JP2002331070A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002331070A
JP2002331070A JP2002064025A JP2002064025A JP2002331070A JP 2002331070 A JP2002331070 A JP 2002331070A JP 2002064025 A JP2002064025 A JP 2002064025A JP 2002064025 A JP2002064025 A JP 2002064025A JP 2002331070 A JP2002331070 A JP 2002331070A
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Japan
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Application number
JP2002064025A
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English (en)
Inventor
Susumu Imazeki
進 今関
Norimichi Kishi
憲路 岸
Yoshinori Sugisaka
美紀 杉坂
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Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者自らの力によって、特殊演出を決定す
ることができるという満足感や、達成感を得ることがで
き、遊技として興味溢れるものにすることができる遊技
機を提供する。 【解決手段】 遊技機(10)は、入賞図柄(61)毎の特殊演
出を記憶する演出テーブル(130)と、入賞抽選手段(110)
の抽選で入賞した入賞図柄(61)を所定の停止位置に停止
させることができたか否かにより、次の遊技の演出テー
ブル(130)の当該入賞図柄(61)の特殊演出として、いず
れの特殊演出を選択するかを決定するための特殊演出選
択手段(160)を少なくとも1以上の入賞に対応して設
け、報知装置(66)は、特殊演出選択手段(160)により前
の遊技で決定された演出テーブル(130)に基づいた特殊
演出を行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入賞図柄の所定
の停止態様の有無により、演出内容を変更可能な遊技機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機としては、乱数を
用いた抽選結果が入賞である場合に当該入賞図柄が所定
の停止位置で停止したことを条件として入賞が確定して
遊技者に利益を付与するように設定されている。そし
て、入賞していることの報知や、或いは入賞している可
能性が大きいことの報知等の抽選結果に関する情報を報
知するか否かや、どのような種類の報知内容にするか
は、入賞抽選手段による入賞抽選と略同時に、乱数を用
いた演出抽選により決定されていた。
【0003】具体的には、回転リールの回転開始の契機
となるスタートスイッチの操作タイミングに基づいて、
乱数を採取し、採取した乱数により、入賞抽選が行われ
る。そして、入賞抽選手段による入賞抽選の結果、所定
の入賞図柄に入賞した場合には、当該入賞中の入賞図柄
に関する所定の演出を行うか否かや、どのような種類の
演出を行うかを、乱数を用いた演出抽選により決定して
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の遊技機
では、演出抽選は、遊技者の操作や、技量に関係無く、
遊技機内部の乱数抽選により全て決定されるものである
ため、遊技者によっては、自己の技量に全く関係無く決
定されることを面白くないと感じる者もいた。すなわ
ち、演出が、遊技者の停止操作の技量に関係無く決定し
てしまい、遊技として面白みがないという問題点があっ
た。
【0005】そこで、各請求項にそれぞれ記載された各
発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、次の点に
ある。 (請求項1)すなわち、請求項1記載の発明は、上記し
た従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、遊技者自らの力によっ
て、特殊演出を決定することができるという満足感や、
達成感を得ることができ、遊技として興味溢れるものに
することができる遊技機を提供しようとするものであ
る。
【0006】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項2記載の発明は、遊技者自らの
力により、識別容易性が強くなるようにすることができ
て自己に有利な特殊演出へ移行することができるという
満足感や、達成感を得ることができ、遊技として興味溢
れるものにすることができる遊技機を提供しようとする
ものである。
【0007】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項1又は請求項2記載の発明の目的に加え、次
の点を目的とする。すなわち、請求項3記載の発明は、
遊技者自らの責任により、識別容易性が弱くなるように
してしまって自己に不利な特殊演出へ移行してしまうと
いうスリルを味わうことができ、遊技を興味溢れるもの
にすることができる遊技機を提供しようとするものであ
る。
【0008】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目
的とする。すなわち、請求項4記載の発明は、技量の差
による入賞確定の数の差を小さくすることができ、停止
操作の技量に優れた者も、自己の技量レベルに適合した
難易度の遊技を行うことができ、遊技内容に飽きること
なく、遊技を楽しむことができる遊技機を提供しようと
するものである。
【0009】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項1または請求項4に記載の発明の目的に加
え、次の点を目的とする。すなわち、請求項5記載の発
明は、技量の差による入賞確定の数の差を小さくするこ
とができ、停止操作の技量に劣る者も、自己の技量レベ
ルに適合した難易度の遊技を行うことができ、技量の差
に関係なく、遊技を楽しむことができる遊技機を提供し
ようとするものである。
【0010】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項6記載の発明は、遊技者自らの
力により、特殊演出の信頼度を上げて、自己に有利な特
殊演出へ移行することができるという満足感や、達成感
を得ることができ、遊技として興味溢れるものにするこ
とができる遊技機を提供しようとするものである。
【0011】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項1または請求項6に記載の発明の目的に加
え、次の点を目的とする。すなわち、請求項7記載の発
明は、遊技者自らの責任により、特殊演出の信頼度が下
がり、自己に不利な特殊演出へ移行するというスリルを
味わうことができ、遊技を興味溢れるものにすることが
できる遊技機を提供しようとするものである。
【0012】(請求項8)すなわち、請求項8記載の発
明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、遊技者自ら
の力によって、特殊演出を決定することができるという
満足感や、達成感を得ることができ、遊技として興味溢
れるものにすることができる遊技機を提供しようとする
ものである。
【0013】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項8記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項9記載の発明は、遊技者自らの
力により、識別容易性が強くなるようにすることができ
て自己に有利な特殊演出へ移行することができるという
満足感や、達成感を得ることができ、遊技として興味溢
れるものにすることができる遊技機を提供しようとする
ものである。
【0014】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項8または請求項9記載の発明の目的に加
え、次の点を目的とする。すなわち、請求項10記載の
発明は、遊技者自らの責任により、識別容易性が弱くな
るようにしてしまって自己に不利な特殊演出へ移行して
しまうというスリルを味わうことができ、遊技を興味溢
れるものにすることができる遊技機を提供しようとする
ものである。
【0015】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項8項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。すなわち、請求項11記載の発明は、技
量の差による入賞確定の数の差を小さくすることがで
き、停止操作の技量に優れた者も、自己の技量レベルに
適合した難易度の遊技を行うことができ、遊技内容に飽
きることなく、遊技を楽しむことができる遊技機を提供
しようとするものである。
【0016】(請求項12)請求項12記載の発明は、
上記した請求項8または請求項11に記載の発明の目的
に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項12記
載の発明は、技量の差による入賞確定の数の差を小さく
することができ、停止操作の技量に劣る者も、自己の技
量レベルに適合した難易度の遊技を行うことができ、技
量の差に関係なく、遊技を楽しむことができる遊技機を
提供しようとするものである。
【0017】(請求項13)請求項13記載の発明は、
上記した請求項8記載の発明の目的に加え、次の点を目
的とする。すなわち、請求項13記載の発明は、遊技者
自らの力により、特殊演出の信頼度を上げて、自己に有
利な特殊演出へ移行することができるという満足感や、
達成感を得ることができ、遊技として興味溢れるものに
することができる遊技機を提供しようとするものであ
る。
【0018】(請求項14)請求項14記載の発明は、
上記した請求項8または請求項13に記載の発明の目的
に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項14記
載の発明は、遊技者自らの責任により、特殊演出の信頼
度が下がり、自己に不利な特殊演出へ移行するというス
リルを味わうことができ、遊技を興味溢れるものにする
ことができる遊技機を提供しようとするものである。
【0019】(請求項15)請求項15記載の発明は、
上記した請求項2乃至14のいずれか1項に記載の発明
の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項
15記載の発明は、単遊技入賞に関して、入賞確定の有
無により、特殊演出の内容を変更することができる遊技
機を提供しようとするものである。
【0020】(請求項16)請求項16記載の発明は、
上記した請求項2、3、4、5、9、10、11または
12のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。すなわち、請求項16記載の発明は、識
別容易性が最も弱い識別可変特殊演出と、最も強い識別
可変特殊演出との識別容易性の差を大きくすることがで
き、識別容易性の差を効果的に発揮することができる遊
技機を提供しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】(特徴点)各請求項にそ
れぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成する
ためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示
した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0022】なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形
態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限
定するものではない。また、図面番号も、発明の実施の
形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を
限定するものでない。 (請求項1)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。
【0023】すなわち、本発明に係る遊技機(10)は、周
囲に複数の図柄(61)を表示した回転リール(40)と、種々
の情報を演出を介して遊技者に向かって報知するための
報知装置(66)と、乱数を用いて入賞図柄(61)の抽選を行
うための入賞抽選手段(110)とを備えている。そして、
本発明に係る遊技機(10)は、前記入賞抽選手段(110)の
抽選結果が入賞である場合に入賞図柄(61)が所定の停止
位置で停止することを条件として入賞が確定して遊技者
に利益を付与するように設定されている。
【0024】そして、前記演出は、前記報知装置(66)に
より抽選結果に関する情報を遊技者に向かって報知する
ための複数の特殊演出を有している。そして、前記遊技
機(10)は、入賞図柄(61)毎の前記特殊演出を記憶する演
出テーブル(130)と、前記入賞抽選手段(110)の抽選で入
賞した入賞図柄(61)を所定の停止位置に停止させること
ができたか否かにより、次の遊技の前記演出テーブル(1
30)の当該入賞図柄(61)の特殊演出として、いずれの特
殊演出を選択するかを決定するための特殊演出選択手段
(160)とを少なくとも1以上の入賞に対応して設けてい
る。
【0025】そして、前記報知装置(66)は、前記特殊演
出選択手段(160)により前の遊技で決定された前記演出
テーブル(130)に基づいた特殊演出を行うことを特徴と
する。なお、ここで、「回転リール(40)」とあるのは、
周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転するよ
うなものに限定されるものではなく、液晶画面に表示さ
れるようなものも含まれるものである。具体的には、例
えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液晶装置
を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示した回
転リールが回転するような画像を当該液晶装置によって
遊技者に向かって表示するものも含まれる。また、ここ
で、「遊技機(10)」とは、具体的には、例えば、スロッ
トマシンであるが、上述した回転リール(40)を有するパ
チンコ機や、その他の遊技機を含むものである。
【0026】また、ここで、「前の遊技」とは、例え
ば、当該遊技より一回前の遊技を含むものであり、さら
に、当該遊技より二回以上前の遊技も含むものである。
また、ここで、「抽選結果に関する情報」とは、入賞抽
選手段(110)の抽選結果、主として、入賞していること
の情報を含むものであるが、その他にも、入賞している
可能性があることの情報や、入賞している可能性の大小
の情報や、入賞していないことの情報や、入賞している
入賞図柄を特定した情報や、複数の入賞図柄のうち、い
ずれか一つの入賞図柄に関して入賞していることの情報
等も含むものである。また、ここで、「抽選結果に関す
る情報」には、入賞していないにも拘わらず、入賞可能
性が大であることの虚偽報知、いわゆるガセ報知(以
下、「ガセ報知」ということもある)も含まれるもので
ある。なお、ここで、「入賞する」とは、停止制御が判
断や条件に基づいて行われる、いわゆる判断停止制御の
場合、入賞抽選手段(110)の抽選結果、入賞フラグが成
立することを含むものであり、また、停止制御が停止操
作時の停止位置を予め決定している停止テーブルを用い
た、いわゆるテーブル停止制御の場合、入賞図柄を停止
可能な停止テーブルに決定することを含むものである。
【0027】また、ここで、「特殊演出」とは、遊技者
に向かって種々の情報を報知するための演出のうち、入
賞フラグ成立に関する情報を報知するための演出を意味
するものであって、具体的には、例えば、図8の演出
A、B、C、D、E、F、Gを意味するものである。ま
た、ここで、「入賞した入賞図柄を所定の停止位置に停
止させることができた」とは、入賞抽選手段(110)で入
賞した入賞図柄を、所定の有効入賞ライン上に停止させ
ることができたことを意味するものである。具体的に
は、例えば、入賞した入賞図柄を、予め何らかの報知手
段により遊技者に告知するような場合には、遊技者の停
止操作の技量に基づいて、当該入賞図柄を、所定の停止
位置に停止させることができるようなものを含むもので
ある。また、入賞した入賞図柄を、予め遊技者に告知し
ないような場合には、例えば、入賞抽選手段(110)の入
賞した入賞図柄がプラムとなり、第1番目及び第2番目
の停止操作により、所定の停止位置にプラム、プラムと
停止してテンパイ状態となったときに、遊技者の停止操
作の技量に基づいて、当該入賞図柄プラムを、所定の停
止位置に停止させることができるようなものを含むもの
である。
【0028】また、ここで、「少なくとも1以上の入賞
に対応して」とは、全部の入賞図柄のうち、少なくとも
1以上の入賞図柄に関して、入賞確定の有無により、特
殊演出の選択が行われることを意味するものである。し
たがって、全部の入賞図柄に関して、特殊演出の選択が
行われる必要は無く、特殊演出の選択が行われない入賞
図柄が存在しても良いものである。
【0029】(作用)本発明は、特殊演出選択手段(16
0)が、入賞抽選手段(110)の抽選で入賞した入賞図柄を
所定の停止位置に停止させることができたか否かによ
り、次の遊技の前記演出テーブル(130)の当該入賞図柄
の特殊演出として、いずれの特殊演出を選択するかを決
定している。このため、遊技者の操作や、技量によっ
て、次の遊技の特殊演出を決定することが可能となる。
例えば、遊技者にとって、より面白くより興味のある特
殊演出や、抽選結果の内容がより解りやすい特殊演出
や、抽選結果の内容がより具体的な特殊演出や、遊技者
により大きな利益をもたらす情報を含んだ特殊演出等
を、遊技者の停止操作の技量によって自ら決定すること
ができる。これにより、自らの力によって、特殊演出を
決定することができるという満足感や、達成感を得るこ
とができ、遊技として興味溢れるものにすることができ
る。
【0030】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記特殊演出は、入賞図柄(61)毎に
他の特殊演出との識別容易性が段階的に異なる複数の識
別可変特殊演出を備えている。
【0031】そして、前記特殊演出選択手段(160)は、
前記入賞抽選手段(110)の抽選で入賞した入賞図柄(61)
を所定の停止位置に停止させることができた場合には、
前記演出テーブル(130)の当該入賞図柄(61)の特殊演出
として、識別容易性が一段階だけ強い識別可変特殊演出
を選択することを特徴とする。なお、ここで、「他の特
殊演出との識別容易性が段階的に異なる複数の識別可変
特殊演出」の「識別容易性」とは、当該入賞図柄の抽選
結果に関する情報を報知するための特殊演出を、他の入
賞図柄の抽選結果に関する情報を報知するための特殊演
出から識別する際の識別のし易さをいうものである。
【0032】ここで、「識別可変特殊演出」の「識別容
易性」が「強い」とは、当該「識別可変特殊演出」が、
他の「識別可変特殊演出」から識別される際の識別のし
易さが優れているような演出内容となっていること、す
なわち、識別可変特殊演出同士の比較の際、より明瞭に
両者の違いを認識することが可能な演出内容になってい
ることを意味するものである。
【0033】また、ここで、「識別可変特殊演出」の
「識別容易性」が「弱い」とは、当該「識別可変特殊演
出」が、他の「識別可変特殊演出」から識別される際の
識別のし易さが劣っているような演出内容となっている
こと、すなわち識別可変特殊演出同士の比較の際、両者
が近似していて、その違いを認識し難い演出内容になっ
ていることを意味するものである。
【0034】そして、「識別容易性が段階的に異なる」
とは、具体的には、以下に説明する内容のものである。
例えば、図8に示すように、入賞図柄ベルの特殊演出A
は、a1、a2、a3及びa4の4つの識別可変特殊演
出を備えている。そして、この識別可変特殊演出a1乃
至a4の演出内容の詳細を、プラム、チェリー、リプレ
イの特殊演出B、C、Dの識別容易性の最も弱い識別可
変特殊演出b1、c1、d1の演出内容の詳細と、音及
び発光の発生順序で比較する。
【0035】先ず、識別可変特殊演出a1は、5回の音
のうち、4回の音は、他の識別可変特殊演出b1、c
1、d1と共通であり、また、5回の発光のうち、4回
の発光は、他の識別可変特殊演出b1、c1、d1と共
通である。そして、識別可変特殊演出a2は、5回の音
のうち、3回の音は、他の識別可変特殊演出b1、c
1、d1と共通であり、また、5回の発光のうち、3回
の発光は、他の識別可変特殊演出b1、c1、d1と共
通である。
【0036】そして、識別可変特殊演出a3は、5回の
音のうち、2回の音は、他の識別可変特殊演出b1、c
1、d1と共通であり、また、5回の発光のうち、2回
の発光は、他の識別可変特殊演出と共通である。そし
て、識別可変特殊演出a4は、5回の音のうち、1回の
音は、他の識別可変特殊演出b1、c1、d1と共通で
あり、また、5回の発光のうち、1回の発光は、他の識
別可変特殊演出b1、c1、d1と共通である。
【0037】したがって、識別可変特殊演出a1乃至a
4の識別容易性を、他の識別可変特殊演出b1、c1、
d1と比較した場合、識別可変特殊演出a1が最も識別
容易性が弱く、識別可変特殊演出a2、識別可変特殊演
出a3、識別可変特殊演出a4の順に、識別容易性が強
くなり、識別可変特殊演出a4が最大(最強のこと)の
識別容易性を有するものとなる。このように識別可変特
殊演出a1乃至a4は、他の識別可変特殊演出b1、c
1、d1と比較して、識別可変特殊演出a1から識別可
変特殊演出a4に移行して、その英文小文字の後の数字
が大きくなるほど、識別容易性が段階的に大きくなるよ
うに設定されているものである。
【0038】また、上述した説明と同様に、入賞図柄プ
ラムの特殊演出Bは、b1、b2、b3及びb4の4つ
の識別可変特殊演出を備え、この識別可変特殊演出b1
乃至b4は、識別可変特殊演出b1から識別可変特殊演
出b4に移行して、英文小文字の後の数字が大きくなる
ほど、識別容易性が強くなるように設定されている。ま
た、同様に、入賞図柄チェリーの特殊演出Cは、c1、
c2、c3及びc4の4つの識別可変特殊演出を備え、
この識別可変特殊演出c1乃至c4は、識別可変特殊演
出c1から識別可変特殊演出c4に移行して、英文小文
字の後の数字が大きくなるほど、識別容易性が強くなる
ように設定されている。
【0039】また、同様に、入賞図柄リプレイの特殊演
出Dは、d1、d2、d3及びd4の4つの識別可変特
殊演出を備え、この識別可変特殊演出d1乃至d4は、
識別可変特殊演出d1から識別可変特殊演出d4に移行
して、英文小文字の後の数字が大きくなるほど、識別容
易性が強くなるように設定されている。本発明は、具体
的には、例えば、当該遊技の一つ前の遊技で、図6に示
すような演出テーブル(130)が決定されているような場
合に、当該遊技で入賞抽選手段(110)の抽選の結果、入
賞図柄ベルが入賞すると、図6に示す当該演出テーブル
(130)に基づいて、識別可変特殊演出a2が報知装置(6
6)により行われる。そして、当該遊技で、入賞図柄ベル
を所定の停止位置に停止させることができた場合には、
図4に示すように、入賞図柄ベルの特殊演出は、識別可
変特殊演出a2から識別可変特殊演出a3に移行する。
かかる場合の演出テーブル(130)は、図7に示すものと
なる。そして、当該遊技の次の遊技の演出テーブル(13
0)は、図7に示す演出テーブル(130)が用いられる。
【0040】(作用)本発明は、当該遊技で、入賞抽選
手段(110)の抽選で入賞した入賞図柄を所定の停止位置
に停止させることができた場合には、当該遊技の次の遊
技の当該入賞図柄の特殊演出として、識別容易性が一段
階だけ強い識別可変特殊演出を選択している。このた
め、当該遊技の次の遊技から、当該入賞図柄の特殊演出
と、他の入賞図柄の特殊演出との識別を、より容易なも
のにすることができる。これにより、いわゆる入賞抽選
手段(110)の抽選結果、入賞している入賞図柄の特定を
より容易なものにすることができ、いわゆる目押しによ
り、入賞確定できる可能性を高めることができる。した
がって、遊技者は、停止操作の結果、入賞確定できた場
合、自らの力により、識別容易性が強くて自己に有利な
特殊演出へ移行することができるという満足感や、達成
感を得ることができ、遊技として興味溢れるものにする
ことができる。
【0041】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項1または請求項2記載の発明の特徴点に加
え、次の点を特徴とする。すなわち、前記特殊演出は、
入賞図柄(61)毎に他の特殊演出との識別容易性が段階的
に異なる複数の識別可変特殊演出を備えている。
【0042】そして、前記特殊演出選択手段(160)は、
前記入賞抽選手段(110)の抽選で入賞した入賞図柄(61)
を所定の停止位置に停止させることができなかった場合
には、前記演出テーブル(130)の当該入賞図柄(61)の特
殊演出として、識別容易性が一段階だけ弱い識別可変特
殊演出を選択することを特徴とする。本発明は、具体的
には、例えば、当該遊技の一つ前の遊技で、図6に示す
ような演出テーブル(130)が決定されているような場
合、当該遊技で入賞抽選手段(110)の抽選の結果、入賞
図柄ベルが入賞すると、当該演出テーブル(130)に基づ
いて、識別可変特殊演出a2が報知装置(66)により行わ
れる。そして、当該遊技で、入賞図柄ベルを所定の停止
位置に停止させることができなかった場合には、図4に
示すように、入賞図柄ベルの特殊演出は、識別可変特殊
演出a2から識別容易性が一段階だけ弱い識別可変特殊
演出a1に移行する。かかる場合の演出テーブル(130)
は、図5に示すものとなる。そして、当該遊技の次の遊
技の演出テーブル(130)は、図5に示す演出テーブル(13
0)が用いられる。
【0043】(作用)本発明は、当該遊技で、入賞抽選
手段(110)の抽選で入賞した入賞図柄を所定の停止位置
に停止させることができなかった場合には、当該遊技の
次の遊技の当該入賞図柄の特殊演出として、識別容易性
が一段階だけ弱い識別可変特殊演出を選択している。こ
のため、当該遊技の次の遊技から、当該入賞図柄の特殊
演出と、他の入賞図柄の特殊演出との識別が、より困難
なものなる。これにより、いわゆる入賞抽選手段(110)
の抽選結果、入賞している入賞図柄の特定がより困難な
ものとなり、いわゆる目押しにより、入賞確定できる可
能性が低くなる。したがって、遊技者は、停止操作の結
果、入賞確定できなかった場合、自らの責任により、識
別容易性が弱くて自己に不利な特殊演出へ移行してしま
うというスリルを味わうことができ、遊技を興味溢れる
ものにすることができる。
【0044】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記特殊演出は、入賞図柄(61)毎に
他の特殊演出との識別容易性が段階的に異なる複数の識
別可変特殊演出を備えている。
【0045】そして、前記特殊演出選択手段(160)は、
前記入賞抽選手段(110)の抽選で入賞した入賞図柄(61)
を所定の停止位置に停止させることができた場合には、
前記演出テーブル(130)の当該入賞図柄(61)の特殊演出
として、識別容易性が一段階だけ弱い識別可変特殊演出
を選択することを特徴とする。 (作用)本発明は、当該遊技で、入賞抽選手段(110)の
抽選で入賞した入賞図柄を所定の停止位置に停止させる
ことができた場合には、当該遊技の次の遊技の当該入賞
図柄の特殊演出として、識別容易性が一段階だけ弱い識
別可変特殊演出を選択している。このため、かかる場
合、当該遊技の次の遊技から、当該入賞図柄の特殊演出
と、他の入賞図柄の特殊演出との識別が、より困難なも
のになる。これにより、いわゆる入賞抽選手段(110)の
抽選結果、入賞している入賞図柄の特定がより困難なも
のとなり、いわゆる目押しにより、入賞確定できる可能
性が低くなる。したがって、いわゆる目押しの技量に優
れた遊技者は、その優れた技量により入賞確定を多くす
る程、より識別容易性の弱い識別可変特殊演出が選択さ
れて、入賞確定が難しくなる。これにより、遊技者間の
技量の差による入賞確定の数の差を小さくすることがで
き、停止操作の技量に優れた者も、自己の技量レベルに
適合した難易度の遊技を行うことができ、遊技内容に飽
きることなく、遊技を楽しむことができる。
【0046】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項1または請求項4に記載の発明の特徴点に加
え、次の点を特徴とする。すなわち、前記特殊演出は、
入賞図柄(61)毎に他の特殊演出との識別容易性が段階的
に異なる複数の識別可変特殊演出を備えている。
【0047】そして、前記特殊演出選択手段(160)は、
前記入賞抽選手段(110)の抽選で入賞した入賞図柄(61)
を所定の停止位置に停止させることができなかった場合
には、前記演出テーブル(130)の当該入賞図柄(61)の特
殊演出として、識別容易性が一段階だけ強い識別可変特
殊演出を選択することを特徴とする。 (作用)本発明は、当該遊技で、入賞抽選手段(110)の
抽選で入賞した入賞図柄を所定の停止位置に停止させる
ことができなかった場合には、当該遊技の次の遊技の当
該入賞図柄の特殊演出として、識別容易性が一段階だけ
強い識別可変特殊演出を選択している。このため、かか
る場合、当該遊技の次の遊技から、当該入賞図柄の特殊
演出と、他の入賞図柄の特殊演出との識別を、より容易
なものにすることができる。これにより、いわゆる入賞
抽選手段(110)の抽選結果、入賞している入賞図柄の特
定をより容易なものにすることができ、いわゆる目押し
により、入賞確定できる可能性を高めることができる。
したがって、いわゆる目押しの技量に劣る遊技者は、入
賞抽選手段(110)の抽選結果、入賞したにも拘わらず、
その技量により入賞確定できなかった場合、より識別容
易性の強い識別可変特殊演出が選択されて、次回遊技か
ら入賞確定が容易となる。これにより、遊技者間の技量
の差による入賞確定の数の差を小さくすることができ、
停止操作の技量に劣る者も、自己の技量レベルに適合し
た難易度の遊技を行うことができ、遊技を楽しむことが
できる。そして、停止操作の技量が未熟な初心者であっ
ても、技量に優れた熟練者と同様に遊技を楽しむことが
できる。
【0048】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特
徴とする。すなわち、前記特殊演出は、虚偽報知を含
み、前記特殊演出選択手段(160)は、前記入賞抽選手段
(110)の抽選で入賞した入賞図柄(61)を所定の停止位置
に停止させることができた場合には、虚偽報知の発生確
率を下げることを特徴とする。
【0049】なお、ここで、「虚偽報知」とは、入賞抽
選手段(110)の抽選の結果、入賞していないにも拘わら
ず、入賞していることや、入賞可能性が大であること
を、遊技者に向かって知らせる虚偽報知、いわゆるガセ
報知を含むものである。 (作用)本発明は、自己の技量により、入賞図柄を所定
の停止位置に停止させて入賞が確定することができた場
合、虚偽報知の発生確率を下げて、次の遊技の当該入賞
図柄の特殊演出の信頼度を上げることができる。したが
って、遊技者は、停止操作の結果、入賞確定できた場
合、自らの力により、当該入賞図柄の特殊演出の信頼度
を上げて、自己に有利な特殊演出へ移行することができ
るという満足感や、達成感を得ることができ、遊技とし
て興味溢れるものにすることができる。
【0050】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項1または請求項6に記載の発明の特徴点に加
え、次の点を特徴とする。すなわち、前記特殊演出は、
虚偽報知を含み、前記特殊演出選択手段(160)は、前記
入賞抽選手段(110)の抽選で入賞した入賞図柄(61)を所
定の停止位置に停止させることができなかった場合に
は、虚偽報知の発生確率を上げることを特徴とする。な
お、「虚偽報知」は、請求項6で説明したものと同様の
意味を有するものである。
【0051】(作用)本発明は、遊技者の停止操作によ
り、入賞図柄を所定の停止位置に停止させることができ
なかった場合、虚偽報知の発生確率を上げて、次の遊技
の当該入賞図柄の特殊演出の信頼度が下がる。これによ
り、当該入賞図柄の特定がより困難なものになり、いわ
ゆる目押しにより、当該入賞図柄を入賞確定できる可能
性が低くなる。したがって、停止操作の結果、入賞確定
できなかった場合、遊技者自らの責任により、当該入賞
図柄の特殊演出の信頼度が下がり、自己に不利な特殊演
出へ移行するというスリルを味わうことができ、遊技を
興味溢れるものにすることができる。
【0052】(請求項8)請求項8記載の発明は、次の
点を特徴とする。すなわち、本発明に係る遊技機(10)
は、周囲に複数の図柄(61)を表示した回転リール(40)
と、種々の情報を演出を介して遊技者に向かって報知す
るための報知装置(66)と、乱数を用いて入賞図柄(61)の
抽選を行うための入賞抽選手段(110)とを備えている。
【0053】そして、本発明に係る遊技機(10)は、前記
入賞抽選手段(110)の抽選結果が入賞である場合に入賞
図柄(61)が所定の停止位置で停止することを条件として
入賞が確定して遊技者に利益を付与するように設定され
ている。そして、前記演出は、前記報知装置(66)により
抽選結果に関する情報を遊技者に向かって報知するため
の複数の特殊演出を有している。
【0054】そして、前記遊技機(10)は、入賞図柄(61)
毎の前記特殊演出を記憶する演出テーブル(130)と、前
記入賞抽選手段(110)の抽選で入賞した入賞図柄(61)
を、予め定められた所定の態様に停止表示させることが
できたか否かにより、当該遊技よりも後の遊技の前記演
出テーブル(130)の所定の入賞の特殊演出として、いず
れの特殊演出を選択するかを決定するための特殊演出選
択手段(160)とを少なくとも1以上の入賞に対応して設
けている。
【0055】そして、前記報知装置(66)は、前記特殊演
出選択手段(160)により前の遊技で決定された前記演出
テーブル(130)に基づいた特殊演出を行うことを特徴と
する。なお、ここで、「回転リール(40)」とあるのは、
周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転するよ
うなものに限定されるものではなく、液晶画面に表示さ
れるようなものも含まれるものである。具体的には、例
えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液晶装置
を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示した回
転リールが回転するような画像を当該液晶装置によって
遊技者に向かって表示するものも含まれる。また、ここ
で、「遊技機(10)」とは、具体的には、例えば、スロッ
トマシンであるが、上述した回転リール(40)を有するパ
チンコ機や、その他の遊技機を含むものである。
【0056】また、ここで、「前の遊技」とは、例え
ば、当該遊技より一回前の遊技を含むものであり、さら
に、当該遊技より二回以上前の遊技も含むものである。
また、ここで、「抽選結果に関する情報」とは、入賞抽
選手段(110)の抽選結果、主として、入賞していること
の情報を含むものであるが、その他にも、入賞している
可能性があることの情報や、入賞している可能性の大小
の情報や、入賞していないことの情報や、入賞している
入賞図柄を特定した情報や、複数の入賞図柄のうち、い
ずれか一つの入賞図柄に関して入賞していることの情報
等も含むものである。また、ここで、「抽選結果に関す
る情報」には、入賞していないにも拘わらず、入賞可能
性が大であることの虚偽報知、いわゆるガセ報知(以
下、「ガセ報知」ということもある)も含まれるもので
ある。なお、ここで、「入賞する」とは、停止制御が判
断や条件に基づいて行われる、いわゆる判断停止制御の
場合、入賞抽選手段(110)の抽選結果、入賞フラグが成
立することを含むものであり、また、停止制御が停止操
作時の停止位置を予め決定している停止テーブルを用い
た、いわゆるテーブル停止制御の場合、入賞図柄を停止
可能な停止テーブルに決定することを含むものである。
【0057】また、ここで、「特殊演出」とは、遊技者
に向かって種々の情報を報知するための演出のうち、入
賞フラグ成立に関する情報を報知するための演出を意味
するものであって、具体的には、例えば、図8の演出
A、B、C、D、E、F、Gを意味するものである。ま
た、ここで、「入賞した入賞図柄を、予め定められた所
定の態様に停止表示させることができた」とは、図13
に示すように、入賞抽選手段(110)で入賞した入賞図柄
(例えば、図13中のベル図柄)を、所定の有効入賞ラ
イン上に一列に揃った状態で停止させることができたこ
と(例えば、図13の入賞図柄ベルを有効入賞ラインE
E上に停止させること)を含むものである。さらに、
「入賞した入賞図柄を、予め定められた所定の態様に停
止表示させることができた」には、入賞抽選手段(110)
で入賞した入賞図柄を、有効入賞ライン上に一列に揃っ
た状態(例えば図13)で停止させることはできていな
いが、図14に示すように、有効入賞ライン上に揃った
入賞態様と比較して、1コマだけずれているような停止
表示の態様となって、図柄表示窓(13)の内部の惜しかっ
た位置に停止表示されて、入賞態様に近似した停止表示
態様となっているようなものを含むものである。さら
に、図15に示すように、有効入賞ライン上に揃った入
賞態様と比較して、2コマだけずれているような停止表
示の態様となって、図柄表示窓(13)の内部の惜しかった
位置に停止表示されて、入賞態様に近似した停止表示態
様となっているようなものを含むものである。さらに、
図16に示すように、有効入賞ライン上に揃った入賞態
様と比較して、1コマずれや、2コマずれが、2箇所で
発生しているような停止表示の態様となって、図柄表示
窓(13)の内部の惜しかった位置に停止表示されて、入賞
態様に近似した停止表示態様となっているようなものを
含むものである。さらに、特に図示していないが、図柄
表示窓(13)の内部のいずれかの位置に、各回転リール(4
0)の入賞図柄を停止させることができているような停止
表示の態様となっているようなものを含むものである。
さらに、特に図示していないが、必ずしも図柄表示窓(1
3)の内部に停止させることができなくても、所定の有効
入賞ラインの停止位置から数えて所定コマ数の範囲内
に、各回転リール(40)の当該入賞図柄を停止させること
ができているような停止表示の態様となっているような
ものも含むものである。
【0058】また、ここで、本発明に係る遊技は、例え
ば、入賞した入賞図柄を、予め何らかの報知手段により
遊技者に告知するような場合には、遊技者の停止操作の
技量に基づいて、当該入賞図柄を、予め定められた所定
の態様に停止表示させることができるようなものを含む
ものである。また、入賞した入賞図柄を、予め遊技者に
告知しないような場合には、例えば、入賞抽選手段(11
0)の入賞した入賞図柄がプラムとなり、第1番目及び第
2番目の停止操作により、所定の停止位置にプラム、プ
ラムと停止してテンパイ状態となったときに、遊技者の
停止操作の技量に基づいて、当該入賞図柄プラムを、所
定の有効入賞ライン上に一列に揃えることができるもの
や、有効入賞ライン上ではないが、入賞態様と比較して
1コマずれや、2コマずれ等の停止表示態様に揃えるこ
とができるようなものを含むものである。
【0059】また、ここで、「当該遊技よりも後の遊技
の前記演出テーブル(130)の所定の入賞の特殊演出とし
て、いずれの特殊演出を選択するかを決定する」の「後
の遊技」とは、例えば、当該遊技より一回後の遊技(い
わゆる次の遊技)を含むものであり、さらに、当該遊技
より二回以上後の遊技も含むものである。また、ここ
で、「所定の入賞」とあるのは、特殊演出選択手段(16
0)がいずれの特殊演出を選択するかを決定する所定の入
賞は、予め定められた所定の態様に停止表示させること
ができた入賞図柄に係る入賞の特殊演出でも良いが、必
ずしもこれに限定されるものではなく、所定の態様に停
止表示させることができた入賞図柄に係る入賞とは異な
る別の入賞でも良いことを意味するものである。具体的
に説明すると、入賞抽選手段(110)の抽選で入賞した入
賞図柄が、リプレイであって、当該リプレイの入賞図柄
を、予め定められた所定の態様に停止表示させることが
できた場合、特殊演出選択手段(160)は、当該遊技の後
の遊技のリプレイの特殊演出を、複数の特殊演出のうち
から選択するように設定しても良いが、さらに、当該遊
技の後の遊技のリプレイ以外の他の入賞、例えば、ベル
の特殊演出を、複数の特殊演出のうちから選択するよう
に設定しても良いものである。すなわち、停止表示させ
ることができた入賞図柄と、それにより、特殊演出選択
手段(160)が複数の特殊演出のうちから、いずれかの特
殊演出を選択して、特殊演出の内容を変更する入賞図柄
とは、必ずしも同一のものではなく、異なるものに対応
させるようにしても良いものである。
【0060】また、ここで、「少なくとも1以上の入賞
に対応して」とは、全部の入賞図柄のうち、少なくとも
1以上の入賞図柄に関して、入賞確定の有無により、特
殊演出の選択が行われることを意味するものである。し
たがって、全部の入賞図柄に関して、特殊演出の選択が
行われる必要は無く、特殊演出の選択が行われない入賞
図柄が存在しても良いものである。
【0061】(作用)本発明は、特殊演出選択手段(16
0)が、入賞抽選手段(110)の抽選で入賞した入賞図柄
を、予め定められた所定の態様に停止表示させることが
できたか否かにより、当該遊技よりも後の遊技の前記演
出テーブル(130)の所定の入賞の特殊演出として、いず
れの特殊演出を選択するかを決定している。このため、
遊技者の操作や、技量によって、当該遊技より後の遊技
の特殊演出を決定することが可能となる。例えば、遊技
者にとって、より面白く、より興味のある特殊演出や、
抽選結果の内容がより解りやすい特殊演出や、抽選結果
の内容がより具体的な特殊演出や、遊技者に、より大き
な利益をもたらす情報を含んだ特殊演出等を、遊技者の
停止操作の技量によって自ら決定することができる。こ
れにより、自らの力によって、特殊演出を決定すること
ができるという満足感や、達成感を得ることができ、遊
技として興味溢れるものにすることができる。
【0062】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項8記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記特殊演出は、入賞図柄(61)毎に
他の特殊演出との識別容易性が段階的に異なる複数の識
別可変特殊演出を備えている。
【0063】そして、前記特殊演出選択手段(160)は、
前記入賞抽選手段(110)の抽選で入賞した入賞図柄(61)
を、予め定められた所定の態様に停止表示させることが
できた場合には、当該遊技よりも後の遊技の前記演出テ
ーブル(130)の所定の入賞の特殊演出として、識別容易
性が一段階だけ強い識別可変特殊演出を選択することを
特徴とする。
【0064】なお、ここで、「他の特殊演出との識別容
易性が段階的に異なる複数の識別可変特殊演出」の「識
別容易性」とは、当該入賞図柄の抽選結果に関する情報
を報知するための特殊演出を、他の入賞図柄の抽選結果
に関する情報を報知するための特殊演出のうちから識別
する際の識別のし易さをいうものである。ここで、「識
別可変特殊演出」の「識別容易性」が「強い」とは、当
該「識別可変特殊演出」が、他の「識別可変特殊演出」
から識別される際の識別のし易さが優れているような演
出内容となっていること、すなわち、識別可変特殊演出
同士の比較の際、より明瞭に両者の違いを認識すること
が可能な演出内容になっていることを意味するものであ
る。
【0065】また、ここで、「識別可変特殊演出」の
「識別容易性」が「弱い」とは、当該「識別可変特殊演
出」が、他の「識別可変特殊演出」から識別される際の
識別のし易さが劣っているような演出内容となっている
こと、すなわち識別可変特殊演出同士の比較の際、両者
が近似していて、その違いを認識し難い演出内容になっ
ていることを意味するものである。
【0066】そして、「識別容易性が段階的に異なる」
とは、具体的には、以下に説明する内容のものである。
例えば、図8に示すように、入賞図柄ベルの特殊演出A
は、a1、a2、a3及びa4の4つの識別可変特殊演
出を備えている。そして、この識別可変特殊演出a1乃
至a4の演出内容の詳細を、プラム、チェリー、リプレ
イの特殊演出B、C、Dの識別容易性の最も弱い識別可
変特殊演出b1、c1、d1の演出内容の詳細と、音及
び発光の発生順序で比較する。
【0067】先ず、識別可変特殊演出a1は、5回の音
のうち、4回の音は、他の識別可変特殊演出b1、c
1、d1と共通であり、また、5回の発光のうち、4回
の発光は、他の識別可変特殊演出b1、c1、d1と共
通である。そして、識別可変特殊演出a2は、5回の音
のうち、3回の音は、他の識別可変特殊演出b1、c
1、d1と共通であり、また、5回の発光のうち、3回
の発光は、他の識別可変特殊演出b1、c1、d1と共
通である。
【0068】そして、識別可変特殊演出a3は、5回の
音のうち、2回の音は、他の識別可変特殊演出b1、c
1、d1と共通であり、また、5回の発光のうち、2回
の発光は、他の識別可変特殊演出と共通である。そし
て、識別可変特殊演出a4は、5回の音のうち、1回の
音は、他の識別可変特殊演出b1、c1、d1と共通で
あり、また、5回の発光のうち、1回の発光は、他の識
別可変特殊演出b1、c1、d1と共通である。
【0069】したがって、識別可変特殊演出a1乃至a
4の識別容易性を、他の識別可変特殊演出b1、c1、
d1と比較した場合、識別可変特殊演出a1が最も識別
容易性が弱く、識別可変特殊演出a2、識別可変特殊演
出a3、識別可変特殊演出a4の順に、識別容易性が強
くなり、識別可変特殊演出a4が最大(最強のこと)の
識別容易性を有するものとなる。このように識別可変特
殊演出a1乃至a4は、他の識別可変特殊演出b1、c
1、d1と比較して、識別可変特殊演出a1から識別可
変特殊演出a4に移行して、その英文小文字の後の数字
が大きくなるほど、識別容易性が段階的に大きくなるよ
うに設定されているものである。
【0070】また、上述した説明と同様に、入賞図柄プ
ラムの特殊演出Bは、b1、b2、b3及びb4の4つ
の識別可変特殊演出を備え、この識別可変特殊演出b1
乃至b4は、識別可変特殊演出b1から識別可変特殊演
出b4に移行して、英文小文字の後の数字が大きくなる
ほど、識別容易性が強くなるように設定されている。ま
た、同様に、入賞図柄チェリーの特殊演出Cは、c1、
c2、c3及びc4の4つの識別可変特殊演出を備え、
この識別可変特殊演出c1乃至c4は、識別可変特殊演
出c1から識別可変特殊演出c4に移行して、英文小文
字の後の数字が大きくなるほど、識別容易性が強くなる
ように設定されている。
【0071】また、同様に、入賞図柄リプレイの特殊演
出Dは、d1、d2、d3及びd4の4つの識別可変特
殊演出を備え、この識別可変特殊演出d1乃至d4は、
識別可変特殊演出d1から識別可変特殊演出d4に移行
して、英文小文字の後の数字が大きくなるほど、識別容
易性が強くなるように設定されている。本発明は、具体
的には、例えば、当該遊技より2つ前の遊技で、図6に
示すような演出テーブル(130)が決定されているような
場合に、当該遊技で入賞抽選手段(110)の抽選の結果、
入賞図柄リプレイが入賞すると、図6に示す当該演出テ
ーブル(130)に基づいて、識別可変特殊演出d1が報知
装置(66)により行われる。そして、当該遊技で、入賞図
柄リプレイを、予め定められた所定の態様に停止表示さ
せることができた場合(例えば、有効入賞ライン上に入
賞図柄リプレイを一列に揃えた停止表示位置から1コマ
ずれの範囲内に停止させることができた場合)には、当
該遊技より2つ後の遊技の所定の入賞、図17に示すよ
うにベルの特殊演出は、識別可変特殊演出a2から識別
容易性が一段階だけ強い識別可変特殊演出a3に移行す
る。かかる場合の演出テーブル(130)は、図7に示すも
のとなる。そして、当該遊技の2つ後の遊技の演出テー
ブル(130)は、図7に示す演出テーブル(130)が用いられ
る。
【0072】また、ここで、「所定の入賞」と、「後の
遊技」とは、請求項8の手段で説明したものと同一の意
味であり、その説明を省略する。 (作用)本発明は、当該遊技で、入賞抽選手段(110)の
抽選で入賞した入賞図柄を、予め定められた所定の態様
に停止表示させることができた場合には、当該遊技より
も後の遊技の所定の入賞の特殊演出として、識別容易性
が一段階だけ強い識別可変特殊演出を選択している。こ
のため、当該遊技よりも後の遊技から、所定の入賞の特
殊演出と、他の入賞図柄の特殊演出との識別を、より容
易なものにすることができる。これにより、かかる所定
の入賞が、入賞抽選手段(110)の抽選結果、入賞した場
合、その所定の入賞に係る入賞図柄の特定をより容易な
ものにすることができ、いわゆる目押しにより、入賞確
定できる可能性を高めることができる。したがって、遊
技者は、停止操作の結果、入賞確定できた場合、自らの
力により、所定の入賞の特殊演出を、識別容易性が強く
て自己に有利な特殊演出へ移行することができるという
満足感や、達成感を得ることができ、遊技として興味溢
れるものにすることができる。
【0073】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項8または請求項9記載の発明の特徴点に
加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記特殊演出
は、入賞図柄(61)毎に他の特殊演出との識別容易性が段
階的に異なる複数の識別可変特殊演出を備えている。
【0074】そして、前記特殊演出選択手段(160)は、
前記入賞抽選手段(110)の抽選で入賞した入賞図柄(61)
を、予め定められた所定の態様に停止表示させることが
できた場合には、当該遊技よりも後の遊技の前記演出テ
ーブル(130)の所定の入賞の特殊演出として、識別容易
性が一段階だけ弱い識別可変特殊演出を選択することを
特徴とする。
【0075】本発明は、具体的には、例えば、当該遊技
より2つ前の遊技で、図6に示すような演出テーブル(1
30)が決定されているような場合、当該遊技で入賞抽選
手段(110)の抽選の結果、入賞図柄リプレイが入賞する
と、図6に示す当該演出テーブル(130)に基づいて、識
別可変特殊演出d1が報知装置(66)により行われる。そ
して、当該遊技で、入賞図柄リプレイを、予め定められ
た所定の態様に停止表示させることができなかった場合
(例えば、有効入賞ライン上に入賞図柄リプレイを一列
に揃えた停止表示位置から1コマずれの範囲内に停止さ
せることができなかった場合)には、図17に示すよう
に、当該遊技より2つ後の遊技の所定の入賞、すなわち
ベルの特殊演出Aは、識別可変特殊演出a2から識別容
易性が一段階だけ弱い識別可変特殊演出a1に移行す
る。かかる場合の演出テーブル(130)は、図5に示すも
のとなる。そして、当該遊技より2つ後の遊技の演出テ
ーブル(130)は、図5に示す演出テーブル(130)が用いら
れる。
【0076】また、ここで、「所定の入賞」と、「後の
遊技」とは、請求項8の手段で説明したものと同一の意
味であり、その説明を省略する。 (作用)本発明は、当該遊技で、入賞抽選手段(110)の
抽選で入賞した入賞図柄を、予め定められた所定の態様
に停止表示させることができなかった場合には、当該遊
技よりも後の遊技の所定の入賞の特殊演出として、識別
容易性が一段階だけ弱い識別可変特殊演出を選択してい
る。このため、当該遊技よりも後の遊技から、所定の入
賞の特殊演出と、他の入賞図柄の特殊演出との識別を、
より困難なものにすることができる。これにより、かか
る所定の入賞が、入賞抽選手段(110)の抽選結果、入賞
した場合、その所定の入賞の入賞図柄の特定をより困難
なものにすることができ、いわゆる目押しにより、入賞
確定できる可能性を低くすることができる。したがっ
て、遊技者は、停止操作の結果、予め定められた所定の
態様に停止表示させることができなかった場合、自らの
責任により、識別容易性が弱くて自己に不利な特殊演出
へ移行してしまうというスリルを味わうことができ、遊
技を興味溢れるものにすることができる。
【0077】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項8記載の発明の特徴点に加え、次の点を
特徴とする。すなわち、前記特殊演出は、入賞図柄(61)
毎に他の特殊演出との識別容易性が段階的に異なる複数
の識別可変特殊演出を備えている。
【0078】そして、前記特殊演出選択手段(160)は、
前記入賞抽選手段(110)の抽選で入賞した入賞図柄(61)
を、予め定められた所定の態様に停止表示させることが
できた場合には、当該遊技よりも後の遊技の前記演出テ
ーブルの所定の入賞の特殊演出として、識別容易性が一
段階だけ弱い識別可変特殊演出を選択することを特徴と
する。
【0079】また、ここで、「所定の入賞」と、「後の
遊技」とは、請求項8の手段で説明したものと同一の意
味であり、その説明を省略する。 (作用)本発明は、当該遊技で、入賞抽選手段(110)の
抽選で入賞した入賞図柄を、予め定められた所定の態様
に停止表示させることができた場合には、当該遊技より
も後の遊技の所定の入賞の特殊演出として、識別容易性
が一段階だけ弱い識別可変特殊演出を選択している。こ
のため、かかる場合、当該遊技よりも後の遊技から、所
定の入賞の特殊演出と、他の入賞図柄の特殊演出との識
別が、より困難なものになる。これにより、かかる所定
の入賞が、入賞抽選手段(110)の抽選結果、入賞した場
合、その所定の入賞に係る入賞図柄の特定がより困難な
ものとなり、いわゆる目押しにより、入賞確定できる可
能性が低くなる。したがって、いわゆる目押しの技量に
優れた遊技者は、その優れた技量により、予め定められ
た所定の態様に停止表示させる程、より識別容易性の弱
い識別可変特殊演出が選択されて、入賞確定が難しくな
る。これにより、遊技者間の技量の差による入賞確定の
数の差を小さくすることができ、停止操作の技量に優れ
た者も、自己の技量レベルに適合した難易度の遊技を行
うことができ、遊技内容に飽きることなく、遊技を楽し
むことができる。
【0080】(請求項12)請求項12記載の発明は、
上記した請求項8または請求項11に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記特殊演
出は、入賞図柄(61)毎に他の特殊演出との識別容易性が
段階的に異なる複数の識別可変特殊演出を備えている。
【0081】そして、前記特殊演出選択手段(160)は、
前記入賞抽選手段(110)の抽選で入賞した入賞図柄(61)
を、予め定められた所定の態様に停止表示させることが
できた場合には、当該遊技よりも後の遊技の前記演出テ
ーブル(130)の所定の入賞の特殊演出として、識別容易
性が一段階だけ強い識別可変特殊演出を選択することを
特徴とする。
【0082】また、ここで、「所定の入賞」と、「後の
遊技」とは、請求項8の手段で説明したものと同一の意
味であり、その説明を省略する。 (作用)本発明は、当該遊技で、入賞抽選手段(110)の
抽選で入賞した入賞図柄を、予め定められた所定の態様
に停止表示させることができなかった場合には、当該遊
技よりも後の遊技の所定の入賞の特殊演出として、識別
容易性が一段階だけ強い識別可変特殊演出を選択してい
る。このため、かかる場合、当該遊技よりも後の遊技か
ら、所定の入賞の特殊演出と、他の入賞図柄の特殊演出
との識別を、より容易なものにすることができる。これ
により、かかる所定の入賞が、入賞抽選手段(110)の抽
選結果、入賞した場合、その所定の入賞に係る入賞図柄
の特定をより容易なものにすることができ、いわゆる目
押しにより、入賞確定できる可能性を高めることができ
る。したがって、いわゆる目押しの技量に劣る遊技者
は、入賞抽選手段(110)の抽選結果、入賞したにも拘わ
らず、その技量により、予め定められた所定の態様に停
止表示させることができなかった場合、所定の入賞に関
して、より識別容易性の強い識別可変特殊演出が選択さ
れて、当該遊技より後の遊技から入賞確定が容易とな
る。これにより、遊技者間の技量の差による入賞確定の
数の差を小さくすることができ、停止操作の技量に劣る
者も、自己の技量レベルに適合した難易度の遊技を行う
ことができ、遊技を楽しむことができる。そして、停止
操作の技量が未熟な初心者であっても、技量に優れた熟
練者と同様に遊技を楽しむことができる。
【0083】(請求項13)請求項13記載の発明は、
上記した請求項8に記載の発明の特徴点に加え、次の点
を特徴とする。すなわち、前記特殊演出は、虚偽報知を
含み、前記特殊演出選択手段(160)は、前記入賞抽選手
段(110)の抽選で入賞した入賞図柄(61)を、予め定めら
れた所定の態様に停止表示させることができた場合に
は、当該遊技よりも後の遊技の前記演出テーブルの所定
の入賞の虚偽報知の発生確率を下げることを特徴とす
る。
【0084】なお、ここで、「虚偽報知」とは、入賞抽
選手段(110)の抽選の結果、入賞していないにも拘わら
ず、入賞していることや、入賞可能性が大であること
を、遊技者に向かって知らせる虚偽報知、いわゆるガセ
報知を含むものである。また、ここで、「所定の入賞」
と、「後の遊技」とは、請求項8の手段で説明したもの
と同一の意味であり、その説明を省略する。
【0085】(作用)本発明は、自己の技量により、入
賞図柄を、予め定められた所定の態様に停止表示させる
ことができた場合、当該遊技よりも後の遊技の前記演出
テーブルの所定の入賞の虚偽報知の発生確率を下げて、
当該遊技よりも後の遊技の所定の入賞の特殊演出の信頼
度を上げることができる。したがって、遊技者は、停止
操作の結果、予め定められた所定の態様に停止表示させ
ることができた場合、自らの力により、所定の入賞の特
殊演出の信頼度を上げて、自己に有利な特殊演出へ移行
することができるという満足感や、達成感を得ることが
でき、遊技として興味溢れるものにすることができる。
【0086】(請求項14)請求項14記載の発明は、
上記した請求項8または請求項13に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記特殊演
出は、虚偽報知を含み、前記特殊演出選択手段(160)
は、前記入賞抽選手段(110)の抽選で入賞した入賞図柄
(61)を、予め定められた所定の態様に停止表示させるこ
とができた場合には、当該遊技よりも後の遊技の前記演
出テーブルの所定の入賞の虚偽報知の発生確率を上げる
ことを特徴とする。なお、「虚偽報知」は、請求項6で
説明したものと同様の意味を有するものである。
【0087】また、ここで、「所定の入賞」と、「後の
遊技」とは、請求項8の手段で説明したものと同一の意
味であり、その説明を省略する。 (作用)本発明は、遊技者の停止操作により、入賞図柄
を、予め定められた所定の態様に停止表示させることで
きなかった場合、当該遊技よりも後の遊技の前記演出テ
ーブルの所定の入賞の虚偽報知の発生確率を上げて、当
該遊技よりも後の遊技の所定の入賞の特殊演出の信頼度
が下がる。これにより、入賞抽選手段(110)の抽選結
果、かかる所定の入賞の特定がより困難なものになり、
いわゆる目押しにより、かかる所定の入賞を入賞確定で
きる可能性が低くなる。したがって、停止操作の結果、
入賞確定できなかった場合、遊技者自らの責任により、
所定の入賞の特殊演出の信頼度が下がり、自己に不利な
特殊演出へ移行するというスリルを味わうことができ、
遊技を興味溢れるものにすることができる。
【0088】(請求項15)請求項15記載の発明は、
上記した請求項2乃至14のいずれか1項に記載の発明
の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、入賞
には、入賞の権利がその遊技だけに存在する単遊技入賞
と、入賞が確定するまで入賞の権利を維持する維持入賞
とを備えている。
【0089】そして、前記識別可変特殊演出は、前記単
遊技入賞の場合に使用されていることを特徴とする。な
お、ここで、「入賞の権利がその遊技だけに存在する単
遊技入賞」とは、入賞抽選手段(110)の抽選結果、所定
の入賞図柄に入賞した場合、すなわち入賞フラグが成立
した場合、当該入賞フラグ成立の権利が、当該遊技で入
賞確定しなかったときに、次の遊技に持ち越されないよ
うな入賞を意味するものである。具体的には、ベル、プ
ラム、チェリー等の小役入賞や、リプレイを意味するも
のである。
【0090】また、ここで、「入賞が確定するまで入賞
の権利を維持する維持入賞」とは、入賞抽選手段(110)
の抽選結果、所定の入賞図柄に入賞した場合、すなわち
入賞フラグが成立した場合、当該入賞フラグ成立の権利
が、当該遊技で入賞確定しなかったときに、次の遊技に
持ち越されるような入賞を意味するものである。具体的
には、ビッグボーナスゲーム(以下、「BBゲーム」と
いう)や、レギュラーボーナスゲーム(以下、「RBゲ
ーム」という)等の特別入賞を意味するものである。
【0091】(作用)本発明は、単遊技入賞に関して、
入賞確定の有無により、特殊演出の内容を変更すること
ができる。 (請求項16)請求項16記載の発明は、上記した請求
項2、3、4、5、9、10、11または12のいずれ
か1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とす
る。
【0092】すなわち、前記識別可変特殊演出のうち、
識別容易性が最も弱い前記識別可変特殊演出は、他の入
賞図柄(61)の識別容易性が最も弱い前記識別可変特殊演
出と同一の演出内容であることを特徴とする。 (作用)本発明は、識別容易性が最も弱い識別可変特殊
演出は、他の入賞図柄の識別容易性が最も弱い識別可変
特殊演出と同一となるため、いかなる技量を備えた熟練
者であっても、それらの特殊演出に基づいて、入賞抽選
手段(110)の抽選結果、どの入賞図柄が入賞している可
能性が高いのかを推測することができない。これによ
り、識別容易性が最も弱い識別可変特殊演出と、最も強
い識別可変特殊演出との識別容易性の差を大きくするこ
とができ、識別容易性の差を効果的に発揮することがで
きる。
【0093】
【発明の実施の形態】(図面の説明)図1乃至図11
は、本発明の実施の形態を示すものである。図1は遊技
機の入力、制御及び出力のブロック図、図2は遊技機の
外観正面図、図3は演出テーブルの概略説明図、図4は
識別可変特殊演出の推移の概略説明図、図5乃至図7は
演出テーブルの概略説明図、図8は特殊演出の演出内容
の概略説明図、図9乃至図11は遊技機の通常遊技の動
作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
【0094】(遊技機10)図2中、10は、遊技機10を示
すものである。遊技機10は、図2に示すように、四角箱
状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部から上部に
は、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形
成されている。そして、この表示窓12の略中央には、三
個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示
窓13が形成されている。
【0095】上記回転リール40は、図2の向かって左端
側に位置する左側回転リール43と、図2の向かって右端
側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール
43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール
44とからなるものである。そして、遊技機10の前面側に
は、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上
の斜め方向に二本の合計五本の有効入賞ラインが形成さ
れている。
【0096】遊技機10の内部には、図示していないが、
遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図
1参照)が内蔵されている。 (制御装置20)上記制御装置20は、図示しないが、CP
Uを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備え
ている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラ
ムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有
するものである。
【0097】(1)遊技制御装置21 (2)演出制御装置22 図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップス
イッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を
制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等
の表示装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵
されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出
制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特
にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御
しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するよう
にしても良いものである。
【0098】また、CPU、ROM、RAM及びI/O
等は一体化されてワンチップを構成しても良いものであ
る。 (遊技制御装置21)上記遊技制御装置21は、スタートス
イッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リ
ール40の回転及び停止を制御するためのものである。そ
して、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(3)の
手段として機能する。
【0099】(1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)入賞抽選手段110 なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせる
ために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特
別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊
技に関する制御を行うものである。
【0100】また、遊技制御装置21としては、上記した
(1)乃至(3)の手段に限定されるものではなく、他
の手段を含んでいても良い。 (演出制御装置22)上記演出制御装置22は、主として演
出データに関するものであって、報知ランプ69やスピー
カ67等の報知装置66を制御するためのものである。そし
て、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保するた
め、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号の
やりとりは、一方通行となるように設定されている。す
なわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22に向かっ
て出力信号のみが送出され、この演出制御装置22から遊
技制御装置21に向かっていかなる信号も送出されないよ
うに設定されている。これにより、抽選確率等の入賞抽
選に関するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護
を容易なものにすることができる。
【0101】そして、この演出制御装置22は、次の
(1)乃至(3)の手段として機能する。 (1)入賞演出データ記憶手段120 (2)入賞演出制御手段150 (3)特殊演出選択手段160 また、演出制御装置22としては、上記した(1)乃至
(3)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含
んでいても良い。
【0102】また、ここで、遊技機10は、遊技制御装置
21を配置した主基板23の他に、前記演出制御装置22を配
置したサブ基板24を設けているものである。このため、
サブ基板24を交換することにより、演出内容の一部だけ
が異なる姉妹機を簡単に製造することができる。また、
サブ基板24のみを容量や性能が異なる別のものに簡単に
交換することができるため、演出内容だけを、例えば、
静止画からなる文字表示だけ等の比較的簡単な演出内容
のものから、種々の背景の中で、キャラクターが登場す
る等の多色、精彩な動画からなる複雑な種々の演出内容
のもの等に容易に変更することができる。
【0103】また、遊技機に使用する制御プログラムを
開発するにあたって、主基板23とサブ基板24とに分離さ
れていることにより、開発中のバグが、主基板23側に存
在するのか、サブ基板24側に存在するのかの判断を容易
に行うことができ、制御プログラム全体を見直さなけれ
ばならなくなる可能性が低くなり、デバッグを容易に行
うことができ、制御プログラムの開発期間の短縮を図る
ことができる。
【0104】また、遊技の制御を行う主基板23と、演出
データ等を有するサブ基板24とを有しているため、主基
板23は外部からの操作や交換や異物の浸入が難しい密閉
式の容器内に堅固に固定し、サブ基板24は外部からの交
換が容易な容器内に簡便な手段により着脱可能に取り付
けることが可能となる。これにより、演出データ等は、
簡単に他のものに交換することができるが、抽選確率等
の重要データは外部から操作できないような構造のもの
に設計することが容易となる。
【0105】なお、本実施の形態は、上述したような主
基板23及びサブ基板24を備えているが、特にこれに限定
されるものではなく、主基板23のみからなるようなもの
や、或いは、更に複数のサブ基板24を備えているような
ものでも良いものである。 (入力段)上記制御装置20の入力段には、図1に示すよ
うに、次のパーツが接続されている。
【0106】(1)投入スイッチ15 (2)ベットスイッチ16 (3)精算スイッチ17 (4)スタートスイッチ30 (5)ストップスイッチ50 なお、入力段としては、上記した(1)乃至(5)のパ
ーツに限定されるものではない。
【0107】(出力段)上記制御装置20の出力段には、
図1に示すように、次のパーツが接続されている。 (1)リールユニット60 (2)ホッパーユニット65 (3)報知装置66(報知ランプ69、スピーカ67及び表示
装置68) なお、出力段としては、上記した(1)乃至(3)のパ
ーツに限定されるものではない。
【0108】(投入スイッチ15)上記投入スイッチ15
は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置
するスイッチであって、遊技メダルのメダル投入口18か
ら投入された遊技メダルを検知するためのものである。 (ベットスイッチ16)上記ベットスイッチ16は、図2に
示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチで
あって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるため
のものである。
【0109】(精算スイッチ17)上記精算スイッチ17
は、図2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置
するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出す
ためのものである。 (スタートスイッチ30)上記スタートスイッチ30は、図
2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレ
バーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッ
チ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Re
play)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リー
ルユニット60の駆動を開始させるためのものである。
【0110】なお、ここで、「再遊技(リプレイ、Repl
ay)」とは、入賞抽選手段110の抽選により、「再遊技
(リプレイ、Replay)」のフラグが成立し、「再遊技
(リプレイ、Replay)」の図柄が有効入賞ライン上に揃
うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに
投入することなく、再度、遊技を行うことができるもの
である。
【0111】(ストップスイッチ50)上記ストップスイ
ッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるための
ものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図2
に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッ
チから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置
されているものである。回転リール40に対応したストッ
プスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40
が回転を停止するように設定されているものである。
【0112】(リールユニット60)上記リールユニット
60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された三
個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個
の回転リール40とから構成されている。そして、各回転
リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転
ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42と
を備えている。このリールテープ42の外周面には、複数
個(例えば21個)の図柄61が表示されている。
【0113】(ホッパーユニット65)上記ホッパーユニ
ット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技
者にメダルを払い出すためのものである。 (報知装置66)上記報知装置66は、遊技者に入賞等を音
や光や映像で報知させるためのものである。具体的に
は、報知装置66は、筐体11の下部に埋め込まれた左右2
個のスピーカ67と、表示窓12の上部中央に配置されたド
ット状の大型パネルLEDからなる表示装置68と、表示
窓12の周囲縁に配置された5個の報知ランプ69とを備え
ているものである。そして、この報知装置66は、演出制
御装置22の制御により、入賞時にスピーカ67から入賞音
を発生させ、報知ランプ69を点灯又は点滅させることに
より、また、表示装置68に図柄模様や文字列を点灯表示
させることにより、遊技者に入賞等を報知させるための
ものである。
【0114】上記報知装置66が行う演出には、この報知
装置66により、入賞抽選手段110の抽選結果に関する情
報、具体的には、入賞フラグ成立に関する情報を遊技者
に向かって報知するための特殊演出A、B、C・・・
F、Gを有している。 (特殊演出)上記特殊演出は、通常遊技中、入賞抽選手
段110の抽選結果に関する情報、具体的には、入賞フラ
グ成立に関する情報を遊技者に向かって報知するため
に、報知装置66により行われる演出である。なお、ここ
で、上記特殊演出には、入賞抽選手段110の抽選結果、
入賞していないにも拘わらず、入賞していることの演出
や、入賞可能性が大である虚偽演出、いわゆるガセ演出
を含めるようにしても良いものである。また、ここで、
上記特殊演出は、通常遊技中に行われるものであるが、
BBゲームや、RBゲームの特別遊技中に行われるよう
に設定しても良いものである。
【0115】上記特殊演出は、図3に示すように、演出
内容がそれぞれ異なるA、B、C、D、E、F、及びG
からなるものである。そして、入賞図柄BBの特殊演出
Eは、二種類の音e及び音fと、二種類の発光形態であ
る発光e及び発光fとから構成されるものであって、音
e→発光e→発光f→音fの順に行われる一連の演出全
体を意味するものである。すなわち、入賞図柄BBの特
殊演出Eは、上述した音及び発光形態の組合せからなる
一種類のものからなるものである。
【0116】なお、ここで、音eと音fとは異なる音で
あり、音eが「ドン」という太鼓の音であり、音fが
「ピー」という笛の音からなるものである。また、発光
eと発光fとは異なる発光形態であり、発光eが、5個
の報知ランプ69のうち、左下の報知ランプ69の点灯であ
り、発光fが、右下の報知ランプ69の点灯である。もち
ろん、これらの音や発光形態は上述したものに限定され
るものではなく、遊技者から見て、異なる音や、異なる
発光形態として認識できるものであれば、他の種類の音
や発光形態からなるものでも良いものである。そして、
図8に示すように、他の特殊演出A、B、C、D、F
も、特殊演出Eと同様に、種々の音や発光形態から構成
されているものである。そして、かかる特殊演出A乃至
Fを構成する音a乃至hや、発光a乃至hは、それぞれ
の内容の詳細な説明は省略するが、上述した特殊演出E
と同様に、遊技者が、異なる音や、異なる発光形態であ
ることを認識できるように設定されているものである。
なお、発光は、報知ランプ69だけではなく、中央に位置
するドット状の大型パネルLEDからなる表示装置68を
用いても良いものである。また、表示装置68の代わりに
液晶表示装置を配置して、種々の停止画像や動画像を用
いても良いものである。
【0117】そして、入賞の権利が当該遊技だけに存在
し、次の遊技に持ち越されない単遊技入賞、すなわちベ
ル、プラム、チェリーの小役入賞と、リプレイとの場
合、上記特殊演出A乃至Dは、図8に示すように、入賞
図柄毎に他の特殊演出との識別容易性が4段階に異なる
識別可変特殊演出a1乃至a4、b1乃至b4、c1乃
至c4、d1乃至d4を備えている。
【0118】具体的には、図8に示すように、入賞図柄
ベルの特殊演出Aは、a1、a2、a3及びa4の4つ
の識別可変特殊演出を備えている。そして、この識別可
変特殊演出a1乃至a4の演出内容の詳細を、プラム、
チェリー、リプレイの特殊演出B、C、Dの識別容易性
の最も弱い識別可変特殊演出b1、c1、d1の演出内
容の詳細と、音及び発光の発生順序で比較する。
【0119】先ず、識別可変特殊演出a1は、音a→発
光a→音b→発光b→音c→発光c→音d→発光d→音
a→発光aからなるものである。一方、識別可変特殊演
出b1は、音a→発光a→音b→発光b→音c→発光c
→音d→発光d→音b→発光bからなるものである。そ
して、識別可変特殊演出c1は、音a→発光a→音b→
発光b→音c→発光c→音d→発光d→音c→発光cか
らなるものである。そして、識別可変特殊演出d1は、
音a→発光a→音b→発光b→音c→発光c→音d→発
光d→音d→発光dからなるものである。上記識別可変
特殊演出a1を、発生順序に対応させて、他の識別可変
特殊演出b1、識別可変特殊演出c1、識別可変特殊演
出d1と比較すると、音a→発光a→音b→発光b→音
c→発光c→音d→発光dの部分は、4つの識別可変特
殊演出a1乃至d1でいずれも共通で同一である。すな
わち、識別可変特殊演出a1は、発生順序に対応して比
較すると、5回の音のうち、4回の音は、他の識別可変
特殊演出b1、c1、d1と共通であり、また、5回の
発光のうち、4回の発光は、他の識別可変特殊演出b
1、c1、d1と同一である。
【0120】そして、上述したような比較を同様に行う
と、識別可変特殊演出a2は、5回の音のうち、3回の
音は、他の識別可変特殊演出b1、c1、d1と共通で
あり、また、5回の発光のうち、3回の発光は、他の識
別可変特殊演出b1、c1、d1と共通である。そし
て、上述したような比較を同様に行うと、識別可変特殊
演出a3は、5回の音のうち、2回の音は、他の識別可
変特殊演出b1、c1、d1と共通であり、また、5回
の発光のうち、2回の発光は、他の識別可変特殊演出と
共通である。
【0121】そして、上述したような比較を同様に行う
と、識別可変特殊演出a4は、5回の音のうち、1回の
音は、他の識別可変特殊演出b1、c1、d1と共通で
あり、また、5回の発光のうち、1回の発光は、他の識
別可変特殊演出b1、c1、d1と共通である。したが
って、識別可変特殊演出a1乃至a4の識別容易性を、
他の識別可変特殊演出b1、c1、d1と比較した場
合、識別可変特殊演出a1が最も識別容易性が弱く、識
別可変特殊演出a2、識別可変特殊演出a3、識別可変
特殊演出a4の順に、識別容易性が強くなり、識別可変
特殊演出a4が最大(最強のこと)の識別容易性を有す
るものとなる。このように識別可変特殊演出a1乃至a
4は、他の識別可変特殊演出b1、c1、d1と比較し
て、識別可変特殊演出a1から識別可変特殊演出a4に
移行して、その英文小文字の後の数字が大きくなるほ
ど、識別容易性が段階的に大きくなるように設定されて
いるものである。
【0122】また、上述した説明と同様に、入賞図柄プ
ラムの特殊演出Bは、b1、b2、b3及びb4の4つ
の識別可変特殊演出を備え、この識別可変特殊演出b1
乃至b4は、識別可変特殊演出b1から識別可変特殊演
出b4に移行して、英文小文字の後の数字が大きくなる
ほど、識別容易性が強くなるように設定されている。ま
た、上述した説明と同様に、入賞図柄チェリーの特殊演
出Cは、c1、c2、c3及びc4の4つの識別可変特
殊演出を備え、この識別可変特殊演出c1乃至c4は、
識別可変特殊演出c1から識別可変特殊演出c4に移行
して、英文小文字の後の数字が大きくなるほど、識別容
易性が強くなるように設定されている。
【0123】また、上述した説明と同様に、入賞図柄リ
プレイの特殊演出Dは、d1、d2、d3及びd4の4
つの識別可変特殊演出を備え、この識別可変特殊演出d
1乃至d4は、識別可変特殊演出d1から識別可変特殊
演出d4に移行して、英文小文字の後の数字が大きくな
るほど、識別容易性が強くなるように設定されている。
【0124】なお、ここで、入賞抽選手段110の抽選結
果、入賞していない場合、特殊演出G(演出無し)が選
択され、いずれの演出も行われないものであるが、僅か
な割合で、入賞していないにも拘わらず、入賞している
かのごとき特殊演出を行うように設定しても良いもので
ある。 (通常遊技制御手段70)上記通常遊技制御手段70は、通
常遊技を行わせるためのものである。
【0125】すなわち、メダルの投入若しくはベットス
イッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレ
イ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件
に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット
60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該
対応する回転リール40の回転が停止する。そして、スト
ップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転
リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の
有効入賞ライン上に、予め設定された図柄61が停止する
と、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払
い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジ
ットしても良い。
【0126】入賞には、遊技メダルの払い出しを伴い、
遊技者に利益を付与する小役入賞と、この小役入賞より
もさらに大きな利益を遊技者に付与する特別入賞と、遊
技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入
することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技
(リプレイ、Replay)」とを備えている。そして、その
抽選結果がいずれかの入賞となった場合(内部的当選、
内部的入賞または内部当たりとも言う。)、その入賞に
対応した入賞フラグが成立する。そして、抽選結果が特
別入賞である場合に、特別入賞フラグが成立し、この特
別入賞フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール
40の停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の
特別入賞図柄61(例えば、有効入賞ライン上に「7」が
三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞が確定し、
遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されてい
る。そして、抽選により特別入賞フラグが成立したが、
回転リール40の停止図柄61の組み合わせが特別入賞図柄
61と一致していない場合、それ以後の遊技に特別入賞フ
ラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。
なお、小役の入賞フラグは、入賞フラグが成立した遊技
で入賞を確定させられない場合、入賞フラグ成立の権利
の次の遊技への持ち越しはない。
【0127】また、いずれかの入賞フラグが成立中に、
対応する入賞図柄61を有効入賞ライン上に揃えることが
できるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場
合、ストップスイッチ50のタイミングによるものであ
る。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、1
90ms以内に回転リール40が停止するように設定され
ているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのま
ま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回
転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止
図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対
応する入賞図柄61が含まれているような場合には、停止
するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効入賞ラ
イン上にその入賞図柄61を引き込んで停止する。一方、
かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞
図柄61が含まれていないような場合には、有効入賞ライ
ン上にその入賞図柄61を引き込んで停止することができ
ない。
【0128】(特別遊技制御手段80)上記特別遊技制御
手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有
利な特別遊技を行わせるためのものである。上記特別遊
技としては、大別すると、次のゲームがある。 (1)特定導入遊技(BBゲーム) (2)特定遊技(RBゲーム) (3)特定入賞遊技(JACゲーム) なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、
例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中で
無い場合にも単独で行われるものである。また、上記特
定入賞遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に
行われるものである。また、特別遊技としては、上記し
た(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
【0129】具体的には、通常遊技において、図示しな
いが、例えば「7」等の図柄61が有効入賞ライン上に三
個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚
のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始
される。そして、特別遊技制御手段80は、図1に示すよ
うに、大別すると、次の手段を備える。
【0130】(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲー
ム制御手段90) (2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100) (特定導入遊技制御手段91)上記特定導入遊技制御手段
91は、BBゲームを制御するためのBBゲーム制御手段
90である。
【0131】具体的には、BBゲームに移行すると、通
常遊技と同様の小役遊技が、最大3枚のメダルの投入に
よって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止さ
せた際に、有効入賞ライン上に入賞図柄が揃っているか
否かによって、メダルの払い出しが行われるものであ
る。したがって、BBゲーム中の小役遊技では、通常遊
技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものであ
る。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するた
めの特定入賞図柄が有効入賞ライン上に揃った場合に
は、その後RBゲームに移行するものである。
【0132】なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへ
の移行が、例えば最大3回行われることになっているた
めに、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述し
たような通常遊技と同様な小役遊技の抽選及び制御が行
われるものである。そして、BBゲームでは、BBゲー
ム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或
いはBBゲーム中の小役遊技が所定の最大回数、例えば
最大30回の終了により、BBゲームは終了するもので
ある。もちろん、BBゲーム中のRBゲームや、小役遊
技の最大回数は、上述したものに限定されるものではな
く、遊技機10の種類の違いにより、他の回数(例えば、
RBゲームの最大回数が2回)に設定されているもので
も良いものである。
【0133】(特定遊技制御手段101)上記特定遊技制
御手段101は、RBゲームを制御するためのものであ
る。具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1
枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12
のセンターライン上に揃った場合に入賞確定となる特定
入賞遊技が行われるものである。そして、RBゲームで
は、入賞するか否かの特定入賞遊技が最大12回行える
ものであり、そのうち、最大8回の入賞確定が可能であ
る。すなわち、最大8回の入賞が確定するか、或いは最
大12回の特定入賞遊技の終了により、RBゲームは終
了するものである。
【0134】(入賞抽選手段110)上記入賞抽選手段110
は、予め定めた抽選確率に基づいて入賞か否かの入賞判
定の抽選を行うものである。そして、入賞抽選手段110
による抽選結果が入賞である場合(内部的当選、内部的
入賞または内部当たりとも言う。)に入賞フラグが成立
し、この入賞フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄
の組み合わせが予め定められた入賞図柄と一致したこと
を条件に入賞が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、
特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
【0135】上記入賞抽選手段110は、図1に示すよう
に、大別すると、次の手段を備える。 (1)乱数発生手段111 (2)乱数抽出手段112 (3)入賞判定テーブル113 (4)判定手段114 なお、入賞抽選手段110としては、上記した(1)乃至
(4)に限定されるものではない。
【0136】(乱数発生手段111)上記乱数発生手段111
は、入賞抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で
0乃至65535)で発生させるものである。なお、こ
こで、「乱数発生手段」には、ソフト乱数としての平均
採中法(n桁の数字を2乗して中央のn桁の数を取り出
すことの繰り返しによる乱数発生方法)等で乱数を発生
させることができるものや、一定範囲の数字を高速で1
ずつ加算するカウンタを用いて構成するものがある。例
えば、0乃至65535の範囲の数字を、1秒間に数百
万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられ
る。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイ
ッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとるこ
ととなる。このように形成すると、「乱数発生手段」で
は乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出
手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のよう
な分布となるものである。このように結果として乱数の
ような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは、
「乱数発生手段」或いは「乱数抽出手段」に含めて考え
るものである。
【0137】(乱数抽出手段112)上記乱数抽出手段112
は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件
(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するもの
である。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとす
る。 (入賞判定テーブル113)上記入賞判定テーブル113は、
乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各入賞項目の
入賞領域を有するものである。
【0138】(判定手段114)上記判定手段114は、乱数
抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、入賞判定テ
ーブル113の抽選確率データを基に乱数発生手段111がと
る乱数の全領域中の各入賞項目の入賞領域からなる入賞
判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属す
る入賞領域に対応する入賞を決定するものである。
【0139】(入賞演出データ記憶手段120)上記入賞
演出データ記憶手段120は、演出データの内容を記憶し
ているものである。上記入賞演出データ記憶手段120
は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備え
る。
【0140】(1)演出テーブル130 (2)演出内容記憶手段140 なお、入賞演出データ記憶手段120としては、上記した
(1)及び(2)に限定されるものではない。 (演出テーブル130)上記演出テーブル130は、図3に示
すように、入賞図柄毎の特殊演出の種類を記憶している
ものである。具体的には、図3に示すように、BB、R
B、ベル、プラム、チェリー、リプレイ、ハズレの項目
毎に、特殊演出E、F、A、B、C、D、Gがそれぞれ
記憶されている。そして、小役入賞及びリプレイの特殊
演出A乃至Dには、既に説明したように、他の特殊演出
との識別容易性が段階的に異なる識別可変特殊演出a1
乃至a4、b1乃至b4、c1乃至c4、d1乃至d4
のいずれかが記憶されるものである。なお、初期設定時
には、演出テーブル130は、図5に示すように、最も識
別容易性が弱い識別可変特殊演出a1、b1、c1、d
1を含むものから構成されている。
【0141】(演出内容記憶手段140)上記演出内容記
憶手段140は、上述した特殊演出A乃至Gのそれぞれの
演出データの内容を記憶しているものである。具体的に
は、図8に示す内容のものが記憶され、さらに、それぞ
れの特殊演出や、識別可変特殊演出を構成する音a乃至
hや、発光a乃至hの演出データの内容を予め記憶して
いるものである。
【0142】さらに、演出内容記憶手段140は、BBゲ
ームの入賞確定時の表示装置66のスピーカ67から発生さ
せるサウンドや、報知ランプ69の点灯、点滅の時間や順
序等のデータや、表示装置68に表示される図柄模様及び
文字列のデータが記憶されている。もちろん、記憶する
演出内容は、これらに限定されるものではなく、予め記
憶された音声や、振動や、他のランプの点灯等の種々の
報知手段によるものを含んでも良いものである。
【0143】(入賞演出制御手段150)上記入賞演出制
御手段150は、入賞演出データ記憶手段120からの各演出
データを、制御装置20等からの制御信号に基づいて、報
知装置66に出力し、かかる装置を制御するためのもので
ある。具体的には、入賞演出制御手段150は、特殊演出
選択手段160により決定されている演出テーブル130から
の特殊演出を、入賞演出データ記憶手段120からの演出
情報に基づいて、報知ランプ69の所定位置のランプを点
灯や点滅させたり、スピーカ67から所定の電子音を発生
させたり、表示装置68に所定の図柄模様及び文字列を点
灯表示させるためのものである。
【0144】(特殊演出選択手段160)上記特殊演出選
択手段160は、入賞抽選手段110の抽選で入賞した入賞図
柄を所定の停止位置に停止させることができたか否かに
より、次の遊技の演出テーブル130の当該入賞図柄の特
殊演出として、いずれの特殊演出を選択するかを決定す
るためのものである。
【0145】具体的には、上記特殊演出選択手段160
は、図4に示すように、入賞抽選手段110の抽選で入賞
した入賞図柄を所定の停止位置に停止させることができ
た場合には、演出テーブル130の当該入賞図柄の特殊演
出として、識別容易性が一段階だけ強い識別可変特殊演
出を選択するものである。例えば、入賞図柄ベルの特殊
演出として識別可変特殊演出a1が設定されている場
合、入賞抽選手段110の抽選結果、ベルに入賞して当該
入賞フラグが成立し、そして、入賞図柄ベルを所定の有
効入賞ライン上に揃えることができて入賞確定すると、
特殊演出選択手段160により、入賞図柄ベルの特殊演出
として、識別可変特殊演出a2が選択されるものであ
る。そして、当該遊技の次の遊技の演出テーブル130
は、図6に示すように、入賞図柄ベルの特殊演出とし
て、識別可変特殊演出a2が設定されるものである。そ
して、次以降の遊技で、再度、入賞図柄ベルを入賞確定
することができれば、入賞図柄ベルの特殊演出は、識別
可変特殊演出a2から識別可変特殊演出a3に変更され
るものである。その際の演出テーブル130は、図7に示
すようなものとなる。そして、さらに、同様に、次の入
賞図柄ベルの入賞が確定すると、入賞図柄ベルの特殊演
出は、識別可変特殊演出a3から識別可変特殊演出a4
に変更される。そして、かかる場合、それ以降に、更に
入賞図柄ベルの入賞が確定しても、識別可変特殊演出a
4は変更されないものである。
【0146】そして、特殊演出選択手段160は、図4に
示すように、入賞抽選手段110の抽選で入賞した入賞図
柄を所定の停止位置に停止させることができなかった場
合には、演出テーブル130の入賞図柄の特殊演出とし
て、識別容易性が一段階だけ弱い識別可変特殊演出を選
択するものである。例えば、入賞図柄ベルの特殊演出と
して識別可変特殊演出a4が設定されている場合、入賞
抽選手段110の抽選結果、ベルに入賞して当該入賞フラ
グが成立し、そして、入賞図柄ベルを所定の有効入賞ラ
イン上に揃えることができずに入賞確定できない場合、
特殊演出選択手段160により、入賞図柄ベルの特殊演出
として、識別可変特殊演出a3が選択されるものであ
る。そして、当該遊技の次の遊技の演出テーブル130
は、図7に示すように、入賞図柄ベルの特殊演出とし
て、識別可変特殊演出a3が設定されるものである。そ
して、次以降の遊技で、再度、入賞図柄ベルの入賞フラ
グ成立中に、入賞図柄ベルを入賞確定することができな
ければ、入賞図柄ベルの特殊演出は、識別可変特殊演出
a3から識別可変特殊演出a2に変更されるものであ
る。その際の演出テーブル130は、例えば、図6に示す
ように設定される。そして、さらに、同様に、次の入賞
図柄ベルの入賞フラグ成立中に、入賞図柄ベルの入賞を
確定できなければ、入賞図柄ベルの特殊演出は、識別可
変特殊演出a2から識別可変特殊演出a1に変更され
る。その際の演出テーブル130は、例えば、図5に示す
ようなものとなる。そして、かかる場合、それ以降に、
更に入賞図柄ベルの入賞フラグ成立中に入賞図柄ベルの
入賞を確定できなくても、識別可変特殊演出a1は変更
されないものである。
【0147】そして、入賞図柄プラムの識別可変特殊演
出b1乃至b4、入賞図柄チェリーの識別可変特殊演出
c1乃至c4、入賞図柄リプレイの識別可変特殊演出d
1乃至d4においても、上述した説明と同様であって、
説明を省略する。 (遊技機10の動作)次に、上記構成を備えた遊技機の通
常遊技の動作の概略について、図9乃至図11に示した
フローを用いて説明する。
【0148】先ず、図9に示すステップ100におい
て、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタ
ートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ1
01に進む。ステップ101において、入賞抽選手段11
0により抽選処理が行われる。そして、次のステップ1
02に進む。
【0149】ステップ102において、演出テーブル13
0から入賞抽選手段110の抽選結果に基づいた特殊演出が
採取される。具体的には、例えば、入賞抽選手段110の
抽選結果、入賞図柄ベルの入賞フラグが成立し、演出テ
ーブル130の入賞図柄ベルの特殊演出として、識別可変
特殊演出a2が設定されているような場合、かかる識別
可変特殊演出a2が採取されるものである。そして、次
のステップ103に進む。
【0150】ステップ103において、採取した特殊演
出が報知装置66により実行される。具体的には、例え
ば、識別可変特殊演出a2が採取されているような場
合、報知装置66により、音a→発光a→音b→発光b→
音a→発光a→音d→発光d→音a→発光aが実行され
るものである。そして、次のステップ104に進む。ス
テップ104において、回転リール40の回転が開始す
る。そして、次のステップ105に進む。
【0151】ステップ105において、ストップスイッ
チ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がO
Nとなる。そして、次のステップ106に進む。ステッ
プ106において、回転リール40の回転停止処理が行わ
れる。そして、次のステップ107に進む。ステップ1
07において、三個の回転リール40に対応するストップ
スイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そし
て、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50
の操作が行われたと判定された場合、次のステップ10
8に進む。
【0152】ステップ108において、いずれかの入賞
図柄に関して、入賞フラグが成立したか否かが判定され
る。そして、次のステップ109に進む。ステップ10
9において、入賞フラグ成立中に当該入賞フラグに対応
する入賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すな
わち、入賞が確定したか否かが判定される。そして、入
賞が確定したと判定された場合、次のステップ110に
進む。
【0153】ステップ110において、入賞図柄に相当
するメダルが払い出される。そして、次のステップ11
1に進む。ステップ111において、入賞図柄ベル、プ
ラム、チェリーの小役又はリプレイに入賞確定したか否
かが判定される。そして、入賞図柄ベル、プラム、チェ
リーの小役又はリプレイに入賞確定していると判定され
た場合、次のステップ112に進む。
【0154】ステップ112において、入賞確定した入
賞図柄の識別可変特殊演出は、識別容易性が最大(最強
のこと)の識別可変特殊演出であるか否かが判定され
る。そして、入賞確定した入賞図柄の識別可変特殊演出
において、識別容易性が最大(最強のこと)の識別可変
特殊演出でないと判定された場合、次のステップ113
に進む。
【0155】ステップ113において、特殊演出選択手
段160が、入賞確定した入賞図柄に関して、識別容易性
が一段階だけ強い識別可変特殊演出を選択する。そし
て、次のステップ114に進む。ステップ114におい
て、入賞確定した入賞図柄の演出テーブル130の識別可
変特殊演出が、ステップ113で特殊演出選択手段160
が選択した識別可変特殊演出に書き換えられる。そし
て、書換後の演出テーブル130が、新たな演出テーブル1
30となる。そして、当該遊技が終了する。
【0156】前記ステップ107において、三個の回転
リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われ
ていないと判定された場合、ステップ105に戻る。前
記ステップ108において、いずれの入賞図柄に関して
も、入賞フラグが成立していない、すなわちハズレであ
ると判定された場合、当該遊技は終了する。前記ステッ
プ109において、入賞が確定していないと判定された
場合、次のステップ115に進む。
【0157】ステップ115において、当該遊技で、入
賞フラグが成立した入賞図柄は、ベル、プラム、チェリ
ーの小役又はリプレイか否かが判定される。そして、入
賞フラグが成立したのは、ベル、プラム、チェリーの小
役又はリプレイであると判定された場合、次のステップ
116に進む。ステップ116において、入賞フラグが
成立して、入賞確定できなかった入賞図柄の識別可変特
殊演出は、識別容易性が最小(最弱のこと)の識別可変
特殊演出であるか否かが判定される。そして、入賞フラ
グが成立して、入賞確定できなかった入賞図柄の識別可
変特殊演出は、識別容易性が最小(最弱のこと)の識別
可変特殊演出でないと判定された場合、次のステップ1
17に進む。
【0158】ステップ117において、特殊演出選択手
段160が、入賞フラグが成立して、入賞確定できなかっ
た入賞図柄に関して、識別容易性が一段階だけ弱い識別
可変特殊演出を選択する。そして、次のステップ118
に進む。ステップ118において、入賞フラグが成立し
て、入賞確定できなかった入賞図柄の演出テーブル130
の識別可変特殊演出が、ステップ117で特殊演出選択
手段160が選択した識別可変特殊演出に書き換えられ
る。そして、書換後の演出テーブル130が、新たな演出
テーブル130となる。そして、当該遊技が終了する。
【0159】前記ステップ111において、入賞図柄ベ
ル、プラム、チェリーの小役又はリプレイに入賞確定し
ていないと判定された場合、当該遊技は終了する。前記
ステップ112において、入賞確定した入賞図柄の識別
可変特殊演出は、識別容易性が最大(最強のこと)の識
別可変特殊演出であると判定された場合、当該遊技は終
了する。
【0160】前記ステップ115において、入賞フラグ
成立した入賞図柄は、ベル、プラム、チェリーの小役又
はリプレイでないと判定された場合、当該遊技は終了す
る。前記ステップ116において、入賞フラグが成立し
た入賞図柄の識別可変特殊演出は、識別容易性が最小
(最弱のこと)の識別可変特殊演出であると判定された
場合、当該遊技は終了する。
【0161】上述したステップ101の入賞抽選処理に
ついて、図10のフローを用いて説明する。ステップ2
00において、入賞抽選手段110の乱数発生手段111によ
り発生された乱数の中から乱数抽出手段112により乱数
が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
【0162】ステップ201において、抽出された乱数
が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次の
ステップ202に進む。ステップ202において、判定
手段114により、抽出された乱数と、入賞判定テーブル1
13の入賞判定領域データとの比較が行われる。そして、
次のステップ203に進む。
【0163】ステップ203において、判定手段114に
より、抽出された乱数が、入賞判定テーブル113のどの
入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定
される。そして、次のステップ204に進む。ステップ
204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の
引き込みとが設定される。そして、抽選処理が終了す
る。
【0164】上述したステップ106の回転リール40の
回転停止処理について、図11を用いて説明する。ステ
ップ300において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの
設定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の
図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された
場合、次のステップ301に進む。
【0165】ステップ301において、1個の図柄分だ
け、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄
分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に
進む。ステップ302において、上述した1個の図柄分
だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップ
スイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定さ
れる。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図
柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4
個目の場合には、次のステップ303に進む。
【0166】ステップ303において、回転リール40の
回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リ
ール40の回転停止までの遊技機10の動作が終了する。前
記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛ばしの設
定が達成されていると判定された場合、次のステップ3
04に進む。ステップ304において、いずれかの図柄
に対して引き込みが設定されているか否かが判定され
る。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定さ
れていると判定された場合、次のステップ305に進
む。
【0167】ステップ305において、引き込み設定が
達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定
が達成されたと判定された場合、次のステップ303に
進む。前記ステップ304において、いずれの図柄に対
しても引き込みが設定されていないと判定された場合、
ステップ303に進む。
【0168】前記ステップ305において、引き込み設
定が達成されていないと判定された場合、ステップ30
1に進む。前記ステップ302において、ストップスイ
ッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転さ
せてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステッ
プ300に戻る。
【0169】なお、上述した実施の形態において、回転
リール40の停止処理に関してステップ301乃至ステッ
プ305で説明しているが、この例は、引き込み範囲図
柄のうち、基準位置から近い図柄から条件を調査する、
いわゆる最小引き込み停止制御の例である。逆に、引き
込み範囲図柄のうち、基準位置から遠い図柄から条件を
調査する、いわゆる最大引き込み停止制御としても良
い。
【0170】更には、例えば、ストップスイッチ50を押
すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール
40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の
方法によるものでも良いものである。このテーブル停止
制御は、入賞フラグ成立の有無や、入賞フラグ成立中の
入賞図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数の
テーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択さ
れるものである。
【0171】なお、テーブル停止制御においても、入賞
フラグが成立しているときには、その入賞フラグに対応
する図柄が有効入賞ライン上に揃うように、予めテーブ
ルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み
設定の一種を備えているものである。また、入賞フラグ
が成立していないときには、他の入賞図柄が有効入賞ラ
イン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置
が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備え
ているものである。
【0172】(第二の実施の形態)図12は、本発明の
第二の実施の形態を示すものであって、特殊演出におけ
る虚偽報知の発生確率(%)の概略説明図を示すもので
ある。本実施の形態は、第一の実施の形態で説明したベ
ル、プラム、チェリーの小役及びリプレイの特殊演出
A、B、C、Dに関して、それらの識別可変特殊演出a
1乃至a4、b1乃至b4、c1乃至c4、d1乃至d
4の虚偽報知の発生確率を段階的に変更しているもので
ある。その他の構成は、第一の実施の形態と同様であっ
て、説明を省略する。
【0173】具体的には、特殊演出選択手段160は、入
賞抽選手段110の抽選で入賞した入賞図柄を所定の有効
入賞ライン上の停止位置に停止させることができた場合
には、図12に示すように、虚偽報知の発生確率を下げ
るように設定されている。例えば、電源投入時の初期設
定では、演出テーブル130は、図5に示すものに設定さ
れている。そのとき、入賞図柄ベルの特殊演出Aの識別
可変特殊演出a1は、虚偽報知の発生確率が30%とな
り、虚偽報知以外の真実の報知の発生確率が70%とな
るように設定されている。そして、入賞図柄ベルの入賞
フラグ成立中に遊技者の停止操作により、入賞図柄ベル
を所定の有効入賞ライン上に停止させることができて、
入賞確定することができた場合、演出テーブル130の入
賞図柄ベルの識別可変特殊演出a1は、識別可変特殊演
出a2に変更される。この識別可変特殊演出a2は、虚
偽報知の発生確率が20%となり、虚偽報知以外の真実
の報知の発生確率が80%となるように設定されてい
る。この識別可変特殊演出a2は、識別可変特殊演出a
1よりも虚偽報知の発生確率が低く、遊技者は、より確
かな抽選結果の情報を入手することができるものであ
る。そのとき、図6に示す演出テーブル130が使用され
るものである。そして、次に入賞図柄ベルの入賞が確定
したときは、入賞図柄ベルの特殊演出は、識別可変特殊
演出a2から識別可変特殊演出a3に変更される。この
識別可変特殊演出a3は、虚偽報知の発生確率が10%
となり、虚偽報知以外の真実の報知の発生確率が90%
となるように設定されている。この識別可変特殊演出a
3は、識別可変特殊演出a2よりも、さらに虚偽報知の
発生確率が低く、遊技者は、より確かな抽選結果の情報
を入手することができるものである。そして、次に入賞
図柄ベルの入賞が確定したときは、入賞図柄ベルの特殊
演出は、識別可変特殊演出a3から識別可変特殊演出a
4に変更される。この識別可変特殊演出a4は、虚偽報
知の発生確率が1%となり、虚偽報知以外の真実の報知
の発生確率が99%となるように設定されている。この
識別可変特殊演出a4は、識別可変特殊演出a3より
も、さらに虚偽報知の発生確率が低く、遊技者は、より
確かな抽選結果の情報を入手することができるものであ
る。
【0174】一方、特殊演出選択手段160は、入賞抽選
手段110の抽選で入賞した入賞図柄を所定の有効入賞ラ
イン上の停止位置に停止させることができなかった場合
には、図12に示すように、虚偽報知の発生確率を上げ
るように設定されている。例えば、図4に示すように、
入賞図柄ベルの特殊演出として識別可変特殊演出a4が
設定されているような場合に、入賞図柄ベルの入賞フラ
グ成立中に当該入賞図柄を所定の有効入賞ライン上に停
止させることができなくて、入賞確定できなかったと
き、入賞図柄ベルの特殊演出は、識別可変特殊演出a4
から、虚偽報知の発生確率がより高い識別可変特殊演出
a3に変更されるものである。同様に、入賞図柄ベルの
入賞フラグ成立中に入賞確定できないとき、a3→a2
→a1と、順に、虚偽報知の発生確率がより高い識別可
変特殊演出へ順次、移行するように設定されている。
【0175】そして、入賞図柄プラムの特殊演出Bの識
別可変特殊演出b1乃至b4や、入賞図柄チェリーの特
殊演出Cの識別可変特殊演出c1乃至c4や、入賞図柄
リプレイの特殊演出Dの識別可変特殊演出d1乃至d4
においても、上述した入賞図柄ベルと同様に設定されて
いるものである。本発明は、自己の技量により、入賞図
柄を所定の停止位置に停止させて入賞が確定することが
できた場合、虚偽報知の発生確率が下がり、次の遊技の
特殊演出の信頼度を上げることができる。したがって、
遊技者は、停止操作の結果、入賞確定できた場合、自ら
の力により、特殊演出の信頼度を上げて、自己に有利な
特殊演出へ移行することができるという満足感や、達成
感を得ることができるものである。
【0176】また、本発明は、遊技者の停止操作によ
り、入賞図柄を所定の停止位置に停止させることができ
なかった場合、虚偽報知の発生確率が上がり、次の遊技
の特殊演出の信頼度が下がる。これにより、いわゆる入
賞抽選手段110の抽選結果、入賞している入賞図柄の特
定がより困難なものになり、いわゆる目押しにより、入
賞確定できる可能性が低くなる。したがって、停止操作
の結果、入賞確定できなかった場合、遊技者自らの責任
により、特殊演出の信頼度が下がり、自己に不利な特殊
演出へ移行するというスリルを味わうことができるもの
である。
【0177】(他の実施の形態)上述した第一の実施の
形態において、特殊演出選択手段160は、入賞フラグ成
立中の入賞図柄を所定の停止位置に停止させることがで
きて入賞確定できた場合に、識別容易性が一段階だけ強
い識別可変特殊演出を選択し、入賞確定できなかった場
合に、識別容易性が一段階だけ弱い識別可変特殊演出を
選択するように設定されているが、特にこれに限定され
るものではない。例えば、特に図示しないが、特殊演出
選択手段160は、入賞フラグ成立中の入賞図柄を所定の
有効入賞ライン上に停止させることができて入賞確定で
きた場合、演出テーブル130の当該入賞図柄の特殊演出
として、識別容易性が一段階だけ弱い識別可変特殊演出
を選択し、入賞確定ができなかった場合、演出テーブル
130の当該入賞図柄の特殊演出として、識別容易性が一
段階だけ強い識別可変特殊演出を選択するようにしても
良いものである。このように、識別容易性の異なる特殊
演出を選択することにより、技量の差による入賞確定の
数の差を小さくすることができ、停止操作の技量に劣る
者も、また、停止操作の技量に優れる者も、自己の技量
レベルに適合した難易度の遊技を行うことができ、遊技
を楽しむことができる。そして、停止操作の技量が未熟
な初心者であっても、技量に優れた熟練者と同様に遊技
を楽しむことができる。
【0178】また、上述した第二の実施の形態におい
て、特殊演出選択手段160は、入賞フラグ成立中の入賞
図柄を所定の停止位置に停止させることができて入賞確
定できた場合に、虚偽報知の発生確率がより低い識別可
変特殊演出を選択し、入賞確定できなかった場合に、虚
偽報知の発生確率がより高い識別可変特殊演出を選択す
るように設定されているが、特にこれに限定されるもの
ではない。例えば、特に図示しないが、特殊演出選択手
段160は、入賞フラグ成立中の入賞図柄を所定の有効入
賞ライン上に停止させることができて入賞確定できた場
合、演出テーブル130の当該入賞図柄の特殊演出とし
て、虚偽報知の発生確率がより高い識別可変特殊演出を
選択し、入賞確定ができなかった場合、演出テーブル13
0の当該入賞図柄の特殊演出として、虚偽報知の発生確
率がより低い識別可変特殊演出を選択するようにしても
良いものである。このように、特殊演出の信頼度を調整
することにより、技量の差による入賞確定の数の差を小
さくすることができ、停止操作の技量に劣る者も、ま
た、停止操作の技量に優れる者も、自己の技量レベルに
適合した難易度の遊技を行うことができ、遊技を楽しむ
ことができる。そして、停止操作の技量が未熟な初心者
であっても、技量に優れた熟練者と同様に遊技を楽しむ
ことができる。
【0179】(第三の実施の形態)図13乃至図20
は、本発明の第三の実施の形態を示すものである。図1
3乃至図16は予め定められた所定の停止表示態様の概
略説明図、図17は演出テーブル及び変更用演出テーブ
ルの概略説明図、図18は演出テーブルのブロック図、
図19及び図20は遊技機の動作の概略のフローをそれ
ぞれ示すものである。
【0180】本実施の形態に係る遊技機10は、特殊演出
選択手段160が、入賞抽選手段110の抽選で入賞した入賞
図柄を、予め定められた所定の態様に停止表示させるこ
とができたか否かにより、当該遊技よりも後の遊技の演
出テーブル130の所定の入賞の特殊演出として、いずれ
の特殊演出を選択するかを決定することを特徴とするも
のである。その他の構成は、第一の実施の形態とほぼ同
様である。以下、具体的に説明する。
【0181】遊技機の外観は、第一の実施の形態で説明
したものと同一であるが、遊技機10の前面側の図柄表示
窓13には、図13乃至図16に示すように、横方向に三
本の入賞ラインAA、入賞ラインBB及び入賞ラインC
Cが形成され、左右の対角線上の斜め方向に二本の入賞
ラインDD及び入賞ラインEEが形成されている。通常
遊技制御手段70、特別遊技制御手段80及び入賞抽選手段
110からなる遊技制御装置21は、第一の実施の形態と略
同一である。
【0182】なお、報知装置66は、特殊演出選択手段16
0により前の遊技で決定された演出テーブル130に基づい
た特殊演出を行うものである。具体的には、報知装置66
は、特殊演出選択手段160により、当該遊技より2つ前
の遊技で決定された演出テーブル130に基づいて特殊演
出を行うものである。投入スイッチ15、ベットスイッチ
16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、ストップス
イッチ50、リールユニット60、ホッパーユニット65及び
報知装置66は、第一の実施の形態と同一であるため、説
明を省略する。
【0183】また、報知装置66により行われる特殊演出
も、第一の実施の形態で説明したように、特殊演出A、
B、C、D、E、F及びGからなるものであり、その詳
細は、図8に示すものと同一である。 (入賞演出データ記憶手段120)上記入賞演出データ記
憶手段120は、演出データの内容を記憶しているもので
ある。
【0184】上記入賞演出データ記憶手段120は、図1
に示すように、大別すると、次の手段を備える。 (1)演出テーブル130 (2)演出内容記憶手段140 なお、入賞演出データ記憶手段120としては、上記した
(1)及び(2)に限定されるものではない。
【0185】(演出テーブル130)上記演出テーブル130
は、入賞図柄毎の特殊演出の種類を記憶しているもので
ある。具体的には、図17に示すように、第一の実施の
形態で説明したものと同様に、BB、RB、ベル、プラ
ム、チェリー、リプレイ、ハズレの項目毎に、特殊演出
E、F、A、B、C、D、Gがそれぞれ記憶されてい
る。そして、小役入賞及びリプレイの特殊演出A乃至D
には、既に説明したように、他の特殊演出との識別容易
性が段階的に異なる識別可変特殊演出a1乃至a4、b
1乃至b4、c1乃至c4、d1乃至d4のいずれかが
記憶されるものである。そして、演出テーブル130は、
大別すると、図18に示すように、次の4つのテーブル
からなるものである。
【0186】(1)現状演出テーブル131 (2)1回後演出テーブル132 (3)2回後演出テーブル133 (4)変更用演出テーブル134 なお、演出テーブル130としては、現状遊技から2回後
の遊技の演出テーブル130を変更するように設定したた
め、上述したような現状演出テーブル131、1回後演出
テーブル132及び2回後演出テーブル133を設けている
が、これに限定されるものではない。例えば、現状遊技
からN回後の遊技の演出テーブルを変更するように設定
するような場合、3回以上後のN回後演出テーブルを、
さらに、設けても良いものである。
【0187】(現状演出テーブル131)上記現状演出テ
ーブル131は、現状遊技の入賞図柄毎の特殊演出の種類
を記憶しているものである。遊技が1回進行する毎に、
1回後演出テーブル132の内容が、現状演出テーブル131
となるものである。 (1回後演出テーブル132)上記1回後演出テーブル132
は、現状遊技から1回後、すなわち、現状遊技の次の遊
技の入賞図柄毎の特殊演出の種類を記憶しているもので
ある。遊技が1回進行する毎に、2回後演出テーブル13
3の内容が、1回後演出テーブル132の内容となるもので
ある。
【0188】(2回後演出テーブル133)上記2回後演
出テーブル133は、現状遊技から2回後の遊技の入賞図
柄毎の特殊演出の種類を記憶しているものである。初期
設定時には、2回後演出テーブル133は、図5に示すよ
うに、最も識別容易性が弱い識別可変特殊演出a1、b
1、c1、d1を含むものから構成されている。そし
て、この2回後演出テーブル133は、入賞抽選手段110の
抽選結果、入賞していない場合、すなわち、いずれの入
賞フラグも成立していない場合、当該遊技の前の遊技時
における2回後演出テーブル133の内容を、そのまま引
き継いでいるものである。なお、当該遊技が、電源投入
後の1回目の遊技の場合は、上述した初期設定時の内容
が、2回後演出テーブル133の内容となるものである。
【0189】そして、2回後演出テーブル133は、入賞
抽選手段110の抽選結果、入賞した場合に、特殊演出選
択手段160の決定により、所定の入賞の特殊演出が変更
されるものである。なお、特殊演出選択手段160は、図
17に示すような変更用演出テーブル134を用いて変更
しており、入賞抽選手段110の抽選結果、入賞している
図柄と、特殊演出の内容を変更する図柄とは異なるよう
に設定されているものである。すなわち、入賞抽選手段
110の抽選結果、リプレイに入賞した場合、リプレイの
入賞図柄を、予め定めた所定の態様に停止表示させるこ
とができたか否かにより、リプレイの特殊演出Dではな
く、ベルの特殊演出Aの演出内容をa1乃至a4のうち
で、特殊演出選択手段160が選択するものである。
【0190】上述したように、2回後演出テーブル133
の内容が、遊技が1回、進行すると、1回後演出テーブ
ル132となり、さらに、遊技が1回進行すると、現状演
出テーブル131となるものである。 (変更用演出テーブル134)上記変更用演出テーブル134
は、図17に示すように、入賞抽選手段110の抽選結
果、入賞した入賞図柄に対応して、変更する特殊演出の
入賞図柄の種類を記憶しているものである。すなわち、
例えば、図17に示すように、変更用演出テーブル134
には、入賞抽選手段110の抽選結果、リプレイの入賞に
対応して、特殊演出の内容を変更する入賞図柄の種類で
ある入賞図柄ベルが記憶されているものである。
【0191】(演出内容記憶手段140)上記演出内容記
憶手段140は、上述した特殊演出A乃至Gのそれぞれの
演出データの内容を記憶しているものであって、第一の
実施の形態で説明したものと同一である。具体的には、
図8に示す内容のものが記憶され、さらに、それぞれの
特殊演出や、識別可変特殊演出を構成する音a乃至h
や、発光a乃至hの演出データの内容を予め記憶してい
るものである。
【0192】さらに、演出内容記憶手段140は、BBゲ
ームの入賞確定時の表示装置66のスピーカ67から発生さ
せるサウンドや、報知ランプ69の点灯、点滅の時間や順
序等のデータや、表示装置68に表示される図柄模様及び
文字列のデータが記憶されている。もちろん、記憶する
演出内容は、これらに限定されるものではなく、予め記
憶された音声や、振動や、他のランプの点灯等の種々の
報知手段によるものを含んでも良いものである。
【0193】(入賞演出制御手段150)上記入賞演出制
御手段150は、入賞演出データ記憶手段120からの各演出
データを、制御装置20等からの制御信号に基づいて、報
知装置66に出力し、かかる装置を制御するためのもので
あって、第一の実施の形態で説明したもの同一である。
具体的には、入賞演出制御手段150は、特殊演出選択手
段160により決定されている演出テーブル130からの特殊
演出を、入賞演出データ記憶手段120からの演出情報に
基づいて、報知ランプ69の所定位置のランプを点灯や点
滅させたり、スピーカ67から所定の電子音を発生させた
り、表示装置68に所定の図柄模様及び文字列を点灯表示
させるためのものである。
【0194】(特殊演出選択手段160)上記特殊演出選
択手段160は、入賞抽選手段110の抽選で入賞した入賞図
柄を、予め定められた所定の態様に停止表示させること
ができたか否かにより、当該遊技よりも後の遊技の演出
テーブル130の所定の入賞の特殊演出として、いずれの
特殊演出を選択するかを決定するためのものである。そ
して、特殊演出選択手段160は、ベル、プラム、チェリ
ー、リプレイの4つの入賞に対応して、設けているもの
である。
【0195】ここで、「入賞図柄を、予め定められた所
定の態様に停止表示させることができた」とは、具体的
には、入賞抽選手段110で入賞した各回転リール40の入
賞図柄を、3コマ×3コマが表示される図柄表示窓13の
内部のいずれかの停止位置に停止させることができてい
るような停止表示の態様(以下、「図柄表示窓内停止態
様」という)となっているようなものである。この図柄
表示窓内停止態様には、図13に示すように、入賞抽選
手段110で入賞した入賞図柄を、有効入賞ラインEE等
のように所定の有効入賞ライン上に一列に揃った状態で
停止させることができたものを含むものである。さら
に、図柄表示窓内停止態様には、入賞抽選手段110で入
賞した入賞図柄を、有効入賞ライン上に一列に揃った状
態で停止させることはできていないが、図14に示すよ
うに、有効入賞ライン上に揃った入賞態様と比較して、
1コマだけずれているような停止表示の態様となって、
図柄表示窓13の内部の惜しかった位置に停止表示され
て、入賞態様に近似した停止表示態様となっているよう
なものを含むものである。さらに、図柄表示窓内停止態
様には、有効入賞ラインEE上に揃った入賞態様と比較
して、図15に示すように、中央回転リール44だけが2
コマだけずれているような停止表示の態様となって、図
柄表示窓13の内部の惜しかった位置に停止表示されて、
入賞態様に近似した停止表示態様となっているようなも
のを含むものである。さらに、有効入賞ラインBB上に
揃った入賞態様と比較して、図16に示すように、1コ
マずれが、中央回転リール44と右側回転リール45との2
箇所で発生しているような停止表示の態様となって、図
柄表示窓13の内部の惜しかった位置に停止表示されて、
入賞態様に近似した停止表示態様となっているようなも
のを含むものである。
【0196】もちろん、「入賞図柄を、予め定められた
所定の態様に停止表示させることができた」の意味は、
上述したような図柄表示窓内停止態様に限定するもので
はなく、他の特定の停止態様に設定しても良いものであ
る。具体的には、例えば、「入賞図柄を、予め定められ
た所定の態様に停止表示させることができた」の意味
を、図13に示すように、入賞抽選手段110で入賞した
入賞図柄が、有効入賞ラインEE等のように所定の有効
入賞ライン上に一列に揃った状態で停止させることがで
きた停止態様に限定しても良いものである。さらに、
「入賞図柄を、予め定められた所定の態様に停止表示さ
せることができた」の意味を、入賞抽選手段110で入賞
した入賞図柄が、有効入賞ライン上に一列に揃った状態
で停止させることはできていないが、図14に示すよう
に、有効入賞ライン上に揃った入賞態様と比較して、1
コマだけずれているような停止表示の態様に限定しても
良いものである。さらに、「入賞図柄を、予め定められ
た所定の態様に停止表示させることができた」の意味
を、入賞抽選手段110で入賞した入賞図柄が、有効入賞
ラインEE上に揃った入賞態様と比較して、図15に示
すように、中央回転リール44だけが2コマだけずれてい
るような停止表示の態様に限定しても良いものである。
さらに、「入賞図柄を、予め定められた所定の態様に停
止表示させることができた」を、入賞抽選手段110で入
賞した入賞図柄が、有効入賞ラインBB上に揃った入賞
態様と比較して、図16に示すように、1コマずれで停
止して、中央回転リール44と右側回転リール45との2箇
所で発生しているような停止表示の態様に限定しても良
いものである。さらに、「入賞図柄を、予め定められた
所定の態様に停止表示させることができた」の意味を、
入賞抽選手段110で入賞した入賞図柄が、必ずしも図柄
表示窓13の内部に停止しなくても、所定の有効入賞ライ
ンの停止位置から数えて所定コマ数の範囲内に、各回転
リール40の当該入賞図柄を停止させることができている
ような停止表示の態様に限定しても良いものである。
【0197】また、ここで、「当該遊技よりも後の遊技
の演出テーブル130の所定の入賞の特殊演出として、い
ずれの特殊演出を選択する」の「後の遊技」とは、具体
的には、当該遊技より、2回後の遊技を意味するもので
ある。もちろん、1回後の遊技に設定してもよく、ま
た、3回以上後の遊技に設定しても良いものである。ま
た、ここで、「当該遊技よりも後の遊技の演出テーブル
130の所定の入賞」の「所定の入賞」とあるが、本実施
の形態では、入賞抽選手段110の抽選で入賞して、所定
の態様に停止表示させることができて入賞が確定した入
賞図柄に係る入賞と、特殊演出選択手段160が複数の特
殊演出のうちから選択して特殊演出の内容を変更する入
賞とは、互いに異なる別の入賞に設定している。すなわ
ち、図17に示すように、入賞抽選手段110の抽選でリ
プレイに入賞した場合、リプレイに係る特殊演出Dが行
われるが、特殊演出選択手段160は、当該遊技の2回後
の遊技の特殊演出として、ベルに係る特殊演出Aの選択
を行うものである。同様に、図17に示すように、入賞
抽選手段110の抽選でベルに入賞した場合、ベルに係る
特殊演出Aが行われるが、特殊演出選択手段160は、当
該遊技の2回後の遊技の特殊演出として、プラムに係る
特殊演出Bの選択を行うものである。また、図17に示
すように、入賞抽選手段110の抽選でプラムに入賞した
場合、プラムに係る特殊演出Bが行われるが、特殊演出
選択手段160は、当該遊技の2回後の遊技の特殊演出と
して、チェリーに係る特殊演出Cの選択を行うものであ
る。また、図17に示すように、入賞抽選手段110の抽
選でチェリーに入賞した場合、チェリーに係る特殊演出
Cが行われるが、特殊演出選択手段160は、当該遊技の
2回後の遊技の特殊演出として、リプレイに係る特殊演
出Dの選択を行うものである。
【0198】さらに、具体的に説明する。上記特殊演出
選択手段160は、図4に示すように、入賞抽選手段110の
抽選で入賞した入賞図柄を、上述したような予め定めら
れた所定の態様(図柄表示窓内停止態様)に停止表示さ
せることができた場合には、図17の変更用演出テーブ
ル134に基づいて、2回後演出テーブル133の所定の入賞
の特殊演出として、識別容易性が一段階だけ強い識別可
変特殊演出を選択するものである。
【0199】例えば、当該遊技より2回後の遊技の特殊
演出を記憶した2回後演出テーブル133の入賞図柄ベル
の特殊演出として、図5に示すように識別可変特殊演出
a1が設定されている場合、入賞抽選手段110の抽選結
果、リプレイに入賞して当該入賞フラグが成立し、そし
て、入賞図柄リプレイを、上述したような予め定められ
た所定の態様(図柄表示窓内停止態様)に停止表示させ
ることができた場合、特殊演出選択手段160により、図
17に示す変更用演出テーブル134に基づいて、当該遊
技より2回後の遊技に使用する2回後演出テーブル133
の入賞図柄ベルの特殊演出として、識別可変特殊演出a
2が選択されるものである。そして、2回後演出テーブ
ル133は、図6に示すように、入賞図柄ベルの特殊演出
として、識別可変特殊演出a2が設定されるものであ
る。そして、次以降の遊技で、再度、入賞図柄リプレイ
に入賞して、その図柄表示窓内停止態様にすることがで
きれば、2回後演出テーブル133の入賞図柄ベルの特殊
演出は、識別可変特殊演出a2から識別可変特殊演出a
3に変更されるものである。その際の2回後演出テーブ
ル133は、図7に示すようなものとなる。そして、さら
に、同様に、次以降の遊技で入賞図柄リプレイに入賞し
て、その図柄表示窓内停止態様にすることができると、
2回後演出テーブル133の入賞図柄ベルの特殊演出は、
識別可変特殊演出a3から識別可変特殊演出a4に変更
される。そして、かかる場合、それ以降の遊技に、更に
入賞図柄リプレイに入賞して、その図柄表示窓内停止態
様にすることができても、識別可変特殊演出a4は変更
されないものである。
【0200】そして、特殊演出選択手段160は、図4に
示すように、入賞抽選手段110の抽選で入賞した入賞図
柄を、上述したような予め定められた所定の態様(図柄
表示窓内停止態様)に停止表示させることができなかっ
た場合には、2回後演出テーブル133の所定の入賞の特
殊演出として、識別容易性が一段階だけ弱い識別可変特
殊演出を選択するものである。例えば、入賞図柄ベルの
特殊演出として識別可変特殊演出a4が設定されている
場合、入賞抽選手段110の抽選結果、リプレイに入賞し
て当該入賞フラグが成立し、そして、入賞図柄リプレイ
を、上述したような予め定められた所定の態様(図柄表
示窓内停止態様)に停止表示させることができなかった
場合、特殊演出選択手段160により、2回後演出テーブ
ル133の入賞図柄ベルの特殊演出として、識別可変特殊
演出a3が選択されるものである。そして、この2回後
演出テーブル133は、図7に示すように、入賞図柄ベル
の特殊演出として、識別可変特殊演出a3が設定される
ものである。そして、次以降の遊技で、再度、入賞図柄
リプレイの入賞フラグ成立中に、上述したような予め定
められた所定の態様(図柄表示窓内停止態様)に停止表
示させることができなければ、2回後演出テーブル133
の入賞図柄ベルの特殊演出は、識別可変特殊演出a3か
ら識別可変特殊演出a2に変更されるものである。その
際の2回後演出テーブル133は、例えば、図6に示すよ
うに設定される。そして、さらに、同様に、次以降の遊
技で、入賞図柄リプレイの入賞フラグ成立中に、上述し
たような予め定められた所定の態様(図柄表示窓内停止
態様)に停止表示させることができなければ、2回後演
出テーブル133の入賞図柄ベルの特殊演出は、識別可変
特殊演出a2から識別可変特殊演出a1に変更される。
その際の2回後演出テーブル133は、例えば、図5に示
すようなものとなる。そして、かかる場合、それ以降
に、更に入賞図柄リプレイの入賞フラグ成立中に、上述
したような予め定められた所定の態様(図柄表示窓内停
止態様)に停止表示させることができなくても、識別可
変特殊演出a1は変更されないものである。
【0201】そして、入賞図柄プラムの識別可変特殊演
出b1乃至b4、入賞図柄チェリーの識別可変特殊演出
c1乃至c4、入賞図柄リプレイの識別可変特殊演出d
1乃至d4においても、上述した説明と略同様であっ
て、説明を省略する。(遊技機10の動作)次に、上記構
成を備えた遊技機の通常遊技の動作の概略について、図
19乃至図20に示したフローを用いて説明する。
【0202】先ず、図19に示すステップ400におい
て、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタ
ートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ4
01に進む。ステップ401において、入賞抽選手段11
0により抽選処理が行われる。そして、次のステップ4
02に進む。
【0203】ステップ402において、演出テーブル13
0(具体的には、現状演出テーブル131)から入賞抽選手
段110の抽選結果に基づいた特殊演出が採取される。具
体的には、例えば、入賞抽選手段110の抽選結果、入賞
図柄リプレイの入賞フラグが成立し、現状演出テーブル
131の入賞図柄リプレイの特殊演出として、識別可変特
殊演出d2が設定されているような場合、かかる識別可
変特殊演出d2が採取されるものである。そして、次の
ステップ403に進む。
【0204】ステップ403において、採取した特殊演
出が報知装置66により実行される。具体的には、例え
ば、識別可変特殊演出d2が採取されているような場
合、報知装置66により、図8に示すように、音a→発光
a→音b→発光b→音d→発光d→音d→発光d→音d
→発光dが実行されるものである。そして、次のステッ
プ404に進む。
【0205】ステップ404において、回転リール40の
回転が開始する。そして、次のステップ405に進む。
ステップ405において、ストップスイッチ50が操作さ
れることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そ
して、次のステップ406に進む。ステップ406にお
いて、回転リール40の回転停止処理が行われる。そし
て、次のステップ407に進む。
【0206】ステップ407において、三個の回転リー
ル40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか
否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応
するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された
場合、次のステップ408に進む。ステップ408にお
いて、いずれかの入賞図柄に関して、入賞フラグが成立
したか否かが判定される。そして、次のステップ409
に進む。
【0207】ステップ409において、入賞フラグ成立
中に当該入賞フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライ
ン上に揃ったか否か、すなわち、入賞が確定したか否か
が判定される。そして、入賞が確定したと判定された場
合、次のステップ410に進む。ステップ410におい
て、入賞図柄に相当するメダルが払い出される。そし
て、次のステップ411に進む。
【0208】ステップ411において、入賞図柄ベル、
プラム、チェリーの小役又はリプレイに入賞確定したか
否かが判定される。そして、入賞図柄ベル、プラム、チ
ェリーの小役又はリプレイに入賞確定していると判定さ
れた場合、次のステップ412に進む。ステップ412
において、特殊演出選択手段160により、入賞演出デー
タ記憶手段120に基づいて、変更に係る特殊演出の識別
可変特殊演出の識別容易性が最大(最強のこと)の識別
可変特殊演出であるか否かが判定される。具体的には、
特殊演出選択手段160により、変更用演出テーブル134に
基づいて、入賞した入賞図柄、例えば入賞図柄リプレイ
に対応する変更に係る特殊演出の入賞図柄の種類、例え
ば、入賞図柄ベルが採取される。そして、特殊演出選択
手段160により、その採取した変更に係る特殊演出の入
賞図柄(例えば入賞図柄ベル)に関して、2回後演出テ
ーブル133から、その変更に係る入賞図柄(例えば入賞
図柄ベル)の識別可変特殊演出が採取され、その識別可
変特殊演出が最大(最強)の識別可変特殊演出であるか
否かが判定される。具体的には、変更に係る入賞図柄と
して採取した識別可変特殊演出が、a4、b4、c4又
はd4であるか否かにより判定を行うものである。そし
て、かかる識別可変特殊演出の識別容易性が最大(最強
のこと)の識別可変特殊演出でないと判定された場合、
すなわち、上述したようにして採取した識別可変特殊演
出がa4、b4、c4又はd4でないと判定された場
合、次のステップ413に進む。
【0209】ステップ413において、特殊演出選択手
段160により、変更用演出テーブル134に基づいて特定し
た変更に係る入賞図柄(例えば入賞図柄ベル)の特殊演
出に関して、識別容易性が一段階だけ強い識別可変特殊
演出の選択が行われる。具体的には、入賞抽選手段110
の抽選結果、入賞して入賞フラグが成立した入賞図柄が
リプレイである場合、変更用演出テーブル134に基づい
て、変更に係る入賞図柄は、ベルに特定される。そし
て、2回後演出テーブル133の入賞図柄ベルの特殊演出
が、識別可変特殊演出a2である場合、特殊演出選択手
段160により、変更に係る入賞図柄ベルの特殊演出とし
て、識別容易性が一段階だけ強い識別可変特殊演出a3
が選択されるものである。そして、次のステップ414
に進む。
【0210】ステップ414において、現状演出テーブ
ル131、1回後演出テーブル132及び2回後演出テーブル
133からなる演出テーブル130の書換が行われる。具体的
には、1回後演出テーブル132のデータが、そのまま現
状演出テーブル131のデータとしてコピーされる。そし
て、2回後演出テーブル133のデータが、そのまま1回
後演出テーブル132のデータとしてコピーされる。そし
て、2回後演出テーブル133の入賞図柄の識別可変特殊
演出のうち、ステップ413により選択された変更に係
る入賞図柄の特殊演出が、その選択された識別可変特殊
演出に書き換えられる。上述した例で説明すると、入賞
図柄ベルの特殊演出Aが、a2からa3に書き換えられ
るものである。そして、書換後の2回後演出テーブル13
3が、例えば図7に示すような新たな2回後演出テーブ
ル133となる。そして、当該遊技が終了する。
【0211】前記ステップ407において、三個の回転
リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われ
ていないと判定された場合、ステップ405に戻る。前
記ステップ408において、いずれの入賞図柄に関して
も、入賞フラグが成立していない、すなわちハズレであ
ると判定された場合、次のステップ420に進む。
【0212】ステップ420において、現状演出テーブ
ル131、1回後演出テーブル132及び2回後演出テーブル
133からなる演出テーブル130の書換が行われる。具体的
には、1回後演出テーブル132のデータが、そのまま現
状演出テーブル131のデータとしてコピーされる。そし
て、2回後演出テーブル133のデータが、そのまま1回
後演出テーブル132のデータとしてコピーされる。そし
て、2回後演出テーブル133のデータは、変更されず
に、そのまま、新たな2回後演出テーブル133となる。
そして、当該遊技が終了する。
【0213】前記ステップ411において、入賞図柄ベ
ル、プラム、チェリーの小役又はリプレイに入賞確定し
ていないと判定された場合、次のステップ420に進
む。前記ステップ412において、かかる識別可変特殊
演出の識別容易性が最大(最強のこと)の識別可変特殊
演出であると判定された場合、すなわち、上述したよう
にして採取した識別可変特殊演出がa4、b4、c4又
はd4であると判定された場合、次のステップ420に
進む。
【0214】前記ステップ409において、入賞が確定
していないと判定された場合、次のステップ415に進
む。ステップ415において、停止操作により、予め定
められた所定の態様に停止表示させることができたか否
かが判定される。具体的には、入賞フラグが成立してい
る入賞図柄が、3コマ×3コマが表示される図柄表示窓
13の内部のいずれかの位置に停止した態様、すなわち、
図柄表示窓内停止態様となっているか否かが判定され
る。そして、予め定められた所定の態様、いわゆる図柄
表示窓内停止態様となっていないと判定された場合、次
のステップ416に進む。
【0215】ステップ416において、当該遊技で、入
賞フラグが成立した入賞図柄は、ベル、プラム、チェリ
ーの小役又はリプレイか否かが判定される。そして、入
賞フラグ成立したのは、ベル、プラム、チェリーの小役
又はリプレイであると判定された場合、次のステップ4
17に進む。ステップ417において、特殊演出選択手
段160により、入賞演出データ記憶手段120に基づいて、
変更に係る特殊演出の識別可変特殊演出の識別容易性が
最小の識別可変特殊演出であるか否かが判定される。具
体的には、特殊演出選択手段160により、変更用演出テ
ーブル134に基づいて、入賞した入賞図柄(例えば、入
賞図柄リプレイ)に対応する変更に係る特殊演出の入賞
図柄の種類(例えば、入賞図柄ベル)が採取される。そ
して、特殊演出選択手段160により、その採取した変更
に係る特殊演出の入賞図柄(例えば入賞図柄ベル)に関
して、2回後演出テーブル133から識別可変特殊演出
(例えば識別可変特殊演出a2)が採取され、その識別
可変特殊演出が最小の識別可変特殊演出であるか否かが
判定される。具体的には、採取した識別可変特殊演出
が、a1、b1、c1又はd1であるか否かにより判定
を行うものである。そして、かかる識別可変特殊演出の
識別容易性が最小の識別可変特殊演出でないと判定され
た場合、すなわち、上述したようにして採取した識別可
変特殊演出がa1、b1、c1又はd1でないと判定さ
れた場合、次のステップ418に進む。
【0216】ステップ418において、特殊演出選択手
段160により、変更用演出テーブル134に基づいて特定し
た変更に係る入賞図柄の特殊演出に関して、識別容易性
が一段階だけ弱い識別可変特殊演出の選択が行われる。
具体的には、例えば、入賞抽選手段110の抽選結果、入
賞して入賞フラグが成立した入賞図柄がリプレイである
場合、変更用演出テーブル134に基づいて、変更に係る
入賞図柄は、ベルに特定される。そして、2回後演出テ
ーブル133の入賞図柄ベルの特殊演出が、識別可変特殊
演出a2である場合、特殊演出選択手段160により、変
更に係る入賞図柄ベルの特殊演出として、識別容易性が
一段階だけ弱い識別可変特殊演出a1が選択されるもの
である。そして、次のステップ419に進む。
【0217】ステップ419において、現状演出テーブ
ル131、1回後演出テーブル132及び2回後演出テーブル
133からなる演出テーブル130の書換が行われる。具体的
には、1回後演出テーブル132のデータが、そのまま現
状演出テーブル131のデータとしてコピーされる。そし
て、2回後演出テーブル133のデータが、そのまま1回
後演出テーブル132のデータとしてコピーされる。そし
て、2回後演出テーブル133の入賞図柄の識別可変特殊
演出のうち、ステップ418により選択された変更に係
る入賞図柄の特殊演出が、その選択された識別可変特殊
演出に書き換えられる。上述した例で説明すると、入賞
図柄ベルの特殊演出Aが、a2からa1に書き換えられ
るものである。そして、書換後の2回後演出テーブル13
3が、新たな2回後演出テーブル133となる。そして、当
該遊技が終了する。
【0218】前記ステップ415において、停止図柄の
表示態様が、予め定められた所定の態様、いわゆる図柄
表示窓内停止態様となっていると判定された場合、次の
ステップ412に進む。前記ステップ416において、
入賞フラグが成立したのは、ベル、プラム、チェリーの
小役又はリプレイでないと判定された場合、次のステッ
プ421に進む。
【0219】ステップ421において、現状演出テーブ
ル131、1回後演出テーブル132及び2回後演出テーブル
133からなる演出テーブル130の書換が行われる。具体的
には、1回後演出テーブル132のデータが、そのまま現
状演出テーブル131のデータとしてコピーされる。そし
て、2回後演出テーブル133のデータが、そのまま1回
後演出テーブル132のデータとしてコピーされる。そし
て、2回後演出テーブル133のデータは、変更されず
に、そのまま、新たな2回後演出テーブル133となる。
そして、当該遊技が終了する。
【0220】前記ステップ417において、かかる識別
可変特殊演出の識別容易性が最小の識別可変特殊演出で
あると判定された場合、すなわち、上述したようにして
採取した識別可変特殊演出がa1、b1、c1又はd1
であると判定された場合、次のステップ421に進む。
上述したステップ401の入賞抽選処理は、第一の実施
の形態で説明した図10のフローと同一であるため説明
を省略する。
【0221】上述したステップ406の回転リール40の
回転停止処理は、第一の実施の形態で説明した図11の
フローと同一であるため説明を省略する。上述した第三
の実施の形態において、特殊演出選択手段160は、入賞
フラグ成立中の入賞図柄を、予め定めた所定の態様に停
止表示させることができた場合、いわゆる図柄表示窓内
停止態様にすることができた場合に、識別容易性が一段
階だけ強い識別可変特殊演出を選択し、図柄表示窓内停
止態様にすることができなかった場合に、識別容易性が
一段階だけ弱い識別可変特殊演出を選択するように設定
されているが、特にこれに限定されるものではない。例
えば、特に図示しないが、特殊演出選択手段160は、入
賞フラグ成立中の入賞図柄を、予め定めた所定の態様に
停止表示させることができた場合、いわゆる図柄表示窓
内停止態様にすることができた場合に、演出テーブル13
0の当該入賞図柄の特殊演出として、識別容易性が一段
階だけ弱い識別可変特殊演出を選択し、図柄表示窓内停
止態様にすることができなかった場合、演出テーブル13
0の当該入賞図柄の特殊演出として、識別容易性が一段
階だけ強い識別可変特殊演出を選択するようにしても良
いものである。このように、識別容易性の異なる特殊演
出を選択することにより、技量の差による入賞確定の数
の差を小さくすることができ、停止操作の技量に劣る者
も、また、停止操作の技量に優れる者も、自己の技量レ
ベルに適合した難易度の遊技を行うことができ、遊技を
楽しむことができる。そして、停止操作の技量が未熟な
初心者であっても、技量に優れた熟練者と同様に遊技を
楽しむことができる。
【0222】また、上述した第三の実施の形態におい
て、遊技者の停止操作の結果の停止表示態様に基づい
て、識別容易性が異なる特殊演出に変更しているが、本
実施の形態の場合も、第二の実施の形態と同様に、虚偽
報知の発生確率を変化させるように設定しても良いもの
である。具体的には、特殊演出選択手段160は、入賞抽
選手段110の抽選で入賞した入賞図柄を、予め定められ
た所定の態様に停止表示させることができた場合、いわ
ゆる図柄表示窓内停止態様にすることができた場合に
は、当該遊技よりも2回後の遊技の演出テーブル130の
所定の入賞の虚偽報知の発生確率を下げるように設定す
るものである。そして、特殊演出選択手段160は、入賞
抽選手段110の抽選で入賞した入賞図柄を、予め定めら
れた所定の態様に停止表示させることができなかった場
合、いわゆる図柄表示窓内停止態様にすることができな
かった場合には、当該遊技よりも2回後の遊技の演出テ
ーブル130の所定の入賞の虚偽報知の発生確率を上げる
ように設定するものである。
【0223】また、上述した第一及び第三の実施の形態
において、識別容易性が最も弱い識別可変特殊演出a
4、b4、c4、d4は、その演出内容を互いに比較す
ると、僅かに異なるように設定されているが、これら識
別容易性が最も弱い識別可変特殊演出a4、b4、c
4、d4を、いずれも同一の演出内容となるように設定
しても良いものである。かかる場合、いかなる技量を備
えた熟練者であっても、それらの識別容易性が最も弱い
識別可変特殊演出では、演出内容が同一であるため、入
賞抽選手段110の抽選結果、どの入賞図柄が入賞してい
る可能性が高いのかを推測することができなくなる。こ
れにより、識別容易性が最も弱い識別可変特殊演出と、
最も強い識別可変特殊演出との識別容易性の差を大きく
することができ、識別容易性の差を効果的に発揮するこ
とができる。
【0224】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0225】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
遊技者自らの力によって、特殊演出を決定することがで
きるという満足感や、達成感を得ることができ、遊技と
して興味溢れるものにすることができる遊技機を提供す
ることができる。 (請求項2)請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0226】すなわち、請求項2記載の発明によれば、
遊技者自らの力により、識別容易性が強くなるようにす
ることができて自己に有利な特殊演出へ移行することが
できるという満足感や、達成感を得ることができ、遊技
として興味溢れるものにすることができる遊技機を提供
することができる。 (請求項3)請求項3記載の発明によれば、上記した請
求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次のよう
な効果を奏する。
【0227】すなわち、請求項3記載の発明によれば、
遊技者自らの責任により、識別容易性が弱くなるように
してしまって自己に不利な特殊演出へ移行してしまうと
いうスリルを味わうことができ、遊技を興味溢れるもの
にすることができる遊技機を提供することができる。 (請求項4)請求項4記載の発明によれば、上記した請
求項1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を
奏する。
【0228】すなわち、請求項4記載の発明によれば、
技量の差による入賞確定の数の差を小さくすることがで
き、停止操作の技量に優れた者も、自己の技量レベルに
適合した難易度の遊技を行うことができ、遊技内容に飽
きることなく、遊技を楽しむことができる遊技機を提供
することができる。 (請求項5)請求項5記載の発明によれば、上記した請
求項1または請求項4に記載の発明の効果に加え、次の
ような効果を奏する。
【0229】すなわち、請求項5記載の発明によれば、
技量の差による入賞確定の数の差を小さくすることがで
き、停止操作の技量に劣る者も、自己の技量レベルに適
合した難易度の遊技を行うことができ、技量の差に関係
なく、遊技を楽しむことができる遊技機を提供すること
ができる。 (請求項6)請求項6記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0230】すなわち、請求項6記載の発明によれば、
遊技者自らの力により、特殊演出の信頼度を上げて、自
己に有利な特殊演出へ移行することができるという満足
感や、達成感を得ることができ、遊技として興味溢れる
ものにすることができる遊技機を提供することができ
る。 (請求項7)請求項7記載の発明によれば、上記した請
求項1または請求項6に記載の発明の効果に加え、次の
ような効果を奏する。
【0231】すなわち、請求項7記載の発明によれば、
遊技者自らの責任により、特殊演出の信頼度が下がり、
自己に不利な特殊演出へ移行するというスリルを味わう
ことができ、遊技を興味溢れるものにすることができる
遊技機を提供することができる。 (請求項8)請求項8記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0232】すなわち、請求項8記載の発明によれば、
遊技者自らの力によって、特殊演出を決定することがで
きるという満足感や、達成感を得ることができ、遊技と
して興味溢れるものにすることができる遊技機を提供す
ることができる。 (請求項9)請求項9記載の発明によれば、上記した請
求項8記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0233】すなわち、請求項9記載の発明によれば、
遊技者自らの力により、識別容易性が強くなるようにす
ることができて自己に有利な特殊演出へ移行することが
できるという満足感や、達成感を得ることができ、遊技
として興味溢れるものにすることができる遊技機を提供
することができる。 (請求項10)請求項10記載の発明によれば、上記し
た請求項8または請求項9に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。
【0234】すなわち、請求項10記載の発明によれ
ば、遊技者自らの責任により、識別容易性が弱くなるよ
うにしてしまって自己に不利な特殊演出へ移行してしま
うというスリルを味わうことができ、遊技を興味溢れる
ものにすることができる遊技機を提供することができ
る。 (請求項11)請求項11記載の発明によれば、上記し
た請求項8に記載の発明の効果に加え、次のような効果
を奏する。
【0235】すなわち、請求項11記載の発明によれ
ば、技量の差による入賞確定の数の差を小さくすること
ができ、停止操作の技量に優れた者も、自己の技量レベ
ルに適合した難易度の遊技を行うことができ、遊技内容
に飽きることなく、遊技を楽しむことができる遊技機を
提供することができる。 (請求項12)請求項12記載の発明によれば、上記し
た請求項8または請求項11に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。
【0236】すなわち、請求項12記載の発明によれ
ば、技量の差による入賞確定の数の差を小さくすること
ができ、停止操作の技量に劣る者も、自己の技量レベル
に適合した難易度の遊技を行うことができ、技量の差に
関係なく、遊技を楽しむことができる遊技機を提供する
ことができる。 (請求項13)請求項13記載の発明によれば、上記し
た請求項8記載の発明の効果に加え、次のような効果を
奏する。
【0237】すなわち、請求項13記載の発明によれ
ば、遊技者自らの力により、特殊演出の信頼度を上げ
て、自己に有利な特殊演出へ移行することができるとい
う満足感や、達成感を得ることができ、遊技として興味
溢れるものにすることができる遊技機を提供することが
できる。 (請求項14)請求項14記載の発明によれば、上記し
た請求項8または請求項13に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。
【0238】すなわち、請求項14記載の発明によれ
ば、遊技者自らの責任により、特殊演出の信頼度が下が
り、自己に不利な特殊演出へ移行するというスリルを味
わうことができ、遊技を興味溢れるものにすることがで
きる遊技機を提供することができる。 (請求項15)請求項15記載の発明によれば、上記し
た請求項2乃至14のいずれか1項に記載の発明の効果
に加え、次のような効果を奏する。
【0239】すなわち、請求項15記載の発明によれ
ば、単遊技入賞に関して、入賞確定の有無により、特殊
演出の内容を変更することができる遊技機を提供するこ
とができる。 (請求項16)請求項16記載の発明によれば、上記し
た請求項2、3、4、5、9、10、11または12の
いずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効
果を奏する。
【0240】すなわち、請求項16記載の発明によれ
ば、識別容易性が最も弱い識別可変特殊演出と、最も強
い識別可変特殊演出との識別容易性の差を大きくするこ
とができ、識別容易性の差を効果的に発揮することがで
きる遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機を
示す外観正面図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態であって、演出テー
ブルを示す概略説明図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態であって、識別可変
特殊演出の推移を示す概略説明図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態であって、演出テー
ブルを示す概略説明図である。
【図6】本発明の第一の実施の形態であって、演出テー
ブルを示す概略説明図である。
【図7】本発明の第一の実施の形態であって、演出テー
ブルを示す概略説明図である。
【図8】本発明の第一の実施の形態であって、特殊演出
の演出内容を示す概略説明図である。
【図9】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作の概略を示すフローである。
【図10】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、抽選処理の概略を示すフローである。
【図11】本発明の実施の形態であって、遊技機の動作
のうち、回転リールの回転停止処理の概略を示すフロー
である。
【図12】本発明の第二の実施の形態であって、特殊演
出における虚偽報知の発生確率(%)を示す概略説明図
である。
【図13】本発明の第三の実施の形態であって、予め定
められた所定の停止表示態様を示す概略説明図である。
【図14】本発明の第三の実施の形態であって、予め定
められた所定の停止表示態様を示す概略説明図である。
【図15】本発明の第三の実施の形態であって、予め定
められた所定の停止表示態様を示す概略説明図である。
【図16】本発明の第三の実施の形態であって、予め定
められた所定の停止表示態様を示す概略説明図である。
【図17】本発明の第三の実施の形態であって、演出テ
ーブル及び変更用演出テーブルを示す概略説明図であ
る。
【図18】本発明の第三の実施の形態であって、演出テ
ーブルを示すブロック図である。
【図19】本発明の第三の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図20】本発明の第三の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【符号の説明】
10 遊技機 11 筐体 12 表示窓 13 図柄表示窓 15 投入スイッチ 16 ベットスイ
ッチ 17 精算スイッチ 18 メダル投入
口 20 制御装置 21 遊技制御装
置 22 演出制御装置 23 主基板 24 サブ基板 30 スタートス
イッチ 40 回転リール 42 リールテー
プ 43 左側回転リール 44 中央回転リ
ール 45 右側回転リール 50 ストップス
イッチ 60 リールユニット 61 図柄 65 ホッパーユニット 66 報知装置 67 スピーカ 68 表示装置 69 報知ランプ 70 通常遊技制
御手段 80 特別遊技制御手段 90 BBゲーム
制御手段 91 特定導入遊技制御手段 100 RBゲー
ム制御手段 101 特定遊技制御手段 110 入賞抽選手
段 111 乱数発生手段 112 乱数抽出手
段 113 入賞判定テーブル 114 判定手段 120 入賞演出データ記憶手段 130 演出テーブ
ル 131 現状演出テーブル 132 1回後演出
テーブル 133 2回後演出テーブル 134 変更用演出
テーブル 140 演出内容記憶手段 150 入賞演出制
御手段 160 特殊演出選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉坂 美紀 東京都台東区東上野一丁目14番7号 株式 会社オリンピア東京支社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に複数の図柄を表示した回転リール
    と、 種々の情報を演出を介して遊技者に向かって報知するた
    めの報知装置と、 乱数を用いて入賞図柄の抽選を行うための入賞抽選手段
    とを備え、 前記入賞抽選手段の抽選結果が入賞である場合に入賞図
    柄が所定の停止位置で停止することを条件として入賞が
    確定して遊技者に利益を付与するように設定された遊技
    機において、 前記演出は、前記報知装置により抽選結果に関する情報
    を遊技者に向かって報知するための複数の特殊演出を有
    し、 前記遊技機は、 入賞図柄毎の前記特殊演出を記憶する演出テーブルと、 前記入賞抽選手段の抽選で入賞した入賞図柄を所定の停
    止位置に停止させることができたか否かにより、次の遊
    技の前記演出テーブルの当該入賞図柄の特殊演出とし
    て、いずれの特殊演出を選択するかを決定するための特
    殊演出選択手段とを少なくとも1以上の入賞に対応して
    設け、 前記報知装置は、前記特殊演出選択手段により前の遊技
    で決定された前記演出テーブルに基づいた特殊演出を行
    うことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記特殊演出は、入賞図柄毎に他の特殊
    演出との識別容易性が段階的に異なる複数の識別可変特
    殊演出を備え、 前記特殊演出選択手段は、前記入賞抽選手段の抽選で入
    賞した入賞図柄を所定の停止位置に停止させることがで
    きた場合には、前記演出テーブルの当該入賞図柄の特殊
    演出として、識別容易性が一段階だけ強い識別可変特殊
    演出を選択することを特徴とする請求項1記載の遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記特殊演出は、入賞図柄毎に他の特殊
    演出との識別容易性が段階的に異なる複数の識別可変特
    殊演出を備え、 前記特殊演出選択手段は、前記入賞抽選手段の抽選で入
    賞した入賞図柄を所定の停止位置に停止させることがで
    きなかった場合には、前記演出テーブルの当該入賞図柄
    の特殊演出として、識別容易性が一段階だけ弱い識別可
    変特殊演出を選択することを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記特殊演出は、入賞図柄毎に他の特殊
    演出との識別容易性が段階的に異なる複数の識別可変特
    殊演出を備え、 前記特殊演出選択手段は、前記入賞抽選手段の抽選で入
    賞した入賞図柄を所定の停止位置に停止させることがで
    きた場合には、前記演出テーブルの当該入賞図柄の特殊
    演出として、識別容易性が一段階だけ弱い識別可変特殊
    演出を選択することを特徴とする請求項1記載の遊技
    機。
  5. 【請求項5】 前記特殊演出は、入賞図柄毎に他の特殊
    演出との識別容易性が段階的に異なる複数の識別可変特
    殊演出を備え、 前記特殊演出選択手段は、前記入賞抽選手段の抽選で入
    賞した入賞図柄を所定の停止位置に停止させることがで
    きなかった場合には、前記演出テーブルの当該入賞図柄
    の特殊演出として、識別容易性が一段階だけ強い識別可
    変特殊演出を選択することを特徴とする請求項1または
    請求項4記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記特殊演出は、虚偽報知を含み、 前記特殊演出選択手段は、前記入賞抽選手段の抽選で入
    賞した入賞図柄を所定の停止位置に停止させることがで
    きた場合には、虚偽報知の発生確率を下げることを特徴
    とする請求項1記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記特殊演出は、虚偽報知を含み、 前記特殊演出選択手段は、前記入賞抽選手段の抽選で入
    賞した入賞図柄を所定の停止位置に停止させることがで
    きなかった場合には、虚偽報知の発生確率を上げること
    を特徴とする請求項1または請求項6記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 周囲に複数の図柄を表示した回転リール
    と、 種々の情報を演出を介して遊技者に向かって報知するた
    めの報知装置と、 乱数を用いて入賞図柄の抽選を行うための入賞抽選手段
    とを備え、 前記入賞抽選手段の抽選結果が入賞である場合に入賞図
    柄が所定の停止位置で停止することを条件として入賞が
    確定して遊技者に利益を付与するように設定された遊技
    機において、 前記演出は、前記報知装置により抽選結果に関する情報
    を遊技者に向かって報知するための複数の特殊演出を有
    し、 前記遊技機は、 入賞図柄毎の前記特殊演出を記憶する演出テーブルと、 前記入賞抽選手段の抽選で入賞した入賞図柄を、予め定
    められた所定の態様に停止表示させることができたか否
    かにより、当該遊技よりも後の遊技の前記演出テーブル
    の所定の入賞の特殊演出として、いずれの特殊演出を選
    択するかを決定するための特殊演出選択手段とを少なく
    とも1以上の入賞に対応して設け、 前記報知装置は、前記特殊演出選択手段により前の遊技
    で決定された前記演出テーブルに基づいた特殊演出を行
    うことを特徴とする遊技機。
  9. 【請求項9】 前記特殊演出は、入賞図柄毎に他の特殊
    演出との識別容易性が段階的に異なる複数の識別可変特
    殊演出を備え、 前記特殊演出選択手段は、前記入賞抽選手段の抽選で入
    賞した入賞図柄を、予め定められた所定の態様に停止表
    示させることができた場合には、当該遊技よりも後の遊
    技の前記演出テーブルの所定の入賞の特殊演出として、
    識別容易性が一段階だけ強い識別可変特殊演出を選択す
    ることを特徴とする請求項8記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記特殊演出は、入賞図柄毎に他の特
    殊演出との識別容易性が段階的に異なる複数の識別可変
    特殊演出を備え、 前記特殊演出選択手段は、前記入賞抽選手段の抽選で入
    賞した入賞図柄を、予め定められた所定の態様に停止表
    示させることができなかった場合には、当該遊技よりも
    後の遊技の前記演出テーブルの所定の入賞の特殊演出と
    して、識別容易性が一段階だけ弱い識別可変特殊演出を
    選択することを特徴とする請求項8または請求項9記載
    の遊技機。
  11. 【請求項11】 前記特殊演出は、入賞図柄毎に他の特
    殊演出との識別容易性が段階的に異なる複数の識別可変
    特殊演出を備え、 前記特殊演出選択手段は、前記入賞抽選手段の抽選で入
    賞した入賞図柄を、予め定められた所定の態様に停止表
    示させることができた場合には、当該遊技よりも後の遊
    技の前記演出テーブルの所定の入賞の特殊演出として、
    識別容易性が一段階だけ弱い識別可変特殊演出を選択す
    ることを特徴とする請求項8記載の遊技機。
  12. 【請求項12】 前記特殊演出は、入賞図柄毎に他の特
    殊演出との識別容易性が段階的に異なる複数の識別可変
    特殊演出を備え、 前記特殊演出選択手段は、前記入賞抽選手段の抽選で入
    賞した入賞図柄を、予め定められた所定の態様に停止表
    示させることができなかった場合には、当該遊技よりも
    後の遊技の前記演出テーブルの所定の入賞の特殊演出と
    して、識別容易性が一段階だけ強い識別可変特殊演出を
    選択することを特徴とする請求項8または請求項11記
    載の遊技機。
  13. 【請求項13】 前記特殊演出は、虚偽報知を含み、 前記特殊演出選択手段は、前記入賞抽選手段の抽選で入
    賞した入賞図柄を、予め定められた所定の態様に停止表
    示させることができた場合には、当該遊技よりも後の遊
    技の前記演出テーブルの所定の入賞の虚偽報知の発生確
    率を下げることを特徴とする請求項8記載の遊技機。
  14. 【請求項14】 前記特殊演出は、虚偽報知を含み、 前記特殊演出選択手段は、前記入賞抽選手段の抽選で入
    賞した入賞図柄を、予め定められた所定の態様に停止表
    示させることができなかった場合には、当該遊技よりも
    後の遊技の前記演出テーブルの所定の入賞の虚偽報知の
    発生確率を上げることを特徴とする請求項8または請求
    項13記載の遊技機。
  15. 【請求項15】 入賞には、入賞の権利がその遊技だけ
    に存在する単遊技入賞と、入賞が確定するまで入賞の権
    利を維持する維持入賞とを備え、 前記識別可変特殊演出は、前記単遊技入賞の場合に使用
    されていることを特徴とする請求項2乃至14のいずれ
    か1項に記載の遊技機。
  16. 【請求項16】 前記識別可変特殊演出のうち、識別容
    易性が最も弱い前記識別可変特殊演出は、他の入賞図柄
    の識別容易性が最も弱い前記識別可変特殊演出と同一の
    演出内容であることを特徴とする請求項2、3、4、
    5、9、10、11または12のいずれか1項に記載の
    遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007313096A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Aruze Corp 遊技機
JP2009154019A (ja) * 2002-12-02 2009-07-16 Sankyo Co Ltd 遊技機

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