JP2002333308A - バンプ高さ検査方法および検査装置 - Google Patents

バンプ高さ検査方法および検査装置

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JP2002333308A
JP2002333308A JP2001138837A JP2001138837A JP2002333308A JP 2002333308 A JP2002333308 A JP 2002333308A JP 2001138837 A JP2001138837 A JP 2001138837A JP 2001138837 A JP2001138837 A JP 2001138837A JP 2002333308 A JP2002333308 A JP 2002333308A
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line ccd
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JP2001138837A
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Masaharu Ono
正治 小野
Tomoo Wakino
智生 脇野
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンプ高さの検査を高精度に行うことができ
るバンプ高さ検査方法および検査装置を提供すること。 【解決手段】 照射装置10からバンプ8の頂点に対し
てライン状の光を照射し、その状態において、ラインC
CDカメラ31を、照射装置10の光軸とベース面9の
法線とのいずれにも直交する方向にスキャンさせること
により、バンプ8およびバンプ8が形成されているベー
ス9を撮像する。次いで、画像処理部2において、ライ
ンCCDカメラ31による撮像結果におけるバンプ8の
頂点とベース9との間の距離d1を算出し、その距離d1に
基づきベース9を基準としたバンプ8の高さh(=d1/
√2)を算出する。そして、処理結果判定部3におい
て、算出されたバンプ高さhに基づきバンプの高さが正
常であるか否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板やチップ等に
形成されるバンプの高さを検査するバンプ高さ検査方法
および検査装置に関する。さらに詳細には、バンプ高さ
の検査を高精度かつ効率的に行うことができるバンプ高
さ検査方法および検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からLSIチップ等の実装では、バ
ンプによりプリント配線板との電気的接続を行ってい
る。そして、十分な接合を行うためには、バンプの高さ
を適正値に保つ必要がある。なぜなら、バンプの高さが
適正値よりも低い場合には、十分な接合ができず実装の
信頼性が低下するからである。また、逆にバンプの高さ
が適正値よりも高い場合には、近接するバンプと短絡す
るおそれがあるからである。そこで、配線板等に形成さ
れたバンプの高さが適正であるか否かを検査するように
している。この検査の際に用いられる検査装置では、リ
ング照明の反射によりできるリングを測定してその測定
結果からバンプの高さを推定する方法、あるいは斜方照
射によりできる影およびバンプ頂点の像からバンプの高
さを推定する方法などを利用してバンプの高さを検査し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法を利用した検査装置においては、反射によりできる
リングの大きさは、バンプの高さだけでなく、バンプの
表面状態にも依存する。このため、例えばバンプが完全
な球面でない場合などには、反射によりできるリングの
大きさからバンプの高さを正確に推定することができな
い。一方、後者の方法を利用した検査装置においては、
斜方照明によりできる影の大きさおよびバンプ頂点の像
の位置は、絶対位置の基準がないため、近隣のバンプと
の相対評価による検査となってしまう。また、影の大き
さおよびバンプ頂点の像の位置の理想値からの誤差に基
づきバンプの高さの良否を判定する場合には、その誤差
は非常に小さいものであり、この誤差を正確に検出する
ことが非常に困難である。例えば、バンプが完全な球面
でない場合には、上記誤差を正確に検出することができ
ない。このようなことから、従来のバンプ高さ検査方法
および検査装置では、バンプの高さを高い精度で検査す
ることができないという問題点があった。
【0004】そこで、本発明は上記した問題点を解決す
るためになされたものであり、バンプ高さの検査を高精
度に行うことができるバンプ高さ検査方法および検査装
置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ためになされた本発明に係るバンプ高さ検査方法は、ベ
ース面およびその上に形成されたバンプを有する対象物
に対して所定の入射角で光を照射するように光源を配置
し、光源からの光がベース面とバンプの頂点とのいずれ
に照射された場合でもその正反射光を受光するようにラ
インCCDカメラを配置し、ラインCCDカメラと対象
物とを、光源からの光の光軸とベース面の法線とのいず
れにも直交する方向に相対的に移動させるとともに、こ
の移動の途中で光源からの光のバンプの頂点による正反
射光がラインCCDカメラに入射するようにしてライン
CCDカメラで撮像し、このとき得られた撮像結果によ
りバンプの頂点とベース面との間の距離を算出し、その
算出された距離に基づきベース面を基準としたバンプの
高さを算出することを特徴とするものである。なお、
「光軸」とは、照射光が有する角度分布の中心を意味す
る。また、所定の入射角は、30度から60度程度であ
ればよい。
【0006】このバンプ高さ検査方法では、まず、ベー
ス面およびその上に形成されたバンプを有する対象物に
対して所定の入射角で光を照射するように光源を配置す
る。次に、光源からの光がベース面とバンプの頂点との
いずれに照射された場合でもその正反射光を受光するよ
うにラインCCDカメラを配置する。これで、光源とラ
インCCDカメラとの配置関係が決定される。なお、こ
のようにして決定された光源とラインCCDカメラとの
配置関係は、その後も維持される。
【0007】そして、ラインCCDカメラと対象物と
を、光源からの光の光軸とベース面の法線とのいずれに
も直交する方向に相対的に移動させる。これは、ライン
CCDカメラによって2次元の画像を得るためである。
そして、上記移動の途中で光源からの光のバンプの頂点
による正反射光がラインCCDカメラに入射するように
してラインCCDカメラで撮像する。これにより、バン
プの頂点が撮像される。
【0008】なお、ラインCCDカメラを移動させる場
合には、上記した光源とラインCCDカメラとの配置関
係を維持した状態で光源もラインCCDカメラとともに
移動させる。一方、対象物を移動させるときには、上記
した光源とラインCCDカメラとの配置関係を維持した
状態で光源およびラインCCDカメラは定位置に固定さ
れている。
【0009】ここで、光源を移動させる代わりに、その
移動方向にライン状に光を広げてもよい。ライン状の光
を得るには、光源としてレーザ光源を用い、そのレーザ
光源から照射される光をビームエキスパンダにより広げ
ればよい。このようにレーザ光をビームエキスパンダで
広げることにより、10μm程度の幅を有する散乱成分
の少ないライン状の光を照射することができる。このと
きの照射光の幅は、バンプの高さ(50μm程度)より
も十分に小さい。このため、光の幅や乱反射成分による
検査精度への影響を極力小さくすることができる。
【0010】上記のラインCCDカメラと対象物との相
対的な移動により、ラインCCDカメラではバンプの頂
点部分とベース面とを撮像した2次元の撮像結果が得ら
れる。そこで、撮像結果によりバンプの頂点とベース面
との間の距離を算出する。ここで算出される距離は、ベ
ース面を基準としたバンプの高さに比例した値となって
いる(図2、図6、図7参照)。ただし、ラインCCD
カメラの配置によって、撮像結果におけるベース面から
バンプ頂点までの距離と実際のバンプの高さとの間に成
立する比例式が異なる。このため、それぞれの配置にお
ける比例式に従って、算出された距離に基づいてベース
面を基準としたバンプの高さが算出される。
【0011】このように本検査方法は、従来の検査方法
のようにバンプ高さを推定して高さ検査を行うのではな
く、バンプ高さを計測することにより高さ検査を行う。
よって、測定器を使用しなければ得られない精度で検査
を実施することができる。
【0012】さらに、本発明に係るバンプ高さ検査方法
においては、算出されたバンプの高さと適正値とを比較
することにより、バンプの高さが正常であるか否かを判
定し、異常であると判定した場合にはその旨を報知する
ことが好ましい。これにより、製造ラインにおいて、バ
ンプの高さに異常があるものが存在する基板等を作業者
等が簡単に除去することができるからである。なお、報
知方法としては、警告ランプや警告ブザーなどを挙げる
ことができる。
【0013】また、本発明に係るバンプ高さ検査装置
は、ベース面およびその上に形成されたバンプを有する
対象物に対して所定の入射角で光を照射するように配置
された光源と、照射手段からの光がベース面とバンプの
頂点とのいずれに照射された場合でもその正反射光を受
光するように配置されたラインCCDカメラと、ライン
CCDカメラと対象物とを、光源からの光の光軸とベー
ス面の法線とのいずれにも直交する方向に相対的に移動
させるとともに、この移動の途中で光源からの光のバン
プの頂点による正反射光がラインCCDカメラに入射す
るようにしてラインCCDカメラで対象物を撮像する撮
像手段と、撮像手段の撮像結果によりバンプの頂点とベ
ース面との間の距離を算出する距離算出手段と、距離算
出手段の算出結果に基づきベース面を基準としたバンプ
の高さを算出するバンプ高さ算出手段とを有することを
特徴とするものである。
【0014】そして、本発明に係るバンプ高さ検査装置
においては、バンプ高さ算出手段で算出された値とバン
プ高さの適正値とを比較することにより、バンプの高さ
が正常であるか否かを判定する判定手段と、判定手段に
より異常であると判定された場合にはその旨を報知する
報知手段とをさらに備えることが望ましい。
【0015】このような構成を有するバンプ高さ検査装
置によれば、上記したようにバンプの高さ検査を高精度
に行うことができる。また、製造ラインにおいて、バン
プの高さに異常があるものが存在する基板等を作業者等
が簡単に除去することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るバンプ高さ検
査方法を用いた検査装置を具体化した最も好適な実施の
形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】まず、本実施の形態に係る検査装置の概略
構成を図1に示す。バンプ高さ検査装置には、撮像ユニ
ット1と、画像処理部2と、処理結果判定部3と、テー
ブル制御部4と、テーブル5とが備わっている。そし
て、これらの各部は互いに接続されており、各制御信号
に基づきその動作が制御されるようになっている。
【0018】撮像ユニット1は、図2に示すように、照
明装置10とカメラ30とから構成され、バンプ8の頂
点およびバンプ8が形成されている基板等のベース9に
光を照射してバンプ8およびベース9を撮像するもので
ある。そして、照明装置10には、レーザ光源11とビ
ームエキスパンダ12とが含まれている。これにより照
明装置10は、10μm程度の幅を有する散乱成分の少
ないライン光を、バンプ8の頂点に照射することができ
るようになっている。また、照明装置10は、その照射
光の光軸とベース9の法線とがなす角度をθとすると、
θ=45度となるように配置されている。なお、ビーム
エキスパンダ12を用いずに、レーザ光源11を後述す
るカメラ30と一体的に移動させるようにしてもよい。
【0019】一方、カメラ30は、ラインCCDカメラ
31と、それを照射装置10からのライン光の光軸とベ
ース面9の法線とのいずれにも直交する方向(図2にお
ける前後方向)に移動させる移動機構32とから構成さ
れている。これによりカメラ30において、図2におけ
る前後方向に配置された1ライン分のバンプの頂部とベ
ース面とに関する2次元の画像が得られるようになって
いる。なお、ラインCCDカメラ31は、図2に示すよ
うに、照射装置10からの光がベース面9とバンプの頂
点とのいずれに照射された場合でもその正反射光を受光
するように配置されている。また、カメラ30の移動範
囲は、被検査体7の幅方向(図2における前後方向)の
大きさに応じて設定すればよい。
【0020】なお、正反射光の光軸とベース9の法線と
がなす角度もθ=45度となっている。また、撮像ユニ
ット1のベース9の法線に対する取付角度θは、45度
に限られず30〜60度の範囲内であれば任意の角度と
することができる。
【0021】図1に戻って、画像処理部2は、カメラ3
0における撮像結果におけるバンプ8の頂点とベース9
との間の距離d1を算出して、ベース9を基準としたバン
プ8の実際の高さhを求めるものである。なお、バンプ
高さhを求める方法については後述する。
【0022】処理結果判定部3は、画像処理部3で求め
られたバンプの高さhが正常であるか否かを判定するも
のである。そして処理結果判定部3は、検査したバンプ
の高さhに異常があれば、その異常を音や光などによっ
て報知するようになっている。
【0023】テーブル5は、バンプが形成された基板等
の被検査体7をしっかりと固定するものである。このテ
ーブル5には移動機構6が備わり、テーブル制御部4か
らの制御信号に基づき移動するようになっている。本実
施の形態では、テーブル制御部4によって、テーブル5
は、撮像ユニット1による1回の撮像が完了する度に、
バンプの形成ピッチp(図3参照)だけ移動させられる
ようになっている。
【0024】なお、テーブル5の1ステップ分の移動量
を小さくして検査を行えば、検査精度を高めることがで
きる。ただし、この場合には検査時間が長くなってしま
う。このため、テーブル5の1ステップ分の移動量をバ
ンプ8の頂点付近のみ小さくし、その他の部分では大き
くして検査を行うのがよい。テーブル5の移動量をこの
ような設定にすることにより、検査精度を高めながら検
査時間を比較的短くすることができるからである。
【0025】続いて、上記のように構成された検査装置
を用いたバンプ高さの検査方法について説明する。ま
ず、図3に示すような複数のバンプ8が形成された被検
査体7がテーブル5の所定位置に固定される。被検査体
7がテーブル5に設置されると、テーブル制御部4から
の制御信号に基づき、照明装置10による照射光が複数
(1ライン分)のバンプ8の頂点に当たるような位置に
テーブル5が移動させられる。テーブル5の移動が完了
すると、照射装置10から各バンプ8(1ライン分)に
対して光が照射される。
【0026】そして、照射装置10によって各バンプ8
の頂点およびベース9に対して光が照射されている状態
で、各バンプ8およびベース9の撮像がカメラ30によ
り行われる。すなわち、移動機構32が駆動されて、ラ
インCCDカメラ31によるスキャニングが実行され
る。このスキャニングによりラインCCDカメラ31
は、複数(1ライン分)のバンプ8およびベース9から
の正反射光を順次受光していく。そしてカメラ30にお
いて、ラインCCDカメラ31における受光量に関する
光量データに基づき画像処理が行われる。
【0027】その結果として、図4に示すようなバンプ
8およびベース9に関する撮像結果が得られる。なお、
図4には撮像結果として得られるうちの1つのバンプに
ついてのデータを示している。ここで、照射装置10か
らは約10μm幅の光が照射されているため、撮像結果
における線幅は10μm以上となってしまう。そのため
カメラ20では、線幅の中央を基準として結果を出力す
るように処理を行っている。
【0028】カメラ30において各バンプ8およびベー
ス9に関する撮像結果が得られると、そのデータが画像
処理部2に入力される。そして、画像処理部2では、ま
ず撮像データが図4に示す領域A,B,Cで切り出され
る。具体的には、領域A,Cにおいてはベース9の撮像
データが切り出され、領域Bにおいてはバンプ8の頂点
の撮像データが切り出されることになる。その結果、図
5に示すような撮像データが得られる。
【0029】続いて、図5の撮像データに基づきバンプ
高さhが算出される。つまり、撮像結果におけるベース
9とバンプ8の頂点との間の距離d1が算出され、その算
出結果に基づきバンプ8の実際の高さhが求められる。
本実施の形態では、θ=45度であるから、距離d1は、
d1=h/cos45°=h×√2となる。すなわち、距離d1
は、バンプ高さhの√2倍となる(図2参照)。従っ
て、バンプ高さhは、h=d1/√2となる。このように
本検査装置では、従来の検査装置では計測することがで
きなかったバンプ高さhを測定することができる。な
お、距離d1を算出する際に、図5(A)、(C)に示す
ように切り出されたベース9の撮像データにズレが生じ
ていた場合(例えば、ベース上に配線等の凸凹が存在す
る場合やベースが傾いている場合等)には、両データの
平均値を使用すればよい。
【0030】そして、画像処理部2においてバンプ高さ
hが算出されると、その結果が処理結果判定部3に入力
される。そうすると、処理結果判定部3では、予め記憶
されているバンプ高さの適正値と算出値hとを比較する
ことにより、バンプ8の高さが正常であるか否かが判定
される。そして、処理結果判定部3は、バンプ8の高さ
に異常があると判定した場合にはその旨を報知する。こ
の報知により、作業者によって不良品は製造ラインから
除去される。なお、製造ラインから不良品を除去する除
去装置を設置して、処理結果判定部3からの報知信号を
除去装置に入力するようにして自動的に不良品を製造ラ
インから除去することも可能である。
【0031】このようにして1ライン分のバンプ8の高
さ検査が終了すると、次ラインのバンプ8の高さ検査を
行うために、テーブル制御部4から移動機構6に対して
制御信号が送信される。このテーブル制御部4からの制
御信号に基づき移動機構6が駆動されて、テーブル5が
バンプの形成ピッチp(図3参照)だけ移動する。そし
て、上記した動作が繰り返されることにより、次ライン
のバンプ8の高さ検査が行われる。その後、検査装置に
おいて、順次上記した動作が繰り返されて被検査体7に
おけるバンプの高さ検査が終了する。なお、ラインCC
Dカメラ31の移動の向きは1ライン毎に変わる。この
ように本検査装置では、バンプの高さを計測することが
できる。従って、高さ測定器を用いなければ得られない
精度の検査を行うことができる。
【0032】次に、上記実施の形態に係る変形例につい
て説明する。この変形例は、上記実施の形態とカメラの
配置位置が異なるものである。その他の構成は基本的に
同じである。よって、上記実施の形態と同じ構成のもの
には同じ符号を付けて、その説明を省略する。
【0033】第1変形例におけるカメラ30aでは、図
6に示すように、ラインCCDカメラ31aは、その長
手方向が水平、すなわちベース9に平行となるように配
置されている。また、第2の変形例のカメラ30bで
は、図7に示すように、ラインCCDカメラ31bは、
その長手方向が鉛直、すなわちベース9に直交するよう
に配置されている。なお、カメラ30aおよび30bに
は、上記実施の形態と同様に、ラインCCDカメラの他
に移動機構32が備わっている。
【0034】続いて、これらの変形例における検査方法
について説明する。まず、第1変形例について説明す
る。上記した同様の処理により、カメラ30aにおいて
各バンプ8およびベース9に関する撮像結果が得られる
と、そのデータが画像処理部2に入力される。このとき
得られる撮像結果を図8に示す。次いで、バンプ高さh
の算出に必要となる距離d2を算出するために、所定の範
囲(一定幅)でそれぞれの撮像データが切り出される。
具体的には、領域D,Fにおいてはベース9の撮像デー
タが切り出され、領域Eにおいてはバンプ8の頂点の撮
像データが切り出されることになる。その結果、図9に
示すような撮像データが得られる。ここまでの処理は、
基本的に上記実施の形態の場合と同じである。
【0035】そして、図9の撮像データに基づいて距離
d2が算出され、その算出結果に基づきバンプ高さhが求
められる。このバンプ高さhの算出における処理が上記
実施の形態とは若干異なる。バンプ高さhと距離d2との
間に成立する比例式が、上記実施の形態とは異なるから
である。第1変形例でも、図6におけるθは45度であ
るから、距離d2は、d2=h×tan45°×2=h×2とな
る。従って、距離d2は、バンプ高さhの2倍となる。よ
って、バンプ高さhは、h=d2/2となる。このよう
に、ラインCCDカメラ31aをベース9と平行となる
ように配置しても、バンプ高さhを計測することができ
る。なお、その後の処理は、上記実施の形態の場合と同
様である。
【0036】次に、第2変形例について説明する。この
場合においても、結果的には図8および図9に示すよう
な撮像結果が得られる。なぜなら、第2変形例でも、図
7におけるθは45度であるから、図6に示すような配
置と図7に示すような配置とでは、バンプ高さhを求め
るための比例式が同じになるからである。そして、カメ
ラ30bで得られた図9の撮像データに基づき、バンプ
高さhが算出される。つまり、距離d3が算出され、その
算出結果に基づきバンプ高さhが求められる。ここで、
図7から明らかなように、距離d3は、d3=h×2とな
る。すなわち、距離d3はバンプ高さhの2倍となるか
ら、バンプ高さhは、h=d3/2となる。
【0037】以上詳細に説明したように本実施の形態に
係るバンプ高さ検査装置によれば、バンプ8の頂点に対
して斜め上方から光を照射する照射装置10と、この照
射装置10による照射光の広がり方向へのスキャニング
によりバンプ8およびベース9を撮像するカメラ30と
を備える撮像ユニット1と、撮像ユニット1によって得
られた撮像結果に基づきベース9を基準とするバンプ8
の高さhを算出する画像処理部2と、バンプ高さhの算
出値に基づきバンプの高さが正常であるか否かを判定す
る処理結果判定部3とを有している。このように、バン
プ高さhの値を算出して高さ検査を行うため、高さ測定
器を用いなければ得られない精度の検査結果が得られ
る。
【0038】なお、本実施の形態は単なる例示にすぎ
ず、本発明を何ら限定するものではない。従って本発明
は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、
変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、図2
における前後方向に撮像ユニット1(上記実施の形態で
はカメラ3のみ)を移動させる場合を例示したが、撮像
ユニット1を定位置に固定した状態でテーブル5を上記
方向に移動させることにより、1ライン分のバンプ8の
頂点とベース面9に関する撮像結果を得るようにしても
よい。
【0039】また、上記実施の形態では、基板上に形成
されたバンプの高さ検査に本発明を用いた場合について
説明したが、本発明はこれに限られず、ICチップやL
SIチップ等に形成されるバンプの高さ検査や、層間接
続用に形成されたバンプの高さ検査等にも本発明を適用
することができる。さらに、上記実施の形態では、バン
プ高さ検査のみを単独で行っているが、配線パターン検
査とバンプ高さ検査とを同時に行うことも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るバンプ高さ検査方法および検査装置によれば、バ
ンプ高さの検査を高精度に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る検査装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図2】撮像ユニットの配置位置を模式的に表した図で
ある。
【図3】検査時における撮像方法を説明するための図で
ある。
【図4】撮像結果を示す図である。
【図5】図4の撮像結果を特定領域で切り出した結果を
示す図である。
【図6】第1変形例における撮像ユニットの配置位置を
模式的に表した図である。
【図7】第2変形例における撮像ユニットの配置位置を
模式的に表した図である。
【図8】第2変形例における撮像結果を示す図である。
【図9】図8の撮像結果を特定領域で切り出した結果を
示す図である。
【符号の説明】
1 撮像ユニット 2 画像処理部 3 処理結果判定部 7 被検査体 8 バンプ 9 ベース 10 照射装置 11 レーザ光源 12 ビームエキスパンダ 30 カメラ 31 ラインCCDカメラ 32 移動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA24 BB05 CC26 EE04 FF01 FF04 FF09 FF42 GG04 HH05 HH12 JJ02 JJ08 JJ25 LL09 MM03 PP12 QQ25 RR06 SS04 SS09 UU04 UU07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース面およびその上に形成されたバン
    プを有する対象物に対して所定の入射角で光を照射する
    ように光源を配置し、 前記光源からの光がベース面とバンプの頂点とのいずれ
    に照射された場合でもその正反射光を受光するようにラ
    インCCDカメラを配置し、 前記ラインCCDカメラと対象物とを、前記光源からの
    光の光軸とベース面の法線とのいずれにも直交する方向
    に相対的に移動させるとともに、この移動の途中で前記
    光源からの光のバンプの頂点による正反射光が前記ライ
    ンCCDカメラに入射するようにして前記ラインCCD
    カメラで撮像し、 このとき得られた撮像結果によりバンプの頂点とベース
    面との間の距離を算出し、 その算出された距離に基づきベース面を基準としたバン
    プの高さを算出することを特徴とするバンプ高さ検査方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するバンプ高さ検査方法
    において、 算出されたバンプの高さと適正値とを比較することによ
    り、バンプの高さが正常であるか否かを判定し、 異常であると判定した場合にはその旨を報知することを
    特徴とするバンプ高さ検査方法。
  3. 【請求項3】 ベース面およびその上に形成されたバン
    プを有する対象物に対して所定の入射角で光を照射する
    ように配置された光源と、 前記照射手段からの光がベース面とバンプの頂点とのい
    ずれに照射された場合でもその正反射光を受光するよう
    に配置されたラインCCDカメラと、 前記ラインCCDカメラと対象物とを、前記光源からの
    光の光軸とベース面の法線とのいずれにも直交する方向
    に相対的に移動させるとともに、この移動の途中で前記
    光源からの光のバンプの頂点による正反射光が前記ライ
    ンCCDカメラに入射するようにして前記ラインCCD
    カメラで対象物を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段の撮像結果によりバンプの頂点とベース面
    との間の距離を算出する距離算出手段と、 前記距離算出手段の算出結果に基づきベース面を基準と
    したバンプの高さを算出するバンプ高さ算出手段とを有
    することを特徴とするバンプ高さ検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載するバンプ高さ検査装置
    において、 前記バンプ高さ算出手段で算出された値とバンプ高さの
    適正値とを比較することにより、バンプの高さが正常で
    あるか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により異常であると判定された場合にはそ
    の旨を報知する報知手段とをさらに備えることを特徴と
    するバンプ高さ検査装置。
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