JP2002328365A - 透過反射型液晶表示装置、それに用いられるカラーフィルタおよびその作製方法 - Google Patents

透過反射型液晶表示装置、それに用いられるカラーフィルタおよびその作製方法

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JP2002328365A
JP2002328365A JP2001129864A JP2001129864A JP2002328365A JP 2002328365 A JP2002328365 A JP 2002328365A JP 2001129864 A JP2001129864 A JP 2001129864A JP 2001129864 A JP2001129864 A JP 2001129864A JP 2002328365 A JP2002328365 A JP 2002328365A
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Tomohisa Honda
田 知 久 本
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射表示モード時の明るさを上げ、透過表示
モード時と反射表示モード時との間で色の差を少なくす
る、透過反射型液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 アレイ基板11は、ガラス基板14およ
び画素電極15を有している。画素電極15は、各色の
着色画素領域1R,1G,1Bごとに、バックライト光
LBを透過する透明電極15aと、外光LEを反射する
反射電極15bとを有している。対向基板12は、ガラ
ス基板17、カラーフィルタ18および対向電極19と
を有している。カラーフィルタ18は、各色の着色画素
領域1R,1G,1Bごとに、着色層18R,18G,
18bを含み、アレイ基板11の反射電極15bの上方
に位置する部分に、反射電極15bで反射された外光L
Eを透過させて画像を表示させる反射表示部18b,1
8bが構成されている。反射表示部18b,18bは、
着色領域(着色層15R,15G,15Bの部分)と未
着色の透過領域(着色層未形成部15Tの部分)とを含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に係
り、とりわけ、バックライト光と外光とを選択的に利用
して画像表示を行う透過反射型液晶表示装置、それに用
いられるカラーフィルタおよびその作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CRT等の既存の表示装置の代替
技術として、各種のフラットディスプレイが開発されて
いる。その中でも、液晶表示装置は、ノート型およびデ
スクトップ型のパーソナルコンピュータの他、家庭用の
テレビにもその適用範囲を広げつつある。また、通信イ
ンフラの発達とともに、持ち運びが可能な携帯情報端末
(携帯電話やPDA(personal data assistant)等)
にも、軽くて低消費電力という利点を生かして液晶表示
装置が多く用いられている。なお、携帯情報端末用の液
晶表示装置としては、電池の寿命を延ばすため、暗いと
ころでは、バックライトから放射されるバックライト光
を利用した透過表示モードで画像表示を行い、明るいと
ころでは、外光を利用した反射表示モードで画像表示を
行う、透過反射型液晶表示装置が広く用いられている。
【0003】従来の透過反射型液晶表示装置は、スイッ
チング素子がアレイ状に形成されたアレイ基板と、アレ
イ基板に対向して配置された対向基板と、アレイ基板と
対向基板との間に挟持された液晶層とを備えている。ま
た、アレイ基板の各画素領域ごとに、バックライト光を
透過する透過部と、外光を反射する反射部とを有し、透
過表示モード時には、アレイ基板の透過部で透過された
バックライト光を利用して画像を表示させ、反射表示モ
ード時には、アレイ基板の反射部で反射された外光を利
用して画像を表示させるようになっている。
【0004】ところで、上述したようなパーソナルコン
ピュータや携帯情報端末等では、情報量の増大に伴っ
て、利用されるコンテンツがモノクロ表示のコンテンツ
からカラー表示のコンテンツへと変化してきており、上
述した透過反射型液晶表示装置についても、そのカラー
化も強く求められている。
【0005】ここで、透過反射型液晶表示装置のカラー
化は、上述した構成にカラーフィルタを加えることによ
り実現することができる。カラーフィルタは、各画素領
域を構成する赤色、緑色および青色の各色の着色画素領
域に対応する3色の着色層を含み、光を3原色に分解し
て利用することによりカラー表示を実現するものであ
る。
【0006】なお、このようなカラーの透過反射型液晶
表示装置においては、各画素領域内の透過部と反射部と
の比率およびバックライト光の強度を調整することによ
り、透過表示モードおよび反射表示モードでの明るさ
(輝度)のバランスをとるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の透過反射型液晶表示装置では、透過表示モード
時に、バックライト光がカラーフィルタを1回だけ透過
するのに対し、反射表示モード時には、外光がカラーフ
ィルタを2回透過することとなる。このため、カラーフ
ィルタの膜厚が同一である場合には、透過表示モード時
の色を基準にしてカラーフィルタの色設計を行うと、透
過表示モード時の明るさに比べて反射表示モード時の明
るさが極端に暗くなり、また、透過表示モード時の色に
比べて反射表示モード時の色が極端に濃くなる、という
問題がある。
【0008】ここで、反射表示モード時の明るさを上げ
るため、各着色画素領域における反射部の割合を増加さ
せることも可能であるが、この場合には、透過表示モー
ド時の明るさが暗くなり、バックライト光の強度を上げ
る必要がある、という問題がある。また、最初から反射
表示モード時の色を基準にしてカラーフィルタの色設計
を行うことも可能であるが、この場合には、透過表示モ
ード時の色が極端に薄くなってしまって正しい色がでな
い、という問題がある。
【0009】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、透過表示モード時におけるバックライトの
消費電力を抑えつつ、反射表示モード時の明るさを上げ
て反射表示モード時の画面の見やすさを上げるととも
に、透過表示モード時と反射表示モード時との間で色の
差を少なくすることができる、透過反射型液晶表示装
置、それに用いられるカラーフィルタおよびその作製方
法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、その第1の解
決手段として、スイッチング素子がアレイ状に形成され
たアレイ基板であって、複数の画素領域のそれぞれを構
成する赤色、緑色および青色の各色の着色画素領域ごと
に、バックライト光を透過する透過部と、外光を反射す
る反射部とを含むアレイ基板と、前記アレイ基板に対向
して配置された対向基板と、前記アレイ基板と前記対向
基板との間に挟持された液晶層と、前記バックライト光
および前記外光の光路上に設けられたカラーフィルタと
を備え、前記カラーフィルタは、前記各色の着色画素領
域ごとに、前記アレイ基板の前記透過部に対応して設け
られ、当該透過部で透過された前記バックライト光を透
過させて画像を表示させる透過表示部と、前記アレイ基
板の前記反射部に対応して設けられ、当該反射部で反射
された外光を透過させて画像を表示させる反射表示部と
を含み、前記各色の着色画素領域に含まれる反射表示部
は、着色領域と未着色の透過領域とを含むことを特徴と
する透過反射型液晶表示装置を提供する。
【0011】なお、上述した第1の解決手段において、
前記カラーフィルタの前記各色の着色画素領域に含まれ
る透過表示部を光が1回透過したときの可視域波長の平
均透過率Atと、前記カラーフィルタの前記各色の着色
画素領域に含まれる反射表示部の着色領域を光が2回透
過したときの可視域波長の平均透過率Arとが、前記各
色の着色画素領域に含まれる反射表示部での着色領域の
面積比をpとしたときに、少なくとも1色の着色画素領
域において、 At−10≦Ar×p+100×(1−p)≦At+1
0 の関係を満たすことが好ましい。
【0012】また、上述した第1の解決手段において、
前記バックライト光としてF10光源を用いて測定した
ときの、前記カラーフィルタの前記各色の着色画素領域
に含まれる透過表示部の色度座標値(tx,ty)と、
前記外光としてD65光源を用いて測定したときの、前
記カラーフィルタの前記各色の着色画素領域に含まれる
反射表示部全体の色度座標値(rx,ry)とが、少な
くとも1色の着色画素領域において、 tx−0.05≦rx≦tx+0.05、 ty−0.05≦ry≦ty+0.05 の関係を満たすことが好ましい。
【0013】なお、透過表示部(tx,ty)と、反射
表示部全体の色度座標値(rx,ry)との差に関して
は、赤色の着色画素領域に対応する色度座標値について
は、そのx値の差が0.05以内(より好ましくは0.
02以内)であることが好ましい。また、緑色の着色画
素領域に対応する色度座標値については、そのy値の差
が0.05以内(より好ましくは0.02以内)である
ことが好ましい。さらに、青色の着色画素領域に対応す
る色度座標値については、そのx値の差が0.05以内
(より好ましくは0.03以内、さらに好ましくは0.
02以内)であることが好ましい。
【0014】さらに、上述した第1の解決手段におい
て、前記カラーフィルタのうち赤色の着色画素領域に含
まれる反射表示部は、当該反射表示部全体の面積に対し
て2〜25%の面積の透過領域を含むことが好ましい。
また、前記カラーフィルタのうち緑色の着色画素領域に
含まれる反射表示部は、当該反射表示部全体の面積に対
して10〜35%の面積の透過領域を含むことが好まし
い。さらに、前記カラーフィルタのうち青色の着色画素
領域に含まれる反射表示部は、当該反射表示部全体の面
積に対して4〜25%の面積の透過領域を含むことが好
ましい。
【0015】本発明は、その第2の解決手段として、複
数の画素領域のそれぞれを構成する赤色、緑色および青
色の各色の着色画素領域ごとに、バックライト光を透過
する透過部と、外光を反射する反射部とを含む、スイッ
チング素子がアレイ状に形成されたアレイ基板と、前記
アレイ基板に対向して配置された対向基板と、前記アレ
イ基板と前記対向基板との間に挟持された液晶層とを備
えた透過反射型液晶表示装置で用いられるカラーフィル
タにおいて、前記アレイ基板の前記透過部に対応して設
けられ、当該透過部で透過されたバックライト光を透過
させて画像を表示させる透過表示部と、前記アレイ基板
の前記反射部に対応して設けられ、当該反射部で反射さ
れた外光を透過させて画像を表示させる反射表示部とを
含み、前記各色の着色画素領域に含まれる反射表示部
は、着色領域と未着色の透過領域とを含むことを特徴と
するカラーフィルタを提供する。
【0016】本発明は、その第3の解決手段として、基
材上に光感光性着色レジストを塗布する工程と、前記光
感光性着色レジストをフォトマスクを介して露光および
現像することにより、複数の画素領域のそれぞれを構成
する赤色、緑色および青色の各色の着色画素領域に対応
する各色の着色層を含むカラーフィルタを形成する工程
とを含み、前記カラーフィルタを形成する工程におい
て、前記フォトマスクに設けられた所定の形状の非透過
部により、前記カラーフィルタの一部に未着色の透過領
域を形成することを特徴とする、カラーフィルタの作製
方法を提供する。
【0017】本発明は、その第4の解決手段として、基
材上に光感光性着色レジストを塗布する工程と、前記光
感光性着色レジストをフォトマスクを介して露光および
現像することにより、複数の画素領域のそれぞれを構成
する赤色、緑色および青色の各色の着色画素領域に対応
する各色の着色層を含むカラーフィルタを形成する工程
と、前記カラーフィルタの前記各色の着色層をレーザ加
工することにより、前記カラーフィルタの一部に未着色
の透過領域を形成する工程とを含むことを特徴とする、
カラーフィルタの作製方法を提供する。
【0018】本発明によれば、カラーフィルタの各色の
着色画素領域に含まれる反射表示部に透過領域が形成さ
れているので、透過表示モード時におけるバックライト
の消費電力を抑えつつ、反射表示モード時の明るさを上
げて反射表示モード時の画面の見やすさを上げることが
できるとともに、透過表示モード時と反射表示モード時
との間で色の差を少なくすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1および図2は本発明に
よる透過反射型液晶表示装置の一実施の形態を説明する
ための図である。
【0020】図1および図2に示すように、透過反射型
液晶表示装置1は、アレイ基板11と、アレイ基板11
に対向して配置された対向基板12と、アレイ基板11
と対向基板12との間に挟持された液晶層13とを備え
ている。
【0021】このうち、アレイ基板11は、スイッチン
グ素子が走査線および信号線とともにアレイ状に形成さ
れたガラス基板14と、ガラス基板14に形成されたス
イッチング素子に接続された画素電極15とを有してい
る。なお、画素電極15は、複数の画素領域のそれぞれ
を構成する赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の
各色の着色画素領域1R,1G,1Bごとに、バックラ
イト光LBを透過するITO膜等からなる透明電極(透
過部)15aと、外光LEを反射する金属膜等からなる
反射電極(反射部)15bとを有し、透過表示モード時
には、アレイ基板11の透明電極15aで透過されたバ
ックライト光LBを利用して画像を表示させ、反射表示
モード時には、アレイ基板11の反射電極15bで反射
された外光を利用して画像を表示させるようになってい
る。また、画素電極15上には、配向膜(図示せず)が
形成されている。
【0022】一方、対向基板12は、ガラス基板17
と、ガラス基板17上に形成されたカラーフィルタ18
と、カラーフィルタ18上に形成されたITO膜等から
なる透明な対向電極19とを有している。なお、カラー
フィルタ18は、各色の着色画素領域1R,1G,1B
ごとに、着色層18R,18G,18bと、隣り合う着
色層間に設けられた着色層未形成層(未着色の透過領
域)18Tを含んでいる。ここで、着色層18R,18
G,18Bのうちアレイ基板11の透明電極15aの上
方に位置する部分により、アレイ基板11の透明電極1
5aで透過されたバックライト光LBを透過させて画像
を表示させる透過表示部18aが構成されている。ま
た、着色層18R,18G,18Bおよび着色層未形成
部18Tのうちアレイ基板11の反射電極15bの上方
に位置する部分により、アレイ基板11の反射電極15
bで反射された外光LEを透過させて画像を表示させる
反射表示部18bが構成されている。なお、各色の着色
画素領域1R,1G,1Bに含まれる反射表示部18b
は、着色領域(着色層15R,15G,15Bの部分)
と未着色の透過領域(着色層未形成部15Tの部分)と
を含んでいる。
【0023】図1および図2に示す透過反射型液晶表示
装置1において、透過表示モード時には、アレイ基板1
1の透明電極15aを透過したバックライト光LBが、
カラーフィルタ18の透過表示部18aを1回だけ透過
する。これに対し、反射表示モード時には、外部から入
射された外光LEが、カラーフィルタ18の透過表示部
18bを1回透過した後、アレイ基板11の反射電極1
5bによって反射され、再度同一の反射表示部18bを
透過する。
【0024】ここで、反射表示モード時の明るさを上げ
て反射表示モード時の画面の見やすさを上げるには、カ
ラーフィルタ18の各色の着色画素領域1R,1G,1
Bに含まれる透過表示部18aを光が1回透過したとき
の可視域波長の平均透過率Atと、カラーフィルタ18
の各色の着色画素領域1R,1G,1Bに含まれる反射
表示部18bの着色領域を光が2回透過したときの可視
域波長の平均透過率Arとが、各色の着色画素領域1
R,1G,1Bに含まれる反射表示部18bでの着色領
域の面積比をpとしたときに、各色の着色画素領域1
R,1G,1Bにおいて、 At−10≦Ar×p+100×(1−p)≦At+10 … (1) の関係を満たすことが好ましい。
【0025】すなわち、透過表示部18aを光が1回透
過したときの可視域波長の平均透過率Atと、反射表示
部18bを光が2回透過したときの可視域波長の平均透
過率(Ar×p+100×(1−p))との差は10%
以内、より好ましくは6%以内とすることが好ましく、
これにより、反射表示モード時の明るさを上げて反射表
示モード時の画面の見やすさを上げることができる。
【0026】なお、カラーフィルタ18の各着色層18
R,18G,18Bの各波長での100分率での透過率
をT(λ)としたときに、Atは、透過率T(λ)の可
視域波長(λ=400〜700nm)内での平均値とし
て算出される。また、Arは、2倍の厚さを想定した透
過率T(λ)/100の可視域波長(λ=400〜7
00nm)内での平均値として算出される。
【0027】一方、透過表示モード時と反射表示モード
時との間で色の差を少なくするには、バックライト光と
してF10光源を用いて測定したときの、カラーフィル
タ18の各色の着色画素領域1R,1G,1Bに含まれ
る透過表示部18aの色度座標値(tx,ty)と、外
光としてD65光源を用いて測定したときの、カラーフ
ィルタ18の各色の着色画素領域1R,1G,1Bに含
まれる反射表示部18b全体の色度座標値(rx,r
y)とが、 tx−0.05≦rx≦tx+0.05 … (2) ty−0.05≦ry≦ty+0.05 … (3) の関係を満たすことが好ましい。
【0028】すなわち、透過表示部18aの色度座標値
(tx,ty)と、反射表示部18b全体の色度座標値
(rx,ry)との差は0.05以内、より好ましくは
0.02以内とすることが好ましく、これにより、透過
表示モード時と反射表示モード時との間で色の差を少な
くすることができる。
【0029】なお、透過表示部18aの色度座標値(t
x,ty)と、反射表示部18b全体の色度座標値(r
x,ry)との差に関しては、赤色の着色画素領域18
Rに対応する色度座標値については、そのx値の差が
0.05以内(より好ましくは0.02以内)であるこ
とが好ましい。また、緑色の着色画素領域18Gに対応
する色度座標値については、そのy値の差が0.05以
内(より好ましくは0.02以内)であることが好まし
い。さらに、青色の着色画素領域18Bに対応する色度
座標値については、そのx値の差が0.05以内(より
好ましくは0.03以内、さらに好ましくは0.02以
内)であることが好ましい。
【0030】ここで、上式(1)の平均透過率に関して
の条件、および上式(2)(3)の色度座標値に関して
の条件の両方を満足することができない場合には、仕様
用途に応じて、いずれかの条件を優先して色設計を行う
ことが好ましい。
【0031】なお、カラーフィルタ18のうち各色の着
色画素領域1R,1G,1Bに含まれる反射表示部18
b全体の面積に対する透過領域の面積比率は、各色で条
件が異なっている。具体的には、赤色の着色画素領域1
8Rに含まれる反射表示部18bに関しては、反射表示
部18b全体の面積に対して2〜25%の面積の透過領
域が形成され、着色領域の面積が75〜98%である場
合に、透過表示モード時と反射表示モード時との間で色
が近く、違和感なく表示が行われる。また、緑色の着色
画素領域18Gに含まれる反射表示部18bに関して
は、反射表示部18b全体の面積に対して10〜35%
の面積の透過領域が形成され、着色領域の面積が65〜
90%である場合に、透過表示モード時と反射表示モー
ド時との間で色が近く、違和感なく表示が行われる。さ
らに、青色の着色画素領域18Bに含まれる反射表示部
18bに関しては、反射表示部18b全体の面積に対し
て4〜25%の面積の透過領域が形成され、着色領域の
面積が75〜96%である場合に、透過表示モード時と
反射表示モード時との間で色が近く、違和感なく表示が
行われる。
【0032】次に、このような構成からなる透過反射型
液晶表示装置1の製造方法について説明する。
【0033】まず、アレイ基板11を作製するため、ガ
ラス基板14上にスパッタリング法によりアルミニウム
膜等の金属膜を成膜し、ホトリソグラフィ法により走査
線およびゲート電極等をパターニングする。次に、その
上にCVD法により窒化シリコン膜等の絶縁膜を形成す
る。そして、その上にスパッタリング法によりアルミニ
ウム膜等の金属膜を成膜し、ホトリソグラフィ法により
信号線、ソース電極およびドレイン電極をパターニング
する。これにより、ガラス基板14上に信号線および走
査線が互いに直交するように形成されるとともに、信号
線と走査線との交差部にスイッチング素子がアレイ状に
形成される。
【0034】次いで、このようにして信号線、走査線お
よびスイッチング素子が形成されたガラス基板14上に
スパッタリング法によりアルミニウム膜等の金属膜を成
膜し、ホトリソグラフィ法により図1および図2の符号
15bに示すような形状にパターニングすることによ
り、画素電極15(反射電極15b)を形成する。
【0035】さらに、ガラス基板14上にスパッタリン
グ法によりITO膜を成膜し、ホトリソグラフィ法によ
り図1および図2の符号15aに示すような形状にパタ
ーニングすることにより、画素電極15(透明電極15
a)を形成する。
【0036】その後、アレイ基板11の表面に配向膜
(図示せず)を形成し、この配向膜の表面をラビングす
ることにより配向処理を施す。
【0037】これにより、アレイ基板11が作製され
る。
【0038】一方、アレイ基板11に対向する対向基板
12を作製するため、ガラス基板17上に光感光性着色
レジストを塗布し、光感光性着色レジストをフォトリソ
グラフィ法によりフォトマスクを介して露光および現像
することにより、複数の画素領域のそれぞれを構成する
赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の各色の着色
画素領域1R,1G,1Bに対応する各色の着色層18
R,18G,18Bを順次形成する。これにより、ガラ
ス基板17上に各色の着色層18R,18G,18Bを
含むカラーフィルタ18が形成される。なおこのとき、
フォトマスクに設けられたストライプ状の非透過部によ
り、カラーフィルタ18の反射表示部18b,18bに
は着色層未形成部18T(未着色の透過領域)が形成さ
れる。
【0039】次いで、カラーフィルタ18が形成された
ガラス基板17上にITO膜等からなる透明な対向電極
19を形成する。さらに、対向電極19の表面に配向膜
(図示せず)を形成し、この配向膜の表面をラビングす
ることにより配向処理を施す。
【0040】これにより、対向基板12が作製される。
【0041】その後、スペーサ等を介してアレイ基板1
1および対向基板12を対向させた後、アレイ基板11
および対向基板12間に液晶材料を注入して液晶層13
を形成する。そして、必要に応じて、対向基板12の表
面に位相差板(図示せず)や偏光板(図示せず)等を取
り付けることにより、最終的に、図1に示すような透過
反射型液晶表示装置1が製造される。
【0042】このように本実施の形態によれば、カラー
フィルタ18の各色の着色画素領域1R,1G,1Bに
含まれる反射表示部18b,18bに透過領域が形成さ
れているので、透過表示モード時におけるバックライト
の消費電力を抑えつつ、反射表示モード時の明るさを上
げて反射表示モード時の画面の見やすさを上げることが
できるとともに、透過表示モード時と反射表示モード時
との間で色の差を少なくすることができる。
【0043】また、本実施の形態によれば、カラーフィ
ルタ18の各色の着色画素領域1R,1G,1Bに含ま
れる透過表示部18aを光が1回透過したときの可視域
波長の平均透過率と、反射表示部18b,18bを光が
2回透過したときの可視域波長の平均透過率との差を所
定の範囲に保つことにより、透過表示部18aと反射表
示部18bの膜厚が同じ場合でも、透過表示モード時の
明るさと反射表示モード時の明るさとを同じにし、両モ
ードで違和感のない表示を行うことができる。
【0044】さらに、本実施の形態によれば、バックラ
イト光としてF10光源を用いて測定したときの、カラ
ーフィルタ18の各色の着色画素領域1R,1G,1B
に含まれる透過表示部18aの色度座標値(tx,t
y)と、外光としてD65光源を用いて測定したとき
の、カラーフィルタ18の各色の着色画素領域1R,1
G,1Bに含まれる反射表示部18b,18b全体の色
度座標値(rx,ry)とを所定の範囲に保つことによ
り、透過表示部18aと反射表示部18bの膜厚が同じ
場合でも、透過表示モード時と反射表示モード時との間
で色の差を少なくし、両モードで違和感のない表示を行
うことができる。
【0045】なお、上述した実施の形態においては、カ
ラーフィルタ18のうち反射表示部18b,18bに含
まれる透過領域(着色層未形成部18T)を、光感光性
着色材料からなる着色層を未形成とすることにより形成
しているが、これに限らず、未着色の透明な層として形
成することも可能である。
【0046】また、上述した実施の形態においては、図
2および図3に示すように、カラーフィルタ18のうち
反射表示部18b,18bに含まれる透過領域(着色層
未形成部18T)を、隣り合う着色層18R,18G,
18Bの間に形成しているが、これに限らず、図4に示
すように、着色層18R,18G,18Bの隣り合わな
い端部に形成するようにしてもよい。また、図5に示す
ように、着色層18R,18G,18B内の孔として形
成してもよい。さらに、図6に示すように、着色層18
R,18G,18B内に一定の面積を持つ細分化された
複数の孔として形成してもよい。なお、透過領域(着色
層未形成部18T)自体はその大きさが一画素領域より
も小さければ目では観察することはできないが、各画素
領域で同じ位置にあると、モアレ状に見えてしまうこと
があるため、各画素領域で違う位置に形成することが好
ましい。
【0047】さらに、上述した実施の形態においては、
カラーフィルタ18を対向基板12側に設けているが、
これに限らず、図7に示すように、アレイ基板11側に
設けるようにしてもよい。
【0048】さらに、上述した実施の形態においては、
画素電極15の透明電極15aによりアレイ基板11の
透過部を形成し、反射電極15bによりアレイ基板11
の反射部を形成しているが、これに限らず、画素電極1
5の全体を透明電極として形成し、反射部に対応する部
分に反射板を形成するようにしてもよい。
【0049】さらにまた、上述した実施の形態において
は、フォトリソグラフィ法によりカラーフィルタ18を
形成する工程において、フォトマスクに設けられた非透
過部により、カラーフィルタ18の反射表示部18b,
18bに未着色の透過領域を形成するようにしている
が、これに限らず、フォトリソグラフィ法によりカラー
フィルタ18の各色の着色画素領域1R,1G,1Bの
全面に各色の着色層を形成した後、これら各色の着色層
をレーザ加工することにより、カラーフィルタ18の反
射表示部18b,18bに未着色の透過領域を形成する
ようにしてもよい。
【0050】
【実施例】次に、上述した実施の形態の具体的実施例に
ついて述べる。
【0051】(実施例1)カラーフィルタ付きの対向基
板を作製するため、基材として300×400×0.7
tmmのNA35(NHテクノガラス製)を準備し、そ
の上に、1000オングストロームの膜厚のクロム膜を
スパッタリング法により成膜した。その上に、レジスト
としてOFPR−800(東京応化製)を塗布し、フォ
トマスクを介して露光および現像することにより、ブラ
ックマトリクス用のレジスト層を形成した。そして、ク
ロム膜およびレジスト層が形成された基板をエッチング
し、レジスト層を剥離することにより、クロムのブラッ
クマトリクス付きの基板を形成した。
【0052】その後、基板上に赤色の光感光性着色レジ
ストを1.5μmの膜厚でスピンコートし、ストライプ
状の開口部分を持つフォトマスクを介して露光した。そ
の際、フォトマスクの開口部分(カラーフィルタの反射
表示部に対応する部分)のうちアレイ基板の反射電極に
対向する部分には、10%の面積比率で点状の非透過部
を設けた。この基板を現像およびポストベークすること
により、カラーフィルタの反射表示部のうちアレイ基板
の反射電極に対向する部分に10%の面積比率の透過領
域を有する赤色の着色層を形成した。
【0053】同様の工程で、基板上に緑色の光感光性着
色レジストを1.5μmの膜厚でスピンコートし、スト
ライプ状の開口部分を持つフォトマスクを介して露光し
た。その際、フォトマスクの開口部分(カラーフィルタ
の反射表示部に対応する部分)のうちアレイ基板の反射
電極に対向する部分には、20%の面積比率で点状の非
透過部を設けた。この基板を現像およびポストベークす
ることにより、カラーフィルタの反射表示部のうちアレ
イ基板の反射電極に対向する部分に20%の面積比率の
透過領域を有する緑色の着色層を形成した。
【0054】同様の工程で、基板上に青色の光感光性着
色レジストを1.5μmの膜厚でスピンコートし、スト
ライプ状の開口部分を持つフォトマスクを介して露光し
た。その際、フォトマスクの開口部分(カラーフィルタ
の反射表示部に対応する部分)のうちアレイ基板の反射
電極に対向する部分には、10%の面積比率で点状の非
透過部を設けた。この基板を現像およびポストベークす
ることにより、カラーフィルタの反射表示部のうちアレ
イ基板の反射電極に対向する部分に10%の面積比率の
透過領域を有する青色の着色層を形成した。
【0055】さらに、その上に、ITOを1500オン
グストロームの膜厚で成膜して対向電極を形成し、カラ
ーフィルタ付きの対向基板を作製した。
【0056】そして、このようにして作製されたカラー
フィルタ付きの対向基板を用いて透過反射型液晶表示装
置を製造した。
【0057】その結果、バックライト光としてF10光
源を用いて測定したときの、透過表示モード時の各色の
色度座標値および平均透過率は、次表1のとおりであっ
た。
【0058】
【表1】 また、外光としてD65光源を用いて測定したときの、
反射表示モード時の各色の色度座標値および平均透過率
は、次表2のとおりであった。
【0059】
【表2】 この場合、目視により、透過表示モード時と反射表示モ
ード時との間で色および明るさを比較したところ、違和
感がなかった。
【0060】比較例として、反射表示部に透過領域が形
成されていないカラーフィルタを備えた透過反射型液晶
表示装置を用いて、同様の条件で、反射表示モード時の
各色の色度座標値および平均透過率を測定した。その結
果は、次表3のとおりであった。
【0061】
【表3】 この場合、透過表示モード時に比べて、反射表示モード
時の色が濃く、また明るさも足りず、全体として非常に
見にくい画面となった。
【0062】(実施例2)カラーフィルタ付きの対向基
板を作製するため、基材として300×400×0.7
tmmのNA35(NHテクノガラス製)を準備し、そ
の上に、1000オングストロームの膜厚のクロム膜を
スパッタリング法により成膜した。その上に、レジスト
としてOFPR−800(東京応化製)を塗布し、フォ
トマスクを介して露光および現像することにより、ブラ
ックマトリクス用のレジスト層を形成した。そして、ク
ロム膜およびレジスト膜が形成された基板をエッチング
し、レジスト層を剥離することにより、クロムのブラッ
クマトリクス付きの基板を形成した。
【0063】その後、基板上に赤色の光感光性着色レジ
ストを1.5μmの膜厚でスピンコートし、ストライプ
状の開口部分を持つフォトマスクを介して露光した。こ
の基板を現像およびポストベークすることにより、カラ
ーフィルタの赤色の着色画素領域に対応する透過表示部
および反射表示部の全面に赤色の着色層を形成した。
【0064】同様の工程で、基板上に緑色の光感光性着
色レジストを1.5μmの膜厚でスピンコートし、スト
ライプ状の開口部分を持つフォトマスクを介して露光し
た。この基板を現像およびポストベークすることによ
り、カラーフィルタの緑色の着色画素領域に対応する透
過表示部および反射表示部の全面に緑色の着色層を形成
した。
【0065】同様の工程で、基板上に青色の光感光性着
色レジストを1.5μmの膜厚でスピンコートし、スト
ライプ状の開口部分を持つフォトマスクを介して露光し
た。この基板を現像およびポストベークすることによ
り、カラーフィルタの青色の着色画素領域に対応する透
過表示部および反射表示部の全面に青色の着色層を形成
した。
【0066】その後、芝浦メカトロニクス製の東芝レー
ザ加工システムにより、カラーフィルタの各色の着色層
のうちアレイ基板の反射電極に対向する部分にレーザ光
を照射することにより、各色の着色層の反射表示部に所
定の面積比率の未着色の透過領域を形成した。
【0067】具体的には、10μm角の照射領域を設定
してその照射位置および照射回数を変えながらレーザ光
を照射し、カラーフィルタの赤色の着色層のうちアレイ
基板の反射電極に対向する部分に、その面積の10%に
対応する面積の未着色の透過領域を形成した。
【0068】同様に、10μm角の照射領域を設定して
その照射位置および照射回数を変えながらレーザ光を照
射し、カラーフィルタの緑色の着色層のうちアレイ基板
の反射電極に対向する部分に、その面積の20%に対応
する面積の未着色の透過領域を形成した。
【0069】同様に、10μm角の照射領域を設定して
その照射位置および照射回数を変えながらレーザ光を照
射し、カラーフィルタの青色の着色層のうちアレイ基板
の反射電極に対向する部分に、その面積の10%に対応
する面積の未着色の透過領域を形成した。
【0070】さらに、その上に、ITOを1500オン
グストロームの膜厚で成膜して対向電極を形成し、カラ
ーフィルタ付きの対向基板を作製した。
【0071】そして、このようにして作製されたカラー
フィルタ付きの対向基板を用いて透過反射型液晶表示装
置を製造した。
【0072】その結果、バックライト光としてF10光
源を用いて測定したときの、透過表示モード時の各色の
色度座標値および平均透過率は、次表4のとおりであっ
た。
【0073】
【表4】 また、外光としてD65光源を用いて測定したときの、
反射表示モード時の各色の色度座標値および平均透過率
は、次表5のとおりであった。
【0074】
【表5】 この場合、目視により、透過表示モード時と反射表示モ
ード時との間で色および明るさを比較したところ、違和
感がなかった。
【0075】(実施例3)上述した実施例1において、
カラーフィルタの各色の着色層の反射表示部に対する透
過領域の面積比率を適宜変えながら、反射表示モード時
の各色の色度座標値および平均透過率を測定した。その
結果を、赤色、緑色および青色の各色ごとにまとめる
と、次表6、次表7および次表8のとおりであった。な
お、次表6、次表7および次表8において、「判定」の
項目には、反射表示モード時において、目視により、透
過表示モード時との間で色および明るさを比較した結果
が示されている。なお、「判定」の項目のうち、「×」
は色および明るさがともに悪いこと、「○」は色および
明るさがともに良いこと、「△暗」は色は良いが若干暗
いこと、「△違」は明るさは良いが若干色が違うことを
表している。
【0076】
【表6】
【表7】
【表8】
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、透
過表示モード時におけるバックライトの消費電力を抑え
つつ、反射表示モード時の明るさを上げて反射表示モー
ド時の画面の見やすさを上げるとともに、透過表示モー
ド時と反射表示モード時との間で色の差を少なくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による透過反射型液晶表示装置の一実施
の形態を示す断面図。
【図2】図1に示す透過反射型液晶表示装置で用いられ
るカラーフィルタの構成および配置状態を説明するため
の図。
【図3】カラーフィルタの変形例を示す図2と同様の
図。
【図4】カラーフィルタの他の変形例を示す図2と同様
の図。
【図5】カラーフィルタのさらに他の変形例を示す図2
と同様の図。
【図6】カラーフィルタのさらに他の変形例を示す図2
と同様の図。
【図7】図1および図2に示す透過反射型液晶表示装置
の変形例を示す断面図。
【符号の説明】
1 透過反射型液晶表示装置 1R,1G,1B 着色画素領域 11 アレイ基板 12 対向基板 13 液晶層 14,17 ガラス基板 15 画素電極 15a 反射電極(反射部) 15b 透明電極(透過部) 18 カラーフィルタ 18R,18G,18B 着色層 18T 着色層未形成部 18a 透過表示部 18b 反射表示部 19 対向電極

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチング素子がアレイ状に形成された
    アレイ基板であって、複数の画素領域のそれぞれを構成
    する赤色、緑色および青色の各色の着色画素領域ごと
    に、バックライト光を透過する透過部と、外光を反射す
    る反射部とを含むアレイ基板と、 前記アレイ基板に対向して配置された対向基板と、 前記アレイ基板と前記対向基板との間に挟持された液晶
    層と、 前記バックライト光および前記外光の光路上に設けられ
    たカラーフィルタとを備え、 前記カラーフィルタは、前記各色の着色画素領域ごと
    に、前記アレイ基板の前記透過部に対応して設けられ、
    当該透過部で透過された前記バックライト光を透過させ
    て画像を表示させる透過表示部と、前記アレイ基板の前
    記反射部に対応して設けられ、当該反射部で反射された
    外光を透過させて画像を表示させる反射表示部とを含
    み、前記各色の着色画素領域に含まれる反射表示部は、
    着色領域と未着色の透過領域とを含むことを特徴とする
    透過反射型液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記カラーフィルタの前記各色の着色画素
    領域に含まれる透過表示部を光が1回透過したときの可
    視域波長の平均透過率Atと、前記カラーフィルタの前
    記各色の着色画素領域に含まれる反射表示部の着色領域
    を光が2回透過したときの可視域波長の平均透過率Ar
    とが、前記各色の着色画素領域に含まれる反射表示部で
    の着色領域の面積比をpとしたときに、少なくとも1色
    の着色画素領域において、 At−10≦Ar×p+100×(1−p)≦At+1
    0 の関係を満たすことを特徴とする請求項1記載の透過反
    射型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記バックライト光としてF10光源を用
    いて測定したときの、前記カラーフィルタの前記各色の
    着色画素領域に含まれる透過表示部の色度座標値(t
    x,ty)と、前記外光としてD65光源を用いて測定
    したときの、前記カラーフィルタの前記各色の着色画素
    領域に含まれる反射表示部全体の色度座標値(rx,r
    y)とが、少なくとも1色の着色画素領域において、 tx−0.05≦rx≦tx+0.05、 ty−0.05≦ry≦ty+0.05 の関係を満たすことを特徴とする請求項1記載の透過反
    射型液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記カラーフィルタのうち赤色の着色画素
    領域に含まれる反射表示部は、当該反射表示部全体の面
    積に対して2〜25%の面積の透過領域を含むことを特
    徴とする請求項1記載の透過反射型液晶表示装置。
  5. 【請求項5】前記カラーフィルタのうち緑色の着色画素
    領域に含まれる反射表示部は、当該反射表示部全体の面
    積に対して10〜35%の面積の透過領域を含むことを
    特徴とする請求項1記載の透過反射型液晶表示装置。
  6. 【請求項6】前記カラーフィルタのうち青色の着色画素
    領域に含まれる反射表示部は、当該反射表示部全体の面
    積に対して4〜25%の面積の透過領域を含むことを特
    徴とする請求項1記載の透過反射型液晶表示装置。
  7. 【請求項7】複数の画素領域のそれぞれを構成する赤
    色、緑色および青色の各色の着色画素領域ごとに、バッ
    クライト光を透過する透過部と、外光を反射する反射部
    とを含む、スイッチング素子がアレイ状に形成されたア
    レイ基板と、前記アレイ基板に対向して配置された対向
    基板と、前記アレイ基板と前記対向基板との間に挟持さ
    れた液晶層とを備えた透過反射型液晶表示装置で用いら
    れるカラーフィルタにおいて、 前記アレイ基板の前記透過部に対応して設けられ、当該
    透過部で透過されたバックライト光を透過させて画像を
    表示させる透過表示部と、 前記アレイ基板の前記反射部に対応して設けられ、当該
    反射部で反射された外光を透過させて画像を表示させる
    反射表示部とを含み、 前記各色の着色画素領域に含まれる反射表示部は、着色
    領域と未着色の透過領域とを含むことを特徴とするカラ
    ーフィルタ。
  8. 【請求項8】基材上に光感光性着色レジストを塗布する
    工程と、 前記光感光性着色レジストをフォトマスクを介して露光
    および現像することにより、複数の画素領域のそれぞれ
    を構成する赤色、緑色および青色の各色の着色画素領域
    に対応する各色の着色層を含むカラーフィルタを形成す
    る工程とを含み、 前記カラーフィルタを形成する工程において、前記フォ
    トマスクに設けられた所定の形状の非透過部により、前
    記カラーフィルタの一部に未着色の透過領域を形成する
    ことを特徴とする、カラーフィルタの作製方法。
  9. 【請求項9】基材上に光感光性着色レジストを塗布する
    工程と、 前記光感光性着色レジストをフォトマスクを介して露光
    および現像することにより、複数の画素領域のそれぞれ
    を構成する赤色、緑色および青色の各色の着色画素領域
    に対応する各色の着色層を含むカラーフィルタを形成す
    る工程と、 前記カラーフィルタの前記各色の着色層をレーザ加工す
    ることにより、前記カラーフィルタの一部に未着色の透
    過領域を形成する工程とを含むことを特徴とする、カラ
    ーフィルタの作製方法。
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