JP2002330978A - 内視鏡用バイポーラ高周波処置具 - Google Patents

内視鏡用バイポーラ高周波処置具

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JP2002330978A
JP2002330978A JP2001138310A JP2001138310A JP2002330978A JP 2002330978 A JP2002330978 A JP 2002330978A JP 2001138310 A JP2001138310 A JP 2001138310A JP 2001138310 A JP2001138310 A JP 2001138310A JP 2002330978 A JP2002330978 A JP 2002330978A
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endoscope
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Teruo Ouchi
輝雄 大内
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各々の先端に電極が設けられて開閉される一対
の弾性開閉部材を、小さなスペース内において電気絶縁
が確保された状態でガタつきなくしっかりと連結するこ
とができる内視鏡用バイポーラ高周波処置具を提供する
こと。 【解決手段】弾性変形して窄まることができるように先
側に向かって次第に広がった状態に配置された導電材か
らなる一対の弾性開閉部材2の基端部分どうしが、一束
にして電気絶縁性のチューブ5で締め付けることにより
一体的に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、先端部分に正負
両電極を有して内視鏡の処置具挿通チャンネルに通して
使用される内視鏡用バイポーラ高周波処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡用高周波処置具は一般に、導電性
の操作ワイヤの先端に接続された電極を高周波電源の一
方の極に接続し、高周波電源の他方の極には患者の体表
面に接触配置された対極板を接続している。
【0003】しかし、そのようなモノポーラ式の高周波
処置具では、患者の身体を導電体として高周波電流が流
れることから、凝固等の必要のない組織部分まで焼灼さ
れてしまう場合がある。
【0004】そこで、正負両電極が先端に設けられたバ
イポーラ式の高周波処置具を用いる方が、エネルギ効率
及び安全性の上で優れており、そのような内視鏡用バイ
ポーラ高周波処置具として、導電材により形成されて弾
性変形して窄まることができるように先側に向かって次
第に広がった状態に配置された一対の弾性開閉部材の各
々の先端に電極が設けられ、その一対の弾性開閉部材
が、外套シースの先端内に出入りすることにより開閉す
るようにした構成のものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】内視鏡用バイポーラ高
周波処置具の場合は、内視鏡の処置具挿通チャンネルに
挿脱される細いチューブ内に正負両極の構造物を収容す
る必要があるので、強度を確保した構造にするのが容易
ではない。
【0006】上述のような構造の内視鏡用バイポーラ高
周波処置具の場合は、開閉動作が繰り返される一対の弾
性開閉部材を、相対的な位置関係が使用によってずれた
りしないように、電気絶縁が確保された状態でしっかり
と連結するのが困難であった。
【0007】そこで本発明は、各々の先端に電極が設け
られて開閉される一対の弾性開閉部材を、小さなスペー
ス内において電気絶縁が確保された状態でガタつきなく
しっかりと連結することができる内視鏡用バイポーラ高
周波処置具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡用バイポーラ高周波処置具は、弾性
変形して窄まることができるように先側に向かって次第
に広がった状態に配置された導電材からなる一対の弾性
開閉部材の各々の先端部分に電極が設けられて、電気絶
縁性の外套シース内に挿通配置された一対の導電線の先
端に一対の弾性開閉部材が接続され、一対の導電線を外
套シースの基端側から進退させることにより、一対の弾
性開閉部材が外套シースの先端内に出入りして開閉する
ようにした内視鏡用バイポーラ高周波処置具において、
一対の弾性開閉部材の基端部分どうしを、間に電気絶縁
部材を挟んだ状態で一束にして電気絶縁性のチューブで
締め付けることにより一体的に固定したものである。
【0009】なお、電気絶縁性のチューブが熱収縮チュ
ーブであると組み立てが容易であり、電気絶縁性のチュ
ーブが、一対の弾性開閉部材の基端部分からそのまま後
方に延長されて、一対の導電線も一束にして締め付けて
いてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図1と図2は本発明の第1の実施例の内視鏡
用バイポーラ高周波処置具の先端部分を示しており、図
1は一対の弾性開閉部材2が外套シース7の先端から前
方に突出して開いた状態を示し、図2は一対の弾性開閉
部材2が外套シース7の先端内に引き込まれることによ
り窄まって閉じた状態を示している。
【0011】図示されていない内視鏡の処置具挿通チャ
ンネルに挿脱される外套シース7は、例えば四フッ化エ
チレン樹脂チューブ等のような可撓性のある電気絶縁性
のチューブによって形成されている。
【0012】また、各弾性開閉部材2は導電性の良い板
バネ材によって形成されているが、線状のバネ材等であ
っても差し支えない。各弾性開閉部材2の先端には、導
電材からなる電極1が弾性開閉部材2と電気的に導通す
る状態に固着されている。
【0013】一対の弾性開閉部材2は、弾性変形して窄
まることができるように自然状態において先側に向かっ
て次第に広がった状態に配置されており、各弾性開閉部
材2にはその表面が露出しないように、熱収縮チューブ
等からなる電気絶縁被覆2aが施されている。
【0014】外套シース7内には、一対の導電線3が全
長にわたって挿通配置されていて、導電線3の先端は弾
性開閉部材2の基端に銀ロー付け又は半田付け等によっ
て接続固着されている。
【0015】そして、一対の導電線3のうちの一方の導
電線3には、弾性開閉部材2に被覆された電気絶縁被覆
2aがそのまま延長されて全長にわたって被覆され、そ
れによって、一対の導電線3の間が電気的に絶縁されて
いる。
【0016】また、IV−IV断面を図示する図4にも示さ
れるように、一対の弾性開閉部材2の基端部分どうし
が、一束にされて電気絶縁性のチューブ5により電気絶
縁被覆2aの外側から締め付けられ、それによって一体
的に固定された状態になっている。その結果、一対の弾
性開閉部材2の基端部分どうしの間は、間に挟まれた電
気絶縁被覆2aによって電気絶縁されている。
【0017】そしてチューブ5は、V−V断面及びVI−
VI断面を図示する図5及び図6にも示されるように、弾
性開閉部材2の基端を締め付ける部分からそのまま後方
に延長され、一対の導電線3をその一方に被覆された電
気絶縁被覆2aを含めて一束にした状態で、全長にわた
って一体的に締め付けている。
【0018】したがって、外套シース7内において一対
の導電線3がばらばらにならず、図6に示されるように
電気絶縁被覆2aを含めてチューブ5によって締め付け
られて一体化された一対の導電線3により、その先端に
連結された一対の弾性開閉部材2を進退操作することが
できる。
【0019】図3は、外套シース7の基端に連結された
操作部を示しており、一対の導電線3が互いに独立して
接続された接点ピン13が、外套シース7の軸線方向に
スライド自在に設けられた第1の指掛け11に設けら
れ、第2の指掛け12は外套シース7に対して固定的に
設けられている。接点ピン13には、図示されていない
高周波電源コードが接続される。
【0020】したがって、第2の指掛け12に対して第
1の指掛け11をスライド操作することにより、外套シ
ース7内で一対の導電線3が軸線方向に進退し、それに
よって図1及び図2に示されるように弾性開閉部材2が
外套シース7の先端から突没して開閉する。
【0021】そして、導電線3及び弾性開閉部材2を介
して一対の接点ピン13と一対の電極1とが電気的に繋
がっているので、組織を挟み込んだ一対の電極1の間に
高周波電流を流して、組織を焼灼、凝固することができ
る。
【0022】図7〜図9は、電気絶縁被覆2aとチュー
ブ5の被覆工程を示しており、図7に示されるように、
一方の弾性開閉部材2の後端に導電線3の先端が接続固
着されたものに対して、図8に示されるように、電気絶
縁被覆2aを弾性開閉部材2と導電線3の全長にわたっ
て密着被覆する。
【0023】図示が省略されているもう一つの弾性開閉
部材2に対しては、弾性開閉部材2から僅かに導電線3
にかかる範囲だけに電気絶縁被覆2aを被覆する。電気
絶縁被覆2aとしては、例えば耐熱性のあるPTFE
(ポリテトラフロオロエチレン)やポリエステル樹脂等
の熱収縮チューブを用いることができる。
【0024】次いで、図9に示されるように、一対の弾
性開閉部材2を所定の形状に開いた状態に保持して、一
対の弾性開閉部材2の基端部分から一対の導電線3の全
長にわたってチューブ5を密着被覆する。
【0025】チューブ5としては、例えばPTFE樹脂
チューブ等を用いることができ、被覆対象側に凹凸があ
っても、チューブ5を加熱や圧入するだけの簡単な工程
で、一対の弾性開閉部材2の基端部分どうしをしっかり
締め付けて固定することができる。
【0026】このようにすることにより、一対の弾性開
閉部材2の基端部分どうしの固定に必要なスペースはチ
ューブ5の厚みだけなので、細い外套シース7内で進退
自在な構造物であっても十分な強度を確保することがで
きる。
【0027】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、電気絶縁被覆2aとチューブ5は各々熱収
縮チューブであってもなくてもよく、一対の弾性開閉部
材2を各々密着被覆してその基端部分どうしを一体的に
締め付けることができるものであればよい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、弾性変形して窄まるこ
とができるように先側に向かって次第に広がった状態に
配置された導電材からなる一対の弾性開閉部材の基端部
分どうしが、一束にして電気絶縁性のチューブで締め付
けることにより一体的に固定されるので、小さなスペー
ス内において電気絶縁が確保された状態でガタつきなく
しっかりと連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の内視鏡用バイポーラ高周波処
置具の先端部分の開状態の側面断面図である。
【図2】本発明の実施例の内視鏡用バイポーラ高周波処
置具の先端部分の閉状態の側面断面図である。
【図3】本発明の実施例の内視鏡用バイポーラ高周波処
置具の操作部の側面断面図である。
【図4】本発明の実施例の内視鏡用バイポーラ高周波処
置具の図1におけるIV−IV断面図である。
【図5】本発明の実施例の内視鏡用バイポーラ高周波処
置具の図1におけるV−V断面図である。
【図6】本発明の実施例の内視鏡用バイポーラ高周波処
置具の図1におけるVI−VI断面図である。
【図7】本発明の実施例の内視鏡用バイポーラ高周波処
置具の一対の弾性開閉部材の組み付け工程を示す部分斜
視図である。
【図8】本発明の実施例の内視鏡用バイポーラ高周波処
置具の一対の弾性開閉部材の組み付け工程を示す部分斜
視図である。
【図9】本発明の実施例の内視鏡用バイポーラ高周波処
置具の一対の弾性開閉部材の組み付け工程を示す部分斜
視図である。
【符号の説明】
1 電極 2 弾性開閉部材 2a 電気絶縁被覆 3 導電線 5 チューブ 7 外套シース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性変形して窄まることができるように先
    側に向かって次第に広がった状態に配置された導電材か
    らなる一対の弾性開閉部材の各々の先端部分に電極が設
    けられて、電気絶縁性の外套シース内に挿通配置された
    一対の導電線の先端に上記一対の弾性開閉部材が接続さ
    れ、上記一対の導電線を上記外套シースの基端側から進
    退させることにより、上記一対の弾性開閉部材が上記外
    套シースの先端内に出入りして開閉するようにした内視
    鏡用バイポーラ高周波処置具において、 上記一対の弾性開閉部材の基端部分どうしを、間に電気
    絶縁部材を挟んだ状態で一束にして電気絶縁性のチュー
    ブで締め付けることにより一体的に固定したことを特徴
    とする内視鏡用バイポーラ高周波処置具。
  2. 【請求項2】上記電気絶縁性のチューブが熱収縮チュー
    ブである請求項1記載の内視鏡用バイポーラ高周波処置
    具。
  3. 【請求項3】上記電気絶縁性のチューブが、上記一対の
    弾性開閉部材の基端部分からそのまま後方に延長され
    て、上記一対の導電線も一束にして締め付けている請求
    項1又は2記載の内視鏡用バイポーラ高周波処置具。
JP2001138310A 2001-05-09 2001-05-09 内視鏡用バイポーラ高周波処置具 Withdrawn JP2002330978A (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH055106U (ja) * 1991-07-04 1993-01-26 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡用高周波処置具
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