JP2005190563A - 光ディスク記録再生装置、光ディスク記録再生方法、プログラム - Google Patents

光ディスク記録再生装置、光ディスク記録再生方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】光ディスクへの書き込み機能に障害が発生した際に光ディスクに予め記録されていたデータを保全する。
【解決手段】この光ディスク記録再生装置は、ディスク100のユーザデータ領域20に新規AVデータ41を記録する光ピックアップ101、LD駆動回路114、書込み制御回路113、データ処理部111などの記録手段と、記録が完了したことを検知してユーザデータ領域20に記録したAVデータの最後まで読み取りを行うことで記録状況をチェックし、このチェックにより新規AVデータ41を最後まで正常に読み取ることができた場合、管理領域10のデータを更新させる一方、新規AVデータ41が最後まで正常に読み取れなかった場合、今回の新規AVデータ41の記録を無効と判定して管理領域10の更新を禁止する制御手段としてシステム制御部130とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばDVD−RAM、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable),DVD−RW(Digital Versatile Disc Rerecordable)、DVD+R、DVD+RW、CD−R、CD−RW、MOなどの光ディスクにデータを記録する例えばDVDレコーダなどの光ディスク記録再生装置、光ディスク記録再生方法、プログラムに関する。
従来のコンピュータに搭載された光ディスク記録再生装置、例えばDVD−Rドライブ(以下ドライブと称す)などにおけるデータ記録方法は、コンピュータのCPUが、まず初めに、書き込み対象のデータをハードディスクから読み出してイメージ化して光ディスクに記録し、記録後に光ディスクに記録したデータを読み出してベリファイチェックして、このチェックの結果、データが正常に読み取れた場合、データの記録が成功したものと判定して光ディスクの管理領域(ディスクマネージメントエリア:DMA)を更新し、処理を終了とする。
一方、ベリファイチェックで光ディスクに記録したはずのデータが正常に読み取れない場合がある。
この場合の一般的なドライブの制御動作としては、光ディスクに記録したデータが読み取れないことを通知して光ディスクの管理領域を更新し、光ディスクをドライブから排出するといった動作であった。コンピュータの場合、書き込み元のデータは、ハートディスクに記憶されていることから、書き込み元のデータを他の媒体に記録することでそのデータについては保護できる。
ところで、データを記録した後で読み取りチェックを行ったときに記録したはずのデータが読み取れなくなる原因としては、記録メディア、つまり光ディスクそのものが不良の場合と、ドライブ側が故障した場合との2つの場合が考えられる。
光ディスクが不良の場合は、記録対象のデータを別の光ディスクなどの別の記録メディアに記録することで、そのデータについては保全できる。
一方、ドライブが故障した場合、モータ自体が駆動しなければ、ディスクは回転せずにユーザは外見的に不具合に気づく。しかし、レーザ光の出力が書き込み動作を正常に行えない程度に弱くなったり、ドライブ内のLSIの記録データパターンの一部あるいは全部が破損した場合など、ドライブがディスクを回転させてデータ記録用としては不完全な動作を行える状態であった場合は、ユーザは、ドライブの故障状態を分からずにドライブにディスクをセットして記録操作してしまい、ドライブは、その操作に従って記録動作を行い、光ディスクの内容(情報)を変化させてしまう。
光ディスクのデータが破壊されるのを防ぐ先行技術としては、光ビームを照射する照射手段と、回転される光ディスク上の目的半径位置の線速度を検出する線速度検出手段と、線速度の検出結果に応じて、照射手段から照射される光ビームの強度を制御し、この光ビームを光ディスク上の目的半径位置に対して照射させる光ビーム制御手段とを備えた光ディスク装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−329323号公報
上述したように外見的にわかり難いドライブ自体の書き込み機能に関する不具合の場合、光ディスク記録再生装置がデータを記録しようとして記録動作不良のままデータが正常に記録できず、光ディスクのデータが再生できなくなることがある。
この場合、光ディスクに新規に記録したデータは、再生不能になることはやむを得ないとしても、光ディスクに以前に記録したデータについては保全しなくてはならない。
ところが、従来は、線速度を検出して光ビームの出力を可変するため、線速度が検出されれば、ドライブの制御部は、書き込み機能が故障状態にあることを認識しないため、次の動作として、光ディスクの管理情報を更新してしまい、その管理領域の管理データまでもが破壊され、結果的に全データ、すなわち以前に光ディスクに記録したデータまでもが破壊されてしまい、光ディスクからすべてのデータが二度と読み出せなくなるという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、光ディスクへの書き込み機能に障害が発生した際に光ディスクに予め記録されていたデータを保全することのできる光ディスク記録再生装置、光ディスク記録再生方法、プログラムを提供することを目的としている。
上記した課題を解決するために、本発明の光ディスク記録再生装置は、データを記録する第1の領域とこの第1の領域にデータが記録された場合に更新される管理用の第2の領域とを設けた光ディスクに対してデータを記録する記録手段と、前記記録手段により前記第1の領域へのデータの記録が完了した場合に前記第1の領域に記録した新たなデータを最後まで読み取る読取手段と、前記読取手段による読み取り結果、前記新たなデータを最後まで正常に読み取ることができた場合、前記光ディスクの前記第2の領域のデータを更新する一方、前記第1の領域へ新たに記録したデータが最後まで正常に読み取れなかった場合、前記第1の領域に対する今回のデータの記録を無効と判定し、前記記録手段に対して前記第2の領域に対するデータの更新を禁止する制御手段とを具備したことを特徴とする。
本発明の光ディスク記録再生方法は、データを記録する第1の領域とこの第1の領域にデータが記録された場合に更新される管理用の第2の領域とを設けた光ディスクに対してデータを記録する記録手段と、前記光ディスクに記録されたデータを読み取る読取手段と、記録手段と読取手段を制御する制御手段とを備えた光ディスク記録再生装置による光ディスク記録再生方法において、前記光ディスクに対して前記記録手段が新たなデータを前記第1の領域へ記録するステップと、前記第1の領域に対する新たなデータの記録が完了した場合に、前記制御手段が、前記読取手段に、前記第1の録領域に記録した新たなデータを読み取らせるステップと、前記読取手段による読み取り結果、前記新たなデータを最後まで正常に読み取ることができた場合、前記制御手段が、前記記録手段に、前記光ディスクの前記第2の領域のデータを更新させる一方、前記新たなデータが最後まで正常に読み取れなかった場合、前記第1の領域に対する今回のデータの記録を無効と判定し、前記記録手段に対して前記第2の領域に対するデータの更新を禁止させるステップとを有することを特徴とする。
本発明のプログラムは、光ディスク記録再生装置に処理を実行させるプログラムにおいて、前記光ディスク記録再生装置を、データを記録する第1の領域とこの第1の領域にデータが記録された場合に更新される管理用の第2の領域とを設けた光ディスクに対してデータを記録する記録手段と、前記記録手段により前記第1の領域へのデータの記録が完了した場合に前記第1の領域に記録した新たなデータを最後まで読み取る読取手段と、前記読取手段による読み取り結果、前記新たなデータを最後まで正常に読み取ることができた場合、前記光ディスクの前記第2の領域のデータを更新する一方、前記第1の領域へ新たに記録したデータが最後まで正常に読み取れなかった場合、前記第1の領域に対する今回のデータの記録を無効と判定し、前記記録手段に対して前記第2の領域に対するデータの更新を禁止する制御手段として機能させることを特徴とする。
本発明では、光ディスクに対して記録手段が新たなデータを第1の領域へ記録し、第1の領域に対する新たなデータの記録が完了した場合に、制御手段は、読取手段に対して、第1の録領域に記録した新たなデータを読み取らせ、読取手段による読み取り結果として、新たなデータを最後まで正常に読み取ることができた場合、記録手段に対して、光ディスクの第2の領域のデータを更新させる一方、新たなデータが最後まで正常に読み取れなかった場合、第1の領域に対する今回のデータの記録を無効と判定し、記録手段に対して第2の領域に対するデータの更新を禁止させるので、少なくとも第2の領域の管理データは保全されるようになり、第1の領域のデータについては読み出しが可能になる。
以上説明したように本発明によれば、光ディスクへの書き込み機能に障害が発生した際に光ディスクに予め記録されていたデータを保全することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る一つの実施の形態の光ディスク記録再生装置の構成を示す図である。
図1に示すように、この光ディスク記録再生装置は、例えばDVDレコーダなどであり、例えばDVD−Rなどのディスク100にレーザ光を照射および照射したレーザ光がディスク100に反射した反射光を受光する光ピックアップ101(PUH)、ヘッドアンプ102(ヘッドamp)、信号処理部103、サーボ制御部104、アクチュエータドライバ105、ライトチャネルPLL回路106、リードチャンネルPLL回路107、読取りバッファ108、データ処理部111、インターフェース112(I/F112)、書込み制御部113、レーザダイオード駆動回路114(LD駆動回路114)、ROM120、RAM121、モータドライブ回路122、スピンドルモータ123、システム制御部130、表示操作部131などから構成されている。
システム制御部130は、RAM121を作業エリアとして使用し、ROM120に記録されたドライブ制御プログラム(ファームウェア)に従って装置各部を制御して、ディスク100に対するデータの書き込み動作及び読み出し動作を行う。光ピックアップ101は、レーザダイオード(LD)、対物レンズ(図示せず)、フォトダイオード(PD)などを有しており、図示しないピックアップ送りモータにより駆動される。光ピックアップ101は、ディスク100に対してレーザ光を照射するとともに、ディスク100からの反射光を受光してヘッドアンプ102へ伝える。ヘッドアンプ102は、光ピックアップ101で受光された反射光を電気信号に変換して信号処理部103に入力する。信号処理部103は、RFアンプ、サーボエラー検出部としてのフォーカスエラー(FE)検出部、トラッキングエラー(TE)検出部、ウォブル(WB)信号検出部などを有しており、サーボエラー信号であるフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号などを検出する。
信号処理部103で検出されたフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号は、サーボ制御部104に送られ、それぞれの最適イコライザ処理が施される。フォーカスエラー信号は、アクチュエータドライバ105に入力される。アクチュエータドライバ105は、入力されたフォーカスエラー信号に基づいて光ピックアップ101の対物レンズやピックアップ送りモータを制御する。これにより、レーザダイオード(LD)より照射されるレーザビームが目的のトラックに集光し安定してデータの読み書きが行える。サーボ制御部104は、信号処理部103で検出された各信号に基づいてモータドライブ回路122を介してスピンドルモータ123を所定の速度に制御する。
この動作に併せて、信号処理部103では、ウォブル信号が検出され、ライトチャネルPLL回路106にて書込みクロックが生成される。このライトチャネルPLL回路106で生成されるクロックは、読出し時はリードチャンネルPLL回路107で生成される読出しクロックのロック動作を速やかに行うために利用されることもある。リードチャンネルPLL回路107からのクロックは、読取りバッファ108に供給される。
表示操作部131は、ユーザの操作を受け付けデータ処理部111およびシステム制御部130へ伝達する。ユーザの操作としては、録画操作、再生操作などがある。
データ書込み動作時は、データ処理部111がライトチャンネル回路106で作られた書込みクロックを用いて、I/F112を通して送られてくるデータに誤り検出符号(EDC)やIDを付加し、サーボ安定のためのデータスクランブル処理を施し、さらに誤り訂正符号(ECC)を付加し、同期信号を付加する処理と併せて、同期信号以外を変調し、書込み制御部113に送って、対応光ディスクに最適な記録ストラテジによって、LD駆動回路114を通してディスク100に信号を書き込む。
データ読出し動作時は、光ピックアップ101のヘッドアンプ102から読出されたRF信号は、最適イコライザを通して、読取りバッファ108とリードチャンネルPLL回路107に送られる。リードチャンネルPLL回路107で作られた読出しクロックで、読取りバッファ108にチャンネルデータが読み取られる。読取りバッファ108に読み取られたデータは、データ処理部111へ送られ、データ処理部111において同期化されて、シンボルデータが読出される。その後、誤り訂正やデスクランブル処理が行われ、I/F112を通して出力される。
光ピックアップ101(PUH)、ヘッドアンプ102(ヘッドamp)、信号処理部103、ライトチャネルPLL回路106、データ処理部111、書込み制御部113、LD駆動回路114などがディスク100に対してデータを記録する記録手段として機能する。
また、光ピックアップ101(PUH)、ヘッドアンプ102(ヘッドamp)、信号処理部103、リードチャンネルPLL回路107、読取りバッファ108などが、ユーザデータ領域20へのデータの記録が完了した場合にその領域に記録した新たなデータを最後まで読み取る読取手段として機能する。
システム制御部130は、上記読取手段による読み取り結果、新たなデータを最後まで正常に読み取ることができた場合、上記記録手段に対してディスク100の管理領域10の管理データを更新するよう制御し、管理領域10の管理データを更新させる制御手段として機能する。
また、システム制御部130は、上記読取手段による読み取り結果、ユーザデータ領域20へ新たに記録したデータが最後まで正常に読み取れなかった場合、管理領域10に対する今回のデータの記録を無効と判定し、上記記録手段に対して管理領域20に対するデータの更新を禁止する制御手段として機能する。
ここで、図2を参照してディスク100に記録されるデータの構造について説明する。
図2に示すように、ディスク100は、管理領域10(ディスクマネージメントエリア:DMA)とユーザデータ領域20とを有している。つまり、ディスク100には、データを記録する第1の領域としてのユーザデータ領域20と、このユーザデータ領域20にデータが記録された場合に更新される管理用の第2の領域としての管理領域10が設けられている。
管理領域10は、ユーザデータ領域20のユーザデータの更新に伴って変更される管理データが記憶される領域である。管理データとは、DVDレコーダなどにおけるAV情報のタイトル情報データのような管理データと、ディスク100内で管理している代替え管理情報などをいう。代替え管理情報は、管理情報10が正常に記録できず、さらにこの領域10をチェックしたときに再生できないことが分かった場合にドライブ内部で別の領域に同じデータを書いてデータの保全を行おうとする機能のための管理情報である。AVとはオーディオ・ビデオを指す。
ユーザデータ領域20には、ユーザデータが記憶される。ユーザデータとは、例えば音声付の映像などのAV情報そのものであり、この他、例えばMP3形式のデータファイルなど、ユーザが所望に応じて入力するデジタルデータなどである。
なお、この例では、ディスク100には、予めユーザデータ領域20にAVデータ21が記録されており、このAVデータ21に対する管理データ11が管理領域10に記録されているものとし、またユーザデータ領域20にはこれからデータを記録する領域22が残されているものとする。さらに、管理領域10にも次の記録のための管理領域12が残されているものとする。
以下、図3〜図6を参照してこの光ディスク記録再生装置の動作を説明する。
この光ディスク記録再生装置の場合、上記ディスク100が装置にセットされると、ディスク100の管理領域10の内容(この場合、管理データ11)が光ピックアップ101により読み取られて、信号処理部103、読取バッファ108を通じてデータ処理部111に入力され、データ処理部111で管理データ11に基づいてディスク100のデータの記録状態がチェックされる。
管理データ11をチェックした結果、データの記録状態が正常であれば、データ処理部111は、次の操作(書き込み操作あるいは読み出し操作など)を待つ。
その後、ユーザによって表示操作部131が録画操作されると、表示操作部131からI/F112、データ処理部111を通じてシステム制御部130に録画操作内容が通知され、システム制御部130は、I/F112より入力されたAVデータを書き込むための各部の制御を開始する。
この場合、システム制御部130は、管理データ11の内容から追記可能か否かを判定する(図3のステップ101:以下S101と称す)。この例では、ユーザデータ領域20にはまだ空き領域があり追記可能である。
判定の結果、追記可能であれば(S101のYes)、システム制御部130は、ユーザデータ領域20に新規AVデータ41を書き込むようデータ処理部111を制御する。この制御によりデータ処理部111は、新規入力されたAVデータ(新規AVデータ41)を書込み制御部113に送り、対応光ディスクに最適な記録ストラテジによってLD駆動回路114を通して光ピックアップ101によるディスク100へのデータ書き込み動作が開始される(S102)。これにより、図4に示すように、ディスク100のユーザデータ領域20の記録済みのAVデータの後に、新規AVデータ41の追記が開始、つまり書き込みが開始される。
その後、書き込みが進み、図5に示すように、一連の新規AVデータ41の追記が終了(記録完了)したことを検知すると(S103)、システム制御部130は、図6に示すように、その領域に記録したAVデータを最後まで読み取り、書き込み状況をチェックする(S104)。
このチェックにより新規AVデータ41の最終部まで正常に記録できたか否かを確認し、新規AVデータ41を最後まで正常に読み取ることができ、ユーザデータ領域20のデータ記録が完了していた場合(S105のYes)、システム制御部130は、管理領域10に対して、図6に示すように、新規管理データ13を書き込み、管理領域10のデータを更新する(S106)。
一方、上記チェックにより新規AVデータ41が最終部まで正常に読み取れず、ユーザデータ領域20に対するデータの記録が正常にできていなかった場合(S105のNo)、つまり記録が未完了あるいは不完全な場合、システム制御部130は、今回の新規AVデータ41の記録は無効と判定して、新規管理データ13の記録を行わないようデータ処理部111および書き込み制御部113を制御する。
データ処理部111および書き込み制御部113は、ユーザデータ領域20の内容が更新された場合は常に管理領域10を更新しようとするため、システム制御部130は、管理領域10の更新を禁止するようデータ処理部111に対して書込み禁止のコマンドをデータ処理部111へ送出することで、管理領域10の管理データの更新を禁止する(S107)。これにより、管理領域10の管理データ11は保全され、少なくとも以前にユーザデータ領域20に書かれていたAVデータを読み出せるように保全することができる。
一般にDVDレコーダのようなAV用途においては、AVデータそのものは保全性が低いデータと見なすことができる。
これは、仮にその中のいくつかのデータにエラーがあっても、そのときのAVデータがエラーになって、例えば画像が一時的に乱れる、音声がとぎれるなどのことがあっても、他の部分の再生には影響がないため、エラーの存在を許容できるのが通念である。
また、実際にAVデータというのは、いわゆるリアルタイム記録といって、入力される情報はその瞬間にしか存在しないという性質も持ち、これを記録するたびにチェックしていては入力されるデータの記録が間に合わないという事情もある。
ところが、管理データはそれが再生不能になると、再生する装置でのすべての動作が不能になってしまい、ディスク全体が破壊されてしまったのと同じ現象になり、ユーザとしてはては大損害を被る。従って管理データを保全することは光ディスク記憶再生装置にとって最優先課題といえる。
例えばDVDレコーダなどの場合、管理データには2つの種類がある。一つはレコーダ自身が管理しているAVデータの管理情報であり、他の一つは光ディスク内の代替え管理情報である。これらのデータの記録は、記録後に必ずチェックを行い正常に記録できたことを確かめてから、記録終了という扱いになる。
ここで、あるディスクに事前にAVデータが記録されており、管理データも正常に記録されていて正常に扱えるディスクに対して、別のAVデータを追加で記録して、最後に管理データを更新して記録終了という動作を想定する。
しかし、このAVデータを記録している途中で、例えばレーザダイオード(LD)の性能が劣化して正常な記録が途中でできなくなったとすると、AVデータの記録動作自体はデータのチェックを行わないため正常に終わったかのように見える。
ところが、従来は、ドライブの制御部が引き続き管理データを更新にいった際に、既にドライブの記録機能としては正常に動作する状態ではないため、管理データを正常に記録できず、さらにこの領域をチェックすると再生できないことが分かるため、代替え処理機能が働いてドライブ内部で別の領域に同じデータを書いてデータの保全を行おうとする。
しかし、これにも失敗して結果的に管理データを正常に記録できないことになり、結果としてディスク上のすべての情報が読み出せなくなり失われることになる。
また、万一、代替え処理機能によるデータの書き込み動作が成功したとしても、その代替え処理機能でも、管理領域の管理データをドライブ内部で更新する動作に入るための、管理データが正常に記録できなければ、ディスク100としては異常状態になって使えなくなる。
そこで、本実施形態の光ディスク記録再生装置では、ユーザデータ領域20に一連のAVデータを記録した後、そのユーザデータ領域20に対してAVデータの書き込み状況のチェックを行って、データが正常に記録できたか否かを確認し、もしデータが正常に記録できていなかった場合は、今回のデータの記録は無効と判定して、管理領域10の更新(データの書き替え)は行わず、少なくとも以前に書かれていたデータを保全する。
また、ディスク100が仮に以前のデータが記録されていないような場合は、AVデータにエラーが検知されても最初の方の記録は正常であった可能性が高いと判定して、管理データを更新してもよいと思われるが、ドライブが異常状態にあると、管理データの更新を失敗する可能性があるため、本装置では、この場合についても代替え情報の更新を行わないようにして、ディスク100の状態を保全する。
このようにこの実施形態の光ディスク記録再生装置によれば、データの記録中にドライブの性能が劣化して、正常な記録ができなくなっていた場合、以降のデータの記録と管理領域10の更新を禁止(あるいは行わないように)するので、ディスク100に今回記録した新規AVデータ41は読み出せなくなるものの以前のAVデータ21については読み出すことができ、データを保全できる。
すなわち、ディスク100への書き込み機能に障害が発生した際にディスク100に予め記録されていたデータについては保全することができる。
なお、上記実施形態では、ROM120に記憶しておいたファームウェアがシステム制御部130による書き込み動作を行ったが、この他、例えばパーソナルコンピュータに搭載する光ディスクドライブなどの場合は、コンピュータのハードディスクにインストールされた書き込みソフトウェアが光ディスクドライブに対する書き込み動作を行うので、書き込みソフトウェアに上記機能を持たすことでも本発明を実施できる。この場合、ディスク100に対する書き込みが不完全に終わった場合に、光ディスクドライブに予め保持されているファームウェアがディスク100の管理領域10の更新を行おうとするため、書き込みソフトウェアより書込み禁止のコマンドを送ることで管理領域10の更新を禁止することになる。
本発明に係る一つの実施の形態の光ディスク記録再生装置の構成を示す図。 光ディスクのデータ構造を示す図。 光ディスク記録再生装置の動作を示すフローチャートである。 光ディスク記録再生装置の動作に伴う光ディスクのデータの変化を示す図。 光ディスク記録再生装置の動作に伴う光ディスクのデータの変化を示す図。 光ディスク記録再生装置の動作に伴う光ディスクのデータの変化を示す図。
符号の説明
10…管理領域、11…管理データ、12…管理領域、13…新規管理データ、20…ユーザデータ領域、100…ディスク、101…光ピックアップ、102…ヘッドアンプ、103…信号処理部、104…サーボ制御部、105…アクチュエータドライバ、106…ライトチャンネル回路、108…読取りバッファ、111…データ処理部、112…インターフェース(I/F)、113…制御部、114…レーザダイオード駆動回路(LD駆動回路)、122…モータドライブ回路、123…スピンドルモータ、130…システム制御部、131…表示操作部。

Claims (3)

  1. データを記録する第1の領域とこの第1の領域にデータが記録された場合に更新される管理用の第2の領域とを設けた光ディスクに対してデータを記録する記録手段と、
    前記記録手段により前記第1の領域へのデータの記録が完了した場合に前記第1の領域に記録した新たなデータを最後まで読み取る読取手段と、
    前記読取手段による読み取り結果、前記新たなデータを最後まで正常に読み取ることができた場合、前記光ディスクの前記第2の領域のデータを更新する一方、前記第1の領域へ新たに記録したデータが最後まで正常に読み取れなかった場合、前記第1の領域に対する今回のデータの記録を無効と判定し、前記記録手段に対して前記第2の領域に対するデータの更新を禁止する制御手段と
    を具備したことを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  2. データを記録する第1の領域とこの第1の領域にデータが記録された場合に更新される管理用の第2の領域とを設けた光ディスクに対してデータを記録する記録手段と、前記光ディスクに記録されたデータを読み取る読取手段と、記録手段と読取手段を制御する制御手段とを備えた光ディスク記録再生装置による光ディスク記録再生方法において、
    前記光ディスクに対して前記記録手段が新たなデータを前記第1の領域へ記録するステップと、
    前記第1の領域に対する新たなデータの記録が完了した場合に、前記制御手段が、前記読取手段に、前記第1の録領域に記録した新たなデータを読み取らせるステップと、
    前記読取手段による読み取り結果、前記新たなデータを最後まで正常に読み取ることができた場合、前記制御手段が、前記記録手段に、前記光ディスクの前記第2の領域のデータを更新させる一方、前記新たなデータが最後まで正常に読み取れなかった場合、前記第1の領域に対する今回のデータの記録を無効と判定し、前記記録手段に対して前記第2の領域に対するデータの更新を禁止させるステップと
    を有することを特徴とする光ディスク記録再生方法。
  3. 光ディスク記録再生装置に処理を実行させるプログラムにおいて、
    前記光ディスク記録再生装置を、
    データを記録する第1の領域とこの第1の領域にデータが記録された場合に更新される管理用の第2の領域とを設けた光ディスクに対してデータを記録する記録手段と、
    前記記録手段により前記第1の領域へのデータの記録が完了した場合に前記第1の録領域に記録した新たなデータを最後まで読み取る読取手段と、
    前記読取手段による読み取り結果、前記新たなデータを最後まで正常に読み取ることができた場合、前記光ディスクの前記第2の領域のデータを更新する一方、前記第1の領域へ新たに記録したデータが最後まで正常に読み取れなかった場合、前記第1の領域に対する今回のデータの記録を無効と判定し、前記記録手段に対して前記第2の領域に対するデータの更新を禁止する制御手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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