JP2002333892A - オーディオ情報提供システム - Google Patents

オーディオ情報提供システム

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JP2002333892A
JP2002333892A JP2002012228A JP2002012228A JP2002333892A JP 2002333892 A JP2002333892 A JP 2002333892A JP 2002012228 A JP2002012228 A JP 2002012228A JP 2002012228 A JP2002012228 A JP 2002012228A JP 2002333892 A JP2002333892 A JP 2002333892A
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JP
Japan
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audio information
condition
unit
providing system
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Withdrawn
Application number
JP2002012228A
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English (en)
Inventor
Masako Ogawa
理子 小川
Ryosuke Kobayashi
良輔 小林
Toshihiko Date
俊彦 伊達
Akihisa Kawamura
明久 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象に適したオーディオ情報を対象に提供す
る。 【解決手段】 本発明のオーディオ情報提供システム
は、対象に適したオーディオ情報を対象に提供するオー
ディオ情報提供システムであって、複数のオーディオ情
報が格納されたデータベースと、対象の固有条件を入力
する固有条件入力部と、時間に応じて変動する変動条件
を入力する変動条件入力部と、少なくとも固有条件およ
び変動条件に基づいて、複数のオーディオ情報の中から
少なくとも1つのオーディオ情報を選択する選択部と、
少なくとも1つのオーディオ情報を出力する出力部とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デパートや店舗な
どの商業空間、ホテルやオフィスなどの公共空間、車室
や一般家庭などの個人用エンタテインメント空間、な
ど、それぞれの空間の目的やイメージに適応した音楽を
選曲するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、商業空間や公共空間にBGM音楽
を提供する形態として、商業空間であれば、選曲家が商
業空間イメージにあった音楽を選曲しCDなどのディス
ク記録媒体によって提供する、公共空間であれば、選曲
家が公共空間の目的に応じた音楽を選曲しCDなどのデ
ィスク記録媒体によって提供する、あるいは豊富な音楽
プログラムが用意された有線放送のBGMチャンネルを
選択する、という形態が主流であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】専門の選曲家による商
業空間向けや公共空間向けのBGMの選曲においては、
専門知識に裏づけされた音楽選曲結果のユーザー満足度
が高い一方で、コストが高くなり、BGM音楽による販
促効果をよほど理解するクライアントにしか受け入れら
れないという現状がある。また、必ずしも全ての空間に
おいて、空間イメージや空間目的、客層にふさわしいB
GMが選曲されているわけではない、という課題があ
る。有線放送のBGMチャンネルでは、音楽ジャンルの
みの選択であり、音楽ジャンルごとにあらかじめ決めら
れた番組を一定期間流し続けなければいけないという課
題がある。また、CDなどのディスク記録媒体による提
供形態によれば、利用者は、ある一定期間中はディスク
記録媒体中に記録された同じBGM音楽を流しつづけな
ければいけないという課題もある。
【0004】このように、従来の提供形態によれば、商
業空間、公共空間、個人の目的や感性に適応した音楽
を、時間変化や環境変化などの状況変化に応じて利用者
に提供することは困難であった。
【0005】本発明は、上述した課題に鑑みてなされた
ものであり、デパートや店舗などの商業空間、ホテルや
オフィスなどの公共空間、車室や一般家庭などの個人用
エンタテインメント空間、など、それぞれの空間の目的
やイメージに適応した音楽を選曲するシステムを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のオーディオ情報
提供システムは、対象に適したオーディオ情報を対象に
提供するオーディオ情報提供システムであって、複数の
オーディオ情報が格納されたデータベースと、対象の固
有条件を入力する固有条件入力部と、時間に応じて変動
する変動条件を入力する変動条件入力部と、少なくとも
固有条件および変動条件に基づいて、複数のオーディオ
情報の中から少なくとも1つのオーディオ情報を選択す
る選択部と、少なくとも1つのオーディオ情報を出力す
る出力部とを備え、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0007】データベースには、複数のオーディオ情報
のそれぞれに関連する複数の関連情報が格納されてお
り、複数の関連情報のそれぞれは、オーディオ情報の印
象を定義する所定の座標系における、対応するオーディ
オ情報の位置を示す座標値を有し、選択部は、固有条件
および変動条件に基づいて、所定の座標系における対象
の位置を示す座標値を決定し、対象の位置を示す座標値
から所定の範囲内にある座標値を有する少なくとも1つ
の関連情報に対応する少なくとも1つのオーディオ情報
を選択してもよい。
【0008】複数の関連情報の内の少なくとも1つの関
連情報は、固有条件および変動条件の内の少なくとも一
方に基づいて、少なくとも1つの関連情報に含まれる座
標値と対象の座標値との間の距離を調整することを示す
少なくとも1つの調整情報を含み、選択部は、少なくと
も1つの関連情報に含まれる座標値を変化させてもよ
い。
【0009】予め設定された時間に予め設定されたオー
ディオ情報を出力部が出力することを示す予約条件を入
力する予約条件入力部をさらに備え、出力部は、予め設
定された時間に予め設定されたオーディオ情報を出力し
てもよい。
【0010】少なくとも1つのオーディオ情報の希望金
額を示す経済条件を入力する経済条件入力部をさらに備
え、選択部は、固有条件および変動条件に基づいて選択
した複数のオーディオ情報の中の少なくとも1つのオー
ディオ情報の中から、経済条件に基づいて少なくとも1
つのオーディオ情報をさらに選択してもよい。
【0011】複数の関連情報は、複数のオーディオ情報
のそれぞれの物理的特徴を示す複数の物理的特徴情報と
複数のオーディオ情報のそれぞれの書誌を示す複数の書
誌情報とをさらに含んでもよい。
【0012】選択部は、通信回線を介して固有条件入力
部、変動条件入力部および出力部に接続されてもよい。
【0013】対象は、商業空間および公共空間の内の1
つであってもよい。
【0014】対象が個人であり、固有条件は個人の固有
情報を表し、変動条件は個人の感性情報を表してもよ
い。
【0015】少なくとも1つのオーディオ情報の希望金
額を示す経済条件を入力する経済条件入力部と、感性情
報を分析し、感性情報分析結果を出力する感性情報分析
部と、固有情報と感性情報分析結果と経済条件とを蓄積
する個人情報蓄積部とをさらに備え、選択部は、固有情
報および感性情報分析結果に基づいて選択した複数のオ
ーディオ情報の中の少なくとも1つのオーディオ情報の
中から、経済条件に基づいて少なくとも1つのオーディ
オ情報をさらに選択してもよい。
【0016】感性情報分析結果および経済条件は、個人
の好みを表す個人プレファレンス情報として個人情報蓄
積部に蓄積され、個人プレファレンス情報は、感性情報
分析結果と経済条件とが個人情報蓄積部に入力されるた
びに更新されてもよい。
【0017】個人の少なくとも1つのオーディオ情報に
関する満足度を示す満足度情報を入力する満足度情報入
力部をさらに備えてもよい。
【0018】個人情報蓄積部は、選択部の過去の選択結
果を蓄積し、オーディオ情報提供システムは、個人情報
蓄積部に蓄積された過去の選択結果を個人の好みを表す
個人プレファレンス情報として変動条件入力部に通知す
るフィードバック部をさらに備え、変動条件入力部は、
個人プレファレンス情報に基づく入力インタフェースを
個人に提供してもよい。
【0019】少なくとも1つのオーディオ情報の希望金
額を示す経済条件を入力する経済条件入力部と、感性情
報を分析し、感性情報分析結果を出力する感性情報分析
部と、固有情報と感性情報分析結果と経済条件とを蓄積
する個人情報蓄積部とをさらに備え、選択部は、固有情
報と感性情報分析結果と経済条件とに基づく音楽療法士
からの指示情報に基づいて、複数のオーディオ情報の中
の少なくとも1つのオーディオ情報を選択してもよい。
【0020】変動条件入力部は、個人が希望するオーデ
ィオ情報の印象を表す印象情報を感性情報として入力し
てもよい。
【0021】変動条件入力部は表示部を備え、変動条件
入力部は、表示部を介して個人にオーディオ情報の印象
を定義する所定の座標系を提供し、個人が所定の座標系
における少なくとも1点を指定することにより、印象情
報が変動条件入力部に入力されてもよい。
【0022】所定の座標系は、印象を表す複数の言葉を
有し、複数の言葉は、個人が希望するオーディオ情報の
種類に基づいて変化してもよい。
【0023】所定の座標系は、複数のイメージパートを
有してもよい。
【0024】印象は、言葉、色および記号の内の少なく
とも1つを用いて表されてもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0026】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1のオーディオ情報提供システム100を示す。本
実施の形態において、オーディオ情報提供システム10
0は、商業空間または公共空間に適したオーディオ情報
を、商業空間または公共空間へ例えばBGMとして提供
する。
【0027】オーディオ情報提供システム100は、複
数のオーディオ情報が格納されたデータベース130
と、商業空間または公共空間の固有条件を入力する固有
条件入力部101と、時間に応じて変動する変動条件を
入力する変動条件入力部102と、少なくとも固有条件
および変動条件に基づいて、複数のオーディオ情報の中
から少なくとも1つのオーディオ情報を選択する選択部
120と、選択部120が選択した少なくとも1つのオ
ーディオ情報を出力する出力部140と、予め設定され
た時間に予め設定されたオーディオ情報を出力部140
が出力することを示す予約条件を入力する予約条件入力
部103とを備える。
【0028】オーディオ情報提供システム100は、様
々な形態で実現され得るとともに、様々な形態で相互に
接続され得る。例えば、各構成要素は、ハードウェアに
よって実現されてもよいし、ソフトウェアによって実現
されてもよいし、ハードウェアとソフトウェアとの組み
合わせによって実現されてもよい。
【0029】選択部120は、通信回線を介して固有条
件入力部101と変動条件入力部102と予約条件入力
部103に接続されていてもよい。さらに、出力部14
0は、通信回線を介して選択部120に接続されていて
もよい。
【0030】図2は、本実施の形態のオーディオ情報提
供システム100における通信回線153を介した情報
配信形態の一例を示す。このような情報配信形態は、例
えば、商業空間または公共空間150における利用者が
用いる端末装置151と、端末装置151へ情報を提供
する情報サービス組織としてのBGM配信センター15
4とを含む。商業空間または公共空間150において
は、端末装置151においてオーディオ情報が記録再生
され、再生装置152を介して客にオーディオ情報がB
GMとして提供される。データベース130および選択
部120は、BGM配信センター154に含まれてい
る。BGM配信センター154は、データベース130
に格納されている膨大な量のオーディオ情報(例えばオ
ーディオコンテンツ)を管理する。BGM配信センター
154と端末装置151とは、通信回線153を介して
情報のやりとりが可能である。通信回線153は、ネッ
トワーク、無線通信回線または有線通信回線(例えば、
インターネット、衛星通信回線または電話回線など)で
あり得る。
【0031】図1に示される固有条件入力部101と、
変動条件入力部102と、予約条件入力部103と、出
力部140とは、端末装置151に含まれ得る。
【0032】端末装置151は、パーソナルコンピュー
タまたは専用端末機器等であり得る。端末装置151が
パーソナルコンピュータである場合、利用者は、ディス
プレイ155を見ながらパーソナルコンピュータに接続
されたキーボードやマウスやタッチパネルなどの入力部
を用いて、固有条件と変動条件と予約条件とを端末装置
151に入力することができる。また、利用者は、パー
ソナルコンピュータに接続された再生機器152からオ
ーディオ情報を受け取ることができる。また、端末装置
151が専用端末機器である場合は、専用端末機器に組
み込まれたディスプレイ155などを用いて、各条件の
入力が可能である。
【0033】「固有条件」とは、オーディオ情報が提供
される対象に固有の条件のことである。例えば、店舗な
ど商業空間の商品コンセプトや建物、立地条件から想起
されるイメージ、店舗を利用する客層から想起されるイ
メージなどである。
【0034】図5A、図5Bおよび図5Cは、利用者が
固有条件を端末装置151に入力する固有条件入力部1
01(図1)として使用される入力インタフェースの一
例を示す。図5A、図5Bおよび図5Cに示される入力
インタフェース111、112および113は、例え
ば、端末装置151のディスプレイ155に表示され
る。
【0035】入力インタフェース111、112および
113は、商業空間または公共空間150のイメージを
言葉や色などで表現するユーザーフレンドリーな入力イ
ンタフェースであることが好ましい。
【0036】図5Aおよび図5Bに示す入力インタフェ
ース111および112に表示される商業空間または公
共空間150のイメージを表現する言葉は、事前に、選
曲家や店舗デザイナーなどによって使用される言葉を抽
出し、因子分析や主成分分析などの数学的手法を用いて
決定され得る、本システム特有の印象表現語である。
【0037】入力インタフェース111では、これらの
印象表現語を用いた入力バーを用いてイメージを入力で
きるようになっており、入力インタフェース112で
は、直交する2因子を用いた2次元の座標系のある1点
を指示することによりイメージを入力できるようになっ
ている。また、入力インタフェース112は、印象表現
語を用いるかわりに色を用いたカラーマップを用いてイ
メージを入力できるようにしてもよい。
【0038】図5Cに示す入力インタフェース113で
は、商業空間または公共空間150の具体的な名称を固
有条件として入力することができる。商業空間または公
共空間150の具体的な名称を入力することにより、利
用者が例えば店舗のイメージを考えなくても、その店舗
に適したオーディオ情報を店舗に提供することができ
る。また、具体的な名称を入力することにより、そのよ
うな店舗により確実に適したオーディオ情報を店舗に提
供することができる。
【0039】「変動条件」とは、時間に応じて変動する
条件のことである。変動条件は時々刻々変動し得る。例
えば、季節、日付け、時間、天候、温度、湿度、客の混
雑度などである。
【0040】図6は、利用者が変動条件を端末装置15
1に入力する変動条件入力部102(図1)として使用
される入力インタフェースの一例を示す。図6に示され
る入力インタフェース114は、例えば、端末装置15
1のディスプレイ155に表示される。日時、曜日は、
端末装置151であるパーソナルコンピュータや専用端
末機器のクロック機能から自動的に表示され、天候、温
度、湿度などの環境的なデータに関しても、端末装置1
51の通信機能によって自動的に配信されることによっ
て、利用者が入力する手間が省ける。
【0041】「予約条件」とは、予め設定された時間に
予め設定されたオーディオ情報を出力部140(図1)
が出力することを示す。端末装置151に予約条件を入
力することにより、出力部140は、例えば店舗への来
客に対して、時報、販促宣伝用の効果音、タイムセール
スなどのアナウンス、開店閉店のアナウンスなどの予め
設定されたオーディオ情報を、利用者が予め設定した時
間に出力する。予約条件の設定内容(オーディオ情報の
内容や提供する時間)は、店舗により異なり得る。
【0042】図7は、利用者が予約条件を端末装置15
1に入力する予約条件入力部103(図1)として使用
される入力インタフェースの一例を示す。図7に示す入
力インタフェース115は、例えば、端末装置151の
ディスプレイ155に表示される。入力インタフェース
115では、時報や開店閉店のアナウンスを店舗に提供
する時刻の設定ができる。また、販促宣伝用の効果音や
タイムセールスなどのアナウンスを提供する時刻の設定
ができ、効果音やアナウンスの種類をファイル名を入力
することにより設定することができる。
【0043】データベース130には、あらかじめ大量
のオーディオ情報が格納されおり、その格納の形態を図
8に示す。オーディオコンテンツを有するオーディオ情
報MU(1)〜MU(n)と、各オーディオ情報に関連
する関連情報INFO(1)〜INFO(n)が格納さ
れている。関連情報INFO(n)は、オーディオ情報
(例えば楽曲)の物理的特徴と印象空間座標値と書誌情
報などを含む。物理的特徴とは、楽曲の周波数スペクト
ラム分析、ウイグナー分析、自己相関分析など一般的な
音響信号処理を行うことにより求められる、楽曲に固有
のテンポ、ピッチ、ラウドネス、エンベロープなどであ
る。印象空間座標値とは、あらかじめ商業空間などの対
象空間固有の印象表現語を用いて決定した印象空間を表
す座標系の座標値である。この座標系はオーディオ情報
の印象を定義することができる。書誌情報とは、楽曲
名、演奏者名、楽器編成、音楽ジャンル、作曲年代など
である。
【0044】ここで、オーディオ情報の印象空間座標値
の求め方を説明する。図9は、商業空間用の印象空間を
作成するプロセスを示す。まず、商業空間の印象を表現
する複数の言葉を抽出し、その中から例えば「静かな―
にぎやかな」、「ぜいたくな―簡素な」という不特定多
数の人が高い頻度で用いる代表的な印象表現語対を複数
選択し、これらを代表尺度として決定する。次に、それ
らの代表尺度毎に座標軸を定義した印象空間において、
SD法などの心理学的評価手法を用いて、商業空間のイ
メージの主観評価を複数の評価者によって行う。さら
に、その評価結果を因子分析や主成分分析などの数学的
手法を用いることにより、代表尺度毎に座標軸が定義さ
れている印象空間から、新たに直交する座標軸を有する
商業空間用印象空間を定義することができる。商業空間
用印象空間を表す座標系の一例を図13に示す。
【0045】図10は、オーディオ情報である楽曲を上
記商業空間用印象空間を表す座標系に写像するための写
像関数を決定するプロセスを示す。サンプルとなる複数
の楽曲について、上記商業空間イメージの主観評価の場
合と同一の代表尺度と評価者によって主観評価を行う。
次に、上記商業空間用印象空間を定義するときに行った
主成分分析の分析結果とその評価結果とから、サンプル
となる複数の楽曲の上記商業空間用印象空間を表す座標
系における印象空間座標値が算出される。一方で、これ
らサンプルとなる複数の楽曲の物理的特徴を算出する。
算出された印象空間座標値と物理的特徴との関係から、
楽曲を商業空間用印象空間を表す座標系に写像するため
の写像関数が重回帰分析などの数学的手法を用いること
により決定される。写像関数を導くためのサンプルとな
る楽曲数は数十曲〜100曲程度でよい。
【0046】図11は、膨大な数の未知の楽曲を上記商
業空間用印象空間を表す座標系に写像するプロセスを示
す。未知の楽曲の物理的特徴を算出すれば、上記のプロ
セスから決定された写像関数によって自動的に未知の楽
曲の印象空間座標値が算出される。算出された印象空間
座標値を用いて、未知の楽曲を商業空間用印象空間を表
す座標系に写像することができる。印象空間座標値が決
定した楽曲はデータベース130にオーディオ情報とし
て格納される。算出された物理的特徴と印象空間座標値
とはデータベース130に関連情報として格納される。
【0047】ここで、図3を参照して、図1に示す選択
部120について説明する。選択部120は、固有条件
座標算出部121と、変動条件座標算出部122と、書
誌情報評価値算出部123と、統合評価値算出部124
と、オーディオ情報プレイリスト作成部125とを備え
る。
【0048】固有条件座標値算出部121は、固有条件
入力部101に入力された商業空間の固有条件を分析
し、その固有条件に適した印象空間座標値を決定する。
変動条件座標値算出部122は、変動条件入力部102
に入力された商業空間の変動条件を分析し、その変動条
件に適した印象空間座標値を決定する。書誌情報評価値
算出部123は、固有条件入力部101および変動条件
入力部102に入力された固有条件および変動条件の少
なくとも一方に関連するオーディオ情報が選択部120
によって選択される確率を調整する調整情報を統合評価
値算出部124へ出力する。
【0049】統合評価値算出部124は、固有条件に適
した印象空間座標値、変動条件に適した印象空間座標値
および調整情報を分析して、データベース130からオ
ーディオ情報を選択する。オーディオ情報プレイリスト
作成部125は、統合評価値算出部124が選択したオ
ーディオ情報および予約条件入力部103に入力された
予約条件を分析して、出力部140が出力するオーディ
オ情報の順番を決定する。以下、このような選択部12
0の動作についてさらに詳細に説明する。
【0050】図12は、固有条件座標値算出部121が
用いる商業空間イメージの主観評価結果を示すテーブル
を示す。図12に示す空間ID番号は、固有条件入力部
101に入力された複数の商業空間の固有条件を代表的
な空間イメージで分類するのための識別番号である。主
観評価結果は、各空間ID番号ごとに、SD法で求めら
れた成分得点係数で示されている。たとえば、空間ID
番号1が示す高級A店舗においては、(静かさ、若若し
さ、贅沢さ、安さ、伝統的な、カジュアルな、モダン
な、華美な)=(0.5、−0.5、0.4、−0.
6、0.9、−0.4、−0.4、0.2)という評価
結果となることを示す。図14に、上記評価結果から、
商業空間用印象空間を表す2次元の座標系における印象
空間座標値を算出した例を示す。図13は、商業空間用
印象空間を表す2次元の座標系160を示す。座標系1
60には、各空間ID番号1〜7の印象空間座標値がマ
ッピングされている。各円の中心が各空間ID番号1〜
7の印象空間座標値が示す位置である。図13は、店舗
やデパートなど商業空間のイメージが座標系160にマ
ッピングされることを意味する。
【0051】図3に示す固有条件座標値算出部121に
おけるプロセスは、まとめると以下のようになる。図5
Aに示す入力インターフェース111を用いて商業空間
のイメージを利用者が入力すると、図12に示す成分得
点係数が求まり、上記主成分分析の分析結果により印象
空間座標値が決定される。また、図5Bに示す入力イン
ターフェース112では印象空間座標値が直接入力さ
れ、図5Cに示す入力インターフェース113では入力
された具体的な商業空間名から図14に示す空間固有の
印象空間座標値が決定される。この印象空間座標値が固
有条件座標値算出部121が算出する固有条件座標値と
なる。ここで、固有条件座標値をAと表す。
【0052】図15は、変動条件座標値算出部122が
用いる変動条件入力部102に入力された商業空間にお
ける時間と曜日とに関しての変動条件の分類を示すテー
ブルを示す。商業空間においては、時間や曜日に応じ
て、客層や混雑度が変化する。時間分類は午前、午後な
ど、曜日分類は平日、週末などである。図15では各分
類タグごとに識別符号が付与されており、例えば木曜日
の午後2時なら時間曜日ID番号はWD2となる。図1
6は、各分類タグを組み合わせて得られる9通りの時間
曜日ID番号を、座標系160へ写像した結果を示す。
なお、全ての時間曜日ID番号が、座標系160へ写像
されなくてもよい。
【0053】図17は、変動条件座標値算出部122が
用いる、変動条件入力部102に入力された商業空間に
おける季節に関しての変動条件の分類を示すテーブルを
示す。商業空間においては、季節に応じて、客の感性や
行動が変化する。季節分類は、春、夏や、月別などであ
る。図17では各分類タグごとに識別符号が付与されて
おり、例えば11月4日なら季節ID番号はAU2とな
る。また、季節に限定された特定行事などもあるので、
季節特別ID番号も設定される。たとえば入学式シーズ
ンの4月1日から4月10日の期間であれば、季節特別
ID番号はSP2Aとなる。図18は、各分類タグから
得られる季節ID番号を、座標系160へ写像した結果
を示す。なお、全ての季節ID番号、季節特別ID番号
が座標系160へ写像されなくてもよい。
【0054】図19は、変動条件座標値算出部122が
用いる、変動条件入力部102に入力された商業空間に
おける天候に関しての変動条件の分類を示すテーブルを
示す。商業空間においては、天候に応じて、客の感性や
行動が変化する。天候は、天気、温度、湿度、不快指数
などの要素で分類される。図19では各分類タグごとに
識別符号が付与されており、例えば天気は晴れで気温1
5度、湿度30%なら不快指数は快適となるので、天候
ID番号はF300となる。ここで不快指数Diは、気
温T(℃)と相対湿度U(%)から式(1)で求まる。
【0055】 不快指数Di=0.81T+0.01U(0.99T−14.3)+46.3 ・・・(1) 本実施の形態では、不快指数Diは、快適、やや不快、
不快の3分類としている。図20は、各分類タグを組み
合わせて得られる天候ID番号を、座標系160へ写像
した結果を示す。なお、全ての天候ID番号が座標系1
60へ写像されなくてもよい。
【0056】図3に示す変動条件座標値算出部122に
おけるプロセスをさらに説明する。図6に示す入力イン
タフェース114等を用いて変動条件を入力すると(あ
るいは日時などは端末装置151の内蔵機能で自動的に
設定されたり、温度・湿度などはBGM配信センター等
から時々刻々変化する天候情報として配信されてもよ
い)、図15、図17および図19に示す時間曜日ID
番号、季節ID番号(または季節特別ID番号)、天候
ID番号の各ID番号が決まり、時間曜日ID番号、季
節ID番号(または季節特別ID番号)、天候ID番号
の各印象空間座標値C、D、Eが決定される。変動条件
座標値Bは式(2)で求まる。
【0057】B=cC+dD+eE ・・・(2) 式(2)における和算(+)は、座標系における座標値
C、D、Eの示す位置が座標系の同一象元にある場合
は、変動条件座標値Bがその中心点となるように算出さ
れ、座標値C、D、Eの位置が座標系のそれぞれ違う象
元にある場合は、座標値C、D、Eをベクトル演算する
ことにより変動条件座標値Bが算出されることを意味す
る。また、重み係数c、d、eは、本システムに固有の
ルールにしたがって決定される。重み係数c、d、eを
互いに異なる値にすることによって、座標値C、D、E
のどれを主にして変動条件座標値Bを算出するかを調整
することができる。
【0058】図3に示す統合評価値算出部124は、固
有条件座標値Aおよび変動条件座標値Bから、対象とな
る商業空間の最終的な座標値である統合評価値Mを式
(3)を用いて算出する。
【0059】M=aA+bB ・・・(3) 式(2)と同様に、式(3)において和算(+)は、座
標系における座標値A、Bの示す位置が座標系の同一象
元にある場合は、統合評価値Mがその中心点となるよう
に算出され、座標値A、Bの位置が座標系のそれぞれ違
う象元にある場合は、座標値A、Bをベクトル演算する
ことにより統合評価値Mが算出されることを意味する。
また、a、bは重み係数である。
【0060】統合評価値Mの示す座標値は対象となる商
業空間の座標値となる。座標系160において、統合評
価値算出部124は、統合評価値Mの示す座標値から所
定の範囲内(例えば統合評価値Mの示す座標値からのず
れが1以内の範囲内)にある座標値を有する関連情報に
対応するオーディオ情報を選択する。
【0061】書誌情報評価値算出部123が出力する調
整情報は予め図8に示す関連情報INFO(n)に格納
されている。調整情報は、あらかじめ本システム用のメ
タデータ作成ツールを用いて、オーディオ情報に関連す
る書誌情報を参照して作成される。調整情報は、空間I
D番号、時間曜日ID、季節ID、天候IDごとに決定
される。例えば、調整情報は、関連するオーディオ情報
が、対象となる商業空間のBGMとして「絶対に選択さ
れない」場合を+∞、「絶対に選択される」場合を0、
「ふさわしい」場合を1/2、「あまりふさわしくな
い」場合を2といった値を示す。調整情報は、例えば、
結婚式場で絶対に「別れの曲」などがBGMとして使用
されない、といった社会的常識的な範囲での「はずれ防
止フィルター」の役割を果たす。
【0062】図21は、空間ID番号ごとの各音楽ジャ
ンルの調整情報の一例を示す。図22は、特別な空間I
D番号における調整情報の一例を示す。図23は、季節
IDにおける調整情報の一例を示す。
【0063】図3の書誌情報評価値算出部123におけ
るプロセスをさらに説明する。図5A、図5B、図5C
および図6に示す入力インタフェース111、112、
113、114を用いて利用者が固有条件および変動条
件を入力すると、空間ID番号、季節ID番号、時間曜
日ID番号、天候ID番号の各ID番号に基づいて、書
誌情報評価値算出部123は、図8における関連情報I
NFO(n)に格納されている調整情報をデータベース
130に問い合わせ、固有条件および変動条件の少なく
とも一方に該当する調整情報に関連するオーディオ情報
を検索する。オーディオ情報の固有条件に関連する書誌
情報から決まる調整情報F、変動条件に関連する書誌情
報から決まる調整情報Gとを用いて、最終的な調整情報
となる書誌情報評価値Hは式(4)で算出される。
【0064】H=fF+gG・・・(4) ここで、fおよびgは重み係数である。書誌情報評価値
Hは統合評価値算出部124へ出力される。統合評価値
算出部124は、上記関連するオーディオ情報に割り当
てられた座標値と統合評価値Mの示す座標値との間の距
離に書誌情報評価値Hを乗算し、その距離を調整する。
距離の調整は上記関連するオーディオ情報に割り当てら
れた座標値を変化させることにより実現される。この場
合、書誌情報評価値Hが0であれば、距離が0となるの
で上記関連するオーディオ情報は必ず統合評価値算出部
124によって選択される。書誌情報評価値Hが+∞で
あれば、距離が+∞となるので上記関連するオーディオ
情報は絶対に統合評価値算出部124によって選択され
ない。
【0065】図3におけるオーディオ情報プレイリスト
作成部125は、統合評価値算出部124が選択したオ
ーディオ情報と予約条件とを分析して、オーディオ情報
の出力部140が出力するオーディオ情報の順番を決定
する。出力順番の決定方法には目的に応じて以下のよう
に様々な手法が考えられる。例えば、楽曲のテンポやラ
ウドネスを1/fのゆらぎ曲線にあわせる順番で再生す
る方法、楽曲のテンポやラウドネスを人間の疲労曲線に
あわせる順番で再生する方法、楽曲のテンポやラウドネ
スを人間の副交感神経と交換神経のバイオリズムにあわ
せる順番で再生する方法などである。出力順番を示すオ
ーディオ情報プレイリストは1時間単位、1日単位で作
成することが可能である。
【0066】出力部140は、図3に示すオーディオ情
報プレイリスト作成部125から出力されたプレイリス
トにしたがって、オーディオ情報を出力することができ
る。
【0067】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2のオーディオ情報提供システム200を示す。図
4において、図1に示される構成要素と同一の構成要素
には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0068】図1に示すオーディオ情報提供システム1
00と比較して、オーディオ情報提供システム200
は、経済条件入力部104をさらに備える。経済条件入
力部104に入力される経済条件は、対象に提供するオ
ーディオ情報の予算などの希望金額を示す。経済条件入
力部104から入力された経済条件は、図24に示すよ
うにオーディオ情報プレイリスト作成部125に入力さ
れる。
【0069】オーディオ情報プレイリスト作成部125
は、統合評価値算出部124が選択したオーディオ情報
から、金額が経済条件の範囲内となるようにオーディオ
情報をさらに選択する。このさらに選択したオーディオ
情報と予約条件で設定されているオーディオ情報とから
経済条件の範囲内となるオーディオ情報プレイリストを
作成する。たとえば、1日単位で作成されたオーディオ
情報プレイリストにおいて、経済条件で5000円とい
う上限が入力された場合は、経済条件の範囲内となるよ
うに統合評価値算出部124が選択したオーディオ情報
の内の上位曲からオーディオ情報プレイリストが作成さ
れる。
【0070】(実施の形態3)図25は、本発明の実施
の形態3のオーディオ情報提供システム300を示す。
【0071】オーディオ情報提供システム300は個人
にオーディオ情報を提供する。オーディオ情報提供シス
テム300は、個人に固有の個人固有情報を入力する固
有条件入力部101と、利用者の感性を表す感性情報を
入力する変動条件入力部102と、利用者が希望するサ
ービス希望金額を入力する経済条件入力部104と、変
動条件入力部102から入力された感性情報を分析し、
分析結果を出力する感性情報分析部31と、固有条件入
力部101から入力された個人固有情報と感性情報分析
部31から出力された分析結果と経済条件入力部104
から入力されたサービス希望金額とを蓄積する個人情報
蓄積部32と、オーディオ情報を格納したデータベース
130と、個人情報と分析結果と経済条件とに応じてデ
ータベース130を検索することにより、利用者の感性
および予算に適応したオーディオ情報を提供する選択部
120と、選択部120によって選択されたオーディオ
情報を出力する出力部140とを含む。個人向けのオー
ディオ情報は主に音楽である。
【0072】個人情報蓄積部32は、固有条件入力部1
01と感性情報分析部31と経済条件入力部104とに
通信回線を介して接続されていてもよい。また、選択部
120は、通信回線を介して個人情報蓄積部32に接続
されていてもよい。さらに、出力部140は、通信回線
を介して選択部120に接続されていてもよい。各通信
回線は、インターネットなどの任意のネットワークであ
り得る。
【0073】図25に示される例では、固有条件入力部
101と、変動条件入力部102と、経済条件入力部1
04と、感性情報分析部31と、出力部140とは、端
末装置151(図2)に含まれている。
【0074】また、上記個人情報蓄積部32は、会計処
理機能をもつコントロールセンター内に設置されてもよ
い。
【0075】さらに、図25に示される例では、データ
ベース130と、選択部120とは、コンテンツホルダ
に含まれてもよい。コンテンツホルダは、データベース
130に格納されている膨大な量のオーディオ情報(コ
ンテンツ)を管理する。
【0076】「個人固有情報」とは、利用者に固有のデ
ータをいう。例えば、利用者の氏名、性別、生年月日、
職業、出身地、家族構成、音楽経験、音楽の嗜好ジャン
ル、クレジットカード番号といったデータは、個人情報
の一例である。
【0077】「感性情報」とは、利用者の感性を表すデ
ータをいう。利用者の気分、感情、心身の症状といった
利用者自身の状態を示すデータや、そのときに聴きたい
音楽のムード、イメージ、ジャンルといった音楽の特性
を示すデータは、感性情報の一例である。もし、聴きた
い音楽のジャンルがわからなければ利用者は音楽のジャ
ンルを無理に入力しなくてもよい。しかし、聴きたい音
楽のジャンルを入力した方が、その利用者の感性により
近い音楽が提供されることが期待される。
【0078】「サービス希望金額」とは、利用者がオー
ディオ情報の提供というサービスを受けることと引き換
えに利用者が支払うことを希望する金額をいう。利用者
は、予算を考慮して自分の好きな金額をサービス希望金
額とすることができる。例えば、利用者は、提供される
音楽の演奏時間、曲数、品質に応じてサービス希望金額
を決定するようにしてもよいし、自分の感性との適応度
に応じてもたらされる効能を考慮してサービス希望金額
を決定してもよい。あるいは、利用者は、提供される音
楽の制作に費やされた制作コストを想定し、その想定さ
れた制作コストを考慮してサービス希望金額を決定して
もよい。
【0079】利用者が感性情報を入力するための入力イ
ンタフェースは、利用者が希望する音楽のイメージを言
葉や色などで表現するユーザーフレンドリーな入力イン
タフェースであることが好ましい。
【0080】入力インタフェースは、図5A、図5Bお
よび図5Cの入力インタフェース111、112、11
3で示したバー入力やマップ入力の他に、個人向けに細
かい設定を可能とする図26で示すようなチェックボッ
クス入力であってもよい。
【0081】図26は、感性情報以外の、個人固有情報
とサービス希望金額とを端末装置に入力するために使用
される入力インタフェースの一例を示す。図26のよう
な入力インタフェース116は、例えば、端末装置15
1のディスプレイ155(図2)に表示される。
【0082】例えば、感性情報をチェックボックス入力
した場合、個人の希望する音楽のイメージを、「ゆった
りとおちついた」「明るくハッピーな」といった気分を
表す言葉や、「南国の」「海辺の」といった場所を表す
言葉や、「黄昏の」「早朝の」といった時間を表す言葉
の中から選択する。また、「赤」「ブルー」といった色
を表す言葉を用いて音楽のイメージが表現されてもよ
い。
【0083】利用者は、図26に示される入力インタフ
ェースを用いて、個人情報(例えば、利用者の名前を示
すテキストデータ)を入力し、音楽ジャンルチェックリ
スト中のチェックボックス(例えば、「ボサノバ」のチ
ェックボックス)をクリックし、音楽のイメージチェッ
クリスト中のチェックボックス(例えば、「ゆったりと
おちついた」「明るくハッピーな」「南国の」のチェッ
クボックス)をクリックし、サービス希望金額を入力す
る。これにより、個人情報が固有条件入力部101に入
力され、感性情報が変動条件入力部102に入力され、
サービス希望金額が経済条件入力部104に入力され
る。ここでは、個人固有情報として、あらかじめ個人の
好きな音楽ジャンル、嫌いな音楽ジャンルを登録するこ
とができる。
【0084】入力された個人情報とサービス希望金額と
は、クレジットカードの登録番号などとともに、個人情
報蓄積部32に蓄積される。入力された感性情報は、感
性情報分析部31によって分析される。分析結果は、複
数の音楽表現因子ごとに重み付けられた値として表現さ
れる。
【0085】図27は、感性情報分析部31が感性情報
(図27に示される例では、利用者が希望する音楽のイ
メージを示すデータ)を分析し、その分析結果として複
数の音楽表現因子ごとに重み付けられた値を出力する例
を示す。ここで、音楽表現因子とは、音楽の特性を表現
する際に使用される因子(明るさ因子、悲しさ因子な
ど)をいう。音楽の特性は、複数の音楽表現因子ごとに
重み付けられた値f(1)、f(2)、・・・、f
(m)(mは音楽表現因子の総数)によって表現され
る。
【0086】以下の説明では、「複数の音楽表現因子ご
とに重み付けられた値」のことを「音楽表現因子を用い
た分析結果」ともいう。
【0087】感性情報から音楽表現因子を用いた分析結
果への変換は、感性表現ルールに従って行われる。感性
表現ルールとは、あらかじめSD法や多次元尺度構成法
などの心理学的手法によって、音楽のイメージを音楽表
現因子の値に変換するテーブルで定義する。
【0088】感性情報分析部31は、音楽表現因子を用
いた分析結果を個人情報蓄積部32に出力する。
【0089】個人情報蓄積部32は、上述したように利
用者ごとに個人固有情報と感性情報の分析結果とサービ
ス希望金額とを蓄積するとともに、選択条件を示す情報
(すなわち、サービス希望金額と音楽表現因子を用いた
分析結果)を選択部120に送信する。感性情報の分析
結果とサービス希望金額とは、利用者の好みを示す個人
プレファレンスデータの少なくとも一部として個人情報
蓄積部32に蓄積される。個人プレファレンスデータ
は、感性情報の分析結果とサービス希望金額とが入力さ
れるたびに更新される。
【0090】選択部120は、サービス希望金額と音楽
表現因子を用いた分析結果とに基づいてデータベース1
30を検索する。
【0091】データベース130に格納されているオー
ディオ情報の構造は、図8と同様である。
【0092】図8に示す関連情報INFO(1)〜IN
FO(n)には、書誌情報(曲名、演奏者名、音楽ジャ
ンル、楽器編成など)と、各オーディオ情報の音楽表現
因子を用いた分析結果(すなわち、複数の音楽表現因子
ごとに重み付けられた値g(1)、g(2)、・・・、
g(m)(mは音楽表現因子の総数))と、提供ベース
金額とが格納されている。
【0093】提供ベース金額とは、著作権管理費や制作
コスト費などに基づいて計算された基本料金である。デ
ータベース130の関連情報に格納されている音楽表現
因子を用いた分析結果は、感性情報分析部31と同等の
部により、感性情報分析部31における分析と同様の方
法でオーディオ情報をあらかじめ分析することにより得
られる。
【0094】選択部120は、感性情報分析部31によ
る音楽表現因子を用いた分析結果(すなわち、複数の音
楽表現因子ごとに重み付けられた値f(1)、f
(2)、・・・f(m))と、データベース130の関
連情報に格納されている音楽表現因子を用いた分析結果
(すなわち、複数の音楽表現因子ごとに重み付けられた
値g(1)、g(2)、・・・、g(m))との差分の
絶対値の総和S(以下、差分値Sという)を式(5)に
従って計算する。
【0095】 S=Σ|f(i)−g(i)| (i=1、2、・・・、m)・・・(5) 選択部120は、式(5)に従って計算された差分値S
の小さい順にオーディオ情報を選択結果として出力す
る。選択結果として、単一のオーディオ情報が出力され
ることもあるし、複数のオーディオ情報が出力されるこ
ともある。
【0096】選択部120は、選択された各オーディオ
情報の提供ベース金額に「適応金額」を加算する。適応
金額は、提供ベース金額に適応比率Rを乗算することに
よって得られる。適応比率Rは、式(5)に従って計算
された差分値Sが小さいほど(すなわち、ユーザの希望
に対する選択結果の精度が高いほど)、大きくなる。た
だし、適応比率Rの上限値は、一定の値に予め設定され
ている。あるいは、選択部120が、選択結果として出
力されるオーディオ情報の数と、提供ベース金額と、サ
ービス希望金額の例えば±10%以内(費用の幅はコン
テンツホルダーなど楽曲提供側が自由に決定できる)の
金額とに基づいて、適応比率Rの上限値を自動的に決定
するようにしてもよい。
【0097】提供ベース金額に適応金額を加算した金額
を、選択された少なくとも1つのオーディオ情報ごとに
合計した合計金額がサービス希望金額を越えるまで、選
択された少なくとも1つのオーディオ情報が選択結果と
して出力される。
【0098】(表1)は、選択部120による選択結果
の例を示す。この例では、サービス希望金額として50
0円が入力されていると仮定する。
【0099】
【表1】 (表1)に示される例では、適応比率の上限を25%と
している。差分値Sの小さい順に3曲の選択結果を出力
する場合の合計金額は475円となり、サービス希望金
額の500円を越えないが、差分値Sの小さい順に4曲
の選択結果を出力する場合の合計金額は640円とな
り、サービス希望金額の500円を越えてしまう。その
結果、選択部120は、選択結果の上位3曲(すなわ
ち、音楽ファイル番号#00011、#03770、#
00462のオーディオ情報)のオーディオ情報を出力
する。
【0100】このように、オーディオ情報提供システム
300によれば、同一のオーディオ情報でもそのオーデ
ィオ情報を購入する人によってそのオーディオ情報の購
入価格が異なることになる。
【0101】選択部120から出力されたオーディオ情
報は、出力部140を介して利用者に提供される。
【0102】なお、利用者がその提供されたオーディオ
情報を所定の期間(例えば、45秒間)に限って無償で
試聴できるようにし、利用者が提供されたオーディオ情
報に満足したか否かをオーディオ情報提供システムにフ
ィードバックできるようにすることが好ましい。
【0103】図28は、そのようなフィードバック機能
を有するオーディオ情報提供システム400を示す。図
28において、図25に示される構成要素と同一の構成
要素には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0104】オーディオ情報提供システム400は、図
25に示される構成要素に加えて、満足度情報入力部1
05とフィードバック部36とをさらに含む。
【0105】満足度情報入力部105は、利用者が提供
されたオーディオ情報に満足したか否かを示す情報を利
用者が入力可能なように構成されている。
【0106】利用者は、提供されたオーディオ情報を試
聴した後、提供されたオーディオ情報に満足したか否か
といった満足度を示す満足度情報を満足度情報入力部1
05に入力する。利用者が「提供されたオーディオ情報
に満足した」旨を示す情報を満足度情報入力部105に
入力した場合には、その旨を示す情報が個人情報蓄積部
32に通知される。
【0107】個人情報蓄積部32は、満足度情報入力部
105から「提供されたオーディオ情報に満足した」旨
を示す情報を受けた場合に限り、利用者から入力された
サービス希望金額の徴収を会計機能に通知することが好
ましい。これにより、利用者の満足が得られるまで、利
用者からサービス希望金額を徴収することを留保するこ
とが可能になる。
【0108】利用者が「提供されたオーディオ情報に不
満足である」旨を示す情報を満足度情報入力部105に
入力した場合には、その旨を示す情報が個人情報蓄積部
32に通知される。この場合には、提供されたオーディ
オ情報の満足度に加えて、利用者が満足しなかったオー
ディオ情報に対する音楽のイメージを利用者が満足度情
報入力部105に入力することが好ましい。これによ
り、利用者の満足度(あるいは、提供されたオーディオ
情報と利用者の感性および予算とのマッチング度合)を
オーディオ情報提供システム400にフィードバックす
ることが可能になる。
【0109】図29は、提供されたオーディオ情報の試
聴の有無と、提供されたオーディオ情報に満足したか否
かと、利用者が満足しなかったオーディオ情報に対する
音楽のイメージとを満足度情報入力部105に入力する
ために使用される入力インタフェースの一例を示す。図
29のような入力インタフェース117は、例えば、端
末装置のディスプレイ(図示せず)に表示される。
【0110】利用者は、図29に示される入力インタフ
ェースを用いて、利用者が満足しなかったオーディオ情
報に対する音楽のイメージを満足度情報入力部105に
入力する。図29に示される例では、音楽のイメージ
は、図26で示した入力インタフェースと同一の表現語
を用いており、これら音楽のイメージが、複数の音楽表
現因子ごとに重み付けられた値(音楽表現因子を用いた
分析結果)に変換される。
【0111】満足度情報入力部105から入力された音
楽表現因子を用いた分析結果は、個人情報蓄積部32に
送信される。
【0112】個人情報蓄積部32は、音楽表現因子を用
いた分析結果を更新するとともに、更新された選択条件
を選択部120に出力する。このようにして、個人情報
蓄積部32に蓄積されている音楽表現因子を用いた分析
結果を更新することにより、利用者による利用回数が増
えるにつれて、個人情報蓄積部32に蓄積されている音
楽表現因子を用いた分析結果の精度が向上する。その結
果、オーディオ情報提供システム400は、利用者によ
る利用回数が増えるにつれて個人適応度が高いシステム
に進化する。
【0113】選択部120は、更新された選択条件に基
づいて、データベース130を再度検索する。
【0114】このようにして、利用者の満足度(あるい
は、提供されたオーディオ情報と利用者の感性および予
算とのマッチング度合)がオーディオ情報提供システム
400にフィードバックされる。
【0115】図28を再び参照して、個人情報蓄積部3
2は、個人情報、感性情報およびサービス希望金額に加
えて、過去の選択結果を蓄積する。
【0116】フィードバック部36は、個人情報蓄積部
32に蓄積されている過去の選択結果を個人プレファレ
ンスデータとして参照し、その個人プレファレンスデー
タを変動条件入力部102に通知する。
【0117】変動条件入力部102は、複数の入力イン
タフェースを有している。変動条件入力部102は、そ
の複数の入力インタフェースのうちフィードバック部3
6から通知された個人プレファレンスデータに応じた入
力インタフェースを利用者に提供するように構成されて
いる。
【0118】図30は、感性情報を変動条件入力部10
2に入力するために使用される入力インタフェースの一
例を示す。図30のような入力インタフェース118
は、例えば、端末装置のディスプレイ(図示せず)に表
示される。
【0119】図30に示される例では、前回の選択によ
りボサノバという音楽ジャンルのオーディオ情報が利用
者に提供されたと仮定している。前回の選択によりどの
ようなジャンルのオーディオ情報が利用者に提供された
かは、個人情報蓄積部32に蓄積されている過去の選択
結果を参照することによって知ることができる。
【0120】フィードバック部36は、個人情報蓄積部
32に蓄積されている過去の選択結果を参照し、過去の
選択結果に基づいて変動条件入力部102の入力インタ
フェースを制御する。その結果、例えば、図30に示さ
れるように、前回の選択により得られたボサノバに近い
ラテンリズムの音楽ジャンル(例えば、アフロキューバ
ン、サルサ、ルンバなど)のチェックボックスが音楽ジ
ャンルチェックリストに追加される。
【0121】なお、変動条件入力部102は、音楽的要
素を表す情報(例えば、音楽のリズム、楽曲の調子、テ
ンポ、拍子など)を入力するための入力インタフェース
を有していてもよい。利用者が音楽に対する知識を有し
ている場合には、その利用者が、音楽的要素を表す情報
を入力するための入力インタフェースを用いて感性情報
を入力することにより、より適応度の高い感性情報を入
力することが可能になる。
【0122】図31は、オーディオ情報提供システム5
00を示す。図8において、図25に示される構成要素
と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、その説明
を省略する。
【0123】オーディオ情報提供システム500は、図
25に示される構成要素に加えて、オーディオ情報処理
部37をさらに含む。
【0124】オーディオ情報処理部37は、変動条件入
力部102から入力された音楽的要素を表す情報(例え
ば、音楽のリズム、楽曲の調子、テンポ、拍子など)を
データベース130上のファイル形式に変換し、その変
換された情報を選択部120に送信する。選択部120
による選択および選択結果の出力の仕方は上述したとお
りである (実施の形態4)図32は、本発明の実施の形態4のオ
ーディオ情報提供システム600を示す。図32におい
て、図25に示される構成要素と同一の構成要素には同
一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0125】利用者が専門的な音楽療法を希望して、個
人情報と感性情報とサービス希望金額とを端末装置に入
力した場合には、入力されたデータは、コントロールセ
ンター内の個人情報蓄積部32に送信される。コントロ
ールセンターは、入力されたデータを個人情報蓄積部3
2に蓄積するとともに、必要に応じて、音楽療法士が登
録されている音楽療法協会内の個人情報蓄積部39に送
信する。音楽療法協会に送信されたデータは、音楽療法
協会内の個人情報蓄積部39に蓄積される。個人情報蓄
積部39は、任意のタイプの通信回線を介して個人情報
蓄積部32に接続され得る。
【0126】この場合、変動条件入力部102は、利用
者の心身状況を記載する問診表の形式に類似した入力イ
ンタフェースを利用者に提供するものとし、経済条件入
力部104は、1セッションの時間および金額を利用者
が選択できるような入力インタフェースを利用者に提供
するものとする。
【0127】図33は、利用者が音楽療法を希望する場
合における、変動条件入力部102と経済条件入力部1
04との入力インタフェース119を示す。
【0128】音楽療法士は、個人情報蓄積部39に蓄積
されたデータを専門的に分析し、その分析結果(例え
ば、利用者がどのような傾向の音楽が適応するのかを示
すデータ)を音楽情報処理部38に入力する。音楽情報
処理部38は、例えば、端末装置151(図2)に含ま
れている。音楽療法士は、一般的に、「不眠症の患者に
対してモーツアルトのシンフォニアコンチェルタンテの
第1楽章が効果的である」というような知識を有してい
る。従って、音楽療法士は、不眠症の患者にオーディオ
情報を提供するために、「モーツアルトのシンフォニア
コンチェルタンテの第1楽章およびそれに類似した曲を
探して欲しい」という指示情報を音楽情報処理部38に
入力する。
【0129】音楽情報処理部38は、指定された曲の周
波数スペクトラム分析、ウイグナー分析、自己相関分析
など音響信号分析を行うことにより、指定された曲のテ
ンポ、ピッチ、ラウドネス、エンベロープ、音色特徴な
ど音楽的な物理的特徴を抽出し、指示情報処理結果を選
択部120に送信する。選択部120は、任意のタイプ
の通信回線を介して音楽情報処理部38に接続され得
る。
【0130】選択部120は、その指示情報処理結果に
基づいてデータベース130を検索する。選択部120
による選択および選択結果の出力の仕方は、上述したと
おりである。
【0131】このようなサービスを実現することによ
り、利用者の様々な心身状況や感性に適応したオーディ
オ情報をその利用者の希望する金額で選曲し、提供する
ことが可能となる。
【0132】現代のような情報通信社会においては、膨
大な数の心身ストレス保持者が生み出される。本実施の
形態によれば、個々の気分や心身状況に合った音楽を選
曲し提供することにより、そのような者の心の癒しや活
性を図ることが可能になる。特に、音楽療法において、
従来は、カウンセラーやセラピストの知識の範囲内で音
楽が選曲されていたが、本発明のシステムによれば、患
者の心身状況に応じた数多くの音楽を、短時間で容易に
選曲し提供することが可能になる。
【0133】(実施の形態5)図34は本発明の実施の
形態5における音楽イメージチャートである座標系70
0を示す。座標系700は、上述の実施形態の変動条件
入力部102の入力インターフェースとして利用者に提
供される。例えば、座標系700は、ディスプレイ15
5(図2)に表示される。座標系700は、ポップス及
びポピュラーの音楽ジャンルにおける個々のオーディオ
情報のイメージを2次元平面上に配置するための印象空
間を表している。座標軸701はポップス及びポピュラ
ーの音楽ジャンルにおける代表因子軸で、縦軸がスティ
ル―アクティブ軸、横軸がリズム―メロディ軸である。
702はポップス、ポピュラージャンルにおける音楽イ
メージの分類を表すイメージパートを示す。個人が座標
系700における少なくとも1点を指定することによ
り、オーディオ情報の印象を示す印象情報が変動条件入
力部102に入力される。
【0134】各イメージパートは、オーディオ情報試聴
者が音楽イメージを言語で表現する場合に使用する、以
下の形容詞(A)〜(I)を含む。 (A)オーディオ情報の穏やかさを表すイメージパー
ト:落ち着いた、おだやかな、のんびりした、素朴な、
ソフトな、といった形容詞を含む。 (B)オーディオ情報の感傷度を表すイメージパート:
ロマンチックな、センチメンタルな、しっとりした、ド
ラマチックな、といった形容詞を含む。 (C)オーディオ情報の自然さを表すイメージパート:
自然な、安定した、ニュートラルな、単調な、単純な、
といった形容詞を含む。 (D)オーディオ情報の軽快さを表すイメージパート:
軽快な、さわやかな、すっきりした、といった形容詞を
含む。 (E)オーディオ情報の面白さを表すイメージパート:
ミステリアスな、ユニークな、面白い、といった形容詞
を含む。 (F)オーディオ情報の躍動感を表すイメージパート:
ノリのよい、元気な、躍動的な、活きのいい、アクティ
ブな、ポップな、といった形容詞を含む。 (G)オーディオ情報の緊張感を表すイメージパート:
シャープな、緊張感のある、興奮する、クールな、タイ
トな、といった形容詞を含む。 (H)オーディオ情報の激しさを表すイメージパート:
激しい、暑苦しい、パワフルな、エネルギッシュな、ワ
イルドな、うるさい、にぎやかな、騒々しい、電気的
な、機械的な、疾走感のある、といった形容詞を含む。 (I)オーディオ情報の洗練度を表すイメージパート:
ダンサブルな、都会的な、粋な、洗練された、といった
形容詞を含む。
【0135】各オーディオ情報の音楽イメージは、テン
ポや周波数特性、楽器の編成、ピッチ、テンポの揺ら
ぎ、など音楽的特徴に関連している。このため、音楽的
特徴による分類と音楽イメージによる分類によって、ポ
ップス、ポピュラージャンルの全ての音楽は、上記音楽
イメージチャート上に写像される。
【0136】座標系の作成および写像のプロセスは実施
形態1で説明したプロセスと基本的に同じである。以下
に座標系の作成および写像のプロセスを説明する。
【0137】上記音楽イメージを表す形容詞とイメージ
パートと代表因子軸は、以下の心理学的手法を用いて決
定される。まず、音源記述選択法という心理学的手法を
用いて、不特定多数の人間が、実際にオーディオ情報を
試聴した際に生じるイメージを形容詞で表現した言語デ
ータの中から、使用頻度の高さと意味的連鎖を考慮し
て、オーディオ情報を表す代表的な形容詞を選択する。
次に、SD法などの心理学的手法を用いて、選択された
形容詞を用いて、オーディオ情報の音楽イメージを多段
階評価する。多段階評価は通常、5段階、あるいは7段
階評価が用いられる。上記多段階評価の結果から、各オ
ーディオ情報の心理学的特徴量が求められ、主成分分析
などの因子分析によって、代表因子が決まる。代表因子
は、代表的な形容詞の分散の累計が75%以上を基準に
選択する。上記分散の累計が、2因子をもって75%未
満の場合は、3因子を代表因子とする。上記代表因子軸
をX−Y軸とした2次元平面上に、オーディオ情報の心
理学的特徴量を写像することによって、イメージチャー
トは生成される。図35は、ポップス、ポピュラー音楽
に関して記述頻度の高い形容詞分類表を示す。
【0138】また、図36は、オーディオ情報の音楽的
特徴とイメージパートとの関係を示す。オーディオ情報
1のように、テンポが140、周波数特性は低音と高音
とが強振幅の特徴を示し、オーディオ情報の平均ピッチ
は2500Hz,テンポの揺らぎはf2乗分の1の場
合、イメージパートはHhに分類される。オーディオ情
報2のように、テンポが70、周波数特性は低音からな
だらかに落ちる特性を示し、オーディオ情報の平均ピッ
チは800Hz,テンポの揺らぎはf分の1の場合、イ
メージパートはBbに分類される。これらの分類は、音
楽を熟知したエキスパートによっても、自動処理によっ
てもどちらでもよい。このように、ポップス、ポピュラ
ージャンルの全ての音楽が、上記音楽イメージチャート
上に写像されると、あるイメージのオーディオ情報を検
索したり、選曲したりする際に、上記音楽イメージチャ
ートを入力インターフェースに用いることができ、音楽
イメージと直感的に結びつく検索や選曲が可能となる。
【0139】また、検索結果や選曲結果の提示について
も、上記音楽イメージチャートを用いることが可能であ
る。
【0140】図37は、図34に示す座標系700の改
変例である座標系710を示す。図37において、イメ
ージパートは、言語から連想される色彩を用いる。
【0141】図38は、図37に示す座標系710の改
変例である座標系720を示す。図38において、イメ
ージパート上に写像されたオーディオ情報を示す座標点
の形状、色彩は、イメージにあわせて自由に変更でき
る。たとえば、感傷度を表すイメージパート721上の
オーディオ情報を表す座標点はハートマークの記号でピ
ンク色に、緊張感を表すイメージパート722上のオー
ディオ情報を表す座標点は三角形の記号で黒色にする。
あるいは、イメージの強さによって、座標点の大きさを
変更することもできる。同一イメージパート上でも、よ
りイメージの強いものの座標点を表す形状を大きくする
(例えばイメージパート723)。このことによって、
検索や選曲の場合に、直感的にイメージと結びつけるこ
とができる。
【0142】図39は、図34に示す座標系700のさ
らなる改変例である座標系730を示す。座標系730
は、音楽ジャンルをクラシックとした場合の音楽イメー
ジチャートの1例を示す。座標系730は座標系700
と比較してイメージパートの形状、大きさ、と、各イメ
ージパートに含まれる音楽イメージを表す形容詞は、ク
ラシック音楽固有に変化している。このように個人が希
望するオーディオ情報の種類に基づいて音楽イメージを
表す形容詞をより適した言葉に変化させることにより、
個人が希望するオーディオ情報の印象をイメージしやす
くなる。
【0143】
【発明の効果】本発明によれば、オーディオ情報を提供
する対象の固有条件および時間に応じて変動する変動条
件に基づいて、複数のオーディオ情報の中からオーディ
オ情報を選択することにより、対象の固有条件および変
動条件の両方の条件を満たすオーディオ情報を対象へ提
供することができる。
【0144】また、本発明によれば、商業空間、公共空
間、個人用空間など、各空間の目的、イメージ、時間変
化、環境変化などに適応した音楽を、簡便に短時間で選
曲することが可能であり、従来、選曲家に頼っていたこ
とによるコストを削減することが可能となり、音楽聴取
者に対して幅広く適応した音楽を提供することが可能と
なる。
【0145】また、本発明によれば、変動条件入力部の
入力インターフェースとして音楽イメージチャートを用
いることにより、個人の感性とオーディオ情報イメージ
を結びつけて、直感的な選曲および検索が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のオーディオ情報提供シ
ステム100を示す図
【図2】本発明の実施の形態1のオーディオ情報提供シ
ステムにおける通信回線を介した配信形態を示す図
【図3】本発明の実施の形態1の選択部を示す図
【図4】本発明の実施の形態2のオーディオ情報提供シ
ステムを示す図
【図5A】本発明の実施の形態1の固有条件入力のため
の入力インタフェースを示す図
【図5B】本発明の実施の形態1の固有条件入力のため
の入力インタフェースを示す図
【図5C】本発明の実施の形態1の固有条件入力のため
の入力インタフェースを示す図
【図6】本発明の実施の形態1の変動条件入力のための
入力インタフェースを示す図
【図7】本発明の実施の形態1の予約条件の入力のため
の入力インタフェースを示す図
【図8】データベースに格納されている情報の構造を示
す図
【図9】本発明の実施の形態1の印象空間作成のプロセ
スを示す図
【図10】本発明の実施の形態1の写像関数を導き出す
プロセスを示す図
【図11】本発明の実施の形態1の印象空間への写像の
プロセスを示す図
【図12】本発明の実施の形態1の空間ID番号ごとの
成分得点係数を示す図
【図13】本発明の実施の形態1の印象空間と空間ID
番号ごとの写像を示す図
【図14】本発明の実施の形態1の空間ID番号ごとの
印象空間座標値を示す図
【図15】本発明の実施の形態1の時間曜日ID番号の
分類を示す図
【図16】本発明の実施の形態1の時間曜日ID番号ご
との印象空間への写像を示す図
【図17】本発明の実施の形態1の季節ID番号ごとの
分類を示す図
【図18】本発明の実施の形態1の季節ID番号ごとの
印象空間への写像を示す図
【図19】本発明の実施の形態1の天候ID番号ごとの
分類を示す図
【図20】本発明の実施の形態1の天候ID番号ごとの
印象空間への写像を示す図
【図21】本発明の実施の形態1の空間ID番号ごとの
各音楽ジャンルの調整情報を示す図
【図22】本発明の実施の形態1の特別な空間ID番号
の関連書誌情報に関する調整情報を示す図
【図23】本発明の実施の形態1の季節ID番号ごとの
関連書誌情報に関する調整情報を示す図
【図24】本発明の実施の形態2の選択部を示す図
【図25】本発明の実施の形態3のオーディオ情報提供
システムを示す図
【図26】利用者が個人情報と感性情報と経済条件とを
端末装置に入力するために使用される入力インタフェー
スを示す図
【図27】感性情報分析部が感性情報を分析し、その分
析結果として複数の音楽表現因子ごとに重み付けられた
値を示す図
【図28】本発明の実施の形態3のオーディオ情報提供
システムを示す図
【図29】提供されたオーディオ情報の試聴の有無と、
提供されたオーディオ情報に満足したか否かと、利用者
が満足しなかったオーディオ情報に対する音楽のイメー
ジとを満足度情報入力部に入力するために使用される入
力インタフェースを示す図
【図30】感性情報を変動条件入力部に入力するために
使用される入力インタフェースを示す図
【図31】本発明の実施の形態3のオーディオ情報提供
システムを示す図
【図32】本発明の実施の形態4のオーディオ情報提供
システムを示す図
【図33】利用者が音楽療法を希望する場合における、
変動条件入力部および経済条件入力部の入力インタフェ
ースを示す図
【図34】本発明の実施の形態5の音楽イメージチャー
トを表す座標系を示す図
【図35】本発明の実施の形態5の代表的形容詞による
音楽イメージの分類を示す図
【図36】本発明の実施の形態5の音楽的特徴と音楽イ
メージパートの関係を示す図
【図37】本発明の実施の形態5の音楽イメージチャー
トを表す座標系を示す図
【図38】本発明の実施の形態5の音楽イメージチャー
トを表す座標系を示す図
【図39】本発明の実施の形態5の音楽イメージチャー
トを表す座標系を示す図
【符号の説明】
101 固有条件入力部 102 変動条件入力部 103 予約条件入力部 120 選択部 130 データベース 140 出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊達 俊彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 川村 明久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B075 ND14 PQ04 PR06 QM08 UU40 5D044 AB06 BC03 CC06 DE42 DE48 FG18 GK12 5D110 AA15 AA27 BB02 DA12 DB03 DB08 DC05 DC22 DE01

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象に適したオーディオ情報を前記対象
    に提供するオーディオ情報提供システムであって、 複数のオーディオ情報が格納されたデータベースと、 前記対象の固有条件を入力する固有条件入力部と、 時間に応じて変動する変動条件を入力する変動条件入力
    部と、 少なくとも前記固有条件および前記変動条件に基づい
    て、前記複数のオーディオ情報の中から少なくとも1つ
    のオーディオ情報を選択する選択部と、 前記少なくとも1つのオーディオ情報を出力する出力部
    とを備えたオーディオ情報提供システム。
  2. 【請求項2】 前記データベースには、前記複数のオー
    ディオ情報のそれぞれに関連する複数の関連情報が格納
    されており、 前記複数の関連情報のそれぞれは、オーディオ情報の印
    象を定義する所定の座標系における、対応するオーディ
    オ情報の位置を示す座標値を有し、 前記選択部は、前記固有条件および前記変動条件に基づ
    いて、前記所定の座標系における前記対象の位置を示す
    座標値を決定し、前記対象の位置を示す前記座標値から
    所定の範囲内にある座標値を有する少なくとも1つの関
    連情報に対応する少なくとも1つのオーディオ情報を選
    択する、請求項1に記載のオーディオ情報提供システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記複数の関連情報の内の少なくとも1
    つの関連情報は、前記固有条件および前記変動条件の内
    の少なくとも一方に基づいて、前記少なくとも1つの関
    連情報に含まれる座標値と前記対象の前記座標値との間
    の距離を調整することを示す少なくとも1つの調整情報
    を含み、 前記選択部は、前記少なくとも1つの関連情報に含まれ
    る前記座標値を変化させる、請求項2に記載のオーディ
    オ情報提供システム。
  4. 【請求項4】 予め設定された時間に予め設定されたオ
    ーディオ情報を前記出力部が出力することを示す予約条
    件を入力する予約条件入力部をさらに備え、前記出力部
    は、前記予め設定された時間に前記予め設定されたオー
    ディオ情報を出力する、請求項1に記載のオーディオ情
    報提供システム。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも1つのオーディオ情報の
    希望金額を示す経済条件を入力する経済条件入力部をさ
    らに備え、 前記選択部は、前記固有条件および前記変動条件に基づ
    いて選択した前記複数のオーディオ情報の中の少なくと
    も1つのオーディオ情報の中から、前記経済条件に基づ
    いて少なくとも1つのオーディオ情報をさらに選択す
    る、請求項1に記載のオーディオ情報提供システム。
  6. 【請求項6】 前記複数の関連情報は、前記複数のオー
    ディオ情報のそれぞれの物理的特徴を示す複数の物理的
    特徴情報と前記複数のオーディオ情報のそれぞれの書誌
    を示す複数の書誌情報とをさらに含む、請求項2に記載
    のオーディオ情報提供システム。
  7. 【請求項7】 前記選択部は、通信回線を介して前記固
    有条件入力部、前記変動条件入力部および前記出力部に
    接続される、請求項1に記載のオーディオ情報提供シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記対象は、商業空間および公共空間の
    内の1つである、請求項1に記載のオーディオ情報提供
    システム。
  9. 【請求項9】 前記対象が個人であり、 前記固有条件は前記個人の固有情報を表し、 前記変動条件は前記個人の感性情報を表す、請求項1に
    記載のオーディオ情報提供システム。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも1つのオーディオ情報
    の希望金額を示す経済条件を入力する経済条件入力部
    と、 前記感性情報を分析し、感性情報分析結果を出力する感
    性情報分析部と、 前記固有情報と前記感性情報分析結果と前記経済条件と
    を蓄積する個人情報蓄積部とをさらに備え、 前記選択部は、前記固有情報および前記感性情報分析結
    果に基づいて選択した前記複数のオーディオ情報の中の
    少なくとも1つのオーディオ情報の中から、前記経済条
    件に基づいて少なくとも1つのオーディオ情報をさらに
    選択する、請求項9に記載のオーディオ情報提供システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記感性情報分析結果および前記経済
    条件は、前記個人の好みを表す個人プレファレンス情報
    として前記個人情報蓄積部に蓄積され、 前記個人プレファレンス情報は、前記感性情報分析結果
    と前記経済条件とが前記個人情報蓄積部に入力されるた
    びに更新される、請求項10に記載のオーディオ情報提
    供システム。
  12. 【請求項12】 前記個人の前記少なくとも1つのオー
    ディオ情報に関する満足度を示す満足度情報を入力する
    満足度情報入力部をさらに備える、請求項9に記載のオ
    ーディオ情報提供システム。
  13. 【請求項13】 前記個人情報蓄積部は、前記選択部の
    過去の選択結果を蓄積し、 前記オーディオ情報提供システムは、前記個人情報蓄積
    部に蓄積された前記過去の選択結果を前記個人の好みを
    表す個人プレファレンス情報として前記変動条件入力部
    に通知するフィードバック部をさらに備え、 前記変動条件入力部は、前記個人プレファレンス情報に
    基づく入力インタフェースを前記個人に提供する、請求
    項10に記載のオーディオ情報提供システム。
  14. 【請求項14】 前記少なくとも1つのオーディオ情報
    の希望金額を示す経済条件を入力する経済条件入力部
    と、 前記感性情報を分析し、感性情報分析結果を出力する感
    性情報分析部と、 前記固有情報と前記感性情報分析結果と前記経済条件と
    を蓄積する個人情報蓄積部とをさらに備え、 前記選択部は、前記固有情報と前記感性情報分析結果と
    前記経済条件とに基づく音楽療法士からの指示情報に基
    づいて、前記複数のオーディオ情報の中の少なくとも1
    つのオーディオ情報を選択する、請求項9に記載のオー
    ディオ情報提供システム。
  15. 【請求項15】 前記変動条件入力部は、前記個人が希
    望するオーディオ情報の印象を表す印象情報を前記感性
    情報として入力する、請求項9に記載の音楽選曲提供シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 前記変動条件入力部は表示部を備え、 前記変動条件入力部は、前記表示部を介して前記個人に
    オーディオ情報の印象を定義する所定の座標系を提供
    し、 前記個人が前記所定の座標系における少なくとも1点を
    指定することにより、前記印象情報が前記変動条件入力
    部に入力される、請求項15に記載のオーディオ情報提
    供システム。
  17. 【請求項17】 前記所定の座標系は、前記印象を表す
    複数の言葉を有し、 前記複数の言葉は、前記個人が希望するオーディオ情報
    の種類に基づいて変化する、請求項16に記載のオーデ
    ィオ情報提供システム。
  18. 【請求項18】 前記所定の座標系は、複数のイメージ
    パートを有する、請求項16に記載のオーディオ情報提
    供システム。
  19. 【請求項19】 前記印象は、言葉、色および記号の内
    の少なくとも1つを用いて表される、請求項16に記載
    のオーディオ情報提供システム。
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