JP2002329447A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

Info

Publication number
JP2002329447A
JP2002329447A JP2001133057A JP2001133057A JP2002329447A JP 2002329447 A JP2002329447 A JP 2002329447A JP 2001133057 A JP2001133057 A JP 2001133057A JP 2001133057 A JP2001133057 A JP 2001133057A JP 2002329447 A JP2002329447 A JP 2002329447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnetic relay
terminal
break
yoke
make
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001133057A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4252739B2 (ja
Inventor
Hideto Harayama
秀人 原山
Shigemitsu Aoki
茂光 青木
Yoshio Okamoto
良夫 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takamisawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Takamisawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takamisawa Electric Co Ltd filed Critical Takamisawa Electric Co Ltd
Priority to JP2001133057A priority Critical patent/JP4252739B2/ja
Priority to US09/998,162 priority patent/US6448877B1/en
Priority to EP01310318A priority patent/EP1253611B1/en
Priority to DE60129413T priority patent/DE60129413T2/de
Publication of JP2002329447A publication Critical patent/JP2002329447A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4252739B2 publication Critical patent/JP4252739B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/02Bases; Casings; Covers
    • H01H50/04Mounting complete relay or separate parts of relay on a base or inside a case
    • H01H50/041Details concerning assembly of relays
    • H01H50/042Different parts are assembled by insertion without extra mounting facilities like screws, in an isolated mounting part, e.g. stack mounting on a coil-support
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H11/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches
    • H01H11/0056Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches comprising a successive blank-stamping, insert-moulding and severing operation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/58Electric connections to or between contacts; Terminals
    • H01H2001/5888Terminals of surface mounted devices [SMD]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/02Bases; Casings; Covers
    • H01H50/04Mounting complete relay or separate parts of relay on a base or inside a case
    • H01H50/041Details concerning assembly of relays
    • H01H50/043Details particular to miniaturised relays
    • H01H2050/044Special measures to minimise the height of the relay
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/12Ventilating; Cooling; Heating
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/14Terminal arrangements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/16Magnetic circuit arrangements
    • H01H50/18Movable parts of magnetic circuits, e.g. armature
    • H01H50/30Mechanical arrangements for preventing or damping vibration or shock, e.g. by balancing of armature

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は車載電装用の電磁継電器に関し、低
背化を図ることを課題とする。 【解決手段】 電磁石組立体52と可動板バネ・アーマ
チャ組立体70とが組合わされた構成であるサブ組立体
53がベースユニット80上に取り付けられ、メイク固
定接点付き端子部材120がベースユニット80に取り
付けられている。ベースユニットは、ベースモールド1
00を有する。ベースモールドは、ヨーク取り付け部1
04,105と、メイク端子部材取り付け部106,1
07とを有する。サブ組立体53は、そのヨーク58を
ヨーク取り付け部104,105に嵌合されて取り付け
てある。メイク固定接点付き端子部材120は、メイク
端子部材取り付け部106,107に嵌合されて取り付
けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁継電器に係り、
特に、自動車に組み込まれている電装機器に組み込まれ
て使用される車載電装用の電磁継電器に関する。
【0002】電磁継電器は各種の機器に組み込まれて使
用される。機器の小型化に伴ない、電磁継電器が組み込
まれるスペースも狭くなってきており、電磁継電器は高
さを低くすることが求められている。
【0003】特に車載電装用の電磁継電器についてみる
と、最大通電電流が例えば30A(アンペア)と高いこ
とが要求される。最大通電電流がこのように高いと、電
磁継電器の内部での発熱量が多くなるため、放熱の効率
化を図る必要がある。
【0004】
【従来の技術】図1は従来の車載電装用の電磁継電器1
0をカバーを取り外した状態で示す。
【0005】各図中、X1―X2は電磁継電器10の幅
方向、Y1―Y2は長手方向、Z1―Z2は高さ方向で
ある。
【0006】電磁継電器10は、図3に示すように、サ
ブ組立て体11とベースユニット30とメイク固定接点
付き端子部材40とよりなり、サブ組立て体11がベー
スユニット30の上側に重なっており、メイク固定接点
付き端子部材40がX2側から差し込まれている構成で
ある。
【0007】サブ組立て体11は、図4に示すように、
コイル13が巻かれた合成樹脂製のボビン12に鉄心1
4、ヨーク15、可動板バネ・アーマチャ組立て体17
が組み込まれている構成である。コイル13、鉄心1
4、ヨーク15が電磁石を構成する。
【0008】ボビン12は、Y2側に四角枠部12a、
Y1側に四角枠部12bを有する。四角枠部12aの下
部には、フック部12cが形成してあり、四角枠部12
bの下部には、円柱凸部12dが形成してある。四角枠
部12bにコイル端子25,26がインサートモールド
されている。
【0009】ボビン12の長手方向上、Y1側から、鉄
製基板15付きの鉄心14が組み込まれており、Y2側
から、L字形状のヨーク15が組み込まれ、鉄心14の
先端がヨーク15にかしめてあり、更に、Y1側から、
可動板バネ・アーマチャ組立て体17が組み込まれてい
る。
【0010】可動板バネ・アーマチャ組立て体17は、
略L字形状の可動板バネ20と、四角板形状のアーマチ
ャ21と、可動接点部材22とよりなる。可動板バネ2
0は、本体部20aと、本体部20aからY2方向に延
びているバネ性腕部20bと、本体部20aからZ2方
向に延びているコモン端子部20cとよりなる。アーマ
チャ21は、バネ性腕部20bの根元に固定してある。
可動接点部材22は、バネ性腕部20bの先端側に固定
してある。本体部20aが鉄製基板15にかしめてあ
る。
【0011】ベースユニット30は、ブレーク固定接点
部材32が合成樹脂製のベース31にインサートモール
ドされている構成である。32aはブレーク端子部、3
3はブレーク固定接点部材である。ベース31には、サ
ブ組立て体11を固定するための孔34,35、及び、
メイク固定接点付き端子部材40を固定するための孔3
6及び切欠37が形成してある。
【0012】メイク固定接点付き端子部材40は、略L
字形状を有し、メイク端子部40aと、凸部40bと、
メイク固定接点部材41とを有する。
【0013】サブ組立て体11は、円柱凸部12dが孔
35に嵌合され、フック部12cが孔34に嵌合されて
係止されて、ベースユニット30上に固定してある。メ
イク固定接点付き端子部材40は、サブ組立て体11と
ベースユニット30とが組合わされた後に、X2側から
差し込まれて、凸部40bが孔36に嵌合され、メイク
端子40aの根元部が切欠37に嵌合された状態で固定
してある。
【0014】コイル13の下側にヨーク15が配置さ
れ、ヨーク15の下側にアーマチャ21が配置されてい
る。また、可動接点部材22がブレーク固定接点部材3
2と接触している。メイク固定接点部材41は、可動接
点部材22の上方に位置している。コモン端子部20c
とブレーク端子部32aとの間は、「閉」の状態にあ
り、コモン端子部20cとメイク端子部40aとの間
は、「開」の状態にある。
【0015】電磁継電器10は、高さ寸法h1を有す
る。
【0016】電磁継電器10は、端子及び端子部をプリ
ント基板のスルーホールに差し込んだ状態で実装され
る。
【0017】コイル13が通電される電磁石が励磁さ
れ、アーマチャ21がヨーク15に磁気吸着され、バネ
性腕部20bが上方に変形され、可動接点部材22がメ
イク固定接点部材41と接触され、コモン端子部20c
とブレーク端子部32aとの間が、「開」の状態となっ
て、コモン端子部20cとメイク端子部40aとの間
が、「閉」の状態となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】図1の従来の電磁継電
器10は以下の理由(1)〜(3)により低背化が難し
かった。
【0019】(1) サブ組立て体11の四角枠部12
a、12bがベースユニット30のベース31に組み付
けられた構造であり、サブ組立て体11とベースユニッ
ト30とを固定するためのフック部12cの係合の強度
を確保するためにベースユニット30にある程度の厚み
t1が必要となる。このことが電磁継電器10の高さを
低くする上で妨げとなっていた。
【0020】(2) メイク固定接点付き端子部材40
は、先端の凸部40bが孔36に嵌合され、メイク端子
40aの根元部が切欠37に嵌合された状態で固定して
あり、取り付け位置の精度がよくない。しかも、メイク
固定接点付き端子部材40が取り付けられる部材とヨー
ク15が取り付けられる部材とは相違している。このた
め、電磁継電器10を組立てた場合に、メイク固定接点
部材41とヨーク15との間の寸法aにばらつきが生じ
易くなり、よって、耐電圧特性を保証するために、図2
に示すようにメイク固定接点部材41とヨーク15との
間の寸法aを広めに設定している。このことが電磁継電
器10の高さを低くする上で妨げとなっていた。
【0021】(3) メイク固定接点付き端子部材40
の取り付け位置の精度がよくない。このため、耐電圧特
性を保証するために、図2に示すように、メイク固定接
点部材41とブレーク固定接点部材32との間の寸法b
を広めに設定している。このことが電磁継電器10の高
さを低くする上で妨げとなっていた。
【0022】図1の従来の電磁継電器10において、コ
イル13が励磁され、コモン端子部20cとメイク端子
部40aとの間が閉となってここに例えば30Aの電流
が流れると多く発熱する。この熱は、主にメイク端子部
40a及びコモン端子部20cを伝導してプリント基板
に至り、プリント基板に拡散して、空気中に放熱され
る。しかし、内部で発生した熱のプリント基板までへの
伝導経路が少なく、また、熱の伝導経路の抵抗が高かっ
た。このため、従来の電磁継電器10は、放熱性が良く
なかった。
【0023】また、図1の従来の電磁継電器10におい
て、端子部20c、32a、40a及び端子25,26
はその幅が狭い形状であり、且つ、向きがばらばらであ
る。このため、端子部20c、32a、40a及び端子
25,26を別の端子にスポット溶接することは困難で
ある。よって、電磁継電器10を自動車のリレーボック
スに実装するために、スポット溶接を利用することは難
しかった。
【0024】そこで、本発明は、上記課題を解決した電
磁継電器を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ブレ
ーク固定接点及びブレーク端子を有する金属板部材がイ
ンサートモールドされており、該金属板部材と合成樹脂
製のベースモールドとよりなるベースユニットと、電磁
石組立体と可動板バネ・アーマチャ組立体とが組合わさ
れた構成であり、上記ベースユニットの上側に固定して
あり、該電磁石組立体は、ボビン、コイル、鉄心、及び
ヨークを有する構成であり、該可動板バネ・アーマチャ
組立体は、可動接点を有する可動板バネにアーマチャが
固定された構成である、サブ組立体と、メイク固定接点
及びメイク端子を有し、上記ベースユニットに固定して
あるメイク端子部材とよりなり、上記ベースユニットの
ベースモールドは、上記電磁石組立体のヨークが嵌合し
て取り付けられるヨーク取り付け部と、上記メイク端子
部材が嵌合して取り付けられるメイク端子部材取り付け
部とを有し、上記サブ組立体はその電磁石組立体のヨー
クを上記ベースモールドのヨーク取り付け部に嵌合して
取り付けられ、上記メイク端子部材は上記ベースモール
ドのメイク端子部材取り付け部に嵌合して取り付けられ
ている構成としたものである。
【0026】サブ組立体がベースユニットに取り付けら
れる部分は、電磁石組立体のヨークであるため、例えば
横にスライドさせる構造を採用することが可能となり、
取り付け部が電磁継電器の高さ寸法を増やさないように
なる。
【0027】メイク端子部材はベースモールドのメイク
端子部材取り付け部に嵌合して取り付けられているた
め、メイク端子部材の取り付けの位置精度が良い。よっ
て、取り付け位置のばらつきを考慮する必要がなくな
り、その分、電磁継電器の高さ寸法が小さくなる。
【0028】ヨークとメイク端子部材との間の一部,及
びブレーク固定接点及びブレーク端子を有する金属板部
材とメイク端子部材との間の一部は、ベースモールドの
一部が占めることになり、上記の間の全部が空間である
場合に比べて、絶縁性が良くなる。
【0029】即ち、組立てのばらつきの要因が減り、よ
って、高さ方向上、隣り合う二つの部品の間の間隔を従
来に比べて狭くすることが可能となり、低背化を実現可
能となる。
【0030】請求項2の発明は、請求項1記載の電磁継
電器において、上記ブレーク固定接点及びブレーク端子
を有する金属板部材は、該電磁継電器の平面図上の大き
さと略同じ大きさのベース板部を有し、上記ベースモー
ルドは、このベース板部の周縁部に沿って存在してお
り、対向する長辺ベースモールド部を有し、上記ヨーク
取り付け部とメイク端子部材取り付け部とは、対向する
長辺ベースモールド部の夫々に形成してあり、上記ヨー
ク及びメイク端子部材は、その両側を上記長辺ベースモ
ールド部に固定されて取り付けられている構成としたも
のである。
【0031】ベースモールドは、ベース板部によって機
械的強度が高くなっている。また、ヨーク及びメイク端
子部材は、その両側を長辺ベースモールド部に固定され
て取り付けられている。よって、ヨーク及びメイク端子
部材の取り付けの位置の精度は良く、且つ、取り付けの
機械的強度は高い。
【0032】請求項3の発明は、請求項1記載の電磁継
電器において、上記ブレーク固定接点及びブレーク端子
を有する金属板部材は、該電磁継電器の平面図上の大き
さと略同じ大きさのベース板部を有し、上記ベースモー
ルドは、このベース板部の周縁部に沿って存在してお
り、上記アーマチャの下面に対向するアーマチャずれ防
止突部を有する構成としたものである。
【0033】電磁継電器に強い衝撃が作用し、アーマチ
ャが下方向に大きく変位しようとした場合に、アーマチ
ャずれ防止突部がアーマチャを受け止める。このため、
バネ性腕部の根元部分が永久変形してアーマチャの位置
がずれてしまうことが防止され、電磁継電器は高い耐衝
撃性を有する。
【0034】請求項4の発明は、請求項1記載の電磁継
電器において、上記可動板バネと電気的に接続してある
コモン端子、上記ブレーク端子、及び上記メイク端子
は、夫々複数設けてある構成としたものである。
【0035】コモン端子、メイク端子及びブレーク端子
が、夫々一つである場合に比べて、電磁継電器の内部で
発生した熱が伝導して電磁継電器の外部に流れ出る伝導
経路が増え、放熱が効率良くなされる。
【0036】コモン端子、メイク端子及びブレーク端子
が、夫々一つである場合に比べて、電流の流れる経路が
増え、よって、各コモン端子、メイク端子及びブレーク
端子の断面積を小さく出来、よって、実装されて使用さ
れている状態で作用する熱ひずみの吸収が容易となる。
【0037】よって、最大通電電流を上げることが可能
となる。
【0038】請求項5の発明は、請求項1記載の電磁継
電器において、上記可動板バネと電気的に接続してある
コモン端子、上記ブレーク端子、及び上記メイク端子
は、夫々二つであり、二つの端子の夫々は、電磁継電器
の互いに反対側に配置してある構成としたものである。
【0039】電磁継電器の内部で発生した熱が電磁継電
器の両側に向かって流れることになり、放熱が効率良く
なされる。
【0040】請求項6の発明は、請求項1記載の電磁継
電器において、上記可動板バネと電気的に接続してある
コモン端子、上記ブレーク端子、及び上記メイク端子
は、夫々二つであり、二つの端子の夫々は、電磁継電器
の互いに反対側に配置してあり、各端子の下端は、互い
に外側に折り曲げてある構成としたものである。
【0041】プリント基板上へのSMT実装が可能とな
る。
【0042】複数の端子がまとまって配置してあり、最
外側の端子の間の距離が短く、プリント基板上へSMT
実装されて使用されているときに作用する熱ストレス
(電磁継電器の熱膨張係数とプリント基板の熱膨張係数
との相違によって、端子とプリント基板上のパッドとの
半田付け部に作用する応力)を小さく出来る。よって、
熱サイクルを作用させる試験を行ない、端子とプリント
基板上のパッドとの半田付け部に剥離が発生するまでの
熱サイクルの回数を求めた場合に、熱サイクルの回数を
増やすことが可能となる。熱ストレスに対する信頼性の
向上を図ることが可能である。
【0043】請求項7の発明は、請求項6記載の電磁継
電器において、上記端子は、脚部と、水平に折り曲げて
あるフット部とよりなり、フット部の幅は、脚部の幅に
比べて広い構成としたものである。
【0044】端子とプリント基板のパッドとが接触して
いる面積が広くなり、よって、端子からプリント基板へ
の熱の伝導がし易くなる。よって、最大通電電流を上げ
ることが可能となる。
【0045】端子のフット部とプリント基板のパッドと
が半田付けしてある部分の面積が広くなり、よって、フ
ット部とパッドと接合力が高くなり、よって、熱ストレ
スに耐え易くなり、熱ストレスに対する信頼性の向上を
図ることが可能である。
【0046】請求項8の発明は、請求項6記載の電磁継
電器において、上記フット部の厚さは、脚部の厚さに比
べて薄い構成としたものである。
【0047】フット部は撓み易くなり、よって、フット
部が撓むことによって熱ストレスを吸収して、熱ストレ
スに対する信頼性の向上を図ることが可能である。
【0048】
【発明の実施の形態】[第1実施例]図5、図6及び図
7は本発明の第1実施例の車載電装用の電磁継電器50
を示す。各図中、X1―X2は電磁継電器50の幅方
向、Y1―Y2は長手方向、Z1―Z2は高さ方向であ
る。図5は電磁継電器50をそのカバー51を取り外し
た状態で示す。図6(A)はカバー51を透視してY2
側から見て示す図、図6(B)はカバー51を透視して
X1側から見て示す図、図6(C)はカバー51を透視
してY1側から見て示す図である。なお、図6(A)
中、断面してある部分は、図(B)中、線AーA線に沿
う断面部分である。図6(B)中、断面してある部分
は、図(A)中、線BーB線に沿う断面部分である。図
7(A)はカバー51を透視してZ1側から見て示す
図、図7(B)はカバー51を透視してZ2側から見て
示す図である。
【0049】電磁継電器50は、図8に示すように、サ
ブ組立体52とベースユニット80とメイク固定接点付
き端子部材120とよりなり、ベースユニット80を基
準とする構成である。ベースユニット80に対して、サ
ブ組立体52はZ2側から、メイク固定接点付き端子部
材120はY2側から取り付けられている。また、電磁
継電器50は、X1側に、Y2側からY1方向に、フッ
ト部としてのメイク端子先端部130、ブレーク端子先
端部131、コモン端子先端部132、コイル端子先端
部133が並んでおり、X2側に、Y2側からY1方向
に、同じく、フット部としてのメイク端子先端部13
5、ブレーク端子先端部136、コモン端子先端部13
7、コイル端子先端部138が並んでいる。メイク端子
先端部130、135、ブレーク端子先端部131、1
36、コモン端子先端部132、137、コイル端子先
端部133、138は、夫々外側に折り曲げられて水平
の状態にあり、電磁継電器50は、プリント基板上に表
面実装が可能となっている。
【0050】図9は、図8に示す状態から、ベースモー
ルド100を取り除いた状態で示す。
【0051】次に、電磁継電器50を構成する組立体に
ついて説明する。
【0052】まず、サブ組立体52について説明する。
【0053】サブ組立体52は、図10に示すように、
電磁石組立体53と可動板バネ・アーマチャ組立体70
とよりなり、可動板バネ・アーマチャ組立体70が電磁
石組立体53のY1側に組み付けて構成である。
【0054】電磁石組立体53は、図11に示すよう
に、電線54が巻かれてなるコイル55を有する液晶ポ
リマー製のボビン56に鉄心57、ヨーク58が組み込
まれている構成である。
【0055】ボビン56は、Y2側の逆U字形状のフラ
ンジ部56aと、Y1側の逆U字形状のフランジ部56
bと、両側のフランジ部56a、56bを連結する断面
U字形状のチャネル部56cとを有する。フランジ部5
6bにコイル端子59−1、59−2がインサートモー
ルドされている。電線54の端がコイル端子59−1、
59−2の上端の曲がり部59−1a,59−2aに巻
きつけてある。
【0056】ボビン56の長手方向上、Y1側から、鉄
製基板60付きの鉄心57が組み込まれている。鉄心5
7は、チャネル部56c内を通っており、鉄心57の先
端は、フランジ部56aより外側に突き出している。鉄
製基板60は、フランジ部56bの凹部内に収まってい
る。ボビン56の長手方向上、Y2側から、L字形状の
ヨーク58が組み込まれている。ヨーク58の垂直部分
58aが、フランジ部56aの凹部56d内に収まって
おり、且つ、開口58cが鉄心57の先端に嵌合してか
しめて固定してある。ヨーク58の水平部分58bは、
コイル55の下側に水平に位置してある。ヨーク58の
水平部分58bには、X1ーX2の両側に、夫々2つの
凸部58d,58e,58f,58gが形成してある。
【0057】可動板バネ・アーマチャ組立体70は、図
12に示すように、略L字形状の可動板バネ71と、略
四角板形状のアーマチャ72と、可動接点部材73とよ
りなる。可動板バネ71は、本体部71aと、本体部7
1aからY2方向に延びているバネ性腕部71bとより
なる。本体部71aは、Z1側からみてU字形状を有
し、中央部分71cと、この中央部分71cの両側の腕
部71d,71eとを有する。バネ性腕部71bと本体
部71aとの間は、2つの連結腕部71f,71gによ
ってつながっている。2つの連結腕部71f,71gの
間には、スリット74が存在している。
【0058】バネ性腕部71bがアーマチャ72にかし
めてある。よって、アーマチャ72はバネ性腕部71b
のうち根元側の箇所の上面に固定してあり、空間部74
を跨いでいる。75、76は、アーマチャ72がZ1方
向に磁気吸引されたときにその上面のY1側の角部72
aが連結腕部71f,71gに当る場所であり、バネ性
腕部71bが撓んで回動するときに支点となる場所であ
る。
【0059】可動接点部材73は、バネ性腕部71bの
先端部分にかしめて固定してある。
【0060】可動板バネ・アーマチャ組立体70は、電
磁石組立体53のY1側に、バネ性腕部71b及びアー
マチャ72がヨーク58の水平部分58bの下側に位置
し、且つ、本体部71aがフランジ部56bにこれを包
むように嵌合されて、中央部分71cを鉄製基板60の
凸部にかしめられて固定してある。
【0061】次に、ベースユニット80について説明す
る。
【0062】図8に示すベースユニット80は、インサ
ートモールド部品であり、金属板材をプレス加工してな
る金属板プレス加工部材81と、この金属板プレス加工
部材81を覆う液晶ポリマー製のベースモールド100
とよりなる。図13はベースユニット80を拡大して示
す。
【0063】ベースユニット80は、帯状の金属板材を
プレス加工してなり、図14(A)に示すように、帯部
82とつながっている金属板プレス加工部材81Aを、
モールド金型内にセットし、図14(B)に示すインサ
ートモールドし、その後に、線83aに沿って曲げ、反
対側についても同じく曲げ、次いで、線83b〜83d
に沿って切断することによって製造したものである。
【0064】金属板プレス加工部材81は、ベース板部
84と、ブレーク端子85、86と、コモン端子87、
88とを有する。
【0065】ベース板部84は、長方形であり、電磁継
電器50の平面図上の大きさと略同じ大きさを有する。
ベース板部84のY2端の近傍には、ブレーク固定接点
部材89がかしめてある。ベース板部84のうち、ブレ
ーク固定接点部材89とY1端側との間には、Y1―Y
2方向に長いスリット84aが形成してある。84bは
ベース板部84の周縁部であり、Y1―Y2方向の長辺
84b1、84b2と、X1―X2方向の短辺84bと
よりなる。
【0066】ブレーク端子85、86は、ベース板部8
4のY1―Y2方向辺のうち、ブレーク固定接点部材8
9の近くの位置から、X1方向及びX2方向に延びて、
次いでZ2方向に延びている。ブレーク端子85、86
は、ベース板部84へつながる部分に、逆U字形状のつ
ながり部85a,86aを有する。逆U字形状のつなが
り部85a,86aは、ベース板部84の上面よりZ1
方向に突き出ている。
【0067】コモン端子87、88は、つなぎ部90に
よってブレーク端子85、86とつながっており、ブレ
ーク端子85、86に対してY1側に位置して、ブレー
ク端子85、86と並んでいる。コモン端子87、88
は、Z1ーZ2方向に延在しており、上端に、可動板バ
ネ・アーマチャ組立体70と連結される連結用部分87
a、88aを有する。87b、88bは、連結用部分8
7a、88aの下側の部分である。
【0068】液晶ポリマー製ベースモールド100は、
上方からみると、U字形状を有し、ベース板部84の周
縁部84bに沿っており、且つ、スリット84aを埋め
てベース板部84の下面84cと上面84dとを覆って
おり、ベース板部84の長辺84b1、84b2に沿う
長辺ベースモールド部101、102と、ベース板部8
4の短辺84b3に沿う短辺ベースモールド部103と
を有する。ベースモールド100は、ベース板部84に
よって補強されている。長辺ベースモールド部101、
102は、逆U字形状のつながり部85a,86aによ
っても補強されている。液晶ポリマーは、絶縁抵抗が1
16Ω/cmであり、空気の絶縁抵抗1013Ω/cm
より高い。
【0069】長辺ベースモールド部101は、ブレーク
端子85の逆U字形状のつながり部85aと、コモン端
子87の部分87bを包んでいる。コモン端子87は、
つなぎ部90が除去されてブレーク端子85から切り離
された後も、長辺ベースモールド部101によって元の
位置に保持されている。長辺ベースモールド部102
は、ブレーク端子86の逆U字形状のつながり部86a
と、コモン端子88の部分88bを包んでいる。コモン
端子88は、つなぎ部が除去されてブレーク端子86か
ら切り離された後も、長辺ベースモールド部102によ
って元の位置に保持されている。
【0070】ブレーク固定接点部材89は、長辺ベース
モールド部101、102の間に位置している。
【0071】図14に拡大して示すように、長辺ベース
モールド部101,102は、電磁石組立体53のヨー
ク58を取り付けるためのヨーク取り付け部104、1
05と、メイク固定接点付き端子部材120を取り付け
るためのメイク固定接点付き端子部材取り付け部10
6、107とを有する。
【0072】ヨーク取り付け部104、105は、Y1
−Y2方向に延在する同じレール構造であり、X―Y面
である面108、109と、面108、109よりZ1
側に逆L字形状に突き出ている押さえ部110、111
とよりなる。押さえ部110、111には、ヨーク58
の凸部58d,58e,58f,58gに対応して切欠
部110a,111aが形成してある。
【0073】メイク固定接点付き端子部材取り付け部1
06、107は、長辺ベースモールド部101,102
に形成してあるスリット112,113よりなる。スリ
ット112,113は、Y2側から見て、逆L形状を有
しており、同じX―Y面に位置している水平スリット部
112a,113aと、垂直スリット部112b,11
3bとよりなる。
【0074】115,116は第1のスペーサ部であ
り、面108、109とスリット112,113との間
に存在しており、X1―X2方向の両側から中央側に張
り出しており、厚さ寸法t10を有する。
【0075】117,118は第2のスペーサ部であ
り、スリット112,113とベース板部84との間に
存在しており、X1―X2方向の両側から中央側に張り
出しており、厚さ寸法t20を有する。
【0076】短辺ベースモールド部103には、アーマ
チャ72のずれを防止するアーマチャずれ防止突部11
9が形成してある。
【0077】次に、メイク固定接点付き端子部材120
について説明する。
【0078】図8に示すように、メイク固定接点付き端
子部材120は、矩形状の板部121と、この板部12
1のY2側の端のX1、X2側からZ2の方向に延びて
いるメイク端子122,123と、板部121にかしめ
てあるメイク固定接点部材124とよりなる。
【0079】次に、ベースユニット80に対するサブ組
立体52の組み付けについて説明する。
【0080】図8に示すように、サブ組立体52は、ベ
ースユニット80の上方に位置し、ベースユニット80
に対して、ヨーク58の凸部58d,58e,58f,
58gを対応する切欠部110a,111aに合わせ、
最初にZ2方向に移動させ、続いてY2方向にスライド
させ、凸部56gが凹部110bに入り込んで凹部11
0bの奥の面に突き当たる最終位置まで移動させること
によって、ベースユニット80上に組み付けられる。凸
部58d,58e,58f,58gが切欠部110a,
111aを通り抜けて、押さえ部110、111の下側
に入り込んで嵌合されて係止され、図6(A),(B)
に示すように、ヨーク58の水平部分58bが長辺ベー
ス部101,102の間を跨いで面108、109上に
支持されて、ヨーク58の水平部分58bのX1―X2
方向の両側がヨーク取り付け部104、105に取り付
けられている。サブ組立体52は、そのヨーク58とフ
ランジ部56bとをベースユニット80に嵌合されて取
り付けられている。
【0081】このとき、バネ性腕部71bは、ベース板
部84の上面側に位置する。
【0082】なお、サブ組立体52のベースユニット8
0に対するY1―Y2方向の位置は、凸部56gが凹部
110bの奥の面に突き当たることによって精度良く定
まっており、X1―X2方向の位置は、押さえ部11
0、111によって精度良く定まっている。よって、図
6(B)、(A)に示すように、可動接点部材73はそ
の中心がブレーク固定接点部材89の中心に一致した状
態で、ブレーク固定接点部材89に押し当っている。
【0083】なお、ヨーク58はX1-X2方向の両側
を固定されており、位置精度良く、しっかり取り付けら
れている。
【0084】次に、ベースユニット80に対するメイク
固定接点付き端子部材120の組み付けについて説明す
る。
【0085】図8に示すように、メイク固定接点付き端
子部材120は、ベースユニット80に対してY2側に
位置し、ベースユニット80に対してY1方向に移動さ
せ、スリット112,113内に最終位置まで差し込む
ことによって、取り付け部106、107に組み付けら
れる。
【0086】矩形状の板部121は、水平スリット部1
12a,113a内に差し込んであり、長辺ベース部1
01,102の間を跨いでいる。メイク端子122,1
23が垂直スリット部112b,113bに差し込まれ
ており、メイク固定接点付き端子部材120は、X1―
X2方向の位置が定められており、且つ、メイク端子1
22,123の位置が定められている。メイク固定接点
部材124は、可動接点部材73の真上に位置してい
る。
【0087】ここで、メイク固定接点付き端子部材12
0をベースユニット80に対して組つ付ける側がY2側
であるため、端子部材120は長辺ベース部101,1
02の間を跨いだ状態、即ち、X1―X2方向の両側を
固定された位置精度の良い状態で組み付けることが可能
となっている。
【0088】端子部材120をベースユニット80のY
2側から組つ付ける作業は、ベースユニット80のY2
側が開放されているからであり、これは、サブ組立体5
2のベースユニット80に取り付けられる部分が、電磁
石組立体53のヨーク58であるからである。
【0089】次に、図6(A),(B)を参照して、Z
1―Z2方向の位置関係について説明する。
【0090】 サブ組立体52のヨーク58の水平部
分58bと、メイク固定接点付き端子部材120の矩形
状の板部121との位置関係 水平部分58bと板部121との位置関係は、第1のス
ペーサ部115,116によって決定されており、水平
部分58bと板部121との間は、第1のスペーサ部1
15,116の厚さ寸法t10と等しい寸法a10離れ
ている。
【0091】 メイク固定接点付き端子部材120の
矩形状の板部121と、ブレーク固定接点部材89を有
するベース板部84とのとの位置関係 板部121とベース板部84との位置関係は、第2のス
ペーサ部117,118によって決定されており、板部
121とベース板部84との間は、第2のスペーサ部1
17,118の厚さ寸法t20と等しい寸法b20離れ
ている。
【0092】上記のように、サブ組立体52のヨーク5
8の水平部分58bのZ1ーZ2方向の取り付け位置、
メイク固定接点付き端子部材120の矩形状の板部12
1のZ1―Z2方向の取り付け位置、及びブレーク固定
接点部材89を有するベース板部84のZ1―Z2方向
の取り付け位置は、全て液晶ポリマー製ベースモールド
100によって精度良く決定される。よって、取り付け
の寸法のばらつきが従来に比べて極く小さい。
【0093】上記の寸法a10、b20は、取り付けの
寸法のばらつきを考慮して余裕を持たせて定められる。
本実施例では、取り付けの寸法のばらつきが従来に比べ
て極く小さいため、上記の寸法a10、b20は、図1
に示す従来例の電磁継電器10の対応するa、b(図2
参照)に比べて約1mm程度小さく定めてある。
【0094】よって、図5に示すように、電磁継電器5
0の高さ寸法は、h10であり、図1の従来の電磁継電
器10の高さ寸法h1に比べて、約2mm程度小さく、
低背化が図られている。
【0095】また、可動接点部材73がブレーク固定接
点部材89に押し当っており、コモン端子先端部13
2、137とブレーク端子先端部131、136との間
は、「閉」の状態にある。コモン端子先端部132、1
37とメイク端子先端部130、135との間は、
「開」の状態にある。
【0096】上記構成の電磁継電器50は、図15に示
すように、メイク端子先端部130、135、ブレーク
端子先端部131、136、コモン端子先端部132、
137、コイル端子先端部133、138を、プリント
基板140上のパッド141に半田付けされて表面実装
されて、自動車に搭載されている。
【0097】コイル55が通電されるコイル55が励磁
され、アーマチャ72がヨーク58に磁気吸着され、バ
ネ性腕部71bが支点75,76を中心に上方に回動さ
れて変形され、可動接点部材73がブレーク固定接点部
材89から離れてメイク固定接点部材124に押し当
り、コモン端子先端部132、137とブレーク端子先
端部131、136との間が、「開」の状態となって、
コモン端子先端部132、137とメイク端子先端部1
30、135との間が、「閉」の状態となる。コイル5
5への通電が断たれると、電磁継電器50は元の状態と
なる。
【0098】次に、電磁継電器50の使用中の放熱につ
いて説明する。
【0099】コイル55が励磁され、可動接点部材73
がメイク固定接点部材124に押し当り、コモン端子先
端部132、137とメイク端子先端部130、135
との間が「閉」の状態となり、ここに例えば30Aの電
流が流れると、特に、押し当たっている可動接点部材7
3とメイク固定接点部材124の箇所で多く発熱する。
【0100】この熱は、図9に示すように、二つの経路
を伝導してプリント基板140にまで到る。
【0101】第1の伝導経路151は、メイク固定接点
部材124からX1方向に向かう経路であり、可動接点
部材73→メイク固定接点部材124→板部121→メ
イク端子122→メイク端子先端部130→プリント基
板140よりなる。
【0102】第2の伝導経路152は、メイク固定接点
部材124からX1方向とは逆にX2方向に向かう経路
であり、可動接点部材73→メイク固定接点部材124
→板部121→メイク端子123→メイク端子先端部1
35→プリント基板140よりなる。
【0103】このように、電磁継電器50の内部で発生
した熱は、図9に示すように、互いに逆向きの二つの伝
導経路151、152を伝導してプリント基板140に
まで逃がされ、効率良く放熱される。
【0104】なお、メイク端子の数は3つ、4つでもよ
い。この構成では、放熱のための伝導経路の数が3つ、
4つとなり、電磁継電器の内部で発生した熱更に効率良
く放熱される。ブレーク端子及びコモン端子について
も、数は3つ、4つでもよい。
【0105】ここで、メイク端子先端部130、135
のY1ーY2方向の幅w1は、メイク端子122、12
3の幅w2より広い。このことにより、メイク端子先端
部130、135とプリント基板140との接触面積が
広くなっており、メイク端子先端部130、135とプ
リント基板140との間の熱抵抗が小さくなっている。
よって、メイク端子先端部130、135からプリント
基板140への熱の伝導が円滑に行われる。このことに
よっても、電磁継電器50の内部で発生した熱のプリン
ト基板140への逃がしは効率良くなされる。
【0106】なお、電磁継電器50が組み込まれる電気
回路によっては、可動接点部材73がブレーク固定接点
部材89に押し当っている状態で電流が流れる場合があ
る。この場合には、可動接点部材73がブレーク固定接
点部材89に押し当っている場所で発生した熱は、可動
接点部材73→ブレーク固定接点部材89→ベース板部
84→ブレーク端子85→ブレーク端子先端部131→
プリント基板140よりなる伝導経路153と、可動接
点部材73→ブレーク固定接点部材89→ベース板部8
4→ブレーク端子86→ブレーク端子先端部136→プ
リント基板140よりなる伝導経路154との二系統で
プリント基板140にまで逃がされ、効率良く放熱され
る。
【0107】次に、プリント基板140上に表面実装さ
れて使用されている電磁継電器50に作用する熱応力に
ついて説明する。
【0108】熱応力は、電磁継電器50の熱膨張係数と
プリント基板140の熱膨張係数との相違によって発生
し、各端子先端部とプリント基板140上のパッド14
1との半田付け部に作用する。熱応力が大きい場合に
は、使用開始後比較的短い時期に端子先端部とプリント
基板140上のパッド141との半田付け部が剥離する
事故が発生する。
【0109】コモン端子87,88、ブレーク端子8
5、86、及びメイク端子122,123は、共に2つ
づつ設けてあり、この2つの端子は、電気的には並列に
接続されている。よって、接点通電電流が30Aである
場合には、一つの端子の通電電流は15Aとなり、各端
子の断面積は、コモン端子、ブレーク端子及びメイク端
子が夫々一つである場合の断面積の半分である。よっ
て、個々のコモン端子87,88、ブレーク端子85、
86、及びメイク端子122,123の曲げ強度(ステ
ィフネス)は弱い。よって、各端子が容易に撓むことに
よって熱応力は容易に吸収される。
【0110】また、図7(A)に示すように、メイク端
子先端部130、135、ブレーク端子先端部131、
136、コモン端子先端部132、137、コイル端子
先端部133、138は、電磁継電器50の両側の長手
方向の辺に沿って並んでおり、且つ、X1ーX2の方向
上、電磁継電器50から外側に突き出しており、長方形
160の内部にまとまっている。よって、上記の端子先
端部のうち最も離れているメイク端子先端部130とコ
イル端子先端部138との間の距離L1は、従来に比べ
て短い。メイク端子先端部130とコイル端子先端部1
38との間で発生する電磁継電器50の熱変形量とプリ
ント基板140の熱変形量との差異は従来に比べて小さ
い。
【0111】よって、各端子先端部とプリント基板14
0上のパッド141との半田付け部に作用する熱応力は
従来に比べて小さい。よって、電磁継電器50のプリン
ト基板140上への表面実装の信頼性は従来に比べて高
い。
【0112】なお、各端子先端部(フット部)のY1―
Y2方向の幅w1が端子(脚部)の幅w2より広くして
あり、各端子先端部のパッドとの半田付け面積が広くな
っている。この構成によっても、電磁継電器50のプリ
ント基板140上への表面実装の信頼性が上がってい
る。
【0113】上記の電磁継電器50は、図16(A),
(B)に示すように、自動車のリレーボックス170に
実装することも可能である。
【0114】図16(B)に示すように、リレーボック
ス170は、合成樹脂製の箱体171と、箱体171に
インサートモールドされている複数の端子部材172
と、箱体171内に組み込まれている複数の電磁継電器
50とよりなる。端子部材172の一端の端子部172
aに、ケーブル176の端のコネクタ175が接続され
ている。
【0115】端子部材172の他端の端子部172b
は、水平である。端子部172bは、電磁継電器50の
端子先端部の配置と対応した配置で並んでいる。
【0116】電磁継電器50は、図16(A)に示すよ
うに、端子先端部130,135が端子部172b上に
載った状態で、電極180,181で挟んでスポット溶
接される。
【0117】なお、各端子先端部130,135が幅広
であるため、スポット溶接が可能となっている。
【0118】端子部材172の他端の端子部172b
は、水平であり、下方向への曲げは不要である。
【0119】次に、アーマチャずれ防止突部119の作
用について、図6(B)、(C)を参照して説明する。
【0120】電磁継電器50を高い所から落としたりし
て電磁継電器50に強い衝撃が作用し、バネ性腕部71
bが変形してアーマチャ72の位置がずれた場合には、
支点75、76の位置がずれて、可動接点部材73のブ
レーク固定接点部材89及びメイク固定接点部材124
への押し当りの状態が理想の状態から変化してしまい、
好ましくない。
【0121】本実施例では、アーマチャずれ防止突部1
19が、2つの連結腕部71f,71gの間のスリット
74内に、アーマチャ72の下面に離間対向して配置し
てある。よって、電磁継電器50に強い衝撃が作用し、
アーマチャ72がZ2方向に大きく変位しようとした場
合に、アーマチャずれ防止突部119がアーマチャ72
を受け止める。
【0122】このため、バネ性腕部71bの根元部分が
永久変形してアーマチャ72の位置がずれてしまうこと
が防止され、電磁継電器50は高い耐衝撃性を有する。
【0123】[別の実施例]次に、電磁継電器50の別
の実施例について説明する。
【0124】図17は本発明の第2実施例の車載電装用
の電磁継電器50Aを示す。
【0125】各端子(脚部)200の厚さt30は、端
子先端部(フット部)201のt31より薄い。この構
成により、端子200の曲げ強度(スティフネス)は弱
く、よって、熱応力を更に吸収しやすい。
【0126】図18(A)は本発明の第3実施例の車載
電装用の電磁継電器50Bを示す。各端子先端部130
B、135Bは垂直である。
【0127】電磁継電器50Bは、垂直の端子先端部1
30B、135Bを端子部172Bbにスポット溶接さ
れて、リレーボックス170Bに実装される。端子部材
172Bの端子部172Bbは下方向への曲げてある。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、ベースユニットと、サブ組立体と、メイク端子部材
とよりなり、ベースユニットのベースモールドは、電磁
石組立体のヨークが嵌合して取り付けられるヨーク取り
付け部と、メイク端子部材が嵌合して取り付けられるメ
イク端子部材取り付け部とを有し、サブ組立体はその電
磁石組立体のヨークをベースモールドのヨーク取り付け
部に嵌合して取り付けられ、メイク端子部材はベースモ
ールドのメイク端子部材取り付け部に嵌合して取り付け
られている構成としたものであり、サブ組立体がベース
ユニットに取り付けられる部分は、電磁石組立体のヨー
クであるため、例えば横にスライドさせる構造を採用す
ることが可能となり、取り付け部が電磁継電器の高さ寸
法を増やさないように出来る。また、メイク端子部材は
ベースモールドのメイク端子部材取り付け部に嵌合して
取り付けられているため、メイク端子部材の取り付けの
位置精度が良い。よって、取り付け位置のばらつきを考
慮する必要がなくなり、その分、電磁継電器の高さ寸法
を小さく出来る。よって、組立てのばらつきの要因が減
り、高さ方向上、隣り合う二つの部品の間の間隔を従来
に比べて狭くすることが可能となり、低背化を実現する
ことが出来る。更には、ヨークとメイク端子部材との間
の一部,及びブレーク固定接点及びブレーク端子を有す
る金属板部材とメイク端子部材との間の一部は、ベース
モールドの一部が占めることになり、上記の間の全部が
空間である場合に比べて、絶縁性の向上を図ることが出
来る。
【0129】請求項2の発明は、請求項1記載の電磁継
電器において、上記ブレーク固定接点及びブレーク端子
を有する金属板部材は、該電磁継電器の平面図上の大き
さと略同じ大きさのベース板部を有し、且つ、ベースモ
ールドは、このベース板部の周縁部に沿って存在してお
り、対向する長辺ベースモールド部を有し、且つ、ヨー
ク取り付け部とメイク端子部材取り付け部とは、対向す
る長辺ベースモールド部の夫々に形成してあり、上記ヨ
ーク及びメイク端子部材は、その両側を上記長辺ベース
モールド部に固定されて取り付けられている構成とした
ものであるため、ベースモールドはベース板部によって
機械的強度が高くなっており、更に、ヨーク及びメイク
端子部材は、その両側を長辺ベースモールド部に固定さ
れて取り付けられているため、ヨーク及びメイク端子部
材の取り付けの位置の精度を更に良くすることが出来、
且つ、取り付けの機械的強度を更に高くすることが出来
る。よって、電磁継電器の低背化及びを機械的強度の向
上を実現することが出来る。
【0130】請求項3の発明は、請求項1記載の電磁継
電器において、ブレーク固定接点及びブレーク端子を有
する金属板部材は、該電磁継電器の平面図上の大きさと
略同じ大きさのベース板部を有し、且つ、ベースモール
ドは、このベース板部の周縁部に沿って存在しており、
上記アーマチャの下面に対向するアーマチャずれ防止突
部を有する構成としたことものであるため、電磁継電器
に強い衝撃が作用し、アーマチャが下方向に大きく変位
しようとした場合に、アーマチャずれ防止突部がアーマ
チャを受け止め、これによって、バネ性腕部の根元部分
が永久変形してアーマチャの位置がずれてしまうことを
防止することが出来、高い耐衝撃性を有する電磁継電器
を実現することが出来る。
【0131】請求項4の発明は、請求項1記載の電磁継
電器において、コモン端子、ブレーク端子、及びメイク
端子は、夫々複数設けてある構成としたものであるた
め、コモン端子、メイク端子及びブレーク端子が、夫々
一つである場合に比べて、電磁継電器の内部で発生した
熱が伝導して電磁継電器の外部に流れ出る伝導経路が増
え、放熱が効率良くなされる。また、コモン端子、メイ
ク端子及びブレーク端子が、夫々一つである場合に比べ
て、電流の流れる経路が増え、よって、各コモン端子、
メイク端子及びブレーク端子の断面積を小さく出来、よ
って、撓み易くなり、実装されて使用されている状態で
作用する熱ひずみの吸収が容易となる。よって、最大通
電電流を上げることが可能となる。
【0132】請求項5の発明は、請求項1記載の電磁継
電器において、可動板バネと電気的に接続してあるコモ
ン端子、上記ブレーク端子、及び上記メイク端子は、夫
々二つであり、且つ、二つの端子の夫々は、電磁継電器
の互いに反対側に配置してある構成としたものであるた
め、電磁継電器の内部で発生した熱が電磁継電器の両側
に向かって流れることになり、放熱が効率良くなされ
る。
【0133】請求項6の発明は、請求項1記載の電磁継
電器において、上記可動板バネと電気的に接続してある
コモン端子、上記ブレーク端子、及び上記メイク端子
は、夫々二つであり、且つ、二つの端子の夫々は、電磁
継電器の互いに反対側に配置してあり、且つ、各端子の
下端は、互いに外側に折り曲げてある構成としたため、
プリント基板上へのSMT実装が可能となる。また、複
数の端子がまとまって配置してあり、最外側の端子の間
の距離が短く、プリント基板上へSMT実装されて使用
されているときに作用する熱ストレス(電磁継電器の熱
膨張係数とプリント基板の熱膨張係数との相違によっ
て、端子とプリント基板上のパッドとの半田付け部に作
用する応力)を小さく出来る。よって、熱サイクルを作
用させる試験を行ない、端子とプリント基板上のパッド
との半田付け部に剥離が発生するまでの熱サイクルの回
数を求めた場合に、熱サイクルの回数を増やすことが可
能となる。熱ストレスに対する信頼性の向上を図ること
が可能である。
【0134】請求項7の発明は、請求項6記載の電磁継
電器において、上記端子は、脚部と、水平に折り曲げて
あるフット部とよりなり、且つ、フット部の幅は、脚部
の幅に比べて広い構成としたものであるため、端子とプ
リント基板のパッドとが接触している面積が広くなり、
よって、端子からプリント基板への熱の伝導がし易くな
る。よって、最大通電電流を上げることが可能となる。
また、端子のフット部とプリント基板のパッドとが半田
付けしてある部分の面積が広くなり、よって、フット部
とパッドと接合力が高くなり、よって、熱ストレスに耐
え易くなり、熱ストレスに対する信頼性の向上を図るこ
とが可能である。
【0135】請求項8の発明は、請求項6記載の電磁継
電器において、上記フット部の厚さは、脚部の厚さに比
べて薄い構成としたものであるため、フット部は撓み易
くなり、よって、フット部が撓むことによって熱ストレ
スを吸収して、熱ストレスに対する信頼性の向上を図る
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の1例の電磁継電器を示す斜視図である。
【図2】図1の電磁継電器の概略構造を示す図である。
【図3】図1の電磁継電器を分解して示す図である。
【図4】図3中、サブ組立体を分解して示す図である。
【図5】本発明の第1実施例になる電磁継電器を示す斜
視図である。
【図6】図5の電磁継電器を示す図である。
【図7】図5の電磁継電器を示す図である。
【図8】図5の電磁継電器を分解して示す図である。
【図9】図5の電磁継電器の接点部材と端子部材との配
置を、電磁石組立体と併せて示す図である。
【図10】図8中のサブ組立体を分解して示す図であ
る。
【図11】図10中の電磁石組立体を分解して示す図で
ある。
【図12】図10中の可動板バネ・アーマチャ組立体を
分解して示す図である。
【図13】ベースユニットを拡大して示す図である。
【図14】ベースユニットを製造工程順に示す図であ
る。
【図15】図5の電磁継電器がプリント基板上へ表面実
装された状態を示す図である。
【図16】図5の電磁継電器がリレーボックスに実装さ
れた状態を示す図である。
【図17】本発明の第2実施例になる電磁継電器を示す
図である。
【図18】本発明の第3実施例になる電磁継電器を示す
図である。
【符号の説明】
50 電磁継電器 52 サブ組立体 53 電磁石組立体 55 コイル 56 ボビン 57 鉄心 58 ヨーク 59−1,59−2 コイル端子 70 可動板バネ・アーマチャ組立体 71 可動板バネ 71b バネ性腕部 72 アーマチャ 73 可動接点部材 80 ベースユニット 81 金属板プレス加工部材 84 ベース板部 85、86 ブレーク端子 87、88 コモン端子 89 ブレーク固定接点部材 100 ベースモールド 101、102 長辺ベースモールド部 103 短辺ベースモールド部 104、105 ヨーク取り付け部 106、107 メイク固定接点付き端子部材取り付け
部 119 アーマチャずれ防止突部 120 メイク固定接点付き端子部材 122,123 メイク端子 124 メイク固定接点部材 130,135 メイク端子先端部 131,136 ブレーク端子先端部 132,137 コモン端子先端部 133,138 コイル端子先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 良夫 東京都品川区東五反田二丁目3番5号 株 式会社高見澤電機製作所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーク固定接点及びブレーク端子を有
    する金属板部材がインサートモールドされており、該金
    属板部材と合成樹脂製のベースモールドとよりなるベー
    スユニットと、 電磁石組立体と可動板バネ・アーマチャ組立体とが組合
    わされた構成であり、上記ベースユニットの上側に固定
    してあり、該電磁石組立体は、ボビン、コイル、鉄心、
    及びヨークを有する構成であり、該可動板バネ・アーマ
    チャ組立体は、可動接点を有する可動板バネにアーマチ
    ャが固定された構成である、サブ組立体と、 メイク固定接点及びメイク端子を有し、上記ベースユニ
    ットに固定してあるメイク端子部材とよりなり、 上記ベースユニットのベースモールドは、上記電磁石組
    立体のヨークが嵌合して取り付けられるヨーク取り付け
    部と、上記メイク端子部材が嵌合して取り付けられるメ
    イク端子部材取り付け部とを有し、 上記サブ組立体はその電磁石組立体のヨークを上記ベー
    スモールドのヨーク取り付け部に嵌合して取り付けら
    れ、上記メイク端子部材は上記ベースモールドのメイク
    端子部材取り付け部に嵌合して取り付けられている構成
    としたことを特徴とする電磁継電器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電磁継電器において、 上記ブレーク固定接点及びブレーク端子を有する金属板
    部材は、該電磁継電器の平面図上の大きさと略同じ大き
    さのベース板部を有し、 上記ベースモールドは、このベース板部の周縁部に沿っ
    て存在しており、対向する長辺ベースモールド部を有
    し、 上記ヨーク取り付け部とメイク端子部材取り付け部と
    は、対向する長辺ベースモールド部の夫々に形成してあ
    り、 上記ヨーク及びメイク端子部材は、その両側を上記長辺
    ベースモールド部に固定されて取り付けられている構成
    としたことを特徴とする電磁継電器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電磁継電器において、 上記ブレーク固定接点及びブレーク端子を有する金属板
    部材は、該電磁継電器の平面図上の大きさと略同じ大き
    さのベース板部を有し、 上記ベースモールドは、このベース板部の周縁部に沿っ
    て存在しており、上記アーマチャの下面に対向するアー
    マチャずれ防止突部を有する構成としたことを特徴とす
    る電磁継電器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電磁継電器において、 上記可動板バネと電気的に接続してあるコモン端子、上
    記ブレーク端子、及び上記メイク端子は、夫々複数設け
    てある構成としたことを特徴とする電磁継電器。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の電磁継電器において、 上記可動板バネと電気的に接続してあるコモン端子、上
    記ブレーク端子、及び上記メイク端子は、夫々二つであ
    り、 二つの端子の夫々は、電磁継電器の互いに反対側に配置
    してある構成としたことを特徴とする電磁継電器。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の電磁継電器において、 上記可動板バネと電気的に接続してあるコモン端子、上
    記ブレーク端子、及び上記メイク端子は、夫々二つであ
    り、 二つの端子の夫々は、電磁継電器の互いに反対側に配置
    してあり、 各端子の下端は、互いに外側に折り曲げてある構成とし
    たことを特徴とする電磁継電器。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の電磁継電器において、 上記端子は、脚部と、水平に折り曲げてあるフット部と
    よりなり、 フット部の幅は、脚部の幅に比べて広い構成としたこと
    を特徴とする電磁継電器。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の電磁継電器において、 上記フット部の厚さは、脚部の厚さに比べて薄い構成と
    したことを特徴とする電磁継電器。
JP2001133057A 2001-04-27 2001-04-27 電磁継電器 Expired - Fee Related JP4252739B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001133057A JP4252739B2 (ja) 2001-04-27 2001-04-27 電磁継電器
US09/998,162 US6448877B1 (en) 2001-04-27 2001-12-03 Electromagnetic relay having a reduced height
EP01310318A EP1253611B1 (en) 2001-04-27 2001-12-10 Electromagnetic relay having a reduced height
DE60129413T DE60129413T2 (de) 2001-04-27 2001-12-10 Elektromagnetisches Relais mit verminderter Höhe

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001133057A JP4252739B2 (ja) 2001-04-27 2001-04-27 電磁継電器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002329447A true JP2002329447A (ja) 2002-11-15
JP4252739B2 JP4252739B2 (ja) 2009-04-08

Family

ID=18980985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001133057A Expired - Fee Related JP4252739B2 (ja) 2001-04-27 2001-04-27 電磁継電器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6448877B1 (ja)
EP (1) EP1253611B1 (ja)
JP (1) JP4252739B2 (ja)
DE (1) DE60129413T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7372350B2 (en) 2004-05-28 2008-05-13 Nec Tokin Corporation Electromagnetic relay
JP2011081961A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Fujitsu Component Ltd 電磁継電器および複合型電磁継電器
WO2022185749A1 (ja) * 2021-03-05 2022-09-09 オムロン株式会社 電磁継電器

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4471859B2 (ja) * 2005-01-31 2010-06-02 富士通コンポーネント株式会社 電磁継電器
TW201029037A (en) * 2009-01-21 2010-08-01 Good Sky Electric Co Ltd Electromagnetic relay and assembling method of its electromagnet unit
US8138864B2 (en) * 2009-06-01 2012-03-20 Eaton Corporation Circuit interrupter including a molded case made of liquid crystal polymer
CH713442B1 (de) * 2017-02-08 2021-03-31 Elesta Gmbh Ostfildern De Zweigniederlassung Bad Ragaz Relais.
JP6948613B2 (ja) * 2017-04-14 2021-10-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 接点装置、及び電磁継電器
CN110085484B (zh) * 2019-04-30 2023-12-15 厦门宏发电声股份有限公司 一种低高度的电磁继电器
WO2021244715A1 (en) 2020-06-02 2021-12-09 Linak A/S Locking against rotation of electric motor of a linear actuator

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6029348U (ja) * 1983-08-01 1985-02-27 オリジナル電機株式会社 リレ−組体
JP2605786B2 (ja) * 1988-03-09 1997-04-30 オムロン株式会社 電磁継電器
JP2515656Y2 (ja) * 1990-06-29 1996-10-30 株式会社高見澤電機製作所 電磁継電器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7372350B2 (en) 2004-05-28 2008-05-13 Nec Tokin Corporation Electromagnetic relay
JP2011081961A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Fujitsu Component Ltd 電磁継電器および複合型電磁継電器
WO2022185749A1 (ja) * 2021-03-05 2022-09-09 オムロン株式会社 電磁継電器

Also Published As

Publication number Publication date
US6448877B1 (en) 2002-09-10
DE60129413T2 (de) 2007-11-15
DE60129413D1 (de) 2007-08-30
EP1253611B1 (en) 2007-07-18
EP1253611A3 (en) 2004-09-29
JP4252739B2 (ja) 2009-04-08
EP1253611A2 (en) 2002-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003059383A (ja) 電磁継電装置
JP3593774B2 (ja) 電磁継電器
JP5506319B2 (ja) 電磁継電器
JP2002329447A (ja) 電磁継電器
JP2002237241A (ja) 電磁継電器
JP2002334643A (ja) 電気切換え要素
JP3783066B2 (ja) リレー
KR100303576B1 (ko) 릴레이및매트릭스릴레이
JP4116022B2 (ja) 電磁リレー
JP4858508B2 (ja) 電磁開閉装置
JP2003134586A (ja) スピーカのコネクタ
JP5941289B2 (ja) ブレーカー
JPH09312124A (ja) 電磁継電器の構造
CA1231744A (en) Electromagnetic relay
JP3690009B2 (ja) 封止接点装置
JP4773219B2 (ja) 取付対象物と回路基板との接続構造
JP4006885B2 (ja) 封止接点装置
JP4789053B2 (ja) インダクタンス素子の取付構造
WO2020121584A1 (ja) 温度スイッチ
CN212365865U (zh) 触点装置、电磁继电器和具备电磁继电器的装置
JP6051703B2 (ja) 逆流防止装置およびこれを備えた太陽光発電システム
JPH09213189A (ja) 電磁継電器の構造
CN108336925B (zh) 一种带形状记忆功能的线性振动马达
JPH10255635A (ja) 電磁石マイクロリレー
JP2022178177A (ja) 補助部品、プリント配線板、プリント配線板アセンブリおよび電気機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4252739

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140130

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees