JP2008279233A - 体温制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 人体を加温する装置において、装置への出入りが難しく、温熱治療の運用が容易ではなかった。
【解決手段】 水平に置いたベッドを覆うようにドームとカバーを設け、カバーはレールを設け、モーターによってレールを駆動させてカバーを開閉させ、開いたときにはカバーがドームに収納されてベッドが平らに全面露出するように構成した。これにより、ベッドに人体が乗り降りしやすく、省スペースでの温熱療法の運用が可能となった。
【選択図】図3
【解決手段】 水平に置いたベッドを覆うようにドームとカバーを設け、カバーはレールを設け、モーターによってレールを駆動させてカバーを開閉させ、開いたときにはカバーがドームに収納されてベッドが平らに全面露出するように構成した。これにより、ベッドに人体が乗り降りしやすく、省スペースでの温熱療法の運用が可能となった。
【選択図】図3
Description
本発明は、人体を加温して温熱効果を与える装置に関する。
従来から、健康医療を目的として体を温める温熱療法が行なわれてきた。リラクゼーションや疼痛緩和といった健身を狙うものや、リウマチ、糖尿病、ウィルス性疾患、癌などの疾患治療に利用されてきた。
特に、人体の全身を加温する方法は温熱の効果が高く、様々な研究がなされてきた。その加温手段として、古くには温水や電気毛布があったが、より簡便で安全な加温を目的として、近年では人体をベッドに寝かせてその周りをチャンバーで囲み、その内部に熱源となるヒーターを設け、全身を加温する装置が開発されている。
以下、図13および図14により従来の装置について説明する。図13では上蓋14にヒーター10を設けてヒンジ13aで回転するようドーム2aと接続し、上方向に開閉して人体1が出入りする。図14ではベッド3を前後にスライドさせる機構を設けて、人体1を載せたままベッド3を出し入れする。それぞれヒーター10を上蓋14の内側に設け、人体1が中に入ったら加温する。
しかしそのようなチャンバーは、加温される人が内部に出入りするときの運用面で課題があった。図13の方法では、重量物が人の上にあることになり、上蓋14が万一落ちてきたときは危険であり、またそのための心理的な恐怖感を人に与えていた。図14の方法では、ベッド3が引き出されるスペースが必要であり、狭い部屋では使えない。
また心電図、血圧、体温などのセンサ類15を人体に貼付するとき、図13の方法では上蓋14が降りてきたときにケーブル16を挟んだり、図14の方法ではベッド3がスライドするときにケーブル16が引っ張られたりして、断線しやすい。
さらに、図13の方法ではベッド3を構造物として頑丈に設ける必要があり、図14の方法ではベッド3にスライドさせる機構を組み込む必要があり、ベッド3の下側にヒーター10を設けることが難しい。そのため上側からの加温だけになり、加温の効率が低かった。
本発明はこのような従来の装置の課題を解決するものであり、人体の全身を安全、簡便かつ効果的に加温できる方法を実現することを目的としたものである。
人体を横たえるベッドを設け、頭だけ出して首から下の全体を覆うように樹脂または金属素材で全身を覆うようにドームとカバーを設ける。カバーは長手方向の中心を軸に左右に回転しながら開閉し、開いたときはドームに収納される。
カバーにはレールを設け、ドームにはモーターとガイドを設け、モーターとレールはそれぞれ歯車による咬み合いまたはゴムなどによる摩擦で連動し、モーターの回転がレールに伝わるとカバーごと動いて開閉動作を行なう。
カバーの内側とドームの内側にはヒーターを貼付して、加温の熱源とする。ベッドはフレームとネットで人体を懸架し、上体部分が角度を持って起き上がる。カバーにはウインドウを設けて、カバーが閉じた状態でもウインドウだけ開くことが出来る。
足元を閉鎖した構造のカバーでも全部が開いてベッドの平面が全て露出するので、ベッドの乗降が容易である。カバーを開いた状態でも下のヒーターを隠さないので、下から保温できる。センサ類を体に貼付してもケーブルを挟んだり引っ張ったりすることがなく断線の恐れが無い。さらにカバーは上から覆いかぶさるのではなく横からせりあがってくるので、万一故障しても落下することはなく、心理的にも恐怖感が少ない。
ベッドを簡易な構造に出来るので、下側にヒーターを設けることができ、またベッドをネット状の素材にすることで、下側からも熱が伝わりやすいので、効率的となる。
以下、本発明を実施するための形態を示す。図において、土台9にドーム2aを据えてその上にベッド3を水平に置き、ドーム2aにガイド8、内ドーム2bおよびモーター7を設ける。内ドーム2bを支えてドーム2bに接する部分には、レール右6aおよびレール左6bの通路となるような空間または穴を設けておく。
カバー右4aにレール右6aを固定し、レール右6aの円弧に沿ってスライドしながらカバー右4aに収納されるようウインドウ右5aを設け、カバー左4bにレール左6bを固定し、レール左6bの円弧に沿ってスライドしながらカバー左4bに収納されるようウインドウ左5bを設ける。レール右6aとレール右6bは前後にずらして設ける。
レール右6aとレール左6bをガイド8に通るようかつモーター7の回転する動力が連動するよう歯車またはゴムなどによって接触させて、カバー右4aとカバー左4bをドーム2aの上に設け、電気などで稼動するヒーター10をカバー右4aおよびカバー左4bと内ドーム2bのそれぞれの内側に貼付するよう設ける。
ベッド3は図10のようにフレーム11とネット12を設け、ネット12で人体1を懸架するようにしてもよく、ピン13bを中心にして電動または手動で人体1の上半身にあたる部分を起き上がらせて、人体1の安静となる姿勢を変えるようにする。
ウインドウ右5aおよびウインドウ左5bとカバー右4aおよびカバー左4bは、一部または全部を透明な素材にして、完全に閉じたときでも中に入った人体1の状態を監視できる。また、図2のように前後を半円球にして角部をなくすと人に当たっても怪我をしにくい。
以下、上記構成の動作を説明する。通常は図1〜図3および図7のように、カバー右4aおよびカバー左4bが閉じた状態である。
使用するときは、モーター7を回転させると、動力がレール右6aとレール左6bに伝わって、それぞれ図6のようにガイド8を通りながら降りていき、それにともなって、カバー右4aおよびカバー左4bが図4および図8のように左右に分かれながらドーム2aと内ドーム2bの間に形成された隙間に収納される。
図3および図6のようにレール右6aとレール左6bはそれぞれ前後にずらしてカバー右4aとカバー左4bに固定されているので、開いていくときでも互いに干渉しない。図11のように閉じていたウインドウ右5aおよびウインドウ左5bは、図12のように開いた状態にしてカバー右4aおよびカバー左4bを開くので、ドーム2aと内ドーム2bを固定する部分に干渉しない。
最終的には図5および図9のようにベッド3が全面露出して、上面が完全に平らとなる。
加温するときは上記の逆の動作によってカバー右4aおよびカバー左4bならびにウインドウ右5aおよびウインドウ左5bを閉じ、ヒーター10で加温する。ベッド3を図10のように構成した場合、ネット12は網目になっており、ヒーター10からの放熱を妨げない。
ウインドウ右5aおよびウインドウ左5bはカバー右4aおよびカバー左4bが閉じた上体でも独立して手動または電動で開閉することが出来、加温中でも外から手を入れて、人体の姿勢や状態をなおすことができる。
上述したように、本発明は取り扱いが容易で効率が良く、設置のスペースも必要最小限で済む全身加温手段を提供できる。特に医学的な目的で体温をより高く上げるときには多くの医療スタッフが必要となるが、それらスタッフが円滑に動くことができる。
1 人体
2a ドーム
2b 内ドーム
3 ベッド
4a カバー右
4b カバー左
5a ウインドウ右
5b ウインドウ左
6a レール右
6b レール左
7 モーター
8 ガイド
9 土台
10 ヒーター
11 フレーム
12 ネット
13a ヒンジ
13b ピン
14 上蓋
15 センサ類
16 ケーブル
2a ドーム
2b 内ドーム
3 ベッド
4a カバー右
4b カバー左
5a ウインドウ右
5b ウインドウ左
6a レール右
6b レール左
7 モーター
8 ガイド
9 土台
10 ヒーター
11 フレーム
12 ネット
13a ヒンジ
13b ピン
14 上蓋
15 センサ類
16 ケーブル
Claims (5)
- 上側のカバーおよび下側のドームと、これらに熱源となるヒーターなどを備えた人体用加温装置であって、カバーおよびドームは樹脂または金属で形成され、それぞれ内側にヒーターを設け、ドームには土台とベッドを設けた人体加温装置
- 請求項1において、カバーとドームは閉じたときに円筒形の空間を形成するよう配置され、その円筒形の両端は平面または半球であって、カバーは円筒形の軸を中心に回転して開いて下側に収納され、カバーが開いたときには上半分が平らになるとともに、平になった部分にはベッドを露出するよう配置し、ベッドはパイプ状のフレームとネットで構成され、フレームにはベッドに寝た人の上半身が任意の角度で起き上がる位置にてヒンジを設けた人体用加温装置。
- 請求項2において、カバーは左右に分かれて開閉できるよう分割され、左右のカバーはそれぞれ上側と下側の半面づつで構成され、下側の半面はウインドウとなり、ウインドウはカバーの外周に沿って上側に開き、開いたときにはカバーの円弧が短くなるよう配置され、ウインドウまたはカバーあるいはドームの一部または全体が透明である人体用加温装置。
- 請求項3において、カバーとドームで形成された円筒形の外周に沿ってかつ左右に分割された半円状のレールをカバーの左右それぞれに設け、レールは前後方向に互い違いになるようカバーに配置され、レールのガイドをドームに設け、回転軸がレールに接触するようモーターをドームに設け、レールとモーターの回転軸をゴムまたは歯車などで連動させ、モーターが回転するとレールとともにカバーが動いて開閉する人体用加温装置であって、それらの機構が円筒形の前後2箇所に設けられた人体用加温装置。
- 請求項4において、ドームの更に内側にもドームを設け、隙間が出来るよう配置にし、内側のドームにベッドを水平に設け、左右に開いたカバーがドームと内側ドームの隙間に収納されるよう配置した人体用加温装置であって、ウインドウが開いた状態でカバーが収納され、ウインドウが開いたことにより形成される空間部分において外側と内側のドームを固定し、固定した部分にはカバーを開閉するときにレールが通る空間を設けた人体用加温装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007152110A JP2008279233A (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 体温制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007152110A JP2008279233A (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 体温制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008279233A true JP2008279233A (ja) | 2008-11-20 |
Family
ID=40140543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007152110A Pending JP2008279233A (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 体温制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008279233A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN114159700A (zh) * | 2021-12-02 | 2022-03-11 | 浙江通用海特医疗科技有限公司 | 红外热疗设备及红外热疗方案优化系统 |
-
2007
- 2007-05-11 JP JP2007152110A patent/JP2008279233A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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