JP2002329270A - 捜索支援システム及び捜索支援方法 - Google Patents

捜索支援システム及び捜索支援方法

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JP2002329270A
JP2002329270A JP2001133458A JP2001133458A JP2002329270A JP 2002329270 A JP2002329270 A JP 2002329270A JP 2001133458 A JP2001133458 A JP 2001133458A JP 2001133458 A JP2001133458 A JP 2001133458A JP 2002329270 A JP2002329270 A JP 2002329270A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】附帯設備を増やすことなく、所定の領域を基準
領域として、被捜索者を迅速かつ効率的に捜索するため
の捜索支援システム及び捜索支援方法を提供する。 【解決手段】被捜索者に携帯され、送信命令により現在
の位置情報を送信する発見支援装置10と、捜索指示、
被捜索者情報、及び被捜索者端末の位置情報を受信する
複数の捜索用端末60、77と、被捜索者情報、保護者
情報、被捜索者の携帯する発見支援装置10とを対応付
けて記憶し、捜索依頼に基づいて発見支援装置10から
位置情報を取得し、被捜索者が特定領域内に存在するか
否かを判定し、判定結果に応じて特定領域内に設けられ
た情報管理システム30により特定領域内の捜索を行な
い、又は捜索管理システム50により特定領域外の捜索
を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、子供の迷子や子供
を載せたベビーカー等の発見支援システムに関するもの
であり、特に特定の領域内外における迷子などの被捜索
者を早期に発見する捜索支援システム及び捜索支援方法
に関する。
【0002】
【背景技術】アミューズメントパークなどのように非常
に混雑した特定領域においては、幼い子供が保護者から
離れて迷子になることが多く、迷子等の捜索には多くの
関係者が動員され、また迷子の発見には多くの時間を必
要とする。特に、幼い子供を含む大勢の観客が特定領域
に密集しているので、迷子の発見及び捜索中の子供の最
終確認には困難な面が多い。一方、迷子の場合、保護者
及び迷子の双方が精神的に極めて不安定な状況におかれ
るため、できるだけ早く迷子を発見することが求められ
る。また、アミューズメントパークのような開放的な場
所で子供の誘拐等の犯罪行為が行われる可能性もあり、
このような場合には特に迅速な対応が必要とされる。
【0003】従来の迷子捜索システム又は捜索方法で
は、迷子の捜索依頼に基づき、迷子情報を館内、又は特
定領域内に放送して観客の協力を求めつつ、従業員が手
分けして迷子を捜索していた。そのため、迅速な捜索を
行うには多くの人員を投入する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、迷子等
の被捜索者が、何らかの原因でアミューズメントパーク
等の特定領域の外に出た場合には、特定領域内の捜索で
は被捜索者の発見は不可能であるにも拘わらず、被捜索
者が特定領域の外に出たか否かの判断が困難であった。
そのため従来は、特定領域の捜索を完了しても被捜索者
を発見できない場合に特定領域外の捜索を開始してお
り、特定領域外の捜索開始が非常に遅くなっていた。被
捜索者が特定領域の外に出るケースとしては、迷子が自
分で外に出る場合のほか、誘拐等の犯罪による場合が考
えられる。特に後者の場合には、警察等への捜索要請も
含む早急な対応が必要となる。
【0005】本発明は、上述のような問題点に鑑みて為
されたもので、特定領域を基準とする容易な捜索を可能
にする捜索支援システム又は捜索支援方法を提供するこ
とを目的の1つとする。本発明は、被捜索者が特定領域
内に存在するのか、特定領域外にいるのかを早期に判断
し、迅速かつ適切な捜索を可能にする捜索支援システム
又は捜索支援方法を提供することをその目的の1つとす
る。さらに本発明は、捜索依頼者が、真の保護者である
か否かを確認可能な捜索支援システム又は捜索支援方法
を提供することをその目的の1つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、発見支援装置からの位置情報に基づいて被捜索者の
正確な現在位地を算出し、被捜索者の現在位地が特定領
域内か特定領域外かを判定し、特定領域外であれば特定
領域外を管轄する捜索システムに対して捜索依頼し、特
定領域内であれば捜索を指示することにより迅速かつ適
切な捜索を支援するものである。また、保護者の所持す
る識別情報カードに記録される識別情報と被捜索者の所
持する発見支援装置の識別情報とを関連付けて登録する
ことにより、捜索依頼者の所持する識別カードの情報と
発見支援装置の識別情報とを照合して、保護者の真性を
確認することが可能となる。
【0007】本発明の第1の実施態様に係る捜索支援シ
ステムは、被捜索者に所持され、要求に応じて現在の位
置データを取得送信可能な発見支援装置と、特定領域内
に設けられ、被捜索者の所持する発見支援装置の識別情
報及び被捜索者情報を入力する入力手段と、入力された
前記識別情報及び前記被捜索者情報を登録する登録手段
と、特定領域内の捜索処理を制御する領域内捜索制御手
段とを備え、捜索依頼に基づき被捜索者情報及び識別情
報を読出して捜索処理を起動する情報管理システムと、
特定領域外に設けられて、情報管理システムによる捜索
処理の起動に基づき発見支援装置に対して位置情報の送
信要求を行ない発見支援装置から受信した位置データか
ら被捜索者の現在位置情報を算出する位置取得手段と、
特定領域外の捜索処理を制御する領域外捜索制御手段と
を備える捜索管理システムとを具備し、情報管理システ
ムが、位置取得手段により算出した被捜索者の現在位置
情報が前記特定領域内であるか否かを判定し、特定領域
内のときには領域内捜索手段により捜索を行ない、特定
領域外のときには捜索管理システムに捜索を依頼するこ
とを特徴とする。ことを特徴とする。
【0008】本態様により、被捜索者の現在位置に応じ
た適切な捜索領域が迅速に確定され、効率的で迅速な捜
索が可能となる。情報管理システムの入力手段は、特定
領域内の複数の受付センタに設置され、LAN等の回線
により情報管理システムの制御部に接続されたPC等か
らなる受付装置として構成することも可能である。捜索
管理システムは、広域の領域を監視し、捜索可能である
ことが望ましく、特定領域外に設けられることが多い
が、特定領域内に設けることも可能である。また、捜索
管理システム内に被捜索者情報を登録することも可能で
ある。
【0009】本発明の第2の態様にかかる捜索支援シス
テムは、情報管理システムが、発見支援装置に附帯され
た固有のバーコード情報と同じバーコード情報が印刷さ
れた保護者カードを発行し、被捜索者が発見されたとき
に該被捜索者の所持する発見支援装置のバーコード情報
と捜索依頼者の所持するバーコード情報とを照合するこ
とを特徴とする。
【0010】この態様により、真の保護者かどうかを確
認可能となるので、犯罪を未然防止が可能となる。ま
た、捜索依頼の際に識別カードの提示を求めることによ
り、人為的ミスを少なくし、正確かつ迅速な捜索が可能
となる。識別カードの種類は、バーコードにより識別情
報を表示したカードのほか、磁気カードによるもの、メ
モリカードによるもの、ICカードによるもの等種々の
カード形式を利用可能である。
【0011】本発明の第3の態様にかかる捜索支援シス
テムは、更に、無線通信部と、受信した被捜索者の現在
位置情報と被捜索者情報とを表示可能な表示部とを備え
る複数の捜索用端末を備え、情報管理システムに登録さ
れる被捜索者情報が、被捜索者の顔及び服装の写真から
なる画像情報を含み、捜索用端末が、表示部に前記画像
情報を表示することを特徴とする。これにより、捜索者
は、被捜索者の服装及び顔を画像情報により確認可能と
なるので、より確実な捜索が可能となる。
【0012】本発明の第1の態様に係る捜索支援方法
は、(a)特定領域へ入場する被捜索者に対して貸与する
発見支援装置の識別情報と、被捜索者の氏名、年齢、顔
及び服装の写真情報、及びその他の特徴を含む被捜索者
情報と、被捜索者の保護者情報とを、識別情報に関連付
けて捜索情報として登録する工程と、(b)保護者からの
捜索依頼を受け付ける工程と、(c)捜索依頼に応じて、
被捜索者の前記識別情報を読み出して、該識別情報に対
応する発見支援装置に位置情報を送信するよう要求する
工程と、(d)発見支援装置から受信した位置情報に基づ
き被捜索者の現在位置情報を算出する工程と、(e)算出
した現在位置から被捜索者が特定領域内にいるかどうか
を判定し、特定領域外であれば特定領域外を管轄する捜
索する捜索システムに対し前記捜索情報とともに捜索依
頼を送信し、特定領域内であれば捜索用端末に捜索指示
を送信する工程とを備えることを特徴とする。この態様
により、迅速かつ確実で効率的な捜索が可能となる。
【0013】本発明の第2の態様に係る捜索支援方法
は、さらに、(f)被捜索者が発見されたときに、貸与し
た発見支援装置に附帯する固有のバーコード情報と被捜
索者の保護者に付与される保護者カードに印刷されたバ
ーコード情報とを照合する工程を備えることを特徴とす
る。これにより、確実な捜索と、真の保護者の検証が可
能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。尚、本明細書において使用
する「特定領域」には、比較的な大規模な構造物、遊園
地等のような屋外の領域等を含んでおり、以下において
は、「特定エリア」と称して大規模遊園地を想定した説
明とする。
【0015】(捜索支援システムの全体構成)図1は、
本発明の実施形態に係る捜索支援システム2の構成を示
す概念図である。本発明に係るシステムでは、特定エリ
アに入場する際に、被捜索者となる可能性のある子供等
(以下「顧客」と称する)の情報を登録する。顧客は入
場の際に、受付センタに立ち寄る。受付センタには受付
装置20が設けられており、受付装置20により顧客情
報等の入力が行なわれ、情報管理システム30に登録さ
れる。顧客情報には、後述するような顔と服装を撮影し
た画像情報も含まれる。
【0016】顧客には、子供等の被捜索者と、親等の保
護者たる捜索依頼者とがあり、被捜索者に対して発見支
援装置10が貸与され、捜索依頼者に後述する保護者カ
ードを貸与する。発見支援装置10には固有の識別情報
が付与されており、顧客情報が固有の識別情報に結び付
けられて記憶される。発見支援装置10は、GPS衛星
90から現在位置情報を取得して、PHS又は携帯電話の
基地局(遊園地内基地局80、遊園地外基地局82)を
介して位置情報を捜索管理システム50に送信すること
ができる。従って発見支援装置10は、現在地が遊園地
内であるか遊園地外であるかに拘わらず、位置情報を送
信可能である。
【0017】子供が迷子になると、保護者は受付センタ
において捜索依頼をする。捜索依頼があると、情報管理
システム30により後述する保護者カードから読み出し
た識別情報を用いて、通信網46を介して捜索管理シス
テム50に捜索要請をする。通信網46は、専用回線、
公衆回線等の電話回線網の他、無線通信網、インターネ
ット通信網も使用可能である。ただし、インターネット
を使用する場合には、暗号化等によりセキュリティの確
保を図ることが望ましい。捜索管理システム50は、捜
索要請のあった被捜索者に貸与されている発見支援装置
10に位置情報送信命令を発信する。発見支援装置10
は位置情報送信命令を受信すると、取得した位置情報を
捜索管理システム50に送信する。衛星基準局、位置情
報センタ等を利用することにより、正確な現在地を算出
することも可能である。
【0018】捜索管理システム50は、発見支援装置1
0から受信した位置情報を地図情報と関連づけて情報管
理システム30に返信する。位置情報を受信した情報管
理システム30では、被捜索者の携帯する発見支援装置
10が遊園地内に存在するか、遊園地外に存在するかを
判定する。遊園地内であれば、遊園地内の捜索用端末6
0に捜索指示を出す。遊園地内には、複数のスタッフが
それぞれ捜索用端末60を携帯して巡回している。捜索
指示を発信する際に同時に、被捜索者の位置情報及び顧
客情報及び位置情報も送信される。捜索用端末60は、
受信した位置情報を園内地図上の位置として表示すると
ともに、被捜索者の写真その他の顧客情報を表示する。
これらの情報により、スタッフは容易に被捜索者を探し
出すことが可能となる。また、遊園地の顧客情報が外部
に出ることなく、園内スタッフにのみ必要な情報を提供
するので、顧客情報の秘密管理上も望ましい。
【0019】被捜索者が園外にいることが判明すると園
内捜索は中止され、情報管理システム30から園外を含
む広域における捜索を行なえる体制を有する捜索管理シ
ステム50に捜索要請を行なう。捜索管理システム50
では、遊園地外の捜索用端末に捜索指示を発信し、園内
と同様の捜索を実行する。このように、被捜索者が園外
にいる場合にのみ、捜索に必要かつ十分な範囲に限定さ
れた顧客情報が捜索情報として外部捜索システムに送出
されるので、顧客情報の不必要な開示を抑えることが可
能となる。園外捜索を迅速に行なうには、園外捜索端末
77が被捜索者の近くに存在することが望ましい。
【0020】(発見支援装置)次に、発見支援装置10
について説明する。図2は、発見支援装置10の実施形
態を示す機能ブロック図である。11は、電源スイッチ
であり、被捜索者に貸与した時点から常時通電状態とな
っている。17は、発見支援装置10の各部に電力を供
給する電池パック等のバッテリーである。所定の電力を
供給することができる各種のバッテリーを使用可能であ
る。12は記憶部で識別情報、及び制御プログラム等が
記憶される。13は制御部であり、CPU等により構成
可能である。14は、アンテナ16を有する無線通信部
であり、GPS衛星90からの位置情報の受信が可能で
あるとともに、PHS又は携帯電話の基地局と交信可能で
ある。図2では示していないが、必要に応じて液晶等の
表示装置を設けることも可能である。
【0021】発見支援装置10は、捜索管理システム5
0から通信網46、基地局80、82を介して位置情報
要求信号を受信すると、GPS衛星90から位置情報を
取得して、取得した位置情報を捜索管理システム50に
送信する。また、発見支援装置10には、付与されてい
る識別情報(以下「識別番号」と称する)に相当するバ
ーコードを印刷したシールが貼付されている。
【0022】(受付装置)次に受付装置20について説
明する。図3は、受付装置20の実施形態の構成を示す
機能ブロック図である。受付装置20は、キーボードや
マウスにて構成されるデータ入力手段21、スキャナー
やデジタルカメラからなる画像入力手段22、バーコー
ドを読み込むバーコードリーダからなるバーコード読取
手段23、顧客情報やプログラムなどを記憶するROM
/RAMからなる記憶手段25、操作者に各種情報を視
認可能に表示するディスプレイである表示手段26、情
報管理システム30とのLAN通信を行う通信手段2
7、及びこれらを制御するMPU等である制御手段24
を具備している。
【0023】受付装置20は、データ入力手段21、画
像入力手段22、バーコード読取手段23から入力され
る顧客情報を表示手段26に表示し、通信手段27を介
して情報管理システム30へ顧客情報の登録を行う。こ
の顧客情報が捜索情報となる。また、顧客情報の抹消・
変更の操作も同様に行うとともに、捜索が必要となった
ときにデータ入力手段21の操作により情報管理システ
ムに対して捜索依頼をし、その後の発見支援装置10の
現在位置を表示するなどの処理を行う。
【0024】本発明の捜索支援システム2では、顧客情
報として被捜索者の顔と服装を判別可能な画像、氏名、
年齢、身体的特徴等を、保護者情報と関連付けたデータ
として情報管理システム30に記憶させる。従って、受
付装置20では、キャラクタデータの入力の他、画像デ
ータの入力も必要となる。図中、21はデータ入力手段
であり、顧客情報、特に保護者に関する情報及び被捜索
者の氏名、年齢、特徴等を入力する。22は画像入力手
段であり、被捜索者をデジタルカメラにより撮影して、
画像データとして入力する他、写真をスキャナで読み取
って入力することも可能である。
【0025】発見支援装置10の識別番号をバーコード
により印刷して各発見支援装置10に貼付しておき、発
見支援装置10を貸与する際にバーコード読取装置23
により読み取らせることにより、識別番号の入力ミスを
防ぐことが可能となる。また、保護者にも識別番号と同
じバーコード情報を印刷した保護者カードを貸与するこ
とにより、捜索依頼時に保護者であることの確認が可能
であるとともに、被捜索者の所持する発見支援装置10
の識別番号の入力ミスを防ぐことが可能となる。
【0026】本発明の捜索支援システム2においては、
氏名等により被捜索者を特定することが可能であるが、
保護者の確認の必要性及び入力ミスの削除等の観点から
バーコード等を利用した識別番号による顧客の特定及び
顧客情報の登録管理が望ましい。このような顧客と発見
支援装置10とを関連付ける識別情報の管理には、バー
コードに限らず、ICカード、磁気カード等を使用する
ことも可能である。また、バーコードとして二次元バー
コードを使用することにより、氏名、年齢、生年月日等
をバーコード化したものを印刷して発見支援装置10及
び保護者カードに貼付することも可能である。
【0027】(情報管理システム)情報管理システム3
0について説明する図4は、情報管理システム30の実
施形態を示すブロック図である。情報管理システム30
は、受付装置20とLAN通信を実現する通信インター
フェース31、通信インターフェース31を介した通信
処理を実行するための送受信手段32、各種プログラム
を記憶する記憶手段34、発見支援装置10が遊園地内
にあるか否かを判定する捜索範囲判定手段35、遊園地
内の捜索端末装置60又は捜索管理システム50に対し
て捜索指示又は捜索依頼を行う領域内捜索制御手段3
8、顧客情報を記憶する顧客情報データベース36、遊
園地内の詳細地図を記憶する園内地図情報データベース
37、通信網46を用いた通信を行う外部通信I/F4
1、外部通信I/F41での通信処理を行う通信手段4
0、及びこれら各手段を制御するMPU等からなる制御
手段33にて構成されている。
【0028】情報管理システム30では、受付装置20
から顧客情報を通信インターフェース31・送受信手段
32を介して受信すると、顧客情報データベースに登録
する。この登録手順については、後述する。また、受付
装置20から顧客情報の要求信号を通信インターフェー
ス31・送受信手段32を介して受信すると、当該要求
信号に含まれる識別番号に基づき顧客情報データベース
36から該当する顧客情報を検索し、受付装置20に対
して送信する。
【0029】また、情報管理システム30が、受付装置
20から捜索要求信号を同様にして受信すると、捜索管
理システム50に対して通信手段40・外部通信I/F
41から該当する発見支援装置10の識別情報を含む現
在位置取得要求信号を送信し、捜索管理システム50か
ら現在位置情報を受信する。そして、受信した現在位置
情報に基づいて、園内地図情報データベース37から該
当箇所を含む詳細地図を検索し、該当箇所上に印をプロ
ットして、受付装置20へ送信する。地図情報データベ
ース37に遊園地の外に関する地図がなく、位置情報が
遊園地の外に位置していれば、捜索管理システム50か
ら受信した現在位置の印がプロットされた位置を送信す
る。なお、情報管理システム10内に園内地図情報デー
タベース37の構築が困難な場合は、捜索管理システム
50から受信した地図情報のみを使用してもよい。
【0030】受付装置20への送信とともに、発見支援
装置10が園内にあるか否かを判定し、園内にいれば園
内の捜索用端末60に通信手段40・外部通信I/F4
1から顧客情報及び現在位置がプロットされた地図デー
タを送信する。これらの情報に基づき、遊園地内での捜
索活動が開始される。一方、発見支援装置10が園内に
あれば、捜索管理システム50に対して、捜索活動を依
頼する捜索要求信号を送信する。捜索要求信号には、顧
客情報と現在位置とを含めて生成する。
【0031】ここで、園内と園外との識別方法について
説明する。園内地図情報データベース37には、遊園地
及びその近辺にかかるデジタル地図が記憶されている。
当該デジタル地図には、遊園地の内外を示す境界線が記
載されており、かかる境界線によって仕切られた区域を
ポリゴンとして登録している。このポリゴンの内部に捜
索管理システム50から受信した発見支援装置10の位
置座標があれば園内と判定する。他方、ポリゴンの位置
になければ園外と判定する。但し、位置情報の精度上、
位置誤差に基づいて園内と園外の区別が困難な場合は、
園内及び園外での捜索活動を並行して行うことが好まし
い。ただし、本方式に限らず、他の方式によって、園内
又は園外を判定して良い。
【0032】また、情報管理システム30は、受付装置
20から発見支援装置10の識別情報を含む発見情報を
受信すると、現在検索中の発見支援装置10の識別信号
か否かを照合し、一致していれば該当する顧客情報を受
付装置20に送信するとともに、各検索用端末60に対
して捜索終了を示す終了信号を送信する。一方、一致し
ていなければ、定期的な位置取得の処理を継続する。こ
のように、情報管理システム30は、受付装置20、捜
索管理システム50及び捜索端末装置60を連携して迷
子の発見を支援する。
【0033】(捜索管理システム)次に捜索管理システ
ム50について説明する。図5は捜索管理システム50
の一実施形態の構成を示す機能ブロック図である。捜索
管理システム50は、通信インタフェース51を介して
通信網46に接続されている。通信手段52は通信網4
6から受信し、又は通信網46へデータを送信する。制
御手段53は、捜索管理システム50全体を制御する。
記憶手段54は、各種制御プログラムを記憶している。
領域外捜索制御手段55は、被捜索者の発見支援装置1
0が遊園地以外の領域(特定エリア外)に存在する場合
に、遊園地以外の捜索処理手順を制御する。
【0034】56は、位置算出手段であり、発見支援装
置10からの位置情報を誤差修正処理、及びPHSの基
地局80、82の位置情報等から、現在位置情報を算出
する。さらに、捜索管理システム50は地図情報データ
ベース57を備えており、算出した位置情報を地図情報
と関連付けることが可能である。地図情報と関連付けら
れた位置情報は、遊園地外の捜索の際に、捜索用端末7
7に送信される。尚、情報管理システム30等に地図情
報データベースを設けずに、捜索管理システム50から
送信するように構成することも可能である。
【0035】(捜索用端末)捜索用端末について説明す
る。図6は、捜索用端末60、77の一実施形態を示す
機能ブロック図である。捜索用端末60は、アンテナ部
64を有するRF部61と、操作部62、地磁気センサ
69、記憶部65、報知部66、表示部67、制御部6
8及び電源部69とを備えている。制御部68は、記憶
部65に記憶された制御部に基づいて、捜索用端末6
0、77の各部を制御する。電源部69は、各部に電力
を供給する。
【0036】RF部61は、情報管理システム30又は
捜索管理システム50からの捜索指示、顧客情報報及び
被捜索者の位置情報信号を受信するとこれらのデータを
制御部68に出力する。制御部68は受信した顧客情報
及び位置情報を記憶部65に一時記憶するとともに、報
知部66を起動する。報知部66は、捜索信号の受信に
基づいて振動、音声、又は光等のいずれか又はこれらの
組合せにより捜索用端末60、77を携帯しているスタ
ッフに捜索指示信号を受信したことを報知する。
【0037】報知に気づいたスタッフは、操作部62を
操作して表示部66に顧客情報及び位置情報を表示す
る。遊園地内の捜索用端末60では、記憶部65に園内
地図情報を記憶しておき、受信した位置情報と地図情報
を合成して表示することが望ましい。このように構成す
ることにより、被捜索者の位置が一目瞭然となり捜索が
極めて容易となる。情報管理システム30から位置情報
と地図情報の双方を送信することも可能である。この場
合、記憶部65の容量を小さくできるという利点はある
が、通信データ量が多くなり送信に時間がかかるという
欠点を有する。63は、地磁気センサであり、これによ
り、地図を常に実際の方位に合わせて表示することが可
能となる。
【0038】図7は、一実施例に係る捜索用端末60又
は77に地図情報等を表示した例を示す図である。図7
の捜索用端末60には、操作部62と表示画面70が示
されており、表示画面70には、位置情報を表す地図7
1、被捜索者の写真画像72、及び顧客情報中の氏名等
の文字情報73が表示されている。図7には図示してい
ないが、LEDその他の発光素子、振動装置、ブザー等
の報知部66(図6)を設けることが好ましい。
【0039】図8は、図7の地図71を拡大した図面で
ある。80は、遊園地の境界線を示しており、80内に
被捜索者の発見支援装置10が存在するか否かにより、
園内捜索か園外捜索かが決定される。20a〜20f
は、受付装置20の所在地を示し、60a〜60iは捜
索用端末60の所在地を示している。74は、位置情報
に基づいて表示される被捜索者の発見支援装置10の存
在位置を示すマークであり、破線75は、操作部62
(図6、7)の操作により、拡大表示できる範囲を示し
ている。被捜索者に近づいてから、拡大表示して正確な
位置を確認する。74' 及び75' は、遊園地外に被捜
索者の発見支援装置10が存在する場合の表示を示して
いる。遊園地外に被捜索者がいる場合であっても、境界
80の近くのときには、遊園地内の捜索用端末60、又
は園内及び園外の双方の捜索用端末60、77により捜
索することが望ましい。
【0040】(捜索処理手順)次に発見支援システムの
全体動作について説明する。前提として、発見支援シス
テムは、広域の探索管理システム50に識別番号により
区別された複数の発見支援装置10が登録されており、
遊園地に限らず広域を対象とした捜索システムが構築さ
れている。なお、特定エリアのおける発見支援に用いる
ために登録されている発見支援装置10の利用者詳細情
報には、遊園地名称が記載されているが、他の発見支援
装置10の登録情報として記録される顧客を特定するた
めの情報については記憶されていない。
【0041】ここでは、遊園地に遊びに来た親子が発見
支援システムを利用する場合について述べる。先ず、親
子は、遊園地内の受付装置20がある受付センタにて利
用登録を行う。具体的には、受付装置20のデータ入力
手段から顧客の保護者の氏名・年齢・性別・免許証番号
・子供の氏名・年齢・性別などを入力し、画像入力手段
22から親子が一緒に写っている写真画像データを入力
する。更に、貸し出す発見支援装置10に貼付されてい
るバーコードをバーコード読取手段23から読み取る。
これらの顧客情報を一旦記憶部25に記憶するととも
に、表示部26に表示し、当該親子に確認してもらう。
そして、受付装置20のデータ入力手段21を操作し、
情報管理システム30への登録要求を行う。すなわち、
通信手段27から登録要求コマンドを情報管理システム
30へ送信する。
【0042】情報管理システム30では、通信インター
フェース31経由で送受信手段32にて登録要求コマン
ドを受信すると、登録許可信号を受付装置10に送信
し、登録処理に入る。受付装置20では、登録許可信号
を受信すると、前述した顧客情報を情報管理システム3
0に送信する。情報管理システム30は、かかる顧客情
報を受信すると、少なくとも、識別番号にて検索可能な
ように顧客情報データベース36に登録し、登録完了の
旨を受付装置20へ通知する。受付装置20では、登録
を完了すると記憶手段25に記憶していた顧客情報を消
去し、待機状態とする。ここで、保護者である親には保
護者用カードが貸与され、子供には発見支援装置10が
貸与される。かかる保護者用カード及び発見支援装置1
0には、同一の識別信号を示すバーコードが印刷又は印
刷されたシールが貼付されている。以下に図9乃至図1
1に示すフローチャートを使用して、捜索処理手順を説
明する。
【0043】尚、以下のフローチャートにおいて使用す
る工程番号は、百の位が“1”の場合は受付装置の工程
を表しており、“2”の場合は情報処理システム、
“3”の場合は捜索管理システム、“4”の場合は捜索
用端末の工程を表している。
【0044】図9は、捜索の開始から終了までの捜索処
理手順を示すフローチャートである。保護者等から捜索
依頼があると、受付装置20により保護者カードに付さ
れたバーコードから識別番号が読み取られる(S12
1)。受付装置20は、読み取った識別番号に基づいて
情報管理システム30に顧客情報の送信を要求する(1
22)。情報管理システム30は、要求を受信すると識
別番号から顧客情報を読出して受付装置20に送信する
(S221)。受付装置20は、顧客情報を受信すると
顧客情報を表示部に表示する(S123)。表示された
情報が顧客に確認されると、受付装置20から情報管理
システム30に捜索要求が出力される(S124)。情
報管理システムは、捜索要求を受信することにより、現
在位置取得処理を開始し、取得した現在位置情報に基づ
いて園内捜索処理又は園外捜索処理を実行する。
【0045】(現在位置取得処理)まず、図9に破線で
囲って示す現在位置取得処理について説明する。情報管
理システム30は受付装置20から捜索要求を受信する
と、捜索管理システム50の位置算出手段56に被捜索
者の現在位置を取得するよう要求する(S222)。捜
索管理システム50の位置算出手段56は、発見支援装
置10に測位データの送信を要求し、受信した測位デー
タに基づき現在位置情報の算出を行なう位置取得処理を
実行する(S321)。位置取得処理(S321)によ
り取得された現在位置情報(地図情報及び現在位置を示
す情報を含む)は、情報管理システム30に送信される
(S322)。情報管理システム30は、受信した現在
位置情報を記憶するとともに、受付装置20に送信する
(S223)。受付装置20では、受信した位置情報を
地図上にプロットして表示する(S125)。これによ
り顧客は被捜索者の現在位置を地図上で確認することが
可能となり、現在位置取得処理を完了する。
【0046】次に情報管理システム30は、現在位置情
報に基づき、被捜索者が園内にいるか又は園外にいるか
を判定する(S224)。被捜索者が園内にいると判定
した場合には(S224;Yes)、園内捜索処理(S
225)を実行し、園外にいると判定した場合には、捜
索管理システムに対して園外捜索依頼が送信される(S
224;No)。園外捜索依頼の際には、探索要求依頼
とともにに捜索に必要な顧客情報が捜索管理システム5
0に送信される。捜索管理システム50は、園内等の特
定領域に限定されない広域の捜索が可能であり、園外捜
索依頼を受信すると園外捜索処理(S323)を実行す
る。
【0047】尚、園内捜索処理及び園外捜索処理の際に
も、被捜索者の最新現在位置情報を取得するために、捜
索管理システム50の位置取得処理(S321)が繰り
返し実行されるので、園内捜索処理及び園外捜索処理の
説明に先立ち、位置取得処理(S329)についてより
詳細に説明する。
【0048】捜索管理システム50は、情報管理システ
ム30から現在位置取得要求及び識別番号を受信する
と、識別番号に対応する発見支援装置10に対して、測
位データの送信を要求する。これに基づき発見支援装置
10は、捜索管理システム50に測位データを送信す
る。捜索管理システム50は、受信した測位データから
正確な現在位置を算出する。現在位置の算出は、正確な
位置情報を取得するための処理であり、受信した測位デ
ータの誤差を補正するための計算処理、及び3個のGP
S衛星から測位データを取得できない場合にPHS基地
局の位置データに基づいて正確な位置を割り出す等の計
算処理が行なわれる。尚、現在位置情報に関して高い精
度が必要とされない場合には、現在位置情報の算出処理
を行なわず、受信した測位データをそのまま現在位置と
して使用するようにしてもよい。
【0049】(園内捜索処理)図を用いて園内捜索処理
について説明する。図10は、園内捜索処理(図9の
程S225)の捜索処理手順を示すフローチャートであ
る。図9の工程S224において被捜索者が園内にいる
と判断した場合には、捜索指示信号とともに被捜索者情
報及び現在位置情報等を園内の関連する捜索用端末60
に送信する(S231)。捜索用端末60は、捜索指示
等の信号及び情報を受信すると、被捜索者の現在位置を
示す地図情報及び、画像情報を含む被捜索者情報を表示
画面70上に表示する(S431)。園内のスタッフ等
の捜索者はこの表示を基にして被捜索者を発見するまで
捜索を続ける。
【0050】一方、捜索中に被捜索者が移動することも
考えられるので、被捜索者の現在地情報を定期的に最新
情報に更新する必要がある。そのため情報管理システム
30は、捜索用端末60に捜索指示等の情報を送信した
後、所定時間の経過ごとに現在地情報の送信要求を行な
う(以下の説明では5分間隔で更新する場合を例示す
る)。したがって、まず、捜索信号を送信してから5分
間経過したかどうかが確認される(S232)。5分間
経過していなければ(S232;No)、発見情報を受
信したか否かが確認されて(S235)、まだ発見され
ていなければ(S235;No)、再び5分間経過した
か否かが確認される(S232)。
【0051】最新の現在地情報を送信5分が経過すると
(S232;Yes)、前述し図9に破線で囲って示し
ている現在位置取得処理を再び実行して、被捜索者の最
新の現在位置情報を取得する(S233)。取得した最
新の現在位置情報は、受付装置20に転送されるととも
に(図9、S125)、捜索用端末60に送信されて
(S431)、捜索依頼者及び捜索者の双方に最新の現
在地情報が提供される。これにより捜索者は最新の現在
地情報に基づいて捜索することが可能となる。
【0052】捜索者は、被捜索者を発見したら受信装置
20の設置されている受付センターにつれていき、バー
コード読取装置23により、発見支援装置10に貼付さ
れているバーコードからバーコードデータ(識別番号)
が読み取らせる。読み取られたバーコードデータは、発
見情報とともに受付装置20から発見情報を情報管理シ
ステム30に送信される(S131)。被捜索者が発見
されると(S235;Yes)、受信したバーコードデ
ータと捜索依頼者のバーコードデータと照合される(S
237)。照合の結果両者が一致しなければ(S23
7;No)、求める捜索者ではないので工程S232に
帰り捜索が続けられる。
【0053】双方のバーコードデータが一致すると(S
237;Yes)、対応する顧客情報を受付装置20に
送信し(S238)、他の捜索用端末60に捜索終了信
号を送信する(S239)。受付装置20は受信した顧
客情報を表示手段26に表示する(S132)。これに
より、被捜索者の画像情報と発見した被捜索者の確認、
保護者の最終確認等が可能となる。また、捜索用端末6
0は、終了信号を受信するまで捜索を続け(S432;
No)、終了信号を受信すると(S432;Yes)捜
索を中止する。
【0054】(園外捜索処理)次に園外捜索について説
明する。図11に園外捜索処理(図9のS323)の捜
索処理手順のフローチャートを示す。園外捜索処理は、
捜索管理システム50の領域外捜索制御手段(広域操捜
索手段)55により制御される。園外捜索処理は、捜索
範囲が広域であり園外捜索用端末77により捜索活動が
行なわれる点、及び捜索処理を管理するシステムが捜索
管理システム50である点が園内捜索処理と大きく異な
るが、捜索処理の基本的な手順及び内容は園内捜索とほ
ぼ同様である。
【0055】図9の工程S224により被捜索者が園外
にいると判定されると、捜索管理システム50に対して
園外捜索依頼が送信されて園外捜索処理(図9;S32
3)が開始される。園外捜索依頼及び捜索に必要な被捜
索者情報等すなわち、捜索情報を受信すると、捜索管理
システム50は被捜索者情報を記憶する(S341)。
次に捜索用端末に対して、捜索指示信号、被捜索者情報
及び現在位置情報を送信する(S342)。捜索用端末
77には、園内捜索の場合と同様に、顧客情報および位
置情報が表示部67の表示画面70に表示され、被捜索
者が発見されるまで、捜索が続けられる(SS441、
S442)。
【0056】探索管理システム50は、園内捜索の場合
における情報管理装置と同様に、被捜索者を発見するま
で、所定時間(例えば5分間隔)毎に新しい現在位置情
報を取得するための処理が続けられる(S343乃至S
446)。被捜索者が発見されると、園外捜索者からの
発見情報が捜索管理システム50に入力される。被捜索
者を発見したことが確認されると(S347;Ye
s)、情報管理システム30及び園外の捜索用端末77
に捜索終了信号が送信される(S347)。情報管理シ
ステム30及び捜索用端末77は、捜索終了信号を受信
する(S241;YES、S432;Yes)と、捜索
処理を終了する。
【0057】以上説明したように本発明においては、特
定領域における捜索活動を円滑かつ迅速に進めるべく、
特定領域の捜索処理の制御を各特定領域毎の情報管理シ
ステムにより行う構成としている。例えば、関東一円又
は日本全体をその捜索範囲にした広域捜索が可能な捜索
管理システム50に、一つの領域内で一日に数十件又は
数百件を超える数の迷子が頻繁に発生する可能性のある
アミューズメントパークのような特定領域内の迷子の捜
索管理を行なわせると、捜索管理システムの負荷が膨大
となる。この発明は特定領域を捜索処理をその領域毎の
情報処理システムで行なうように構成して、広域捜索活
動を管理制御する捜索管理システムの付加を軽減し、迅
速な捜索処理を可能としている。
【0058】また、上述の実施形態では、発見支援装置
10からの位置取得処理を、捜索管理システム50の位
置算出手段56により行なう構成としたが、捜索管理シ
ステム50とは、別個に設けられた測位システムにより
現在位置情報の算出を行なうように構成してもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、発見支
援装置からの位置情報に基づいて被捜索者の正確な現在
地を算出し、被捜索者の現在地が特定エリア内か特定エ
リア外かにより適切な捜索システムを選択し、選択した
捜索範囲の捜索を指示することにより、迅速かつ適切な
捜索を支援するものであり、これにより非捜索者の発見
が極めて容易となる。また、保護者の所持する保護者カ
ードに記録される識別番号と被捜索者の所持する発見支
援装置の識別番号とを関連付けて登録することにより、
捜索依頼者の所持する保護者カードの情報と発見支援装
置の識別番号とを照合して、保護者の真性を確認するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る捜索支援システム2の
構成を示す概念図。
【図2】発見支援装置の実施形態を示す機能ブロック図
である。
【図3】受付装置の実施形態の構成を示す機能ブロック
図である。
【図4】情報管理システムの実施形態の構成を示す機能
ブロック図。
【図5】情報管理システムの実施形態を示す機能ブロッ
ク図である。
【図6】捜索用端末の一実施形態を示す機能ブロック図
である。
【図7】捜索用端末に地図情報等を表示した例を示す図
である。
【図8】図7の地図71を拡大した図面である。
【図9】捜索の開始から終了までの捜索処理手順を示す
フローチャートである。
【図10】園内捜索処理(図9の工程S225)の捜索
処理手順を示すフローチャートである。
【図11】園外捜索処理(図9のS323)の捜索処理
手順のフローチャートである。
【符号の説明】
2 捜索支援システム 10 発見支援装置 20 受付装置 30 情報管理システム 35 捜索範囲判定手段 36 顧客情報データベース 37 園内地図情報データベース 38 領域内捜索制御手段 46 通信網 50 捜索管理システム 55 領域外捜索制御手段 56 位置算出手段 60 特定領域内(遊園地内)捜索用端末 62 操作部 63 地磁気センサ 66 報知部 67 捜索用端末の表示部 70 表示画面 71 地図及び位置表示部分 72 写真情報表示部分 73 顧客情報(文字情報)表示部分 74 現在位置マーク 75 拡大範囲マーク 76 方位マーク 77 特定領域外の捜索用端末 90 GPS衛星
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/34 // G01S 5/14 Fターム(参考) 5C086 AA22 BA30 CA06 CA25 CB27 CB37 DA14 DA40 EA41 EA45 FA18 5H180 AA21 BB05 BB12 CC04 CC12 CC24 EE08 FF05 FF13 FF22 FF25 FF33 5J062 AA07 BB05 CC07 5J070 AC01 AK15 BC06 BC13 BC29 5K067 AA21 BB02 BB21 BB26 BB43 DD17 DD18 DD20 DD51 EE02 EE10 EE16 FF03 FF17 FF18 FF32 JJ52 JJ56

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被捜索者に所持され、要求に応じて現在
    の位置データを取得送信可能な発見支援装置と、 特定領域内に設けられ、被捜索者の所持する前記発見支
    援装置の識別情報及び被捜索者情報を入力する入力手段
    と、入力された前記識別情報及び前記被捜索者情報を登
    録する登録手段と、前記特定領域内の捜索処理を制御す
    る領域内捜索制御手段とを備え、捜索依頼に基づき被捜
    索者情報及び前記識別情報を読出して捜索処理を起動す
    る情報管理システムと、 前記特定領域外に設けられて、前記情報管理システムに
    よる捜索処理の起動に基づき前記発見支援装置に対して
    位置情報の送信要求を行ない前記発見支援装置から受信
    した前記位置データから被捜索者の現在位置情報を算出
    する位置取得手段と、前記特定領域外の捜索処理を制御
    する領域外捜索制御手段とを備える捜索管理システムと
    を具備し、 前記情報管理システムは、前記位置取得手段により算出
    した被捜索者の現在位置情報が前記特定領域内であるか
    否かを判定し、前記特定領域内のときには前記領域内捜
    索手段により捜索を行ない、前記特定領域外のときには
    前記捜索管理システムに捜索を依頼することを特徴とす
    る捜索支援システム。
  2. 【請求項2】 前記情報管理システムは、前記発見支援
    装置に附帯された固有のバーコード情報と同じバーコー
    ド情報が印刷された保護者カードを発行し、前記被捜索
    者が発見されたときに該被捜索者の所持する前記発見支
    援装置のバーコード情報と捜索依頼者の所持するバーコ
    ード情報とを照合することを特徴とする請求項1に記載
    の捜索支援システム。
  3. 【請求項3】 更に、無線通信部と、受信した被捜索者
    の現在位置情報と被捜索者情報とを表示可能な表示部と
    を備える複数の捜索用端末を備え、 前記情報管理システムに登録される前記被捜索者情報
    は、前記被捜索者の顔及び服装の画像からなる画像情報
    を含み、前記捜索用端末は、前記表示部に前記画像情報
    を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の捜
    索支援システム。
  4. 【請求項4】 以下の工程を備えることを特徴とする捜
    索支援方法。 (a) 特定領域へ入場する被捜索者に対して貸与する発
    見支援装置の識別情報と、前記被捜索者の氏名、年齢、
    顔及び服装の画像情報、及びその他の特徴を含む被捜索
    者情報と、被捜索者の保護者情報とを、前記識別情報に
    関連付けて捜索情報として登録する工程と、(b) 前記
    保護者からの捜索依頼を受け付ける工程と、(c) 前記
    捜索依頼に応じて、前記被捜索者の前記識別情報を読み
    出して、該識別情報に対応する前記発見支援装置に位置
    情報を送信するよう要求する工程と、(d) 前記発見支
    援装置から受信した位置情報に基づき前記被捜索者の現
    在位置情報を算出する工程と、(e) 前記算出した現在
    位置から前記被捜索者が前記特定領域内にいるかどうか
    を判定し、特定領域外であれば特定領域外を管轄する捜
    索する捜索システムに対し前記捜索情報とともに捜索依
    頼を送信し、特定領域内であれば捜索用端末に捜索指示
    を送信する工程。
  5. 【請求項5】 さらに、(f) 前記被捜索者が発見され
    たときに、前記貸与した発見支援装置に附帯する固有の
    バーコード情報と被捜索者の保護者に付与される保護者
    カードに印刷されたバーコード情報とを照合する工程を
    備えることを特徴とする請求項4に記載の捜索支援方
    法。
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