JP2002331947A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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JP2002331947A
JP2002331947A JP2001139239A JP2001139239A JP2002331947A JP 2002331947 A JP2002331947 A JP 2002331947A JP 2001139239 A JP2001139239 A JP 2001139239A JP 2001139239 A JP2001139239 A JP 2001139239A JP 2002331947 A JP2002331947 A JP 2002331947A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者の舵取操作から時間遅れを生じること
なく舵取操作の補助を行う電動パワーステアリング装置
の提供。 【解決手段】 トルク検出部により検出された操舵トル
クTが、0付近の従来の不感帯域にある場合、所定の駆
動電流をモータに与え、モータを駆動させることによ
り、伝動機構及び舵取機構に存在するバックラッシュを
吸収することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、舵輪に加えられた
操舵トルクを検出し、該操舵トルクに基づいて舵取操作
の補助を行う電動パワーステアリング装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図4は本願出願人が特願2000−21
4724等において提案している電動パワーステアリン
グ装置の構成を示す模式図である。図中1は電動パワー
ステアリング装置を示し、この電動パワーステアリング
装置1は、舵取操作用の舵輪(ステアリングホイール)
20を操舵軸2の上端に連結し、該操舵軸2の下端に、
ユニバーサルジョイント24を介して舵取機構3のピニ
オン30が連結している。
【0003】ピニオン30は、ラック軸31に噛合して
おり、該ラック軸31の両端にはそれぞれタイロッド3
2,32が連結され、該タイロッド32,32にはナッ
クルアーム33,33を介して操向用の車輪34,34
が連結されている。上述のピニオン30からナックルア
ーム33,33に至る舵取機構3では、舵輪20の操作
により操舵軸2及びユニバーサルジョイント24を介し
て生じるピニオン30の回転が、該ピニオン30に噛合
するラック軸31の軸長方向の移動に変換され、この移
動が前記タイロッド32,32及びナックルアーム3
3,33を介して車輪34,34に伝えられ、舵取りが
行われる。
【0004】前記操舵軸2は、舵輪20を上端に連結さ
れた入力軸21と、ユニバーサルジョイント24を下端
に連結された出力軸22とを備え、前記入力軸21と出
力軸22とは、トルク検出部23に備えるトーションバ
ー(図示せず)を介して連結している。前記トルク検出
部23は、トーションバーの捩れにより、舵輪20に加
えられた操舵トルクの大きさ及び方向を検出するもので
ある。
【0005】電動パワーステアリング装置1は、車両の
走行速度を検出する車速検出部50と、舵取操作の補助
用のモータ41と、該モータ41を制御するマイクロコ
ンピュータからなる制御部60と、モータ41の駆動力
を舵取機構3へ伝動する伝動機構4とを備えており、前
記制御部60は、前記トルク検出部23により検出され
た操舵トルクの方向に、該操舵トルクの大きさ及び前記
車速検出部50により検出された車速に基づきモータ4
1を駆動し、該モータ41の駆動力は、前記伝動機構4
により舵取機構3へ伝動される。
【0006】前記伝動機構4はウォーム42及びウォー
ムホイール43を備え、前記モータ41の出力端に固定
されたウォーム42が、出力軸22の略中央部に嵌着固
定されたウォームホイール43に噛合している。従っ
て、制御部60により駆動したモータ41の駆動力が、
ウォーム42及びウォームホイール43を介して出力軸
22に伝動され、該出力軸22の下端に連設されたユニ
バーサルジョイント24を介してピニオン30の回転力
となり舵取操作が補助される。
【0007】制御部60は、記憶部60aを備え、記憶
部60aには図5に示すような、トルク検出部23によ
り検出された操舵トルク及び車速検出部50により検出
された車速に基づいて、モータ41に与える駆動電流の
大きさを変更するための関数を記憶している。図5は制
御部60によるモータ41の駆動電流の変化を示すグラ
フである。図5において、横軸は前記操舵トルクの大き
さを、縦軸は前記モータ41の駆動電流を示している。
両軸の交点を0とし、横軸は縦軸を基準として、該縦軸
より右側に右回転の操舵トルクを、左側に左回転の操舵
トルクを示している。また縦軸は横軸を基準として、該
横軸より上側にモータ41を右回転させるための駆動電
流を、下側にモータ41を左回転させるための駆動電流
を示している。上述の関数は、前記車速をパラメータと
して複数用意されている。
【0008】前記関数により制御部60は、トルク検出
部23により検出された操舵トルクの方向に、該操舵ト
ルクが大きいほど、また車速検出部50により検出され
た車速が遅いほど大きい駆動電流をモータ41に与えて
該モータ41を駆動する。また前記関数は、前記操舵ト
ルクが0付近では直進安定性を高めるため、モータ41
を駆動させず舵取操作の補助を行わない不感帯域を有し
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ウォーム42とウォー
ムホイール43との噛合部分、出力軸22とピニオン3
0とを連結するユニバーサルジョイント24及び舵取機
構3を構成する各部材の連結部分に隙間ができるのは、
製造上避け難い。また前記隙間がない場合、電動パワー
ステアリング装置1は、上述の連結部分における摩擦に
より円滑に舵取りを行うことができない。そこでトルク
検出部23により前記不感帯域以上の操舵トルクが検出
された場合、制御部60によりモータ41が駆動し、舵
取操作の補助が行われるまでに時間遅れを生じるという
問題があった。
【0010】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、トルク検出部により検出された操舵トルクが前
記不感帯域内にある場合、予め前記操舵トルクの方向に
モータを駆動し、伝動機構及び舵取機構に存在するバッ
クラッシュを吸収して、前記伝動機構及び舵取機構を構
成する各部材を接触させておくことにより、前記不感帯
域以上の操舵トルクが検出された場合、時間遅れを生じ
ることなく舵取操作の補助を行うことができる電動パワ
ーステアリング装置を実現することを目的とする。
【0011】本発明の他の目的は、トルク検出部により
検出された操舵トルクが前記不感帯域内にある場合、車
速検出部により検出された車速が遅いほど運転者は速や
かに舵取操作を行うため、大きい駆動電流をモータに与
えて該モータを駆動させることにより、運転者の舵取操
作から遅れることなく伝動機構及び舵取機構に存在する
バックラッシュを吸収し、また前記車速が速いほど前記
伝動機構及び舵取機構を構成する部材間の摩擦が小さい
ため、小さい駆動電流をモータに与えて該モータを駆動
させることにより、直進安定性を高めつつ前記バックラ
ッシュを吸収することができる。予め前記バックラッシ
ュを吸収しておくことにより、前記不感帯域以上の操舵
トルクが検出された場合、時間遅れを生じることなく舵
取操作の補助を行うことができる電動パワーステアリン
グ装置を実現することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る電動パワ
ーステアリング装置は、舵輪に加えられた操舵トルクを
検出するトルク検出手段と、操舵補助用のモータと、前
記トルク検出手段により検出された操舵トルクに応じて
前記モータを駆動する駆動制御手段と、前記モータの駆
動力を舵取機構へ伝動する伝動機構とを備える電動パワ
ーステアリング装置において、前記トルク検出手段によ
り検出された操舵トルクが所定範囲内にある場合、前記
駆動制御手段は、前記操舵トルクの方向に前記モータを
駆動し、前記伝動機構及び舵取機構に存在するバックラ
ッシュを吸収すべくなしてあることを特徴とする。
【0013】第1発明による場合は、舵取補助用のモー
タを備え、トルク検出手段により検出された操舵トルク
が所定範囲内にある場合、駆動制御部は、前記操舵トル
クの方向に前記モータを駆動し、伝動機構及び舵取機構
に存在するバックラッシュを吸収し、伝動機構及び舵取
機構を構成する各部材を接触させておくことにより、前
記所定範囲以上の操舵トルクが検出された場合、時間遅
れを生じることなく舵取操作の補助が行われ、運転者に
不快感を与えない電動パワーステアリング装置を提供す
ることができる。
【0014】第2発明に係る電動パワーステアリング装
置は、第1発明に係る電動パワーステアリング装置にお
いて、車速を検出する車速検出手段を備え、前記トルク
検出手段により検出された操舵トルクが前記所定範囲内
にある場合、前記駆動制御手段は、前記車速検出手段に
より検出された車速に基づき、前記モータの駆動電流を
変化すべくなしてあることを特徴とする。
【0015】第2発明による場合は、トルク検出手段に
より検出された操舵トルクが前記所定範囲内にある場
合、駆動制御手段は、車速検出手段により検出された車
速が遅いほど、大きい駆動電流をモータに与えて該モー
タを駆動させることにより、運転者の舵取操作から遅れ
ることなく伝動機構及び舵取機構に存在するバックラッ
シュを吸収し、前記車速が速いほど、小さい駆動電流を
モータに与えて該モータを駆動させることにより、直進
安定性を高めつつ前記バックラッシュを吸収することが
できる。また予めバックラッシュを吸収しておくことに
より、前記所定範囲以上の操舵トルクが検出された場
合、時間遅れを生じることなく舵取操作の補助が行わ
れ、運転者に不快感を与えない電動パワーステアリング
装置を提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る電動パ
ワーステアリング装置の構成を示す模式図である。図中
1は本発明に係る電動パワーステアリング装置を示し、
この電動パワーステアリング装置1は、舵取操作用の舵
輪(ステアリングホイール)20を操舵軸2の上端に連
結し、該操舵軸2の下端に、ユニバーサルジョイント2
4を介して舵取機構3のピニオン30が連結している。
【0017】ピニオン30は、ラック軸31に噛合して
おり、該ラック軸31の両端にはそれぞれタイロッド3
2,32が連結され、該タイロッド32,32にはナッ
クルアーム33,33を介して操向用の車輪34,34
が連結されている。上述のピニオン30からナックルア
ーム33,33に至る舵取機構3では、舵輪20の操作
により操舵軸2及びユニバーサルジョイント24を介し
て生じるピニオン30の回転が、該ピニオン30に噛合
するラック軸31の軸長方向の移動に変換され、この移
動が前記タイロッド32,32及びナックルアーム3
3,33を介して車輪34,34に伝えられ、舵取りが
行われる。
【0018】前記操舵軸2は、舵輪20を上端に連結さ
れた入力軸21と、ユニバーサルジョイント24を下端
に連結された出力軸22とを備え、前記入力軸21と出
力軸22とは、トルク検出部23に備えるトーションバ
ー(図示せず)を介して連結している。前記トルク検出
部23は、トーションバーの捩れにより、舵輪20に加
えられた操舵トルクTの大きさ及び方向を検出するもの
である。
【0019】電動パワーステアリング装置1は、車両の
走行速度を検出する車速検出部50と、舵取操作の補助
用のモータ41と、該モータ41を駆動制御するマイク
ロコンピュータを用いてなる駆動制御部40と、モータ
41の駆動力を舵取機構3へ伝動する伝動機構4とを備
えており、前記駆動制御部40は、前記トルク検出部2
3により検出された操舵トルクTの方向に、該操舵トル
クTの大きさ及び前記車速検出部50により検出された
車速Sに基づきモータ41を駆動し、該モータ41の駆
動力は、前記伝動機構4により舵取機構3へ伝動され
る。
【0020】前記伝動機構4はウォーム42及びウォー
ムホイール43を備え、前記モータ41の出力端に固定
されたウォーム42が、出力軸22の略中央部に嵌着固
定されたウォームホイール43に噛合している。従っ
て、駆動制御部40により駆動したモータ41の駆動力
が、ウォーム42及びウォームホイール43を介して出
力軸22に伝動され、該出力軸22の下端に連設された
ユニバーサルジョイント24を介してピニオン30の回
転力となり舵取操作が補助される。
【0021】図2は本発明に係る電動パワーステアリン
グ装置の駆動制御部40によるモータ41の駆動電流の
変化を示すグラフである。駆動制御部40は、記憶部4
0aを備え、記憶部40aには図2に示すような、トル
ク検出部23により検出された操舵トルクT及び車速検
出部50により検出された車速Sに基づいて、モータ4
1に与える駆動電流の大きさを変更するための関数を記
憶している。図2において、横軸は前記操舵トルクTの
大きさを、縦軸は前記モータ41の駆動電流を示してい
る。両軸の交点を0とし、横軸は縦軸を基準として、該
縦軸より右側に右回転の操舵トルクTを、左側に左回転
の操舵トルクTを示している。また縦軸は横軸を基準と
して、該横軸より上側にモータ41を右回転させるため
の駆動電流を、下側にモータ41を左回転させるための
駆動電流を示している。上述の関数は、前記車速Sをパ
ラメータとして複数用意されている。
【0022】前記関数により駆動制御部40は、トルク
検出部23により検出された操舵トルクTの方向に、該
操舵トルクTが大きいほど、また車速検出部50により
検出された車速Sが遅いほど大きい駆動電流をモータ4
1に与えて該モータ41を駆動する。また前記関数は、
前記操舵トルクTが0付近の領域(従来の不感帯域)で
は、モータ41に与える駆動電流を一定としている。該
駆動電流を車速Sが遅いほど大きくすることにより、運
転者の舵取操作に遅れることなく、また車速Sが速いほ
ど小さくすることにより、直進安定性を高めつつ、ウォ
ーム42とウォームホイール43との噛合部分、ユニバ
ーサルジョイント24及び舵取機構3を構成する各部材
の連結部分のバックラッシュを吸収することができる。
【0023】以下、上述の構成の電動パワーステアリン
グ装置1における駆動制御部40の動作を説明する。図
3は本発明に係る電動パワーステアリング装置の駆動制
御部の制御手順を示すフローチャートである。上述の電
動パワーステアリング装置1が載置された車両が、運転
者により操作されている場合、車速検出部50は車両の
車速Sを検出し、トルク検出部23は舵輪20に加えら
れた操舵トルクTを検出する。駆動制御部40は、車速
検出部50から車速Sを取得し(S1)、トルク検出部
23から操舵トルクTを取得する(S2)。
【0024】駆動制御部40は、前記操舵トルクTが所
定範囲内にあるかどうかを判断し(S3)、所定範囲内
にある場合、車速Sに対応する大きさの駆動電流をモー
タ41へ与える(S4)。これにより、ウォーム42と
ウォームホイール43との噛合部分、ユニバーサルジョ
イント24及び舵取機構3を構成する部材の各連結部分
のバックラッシュを吸収することができる。また前記操
舵トルクTが所定範囲内にない場合、記憶部40aに記
憶してある関数から前記車速Sに対応する関数を選択し
(S5)、該関数に基づいて前記操舵トルクTに対応す
る大きさの駆動電流をモータ41に与える(S6)。駆
動制御部40は上述の処理をエンジンが停止される(S
7)まで順次繰り返してモータ41に適宜の駆動電流を
与える。これにより、モータ41が駆動し、該モータ4
1の駆動力がウォーム42及びウォームホイール43を
介して出力軸22へ伝動され、運転者の舵取操作の補助
を行うことができる。
【0025】上述の実施の形態では、トルク検出部23
により検出された操舵トルクTが、0付近の所定範囲内
にある場合、車速検出部50により検出された車速Sに
基づいて、モータ41に与える駆動電流の大きさを変化
させているが、車速Sに関わらず一定の大きさの駆動電
流をモータ41に与えるようにしてもよい。また上述の
実施の形態では、操舵トルクTが0付近の所定範囲内に
ある場合、単に車速Sに対応する駆動電流をモータ41
に与えるとしているが、車速Sに応じてモータ41に駆
動電流を与える時間も変更するようにしてもよい。即
ち、車速Sが遅いほど運転者は速やかに舵取操作を行う
ため、モータ41に駆動電流を与える時間を長くするこ
とにより、運転者の舵取操作から遅れることなく伝動機
構4及び舵取機構3に存在するバックラッシュを吸収す
ることができ、車速Sが速いほど伝動機構4及び舵取機
構3を構成する部材間の摩擦が小さいため、モータ41
に駆動電流を与える時間を短くすることにより、直進安
定性を高めつつ前記バックラッシュを吸収することがで
きる。
【0026】
【発明の効果】第1発明による場合は、舵取補助用のモ
ータを備え、トルク検出手段により検出された操舵トル
クが所定範囲内にある場合、駆動制御部は、前記操舵ト
ルクの方向に前記モータを駆動し、伝動機構及び舵取機
構に存在するバックラッシュを吸収し、伝動機構及び舵
取機構を構成する各部材を接触させておくことにより、
前記所定範囲以上の操舵トルクが検出された場合、時間
遅れを生じることなく舵取操作の補助が行われ、運転者
に不快感を与えない電動パワーステアリング装置を提供
することができる。
【0027】第2発明による場合は、トルク検出手段に
より検出された操舵トルクが前記所定範囲内にある場
合、駆動制御手段は、車速検出手段により検出された車
速が遅いほど、大きい駆動電流をモータに与えて該モー
タを駆動させることにより、運転者の舵取操作から遅れ
ることなく伝動機構及び舵取機構に存在するバックラッ
シュを吸収し、前記車速が速いほど、小さい駆動電流を
モータに与えて該モータを駆動させることにより、直進
安定性を高めつつ前記バックラッシュを吸収することが
できる。また予めバックラッシュを吸収しておくことに
より、前記所定範囲以上の操舵トルクが検出された場
合、時間遅れを生じることなく舵取操作の補助が行わ
れ、運転者に不快感を与えない電動パワーステアリング
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動パワーステアリング装置の構
成を示す模式図である。
【図2】本発明に係る電動パワーステアリング装置の駆
動制御部によるモータの駆動電流の変化を示すグラフで
ある。
【図3】本発明に係る電動パワーステアリング装置の駆
動制御部の制御手順を示すフローチャートである。
【図4】従来の電動パワーステアリング装置の構成を示
す模式図である。
【図5】従来の電動パワーステアリング装置の制御部に
よるモータの駆動電流の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
2 操舵軸 20 舵輪(ステアリングホイール) 23 トルク検出部 3 舵取機構 30 ピニオン 31 ラック軸 4 伝動機構 40 駆動制御部 41 モータ 42 ウォーム 43 ウォームホイール 50 車速検出部 60 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F051 AA01 BA03 3D032 CC08 DA15 DA23 EB06 EC23 3D033 CA13 CA16 CA20 CA28

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舵輪に加えられた操舵トルクを検出する
    トルク検出手段と、操舵補助用のモータと、前記トルク
    検出手段により検出された操舵トルクに応じて前記モー
    タを駆動する駆動制御手段と、前記モータの駆動力を舵
    取機構へ伝動する伝動機構とを備える電動パワーステア
    リング装置において、前記トルク検出手段により検出さ
    れた操舵トルクが所定範囲内にある場合、前記駆動制御
    手段は、前記操舵トルクの方向に前記モータを駆動し、
    前記伝動機構及び舵取機構に存在するバックラッシュを
    吸収すべくなしてあることを特徴とする電動パワーステ
    アリング装置。
  2. 【請求項2】 車速を検出する車速検出手段を備え、前
    記トルク検出手段により検出された操舵トルクが前記所
    定範囲内にある場合、前記駆動制御手段は、前記車速検
    出手段により検出された車速に基づき、前記モータの駆
    動電流を変化すべくなしてあることを特徴とする請求項
    1に記載の電動パワーステアリング装置。
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