JP2002334677A - 試料交換装置 - Google Patents

試料交換装置

Info

Publication number
JP2002334677A
JP2002334677A JP2001178012A JP2001178012A JP2002334677A JP 2002334677 A JP2002334677 A JP 2002334677A JP 2001178012 A JP2001178012 A JP 2001178012A JP 2001178012 A JP2001178012 A JP 2001178012A JP 2002334677 A JP2002334677 A JP 2002334677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
exhaust chamber
guide body
chamber
main exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001178012A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3998435B2 (ja
Inventor
Isamu Ishikawa
川 勇 石
Shunji Deguchi
口 俊 二 出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jeol Ltd filed Critical Jeol Ltd
Priority to JP2001178012A priority Critical patent/JP3998435B2/ja
Publication of JP2002334677A publication Critical patent/JP2002334677A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3998435B2 publication Critical patent/JP3998435B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置に不慣れなオペレータでも、短時間に試
料交換を行うことができる試料交換装置を提供するこ
と。 【解決手段】 中央制御手段56は、スイッチS〜S
のon状態により、ガイドレール切換部36を図中g
h方向の一方に移動させる。すなわち、中央制御手段5
6は、移動体19を予備排気室12に移動させるとき
は、ガイドレール切換部36をh方向に移動させる一
方、移動体19を試料室2に移動させるときは、ガイド
レール切換部36をg方向に移動させる。そして、中央
制御手段56は、スイッチS〜Sのon状態によ
り、モータ20を制御して移動体19を所定量移動させ
る。この結果、予備排気室と本排気室間の試料筒の移
動、本排気室と試料室間の試料筒の移動、および、チャ
ック部23による試料筒18の試料ステージ3側への押
し込みが自動的に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、電子顕微鏡など
に用いられる試料交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 これまで、電子顕微鏡による生物試料
観察においては、生物試料を生きていたときと同じ状態
で観察するために、生物試料を凍結させて、凍結された
試料に電子線を照射して試料観察が行われている。この
ように生物試料を凍結させれば、電子線照射による試料
損傷を抑えることができる。
【0003】そして、このときの試料交換は、たとえば
実開昭63−18760号や実開昭63−18761号
に記載されているように、試料交換室に設けられた試料
交換機構や、試料交換室に接続された保持筒の試料交換
機構などをオペレータが直接操作することにより行われ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、この
試料交換の操作はオペレータにとって非常に煩わしく、
装置に不慣れなオペレータは、試料交換に長い時間かか
ってしまう。
【0005】本発明はこのような点に鑑みて成されたも
ので、その目的は、装置に不慣れなオペレータでも、短
時間に試料交換を行うことができる試料交換装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成する本
発明の試料交換装置は、先端にチャック部を有した移動
体を本排気室から試料室に導くための第1のガイド体
と、前記移動体を前記本排気室から予備排気室に導くた
めの第2のガイド体と、前記移動体を前記試料室または
予備排気室に導くガイド体として、前記第1のガイド体
と第2のガイド体の何れか一方を選択する選択手段と、
前記予備排気室に配置される試料筒を、予備排気室から
前記本排気室に移動させることを指示する第1の指示手
段と、その第1の指示手段からの指示に基づき、前記第
2のガイド体が選択されるように前記選択手段を制御す
ると共に、その選択された第2のガイド体に沿って前記
移動体が前記本排気室から前記予備排気室まで移動し
て、前記チャック部が前記試料筒を保持し、その試料筒
をチャック部で保持した移動体が前記第2のガイド体に
沿って移動して前記本排気室に戻るように前記移動体を
制御する手段と、前記本排気室において前記チャック部
で保持されている試料筒を、前記試料室の試料ステージ
に装着させることを指示する第2の指示手段と、その第
2の指示手段からの指示に基づき、前記第1のガイド体
が選択されるように前記選択手段を制御すると共に、そ
の選択された第1のガイド体に沿って前記移動体が前記
本排気室から前記試料室まで移動して、前記チャック部
に保持されている試料筒が前記試料ステージに装着さ
れ、前記移動体が前記第1のガイド体に沿って移動して
前記本排気室に戻るように前記移動体を制御する手段
と、前記試料室の試料ステージに装着されている試料筒
を、試料室から前記本排気室に移動させることを指示す
る第3の指示手段と、その第3の指示手段からの指示に
基づき、前記第1のガイド体が選択されるように前記選
択手段を制御すると共に、その選択された第1のガイド
体に沿って前記移動体が前記本排気室から前記試料室ま
で移動して、前記チャック部が前記試料ステージに装着
されている試料筒を保持し、その試料筒をチャック部で
保持した移動体が前記第1のガイド体に沿って移動して
前記本排気室に戻るように前記移動体を制御する手段
と、前記本排気室において前記チャック部で保持されて
いる試料筒を、前記予備排気室の試料筒ホルダに装着さ
せることを指示する第4の指示手段と、その第4の指示
手段からの指示に基づき、前記第2のガイド体が選択さ
れるように前記選択手段を制御すると共に、その選択さ
れた第2のガイド体に沿って前記移動体が前記本排気室
から前記予備排気室まで移動して、前記チャック部に保
持されている試料筒が前記試料筒ホルダに装着され、前
記移動体が前記第2のガイド体に沿って移動して前記本
排気室に戻るように前記移動体を制御する手段を備えて
いる。
【0007】
【発明の実施の形態】 以下、図面を用いて本発明の実
施の形態について説明する。
【0008】図1は、本発明の試料交換装置の一例を示
したものであり、本発明を電子顕微鏡に適用した例を示
したものである。
【0009】まず、図1の電子顕微鏡の構成について説
明する。
【0010】図1において、1は試料室チャンバであ
り、試料室チャンバ1の内部、すなわち試料室2は、図
示していない排気装置により排気されている。なお、図
示していないが、試料室チャンバ1の上方には、電子銃
や集束レンズなどが配置されており、また、試料室チャ
ンバ1の下方には、対物レンズや蛍光板などが配置され
ている。
【0011】前記試料室2には試料ステージ3が配置さ
れている。そして、この試料ステージ3は、試料室2に
配置された液体ヘリウムタンク4に接続されていて、試
料ステージ3は液体ヘリウムにより極低温に冷却されて
いる。
【0012】5は本排気室チャンバであり、本排気室チ
ャンバ5は前記試料室チャンバ1に取り付けられてい
る。6は排気装置であり、排気装置6は、本排気室チャ
ンバ5の内部、すなわち本排気室7を排気するためのも
のであり、排気装置6はバルブ8を介して本排気室チャ
ンバ5に接続されている。本排気室7の真空度は、バル
ブ8と本排気室チャンバ5をつなぐ排管に取り付けられ
た真空計9により測定される。
【0013】10は予備排気室チャンバであり、予備排
気室チャンバ10は前記本排気室チャンバ5に取り付け
られている。11は排気装置であり、排気装置11は、
予備排気室チャンバ10の内部、すなわち予備排気室1
2を排気するためのものであり、排気装置11はバルブ
13を介して予備排気室チャンバ10に接続されてい
る。予備排気室12の真空度は、バルブ13と予備排気
室チャンバ10をつなぐ排管に取り付けられた真空計1
4により測定され、また、その排管にはリークバルブ1
5が取り付けられている。
【0014】16は試料筒ホルダであり、試料筒ホルダ
16は前記予備排気室チャンバ10に着脱可能に取り付
けられている。この試料筒ホルダ16の内部には、図1
に示す矢印ab方向に移動可能な試料筒保持部17が設
けられており、試料を保持した試料筒18が試料筒保持
部17に保持されている。
【0015】19は移動体であり、移動体19は、図1
中矢印cd方向に移動可能に前記本気室チャンバ5に取
り付けられている。この移動体19の大気側端部は、本
排気室チャンバ5に固定されたレール21上を前記cd
方向に移動する駆動部22に固定されていて、移動体1
9は、駆動部22の移動に伴って前記cd方向に移動す
る。なお、駆動部22は、モータ20により駆動され
る。
【0016】一方、移動体19の試料側先端にはチャッ
ク部23が設けられている。このチャック部23は前記
試料筒18を保持するためのものであり、チャック部2
3につながったソレノイド印加部24への電圧印加によ
り、チャック部23は試料筒を保持する状態から放す状
態に切り替わる。すなわち、ソレノイド印加部24に電
源25によって電圧が印加されると、ソレノイド印加部
24は図1中矢印e方向に移動してチャック部23は試
料筒を放す状態となり、逆にソレノイド印加部24への
電圧印加が停止されると、ソレノイド印加部24は図1
中矢印f方向に戻ってチャック部23は試料筒を保持す
る状態となる。
【0017】26は冷却ブロックであり、冷却ブロック
26は前記本排気室7に配置されている。この冷却ブロ
ック26は、本排気室外に配置された液体窒素タンク2
7に接続されていて、冷却ブロック26は液体窒素によ
り冷却されている。前記移動体19は冷却ブロック26
を貫通して移動するようになっており、図1の状態で
は、前記チャック部23は冷却ブロック26に当接して
液体窒素で冷却されている。このときのチャック部23
の位置が、チャック部23の待機位置である。
【0018】前記冷却ブロック26には、真っ直ぐなガ
イドレール29の一端が取り付けられ、また、前記本排
気室7と試料室2を仕切るバルブ30の本排気室側周縁
部には、真っ直ぐなガイドレール31の一端が取り付け
られ、そして、バルブ30の試料室側周縁部には曲がっ
たガイドレール32の一端が取り付けられている。ま
た、本排気室7と予備排気室12を仕切るバルブ33の
本排気室側周縁部には、曲がったガイドレール34の一
端が取り付けられ、また、バルブ33の予備排気室側周
縁部には真っ直ぐなガイドレール35の一端が取り付け
られている。
【0019】前記ガイドレール29の他端とガイドレー
ル31の他端の間、および、ガイドレール29の他端と
前記ガイドレール34の他端の間には、ガイドレール切
換部(選択手段)36が配置されている。このガイドレ
ール切換部36は、真っ直ぐなガイドレール37と、曲
がったガイドレール38を有しており、ガイドレール切
換部36は、ガイドレール駆動部39のエアシリンダに
よる空圧制御によって、図1中矢印gh方向に移動され
る。
【0020】さて、図1の状態は、ガイドレール切換部
36がガイドレール駆動部39によってg方向に移動さ
れているときの状態を示している。この状態において前
記バルブ30が開けられると、前記移動体19を本排気
室7から試料室2に導くための第1のガイド体が構成さ
れる。すなわち、前記ガイドレール29と、ガイドレー
ル切換部36のガイドレール37と、ガイドレール31
と、ガイドレール32によって第1のガイド体が構成さ
れる。
【0021】一方、図2に示すように、ガイドレール切
換部36がガイドレール駆動部39によってh方向に移
動され、この状態において前記バルブ33が開けられる
と、前記移動体19を本排気室7から予備排気室12に
導くための第2のガイド体が構成される。すなわち、前
記ガイドレール29と、ガイドレール切換部36のガイ
ドレール38と、ガイドレール34と、ガイドレール3
5によって第2のガイド体が構成される。
【0022】なお、上述したガイドレール29,31,
32,34,35,37,38は、実開昭63−187
60号や実開昭63−18761号に記載されているよ
うに、その内側に移動体19の案内溝を有している。ま
た、移動体19は、実開昭63−18760号や実開昭
63−18761号に記載されているように、チャック
部23と駆動部22とを結ぶ間は屈曲可能な連結体で構
成されていると共に、その両側に、前記ガイドレール2
9,31,32,34,35,37,38の案内溝に嵌
合する車輪を有している。
【0023】また、図1には示されていないが、前記ガ
イドレール31,34とガイドレール切換部36は、前
記液体窒素タンク27に接続されていて、それらは液体
窒素により冷却されている。一方、前記ガイドレール3
2は、試料室2に配置された液体窒素タンク(図示せ
ず)に接続されており、ガイドレール32は液体窒素に
より冷却されている。
【0024】さらに図1において、40はバルブ制御手
段であり、バルブ制御手段40は、エアシリンダによる
空圧制御によって前記バルブ8,13,15,30,3
3を開閉するものである。
【0025】41はセンサーであり、バルブ30に取り
付けられたセンサー41は、バルブ30が閉じているこ
とを前記エアシリンダの動きにより検出する。42はセ
ンサーであり、バルブ30に取り付けられたセンサー4
2は、バルブ30が開いていることを前記エアシリンダ
の動きにより検出する。43はセンサーであり、バルブ
33に取り付けられたセンサー43は、バルブ33が閉
じていることを前記エアシリンダの動きにより検出す
る。44はセンサーであり、バルブ33に取り付けられ
たセンサー44は、バルブ33が開いていることを前記
エアシリンダの動きにより検出する。
【0026】45はセンサーであり、ガイドレール切換
部36に取り付けられたセンサー45は、ガイドレール
切換部36が図1の状態(チャック部23が試料室2に
移動できる状態)であることを前記エアシリンダの動き
により検出する。46はセンサーであり、ガイドレール
切換部36に取り付けられたセンサー46は、ガイドレ
ール切換部36が図2の状態(チャック部23が予備排
気室12に移動できる状態)であることを前記エアシリ
ンダの動きにより検出する。
【0027】47は光センサーであり、前記チャック部
23の待機位置に取り付けられた光センサー47は、チ
ャック部23がその待機位置で待機しているときに、試
料筒を保持しているかどうかを検出するものである。
【0028】48は光センサーであり、ソレノイドに取
り付けられた光センサー48は、チャック部23が試料
筒を保持する状態であることを前記ソレノイド印加部2
4の動きにより検出する。49は光センサーであり、ソ
レノイドに取り付けられた光センサー49は、チャック
部23が試料筒を放す状態であることを前記ソレノイド
印加部24の動きにより検出する。
【0029】50は光センサーであり、レール21に取
り付けられた光センサー50は、チャック部23が図1
の待機位置にあることを前記駆動部22の動きにより検
出する。51は光センサーであり、レール21に取り付
けられた光センサー51は、チャック部23が予備排気
室12に移動したことを前記駆動部22の動きにより検
出する。52は光センサーであり、レール21に取り付
けられた光センサー52は、チャック部23が試料室2
に移動したことを前記駆動部22の動きにより検出す
る。
【0030】53は光センサーであり、予備排気室12
に取り付けられた光センサー53は、前記試料筒保持部
17が予備排気室内に挿入されたことを検出する。54
は光センサーであり、予備排気室12に取り付けられた
光センサー54は、前記試料筒保持部17が予備排気室
内に挿入されたときに試料筒の有無を検出する。
【0031】55はマイクロスイッチであり、予備排気
室チャンバ10に取り付けられたマイクロスイッチ55
は、試料筒ホルダ16が予備排気室チャンバ10に取り
付けられると、その試料筒ホルダ16との接触によって
スイッチがonとなる。
【0032】56は中央制御手段であり、中央制御手段
56は、上述した排気装置6,11、真空計9,14、
モータ20、電源25、ガイドレール駆動部39、バル
ブ制御手段40、センサー41〜54、およびマイクロ
スイッチ55に接続されていると共に、スイッチS
を有する指示手段57に接続されている。
【0033】以上、図1の電子顕微鏡の構成について説
明したが、次に、この装置の動作説明を行う。
【0034】まず、予備排気室12に配置される試料筒
を、予備排気室12から本排気室7に移動させる場合に
ついて説明する。
【0035】その場合、オペレータは、予備排気室に配
置される試料筒を、予備排気室から本排気室に移動させ
ることを指示するスイッチS(第1の指示手段)をo
nする。すると、中央制御手段56は、排気装置11が
動作するように排気装置11を制御する。この制御を受
けた排気装置11は、真空引きを開始する。
【0036】次にオペレータは、図1に示すように、試
料筒18を保持した試料筒ホルダ16を予備排気室チャ
ンバ10に取り付ける。なお、試料筒18に保持されて
いる試料(図示せず)は、試料筒ホルダ16が予備排気
室チャンバ10に取り付けられる前に、専用の凍結装置
で凍結処理が行われている。
【0037】このように試料筒ホルダ16が予備排気室
チャンバ10に取り付けられると、マイクロスイッチ5
5がonとなり、マイクロスイッチ55からの信号を受
けた中央制御手段56は、バルブ13を開けるようにバ
ルブ制御手段40を制御する。この制御を受けたバルブ
制御手段40はバルブ13を開けるので、排気装置11
による予備排気室12の真空排気が開始される。なお、
このとき、リークバルブ15は閉じられている。
【0038】次にオペレータは、試料筒ホルダ16の試
料筒保持部17を、手動で図1中a方向に移動させて予
備排気室12に押し込む。
【0039】そして中央制御手段56は、真空計14か
らの信号に基づき、予備排気室12の真空度が所定値ま
で達したことを検出すると、センサー47,53,54
からの信号に基づき、バルブ33を開けるかどうかの決
定を行う。すなわち、中央制御手段56は、センサー4
7からの信号に基づいてチャック部23に試料筒が無い
ことと、センサー53からの信号に基づいて試料筒保持
部17が予備排気室12に挿入されていることと、セン
サー54からの信号に基づいて試料筒18が試料筒保持
部17に有ることの3つの条件を検出すると、バルブ3
3を開けるようにバルブ制御手段40を制御すると共
に、バルブ13を閉じるようにバルブ制御手段40を制
御する。この制御を受けたバルブ制御手段40は、バル
ブ33を開ける一方、バルブ13を閉じる。
【0040】そして中央制御手段56は、センサー44
からの信号に基づいてバルブ33が開いたことを検出す
ると、センサー45,46からの信号に基づいてガイド
レール切換部36の位置を検出し、図2に示す位置にガ
イドレール切換部36を動かすようにガイドレール駆動
部39を制御する。この制御を受けたガイドレール駆動
部39は、図2に示すようにガイドレール切換部36を
動かし、この結果、上述した第2のガイド体が構成され
る。
【0041】さらに中央制御手段56は、センサー46
からの信号に基づいて、ガイドレール切換部36がチャ
ック部23を予備排気室12側へ導入できる位置になっ
たことを検出すると共に、センサー48からの信号に基
づいて、チャック部23が試料筒18を保持できる状態
であることを検出すると、駆動部22が図1中c方向に
移動するようにモータ20を制御する。この制御を受け
たモータ20は回転して駆動部22は移動し、その駆動
部22の移動に伴って移動体19は図1中c方向に移動
する。この結果、チャック部23は、ガイドレール2
9,38,34,35に沿って本排気室7から予備排気
室12に移動する。
【0042】ところで、このような駆動部22の移動
は、駆動部22がセンサー51の位置まで移動するまで
行われ、中央制御手段56は、センサー51からの信号
に基づいて駆動部22がセンサー51の位置まで来たこ
とを検出すると、モーター20の回転を止める。このよ
うに駆動部22がセンサー51の位置まで移動したと
き、前記チャック部23は、試料筒保持部17にある試
料筒18を保持し、また、この試料筒の保持が確実に行
われるように、移動体19の長さやセンサー51の位置
などが予め調整されている。
【0043】こうして、チャック部23が試料筒18を
保持すると、中央制御手段56は、チャック部23が予
備排気室12から本排気室7に戻るようにモータ20を
制御する。この制御を受けてモータ20は回転し、駆動
部22は図1中d方向に移動する。そして中央制御手段
56は、センサー50の信号に基づき、駆動部22がセ
ンサー50の位置まで戻ったことを検出すると、すなわ
ち、チャック部23が前記待機位置まで戻ったことを検
出すると、モーター20の回転を止める。
【0044】その後、中央制御手段56は、センサー4
7の信号に基づき、チャック部23によって確かに試料
筒18が保持されていることを検出すると、バルブ33
を閉めるようにバルブ制御手段40を制御する。この制
御を受けたバルブ制御手段40はバルブ33を閉じる。
【0045】そして中央制御手段56は、センサー43
からの信号に基づいてバルブ33が閉じたことを検出す
ると、排気装置11の動作を止め、さらに、リークバル
ブ15が開くようにバルブ制御手段40を制御する。こ
の制御を受けたバルブ制御手段40はリークバルブ15
を開けるので、予備排気室12はリークされる。このリ
ークにより、オペレータは、試料筒ホルダ16を手動で
予備排気室チャンバ10から取り外しできるようにな
る。中央制御手段56は、このリークを指示した後、前
記スイッチSをoffにする。
【0046】以上、予備排気室12に配置された試料筒
18を、予備排気室12から本排気室7に移動させる場
合について説明した。次に、本排気室7においてチャッ
ク部23で保持されている試料筒18を、試料室2の試
料ステージ3に装着させる場合について説明する。
【0047】その場合、オペレータは、本排気室におい
てチャック部で保持されている試料筒を、試料室の試料
ステージに装着させることを指示するスイッチS(第
2の指示手段)をonする。
【0048】すると、まず中央制御手段56は、センサ
ー47からの信号に基づき、チャック部23が試料筒1
8を保持しているかどうかを検出する。この検出におい
て、中央制御手段56は、チャック部23に試料筒18
が有ることを検出すると、次に、排気装置6で排気され
ている本排気室7の真空度を、真空計9からの信号に基
づいて検出する。中央制御手段56は、本排気室7の真
空度が所定値まで達していると、バルブ30を開けるよ
うにバルブ制御手段40を制御する。この制御を受けた
バルブ制御手段40は、バルブ30を開ける。
【0049】中央制御手段56は、センサー42からの
信号に基づいてバルブ30が開いたことを検出すると、
センサー45,46からの信号に基づいてガイドレール
切換部36の位置を検出し、図1に示す位置にガイドレ
ール切換部36を動かすようにガイドレール駆動部39
を制御する。この制御を受けたガイドレール駆動部39
は、図1に示すようにガイドレール切換部36を動か
し、この結果、上述した第1のガイド体が構成される。
【0050】そして中央制御手段56は、センサー45
からの信号に基づいて、ガイドレール切換部36がチャ
ック部23を試料室2側へ導入できる位置になったこと
を検出すると、駆動部22が図1中c方向に移動するよ
うにモータ20を制御する。この制御を受けたモータ2
0は回転して駆動部22は移動し、その駆動部22の移
動に伴って移動体19は図1中c方向に移動する。この
結果、試料筒18を保持したチャック部23は、ガイド
レール29,37,31,32に沿って本排気室7から
試料室2に移動する。
【0051】ところで、このような駆動部22の移動
は、駆動部22がセンサー52の位置まで移動するまで
行われ、中央制御手段56は、センサー52からの信号
に基づいて駆動部22がセンサー52の位置まで来たこ
とを検出すると、モーター20の回転を止める。このよ
うに駆動部22がセンサー52の位置まで移動したと
き、前記チャック部23は、試料ステージ3に試料筒1
8を挿入しており、また、この試料筒18の挿入が確実
に行われるように、移動体19の長さやセンサー52の
位置などが調整されている。
【0052】こうして、試料筒18が試料ステージ3に
挿入されると、中央制御手段56は、ソレノイド印加部
24に電圧が印加されるように電源25を制御する。こ
の制御を受けた電源25はソレノイド印加部24に電圧
を印加し、その電圧印加によってソレノイド印加部24
は図1中e方向に移動する。このソレノイド印加部24
の移動によって、チャック部23は試料筒18を放し、
試料筒18は試料ステージ3に装着される。
【0053】そして中央制御手段56は、センサー49
からの信号に基づき、チャック部23が試料筒18を放
す状態になったことを検出すると、チャック部23が試
料室2から本排気室7に戻るようにモータ20を制御す
る。この制御を受けてモータ20は回転し、駆動部22
は図1中d方向に移動する。そして中央制御手段56
は、センサー50からの信号に基づき、駆動部22がセ
ンサー50の位置まで戻ったことを検出すると、モータ
ー20の回転を止める。
【0054】その後、中央制御手段56は、センサー4
7からの信号に基づき、チャック部23に試料筒18が
無いことを検出すると、ソレノイド印加部24への電圧
印加が停止されるように電源25を制御する。この制御
を受けた電源25は、これまでのソレノイド印加部24
への電圧印加を停止するので、ソレノイド印加部24は
図1中f方向に移動する。このソレノイド印加部24の
移動により、チャック部23は試料筒を保持する状態に
なる。
【0055】そして中央制御手段56は、センサー48
からの信号に基づき、チャック部23が試料筒を保持す
る状態になったことを検出すると、バルブ30を閉める
ようにバルブ制御手段40を制御する。この制御を受け
たバルブ制御手段40はバルブ30を閉じる。中央制御
手段56は、センサー41からの信号に基づいてバルブ
30が閉じたことを検出すると、前記スイッチSをo
ffにする。
【0056】以上、本排気室7においてチャック部23
で保持されている試料筒18を、試料室2の試料ステー
ジ3に装着させる場合について説明した。次に、試料ス
テージ3に装着されている試料筒18を、試料室2から
本排気室7に移動させる場合について説明する。
【0057】その場合、オペレータは、試料室の試料ス
テージに装着されている試料筒を、試料室から本排気室
に移動させることを指示するスイッチS(第3の指示
手段)をonする。
【0058】すると、まず中央制御手段56は、センサ
ー47からの信号に基づき、チャック部23が試料筒1
8を保持しているかどうかを検出する。この検出におい
て、中央制御手段56は、チャック部23に試料筒18
が無いことを検出すると、次に、真空計9からの信号に
基づいて本排気室7の真空度を検出する。中央制御手段
56は、本排気室7の真空度が所定値まで達している
と、バルブ30を開けるようにバルブ制御手段40を制
御する。この制御を受けたバルブ制御手段40は、バル
ブ30を開ける。
【0059】中央制御手段56は、センサー42からの
信号に基づいてバルブ30が開いたことを検出すると、
センサー45,46からの信号に基づいてガイドレール
切換部36の位置を検出し、図1に示す位置にガイドレ
ール切換部36を動かすようにガイドレール駆動部39
を制御する。この制御を受けたガイドレール駆動部39
は、図1に示すようにガイドレール切換部36を動か
し、この結果、上述した第1のガイド体が構成される。
【0060】そして中央制御手段56は、センサー45
からの信号に基づいて、ガイドレール切換部36がチャ
ック部23を試料室2側へ導入できる位置になったこと
と、センサー48からの信号に基づいてチャック部23
が試料筒を保持できる状態であることを検出すると、駆
動部22が図1中c方向に移動するようにモータ20を
制御する。この制御を受けたモータ20は回転して駆動
部22は移動し、その駆動部22の移動に伴って移動体
19は図1中c方向に移動する。この結果、チャック部
23は、ガイドレール29,37,31,32に沿って
本排気室7から試料室2に移動する。
【0061】このような駆動部22の移動は、駆動部2
2がセンサー52の位置まで移動するまで行われ、中央
制御手段56は、センサー52からの信号に基づいて駆
動部22がセンサー52の位置まで来たことを検出する
と、モーター20の回転を止める。このように駆動部2
2がセンサー52の位置まで移動したとき、前記チャッ
ク部23は、試料ステージ3の試料筒18を保持する。
【0062】こうして、チャック部23が試料筒18を
保持すると、中央制御手段56は、チャック部23が試
料室2から本排気室7に戻るようにモータ20を制御す
る。この制御を受けてモータ20は回転し、駆動部22
は図1中d方向に移動する。そして、中央制御手段56
は、センサー50からの信号に基づいて、駆動部22が
センサー50の位置まで戻ったことを検出すると、モー
ター20の回転を止める。
【0063】その後、中央制御手段56は、センサー4
7からの信号に基づき、チャック部23に試料筒18が
有ることを検出すると、バルブ30を閉めるようにバル
ブ制御手段40を制御する。この制御を受けたバルブ制
御手段40はバルブ30を閉じる。中央制御手段56
は、センサー41からの信号に基づいてバルブ30が閉
じたことを検出すると、前記スイッチSをoffにす
る。
【0064】以上、試料ステージ3に装着されている試
料筒18を、試料室2から本排気室7に移動させる場合
について説明した。次に、本排気室7においてチャック
部23で保持されている試料筒18を、予備排気室12
の試料筒ホルダ16に装着させる場合について説明す
る。
【0065】その場合、オペレータは、本排気室におい
てチャック部で保持されている試料筒を、予備排気室の
試料筒ホルダに装着させることを指示するスイッチS
(第4の指示手段)をonする。すると、中央制御手段
56は、排気装置11が動作するように排気装置11を
制御する。この制御を受けた排気装置11は、真空引き
を開始する。
【0066】次にオペレータは、試料筒を保持していな
い試料筒ホルダ16を予備排気室チャンバ10に取り付
ける。
【0067】このように試料筒ホルダ16が予備排気室
チャンバ10に取り付けられると、マイクロスイッチ5
5がonとなり、マイクロスイッチ55からの信号を受
けた中央制御手段56は、バルブ13を開けるようにバ
ルブ制御手段40を制御する。この制御を受けたバルブ
制御手段40はバルブ13を開けるので、排気装置11
による予備排気室12の真空排気が開始される。なお、
このとき、リークバルブ15は閉じられている。
【0068】次にオペレータは、試料筒ホルダ16の試
料筒保持部17を、手動で図1中a方向に移動させて予
備排気室12に押し込む。
【0069】そして中央制御手段56は、真空計14か
らの信号に基づき、予備排気室12の真空度が所定値ま
で達したことを検出すると、センサー47,53,54
からの信号に基づき、バルブ33を開けるかどうかの決
定を行う。すなわち、中央制御手段56は、センサー4
7からの信号に基づいてチャック部23に試料筒が有る
ことと、センサー53からの信号に基づいて試料筒保持
部17が予備排気室12に挿入されていることと、セン
サー54からの信号に基づいて試料筒が試料筒保持部1
7に無いことの3つの条件を検出すると、バルブ33を
開けるようにバルブ制御手段40を制御すると共に、バ
ルブ13を閉じるようにバルブ制御手段40を制御す
る。この制御を受けたバルブ制御手段40は、バルブ3
3を開ける一方、バルブ13を閉じる。
【0070】そして中央制御手段56は、センサー44
からの信号に基づいてバルブ33が開いたことを検出す
ると、センサー45,46からの信号に基づいてガイド
レール切換部36の位置を検出し、図2に示す位置にガ
イドレール切換部36を動かすようにガイドレール駆動
部39を制御する。この制御を受けたガイドレール駆動
部39は、図2に示すようにガイドレール切換部36を
動かし、この結果、上述した第2のガイド体が構成され
る。
【0071】さらに中央制御手段56は、センサー46
からの信号に基づいて、ガイドレール切換部36がチャ
ック部23を予備排気室12側へ導入できる位置になっ
たことを検出すると、駆動部22が図1中c方向に移動
するようにモータ20を制御する。この制御を受けたモ
ータ20は回転して駆動部22は移動し、その駆動部2
2の移動に伴って移動体19は図1中c方向に移動す
る。この結果、試料筒18を保持したチャック部23
は、ガイドレール29,38,34,35に沿って本排
気室7から予備排気室12に移動する。
【0072】このような駆動部22の移動は、駆動部2
2がセンサー51の位置まで移動するまで行われ、中央
制御手段56は、センサー51からの信号に基づいて駆
動部22がセンサー51の位置まで来たことを検出する
と、モーター20の回転を止める。このように駆動部2
2がセンサー51の位置まで移動したとき、前記チャッ
ク部23は、試料筒保持部17に試料筒18を挿入す
る。
【0073】こうして、試料筒18が試料筒保持部17
に挿入されると、中央制御手段56は、ソレノイド印加
部24に電圧が印加されるように電源25を制御する。
この制御を受けた電源25はソレノイド印加部24に電
圧を印加し、その電圧印加によってソレノイド印加部2
4は図1中e方向に移動する。このソレノイド印加部2
4の移動によって、チャック部23は試料筒18を放
し、試料筒18は試料筒保持部17に装着される。
【0074】そして中央制御手段56は、センサー49
からの信号に基づき、チャック部23が試料筒18を放
す状態になったことを検出すると、チャック部23が予
備排気室12から本排気室7に戻るようにモータ20を
制御する。この制御を受けてモータ20は回転し、駆動
部22は図1中d方向に移動する。そして中央制御手段
56は、センサー50からの信号に基づき、駆動部22
がセンサー50の位置まで戻ったことを検出すると、モ
ーター20の回転を止める。
【0075】その後、中央制御手段56は、センサー4
7からの信号に基づき、チャック部23に試料筒18が
無いことを検出すると、ソレノイド印加部24への電圧
印加が停止されるように電源25を制御する。この制御
を受けた電源25は、これまでのソレノイド印加部24
への電圧印加を停止するので、ソレノイド印加部24は
図1中f方向に移動する。このソレノイド印加部24の
移動により、チャック部23は試料筒を保持する状態に
なる。
【0076】そして中央制御手段56は、センサー48
からの信号に基づき、チャック部23が試料筒を保持す
る状態になったことを検出すると、バルブ33を閉める
ようにバルブ制御手段40を制御する。この制御を受け
たバルブ制御手段40はバルブ33を閉じる。
【0077】そして中央制御手段56は、センサー43
からの信号に基づいてバルブ33が閉じたことを検出す
ると、排気装置11の動作を止め、さらに、リークバル
ブ15が開くようにバルブ制御手段40を制御する。こ
の制御を受けたバルブ制御手段40はリークバルブ15
を開けるので、予備排気室12はリークされる。このリ
ークにより、オペレータは、試料筒ホルダ16を手動で
予備排気室チャンバ10から取り外しできるようにな
る。中央制御手段56は、このリークを指示した後、前
記スイッチSをoffにする。
【0078】以上、本排気室7においてチャック部23
で保持されている試料筒18を、予備排気室12の試料
筒ホルダ16に装着させる場合について説明した。次
に、試料ステージ3に装着されている試料筒18を、前
記チャック部23で試料ステージ側に押し込む場合につ
いて説明する。
【0079】その場合、オペレータは、試料ステージに
装着されている試料筒を、チャック部で試料ステージ側
に押し込むことを指示するスイッチS(第5の指示手
段)をonする。
【0080】すると、まず中央制御手段56は、センサ
ー47からの信号に基づき、チャック部23が試料筒1
8を保持しているかどうかを検出する。この検出におい
て、中央制御手段56は、チャック部23に試料筒18
が無いことを検出すると、次に、真空計9からの信号に
基づいて本排気室7の真空度を検出する。中央制御手段
56は、本排気室7の真空度が所定値まで達している
と、バルブ30を開けるようにバルブ制御手段40を制
御する。この制御を受けたバルブ制御手段40は、バル
ブ30を開ける。
【0081】中央制御手段56は、センサー42からの
信号に基づいてバルブ30が開いたことを検出すると、
センサー45,46からの信号に基づいてガイドレール
切換部36の位置を検出し、図1に示す位置にガイドレ
ール切換部36を動かすようにガイドレール駆動部39
を制御する。この制御を受けたガイドレール駆動部39
は、図1に示すようにガイドレール切換部36を動か
し、この結果、上述した第1のガイド体が構成される。
【0082】そして中央制御手段56は、センサー45
からの信号に基づいて、ガイドレール切換部36がチャ
ック部23を試料室2側へ導入できる位置になったこと
検出すると、センサー48,49からの信号に基づい
て、チャック部23が試料筒を放す状態か保持する状態
かを検出する。この際、中央制御手段56は、チャック
部23が試料筒を保持する状態の場合、上述したように
ソレノイドを制御して、チャック部23が試料筒を放す
状態にする。
【0083】その後、中央制御手段56は、駆動部22
が図1中c方向に移動するようにモータ20を制御す
る。この制御を受けたモータ20は回転して駆動部22
は移動し、その駆動部22の移動に伴って移動体19は
図1中c方向に移動する。この結果、チャック部23
は、ガイドレール29,37,31,32に沿って本排
気室7から試料室2に移動する。
【0084】このような駆動部22の移動は、駆動部2
2がセンサー52の位置まで移動するまで行われ、中央
制御手段56は、センサー52からの信号に基づいて駆
動部22がセンサー52の位置まで来たことを検出する
と、モーター20の回転を止める。このように駆動部2
2がセンサー52の位置まで移動したとき、試料筒を放
す状態にあるチャック部23は、試料ステージ3の試料
筒18を試料ステージ側に押し込んでおり、また、この
押し込みが確実に行われるようにチャック部23が構成
されている。
【0085】こうして、試料筒18が試料ステージ側に
押し込まれると、試料筒18は試料ステージ3にしっか
りと装着され、電子顕微鏡での像観察において像質の悪
化、試料ドリフト、フォーカスドリフトなどが抑えら
れ、高分解能での像観察を行うことができる。なお、試
料筒が液体ヘリウムによって十分に冷却されてから、そ
の試料筒をチャック部により試料ステージ側に押し込む
ようにすれば、試料ドリフトなどをより抑えることがで
きる。
【0086】さて、上述したようにチャック部23が試
料筒18を押し込むと、中央制御手段56は、チャック
部23が試料室2から本排気室7に戻るようにモータ2
0を制御する。この制御を受けてモータ20は回転し、
駆動部22は図1中d方向に移動する。そして、中央制
御手段56は、センサー50からの信号に基づいて、駆
動部22がセンサー50の位置まで戻ったことを検出す
ると、モーター20の回転を止める。
【0087】その後、中央制御手段56は、センサー4
7からの信号に基づき、チャック部23に試料筒18が
無いことを検出すると、ソレノイド印加部24への電圧
印加が停止されるように電源25を制御する。この制御
を受けた電源25は、これまでのソレノイド印加部24
への電圧印加を停止するので、ソレノイド印加部24は
図1中f方向に移動する。このソレノイド印加部24の
移動により、チャック部23は試料筒を保持する状態に
なる。
【0088】そして中央制御手段56は、センサー48
からの信号に基づき、チャック部23が試料筒を保持す
る状態になったことを検出すると、バルブ30を閉める
ようにバルブ制御手段40を制御する。この制御を受け
たバルブ制御手段40はバルブ30を閉じる。中央制御
手段56は、センサー41からの信号に基づいてバルブ
30が閉じたことを検出すると、前記スイッチSをo
ffにする。
【0089】以上、図1の電子顕微鏡の動作について説
明したが、本発明が適用されたこの電子顕微鏡において
は、指示手段であるスイッチS〜Sを指示するだけ
で、第1のガイド体と第2のガイド体の適当な一方が自
動的に選択されて、各スイッチに割り当てられた動作が
自動的に行われる。このため、装置に不慣れなオペレー
タでも、短時間に試料交換を行うことができる。
【0090】また、本発明においては、上述した第2の
ガイド体を備えているため、チャック部をその第2のガ
イド体に沿って予備排気室まで移動させることができ、
予備排気室に配置された試料筒をチャック部で簡単に保
持することができる。このため、従来のように、試料交
換室に接続された保持筒の試料交換機構と、試料交換室
に設けられた試料交換機構を用いて、試料筒を受け渡し
しなくても済み、オペレータの負担はかなり軽減され
る。
【0091】なお、図1の装置においては、スイッチS
とSが同時にon、または、スイッチSがonさ
れて装置が動作している最中にスイッチSがonされ
ると、スイッチSについての装置動作が行われた後、
連続して、スイッチSについての装置動作が行われ
る。
【0092】また、図1の装置においては、スイッチS
とSが同時にon、または、スイッチSがonさ
れて装置が動作している最中にスイッチSがonされ
ると、スイッチSについての装置動作が行われた後、
連続して、スイッチSについての装置動作が行われ
る。
【0093】また、図1の装置においては、スイッチS
がonされているときは、上述したようにスイッチS
しかonすることはできず、その他のスイッチはon
できない状態となっている。
【0094】また、図1の装置においては、各スイッチ
〜Sにおいて、現在on状態にあるスイッチをそ
の動作中に再度onすると、そのスイッチはリセットさ
れて駆動部22はセンサー50の位置に戻り、開いてい
るバルブは閉じて、スイッチはoff状態となる。
【0095】また、本発明は上記例に限定されるもので
はなく、種々の変形例も含むものである。
【0096】たとえば、上記例では、ガイドレール切換
部36を上下に移動させて、ガイドレール37,38を
切換えている。このガイドレール切換部36に代えて、
図3に示すように、紙面に垂直な軸Oを中心に回転する
ディスク状のガイドレール切換部36’を配置し、ガイ
ドレール切換部36’を回転させて、ガイドレール切換
部36’に設けられた前記ガイドレール37,38を切
換えるようにしても良い。
【0097】図3(a)の状態は、ガイドレール切換部
36’がガイドレール駆動部39によってi方向に回転
されているときの状態を示している。この状態において
前記バルブ30が開けられると、前記移動体19を本排
気室7から試料室2に導くための前記第1のガイド体が
構成される。
【0098】一方、図3(b)に示すように、ガイドレ
ール切換部36’がガイドレール駆動部39によって図
3(a)の状態からj方向に90度回転され、この状態
において前記バルブ33が開けられると、前記移動体1
9を本排気室7から予備排気室12に導くための前記第
2のガイド体が構成される。
【0099】また、本発明は電子顕微鏡に限らず、その
他の電子線装置や、走査形プローブ顕微鏡などにも適用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例を示した図である。
【図2】 図1におけるガイドレール切換部36の動作
を説明するために示した図である。
【図3】 本発明の他の例を示した図である。
【符号の説明】
1…試料室チャンバ、2…試料室、3…試料ステージ、
4…液体ヘリウムタンク、5…本排気室チャンバ、6,
11…排気装置、7…本排気室、8,13,30…バル
ブ、9,14…真空計、10…予備排気室チャンバ、1
2…予備排気室、15…リークバルブ、16…試料筒ホ
ルダ、17…試料筒保持部、18…試料筒、19…移動
体、20…モータ、21…レール、22…駆動部、23
…チャック部、24…ソレノイド印加部、25…電源、
26…冷却ブロック、27…液体窒素タンク、29,3
1,32,34,35,37,38…ガイドレール、3
6,36’…ガイドレール切換部、39…ガイドレール
駆動部、40…バルブ制御手段、41,42,43,4
4,45,46…センサー、47,48,49,50,
51,52,53,54…光センサー、55…マイクロ
スイッチ、56…中央制御手段、57…指示手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にチャック部を有した移動体を本排
    気室から試料室に導くための第1のガイド体と、前記移
    動体を前記本排気室から予備排気室に導くための第2の
    ガイド体と、前記移動体を前記試料室または予備排気室
    に導くガイド体として、前記第1のガイド体と第2のガ
    イド体の何れか一方を選択する選択手段と、前記予備排
    気室に配置される試料筒を、予備排気室から前記本排気
    室に移動させることを指示する第1の指示手段と、その
    第1の指示手段からの指示に基づき、前記第2のガイド
    体が選択されるように前記選択手段を制御すると共に、
    その選択された第2のガイド体に沿って前記移動体が前
    記本排気室から前記予備排気室まで移動して、前記チャ
    ック部が前記試料筒を保持し、その試料筒をチャック部
    で保持した移動体が前記第2のガイド体に沿って移動し
    て前記本排気室に戻るように前記移動体を制御する手段
    と、前記本排気室において前記チャック部で保持されて
    いる試料筒を、前記試料室の試料ステージに装着させる
    ことを指示する第2の指示手段と、その第2の指示手段
    からの指示に基づき、前記第1のガイド体が選択される
    ように前記選択手段を制御すると共に、その選択された
    第1のガイド体に沿って前記移動体が前記本排気室から
    前記試料室まで移動して、前記チャック部に保持されて
    いる試料筒が前記試料ステージに装着され、前記移動体
    が前記第1のガイド体に沿って移動して前記本排気室に
    戻るように前記移動体を制御する手段と、前記試料室の
    試料ステージに装着されている試料筒を、試料室から前
    記本排気室に移動させることを指示する第3の指示手段
    と、その第3の指示手段からの指示に基づき、前記第1
    のガイド体が選択されるように前記選択手段を制御する
    と共に、その選択された第1のガイド体に沿って前記移
    動体が前記本排気室から前記試料室まで移動して、前記
    チャック部が前記試料ステージに装着されている試料筒
    を保持し、その試料筒をチャック部で保持した移動体が
    前記第1のガイド体に沿って移動して前記本排気室に戻
    るように前記移動体を制御する手段と、前記本排気室に
    おいて前記チャック部で保持されている試料筒を、前記
    予備排気室の試料筒ホルダに装着させることを指示する
    第4の指示手段と、その第4の指示手段からの指示に基
    づき、前記第2のガイド体が選択されるように前記選択
    手段を制御すると共に、その選択された第2のガイド体
    に沿って前記移動体が前記本排気室から前記予備排気室
    まで移動して、前記チャック部に保持されている試料筒
    が前記試料筒ホルダに装着され、前記移動体が前記第2
    のガイド体に沿って移動して前記本排気室に戻るように
    前記移動体を制御する手段を備えたことを特徴とする試
    料交換装置。
  2. 【請求項2】 前記試料室の試料ステージに装着されて
    いる試料筒を、前記チャック部で試料ステージ側に押し
    込むことを指示する第5の指示手段と、その第5の指示
    手段からの指示に基づき、前記第1のガイド体が選択さ
    れるように前記選択手段を制御すると共に、その選択さ
    れた第1のガイド体に沿って前記移動体が前記本排気室
    から前記試料室まで移動して、前記チャック部が前記試
    料ステージに装着されている試料筒を試料ステージ側に
    押し込み、前記移動体が前記第1のガイド体に沿って移
    動して前記本排気室に戻るように前記移動体を制御する
    手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の試
    料交換装置。
  3. 【請求項3】 前記試料ステージ、前記移動体のチャッ
    ク部、前記第1のガイド体および第2のガイド体は、冷
    却手段により冷却されることを特徴とする請求項2また
    は3記載の試料交換装置。
  4. 【請求項4】 先端にチャック部を有した移動体を本排
    気室から試料室に導くための第1のガイド体と、前記移
    動体を前記本排気室から予備排気室に導くための第2の
    ガイド体と、前記移動体を前記試料室または予備排気室
    に導くガイド体として、前記第1のガイド体と第2のガ
    イド体の何れか一方を選択する選択手段を備え、その選
    択手段によりガイド体を切り換えることにより、前記移
    動体を第1のガイド体に沿って移動させて、前記本排気
    室において前記チャック部で保持されている試料筒を前
    記試料室の試料ステージに装着、または前記試料ステー
    ジに装着されている試料筒を前記チャック部で保持して
    本排気室に移動させる動作と、前記移動体を第2のガイ
    ド体に沿って移動させて、前記予備排気室に配置された
    試料筒を前記チャック部で保持して前記本排気室に移
    動、または本排気室において前記チャック部で保持され
    ている試料筒を前記予備排気室に移動させる動作とを選
    択的に実施可能としたことを特徴とする試料交換装置。
  5. 【請求項5】 先端にチャック部を有した移動体を本排
    気室から試料室に導くための第1のガイド体と、前記移
    動体を前記本排気室から予備排気室に導くための第2の
    ガイド体と、前記移動体を前記試料室または予備排気室
    に導くガイド体として、前記第1のガイド体と第2のガ
    イド体の何れか一方を選択する選択手段と、前記予備排
    気室に配置される試料筒を、予備排気室から前記本排気
    室を介して前記試料室に移動させることを指示する指示
    手段と、その指示手段からの指示に基づき、前記第2の
    ガイド体が選択されるように前記選択手段を制御すると
    共に、その選択された第2のガイド体に沿って前記移動
    体が前記本排気室から前記予備排気室まで移動して、前
    記チャック部が前記試料筒を保持し、その試料筒をチャ
    ック部で保持した移動体が前記第2のガイド体に沿って
    移動して前記本排気室に戻るように前記移動体を制御し
    た後、前記第1のガイド体が選択されるように前記選択
    手段を制御すると共に、その選択された第1のガイド体
    に沿って前記移動体が前記本排気室から前記試料室まで
    移動して、前記チャック部に保持されている試料筒が前
    記試料ステージに装着され、前記移動体が前記第1のガ
    イド体に沿って移動して前記本排気室に戻るように前記
    移動体を制御する手段と、前記試料室の試料ステージに
    装着されている試料筒を、試料室から前記本排気室を介
    して前記予備本排気室に移動させることを指示する指示
    手段と、その指示手段からの指示に基づき、前記第1の
    ガイド体が選択されるように前記選択手段を制御すると
    共に、その選択された第1のガイド体に沿って前記移動
    体が前記本排気室から前記試料室まで移動して、前記チ
    ャック部が前記試料ステージに装着されている試料筒を
    保持し、その試料筒をチャック部で保持した移動体が前
    記第1のガイド体に沿って移動して前記本排気室に戻る
    ように前記移動体を制御した後、前記第2のガイド体が
    選択されるように前記選択手段を制御すると共に、その
    選択された第2のガイド体に沿って前記移動体が前記本
    排気室から前記予備排気室まで移動して、前記チャック
    部に保持されている試料筒が前記試料筒ホルダに装着さ
    れ、前記移動体が前記第2のガイド体に沿って移動して
    前記本排気室に戻るように前記移動体を制御する手段を
    備えたことを特徴とする試料交換装置。
JP2001178012A 2001-03-08 2001-06-13 試料交換装置 Expired - Fee Related JP3998435B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001178012A JP3998435B2 (ja) 2001-03-08 2001-06-13 試料交換装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-64500 2001-03-08
JP2001064500 2001-03-08
JP2001178012A JP3998435B2 (ja) 2001-03-08 2001-06-13 試料交換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002334677A true JP2002334677A (ja) 2002-11-22
JP3998435B2 JP3998435B2 (ja) 2007-10-24

Family

ID=26610842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001178012A Expired - Fee Related JP3998435B2 (ja) 2001-03-08 2001-06-13 試料交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3998435B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004342401A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Jeol Ltd 透過電子顕微鏡における試料交換装置
JP2006302524A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Jeol Ltd 試料ホルダ冷却部材
US7531797B2 (en) 2003-01-21 2009-05-12 Canon Kabushiki Kaisha Probe-holding apparatus, sample-obtaining apparatus, sample-processing apparatus, sample-processing method and sample-evaluating method
JP2014533369A (ja) * 2011-11-15 2014-12-11 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ マイクロプローブ補助式放射性物質分析装置
JP2020136233A (ja) * 2019-02-26 2020-08-31 日本電子株式会社 試料交換装置及び荷電粒子線装置
CN113960081A (zh) * 2021-10-27 2022-01-21 散裂中子源科学中心 一种散射或衍射实验用低温自动换样器

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7531797B2 (en) 2003-01-21 2009-05-12 Canon Kabushiki Kaisha Probe-holding apparatus, sample-obtaining apparatus, sample-processing apparatus, sample-processing method and sample-evaluating method
JP2004342401A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Jeol Ltd 透過電子顕微鏡における試料交換装置
JP2006302524A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Jeol Ltd 試料ホルダ冷却部材
JP4533790B2 (ja) * 2005-04-15 2010-09-01 日本電子株式会社 試料ホルダ冷却部材
JP2014533369A (ja) * 2011-11-15 2014-12-11 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ マイクロプローブ補助式放射性物質分析装置
JP2020136233A (ja) * 2019-02-26 2020-08-31 日本電子株式会社 試料交換装置及び荷電粒子線装置
US11205558B2 (en) 2019-02-26 2021-12-21 Jeol Ltd. Sample exchange device and charged particle beam device
CN113960081A (zh) * 2021-10-27 2022-01-21 散裂中子源科学中心 一种散射或衍射实验用低温自动换样器
CN113960081B (zh) * 2021-10-27 2024-01-16 散裂中子源科学中心 一种散射或衍射实验用低温自动换样器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3998435B2 (ja) 2007-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7706907B2 (en) Substrate processing apparatus, substrate processing method, computer program, and storage medium
JPS6332931A (ja) プラズマ・エツチング・システム
US7649686B2 (en) Box-type microscope apparatus
JP4087286B2 (ja) 試料保持具及び観察装置並びに試料回転方法
CN102947922B (zh) 使用吸附固浸透镜的吸附器的半导体器件的观察方法
JP2002334677A (ja) 試料交換装置
JP7130273B2 (ja) ウェハおよびフォトマスクの組み合わせ検査のシステム、装置、および方法
JPH11258130A (ja) 試料作製装置および試料作製方法
US6414323B1 (en) Charged particle beam apparatus and method of controlling charged particle beam
US7573047B2 (en) Wafer holder and sample producing apparatus using it
JPH07256575A (ja) 微小ワークの処理方法および装置
JP5481401B2 (ja) 走査電子顕微鏡
JP2009016073A (ja) 真空装置およびそのベーキング処理方法
JP2005026530A (ja) 試料ホルダ移動機構及び真空装置並びに荷電粒子ビーム装置
JP2007018921A (ja) 真空排気系を利用したシリンダを用いたイオンビーム電流測定機構
JP6531188B2 (ja) 透過型電子顕微鏡
EP2784797B1 (en) Sample introduction device and charged particle beam instrument
WO2015011967A1 (ja) 荷電粒子線装置
JPH0548357Y2 (ja)
JP2000171419A (ja) X線分析装置
JPH05258701A (ja) 電子線装置
JPH11186126A (ja) 荷電粒子ビーム装置
JPH09325104A (ja) 検査装置および試料検査方法
JPH062199Y2 (ja) 電子顕微鏡の試料ホルダ排気装置
CN219496217U (zh) 一种适用于电子显微镜的多功能样品仓结构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070717

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070807

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3998435

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100817

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100817

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120817

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120817

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130817

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130817

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees