JP7466133B2 - 設備工事の積算見積書の作成方法及び設備工事の積算見積書作成支援装置 - Google Patents

設備工事の積算見積書の作成方法及び設備工事の積算見積書作成支援装置 Download PDF

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Description

本発明は、主として各種の建築工事において、建築物に付随する各種設備、例えば天井灯等の照明設備、エアコン等の空調設備、水回り等の衛生設備等を施工する設備工事担当業者において、建築物本体の施工者からの依頼で設備工事を担当するときの設備内容の積算に基づく費用の見積を容易に算出し、施工者に提示できるようにした設備工事の積算見積書の作成方法及び設備工事の積算見積書作成支援装置に関する。
従来から、各種建築物の施工に際し、施工を請け負う例えばゼネコンでは躯体本体を担当し、建築物に関連する照明設備、空調設備、衛生設備等はそれぞれの専門業者であるそれぞれの設備工事担当業者である設備工事会社等に請け負わせている。請け負わせるに際し、設備工事会社から提示される工事費用の見積書を検討し、適当と判断される設備工事会社を選定し、発注している。
ここで、設備工事会社において見積書を作成するには、建築物の内容・仕様が説明されている図面、要綱書その他を参照し、必要とする各種設備の選定、すなわち機器資材等の数量、仕様、メーカー名、型番その他を積算し、その単価を確認し、総費用を算出して作成している。ただ、近時は建築物の大型化、諸設備の多様化その他によって設備工事会社で建築物それぞれに相当する適切な設備を選定積算し、見積を算出するには各種の積算資料、単価表その他を参照する必要があり、極めて面倒である。
そのため、設備工事会社では、諸設備の選定積算を専門の積算事務所に依頼し、積算事務所から提供された積算数量調書(いわゆる拾いデータ)に基づき、今度はその費用の見積を、機器資材等を納入する複数の代理店・メーカー等に依頼している。次いで設備工事会社では、代理店等に算出させた見積データを比較対照し、最適な見積価格を提示した代理店等の見積データを採用して、設備工事会社として作成した積算見積書を施工者に提出している。
このような設備工事会社から積算依頼された積算事務所にて作成した拾いデータは、積算事務所において独自に採用している積算プログラムによって作成されて提供されている。また、設備工事会社から見積もり依頼された代理店等で作成した見積データは、代理店等において独自に採用している見積プログラムによって同様に作成されて提供されている。そして、設備工事会社においては、積算事務所から提供された拾いデータ、代理店から提供された見積データを自社のコンピュータに入力し、設備工事会社としての積算見積書を作成している。
こうした現状においては、積算事務所の拾いデータ、代理店等の見積データはそれぞれで独自に作成されているから、これらのデータが提供される設備工事会社でもそれらのデータを再度入力し、設備工事会社として独自に整理し、検討している。この設備工事会社における各種データの再入力は、入力ミスが生じやすく、その検証も必要となるから極めて面倒である。
そのため、従来から、例えば特許文献1に示される建築積算システムおよびプログラム、特許文献2に示される積算書作成装置及びプログラム、特許文献3に示される設備工事の積算見積装置等が提案されている。特許文献1のシステム・プログラムは、CADデータとして作成された設計図上で指定された入力操作による座標データを利用して、積算に必要な部材数量を算出し、見積書、原価計算書等の建築関連帳票を自動作成するとする。特許文献2の作成装置・プログラムは、設計書ファイルから抽出したテキストデータ、位置情報によって作成した抽出データファイルにおけるテキストデータを、発注者識別情報で特定された積算書テンプレートファイルに埋め込むことで積算書ファイルを作成し、次いで積算基準データベース、単価データベースを参照して算出した見積額を積算書ファイルに書き込むとする。特許文献3の積算見積装置は、CADなどの設計図作成手段によって各設備工事の工事項目毎に材料、数量のデータをメモリーにストアしておき、拾い出し手段によって各機器材料の数量を拾い出して集計手段によって集計表を作成し、別に作成した集計比較表から機器材料を選択、決定し、機器材料毎の合計価格を演算し、見積表を作成するとする。
特許第6293104号公報 特開2008-299541号公報 特開2002-230082号公報
ところがこれらの従来の積算、見積作成方法では、特許文献1及び2では設備工事に必要な積算データを作成することであり、積算に基づいての見積算出までは行われない。特許文献3では積算後に見積処理が行われるとしても、一連のプログラムによって実行されるから、例えば積算、見積等を異なる作業者が別個に行う場合には、同一のプログラム等を使用する必要がある。そうすると、積算、見積等の処理をそれぞれの担当者・会社が別個のプログラムを使用して行っている場合には、それらを総合的に纏めるのは困難であり、それぞれを専門業者が各別に行っている現状では実際的ではない。
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、建築物における各種の設備工事を施工者から依頼されて、その積算と見積とを設備工事担当者が提示するに際し、例えば専門の積算事務所等に必要とする機器資材等を拾い出す積算を依頼指示し、またその積算データに基づく機器資材等の見積を複数の代理店・メーカー等に依頼指示し、これらからの積算データ、見積書データに基づき所定の積算見積書を作成するとき、積算事務所からの積算データ、また代理店・メーカー等からの見積書データを設備工事担当者において再入力することなく、これらの諸データを利用して容易に作成でき、また見積価格の比較検討によって適正な見積価格として施工者に提示できるようにした設備工事の積算見積書の作成方法及び設備工事の積算見積書作成支援装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、工事施工者側から依頼された各種設備工事を担当する設備工事担当者がその設備工事内容の積算見積書を作成する見積支援システムであって、設備工事内容の各種機器資材等を積算依頼した積算担当者からの積算数量調書データを汎用データ形式で受領して設備工事担当者における積算データとして作成し、この積算データを基にして各種機器資材等を見積依頼した見積担当者からの見積書データを汎用データ形式で受領し、これらの汎用データ形式によって整理し積算見積書を作成するようにしたことを特徴とする。
見積担当者は複数とし、複数の見積担当者から受領した各見積書データ中の各種機器資材等の諸データを積算データ中の各種機器資材等の諸データとの項目等の突合処理、紐付け処理後に、各種機器資材等の諸データを羅列表示し、比較対照できるようにして構成することができる。
設備工事担当者から積算依頼した積算担当者における積算作業進捗状況、見積依頼した見積担当者における見積作業進捗状況それぞれが、依頼中・受託の諾否・作業中・作業終了・報告それぞれの段階毎の状況が設備工事担当者に更新通知され、把握できるようにして構成することができる。
設備工事担当者は設備工事内容に対応した機器資材等の積算を積算担当者に依頼し、積算担当者による積算データに対応した費用見積を見積担当者に依頼し、見積担当者からの見積書データに基づき積算見積書を作成する見積支援システムであって、設備工事担当者と積算担当者との相互間で、設備工事担当者側端末10においては、設備工事担当者から積算担当者に設備工事内容の物件資料を通知し,機器資材等の拾出しを依頼する積算依頼手段12、積算担当者からの積算数量調書データを受領する積算数量調書受領手段14を備え、積算担当者側端末20においては、設備工事担当者からの物件資料を受領する物件資料受領手段21、作成した積算数量調書を汎用データ形式で送信する積算数量調書送付手段22を備え、設備工事担当者と見積担当者との相互間で、設備工事担当者側端末10は、設備工事担当者から積算データに基づく機器資材等の費用見積を依頼する見積依頼手段16、見積担当者からの見積書データを受領する見積書受領手段18を備え、見積担当者側端末30は、積算データを受領する積算データ受領手段31、作成した見積書データを汎用データ形式で送信する見積書送付手段32を備えて成ることを特徴とする。
設備工事内容の物件資料は、設備工事担当者側端末10で登録物件としてクラウド2上にアップロードされて積算担当者の積算依頼受託と共に積算担当者側端末20によってダウンロード可能にされ、積算担当者作成による積算数量調書データは、クラウド2上にアップロードされて設備工事担当者側端末10によってダウンロード可能にされ、設備工事担当者確認の積算データは、クラウド2上にアップロードされて見積担当者の見積依頼受託と共に見積担当者側端末30によってダウンロード可能にされ、見積担当者による見積書データは、クラウド2上にアップロードされて設備工事担当者側端末10によってダウンロード可能にされるようにしてあり、設備工事担当者側端末10、積算担当者側端末20、見積担当者側端末30それぞれがアップロード手段、ダウンロード手段を備えて成ることで構成することができる。
設備工事担当者側端末10には、複数の見積担当者それぞれからの見積書データを比較対照する見積比較手段19を備え、また、この見積比較手段19では、見積書データは積算データと対照可能とする一覧表示できるようにして構成することができる。
設備工事担当者側端末10には、積算担当者への積算依頼による積算担当者からの受託有無の通知、見積担当者への見積依頼による見積担当者からの受託有無の通知を確認処理する諾否確認手段13,17を備えて構成することができる。
設備工事担当者側端末10には、積算担当者における積算依頼受託の有無、積算作業中、積算終了による積算数量調書の送付通知の積算作業の進捗状況、及び見積担当者における見積依頼受託の有無、見積作業中、見積終了による見積書の送信通知の見積作業の進捗状況を表示する進捗状況確認手段15を備えて構成することができる。
積算担当者側端末20には、積算依頼の受託と共に、設備工事担当者が予めアップロードしてある設備工事内容の物件資料をダウンロードする物件資料受領手段21を備えて構成することができる。
見積担当者側端末30には、見積依頼の受託と共に、設備工事担当者が予めアップロードしてある積算データをダウンロードする積算データ受領手段31を備えて構成することができる。
そして、本発明にあっての設備工事の積算見積書の作成方法の第1は、
各種設備工事において、その設備工事内容の積算見積書を作成する設備工事の積算見積書の作成方法であって、
設備工事担当者側に設置される設備工事者側端末と、積算担当者側に設置される積算担当者側端末と、見積担当者側に設置される見積担当者側端末とがクラウドを介して相互に送受信可能に繋がっており、
設備工事者側端末によって設備工事内容の物件資料が登録物件としてクラウド上にアップロードされ、
アップロードされた物件資料がクラウド上から積算担当者側端末によってダウンロードされ、
積算担当者側端末によって、前記物件情報を基にして、設備工事内容の各種機器資材が積算されて、CSVデータ、エクセル(登録商標)データの汎用データ形式で作成された積算数量調書データがクラウド上にアップロードされ、
アップロードされた積算数量調書データが設備工事担当者側端末によってダウンロードされ、
設備工事担当者側端末によってダウンロードされた前記積算数量調書データを基にして積算処理が実施され、前記各種機器資材の積算データ作成され、この作成された積算データは設備工事担当者側端末によってクラウド上にアップロードされ、
アップロードされた積算データは複数の見積担当者側端末それぞれによってダウンロードされ、
見積担当者側端末によってダウンロードされた積算データを基にして前記の各種機器機材が見積もられて前記の汎用データ形式で作成された見積書データが見積担当者側端末によってクラウド上にアップロードされ、
クラウド上にアップロードされた複数の見積書データは設備工事担当者側端末によってダウンロードされ、
複数の見積書データがダウンロードされた設備工事担当者側端末では、複数の見積書データの各種機器資材の諸データを前記積算データ中の各種機器資材の諸データとの項目の突合処理、紐付け処理後に、各種機器資材の諸データ比較対照するように羅列表示し、設備工事担当者に採用すべき見積データを表示画面上で選択させ、採用され見積額による積算見積書が作成される、
ことを特徴とする。
また、設備工事の積算見積書の作成方法の第2は、
工事施工者側から依頼された各種設備工事を担当する設備工事担当者がその設備工事内容の積算見積書を得ることのできる、設備工事の積算見積書の作成方法であって、設備工事内容の各種機器資材をCSVデータ、エクセル(登録商標)データの汎用データ形式で作成された積算数量調書データを基にして積算データとして作成され、この積算データを基にして各種機器資材の見積書データを前記の汎用データ形式によって整理し積算見積書が作成されるようにして成り、
設備工事担当者側に設置される設備工事担当者側端末と、積算担当者側に設置される積算担当者側端末と、見積担当者側に設置される見積担当者側端末とがクラウドを介して相互に送受信可能に繋がっており、
設備工事担当者側端末によって物件登録された物件資料が物件資料アップロード手段によってクラウド上にアップロードされるステップと、
設備工事担当者側端末による積算受託承認済の積算担当者側端末によって物件資料がクラウド上からダウンロードされるステップと、
積算担当者側端末によって、前記の汎用データ形式として整理された前記各種機器資材の積算数量調書データがクラウド上にアップロードされるステップと、
設備工事担当者側端末によって、クラウド上からダウンロードされた積算数量調書データに基づく積算処理後に各種機器資材の積算データが作成されるステップと、
設備工事担当者側端末における見積依頼手段によって、見積依頼内容を複数の見積担当者側端末に通知表示させるステップと、
設備工事担当者側端末と見積担当者側端末との相互間で、見積依頼の諾否状況が更新表示されるステップと、
見積担当者側端末における積算データ受領手段によって前記積算データが見積担当者側端末にクラウド上からダウンロードされるステップと、
見積担当者側端末における見積書送付手段によってクラウド上に前記各種機器資材の見積書データが前記の汎用データ形式としてアップロードされるステップと、
設備工事担当者側端末において見積書受領手段によってクラウド上からダウンロードされて複数の見積書データそれぞれが保存されるステップと、
設備工事担当者側端末に表示される見積比較画面において、複数の見積書データ中の各種機器資材の諸データを積算データ中の各種機器資材の諸データとの項目の突合処理、紐付け処理後に、各種機器資材の諸データを羅列表示し、見積比較手段によって比較対照できるようにされたステップと、
設備工事担当者側端末において、積算データ、見積書データの比較対照後に採用された見積額でCSVデータによって積算見積書が作成されるステップ、
を備えたことを特徴とする。
そして、本発明にあっての設備工事の積算見積書作成支援装置は、
設備工事担当者側に設置される設備工事担当者側端末と、積算担当者側に設置される積算担当者側端末と、見積担当者側に設置される見積担当者側端末とがクラウドを介して相互に送受信可能に繋がっており、
設備工事担当者側端末は、設備工事内容の物件資料をクラウド上にアップロードし,積算担当者側端末に各種機器資材の拾出しを依頼送信する積算依頼手段、積算担当者側端末からクラウド上にアップロードされたCSVデータ、エクセル(登録商標)データの汎用データ形式の前記各種機器資材の積算数量調書データをクラウド上からダウンロードして受領する積算数量調書受領手段、積算担当者側端末から得た積算数量調書データによる積算処理後に作成された前記各種機器資材の積算データをクラウド上にアップロードして、この積算データに基づく各種機器資材の費用見積を複数の見積担当者側端末に依頼送信する見積依頼手段、見積担当者側端末から前記の汎用データ形式でクラウド上にアップロードされた前記各種機器資材の複数の見積書データをクラウド上からダウンロードして受領する見積書受領手段、複数の見積書データを比較対照する見積比較手段を備えていて、この見積比較手段では、見積書データは積算データと対照可能とする一覧表示でき、比較対照後に採用された見積額でCSVデータによって積算見積書が作成できるようにしてあり、
積算担当者側端末は、設備工事担当側端末からの物件資料をクラウド上からダウンロードして受領する物件資料受領手段、作成した前記各種機器資材の積算数量調書データを前記の汎用データ形式でクラウド上にアップロードすることで送信する積算数量調書送付手段を備え、
見積担当者側端末は、前記積算データをクラウド上からダウンロードすることで受領する積算データ受領手段、作成した前記各種機器資材の見積書データを前記の汎用データ形式でクラウド上にアップロードすることで設備工事担当者側端末に送信する見積書送付手段を備えて、
成ることを特徴とする。
以上のように構成された本発明に係る設備工事の積算見積書の作成方法及び設備工事の積算見積書作成支援装置にあって、施工者からの各種設備工事に関する機器資材等の費用見積を依頼された設備工事担当者において、その機器資材等の積算を専門の積算事務所の如き積算担当者に依頼し、また費用見積を代理店・メーカーの如き見積担当者に依頼するとき、それらとの資料、諸データその他の収受を円滑にし、また積算作業、見積作業の進捗状況を設備工事担当者において逐次に把握させる。
積算数量調書及び見積書による諸データは、汎用データ形式として設備工事担当者において入手させ、設備工事担当者側端末10によるこれらの諸データの再入力を不要にさせると共に、諸データの確認、検討、更には複数の見積書における機器資材等に対する見積額その他の比較対照を容易にさせる。
積算担当者においては、設備工事担当者からの積算依頼に対しての受託と共に、物件資料受領手段21によって工事内容の物件資料を受領でき、積算作業の進捗状況は設備工事担当者において進捗状況確認手段15によって把握でき、積算数量調書送付手段22は設備工事担当者に積算数量調書データを受領可能にさせる。
見積担当者においては、設備工事担当者からの見積依頼に対しての受託と共に、積算データ受領手段31によって積算すべき機器資材等の諸データを受領でき、見積作業の進捗状況は設備工事担当者において進捗状況確認手段15によって把握でき、見積書送付手段32は設備工事担当者に見積書データを受領可能にさせる。
複数の見積担当者からの見積書は、設備工事担当者において見積比較手段19において互いの見積額を比較対照させ、積算担当者による積算データとの各項目をも対照確認させ、提示された見積額のうちの適正なものを採用して、施工者に提出する積算見積書を作成させる。
本発明は以上説明したように構成されているため、例えば建築物における各種の設備工事に必要な機器資材等を積算し、見積もるとき、例えば専門の積算事務所等に機器資材等を拾い出す積算を依頼指示して得た積算データ、またその積算データに基づく機器資材等の見積を複数の代理店・メーカー等に依頼指示して得た見積書データに基づき所定の積算見積書を作成するとき、積算データ、見積書データ等を設備工事担当者において再入力することなく、これらの諸データを利用して容易に作成でき、また見積価格の比較検討によって適正な見積価格として施工者に提示することができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
本発明を実施するための一形態を示す概要図である。 同じく設備工事担当者と積算担当者との間における積算作業を説明する積算フロー図である。 同じく設備工事担当者と見積担当者との間における見積作業を説明する見積フロー図である。 同じく設備工事担当者側端末における工事物件作業画面例図であり、物件一覧画面が表示されている。 同じく設備工事担当者側端末における代理店一覧画面例である。 同じく設備工事担当者側端末における商材代理店メーカー選択画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における物件詳細画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における資料アップロード画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における物件担当者を設定する受信メール設定画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における仕訳選択画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における資料送付&見積依頼画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における見積依頼画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における仕訳分類一覧画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における依頼先選択画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における依頼状況画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における積算依頼画面例図である。 同じく積算担当者側端末における積算物件作業画面例図である。 同じく積算担当者側端末における積算作業ステータス画面例図である。 同じく積算担当者側端末における材料入力画面例図である。 同じく積算担当者側端末における比較表画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における依頼先選択画面において数量送付後の商材取扱代理店一覧表中の履歴欄のプラグ表示例図である。 同じく見積担当者側端末における見積物件作業画面例図である。 同じく見積担当者側端末における見積作業ステータス画面例図である。 同じく見積担当者側端末における見積作業画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における工事見積作業画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における比較代理店一覧表が表示されている見積比較画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における項目突合画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における見積比較表例図である。 同じく設備工事担当者側端末における見積比較画面において、見積比較表及び未割当データ一覧表が合わせて表示されて、紐付け作業を実施するときの画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末におけるグレードリスト表示画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末におけるグレードリスト金額入力画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における項目突合処理、グレード入力処理後における更新見積比較表画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における見積を採用した際のチドリ選択結果表示画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における項目名採用画面例図である。 同じく設備工事担当者側端末における資料ダウンロード画面例図である。
(概要)
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は本発明に係る見積支援システムであり、この見積支援システムは、設備工事担当者(設備工事会社という)において設置される設備工事担当者側端末10、積算担当者(積算事務所という)において設置される積算担当者側端末20、代理店・メーカー等の見積担当者(代理店等という)において設置される見積担当者側端末30との間で連携して使用される。
ビル、工場、マンションその他の各種建築物の施主、施工業者、例えばいわゆるゼネコンが施工するに際し、その建築物に伴う例えば天井灯等の照明設備、エアコン等の空調設備、水回り等の衛生設備等を、これらを施工する設備工事会社に発注するとき、それらの設備の施工に要する各種機器、資材その他を積算し、その費用見積が施工者に提示される。依頼された設備工事会社では、それぞれの各種の設備内容に詳しい専門の積算事務所に、その建築物に必要とされる機器、資材その他の検討、選定、数量等の拾い出しを依頼するのであり、積算数量調書(拾いデータ)として積算事務所から提出させる。次いで、設備工事会社では、積算数量調書における拾いデータによる機器資材等の資材内容及び数量等による費用見積を、複数の代理店等に依頼指示し、これらの代理店等から提示された見積額を比較対照し、機器資材等毎あるいは代理店等毎によって提示された見積額から採用した適正な見積額を基にして、設備工事会社において積算見積書が作成されて、施工者に提示される。
なお、設備工事会社において、設備工事の内容に応じ、電気設備関係、空調設備関係、衛生設備関係その他のそれぞれを個別に、あるいは全体を担当させることもあり、これらは施工者、設備工事会社間で任意に定められる。本明細書においては、特に説明しない限り、いずれの場合にも設備内容の機器資材等によって区別される必要はないから、全設備の積算見積に適用可能である。
設備工事会社、積算事務所、代理店等は、設備工事会社が用意するクラウド2上の作業エリアを介して、例えば電子メールによって各種の資料データが相互間で送受信される。図1に示すように、設備工事担当者側端末10、積算担当者側端末20、及び見積担当者側端末30がクラウド2を介して繋がっている。そして、それぞれにおけるパソコン、タブレット等の電子機器端末に対する入力操作で、所定の各種データの発注、入手、提示その他が例えばクラウド2に対するアップロード、クラウド2からのダウンロードによってできるようになっていて、閉鎖環境にある作業エリアには所定のID、パスワードによってアクセスできる。なお、本発明においては、このクラウド2を介して設備工事担当者側端末10、積算担当者側端末20、見積担当者側端末30それぞれの間で通知連絡がなされるも、クラウド2を介さずに電子メール等を介して直接に通知連絡、送受信することも可能である。
また、設備工事会社から積算事務所への積算依頼は、図2に示す積算フロー図にあるように、設備工事会社の設備工事担当者側端末10と積算事務所の積算担当者側端末20との間での通知、連絡等によって積算作業が進捗される。設備工事会社から代理店等への見積依頼は、図3に示す見積フロー図にあるように、設備工事会社の設備工事担当者側端末10と代理店等の見積担当者側端末30との間での通知、連絡等によって見積作業が進捗される。
積算作業によって得られる積算数量調書の機器資材等の各拾いデータは積算データとして、見積作業によって得られる複数の見積書の機器資材等に対する見積金額のデータは見積データとして設備工事担当者側端末10において受領され、これらの確認、所定の加工によって積算見積書として纏められる(図1参照)、
(設備工事担当者側端末)
先ず、設備工事担当者側端末10では、上記作業エリアへのアクセスが許可されたときに、図4に示すように、設備工事会社用に用意されている設備工事担当者側端末10において工事物件作業画面100が、物件一覧画面110と共に表示される。
この工事物件作業画面100では、その作業選択域101に「物件一覧」、「物件登録」、「利用者メンテナンス」、「代理店取扱商材設定」等のメニューが表示されている。工事物件作業画面100中に区画表示した作業指示域102に、後述するように登録された工事物件毎に登録内容を確認表示できるように指示するボタンが配置されている。例えば詳細内容を表示させる「詳」、積算内容を表示させる「積」、見積内容を表示させる「見」、複数の見積内容を対比させている「比」、積算あるいは見積を依頼発注した際の記録を表示させる「出」、積算見積を提示した物件を表示させる「完」等の各ボタンが配置されている。
また、工事物件作業画面100には、登録された物件の全部あるいはその一部である作業中の案件、完了した物件を絞り込んで一覧表示させる物件絞込表示域103が設けられている。この物件絞込表示域103では、プルダウンメニューで表示される「全て」、「作業中」、「完了」のいずれかの選択設定によって、絞込条件に対応した物件が抽出されて一覧表示できるようにしてある。
(代理店取扱商材の設定)
工事物件に関連する機器資材それぞれにつき、代理店等にそれらの見積を依頼するとき、代理店等によっては取り扱う機器資材(商材ともいう)が種々に異なっている。そのため、必要として予定する商材の代理店等を予め整理し、データベースとして設備工事担当者側端末10に事前に登録しておくのであり、工事物件作業画面100における前記作業選択域101中から「代理店取扱商材設定」をクリック選択する。
この選択によって、図5に示すように、代理店一覧画面120が表示され、「表示名」、「会社名」、「担当者名」、「取扱商材」の各欄が代理店表示行毎に設けられていて、取扱商材欄に表示されている「設定」ボタンのクリックによって、図6に示すように、商材代理店メーカー選択画面121が表示される。この商材代理店メーカー選択画面121には、商材表122が一覧表示されており、「削除」、「編集」、「コード」、「商材名称」、「取扱」の各欄が商材行毎に設けられており、代理店等が取り扱う商材行の取扱欄中にチェックマークを入力すればよい。
なお、この商材代理店メーカー選択画面121中に表示されていない、新規の商材は上部に区画表示されている仕訳追加域123において、商材のコードをコード欄に、商材名称を名称欄にそれぞれ入力し、仕訳追加ボタン124のクリックによって商材表122の下部等に追加表示されるようになっている。また、商材を削除する場合には削除欄中に表示される削除ボタンの、あるいは商材内容を編集する場合には編集欄中に表示される「編集」ボタンのクリックによって行えるようにしてあり、これらの入力作業後では、更新ボタン125のクリックによって保存される。
(物件登録)
そして、設備工事会社においては、施工者から設備工事が依頼されたとき、その建築物等に係る工事内容を物件登録する(ステップ1/S1)。物件登録には、設備工事担当者側端末10における前記工事物件作業画面100中の作業選択域101に表示の「物件登録」を選択すると、登録物件の詳細が表示される物件詳細画面130が表示され、物件内容の概要となる各項目を入力するようになっている。
この物件詳細画面130は、図7に示すように、施工業者名である会社名である「会社名」、「担当部署」、「担当者名」、「工事番号」、「工事件名(積事・代理店通知)」、機器資材等によって異なる期限が設定される場合の複数の提出納期である「積事宛提出納期A材」、「積事宛提出納期B材」、「作成日時」、「提出金額」等の必要項目欄に所定事項が入力されて、登録される。これらは積算見積すべき設備工事毎に作成され、施工者から提供された工事内容の詳細である例えば図面、要綱書等の物件資料は、設備工事担当者側端末10において別にファイルされている。なお、この登録された物件の詳細は、図4における作業指示域102における「詳」ボタンのクリックによって、表示される物件詳細画面130によって確認できるようになっている。
物件詳細画面130において登録された物件毎に入力された所定事項は、前記物件一覧画面110における物件一覧表111として、その入力された必要とする所定事項が各欄に表示された物件行毎に整理して表示される(図4参照)。この物件一覧表111においては、その登録物件毎の設備工事会社内における各作業の進捗状況がその進捗状況に応じて逐次表示されるようにしたステータス欄112が設けられており、設備工事担当者側端末10において、それらの進捗状況が表示確認できるようにしている。例えば、「未作業」、「見積」、「完了」その他が登録物件毎に進捗状況に応じて通知表示される。
(物件資料のアップロード)
設備工事担当者側端末10では、この物件一覧表111において、施工者から提供された図面・要綱書等の登録物件毎の物件資料を選択して物件資料アップロード手段11によってクラウド2上にアップロードできる(ステップ2/S2)。作業指示域102の「詳」ボタンのクリックによって表示される前記物件詳細画面130中に配置されている添付資料のアップロードを指示するアップロード指示ボタン131の「こちら」をクリックすることで、図8に示すように、表示される資料アップロード画面140上の操作によってアップロードできるようにしている。アップロード操作によって、クラウド2上の作業エリアにおける登録物件毎に区分された領域に保存されることでアップロードが完了する。
この資料アップロード画面140には、設備工事担当者側端末10に保存されている物件資料を選択する「アップロードファイル選択」、設備工事会社における担当者を設定する「受信メール設定」のボタンが配置されている作業指示域141が設けられ、アップロードした物件資料を表示するファイル表142が表示されている。ファイル表142には、ファイル行毎に「ファイル名」、「ファイルサイズ」、「アップロード日時」、「送付先選択」、「送信履歴」を表示する各欄が設けられ、またファイルを削除するよう、チェックマークが入力される削除用ボタンが用意されている。
(設備工事会社における登録物件毎の担当者の設定)
物件資料のアップロード後、設備工事担当者側端末10において、「受信メール設定」ボタンのクリックによって、設備工事会社ではその登録物件を担当して、積算事務所、代理店等との連絡、例えば受託、完了メール等を受信する係としての内部の物件担当者(主担当、副担当、資材手配担当者等)を設定できるように、図9に示される受信メール設定作業画面145が用意されている。
すなわち、この受信メール設定作業画面145では、「選択」、「会社名」、「ユーザー名」、「メールアドレス」等の各欄が設けられている受信担当者表146が表示されており、積算担当者側端末20や見積担当者側端末30からの受託・完了メール等を受信する物件担当者を設定できる。この設定は、選択欄中にチェックマークを入力し、更新ボタンのクリックでダイヤログ表示される確認画面で更新確認すればよいものである。
このようにして、設備工事担当者側端末10において、登録物件毎の各種情報の登録が完了したことの確認によって、用意されている「更新」ボタンをクリックすることで、登録物件の現状、進捗状況が逐次に更新されて保存される。
(積算事務所、代理店等のデータベース)
一方、以上のような物件登録とは別に、積算事務所それぞれにおける諸情報、代理店等それぞれにおける担当者名、そのメールアドレスを含む各種情報が積算事務所データ、代理店等データとして、設備工事担当者側端末10におけるそれぞれのデータベースに登録保存されている。設備工事担当者側端末10においてこれらにアクセスすることでそれぞれのデータが表示されると共に、メールアドレスに基づき電子メールで通知できるようにしてある。
(積算依頼時の代理店等への事前通知)
設備工事会社が積算事務所に積算を依頼するに際し、積算後に見積を依頼する予定がある、通常は複数の代理店等には、設備工事担当者側端末10によって、必要な選択した物件資料を予め送付しておくのであり、代理店等においては事前に検討できるようにしている(ステップ3/S3)。
この事前送付処理は、設備工事担当者側端末10において、図8に示される資料アップロード画面140のファイル表142における送付先選択欄に配置されている選択ボタンのクリックによって表示される、見積依頼確認メッセージの確認によって処理される。見積依頼確認があると、図10に示すように、仕訳選択画面150が表示され、この仕訳選択画面150には、商材である品名が行形式で表示された仕訳分類表151が用意されている。この仕訳分類表151に設けられた商材品名毎の「選択」、「仕訳分類」の各欄において、選択欄中にチェックマークを入力し、次へボタン152をクリックすることで、図11に示すように、それらの商材を取り扱っていて依頼できる代理店等のみが一覧表示されている資料送付&見積依頼画面160が表示される。
この資料送付&見積依頼画面160では、作業指示域161に「資料送付&見積依頼画面」、「全選択」、「アップロード一覧に戻る」等のボタンが配置されており、共通事項反映域162には、「共通見積期限日」、「共通見積期限時間」、「共通コメント」等の項目と共にそれらの各事項を任意入力する入力部を配置してある。また、送付先、見積を依頼できる代理店等の代理店一覧表163が表示されており、「選択」、「履歴」、「依頼先」、「見積期限日」、「見積期限時間」、「コメント」、「取扱商材」、「送信履歴」、「ダウンロード日時」の各欄が、依頼先欄に表示された代理店等毎に行表示されている。
資料送付&見積依頼画面160において、共通事項反映域162における各項目の入力部に入力した内容等は、共通事項反映ボタン164のクリックによって代理店一覧表163における「見積期限日」、「見積期限時間」、「コメント」の各欄に反映入力され、必要に応じて代理店等毎に変更入力することも可能である。反映・変更入力後、依頼すべき代理店等の選択欄中にチェックマークを入力し、作業指示域161中の「資料送付&見積依頼画面」ボタンをクリックすることで、これの確認画面で再確認することで送付処理が行われる。送付処理が終了すると、代理店一覧表163の送信履歴欄に送信日時が自動入力されると共に、代理店等の見積担当者側端末30から受託通知があり、それを承認すると履歴欄に「受託承認済み」が表示されるようになっている。
なお、代理店等によっては、資料送付のみを行うこともあり、図8において示された前記資料アップロード画面140において、送付先選択欄中の「選択」ボタンのクリックによって表示される確認画面中で、資料送付と共に見積依頼をするか、資料送付のみとするかが選択できるようにしてある。
また、代理店等に送付する資料に関連する追加資料、変更資料等がある場合、設備工事担当者側端末10によって、それらをアップロードファイル選択によって指示し、送付すべき代理店等、またコメント等をコピーすることで、追加送付でき、その送信日時は代理店一覧表163の送信履歴を表示する履歴欄に自動的に反映入力されるようにしてある。
(代理店等への仕訳分類毎の個別依頼)
また、工事物件に関する資料送付、その見積依頼を複数の代理店等に対して一括して行う場合に限らず、特定の代理店等に対して個別に依頼することもできる。この個別依頼は、設備工事担当者側端末10において、図4に示される工事物件作業画面100における作業指示域102の「見」ボタンのクリックによって、図12に示すように、表示される見積依頼画面170によって処理操作される。
この見積依頼画面170は、「見積依頼」、「工事項目取込」のボタンが配置されている作業指示域171が区画表示されており、工事項目表172、見積依頼中一覧表173が表示されている。「見積依頼」ボタンのクリックによって、図13に示すように、仕訳分類一覧画面180が表示される。この仕訳分類一覧画面180には、仕訳分類一覧表181が設けられており、図10に示された仕訳分類表151に基づく仕訳分類に従い商材等の「仕訳分類」、「代理店選択」、「依頼済」、「依頼済代理店名」、「送付」、「図面送付代理店名」等の各欄が設けられている。依頼する仕訳分類の商材に該当する代理店選択欄中に表示されている「設定」ボタンをクリックすると、図14に示すように、依頼先選択画面190が表示される。
この依頼先選択画面190には、「見積依頼」、「一時保存」、「一時保存反映」、「取扱代理店表示」、「全代理店表示」、「閉じる」の各ボタンが配置されている作業指示域191が区画表示されており、「取扱代理店表示」ボタンのクリックによって、仕訳分類に従ってそれらの商材を取り扱う代理店等の商材取扱代理店一覧表192が表示されるようになっている。この商材取扱代理店一覧表192には、「仕訳分類」、「選択」、「履歴」、「依頼先」、「見積期限日」、「見積期限時間」、「代理店希望日時」、「コメント」、「代理店コメント」等の各欄が、仕訳分類の商材行それぞれで表示されるように設けられている。
この商材取扱代理店一覧表192において、依頼をする代理店等の選択欄中にチェックマークを入力すると共に、見積期限日欄、見積期限時間欄、コメント欄にそれらの所定事項・内容を入力して、作業指示域191の「見積依頼」ボタンをクリックする。そうすると、見積依頼した代理店等に見積依頼したことが電子メールによって通知される。なお、代理店等によっては取り扱っていない商材があるところ、取扱商材以外であっても依頼することの確認のダイヤログ画面が用意されており、また「一時保存」ボタン、「一時保存反映」ボタン等によって、作業中処理の一時保存、その解除による作業続行ができるようにしてある。
図13に示される仕訳分類一覧画面180において配置されている依頼状況ボタン182をクリックすると、図15に示すように、依頼状況画面1010が表示され、「CSV出力」、「戻る」の各ボタンが配置されている作業指示域1011が区画表示されていると共に、依頼状況一覧表1012が設けられている。依頼状況一覧表1012には、「工事番号」、「件名」、「仕訳分類」、「履歴」、「依頼先」、「見積期限日時」、「代理店希望日時」、「コメント」、「代理店コメント」等の各欄が仕訳分類の商材それぞれで表示されるようになっている。なお、「CSV出力」ボタンのクリックによって、これらの依頼状況をCSV形式によって一覧表示することも可能にしてある。
以上に説明したように、設備工事会社においては、設備工事担当者側端末10を使用して、工事物件の積算依頼に関連して、見積を依頼する予定がある代理店等に事前に物件資料を送付しておくのであり、その事前送付に際し、工事に必要とする商材に対応して、これらを取り扱う代理店等が選択される。この事前の送付は、代理店等データベースによって一覧表示されている代理店等の中から、設備工事会社が選択した代理店等のみに送付され、設備工事担当者側端末10では、その送付資料、送付先が記録され、通知された代理店等では見積担当者側端末30によって物件資料をダウンロードでき、その受領は設備工事担当者側端末10に通知表示される。
(積算事務所への積算依頼)
積算依頼は、図4に示される工事物件作業画面100に表示されている物件一覧画面110において、積算依頼すべき物件のリストと共に表示される作業指示域102における「積」ボタンのクリックによって、図16に示すように、表示された積算依頼画面1020の各項目中の選択、入力によって行われる(積算ステップ1/AS1)。この積算依頼画面1020では、積算依頼ボタン1021、コメント入力部1022が配置されており、積算事務所データベース中の積算事務所が一覧表示される積算事務所一覧表1023が表示されている。この積算事務所一覧表1023には、「選択」、「会社名」、「状況」の各欄が積算事務所表示行毎に設けられている。さらに、積算依頼した積算事務所が表示される積算依頼中一覧表1024が積算事務所一覧表1023の下部に表示されており、「取消」、「会社名」、「状況」、「更新」の各欄が設けられている。
そして、依頼すべき積算事務所の選択欄にチェックマークを入力し、積算依頼ボタン1021をクリックすると、積算依頼中一覧表1024の会社名欄に該当の積算事務所名が表示され、状況欄には依頼中のフラグが更新表示されると共に、その積算事務所には積算依頼手段12によって電子メール等で通知される。また、状況欄中では、その積算事務所からの諾否の通知内容を表示する待機した状態となる。
なお、積算事務所への積算依頼は、1箇所である場合に限らず、複数箇所とすることも可能であり、設備工事担当者側端末10において、複数の積算事務所が表示される積算事務所一覧表1023の中から例えばチェックマークの付記によって選択する。通知後は、それらからの諾否通知を待機している状況が同様に表示される。また、場合によっては特定の積算事務所への積算依頼が確定している場合には、このような積算依頼の諾否の送受信を省略することもある。
(積算事務所における積算依頼の諾否処理)
積算が依頼された積算事務所において、図17に示すように、積算事務所用に用意されている積算担当者側端末20に、積算物件作業画面200が積算物件一覧画面210と共に表示される。積算物件作業画面200には、積算物件作業画面200中に区画表示した作業指示域201に、積算依頼された工事物件毎に積算依頼内容を確認表示できるように指示するボタンが配置されている。例えば積算依頼された工事物件の詳細を表示させる「詳」、積算内訳内容データを選択して取込作業を行う「入」、積算内容の内訳を表示させる「内」、変更前の積算データと変更後の積算データとにおいて、それらの積算の項目番号毎に、変更の有無・内容、数量増減等の差異を一覧表示させる「比」、設備工事会社がアップロードした図面・資料等をダウンロードするための「出」等の各ボタンが配置されている。
また、積算物件一覧画面210には、積算物件一覧表211が表示されており、「作業状況」、「会社名」、「工事番号」、「工事件名」、「提出納期A材」、「提出納期B材」、「変更内容」、「作成日」の各欄が設備工事担当者側端末10における物件一覧画面110と同様に設けられており、積算物件毎にそれらの内容が行表示されるようになっている。
前記したように、設備工事会社から積算事務所に積算依頼があると、積算担当者側端末20において、積算物件一覧画面210の積算物件一覧表211における作業状況欄に依頼中のフラグが更新表示される。
そこで、積算事務所では、積算担当者側端末20によって、積算依頼の諾否を通知する(積算ステップ2/AS2)。通知に際し、積算物件作業画面200中の作業指示域201における「詳」ボタンのクリックで、図18に示すように、表示される積算作業ステータス画面220において、積算依頼状況が表示される作業状況表示域221、諾否・作業進捗状況等を通知する状況通知域222、設備工事会社への任意の通知文等を入力するコメント入力部223が設けられている。また、この積算作業ステータス画面220には、積算事務所から設備工事会社に送付する積算データその他の資料をクラウド2上にアップロード指示する資料アップロードボタン225も配置されている。
そして、作業状況表示域221に「依頼中」であることが表示されている状態で、積算作業を受託する場合には、状況通知域222に例えばプルダウンで表示される「受託」を、辞退する場合には「辞退」のいずれかを選択し、「更新」ボタンをクリックする。受託の場合には、作業状況表示域221に「受託」と更新表示されると共に、この諾否の通知内容は、設備工事担当者側端末10にメール等で通知され、設備工事会社からの承認を待機した承認待ち状態であることが、この積算作業ステータス画面220の作業状況表示域221に更新表示される。
積算事務所の積算担当者側端末20からの通知は、設備工事会社における設備工事担当者側端末10における諾否確認手段13によって図16に示される前記積算依頼画面1020中の積算依頼中一覧表1024の状況欄に「受託」と表示され、更新欄において表示される「承認」を確認、クリックすることで状況欄では「受託承認済み」と更新表示されるようになっている。設備工事担当者側端末10からの受託承認済みが通知された積算事務所では、積算担当者側端末20によって物件内容の詳細を確認し(積算ステップ4/AS4)、積算担当者側端末20における積算物件一覧画面210中の積算物件一覧表211における作業状況欄に受託承認済みと更新表示される。
なお、積算依頼された積算事務所において積算作業が受託されずに辞退した場合には、設備工事担当者側端末10において、前記積算依頼中一覧表1024の状況欄に「辞退」と更新表示され、その場合には他の積算事務所の積算担当者側端末20に同様な操作手順によって通知依頼される(積算ステップ3/AS3)。
(積算事務所における物件資料のダウンロード)
そして、積算物件作業画面200中の作業指示域201における「出」ボタンのクリックによって、設備工事会社がアップロードした図面、要綱書等データである物件資料が物件資料受領手段21によって、ダウンロード可能となっている(積算ステップ5/AS5)。このとき、積算物件一覧表211における作業状況欄には、ダウンロード可能なように受託承認済みのフラグが表示されている。
また、積算担当者側端末20において、図18に示される前記積算作業ステータス画面220における作業状況表示域221では、設備工事会社からの依頼中であることが表示される「依頼中」、受託を承認したときに表示される「受託承認済み」、積算作業中であることが表示される「作業中」その他の積算依頼の進捗状況がそれらに応じて更新表示されるようになっている。また、状況通知域222では、設備工事会社との逐次の連絡に対応して積算作業の受託、その開始、完了等が逐次プルダウン表示されるようにしてあり、作業状況に対応してそれらを選択し、更新することで設備工事担当者側端末10に通知表示されるようになっている。
(積算作業)
その後、積算事務所では必要な機器資材等を拾い出す積算作業を開始する。例えば積算事務所が採用している諸種の積算プログラムが搭載されている積算事務所内のパソコンその他の端末機器によって積算が行われ、機器資材等の品名、型番、数量、メーカー名その他を一覧表示した諸データとしてまとめた積算数量調書(いわゆる拾いデータ)を作成する(積算ステップ6/AS6)。
積算事務所における積算作業に際し、拾出ルールが一定の表示形式とすることが予め定められており、例えば文字入力、照会記号(設計段階で付与されていて、積算、見積のいずれの段階でも参照可能にしている)、型番及び特注品、メーカー名の略称方法、照会記号が姿図等に記載がない場合の表現方法その他がルール化されている。尚、設備工事会社の設備工事担当者側端末10において各種資材毎にこれらをデータベース化してある場合、各種資材毎に付与されている資材コードを共通して使用することも可能である。
(積算数量調書における内訳確認)
拾い出されて作成される積算数量調書による積算データは、積算担当者側端末20において、作業中であれば、図17に示される積算物件一覧表211における作業状況欄に「作業中」としてフラグ表示されているところ、そのアップロードは、作業指示域201中の「入」ボタンのクリックによって作動される積算数量調書送付手段22によってクラウド2上へのアップロート作業が開始される。作業開始に際し、ダイヤログ表示される内訳データ取込画面において、積算データを作成する積算プログラムそれぞれのファイル種別を指定し、表示されている積算データのファイル名から選択した後、「登録」ボタンのクリックによって取り込まれた汎用データ形式となる例えばCSVデータ、エクセル(登録商標)データ等として拾いデータをアップロードする。
アップロードされたCSVデータによる積算数量調書における内訳内容は、積算担当者側端末20に、図17に示されている積算物件作業画面200における作業指示域201中の「内」ボタンのクリックによって、図19に示すように、表示される材料入力画面230によって確認される(積算ステップ7/AS7)。この材料入力画面230には、照会記号によってチェックする「照会記号チェック表示」、機器仕様によってチェックする「機器仕様チェック」等の各ボタンが用意されたチェック指示域231が区画表示され、更に確認済みを表示するチェックマークを入力する機器仕様確認欄232が設けられている。この材料入力画面230中に表示される材料入力表233には、「項目番号」、「項目名称」、「系統名」、「品名」、「照会記号」、「摘要……」等の各欄が設けられている。
この材料入力画面230においては、積算担当者側端末20によって、クラウド2上にアップロードされた積算数量調書における積算データの内訳内容を確認でき、アップロードした物件毎の拾いデータを一覧表示した状態において、チェック指示域231中の「照会記号チェック表示」ボタンのクリックによって、それらの重複、更には品名・仕様が存在しない場合、エラー対象の資材が拾われている工事項目名称その他が表示される。同じく「機器仕様チェック」ボタンのクリックによって、機器仕様入力のルールに対応していない記述その他が表示される。いずれもその対応を修正することで、再取り込みが行われるようになっている。
また、図17に示される前記積算物件作業画面200における作業指示域201の「比」ボタンのクリックによって図20に示すように、比較表画面240が表示される。この比較表画面240では、「全明細表示」、「CSV出力」、「内訳データ」の各ボタンが配置されている作業指示域241が区画表示されており、また変更履歴内容が表示される変更履歴表示部242が設けられている。
そして、積算データが修正その他によって変更されることに伴い、その変更前の積算データと変更後の積算データとを対比して一覧表示する比較表243が設けられている。この比較表243では、変更後積算データ表示部244が例えば左側に、変更前積算データ表示部245が例えば右側に対比されて、例えば積算項目番号毎に行表示されるように並列配置されていると共に、変更表示部域内容の有無・内容、数量増減等を表示する変更内容表示部246を例えば左側端部に、例えば積算項目番号毎の行表示と同様に行表示するようにして配置して成る。変更後積算データ表示部244、変更前積算データ表示部245では、「項目番号」、「項目名称」等の積算内容を表示する各欄が同様に配列されて設けられている。
また、変更内容表示部246では、「変更内容」、「数量増減」の各欄が設けられており、変更後積算データと変更前積算データとの各欄における表示内容を対比して、変更内容欄では、表示文字列の相違の有無によって変更内容が具体的に表示される。また、数量増減欄では、変更後積算データと変更前積算データとの数量数値の差量を自動計算して、その増減数が表示される。なお、変更後積算データと変更前積算データとの間で、いずれかが存在しない場合には、例えば「右に記載なし」、「左に記載なし」のメッセージが変更内容欄に表示されるようになっている。
また、内訳確認と共に、前記積算物件作業画面200において、作業指示域201中の「詳」ボタンのクリックによって表示される前記積算作業ステータス画面220の状況通知域222においてプルダウン表示される「完了」を指定した完了の確認、その「更新」ボタンのクリックによって、汎用データ形式として整理された拾い関連資料である積算数量調書データがクラウド2上にアップロードされる(積算ステップ8/AS8)。
(積算事務所から設備工事会社への諸事連絡)
積算担当者側端末20において、前記積算作業ステータス画面220では、積算事務所における各種資料をクラウド2上にアップロードできるようにする前記資料アップロードボタン225が配置されている(図18参照)。この資料アップロードボタン225のクリック操作によって、ダイヤログ表示されるアップロードファイル選択画面に表示される、例えば積算担当者側端末20に格納ファイルされている各種のファイル資料を選択確認し、積算担当者側端末20から設備工事担当者側端末10に対して例えば諸種のファイルをアップロードすることができる。例えば、積算依頼された物件資料である図面、要綱書等に対する質疑事項その他を内容とするファイルを作成したとき、それらを選択してアップロードでき、アップロードされたファイルは設備工事担当者側端末10において確認される。
(積算事務所における物件資料の変更)
また、積算事務所において積算作業中の調査・確認等に基づいて追加された変更図、追加資料があれば、積算担当者側端末20によって同様にしてクラウド2上にアップロードし、設備工事担当者側端末10に通知表示させるようにすることも可能である。すなわち、資料アップロードボタン225における同様な操作によって、送付するファイルを選択確認し、アップロード操作を行う。
(積算事務所から設備工事会社への積算数量調書データのアップロード)
積算担当者側端末20において、図17に示された積算物件作業画面200の作業指示域201に用意されている各ボタンのクリックによって表示された作業手順に従って行われる。積算作業ステータス画面220における状況通知域222にプルダウン表示される「完了」を指定して「更新」ボタンのクリックによってクラウド2上にアップロードされ、積算数量調書送付手段22を介して積算事務所の作業完了が設備工事担当者側端末10に電子メール等によって通知される(積算ステップ9/AS9)。通知されることで、設備工事担当者側端末10における積算数量調書受領手段14によって、アップロードされた積算数量調書データは設備工事担当者側端末10にダウンロード可能となる。このときの積算担当者側端末20においては、例えば照会記号等に誤りがある場合にはその修正を慫慂するメッセージが表示され、その確認を可能にしている。
(設備工事会社における積算数量調書データの確認)
積算担当者側端末20によってクラウド2上に積算数量調書データがアップロードされたことが通知された設備工事会社では、設備工事担当者側端末10において、図4に示される前記工事物件作業画面100における作業指示域102中の「積」ボタンのクリックによって、図16に示された積算依頼画面1020中に表示されている積算依頼中一覧表1024において、その状況欄に「完了」がフラグ表示され、この「完了」ボタンのクリックによって拾い内容である積算数量調書データを確認できるようにしてある(積算ステップ10/AS10)。そして、この確認の終了によって、積算数量調書データによる積算処理が完了する(積算ステップ11/AS11)
なお、積算事務所に対し、積算数量調書の見直し、その他を設備工事会社から依頼指示すべく再度のアップロードを依頼する場合には、この積算依頼中一覧表1024の更新欄に表示される「戻す」ボタンのクリックによって、その戻すことを確認し、更新処理する。そうすると、積算担当者側端末20には積算数量調書データの作成の見直し依頼があったことが表示されると共に、積算依頼中一覧表1024の状況欄には積算作業中であることの「作業中」のフラグに更新表示される。
以上に説明した積算処理に関し、設備工事会社から積算事務所に積算を依頼するに際し、設備工事担当者側端末10、積算担当者側端末20相互間でクラウド2を介して諸データがアップロードされ、またダウンロードされる。このときの積算事務所における積算作業の進捗状況として設備工事会社からの依頼、依頼に対する諾否、開始、作業中、完了その他の状況は、設備工事担当者側端末10における進捗状況確認手段15によって、積算担当者側端末20によって作業されている状況は、例えば物件一覧画面110におけるステータス欄112、積算依頼画面1020に表示される積算依頼中一覧表1024の状況欄等に状況表示のフラグとして逐次更新表示される。
なお、積算依頼作業処理に限らず、後述する見積依頼作業処理においても、設備工事会社から代理店等に対する見積依頼、見積依頼に対する諾否、開始、作業中、完了その他の状況は、同様に設備工事担当者側端末10における進捗状況確認手段15によって見積担当者側端末30との相互間通知と共に所定画面において逐次更新表示される。
(積算数量データの代理店等への送付)
設備工事担当者側端末10における工事物件作業画面100の作業指示域102に配置の「見」ボタンのクリックによって図12に示される見積依頼画面170における工事項目表172中の選択欄に配置の選択ボタンのクリックによって、あるいは図13に示される仕訳分類一覧画面180中の代理店選択欄に配置の「設定」ボタンのクリックによって、図14に示される依頼先選択画面190の操作で行われる。
すなわち、図21に示すように、前記依頼先選択画面190における数量送付ボタン193のクリックによって、その送付確認メッセージ画面がダイヤログ表示され、そのメッセージの確認をすることで所定の代理店等への積算数量データが送付され、商材取扱代理店一覧表192における履歴欄に「受託(数量送付済)」のフラグが更新表示されるようになっている。
(代理店等への見積依頼)
設備工事会社において、見積を担当する代理店・メーカーの代理店等に見積を依頼するとき、前記したように設備工事担当者側端末10において物件登録に伴い代理店等に対してその物件資料を事前に送付していることでもあり、積算担当者側端末20から送付された積算数量調書の積算データの内容を確認、確定した資料と共に、代理店等に対し、それに基づく見積が依頼され、見積担当者側端末30に表示される。見積依頼は、前記したように、設備工事担当者側端末10に、図4に示される前記工事物件作業画面100における作業指示域102中の「見」ボタンのクリックによって表示される各画面に従い行われる。
見積依頼作業は、見積を依頼すべき工事内容と、その依頼先とを適宜に組み合わせるよう選択するのであり、設備工事担当者側端末10における見積依頼手段16によって見積担当者側端末30に通知表示される(見積ステップ1/ES1)。なお、依頼すべき見積内容、依頼先の選択に際しては、通常は複数の見積依頼先が選択され、また依頼先によって見積依頼内容、例えば工事項目として項目番号、項目名称、仕分分類、数量、単位等も異なるので、それぞれに対応した選択によって組み合わせられる。
(代理店等における物件資料の受領)
見積が依頼された代理店等においては、図22に示すように、代理店等用に用意されている見積担当者側端末30における見積物件作業画面300が、見積物件一覧画面310と共に表示される。見積物件作業画面300には、その作業選択域301に「物件一覧」、「物件受領メール設定」等のメニューが表示されている。また、見積物件作業画面300中に区画表示した作業指示域302に、見積依頼された工事物件毎に見積依頼内容を確認表示できるように指示するボタンが配置されている。例えば見積依頼された工事物件の詳細を表示させる「詳」、見積内容を表示させる「見」、提出した見積書を表示させる「出」等の各ボタンが配置されている。
また、見積物件一覧画面310には、見積物件一覧表311が表示されており、「作業状況」、「会社名」、「工事番号」、「工事件名」、「提出納期A材」、「提出納期B材」、「作業仕訳分類」の各欄が設けられており、見積物件毎にそれらの内容が行表示されるようになっている。
見積依頼があった代理店等では、見積担当者側端末30において、作業選択域301の物件受領メール設定のクリックによって、設備工事会社からの通知を受ける代理店担当者を選択する。図示を省略したが、この選択は、例えば代理店における通知受領担当者が表示されている一覧表において、チェックマークを入力することで行われ、物件依頼の際にはこの担当者のみに電子メール等によって通知されるようにしている。
そして、設備工事担当者側端末10において、資料アップロード後では、図22に示すように、見積担当者側端末30における見積物件作業画面300に表示されている見積物件一覧画面310において、見積物件一覧表311中で、アップロードされた見積依頼物件の表示行の作業状況欄に「依頼中」のフラグが更新表示される。そこで、作業指示域302中の「出」ボタンのクリックによって表示される資料ダウンロード画面から所定の資料をダウンロードできるようにしている。なお、この資料ダウンロード画面において、上記のように、代理店等における物件担当メール設定によって、物件毎に代理店等における担当者を選定できるようにしている。
(代理店等における見積依頼の諾否処理)
設備工事担当者側端末10からの見積依頼が通知されると、見積担当者側端末30では、図22に示すように、見積物件作業画面300に表示された見積物件一覧表311において、見積依頼された物件の作業状況欄中に「依頼中」のフラグが更新表示される。ここで、作業指示域302の「詳」ボタンのクリックによって、図23に示すように、表示される見積作業ステータス画面320によって、代理店等の見積作業の進捗による設備工事担当者側端末10においての確認、その連絡内容等が更新表示されるようにしてある。
この見積作業ステータス画面320には、設備工事会社との連絡状況が表示される作業状況表示域321、代理店等においての諾否・作業進捗状況等の表示がプルダウン式に表示されることでこれらを選択更新して通知するようにしてある状況通知域322、見積提出希望日入力部323、設備工事会社への任意の通知文等を入力するコメント入力部324が設けられている。また、この見積作業ステータス画面320には、見積担当者側端末30から設備工事担当者側端末10に送付される見積データその他の資料をクラウド2上にアップロード指示する資料アップロードボタン325、代理店等における見積作業の開始を設備工事担当者側端末10に通知表示する作業開始ボタン326も配置されている。
図22に示される見積物件作業画面300において、作業指示域302の「出」ボタンのクリックによって、設備工事担当者側端末10によってアップロードした図面等をダウンロードできる。こうして見積依頼物件の詳細が確認、検討されたのち、見積作業ステータス画面320において、作業状況表示域321では依頼中であることが更新表示され、状況通知域322の表示によって諾否を選択通知する。受託する場合にはこの状況通知域322において、例えばプルダウン表示される「受託」を、辞退する場合には「辞退」のいずれかを選択し、コメント入力部324に所定のコメントを入力し、「更新」ボタンをクリックする(見積ステップ2/ES2)。選択内容は、設備工事担当者側端末10にメール等で通知表示され、設備工事会社からの承認待ち状態であることがこの見積作業ステータス画面320の作業状況表示域321に更新表示される。
代理店等からの見積担当者側端末30による諾否の通知は、設備工事担当者側端末10における諾否確認手段17によって、設備工事担当者側端末10における図12に示されている見積依頼画面170において表示されている見積依頼中一覧表173中の状況欄におけるフラグ表示と、図23に示されている見積作業ステータス画面320において表示されている作業状況表示域321における表示内容とによって、諾否の連絡状況が設備工事担当者側端末10と見積担当者側端末30との相互間で更新表示されるようになっている。代理店等から受託の連絡があると、見積依頼中一覧表173中の状況欄に「受託」のフラグが表示され、更新欄中に表示される「承認」ボタンのクリックによって、状況欄では「受託承認済み」のフラグに更新され、その一方、見積担当者側端末30における見積作業ステータス画面320の作業状況表示域321では「受託承認済み」と更新表示される(見積ステップ3/ES3)。また、場合によっては特定の代理店等への見積依頼が確定している場合には、このような見積依頼の諾否の送受信を省略することもある。
なお、見積依頼した代理店等において、受託せずに辞退の連絡があった場合には、設備工事担当者側端末10において、見積依頼中一覧表173中の状況欄に「辞退」のフラグが表示される。必要があれば、他の代理店等宛に見積依頼処理が実行される。
代理店等においての見積作業の開始は、見積担当者側端末30において、図23に示される見積作業ステータス画面320の状況通知域322中の表示から「開始」を選択、更新すると、設備工事担当者側端末10における図14に示される依頼先選択画面190中に表示されている商材取扱代理店一覧表192の履歴欄に「作業中」のフラグが更新表示される。また代理店希望日時欄には代理店等が希望する見積書の提出日時が、代理店コメント欄には代理店からの通知文が表示されるようになっている。
そして、見積担当者側端末30における積算データ受領手段31によって、設備工事会社が確認している積算数量調書による積算データ等がダウンロード可能となる。図22に示される前記見積物件作業画面300における作業指示域302中の「見」ボタンのクリックによって、図24に示すように、表示される見積作業画面330によって積算事務所のファイルをダウンロードする。すなわち、この見積作業画面330においては、「ファイル出力(積算事務所)」、「見積ファイル取込」、「見積資料アップロード」、「見積履歴」、「積算比較」、「見積比較」、「提出掛率設定」の各ボタンが配置されている作業指示域331が区画表示されており、「ファイル出力(積算事務所)」ボタンをクリックすることで積算事務所の拾い数量表をダウンロードできるようになっている。
(見積作業)
その後、代理店等では積算データに記載されている機器資材等、更には必要あれば図面、仕様書等の原資料を参照してそれぞれについての品名、数量等に従って見積作業を開始する(見積ステップ6/ES6)。見積作業は、例えば代理店等が採用している諸種の見積プログラムが搭載されている代理店等内のパソコンその他の端末機器によって見積が行われ、積算データ中で一覧表示された機器資材等の品名、型番、数量、メーカー名その他に対応した見積金額が入力された見積書が作成される(見積ステップ7/ES7)。
この代理店等にて作成された見積書における諸データは、見積担当者側端末30において、汎用データ形式である例えばエクセル(登録商標)形式あるいはCSV形式として取り込まれ、またPDF形式でも取り込み可能としてある。そして、前記見積作業画面330の作業指示域331中の「見積ファイル取込」ボタンのクリックでダイヤログ表示されるファイル選択画面によってプルダウン表示されるファイル種別から所定の書式を選択することで登録される。
この見積ファイル取込処理によって、見積作業画面330において、図24に示すように、取り込み結果が取込見積表332として表示される。この取込見積表332では、代理店見積データから取り込んだ工事項目名称の「工事項目名称」、同様に「照会記号」、「品番」、「品名」「数量」、「単価」、数量×単価の「金額」、掛率区分の「グレード」、コメントである「備考…」の各欄が設けられており、機器資材等毎にそれぞれのデータが行表示される。一覧表示される機器資材等及び項目名称その他の表示は、見積担当者側端末30の画面において、他の画面と同様にスクロール操作で順次に表示されるようにしてある。
(代理店等からの設備工事会社への見積書データのアップロード)
図22に示されるように、前記見積物件作業画面300において見積物件一覧表311で一覧表示されている見積物件毎に、見積作業中である場合に作業状況欄において「作業中」とフラグ表示されている。この「作業中」と表示されている見積物件につき見積作業が終了した場合、この見積物件に相当する作業指示域302中の「詳」ボタンのクリックによって、図23に示されている見積作業ステータス画面320が表示され、この見積作業ステータス画面320に配置されている資料アップロードボタン325を確認クリックする。すると、ダイヤログ表示されるファイル一覧画面の一覧表示された中からアップロードする見積書のファイル名を選択確認し、状況通知域322によってプルダウン表示された「完了」を更新することで、見積担当者側端末30における見積書送付手段32によってクラウド2上への見積資料等のアップロード作業が完了するようになっている(見積ステップ8/ES8)。
この見積作業完了による見積書のアップロードは、見積担当者側端末30において、前記見積作業ステータス画面320の作業状況表示域321においても完了したことの状況が「完了」として表示され、見積作業の完了は設備工事担当者側端末10に通知表示される。通知された設備工事会社では、この完了通知は設備工事担当者側端末10において、図4に示される前記工事物件作業画面100における作業指示域102の「見」ボタンのクリックによって、図12に示されている見積依頼画面170に表示されている見積依頼中一覧表173の状況欄にも「完了」としてフラグ表示される(見積ステップ9/ES9)。
(設備工事会社における見積内容の確認)
設備工事担当者側端末10において表示される物件一覧表111において、見積が完了したと通知された工事物件では、上記のように、見積依頼中一覧表173の状況欄にフラグ表示される「完了」ボタンのクリックによって、見積書受領手段18によって見積内容である見積書データを確認できるようにしてある(見積ステップ10/ES10)。
なお、積算データに基づく設備工事費用の見積は、通常は複数の代理店等に依頼されるから、複数の代理店等からはそれぞれの見積担当者側端末30によって見積書データが各別にアップロードされ、設備工事会社では、図25に示すように、設備工事担当者側端末10に表示される工事見積作業画面1030において、それらの各別の数種類の見積書データを比較対照できるように見直し整理し、それらの突合処理、関連する機器資材等の紐付け処理が行われる。これらの処理作業中の設備工事担当者側端末10における画面上では、対応データの存否、項目毎の入力上の齟齬その他がある場合、例えば背景色の変更表示その他によって注意が喚起されるようにしている。
また、代理店等においての見積作業に際し、代理店等それぞれでは同一の機器資材等に対してその構成部材を一括して計上している場合、あるいはその構成部材を例えば本体部分・付属部分に分離して計上している場合があり、これに対応して、これらを統一的に整理、表示するようにされている。設備工事担当者側端末10の工事見積作業画面1030には、図25に示すように、機器資材区分表示表1031が表示され、この機器資材区分表示表1031において、例えば機器資材毎に「区分」、「工事項目名称」、「照会記号」、「品番」、「品名」、「数量」その他の各欄が設けられており、必要な修正作業の実施後で確定する更新ボタン1032も配置されている。そして、区分欄には、例えば本体部分の表示には「本」を、付属部分の表示には「付」が機器資材等の資材データ行毎に付記的に表示され、本体部分と付属部分とに分離されているときには、機器資材等の本体部分に従って付属部分が次行に表示されるようにしている。こうした照会修正後に更新ボタン1032のクリックによってそれぞれの代理店等毎の見積書データとして保存される(ステップ10/S10)。
機器資材区分表示表1031において、項目の一覧表示見積書データの同一項目内に、照会記号・品番・品名・単位・単価・グレード・備考を同じとする行の存在がある場合の確認メッセージが、また同一の照会記号の重複連続がある場合の処理中断メッセージがそれぞれ表示され、確認・修正等の所定の作業処理が行われるようにしている。
なお、代理店等に修正、見直し等の依頼その他で再度のアップロードを設備工事会社が依頼する場合には、設備工事担当者側端末10において、図12に示される前記見積依頼画面170に表示されている見積依頼中一覧表173の更新欄に一旦は表示された「承認」フラグが変更されて「戻す」のフラグが表示される。この「戻す」ボタンのクリックによって戻すことを確認し、更新処理することで状況欄には「作業中」のフラグが更新表示される。この再度の見直し依頼は、該当する代理店等に通知され、見直した見積書データが再度アップロードされ、その承認によって代理店等の見積担当者側端末30に通知表示されることで代理店等への見積依頼、受領の処理が完了する。
(代理店等の見積書データの見積項目の突合)
設備工事会社において施工者に提示する積算見積書では、適正な価格を反映したものとなるように、複数の代理店等から通知された見積書データそれぞれから機器資材等に対応した見積額を取捨選択することで作成する。作成するに際し、各代理店等からの見積書データでは項目その他において各代理店等相互間において異なっていることが多く、単に羅列して比較処理することは困難である。そのため、代理店等から通知された見積書データを一覧的に比較対照するに先立ち、設備工事担当者側端末10において、積算項目に対応した見積項目の存否を確認することによって工事項目を割り当てる作業として突合処理を行う(ステップ11/S11)。
突合処理を行うには、代理店等から提示された見積書データが一覧表示されている中から、突合処理が行われていない代理店等による見積書データについて行われる。ここで、設備工事担当者側端末10における物件一覧画面110において表示されている物件一覧表111では、そのステータス欄には見積書データが通知されている「見積」のフラグが表示されているところ(図4参照)、見積比較手段19によって、工事物件作業画面100の作業指示域102中の「比」ボタンをクリックすることで、図26に示すように、見積比較画面1040が表示される。
この見積比較画面1040では、見積書データが通知されている代理店等が羅列表示されている比較代理店一覧表1041が用意されている。この比較代理店一覧表1041では、見積比較の表示操作が表示される「操作」、仕訳分類が表示される「仕訳分類」、見積書データを提示した代理店等が表示される「代理店メーカー」、突合処理の有無を表示する「項目突合」、見積の定価の合計を表示する「定価合計」、グレード入力の有無を表示する「グレード入力」、掛け率を表示する「掛率」、代理店等による提示金額を表示する「提出金額」、見積採用の採否を表示する「採用/未採用」、後述する品名等の選択に際しチェックマークを入力する「品名等選択」、資材データ等の修正等の制限可否を表示する「排他制御」、後述する割当作業中における更新後の作業内容を一時的に前作業状態に戻す「前回設定戻し」の各欄が設けられている。また、この見積比較画面1040では、CSVデータを指示するCSVボタン1042、品名等選択処理ボタン1043が配置されている。
そして、この比較代理店一覧表1041において、項目突合欄に突合が行われていない代理店等の見積書データであれば「未実施」のフラグが表示されているので、この「未実施」ボタンのクリックによって、図27に示される項目突合画面1050が表示される。
この項目突合画面1050において表示されている突合項目引当表1051によって積算事務所の積算データの項目名称と、代理店等の見積書データから取り込んだ項目を引き当てるのであり、突合項目引当表1051には、積算データにおける工事項目番号の「項目番号」、工事項目名称の「項目名称」、見積書データに記載している工事項目名称の「エリア選択」等の各欄が設けられている。積算データで使用されている項目名称(例えば照明器具設備工事)と、見積書データで使用されている工事項目を表示する名称(例えば[一般照明])とが対応していなくとも、積算データと見積書データとの表現における文字の一致率と、過去の事例における過去物件で紐付けた項目突合の履歴との組合せ等によって自動判定することで、それらが同一行に一覧的に表示されるようにしている。もし、その項目名称に対応する工事項目がない場合には警告メッセージが表示される。
こうして、名称が異なっていても積算データの項目名称に対応する見積書データの項目に関する名称が表示されることで積算データに対応する見積書データが存在することが確認でき、項目突合画面1050に配置されている実行ボタン1052がクリックされる。なお、エリア選択欄における見積項目名は手動入力も可能であり、一致していれば自動割り当てができるようにしている。チェック後、見積書データに積算データの項目情報を追加し、積算データと照会記号を比較し紐付けたデータが保存される。
(設備工事会社における紐付け処理)
設備工事担当者側端末10の操作による突合作業が実施されても、積算データにおける積算項目に対応した見積書データの見積項目が関連付けられなかった代理店等による見積書データがある場合、積算項目それぞれに対応して関連付ける紐付け処理が行われる(ステップ12/S12)。
図26に示される前記見積比較画面1040に表示されている比較代理店一覧表1041の操作欄に表示されている「比較表表示」ボタンのクリックによって、見積比較画面1040の下部に、図28に示すように、代理店等別の見積比較表1044が表示される。また、この見積比較表1044と共に、見積比較に伴う各作業を指示させるようにした「CSV」、「代理店メーカー選択」、「採用データ更新」、「未割当データ表示」、「割当データ更新」の各ボタンが配置されている見積対照作業指示域1045も区画表示されている。
さらに、図29に示すように、見積比較表1044の下部には、見積対照作業指示域1045の「未割当データ表示」ボタンのクリックによって、更に未割当データ一覧表1046も同一画面上に表示されるようになっており、見積比較表1044と、未割当データ一覧表1046との間には、データ反映指示域1047が区画表示されている。このデータ反映指示域1047では、未割当データ中から見積比較表1044に反映させる処理を行う「反映」、一旦は反映させたが解除させる処理を行う「解除」、新規に追加させる処理を行う「新規」の各ボタンが配置されていて、反映・解除方向を示す矢印表示と合わせて表示されている。
見積比較表1044は、見積を採用する場合のチェックマークを入力する「採用」、見積を提出した代理店等を表示する「代理店メーカー」、機器資材等の品名を表示する「品名」、その仕様を表示する「仕様」、照会記号の「照会記号」、新設か支給品かの区別を表示する「支給区分」、「数量」、「単位」、「単価」、「定価合計」、「グレード」、「備考」その他の各欄が設けられている。これらの各欄の表示内容は、代理店等からアップロードされ、ダウンロードされた汎用データ形式による資材見積データ行を確認整理して得られた諸データを基にしている。
未割当データ一覧表1046では、この未割当データ一覧表1046における見積データを見積比較表1044に反映させることのチェックマークを入力する「選択」、「区分」、「品名」、「仕様」、「照会記号」、「数量」、「元数量」、「単位」、「単価」、「金額」、「グレード」、「備考……」その他の欄が設けられている。
また、見積比較表1044では、見積額を提示した機器資材等の品名毎に、見積を提示した代理店等が例えば行方向に沿って順次に羅列表示されており、代理店等が品名それぞれに対して提示した見積額を比較対照できるようにしている。なお、羅列方法は、列方向に沿って順次に表示されてもよく、これらの表示方法は任意に選択できる。列方向に沿って表示する場合には、所定数のカラム群毎に纏めて特定の代理店等であることで表示され、そのカラム群中で材料名、数量その他の必要な諸データがカラム群中の各欄に表示されるようになっている。
この見積比較表1044において、数量欄中に数量が「0」であることの品名材料等が存在する場合、その代理店等の見積書データと関連付けられていないことを示し、この行を選択してのクリックあるいは前記見積対照作業指示域1045における「未割当データ表示」ボタンのクリックによって、上述したように、未割当データの一覧が表示されるようになっている。
そして、未割当データ一覧表1046中の割り当てたい品名材料の資材データ行の選択欄中にチェックマークを入力することで選択し、データ反映指示域1047中の「反映」ボタンのクリックによって見積比較表1044の該当行に反映入力され、未割当データ一覧表1046中から削除される。なお、「解除」ボタンがクリックされると該当行の表示を原状に復帰させて元の状態に戻るのであり、いずれにしても関連付けの紐付けが行われたデータが使用可能になる。
積算、見積もられた機器資材等に関し、未割当データ一覧表1046における数量と、見積比較表1044における数量とが一致しない場合には、必要とする数量が割り当てられるようにしている。例えば、積算事務所による積算データによる積算数量に対し、代理店等による見積データによる見積数量が上回る場合、確認メッセージ画面がダイヤログ表示される。図示を省略したが、この表示されたダイヤログ画面において、積算数量分のみを割り当て、残り数量を未割り当てとして残す場合には「積算数量分を割当て」、積算数量を超過して全ての数量を割り当てる場合には「代理店全数量を割当て」、確認メッセージが表示されるも自由に割り当てる場合には「任意数量割当て」の各表示ボタンが用意されていて、これらのいずれかのボタンを選択クリックする。
見積比較表1044では、割り当てた数量分が入力表示されると共に、未割当データ一覧表1046では割当数量分が減算されて表示され、未割当数量が残らない場合には未割当データの該当行が削除され、未割当数量が残る場合には減算された残量が表示されるようにしてある。なお、未割当データ一覧表1046では、割り当てた数量を表示する「数量」、割り当て前の数量を表示する「元数量」の欄が設けられていて、代理店等の見積書データの元数量と割当数量とが対比可能なようにしている。
積算事務所による積算データになく、代理店等の見積書データにある品名等の各種データは「新規」として見積比較表1044の一覧に追加される。この追加に際し、例えば見積比較表1044の最下行箇所に追加されると共に、追加後は未割当データ一覧表1046から削除され、これらを処理した更新後では、例えば照会記号によるソートによって関連した機器資材等のデータとして表示確認可能になるようにしてある。
この新規追加処理に関連し、機器資材等によっては本体部分、付属部分がある場合、その区分表示が付属部分である「付」となっている材料・部材等を同様に「新規」として追加可能にしてある。このような付属部分を新規として追加処理するのは、積算データでは機器資材等が一部材として表示されていても、見積書データでは同一機器資材でありながら、本体部分、付属部分として別表示されていることがあるからであり、これらの取り扱いの相違に対応できるようにしている。
なお、このような未割当データの割当処理は、機器資材等の本体部分のデータが1行で表示されているところ、その本体部分の選択を複数で指定した場合、1行のみしか選択できないことの確認メッセージ画面がダイヤログ表示される。また、重複して選択し、指定した場合、既に割り当てられていることの確認メッセージが同様に表示される。
こうした紐付け作業中に、例えば見積書データにおいて区分内容を修正した場合、紐付けした機器資材等が解除されることになり、これを回避できるように図26に示される前記見積比較画面1040に表示されている比較代理店一覧表1041において、その資材データ行に設けられている「前回設定戻し」欄中に表示される「実行」ボタンのクリックによって作業内容を戻すことができるようにしている。作業を戻したことによる見積比較表1044、未割当データ一覧表1046において必要な箇所を修正した後、「更新」ボタンをクリックする。すると、比較代理店一覧表1041における項目突合欄中の「実施済」ボタンのクリックによって、再度、項目突合処理を行い、この項目突合処理によって紐付けした内容が解除され、見積比較表1044において数量欄中に「0」が表示され、前回設定戻しの「実行」ボタンのクリックによって作業途中の状態に戻る。
そして、前記見積比較画面1040における見積対照作業指示域1045に表示される「割当データ更新」ボタンのクリックによって(図28参照)、それぞれの作業が終了した段階の状態が反映されたデータで更新され、この更新が比較代理店一覧表1041の積上合計欄中に反映表示されるようになっている(図26参照)。
(設備工事会社におけるグレードリストの作成)
設備工事会社において実際の見積を作成するには、代理店等から納入されるそれぞれの機器資材等が定価に従って納入されることは極めて少なく、実売価格に基づくのがほとんどである。また、その実売価格は定価に対する掛率(グレード)によって通常は算出されているから、設備工事担当者側端末10における見積価格の算定にはこのグレードを考慮したものとなる。
図26に示される前記見積比較画面1040において表示されている比較代理店一覧表1041におけるグレード入力欄中で表示されている「未入力」ボタンのクリックによって、図30に示すように、グレード別によるグループ設定用のグレードリスト表示画面1060が表示される(ステップ13/S13)。このグレードリスト表示画面1060では、「見積比較に戻る」、「次へ」の各ボタンが配置されている作業指示域1061、算出後の「定価合計」、「採用合計」、「差額」等が表示される採用見積金額表示域1062が区画表示されている。また、このグレードリスト表示画面1060にはグループ別表示表1063が表示されており、このグループ別表示表1063には、同一の掛率になるグレードのグループ設定を行うように表示する「グループ設定」、各グレードが表示される「項目グレード」、各グレードの定価合計額が表示される「定価合計金額」、代理店等の見積金額による各グレードの採用金額が表示される「採用合計金額」、定価合計額から採用合計額が減算されて表示される「差額」の各欄が設けられている。
そして、グループが設定された後に作業指示域1061の「次へ」ボタンのクリックによって、図31に示すように、提出金額入力のための提出金額入力用のグレードリスト金額入力画面1070が表示される。このグレードリスト金額入力画面1070では、「見積比較に戻る」、「前へ」、「更新」の各ボタンが配置されている作業指示域1071が区画表示されており、また「定価合計」、「提出合計」、「採用合計」、「採用提出合計」がそれぞれ表示されている提出見積金額表示域1072が区画表示されている。また、このグレードリスト金額入力画面1070には、グループ別提出金額表1073が表示されており、このグループ別提出金額表1073には、「グループ設定」、グループ設定してある場合にグレードが集約して表示される「項目グレード」、グループ設定してある場合に定価合計金額が表示される「定価合計金額」、提出合計金額を定価合計金額で除算して%で表示される「掛率」、代理店等の見積金額による各グレードの採用合計金額が表示される「採用合計金額」、採用合計金額に掛率を乗じて算出表示される「採用提出合計金額」の各欄が設けられている。
提出合計金額が入力され、グレードリスト金額入力画面1070における作業指示域1071の「更新」ボタンのクリックによってグレードリスト情報が保存され、図26に示される前記見積比較画面1040が再び表示される。この見積比較画面1040における比較代理店一覧表1041のグレード入力欄では「入力済」が、提出掛率欄、提出金額欄、採用提出合計欄それぞれにはグレードリスト金額入力画面1070で入力した所定の金額の数値が更新表示され、見積比較、その採否が検討されるようになっている(ステップ14/S14)。
(設備工事会社における見積比較の確認)
設備工事担当者側端末10における図4に示される前記工事物件作業画面100において、作業指示域102中の「比」ボタンのクリックによって、図26に示される前記見積比較画面1040に移行される。この見積比較画面1040においては、突合処理、グレード入力処理が終了し、それらが更新されて整理されており、代理店等それぞれにおける行データ内には、項目突合欄では「実施済」として、グレード入力欄では「入力済」としてそれぞれ更新表示されている。次いで操作欄中の「比較表表示」ボタンのクリックによって、この見積比較画面1040の下部に、図32に示すように、更新表示状態の代理店等別の更新見積比較表1048が表示されるようにしてある。
この更新後の更新見積比較表1048においては、上述したように見積した品名毎に、この品名を積算した積算事務所及び見積もった代理店等を順次に羅列表示してあり、スクロール操作によって各欄の表示内容が確認できるようにしてある。この更新見積比較表1048において、さらに詳しく説明すると、「CSV」、「代理店メーカー選択」、「採用データ更新」、「未割当データ表示」等の各ボタンが配置されている前記見積対照作業指示域1045が設けられている。そして、一覧表示として、見積を採用するときのチェックマークを入力する「採用」、品名毎に積算事務所名を上段に、この品名を見積もった代理店等名を下段に順次に表示される「代理店メーカー」、積算事務所・代理店等による機器資材等の名称が表示される「品名」、その品名による仕様が表示される「仕様」、設計時に記載され、積算事務所・代理店等でも参照するよう表示される「照会記号」、その品名のものが新設されるのか、支給されるのか、あるいは撤去されるのかが表示される「支給区分」、図面に記載の型番(ない場合には「不明」と表示される)のメーカーが表示される「取込メーカー」、同じく型番(特注品の場合は例えばYYYと表示される)が表示される「取込型番」、代理店等の型番・仕様が表示される「型番」、代理店等が見積もった数量が表示される「数量」(なお、積算データと見積書データとで異なる場合は例えば赤字表記される)、積算事務所・代理店等による単位が表示される「単位」、代理店等が見積もった単価が表示される「単価」、数量に単価を乗じたことで表示される「定価合計」、代理店等の掛率グレードが表示される「グレード」、代理店等によるコメント等が表示される「備考」、積算事務所の拾い出し作業時での系統名が表示される「拾い系統」等の各欄が設けられている。
この更新処理された更新見積比較表1048によって、見積もられた機器資材等による品名毎に、あるいは代理店等毎に採否を検討する。なお、品名毎に代理店等に関係なく個別に採用する場合の、いわゆるチドリ採用の場合には代理店等による見積データにおけるグレード設定が実施されている必要があり、これが実施されていないと実行できないようにしてある。
更新見積比較表1048の見積対照作業指示域1045に配置されている「代理店メーカー選択」ボタンのクリックによって、図示を省略したが、採用すべき代理店メーカー選択画面がダイヤログ表示される。そして、この代理店メーカー選択画面中にリストアップされた複数の代理店等の中から選択することで、更新見積比較表1048において、この選択された代理店等が表示されているデータ行の採用欄中に一括してチェックマークが付記される。品名によっては別の代理店等の見積を採用する場合には、その採用欄中にチェックマークを記入し、保存する場合には見積対照作業指示域1045中の「採用データ更新」ボタンをクリックする。
この採用データ更新後の前記見積比較画面1040において、図33に示すように、前記比較代理店一覧表1041の代理店メーカー欄中に、採用された代理店等の名称が「材料選択データ」と更新表示され、チドリ選択した際の積上合計金額が積上合計欄に表示される。
採用代理店等が確定した際には、図26に示される見積比較画面1040中の比較代理店一覧表1041における採用/不採用欄より「採用」を選択すると、その確認メッセージ画面がダイヤログ表示され、それを確認することで採用/不採用欄中に「採用中」と表示される。このとき、見積を採用した代理店等の見積データ中に例えば単価表示が0円である等の項目内容に不備等があると警告メッセージが表示されるようにしてある。
(設備工事会社における品名等選択の設定)
そして、同じく図26に示される前記比較代理店一覧表1041において、品名等選択欄中にチェックマークを入力し、見積比較画面1040中に配置されている品名等選択処理ボタン1043のクリックによって、例えば設備工事担当者側端末10に搭載されている積算システムに取り込む品名、数量等を編集できる(ステップ15/S15)。なお、この編集中では、他のユーザー(他ID)による、例えば品名等選択処理で編集を不可としてロックするよう、排他制御欄中に例えば「設備工事会社 使用中」等のメッセージが表示されるようにしてある。
品名等選択処理ボタン1043のクリックによって、図34に示すように、項目名採用画面1080が表示される。この項目名採用画面1080において、見積比較処理作業に戻すことを指示する「比較に戻る」、項目名の採用更新を指示する「更新」の各ボタンが配置されている作業指示域1081が区画表示されている。また、項目名採用一覧表1082が表示されており、この項目名採用一覧表1082には、積算システムに取り込むようCSVに出力される情報を表示する「[取込]品名」、代理店等の見積書データの情報による品名が表示される「[見]品名」、積算事務所の積算データの情報による品名を表示させる「[積]品名」等の各欄が設けられている。[見]品名欄中の情報表示はデフォルトで例えば赤文字で表示され、修正した場合には例えば青文字で表示され、その修正等を保存する場合には「更新」ボタンがクリックされる。
(積算事務所・代理店等から提供された積算・見積データと設備工事会社における設備工事会社用の積算システム取込用CSV出力)
設備工事会社では、積算作業を依頼した積算事務所からの積算データ、これに基づく見積作業を依頼した代理店等からの見積書データ等を整理し、突合、紐付け、見積比較によって採用した見積額によって積算見積を施工者等に提示する。この提示される積算見積に先立ち、積算データ、見積書データから得た例えばCSVデータによって、設備工事会社独自の積算システムを使用して積算見積が作成される(ステップ16/S16)。
設備工事担当者側端末10における図4に示される前記工事物件作業画面100に表示される物件一覧表111において、ステータス欄112では比較が終了していることを示す「比較」フラグが更新表示されており、工事物件作業画面100における作業指示域102中の「出」ボタンのクリックによって、図35に示すように、資料ダウンロード画面1090が表示される。この資料ダウンロード画面1090では、表示された積算担当者表1091には、今回の物件において積算を依頼した「積算担当名」、その積算事務所がアップロードした資料をダウンロードさせる「出」ボタンを配置してある「資料」の各欄が設けられている。
同様に見積を依頼した代理店等が表示されるよう区画された見積担当者表1092には、「見積担当名」、代理店等が見積もった項目番号が表示される「見積項目番号」、そのアップロードしたそれらの見積資料毎に出力指示させる「出」ボタンを配置した「資料」の各欄が設けられている。
また、積算担当者が拾い完了時に設備工事担当者側端末10における積算システムへ取り込むための、単価未入力状態の積算事務所CSVデータを出力指示させる「出」ボタンを配置してある積算事務所CSVデータ出力指示域1093が区画表示されている。
さらに、代理店等が見積完了し、積算システムに取り込むための、単価入力状態の代理店等CSVデータを出力させる「出力」ボタンが配置されているCSVデータ出力指示域1094が区画表示されている。この代理店等CSVデータでは、機器資材等の項目に対応した仕訳分類に従った積算・見積項目名称が表示される「仕訳分類」、それ等を選択して出力させるようにチェックマークが入力される「選択」の各欄が設けられている仕訳分類表1095から選択されるようになっている。なお、選択後の出力に際し、二重取込防止機能が設定されており、例えば選択欄にチェックマークが付されている仕訳分類として過去にCSVデータとして出力していない項目であり、チェックマークが付されていない品名欄等は過去に出力済であることを記憶しているため、デフォルトでチェックマークが外れている状態を示すようにしている。
(設備工事会社における物件完了、解除方法)
設備工事担当者側端末10における、図4に示される前記物件一覧画面110において、作業指示域102中の「完」ボタンのクリックによって対象とする工事物件全体の諸データがロックされ、編集不可の状態となり、ステータス欄112では「完」のフラグが更新表示されることになる。この編集不可の状態にあるときでは、作業中欄の「完」は「解」に更新表示されていて、「解」ボタンのクリックによって編集可能になるようにしている。
これらによって、設備工事担当者側端末10においては、積算担当者側端末20からの積算データ、見積担当者側端末30からの見積書データに基づき、例えば搭載している積算システムによって施工者等に提示する積算見積書を作成できる(ステップ17/S17)。
本発明は、以上のように建築物の施工に際し、その設備工事に伴う各種機器資材等に関しての積算、見積を作成する好適なものとしてあるが、建築物の施工に限らず、例えば土木工事その他の実施等の各種工事の施工に関連して行われる各種設備品の積算、見積に利用できる。
1…見積支援システム
10…設備工事担当者側端末
11…物件資料アップロード手段
12…積算依頼手段
13…諾否確認手段
14…積算数量調書受領手段
15…進捗状況確認手段
16…見積依頼手段
17…諾否確認手段
18…見積書受領手段
19…見積比較手段
20…積算担当者側端末
21…物件資料受領手段
22…積算数量調書送付手段
30…見積担当者側端末
31…積算データ受領手段
32…見積書送付手段
100…工事物件作業画面
101…作業選択域
102…作業指示域
103…物件絞込表示域
110…物件一覧画面
111…物件一覧表
112…ステータス欄
120…代理店一覧画面
121…商材代理店メーカー選択画面
122…商材表
123…仕訳追加域
124…仕訳追加ボタン
125…更新ボタン
130…物件詳細画面
131…アップロード指示ボタン
140…資料アップロード画面
141…作業指示域
142…ファイル表
145…受信メール設定作業画面
146…受信担当者表
150…仕訳選択画面
151…仕訳分類表
152…次へボタン
160…資料送付&見積依頼画面
161…作業指示域
162…共通事項反映域
163…代理店一覧表
164…共通事項反映ボタン
170…見積依頼画面
171…作業指示域
172…工事項目表
173…見積依頼中一覧表
180…仕訳分類一覧画面
181…仕訳分類一覧表
182…依頼状況ボタン
190…依頼先選択画面
191…作業指示域
192…商材取扱代理店一覧表
193…数量送付ボタン
1010…依頼状況画面
1011…作業指示域
1012…依頼状況一覧表
1020…積算依頼画面
1021…積算依頼ボタン
1022…コメント入力部
1023…積算事務所一覧表
1024…積算依頼中一覧表
1030…工事見積作業画面
1031…機器資材区分表示表
1032…更新ボタン
1040…見積比較画面
1041…比較代理店一覧表
1042…CSVボタン
1043…品名等選択処理ボタン
1044…見積比較表
1045…見積対照作業指示域
1046…未割当データ一覧表
1047…データ反映指示域
1048…更新見積比較表
1050…項目突合画面
1051…突合項目引当表
1052…実行ボタン
1060…グレードリスト表示画面
1061…作業指示域
1062…採用見積金額表示域
1063…グループ別表示表
1070…グレードリスト金額入力画面
1071…作業指示域
1072…提出見積金額表示域
1073…グループ別提出金額表
1080…項目名採用画面
1081…作業指示域
1082…項目名採用一覧表
1090…資料ダウンロード画面
1091…積算担当者表
1092…見積担当者表
1093…積算事務所CSVデータ出力指示域
1094…CSVデータ出力指示域
1095…仕訳分類表
200…積算物件作業画面
201…作業指示域
210…積算物件一覧画面
211…積算物件一覧表
220…積算作業ステータス画面
221…作業状況表示域
222…状況通知域
223…コメント入力部
225…資料アップロードボタン
230…材料入力画面
231…チェック指示域
232…機器仕様確認欄
233…材料入力表
240…比較表画面
241…作業指示域
242…変更履歴表示部
243…比較表
244…変更後積算データ表示部
245…変更前積算データ表示部
246…変更内容表示部
300…見積物件作業画面
301…作業選択域
302…作業指示域
310…見積物件一覧画面
311…見積物件一覧表
320…見積作業ステータス画面
321…作業状況表示域
322…状況通知域
323…見積提出希望日入力部
324…コメント入力部
325…資料アップロードボタン
326…作業開始ボタン
330…見積作業画面
331…作業指示域
332…取込見積表

Claims (3)

  1. 各種設備工事において、その設備工事内容の積算見積書を作成する設備工事の積算見積書の作成方法であって、
    設備工事担当者側に設置される設備工事者側端末と、積算担当者側に設置される積算担当者側端末と、見積担当者側に設置される見積担当者側端末とがクラウドを介して相互に送受信可能に繋がっており、
    設備工事者側端末によって設備工事内容の物件資料が登録物件としてクラウド上にアップロードされ、
    アップロードされた物件資料がクラウド上から積算担当者側端末によってダウンロードされ、
    積算担当者側端末によって、前記物件情報を基にして、設備工事内容の各種機器資材が積算されて、CSVデータ、エクセル(登録商標)データの汎用データ形式で作成された積算数量調書データがクラウド上にアップロードされ、
    アップロードされた積算数量調書データが設備工事担当者側端末によってダウンロードされ、
    設備工事担当者側端末によってダウンロードされた前記積算数量調書データを基にして積算処理が実施され、前記各種機器資材の積算データ作成され、この作成された積算データは設備工事担当者側端末によってクラウド上にアップロードされ、
    アップロードされた積算データは複数の見積担当者側端末それぞれによってダウンロードされ、
    見積担当者側端末によってダウンロードされた積算データを基にして前記の各種機器機材が見積もられて前記の汎用データ形式で作成された見積書データが見積担当者側端末によってクラウド上にアップロードされ、
    クラウド上にアップロードされた複数の見積書データは設備工事担当者側端末によってダウンロードされ、
    複数の見積書データがダウンロードされた設備工事担当者側端末では、複数の見積書データの各種機器資材の諸データを前記積算データ中の各種機器資材の諸データとの項目の突合処理、紐付け処理後に、各種機器資材の諸データを比較対照するように羅列表示し、設備工事担当者に採用すべき見積データを表示画面上で選択させ、採用され見積額による積算見積書が作成される、
    ことを特徴とする設備工事の積算見積書の作成方法。
  2. 工事施工者側から依頼された各種設備工事を担当する設備工事担当者がその設備工事内容の積算見積書を得ることのできる、設備工事の積算見積書の作成方法であって、設備工事内容の各種機器資材をCSVデータ、エクセル(登録商標)データの汎用データ形式で作成された積算数量調書データを基にして積算データとして作成され、この積算データを基にして各種機器資材の見積書データを前記の汎用データ形式によって整理し積算見積書が作成されるようにして成り、
    設備工事担当者側に設置される設備工事担当者側端末と、積算担当者側に設置される積算担当者側端末と、見積担当者側に設置される見積担当者側端末とがクラウドを介して相互に送受信可能に繋がっており、
    設備工事担当者側端末によって物件登録された物件資料が物件資料アップロード手段によってクラウド上にアップロードされるステップと、
    設備工事担当者側端末による積算受託承認済の積算担当者側端末によって物件資料がクラウド上からダウンロードされるステップと、
    積算担当者側端末によって、前記の汎用データ形式として整理された前記各種機器資材の積算数量調書データがクラウド上にアップロードされるステップと、
    設備工事担当者側端末によって、クラウド上からダウンロードされた積算数量調書データに基づく積算処理後に各種機器資材の積算データが作成されるステップと、
    設備工事担当者側端末における見積依頼手段によって、見積依頼内容を複数の見積担当者側端末に通知表示させるステップと、
    設備工事担当者側端末と見積担当者側端末との相互間で、見積依頼の諾否状況が更新表示されるステップと、
    見積担当者側端末における積算データ受領手段によって前記積算データが見積担当者側端末にクラウド上からダウンロードされるステップと、
    見積担当者側端末における見積書送付手段によってクラウド上に前記各種機器資材の見積書データが前記の汎用データ形式としてアップロードされるステップと、
    設備工事担当者側端末において見積書受領手段によってクラウド上からダウンロードされて複数の見積書データそれぞれが保存されるステップと、
    設備工事担当者側端末に表示される見積比較画面において、複数の見積書データ中の各種機器資材の諸データを積算データ中の各種機器資材の諸データとの項目の突合処理、紐付け処理後に、各種機器資材の諸データを羅列表示し、見積比較手段によって比較対照できるようにされたステップと、
    設備工事担当者側端末において、積算データ、見積書データの比較対照後に採用された見積額でCSVデータによって積算見積書が作成されるステップ、
    を備えたことを特徴とする設備工事の積算見積書の作成方法。
  3. 設備工事担当者側に設置される設備工事担当者側端末と、積算担当者側に設置される積算担当者側端末と、見積担当者側に設置される見積担当者側端末とがクラウドを介して相互に送受信可能に繋がっており、
    設備工事担当者側端末は、設備工事内容の物件資料をクラウド上にアップロードし,積算担当者側端末に各種機器資材の拾出しを依頼送信する積算依頼手段、積算担当者側端末からクラウド上にアップロードされたCSVデータ、エクセル(登録商標)データの汎用データ形式の前記各種機器資材の積算数量調書データをクラウド上からダウンロードして受領する積算数量調書受領手段、積算担当者側端末から得た積算数量調書データによる積算処理後に作成された前記各種機器資材の積算データをクラウド上にアップロードして、この積算データに基づく各種機器資材の費用見積を複数の見積担当者側端末に依頼送信する見積依頼手段、見積担当者側端末から前記の汎用データ形式でクラウド上にアップロードされた前記各種機器資材の複数の見積書データをクラウド上からダウンロードして受領する見積書受領手段、複数の見積書データを比較対照する見積比較手段を備えていて、この見積比較手段では、見積書データは積算データと対照可能とする一覧表示でき、比較対照後に採用された見積額でCSVデータによって積算見積書が作成できるようにしてあり、
    積算担当者側端末は、設備工事担当側端末からの物件資料をクラウド上からダウンロードして受領する物件資料受領手段、作成した前記各種機器資材の積算数量調書データを前記の汎用データ形式でクラウド上にアップロードすることで送信する積算数量調書送付手段を備え、
    見積担当者側端末は、前記積算データをクラウド上からダウンロードすることで受領する積算データ受領手段、作成した前記各種機器資材の見積書データを前記の汎用データ形式でクラウド上にアップロードすることで設備工事担当者側端末に送信する見積書送付手段を備えて、
    成ることを特徴とする設備工事の積算見積書作成支援装置。
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