JP2002331548A - 射出装置 - Google Patents

射出装置

Info

Publication number
JP2002331548A
JP2002331548A JP2001137327A JP2001137327A JP2002331548A JP 2002331548 A JP2002331548 A JP 2002331548A JP 2001137327 A JP2001137327 A JP 2001137327A JP 2001137327 A JP2001137327 A JP 2001137327A JP 2002331548 A JP2002331548 A JP 2002331548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
resin
storage cylinder
molding material
level sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001137327A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3747162B2 (ja
Inventor
Hirotsugu Marumoto
洋嗣 丸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001137327A priority Critical patent/JP3747162B2/ja
Publication of JP2002331548A publication Critical patent/JP2002331548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3747162B2 publication Critical patent/JP3747162B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/18Feeding the material into the injection moulding apparatus, i.e. feeding the non-plastified material into the injection unit
    • B29C2045/1891Means for detecting presence or level of raw material inside feeding ducts, e.g. level sensors inside hoppers

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フィルタ装置に目詰まりを発生させるのを防止
することができ、ガスを吸引する際の抵抗を小さくする
ことができるようにする。 【解決手段】所定の位置に成形材料供給口が形成された
シリンダ部材と、該シリンダ部材内に回転自在に、か
つ、進退自在に配設された射出部材と、下端を前記成形
材料供給口に臨ませて配設され、ホッパ31から供給さ
れた成形材料を貯蔵する貯蔵筒29と、該貯蔵筒29よ
り上方に配設され、前記シリンダ部材内のガスを吸引す
るための吸気部72と、連通管77を介して前記吸気部
72と接続され、吸気部72を介して吸引されたガスに
混入している微小粉体を除去するフィルタ装置81とを
有する。成形材料の表面のレベルは貯蔵筒29内にな
り、内筒73内及びスリット76の部分に成形材料が存
在しない。内筒73内及びスリット76の部分に微小粉
体が発生するのを抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリ
ンダ内において加熱され溶融させられた成形材料として
の樹脂を、高圧で射出して金型装置のキャビティ空間に
充填(てん)し、該キャビティ空間内において冷却して
固化させることによって成形品を得ることができるよう
になっている。
【0003】そのために、前記射出成形機は型締装置及
び射出装置を有し、前記型締装置は、固定プラテン及び
可動プラテンを備え、型締用シリンダによって可動プラ
テンを進退させることにより金型装置の型閉じ、型締め
及び型開きが行われる。
【0004】一方、前記射出装置は、ホッパから供給さ
れた樹脂を加熱して溶融させる加熱シリンダ、及び溶融
させられた樹脂を射出する射出ノズルを備え、前記加熱
シリンダ内にスクリューが回転自在に、かつ、進退自在
に配設される。そして、該スクリューを、後端に連結さ
れた駆動部によって前進させることにより射出ノズルか
ら樹脂が射出され、前記駆動部によって回転させること
により樹脂の計量が行われる。
【0005】図2は従来の射出装置の断面図である。
【0006】図において、11は加熱シリンダであり、
該加熱シリンダ11の前端(図における左端)に射出ノ
ズル12が取り付けられ、加熱シリンダ11の周囲にヒ
ータ13が配設される。また、前記加熱シリンダ11内
には、スクリュー14が回転自在に、かつ、進退自在に
配設される。そして、該スクリュー14は、フライト部
15及びヘッド部16から成り、後端(図における右
端)において軸部21を介して駆動部22と連結され
る。該駆動部22は、図示されない射出用モータ及び計
量用モータから成る。また、前記フライト部15の周囲
には、螺(ら)旋状のフライト23が形成され、該フラ
イト23によって溝24が形成される。
【0007】前記ヘッド部16は、円錐(すい)形の形
状を有するスクリューヘッド41、該スクリューヘッド
41とスクリュー14の本体を構成する前記フライト部
15とを連結するロッド42、該ロッド42の外周に配
設された環状の逆止リング43、及び該逆止リング43
と当接自在に配設され、フライト部15に取り付けられ
たシールリング44から成る。なお、逆止リング43及
びシールリング44は射出工程時に逆流防止手段として
機能する。
【0008】そして、前記加熱シリンダ11の後端の近
傍の所定の位置には樹脂供給口25が形成され、該樹脂
供給口25に樹脂供給装置71が配設される。該樹脂供
給装置71は、前記樹脂供給口25に臨ませて、かつ、
樹脂供給口25を介して加熱シリンダ11内と連通させ
て配設され、筒状で、二重管構造を有する吸気部72、
該吸気部72の上端に連結され、樹脂を貯蔵する筒状の
貯蔵筒29、該貯蔵筒29の上端に連結され、一定量の
樹脂を貯蔵筒29に供給する樹脂供給器30、及び前記
吸気部72の上方に配設され、かつ、前記樹脂供給器3
0の上端に連結された漏斗状のホッパ31から成り、該
ホッパ31に収容されたペレット状の樹脂は、樹脂供給
口25を介して加熱シリンダ11内に供給される。
【0009】そのために、前記樹脂供給器30は、ケー
ス51、及び該ケース51内において回転自在に配設さ
れた弁52から成り、前記ケース51の上端部に樹脂入
口54が、下端部に樹脂出口55が形成されるととも
に、前記弁52にポケット53が形成される。また、前
記貯蔵筒29にはレベルセンサ57が配設され、該レベ
ルセンサ57は、前記貯蔵筒29内の樹脂のレベルを検
出し、検出信号を図示されない制御装置に送る。該制御
装置は、検出信号を受けて、貯蔵筒29内に所定量の樹
脂が貯蔵されているかどうかを判断し、貯蔵筒29内の
樹脂が少なくなると、図示されない駆動手段としてのモ
ータを駆動することによって前記弁52を回転させ、ポ
ケット53と樹脂入口54及び樹脂出口55とを選択的
に連通させることによって、ホッパ31内の樹脂をポケ
ット53に供給し、ポケット53内の樹脂を貯蔵筒29
に供給する。そして、貯蔵筒29において貯蔵された樹
脂は、吸気部72内の樹脂流路及び樹脂供給口25を介
して加熱シリンダ11内に供給される。なお、弁52を
手動で回転させることもできる。
【0010】前記樹脂供給口25は、スクリュー14を
加熱シリンダ11内における最も前方(図における左
方)の位置に置いた状態において、前記溝24の後端部
(図における右端部)と対向する箇所に形成される。そ
して、前記フライト部15には、後方(図における右
方)から前方にかけて、樹脂供給口25を介して樹脂が
供給される樹脂供給部P1、供給された樹脂を圧縮させ
ながら溶融させる圧縮部P2、及び溶融させられた樹脂
を一定量ずつ計量する計量部P3が順に形成される。
【0011】前記構成の射出装置において、計量工程時
に、前記計量用モータを駆動することによって、前記ス
クリュー14を回転させ、それに伴って後退(図におけ
る右方に移動)させると、樹脂供給装置71によって加
熱シリンダ11内に供給された樹脂は、前記溝24に沿
って前進(図における左方に移動)させられるととも
に、前記ヒータ13によって加熱され、溶融させられ
る。そして、前記スクリュー14が後退させられるのに
伴って、前記逆止リング43はロッド42に対して前方
に移動させられるので、フライト部15の前端に到達し
た樹脂はロッド42と逆止リング43との間の樹脂流路
を通り、スクリューヘッド41の前方に送られる。した
がって、スクリューヘッド41の前方に1ショット分の
溶融させられた樹脂が蓄えられる。
【0012】次に、射出工程時に、前記射出用モータを
駆動して、スクリュー14を前進させると、前記スクリ
ューヘッド41の前方に蓄えられた樹脂は、前記射出ノ
ズル12から射出され、図示されない金型装置のキャビ
ティ空間に充填される。
【0013】ところで、樹脂が、加熱され、溶融させら
れるのに伴ってガスが発生し、該ガスが混入された樹脂
が前記キャビティ空間に充填されると、ボイド、樹脂焼
け等が発生して成形品の品質を低下させてしまう。そこ
で、前記貯蔵筒29の下方に吸気部72が配設される。
該吸気部72は、内筒73、外筒74、並びに前記内筒
73及び外筒74によって形成された環状の集気部75
から成る。そして、前記内筒73の下端と樹脂供給口2
5との間に環状のスリット76が形成され、該スリット
76を介して加熱シリンダ11内のガスが吸引される。
また、吸気部72とフィルタ装置81とが連通管77を
介して接続される。
【0014】前記フィルタ装置81は、二重管構造を有
し、内筒82、外筒83、並びに前記内筒82及び外筒
83によって形成された環状の集気部87から成り、前
記内筒82に複数の通気孔86が形成される。そして、
前記集気部75と内筒82内とが連通管77を介して連
通させられる。また、フィルタ装置81は、貯蔵筒29
とほぼ同じ高さの位置、すなわち、吸気部72より上方
に配設され、連通管77は所定の角度で傾斜させて配設
される。そして、前記集気部87は、排気口85を介し
て図示されない負圧発生源、例えば、真空ポンプと連通
させられ、該真空ポンプを駆動することによって加熱シ
リンダ11内が減圧される。
【0015】したがって、前記加熱シリンダ11内のガ
スは、スリット76を介して吸引され、集気部75内に
進入した後、連通管77を介して更に吸引され、集気部
87に進入した後、排気口85から排出されるので、ボ
イド、樹脂焼け等が発生することがなくなり、成形品の
品質を向上させることができる。
【0016】ところで、前記吸気部72を介して吸引さ
れたガスには、樹脂の粉、粉砕された樹脂の欠片等の微
小粉体が混入されていて、該微小粉体はスリット76を
通過して集気部75内に進入することがある。ところ
が、集気部75の容量が大きいので、集気部75内に進
入したガスの流速が低くなる。したがって、集気部75
内のほとんどの微小粉体は、重力で落下し、スリット7
6を通って加熱シリンダ11内に戻る。
【0017】この場合、スリット76は、吸気部72を
加熱シリンダ11に取り付けることによって、内筒73
の下端と樹脂供給口25との間に形成されるので、加熱
シリンダ11、吸気部72等に外力が加わると、スリッ
ト76の幅が変動する。したがって、微小粉体がスリッ
ト76に詰まっても該スリット76の幅の変動に伴って
自然に落下する。しかも、スリット76が吸気部72の
下端に形成されるので、集気部75内を落下した微小粉
体を加熱シリンダ11内に円滑に戻すことができる。
【0018】そして、吸引されたガスに混入している残
りの微小粉体は、ガスの流れに乗って連通管77内に進
入し、更にフィルタ装置81に到達するが、該フィルタ
装置81によって除去される。
【0019】この場合、吸気部72とフィルタ装置81
とが離れているだけでなく、前記連通管77が傾斜させ
て配設されるので、フィルタ装置81に到達する微小粉
体はわずかである。また、連通管77が傾斜させて配設
されるとともに、フィルタ装置81が連通管77の上端
に接続されているので、連通管77及びフィルタ装置8
1内に進入した微小粉体のほとんどは、重力で内壁に沿
って落下し、集気部75内に戻り、更に加熱シリンダ1
1内に戻る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の射出装置においては、吸気部72がレベルセンサ5
7より下方に配設されているので、内筒73内及びスリ
ット76の部分には常に樹脂が存在することになり、内
筒73内及びスリット76の部分において微小粉体が発
生しやすい。また、ガスは、吸引されるのに伴って、樹
脂間の狭い空間を通過した直後にスリット76を通過す
ることになるので、流速が高いまま集気部75内に進入
する。
【0021】したがって、ガスに混入する微小粉体が多
くなるので、連通管77内に進入する微小粉体の量もそ
の分多くなってしまう。その結果、微小粉体がフィルタ
装置81に詰まって目詰まりを発生させやすくなり、そ
れに伴ってガスを吸引する際の抵抗が大きくなり、加熱
シリンダ11内の真空度が低くなってしまう。
【0022】本発明は、前記従来の射出装置の問題点を
解決して、フィルタ装置に目詰まりを発生させるのを防
止することができ、ガスを吸引する際の抵抗を小さくす
ることができる射出装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の射
出装置においては、所定の位置に成形材料供給口が形成
されたシリンダ部材と、該シリンダ部材内に回転自在
に、かつ、進退自在に配設された射出部材と、下端を前
記成形材料供給口に臨ませて配設され、ホッパから供給
された成形材料を貯蔵する貯蔵筒と、該貯蔵筒より上方
に配設され、前記シリンダ部材内のガスを吸引するため
の吸気部と、連通管を介して前記吸気部と接続され、吸
気部を介して吸引されたガスに混入している微小粉体を
除去するフィルタ装置とを有する。
【0024】本発明の他の射出装置においては、さら
に、前記貯蔵筒の高さ方向における所定の箇所に配設さ
れ、貯蔵筒内の成形材料のレベルを検出するレベルセン
サと、該レベルセンサの検出信号に対応させて前記ホッ
パ内の成形材料を前記貯蔵筒に供給するための成形材料
供給器とを有する。
【0025】本発明の更に他の射出装置においては、さ
らに、成形材料の上端が常に前記吸気部より下方に位置
するように、前記レベルセンサの検出信号に基づいて成
形材料供給器の制御を行う。
【0026】本発明の更に他の射出装置においては、さ
らに、前記レベルセンサは前記貯蔵筒の下部に配設され
る。
【0027】本発明の更に他の射出装置においては、さ
らに、前記レベルセンサは前記貯蔵筒の上部に配設され
る。
【0028】本発明の更に他の射出装置においては、さ
らに、前記レベルセンサは前記貯蔵筒の上部及び下部に
配設される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0030】図1は本発明の実施の形態における射出装
置の断面図である。
【0031】図において、11はシリンダ部材としての
加熱シリンダであり、該加熱シリンダ11の前端(図に
おける左端)に射出ノズル12が取り付けられ、加熱シ
リンダ11の外周に複数の環状のヒータ13が配設され
る。また、前記加熱シリンダ11内には、射出部材とし
てのスクリュー14が回転自在に、かつ、進退自在に配
設される。そして、該スクリュー14は、フライト部1
5及びヘッド部16から成り、後端(図における右端)
において軸部21を介して駆動部22と連結される。該
駆動部22は、図示されない射出用モータ及び計量用モ
ータから成る。また、前記フライト部15の周囲には、
螺旋状のフライト23が形成され、該フライト23によ
って溝24が形成される。
【0032】前記ヘッド部16は、円錐形の形状を有す
るスクリューヘッド41、該スクリューヘッド41とス
クリュー14の本体を構成する前記フライト部15とを
連結するロッド42、該ロッド42の外周に配設された
環状の逆止リング43、及び該逆止リング43と当接自
在に配設され、フライト部15に取り付けられたシール
リング44から成る。なお、逆止リング43及びシール
リング44は射出工程時にスクリューヘッド41の前方
に蓄えられた樹脂が逆流するのを防止する逆流防止手段
として機能する。
【0033】そして、前記加熱シリンダ11の後端の近
傍の所定の位置には成形材料供給口としての樹脂供給口
25が形成され、該樹脂供給口25に成形材料供給装置
としての樹脂供給装置71が配設される。該樹脂供給装
置71は、前記樹脂供給口25に臨ませて、かつ、樹脂
供給口25を介して加熱シリンダ11内と連通させて配
設され、成形材料としての樹脂を貯蔵する筒状の貯蔵筒
29、該貯蔵筒29の上端に連結され、筒状で、二重管
構造を有する吸気部72、該吸気部72の上端に連結さ
れ、一定量の樹脂を吸気部72を介して貯蔵筒29に供
給する成形材料供給器としての樹脂供給器30、及び前
記吸気部72の上方に配設され、かつ、前記樹脂供給器
30の上端に連結された漏斗状のホッパ31から成り、
該ホッパ31に収容されたペレット状の樹脂は、樹脂供
給口25を介して加熱シリンダ11内に供給される。
【0034】そのために、前記樹脂供給器30は、ケー
ス51、及び該ケース51内において回転自在に配設さ
れた弁52から成り、前記ケース51の上端部に成形材
料入口としての樹脂入口54が、下端部に成形材料出口
としての樹脂出口55が形成されるとともに、前記弁5
2にポケット53が形成される。また、前記貯蔵筒29
の高さ方向における所定の箇所、本実施の形態において
は、貯蔵筒29の下部にはレベルセンサ57が配設さ
れ、該レベルセンサ57は、前記貯蔵筒29内の樹脂の
レベルを検出し、検出信号を図示されない制御装置に送
る。該制御装置は、検出信号を受けて、貯蔵筒29内に
所定量の樹脂が貯蔵されているかどうかを判断し、貯蔵
筒29内の樹脂が少なくなると、図示されない駆動手段
としてのモータを駆動することによって前記弁52を回
転させ、ポケット53と樹脂入口54及び樹脂出口55
とを選択的に連通させることによって、ホッパ31内の
樹脂をポケット53に供給し、ポケット53内の樹脂を
吸気部72内の成形材料流路としての樹脂流路を介して
貯蔵筒29に供給する。前記制御装置は、貯蔵筒29内
における樹脂の上端が、常に前記吸気部72より下方に
位置するように樹脂供給器30の制御を行う。そして、
貯蔵筒29において貯蔵された樹脂は、樹脂供給口25
を介して加熱シリンダ11内に供給される。なお、弁5
2を手動で回転させることもできる。
【0035】前記樹脂供給口25は、スクリュー14を
加熱シリンダ11内における最も前方(図における左
方)の位置に置いた状態において、前記溝24の後端部
(図における右端部)と対向する箇所に形成される。そ
して、前記フライト部15には、後方(図における右
方)から前方にかけて、樹脂供給口25を介して樹脂が
供給される樹脂供給部P1、供給された樹脂を圧縮させ
ながら溶融させる圧縮部P2、及び溶融させられた樹脂
を一定量ずつ計量する計量部P3が順に形成される。
【0036】前記構成の射出装置において、計量工程時
に、前記計量用モータを駆動することによって、前記ス
クリュー14を回転させ、それに伴って後退(図におけ
る右方に移動)させると、樹脂供給装置71によって加
熱シリンダ11内に供給された樹脂は、前記溝24に沿
って前進(図における左方に移動)させられるととも
に、前記ヒータ13によって加熱され、溶融させられ
る。そして、前記スクリュー14が後退させられるのに
伴って、前記逆止リング43はロッド42に対して前方
に移動させられるので、フライト部15の前端に到達し
た樹脂はロッド42と逆止リング43との間の樹脂流路
を通り、スクリューヘッド41の前方に送られる。した
がって、スクリューヘッド41の前方に1ショット分の
溶融させられた樹脂が蓄えられる。
【0037】次に、射出工程時に、前記射出用モータを
駆動して、スクリュー14を前進させると、前記スクリ
ューヘッド41の前方に蓄えられた樹脂は、前記射出ノ
ズル12から射出され、図示されない金型装置のキャビ
ティ空間に充填される。
【0038】ところで、樹脂が、加熱され、溶融させら
れるのに伴ってガスが発生し、該ガスが混入された樹脂
がキャビティ空間に充填されると、ボイド、樹脂焼け等
が発生して成形品の品質を低下させてしまう。そこで、
前記貯蔵筒29の上方に、しかも、レベルセンサ57よ
り上方に吸気部72が配設される。該吸気部72は、内
筒73、外筒74、並びに前記内筒73及び外筒74に
よって形成された環状の集気部75から成る。そして、
前記内筒73の下端と貯蔵筒29との間に環状のスリッ
ト76が形成され、該スリット76を介して加熱シリン
ダ11内及び貯蔵筒29内のガスが吸引される。また、
吸気部72とフィルタ装置81とが連通管77を介して
接続される。
【0039】前記フィルタ装置81は、二重管構造を有
し、内筒82、外筒83、並びに前記内筒82及び外筒
83によって形成された環状の集気部87から成り、前
記内筒82に複数の通気孔86が形成される。そして、
前記集気部75と内筒82内とが連通管77を介して連
通させられる。また、フィルタ装置81は、吸気部72
とほぼ同じ高さの位置、すなわち、貯蔵筒29より上方
に配設され、連通管77は水平に配設される。そして、
前記集気部87は、排気口85を介して図示されない負
圧発生源、例えば、真空ポンプと連通させられ、該真空
ポンプを駆動することによって加熱シリンダ11内が減
圧される。
【0040】したがって、前記加熱シリンダ11内のガ
スは、樹脂供給口25及びスリット76を介して吸引さ
れ、集気部75内に進入した後、連通管77を介して更
に吸引され、集気部87に進入した後、排気口85から
排出されるので、ボイド、樹脂焼け等が発生することが
なくなり、成形品の品質を向上させることができる。
【0041】ところで、前記貯蔵筒29内の樹脂の周囲
には、樹脂の粉、粉砕された樹脂の欠片等の微小粉体が
存在している。ところが、貯蔵筒29は吸気部72より
下方に配設され、レベルセンサ57も吸気部72より下
方における貯蔵筒29の下部に配設されるので、樹脂の
表面のレベルは、レベルセンサ57の近傍になり、貯蔵
筒29内における樹脂の表面のレベルより上方に空間A
R1が形成され、該空間AR1、内筒73内及びスリッ
ト76の部分に樹脂が存在することがなくなる。したが
って、内筒73内及びスリット76の部分に微小粉体が
進入するのを抑制することができるので、吸気部72を
介してガスを吸引しても、貯蔵筒29内において微小粉
体が上昇して連通管77内に進入するのを防止すること
ができる。
【0042】また、ガスは、吸引されるのに伴って、樹
脂間の狭い空間を比較的高い流速で流れ、貯蔵筒29内
における樹脂の表面から外へ出るが、前記空間AR1の
容量が大きいので、流速が低くなる。そして、集気部7
5の容量は前記空間AR1より大きいので、スリット7
6を通過したガスの流速は更に低くなる。したがって、
仮に、貯蔵筒29内において微小粉体が上昇しても、微
小粉体は重力で前記空間AR1及び集気部75内を落下
し、連通管77に進入することはない。
【0043】その結果、ガスに混入する微小粉体が少な
くなるので、連通管77内に進入する微小粉体の量もそ
の分少なくなる。そして、微小粉体がフィルタ装置81
に詰まって目詰まりを発生させるのを防止することがで
きるので、ガスを吸引する際の抵抗が小さくなり、加熱
シリンダ11内の真空度が高くなる。
【0044】また、レベルセンサ57を樹脂供給口25
の近傍に配設することができるので、成形後に樹脂供給
装置71内に残る樹脂が少なくなるだけでなく、連通管
77を水平に、かつ、直線状に配設することができる。
したがって、連通管77、吸気部72及び貯蔵筒29の
清掃を容易に行うことができる。
【0045】前記実施の形態においては、レベルセンサ
57が貯蔵筒29の下部に配設されるようになってい
る。この場合、樹脂の上端がレベルセンサ57より下方
になると、レベルセンサ57の検出信号に基づいて前記
樹脂供給器30から樹脂が供給されるが、樹脂の上端が
常に吸気部72より下方に位置するように制御が行われ
る。
【0046】また、レベルセンサを貯蔵筒29の上部に
配設し、レベルセンサの検出信号に基づいて、樹脂の上
端がレベルセンサより高くならないように制御を行うこ
とができる。
【0047】さらに、レベルセンサを貯蔵筒29の上部
及び下部に配設し、レベルセンサの検出信号に基づい
て、樹脂の上端が上部及び下部のレベルセンサの間の範
囲に収まるように制御を行うこともできる。
【0048】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、射出装置においては、所定の位置に成形材料供給
口が形成されたシリンダ部材と、該シリンダ部材内に回
転自在に、かつ、進退自在に配設された射出部材と、下
端を前記成形材料供給口に臨ませて配設され、ホッパか
ら供給された成形材料を貯蔵する貯蔵筒と、該貯蔵筒よ
り上方に配設され、前記シリンダ部材内のガスを吸引す
るための吸気部と、連通管を介して前記吸気部と接続さ
れ、吸気部を介して吸引されたガスに混入している微小
粉体を除去するフィルタ装置とを有する。
【0050】この場合、前記貯蔵筒は吸気部より下方に
配設されるので、成形材料の表面のレベルは貯蔵筒内に
なり、内筒内及びスリットの部分に成形材料が存在する
ことがなくなる。したがって、内筒内及びスリットの部
分に微小粉体が進入するのを抑制することができるの
で、吸気部を介してガスを吸引しても、微小粉体が上昇
して連通管内に進入するのを防止することができる。
【0051】また、ガスは、吸引されるのに伴って、成
形材料間の狭い空間を比較的高い流速で流れ、貯蔵筒内
における成形材料の表面から外へ出るが、前記集気部の
容量は大きいので、スリットを通過したガスの流速は低
くなる。したがって、仮に、貯蔵筒内において微小粉体
が上昇しても、微小粉体は重力で集気部内を落下し、連
通管に進入することはない。
【0052】その結果、ガスに混入する微小粉体が少な
くなるので、連通管内に進入する微小粉体の量もその分
少なくなる。そして、微小粉体がフィルタ装置に詰まっ
て目詰まりを発生させるのを防止することができるの
で、ガスを吸引する際の抵抗が小さくなり、真空度が高
くなる。
【0053】本発明の他の射出装置においては、さら
に、前記貯蔵筒の高さ方向における所定の箇所に配設さ
れ、貯蔵筒内の成形材料のレベルを検出するレベルセン
サと、該レベルセンサの検出信号に対応させて前記ホッ
パ内の成形材料を前記貯蔵筒に供給するための成形材料
供給器とを有する。
【0054】この場合、ガスは、吸引されるのに伴っ
て、成形材料間の狭い空間を比較的高い流速で流れ、貯
蔵筒内における成形材料の表面から外へ出るが、前記空
間の容量が大きいので、流速が低くなる。そして、集気
部の容量は前記空間より大きいので、スリットを通過し
たガスの流速は更に低くなる。したがって、仮に、貯蔵
筒内において微小粉体が上昇しても、微小粉体は重力で
前記空間及び集気部内を落下し、連通管に進入すること
はない。
【0055】また、レベルセンサを樹脂供給口の近傍に
配設することができるので、成形後に樹脂供給装置内に
残る樹脂が少なくなるだけでなく、連通管を水平に、か
つ、直線状に配設することができる。したがって、連通
管、吸気部及び貯蔵筒の清掃を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における射出装置の断面図
である。
【図2】従来の射出装置の断面図である。
【符号の説明】
11 加熱シリンダ 14 スクリュー 25 樹脂供給口 29 貯蔵筒 30 樹脂供給器 31 ホッパ 57 レベルセンサ 72 吸気部 77 連通管 81 フィルタ装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)所定の位置に成形材料供給口が形
    成されたシリンダ部材と、(b)該シリンダ部材内に回
    転自在に、かつ、進退自在に配設された射出部材と、
    (c)下端を前記成形材料供給口に臨ませて配設され、
    ホッパから供給された成形材料を貯蔵する貯蔵筒と、
    (d)該貯蔵筒より上方に配設され、前記シリンダ部材
    内のガスを吸引するための吸気部と、(e)連通管を介
    して前記吸気部と接続され、吸気部を介して吸引された
    ガスに混入している微小粉体を除去するフィルタ装置と
    を有することを特徴とする射出装置。
  2. 【請求項2】 (a)前記貯蔵筒の高さ方向における所
    定の箇所に配設され、貯蔵筒内の成形材料のレベルを検
    出するレベルセンサと、(b)該レベルセンサの検出信
    号に対応させて前記ホッパ内の成形材料を前記貯蔵筒に
    供給するための成形材料供給器とを有する請求項1に記
    載の射出装置。
  3. 【請求項3】 成形材料の上端が常に前記吸気部より下
    方に位置するように、前記レベルセンサの検出信号に基
    づいて成形材料供給器の制御を行う請求項2に記載の射
    出装置。
  4. 【請求項4】 前記レベルセンサは前記貯蔵筒の下部に
    配設される請求項3に記載の射出装置。
  5. 【請求項5】 前記レベルセンサは前記貯蔵筒の上部に
    配設される請求項3に記載の射出装置。
  6. 【請求項6】 前記レベルセンサは前記貯蔵筒の上部及
    び下部に配設される請求項3に記載の射出装置。
JP2001137327A 2001-05-08 2001-05-08 射出装置 Expired - Fee Related JP3747162B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001137327A JP3747162B2 (ja) 2001-05-08 2001-05-08 射出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001137327A JP3747162B2 (ja) 2001-05-08 2001-05-08 射出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002331548A true JP2002331548A (ja) 2002-11-19
JP3747162B2 JP3747162B2 (ja) 2006-02-22

Family

ID=18984446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001137327A Expired - Fee Related JP3747162B2 (ja) 2001-05-08 2001-05-08 射出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3747162B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013059891A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Meiki Co Ltd 射出成形機および射出成形機の作動方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013059891A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Meiki Co Ltd 射出成形機および射出成形機の作動方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3747162B2 (ja) 2006-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008506560A (ja) 射出成形機及び射出成形方法
CA2467256A1 (en) Injection molding compounder
JP3783203B2 (ja) 低融点金属材料の射出装置
JP3747162B2 (ja) 射出装置
JP4815110B2 (ja) ドライアイスペレット製造方法及び装置
JPS5881138A (ja) 射出材料を型の中に射出する方法と装置
JP3689029B2 (ja) スクリュ式押出機のガス抜き装置
JP2000317983A (ja) 射出装置
JP2004050415A (ja) 射出装置
US20090194897A1 (en) Injection member of molding machine and molding method
JP2010005840A (ja) 射出成形機の制御方法および射出成形機の射出装置
JP2004322438A (ja) 樹脂材料の可塑化方法及びそのための可塑化装置
CN212920182U (zh) 一种用于注塑的注射装置
JP3905319B2 (ja) 射出制御装置
JP3515530B2 (ja) 射出制御装置及び射出制御方法
JP3701604B2 (ja) 成形材料供給装置
JP2544448B2 (ja) 射出成形機の可塑化装置
CN106029328A (zh) 一种注塑成型机中不良气体的去除方法以及注塑成型机
JP4273667B2 (ja) 射出装置
CN219520457U (zh) 一种便于调整浇注流量的汽车零部件浇铸模具
JP4289473B2 (ja) 射出制御装置及び射出制御方法
CN209633631U (zh) 用于注塑机的烘料筒
CN219095763U (zh) 一种汽车仪表面板的成型模具
JP4310166B2 (ja) Pet樹脂射出成形機
JP3565437B2 (ja) 低融点金属材料用の金属射出成形装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3747162

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081202

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101202

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121202

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121202

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131202

Year of fee payment: 8

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees