JP2002334234A - 建築・内装工事の工賃積算見積システム・工賃積算見積方法と、そのコンピュータープログラムおよび記録媒体 - Google Patents

建築・内装工事の工賃積算見積システム・工賃積算見積方法と、そのコンピュータープログラムおよび記録媒体

Info

Publication number
JP2002334234A
JP2002334234A JP2001139232A JP2001139232A JP2002334234A JP 2002334234 A JP2002334234 A JP 2002334234A JP 2001139232 A JP2001139232 A JP 2001139232A JP 2001139232 A JP2001139232 A JP 2001139232A JP 2002334234 A JP2002334234 A JP 2002334234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
construction
work
building
wage
calculation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001139232A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Matsuda
芳彦 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINSHOWA CORP
Original Assignee
SHINSHOWA CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINSHOWA CORP filed Critical SHINSHOWA CORP
Priority to JP2001139232A priority Critical patent/JP2002334234A/ja
Publication of JP2002334234A publication Critical patent/JP2002334234A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 躯体工事や造作・内装工事等ばかりでなく大
きな建物の建築であっても、必要最小限の手間工事費用
と、必要最小限の工事期間でもって安く工事が行なえる
ことを可能にした、建築・内装工事の工賃積算見積シス
テム・工賃積算見積方法と、そのコンピュータープログ
ラムおよび記録媒体を提供する。 【解決手段】 建築・内装工事の手間工事費用を建物の
玄関・浴室・トイレ・居間・台所・窓枠等の部位別に計
算する部位別計算手段Aと、各部位の工事に要する時間
を設定して分単位の工賃見積額を計算する所要時間計算
手段Bと、部位別計算手段Aおよび所要時間計算手段B
による計算データを統一フォーマットに収め、建築・内
装工事の部位および施工数量のデータ入力に対応して、
固定された編成人数と単位時間を設定し、延べ作業時
間、人工数、歩掛り、部位別単価、作業工賃、坪当りの
工賃等の出力データを自動計算マスター3を使用して計
算する自動計算手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば躯体工事や
造作工事等において、手間工事費用の見積を作成するた
めの建築・内装工事の工賃積算見積システム・工賃積算
見積方法と、そのコンピュータープログラムおよび記録
媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、例えば躯体工事や造作工
事等における見積内訳書を作成する場合、坪当りまたは
坪単価当りの工賃想定価格を設定してから、所望の坪数
に応じた総額を計算していた。このときの工賃想定価格
の設定は、設計図面と仕様書に基づいて建築業者が施工
計画を立て、積算した必要な数量と市場想定価格から、
請負工事価格を決定することで行なわれる。そして、顧
客はこの見積内訳書を検討してから、業者に実際の工事
を依頼するのである。このように建築工事は、請負契約
で請負工事価格が決められたあとで、工事に必要な資材
や材料等の仕入れ価格である、所謂工事原価を決めて行
なわれるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ような坪当りまたは坪単価当りの工賃想定価格は、顧客
にとっては非常に不明確である。しかも、大きな家を建
てる場合は、工賃が当然高くなり、また業者側において
は、坪単価自体も割高に設定され易い。このように、手
間工事費用は、大きな家を建てる方が本来は安くなるべ
きであるが、実際はそれと逆になっている等の問題点を
有していた。
【0004】そこで本発明は、叙上のような従来存した
問題点に鑑み創出されたもので、躯体工事や造作・内装
工事等ばかりでなく大きな建物の建築であっても、必要
最小限の手間工事費用と、必要最小限の工事期間でもっ
て安く工事が行なえることを可能にした、建築・内装工
事の工賃積算見積システム・工賃積算見積方法と、その
コンピュータープログラムおよび記録媒体を提供するこ
とを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
建築・内装工事の工賃積算見積システムにおいては、建
築・内装工事における手間工事費用を、建物の部位別に
計算可能とする部位別計算手段を備えたことで、上述し
た課題を径決した。
【0006】また、建築・内装工事の手間工事費用を、
玄関・浴室・トイレ・居間・台所・窓枠等の部位別に計
算可能とする部位別計算手段と、各部位の工事に要する
時間を設定して分単位の工賃見積額を計算可能とする所
要時間計算手段とを備えたことで、同じく上述した課題
を解決した。
【0007】さらに、部位別計算手段および所要時間計
算手段による計算データを、統一フォーマットに収めて
成ることで、同じく上述した課題を解決した。
【0008】また、建築・内装工事の部位および施工数
量のデータ入力に対応して、固定された編成人数と単位
時間が設定され、延べ作業時間、人工数、歩掛り、部位
別単価、作業工賃、坪当りの工賃等の出力データを自動
計算可能とする自動計算マスターを備えたことで、同じ
く上述した課題を解決した。
【0009】加えて、自動計算マスターは、CADシス
テムに図面データを入力し、立体図面を立上げることで
部位別単価等を算出可能にしたことで、同じく上述した
課題を解決した。
【0010】一方、建築・内装工事の工賃積算見積方法
においては、建築・内装工事の手間工事費用を建物の玄
関・浴室・トイレ・居間・台所・窓枠等の部位別に計算
する部位別計算手順と、各部位の工事に要する時間を設
定して分単位の工賃見積額を計算する所要時間計算手順
と、部位別計算手段および所要時間計算手段による計算
データを統一フォーマットに収める手順と、建築・内装
工事の部位および施工数量のデータ入力に対応して、固
定された編成人数と単位時間を設定し、延べ作業時間、
人工数、歩掛り、部位別単価、作業工賃、坪当りの工賃
等の出力データを自動計算マスターを使用して計算する
自動計算手順とを備えたことで、同じく上述した課題を
解決した。
【0011】また、自動計算手順は、CADシステムに
図面データを入力し、立体図面を立上げることで部位別
単価等を計算することで、同じく上述した課題を解決し
た。
【0012】この他、コンピューターに対し、建築・内
装工事の工賃積算見積システムを運営するためのプログ
ラムであって、そのプログラムは、建築・内装工事の手
間工事費用を建物の玄関・浴室・トイレ・居間・台所・
窓枠等の部位別に計算する部位別計算手順と、各部位の
工事に要する時間を設定して分単位の工賃見積額を計算
する所要時間計算手順と、部位別計算手段および所要時
間計算手段による計算データを統一フォーマットに収め
る手順と、建築・内装工事の部位および施工数量のデー
タ入力に対応して、固定された編成人数と単位時間を設
定し、延べ作業時間、人工数、歩掛り、部位別単価、作
業工賃、坪当りの工賃等の出力データを自動計算マスタ
ーを使用して計算する自動計算手順とを、コンピュータ
ーに実行させることを可能にしたことで、同じく上述し
た課題を解決した。
【0013】また、自動計算手順は、CADシステムに
図面データを入力し、立体図面を立上げることで部位別
単価等を自動計算マスターを使用して計算することで、
同じく上述した課題を解決した。
【0014】さらに、コンピューターに対し、プログラ
ムを記録した記録媒体であって、建築・内装工事の手間
工事費用を建物の玄関・浴室・トイレ・居間・台所・窓
枠等の部位別に計算する部位別計算手順と、各部位の工
事に要する時間を設定して分単位の工賃見積額を計算す
る所要時間計算手順と、部位別計算手段および所要時間
計算手段による計算データを統一フォーマットに収める
手順と、建築・内装工事の部位および施工数量のデータ
入力に対応して、固定された編成人数と単位時間を設定
し、延べ作業時間、人工数、歩掛り、部位別単価、作業
工賃、坪当りの工賃等の出力データを自動計算マスター
を使用して計算する自動計算手順とを、コンピューター
に実行させるためのプログラムとしてコンピューター読
み取り可能に記録したことで、同じく上述した課題を解
決した。
【0015】また、自動計算手順は、CADシステムに
図面データを入力し、立体図面を立上げることで部位別
単価等を自動計算マスターを使用して計算することで、
同じく上述した課題を解決した。
【0016】本発明に係る建築・内装工事の工賃積算見
積システム・工賃積算見積方法と、そのコンピューター
プログラムおよび記録媒体において、部位別計算手段
は、建築・内装工事の手間工事費用を、玄関・浴室・ト
イレ・居間・台所・窓枠等の部位別に計算させる。
【0017】また、所要時間計算手段は、各部位の工事
に要する時間を設定して、分単位の工賃見積額を計算さ
せる。
【0018】このことにより、躯体工事や造作・内装工
事等ばかりでなく、大きな建物の建築であっても、必要
最小限の手間工事費用と、必要最小限の工事期間でもっ
て安く工事が行なえるように見積を作成することを可能
にする。
【0019】しかも、これら計算データを統一フォーマ
ットに収めておくことで、見積作成の際の実務管理が容
易となる。
【0020】さらに、自動計算マスターは、これに建築
・内装工事の部位および施工数量のデータを入力するこ
とで、固定された編成人数と単位時間が設定され、延べ
作業時間、人工数、歩掛り、部位別単価、作業工賃、坪
当りの工賃等の工事に必要な出力データが自動的に計算
されるため、複雑な躯体工事や造作・内装工事等ばかり
でなく、大きな建物の建築であっても、安く工事が行な
えるような見積を迅速に作成することを可能にする。
【0021】また、、自動計算マスターは、CADシス
テムに図面データを入力し、立体図面を立上げることで
自動的に部位別単価等が算出され、顧客の多様化した嗜
好に応じた見積内容の作成を可能にする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。本実施の形態は、建築・内装工
事の手間工事費用を、建物の部位別に、例えば玄関・浴
室・トイレ・居間・台所・窓枠等の部位別に計算可能と
する部位別計算手段Aと、各部位の工事に要する時間を
設定して分単位の工賃見積額を計算可能とする所要時間
計算手段Bとを備え、これら部位別計算手段Aおよび所
要時間計算手段Bにより処理された計算データを統一フ
ォーマットに収めることにより、建築・内装工事の工賃
積算見積システムを構築している。
【0023】この工賃積算見積システムの具体的な全体
構成としては、図1に示すように、システム全体を制御
し且つ積算処理を行なう中央処理ユニット(CPU)1
と、各種のプログラムを格納するROM2と、中央処理
ユニット(CPU)1に接続した自動計算マスター3と
を備えている。このROM2は、例えば墨出し作業・土
台据付け作業・基礎立上げ断熱施工・床下断熱施工・床
合板貼り作業・柱建方作業・床梁作業・野地合板作業・
筋違い作業・片作業・たすき作業・棟木作業・母屋作業
・隅木作業・垂木作業等の躯体工事作業科目(図2参
照)の内訳、あるいはサッシ取り付け作業・玄関戸施工
・出窓施工・軒天下地作業・軒天板貼り作業・カーテン
下地施工・床フロアー張り作業・電気温水等の床暖房施
工・玄関や台所や浴室等のサッシ枠施工・戸枠施工等の
造作工事作業科目の内訳等を処理する工事作業科目プロ
グラム、および、例えば基礎パッキン設置・アンカー固
定・構造金物取り付け等の施工方法や使用する資材の寸
法を処理する施工方法・寸法処理プログラム、および、
例えば床面積・建築面積・施工面積・基礎拾い・土台拾
い・大引拾い・個所数拾い・施工数拾い等の積算基準を
処理する積算基準プログラム等を格納している。また、
自動計算マスター3は、建築・内装工事の部位および施
工数量のデータ入力に対応して、固定された編成人数、
単位時間、延べ作業時間、人工数、歩掛り、部位別単
価、作業工賃、坪当りの工賃等の出力データを自動計算
する。
【0024】そして、自動計算マスター3は、部位別計
算手段Aに基づいて編成人数、単位時間、延べ作業時
間、人工数、歩掛り、部位別単価、作業工賃、坪当りの
工賃等の各数値を積算し、出力インターフェース4を介
してCRT等の表示装置5に表示したり、あるいはプリ
ンター6に出力させる。また、自動計算マスター3は、
必要に応じて積算データを保管するために、出力インタ
ーフェース4に接続されたフロッピー(登録商標)ドラ
イブ7を介してフロッピーディスク等に積算データを記
憶させることもできる。これらの表示装置5、あるいは
プリンター6に出力される見積内訳書の書式は、任意に
設定可能である。
【0025】この他、自動計算マスター3は、周知のC
ADシステムに、予め設定した図面データを入力し、C
ADシステムによって自動的にプログラム作成された立
体製作図面を立上げ、これを表示装置5に表示すると共
に、この表示装置5に表示された立体製作図面を基本と
して、例えば玄関・浴室・トイレ・居間・台所等の各部
屋の部位別単価等を積算して見積分析・検討を容易に行
なうことができる。
【0026】また、建築・内装工事の手間工事費用を建
物の玄関・浴室・トイレ・居間・台所・窓枠等の部位別
に計算する部位別計算手順Aと、各部位の工事に要する
時間を設定して分単位の工賃見積額を計算する所要時間
計算手順Bと、部位別計算手段Aおよび所要時間計算手
段Bによる計算データを統一フォーマットに収める手順
と、建築・内装工事の部位および施工数量のデータ入力
に対応して、固定された編成人数と単位時間を設定し、
延べ作業時間、人工数、歩掛り、部位別単価、作業工
賃、坪当りの工賃等の出力データを自動計算マスター3
を使用して計算し、さらにCADシステムに図面データ
を入力し、立体図面を立上げることで部位別単価等を自
動計算マスター3を使用して計算する自動計算手順とを
コンピューターに実行させることで、建築・内装工事の
工賃積算見積システムを運営可能にしたコンピューター
プログラムを構築している。このとき、このプログラム
をコンピューター読み取り可能とすべく、所定のフォー
マットにて、例えばCD−ROM等の記録媒体に記録し
ておけば、汎用性のあるアプリケーションソフトウエア
として広く利用することができる。
【0027】この他、本発明は、建築・内装工事の手間
工事費用を建物の玄関・浴室・トイレ・居間・台所・窓
枠等の部位別に計算する部位別計算手順Aと、各部位の
工事に要する時間を設定して分単位の工賃見積額を計算
する所要時間計算手順Bと、部位別計算手段Aおよび所
要時間計算手段Bによる計算データを統一フォーマット
に収める手順と、建築・内装工事の部位および施工数量
のデータ入力に対応して、固定された編成人数と単位時
間を設定し、延べ作業時間、人工数、歩掛り、部位別単
価、作業工賃、坪当りの工賃等の出力データを自動計算
マスター3を使用して計算し、さらにCADシステムに
図面データを入力し、立体図面を立上げることで部位別
単価等を自動計算マスター3を使用して計算する自動計
算手順とを備えたことを特徴とする建築・内装工事の工
賃積算見積方法としても理解できる。
【0028】次に、工賃積算見積システムにおける、躯
体工事の部位別積算方法の一例を説明する。まず、図2
に示すように、例えば基本工賃を8時間で27000円
とした場合について説明する。作業科目が(1)の墨出
し作業、施工方法・寸法が基礎パッキン設置、積算基準
が基礎M数拾いの場合には、施工数量(入力データ)を
97.25平方mで編成人数を2人に固定した条件であ
れば、単位時間を1.5分と設定したとき、延べ作業時
間は、97.25×2×1.5=291.75と算出さ
れる。また、人工数(延べ作業時間/8時間)は、29
1.75÷8h=0.60781となり、歩掛り(人工
数/施工数量)は、0.60781÷97.25=0.
00625となる。さらに、部位別単価(歩掛り×27
000円)は、0.00625×27000=169円
となり、作業工賃(施工数量×部位別単価)は、97.
25×169=16435円となり、作業工賃/坪は1
6435÷57.05=288円となる。尚、図2にお
いて躯体工事(1)〜(30)番は、1日当りの人工が
27人、発注金額が734,639円、施工算出面積1
平方m当りの単価が3,888円となる。また、この部
位別積算方法は、造作工事(図示せず)においても同様
に行なわれることは勿論である。
【0029】次に、図3に示すフローチャートに基づい
て、本システムの見積計算プロセスを説明する。
【0030】ステップ1において、建築・内装工事の手
間工事費用を、建物の玄関・浴室・トイレ・居間・台所
・窓枠等の部位別に計算する。
【0031】また、ステップ2において、各部位の工事
に要する時間を設定して、分単位の工賃見積額を計算す
る。
【0032】さらに、ステップ3において、これら部位
別計算および所要時間計算による計算データを、マスタ
ーファイルもしくはトランザクションファイルとして統
一フォーマットに基づき自動計算マスター3に収める。
【0033】最後に、ステップ4において、CADシス
テムに図面データを入力し、立体図面を立上げてから、
建築・内装工事の部位および施工数量のデータ入力に対
応して、固定された編成人数と単位時間を設定し、延べ
作業時間、人工数、歩掛り、部位別単価、作業工賃、坪
当りの工賃等の出力データを、前記部位別計算および所
要時間計算による計算データを収納した自動計算マスタ
ー3に基づいて自動計算し、見積分析・検討を行う。
【0034】こうして、必要最小限の手間工事費用でも
って安く工事を行なうための見積が作成される。
【0035】尚、他の見積計算プロセスとして、例えば
建築・内装工事の手間工事費用を建物の玄関・浴室・ト
イレ・居間・台所・窓枠等の部位別に計算するに際し、
まず、CADシステムに図面データを入力し、立体図面
を立上げてから、建築・内装工事の部位および施工数量
のデータ入力に対応して、固定された編成人数と単位時
間を設定し、延べ作業時間、人工数、歩掛り、部位別単
価、作業工賃、坪当りの工賃等の出力データを自動計算
した後、これら部位別計算および所要時間計算による計
算データをトランザクションファイルとして統一フォー
マットに収めるものでも良い。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
特に、躯体工事や造作・内装工事等ばかりでなく大きな
建物の建築であっても、必要最小限の手間工事費用と、
必要最小限の工事期間でもって安く工事が行なえること
を可能にした、建築・内装工事の工賃積算見積システム
・工賃積算見積方法と、そのコンピュータープログラム
および記録媒体を提供するものである。
【0037】すなわち本発明は、建築・内装工事におけ
る手間工事費用を、建物の部位別に計算可能とする部位
別計算手段Aを備えているので、躯体工事や造作・内装
工事等ばかりでなく大きな建物の建築であっても、必要
最小限の手間工事費用でもって安く工事が行なえるよう
に見積を作成することができる。
【0038】また、建築・内装工事の手間工事費用を、
玄関・浴室・トイレ・居間・台所・窓枠等の部位別に計
算可能とする部位別計算手段Aと、各部位の工事に要す
る時間を設定して分単位の工賃見積額を計算可能とする
所要時間計算手段Bとを備えているので、同じく必要最
小限の手間工事費用と、必要最小限の工事期間でもって
安く工事が行なえるように見積を作成することができ
る。
【0039】さらに、部位別計算手段Aおよび所要時間
計算手段Bによる計算データを、統一フォーマットに収
めて成るので、見積作成の際の実務管理が容易となる。
【0040】そして、建築・内装工事の部位および施工
数量のデータ入力に対応して、固定された編成人数と単
位時間が設定され、延べ作業時間、人工数、歩掛り、部
位別単価、作業工賃、坪当りの工賃等の出力データを自
動計算可能とする自動計算マスター3を備えているの
で、建築・内装工事の部位および施工数量のデータ入力
に応じた費用の見積を迅速に作成することができる。
【0041】加えて、自動計算マスター3は、CADシ
ステムに図面データを入力し、立体図面を立上げること
で部位別単価等を算出可能にしたので、顧客の多様化し
た嗜好に応じた見積内容を容易に作成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る工賃積算見積システムの概略構成
を示したブロック図である。
【図2】躯体工事の部位別積算方法により表示した工賃
見積表の一例を示した図である。
【図3】見積計算プロセスを説明したフローチャートで
ある。
【符号の説明】
A…部位別計算手段 B…所要時間計
算手段 1…CPU 2…ROM 3…自動計算マスター 4…出力インタ
ーフェース 5…表示装置 6…プリンター 7…フロッピードライブ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築・内装工事における手間工事費用
    を、建物の部位別に計算可能とする部位別計算手段を備
    えたことを特徴とする建築・内装工事の工賃積算見積シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 建築・内装工事の手間工事費用を、玄関
    ・浴室・トイレ・居間・台所・窓枠等の部位別に計算可
    能とする部位別計算手段と、各部位の工事に要する時間
    を設定して分単位の工賃見積額を計算可能とする所要時
    間計算手段とを備えたことを特徴とする建築・内装工事
    の工賃積算見積システム。
  3. 【請求項3】 部位別計算手段および所要時間計算手段
    による計算データを、統一フォーマットに収めて成る請
    求項2記載の建築・内装工事の工賃積算見積システム。
  4. 【請求項4】 建築・内装工事の部位および施工数量の
    データ入力に対応して、固定された編成人数と単位時間
    が設定され、延べ作業時間、人工数、歩掛り、部位別単
    価、作業工賃、坪当りの工賃等の出力データを自動計算
    可能とする自動計算マスターを備えた請求項1乃至3の
    いずれか記載の建築・内装工事の工賃積算見積システ
    ム。
  5. 【請求項5】 自動計算マスターは、CADシステムに
    図面データを入力し、立体図面を立上げることで部位別
    単価等を算出可能にした請求項4記載の建築・内装工事
    の工賃積算見積システム。
  6. 【請求項6】 建築・内装工事の手間工事費用を建物の
    玄関・浴室・トイレ・居間・台所・窓枠等の部位別に計
    算する部位別計算手順と、各部位の工事に要する時間を
    設定して分単位の工賃見積額を計算する所要時間計算手
    順と、部位別計算手段および所要時間計算手段による計
    算データを統一フォーマットに収める手順と、建築・内
    装工事の部位および施工数量のデータ入力に対応して、
    固定された編成人数と単位時間を設定し、延べ作業時
    間、人工数、歩掛り、部位別単価、作業工賃、坪当りの
    工賃等の出力データを自動計算マスターを使用して計算
    する自動計算手順とを備えたことを特徴とする建築・内
    装工事の工賃積算見積方法。
  7. 【請求項7】 自動計算手順は、CADシステムに図面
    データを入力し、立体図面を立上げることで部位別単価
    等を計算する請求項6記載の建築・内装工事の工賃積算
    見積方法。
  8. 【請求項8】 コンピューターに対し、建築・内装工事
    の工賃積算見積システムを運営するためのプログラムで
    あって、そのプログラムは、建築・内装工事の手間工事
    費用を建物の玄関・浴室・トイレ・居間・台所・窓枠等
    の部位別に計算する部位別計算手順と、各部位の工事に
    要する時間を設定して分単位の工賃見積額を計算する所
    要時間計算手順と、部位別計算手段および所要時間計算
    手段による計算データを統一フォーマットに収める手順
    と、建築・内装工事の部位および施工数量のデータ入力
    に対応して、固定された編成人数と単位時間を設定し、
    延べ作業時間、人工数、歩掛り、部位別単価、作業工
    賃、坪当りの工賃等の出力データを自動計算マスターを
    使用して計算する自動計算手順とを、コンピューターに
    実行させることを可能にしたことを特徴とするコンピュ
    ータープログラム。
  9. 【請求項9】 自動計算手順は、CADシステムに図面
    データを入力し、立体図面を立上げることで部位別単価
    等を自動計算マスターを使用して計算する請求項8記載
    のコンピュータープログラム。
  10. 【請求項10】 コンピューターに対し、プログラムを
    記録した記録媒体であって、建築・内装工事の手間工事
    費用を建物の玄関・浴室・トイレ・居間・台所・窓枠等
    の部位別に計算する部位別計算手順と、各部位の工事に
    要する時間を設定して分単位の工賃見積額を計算する所
    要時間計算手順と、部位別計算手段および所要時間計算
    手段による計算データを統一フォーマットに収める手順
    と、建築・内装工事の部位および施工数量のデータ入力
    に対応して、固定された編成人数と単位時間を設定し、
    延べ作業時間、人工数、歩掛り、部位別単価、作業工
    賃、坪当りの工賃等の出力データを自動計算マスターを
    使用して計算する自動計算手順とを、コンピューターに
    実行させるためのプログラムとしてコンピューター読み
    取り可能に記録したことを特徴とする記録媒体。
  11. 【請求項11】 自動計算手順は、CADシステムに図
    面データを入力し、立体図面を立上げることで部位別単
    価等を自動計算マスターを使用して計算する請求項10
    記載の記録媒体。
JP2001139232A 2001-05-09 2001-05-09 建築・内装工事の工賃積算見積システム・工賃積算見積方法と、そのコンピュータープログラムおよび記録媒体 Pending JP2002334234A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001139232A JP2002334234A (ja) 2001-05-09 2001-05-09 建築・内装工事の工賃積算見積システム・工賃積算見積方法と、そのコンピュータープログラムおよび記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001139232A JP2002334234A (ja) 2001-05-09 2001-05-09 建築・内装工事の工賃積算見積システム・工賃積算見積方法と、そのコンピュータープログラムおよび記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002334234A true JP2002334234A (ja) 2002-11-22

Family

ID=18986038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001139232A Pending JP2002334234A (ja) 2001-05-09 2001-05-09 建築・内装工事の工賃積算見積システム・工賃積算見積方法と、そのコンピュータープログラムおよび記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002334234A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006209477A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Wood One:Kk 建築物積算見積システム及び建築物積算見積方法
JP2013088895A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Haruta Kensetsu:Kk 施工補助装置、施工補助方法
KR101750100B1 (ko) * 2017-01-02 2017-06-22 조재한 3차원건축정보 기반의 준공정산방법
JP2022071930A (ja) * 2020-10-29 2022-05-17 株式会社ファーストスキル 設備工事等の見積支援システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006209477A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Wood One:Kk 建築物積算見積システム及び建築物積算見積方法
JP2013088895A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Haruta Kensetsu:Kk 施工補助装置、施工補助方法
KR101750100B1 (ko) * 2017-01-02 2017-06-22 조재한 3차원건축정보 기반의 준공정산방법
JP2022071930A (ja) * 2020-10-29 2022-05-17 株式会社ファーストスキル 設備工事等の見積支援システム
JP7466133B2 (ja) 2020-10-29 2024-04-12 株式会社ファーストスキル 設備工事の積算見積書の作成方法及び設備工事の積算見積書作成支援装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Tas et al. A building cost estimation model based on cost significant work packages
Caccavelli et al. Diagnosis of the degradation state of building and cost evaluation of induced refurbishment works
CN109558047B (zh) 基于bim轻量化模型的物业报修方法、装置及终端设备
KR20090128634A (ko) Cbr기반 공공아파트 설계단계 건축공사비 예측 모델
Proverbs et al. A method for estimating labour requirements and costs for international construction projects at inception
JP2002334234A (ja) 建築・内装工事の工賃積算見積システム・工賃積算見積方法と、そのコンピュータープログラムおよび記録媒体
Yang et al. Management of daily progress in a construction project of multiple apartment buildings
JP2016103250A (ja) 住宅仕様システム
Nastiti et al. Control Analysis of the Griya Jenggala Development Project using the Earned Value Method at PT Sarana Loka Almika in Kebayoran
Leal et al. Implementation of an automated building model generation tool
JP2004272728A (ja) 建物価格の見積もりシステム
Ting Optimisation of embodied energy in domestic construction
JP2005182576A (ja) 住宅の保守見積システム
JP2003150665A (ja) 既築建物の構造計算方法及び構造計算装置
JP3124894B2 (ja) 建物リフォーム支援システム
JP2003064873A (ja) 工事自動解析システム
JP2006039817A (ja) 建物プラン分析システム及び建物プラン分析方法
JP4037180B2 (ja) 住宅リフォーム支援装置および支援方法
JP2002230080A (ja) 建物の価格の自動見積もりシステム
US20230215291A1 (en) System and method for determining the location and installation techniques of accessibility features
JP2003058615A (ja) 建物の保守管理システム
JP7219490B2 (ja) 見積支援方法、見積支援プログラム、および見積支援システム
JP4416420B2 (ja) 建物採算シミュレーション装置
JP4760651B2 (ja) 建築基本数量分析システム、建築基本数量分析方法、及びコンピュータプログラム
KR20020092339A (ko) 주택 사전설계 및 예약분양 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060613