JP2002329323A - 光ディスク装置及び光ディスク処理方法 - Google Patents

光ディスク装置及び光ディスク処理方法

Info

Publication number
JP2002329323A
JP2002329323A JP2001133295A JP2001133295A JP2002329323A JP 2002329323 A JP2002329323 A JP 2002329323A JP 2001133295 A JP2001133295 A JP 2001133295A JP 2001133295 A JP2001133295 A JP 2001133295A JP 2002329323 A JP2002329323 A JP 2002329323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light beam
optical disk
intensity
controlled
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001133295A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002329323A5 (ja
Inventor
Hiroshi Yoshioka
容 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001133295A priority Critical patent/JP2002329323A/ja
Publication of JP2002329323A publication Critical patent/JP2002329323A/ja
Publication of JP2002329323A5 publication Critical patent/JP2002329323A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】種々の原因により光ディスクに記録されたデー
タが破壊されるのを防止することが可能な光ディスク装
置を提供することにある。 【解決手段】光ビームを照射する照射手段(103、1
13)と、回転される光ディスク上の目的半径位置の線
速度を検出する線速度検出手段(120)と、線速度の
検出結果に応じて、照射手段から照射される光ビームの
強度を制御し、この光ビームを光ディスク上の目的半径
位置に対して照射させる光ビーム制御手段(111、1
12)と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、書換え型光ディ
スク及び追記型光ディスクなどを再生する光ディスク装
置及び光ディスク処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク装置は、書換え型光デ
ィスクを再生する場合に、この光ディスクの規格に定め
られた再生用レーザの出力パワーの範囲で、レーザ光を
出力し、光ディスクを再生する。よって、規格に定めら
れた耐光性能を有する光ディスクであれば、再生用のレ
ーザ光の照射を受けたことにより、光ディスクに記録さ
れていたデータが簡単に消失することはない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際に流通す
る光ディスクの中には、規格に定められた耐光性能を満
たさない不良ディスクも存在する。このような不良ディ
スクに対して、規格に定められた再生用レーザの出力パ
ワーの最大レベルで、レーザ光が照射されると、光ディ
スクに記録されていたデータが消失してしまうことがあ
る。また、規格に定められた再生用レーザの出力パワー
の範囲内のレベルであっても、再生待ち等により繰り返
し同一箇所にレーザ光が照射されると、光ディスクが早
く劣化してしまうことがある。さらに、ディスクの駆動
系トラブルにより、ディスクの回転速度が遅くなったり
停止したりした場合には、同一箇所に対するレーザ光の
照射時間が長くなり、広い範囲でデータを破壊してしま
うおそれがあった。
【0004】特開2000−228013には、レーザ
パワーを調整して、S/N確保及び低消費電力を実現す
る技術が開示されている。しかしながら、データ破壊防
止の解決策には至らない。
【0005】この発明の目的は、上記したような事情に
鑑み成されたものであって、種々の原因により光ディス
クに記録されたデータが破壊されるのを防止することが
可能な光ディスク装置及び光ディスク処理方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、この発明の光ディスク装置及び光ディ
スク処理方法は、以下のように構成されている。
【0007】(1)この発明の光ディスク装置は、光デ
ィスクを回転させる回転手段と、光ビームを照射する照
射手段と、前記回転手段により回転される前記光ディス
ク上の目的半径位置の線速度を検出する線速度検出手段
と、前記線速度検出手段による線速度の検出結果に応じ
て、前記照射手段から照射される光ビームの強度を制御
し、この光ビームを前記光ディスク上の前記目的半径位
置に対して照射させる光ビーム制御手段と、前記光ディ
スクからの前記光ビームの反射光を検出して、この反射
光の検出信号に基づき再生信号を生成し、前記光ディス
クに記録されている情報を再生する再生手段と、を備え
ている。
【0008】(2)この発明の光ディスク処理方法は、
回転中の光ディスク上の目的半径位置の線速度を検出す
る第1のステップと、前記第1のステップによる線速度
の検出結果に応じて、光ビームの強度を制御し、この光
ビームを前記光ディスク上の前記目的半径位置に対して
照射させる第2のステップと、を備えている。
【0009】上記した光ディスク装置及び光ディスク処
理方法によると、ディスク駆動系のトラブルにより、線
速度が異常に低下した場合には、光ディスクに記録され
たデータを破壊しないような、安全なレベルまで光ビー
ムの強度を低下させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0011】光ディスクは、規格で定められた被爆耐久
性能を有している。実際の被爆回数(光ディスク処理回
数)の管理はユーザに任されているが、実際、ユーザが
被爆回数をカウントしているわけではない。つまり、は
っきりとした管理がなされていないのが現状である。
【0012】そもそも、被爆回数は、光ディスクを光デ
ィスク装置に装填した回数、又は光ディスクを再生した
時間だけでは決まらない。それよりも、アクセス待ち
(待機状態)のような、情報再生に直接関係していない
ときに、被爆回数が進行していたりする。つまり、被爆
回数はユーザにより管理できるようなものではない。従
って、いつの間にか、被爆耐久性能を超えるような被爆
を光ディスクに与えてしまう危険がありうる。
【0013】このような事態を防ぐために、この発明の
光ディスク装置及び光ディスク処理方法は、線速度に応
じて光ビームの強度を下げる。単に下げるのではなく、
サーボが外れない程度まで、光ビームの強度を下げる。
また、物理アドレスデータとユーザデータが記録される
位置が空間的に分割されるディスクの、待機状態での光
ビームによるトラックのトレース中は、物理アドレスデ
ータが再生できる程度まで光ビームの強度を下げる。こ
の場合、ユーザデータは再生できなくなるが、待機状態
での光ビームによるユーザデータの被爆を最小限に抑え
ることができる。
【0014】図1は、この発明の光ディスク装置の一例
を示すブロック図である。図1に示すように、光ディス
ク装置は、ディスクモータ102、レーザダイオード1
03、対物レンズ104、光ディテクター105、プリ
アンプ106、イコライザー107、2値化回路10
8、PLL回路109、復調/誤り訂正回路110、C
PU111、光ビーム強度設定回路112、レーザ駆動
回路113、モータ制御回路114、サーボ系回路11
9、線速度検出部120を備えている。
【0015】光ディスク装置は、情報記録媒体としての
光ディスク101をディスクモータ102により回転さ
せる。レーザダイオード103から発射される光ビーム
は、ピックアップヘッドに搭載された対物レンズ104
により光ディスク101における情報レイヤーに絞り込
まれる。光ディスク101からの反射光は、光ディテク
ター105に導かれて、電気信号(検出信号)に変換さ
れ、プリアンプ106で増幅され、イコライザー(E
Q)107で最適な等化処理を受ける。ここまでは、検
出信号はアナログ信号である。続いて、検出信号は、2
値化回路108により2値化され、デジタル信号に変換
される。デジタル信号に変換された検出信号は、PLL
回路109で時間軸が正規化され、元の変調データが得
られる。さらに、復調/誤り訂正回路110により、ソ
ースデータに復元される。
【0016】復調/誤り訂正回路110は、ソースデー
タだけでなく、トラックの物理位置を示すヘッダ信号の
中のIDデータ、及びIDデータの出現タイミングを示
す出現タイミング信号を同時に得る。IDデータは、サ
ーチ動作で目的トラックに辿り着くための現在の位置を
知るために必要とされる。ここで得られたIDデータ及
び出現タイミング信号は、CPU111に提供される。
【0017】レーザダイオード103は、レーザ駆動回
路113により点灯/消灯が制御される。また、光ビー
ム強度設定回路112により設定されるビーム強度レベ
ルに基づき、レーザダイオード103から発射される光
ビームの強度が決定される。CPU111は、レーザ駆
動回路113に対して点灯/消灯のタイミングを指示す
るとともに、光ビーム強度設定回路112に対してビー
ム強度レベルを指示する。光ビームの強度レベルには、
ノーマルレベルとローレベルがある。ノーマルレベルの
光ビームを光ディスクに照射した場合には、反射光から
リードチャンネルの信号品位が十分得られる。つまり、
光ディスクに記録されたユーザデータを再生することが
できる。ローレベルの光ビームを光ディスクに照射した
場合には、反射光からリードチャンネルの信号品位は十
分得られないが、レンズサーボには十分な信号が得られ
る。つまり、光ディスクに記録されたユーザデータは再
生できないが、サーボが外れてしまうことはない。ま
た、CPU111は、プリアンプ106のゲインの切り
換えを指示する。プリアンプのゲインには、ノーマルレ
ベルとハイレベルがある。
【0018】上記した光ディスク装置は、トラッキング
中の現在位置をIDデータで確認しながら、光ビームの
強度レベルをノーマルレベルとローレベルに切り換え
る。さらに、光ビームの強度レベルの切り換えに伴い、
サーボ系のエラー検出感度を補償するために、プリアン
プのゲインをノーマルレベルとローレベルに切り換え
る。
【0019】また、上記した光ディスク装置におけるピ
ックアップヘッドは、サーボ系回路119により、光デ
ィスクの半径方向(トラッキング方向)、及び光ディス
クの表面に直交する方向(フォーカス方向)に駆動制御
される。ピックアップヘッドには、レーザダイオード1
03、対物レンズ104、光ディテクター105などが
搭載される。
【0020】以下、各制御タイミングについて説明す
る。図2は、光ディスク101上のトラックの概略を説
明するための図である。光ディスク101の代表例とし
て、書換え型ディスクであるDVD−RAMが知られて
いる。書換え型ディスクの場合、物理アドレスを示すI
Dが記録されたヘッダデータエリア、及びユーザデータ
の記録のためのユーザデータエリアが、交互に配置され
ている。この交互配置により、図2に示すようなスパイ
ラルトラックが形成される。書き換え型光ディスクの場
合、IDにより、ディスク初期状態(未記録状態)であ
っても、任意の位置にデータを記録することができる。
【0021】光ディスク装置は、目的のIDのエリアか
らデータを読み出そうとするとき、レンズサーボがかか
っている状態でも、ケースバイケースで目的のIDのエ
リアへのアクセスタイムが異なる。つまり、目的のID
のエリアからデータを読み出そうとしたときの、ピック
アップヘッドの位置により、アクセスタイムが異なる。
厳密に言うと、ピックアップヘッドはディスクの半径方
向及びディスク面に直交する方向に移動可能に構成され
ており、このピックアップヘッドがディスク半径方向の
どの位置にあるかにより、アクセスタイムが異なる。こ
のアクセスタイムの短縮化は、光ディスク装置のパフォ
ーマンスの向上につながる。
【0022】アクセスタイムを短縮するには、次のアク
セス先を予測して、次のアクセス先に該当するIDの位
置に相当するディスク半径方向の位置にピックアップヘ
ッドを待機させる方法がある。ピックアップヘッドの待
機中は、データがすぐに読み出せるように、サーボをか
け続ける。つまり、目的のIDのエリアの直前で、1ト
ラックキックバック(トラックジャンプ)を継続する。
図2中の点線は、1トラックキックバックの軌跡を示す
ものである。このような、待機状態を継続し続けると、
同一トラックが何度もトレースされてしまうため、光デ
ィスクの被爆通算時間が大幅に増長されてしまう。
【0023】そこで、光ビームの強度レベルを切り換え
る。まず、光ビームの強度レベル制御方法その1につい
て説明する。上記したような待機中は、ユーザデータを
読み出す必要はなく、トラックジャンプだけが可能であ
ればよい。つまり、トラックジャンプ動作に必要なID
の読み取りが可能であればよい。さらに言えば、トレー
スの対象となる全エリアからIDが読み取れなくてもよ
い。トラックジャンプ動作に必要なID、つまり、ジャ
ンプ先の目標IDの近傍のIDが読み取れるだけで十分
である。このような条件を満たす範囲で、光ビームの強
度レベルを下げる。つまり、待機中にヘッダデータエリ
アがトレースされるときには光ビームの強度レベルをノ
ーマルレベルに制御し、待機中にユーザデータエリアが
トレースされるときには光ビームの強度レベルをローレ
ベルに制御する。従って、待機中は、光ビームの強度レ
ベルがノーマルレベルとローレベルに交互に切り換え制
御される。ヘッダデータエリアとユーザデータエリアの
切り替わりのタイミングは、既に説明したIDデータの
出現タイミングを示す出現タイミング信号に基づきCP
U111が判断する。光ビームの強度レベルがローレベ
ルに制御されている間は、ディスクからの反射光量が減
少する。これに伴い、反射光量に依存するサーボ制御が
不安定にならないように、CPU111がプリアンプの
ゲインをハイレベルに切り換える。これにより、常時、
サーボループゲインを同じに保つ。
【0024】次に、光ビームの強度レベル制御方法その
2について説明する。トラックジャンプに必要なIDだ
けが読めれば十分であることに着目する。つまり、トラ
ックジャンプ先の目標IDの近傍のIDが読めれば十分
である。つまり、トラックジャンプ後に、すぐ目標位置
に到達するわけではないので、およそディスクが一回転
するまでは光ビームの強度レベルをローレベルに制御す
る。これに伴いプリアンプのゲインをハイレベルに制御
する。さらに、トラックジャンプ先の目標IDの近傍の
IDが出現するタイミング、及びトラックジャンプ先の
目標IDが出現するタイミングで、光ビームの強度レベ
ルをノーマルレベルに制御する。これに伴いプリアンプ
のゲインもノーマルレベルに制御する。トラックジャン
プ先の目標IDの近傍のIDが出現するタイミングは、
トラックジャンプしてから目標位置までのブロック数を
計算したり、ディスクモータから出力されるFG信号か
ら一回転の所長時間を算出したりして、見つける。
【0025】図3は、光ビームの強度レベル制御方法そ
の2を示すフローチャートである。図3に示すように、
光ビームの強度レベルがローレベルに制御される(ST
11)。これに伴い、プリアンプのゲインがハイレベル
に制御される(ST12)。ヘッダデータエリアの出現
タイミングに達したら(ST13)、”現在のID”を
一つインクリメントする(ST14)。目標IDを超え
たら(ST15、>0)、キックバック処理が実行され
る(ST16)。目標IDから遠い場合には(ST1
5、−2)、ST13及びST14の処理が繰り返され
る。目標IDに近い場合及び目標IDに到達した場合に
は(ST15、−1or0)、光ビームの強度をノーマル
レベルに制御する(ST17)。これに伴い、プリアン
プのゲインがノーマルレベルに制御され(ST18)、
IDが読み取られ(ST19)、IDの読み取りが完了
すると(ST20)、”現在のID”が更新される(S
T21)。
【0026】上記説明した光ビームの強度レベル制御方
法その1及びその2によると、光ディスクから情報を再
生中のときと、再生までの待機中とで、光ビームの強度
レベルを切り換え制御する。つまり、再生中には、光ビ
ームの強度レベルをノーマルレベルに制御し、待機中に
は、状況に応じて、光ビームの強度レベルをノーマルレ
ベルとローレベルに切り換え制御する。つまり、強度レ
ベル制御方法1によると、光ビームのトレース先がヘッ
ダデータエリアである場合には、光ビームの強度レベル
をノーマルレベルに制御し、光ビームのトレース先がユ
ーザデータエリアである場合には、光ビームの強度レベ
ルをローレベルに制御するということである。また、光
ビームの強度レベル制御方法その2によると、トラック
ジャンプ先の目標IDの近傍のIDが出現するタイミン
グ、及びトラックジャンプ先の目標IDが出現するタイ
ミングで、光ビームの強度レベルをノーマルレベルに制
御し、それ以外はローレベルに制御する。
【0027】上記以外に、光ディスクから情報を再生中
のときには、光ビームの強度レベルをノーマルレベルに
制御し、トラックジャンプ中(目的トラックにアクセス
制御されているとき)は、光ビームの強度レベルをロー
レベルに制御するようにする方法もある。
【0028】このような光ビームの強度レベルの制御に
より、不用意な被爆によりユーザデータが破壊されるの
を防止することができる。
【0029】次に、図4に示すフローチャートを参照し
て、光ビームの強度レベル制御方法その3について説明
する。この方法は、光ディスク上の目的半径位置の線速
度に応じて、目的半径位置に照射される光ビームの強度
レベルを制御するというものである。以下、具体的に説
明する。
【0030】まず、ディスクモータ102により回転さ
れる光ディスク上の目的半径位置の線速度が検出される
(ST31)。線速度は、線速度検出部120により検
出される。さらに説明すると、光ビーム強度設定回路1
12により光ビームの強度が所定レベル(例えばノーマ
ルレベル)に制御された状態で、プリアンプ106から
出力される反射光の検出信号から線速度が検出される。
或いは、モータ制御回路114から出力されるFG信号
から光ディスクの回転速度が検出され、この回転速度か
ら目的半径位置の線速度が検出される。
【0031】線速度の検出結果に応じて、光ビームの強
度が制御され(ST32)、この光ビームが光ディスク
上の目的半径位置に対して照射される(ST33)。例
えば、所定の線速度より遅い線速度が検出されたときに
は、光ビームの強度が所定レベル(例えばノーマルレベ
ル)より低いレベル(例えばローレベル)に下げる。光
ビームが照射されると、この光ビームの反射光が検出さ
れ(ST34)、この反射光の検出信号に基づき再生信
号が生成され、光ディスクに記録されている情報が再生
される(ST35)。また、光ビームの強度が所定レベ
ルより低いレベルに制御されたとき、プリアンプ106
のゲインが所定レベルより高く制御される。例えば、プ
リアンプ106のゲインがノーマルレベルからハイレベ
ルに制御される。この理由は、すでに説明した通りであ
る。
【0032】次に、図5に示すフローチャートを参照し
て、光ビームのフォーカス制御による記録データの保護
について説明する。これまでは、光ビームの強度レベル
制御方法その1、その2、及びその3で説明したよう
に、光ビームの強度レベルを所定のタイミングでローレ
ベルに制御して、記録データが破壊されないようにし
た。ここでは、光ビームを所定のタイミングでデフォー
カスさせて記録データが破壊されないようにする方法に
ついて説明する。
【0033】つまり、光ディスクから情報を再生してい
るときは(ST41、YES)、光ビームのビームスポ
ットサイズが第1のサイズに制御される(ST42)。
つまり、光ディスクから情報を再生しているときは、光
ディスクの目的位置にジャストフォーカスするように光
ビームのフォーカスが制御される。光ディスクから情報
が再生されていないとき、例えば、トラックジャンプ中
には(ST43、YES)、光ビームのビームスポット
サイズが第1のサイズより大きい第2のサイズに制御さ
れる(ST44)。つまり、光ディスクから情報が再生
されていないときには、光ディスクに対して故意にデフ
ォーカスするように光ビームのフォーカスが制御され
る。このように、デフォーカスすることで、単位面積あ
たりの光ビームの強度レベルを落とすことができ、結果
的に記録データを保護することができる。
【0034】なお、本願発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施
形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、そ
の場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形
態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複
数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発
明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成
要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解
決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、
この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得
る。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、種々の原因により光
ディスクに記録されたデータが破壊されるのを防止する
ことが可能な光ディスク装置及び光ディスク処理方法を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ディスク装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【図2】光ディスク上のトラックの概略を説明するため
の図である。
【図3】光ビームの強度レベル制御方法その2を説明す
るためのフローチャートである。
【図4】光ビームの強度レベル制御方法その3を説明す
るためのフローチャートである。
【図5】光ビームのフォーカス制御による記録データの
保護を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
101…光ディスク 102…ディスクモータ 103…レーザダイオード 104…対物レンズ 105…光ディテクター 106…プリアンプ 107…イコライザー 108…2値化回路 109…PLL回路 110…復調/誤り訂正回路 111…CPU 112…光ビーム強度設定回路 113…レーザ駆動回路 114…モータ制御回路 119…サーボ系回路 120…線速度検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 AA01 BB03 BB04 CC04 CC10 DD03 DD05 EE17 FF05 FF09 HH01 JJ01 KK03 5D118 AA28 BA01 BB05 BF02 BF05 BF12 CA02 CA11 CC03 CD07 CD17 5D119 AA31 BA01 BB03 DA05 DA13 EA03 EB01 EC09 HA27 HA54

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクを回転させる回転手段と、 光ビームを照射する照射手段と、 前記回転手段により回転される前記光ディスク上の目的
    半径位置の線速度を検出する線速度検出手段と、 前記線速度検出手段による線速度の検出結果に応じて、
    前記照射手段から照射される光ビームの強度を制御し、
    この光ビームを前記光ディスク上の前記目的半径位置に
    対して照射させる光ビーム制御手段と、 前記光ディスクからの前記光ビームの反射光を検出し
    て、この反射光の検出信号に基づき再生信号を生成し、
    前記光ディスクに記録されている情報を再生する再生手
    段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】前記光ビーム制御手段は、 所定の線速度より遅い線速度が検出されたときに、前記
    光ビームの強度を所定レベルより低いレベルに下げる、 ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】前記線速度検出手段は、 前記光ビーム制御手段により前記光ビームの強度を所定
    レベルに制御したとき、前記再生手段により生成される
    前記検出信号から線速度を検出する、 ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】前記線速度検出手段は、 前記光ディスクの回転速度を検出して、この回転速度の
    検出結果から目的半径位置の線速度を検出する、 ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】前記反射光の検出信号に基づき、前記光ビ
    ームの照射位置を制御する位置制御手段と、 前記光ビーム制御手段により光ビームの強度が所定レベ
    ルより低いレベルに制御されたとき、前記反射光の検出
    信号のレベルを増幅させる増幅部のゲインを所定レベル
    より高くするゲイン制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク
    装置。
  6. 【請求項6】光ディスクを回転させる回転手段と、 光ビームを照射する照射手段と、 目的に応じて、前記照射手段から照射される光ビームの
    強度を制御し、この光ビームを前記光ディスク上の前記
    目的半径位置に対して照射させる光ビーム制御手段と、 前記光ディスクからの前記光ビームの反射光を検出し
    て、この反射光の検出信号に基づき再生信号を生成し、
    前記光ディスクに記録されている情報を再生する再生手
    段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  7. 【請求項7】前記光ディスクは、 物理アドレスが記録されたヘッダデータエリア、及びユ
    ーザデータの記録のためのユーザデータエリアが、光ビ
    ームの走査方向に向かって交互に配置されたトラック構
    造を有し、 前記光ビーム制御手段は、 前記ヘッダデータエリアを再生対象とするときと、前記
    ユーザデータエリアを再生対象とするときとで、前記照
    射手段から照射される光ビームの強度を切り換え制御す
    る、 ことを特徴とする請求項6に記載の光ディスク装置。
  8. 【請求項8】前記光ビーム制御手段は、 前記光ディスクから情報を再生中のときと、再生までの
    待機中とで、前記照射手段から照射される光ビームの強
    度を切り換え制御する、 ことを特徴とする請求項6に記載の光ディスク装置。
  9. 【請求項9】前記光ビーム制御手段は、 前記光ディスクから情報を再生しているときには光ビー
    ムを第1のレベルの強度に制御し、前記光ディスクの目
    的トラックにアクセス制御されているときには光ビーム
    を前記第1のレベルの強度より低い第2のレベルの強度
    に制御する、 ことを特徴とする請求項6に記載の光ディスク装置。
  10. 【請求項10】前記反射光の検出信号に基づき、前記光
    ビームの照射位置を制御する位置制御手段と、 前記光ビーム制御手段により光ビームの強度が所定レベ
    ルより低いレベルに制御されたとき、前記反射光の検出
    信号のレベルを増幅させる増幅部のゲインを所定レベル
    より高くするゲイン制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項6に記載の光ディスク
    装置。
  11. 【請求項11】光ディスクを回転させる回転手段と、 光ビームを照射する照射手段と、 目的に応じて、前記照射手段から照射される光ビームの
    フォーカスを制御し、この光ビームを前記光ディスク上
    の前記目的半径位置に対して所定のビームスポットサイ
    ズで照射させる光ビーム制御手段と、 前記光ディスクからの前記光ビームの反射光を検出し
    て、この反射光の検出信号に基づき再生信号を生成し、
    前記光ディスクに記録されている情報を再生する再生手
    段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  12. 【請求項12】前記光ビーム制御手段は、 前記光ディスクから情報を再生しているときには光ビー
    ムのフォーカスを制御して目的半径位置のビームスポッ
    トサイズを第1のサイズに制御し、前記光ディスクの目
    的トラックにアクセス制御されているときには光ビーム
    のフォーカスを制御して目的半径位置のビームスポット
    サイズを前記第1のサイズより大きい第2のサイズに制
    御する、 ことを特徴とする請求項11に記載の光ディスク装置。
  13. 【請求項13】回転中の光ディスク上の目的半径位置の
    線速度を検出する第1のステップと、 前記第1のステップによる線速度の検出結果に応じて、
    光ビームの強度を制御し、この光ビームを前記光ディス
    ク上の前記目的半径位置に対して照射させる第2のステ
    ップと、 を備えたことを特徴とする光ディスク処理方法。
  14. 【請求項14】光ディスクから情報を再生するときには
    光ビームを第1のレベルの強度に制御し、光ディスクの
    目的トラックにアクセス制御するときには光ビームを前
    記第1のレベルの強度より低い第2のレベルの強度に制
    御して、光ビームを照射させる、 ことを特徴とする光ディスク処理方法。
  15. 【請求項15】光ディスクから情報を再生するときには
    光ビームのフォーカスを制御して目的半径位置のビーム
    スポットサイズを第1のサイズに制御し、光ディスクの
    目的トラックにアクセス制御するときには光ビームのフ
    ォーカスを制御して目的半径位置のビームスポットサイ
    ズを前記第1のサイズより大きい第2のサイズに制御し
    て、光ビームを照射させる、 ことを特徴とする光ディスク処理方法。
JP2001133295A 2001-04-27 2001-04-27 光ディスク装置及び光ディスク処理方法 Pending JP2002329323A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001133295A JP2002329323A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 光ディスク装置及び光ディスク処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001133295A JP2002329323A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 光ディスク装置及び光ディスク処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002329323A true JP2002329323A (ja) 2002-11-15
JP2002329323A5 JP2002329323A5 (ja) 2005-03-10

Family

ID=18981174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001133295A Pending JP2002329323A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 光ディスク装置及び光ディスク処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002329323A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007157321A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Mediatek Inc ピックアップヘッドの出力調整方法、光ディスク情報再生装置
JP2008130101A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Kenwood Corp 光ディスク再生装置、待機状態設定方法及び待機状態設定プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007157321A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Mediatek Inc ピックアップヘッドの出力調整方法、光ディスク情報再生装置
JP2008130101A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Kenwood Corp 光ディスク再生装置、待機状態設定方法及び待機状態設定プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002008301A (ja) 情報記録再生装置及びそのディスク判別方法
JP2002298355A (ja) 光ディスク記録再生装置の記録制御方法
JP2000285485A (ja) 光ディスク記録再生装置
JP2002329323A (ja) 光ディスク装置及び光ディスク処理方法
US7394744B2 (en) Reproduction apparatus and information recording medium testing apparatus
JP2005038464A (ja) 光ディスク装置及び光ディスク処理方法
JP2005122810A (ja) 光ディスク装置
JP2002230760A (ja) 情報記録装置およびプログラム
JP5380331B2 (ja) 光ディスク、光ディスク装置および再生方法
US7583568B2 (en) Focus control device and method of adjusting focus gain prior to focus-servo operation
JP3081429B2 (ja) 情報記録/再生装置
JPH10106007A (ja) 情報再生装置
JPH0684284A (ja) 光磁気ディスク及び記録再生装置
JPH11353685A (ja) 光ディスク装置
JPH08339550A (ja) 光ディスクドライブ装置用制御回路の調整方法
JP2008090911A (ja) 光ディスク記録再生装置
JPH11339284A (ja) 光ディスク装置
JPH11306577A (ja) 光ディスク記録再生装置のレーザー出力設定方法
JP2007080330A (ja) ディスクの記録データ消去装置
JP2001126259A (ja) 光ディスク記録再生装置のレーザー出力設定方法
JP2005056965A (ja) 半導体レーザ駆動制御装置、光ディスク装置及びレーザパワー制御方法
JP2004047000A (ja) サーボゲイン調整装置
JPH05182220A (ja) 光ディスク記録装置
JP2004247011A (ja) 光磁気ディスク記録再生装置のレーザー出力設定方法
JP2005190563A (ja) 光ディスク記録再生装置、光ディスク記録再生方法、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040407

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061003

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070213