JP2002335338A - 音声メッセージ伝達装置、音声メッセージ伝達方法及び音声メッセージ伝達システム - Google Patents

音声メッセージ伝達装置、音声メッセージ伝達方法及び音声メッセージ伝達システム

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JP2002335338A
JP2002335338A JP2001139390A JP2001139390A JP2002335338A JP 2002335338 A JP2002335338 A JP 2002335338A JP 2001139390 A JP2001139390 A JP 2001139390A JP 2001139390 A JP2001139390 A JP 2001139390A JP 2002335338 A JP2002335338 A JP 2002335338A
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telephone
unit
mail
receiving
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Toshihiko Yokosaka
敏彦 横坂
Kimiharu Saito
公春 齊藤
Juichi Takano
壽一 高野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声メッセージを伝達する技術を提供する。 【解決手段】 受付部102が、音声メッセージとその
音声メッセージを伝達すべき対象者の指定を受け付け、
メール送信部118が対象者の携帯電話に電子メールを
送信する。電子メールを確認した対象者が、その携帯電
話の通話機能を利用して音声メッセージの再生を要求し
たとき、再生部122は、対象者に向けて音声メッセー
ジを再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はメッセージを伝達
する技術に関する。この発明は、とくに、メッセージを
音声で伝達する装置、方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】災害などの緊急事態には、正確な情報を
速やかに関係部署に伝達する必要がある。携帯電話は無
線により情報の伝達をおこなうため、災害などの緊急事
態でも復旧が早く、関係者一人一人が容易に携帯できる
ので、伝達ツールとして適している。実際に、阪神大震
災では、対策本部と避難所や市内に散らばるボランティ
アとの連絡手段として大いに活躍した。このような緊急
情報を伝達する技術はいくつか知られているが、そうし
た中に以下のものがある。
【0003】第1の技術は、東京ガス株式会社で実施さ
れているもので、緊急時には現在巡回中の巡回員全員の
ページャーを発呼して伝達すべきメッセージがあること
を通知し、通知を受けた巡回員がセンターへ電話をかけ
てそのメッセージを確認する。
【0004】第2の技術は、大阪市の一斉通報システム
で実施されているもので、指定時間に連絡の来なかった
相手先に予め録音したメッセージを送る。このメッセー
ジは相手先の留守番電話機能によって自動的に留守録さ
れる。
【0005】第3の技術は、電話秘書代行会社で実施さ
れているもので、サービス依頼者の携帯電話へ電子メー
ルを出し、ボイスメールを再生して聞かせるものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】関係者全てに電話をか
けて緊急情報を伝達するのは困難であり、また、連絡網
をつくり緊急情報を伝達したとしても、正確な情報が最
後の人まで伝達されないおそれがある。更に、緊急情報
は、迅速に伝達する必要があるが、連絡網などでは最後
の人に情報が伝達されるまでに時間がかかることが懸念
される。
【0007】前述の第1の技術では、通知を受ける者は
ページャーに加えて通話機能を有する電話を所持する必
要がある。第2及び第3の技術では、音声メッセージを
電話やボイスメール装置に送るので、一斉に音声メッセ
ージを伝達する場合など、伝達すべき情報量の多さがネ
ックとなる。
【0008】近年の携帯電話は、通話機能に加えて、電
子メール受信機能を備えるようになった。これにより、
多くの人に同一の情報を電子メールで伝達することもで
きるようになったが、電子メールに記載可能な情報量に
は制限があるため、多くの情報を効率的に伝達するには
適していない。天気予報など録音されているメッセージ
を、アクセスしてきた携帯電話に対して再生する装置も
あるが、緊急情報などの即時性を有する情報の伝達には
適していない。
【0009】本発明はこうした課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、音声メッセージを関係者に伝達
する技術を提供することにある。なお当然ながら、本発
明は前述の緊急情報の伝達に限らず、種々の用途をも
つ。
【0010】
【課題を解決するための手段】PCはもとより、携帯電
話にもインターネット接続機能が付加された今日、情報
の伝達はすべてインターネット経由のデジタル形式で実
現できるという、いわば行き過ぎた認識がある。通常の
通話をなす意味における電話はオールドメディアではあ
るが、音声による情報伝達の自由度と柔軟度は極めて大
きく、またその効率も非常に高い。本発明はこうした電
話ならではの特質に注目し、入力作業が非効率的、また
は情報量に制約のある携帯電話などの電子メールに依存
しがちな今日の風潮を見直すものである。なお、本発明
は、電子メールの利用を拒否するものではなく、むしろ
その得意分野であるショートメッセージの伝達、同報
性、および相手の在、不在を問わないメディアとしての
特性を最大限に活かし、これを前述の電話の特性と結び
つけ、両者の長所を融合するものである。
【0011】本発明のある態様は、音声メッセージを伝
達する音声メッセージ伝達装置に関する。この音声メッ
セージ伝達装置は、音声メッセージを格納する第1の格
納部と、音声メッセージを伝達すべき対象者の指定を受
け付ける受付部と、受け付けた対象者の電話が有する電
子メール受信機能を利用し、その電話に音声メッセージ
が存在する旨を通知するメール送信部と、電話が有する
通話機能を利用して、その対象者が音声メッセージの確
認を要求したとき、その要求に応じて音声メッセージを
再生する再生部とを備える。これにより、対象者は、電
子メールを受けて音声メッセージが存在することを認識
でき、都合のよいときに、そのメッセージを確認するこ
とができる。電話は、無線または有線で通信を確立する
携帯電話、および固定電話を含む。要は、通話機能と電
子メール受信機能を備える装置であればよい。
【0012】また、音声メッセージを特定する識別番号
を割り付ける割付部を更に備え、メール送信部は識別番
号を含む電子メールを電話に送信し、再生部は識別番号
に基づいて音声メッセージを再生してもよい。識別番号
は、電話番号であってよい。
【0013】また、音声メッセージの確認の要求を受け
付ける着信部と、着信部を発呼した電話の番号を取得す
る発信者番号取得部と、取得した電話の番号に基づいて
音声メッセージの確認を要求した対象者を判定する利用
状況判定部とを更に備えてもよい。
【0014】また、その判定の結果を音声メッセージの
伝達を要求した依頼者へ通知する利用状況通知部を更に
備えてもよい。判定の結果は、まだ音声メッセージを聞
いていない人のリストなどに反映され、通知される。依
頼者はこの判定結果を受けることで、メッセージの伝達
状況をリアルタイムで確認することができる。
【0015】また、その判定の結果に基づいて、音声メ
ッセージの確認を要求していない対象者の電話に音声メ
ッセージの存在を再通知することをメール送信部に指示
する指示部を更に備えてもよい。こうすることで、メッ
セージの伝達をより確実にすることができる。
【0016】また、着信部の稼動状況を検出する稼働率
検出部と、稼動状況に応じて、メール送信部が電子メー
ルを送信するタイミングを制御する制御部とを更に備え
てもよい。こうすることで、着信部の混雑を避けること
ができる。
【0017】また、音声メッセージを伝達すべき複数の
対象者のメールアドレスをグループとして格納する第2
の格納部を更に備え、受付部は音声メッセージを伝達す
べきグループの指定を受け付け、送信部は、受け付けた
グループに含まれる対象者の電話が有するメール受信機
能を利用し、それらの電話に、前記音声メッセージを特
定する識別番号を含む電子メールを送信してもよい。
【0018】また、複数の識別番号を格納する第3の格
納部を更に備え、割付部は、新たに音声メッセージを第
1の格納部に格納するとき、まだ割り付けられていない
識別番号を、識別番号格納部から選択して音声メッセー
ジに割り付けてもよい。
【0019】また、第3の格納部は、グループに含まれ
る対象者のメールアドレスを、いくつかのサブグループ
に分けて格納し、送信部は、そのサブグループを単位と
して、異なるタイミングで電子メールを送信してもよ
い。
【0020】本発明の別の態様は、音声メッセージ伝達
方法に関する。この方法は、音声メッセージを伝達すべ
き対象者の指定を受け付ける工程と、指定された対象者
の電話が有する電子メール受信機能を利用し、その電話
に音声メッセージが存在する旨を通知する工程と、その
電話が有する通話機能を利用して、その対象者が音声メ
ッセージの確認を要求したとき、その要求に応じて音声
メッセージを再生する工程とを含む。
【0021】本発明の別の態様は、音声メッセージ伝達
方法に関する。この方法は、メッセージを伝達すべき対
象者を直接発呼することに代えてそのメッセージを音声
として予め録音し、その対象者のもつ電話に対し、電子
メールによって音声メッセージの存在を知らしめるとと
もに、その電子メールがその音声メッセージのポインタ
として作用するよう構成したことを特徴とする。ポイン
タは、音声メッセージにアクセスするための情報であっ
て、音声メッセージ本体を間接的に示す情報である。
【0022】本発明の別の態様は、音声メッセージの伝
達システムに関する。音声メッセージを伝達するための
伝達装置と、ユーザの電話とを備え、その電話は、電子
メール受信機能と通話機能とを有し、その伝達装置は、
音声メッセージを格納する格納部と、音声メッセージを
伝達すべき対象者の指定を受け付ける受付部と、受け付
けた対象者の電話が有する電子メール受信機能を利用
し、その電話に音声メッセージが存在する旨を通知する
メール送信部と、電話が有する通話機能を利用して、そ
の対象者が音声メッセージの確認を要求したとき、その
要求に応じて音声メッセージを再生する再生部とを有す
る。
【0023】本発明の別の態様は、音声メッセージの伝
達システムに関する。この伝達システムは、音声メッセ
ージを伝達するための伝達装置と、ユーザの電話と、第
1の地域に設置され、伝達装置と第1の地域に位置する
電話との間の通信を確保する基地局とを備え、電話は、
電子メール受信機能と通話機能とを有し、伝達装置は、
第1の地域から遠隔の第2の地域に設置され、第1の地
域における緊急情報に関する音声メッセージを格納する
格納部と、対象者の指定を受け付ける受付部と、受け付
けた対象者の電話が有する電子メール受信機能を利用
し、その電話に音声メッセージが存在する旨を通知する
メール送信部と、電話が有する通話機能を利用して、そ
の対象者が音声メッセージの確認を要求したとき、その
要求に応じて音声メッセージを再生する再生部とを有す
る。
【0024】なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本
発明の表現を装置、方法、システム、コンピュータプロ
グラムの間で変換したものもまた、本発明の態様として
有効である。
【0025】
【発明の実施の形態】実施の形態に係る音声メッセージ
伝達装置は、メッセージを音声として予め録音する構成
と、メッセージを伝達すべき対象者の携帯電話にメッセ
ージの存在を電子メールで通知する構成と、要求された
ときにメッセージを再生する構成とを含む。この装置に
より、メッセージの存在を同時に複数の対象者へ通知で
き、対象者は、自分の都合にあわせたタイミングで、そ
のメッセージを聞くことができる。
【0026】このように本発明者は、同報性を有する電
子メールと、予め録音した音声メッセージを指示された
ときに再生する技術と、携帯電話の持ち運び可能な利便
性を融合することで、音声メッセージを効率的に伝達す
る装置を発明するに至った。
【0027】図1は、音声メッセージ伝達装置100を
含む伝達システム70の構成を示す。伝達システム70
は、音声メッセージを伝達するための音声メッセージ伝
達装置100と、その音声メッセージの伝達を依頼する
ための携帯電話10と、その音声メッセージを確認する
ための携帯電話20a、20b、及び20cと、基地局
30とを備える。基地局30は、公衆網50を介して、
音声メッセージ伝達装置100と依頼者携帯電話10及
び携帯電話20との通信を確保する。依頼者携帯電話1
0は、伝達したい音声メッセージを録音するために用い
られる。携帯電話20は、通話機能と電子メール受信機
能とを有する。他の例では、依頼者携帯電話10は、通
話機能を有する固定電話などの機器であってよい。ま
た、携帯電話20は、通話機能及び電子メール受信機能
を有する固定電話などの機器であってよい。
【0028】図2は、音声メッセージ伝達装置100の
構成を示す。音声メッセージ伝達装置100の各構成要
素は、ハードウエアコンポーネントで言えば、任意のコ
ンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた音
声メッセージ伝達プログラム、ネットワーク接続用イン
ターフェース、電話回線接続用インターフェースを中心
に実現されるが、その実現方法、装置にはいろいろな変
形例があることは、当業者には理解されるところであ
る。図2は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単
位のブロックを示している。
【0029】受付部102は、伝達すべき音声メッセー
ジを受け付ける音声メッセージ受付部104と、伝達す
べき対象者の指定を受け付ける対象者受付部106と、
伝達すべき期間の指定を受け付ける有効期限受付部10
7とを有する。例えば、災害発生時の緊急情報は、通知
した時期によりその情報価値がきまってくる。最新の情
報が入手できれば、古い情報は不要となることもあり、
また、集合時間などの情報であれば、その時間の後に
は、その情報の価値は極めて低くなる。そのため有効期
限受付部107は、情報として価値のある期限を有効期
限として受け付ける。有効期限受付部107は、有効期
限を格納処理部108に出力する。音声メッセージ受付
部104は、音声メッセージをディジタル化し、格納処
理部108に出力する。
【0030】対象者受付部106は、対象者を特定する
情報を格納処理部108に出力する。例えば、依頼者と
対象者を予め対応付けておき、依頼者の携帯電話番号に
基づいて対象者を判断してもよいし、対象者を一人一人
依頼者に指定してもらってもよい。また、グループごと
に対象者を管理して、グループの指定を受け付けてもよ
い。本実施例では、対象者受付部106が、グループの
指定を受け付けた場合を例に説明する。
【0031】格納処理部108は、音声メッセージを音
声メッセージ格納部140に格納するとともに、音声メ
ッセージに、ID、音声メッセージへのアクセスに用い
られる識別番号、グループ、及び有効期限を対応付けて
管理情報格納部142に格納する。その識別番号は、電
話番号であって、その電話番号は、識別番号割付部11
0が格納処理部108に出力したものである。
【0032】識別番号格納部112は、複数の電話番号
を格納し、識別番号割付部110は、識別番号格納部1
12からまだ音声メッセージに割り付けていない電話番
号を取り出して格納処理部108に出力する。このと
き、識別番号割付部110は、割り付けた電話番号と、
格納処理部108から供給される音声メッセージID及
びメッセージの有効期限とを対応付けて識別番号格納部
112に格納する。また、格納処理部108は音声メッ
セージの格納処理を終えると電子メールの発行を生成部
114に要求する。
【0033】生成部114は、音声メッセージごとに割
り付けられた電話番号を含む電子メールの雛型を生成す
る。携帯電話には、電子メールに電話番号が含まれてい
る場合、通話ボタンを押すだけで自動的に電話をかける
自動発呼機能がある。この機能を利用すれば、対象者は
容易にかつ確実に音声メッセージにアクセスすることが
できる。本実施形態において、識別番号として電話番号
を用いるのはこのためである。また、生成部114は、
指定されたグループ宛ての電子メールに付けるタイトル
や簡単な文章のデータをグループ情報格納部144から
取り出して雛型を生成する。例えば、タイトルとして、
「緊急」、「重要」などを付け、対象者が一目でその情
報の重要性を認識できるようにするのが好ましい。生成
部114は生成した雛型とグループとを対象者指定部1
16に出力する。
【0034】対象者指定部116は、対象者リスト格納
部146からグループに所属する対象者を取り出し、対
象者情報格納部148から対象者の電子メールアドレス
を取り出して、電子メールの宛先に設定する。メール送
信部118は、電子メールをネットワークを介して携帯
電話20に送信するとともに、電子メールの宛先と、音
声メッセージIDと、送信日時とを対応付けて送信ログ
格納部154に格納する。
【0035】対象者は携帯電話20に到達した電子メー
ルを確認して、携帯電話20が持つ自動発呼機能を利用
して音声メッセージに割り付けられた電話番号を、自分
の都合がよいときに発呼する。
【0036】着信部134は、複数の回線により携帯電
話20の発呼を受け付け、着信した回線に割り当てられ
た電話番号(以下、着信電話番号という)を選択部12
0に出力する。発信者番号取得部124は、着信部13
4を発呼した携帯電話20の発信者番号を取得して選択
部120に出力する。選択部120は、着信電話番号に
対応付けられた音声メッセージの格納場所を管理情報格
納部142から取り出す。また、管理情報格納部142
から音声メッセージの有効期限を取り出して指定された
音声メッセージが有効か否かを判定する。また、発信者
番号に基づいて、発信者が音声メッセージを伝達する対
象か否かを判定する。これにより、容易に認証すること
ができる。対象者であると判定したとき、選択部120
は、音声メッセージの格納場所を再生部122に出力す
る。再生部122は、音声メッセージ格納部140から
音声メッセージを取り出し、メッセージを携帯電話20
に向けて再生する。これらの構成により、特定の対象者
に音声メッセージを伝達することができる。
【0037】利用状況監視部126は、着信電話番号、
発信者番号、再生した音声メッセージID、及び再生日
時を対応付けて利用ログ格納部152に格納する。利用
状況判定部130は、送信ログ格納部154に格納され
ている送信ログと利用ログ格納部152に格納されてい
る着信ログとに基づいて音声メッセージへの、対象者一
人一人のアクセス状況を判定し、結果を判定結果格納部
150に格納する。例えば、利用状況判定部130は、
送信ログと利用ログを比較することで、対象者の誰が既
にメッセージを聞いているのか、誰がまだ聞いていない
のかをリストにする。
【0038】利用状況通知部136は、この結果を依頼
者、例えば、災害対策本部の依頼者携帯電話10に送信
する。こうすることで、依頼者は情報がどの程度伝達さ
れているかをリアルタイムに把握することができる。対
象者にとっても、メッセージの伝達を受けたことを依頼
者に報告する必要が無いので楽である。依頼者はリアル
タイムでメッセージの伝達状況がわかるので、情報の錯
綜による混乱を防ぐことができる。
【0039】再送信指示部128は、この結果に基づい
てまだ音声メッセージへアクセスしていない対象者に対
して電子メールを再送信することをメール送信部118
に指示する。こうすることで、対象者が電子メールに気
が付かない場合や、メッセージを聞くことを忘れている
場合など、人為的な要因による情報伝達のミスを最小限
に抑えることができる。再送信の指示は、最初の電子メ
ールを送信してから一定時間が経過するごとに行っても
よいし、依頼者から再送信の指示があったときに行って
もよい。
【0040】同報性を持ち合わせる電子メールで、緊急
情報などの即時性を有するメッセージの存在を通知した
場合、対象者がほぼ同時に着信部134を発呼すること
が予想できる。回線数に余裕があれば問題ないが、実際
には回線数に制限があるため、着信部134はパンク状
態になる可能性がある。このような状況を回避するため
に、音声メッセージ伝達装置100は、稼働率検出部1
38と送信タイミング制御部132を更に備える。
【0041】稼働率検出部138は、着信部134の輻
輳状態を検出し、送信タイミング制御部132に出力す
る。送信タイミング制御部132は、輻輳状態に応じて
電子メールの送信タイミングを制御する。例えば、送信
タイミング制御部132は、回線の稼働率が高いとき、
電子メールの送信を一時停止し、稼働率が低くなったと
き、電子メールの送信を開始するようにメール送信部1
18に指示する。
【0042】図3は、管理情報格納部142のデータ構
造の一例である。管理情報格納部142は、音声メッセ
ージのIDを保持する音声メッセージID欄500と、
音声メッセージに割り付けた電話番号を保持する割付電
話番号欄502と、音声メッセージを伝達すべきグルー
プを特定するグループIDを保持する対象グループID
欄504と、音声メッセージのデータファイルの格納場
所を保持する音声メッセージ格納場所欄506と、音声
メッセージの有効期間を保持する有効期限欄508とを
有する。これらのデータは、格納処理部108により書
き込まれ、選択部120により利用される。この実施例
では、音声メッセージID欄500がキーフィールドで
ある。
【0043】図4は、識別番号格納部112のデータ構
造の一例である。識別番号格納部112は、音声メッセ
ージに割り付ける候補となる電話番号を保持する電話番
号欄570と、電話番号を割り付けた音声メッセージの
IDを保持する割付音声メッセージID欄572と、割
付期限を保持する割付期限欄574とを有する。割付期
限は、メッセージの有効期限と同一の期限であって、こ
の期限を電話番号に設定することで限られた数の電話番
号を有効に使うことができる。音声メッセージに割り付
ける電話番号を取り出すとき、識別番号割付部110が
音声メッセージIDおよび割付期限を書き込む。また、
割付期限が過ぎたとき、識別番号割付部110は、割付
期限と音声メッセージIDを消去する。こうすること
で、識別番号割付部110は、その電話番号を再利用す
ることができる。
【0044】図5は、グループ情報格納部144のデー
タ構造の一例である。グループ情報格納部144は、グ
ループのIDを保持する対象グループID欄510と、
グループ名を保持するグループ名欄512と、電子メー
ルのタイトルを保持するメールタイトル欄514と、そ
のグループに属する対象者リストのファイル名を保持す
る対象者リストファイル欄516と、このグループ向け
のメッセージの登録が許可された携帯電話の番号を保持
する依頼者携帯電話番号欄518とを有する。対象者受
付部106は、依頼者携帯電話10の電話番号と依頼者
携帯電話番号欄518に保持される電話番号とに基づい
て対象グループを判定することができる。これらのデー
タは、予め登録されており、登録方法としては、インタ
ーネットを経由して任意のブラウザを使って登録してよ
い。この実施例では、対象グループID欄510がキー
フィールドである。
【0045】図6は、対象者リスト格納部146のデー
タ構造の一例である。対象者リスト格納部146は、グ
ループごとに所属する対象者の情報を保持する。例え
ば、対策本部グループに所属する対象者のリストは対策
本部リスト522に保持し、物資班に所属する対象者の
リストは物資班リスト524に保持する。また、グルー
プごとのリストは、所属する対象者のIDを保持する対
象者ID欄520を有する。これらのデータは、予め登
録されており、登録方法としては、インターネットを経
由して任意のブラウザを使って登録してよい。この例で
は、5210と5230のIDをもつ対象者が登録され
ている。
【0046】図7は、対象者情報格納部148のデータ
構造の一例である。対象者情報格納部148は、対象者
のIDを保持する対象者ID欄530と、対象者の氏名
を保持する氏名欄532と、対象者の携帯電話の番号を
保持する携帯電話番号欄534と、メールアドレスを保
持するメールアドレス欄536とを有する。対象者指定
部116は、メールアドレス欄536に保持されている
メールアドレスを取り出し、電子メールの宛先に設定す
る。選択部120は、発信者番号取得部124により取
得された発信者番号が、携帯電話番号欄534に保持さ
れているか否かに基づいて対象者の認証をおこなう。こ
の実施例では、対象者ID欄530がキーフィールドで
あり、対象者指定部116は、対象者リスト格納部14
6に保持されている対象者IDをキー値として、対象者
情報格納部148から電子メールアドレスを取得する。
【0047】図8は、送信ログ格納部154のデータ構
造の一例である。送信ログ格納部154は、送信した電
子メールの宛先を保持する送信先メールアドレス欄55
0と、電子メールで存在を通知した音声メッセージのI
Dを保持する音声メッセージID欄552と、電子メー
ルの送信日時を保持する送信日時欄554とを有する。
これらのデータと対象者情報格納部148に格納されて
いるデータとから、いつ、誰に、どの音声メッセージを
送信したかが分かる。
【0048】図9は、利用ログ格納部152のデータ構
造の一例である。利用ログ格納部152は、発信者番号
取得部124が取得した発信者番号を保持する発信者番
号欄540と、着信電話番号を保持する着信番号欄54
2と、再生した音声メッセージのIDを保持する音声メ
ッセージID欄544と、音声メッセージを再生した日
時を保持する再生日時欄546とを有する。これらのデ
ータと対象者情報格納部148に格納されているデータ
とから、いつ、誰が、どの音声メッセージを聞いたかが
分かる。
【0049】図10は、判定結果格納部150のデータ
構造の一例である。判定結果格納部150は、対象者の
IDを保持する対象者ID欄560と、対象者へ伝達す
べき音声メッセージのIDを保持する音声メッセージI
D欄562と、電子メールを送信した日時を保持する送
信日時欄564と、その対象者に向けてメッセージを再
生した日時を保持する確認日時欄566とを有する。こ
のデータから、誰にメッセージが伝達されたか、誰にメ
ッセージが伝達されていないかが分かる。
【0050】図3から図10を用いて説明したそれぞれ
の格納部におけるデータ構造は、キーフィールドにより
相関関係をもつことが好ましく、本実施例でもリレーシ
ョナルデータベースを採用した。図2を用いて説明した
機能ブロックが、SQL(Structured Query Languag
e)などを使ってリレーショナルデータベースの各デー
タにアクセスする手法は当業者に容易に理解できる。ま
た、データベースの構造は、データへのアクセス速度を
優先するか、データの保守性を優先するかなど設計思想
により色々と代替案を考えることができることも当業者
に容易に理解できることである。
【0051】図11は、伝達システム70のシーケンス
図である。依頼者は、依頼者携帯電話10を使って音声
メッセージ伝達装置100に音声メッセージを録音する
(S10)。音声メッセージ伝達装置100は音声メッ
セージを格納する(S12)。この処理の後、電子メー
ルの雛型を生成し(S14)、雛型に送信先アドレスを
設定して送信する(S16)。
【0052】対象者は携帯電話20に到達した電子メー
ルの内容を確認し(S18)、音声メッセージ伝達装置
100へ電話をかける(S20)。音声メッセージ伝達
装置100は、発信者番号に基づいて対象者を判定し
(S22)、音声メッセージを選択し(S24)、対象
者に向けて再生する(S26)。
【0053】音声メッセージ伝達装置100は、メッセ
ージの伝達状況を判定し(S28)、その判定結果を依
頼者に通知する(S30)。また、まだメッセージを聞
いていない対象者に対して再び電子メールを送信する
(S32)。
【0054】図12は、音声メッセージを伝達する伝達
システム700の構成を示す。このシステムは、例え
ば、東京の緊急情報を伝達する音声メッセージ伝達装置
を名古屋に備え、名古屋の緊急情報を伝達する音声メッ
セージ伝達装置を東京に備える。こうすることで、東京
で災害が起きた場合でも、緊急情報を伝達する伝達装置
に災害の影響は及ばず、信頼性の高い伝達システムを構
成することが可能となる。
【0055】伝達システム700は、第1地域280に
関係する緊急情報を伝達するための第1地域用緊急情報
伝達装置250を、第1地域280とは遠隔の第2地域
282に備え、第2地域282に関係する緊急情報を伝
達するための第2地域用緊急情報伝達装置200を、第
1地域280に備える。第1地域用緊急情報伝達装置2
50及び第2地域用緊急情報伝達装置200は、図2を
用いて説明した音声メッセージ伝達装置100と同一の
構成を有する。
【0056】第1地域公衆網202と第2地域公衆網2
52とは、公衆網270を介して接続される。基地局2
12は第1地域公衆網202と接続し、第1地域用緊急
情報伝達装置250と依頼者携帯電話204及び携帯電
話206a、206b、及び206cとの通信を確保す
る。基地局262は第2地域公衆網252と接続し、第
2地域用緊急情報伝達装置200と依頼者携帯電話25
4及び携帯電話256a、256b、及び256cとの
通信を確保する。これによって、災害時にも基地局や公
衆網が稼動していれば情報を伝達することができる。
【0057】以上、本発明を実施の形態をもとに説明し
た。この実施の形態は例示であり、各構成要素や各処理
プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、ま
たそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に
理解されるところである。たとえば、上記実施の形態で
は、データを送信する対象として携帯電話を例に説明し
ていたが、本発明はこれに限られず、PHS(personal
handyphone system)、その他の移動体通信端末、固定
電話などであってもよい。要は、電子メール受信機能と
通話機能を有する装置であればよい。
【0058】また、上記実施の形態では、音声メッセー
ジ伝達装置100(200、250)は、緊急情報を伝
達する装置としていたが、緊急情報に限らず、社内連絡
や天気予報、会員制のコンテンツサービス、製品の宣伝
やマーケティング手段としても利用することができる。
また、学校の連絡事項の伝達に利用することもできる
し、サークルや友達同士の連絡事項の伝達にも利用する
ことができる。
【0059】また、社内連絡などに使うとき、対象者に
よって電子メールの送信タイミングを変える形態も考え
られる。この場合は、グループをいくつかのサブグルー
プに分けて、サブグループごとに電子メールの送信タイ
ミングを制御してもよい。このサブグループは、伝達す
る対象者の優先度に応じて設定してもよい。図13は、
これを実現するための対象者リスト格納部146のデー
タ構造の一例である。この変更例における対象者リスト
格納部146は、サブグループを示す情報を保持するサ
ブグループ欄600と、対象者のIDを保持する対象者
ID欄602とを有する。このデータ構造により、サブ
グループごとに電子メールを送信するタイミングを変え
ることができる。また、図示しないがグループごとに送
信タイミングを指定する情報を保持することで、例え
ば、音声メッセージを格納した時点から何時間後に電子
メールを送信するかを指定することができる。
【0060】また、利用状況判定部130は、電子メー
ルを送信してからメッセージを聞くまでの時間を対象者
ごとに算出し、その結果に基づいて対象者のサブグルー
プを設定してもよい。このように、本発明により、伝達
の即時性が大切な情報を、伝達すべき対象者の主体性を
維持する範囲で迅速にかつ正確に伝達することができ
る。
【0061】また、受付部102は、音声コンテンツを
受け付けてもよい。尚、音声コンテンツは、音をデジタ
ル化して得られるデータファイルを示す。この場合、受
付部102は、記録媒体から音声コンテンツを読み込ん
でもよいし、インターネットなどのネットワークから受
け付けてもよい。これにより、依頼者は、スタジオなど
で編集した音声コンテンツを格納することができ、本発
明の用途を広げることができる。例えば、依頼者は、ア
ナウンサが読み上げたメッセージを録音して、その音声
コンテンツをネットワーク経由で登録することができ
る。また、アーティストの新曲紹介として、宣伝用に編
集した曲の音声コンテンツをネットワーク経由で登録す
ることができる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、音声メッセージを効果
的に関係者に伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 音声メッセージ伝達装置を含む伝達システム
の構成を示す図である。
【図2】 音声メッセージ伝達装置の構成を示す図であ
る。
【図3】 管理情報格納部のデータ構造の一例を示す図
である。
【図4】 識別番号格納部のデータ構造の一例を示す図
である。
【図5】 グループ情報格納部のデータ構造の一例を示
す図である。
【図6】 対象者リスト格納部のデータ構造の一例を示
す図である。
【図7】 対象者情報格納部のデータ構造の一例を示す
図である。
【図8】 送信ログ格納部のデータ構造の一例を示す図
である。
【図9】 利用ログ格納部のデータ構造の一例を示す図
である。
【図10】 判定結果格納部のデータ構造の一例を示す
図である。
【図11】 伝達システムの各構成間の処理を示すシー
ケンス図である。
【図12】 伝達システムの構成を示す図である。
【図13】 別の実施形態における対象者リスト格納部
のデータ構造の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 依頼者携帯電話、 20 携帯電話、 30 基
地局、 70 伝達システム、 100 音声メッセー
ジ伝達装置、 102 受付部、 104 音声メッセ
ージ受付部、 106 対象者受付部、 110 識別
番号割付部、112 識別番号格納部、 114 生成
部、 118 メール送信部、 122 再生部、 1
24 発信者番号取得部、 128 再送信指示部、
130利用状況判定部、 132 送信タイミング制御
部、 134 着信部、 136 利用状況通知部、
138 稼働率検出部、 140 音声メッセージ格納
部、 144 グループ情報格納部、 146 対象者
リスト格納部、 148 対象者情報格納部、 700
伝達システム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齊藤 公春 東京都日野市東平山3−18−53 (72)発明者 高野 壽一 東京都日野市三沢4−25−11 Fターム(参考) 5K015 AF05 BA03 GA02 GA05 GA06 GA07 5K024 AA05 AA72 CC11 CC14 DD01 DD03 DD04 EE09 FF05 5K101 KK05 LL12 MM07 NN07 NN23 PP07 RR18

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声メッセージを格納する格納部と、 前記音声メッセージを伝達すべき対象者の指定を受け付
    ける受付部と、 受け付けた前記対象者の電話が有する電子メール受信機
    能を利用し、その電話に前記音声メッセージが存在する
    旨を通知するメール送信部と、 前記電話が有する通話機能を利用して、その対象者が前
    記音声メッセージの確認を要求したとき、その要求に応
    じて前記音声メッセージを再生する再生部と、を備える
    ことを特徴とする音声メッセージ伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記音声メッセージを特定する識別番号
    を割り付ける割付部を更に備え、 前記メール送信部は前記識別番号を含む電子メールを前
    記電話に送信し、前記再生部は前記識別番号に基づいて
    前記音声メッセージを再生することを特徴とする請求項
    1に記載の音声メッセージ伝達装置。
  3. 【請求項3】 前記音声メッセージの確認の要求を受け
    付ける着信部と、 前記着信部を発呼した前記電話の番号を取得する発信者
    番号取得部と、 取得した前記電話の番号に基づいて前記音声メッセージ
    の確認を要求した対象者を判定する利用状況判定部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載
    の音声メッセージ伝達装置。
  4. 【請求項4】 前記判定の結果を前記音声メッセージの
    依頼者へ通知する利用状況通知部を更に備えることを特
    徴とする請求項3に記載の音声メッセージ伝達装置。
  5. 【請求項5】 前記判定の結果に基づいて、前記音声メ
    ッセージの確認を要求していない対象者の電話に前記音
    声メッセージの存在を再通知すべく前記メール送信部に
    指示する指示部を更に備えることを特徴とする請求項3
    または4に記載の音声メッセージ伝達装置。
  6. 【請求項6】 前記着信部の稼動状況を検出する稼働率
    検出部と、 前記稼動状況に応じて、前記メール送信部が電子メール
    を送信するタイミングを制御する制御部と、を更に備え
    ることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の
    音声メッセージ伝達装置。
  7. 【請求項7】 音声メッセージを格納する第1の格納部
    と、 前記音声メッセージを伝達すべき複数の対象者のメール
    アドレスをグループとして格納する第2の格納部と、 前記音声メッセージを伝達すべきグループの指定を受け
    付ける受付部と、 受け付けたグループに含まれる対象者の電話が有するメ
    ール受信機能を利用し、それらの電話に、前記音声メッ
    セージを特定する識別番号を含む電子メールを送信する
    送信部と、 前記電話が有する通話機能を利用して、それらの対象者
    が前記電子メールに含まれる識別番号に基づいて、前記
    音声メッセージの確認を要求したとき、その要求に応じ
    て前記音声メッセージを再生する再生部と、を備えるこ
    とを特徴とする音声メッセージ伝達装置。
  8. 【請求項8】 識別番号として複数の電話番号を格納す
    る第3の格納部と、 前記音声メッセージに、まだ割り付けられていない電話
    番号を前記第3の格納部から選択して割り付ける割付部
    と、 選択した電話番号を含む電子メールを生成する生成部
    と、を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の音
    声メッセージ伝達装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の格納部は、グループに含まれ
    る対象者のメールアドレスを、いくつかのサブグループ
    に分けて格納し、 前記送信部は、そのサブグループを単位として、異なる
    タイミングで前記電子メールを送信することを特徴とす
    る請求項7または8に記載の音声メッセージ伝達装置。
  10. 【請求項10】 音声メッセージを伝達すべき対象者の
    指定を受け付ける工程と、 指定された対象者の電話が有する電子メール受信機能を
    利用し、その電話に音声メッセージが存在する旨を通知
    する工程と、 前記電話が有する通話機能を利用して、その対象者が前
    記音声メッセージの確認を要求したとき、その要求に応
    じて音声メッセージを再生する工程と、を含む音声メッ
    セージ伝達方法。
  11. 【請求項11】 メッセージを伝達すべき対象者を直接
    発呼することに代えてそのメッセージを音声として予め
    録音し、その対象者のもつ電話に対し、電子メールによ
    って音声メッセージの存在を知らしめるとともに、その
    電子メールがその音声メッセージのポインタとして作用
    するよう構成したことを特徴とする音声メッセージ伝達
    方法。
  12. 【請求項12】 音声メッセージを伝達するための伝達
    装置と、 ユーザの電話とを備え、 前記電話は、電子メール受信機能と通話機能を有し、 前記伝達装置は、 前記音声メッセージを格納する格納部と、 前記音声メッセージを伝達すべき対象者の指定を受け付
    ける受付部と、 受け付けた前記対象者の電話が有する電子メール受信機
    能を利用し、その電話に前記音声メッセージが存在する
    旨を通知するメール送信部と、 前記電話が有する通話機能を利用して、その対象者が前
    記音声メッセージの確認を要求したとき、その要求に応
    じて前記音声メッセージを再生する再生部と、を有する
    ことを特徴とする音声メッセージ伝達システム。
  13. 【請求項13】 音声メッセージを伝達するための伝達
    装置と、 ユーザの電話と、 第1の地域に設置され、前記伝達装置と当該地域に存在
    する前記電話との間の通信を確保する基地局と、を備
    え、 前記電話は、電子メール受信機能と通話機能を有し、 前記伝達装置は、前記第1の地域から遠隔の第2の地域
    に設置され、 前記第1の地域における緊急情報に関する音声メッセー
    ジを格納する格納部と、 前記音声メッセージを伝達すべき対象者の指定を受け付
    ける受付部と、 受け付けた対象者の電話が有する電子メール受信機能を
    利用し、その電話に前記音声メッセージが存在する旨を
    通知するメール送信部と、 前記電話が有する通話機能を利用して、その対象者が前
    記音声メッセージの確認を要求したとき、その要求に応
    じて前記音声メッセージを再生する再生部と、を有する
    ことを特徴とする音声メッセージ伝達システム。
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