JP2002334048A - 記憶サブシステムの制御方法および記憶サブシステム - Google Patents

記憶サブシステムの制御方法および記憶サブシステム

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JP2002334048A
JP2002334048A JP2001140984A JP2001140984A JP2002334048A JP 2002334048 A JP2002334048 A JP 2002334048A JP 2001140984 A JP2001140984 A JP 2001140984A JP 2001140984 A JP2001140984 A JP 2001140984A JP 2002334048 A JP2002334048 A JP 2002334048A
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Masao Nakano
正雄 中野
Kimisaki Kanbayashi
公咲 神林
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 稼働中のホストコンピュータによる記憶サブ
システムの動的な属性変更を可能にすることによる利便
性の向上と、データ保護とを両立させる。 【解決手段】 記憶制御装置103および配下の記憶装
置104、管理コンソール106等からなる記憶サブシ
ステムにおいて、記憶制御装置103に、管理コンソー
ル106からの指示にて、ホストコンピュータ101に
よる記憶装置104に対する属性の変更の可否を制御す
るホスト変更指示可否フラグや、属性が設定される管理
テーブル207を設け、ホストコンピュータ101から
属性変更可能な記憶装置104(論理ボリューム)と変
更不可能な記憶装置104の設定制御を行う。ホストコ
ンピュータ101から記憶装置104の属性変更要求が
行われた場合、記憶制御装置103は、管理コンソール
106から変更可と設定された記憶装置104の場合に
のみ属性変更を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶サブシステム
およびその制御技術に関し、特に、コンピュータシステ
ムに接続される記憶サブシステムにおける記憶制御装置
および管理コンソールの制御技術に係わり、より詳細に
は、ホストコンピュータから記憶サブシステム内の記憶
装置のへのアクセスにおける、アクセス不可、読み込み
専用、読み込み/書込み可能等の属性変更技術に適用し
て有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータシステムにおいて取
り扱われる業務データは増大化しており、これらの業務
データが格納される論理的あるいは物理的な記憶装置お
よび当該記憶装置を制御する記憶制御装置等から構成さ
れる記憶サブシステムにおいて、ホストコンピュータか
ら当該業務データを参照、更新するに当たり、誤った上
書き等の誤操作等により記憶装置内のデータ破壊を起こ
す事がまれにある。それらの貴重な業務データを誤操作
によるデータ破壊から守る為に、ホストコンピュータも
しくは記憶制御装置を管理する管理コンソールから、記
憶装置のデータ破壊防止の為に、記憶装置の属性をアク
セス不可、読み込み専用、読み込み/書込み可能のいづ
れかに設定して対応している。ホストコンピュータは、
属性変更された記憶装置のデータに関して更新もしくは
参照不可とするデータは読み込み専用もしくはアクセス
不可で応答し、更新されても問題ない作業用として使用
するデータは読み込み/書込み可能として処理して、入
出力処理を実施している。
【0003】また、米国特許第6,041,394号公
報には、チャネルディレクタやSCSIアダプタ等の複
数の入出力ポートの各々にホストコンピュータが個別に
接続される記憶制御装置において、あるホストから記憶
制御装置の配下のある論理ボリュームに対するライトプ
ロテクト設定要求や解除要求等の属性変更要求が発生し
た時、グローバルメモリを介して当該属性変更要求をす
べての入出力ポートに伝達して認識させることで、複数
のホストコンピュータにて共有される論理ボリュームに
対する個々のホストコンピュータによる稼働中(オンザ
フライ)の動的な属性変更を可能にし、各ホストコンピ
ュータによる各論理ボリュームへの排他的なアクセスに
よるデータ保護等を実現しようとする技術が開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来技
術では、それぞれのコンピュータシステムにおいてそれ
ぞれ独立した操作において記憶装置の属性変更を行なっ
てきた。すなわち、ホストコンピュータからの操作によ
る記憶装置の属性変更と、管理コンソールからの操作に
よる記憶装置の属性変更である。
【0005】米国特許第6,041,394号公報の技
術のようにホストコンピュータからの指示で記憶装置の
属性が変更可能な場合には、稼働中の個々のホストコン
ピュータがサブシステムの構成を意識することなく、サ
ブシステムの動的な属性変更が可能になるという利便性
は得られるものの、本来データ破壊防止のためにシステ
ム管理者が意図して設定していた属性が無意味となって
しまい、システム管理者の予期しないデータ破壊を招く
懸念がある。また、管理コンソールから記憶装置の属性
を設定して、ホストコンピュータから使用させた場合
も、ホストコンピュータからの属性変更が可能であれば
同様の結果となる。
【0006】一方、管理コンソールからの属性の設定の
みを可能とし、ホストコンピュータからの属性変更を許
さない場合は、ホストコンピュータからの誤操作による
記憶装置のデータ破壊防止は可能となるが、ホストコン
ピュータによる属性変更ができないため、一旦、管理コ
ンソール側への変更許可を依頼した後、再度ホストコン
ピュータからの属性変更操作が必要となり、属性変更に
煩雑な手続きが必要になる、という技術的課題がある。
【0007】本発明の目的は、稼働中の上位装置による
論理的あるいは物理的な記憶装置の動的な属性変更を可
能にすることによる利便性の向上と、システム管理者の
意図した属性設定を確実に維持することによるデータ保
護とを両立させることが可能な記憶サブシステムおよび
その制御技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、記憶サブシ
ステムの記憶制御装置及び記憶装置を管理する管理コン
ソールから、ホストコンピュータによる属性変更可能な
記憶装置と属性変更不可能な記憶装置を設定する手段を
有することで、ホストコンピュータからの記憶装置の属
性変更時に、誤操作等によって属性変更が行われること
を防止しつつ、ホストコンピュータによる稼働中の動的
な属性変更による利便性の向上を実現する。
【0009】より具体的には、一例として、記憶制御装
置内のマイクロプロセッサに、ホストコンピュータ指示
による記憶装置の属性変更指示内容を保持する手段と、
管理コンソールからの設定による記憶装置の属性変更指
示内容を保持する手段と、ホストコンピュータ指示で属
性変更指示が行われた場合に、ホストコンピュータ指示
の属性変更指示と管理コンソールからの属性変更指示の
内容を比較して変更の可否を判定する手段とを備える。
またホストコンピュータ指示により記憶装置の属性変更
が行われた場合には、記憶制御装置とローカルエリアネ
ットワークで接続された管理コンソールへ属性変更が行
われた事を通知する手段を備える。
【0010】管理コンソールから、ホストコンピュータ
が操作する記憶装置の属性変更を、許可するものと不許
可とする記憶装置の設定を行う。その設定内容に従っ
て、ホストコンピュータから属性変更指示が行われた場
合、記憶制御装置内のマイクロプロセッサは、管理コン
ソールから設定された内容とホストコンピュータからの
属性変更指示の内容とを比較し、属性変更対象となる記
憶装置であれば、属性を変更し、管理コンソールへホス
トコンピュータからの属性変更指示が行われたことを通
知する。ホストコンピュータからの属性変更指示におい
て、管理コンソールから属性変更を許可していない記憶
装置への要求が行われた場合は、ホストコンピュータへ
の属性変更不可を返す。
【0011】以上の様に、管理コンソールからの設定に
おいて、ホストコンピュータからの属性変更を制限する
ことで、ホストコンピュータの誤操作等による記憶装置
データ破壊を防止する。また、ホストコンピュータから
変更された属性変更の内容を管理コンソールへ通知する
手段を有することで、現在稼働中の記憶装置の状態を監
視することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施の形態である記憶
サブシステムの制御方法を実施する記憶サブシステムの
構成の一例を概念図である。
【0014】本実施の形態の記憶サブシステムにおい
て、一つまたは複数のホストコンピュータ101からの
入出力要求を受付ける記憶制御装置103は、インター
フェースケーブル102を介して当該ホストコンピュー
タ101に接続される。ホストコンピュータ101から
のデータの入出力要求は、記憶制御装置103を介して
記憶装置104に対して行われる。記憶制御装置103
と、記憶サブシステムの運用管理等を行うために用いら
れる管理コンソール106との間は、ローカルエリアネ
ットワーク105によって接続されている。
【0015】本実施の形態の場合、記憶装置104は物
理的あるいは論理的な記憶領域(たとえば、物理ボリュ
ーム、あるいは論理ボリューム等のボリューム)が設定
され、この記憶領域を単位として、後述のようなアクセ
ス属性が管理される。
【0016】本実施の形態の場合、管理コンソール10
6は、記憶制御装置103を介して、記憶装置104の
ホストコンピュータへの応答であるアクセス不可、読み
込み専用、読み込み/書込み可能(ただし、読み込み/
書込み可能は、アクセス不可および読み込み専用の設定
状態により自動的に決定される)の属性の参照、更新が
できる。
【0017】ホストコンピュータ101は、記憶装置1
04への入出力処理が可能であると共に、管理コンソー
ル106から許可された記憶装置104への属性変更が
可能となる。ホストコンピュータ101から記憶装置1
04の属性変更を行った場合には、記憶制御装置103
が管理コンソール106へ属性変更が行われた事を通知
し、管理コンソール106で属性変更が行われた記憶装
置104を参照することが可能となる。
【0018】図2は、本実施の形態において、ホストコ
ンピュータ101と管理コンソール106とが連携して
属性設定処理等を実現するための記憶制御装置103の
内部構成の一例を示すブロック図である。
【0019】マイクロプロセッサ201内の制御プログ
ラムは、管理コンソール106からローカルエリアネッ
トワーク105を介して記憶装置104の属性変更指示
を受付ける管理コンソールI/F部203と、ホストコ
ンピュータ101からの属性変更指示と入出力要求を受
付ける入出力制御部202、制御メモリ205に配置さ
れるホストコンピュータ指示記憶装置属性管理テーブル
206(以下、単に管理テーブル206と記す)と、管
理コンソール指示記憶装置属性管理テーブル207(以
下、単に管理テーブル207と記す)を制御する記憶装
置属性制御部204から構成されている。
【0020】図3は、本実施の形態の管理コンソール1
06において、記憶装置104の属性制御処理に関連し
た部分の構成の一例を示すブロック図である。
【0021】本実施の形態の管理コンソール106は、
記憶制御装置103内のマイクロプロセッサ201の管
理コンソールI/F部203とのデータ送受信を取り行
なう属性データ送受信部106aと、ホストコンピュー
タ101により変更された記憶装置104の属性表示、
もしくは管理コンソール106による属性変更を制御す
る属性変更更新部106bと、変更前と変更後の記憶装
置104の属性表示を処理するディスプレイやキーボー
ド等のユーザインタフェースからなる属性表示部106
cで構成される。
【0022】図4は、図2のマイクロプロセッサ201
が制御可能な制御メモリ205内にもつ管理テーブル2
06と、管理テーブル207の詳細例を示した概念図で
ある。
【0023】本実施の形態の場合、記憶装置104に
は、複数の物理的あるいは論理的なボリュームを単位と
して記憶領域の属性設定が管理され、各管理テーブル2
06、管理テーブル207は、それぞれ記憶装置104
がもつボリューム数分の情報として管理されている。
【0024】すなわち、管理テーブル206には、複数
のボリューム#1〜#nの各々毎に、当該ボリュームに
対するアクセス不可要求(読み書きともに禁止)の有無
を示すアクセス不可要求フラグ206a、読み込み専用
要求(書き込み禁止)を示す読み込み専用要求フラグ2
06b、これら二つのフラグの設定結果から自動的に決
まる読み込み/書込み要求(読み書きともに許可)を示
す読み込み/書込み要求フラグ206cが設定されてい
る。
【0025】一方、管理テーブル207には、複数のボ
リューム#1〜#nの各々毎に、当該ボリュームに対す
るアクセス不可要求(読み書きともに禁止)の有無を示
すアクセス不可要求フラグ207a、読み込み専用要求
(書き込み禁止)を示す読み込み専用要求フラグ207
b、これら二つのフラグの設定結果から自動的に決まる
読み込み/書込み要求(読み書きともに許可)を示す読
み込み/書込み要求フラグ207c、およびホストコン
ピュータ101による当該ボリュームの属性変更の可否
を設定するホスト変更指示可否フラグ207dが設定さ
れている。
【0026】なお、管理テーブル206は、当該ボリュ
ームに対してホストコンピュータ101から属性変更要
求が発生した時に受け付けた変更内容を過渡的に保持す
るものであり、管理テーブル207のホスト変更指示可
否フラグ207dにて変更可能にされている場合にの
み、管理テーブル206の設定内容が管理テーブル20
7に反映され、実際のアクセス制御に有効となる。
【0027】すなわち、実際のホストコンピュータ10
1から各ボリュームに対するアクセス制御は、管理テー
ブル207の設定内容に基づいて行われる。
【0028】図5は、本実施の形態の管理コンソール1
06における属性設定画面の一例を示す説明図である。
【0029】管理コンソール106の属性表示部106
c等のディスプレイには、複数のボリューム#0〜#n
の各々に関する管理テーブル207および管理テーブル
206の設定内容が、ボリューム対応のタブ106c−
2のホスト設定表示領域106c−4およびコンソール
設定表示領域106c−3にそれぞれ表示(ただし、他
の二つのフラグから自動的に決定される自明な読み込み
/書込み要求フラグ206cおよび207cは省略)さ
れている。
【0030】そして、システム管理者は、図5に例示さ
れる画面内で、目的のボリューム#のタブ106c−2
を指定して最も手前に表示させた後、ホスト設定表示領
域106c−4の内容を、ポインタカーソル106c−
1等で適宜指定しながら、設定内容を入力する。
【0031】この図5の例では、ボリューム#0に対し
て、アクセスは許可する(アクセス不可要求フラグ20
7a=“0”)が、書き込み禁止(読み込み専用要求フ
ラグ207b=“1”)を指定し、さらにホストコンピ
ュータ101による属性変更が禁止(ホスト変更指示可
否フラグ207d=“0”)されるように、設定入力さ
れた例を示している。
【0032】図6および図7のフローチャート、さらに
は、図1から図4を用いて、本実施の形態の作用の一例
について説明する。
【0033】まず、図6のフローチャートにて、管理コ
ンソール106およびホストコンピュータ101による
属性設定について説明する。
【0034】管理コンソール106の属性表示部106
cを使用して記憶装置104のアクセス不可、読み込み
専用、読み込み/書込み可能の設定とホストコンピュー
タ101からの属性変更可能な記憶装置104(ボリュ
ーム)と変更不可となる記憶装置104(ボリューム)
を設定する(ステップS1)。その設定情報は、属性変
更更新部106bから属性データ送受信部106aを経
由して(ステップS2)記憶制御装置103内のマイク
ロプロセッサ201の管理コンソールI/F部203が
受信する(ステップS3)。
【0035】管理コンソールI/F部203が受信した
記憶装置の属性変更設定データは、記憶装置属性制御部
204に渡され、制御メモリ205の管理テーブル20
7へ格納される(ステップS4)。情報の設定が正常終
了すれば、管理コンソール106の属性表示部106c
へステータスを返す(ステップS5、ステップS6、ス
テップS7)。
【0036】ホストコンピュータ101からの属性変更
要求が行われた場合、その変更要求を記憶制御装置10
3のマイクロプロセッサ201の入出力制御部202が
受付ける(ステップS11)。ホストコンピュータ10
1からの記憶装置104への属性変更設定データは、記
憶装置属性制御部204へ渡され、制御メモリ205の
管理テーブル206へ格納される(ステップS12)。
【0037】記憶装置属性制御部204は、管理テーブ
ル207のホスト変更指示可否フラグ207dが許可さ
れている状態かどうかを判定する。許可されていれば、
ホストコンピュータ101からの要求である管理テーブ
ル206からアクセス不可、読込み専用、読込み/書込
み可能のいずれかの設定情報を管理テーブル207へ反
映する。記憶装置属性制御部204は、ホストコンピュ
ータ101から要求された属性変更を行い、入出力制御
部202へステータスを返し(ステップS13)、ホス
トコンピュータ101に対して、属性変更が正常終了し
た事を応答する(ステップS15)。
【0038】記憶装置属性制御部204は、管理コンソ
ールI/F部203へ属性変更が行われた事を通知する
(ステップS14)。管理コンソールI/F部203
は、ホストコンピュータ101からの属性変更要求によ
り該当する記憶装置104の属性が変更された事を管理
コンソール106へ通知する(ステップS16、ステッ
プS17、ステップS18)。
【0039】ホストコンピュータ101から管理コンソ
ール106が許可していない記憶装置104への属性変
更要求が行われた場合、入出力制御部202が要求を受
付ける(ステップS20)。ホストコンピュータ101
からの記憶装置104の属性変更設定データは、記憶装
置属性制御部204へ渡され、制御メモリ205の管理
テーブル206へ格納される(ステップS21)。
【0040】記憶装置属性制御部204は、管理テーブ
ル207と管理テーブル206との内容を比較する。こ
の場合、ホストコンピュータ101からの属性変更要求
が、管理コンソール106から許可された記憶装置10
4(ボリューム)でないので、ホストコンピュータ10
1から要求された属性変更を行なわずに、入出力制御部
202へステータスを返し(ステップS22)、ホスト
コンピュータ101へ属性変更が失敗した旨を応答する
(ステップS23)。
【0041】次に、上述のようにして属性情報が設定さ
れた記憶装置104のボリュームに対するホストコンピ
ュータ101からのアクセス制御について説明する。
【0042】記憶制御装置103は、ホストコンピュー
タ101からの入出力要求を待ち(ステップ301)、
入出力要求を受信すると、要求対象のボリューム#に基
づいて、管理コンソール106にて設定される管理テー
ブル207を参照する(ステップ302)。
【0043】そして、当該ボリュームにアクセス不可要
求フラグ207aが設定されているか調べ(ステップ3
03)、設定されている場合にはアクセス要求元のホス
トコンピュータ101にアクセス不可を応答する(ステ
ップ308)。
【0044】アクセス不可要求フラグ207aが設定さ
れてない場合は、さらに当該入出力要求が、書き込みコ
マンドか否か調べ(ステップ304)、否の場合、すな
わち読み込みコマンドの場合には、対象ボリュームから
データを読み出して、要求元のホストコンピュータ10
1に送信する(ステップ307)。
【0045】ステップ304で書き込みコマンドの場合
には、読み込み専用要求フラグ207bを調べ(ステッ
プ305)、当該ボリュームが読み込み専用に設定され
ている場合には、書き込み不可を要求元のホストコンピ
ュータ101に応答する(ステップ309)。
【0046】ステップ305で読み込み専用に設定され
ていない場合には、対象ボリュームに対するデータ書き
込みを実行する(ステップ306)。
【0047】以上説明したように、本実施の形態の記憶
サブシステムでは、ホストコンピュータ101による記
憶装置104に対するアクセス不可、読み込み専用、読
み込み/書込み可能等の属性の変更の可否を、管理者が
操作する管理コンソール106から管理テーブル207
に設定されるホスト変更指示可否フラグ207dに基づ
いて行われるので、管理者の属性設定の意図が確実に優
先されるため、ホストコンピュータ101による、予期
しない属性の変更や設定等の誤操作によるデータ破壊が
確実に防止される。
【0048】また、管理コンソール106から許可され
た記憶装置104(ボリューム)等に対しては、ホスト
コンピュータ101から自由に属性の変更や設定が可能
となり、稼働中での動的な属性変更や設定によるホスト
コンピュータ101間でのデータアクセスでの排他制御
が可能となる。
【0049】すなわち、稼働中のホストコンピュータ1
01による記憶装置104の論理的あるいは物理的なボ
リューム等の記憶領域の動的な属性変更を可能にするこ
とによる利便性の向上と、システム管理者の意図した属
性設定を確実に維持することによるデータ保護とを両立
させることが可能となる。
【0050】また、ホストコンピュータ101から記憶
装置104に対して実施された属性変更箇所が管理コン
ソール106に通知されるので、管理コンソール106
での記憶装置104の属性設定や変更の監視が可能とな
り、ホストコンピュータ101と管理コンソール106
との間での業務連携が可能となる。
【0051】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、稼働中の上位装置によ
る論理的あるいは物理的な記憶装置の動的な属性変更を
可能にすることによる利便性の向上と、システム管理者
の意図した属性設定を確実に維持することによるデータ
保護とを両立させることができる、という効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である記憶サブシステム
の制御方法を実施する記憶サブシステムの構成の一例を
概念図である。
【図2】本発明の一実施の形態である記憶サブシステム
の制御方法を実施する記憶サブシステムを構成する記憶
制御装置の内部構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態である記憶サブシステム
の制御方法を実施する記憶サブシステムを構成する管理
コンソールにおいて、記憶装置の属性制御処理に関連し
た部分の構成の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施の形態である記憶サブシステム
の制御方法を実施する記憶サブシステムにて用いられる
制御情報の一例を示す概念図である。
【図5】本発明の一実施の形態である記憶サブシステム
の制御方法を実施する記憶サブシステムにおける管理コ
ンソールの属性設定画面の一例を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態である記憶サブシステム
の制御方法を実施する記憶サブシステムにおける属性変
更制御の作用の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施の形態である記憶サブシステム
の制御方法を実施する記憶サブシステムにおける入出力
制御の作用の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101…ホストコンピュータ(上位装置)、102…イ
ンターフェースケーブル、103…記憶制御装置、10
4…記憶装置、105…ローカルエリアネットワーク、
106…管理コンソール(管理装置)、106a…属性
データ送受信部、106b…属性変更更新部、106c
…属性表示部、106c−1…ポインタカーソル、10
6c−2…タブ、106c−3…コンソール設定表示領
域、106c−4…ホスト設定表示領域、201…マイ
クロプロセッサ、202…入出力制御部、203…管理
コンソールI/F部、204…記憶装置属性制御部、2
05…制御メモリ、206…ホストコンピュータ指示記
憶装置属性管理テーブル、206a…アクセス不可要求
フラグ、206b…読み込み専用要求フラグ、206c
…読み込み/書込み要求フラグ、207…管理コンソー
ル指示記憶装置属性管理テーブル、207a…アクセス
不可要求フラグ、207b…読み込み専用要求フラグ、
207c…読み込み/書込み要求フラグ、207d…ホ
スト変更指示可否フラグ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B014 HC03 5B017 AA04 BA04 BB06 5B082 EA11 GA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置との間で授受される情報が格納
    される記憶装置と、前記上位装置と前記記憶装置との間
    に介在する記憶制御装置と、システム管理者が前記記憶
    制御装置および前記記憶装置の管理を行うために使用す
    る管理装置とを含む記憶サブシステムの制御方法であっ
    て、 前記記憶装置に論理的または物理的に設定された複数の
    記憶領域の各々に対して設定されるアクセス不可および
    読み込み専用および読み込み/書込み可能の各々の属性
    の、前記上位装置による変更の可否を、前記管理装置が
    制御することを特徴とする記憶サブシステムの制御方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記憶サブシステムの制御
    方法において、 前記記憶制御装置には、前記上位装置から個々の前記記
    憶領域の各々に対して設定要求された前記属性の状態を
    個々の前記記憶領域毎に記憶する第1のテーブルと、前
    記管理装置にて設定された前記属性の状態および当該属
    性の前記上位装置による変更の可否を示す変更許可制御
    情報を個々の前記記憶領域毎に記憶する第2のテーブル
    とを設け、 前記第1のテーブルに前記上位装置による前記属性の変
    更要求が発生した時、前記第2のテーブルの前記変更許
    可制御情報を参照し、当該変更許可制御情報が変更可に
    設定されている場合にのみ、前記第1のテーブル内の属
    性の変更要求内容を前記第2のテーブルにおける前記属
    性の設定状態に反映させ、 前記第2のテーブルの属性の設定状態に基づいて前記上
    位装置による前記記憶領域へのアクセスを制御すること
    を特徴とする記憶サブシステムの制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の記憶サブシステ
    ムの制御方法において、 前記上位装置から前記属性の変更要求が発生した時、当
    該変更要求の発生内容を前記管理装置に通知することを
    特徴とする記憶サブシステムの制御方法。
  4. 【請求項4】 上位装置との間で授受される情報が格納
    される記憶装置と、前記上位装置と前記記憶装置との間
    に介在する記憶制御装置と、システム管理者が前記記憶
    制御装置および前記記憶装置の管理を行うために使用す
    る管理装置とを含む記憶サブシステムであって、 前記記憶制御装置は、前記記憶装置に論理的または物理
    的に設定された複数の記憶領域の各々に対して設定され
    るアクセス不可および読み込み専用および読み込み/書
    込み可能の各々の属性の前記上位装置による変更の可否
    を、前記管理装置から制御するための制御論理を備えた
    ことを特徴とする記憶サブシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の記憶サブシステムにおい
    て、 前記記憶制御装置は、前記上位装置から個々の前記記憶
    領域の各々に対して設定要求された前記属性の状態を個
    々の前記記憶領域毎に記憶する第1のテーブルと、前記
    管理装置にて設定された前記属性の状態および当該属性
    の前記上位装置による変更の可否を示す変更許可制御情
    報を個々の前記記憶領域毎に記憶する第2のテーブルと
    を備え、 前記制御論理は、 前記第1のテーブルに前記上位装置による前記属性の変
    更要求が発生した時、前記第2のテーブルの前記変更許
    可制御情報を参照し、当該変更許可制御情報が変更可に
    設定されている場合にのみ前記第1のテーブル内の属性
    の変更要求内容を前記第2のテーブルにおける前記属性
    の設定状態に反映させる第1の操作、 前記第2のテーブルの属性の設定状態に基づいて前記上
    位装置による前記記憶領域へのアクセスを制御する第2
    の操作、 前記上位装置による属性変更要求が発生したことを前記
    管理装置に通知する第3の操作、 の少なくとも一つの操作を実行することを特徴とする記
    憶サブシステム。
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