導マグネット装置で
は、患者の開放感と検査技師の患者へのアクセス性を強
調するため、広い開口を有する上下対向配置型超電導マ
グネット装置が急速に普及している。図11は、例えば
上下対向配置型のMRI装置用超電導マグネット装置の
外観図、図12は断面模式図、及び図13は回路模式図
である。図11から図13において、MRI用超電導マ
グネット装置では撮像領域1における磁場性能として、
(1)強い磁場強度、(2)磁場の時間安定度、(3)
磁場均一度が要求される。
【0003】さらに、高価な液体ヘリウムの蒸発量の低
減、漏洩磁場の低減も必要性能になる。上下対向型MR
I用超電導マグネット装置では要求される磁場性能に対
して、強い磁場強度を得るために、環状超電導コイル
2,3の電流密度を上げて高磁場を発生させる。また、
磁場の時間安定度を得るために、永久電流スイッチ4を
用いて永久電流モード運転を行ない時間的に超安定な磁
場を作る。さらに、磁場均一度を得るために、複数個の
環状超電導コイル2,3を配置して高均一度を達成す
る。そして、各環状超電導コイル2,3は直列に結線さ
れ同一電流が通電される。これらの環状超電導コイル
2,3と並列に永久電流スイッチ4が結線され、励磁や
消磁の場合に永久電流スイッチ用ヒータ5への通電・非
通電により永久電流スイッチ4のON−OFFを行い、
永久電流モードを達成する。励磁や消磁の場合の常電導
転移現象(クエンチ)時に発生する高電圧に備えるため
要所にコイル保護素子6,7が設けられている。コイル
間電流リードや永久電流スイッチ4やコイル保護素子
6,7用電流リードの一部は、連結管8,9を通して結
線されている。
【0004】液体ヘリウム蒸発量の低減のためには、低
温容器10,11全体をそれぞれ真空断熱容器12,1
3で覆うと共に、低温容器10,11と真空断熱容器1
2,13の間には1槽から2槽の熱シールド槽(図示せ
ず)やスーパーインシュレーション材(図示せず)が設
けられている。なお、環状超電導コイル2,3、低温容
器10,11及び真空断熱容器12,13により超電導
マグネット体14,15が構成されている。又、熱シー
ルド槽は冷凍機(図示せず)によって冷却される。漏洩
磁場の低減のために、各真空断熱容器12,13の外側
に強磁性体による上下の磁気シールド板16,17を配
置し、各磁気シールド板16,17間を強磁性体のヨー
ク18,19で固定している。超電導マグネット装置の
設計においては、環状超電導コイルのコイル数を設定
し、又、強磁性体であるヨーク18,19の磁気モーメ
ントが撮像領域1に作る磁場も付加して、全ての誤差磁
場成分がほぼ零になるように、環状超電導コイル2,3
の寸法、配置、巻数、電流密度等を厳密に設定する。M
RI用超電導マグネット装置の場合、一般に寸法や配置
が1mmずれると誤差磁場成分全体で数十ppm程度の
影響が出てくる。
【0005】この様に超電導マグネット装置の設計にお
いては、全ての誤差磁場成分がほぼ零になる様に厳密な
最適化を行って寸法、配置、巻数、電流密度等を設定す
るが、製作時の寸法公差や使用材料の磁性等により、実
際に励磁した場合には数百ppm以上の均一度になるの
が普通である。特に、上下分割型超電導マグネット装置
の場合は、これまでの円筒ソレノイド型超電導マグネッ
ト装置に比し、上下の超電導マグネット体14,15間
の位置誤差が加わる分だけ均一度が悪くなりがちであ
る。数百ppm以上に劣化した均一度、及び超電導マグ
ネット装置の設置室の鉄骨や周囲の機器の磁性の影響等
の設置環境の影響を補正して、実使用状態で均一度を向
上させるために、従来より一般に細片状の鉄シムが用い
られている。図11及び図12において、20,21は
超電導マグネット体14,15のギャップ側表面に取り
付けられた鉄シム片、22,23は超電導マグネット体
14,15の中心のボア部14a,15aに取付けられ
た鉄シム片である。鉄シム20〜23の取り付けは、撮
像領域1の均一度調整を行う上では、撮像領域1に近い
ギャップ側表面の中央部やボア部14a,15aの内ギ
ャップに近い部位が少量の鉄シムで大きな補正を行うこ
とができる。
【0006】この様に上下の超電導マグネット体14,
15のギャップ側表面、及び中心のボア部14a,15
aに鉄シム片20〜23を複数個配置し、鉄シム片20
〜23の個数を調整して磁場の均一度を向上させる。実
際には、部位毎の鉄シム片20〜23が受ける磁場強度
から鉄シム片20〜23の磁気モーメントや、磁気モー
メントが撮像領域1に作る磁場成分を詳細に解析してお
き、数百ppmの均一度の誤差磁場成分の分析結果より
成分毎の補償量を設定し、鉄シム片20〜23を取り付
ける部位や個数を最適化して配置する。一般に1回の施
工では所望の均一度は得難いので、数回操作を繰り返し
て徐々に均一度を向上させて行く。なお、撮像領域1に
おける磁場強度は一般に、Legendre関数展開を
用いて式(1)により表される。式(1)におけるr、
θ、φは図14に示す。
【0007】
【数1】
【0008】磁場はLegendre関数展開の(m、
n)値によって成分で呼称される。(0、0)成分が必
要な一様磁場成分で、他は全て撮像領域内で不均一な誤
差磁場成分である。これらの誤差磁場成分の内 m=0
すなわち(0、n)成分を総称してZ成分、m≠0成
分を総称してR成分と呼称する。
【発明が解決しようとする課題】従来の超電導マグネッ
ト装置は以上のように構成されているので、撮像領域1
の均一度調整を行うために、超電導マグネット体14,
15の撮像領域1に近いギャップ側表面、及び中心のボ
ア部14a,15aに複数個の鉄シム片20〜23を配
置して、取り付ける部位や個数を最適化し、数回操作を
繰り返して徐々に均一度を向上させて行くため、誤差磁
場成分の内(0、n)成分すなわちZ成分の補正が、R
成分の補正に比し難易度が高く、n値が大きくなるにつ
れて均一度調整が難しくなってゆくという問題点があっ
た。この発明は、磁場の均一度調整を容易に行うことが
できる超電導マグネット装置及び超電導マグネット装置
の磁場均一度調整方法を提供することを目的としたもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる超電導
マグネット装置は、環状超電導コイルが収納されて対向
配置された一対の超電導マグネット体の表面に細片状強
磁性体シムを配置し、細片状強磁性体シムにより超電導
マグネット体間の中心部近傍に作られた均一磁場空間の
磁場の均一度を向上させるようにした超電導マグネット
装置において、環状超電導コイルの中心に対して同心状
に超電導マグネット体の表面にリング状強磁性体シムを
配置したものである。また、リング状強磁性体シムが箔
状強磁性体を巻回して所定の厚さに形成されたものであ
る。また、リング状強磁性体シムが初期設定用と初期設
定時に予知不可能な誤差を補正する補正用とで構成され
ているものである。また、各超電導マグネット体の環状
超電導コイルの中心部にボア部を形成し、ボア部にボア
部用リング状強磁性体シムを配置したものである。ま
た、リング状強磁性体シムが超電導マグネット体の表面
に環状超電導コイルの中心に対して同心状に形成された
溝に配置されているものである。
【0010】また、超電導マグネット体の表面に保持部
材を配置し、環状超電導コイルの中心に対して同心状に
なるように保持部材に溝を形成し、溝内にリング状強磁
性体シムを配置したものである。また、液体ヘリウムが
封入された低温容器内に環状超電導コイルを収納し、低
温容器を真空断熱容器に収納した超電導マグネット体を
一対として対向配置し、各超電導マグネット体の対向面
とは反対側にそれぞれ強磁性体の磁気シールド板を配置
して、各磁気シールド板間を強磁性体のヨークで連結
し、低温容器を第1の支持部材を介して真空断熱容器で
支持し、真空断熱容器を第2の支持部材により磁気シー
ルド板で支持した超電導マグネット装置において、環状
超電導コイルの中心に対して同心状に配置したリング状
強磁性体シムを真空断熱容器で保持したものである。さ
らに、この発明に係わる超電導マグネット装置の磁場均
一度調整方法は、環状超電導コイルが収納されて対向配
置された一対の超電導マグネット体の表面に配置した細
片状強磁性体シムにより、両超電導マグネット体間の中
心部近傍に作られた均一磁場空間の磁場の均一度を向上
させるようにした超電導マグネット装置の磁場均一度調
整方法において、環状超電導コイルの中心に対して同心
状に初期設定用リング状強磁性体シムを配置し、さらに
初期設定時に予知不可能な誤差を補正する補正用リング
状強磁性体シムにより磁場の調整を行うようにしたもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は実施の形態
1の構成を示す斜視図、図2は図1の要部を示す斜視
図、図3は図1の断面を示す模式図、及び図4は図1の
要部を示す断面図である。図1から図4において、24
は上部に配置された真空断熱容器で、中心部に貫通した
ボア部24aが形成されている。25は真空断熱容器2
4内に配置された低温容器で、液体ヘリウムが封入され
ている。26は環状超電導コイルで、低温容器25内に
配置されている。なお、24〜26で超電導マグネット
体27が構成されている。28は真空断熱容器24と所
定の距離をあけて下部に対向配置された真空断熱容器
で、中心部に貫通したボア部28aが形成されている。
29は真空断熱容器28内に配置された低温容器で、液
体ヘリウムが封入されている。30は環状超電導コイル
で、低温容器29内に配置されている。なお、28〜3
0で超電導マグネット体31が構成されている。32,
33は両真空断熱容器24,28間を連結した連結管、
34は下部の低温容器29内に配置された永久電流スイ
ッチ、35は下部の低温容器29内に配置されたコイル
保護素子で、環状超電導コイル26の両端間に接続され
ている。36は低温容器29内に配置されたコイル保護
素子で、環状超電導コイル30の両端間に接続されてい
る。
【0012】37,38は強磁性体の磁気シールド板
で、各超電導マグネット体27,31の対向面とは反対
側にそれぞれ配置されている。39,40は強磁性体の
ヨークで、両磁気シールド板37,38間を連結してい
る。41a、41b,42a、42bはそれぞれ各超電
導マグネット体27,31の表面に形成された溝で、そ
れぞれ環状超電導コイル26,30と同心状に配置され
ている。43a,43bは超電導マグネット体27のボ
ア部24aに形成された溝、44a,44bは超電導マ
グネット体31のボア部28aに形成された溝である。
45〜48は箔状の鉄又は珪素鋼を図2に示すように巻
回したリング状強磁性体シムで、溝41a,41b内及
び溝42a,42b内にそれぞれ配置されている。4
9,50は箔状の鉄又は珪素鋼を図2に示すように巻回
したリング状強磁性体シムで、溝43a,43b内及び
溝44a,44b内にそれぞれ配置されている。51,
52は鉄又は珪素鋼で形成された細片状強磁性体シム
で、超電導マグネット体27の表面及び超電導マグネッ
ト体31の表面にそれぞれ複数個配置されている。
【0013】53,54は鉄又は珪素鋼で形成された細
片状強磁性体シムで、超電導マグネット体27のボア部
24a及び超電導マグネット体31のボア部28aにそ
れぞれ複数個配置されている。55は両超電導マグネッ
ト体27,31間に設定された撮像領域である。上記構
成において、超電導マグネット体27,31のうち、片
側のみにリング状強磁性体シムを取付ければ、(0、
n)のZ成分の中でnが奇数の成分のみを発生する。ま
た、両方の超電導マグネット体27,31の同部位に同
量のリング状強磁性体シムを取付ければnが偶数の成分
のみを発生する。そこで、実際には補償すべき誤差磁場
成分と誤差量に応じて、上下、又は各部のリング状強磁
性体シムの取付け量を変えることになる。磁場調整時の
計算においては、1個のリング状強磁性体シムをZ成分
しか発生しない従来の強磁性体シム片と想定して、図1
の場合では、(従来の強磁性体シム片の数)+(上下2
個づつすなわち4個のZ成分しか発生しない強磁性体シ
ム片)として最適な補償を行う量を解析すればよい。
【0014】以上のように、環状超電導コイルの設計時
点で全ての誤差磁場成分をほぼ零にするのでなく、超電
導マグネット体27,31の中心に対して同心状にリン
グ状強磁性体シム45〜48を配置して、特定のZ成分
を多少発生させることにより、磁場の均一度調整を容易
に行うことができると共に、環状超電導コイルの数や全
起磁力の低減を図ることができる。実施の形態1におい
て、各超電導マグネット体27,31の対向した側の表
面及び各ボア部24a,28aにリング状強磁性体シム
45〜50を配置したものについて説明したが、各ボア
部24a,28aにはリング状強磁性体シム49,50
を配置しなくても同様の効果を期待することができる。
【0015】実施の形態2.図5は実施の形態2の構成
を示す断面図である。図5において、超電導マグネット
体27,31は実施の形態1のものと同様のものであ
る。しかし、リング状強磁性体シム45〜50は各超電
導マグネット体27、31に配置されていない。56は
超電導マグネット体27の超電導マグネット体31と対
向する面に固定された円盤状の保持部材で、図3に示す
環状超電導コイル26と同心状に溝56a,56bが形
成されている。57は超電導マグネット体31の超電導
マグネット体27と対向する面に固定された円盤状の保
持部材で、図3に示す環状超電導コイル30と同心状に
溝57a,57bが形成されている。58は超電導マグ
ネット体27のボア部24a内に固定された円筒状の保
持部材で、図3に示す環状超電導コイル26と同心状に
溝58a,58bが形成されている。59は超電導マグ
ネット体31のボア部28a内に固定された円筒状の保
持部材で、図3に示す環状超電導コイル30と同心状に
溝59a,59bが形成されている。上記構成におい
て、保持部材56の溝56a,56bに図3のリング状
強磁性体シム45,46を配置し、保持部材57の溝5
7a,57bに図3のリング状強磁性体シム47,48
を配置する。さらに、ボア部24aに配置した保持部材
58の溝58a,58bにリング状強磁性体シム49を
配置し、ボア部28aに配置した保持部材59の溝59
a,59bにリング状強磁性体シム50を配置する。
【0016】以上のように、超電導マグネット体27側
の保持部材56の溝56a,56bにリング状強磁性体
シム45,46を配置して、超電導マグネット体31側
の保持部材57の溝57a,57bにリング状強磁性体
シム47,48を配置する。さらに、超電導マグネット
体27のボア部24aの溝58a,58bにリング状強
磁性体シム49を配置して、超電導マグネット体31の
ボア部28aの溝59a,59bにリング状強磁性体シ
ム50を配置することにより、溝56a〜59a,56
b〜59bの位置精度を向上できると共に、リング状強
磁性体シム45〜50の取り付けが容易となり、作業性
の向上を図ることができる。
【0017】実施の形態3.図6は実施の形態3のリン
グ状強磁性体シムが発生するZ偶数成分の分布状況を示
す説明図である。環状超電導コイル群の設計を行ってみ
ると、環状超電導コイル群のみで全ての誤差磁場成分を
ほぼ零にするより、特定のZ偶数次成分を多少発生させ
る様にすると環状超電導コイルの数や全起磁力の低減等
に効果がありることが判る。実際の設計においては、環
状超電導コイルの個数制限や製造法、配置可能領域、電
磁力制限、最大磁場強度制限等の条件があるため種々の
解がある。図6は超電導マグネット体の対向したギャッ
プ側表面に厚さが一定のリング状強磁性体シムを配置す
る場合に、リング状強磁性体シムの半径と(0,2)〜
(0,8)成分の出力変化を示している(但し、半径3
00mm以下の領域では400mm以上に比し厚さを約
1/5にした)。図6において、半径が小さい領域では
各成分出力が大きく、しかも正負の値が取れ。逆に半径
が大きい領域では各成分出力は小さくなり正負の内一方
の値をとることが判る。
【0018】また、複数のリング状強磁性体シムを配置
し、しかも、その厚さを変化させれば、種々のバリエー
ションを持った磁場成分を発生できることが判る。図7
は設計結果の1例で、撮像領域の磁場均一度がほぼ同等
な設計で、(a)の環状超電導コイル26群の配置が、
3個のリング状強磁性体シム45,46,49を配置す
ることにより(b)に示す配置となり、環状超電導コイ
ル26群全体の起磁力をほぼ5%減少させることができ
る。図8は撮像領域の磁場均一度をさらに向上させた設
計例である。環状超電導コイル26数を増加して均一度
を向上させることができるが、(0、10)以上の成分
が徐々に問題になってくる。この場合、(a)に示すよ
うに5個の超電導コイル26群の配置が、(b)のよう
に複数のリング状強磁性体シム45,46,49,6
0,61を配置することにより誤差成分が緩和され、環
状超電導コイル26群の個数を低減させることができ
る。勿論、図6の出力分布は環状超電導コイル26群の
配置により変化するため、厳密には、環状超電導コイル
26群の配置設計に対応した出力分布補正を行いながら
徐々に収束させる必要がある。上記実施の形態1から実
施の形態3において、図1に示すように磁気シールド板
37,38を有するものについて説明したが、磁気シー
ルド板37,38がないものについても同様の効果を期
待することができる。
【0019】実施の形態4.図9は、リング状強磁性体
シムを配置していない場合の断面模式図で、上下分割型
超電導マグネット装置の上部を示している。図9におい
て、24〜27,37は実施の形態1のものと同様のも
のである。62は第1の支持部材で、低温容器25を真
空断熱容器24に支持させている。63は第2の支持部
材で、真空断熱容器24を磁気シールド板37に支持さ
せている。上記構成においては、環状超電導コイル26
群が受ける電磁力の全て(100%)が、第1の支持材
62を通して真空断熱容器24が受ける。そして、第2
の支持材63を通して磁気シールド板37で支えられ
る。次に、図10は実施の形態4の環状超電導コイルの
半径が大きい領域に、設計時に設定した初期設定用リン
グ状強磁性体シムを超電導マグネット体27の表面に配
置した場合を示している。図10において、24〜2
7,37は実施の形態1のものと同様のものである。6
4は箔状の鉄又は珪素鋼を図2に示すように巻回して設
計時に設定した初期設定用リング状強磁性体シムで、環
状超電導コイル26の半径Rが大きい領域に電導マグネ
ット体27の表面に配置されている。
【0020】この場合、環状超電導コイル26の半径R
が大きい領域は磁場強度が強く、リング状強磁性体シム
64は環状超電導コイル26群から強い電磁力を受け
る。そして、逆に環状超電導コイル26群が磁気シール
ド板37の方向に受ける電磁力は、例えば環状超電導コ
イル26が発生する全体の電磁力の87%に減少する。
環状超電導コイル26群とリング状強磁性体シム64を
合わせた電磁力にはあまり変化はないが、リング状強磁
性体シム64の電磁力は第2の支持部材63を介して磁
気シールド板37で支えられるため、第1の支持部材6
2が支える電磁力が減少する。第1の支持部材62は低
温容器25への熱侵入と密接に関与しているので、第1
の支持部材62を細くできることは高価な液体ヘリウム
の消費を低減することができる。
【0021】上記実施の形態1から実施の形態4におい
て、上下分割型の均一磁場超電導マグネット装置につい
て説明したが、超電導マグネット体27,31を左右に
配置した左右分割型でも同様の効果を期待することがで
きる。また、上記実施の形態1から実施の形態4におい
て、MRI用超電導マグネット装置について説明した
が、他の分割型超電導マグネット装置の磁場形状改善や
電磁力の減少に同様の効果を期待することができる。さ
らに、上記実施の形態1から実施の形態4において使用
したリング状強磁性体シムは、従来から使用されている
細片状強磁性体シムを円形状に複数個並べて構成しても
同様の効果を期待することができる。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、環状超電導コイルの
中心に対して同心状に超電導マグネット体の表面にリン
グ状強磁性体シムを配置したことにより、磁場の均一度
調整を容易に行うことができると共に、環状超電導コイ
ルの数や全起磁力の低減を図ることができる。また、リ
ング状強磁性体シムが箔状強磁性体を巻回して所定の厚
さに形成されることにより、容易に製作することができ
る。また、リング状強磁性体シムが初期設定用と初期設
定時に予知不可能な誤差を補正する補正用とで構成され
ていることにより、磁場の均一度調整を容易に行うこと
ができる。また、超電導マグネット体ボア部にボア部用
リング状強磁性体シムを配置したことにより、磁場の均
一度調整を容易に行うことができる。また、超電導マグ
ネット体の表面に環状超電導コイルの中心に対して同心
状に形成された溝にリング状強磁性体シムを配置したこ
とにより、作業性の向上を図ることができる。
【0023】また、超電導マグネット体の表面に配置し
た保持部材に、環状超電導コイルの中心に対して同心状
になるように溝を形成し、溝内にリング状強磁性体シム
を配置したことにより、リング状強磁性体シムの取り付
けが容易となり、作業性の向上を図ることができる。ま
た、環状超電導コイルの中心に対して同心状に配置した
リング状強磁性体シムを真空断熱容器で保持したことに
より、低温容器を真空断熱容器に支持させる第1の支持
部材を細くできるので、高価な液体ヘリウムの消費を低
減することができる。さらに、環状超電導コイルの中心
に対して同心状に初期設定用リング状強磁性体シムを配
置し、さらに初期設定時に予知不可能な誤差を補正する
補正用リング状強磁性体シムにより磁場の調整を行うよ
うにしたことにより、製作誤差や環境磁場による誤差を
補正して、磁場均一度の調整を効率よく行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の構成を示す斜視図
である。
【図2】 図1の要部を示す斜視図である。
【図3】 図1の断面を示す模式図である。
【図4】 図1の要部を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2の構成を示す断面図
である。
【図6】 この発明の実施の形態3のリング状強磁性体
シムが発生するZ偶数成分の分布状況を示す説明図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態3の設計結果を示す説
明図である。
【図8】 この発明の実施の形態3の設計結果を示す説
明図である。
【図9】 この発明の実施の形態4の説明用の断面模式
図である。
【図10】 この発明の実施の形態4の構成を示す断面
模式図である。
【図11】 従来の上下対向配置型のMRI装置用超電
導マグネット装置の外観図である。
【図12】 図11の断面模式図である。
【図13】 図11の回路模式図である。
【図14】 式(1)のr,θ,φの座標系を示す説明
図である。
【符号の説明】
24,28 真空断熱容器、24a,28a ボア部、
25,29 低温容器、26,30 環状超電導コイ
ル、27,31 超電導マグネット体、37,38 磁
気シールド板、41a,41b,42a,42b,56
a,56b,57a,57b 溝、45,46〜49,
50,60,61,64 リング状強磁性体シム、5
1,52 細片状強磁性体シム、56,57 保持部
材、62 第1の支持部材、63 第2の支持部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 成紀 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 4C096 AB32 AB47 CA02 CA04 CA10 CA16 CA22 CA25 CA32 CA42

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状超電導コイルが収納されて対向配置
    された一対の超電導マグネット体の表面に細片状強磁性
    体シムを配置し、上記細片状強磁性体シムにより上記超
    電導マグネット体間の中心部近傍に作られた均一磁場空
    間の磁場の均一度を向上させるようにした超電導マグネ
    ット装置において、上記環状超電導コイルの中心に対し
    て同心状に上記超電導マグネット体の表面にリング状強
    磁性体シムを配置したことを特徴とする超電導マグネッ
    ト装置。
  2. 【請求項2】 リング状強磁性体シムは箔状強磁性体を
    巻回して所定の厚さに形成したものであることを特徴と
    する請求項1に記載の超電導マグネット装置。
  3. 【請求項3】 リング状強磁性体シムは初期設定用と初
    期設定時に予知不可能な誤差を補正する補正用とで構成
    されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の超電導マグネット装置。
  4. 【請求項4】 各超電導マグネット体の環状超電導コイ
    ルの中心部にボア部を形成し、上記ボア部にボア部用リ
    ング状強磁性体シムを配置したことを特徴とする請求項
    1から請求項3のいずれか一項に記載の超電導マグネッ
    ト装置。
  5. 【請求項5】 リング状強磁性体シムは超電導マグネッ
    ト体の表面に環状超電導コイルの中心に対して同心状に
    形成された溝に配置されていることを特徴とする請求項
    1から請求項4のいずれか一項に記載の強磁性体記載の
    超電導マグネット装置。
  6. 【請求項6】 超電導マグネット体の表面に保持部材を
    配置し、環状超電導コイルの中心に対して同心状になる
    ように上記保持部材に溝を形成し、上記溝内にリング状
    強磁性体シムを配置したことを特徴とする請求項1から
    請求項4のいずれか一項に記載の超電導マグネット装
    置。
  7. 【請求項7】 液体ヘリウムが封入された低温容器内に
    環状超電導コイルを収納し、上記低温容器を真空断熱容
    器に収納した超電導マグネット体を一対として対向配置
    し、上記各超電導マグネット体の対向面とは反対側にそ
    れぞれ強磁性体の磁気シールド板を配置して、上記各磁
    気シールド板間を強磁性体のヨークで連結し、上記低温
    容器を第1の支持部材を介して上記真空断熱容器で支持
    し、上記真空断熱容器を第2の支持部材により上記磁気
    シールド板で支持した超電導マグネット装置において、
    上記環状超電導コイルの中心に対して同心状に配置した
    リング状強磁性体シムを上記真空断熱容器で保持したこ
    とを特徴とする超電導マグネット装置。
  8. 【請求項8】 環状超電導コイルが収納されて対向配置
    された一対の超電導マグネット体の表面に配置した細片
    状強磁性体シムにより、上記両超電導マグネット体間の
    中心部近傍に作られた均一磁場空間の磁場の均一度を向
    上させるようにした超電導マグネット装置の磁場均一度
    調整方法において、上記環状超電導コイルの中心に対し
    て同心状に初期設定用リング状強磁性体シムを配置し、
    さらに初期設定時に予知不可能な誤差を補正する補正用
    リング状強磁性体シムにより磁場の調整を行うことを特
    徴とする超電導マグネット装置の磁場均一度調整方法。
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