JP2002330464A - 移動通信システムおよび移動通信システムにおける位置登録制御方法 - Google Patents

移動通信システムおよび移動通信システムにおける位置登録制御方法

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JP2002330464A JP2001132354A JP2001132354A JP2002330464A JP 2002330464 A JP2002330464 A JP 2002330464A JP 2001132354 A JP2001132354 A JP 2001132354A JP 2001132354 A JP2001132354 A JP 2001132354A JP 2002330464 A JP2002330464 A JP 2002330464A
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Akihiro Maehara
昭宏 前原
Takashi Nagano
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Hiroshi Niiyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動局が特定時間などに集中する無線ゾーン
での位置登録トラヒックの集中を抑制し、また交換局間
の信号トラヒックおよび交換局の信号処理負荷の増加を
抑制することができる移動通信システムを提供する。 【解決手段】 移動通信システムで多重位置登録制御を
行う場合に、無線ゾーン124を形成する基地局におい
て、移動局116からの位置登録トラヒック量を測定
し、この測定された位置登録トラヒック量が予め定めら
れた閾値よりも低い場合に、2重化位置登録エリア12
4,142のうち2つの交換局106,108に跨る位
置登録エリア142の位置登録エリア情報を移動局11
6へ非通知状態とし、位置登録トラヒック量が閾値以上
の場合に通知状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル移動通
信システム等において通信網側の交換局から携帯端末機
などの移動局に対して位置登録制御を行う移動通信シス
テムおよび移動通信システムにおける位置登録制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の移動通信システムにおける位置登
録制御方法の代表的な例としてPDC(Personal Digita
l Cellular)システムが挙げられる。このPDCシステ
ムでは、移動局が何れの位置登録エリアに在圏するかを
示す位置登録エリア情報を通信網に設けられた記憶手段
で記憶することにより移動局を呼び出す際の呼出エリア
を狭め、これによって呼出信号のトラヒックを下げる位
置登録制御方法が用いられている。
【0003】このような位置登録制御を行う移動通信シ
ステムの構成を図10に示し、その説明を行う。図10
は、従来の移動通信システムの構成図である。この図1
0に示す移動通信システム10は、電話又は専用回線な
どの上位通信網12と、この上位通信網12に有線接続
された複数の交換局14,16,18と、各交換局1
4,16,18に有線接続された記憶装置20と、上位
通信網12に接続された電話機やパーソナルコンピュー
タなどの通信端末機22と、所定の交換局16,18に
有線接続された図示せぬ複数の基地局と無線通信を行う
移動局24とを備えて構成されている。
【0004】また、各基地局からの送信電波によって移
動局24が無線通信を行うための各無線ゾーン31〜3
8が形成され、これら無線ゾーン31〜38が位置登録
エリア41〜44に割り当てられている。但し、無線ゾ
ーン31と32は位置登録エリア41に割り当てられ、
無線ゾーン33と34は位置登録エリア42に、無線ゾ
ーン35と36は位置登録エリア43に、無線ゾーン3
7と38は位置登録エリア44に割り当てられている。
【0005】また、各交換局14,16,18は各々が
直接上位通信網12に接続されるのではなく、交換局1
6のように交換局14を介して上位通信網12に接続さ
れるものもある。
【0006】このような構成の移動通信システム10に
おいて、移動局24に対して位置登録制御が行われる場
合の動作を説明する。但し、移動局24が無線ゾーン3
1,32,33,34の順で移行する場合を例にとる。
【0007】移動局24が無線ゾーン31から32へ移
行する場合は、何れの無線ゾーン31,32も位置登録
エリア41に割り当てられているので、交換局16から
移動局24へ制御チャネルによって通知される位置登録
エリア情報は同一である。しかし、移動局24が無線ゾ
ーン32から33へ移行する場合、位置登録エリア41
から42へ跨るため、移動局24は無線ゾーン33に移
行した際に位置登録エリア情報の変化を検出し、交換局
16へ位置登録エリアの更新要求を行う。この要求は制
御チャネルに重畳される位置登録信号(図中の波線矢
印)によって行われる。
【0008】この位置登録信号による位置登録エリアの
更新要求を受けた交換局16は、記憶装置20に記憶さ
れた移動局24に関する位置登録エリア情報を、位置登
録エリア41から42の情報に更新記憶する。その後、
通信端末機22から実線矢印で示す呼出信号により移動
局24に対して呼出要求が発生した場合、交換局14が
上位通信網12を介してその呼出信号を受信し、記憶装
置20から移動局24に関する位置登録エリア情報を取
得し、この取得情報に応じて交換局16を介して無線ゾ
ーン33に在圏する移動局24へ呼出信号を転送する。
【0009】このように移動通信システム10において
位置登録制御が行われ、移動局24に対する呼出要求発
生時に呼出信号が適正に送信される。しかし、特定時間
などに集中する無線ゾーン、例えば電車の線路が集中す
る無線ゾーンでは、ラッシュ時などに大勢の携帯電話機
所持ユーザが集まるため位置登録トラヒックが集中し、
その無線ゾーンの負荷が増加することになる。
【0010】このような位置登録トラヒックの集中を回
避する方法として、多重位置登録制御方法が考えられて
いる。この多重位置登録制御方法は、位置登録エリア境
界において、位置登録トラヒックが集中する無線ゾーン
の制御チャネルの圧迫を回避することによってシステム
の加入者量を拡大する方法であり、無線ゾーンを、エリ
ア端が重ならない複数の位置登録エリアに割り当て、更
に複数の群に分けられた移動局を複数の位置登録エリア
に振り分けて割り当てることにより、移動局が位置登録
を行う無線ゾーンを、分散させるものである。
【0011】この多重位置登録制御方法を図11を参照
して説明する。図11は、従来の多重位置登録制御方法
が適用された移動通信システムの構成図である。
【0012】この図11に示す移動通信システム50
は、電話又は専用回線などの上位通信網52と、この上
位通信網52に有線接続された複数の交換局54,5
6,58と、各交換局54,56,58に有線接続され
た記憶装置60と、上位通信網52に接続された電話機
やパーソナルコンピュータなどの通信端末機62と、所
定の交換局56,58に有線接続された図示せぬ複数の
基地局と無線通信を行う移動局64,66とを備えて構
成されている。
【0013】また、各基地局からの送信電波によって移
動局64,66が無線通信を行うための各無線ゾーン7
1〜78が形成され、これら無線ゾーン71〜78が第
1群の位置登録エリア81〜84および第2群の位置登
録エリア90〜94に割り当てられている。但し、各位
置登録エリア81〜84および90〜94は、郡内では
エリア端が重なるが、群間では重ならないように構成さ
れている。また、各無線ゾーン71〜78は各々が、2
つの位置登録エリアに割り当てられる構成となってお
り、無線ゾーン71は第1群および第2群の位置登録エ
リア81,90の双方に割り当てられ、無線ゾーン72
は第1群および第2群の位置登録エリア81,91の双
方に、無線ゾーン73は第1群および第2群の位置登録
エリア82,91の双方に、無線ゾーン74は第1群お
よび第2群の位置登録エリア82,92の双方に、無線
ゾーン75は第1群および第2群の位置登録エリア8
3,92の双方に、無線ゾーン76は第1群および第2
群の位置登録エリア83,93の双方に、無線ゾーン7
7は第1群および第2群の位置登録エリア84,93の
双方に、無線ゾーン78は第1群および第2群の位置登
録エリア84,94の双方に割り当てられている。
【0014】また、各交換局54,56,58は各々が
直接上位通信網52に接続されるのではなく、交換局5
6のように交換局54を介して上位通信網52に接続さ
れるものもある。更に、この移動通信システム50で
は、各無線ゾーン71〜78に在圏する移動局が各位置
登録エリア群に対応する第1群および第2群の2つに分
けられ、この例では移動局64が第1群、移動局66が
第2群に属している。
【0015】また各無線ゾーン71〜78では、各々に
在圏する移動局に対して、各無線ゾーン71〜78に割
り当てられている第1群および第2群の位置登録エリア
の位置登録エリア情報(以下、第1群の位置登録エリア
情報、第2群の位置登録エリア情報という)が通知され
る。この際、第1群の移動局64は第1群の位置登録エ
リア情報を認識し、第2群の移動局66は第2群の位置
登録エリア情報を認識する。
【0016】ここで、第1群と第2群の位置登録エリア
は互いに重ならないように形成されているため、第1群
の移動局64がゾーン移行に伴い第1群の位置登録エリ
ア情報の変化を検出して位置登録要求を送信する無線ゾ
ーンと、第2群の移動局66がゾーン移行に伴い第2群
の位置登録エリア情報の変化を検出して位置登録要求を
送信する無線ゾーンとを、異なる無線ゾーンに分散する
ことができる。これによって無線ゾーン当たりの位置登
録トラヒック量を抑えることができるようになってい
る。
【0017】このような構成の移動通信システム50に
おいて、第1群の移動局64に対して位置登録制御が行
われる場合の動作を説明する。但し、移動局64が無線
ゾーン71,72,73,74の順で移行する場合を例
にとる。移動局64は無線ゾーン72から73に移行す
ると、交換局56からの第1群の位置登録エリア情報が
位置登録エリア81から82の情報に変化したことを検
出し、無線ゾーン73にて位置登録エリア82の位置登
録信号を交換局56へ送信する。その後、移動局64が
無線ゾーン74に移行しても位置登録エリア82は同じ
なので位置登録要求は発生しない。
【0018】ここで、無線ゾーン73又は74に在圏す
る移動局64に対して、通信端末機22から実線矢印で
示す呼出信号により呼出要求が発生した場合、交換局5
4が上位通信網52を介してその呼出信号を受信し、記
憶装置60から移動局64に関する位置登録エリア情報
を取得し、この取得情報から移動局64が位置登録エリ
ア82に在圏することを認識し、交換局56を介して無
線ゾーン73又は74に在圏する移動局64へ呼出信号
を転送する。
【0019】一方、第2群の移動局66が無線ゾーン7
1,72,73,74の順で移行する場合の位置登録制
御の動作を、図12を参照して説明する。但し、図12
は図11と同構成である。
【0020】移動局66が無線ゾーン72から73に移
行した場合は、何れの無線ゾーン72,73も同一位置
登録エリア82に割り当てられているので位置登録要求
は発生しない。しかし、移動局66が無線ゾーン73か
ら74に移行すると、位置登録エリア91と92に跨る
ため、移動局66は、交換局56からの第2群の位置登
録エリア情報が位置登録エリア91から92の情報に変
化したことを検出し、無線ゾーン74にて位置登録エリ
ア92の位置登録信号を交換局56へ送信する。
【0021】このように図11又は図12のような多重
位置登録エリア構成をとった場合、第1群および第2群
の移動局64,66で各々が位置登録信号を送信する無
線ゾーンを73と74に分散することができる。つま
り、図10に示した構成では1つの無線ゾーンに集中し
ていた位置登録トラヒックの一部を他の無線ゾーンに分
散することができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の移動通信シ
ステムにおいて、多重位置登録制御方法が適用されてい
る際に、例えば図12において、無線ゾーン74に在圏
する移動局66に対して通信端末機62から呼出要求が
発生した場合、交換局54は、上位通信網52を介して
その呼出信号を受信し、記憶装置60から移動局66に
関する位置登録エリア情報を取得し、この取得情報から
移動局66が位置登録エリア92に在圏することを認識
する。しかし、位置登録エリア92は、交換局56,5
8の双方に割り当てられているため、交換局54は、そ
の双方の交換局56、58に呼出信号を転送する必要が
生じる。この転送を行うには、交換局54が56を介し
て58に転送するか、56および58各々に直接転送す
ることが考えられるが、何れの場合にも、交換局間の信
号トラヒックが増加することになり、これに伴い交換局
の信号処理負荷が増加することになる。
【0023】言い換えれば、多重位置登録制御方法にお
いては、無線ゾーンが割り当てられた1つ又は複数の位
置登録エリアの内、複数の交換局を跨って配置される位
置登録エリアが存在する場合がある。この場合、複数の
交換局からの呼び出し経路を有する1つの移動局に対し
て呼び出しを行うため、複数の交換局において呼出信号
を中継する必要が生じ、このため図10の構成のように
多重位置登録制御を行わない場合と比較して、交換局間
の信号トラヒックおよび交換局の信号処理負荷が増加す
ることになる。
【0024】そこで本発明は、移動局が特定時間などに
集中する無線ゾーンでの位置登録トラヒックの集中を抑
制し、また交換局間の信号トラヒックおよび交換局の信
号処理負荷の増加を抑制することができる移動通信シス
テムおよび移動通信システムにおける位置登録制御方法
を提供することを課題とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の移動通信システムは、非重複状態で多重化
された位置登録エリアに基地局の無線ゾーンが割り当て
られた状態で、上記無線ゾーンに在圏する移動局に、上
記基地局から位置登録エリア情報を通知する多重位置登
録制御が適用された移動通信システムにおいて、上記基
地局に、上記移動局からの位置登録トラヒック量を測定
する測定手段と、上記測定手段で測定された位置登録ト
ラヒック量が予め定められた閾値よりも低い場合に、上
記多重化された位置登録エリアのうち複数の交換局に跨
る位置登録エリアの位置登録エリア情報を上記移動局へ
非通知状態とし、上記位置登録トラヒック量が上記閾値
以上の場合に通知状態とする制御を行う第1の制御手段
とを備えたことを特徴としている。
【0026】位置登録トラヒック量が低い場合に、位置
登録を行った移動局について、呼び出すエリアが交換局
を跨らないので、複数の交換局において呼出信号を中継
する必要性を減らすことができる。一方、位置登録トラ
ヒック量が高い場合は、移動局が位置登録信号を送信す
る無線ゾーンを、複数の無線ゾーンに分散することがで
きる。
【0027】また、本発明の移動通信システムにおいて
は、上記複数の交換局に跨る位置登録エリアに割り当て
られた各無線ゾーンの内、無線ゾーンを形成する基地局
に、上記測定手段および上記第1の制御手段に加え、上
記測定手段で測定された位置登録トラヒック量が上記閾
値よりも低いか上記閾値以上かの判定結果を、上記複数
の交換局を介して他の無線ゾーンを形成する基地局に通
知する通知手段を備え、上記他の無線ゾーンを形成する
基地局には、上記通知された判定結果に応じて上記非通
知状態および上記通知状態を制御する第2の制御手段を
備えたことを特徴としている。
【0028】複数の交換局に跨る位置登録エリアに割り
当てられた各無線ゾーンの内、無線ゾーンを形成する基
地局を除く他の基地局には測定手段が不要となるので、
その分、移動通信システム全体の構成を簡略化すること
ができる。
【0029】上記課題を解決するために、本発明の移動
通信システムは、非重複状態で多重化された位置登録エ
リアに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、上
記無線ゾーンに在圏する移動局に、上記基地局から位置
登録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用され
た移動通信システムにおいて、上記交換局に、自交換局
と他交換局とを跨る位置登録エリアに割り当てられた無
線ゾーンを形成する基地局を特定する特定手段と、上記
特定手段で特定された基地局における移動局からの位置
登録トラヒック量を測定する測定手段と、上記測定手段
で測定された位置登録トラヒック量が予め定められた閾
値よりも低い場合に、上記特定手段で特定された基地局
に対して、上記自交換局と他交換局とを跨る位置登録エ
リアの位置登録エリア情報を移動局へ非通知とする指示
を行い、上記位置登録トラヒック量が上記閾値以上の場
合に通知する指示を行う指示手段とを備えたことを特徴
としている。
【0030】位置登録トラヒック量が低い場合に、位置
登録を行った移動局について、呼び出すエリアが交換局
を跨らないので、複数の交換局において呼出信号を中継
する必要性を減らすことができる。一方、位置登録トラ
ヒック量が高い場合は、移動局が位置登録信号を送信す
る無線ゾーンを、複数の無線ゾーンに分散することがで
きる。
【0031】上記課題を解決するために、本発明の移動
通信システムは、非重複状態で多重化された位置登録エ
リアに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、上
記無線ゾーンに在圏する移動局に、上記基地局を介して
位置登録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用
された移動通信システムにおいて、上記交換局に、自交
換局と他交換局とを跨る位置登録エリアに割り当てられ
た無線ゾーンを形成する基地局を特定する特定手段と、
自交換局と他交換局との間で通信される信号のトラヒッ
ク量を測定する測定手段と、上記測定手段で測定された
トラヒック量が予め定められた閾値よりも高い場合に、
上記特定手段で特定された基地局に対して、上記自交換
局と他交換局とを跨る位置登録エリアの位置登録エリア
情報を移動局へ非通知とする指示を行い、上記トラヒッ
ク量が上記閾値以下の場合に通知する指示を行う指示手
段とを備えたことを特徴としている。
【0032】交換局間信号トラヒック量が高い場合に、
位置登録を行った移動局について、呼び出すエリアが交
換局を跨らないので、複数の交換局において呼出信号を
中継する必要性を減らすことができる。一方、交換局間
信号トラヒック量が低い場合は、移動局が位置登録信号
を送信する無線ゾーンを、複数の無線ゾーンに分散する
ことができる。
【0033】上記課題を解決するために、本発明の移動
通信システムは、非重複状態で多重化された位置登録エ
リアに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、上
記無線ゾーンに在圏する移動局に、上記基地局を介して
位置登録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用
された移動通信システムにおいて、上記交換局に、自交
換局と他交換局とを跨る位置登録エリアに割り当てられ
た無線ゾーンを形成する基地局を特定する特定手段と、
上記特定手段で特定された基地局を介して移動局へ通知
される呼出信号のトラヒック量を測定する測定手段と、
上記測定手段で測定されたトラヒック量が予め定められ
た閾値よりも高い場合に、上記特定手段で特定された基
地局に対して、上記自交換局と他交換局とを跨る位置登
録エリアの位置登録エリア情報を移動局へ非通知とする
指示を行い、上記トラヒック量が上記閾値以下の場合に
通知する指示を行う指示手段とを備えたことを特徴とし
ている。
【0034】呼出信号トラヒック量が高い場合に、位置
登録を行った移動局について、呼び出すエリアが交換局
を跨らないので、複数の交換局において呼出信号を中継
する必要性を減らすことができる。一方、呼出信号トラ
ヒック量が低い場合は、移動局が位置登録信号を送信す
る無線ゾーンを、複数の無線ゾーンに分散することがで
きる。
【0035】上記課題を解決するために、本発明の移動
通信システムは、非重複状態で多重化された位置登録エ
リアに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、上
記無線ゾーンに在圏する移動局に、上記基地局から位置
登録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用され
た移動通信システムにおいて、上記基地局に、上記交換
局からの呼出信号トラヒック量を測定する測定手段と、
上記測定手段で測定された呼出信号トラヒック量が予め
定められた閾値よりも高い場合に、上記多重化された位
置登録エリアのうち複数の交換局に跨る位置登録エリア
の位置登録エリア情報を上記移動局へ非通知状態とし、
上記呼出信号トラヒック量が上記閾値以下の場合に通知
状態とする制御を行う制御手段とを備えたことを特徴と
している。
【0036】移動局への呼出信号トラヒック量が高い場
合に、位置登録を行った移動局について、呼び出すエリ
アが交換局を跨らないので、複数の交換局において呼出
信号を中継する必要性を減らすことができる。一方、呼
出信号トラヒック量が低い場合は、移動局が位置登録信
号を送信する無線ゾーンを、複数の無線ゾーンに分散す
ることができる。
【0037】上記課題を解決するために、本発明の移動
通信システムは、非重複状態で多重化された位置登録エ
リアに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、上
記無線ゾーンに在圏する移動局に、上記基地局から位置
登録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用され
た移動通信システムにおいて、上記基地局に、時刻を計
時する計時手段と、上記移動局からの位置登録トラヒッ
クが所定値以上集中する時間帯を記憶する記憶手段と、
上記計時手段での計時時刻が上記記憶手段に記憶された
時間帯に該当しない場合、上記多重化された位置登録エ
リアのうち複数の交換局に跨る位置登録エリアの位置登
録エリア情報を上記移動局へ非通知状態とし、上記時間
帯に該当する場合に通知状態とする制御を行う制御手段
とを備えたことを特徴としている。
【0038】計時時刻(現在時刻)が、位置登録トラヒ
ックが所定値以上集中する時間帯に該当しない場合に、
位置登録を行った移動局について、呼び出すエリアが交
換局を跨らないので、複数の交換局において呼出信号を
中継する必要性を減らすことができる。一方、該当する
場合、移動局が位置登録信号を送信する無線ゾーンを、
複数の無線ゾーンに分散することができる。
【0039】上記課題を解決するために、本発明の移動
通信システムは、非重複状態で多重化された位置登録エ
リアに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、上
記無線ゾーンに在圏する移動局に、上記基地局から位置
登録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用され
た移動通信システムにおいて、上記交換局に、自交換局
と他交換局とを跨る位置登録エリアに割り当てられた無
線ゾーンを形成する基地局を特定する特定手段と、時刻
を計時する計時手段と、上記特定手段で特定される基地
局の位置登録トラヒックが所定値以上集中する時間帯を
記憶する記憶手段と、上記計時手段での計時時刻が上記
記憶手段に記憶された時間帯に該当しない場合、上記特
定手段で特定された基地局に対して、上記自交換局と他
交換局とを跨る位置登録エリアの位置登録エリア情報を
移動局へ非通知とする指示を行い、上記時間帯に該当す
る場合に通知する指示を行う指示手段とを備えたことを
特徴としている。
【0040】計時時刻(現在時刻)が、位置登録トラヒ
ックが所定値以上集中する時間帯に該当しない場合に、
位置登録を行った移動局について、呼び出すエリアが交
換局を跨らないので、複数の交換局において呼出信号を
中継する必要性を減らすことができる。一方、該当する
場合、移動局が位置登録信号を送信する無線ゾーンを、
複数の無線ゾーンに分散することができる。
【0041】上記課題を解決するために、本発明の移動
通信システムにおける位置登録制御方法は、非重複状態
で多重化された位置登録エリアに基地局の無線ゾーンが
割り当てられた状態で、上記無線ゾーンに在圏する移動
局に、上記基地局から位置登録エリア情報を通知する多
重位置登録制御が適用された移動通信システムにおける
位置登録制御方法において、上記基地局は、上記移動局
からの位置登録トラヒック量を測定する測定ステップ
と、上記測定ステップで測定された位置登録トラヒック
量が予め定められた閾値よりも低い場合に、上記多重化
された位置登録エリアのうち複数の交換局に跨る位置登
録エリアの位置登録エリア情報を上記移動局へ非通知状
態とし、上記位置登録トラヒック量が上記閾値以上の場
合に通知状態とする制御を行う第1の制御ステップとを
実行することを特徴としている。
【0042】位置登録トラヒック量が低い場合に、位置
登録を行った移動局について、呼び出すエリアが交換局
を跨らないので、複数の交換局において呼出信号を中継
する必要性を減らすことができる。一方、位置登録トラ
ヒック量が高い場合は、移動局が位置登録信号を送信す
る無線ゾーンを、複数の無線ゾーンに分散することがで
きる。
【0043】また、本発明の移動通信システムにおける
位置登録制御方法は、上記複数の交換局に跨る位置登録
エリアに割り当てられた各無線ゾーンの内、無線ゾーン
を形成する基地局に、上記測定ステップおよび上記第1
の制御ステップに加え、上記測定ステップで測定された
位置登録トラヒック量が上記閾値よりも低いか上記閾値
以上かの判定結果を、上記複数の交換局を介して他の無
線ゾーンを形成する基地局に通知する通知ステップを備
え、上記他の無線ゾーンを形成する基地局には、上記通
知された判定結果に応じて上記非通知状態および上記通
知状態を制御する第2の制御ステップのみを実行するこ
とを特徴としている。
【0044】上記課題を解決するために、本発明の移動
通信システムにおける位置登録制御方法は、非重複状態
で多重化された位置登録エリアに基地局の無線ゾーンが
割り当てられた状態で、上記無線ゾーンに在圏する移動
局に、上記基地局から位置登録エリア情報を通知する多
重位置登録制御が適用された移動通信システムにおける
位置登録制御方法において、上記交換局は、自交換局と
他交換局とを跨る位置登録エリアに割り当てられた無線
ゾーンを形成する基地局を特定する特定ステップと、上
記特定ステップで特定された基地局における移動局から
の位置登録トラヒック量を測定する測定ステップと、上
記測定ステップで測定された位置登録トラヒック量が予
め定められた閾値よりも低い場合に、上記特定ステップ
で特定された基地局に対して、上記自交換局と他交換局
とを跨る位置登録エリアの位置登録エリア情報を移動局
へ非通知とする指示を行い、上記位置登録トラヒック量
が上記閾値以上の場合に通知する指示を行う指示ステッ
プとを実行することを特徴としている。
【0045】位置登録トラヒック量が低い場合に、位置
登録を行った移動局について、呼び出すエリアが交換局
を跨らないので、複数の交換局において呼出信号を中継
する必要性を減らすことができる。一方、位置登録トラ
ヒック量が高い場合は、移動局が位置登録信号を送信す
る無線ゾーンを、複数の無線ゾーンに分散することがで
きる。
【0046】上記課題を解決するために、本発明の移動
通信システムにおける位置登録制御方法は、非重複状態
で多重化された位置登録エリアに基地局の無線ゾーンが
割り当てられた状態で、上記無線ゾーンに在圏する移動
局に、上記基地局を介して位置登録エリア情報を通知す
る多重位置登録制御が適用された移動通信システムにお
ける位置登録制御方法において、上記交換局は、自交換
局と他交換局とを跨る位置登録エリアに割り当てられた
無線ゾーンを形成する基地局を特定する特定ステップ
と、自交換局と他交換局との間で通信される信号のトラ
ヒック量を測定する測定ステップと、上記測定ステップ
で測定されたトラヒック量が予め定められた閾値よりも
高い場合に、上記特定ステップで特定された基地局に対
して、上記自交換局と他交換局とを跨る位置登録エリア
の位置登録エリア情報を移動局へ非通知とする指示を行
い、上記トラヒック量が上記閾値以下の場合に通知する
指示を行う指示ステップとを実行することを特徴として
いる。
【0047】交換局間信号トラヒック量が高い場合に、
位置登録を行った移動局について、呼び出すエリアが交
換局を跨らないので、複数の交換局において呼出信号を
中継する必要性を減らすことができる。一方、交換局間
信号トラヒック量が低い場合は、移動局が位置登録信号
を送信する無線ゾーンを、複数の無線ゾーンに分散する
ことができる。
【0048】上記課題を解決するために、本発明の移動
通信システムにおける位置登録制御方法は、非重複状態
で多重化された位置登録エリアに基地局の無線ゾーンが
割り当てられた状態で、上記無線ゾーンに在圏する移動
局に、上記基地局から位置登録エリア情報を通知する多
重位置登録制御が適用された移動通信システムにおける
位置登録制御方法において、上記交換局は、自交換局と
他交換局とを跨る位置登録エリアに割り当てられた無線
ゾーンを形成する基地局を特定する特定ステップと、上
記特定ステップで特定された基地局を介して移動局へ通
知される呼出信号のトラヒック量を測定する測定ステッ
プと、上記測定ステップで測定されたトラヒック量が予
め定められた閾値よりも低い場合に、上記特定ステップ
で特定された基地局に対して、上記自交換局と他交換局
とを跨る位置登録エリアの位置登録エリア情報を移動局
へ非通知とする指示を行い、上記トラヒック量が上記閾
値以上の場合に通知する指示を行う指示ステップとを実
行することを特徴としている。
【0049】呼出信号トラヒック量が高い場合に、位置
登録を行った移動局について、呼び出すエリアが交換局
を跨らないので、複数の交換局において呼出信号を中継
する必要を無くすことができる。一方、呼出信号トラヒ
ック量が低い場合は、移動局が位置登録信号を送信する
無線ゾーンを、複数の無線ゾーンに分散することができ
る。
【0050】上記課題を解決するために、本発明の移動
通信システムにおける位置登録制御方法は、非重複状態
で多重化された位置登録エリアに基地局の無線ゾーンが
割り当てられた状態で、上記無線ゾーンに在圏する移動
局に、上記基地局から位置登録エリア情報を通知する多
重位置登録制御が適用された移動通信システムにおける
位置登録制御方法において、上記基地局は、上記交換局
からの呼出信号トラヒック量を測定する測定ステップ
と、上記測定ステップで測定された呼出信号トラヒック
量が予め定められた閾値よりも高い場合に、上記多重化
された位置登録エリアのうち複数の交換局に跨る位置登
録エリアの位置登録エリア情報を上記移動局へ非通知状
態とし、上記呼出信号トラヒック量が上記閾値以下の場
合に通知状態とする制御を行う制御ステップとを実行す
ることを特徴としている。
【0051】移動局への呼出信号トラヒック量が高い場
合に、位置登録を行った移動局について、呼び出すエリ
アが交換局を跨らないので、複数の交換局において呼出
信号を中継する必要性を減らすことができる。一方、呼
出信号トラヒック量が低い場合は、移動局が位置登録信
号を送信する無線ゾーンを、複数の無線ゾーンに分散す
ることができる。
【0052】上記課題を解決するために、本発明の移動
通信システムにおける位置登録制御方法は、非重複状態
で多重化された位置登録エリアに基地局の無線ゾーンが
割り当てられた状態で、上記無線ゾーンに在圏する移動
局に、上記基地局から位置登録エリア情報を通知する多
重位置登録制御が適用された移動通信システムにおける
位置登録制御方法において、上記基地局は、時刻を計時
する計時ステップと、上記移動局からの位置登録トラヒ
ックが所定値以上集中する時間帯を記憶する記憶ステッ
プと、上記計時ステップでの計時時刻が上記記憶ステッ
プに記憶された時間帯に該当しない場合、上記多重化さ
れた位置登録エリアのうち複数の交換局に跨る位置登録
エリアの位置登録エリア情報を上記移動局へ非通知状態
とし、上記時間帯に該当する場合に通知状態とする制御
を行う制御ステップとを実行することを特徴としてい
る。
【0053】計時時刻(現在時刻)が、位置登録トラヒ
ックが所定値以上集中する時間帯に該当しない場合に、
位置登録を行った移動局について、呼び出すエリアが交
換局を跨らないので、複数の交換局において呼出信号を
中継する必要性を減らすことができる。一方、該当する
場合、移動局が位置登録信号を送信する無線ゾーンを、
複数の無線ゾーンに分散することができる。
【0054】上記課題を解決するために、本発明の移動
通信システムにおける位置登録制御方法は、非重複状態
で多重化された位置登録エリアに基地局の無線ゾーンが
割り当てられた状態で、上記無線ゾーンに在圏する移動
局に、上記基地局から位置登録エリア情報を通知する多
重位置登録制御が適用された移動通信システムにおける
位置登録制御方法において、上記交換局は、自交換局と
他交換局とを跨る位置登録エリアに割り当てられた無線
ゾーンを形成する基地局を特定する特定ステップと、時
刻を計時する計時ステップと、上記特定ステップで特定
される基地局の位置登録トラヒックが所定値以上集中す
る時間帯を記憶する記憶ステップと、上記計時ステップ
での計時時刻が上記記憶ステップに記憶された時間帯に
該当しない場合、上記特定ステップで特定された基地局
に対して、上記自交換局と他交換局とを跨る位置登録エ
リアの位置登録エリア情報を移動局へ非通知とする指示
を行い、上記時間帯に該当する場合に通知する指示を行
う指示ステップとを実行することを特徴としている。
【0055】計時時刻(現在時刻)が、位置登録トラヒ
ックが所定値以上集中する時間帯に該当しない場合に、
位置登録を行った移動局について、呼び出すエリアが交
換局を跨らないので、複数の交換局において呼出信号を
中継する必要性を減らすことができる。一方、該当する
場合、移動局が位置登録信号を送信する無線ゾーンを、
複数の無線ゾーンに分散することができる。
【発明の実施の形態】本発明の実施形態にかかる多重位
置登録制御方法が適用された移動通信システムについて
図面を参照して説明する。
【0056】まず、第1の実施形態にかかる移動通信シ
ステムの構成について説明する。図1は第1の実施形態
にかかる多重位置登録制御方法が適用された移動通信シ
ステムの構成図である。この図1に示す移動通信システ
ム100は、電話又は専用回線などの上位通信網102
と、この上位通信網102に有線接続された複数の交換
局104,106,108と、各交換局104,10
6,108に有線接続された記憶装置110と、上位通
信網102に接続された電話機やパーソナルコンピュー
タなどの通信端末機112と、所定の交換局106,1
08に有線接続された複数の基地局(後述で説明)と無
線通信を行う移動局114,116とを備えて構成され
ている。
【0057】また、各基地局からの送信電波によって移
動局114,116が無線通信を行うための各無線ゾー
ン121〜128が形成され、これら無線ゾーン121
〜128が第1群の位置登録エリア131〜134およ
び第2群の位置登録エリア140〜144に割り当てら
れている。但し、各位置登録エリア131〜134およ
び140〜144は、郡内ではエリア端が重なるが、群
間では重ならないように構成されている。また、各無線
ゾーン121〜128は各々が、2つの位置登録エリア
に割り当てられる構成となっており、無線ゾーン121
は第1群および第2群の位置登録エリア131,140
の双方に割り当てられ、無線ゾーン122は第1群およ
び第2群の位置登録エリア131,141の双方に、無
線ゾーン123は第1群および第2群の位置登録エリア
132,141の双方に、無線ゾーン124は第1群お
よび第2群の位置登録エリア132,142の双方に、
無線ゾーン125は第1群および第2群の位置登録エリ
ア133,142の双方に、無線ゾーン126は第1群
および第2群の位置登録エリア133,143の双方
に、無線ゾーン127は第1群および第2群の位置登録
エリア134,143の双方に、無線ゾーン128は第
1群および第2群の位置登録エリア134,144の双
方に割り当てられている。
【0058】また、各交換局104,106,108は
各々が直接上位通信網102に接続されるのではなく、
交換局106のように交換局104を介して上位通信網
102に接続されるものもある。更に、この移動通信シ
ステム100では、各無線ゾーン121〜128に在圏
する移動局が各位置登録エリア群に対応する第1群およ
び第2群の2つに分けられ、この例では移動局114が
第1群、移動局116が第2群に属している。
【0059】また各無線ゾーン121〜128では、各
々に在圏する移動局に対して、各無線ゾーン121〜1
28に割り当てられている第1群の位置登録エリア情報
および第2群の位置登録エリア情報が通知される。この
際、第1群の移動局は第1群の位置登録エリア情報を認
識し、第2群の移動局は第2群の位置登録エリア情報を
認識するようになっているが、2つの交換局106,1
08を跨る第2群の位置登録エリア142の位置登録エ
リア情報に関しては、第1群および第2群の移動局から
送信される位置登録トラヒック量に応じて、移動局への
通知が停止/開始制御されるようになっている。以下、
2つの交換局106,108を跨る第2群の位置登録エ
リア142を、跨り位置登録エリア142といい、この
エリア142の位置登録エリア情報を、跨り位置登録エ
リア情報と略すこともある。
【0060】その停止/開始制御は、基地局で行われ
る。この基地局を図2に示す。図2は、跨り位置登録エ
リア142に割り当てられた各無線ゾーン124,12
5を形成する基地局150,152を示す図である。こ
れら基地局150,152は、図3に一方の基地局15
0を代表して示すように、位置登録トラヒック量測定部
160と、識別情報記憶部162と、情報通知制御部1
64と、無線部166とを備えて構成されている。
【0061】位置登録トラヒック量測定部160は、図
2に示す各無線ゾーン124,125に在圏する第1群
および第2群の複数の移動局からの位置登録トラヒック
量を測定する。識別情報記憶部162は、自基地局15
0の無線ゾーン124が割り当てられた第2群の位置登
録エリア142が2つの交換局106,108に跨るこ
とを識別する識別情報を記憶する。
【0062】情報通知制御部164は、位置登録トラヒ
ック量測定部160で測定される位置登録トラヒック量
が予め定められた閾値以上の場合、自基地局150の無
線ゾーン124に在圏する移動局へ、無線ゾーン124
が割り当てられた第1群および第2群双方の位置登録エ
リア132,142の位置登録エリア情報を無線部16
6から送信する制御を行う。一方、測定される位置登録
トラヒック量が閾値よりも低い場合、識別情報記憶部1
62の識別情報で識別される跨り位置登録エリア情報の
移動局への送信を停止する制御を行う。
【0063】続いて、第1の実施形態にかかる移動通信
システム100の動作について説明し、併せて、本発明
の実施形態にかかる移動通信システムにおける位置登録
制御方法について説明する。但し、図1に示す第2群の
移動局116に対して位置登録制御が行われる場合の動
作を説明する。ここでは、移動局116が無線ゾーン1
21,122,123,124の順で移行する場合を例
にとる。
【0064】移動局116は無線ゾーン122および1
23に在圏する場合、第2群の位置登録エリア141の
位置登録エリア情報を検出して保持する。その後、移動
局116が無線ゾーン124へ移行したとする。この
時、無線ゾーン124は無線ゾーン125と共に跨り位
置登録エリア142に割り当てられているので、各無線
ゾーン124,125の基地局150,152では、位
置登録トラヒック量測定部160によって、各無線ゾー
ン124,125に在圏する第1群および第2群の複数
の移動局からの位置登録トラヒック量が測定されてい
る。
【0065】そして、情報通知制御部164によって、
その測定された位置登録トラヒック量が閾値よりも低い
と判定された場合、基地局150では、無線ゾーン12
4に在圏する移動局116への跨り位置登録エリア情報
の送信が停止され、第1群の位置登録エリア132の位
置登録エリア情報のみが移動局116へ送信される。同
時に基地局152でも、無線ゾーン125への跨り位置
登録エリア情報の送信が停止され、第1群の位置登録エ
リア133の位置登録エリア情報のみが送信される。
【0066】これによって、移動局116は、交換局1
06からの位置登録エリア情報が第2群の位置登録エリ
ア141から第1群の位置登録エリア132の情報に変
化したことを検出し、図1に波線矢印で示すように、無
線ゾーン124にて位置登録エリア132の位置登録信
号を交換局106へ送信する。交換局106は、その位
置登録信号を受信して記憶装置110に記憶する。
【0067】ここで、無線ゾーン124に在圏する移動
局116に対して、通信端末機112から実線矢印で示
す呼出信号により呼出要求が発生した場合、交換局10
4が上位通信網102を介してその呼出信号を受信し、
記憶装置110から移動局116に関する位置登録エリ
ア情報を取得し、この取得情報から移動局116が位置
登録エリア132に在圏することを認識し、この認識位
置登録エリア132に割り当てられた無線ゾーン124
を形成する基地局150へ交換局106を介して呼出信
号を転送することによって、移動局116へ呼出信号を
通知する。
【0068】その後、基地局150,152の情報通知
制御部164によって、位置登録トラヒック量測定部1
60で測定された位置登録トラヒック量が閾値以上とな
ったことが判定された場合、情報通知制御部164の制
御によって跨り位置登録エリア情報の送信が開始され
る。この開始によって、基地局150では、無線ゾーン
124に在圏する移動局116へ、無線ゾーン124が
割り当てられた第1群および第2群双方の位置登録エリ
ア132,142の位置登録エリア情報が無線部166
から送信される。基地局152では、無線ゾーン125
に在圏する移動局へ、無線ゾーン125が割り当てられ
た第1群および第2群双方の位置登録エリア133,1
42の位置登録エリア情報が無線部166から送信され
る。
【0069】これによって、移動局116は、交換局1
06からの位置登録エリア情報が跨り位置登録エリア情
報に変化したことを検出し、無線ゾーン124にて跨り
位置登録エリア142の位置登録信号を交換局106へ
送信し、交換局106は、その位置登録信号を記憶装置
110に記憶する。
【0070】続いて、第1の実施形態にかかる移動通信
システムの作用及び効果について説明する。第1の実施
形態にかかる移動通信システム100においては、多重
位置登録制御を行う場合に、基地局150(又は15
2)において、位置登録トラヒック量測定部160で移
動局116からの位置登録トラヒック量を測定し、情報
通知制御部164で、その測定された位置登録トラヒッ
ク量が予め定められた閾値よりも低い場合に、2重化位
置登録エリアのうち2つの交換局106,108に跨る
位置登録エリア142の位置登録エリア情報を移動局1
16へ非通知状態とし、位置登録トラヒック量が閾値以
上の場合に通知状態とするようにした。
【0071】従って、位置登録トラヒック量が低い場合
に、位置登録を行った移動局について、呼び出すエリア
が交換局を跨らないので、各交換局106,108にお
いて呼出信号を中継する必要性を減らすことができる。
その結果、各交換局106,108間の信号トラヒック
および交換局の信号処理負荷を抑制することが可能とな
る。一方、位置登録トラヒック量が高い場合は、跨り位
置登録エリア情報が移動局116へ送信されるので、移
動局116が位置登録信号を送信する無線ゾーンを、複
数の無線ゾーン124,125に分散することができ
る。その結果、移動局が特定時間などに集中する無線ゾ
ーンでの位置登録トラヒックの集中を抑制することが可
能となる。
【0072】この他、1つの跨り位置登録エリア142
に割り当てられた各無線ゾーン124,125の内、無
線ゾーン124を形成する基地局150に位置登録トラ
ヒック量測定部160、識別情報記憶部162および情
報通知制御部164に加え、位置登録トラヒック量測定
部160で測定された位置登録トラヒック量が閾値より
も低いか閾値以上かの判定結果を、交換局106,10
8を介して他の無線ゾーン125を形成する基地局15
2に通知する通知手段を備え、他の無線ゾーン125を
形成する基地局152に、その通知された判定結果に応
じて跨り位置登録エリア情報の送信停止/開始を制御す
る情報通知制御手段を備える構成としてもよい。
【0073】次に、第2の実施形態にかかる移動通信シ
ステムについて説明する。第2の実施形態の移動通信シ
ステムの構成は、上述で説明した図1および図2に示す
構成と同構成であるとするが、異なる点は、基地局に接
続された各交換局106,108に、図4に一方の交換
局106を代表して示すように、基地局特定部170
と、位置登録トラヒック量測定部172と、情報通知指
示部174と、通信部176とを備えて構成したことに
ある。
【0074】基地局特定部170は、自交換局106と
他交換局108とを跨る位置登録エリア142に割り当
てられた無線ゾーン124を形成する基地局150を特
定する。位置登録トラヒック量測定部172は、基地局
特定部170で特定された基地局150における移動局
からの位置登録信号による位置登録トラヒック量を測定
する。但し、位置登録信号は、通信部176で受信され
るようになっている。
【0075】情報通知指示部174は、位置登録トラヒ
ック量測定部172で測定される位置登録トラヒック量
が予め定められた閾値以上の場合、基地局特定部170
で特定された基地局150に対して、跨り位置登録エリ
ア情報を移動局へ通知する指示を通信部176を介して
行い、一方、測定される位置登録トラヒック量が閾値よ
りも低い場合に、跨り位置登録エリア情報を移動局へ非
通知とする指示を行う。
【0076】続いて、第2の実施形態にかかる移動通信
システムの動作について説明し、併せて、本発明の実施
形態にかかる移動通信システムにおける位置登録制御方
法について説明する。但し、図1に示す第2群の移動局
116に対して位置登録制御が行われる場合の動作を説
明する。
【0077】移動局116が、跨り位置登録エリア14
2に割り当てられた無線ゾーン124へ移行し、位置登
録信号を、無線ゾーン124を形成する基地局150を
介して交換局106へ送信したとする。この際、交換局
106では、基地局特定部170によって基地局150
が特定されているので、位置登録トラヒック量測定部1
72によって、基地局150の無線ゾーン124に在圏
する移動局116を含む各移動局からの位置登録信号に
よる位置登録トラヒック量が測定される。
【0078】そして、情報通知指示部174によって、
その測定された位置登録トラヒック量が閾値よりも低い
と判定された場合、特定基地局150に対して、跨り位
置登録エリア情報を移動局116へ非通知とする指示が
通信部176を介して行われる。この指示によって、基
地局150では、無線ゾーン124に在圏する移動局1
16への跨り位置登録エリア情報の送信が停止され、第
1群の位置登録エリア132の位置登録エリア情報のみ
が移動局116へ送信される。この場合、移動局116
は、位置登録エリア132の位置登録信号を送信する。
【0079】その後、基地局150の情報通知指示部1
74によって、位置登録トラヒック量測定部172で測
定された位置登録トラヒック量が閾値以上となったこと
が判定された場合、特定基地局150に対して、跨り位
置登録エリア情報を移動局116へ通知する指示が通信
部176を介して行われる。この指示によって、基地局
150では、移動局116への跨り位置登録エリア情報
の送信が開始される。
【0080】続いて、第2の実施形態にかかる移動通信
システムの作用及び効果について説明する。第2の実施
形態にかかる移動通信システムにおいては、多重位置登
録制御を行う場合に、交換局106(又は108)にお
いて、基地局特定部170で、自交換局106と他交換
局108とを跨る位置登録エリア142に割り当てられ
た無線ゾーン124を形成する基地局150を特定し、
位置登録トラヒック量測定部172で、その特定された
基地局150における移動局からの位置登録トラヒック
量を測定し、情報通知指示部174で、その測定された
位置登録トラヒック量が予め定められた閾値よりも低い
場合に、特定された基地局150に対して、跨り位置登
録エリア情報を移動局116へ非通知とする指示を行
い、位置登録トラヒック量が閾値以上の場合に通知する
指示を行うようにした。
【0081】従って、位置登録トラヒック量が低い場合
に、位置登録を行った移動局について、呼び出すエリア
が交換局を跨らないので、各交換局106,108にお
いて呼出信号を中継する必要性を減らすことができる。
その結果、各交換局106,108間の信号トラヒック
および交換局の信号処理負荷を抑制することが可能とな
る。一方、位置登録トラヒック量が高い場合は、跨り位
置登録エリア情報が移動局116へ送信されるので、移
動局116が位置登録信号を送信する無線ゾーンを、複
数の無線ゾーン124,125に分散することができ
る。その結果、移動局が特定時間などに集中する無線ゾ
ーンでの位置登録トラヒックの集中を抑制することが可
能となる。
【0082】次に、第3の実施形態にかかる移動通信シ
ステムについて説明する。第3の実施形態の移動通信シ
ステムの構成は、上述で説明した図1および図2に示す
構成と同構成であるとするが、異なる点は、基地局に接
続された各交換局106,108に、図5に一方の交換
局106を代表して示すように、交換局間信号トラヒッ
ク量測定部180と、基地局特定部182と、情報通知
指示部184と、通信部186とを備えて構成したこと
にある。
【0083】交換局間信号トラヒック量測定部180
は、他の交換局108との間で通信部176を介して通
信される信号のトラヒック量(以下、交換局間信号トラ
ヒック量という)を測定する。基地局特定部182は、
自交換局106と他交換局108とを跨る位置登録エリ
ア142に割り当てられた無線ゾーン124を形成する
基地局150を特定する。
【0084】情報通知指示部184は、交換局間信号ト
ラヒック量測定部180で測定される交換局間信号トラ
ヒック量が予め定められた閾値よりも高い場合、基地局
特定部182で特定された基地局150に対して、跨り
位置登録エリア情報を移動局へ非通知とする指示を通信
部186を介して行い、一方、測定される交換局間信号
トラヒック量が閾値以下の場合、跨り位置登録エリア情
報を移動局へ通知する指示を行う。
【0085】続いて、第3の実施形態にかかる移動通信
システムの動作について説明し、併せて、本発明の実施
形態にかかる移動通信システムにおける位置登録制御方
法について説明する。但し、図1に示す第2群の移動局
116に対して位置登録制御が行われる場合の動作を説
明する。
【0086】移動局116が、跨り位置登録エリア14
2に割り当てられた無線ゾーン124へ移行し、位置登
録信号を、無線ゾーン124を形成する基地局150を
介して交換局106へ送信したとする。この時、交換局
106では、交換局間信号トラヒック量測定部180に
よって、交換局間信号トラヒック量が測定されている。
この測定される交換局間信号トラヒック量には、交換局
間で中継される呼出信号のトラヒック量も含まれる。
【0087】情報通知指示部184によって、その測定
された交換局間信号トラヒック量が閾値よりも高いと判
定された場合、基地局特定部182で特定された基地局
150に対して、跨り位置登録エリア情報を移動局11
6へ非通知とする指示が通信部176を介して行われ
る。この指示によって、基地局150では、無線ゾーン
124に在圏する移動局116への跨り位置登録エリア
情報の送信が停止され、第1群の位置登録エリア132
の位置登録エリア情報のみが移動局116へ送信され
る。この場合、移動局116は、位置登録エリア132
の位置登録信号を送信する。
【0088】その後、情報通知指示部184によって、
交換局間信号トラヒック量測定部180で測定される交
換局間信号トラヒック量が閾値以下と判定された場合、
特定基地局150に対して、跨り位置登録エリア情報を
移動局116へ通知する指示が通信部176を介して行
われる。この指示によって、基地局150では、移動局
116への跨り位置登録エリア情報の送信が開始され
る。
【0089】続いて、第3の実施形態にかかる移動通信
システムの作用及び効果について説明する。第3の実施
形態にかかる移動通信システムにおいては、多重位置登
録制御を行う場合に、交換局106(又は108)にお
いて、交換局間信号トラヒック量測定部180で、自交
換局106と他交換局との間で通信される信号のトラヒ
ック量を測定し、情報通知指示部184で、その測定さ
れた交換局間信号トラヒック量が予め定められた閾値よ
りも高いと判定された場合に、基地局特定部182で特
定された基地局150に対して、跨り位置登録エリア情
報を移動局116へ非通知とする指示を行い、交換局間
信号トラヒック量が閾値以下の場合に通知する指示を行
うようにした。
【0090】従って、交換局間信号トラヒック量が高い
場合に、位置登録を行った移動局について、呼び出すエ
リアが交換局を跨らないので、各交換局106,108
において呼出信号を中継する必要性を減らすことができ
る。その結果、各交換局106,108間の信号トラヒ
ックおよび交換局の信号処理負荷を抑制することが可能
となる。一方、交換局間信号トラヒック量が低い場合
は、移動局116が位置登録信号を送信する無線ゾーン
を、複数の無線ゾーン124,125に分散することが
できる。その結果、移動局が特定時間などに集中する無
線ゾーンでの位置登録トラヒックの集中を抑制すること
が可能となる。
【0091】次に、第4の実施形態にかかる移動通信シ
ステムについて説明する。第4の実施形態の移動通信シ
ステムの構成は、上述で説明した図1および図2に示す
構成と同構成であるとするが、異なる点は、基地局に接
続された各交換局106,108に、図6に一方の交換
局106を代表して示すように、呼出信号トラヒック量
測定部190と、基地局特定部192と、情報通知指示
部194と、通信部196とを備えて構成したことにあ
る。
【0092】基地局特定部192は、自交換局106と
他交換局108とを跨る位置登録エリア142に割り当
てられた無線ゾーン124を形成する基地局150を特
定する。呼出信号トラヒック量測定部190は、基地局
特定部192で特定された基地局150を介して移動局
へ通知される呼出信号のトラヒック量を測定する。但
し、呼出信号は、通信部196で受信されるようになっ
ている。
【0093】情報通知指示部194は、呼出信号トラヒ
ック量測定部190で測定される呼出信号トラヒック量
が予め定められた閾値よりも高い場合、基地局特定部1
92で特定された基地局150に対して、跨り位置登録
エリア情報を移動局へ非通知とする指示を通信部196
を介して行い、一方、測定される呼出信号トラヒック量
が閾値以下の場合、跨り位置登録エリア情報を移動局へ
通知する指示を行う。
【0094】続いて、第4の実施形態にかかる移動通信
システムの動作について説明し、併せて、本発明の実施
形態にかかる移動通信システムにおける位置登録制御方
法について説明する。但し、図1に示す第2群の移動局
116に対して位置登録制御が行われる場合の動作を説
明する。
【0095】移動局116が、跨り位置登録エリア14
2に割り当てられた無線ゾーン124へ移行し、位置登
録信号を、無線ゾーン124を形成する基地局150を
介して交換局106へ送信したとする。この時、交換局
106では、呼出信号トラヒック量測定部190によっ
て、呼出信号トラヒック量が測定されている。
【0096】情報通知指示部194によって、その測定
された呼出信号トラヒック量が閾値よりも高いと判定さ
れた場合、基地局特定部192で特定された基地局15
0に対して、跨り位置登録エリア情報を移動局116へ
非通知とする指示が通信部196を介して行われる。こ
の指示によって、基地局150では、無線ゾーン124
に在圏する移動局116への跨り位置登録エリア情報の
送信が停止され、第1群の位置登録エリア132の位置
登録エリア情報のみが移動局116へ送信される。この
場合、移動局116は、位置登録エリア132の位置登
録信号を送信する。
【0097】その後、情報通知指示部194によって、
呼出信号トラヒック量測定部190で測定される交換局
間信号トラヒック量が閾値以下と判定された場合、特定
基地局150に対して、跨り位置登録エリア情報を移動
局116へ通知する指示が通信部196を介して行われ
る。この指示によって、基地局150では、移動局11
6への跨り位置登録エリア情報の送信が開始される。
【0098】続いて、第4の実施形態にかかる移動通信
システムの作用及び効果について説明する。第4の実施
形態にかかる移動通信システムにおいては、多重位置登
録制御を行う場合に、交換局106(又は108)にお
いて、呼出信号トラヒック量測定部190で、基地局特
定部192で特定された基地局150を介して移動局1
16へ通知される呼出信号のトラヒック量を測定し、情
報通知指示部194で、その測定されたトラヒック量が
予め定められた閾値よりも高い場合に、特定基地局15
0に対して、跨り位置登録エリア情報を移動局116へ
非通知とする指示を行い、トラヒック量が閾値以下の場
合に通知する指示を行うようにした。
【0099】従って、呼出信号トラヒック量が高い場合
に、位置登録を行った移動局について、呼び出すエリア
が交換局を跨らないので、各交換局106,108にお
いて呼出信号を中継する必要性を減らすことができる。
その結果、各交換局106,108間の信号トラヒック
および交換局の信号処理負荷を抑制することが可能とな
る。一方、呼出信号トラヒック量が低い場合は、移動局
116が位置登録信号を送信する無線ゾーンを、複数の
無線ゾーン124,125に分散することができる。そ
の結果、移動局が特定時間などに集中する無線ゾーンで
の位置登録トラヒックの集中を抑制することが可能とな
る。
【0100】次に、第5の実施形態にかかる移動通信シ
ステムについて説明する。第5の実施形態の移動通信シ
ステムの構成は、上述で説明した図1および図2に示す
構成と同構成であるとするが、異なる点は、各基地局1
50,152に、図7に一方の基地局150を代表して
示すように、呼出信号トラヒック量測定部200と、識
別情報記憶部202と、情報通知制御部204と、無線
部206と、通信部208とを備えて構成したことにあ
る。
【0101】呼出信号トラヒック量測定部200は、通
信部208で受信された交換局106から移動局へ通知
される呼出信号のトラヒック量を測定する。識別情報記
憶部202は、自基地局150の無線ゾーン124が割
り当てられた第2群の位置登録エリア142が2つの交
換局106,108に跨ることを識別する識別情報を記
憶する。
【0102】情報通知制御部204は、呼出信号トラヒ
ック量測定部200で測定される呼出信号トラヒック量
が予め定められた閾値以上の場合、自基地局150の無
線ゾーン124に在圏する移動局へ、無線ゾーン124
が割り当てられた第1群および第2群双方の位置登録エ
リア132,142の位置登録エリア情報を無線部16
6から送信する制御を行い、呼出信号トラヒック量が閾
値よりも低い場合、識別情報記憶部162の識別情報で
識別される跨り位置登録エリア情報の移動局への送信を
停止する制御を行う。
【0103】続いて、第5の実施形態にかかる移動通信
システムの動作について説明し、併せて、本発明の実施
形態にかかる移動通信システムにおける位置登録制御方
法について説明する。但し、図1に示す第2群の移動局
116に対して位置登録制御が行われる場合の動作を説
明する。
【0104】移動局116が、跨り位置登録エリア14
2に割り当てられた無線ゾーン124へ移行し、位置登
録信号を、無線ゾーン124を形成する基地局150を
介して交換局106へ送信したとする。この時、基地局
150では、呼出信号トラヒック量測定部200によっ
て、呼出信号トラヒック量が測定されている。
【0105】そして、情報通知制御部204によって、
その測定された呼出信号トラヒック量が閾値よりも高い
と判定された場合、基地局150では、無線ゾーン12
4に在圏する移動局116への跨り位置登録エリア情報
の送信が停止され、第1群の位置登録エリア132の位
置登録エリア情報のみが移動局116へ送信される。こ
の場合、移動局116は、位置登録エリア132の位置
登録信号を送信する。
【0106】その後、情報通知制御部204によって、
呼出信号トラヒック量測定部200で測定された位置登
録トラヒック量が閾値以下となったことが判定された場
合、情報通知制御部204の制御によって跨り位置登録
エリア情報の送信が開始される。
【0107】続いて、第5の実施形態にかかる移動通信
システムの作用及び効果について説明する。第5の実施
形態にかかる移動通信システムにおいては、多重位置登
録制御を行う場合に、基地局150(又は152)にお
いて、呼出信号トラヒック量測定部200で、交換局1
06からの呼出信号トラヒック量を測定し、情報通知制
御部204で、その測定された呼出信号トラヒック量が
予め定められた閾値よりも高い場合に、跨り位置登録エ
リア情報を移動局116へ非通知状態とし、呼出信号ト
ラヒック量が閾値以下の場合に通知状態とするようにし
た。
【0108】従って、呼出信号トラヒック量が高い場合
に、位置登録を行った移動局について、呼び出すエリア
が交換局を跨らないので、各交換局106,108にお
いて呼出信号を中継する必要性を減らすことができる。
その結果、各交換局106,108間の信号トラヒック
および交換局の信号処理負荷を抑制することが可能とな
る。一方、呼出信号トラヒック量が低い場合は、移動局
116が位置登録信号を送信する無線ゾーンを、複数の
無線ゾーン124,125に分散することができる。そ
の結果、移動局が特定時間などに集中する無線ゾーンで
の位置登録トラヒックの集中を抑制することが可能とな
る。
【0109】次に、第6の実施形態にかかる移動通信シ
ステムについて説明する。第6の実施形態の移動通信シ
ステムの構成は、上述で説明した図1および図2に示す
構成と同構成であるとするが、異なる点は、各基地局1
50,152に、図8に一方の基地局150を代表して
示すように、計時部210と、トラヒック集中時間帯記
憶部212と、識別情報記憶部214と、情報通知制御
部216と、無線部218とを備えて構成したことにあ
る。
【0110】計時部210は、時計と同様に時刻を計時
する。トラヒック集中時間帯記憶部212は、自基地局
150の無線ゾーン124に在圏する移動局からの位置
登録トラヒックが集中する時間帯(以下、位置登録トラ
ヒック集中時間帯という)を記憶する。識別情報記憶部
214は、自基地局150の無線ゾーン124が割り当
てられた第2群の位置登録エリア142が2つの交換局
106,108に跨ることを識別する識別情報を記憶す
る。
【0111】情報通知制御部216は、計時部210か
ら得られる現在時刻が、トラヒック集中時間帯記憶部2
12に記憶された位置登録トラヒック集中時間帯に該当
する場合、自基地局150の無線ゾーン124に在圏す
る移動局へ、無線ゾーン124が割り当てられた第1群
および第2群双方の位置登録エリア132,142の位
置登録エリア情報を無線部166から送信する制御を行
う。一方、現在時刻が位置登録トラヒック集中時間帯に
該当しない場合、識別情報記憶部162の識別情報で識
別される跨り位置登録エリア情報の移動局への送信を停
止する制御を行う。
【0112】続いて、第6の実施形態にかかる移動通信
システムの動作について説明し、併せて、本発明の実施
形態にかかる移動通信システムにおける位置登録制御方
法について説明する。但し、図1に示す第2群の移動局
116に対して位置登録制御が行われる場合の動作を説
明する。
【0113】移動局116が無線ゾーン124へ移行し
たとする。この時、基地局150において情報通知制御
部216により、計時部210から得られる現在時刻
が、トラヒック集中時間帯記憶部212に記憶された位
置登録トラヒック集中時間帯に該当しないと判定された
場合、自基地局150の無線ゾーン124に在圏する移
動局116へ、跨り位置登録エリア情報の送信が停止さ
れ、第1群の位置登録エリア132の位置登録エリア情
報のみが移動局116へ送信される。
【0114】これによって、移動局116は、交換局1
06からの位置登録エリア情報が第2群の位置登録エリ
ア141から第1群の位置登録エリア132の情報に変
化したことを検出し、無線ゾーン124にて位置登録エ
リア132の位置登録信号を交換局106へ送信する。
【0115】その後、情報通知制御部216によって、
計時部210から得られる現在時刻が、トラヒック集中
時間帯記憶部212に記憶された位置登録トラヒック集
中時間帯に該当すると判定された場合、跨り位置登録エ
リア情報の送信が開始される。この開始によって、基地
局150では、無線ゾーン124に在圏する移動局11
6へ、無線ゾーン124が割り当てられた第1群および
第2群双方の位置登録エリア132,142の位置登録
エリア情報が無線部166から送信される。
【0116】これによって、移動局116は、交換局1
06からの位置登録エリア情報が跨り位置登録エリア情
報に変化したことを検出し、無線ゾーン124にて跨り
位置登録エリア142の位置登録信号を交換局106へ
送信する。
【0117】続いて、第6の実施形態にかかる移動通信
システムの作用及び効果について説明する。第6の実施
形態にかかる移動通信システムにおいては、多重位置登
録制御を行う場合に、基地局150(又は152)にお
いて、予めトラヒック集中時間帯記憶部212に移動局
からの位置登録トラヒックが所定値以上集中する時間帯
を記憶しておき、計時部210で時刻を計時し、情報通
知制御部216で、計時時刻がトラヒック集中時間帯記
憶部212に記憶された時間帯に該当しない場合、跨り
位置登録エリア情報を移動局116へ非通知状態とし、
時間帯に該当する場合に通知状態とするようにした。
【0118】従って、計時時刻(現在時刻)が、位置登
録トラヒックが所定値以上集中する時間帯に該当しない
場合に、位置登録を行った移動局について、呼び出すエ
リアが交換局を跨らないので、各交換局106,108
において呼出信号を中継する必要性を減らすことができ
る。その結果、各交換局106,108間の信号トラヒ
ックおよび交換局の信号処理負荷を抑制することができ
る。一方、該当する場合、移動局116が位置登録信号
を送信する無線ゾーンを、複数の無線ゾーン124,1
25に分散することができる。その結果、移動局が特定
時間などに集中する無線ゾーンでの位置登録トラヒック
の集中を抑制することが可能となる。
【0119】次に、第7の実施形態にかかる移動通信シ
ステムについて説明する。第7の実施形態の移動通信シ
ステムの構成は、上述で説明した図1および図2に示す
構成と同構成であるとするが、異なる点は、各交換局1
06,108に、図9に一方の交換局106を代表して
示すように、計時部220と、トラヒック集中時間帯記
憶部222と、基地局特定部224と、情報通知指示部
226と、通信部228とを備えて構成したことにあ
る。
【0120】計時部220は、時計と同様に時刻を計時
する。基地局特定部224は、自交換局106と他交換
局108とを跨る位置登録エリア142に割り当てられ
た無線ゾーン124を形成する基地局150を特定す
る。トラヒック集中時間帯記憶部222は、基地局特定
部224で特定される基地局150の位置登録トラヒッ
ク集中時間帯を記憶する。
【0121】情報通知指示部226は、計時部220か
ら得られる現在時刻が、トラヒック集中時間帯記憶部2
22に記憶された位置登録トラヒック集中時間帯に該当
する場合、基地局特定部224で特定された基地局15
0に対して、跨り位置登録エリア情報を移動局へ通知す
る指示を、通信部228を介して行い、一方、該当しな
い場合、跨り位置登録エリア情報を移動局へ非通知とす
る指示を行う。
【0122】続いて、第7の実施形態にかかる移動通信
システムの動作について説明し、併せて、本発明の実施
形態にかかる移動通信システムにおける位置登録制御方
法について説明する。但し、図1に示す第2群の移動局
116に対して位置登録制御が行われる場合の動作を説
明する。
【0123】移動局116が、跨り位置登録エリア14
2に割り当てられた無線ゾーン124へ移行し、位置登
録信号を、無線ゾーン124を形成する基地局150を
介して交換局106へ送信したとする。この際、交換局
106において、情報通知指示部226により、計時部
220から得られる現在時刻が、トラヒック集中時間帯
記憶部222に記憶された位置登録トラヒック集中時間
帯に該当しない場合、基地局特定部224で特定された
基地局150に対して、跨り位置登録エリア情報を移動
局116へ非通知とする指示が通信部228を介して行
われる。この指示によって、基地局150では、無線ゾ
ーン124に在圏する移動局116への跨り位置登録エ
リア情報の送信が停止され、第1群の位置登録エリア1
32の位置登録エリア情報のみが移動局116へ送信さ
れる。この場合、移動局116は、位置登録エリア13
2の位置登録信号を送信する。
【0124】その後、情報通知指示部226によって、
現在時刻が位置登録トラヒック集中時間帯に該当しない
と判定された場合、特定基地局150に対して、跨り位
置登録エリア情報を移動局116へ通知する指示が行わ
れる。この指示によって、基地局150では、移動局1
16への跨り位置登録エリア情報の送信が開始される。
【0125】続いて、第7の実施形態にかかる移動通信
システムの作用及び効果について説明する。第7の実施
形態にかかる移動通信システムにおいては、多重位置登
録制御を行う場合に、交換局106(又は108)にお
いて、基地局特定部224で、自交換局106と他交換
局とを跨る位置登録エリア142に割り当てられた無線
ゾーン124を形成する基地局150を特定し、計時部
220で時刻を計時し、情報通知指示部226で、計時
時刻がトラヒック集中時間帯記憶部222に記憶された
位置登録トラヒック集中時間帯に該当しない場合、特定
基地局150に対して、跨り位置登録エリア情報を移動
局116へ非通知とする指示を行い、該当する場合に通
知する指示を行うようにした。
【0126】従って、計時時刻(現在時刻)が、位置登
録トラヒックが所定値以上集中する時間帯に該当しない
場合に、位置登録を行った移動局について、呼び出すエ
リアが交換局を跨らないので、各交換局106,108
において呼出信号を中継する必要性を減らすことができ
る。その結果、各交換局106,108間の信号トラヒ
ックおよび交換局の信号処理負荷を抑制することができ
る。一方、該当する場合、跨り位置登録エリア情報が移
動局116へ送信されるので、移動局116が位置登録
信号を送信する無線ゾーンを、複数の無線ゾーン12
4,125に分散することができる。その結果、移動局
が特定時間などに集中する無線ゾーンでの位置登録トラ
ヒックの集中を抑制することが可能となる。
【0127】
【発明の効果】本発明の移動通信システムおよび移動通
信システムにおける位置登録制御方法は、多重位置登録
制御が適用された移動通信システムにおいて、基地局
が、移動局からの位置登録トラヒック量を測定し、この
測定された位置登録トラヒック量が予め定められた閾値
よりも低い場合に、多重化された位置登録エリアのうち
複数の交換局に跨る位置登録エリアの位置登録エリア情
報を移動局へ非通知状態とし、位置登録トラヒック量が
閾値以上の場合に通知状態とするようにした。つまり、
位置登録トラヒック量が低い場合に、位置登録を行った
移動局について、呼び出すエリアが交換局を跨らないの
で、複数の交換局において呼出信号を中継する必要性を
減らすことができる。その結果、各交換局間の信号トラ
ヒックおよび交換局の信号処理負荷を抑制することが可
能となる。一方、位置登録トラヒック量が高い場合は、
跨り位置登録エリア情報を移動局へ送信するようにした
ので、移動局が位置登録信号を送信する無線ゾーンを、
複数の無線ゾーンに分散することができる。その結果、
移動局が特定時間などに集中する無線ゾーンでの位置登
録トラヒックの集中を抑制することが可能となる。
【0128】また、本発明の移動通信システムおよび移
動通信システムにおける位置登録制御方法は、複数の交
換局に跨る位置登録エリアに割り当てられた各無線ゾー
ンの内、無線ゾーンを形成する基地局に、上記の位置登
録トラヒック量の測定および通知状態/非通知状態の制
御に加え、測定された位置登録トラヒック量が閾値より
も低いか閾値以上かの判定結果を、複数の交換局を介し
て他の無線ゾーンを形成する基地局に通知する手段を備
え、他の無線ゾーンを形成する基地局には、通知された
判定結果に応じて非通知状態および通知状態を制御する
手段を備えることにより、複数の交換局に跨る位置登録
エリアに割り当てられた各無線ゾーンの内、1つの無線
ゾーンを形成する基地局を除く他の基地局には測定手段
が不要となるので、その分、移動通信システム全体の構
成を簡略化することが可能となる。
【0129】また、本発明の移動通信システムおよび移
動通信システムにおける位置登録制御方法は、多重位置
登録制御が適用された移動通信システムにおいて、交換
局が、自交換局と他交換局とを跨る位置登録エリアに割
り当てられた無線ゾーンを形成する基地局を特定し、こ
の特定された基地局における移動局からの位置登録トラ
ヒック量を測定し、この測定された位置登録トラヒック
量が予め定められた閾値よりも低い場合に、特定手段で
特定された基地局に対して、自交換局と他交換局とを跨
る位置登録エリアの位置登録エリア情報を移動局へ非通
知とする指示を行い、位置登録トラヒック量が閾値以上
の場合に通知する指示を行うようにした。つまり、位置
登録トラヒック量が低い場合に、位置登録を行った移動
局について、呼び出すエリアが交換局を跨らないので、
複数の交換局において呼出信号を中継する必要性を減ら
すことができる。その結果、各交換局間の信号トラヒッ
クおよび交換局の信号処理負荷を抑制することが可能と
なる。一方、位置登録トラヒック量が高い場合は、移動
局が位置登録信号を送信する無線ゾーンを、複数の無線
ゾーンに分散することができる。その結果、移動局が特
定時間などに集中する無線ゾーンでの位置登録トラヒッ
クの集中を抑制することが可能となる。
【0130】また、本発明の移動通信システムおよび移
動通信システムにおける位置登録制御方法は、多重位置
登録制御が適用された移動通信システムにおいて、交換
局が、自交換局と他交換局とを跨る位置登録エリアに割
り当てられた無線ゾーンを形成する基地局を特定し、自
交換局と他交換局との間で通信される信号のトラヒック
量を測定し、この測定されたトラヒック量が予め定めら
れた閾値よりも高い場合に、特定手段で特定された基地
局に対して、自交換局と他交換局とを跨る位置登録エリ
アの位置登録エリア情報を移動局へ非通知とする指示を
行い、トラヒック量が閾値以下の場合に通知する指示を
行うようにした。つまり、交換局間信号トラヒック量が
高い場合に、位置登録を行った移動局について、呼び出
すエリアが交換局を跨らないので、複数の交換局におい
て呼出信号を中継する必要性を減らすことができる。そ
の結果、各交換局間の信号トラヒックおよび交換局の信
号処理負荷を抑制することが可能となる。一方、交換局
間信号トラヒック量が低い場合は、移動局が位置登録信
号を送信する無線ゾーンを、複数の無線ゾーンに分散す
ることができる。その結果、移動局が特定時間などに集
中する無線ゾーンでの位置登録トラヒックの集中を抑制
することが可能となる。
【0131】また、本発明の移動通信システムおよび移
動通信システムにおける位置登録制御方法は、多重位置
登録制御が適用された移動通信システムにおいて、交換
局が、自交換局と他交換局とを跨る位置登録エリアに割
り当てられた無線ゾーンを形成する基地局を特定し、こ
の特定された基地局を介して移動局へ通知される呼出信
号のトラヒック量を測定し、この測定されたトラヒック
量が予め定められた閾値よりも低い場合に、特定された
基地局に対して、自交換局と他交換局とを跨る位置登録
エリアの位置登録エリア情報を移動局へ非通知とする指
示を行い、トラヒック量が閾値以上の場合に通知する指
示を行うようにした。つまり、呼出信号トラヒック量が
高い場合に、位置登録を行った移動局について、呼び出
すエリアが交換局を跨らないので、複数の交換局におい
て呼出信号を中継する必要性を減らすことができる。そ
の結果、各交換局間の信号トラヒックおよび交換局の信
号処理負荷を抑制することが可能となる。一方、呼出信
号トラヒック量が低い場合は、移動局が位置登録信号を
送信する無線ゾーンを、複数の無線ゾーンに分散するこ
とができる。その結果、移動局が特定時間などに集中す
る無線ゾーンでの位置登録トラヒックの集中を抑制する
ことが可能となる。
【0132】また、本発明の移動通信システムおよび移
動通信システムにおける位置登録制御方法は、多重位置
登録制御が適用された移動通信システムにおいて、基地
局が、交換局からの呼出信号トラヒック量を測定し、こ
の測定された呼出信号トラヒック量が予め定められた閾
値よりも高い場合に、多重化された位置登録エリアのう
ち複数の交換局に跨る位置登録エリアの位置登録エリア
情報を移動局へ非通知状態とし、呼出信号トラヒック量
が閾値以下の場合に通知状態とするようにした。つま
り、移動局への呼出信号トラヒック量が高い場合に、位
置登録を行った移動局について、呼び出すエリアが交換
局を跨らないので、複数の交換局において呼出信号を中
継する必要性を減らすことができる。その結果、各交換
局間の信号トラヒックおよび交換局の信号処理負荷を抑
制することが可能となる。一方、呼出信号トラヒック量
が低い場合は、移動局が位置登録信号を送信する無線ゾ
ーンを、複数の無線ゾーンに分散することができる。そ
の結果、移動局が特定時間などに集中する無線ゾーンで
の位置登録トラヒックの集中を抑制することが可能とな
る。
【0133】また、本発明の移動通信システムおよび移
動通信システムにおける位置登録制御方法は、多重位置
登録制御が適用された移動通信システムにおいて、基地
局が、時刻を計時し、移動局からの位置登録トラヒック
が所定値以上集中する時間帯を記憶し、その計時時刻が
記憶された時間帯に該当しない場合、多重化された位置
登録エリアのうち複数の交換局に跨る位置登録エリアの
位置登録エリア情報を移動局へ非通知状態とし、時間帯
に該当する場合に通知状態とするようにした。つまり、
計時時刻(現在時刻)が、位置登録トラヒックが所定値
以上集中する時間帯に該当しない場合に、位置登録を行
った移動局について、呼び出すエリアが交換局を跨らな
いので、複数の交換局において呼出信号を中継する必要
性を減らすことができる。その結果、各交換局間の信号
トラヒックおよび交換局の信号処理負荷を抑制すること
が可能となる。一方、該当する場合、跨り位置登録エリ
ア情報を移動局へ送信するようにしたので、移動局が位
置登録信号を送信する無線ゾーンを、複数の無線ゾーン
に分散することができる。その結果、移動局が特定時間
などに集中する無線ゾーンでの位置登録トラヒックの集
中を抑制することが可能となる。
【0134】また、本発明の移動通信システムおよび移
動通信システムにおける位置登録制御方法は、多重位置
登録制御が適用された移動通信システムにおいて、交換
局が、自交換局と他交換局とを跨る位置登録エリアに割
り当てられた無線ゾーンを形成する基地局を特定し、時
刻を計時し、特定される基地局の位置登録トラヒックが
所定値以上集中する時間帯を記憶し、計時時刻が記憶手
段に記憶された時間帯に該当しない場合、特定手段で特
定された基地局に対して、自交換局と他交換局とを跨る
位置登録エリアの位置登録エリア情報を移動局へ非通知
とする指示を行い、時間帯に該当する場合に通知する指
示を行うようにした。つまり、計時時刻(現在時刻)
が、位置登録トラヒックが所定値以上集中する時間帯に
該当しない場合に、位置登録を行った移動局について、
呼び出すエリアが交換局を跨らないので、複数の交換局
において呼出信号を中継する必要性を減らすことができ
る。その結果、各交換局間の信号トラヒックおよび交換
局の信号処理負荷を抑制することが可能となる。一方、
該当する場合、移動局が位置登録信号を送信する無線ゾ
ーンを、複数の無線ゾーンに分散することができる。そ
の結果、移動局が特定時間などに集中する無線ゾーンで
の位置登録トラヒックの集中を抑制することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動通信システムの構成図である。
【図2】移動通信システムにおいて基地局を示す図であ
る。
【図3】基地局の構成図である。
【図4】交換局の構成図である。
【図5】交換局の構成図である。
【図6】交換局の構成図である。
【図7】基地局の構成図である。
【図8】基地局の構成図である。
【図9】交換局の構成図である。
【図10】従来の移動通信システムの構成図である。
【図11】従来の多重位置登録制御が適用された移動通
信システムの第1の構成図である。
【図12】従来の多重位置登録制御が適用された移動通
信システムの第2の構成図である。
【符号の説明】
100…移動通信システム、104,106,108…
交換局、114…第1群の移動局、116…第2群の移
動局、121〜128…無線ゾーン、131〜134…
第1群の位置登録エリア、140〜144…第2群の位
置登録エリア、150,152…基地局、160,17
2…位置登録トラヒック量測定部、162,202,2
14…識別情報記憶部、164,204,216…情報
通知制御部、170,182,192,224…基地局
特定部、174,184,194,226…情報通知指
示部、180…交換局間信号トラヒック量測定部、19
0,200…呼出信号トラヒック量測定部、210,2
20…計時部、212,222…トラヒック集中時間帯
記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長野 貴志 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 新山 拓 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K024 CC11 DD00 GG10 5K051 AA03 CC07 DD01 DD15 FF03 FF08 FF16 HH02 5K067 AA12 DD57 EE02 EE10 EE16 HH22 HH23 JJ64 JJ70

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非重複状態で多重化された位置登録エリ
    アに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、前記
    無線ゾーンに在圏する移動局に、前記基地局から位置登
    録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用された
    移動通信システムにおいて、 前記基地局に、 前記移動局からの位置登録トラヒック量を測定する測定
    手段と、 前記測定手段で測定された位置登録トラヒック量が予め
    定められた閾値よりも低い場合に、前記多重化された位
    置登録エリアのうち複数の交換局に跨る位置登録エリア
    の位置登録エリア情報を前記移動局へ非通知状態とし、
    前記位置登録トラヒック量が前記閾値以上の場合に通知
    状態とする制御を行う第1の制御手段とを備えたことを
    特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 前記複数の交換局に跨る位置登録エリア
    に割り当てられた各無線ゾーンの内、無線ゾーンを形成
    する基地局に、前記測定手段および前記第1の制御手段
    に加え、前記測定手段で測定された位置登録トラヒック
    量が前記閾値よりも低いか前記閾値以上かの判定結果
    を、前記複数の交換局を介して他の無線ゾーンを形成す
    る基地局に通知する通知手段を備え、 前記他の無線ゾーンを形成する基地局には、前記通知さ
    れた判定結果に応じて前記非通知状態および前記通知状
    態を制御する第2の制御手段を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 【請求項3】 非重複状態で多重化された位置登録エリ
    アに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、前記
    無線ゾーンに在圏する移動局に、前記基地局から位置登
    録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用された
    移動通信システムにおいて、 前記交換局に、 自交換局と他交換局とを跨る位置登録エリアに割り当て
    られた無線ゾーンを形成する基地局を特定する特定手段
    と、 前記特定手段で特定された基地局における移動局からの
    位置登録トラヒック量を測定する測定手段と、 前記測定手段で測定された位置登録トラヒック量が予め
    定められた閾値よりも低い場合に、前記特定手段で特定
    された基地局に対して、前記自交換局と他交換局とを跨
    る位置登録エリアの位置登録エリア情報を移動局へ非通
    知とする指示を行い、前記位置登録トラヒック量が前記
    閾値以上の場合に通知する指示を行う指示手段とを備え
    たことを特徴とする移動通信システム。
  4. 【請求項4】 非重複状態で多重化された位置登録エリ
    アに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、前記
    無線ゾーンに在圏する移動局に、前記基地局から位置登
    録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用された
    移動通信システムにおいて、 前記交換局に、 自交換局と他交換局とを跨る位置登録エリアに割り当て
    られた無線ゾーンを形成する基地局を特定する特定手段
    と、 自交換局と他交換局との間で通信される信号のトラヒッ
    ク量を測定する測定手段と、 前記測定手段で測定されたトラヒック量が予め定められ
    た閾値よりも高い場合に、前記特定手段で特定された基
    地局に対して、前記自交換局と他交換局とを跨る位置登
    録エリアの位置登録エリア情報を移動局へ非通知とする
    指示を行い、前記トラヒック量が前記閾値以下の場合に
    通知する指示を行う指示手段とを備えたことを特徴とす
    る移動通信システム。
  5. 【請求項5】 非重複状態で多重化された位置登録エリ
    アに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、前記
    無線ゾーンに在圏する移動局に、前記基地局から位置登
    録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用された
    移動通信システムにおいて、 前記交換局に、 自交換局と他交換局とを跨る位置登録エリアに割り当て
    られた無線ゾーンを形成する基地局を特定する特定手段
    と、 前記特定手段で特定された基地局を介して移動局へ通知
    される呼出信号のトラヒック量を測定する測定手段と、 前記測定手段で測定されたトラヒック量が予め定められ
    た閾値よりも高い場合に、前記特定手段で特定された基
    地局に対して、前記自交換局と他交換局とを跨る位置登
    録エリアの位置登録エリア情報を移動局へ非通知とする
    指示を行い、前記トラヒック量が前記閾値以下の場合に
    通知する指示を行う指示手段とを備えたことを特徴とす
    る移動通信システム。
  6. 【請求項6】 非重複状態で多重化された位置登録エリ
    アに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、前記
    無線ゾーンに在圏する移動局に、前記基地局から位置登
    録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用された
    移動通信システムにおいて、 前記基地局に、 前記交換局からの呼出信号トラヒック量を測定する測定
    手段と、 前記測定手段で測定された呼出信号トラヒック量が予め
    定められた閾値よりも高い場合に、前記多重化された位
    置登録エリアのうち複数の交換局に跨る位置登録エリア
    の位置登録エリア情報を前記移動局へ非通知状態とし、
    前記呼出信号トラヒック量が前記閾値以下の場合に通知
    状態とする制御を行う制御手段とを備えたことを特徴と
    する移動通信システム。
  7. 【請求項7】 非重複状態で多重化された位置登録エリ
    アに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、前記
    無線ゾーンに在圏する移動局に、前記基地局から位置登
    録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用された
    移動通信システムにおいて、 前記基地局に、 時刻を計時する計時手段と、 前記移動局からの位置登録トラヒックが所定値以上集中
    する時間帯を記憶する記憶手段と、 前記計時手段での計時時刻が前記記憶手段に記憶された
    時間帯に該当しない場合、前記多重化された位置登録エ
    リアのうち複数の交換局に跨る位置登録エリアの位置登
    録エリア情報を前記移動局へ非通知状態とし、前記時間
    帯に該当する場合に通知状態とする制御を行う制御手段
    とを備えたことを特徴とする移動通信システム。
  8. 【請求項8】 非重複状態で多重化された位置登録エリ
    アに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、前記
    無線ゾーンに在圏する移動局に、前記基地局から位置登
    録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用された
    移動通信システムにおいて、 前記交換局に、 自交換局と他交換局とを跨る位置登録エリアに割り当て
    られた無線ゾーンを形成する基地局を特定する特定手段
    と、 時刻を計時する計時手段と、 前記特定手段で特定される基地局の位置登録トラヒック
    が所定値以上集中する時間帯を記憶する記憶手段と、 前記計時手段での計時時刻が前記記憶手段に記憶された
    時間帯に該当しない場合、前記特定手段で特定された基
    地局に対して、前記自交換局と他交換局とを跨る位置登
    録エリアの位置登録エリア情報を移動局へ非通知とする
    指示を行い、前記時間帯に該当する場合に通知する指示
    を行う指示手段とを備えたことを特徴とする移動通信シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 非重複状態で多重化された位置登録エリ
    アに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、前記
    無線ゾーンに在圏する移動局に、前記基地局から位置登
    録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用された
    移動通信システムにおける位置登録制御方法において、 前記基地局は、 前記移動局からの位置登録トラヒック量を測定する測定
    ステップと、 前記測定ステップで測定された位置登録トラヒック量が
    予め定められた閾値よりも低い場合に、前記多重化され
    た位置登録エリアのうち複数の交換局に跨る位置登録エ
    リアの位置登録エリア情報を前記移動局へ非通知状態と
    し、前記位置登録トラヒック量が前記閾値以上の場合に
    通知状態とする制御を行う第1の制御ステップとを実行
    することを特徴とする移動通信システムにおける位置登
    録制御方法。
  10. 【請求項10】 前記複数の交換局に跨る位置登録エリ
    アに割り当てられた各無線ゾーンの内、無線ゾーンを形
    成する基地局に、前記測定ステップおよび前記第1の制
    御ステップに加え、前記測定ステップで測定された位置
    登録トラヒック量が前記閾値よりも低いか前記閾値以上
    かの判定結果を、前記複数の交換局を介して他の無線ゾ
    ーンを形成する基地局に通知する通知ステップを備え、 前記他の無線ゾーンを形成する基地局には、前記通知さ
    れた判定結果に応じて前記非通知状態および前記通知状
    態を制御する第2の制御ステップを実行することを特徴
    とする請求項9に記載の移動通信システムにおける位置
    登録制御方法。
  11. 【請求項11】 非重複状態で多重化された位置登録エ
    リアに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、前
    記無線ゾーンに在圏する移動局に、前記基地局から位置
    登録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用され
    た移動通信システムにおける位置登録制御方法におい
    て、 前記交換局は、 自交換局と他交換局とを跨る位置登録エリアに割り当て
    られた無線ゾーンを形成する基地局を特定する特定ステ
    ップと、 前記特定ステップで特定された基地局における移動局か
    らの位置登録トラヒック量を測定する測定ステップと、 前記測定ステップで測定された位置登録トラヒック量が
    予め定められた閾値よりも高い場合に、前記特定ステッ
    プで特定された基地局に対して、前記自交換局と他交換
    局とを跨る位置登録エリアの位置登録エリア情報を移動
    局へ非通知とする指示を行い、前記位置登録トラヒック
    量が前記閾値以上の場合に通知する指示を行う指示ステ
    ップとを実行することを特徴とする移動通信システムに
    おける位置登録制御方法。
  12. 【請求項12】 非重複状態で多重化された位置登録エ
    リアに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、前
    記無線ゾーンに在圏する移動局に、前記基地局から位置
    登録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用され
    た移動通信システムにおける位置登録制御方法におい
    て、 前記交換局は、 自交換局と他交換局とを跨る位置登録エリアに割り当て
    られた無線ゾーンを形成する基地局を特定する特定ステ
    ップと、 自交換局と他交換局との間で通信される信号のトラヒッ
    ク量を測定する測定ステップと、 前記測定ステップで測定されたトラヒック量が予め定め
    られた閾値よりも高い場合に、前記特定ステップで特定
    された基地局に対して、前記自交換局と他交換局とを跨
    る位置登録エリアの位置登録エリア情報を移動局へ非通
    知とする指示を行い、前記トラヒック量が前記閾値以下
    の場合に通知する指示を行う指示ステップとを実行する
    ことを特徴とする移動通信システムにおける位置登録制
    御方法。
  13. 【請求項13】 非重複状態で多重化された位置登録エ
    リアに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、前
    記無線ゾーンに在圏する移動局に、前記基地局から位置
    登録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用され
    た移動通信システムにおける位置登録制御方法におい
    て、 前記交換局は、 自交換局と他交換局とを跨る位置登録エリアに割り当て
    られた無線ゾーンを形成する基地局を特定する特定ステ
    ップと、 前記特定ステップで特定された基地局を介して移動局へ
    通知される呼出信号のトラヒック量を測定する測定ステ
    ップと、 前記測定ステップで測定されたトラヒック量が予め定め
    られた閾値よりも高い場合に、前記特定ステップで特定
    された基地局に対して、前記自交換局と他交換局とを跨
    る位置登録エリアの位置登録エリア情報を移動局へ非通
    知とする指示を行い、前記トラヒック量が前記閾値以下
    の場合に通知する指示を行う指示ステップとを実行する
    ことを特徴とする移動通信システムにおける位置登録制
    御方法。
  14. 【請求項14】 非重複状態で多重化された位置登録エ
    リアに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、前
    記無線ゾーンに在圏する移動局に、前記基地局から位置
    登録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用され
    た移動通信システムにおける位置登録制御方法におい
    て、 前記基地局は、 前記交換局からの呼出信号トラヒック量を測定する測定
    ステップと、 前記測定ステップで測定された呼出信号トラヒック量が
    予め定められた閾値よりも高い場合に、前記多重化され
    た位置登録エリアのうち複数の交換局に跨る位置登録エ
    リアの位置登録エリア情報を前記移動局へ非通知状態と
    し、前記呼出信号トラヒック量が前記閾値以下の場合に
    通知状態とする制御を行う制御ステップとを実行するこ
    とを特徴とする移動通信システムにおける位置登録制御
    方法。
  15. 【請求項15】 非重複状態で多重化された位置登録エ
    リアに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、前
    記無線ゾーンに在圏する移動局に、前記基地局から位置
    登録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用され
    た移動通信システムにおける位置登録制御方法におい
    て、 前記基地局は、 時刻を計時する計時ステップと、 前記移動局からの位置登録トラヒックが所定値以上集中
    する時間帯を記憶する記憶ステップと、 前記計時ステップでの計時時刻が前記記憶ステップに記
    憶された時間帯に該当しない場合、前記多重化された位
    置登録エリアのうち複数の交換局に跨る位置登録エリア
    の位置登録エリア情報を前記移動局へ非通知状態とし、
    前記時間帯に該当する場合に通知状態とする制御を行う
    制御ステップとを実行することを特徴とする移動通信シ
    ステムにおける位置登録制御方法。
  16. 【請求項16】 非重複状態で多重化された位置登録エ
    リアに基地局の無線ゾーンが割り当てられた状態で、前
    記無線ゾーンに在圏する移動局に、前記基地局から位置
    登録エリア情報を通知する多重位置登録制御が適用され
    た移動通信システムにおける位置登録制御方法におい
    て、 前記交換局は、 自交換局と他交換局とを跨る位置登録エリアに割り当て
    られた無線ゾーンを形成する基地局を特定する特定ステ
    ップと、 時刻を計時する計時ステップと、 前記特定ステップで特定される基地局の位置登録トラヒ
    ックが所定値以上集中する時間帯を記憶する記憶ステッ
    プと、 前記計時ステップでの計時時刻が前記記憶ステップに記
    憶された時間帯に該当しない場合、前記特定ステップで
    特定された基地局に対して、前記自交換局と他交換局と
    を跨る位置登録エリアの位置登録エリア情報を移動局へ
    非通知とする指示を行い、前記時間帯に該当する場合に
    通知する指示を行う指示ステップとを実行することを特
    徴とする移動通信システムにおける位置登録制御方法。
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