JP2002335124A - Its用基地局アンテナ装置及びアンテナの形成方法 - Google Patents

Its用基地局アンテナ装置及びアンテナの形成方法

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JP2002335124A JP2001112775A JP2001112775A JP2002335124A JP 2002335124 A JP2002335124 A JP 2002335124A JP 2001112775 A JP2001112775 A JP 2001112775A JP 2001112775 A JP2001112775 A JP 2001112775A JP 2002335124 A JP2002335124 A JP 2002335124A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セルをカバーする無線ゾーンを形成する際、セ
ル内における遠くと近くの照射電力を均一にできるIT
S用基地局アンテナ装置を提供する。 【解決手段】アンテナ素子が原点を含んで配置されるア
ンテナパターンに対し、アンテナ素子26の数を2倍に
し、x軸方向の素子間隔をdx/2、y軸方向の素子間
隔をdy/2とする。このアンテナパターンに対して高
速フーリエ変換により励振分布を求める。その後、奇数
番目のアンテナ素子26を残し、偶数番目のアンテナ素
子26を間引く。すなわち、x軸のアンテナ素子26に
ついては中央列を含んで1列置きに間引き、y軸のアン
テナ素子26については中央行を含んで1行置きに間引
いて素子間隔を元の状態に戻す。この結果、アンテナ素
子26は、アンテナ面の原点に配列されない状態とな
り、給電回路をマイクロストリップラインにより実現す
ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ITS路車間通信
システムにおける基地局アンテナ装置及びアンテナの形
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基地局と移動局との間における通
信としては、例えば有料道路において、基地局と車両
(移動局)との間のITS(Intelligent Transport Sy
stems )による路車間通信がある。
【0003】図10は、従来における路車間通信システ
ムを示したものである。図10において、1は道路、2
は路側帯であり、この路側帯2の側部に沿って基地局3
a、3b、…を所定の間隔で設けている。上記基地局3
a、3b、…は、支持柱4a、4b、…の頂部に設けら
れ、それぞれ基地局アンテナ5a、5b、…を備えてい
る。上記基地局アンテナ5a、5b、…は、道路1上に
通信エリアであるセル6a、6b、…所定レベルの電波
が放射されるように下方向に所定角度傾けると共に、道
路1側に所定角度回転させている。すなわち、基地局ア
ンテナ5a、5b、…を道路1側に向けて斜めに設置す
ることにより、道路1上にセル6a、6b、…を形成
し、道路1上を走行する車両7と通信できるようにして
いる。
【0004】一方、車両7は、通信装置及び車載アンテ
ナ(図示せず)を備え、この車載アンテナにより各対応
する基地局3a、3b、…のアンテナ5a、5b、…と
通信を行なう。すなわち、車両7は、道路1上を走行
中、例えばセル6aのエリアでは基地局3aと通信し、
その後、次のセル6bのエリアに達すると、次の基地局
3bと通信する。上記のように車両7は、走行している
セル6a、6b、…に対応した基地局3a、3b、…と
順次通信を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の通信システ
ムでは、各基地局3a、3b、…のアンテナ5a、5
b、…を道路側に斜めに傾けることによって、セル6
a、6b、…をカバーするようにしている。すなわち、
基地局アンテナ5a、5b、…下方向に所定角度傾ける
だけでなく、更に道路1側に所定角度回転させることに
よって、セル6a、6b、…上に電波が放射されるよう
にしている。
【0006】しかし、上記従来のように基地局アンテナ
5a、5b、…を道路1側に機械的に所定角度回転させ
て設定することは、その角度調整が非常に面倒であり、
基地局アンテナ5a、5b、…の設置に時間が掛かると
いう問題があった。
【0007】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、セルをカバーする無線ゾーンを形成する
際、セル内における遠くと近くの照射電力を均一にする
ことができるITS用基地局アンテナ装置及びアンテナ
の形成方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、路側帯に沿っ
て基地局アンテナを設け、この基地局アンテナから道路
上に設定された通信エリアに電波を放射するITS用基
地局アンテナ装置において、アンテナ基板上に複数のア
ンテナ素子をアンテナ面の原点を除いてアレー配置し、
上記アンテナ素子への給電回路をマイクロストリップラ
インにより構成したことを特徴とする。
【0009】上記のようにアンテナ基板上に複数のアン
テナ素子をアンテナ面の原点を除いてアレー配置するこ
とにより、マイクロストリップラインの給電において
も、セルをカバーする無線ゾーンを形成する際、セル内
での受信電力の変動を少なくすることができる。もし、
アンテナ面の原点にアンテナ素子を配置した場合、原点
のアンテナ素子に対して過度に電力の集中がおこり、マ
イクロストリップの給電では、所定の領域に対して照射
電力を均一にすることができない。
【0010】第2の発明は、アンテナ基板に複数のアン
テナ素子を形成するマイクロストリップアレーアンテナ
の形成方法において、アンテナ素子が原点を含んで配置
されるアンテナパターンに対し、アンテナ素子の数を縦
及び横方向共に2倍にしてアンテナ素子間隔を1/2に
するステップと、上記素子間隔が1/2のアンテナパタ
ーンについて高速フーリエ変換により励振分布を求める
ステップと、上記アンテナ素子を中央行を含んで1行置
きに間引くと共に、中央列を含んで1列置きに間引いて
アンテナ素子間隔を元の状態に戻すステップと、上記ア
ンテナ素子間隔を元の状態に戻したアンテナパターンに
対しマイクロストリップラインにより給電回路を構成す
るステップとを具備したことを特徴とする。
【0011】上記の方法によれば、アンテナ面の原点に
アンテナ素子が配列されない状態とすることができるの
で、マイクロストリップラインにより給電回路を実現す
ることが可能となり、所定の領域に対して遠くと近くの
照射電力を均一にすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態に係るI
TS路車間通信システムの概略構成図である。図1にお
いて、1は車線幅が例えば4mの道路、2は幅が例えば
1mの路側帯であり、この路側帯2の側部に沿って基地
局3a、…を所定の間隔で設けている。上記基地局3
a、…は、支持柱4a、…の頂部に設けられ、詳細を後
述する基地局アンテナ10a、…を備えている。上記基
地局アンテナ10a、…は、その正面方向が道路1と平
行するように設置され、且つ下方向に所定角度傾けて設
置される。
【0013】また、上記基地局アンテナ10a、…は、
道路1上に通信エリアであるセル6a、6b、…に電波
が放射されるように指向性を持たせ、道路1上を走行す
る車両7が対応するセル6a、6b、…を走行している
間、車両7と通信できるように設定されている。上記セ
ル6a、6b、…は、基地局3a、…から所定距離A例
えば4m手前に一定長さ形成される。例えば道路1の車
線幅が4mであった場合、セル6a、6b、…の大きさ
は、4×20m程度の大きさに設定される。
【0014】一方、上記車両7は、通信装置及び車載ア
ンテナ(図示せず)を備え、この車載アンテナにより基
地局アンテナ10a、…と通信を行なう。上記基地局3
a、…と車両7との間の通信には、例えばミリ波帯にお
ける周波数が使用される。
【0015】次に上記基地局アンテナ10a、…の詳細
について説明する。図2(a)は基地局アンテナ10
a、…の正面図、同図(b)は同側面図である。図2
(a)、(b)において、11は例えば円状に形成され
たアンテナ本体で、吊り金具12に例えばボルト13に
より取り付けられる。このボルト13を緩めることによ
り、吊り金具12に対するアンテナ本体11の傾き角度
(俯角)θdを任意に調整できるようになっている。上
記アンテナ本体11の傾き角度θdは、例えば20°程
度に設定される。また、上記アンテナ本体11には、内
部にアンテナ基板14が設けられると共に、その前面開
口部にアンテナ基板14を保護するための保護板15が
設けられる。そして、アンテナ本体11の背面に給電導
波管16が設けられる。
【0016】上記アンテナ基板14には、アンテナパタ
ーン17が形成され、上記給電導波管16によって給電
される。上記アンテナパターン17は、放射ビームを道
路1側に例えば10°〜20°の範囲でチルトするよう
に設定される。また、上記アンテナ基板14は、道路1
の位置する方向に対応させて、例えば左側通行道路の場
合、図2(a)に示すように基準位置から時計回りに所
定角度R回転させて設けられる。この角度Rは、後述す
るように例えば40°前後に設定される。
【0017】図3は基地局アンテナ10aにおけるセル
6aの見え方を示したもので、基地局アンテナ10aを
下方向に20°傾けた場合で、アンテナ基板14は回転
させていない状態となっている。また、基地局アンテナ
10aの正面方向は、道路1と平行になっている。図3
において、21はセル6aの進行方向中心線、22は道
路1の幅員方向中心線であり、上記進行方向中心線21
と幅員方向中心線22の交点がセル6aの中心点23と
なっている。また、24は基地局アンテナ10aから正
面z方向に放射されるビームの中心点であり、上記道路
1の幅員方向中心線22より少し手前にある。
【0018】上記のように基地局アンテナ10aを下方
向に傾けた場合、その放射パターンのx軸は路側帯2と
平行するY軸と同方向であり、放射パターンのy軸は道
路1の幅員方向Xと同方向となっている。
【0019】図4は、上記図3の状態におけるアンテナ
基板14を基準位置から時計回りに所定角度回転させた
場合の基地局アンテナ10aにおけるセル6aの見え方
を示したものである。図3の状態からアンテナ基板14
を時計回りに回転させると、それに伴って放射パターン
のx軸及びy軸が一緒に回転する。このとき放射パター
ンのy軸がセル6aの中心点23に一致した所でアンテ
ナ基板14の回転を止める。このときのアンテナ基板1
4の回転角度は、条件によって異なるが、略40°程度
である。上記のようにして基地局アンテナ10aの下方
向への傾き角度及び、アンテナ基板14の回転角度を設
定する。
【0020】上記基地局アンテナ10aでは、セル6a
をカバーする無線ゾーンを形成するとき、セル6a内で
の受信電力変動を少なくするために、成形ビームアンテ
ナとする必要がある。
【0021】成形ビームアンテナにおいて、遠くと近く
の照射電力を均一にするためには、図5に示すアンテナ
座標系において、下記(1)式に示すアンテナ放射電界
強度E(r,θ,φ)を求める一般式における指向性関
数D(θ,φ)を距離rに比例させればよい。
【0022】 E(r,θ,φ)=K(exp(−jkr)/r)D(θ,φ)…(1) 図5に示したアンテナ座標系において、25はアンテ
ナ、26はアンテナ素子である。また、Aは観測点
(r,θ,φ)を示し、rはアンテナ面25との距離、
θはアンテナ面25のz軸に対する角度、φはアンテナ
面25のx軸に対する角度である。
【0023】上記(1)式における指向性関数D(θ,
φ)を距離rに比例させる場合、それを計算するため
に、任意の指向性関数D(θ,φ)を指向性合成できる
2次元フーリエ変換を用いる必要がある2次元フーリエ
変換を用いるためには、セル6aをカバーするエリアと
アンテナ面の傾きを含めた位置関係を定める必要があ
る。本実施形態では、上記したようにアンテナ面を下向
きに20度傾け、更に40度回転させることにより、指
向性合成を容易にしている。
【0024】また、照射電力を均等にするには、計算の
結果、指向性を図6に示すような電力値等高線の分布の
形とすることが良いことが分かった。図6は横軸にアン
テナの回転角、縦軸にアンテナ傾け時の俯角をとって示
した。また、相対電力値を示す等高線は2dB間隔であ
る。
【0025】そして、2次元フーリエ変換によって指向
性合成を行なった場合、素子配置は図7に示すようにア
ンテナ面25の原点を必ず含むという問題点が出てく
る。これにより電力分配の対称性が悪くなり、マイクロ
ストリップラインによる給電回路の構成が困難になる。
上記図7に示したアンテナ面25における各アンテナ素
子26の間隔は、x軸方向がdx、y軸方向がdyであ
る。
【0026】このため本実施形態では、図7に示したア
ンテナに対し、図8に示すようにアンテナ素子26の数
をx,y軸方向それぞれに2倍し、x軸方向の素子間隔
をdx/2、y軸方向の素子間隔をdy/2として高速
フーリエ変換により励振分布を求め、その後、奇数番目
の素子を残し、偶数番目の素子を間引く。すなわち、x
軸方向(列方向)のアンテナ素子26については中央列
を含んで1列置きに間引き、y軸方向(行方向)のアン
テナ素子26については中央行を含んで1行置きに間引
いて、素子間隔を元の状態に戻す。図8では、ハッチン
グされたアンテナ素子26が残り、その他の素子が間引
かれる。この結果、アンテナ面25の原点にアンテナ素
子26が配列されない状態となり、給電回路の構成はマ
イクロストリップラインにより実現することが可能とな
る。
【0027】すなわち、複数のアンテナ素子26をアン
テナ面25の原点を除いてアレー配置することにより、
マイクロストリップラインの給電においても、セルをカ
バーする無線ゾーンを形成する際、セル内での受信電力
の変動を少なくすることができる。もし、アンテナ面2
5の原点にアンテナ素子26を配置した場合、原点のア
ンテナ素子26に対して過度に電力の集中がおこり、マ
イクロストリップの給電では、所定の領域に対して照射
電力を均一にすることができなくなる。
【0028】図9は、上記図8に示した処理を行なうこ
とによって、アンテナ基板14に34素子マイクロスト
リップアレーアンテナを構成した場合のアンテナパター
ン17の一例を示したものである。このアンテナパター
ン17は、複数のアンテナ素子、すなわち複数のパッチ
素子31、及び給電路を構成するマイクロストリップラ
イン32によって構成される。上記マイクロストリップ
ライン32は、銅箔等により形成される。上記パッチ素
子31には、それぞれ円偏波用の切込33が設けられて
いる。また、アンテナ基板14の中心部、すなわち原点
に給電用の透孔34が設けられ、この透孔34内に設け
られる導電部及び上記アンテナ基板14上に設けられる
マイクロストリップライン32を介してパッチ素子31
に給電される。上記マイクロストリップライン32のそ
れぞれの長さによって給電位相を調整し、幅によってイ
ンピーダンスを調整する。また、各列を構成するパッチ
素子31の数によって放射特性の各部分のゲインを調整
する。
【0029】上記アンテナパターン17は、アンテナ基
板14の上半分に形成される第1のアンテナパターン1
7aと、下半分に形成される第2のアンテナパターン1
7bとからなっている。上記第1及び第2のアンテナパ
ターン17a、17bは、それぞれ複数のパッチ素子3
1が原点(透孔34)を通る水平軸を除いてアレー配置
される。この場合、第1のアンテナパターン17aを構
成するパッチ素子31と第2のアンテナパターン17b
を構成するパッチ素子31とを原点を中心として180
°回転の点対称に配置している。すなわち、図9の状態
において、第1のアンテナパターン17aあるいは第2
のアンテナパターン17bを原点を中心として180°
回転すると、第1及び第2のアンテナパターン17a、
17bを構成する各パッチ素子31の位置が一致するよ
うに配置されている。
【0030】上記アンテナパターン17は、例えば右旋
円偏波とし、上記各パッチ素子31の数、切込33の位
置、マイクロストリップライン32の長さ及び幅等によ
って道路1側に10°〜20°程度の範囲で放射ビーム
をチルトさせる。
【0031】アンテナ基板14のアンテナパターン17
を上記のように構成することによって、セル6a内で遠
くと近くの照射電力を均一にすることができる。
【0032】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ア
ンテナ素子が原点を含んで配置されるアンテナパターン
に対してアンテナ素子の数を縦及び横方向共に2倍に
し、アンテナ素子間隔を1/2にして高速フーリエ変換
により励振分布を求め、その後、上記アンテナ素子を中
央行を含んで1行置きに間引くと共に、中央列を含んで
1列置きに間引いてアンテナ素子間隔を元の状態に戻す
ようにしたので、アンテナ基板上に複数のアンテナ素子
をアンテナ面の原点を除いてアレー配置することが可能
となり、このためマイクロストリップラインにより給電
回路を実現でき、セルをカバーする無線ゾーンを形成す
る際、セル内での受信電力の変動を少なくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るITS路車間通信シ
ステムの構成図。
【図2】(a)は同実施形態における基地局アンテナの
正面図、(b)は同側面図。
【図3】同実施形態において、基地局アンテナを下方に
傾けた時のセルの見え方を示す図。
【図4】同実施形態において、基地局アンテナを下方に
傾けると共に、回転した時のセルの見え方を示す図。
【図5】同実施形態において、アンテナ基板にマイクロ
ストリップアレーアンテナを構成した場合の例を示す
図。
【図6】同実施形態における目標とする指向性を示す
図。
【図7】2次元フーリエ変換によって指向性合成を行な
った場合の素子配置を示す図。
【図8】マイクロストリップラインにより給電回路の構
成を実現可能とするアンテナ素子配置を示す図。
【図9】本発明の方法によりマイクロストリップアレー
アンテナを構成した場合のアンテナパターン例を示す
図。
【図10】従来におけるITS路車間通信システムを示
す構成図。
【符号の説明】
1 道路 2 路側帯 3a、3b、… 基地局 4a、4b、… 支持柱 5a、5b、… 基地局アンテナ 6a、6b、… セル 7 車両 10a、… 基地局アンテナ 11 アンテナ本体 12 吊り金具 13 ボルト 14 アンテナ基板 15 保護板 16 給電導波管 17 アンテナパターン 21 進行方向中心線 22 幅員方向中心線 23 セルの中心点 24 ビームの中心点 25 アンテナ面 26 アンテナ素子 31 パッチ素子 32 マイクロストリップライン 33 切込 34 透孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路側帯に沿って基地局アンテナを設け、
    この基地局アンテナから道路上に設定された通信エリア
    に電波を放射するITS用基地局アンテナ装置におい
    て、 アンテナ基板上に複数のアンテナ素子をアンテナ面の原
    点を除いてアレー配置し、上記アンテナ素子への給電回
    路をマイクロストリップラインにより構成したことを特
    徴とするITS用基地局アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 路側帯に沿って基地局アンテナを設け、
    この基地局アンテナから道路上に設定された通信エリア
    に電波を放射するITS用基地局アンテナ装置におい
    て、 アンテナ基板と、 上記アンテナ基板上に複数のアンテナ素子を原点を除い
    てアレー配置してなる第1及び第2のアンテナパターン
    と、 上記第1及び第2のアンテナパターンを構成するアンテ
    ナ素子に対し、マイクロストリップラインにより給電す
    る給電回路とを具備し、 上記第1のアンテナパターンを構成するアンテナ素子と
    第2のアンテナパターンを構成するアンテナ素子とを上
    記原点に対して180°回転の点対称に配置したことを
    特徴とするITS用基地局アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のITS用基地局ア
    ンテナ装置において、上記第1及び第2のアンテナパタ
    ーンによる放射ビームを道路方向に所定角度チルトする
    ように設定したことを特徴とするITS用基地局アンテ
    ナ装置。
  4. 【請求項4】 アンテナ基板に複数のアンテナ素子を形
    成するマイクロストリップアレーアンテナの形成方法に
    おいて、 アンテナ素子が原点を含んで配置されるアンテナパター
    ンに対し、アンテナ素子の数を縦及び横方向共に2倍に
    してアンテナ素子間隔を1/2にするステップと、 上記素子間隔が1/2のアンテナパターンについて高速
    フーリエ変換により励振分布を求めるステップと、 上記アンテナ素子を中央行を含んで1行置きに間引くと
    共に、中央列を含んで1列置きに間引いてアンテナ素子
    間隔を元の状態に戻すステップと、 上記アンテナ素子間隔を元の状態に戻したアンテナパタ
    ーンに対しマイクロストリップラインにより給電回路を
    構成するステップと、 を具備したことを特徴とするマイクロストリップアレー
    アンテナの形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のマイクロストリップアレ
    ーアンテナの形成方法において、放射ビームを側方に所
    定角度チルトするように設定したことを特徴とするマイ
    クロストリップアレーアンテナの形成方法。
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