JP2002332444A - 孔版印刷用エマルションインク - Google Patents

孔版印刷用エマルションインク

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JP2002332444A JP2001139007A JP2001139007A JP2002332444A JP 2002332444 A JP2002332444 A JP 2002332444A JP 2001139007 A JP2001139007 A JP 2001139007A JP 2001139007 A JP2001139007 A JP 2001139007A JP 2002332444 A JP2002332444 A JP 2002332444A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 孔版印刷用エマルションインクの印刷後の乾
燥時間を短縮し、印刷物の取扱性を向上させるために、
インクの被印刷媒体への浸透性を向上させ、かつ被印刷
媒体転写後のインクの水相の揮発性を高める。 【解決手段】 油相と水相とからなる油中水滴型の孔版
印刷用エマルションインクであって、水相の23℃にお
ける表面張力が35〜55mN/mであり、好ましくは
水相全量の5〜50重量%が1種または2種以上の1価
アルコール類から構成される孔版印刷用エマルションイ
ンク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエマルションインク
に関し、詳しくはインクの印刷後の乾燥時間すなわちセ
ット時間を短縮できる孔版印刷用エマルションインクに
関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷は、版の作製が容易なため幅広
い分野で利用されている。該孔版印刷におけるインクの
乾燥は、通常、印刷用紙へのインクの浸透とエマルショ
ン中の水分の蒸発によって行われる。従って、これま
で、定着性や蝕指乾燥性を確保するために、固形樹脂を
用いたエマルションインク(特開昭61−255967
号公報、特開平11−310740号公報参照)や、水
相中に水中油型樹脂エマルション等を用いたエマルショ
ンインク(特開平6−220382号公報参照)が提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
技術では、添加する樹脂によりインクの温度依存性が低
下したり、水相中に水中油型樹脂エマルションを用いた
系では、界面活性剤の影響で完全な被膜が形成されなか
ったり、版の目詰まり等の発生による放置安定性の点で
取り扱いが非常に面倒であった。また、エマルション中
の油相の粘度を低下させることにより被印刷媒体への浸
透を速くしたインクでも、水相の浸透速度および蒸発速
度が乾燥の律速となり、乾燥性を遅くしていた。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解決し、水相の表面張力を低下させることにより被印刷
媒体への浸透性を向上させるとともに、被印刷媒体転写
後のインクの水相の揮発性を高め、インクの乾燥時間
(セット時間)を短くして、印刷物の取扱性を向上させ
た孔版印刷用エマルションインクを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、油
相と水相とからなる油中水滴型の孔版印刷用エマルショ
ンインクであって、水相の23℃における表面張力が3
5〜55mN/mである孔版印刷用エマルションインク
である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の孔版印刷用エマルション
インクは、油相と水相とからなる油中水滴(W/O)型
である。一般に、油中水滴(W/O)型エマルションイ
ンクは、例えば、乳化剤を含む油相(O)成分に水相
(W)成分を徐々に添加しながら撹拌して乳化させるこ
とにより、油相中に水相を微細な水滴状に分散させて製
造できる。上記水相(W)成分中には必要に応じて湿潤
剤、水溶性樹脂、電解質、防黴剤、酸化防止剤、水蒸発
防止剤等の水溶性添加物を含有させることができる。ま
た上記油相(O)成分には、必要に応じて溶剤、樹脂、
着色剤、乳化剤等を含有させることができる。なお、本
発明で述べる水相成分とは、必要に応じて添加された上
記のような水溶性添加物を含んだ水相の全成分である
が、油相と水相の界面に存在する乳化剤は水相成分とし
ない。
【0007】本発明において、水相(W)の表面張力
(ただし、23℃における値。以下同じ。)は、35〜
55mN/mであり、好ましくは40〜50mN/mであ
る。水相の表面張力が55mN/mより高ければ、水相
の浸透速度が遅く、乾燥が遅い。水相の表面張力が35
mN/mより低ければ、水相の浸透速度が早く、印刷物
ににじみが生じるとともに、エマルションの安定性も低
下する。
【0008】本発明の孔版印刷用エマルションインクの
水相の表面張力を低下させる成分として、主として1種
類もしくは2種類以上の1価アルコールを用いることが
できる。表面張力を低下させる成分は、水相(W)の表
面張力を35〜55mN/mにする適量を添加すればよ
く、例えば1価アルコールの総配合量は、水相全量に対
して5〜50重量%が好ましく、さらには5〜30重量
%の範囲であるのが望ましい。
【0009】具体的には、1級で1価のアルコールの場
合は、水への溶解性が高いメタノール、エタノール、1
−プロパノールが好ましい。これらは、1級アルコール
自体の室温での表面張力が24.5mN/m以下であ
り、水相の表面張力を低下させるのに好適である。それ
ぞれ単独で使用した場合は、水相全量に対して、メタノ
ールであれば10〜50重量%、エタノールであれば5
〜30重量%、1−プロパノールであれば5〜20重量
%添加するのが好ましい。ここでは単独使用での好まし
い添加量を記載したが、これらは組み合わせて使用する
こともできる。
【0010】1価アルコールの総配合量が少なすぎるた
めに水相の表面張力が55mN/mを超える場合は、特
開2000−17214号公報にあるように1価アルコ
ールは水の蒸発防止および凍結防止に効果があるもの
の、インクの乾燥性、特に水成分の紙への浸透性は不充
分である。逆に、1価アルコールの総配合量が多すぎて
水相の表面張力が35mN/m未満の場合は、インクの
保存安定性が低下する。
【0011】2級、3級の1価アルコールの場合も1価
の1級アルコールと同様であり、2−プロパノールやt
ert−ブチルアルコール等を、水相の表面張力低下剤
として用いることができる。単独使用した場合は、2−
プロパノールまたはtert−ブチルアルコールは、水
相全量に対し5〜20重量%添加すれば、1級1価アル
コールと同等の表面張力の低下が得られる。
【0012】また、多価アルコールの場合、多価アルコ
ール自体の表面張力が高いため、単独では水相の表面張
力を低下させる能力が小さく、55mN/m以下にしよ
うとすると水相全量に対して40重量%以上添加する必
要があり、インクの乾燥性および保存性を低下させる。
ただし、少量の多価アルコールは、炭素数3以下の1価
アルコールと組み合わせれば、水相の表面張力を55m
N/m以下にすることができる。このときの多価アルコ
ールの添加量は、水相全量に対して15重量%以下とす
るのが好ましい。
【0013】炭素数4以上1価の1級アルコールを用い
ると、少量で水相の表面張力を大きく低下させることが
できるが、炭素数4以上1価の1級アルコール自体は水
相への溶解量が10重量%未満であり、かつ油相成分と
の親和性が高い。よって、エマルションの状態では大部
分が油相に移行し、またエマルションインクの保存安定
性を低下させる場合がある。不飽和の1価アルコールの
場合も、アリルアルコールやプロパギルアルコールのよ
うに水への溶解性が高いものは、飽和の1価アルコール
と同様の水相の表面張力低下の効果がある。ただし、不
飽和の1価アルコールは油相との親和性が高くなるた
め、使用の際にはこの点に留意して選択する必要があ
る。
【0014】好ましくは、上記メタノール、エタノー
ル、1−プロパノール、2−プロパノール、tert−
ブチルアルコールからなる群から少なくとも一種を水相
の表面張力低下成分として適宜選択する。
【0015】水相(W)には、上記のような表面張力低
下成分を混和するほか、必要に応じて、電解質やpH調
整剤、湿潤剤、水蒸発抑制剤、凍結防止剤などの水溶性
添加物を含ませることができる。例えば、電解質やpH
調整剤としては、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、
リン酸水素カリウム、クエン酸ナトリウム、酒石酸カリ
ウム、ホウ酸ナトリウム等が用いられる。これらの無機
塩類は、1価アルコールと比較すると、水相の表面張力
低下にはほとんど影響を及ぼさず、無視できる。
【0016】水相(W)に含ませることができる湿潤
剤、水蒸発抑制剤、凍結防止剤等には、好ましくは水溶
性有機溶媒が用いられる。例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール
類、エチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチ
レングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコール
のアルキルエーテル類、その他にトリエタノールアミン
等も用いられる。これらは多量に添加すると印刷時のイ
ンクの乾燥性が悪くなるため、全インク量に対して2〜
10重量%程度を使用するのが好ましい。
【0017】さらに、水相(W)には必要に応じて水溶
性樹脂、防黴剤、酸化防止剤等の水溶性添加物が添加さ
れる。水溶性樹脂としては、ポリビニルアルコール、メ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリエ
チレン−ポリビニルアルコール共重合体、ポリエチレン
オキサイド、ポリビニルエーテル、ポリアクリルアミ
ド、アラビアゴム、澱粉、水溶性ウレタン等が用いられ
る。水溶性樹脂は、水相の表面張力を上げるため、必要
最小量のみ添加するのが好ましい。防黴剤としては、芳
香族ヒドロキシ化合物及びその塩素化物、フェノール類
及びその誘導体、ソルビン酸、サルチル酸、p−オキシ
安息香酸及びその誘導体等が挙げられる。酸化防止剤と
しては、2,6−ジ−tert−ブチル−4−クレゾー
ル、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノ
ール(通称BHT)、ハイドロキノン、tert−ブチ
ル−ハイドロキノン(通称TBHQ)等を挙げることが
でき、従来公知である任意組成の酸化防止剤であれば、
全て使用できる。また、これら水溶性添加物は通常、溶
液または均一分散液の形で使用でき、油相に均一分散液
の形で使用することもできる。
【0018】油相(O)成分の溶剤としては、例えば、
インクソルベント240(沸点242〜260℃、日石
三菱社製品名)、日石三菱アイソゾール400(沸点2
06〜257℃、日石三菱社製品名)、AF4号ソルベ
ント(沸点206〜267℃、日石三菱社製品名)等の
石油系溶剤が用いられる。
【0019】油相(O)成分に含まれる樹脂としては、
着色剤およびその他の油相成分との相溶性および均一分
散性があるものであれば特に限定はなく、例えば、フェ
ノール樹脂、マレイン樹脂、石油樹脂、アルキド樹脂、
ロジン変性フェノール樹脂、ゴム誘導体樹脂等が用いら
れる。
【0020】油相(O)成分の着色剤には、無機顔料、
有機顔料を問わず、印刷の技術分野で一般に用いられて
いるものを使用することができる。例えばファーネスカ
ーボンブラック、ランプブラック、ブリリアントファス
トスカーレット、カドミウムレッド、モリブデンレッ
ド、クロムイエロー、カドミウムイエロー、チタンイエ
ロー、酸化クロム、ビリジアン、チタンコバルトグリー
ン、ウルトラマリンブルー、プルシアンブルー、コバル
トブルー、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、キナク
リドン系顔料、イソインドリノン系顔料、ジオキサジン
系顔料、スレン系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔
料、チオインジゴ系顔料、キノフタロン系顔料、金属錯
体顔料等の従来公知の顔料を特に限定することなく用い
ることができる。
【0021】以上のほか、本発明における油相にはエマ
ルションの形成及び安定性を阻害しない範囲で、顔料分
散剤、酸化防止剤、流動性を調整する補助剤として、ワ
ックス等を主成分としたコンパウンド等を添加すること
ができる。
【0022】W/O型エマルションを製造する際の乳化
剤としては、非イオン性界面活性剤が好ましく、例えば
ソルビタン高級脂肪酸エステル(ソルビタンモノラウレ
ート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノス
テアレート、ソルビタントリステアレート、ソルビタン
モノオレート、ソルビタントリオレート、ソルビタンセ
スキオレート等)、脂肪酸モノグリセリド(オレイン酸
モノグリセリド、オレイン酸ジグリセリド等)、高級ア
ルコール、アルキルフェノール、脂肪酸等の酸化エチレ
ン付加物などが用いられる。安定なW/O型エマルショ
ンインクを得るためには、水相のHLB等を考慮して適
宜選択するのが好ましい。
【0023】本発明の孔版印刷用エマルションインク
は、油相(O)成分が10〜70重量%、水相(W)成
分が90〜30重量%からなるW/O型であるのが好ま
しい。
【0024】本発明の孔版印刷用エマルションインクで
は、被印刷体に印刷されたW/O型インク中の水分の浸
透および蒸発に伴って、インクを乾燥する。従って、本
発明により、印刷文字等の乾燥性が向上し、印刷物の取
り扱い性が向上する。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳しく説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、
例中の部は重量部を意味する。 (実施例1)アルキド樹脂17.0部に対して、インク
ソルベント240(沸点242〜260℃、日石三菱社
製)7.0部、界面活性剤としてオレイン酸モノグリセ
リド2.0部を添加し、次いで、顔料として銅フタロシ
アニンブルー5.5部および粘度調整剤として有機ベン
トナイト0.5部を分散させて油相を得た。別に、イオ
ン交換水45.5部にエチレングリコール5.5部と硫
酸マグネシウム・7水和物1.0部を溶解した溶液に、
メタノール16.0部を添加し水相を得た。前記合計3
2.0部の油相に、前記合計68.0部の水相を少量ず
つ添加しながら攪拌機で撹拌して乳化することにより、
孔版印刷用油中水滴型エマルションインクとした。
【0026】(実施例2)フェノール樹脂18.0部
を、AF4号ソルベント(沸点206〜267℃、日石
三菱社製)7.0部中に加え、加熱溶解してワニスを調
製した。前記ワニスを自然放冷後、界面活性剤としてソ
ルビタンモノオレート2.0部を添加し、次いで、顔料
としてファーネスカーボンブラック6.5部を分散させ
て油相を得た。別に、イオン交換水43.5部にエチレ
ングリコール10.0部と硫酸マグネシウム・7水和物
1.0部を溶解した溶液に、エタノール12.0部を添
加し水相を得た。前記合計33.5部の油相に、前記合
計66.5部の水相を添加して乳化することにより、孔
版印刷用油中水滴型エマルションインクとした。
【0027】(実施例3)アルキド樹脂18.0部に対
して、インクソルベント240(沸点242〜260
℃、日石三菱社製)7.5部、界面活性剤としてソルビ
タンモノオレート2.0部を添加し、次いで、顔料(フ
ァーネスカーボンブラック)6.5部を分散させて油相
を得た。別に、イオン交換水49.5部にグリセリン
5.5部と硫酸マグネシウム・7水和物1.0部を溶解
した溶液に、2−プロパノール10.0部を添加し水相
を得た。前記合計34.0部の油相に、前記合計66.
0部の水相を添加して乳化することにより、孔版印刷用
油中水滴型エマルションインクとした。
【0028】(実施例4)油相は、実施例1と同じもの
を用いた。別に、イオン交換水51.5部にグリセリン
5.5部と硫酸マグネシウム・7水和物1.0部を溶解
した溶液に、メタノール10.0部を添加し水相を得
た。前記合計32.0部の油相に、前記合計68.0部
の水相を添加して乳化することにより、孔版印刷用油中
水滴型エマルションインクとした。
【0029】(実施例5)油相は、実施例3と同じもの
を用いた。別に、イオン交換水15.0部にジエチレン
グリコール50.0部と硫酸マグネシウム・7水和物
1.0部を溶解した溶液を調製し水相を得た。前記合計
34.0部の油相に、前記合計66.0部の水相を添加
して乳化することにより、孔版印刷用油中水滴型エマル
ションインクとした。
【0030】(実施例6)油相は、実施例2と同じもの
を用いた。別に、イオン交換水45.5部にエチレング
リコール5.5部と硫酸マグネシウム・7水和物1.0
部を溶解した溶液に、メタノール4.5部およびエタノ
ール10.0部を添加し水相を得た。前記合計33.5
部の油相に、前記合計66.5部の水相を添加して乳化
することにより、孔版印刷用油中水滴型エマルションイ
ンクとした。
【0031】(比較例1)油相は、実施例2と同じもの
を用いた。別に、イオン交換水44.0部にグリセリン
5.5部と硫酸マグネシウム・7水和物1.0部を溶解
した溶液に、2−プロパノール16.0部を添加し水相
を得た。前記合計33.5部の油相に、前記合計66.
5部の水相を添加して乳化することにより、孔版印刷用
油中水滴型エマルションインクとした。
【0032】(比較例2)油相は、実施例3と同じもの
を用いた。別に、イオン交換水53.5部にエチレング
リコール5.5部と硫酸マグネシウム・7水和物1.0
部を溶解した溶液に、メタノール6.0部を添加し水相
を得た。前記合計34.0部の油相に、前記合計66.
0部の水相を添加して乳化することにより、孔版印刷用
油中水滴型エマルションインクとした。
【0033】(比較例3)油相は、実施例3と同じもの
を用いた。別に、イオン交換水55.5部にエチレング
リコール9.5部と硫酸マグネシウム・7水和物1.0
部を溶解した溶液を調製し水相を得た。前記合計34.
0部の油相に、前記合計66.0部の水相を添加して乳
化することにより、孔版印刷用油中水滴型エマルション
インクとした。
【0034】上記実施例および比較例の孔版印刷用油中
水滴型エマルションインクの各組成(単位:重量部)を
表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】上記実施例および比較例で得られたエマル
ションインクの、水相の表面張力、乾燥性、にじみ、保
存安定性を以下の方法で評価した。評価結果を表2に示
す。 (1)水相の表面張力:作製した乳化前の水相を、協和
界面化学株式会社製自動表面張力計(CBVP−Z型)
により測定した。 (2)乾燥性:作製したエマルションインクを用いて、
孔版印刷機としてリソグラフ(理想科学工業株式会社登
録商標)GR375(同社製)により印刷を行い、印刷
物を得た。この印刷物の印刷1分後の、触指試験による
インク転移表面の乾燥状態を調べ、次のように評価し
た。 ○:全く汚れない △:わずかに手に付着する ×:文字部分を触指した際、手に付着したインクの文字
が読みとれる (3)にじみ:上記(2)で印刷した1分後の文字の輪
郭部分を観察した。 ○:にじみによる文字の輪郭のぼけはみられない ×:にじみにより文字の輪郭がぼけている (4)保存安定性:作製したエマルションインクを室温
で1カ月間放置し、エマルションの安定性を目視で調
べ、次のように評価した。 ○:水相と油相の分離が生じておらず、エマルションイ
ンクの粘度低下が初期と比べて10%未満である。 △:水相と油相の分離は生じていないが、エマルション
インクの粘度低下が初期と比べて10%以上である。 ×:水相と油相の分離が生じている。
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、孔版印刷用エマルショ
ンインクの被印刷媒体への浸透性を向上させ、かつ被印
刷媒体転写後のインクの水相の揮発性を高める。これに
より、印刷後のインクの乾燥時間を短縮し、印刷物の取
扱性を向上させることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油相と水相とからなる油中水滴型の孔版
    印刷用エマルションインクであって、水相の23℃にお
    ける表面張力が35〜55mN/mであることを特徴と
    する孔版印刷用エマルションインク。
  2. 【請求項2】 水相全量の5〜50重量%が1種または
    2種以上の1価アルコール類から構成される請求項1記
    載の孔版印刷用エマルションインク。
  3. 【請求項3】 1価アルコール類が、メタノール、エタ
    ノール、1−プロパノール、2−プロパノール、ter
    t−ブチルアルコールからなる群から選択された少なく
    とも一種である請求項2記載の孔版印刷用エマルション
    インク。
  4. 【請求項4】 油相10〜70重量%と水相90〜30
    重量%とからなる請求項1〜3のいずれか記載の孔版印
    刷用エマルションインク。
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