JP2002334773A - 誘導加熱ローラ装置、定着装置および画像形成装置 - Google Patents

誘導加熱ローラ装置、定着装置および画像形成装置

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JP2002334773A
JP2002334773A JP2001137812A JP2001137812A JP2002334773A JP 2002334773 A JP2002334773 A JP 2002334773A JP 2001137812 A JP2001137812 A JP 2001137812A JP 2001137812 A JP2001137812 A JP 2001137812A JP 2002334773 A JP2002334773 A JP 2002334773A
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frequency power
circuit
power supply
frequency
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Ichiro Yokozeki
一郎 横関
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Harison Toshiba Lighting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電流定格の小さな能動素子を用いて所望電力の
高周波出力を発生するのに好適な高周波電源により加熱
ローラを誘導加熱誘導する加熱ローラ装置、これを備え
た定着装置および画像形成装置を提供する。 【解決手段】複数の高周波電源回路HFUおよび複数の
高周波電源回路HFUの高周波出力を合成する合成回路
GATを備えた高周波電源HFSと、高周波電源HFS
の合成された高周波出力により付勢される誘導コイルI
Cと、誘導コイルICに磁気結合して発生した誘導電流
によって発熱する加熱ローラHRとを具備している。分
配回路DISを介して共通の駆動回路DCによって複数
の高周波電源回路HFUを一括して駆動することができ
る。誘導加熱は、渦電流損方式およびトランス方式のい
ずれであってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱ローラ装
置、これを備えた定着装置および画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】トナー画像を熱定着するために、従来か
らハロゲン電球を熱源として用いた加熱ローラが用いら
れているが、ウオームアップ時間が長くなったり、熱容
量が不足したりするという問題がある。そこで、誘導加
熱方式を導入してこの問題を解決しようと開発が行われ
ている。
【0003】加熱ローラを誘導加熱する方式には、鉄な
どの金属に高周波磁界を作用させた際に、金属中に生じ
る渦電流損により発熱する渦電流損方式と、2次回路の
抵抗中を2次電流が流れることにより発熱するトランス
方式とがある。
【0004】渦電流損方式は、IHジャーなどにおいて
実用化されているのと同様な動作原理である。この種の
加熱方式において用いられている高周波の周波数は、2
0〜100kHz程度である。この方式の場合、たとえ
ば特開平10−91018号公報においては、SCRの
スイッチングを用いて高周波を発生している。また、特
開2001−43964号公報においては、IGBTを用い
てスイッチングを行なわせている。さらに、特開平8−
44227号公報、特開平98−308260号公報の
場合には、MOSFETを用いてスイッチングを行なわせてい
る。
【0005】一方、トランス方式は、渦電流損を利用す
る加熱方式より磁気的結合が強いために、かなり高い定
常効率を得ることができるという特徴があり、加えて動
作周波数を100kHz以上、好適には1MHz以上の
高周波にすることによって、誘導コイルのQを大きくし
て電力伝達効率を高くすることができる。このため、加
熱の総合効率が高くなり、省電力を図ることができる。
また、渦電流損方式に比較して定着装置の構造が簡単に
なるという利点もある。さらに、渦電流損方式の加熱ロ
ーラより熱容量をかなり小さくすることができる。した
がって、トランス方式は、熱定着の高速化に甚だ好適で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】100kHz以上の周
波数帯の高周波を発生するには、高周波電源の能動素子
に高周波特性に優れたMOSFETを用いると好都合である。
【0007】ところが、MOSFETは、電流定格の大きなも
のがないため、熱定着温度まで加熱するのに要する高周
波電力を得ることができないという問題がある。このた
め、特開平9−308260号公報においては、2石の
MOSFETを並列接続している。しかし、この接続では、MO
SFETの特性のばらつきによる影響を受けるため、実用化
は困難である。
【0008】本発明は、電流定格の小さな能動素子を用
いて所望電力の高周波出力を発生するのに好適な高周波
電源により加熱ローラを誘導加熱する誘導加熱ローラ装
置、これを備えた定着装置および画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の誘導加
熱ローラ装置は、複数の高周波電源回路および複数の高
周波電源回路の高周波出力を合成する合成回路を備えた
高周波電源と;高周波電源の合成された高周波出力によ
り付勢される誘導コイルと;誘導コイルに磁気結合して
発生した誘導電流により発熱する加熱ローラと;を具備
していることを特徴としている。
【0010】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0011】<高周波電源について>高周波電源は、少
なくとも複数の高周波電源回路および合成回路を備えて
構成されている。
【0012】(高周波電源回路について)高周波電源回
路は、所望周波数の高周波電力を負荷に対して供給する
電源回路である。なお、「所望周波数の高周波」とは、1
0kHz以上をいい、渦電流損方式の加熱を行なう場合
には、20〜100kHz程度が好適であり、またトラ
ンス方式の場合には、100kHz以上、好適には1〜
4MHzである。また、高周波電源回路は、直流または
低周波交流を直接または間接的に能動素子を用いて高周
波に変換するのが実際的である。
【0013】低周波交流から高周波電力を得るには、い
ったん低周波交流を整流手段を用いて直流に変換するの
がよい。直流は、平滑回路を用いて形成した平滑化直流
でもよいし、非平滑直流であってもよい。
【0014】直流を高周波に変換するには、増幅器また
はインバータなどの回路要素を用いることができる。増
幅器としては、たとえば電力変換効率の高いE級増幅器
などを用いることができる。また、インバータとして
は、ハーフブリッジ形インバータなどを用いることがで
きる。さらに、能動素子としては、バイポーラトランジ
スタ、MOSFET、IGBT、SCRなどを用いることができ
る。しかし、100kHz以上の高周波の場合には、MO
SFETが好適である。
【0015】高周波電源回路の数は、複数であればよ
く、単一の高周波電源回路の供給可能な電力と所望電力
との相関において決定すればよい。
【0016】さらに、高周波電源を可制御に構成するこ
とにより、加熱ローラに伝達される電力を制御すること
が可能になる。このため、たとえば起動時の投入電力を
通常運転時のそれより大きくして、急速加熱を行なうこ
とができる。
【0017】(合成回路について)合成回路は、複数の
高周波電源回路の高周波出力を合成する回路手段である
が、本発明においてはその具体的な回路構成は限定され
るものではなく、既知の合成回路を用いることができ
る。また、合成回路は、少なくとも複数の入力ポートと
単一の出力ポートとを備え、複数の入力ポートにそれぞ
れ高周波電源回路の出力端を接続し、単一の出力ポート
に誘導コイルを接続するが、それぞれの高周波電源回路
の高周波出力が他の入力ポートを経由して他の高周波電
源回路へ回り込む干渉が生じにくいように構成される。
そのために、複数の入力ポート間にわたって互いに磁気
結合した平衡トランスを配設するのが一般的である。ま
た、一部の高周波電源回路の高周波出力が異常になった
際にも出力ポートに出力が現れるように、平衡抵抗器を
複数の入力端間にわたって接続することができる。
【0018】しかし、一般に使用されている合成回路
は、複数の電源出力を得る構成であるために、一つの電
源回路が故障したり、異常出力を生じたりしても、残余
の負荷にその影響が波及しないように設計する。そのた
め、合成回路の消費電力に対する配慮が重視されていな
かった。
【0019】これに対して、本発明においては、負荷が
共通の誘導コイルであり、一つの高周波電源回路が出力
停止した状態では、加熱ローラを所要温度まで加熱でき
なくても差し支えないものとするが、複数の高周波電源
回路間で実用的な範囲でのばらつきがあったとしても、
これを許容するとともに、一つ以上の高周波電源回路が
出力停止した場合には、高周波電源の動作を停止して、
保護動作を行なうように構成するのがよい。これによっ
て、小さな電気定格の部品を用いて合成回路を製作する
ことができる。
【0020】図1は、入力ポート間のアイソレーション
に対する平衡トランスにおける各巻線に必要なインダク
タンス値をシミュレーションにより求めた結果を示すグ
ラフである。図において、横軸はインダクタンス(μ
H)を、縦軸はアイソレーション(dB)を、それぞれ
示す。
【0021】図2は、周波数に対する入力ポート間のア
イソレーションの関係をシミュレーションにより求めた
結果を示すグラフである。図において、横軸は周波数
(MHz)を、縦軸はアイソレーション(dB)を、そ
れぞれ示す。
【0022】図3は、入力ポート間に電力差を生じた際
の平衡抵抗器における消費電力の関係をシミュレーショ
ンにより求めた結果を示すグラフである。図において、
横軸は入力電力差(W)を、縦軸は消費電力(W)を、
それぞれ示す。
【0023】また、合成回路は、リング状のコアに同軸
ケーブルを1ターンまたは2ターン程度巻装することに
よって製作することができる。
【0024】<誘導コイルについて>誘導コイルは、高
周波電源によって付勢すなわち励磁されるとともに、後
述する加熱ローラに高周波磁界を作用させる手段であ
る。
【0025】誘導加熱が渦電流損方式による場合、誘導
コイルは、たとえば特開2000−215974号公報
に記載されているように、被加熱体すなわち加熱ローラ
に近接して配設され、被加熱体に誘導電流を生じさせる
励磁コイルであって、コイル線材を平面的に巻いたもの
を被加熱体の曲面に沿わせて変形してある構成を採用す
ることができる。なお、励磁コイルの長手方向両端部の
被加熱体とは反対側に励磁コイルの曲面に沿うように磁
性体コアを配設する。また、特開2000−21597
1号公報に記載されているように、電磁誘導発熱性の加
熱ローラの内側に誘導コイルを配置し、さらに磁性体か
らなるギャップ付のコアを付設して、コアのギャップに
生じた集中磁界を加熱ローラに作用させるように構成す
ることもできる。
【0026】次に、トランス方式の場合、誘導コイルを
中空の加熱ローラの内部に挿入して、トランスの1次コ
イルとして機能させて、加熱ローラの2次コイルとの間
で空芯トランス結合を行うように構成することができ
る。なお、誘導コイルは、回転する加熱コイルに対して
静止していてもよいし、加熱ローラと一緒に、または別
に回転してもよい。なお、回転する場合には、交流電源
と誘導コイルとの間に回転集電機構を介在すればよい。
また、「空芯トランス結合」とは、完全な空芯のトラン
ス結合だけでなく、実質的に空芯とみなせるトランス結
合の場合を含む意味である。
【0027】また、誘導コイルは、これを所定の形状に
維持するために、誘電体損失のなるべく少ない材料を用
いて製作したコイルボビンを備えていることができる。
コイルボビンには、整列巻のための巻溝や給電リード線
を収納する軸方向の溝を形成することができる。しか
し、コイルボビンに代えて合成樹脂やガラス質材により
誘導コイルを直接成形ないし接着することによって、所
定形状に維持するように構成することもできる。さらに
また、誘導コイルは、それ自身が単一または複数である
ことを許容する。単一の場合には、加熱ローラのほぼ中
央位置に位置するように配設することができる。複数の
1次コイルを用いる場合には、それらを加熱コイルの軸
方向に分散して配設することができる。そして、各1次
コイルを交流電源に対して給電リード線を介して並列接
続することができる。
【0028】さらに、誘導コイルに対して高周波電源か
ら高周波を給電するための給電リード線は、誘導コイル
の内面または外面に接近した位置に配置するのがよい。
給電リード線を誘導コイルの内部に通線する場合、給電
リード線が誘導コイルの中心軸に近いと、給電リード線
と鎖交する磁束が多くなるために、内部に渦流損が生じ
て電力伝達効率が低下するので、好ましくない。これに
対して、上記のように構成することにより、給電リード
線と鎖交する磁束が少なくなるので、電力伝達効率の低
下が相対的に抑制される。
【0029】<加熱ローラについて>加熱ローラは、渦
電流損方式の場合、鉄などの渦流損を生じやすい磁性体
製の加熱ローラを用いることができる。これに対して、
トランス方式の場合、閉回路を形成した2次コイルを備
えていて、この2次コイルが1次コイルと空芯トランス
結合する。そして、閉回路の2次側抵抗値は、2次コイ
ルの2次リアクタンスとほぼ等しい値を有しているのが
好ましい。なお、2次側抵抗値と2次リアクタンスとが
「ほぼ等しい」とは、2次側抵抗値をRaとし、2次リ
アクタンスをXaとし、かつ、α=Ra/Xaとしたと
き、数式1を満足する範囲とすることができる。なお、
2次側抵抗値は、測定により求めることが可能である。
2次リアクタンスは、計算により求めることが可能であ
る。
【0030】
【数1】0.25<α<4 また、加熱ローラは、2次コイルを単一または複数配設
することができる。複数の2次コイルを配設する場合、
それらを加熱ローラの軸方向に分散して配設することが
望ましい。2次コイルを支持するために、絶縁性物質か
らなるローラ基体を用いることができる。そして、ロー
ラ基体の外面、内面またはローラ基体の内部に2次コイ
ルを配設することができる。
【0031】さらに、加熱ローラを回転する機構は、既
知の種々の構成を適宜選択して採用することができる。
なお、トナー画像を熱定着する場合には、加熱ローラと
正対して加圧ローラを配設して、トナー画像を形成した
記録媒体が両ローラの間を通過する際に加熱されてトナ
ーが記録媒体に融着するように構成することができる。
【0032】<本発明の作用について>本発明において
は、単一の高周波電源回路が誘導コイルに必要な電力を
供給できるほどの大きな容量がなくても、複数の高周波
電源回路の出力を合成回路で合成して誘導コイルに供給
するので、小容量の高周波電源回路を用いることができ
る。このため、所望の周波数を出力するのに最適な能動
素子を用いて所望電力の高周波出力で加熱ローラを迅速
に加熱することができる。たとえば、MOSFETを用いるこ
とにより、100kHz以上、好適には1〜4MHzの
高周波出力を得る高周波特性の優れた高周波電源回路を
構成することができるようになる。したがって、たとえ
ば90%以上の高い効率を有するトランス方式による誘
導加熱ローラ装置を得ることが可能になる。
【0033】また、高周波電源回路の数を負荷の要求す
る高周波電力に応じて増減することにより、所要の高周
波電力を供給する高周波電源が得られるので、多様な電
力容量の仕様に対して部品の標準化を行なって、部品在
庫を低減することなどができる。しかも、複数の高周波
電源回路の実用的な特性のばらつきを許容するととも
に、複数の高周波電源回路のうち一つ以上が出力停止し
たようなときに高周波電力の供給を停止して保護するよ
うに合成回路を設計することができるので、マージンを
少なくして、電気定格の小さい電気部品を用いて合成回
路を製作することが可能になる。したがって、本発明に
よれば、合成回路のコストダウンおよび小形化をも可能
にする。
【0034】さらに、本発明によれば、複数の高周波電
源回路を用いて所要の電力容量を得るので、加熱ローラ
を電源投入後短時間で所要温度まで加熱する必要のある
高速化に対応させることができる。
【0035】請求項2の発明の誘導加熱ローラ装置は、
請求項1記載の誘導加熱ローラ装置において、高周波電
源は、複数の高周波電源回路を同期して一括駆動する駆
動回路を具備していることを特徴としている。
【0036】本発明は、複数の高周波電源回路を損失少
なく合成するのに好適な構成を規定している。
【0037】<分配回路について>共通の駆動回路を用
いて複数の高周波電源回路を駆動するために、駆動回路
と高周波電源回路との間に分配回路を介在させることが
できる。分配回路は、これを合成回路と同様な回路構成
にすることができる。ただし、合成回路においては、複
数の入力ポートに対して単一の出力ポートが設けられる
が、分配回路の場合にはこれらが逆の関係になる。すな
わち、入力ポートが単一で、出力ポートが複数である。
【0038】<直流重畳回路について>所望により、駆
動回路と分配回路の入力端との間に直流重畳回路を介在
させることにより、高周波出力を制御することができ
る。すなわち、駆動信号に直流重畳することで、高周波
電源回路の駆動信号のデューティが変化するので、その
結果デューティ制御が行なわれて高周波出力が変化す
る。しかも、直流重畳回路は、分配器の入力ポートに接
続するので、複数の高周波電源回路を一括して制御でき
る。
【0039】そうして、直流重畳回路を用いて行なう高
周波出力の制御は、複数の高周波電源回路の高周波出力
を一括して制御するので、複数の高周波電源回路を個々
に制御するより均一な制御ができ、しかも制御が容易に
なる。このため、駆動回路や制御回路のばらつきを見込
んだ設計のマージンを小さくすることが可能になり、し
たがって高周波電源の小形化およびコストダウンを図る
ことができる。
【0040】<本発明の作用について>本発明において
は、複数の高周波電源回路を同期して一括駆動すること
により、駆動信号の位相が等しくなるので、合成する際
の損失が低減する。
【0041】また、単一の駆動回路を共通に利用するの
で、回路構成要素を少なくして、コストダウンを図るこ
とができる。
【0042】請求項3の発明の定着装置は、加圧ローラ
を備えた定着装置本体と;定着装置本体の加圧ローラに
加熱ローラを圧接関係に対設して、両ローラ間にトナー
画像が形成された記録媒体を挟んで搬送しながらトナー
画像を定着するように配設された請求項1または2記載
の誘導加熱ローラ装置と;を具備していることを特徴と
している。
【0043】本発明において、「定着装置本体」とは、
定着装置から誘導加熱ローラ装置を除いた残余の部分を
いう。
【0044】加圧ローラと加熱ローラとは、直接圧接し
てもよいが、要すれば搬送シートなどを介して間接的に
圧接してもよい。なお、搬送シートは、無端またはロー
ル状であってもよい。
【0045】そうして、本発明においては、トナー画像
が形成された記録媒体を加熱ローラと加圧ローラとの間
に挟んで搬送しながらトナー画像を高速で定着すること
ができる。
【0046】請求項4の発明の画像形成装置は、記録媒
体にトナー画像を形成する画像形成手段を備えた画像形
成装置本体と;画像形成装置本体に配設されて記録媒体
のトナー画像を定着する請求項3記載の定着装置と;を
具備していることを特徴としている。
【0047】本発明において、「画像形成装置本体」と
は、画像形成装置から定着装置を除いた残余の部分をい
う。また、画像形成手段は、記録媒体に間接方式または
直接方式により画像情報を形成する画像を形成する手段
である。なお、「間接方式」とは、転写によって画像を
形成する方式をいう。
【0048】画像形成装置としては、たとえば電子写真
複写機、プリンタ、ファクシミリなどが該当する。
【0049】記録媒体としては、たとえば転写材シー
ト、印刷紙、エレクトロファックスシート、静電記録シ
ートなどが該当する。
【0050】そうして、本発明においては、高速タイプ
に好適な画像形成装置にすることができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0052】図4は、本発明の誘導加熱ローラ装置の第
1の実施形態を示す回路ブロック図である。
【0053】図5は、同じく高周波電源を示す回路図で
ある。
【0054】図6は、同じく分配回路および合成回路の
回路構成を示す回路図である。
【0055】図7は、同じく高周波電源回路の回路構成
を示す回路図である。
【0056】各図において、誘導加熱ローラ装置は、直
流電源DC、高周波電源HFS、誘導コイルICおよび
加熱ローラHRからなる。なお、ASは低周波交流電源
である。以下、構成要素ごとに構成を説明する。
【0057】<直流電源DCについて>直流電源DC
は、整流回路からなり、入力端が低周波交流電源ASに
接続して、低周波交流電圧を非平滑直流電圧に変換して
出力する。
【0058】<高周波電源HFSについて>高周波電源
HFSは、図5に示すように、発振器OSC、駆動回路
DC、分配回路DIS、高周波電源回路HFU、合成回
路GATおよびインピーダンス変換回路ZCからなる。
【0059】発振器OSCは、高周波発振器からなり、
所定周波数の高周波信号を発生して、駆動回路DCを励
振する。
【0060】駆動回路DCは、プリアンプからなり、発
振器OSCから送出された高周波信号を増幅して駆動信
号を出力する。
【0061】分配回路DISは、後述する合成回路GA
Tと電流容量は異なるものの同一の回路構成であって、
図6に示すように、単一の入力(出力)ポートP0、4
個の出力(入力)ポートP1〜P4を備え、4個の平衡ト
ランスT1〜T4および4個の平衡抵抗器R1〜R4を
所定に接続して備えている。さらに詳述すると、単一の
入力(出力)ポートP0は、4個の平衡トランスT1〜
T4における一方の巻線w11、w21、w31、w4
1の一端に接続している。これに対して、各出力(入
力)ポートP1、P2、P3、P4は、各平衡トランスT
1、T2、T3、T4の他方の巻線w12、w22、w
32、w42の一端に接続している。そして、平衡トラ
ンスT1における一方の巻線w11の他端は、平衡トラ
ンスT4における他方の巻線w42の他端に接続してい
る。同様に平衡トランスT2における一方の巻線w11
の他端は、平衡トランスT1における他方の巻線w12
の他端に接続している。また、平衡トランスT3におけ
る一方の巻線w31の他端は、平衡トランスT2におけ
る他方の巻線w22の他端に接続している。さらに、平
衡トランスT4における一方の巻線w41の他端は、平
衡トランスT3における他方の巻線w32の他端に接続
している。要するに、各平衡トランスT1〜T4の各巻
線は、リング状に接続している。一方、平衡抵抗器R1
〜R4は、以下のように接続している。すなわち、平衡
抵抗器R1の一端は、巻線w21およびw12の接続点
に接続している。また、平衡抵抗器R2の一端は、巻線
w31およびw22の接続点に接続している。さらに、
平衡抵抗器R3の一端は、巻線w41およびw32の接
続点に接続している。さらにまた、平衡抵抗器R4の一
端は、巻線w11およびw42の接続点に接続してい
る。そして、各平衡抵抗器R1〜R4の他端は、互いに
接続している。要するに、各抵抗器R1〜R4は、各平
衡トランスT1〜T4に対してスター状に接続してい
る。
【0062】そうして、分配器DISは、その入力ポー
トP0に駆動回路DCからの駆動信号が同軸ケーブルを
経由して入力する。また、出力ポートP1〜P4は、後述
する複数の高周波電源回路HFUの駆動信号入力端にそ
れぞれ同軸ケーブルを介して接続する。そして、各出力
ポートP1〜P4の出力電圧は、平衡トランスT1〜T4
の平衡作用によって等しくなり、したがって各出力ポー
トP1〜P4に対して駆動信号が出力されている状態にお
いては、回路が平衡状態となり、各平衡抵抗器R1〜R
4に電位差が生じないので、電力損失は生じない。よっ
て、駆動信号は、等しく分配される。
【0063】高周波電源回路HFUは、図7に示すよう
に、E級増幅器からなり、その4個が合成回路GATに
対して並列接続している。すなわち、高周波電源回路H
FUは、インダクタL1およびMOSFETQ1の直列回路を
直流電源DCに接続するとともに、共振回路RCを介し
てMOSFETQ1のゲートを分配回路DISに接続してな
り、MOSFETQ1の両端間に直流カットコンデンサC1、
インダクタL2およびコンデンサC2の直列共振回路を
接続し、コンデンサC2の両端から高周波出力が得られ
る。
【0064】合成回路GATは、4個の高周波電源回路
HFUの高周波出力を合成する手段であり、図6に示す
分配回路DISと同一回路構成であるが、4個のポート
P1〜P4が入力ポートとなり、単一のポートP0が出力
ポートとなる。したがって、4個の高周波電源回路HF
Uの高周波出力が合成されて単一の出力ポートP0から
出力する。
【0065】インピーダンス変換回路ZCは、たとえば
線路に対して直列のインダクタと、インダクタの後段に
おいて線路に対して並列のコンデンサからなり、コンデ
ンサの両端にインピーダンス変換された高周波出力が得
られる。
【0066】そうして、合成回路GATの出力ポートP
0から出力される高周波出力のインピーダンスが50Ω
であるとすると、4個の高周波電源回路HFUの高周波
出力を合成した際にインピーダンスが12.5Ωに低下
するので、インピーダンス変換回路ZCを介挿すること
により、これを元に戻すことができる。
【0067】<誘導コイルICについて>誘導コイルI
Cは、円柱形状のフッ素樹脂からなるコイルボビンの外
周に4個のコイルを給電リード線を介して並列接続して
なり、給電リード線を高周波電源HFSの出力端に同軸
ケーブルを介して接続する。
【0068】そうして、誘導コイルは、静止状態で使用
される。
【0069】<加熱ローラHRについて>加熱ローラH
Rは、セラミックスからなる円柱状のローラ基体の外表
面に銅膜を蒸着により被着して円筒状の薄膜導体を形成
してなる。薄膜導体は、加熱ローラHRの周回方向に所
定の抵抗値を有している。そして、図示しない回転機構
により図1の矢印方向に所定の速度で回転する。
【0070】そうして、薄膜導体が2次コイルとして作
用し、誘導コイルと空芯トランス結合する。
【0071】<誘導加熱ローラ装置の動作について>低
周波交流電源ASの100Vまたは200Vの低周波交
流電圧は、直流電源DCにより直流電圧に変換され、さ
らに高周波電源HFSでたとえば2.6±0.4MHz
の高周波電圧に変換されて静止状態の誘導コイルICに
印加される。これにより、誘導コイルICは、高周波磁
界を発生する。高周波磁界は、加熱ローラHRの薄膜導
体に鎖交するので、空芯トランス結合によって薄膜導体
に2次電流が加熱ローラHRの周回方向に流れる。
【0072】加熱ローラHRの薄膜導体に2次電流が流
れると、薄膜導体は所定の抵抗値を有しているので、ジ
ュール発熱をして加熱ローラHRは温度上昇する。
【0073】次に、実施例としての一例を示せば、たと
えば誘導加熱ローラ装置を画像形成装置の定着装置とし
て使用する場合、最大出力150Wの高周波電源回路H
FUを4つ並列運転して合成して出力するように構成す
ることによって、起動時に600Wを出力し、連続運転
時に300Wを出力させることにより、加熱ローラHR
の表面温度を200℃に加熱でき、35枚/分以上の高
速定着が可能になる。そして、連続運転時の総合効率を
90%、15秒で表面温度200℃まで加熱することが
できる。また、温度加熱ローラの温度均一性は、±5d
eg/cmである。さらに、高周波電源HFSの容積
は、幅100mm×長さ150mm×高さ500mmに
でき、小形化を図ることができる。
【0074】図8は、本発明の誘導加熱ローラ装置の第
2の実施形態における高周波電源回路の回路構成を示す
回路図である。図において、図7と同一部分については
同一符号を付して説明は省略する。
【0075】本実施形態は、ハーフブリッジ形インバー
タにより高周波電源回路HFUが構成されている。すな
わち、高周波電源回路HFUは、一対のMOSFETQ1、Q
2、ゲートドライブ信号発生回路GDC、直流カットコ
ンデンサC1、インダクタL2、コンデンサC2および
共振回路RCからなる。一対のMOSFETQ1、Q2は、直
流電源DCに直列接続する。ゲートドライブ信号発生回
路GDCは、MOSFETQ1、Q2のゲートに交互にゲート
ドライブ信号を供給して、MOSFETQ1、Q2を交互にス
イッチングさせる。直流カットコンデンサC1、インダ
クタL2およびコンデンサC2の直列共振回路は、MOSF
ETQ2の両端間に接続している。共振回路RCは、ゲー
トドライブ信号発生回路GDCおよび駆動回路DCの間
に介在する。
【0076】図9は、本発明の誘導加熱ローラ装置の第
3の実施形態における高周波電源の一部を示す回路ブロ
ック図である。
【0077】図10は、同じく分配回路の回路構成を示
す回路図である。
【0078】各図において、図5および図6と同一部分
については同一符号を付して説明は省略する。なお、合
成回路およびインピーダンス変換回路は図示を省略して
いる。
【0079】本実施形態は、高周波電源回路が2つから
なる点で異なる。したがって、分配回路DISは、平衡
トランスおよび平衡抵抗器がそれぞれT1、T2および
R1、R2の2組で構成されている。
【0080】図11は、本発明の誘導加熱ローラ装置の
第4の実施形態における分配回路の回路構成を示す回路
図である。図において、図10と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0081】本実施形態は、平衡トランスおよび平衡抵
抗器が、それぞれTおよびRの1組で構成されている。
すなわち、入力ポートP0は、平衡トランスTにおける
一方の巻線w1の一端および他方の巻線w2の他端にそ
れぞれ接続している。また、出力ポートP1は、他方の
巻線w2の一端に接続している。また、出力ポートP2
は、一方の巻線w1の他端に接続している。平衡抵抗器
Rは、出力ポートP1およびP2の間に接続している。
【0082】図12は、本発明の誘導加熱ローラ装置の
第5の実施形態における高周波電源の一部を示す回路ブ
ロック図である。図において、図9と同一部分について
は同一符号を付して説明は省略する。
【0083】本実施形態は、直流重畳回路DCSを備え
ている点で異なる。すなわち、直流重畳回路DCSは、
ダイオードD、抵抗器R5、R6およびコンデンサC3
からなる。ダイオードDおよび抵抗器R5、R6は、直
列回路を形成して駆動回路DCの出力端間に接続してい
る。コンデンサC3は、駆動回路DCおよび分配回路D
ISの間に直列に挿入している。また、コンデンサC3
は、抵抗器R6に並列接続している。
【0084】図13は、本発明の誘導加熱ローラ装置の
第5の実施形態におけるデューティ制御を説明する波形
図である。
【0085】そうして、直流重畳回路DCSのダイオー
ドDは、駆動回路OSCの高周波交流電圧を半波整流す
る。これにより、抵抗器R6の両端には、半波整流電圧
を抵抗器R5とR6とで按分した電圧が現れる。抵抗器
R6に並列接続しているコンデンサC3は、抵抗器R6
の端子電圧のほぼピーク値に充電される。
【0086】したがって、分配器DISの入力ポートの
基準電圧は、図14に示すように、コンデンサC3の端
子電圧Eだけプラス側へシフトする。その結果、基準電
圧に対してプラスの電圧の時間t1により高周波電圧の
オン時間が、マイナスの電圧の時間t2によりオフ時間
が、それぞれ決まるように高周波電源回路を構成すれ
ば、直流重畳回路DCSによりオンデューティ(t1/
(t1+t2))が50%以下になる。
【0087】図14は、本発明の誘導加熱ローラ装置の
第6の実施形態における高周波電源の一部を示す回路ブ
ロック図である。図において、図12と同一部分につい
ては同一符号を付して説明は省略する。
【0088】本実施形態は、直流重畳回路DCSの抵抗
器R6を可変抵抗器で構成している点で異なる。これに
より、オンデューティを可変にすることができる。
【0089】図15は、本発明の定着装置の一実施形態
を示す縦断面図である。
【0090】図において、21は誘導加熱ローラ装置、
22は加圧ローラ、23は記録媒体、24はトナー、2
5は架台である。なお、図4と同一部分については同一
符号を付してある。
【0091】誘導加熱ローラ装置21は、図4に示す実
施形態を用いている。
【0092】加圧ローラ22は、誘導加熱ローラ装置2
1の加熱ローラHRと圧接関係を有して配設されてお
り、両者の間に記録媒体23を狭圧しながら搬送する。
【0093】記録媒体23は、その表面にトナー24が
付着することにより、画像が形成される。
【0094】架台25は、以上の各構成要素(記録媒体
23を除く。)を所定の位置関係に装架している。
【0095】そうして、定着装置は、トナー24が付着
して画像を形成している記録媒体23が誘導加熱ローラ
装置21の加熱ローラHRと加圧ローラ22との間に挿
入されて搬送されるとともに、加熱ローラHRの熱を受
けてトナー24が加熱されて溶融し、熱定着が行われ
る。
【0096】図16は、本発明の画像形成装置の一実施
形態としての複写機の概念的断面図である。
【0097】図において、31は読取装置、32は画像
形成手段、33は定着装置、34は画像形成装置ケース
である。
【0098】読取装置31は、原紙を光学的に読み取っ
て画像信号を形成する。
【0099】画像形成手段32は、画像信号に基づいて
感光ドラム32a上に静電潜像を形成し、この静電潜像
にトナーを付着させて反転画像を形成し、これを紙など
の記録媒体に転写して画像を形成する。
【0100】定着装置33は、図16に示した構造を有
し、記録媒体に付着したトナーを加熱溶融して熱定着す
る。
【0101】画像形成装置ケース34は、以上の各装置
および手段31ないし33を収納するとともに、搬送装
置、電源装置および制御装置などを備えている。
【0102】
【発明の効果】請求項1および2の発明によれば、複数
の高周波電源回路および複数の高周波電源回路の高周波
出力を合成する合成回路を備えた高周波電源の合成され
た高周波出力により誘導コイルを付勢し、誘導コイルに
加熱ローラを磁気結合して発生した誘導電流によって加
熱ローラを加熱することにより、電流定格の小さな能動
素子を用いて所望電力の高周波出力で加熱ローラを迅速
に加熱でき、また多様な容量の高周波電源に対して部品
の標準化を行なって部品在庫を低減する誘導加熱ローラ
装置を提供することができる。
【0103】請求項2の発明によれば、高周波電源が複
数の高周波電源回路を同期して一括駆動する駆動回路を
備えていることにより、合成する際の損失が低減すると
ともに、単一の駆動回路を共通に利用するので、回路構
成要素を少なくして、コストダウンを図った誘導加熱ロ
ーラ装置を提供することができる。
【0104】請求項3の発明によれば、加圧ローラを備
えた定着装置本体と、請求項1または2記載の誘導加熱
ローラ装置とを具備していることにより、請求項1およ
び2の効果を有する定着装置を提供することができる。
【0105】請求項4の発明によれば、画像形成装置本
体と、請求項3記載の定着装置とを具備していることに
より、請求項1および2の効果を有する画像形成装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】入力ポート間のアイソレーションに対する平衡
トランスにおける各巻線に必要なインダクタンス値をシ
ミュレーションにより求めた結果を示すグラフ
【図2】周波数に対する入力ポート間のアイソレーショ
ンの関係をシミュレーションにより求めた結果を示すグ
ラフ
【図3】入力ポート間に電力差を生じた際の平衡抵抗器
における消費電力の関係をシミュレーションにより求め
た結果を示すグラフ
【図4】本発明の誘導加熱ローラ装置の第1の実施形態
を示す回路ブロック図
【図5】同じく高周波電源を示す回路図
【図6】同じく分配回路および合成回路の回路構成を示
す回路図
【図7】同じく高周波電源回路の回路構成を示す回路図
【図8】本発明の誘導加熱ローラ装置の第2の実施形態
における高周波電源回路の回路構成を示す回路図
【図9】本発明の誘導加熱ローラ装置の第3の実施形態
における高周波電源の一部を示す回路ブロック図
【図10】同じく分配回路の回路構成を示す回路図
【図11】本発明の誘導加熱ローラ装置の第4の実施形
態における分配回路の回路構成を示す回路図
【図12】本発明の誘導加熱ローラ装置の第5の実施形
態における高周波電源の一部を示す回路ブロック図
【図13】本発明の誘導加熱ローラ装置の第5の実施形
態におけるデューティ制御を説明する波形図
【図14】本発明の誘導加熱ローラ装置の第6の実施形
態における高周波電源の一部を示す回路ブロック図
【図15】本発明の定着装置の一実施形態を示す縦断面
【図16】本発明の画像形成装置の一実施形態としての
複写機の概念的断面図
【符号の説明】
DC…駆動回路 DIS…分配回路 GAT…合成回路 HFS…高周波電源 HFU…高周波電源回路 OSC…発振器 ZC…インピーダンス変換回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の高周波電源回路および複数の高周波
    電源回路の高周波出力を合成する合成回路を備えた高周
    波電源と;高周波電源の合成された高周波出力により付
    勢される誘導コイルと;誘導コイルに磁気結合して発生
    した誘導電流により発熱する加熱ローラと;を具備して
    いることを特徴とする誘導加熱ローラ装置。
  2. 【請求項2】高周波電源は、複数の高周波電源回路を同
    期して一括駆動する駆動回路を備えていることを特徴と
    する請求項1記載の誘導加熱ローラ装置。
  3. 【請求項3】加圧ローラを備えた定着装置本体と;定着
    装置本体の加圧ローラに加熱ローラを圧接関係に対設し
    て、両ローラ間にトナー画像が形成された記録媒体を挟
    んで搬送しながらトナー画像を定着するように配設され
    た請求項1または2記載の誘導加熱ローラ装置と;を具
    備していることを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】記録媒体にトナー画像を形成する画像形成
    手段を備えた画像形成装置本体と;画像形成装置本体に
    配設されて記録媒体のトナー画像を定着する請求項3記
    載の定着装置と;を具備していることを特徴とする画像
    形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009530545A (ja) * 2006-03-22 2009-08-27 コンティネンタル オートモーティブ システムズ ユーエス, インコーポレイティッド 燃料インジェクタのアクチュエータおよびヒータに対する重畳された信号

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