JP2002333089A - スイングバルブを備えた結合金具 - Google Patents

スイングバルブを備えた結合金具

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JP2002333089A JP2001137595A JP2001137595A JP2002333089A JP 2002333089 A JP2002333089 A JP 2002333089A JP 2001137595 A JP2001137595 A JP 2001137595A JP 2001137595 A JP2001137595 A JP 2001137595A JP 2002333089 A JP2002333089 A JP 2002333089A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】開弁時の圧力損失が低減できるスイングバルブ
を備えた結合金具を提供することにある。 【解決手段】結合金具本体の筒本体3の軸心に対して直
角方向に筒本体の側壁を筒本体の直径と略同径に切り抜
いた形状で、少なくとも内面が筒本体の内周面の曲率と
一致する凹湾曲面を有する展開形状が略楕円形状のスイ
ングバルブ22を設け、スイングバルブの長手方向と直
交する方向の一端部を枢支部として筒本体に回動自在に
枢支され、筒本体の軸心と直交して筒本体の内部を閉塞
する閉弁位置と筒本体の軸心と平行して凹湾曲面が筒本
体の内周面と一致して筒本体の内部を開放する開弁位置
との間で前記スイングバルブを回動させるスリーブ18
とを設けたことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、液体輸送
用配管、気体輸送用配管あるいは可撓性を有するホース
等の相互の接続または配管やホースとポンプその他の機
器とを接続するための結合部分に設けられるスイングバ
ルブを備えた結合金具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液体輸送用配管や気体輸送用配
管の相互の接続または配管とポンプその他の機器とを接
続するための結合部分に設けられる接合金具には日本工
業規格JIS B 2051 に示されるスイングバル
ブが設けられている。
【0003】スイングバルブは、バルブケーシングの内
部に円板状の弁体が枢支軸に回動自在に枢支されてい
る。バルブケーシングの内部には流路と直交する方向に
弁座が設けられ、弁体が枢支軸を支点とし、弁体が弁座
に接合して流路を閉塞する位置と弁体がバルブケーシン
グの内壁に退避して流路を開放する位置との間で回動す
るようになっている。
【0004】スイングバルブは、弁体が付勢ばねによっ
て閉弁方向に付勢され、弁体に開弁方向に流体圧力が加
わったときに付勢ばねの付勢力に打ち勝って開弁する形
式と、バルブケーシングの外部からの操作によって弁体
を回動して開弁・閉弁する形式のものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スイングバルブは、開弁時に弁体がバルブケーシングの
内壁方向に退避するようになっているため、開弁時に弁
体が流路内に存在している。しかも、弁体は円板状であ
るのに対し、バルブケーシングの内壁は円筒状である。
従って、開弁状態であっても、弁体がバルブケーシングの
内壁から、流路内に突出しているため、弁体が流通抵抗と
なり、圧力損失が大きいという問題がある。
【0006】本発明は、前記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、開弁時にスイングバルブ
が筒本体の内周面と一致し、筒本体の通路を流通する流
体の圧力損失を低減することができるスイングバルブを
備えた結合金具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、請求項1は、ホース相互またはホースと
他の機器とを結合する一対の円筒状の結合金具本体と、
前記結合金具本体の周方向に配列され軸方向に突設した
複数の嵌合突部とこれらの間に形成された嵌合凹部と、
前記一対の結合金具本体の嵌合突部と嵌合凹部は互いに
相手側の結合金具本体の嵌合凹部と嵌合突部に軸方向に
嵌合し、またこれら嵌合突部には相手側の結合金具本体
の嵌合突部に周方向に係止して軸方向の移動を規制しこ
れら一対の結合金具本体を軸方向に係止する係止鉤部
と、前記結合金具本体の軸心に対して直角方向に前記結
合金具本体の側壁を前記結合金具本体の直径と略同径に
切り抜いた形状で、少なくとも内面が前記結合金具本体
の内周面の曲率と一致する凹湾曲面を有する展開形状が
略楕円形状のスイングバルブと、前記スイングバルブの
長手方向と直交する方向の一端部を枢支部として前記結
合金具本体に回動自在に枢支され、前記結合金具本体の
軸心と直交して前記結合金具本体の内部を閉塞する第1
の位置と前記結合金具本体の軸心と平行して前記凹湾曲
面が前記結合金具本体の内周面と一致して前記結合金具
本体の内部を開放する第2の位置との間で前記スイング
バルブを回動させる操作手段と、前記結合金具本体の内
周面に設けられ、前記スイングバルブが前記第1の位置
に位置したとき、前記結合金具本体の内周面とスイング
バルブの外周面との間をシールするシール部材とを具備
したことを特徴とするスイングバルブを備えた結合金具
にある。
【0008】請求項2は、請求項1の前記結合金具本体
の内周面には、前記スイングバルブが第2の位置に位置
したとき、前記結合金具本体の内周面に前記スイングバ
ルブの凹湾曲面が一致するようにスイングバルブを格納
する逃げ部が設けられていることを特徴とする。
【0009】請求項3は、請求項1の前記スイングバル
ブは、前記結合金具本体の軸心に対して直角方向に前記
結合金具本体の側壁を前記結合金具本体の直径と略同径
に切り抜いて形成されていることを特徴とする。
【0010】請求項4は、請求項1の前記操作手段は、
前記結合金具本体の開口端部から筒本体の軸方向に進退
自在であり、前進操作によって前記スイングバルブを第
1の位置から第2の位置に押圧することができるスリー
ブであることを特徴とする。
【0011】請求項5は、請求項4の前記スリーブは、
前記結合金具本体の内周面に接合する円筒状で、後端部
が前記スイングバルブの湾曲形状に倣って凹曲面と凸曲
面とが連続した波形形状であることを特徴とする。
【0012】前記構成によれば、一対の結合金具を離脱
すると、スイングバルブが付勢手段によって結合金具本
体の軸心と直交する方向に回動し、結合金具本体の通路
をスイングバルブによって閉塞するとともに、スイング
バルブの外周面がシール部材によってシールされて水密
状態となる。
【0013】また、一対の結合金具を結合すると、スリ
ーブ等の操作手段によってスイングバルブを付勢力に抗
して押圧し、スイングバルブを結合金具本体の軸心と平
行状態となって筒本体の通路が開放される。このとき、
スイングバルブの内周面は結合金具本体の内周面と一致
し、通路を流通する流体の圧力損失を低減することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】図1〜図4は第1の実施形態を示し、本発
明のスイングバルブを備えた結合金具を消防ホースの結
合金具に適用した場合のものである。図4に基づいて結
合金具について説明すると、この結合金具は、同一構造
の一対の結合金具本体1a,1bから構成されており、
これら結合金具本体1a,1bにはそれぞれ消防ホース
2a,2bが接続されている。
【0016】これらの結合金具本体1a,1bは、それ
ぞれ筒本体3を備えており、これら筒本体3は略円筒形
をなし、筒本体3の前端部には、それぞれ複数、例えば
6個の嵌合突部8が一体に突設されている。これらの嵌
合突部8は、周方向に等間隔に配列され、軸方向に突出
している。また、これらの嵌合突部8の間は、嵌合凹部
9として形成されており、これらの結合金具本体1a,
1bが軸方向に衝合された場合には、一方の結合金具本
体1aの嵌合突部8が他方の結合金具本体1bの嵌合凹
部9内に嵌合し、また他方の結合金具本体1bの嵌合突
部8が一方の結合金具本体1aの嵌合凹部9内に嵌合
し、互いに相補形に嵌合する。
【0017】なお、この第1の実施形態のものでは、嵌
合凹部9の幅は嵌合突部8の幅よりやや広く形成されて
いる。従って、これら嵌合突部8はこれらの嵌合凹部9
内に軸方向に嵌合するとともに、周方向にも所定の量だ
け回動自在である。
【0018】そして、嵌合突部8の一方の側面には段形
鉤状の係止鉤部8aがそれぞれ形成されており、これら
は互いに相手側の嵌合突部8の係止鉤部8aと周方向に
係合するように構成されている。従って、これらの嵌合
突部8が相手側の嵌合凹部9内に軸方向に嵌合した状態
で、これら結合金具本体1a,1bを互いに回動させて
これら嵌合突部8の一方の側面が互いに近接すると、こ
れらの係止鉤部8aが互いに係合して軸方向の係止をな
し、これら結合金具本体1a,1bが互いに結合され
る。
【0019】また、これら嵌合突部8の他方の側面の先
端角部は円弧状に形成されてガイド部12が形成されて
おり、これらが嵌合する際には、これらのガイド部12
が互いに当接する。
【0020】また、これら係合突部8の他方の側面に
は、それぞれ付勢機構10が設けられている。これらの
付勢機構10は、円筒形のケース部材14内に突没自在
に収容された付勢部材例えば鋼球15と、この鋼球15
を突出方向に付勢するスプリング(図示しない)とから
構成されており、これらの付勢機構10はこれら嵌合突
部8の他方の側面に埋め込まれている。従って、これら
の嵌合突部8が相手側の嵌合凹部9内に嵌合されると、
前記鋼球15が互いに当接して互いに押圧付勢し、これ
ら嵌合突部8の他方の側面を互いに離反するように付勢
し、この結果これら嵌合突部8の一方の側面は互いに近
接するように付勢され、上述のようにこれらの一方の側
面の係止鉤部8aが互いに係合するように付勢される。
【0021】また、図1〜図3に示すように、筒本体3
の前端部の内周面には後述するスリーブ18の後端部の
形状に倣って波状をなす環状溝3aが設けられ、この環
状溝3aには断面が略C字状で、水圧が加わると筒本体
3の軸心方向に拡張してシール効果を発揮するパッキン
17が装着されている。このパッキン17より筒本体3
の前端部の内周面には円筒状のスリーブ18が軸方向に
進退自在に嵌挿されている。このスリーブ18は前端部
が肉厚部18aで、後端部が肉薄部18bであり、肉厚
部18aと肉薄部18bとの境界部における外周面には
段差部18cが形成されている。さらに、スリーブ18
の後端部は後述するスイングバルブ22の湾曲形状に倣
って凸部と凹部とが連続する波状に形成されている。
【0022】前記筒本体3の内周面にはスリーブ18の
肉厚部18a及び肉薄部18bが嵌合される浅い凹部1
9aと深い凹部19b及び段差部18cと対向する段差
部19cが設けられ、スリーブ18の内周面は筒本体3の
内周面と一致している。そして、スリーブ18の前進時
にはその前端が筒本体3の前端と一致した位置にあり、
後退時にはスリーブ18の段差部18cが筒本体3の段
差部19cに当接してスリーブ18のストロークが規制
されるようになっている。
【0023】筒本体3の外周壁には矩形状の凹陥部20
が設けられ、この凹陥部20の底面には逃げ部としての
円形の開口部21が設けられている。この開口部21は
筒本体3の軸心に対して直角方向に筒本体3の側壁を筒
本体3の直径と略同径に切り抜いた形状である。
【0024】また、筒本体3の開口部21には該開口部
21と同一形状のスイングバルブ22が設けられてい
る。スイングバルブ22は、その内周面が筒本体3の内
周面の曲率と一致する凹湾曲面を有し、展開形状が略楕
円形状をなしている。さらに、スイングバルブ22の外
周面にはその長手方向と直交する方向にブラケット23
が固定されている。
【0025】また、筒本体3の前端側に位置する凹陥部
20には両端部が軸受24に回転自在に支持されたヒン
ジ軸25が設けられ、このヒンジ軸25は中間部が屈曲
されて開口部21方向に突出しており、この突出部がス
イングバルブ22のブラケット23に固定されている。
従って、スイングバルブ22は枢支部としてのヒンジ軸
25を支点として回動自在であり、筒本体3の軸心と直
交して筒本体3の内部を閉塞する位置と筒本体3の軸心
と平行して凹湾曲面が筒本体3の内周面と一致して筒本
体3の内部を開放する位置との間(回動角90°)で回
動するようになっている。
【0026】さらに、ヒンジ軸25にはスイングバルブ
22が筒本体3の内部を閉塞する方向に付勢する付勢ば
ね(図示しない)が設けられていると共に、凹陥部20
は着脱可能な蓋体29によって閉塞されている。
【0027】また、スイングバルブ22が筒本体3の軸
心と直交して筒本体3の内部を閉塞する位置になったと
き、スイングバルブ22の外周面22aはパッキン17
と圧接して水密にシールされるようになっている。
【0028】なお、パッキン17の形状は、本実施形態
のように、「断面が略C字状で、筒本体3側に取り付け
るもの」に限定されるものではない。例えば、「スイン
グバルブ22の展開形状である略楕円形状と同じ形で、
一回り大きいゴム板のパッキンをスイングバルブ22と
ブラケット23の間に挟んでスイングバルブ22に接着
剤で接着する」ことによって、スイングバルブ22の全
周に亘ってパッキンが少しはみ出した状態にする。この
パッキンは圧力が加わる側に位置するので、この圧力に
よって筒本体3の内径壁面とスイングバルブ22の隙間
に押し付けられて水密に確保できる。また、このゴム板
状パッキンは弾性変形するのでスイングバルブ22の開
閉操作の邪魔をすることもない。
【0029】さらに、スイングバルブ22の枢支部と反
対側に位置する筒本体3の内壁には筒本体3の軸方向と
直交する方向にピン穴26が設けられ、このピン穴26
にはスプリング27によって突出する方向にストッパピ
ン28が設けられている。ストッパピン28はスイング
バルブ22が筒本体3の軸心と直交して筒本体3の内部
を閉塞する位置になる位置で停止させるようになってい
る。さらに、ストッパピン28の先端部にはスリーブ1
8に対向する斜面28aが形成され、スリーブ18の後
退に伴って斜面28aと摺動してストッパピン28がス
プリング27を圧縮しながら没入するようになってい
る。
【0030】次に、前述のように構成された結合金具の
作用を説明する。
【0031】結合金具本体1a,1bが離脱状態では、
図2及び図3に示すように、付勢ばねの付勢力によって
スイングバルブ22がヒンジ軸25を支点として筒本体
3の軸方向と直交する方向に回動し、ストッパピン28
に当接している。そして、スイングバルブ22の外周面
22aはパッキン17と圧接して水密にシールされてい
るとともに、パッキン17の内側に筒本体3内の水圧が
加わってパッキン17を拡張するため、確実な水密構造
となる。
【0032】これらの結合金具本体1a,1bを結合す
る際には、図1に示すように、これら結合金具本体1
a,1bを略同心状に対向させ、これらを軸方向に衝合
し、嵌合突部8を相手側の嵌合凹部9内に嵌合する。こ
の場合、嵌合突部8はいずれも同一の形状であるととも
に、6個が等間隔で配列されているので、これら嵌合突
部8は相手側の任意の嵌合凹部9と嵌合することができ
る。従って、これら嵌合突部8と相手側の嵌合凹部9と
を対向させるには、最大で約30°だけこれら結合金具
本体1a,1bを相対的に回動させるだけですみ、これ
らに接続されている消防ホース2a,2bを過度に捩じ
る必要はなく、操作が容易である。
【0033】そして、これらが軸方向に嵌合される際に
は、嵌合突部8の一方の側面の先端部同志が当接し、他
方の側面相互の間隙が少なくなる。しかし、この他方の
側面の先端角部にはガイド部12が形成されているの
で、この円弧状のガイド部12が互いに当接して互いに
滑らかに案内するので、この嵌合の際にこれらの嵌合突
部8の先端部が引っ掛かることが防止される。
【0034】このようにして嵌合突部8を軸方向に嵌合
すると、これらの他方の側面に設けられている付勢機構
10の鋼球15が互いに押圧し、これら嵌合突部8の一
方の側面が互いに近接するように付勢する。そして、こ
れら一方の側面に形成されている係止鉤部8aが互いに
相手の先端部を乗り越えると、付勢機構10の付勢力に
よりこれら係止鉤部8aが互いに周方向に係合して軸方
向に移動を不能とし、この状態でこれら一対の結合金具
本体1a,1bが結合される。
【0035】結合金具本体1a,1bが結合されると、
結合金具本体1a,1b内のスリーブ18相互は前端で
突き当たるため、スリーブ18は後退する。スリーブ1
8の後退に伴ってスリーブ18の後端がストッパピン2
8の斜面28aに当接し、ストッパピン28をスプリン
グ27の付勢力に抗して押し下げる。さらに、スリーブ
18の後端はスイングバルブ22に当接し、スイングバ
ルブ22を付勢ばねの付勢力に抗して押圧し、ヒンジ軸
25を支点として回動させる。
【0036】そして、図1に示すように、スリーブ18
の段差部18cが段差部19cに当接する位置に達する
と、スイングバルブ22は筒本体3の軸心と平行状態と
なって筒本体3の通路が開放状態となると共に、筒本体
3の開口部21をスイングバルブ22によって閉塞する
状態となる。従って、スイングバルブ22の内周面は筒
本体3の内周面と一致し、筒本体3の内周面に段差がな
いため、筒本体3の通路を流通する流体の圧力損失を低
減できる。
【0037】次に、結合状態にある結合金具本体1a,
1bを結合解除する場合には、これら結合金具本体1
a,1bを両手で把持し、互いに反対方向にねじる。こ
れにより、これら結合金具本体1a,1bは、付勢機構
10の付勢力に抗して回動し、係止状態にある係止鉤部
8aの係合が解除される。そして、これとともにこれら
結合金具本体1a,1bを互いに軸方向に引き離せば、
これらは結合解除される。
【0038】結合金具本体1a,1bの結合が解除され
ると同時に、スイングバルブ22は付勢ばねの付勢力に
よってヒンジ軸25を支点として回動し、前述と同様に
筒本体3の通路をスイングバルブ22によって閉塞す
る。
【0039】前記第1の実施形態のものは、一対の結合
金具本体1a,1bは全く同一の形状、寸法であるの
で、消防ホースの両端部およびポンプの送水口等のこれ
らの結合金具本体1a,1bを取り付けておけば、雌雄
の別なく任意に結合することができ、雄雌の種類を間違
えて結合不能となるような可能性は排除することができ
る。また、これらの結合金具本体1a,1bは全く同一
の構造のものを1種類だけ製造すれば良いので、製造コ
ストも低くてすむ。
【0040】また、この実施形態のものは、嵌合突部8
と嵌合凹部9との嵌合に周方向に隙間すなわち遊びがあ
り、嵌合の際に多少の位置ずれが許容されるので操作が
容易であるとともに、砂等の異物の噛み込みによって嵌
合不能となることもないので、信頼性も高い。
【0041】なお、本発明は前記の各実施形態には限定
されない。例えば、前記の実施形態は、消防ホース同志
を結合する結合金具について説明したが、本発明は消防
ホースとポンプの送水口とを連結する結合金具、その他
の消防用の結合金具にも適用できることはもちろんであ
る。
【0042】さらに、本発明は消防ホースに限らず、そ
の他の用途に使用されるホースや配管類の結合金具とし
ても適用できることはもちろんである。
【0043】
【発明の効果】本発明の結合金具は、雌雄の区別がない
ので任意に結合でき、結合作業が容易であるとともに、
消防ホースの結合金具の場合には、消火作業等の際に結
合金具の種類が同じ種類のため結合不能となるような可
能性を一切排除でき、操作が容易で信頼性が高い。さら
に、同一構造の一対の結合金具本体から構成されている
ので、一種類の結合金具本体のみを製作すればよく、製
造コストを低減することができる。
【0044】さらに、本発明の筒本体の通路を開閉する
スイングバルブは、筒本体の軸心に対して直角方向に筒
本体の側壁を筒本体の直径と略同径に切り抜いた形状
で、内周面が筒本体の内周面の曲率と一致する凹湾曲面
を有する展開形状が略楕円形状である。従って、開弁状
態においては、スイングバルブの内周面が筒本体の内周
面と一致し、筒本体の内周面に段差ができないため、通路
を流通する流体の圧力損失を低減できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のスイングバルブを備
えた結合金具を示し、(a)はスイングバルブが開弁状
態にあるときの一部切欠した平面図、(b)は同縦断側
面図。
【図2】同実施形態のスイングバルブを備えた結合金具
を示し、スイングバルブが閉弁状態にあるときの拡大し
た縦断側面図。
【図3】同実施形態のスイングバルブを備えた結合金具
を示し、(a)はスイングバルブが閉弁状態にあるとき
の一部切欠した平面図、(b)は同縦断側面図。
【図4】同実施形態を示し、(a)は結合金具の斜視
図、(b)はA部の拡大した斜視図。
【符号の説明】
1a,1b…結合金具本体 3…筒本体 8…嵌合突部 9…嵌合凹部 17…パッキン(シール部材) 18…スリーブ(操作手段) 21…開口部(逃げ部) 22…スイングバルブ 25…ヒンジ軸(枢支部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホース相互またはホースと他の機器とを
    結合する一対の円筒状の結合金具本体と、 前記結合金具本体の周方向に配列され軸方向に突設した
    複数の嵌合突部とこれらの間に形成された嵌合凹部と、 前記一対の結合金具本体の嵌合突部と嵌合凹部は互いに
    相手側の結合金具本体の嵌合凹部と嵌合突部に軸方向に
    嵌合し、またこれら嵌合突部には相手側の結合金具本体
    の嵌合突部に周方向に係止して軸方向の移動を規制しこ
    れら一対の結合金具本体を軸方向に係止する係止鉤部
    と、 前記結合金具本体の軸心に対して直角方向に前記結合金
    具本体の側壁を前記結合金具本体の直径と略同径に切り
    抜いた形状で、少なくとも内面が前記結合金具本体の内
    周面の曲率と一致する凹湾曲面を有する展開形状が略楕
    円形状のスイングバルブと、前記スイングバルブの長手
    方向と直交する方向の一端部を枢支部として前記結合金
    具本体に回動自在に枢支され、前記結合金具本体の軸心
    と直交して前記結合金具本体の内部を閉塞する第1の位
    置と前記結合金具本体の軸心と平行して前記凹湾曲面が
    前記結合金具本体の内周面と一致して前記結合金具本体
    の内部を開放する第2の位置との間で前記スイングバル
    ブを回動させる操作手段と、前記結合金具本体の内周面
    に設けられ、前記スイングバルブが前記第1の位置に位
    置したとき、前記結合金具本体の内周面とスイングバル
    ブの外周面との間をシールするシール部材とを具備した
    ことを特徴とするスイングバルブを備えた結合金具。
  2. 【請求項2】 前記結合金具本体の内周面には、前記ス
    イングバルブが第2の位置に位置したとき、前記結合金
    具本体の内周面に前記スイングバルブの凹湾曲面が一致
    するようにスイングバルブを格納する逃げ部が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載のスイングバルブ
    を備えた結合金具。
  3. 【請求項3】 前記スイングバルブは、前記結合金具本
    体の軸心に対して直角方向に前記結合金具本体の側壁を
    前記結合金具本体の直径と略同径に切り抜いて形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のスイングバルブ
    を備えた結合金具。
  4. 【請求項4】 前記操作手段は、前記結合金具本体の開
    口端部から結合金具本体の軸方向に進退自在であり、前
    進操作によって前記スイングバルブを第1の位置から第
    2の位置に押圧することができるスリーブであることを
    特徴とする請求項1記載のスイングバルブを備えた結合
    金具。
  5. 【請求項5】 前記スリーブは、前記結合金具本体の内
    周面に接合する円筒状で、後端部が前記スイングバルブ
    の湾曲形状に倣って凹曲面と凸曲面とが連続した波形形
    状であることを特徴とする請求項4記載のスイングバル
    ブを備えた結合金具。
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