JP2002331014A - 治療装置 - Google Patents

治療装置

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JP2002331014A
JP2002331014A JP2001137498A JP2001137498A JP2002331014A JP 2002331014 A JP2002331014 A JP 2002331014A JP 2001137498 A JP2001137498 A JP 2001137498A JP 2001137498 A JP2001137498 A JP 2001137498A JP 2002331014 A JP2002331014 A JP 2002331014A
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JP
Japan
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water tank
lid
hot water
treatment
temperature
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Application number
JP2001137498A
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English (en)
Inventor
Yukio Ito
幸夫 伊藤
Noriyoshi Matsumura
則美 松村
Kazuya Osugi
和也 大杉
Hisashi Shiga
寿 志賀
Natsue Yamamoto
奈津恵 山本
Takashi Moriwaki
尚 森脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋体を開放することなく水槽内で治療中にあ
る治療体の体表面の色の変化や手足の微妙な動きを目視
でき、蓋体の開閉に伴なう湯温の低下を防止する。 【構成】 所定温度の温水と治療体を入れる水槽2と、
この水槽の上面を覆う蓋体7とを備え、前記蓋体は、治
療体が透視可能な透明またはそれに近い透明性を有する
基材により形成し、蓋体の下面には透明材料よりなる親
水性シート8を貼合わせたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人間や小動物を所
定温度の温水中に入れて癌やエイズの治療を行うように
した治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水槽内に42度の湯を溜め、その中に被
治療体である人間やネコ等の小動物を入れて一定時間の
間温熱治療を行うものは特開平10−33626号公報
に開示されている。
【0003】この様な温熱治療法は古くから知られてお
り、一部で商品化されている。
【0004】水槽内に溜める湯の温度は、一般の入浴時
の湯温とは異なり所定温度に対する温度幅が±0.5度
と非常に正確なものが要求され、且つ水槽内の各部の湯
温が一定であることが条件である。
【0005】そのために、水槽内の湯温を低下するのを
防止する保温蓋を設けることは勿論のこと、さらに湯温
低下を防止するために水槽内には常に所定温度の湯を供
給するようになされている。
【0006】一方、治療時には治療体を全身麻酔にして
無侵襲な状態とし体温の維持機能等を止める。
【0007】また、治療中は、前述のように治療体を4
2度に加温して数時間の治療を行うわけであるが、主治
医や看護婦(士)は常に治療体の体表面の色変化や心
音、心拍、血圧、呼吸状態等の多くの生理変化を診てい
なければならない。
【0008】例えば、治療に適した湯温で治療を行って
いる時であっても顔色が変化した場合には、湯温を下げ
て治療体への負担を抑え危険状態とならない様にする必
要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、治療時には
外部からCRTモニター等で心音や心拍、呼吸状態を診
ることができるが、体表面の変化は主治医や看護婦
(士)が絶えず治療体を目視しなくてはならない。
【0010】目視を行うには、水槽の上面を覆っている
蓋体を開放して直視するわけであるが、体表面に変化が
なく現在の湯温で継続治療が可能な場合には、蓋体を開
放したことによって湯面が外気に晒され湯温が低下し治
療に適した湯温以下となった。
【0011】湯温が低下した後の温水の加温は、水槽の
外側に設置した加温器によって加熱され治療に適した所
定温度まで上昇させることになるが、蓋体の開放時間が
長かったり、外気温が低い時に蓋体を開放した場合には
所定温度に復帰するまでの時間が長くなり連続した治療
の続行ができない欠点があった。
【0012】本発明は、蓋体を開放することなく水槽内
で治療中にある治療体の体表面の変化を目視でき、不必
要に蓋体を開けて湯温が低下するのを防止する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、温水を溜める
水槽と、この水槽内に溜めた温水を加熱して所定温度に
維持する加温装置と、前記水槽の上面を覆う蓋体とを備
え、前記水槽内に治療体を水没させて温熱治療を行うも
のにおいて、前記蓋体は、治療体が透視可能な透明また
はそれに近い透明性を有する基材により形成すると共
に、下面には透明材料よりなる親水性シートを貼合わせ
たものである。
【0014】また、前記水槽は長方形を呈し、前記蓋体
は水槽の形状に沿って長方形に形成すると共に、蓋体の
長手方向に沿って山形形状にしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明の治療装置による治療状態を示
す側面説明図、図2は同じく正面説明図、図3は同じく
蓋体の開放時の側面説明図である。
【0016】(1)は平面形状が長方形のケーシング、
(2)は前記ケーシングの内部に収納固定し容量が20
0リットルから300リットル程度の長方形の水槽で、
治療に必要な温水を溜めるもので上部に長方形の開口部
(3)を形成している。(4)は前記水槽(2)の内底
部に収設し全面に無数の流通孔(5)(5)…を設けた
∩形のパンチング板、(6)は前記パンチング板の上方
に設置した治療体(本実施例では人間を検体とする)を
載せる載置台、(7)は前記ケーシング(1)の一側に
開閉自在に枢支した蓋体で、水槽の開口部(3)を覆う
長方形に形成すると共に、長手方向に沿って山形形状に
している。
【0017】この蓋体の材質は、蓋体を閉めた状態で内
部の人間を透視することができる透明またはそれに近い
透明性を有する、例えばガラスやクリアーなアクリルの
基材によって構成されている。
【0018】(8)は前記蓋体(7)の下面に貼合わせ
た透明な親水性のシートで、好ましくは下面の全域に貼
合わせれば良いが、少なくとも蓋体の外側から人間の体
表面の全てが目視できる領域に貼合わせる必要がある。
【0019】(9)は前記水槽(2)の壁面に取り付け
られ且つ前記パンチング板(4)に入り込んだ給湯ノズ
ル(10)を有する温水の流入部、(11)(11)は
前記給湯ノズル(10)を取り付けた水槽の壁面に取り
付けられ左右に分離して配置した2つの流出部で、前記
載置台(6)よりも若干上方に位置している。
【0020】(12)は前記水槽(2)の前記流出部
(10)(10)よりも若干上方の位置に取り付けた排
水部、(13)は前記水槽の下部に取り付けた排水弁、
(14)は前記排水部(12)と排水弁(13)とを連
結するオーバーフロー兼排水パイプ、(15)は前記流
出部(10)(10)のそれぞれを連結する連結パイプ
である。
【0021】(16)は一端を前記流入部(9)に連結
し他端を前記流出部(10)に連結した温水発生器で、
加熱部(17)と循環ポンプ(18)と湯温調節器(1
9)とから構成され、前記循環ポンプ(18)の作動に
より流出部(10)(10)から取り入れた温水を加熱
器(17)によって加温し流入部(9)から再び水槽内
に流入し温水を循環させる。
【0022】(20)(20)…は前記ケーシング
(1)の下部に取り付けたキャスター、(21)(2
1)は前記載置台(6)の支持棒である。
【0023】次に動作について述べる。治療に際して水
槽内に所定温度の温水を溜めるわけであるが、この場合
は、別個の電気温水器や温水ボイラー等によって所定温
度よりも若干低い、例えば40度程度の温水を水槽内に
落し込む。
【0024】水槽内に溜まった温水の水量が流出部(1
0)(10)よりも高い水面まで達した時に落し込みを
止め、加熱部(17)を発熱させると共に、循環ポンプ
(18)を作動して、水槽内の温水を流出部(11)
(11)−循環ポンプ(18)−加熱器(17)−流入
部(9)の順に循環させ湯温調節器(19)により湯温
が所定温度の42.5度に達するまで加温を続ける。
【0025】前述の流入部(9)から流入する温水は、
図1、図2の矢印に示す様に、パンチング板(4)の内
側壁に沿って流れ周回すると共に、流通孔(5)(5)
…からパンチング板(4)の上方に流出する。
【0026】一方、水槽内の上部にある温水は、流入部
(9)から流れ込んだ流れの勢いと循環ポンプ(18)
からの吸引力により流出部(10)(10)に引き込ま
れ加熱部(17)により加温され流入部(9)から再び
パンチング板(4)の下部に流れ込み、以後この循環に
よる加温を継続し水槽内の湯温を42.5度に保つ。
【0027】斯して、人間のエイズや癌の治療を行う場
合には、蓋体(7)を開け、人間を載置台(6)に載せ
た後、蓋体(7)を閉めて前述の様に水槽内の湯を循環
させながら加温し常に42.5度を維持する。
【0028】治療中は人間(H)の頭部(P)を湯面と
蓋体(7)の下面との空間(S)に出し、この空間内に
外気から空気(酸素)を送り込むか、或は人間の口に酸
素マスクを当て外気から空気(酸素)を送り込む。
【0029】ここで、前述したように治療中には主治医
や看護婦(士)が人間の心音、心拍等の生理数値をCR
Tによりモニターすることは勿論のこと、体表面の変化
を常に診ておく必要がある。
【0030】体表面の色の変化等は、図1に示す様に蓋
体(7)の上面から蓋体(7)及び親水性シート(8)
を介して目視する。
【0031】もともと、湯面と蓋体(7)との間の空間
には、水蒸気が充満し、蓋体との温度差によって該蓋体
の下面に付着して結露して水槽内の目視ができないが、
親水性シート(8)は蒸気がシートに馴じんで結露を抑
える。
【0032】斯して、治療中において、人間の体表面の
色が変化した場合は、蓋体(7)を開けて色の変化度合
の確認を行った後、異常(危険)であると判断した場合
には、水道水を水槽内に流入して湯温を下げ危険を回避
する。
【0033】
【発明の効果】以上の様に本発明は、水槽の上面を覆う
蓋体を透視可能な透明またはそれに近い透明性を有する
基材により形成すると共に、蓋体の下面に透明材料より
なる親水性シートを貼合わせたものであるから、治療中
において、蓋体を開けなくとも治療体の体表面の色等の
変化を目視することができる。
【0034】このため、蓋体の開閉に伴なう水槽内の湯
温の低下を防止し、体表面に異常がない場合には温水を
所定温度に維持しながら治療を続行することができる。
【0035】また、蓋体は、該蓋体の長手方向に沿って
山形形状にし、その下面に親水性シートを貼合わせたも
のであるから、親水性シートに付着した水蒸気は山形形
状に沿って側辺に流れ親水性シートに滞留する時間を短
くし水分そのものによる不透光現象を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の治療装置による治療状態を示す側面説
明図である。
【図2】同じく正面説明図である。
【図3】同じく蓋体の開放時の側面説明図である。
【符号の説明】
2 水槽 3 開口部 7 蓋体 8 親水性シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 則美 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 大杉 和也 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 志賀 寿 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 山本 奈津恵 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 森脇 尚 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4C094 AA01 BB15 BC01 CC09 DD14 EE20 FF02 GG01 GG11 GG16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水を溜める水槽と、この水槽内に溜め
    た温水を加熱して所定温度に維持する加温装置と、前記
    水槽の上面を覆う蓋体とを備え、前記水槽内に治療体を
    水没させて温熱治療を行うものにおいて、前記蓋体は、
    治療体が透視可能な透明またはそれに近い透明性を有す
    る基材により形成すると共に、下面には透明材料よりな
    る親水性シートを貼合わせたことを特徴とする治療装
    置。
  2. 【請求項2】 前記水槽は長方形を呈し、前記蓋体は水
    槽の形状に沿って長方形に形成すると共に、蓋体の長手
    方向に沿って山形形状にしたことを特徴とする請求項1
    に記載の治療装置。
JP2001137498A 2001-05-08 2001-05-08 治療装置 Pending JP2002331014A (ja)

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