JP2002328287A - 光ケーブル用スロットロッドの製造方法と製造装置 - Google Patents

光ケーブル用スロットロッドの製造方法と製造装置

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JP2002328287A
JP2002328287A JP2001135371A JP2001135371A JP2002328287A JP 2002328287 A JP2002328287 A JP 2002328287A JP 2001135371 A JP2001135371 A JP 2001135371A JP 2001135371 A JP2001135371 A JP 2001135371A JP 2002328287 A JP2002328287 A JP 2002328287A
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健 ▲高▼橋
Takeshi Takahashi
Shigenori Takagi
重徳 高木
Koji Saito
孝司 斎藤
Shigeki Yasui
繁騎 安井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の細幅リブ外周面に、識別可能な着色線
条を正しく形成できるスロットロッドの製造方法とその
製造装置を提供する。 【解決手段】 光ファイバを収納する多数のスロット5
を有し、スロット5を区画するリブ6の外周面にスロッ
ト識別用の着色線条7a,7bが付与された光ケーブル
用スロットロッド1の製造で、円柱状成形体4aを成形
する円柱ダイ11と、着色樹脂を付与する着色ダイ12
と、スロット5およびリブ6を成形する溝付けダイス1
3とを備え、着色ダイ12の着色線条形成用の溝孔12
aを溝付けダイス13の内側に接するように設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外周に複数の螺旋
スロットを設けた光ケーブル用スロットロッドに関し、
特に螺旋スロットのリブ外周面にスロット位置を識別す
るための着色線条を付与した光ケーブル用スロットロッ
ドの製造方法とそのための製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通信用光ファイバケーブルとして、多数
本の光ファイバをテープ化し、もしくは単心のままでス
ロットロッドの複数の螺旋状スロット内に収容して、1
00心以上の光ファイバを有するスロット型光ケーブル
が知られている。光通信の更なるネットワーク化と伝送
容量の増大に伴い、このスロット型光ケーブルは、その
基体となるスロットロッドを含め、ますますの多心化あ
るいはケーブルの細径化と軽量化が進められている。
【0003】スロットロッドは、通常、図4に示すよう
な断面構造を有している。図中、1はスロットロッド、
2は抗張力体、3は被覆、4はロッド本体部、5はスロ
ット、6はリブ、7a,7bは着色線条を示す。スロッ
トロッドは、中心に抗張力体2を有し、その外周にポリ
エチレン等の合成樹脂を押出し成形して、光ファイバテ
ープ心線等を収納する複数条のスロット5を螺旋状に形
成したロッド本体部4で構成されている。また、抗張力
体2の外面には、ロッド本体部4との接着一体化を高め
る樹脂被覆3が形成されている。
【0004】光ケーブルの細径化には、スロット5の断
面積を小さくすることに加えて、スロット5を区画する
リブ6の厚みをできるだけ薄くする必要がある。また、
スロットロッド1のスロット番号(例えば、No.1)
を識別するために、その両側のリブ6の外周面6aに1
本組着色線条7aと2本組着色線条7bを付与し、スロ
ット位置の特定が容易に行なえるように工夫がなされて
いる。
【0005】しかし、スロットロッド1は、光ファイバ
の分岐性能を持たせるために、スロットの螺旋方向が交
互に反転するSZスロットが多く使用されはじめてい
る。このため、光ファイバテープ心線が自然に捻れるよ
うに、また、光ファイバの収納が容易なようにスロット
5が外広がりになるように形成されている。スロット5
を外広がりで形成すると、必然的にリブ6の外周面6a
の幅dは広げることができず、更に上述のリブ6の厚み
を薄くすることにより、リブ6の外周面6aの幅dは狭
くせざるを得ない。例えば、2本組着色線条7bの線条
幅fを0.2mmとし、リブ6の外周面6aの幅dを
0.5mmとすると、着色線条の線間隙は、最小の0.
1mmとなる。この結果、細幅のリブ6の外周面6a
に、2本以上の着色線条7bを識別可能に形成すること
は容易でない。
【0006】スロットロッド1の細幅のリブ6に2本組
着色線条7bを形成する方法として、例えば、特開20
00−131576が知られている。この方法は、リブ
6の外周面6aの幅が0.8mm以下のような場合、2
本組着色線条7bをスロット外周面6aとスロット壁部
6bに露出する形のリブエッジ部に形成するものであ
る。2本組着色線条7bは、スロット本体部用樹脂と着
色線条用樹脂をクロスヘッドの先端部で合流させる形で
付与される。また、着色線条用樹脂は、ダイリップでリ
ブ6を予め成型した後、ダイリップとノズルとの間から
着色樹脂をリブエッジ部に供給して形成している。すな
わち、成型したリブ上に着色線条7a,7bを形成する
方法であるともいえる。
【0007】これに対して、図5に示す方法で着色線条
7a,7bを形成する方法がある。図5(A)はクロス
ヘッドの断面図、図5(B)は溝付けダイス通過直前の
樹脂成型状態を示す図、図5(C)は溝付けダイス通過
後の樹脂成型状態を示す図である。図中、9はクロスヘ
ッド、10はニップル、11は円柱ダイ、12は着色ダ
イ、13は溝付けダイス、14は着色樹脂流路、15は
本体部樹脂流路を示す。なお、その他の符号は、図4に
示したものと同じ符号を用いることで詳細説明を省略す
る。クロスヘッド9は、図5(A)に示すように、ニッ
プル10に対して、円柱ダイ11、着色ダイ、溝付けダ
イス13の軸心を一致させ、かつ回転可能にして螺旋ス
ロットが得られるように構成されている。
【0008】この方法は、円柱ダイ11により抗張力体
2の周りに同軸状に円柱状成形体4aを仮成形し、この
後、溝付けダイス13によりスロット5およびリブ6を
有するロッド本体部4を成形する。着色線条7a,7b
は、溝付けダイス13を通過する前に、着色ダイ12か
らの押出しにより、円柱状成形体4aの外面に塗布する
ように付与して形成される。この後、溝付けダイス13
でスロット5とリブ6を成形したとき、所定のリブ6の
外周面6aに着色線条7a,7bが残り、スロットの識
別ができるようにするものある。
【0009】図5のスロットロッド1の製造方法を詳述
すると、ニップル10の導入孔10aに導入された被覆
3が施された抗張力体2の周りに、本体部樹脂流路15
から熱可塑性の成形用樹脂が円柱ダイ11内に注入され
る。円柱ダイ11の内面は円柱孔11aで形成されてい
て、円柱孔11a内に注入された成形用樹脂により、円
柱状成形体4aが仮成形される。円柱ダイ11の前端部
に着色ダイ12が配置され、着色樹脂流路14から注入
される着色樹脂が着色ダイ12の細い溝孔12aから押
出され、円柱状成形体4aの外面に付与される。着色用
樹脂を押出す溝孔12aは、溝付けダイス13の手前位
置e(例えば、4mmのところ)に設けられ、円柱状成
形体4aの外面には、図5(B)に示すように着色線条
7a,7bが形成される。
【0010】抗張力体2の矢印c方向への移動とともに
円柱状成形体4aは、溝付けダイス13によって図5
(C)に示すように、スロット5とリブ6が放射状に形
成され、スロットロッド1が成形される。着色ダイ12
により円柱状成形体4aの外面に付与された着色線条7
a,7bは、円柱状成形体4aと一体となって、溝付け
ダイス13を通過した後、所定のリブ6の外周面6aに
そのまま残って、識別表示に使用することができる。
【0011】しかしながら、リブ6の幅dが1.5mm
以下になると着色ダイ12での着色樹脂の塗布角度のず
れ、着色樹脂の押出量のばらつき、塗布後の滲み等によ
って、溝付けダイス13を通過する際に着色樹脂が流れ
て、所定のリブ外周面だけでなく、隣の着色線条を設け
ないリブ外周面にも着色線条が形成されてしまうことが
ある。
【0012】図6はこの状態を示す図で、図6(A)は
所定のリブ外周面に着色線条7a,7bが正しく形成さ
れた例を示す図、図6(B)は2本組着色線条7bの一
部が隣のリブ外周面に流れた不良例を示す図である。2
本組着色線条7bの1本が2つに分断されて、分断され
た着色線条がスロット5内に流れる場合はあまり問題と
はならないが、図6(B)のように隣のリブ外周面6a
に流れる場合は、スロット5の識別を誤らせることとな
る。また、2本組着色線条7bの内の1本が所定のリブ
外周面6aから消失し、1本となってしまうこともあ
る。
【0013】着色線条7aのように1本だけの場合は、
不良発生はほとんど生じないが、細幅のリブ外周面6a
に着色線条7bのように2本形成する場合には、不良発
生がしやすい。原因としては、着色樹脂を付与する溝孔
12aが、溝付けダイス13から離れた位置にあるた
め、付与位置から溝付けダイス13に進入するまでの間
で螺旋形成の際の捻れや成形樹脂の流動等が生じ、溝付
けダイス13で着色線条が分断されると考えられる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、円柱状に押出し充填された
樹脂表面にスロット識別用の着色線条を付与した後、溝
付けダイスでスロットを成形する場合に、所定のリブ外
周面に識別可能な着色線条を正しく形成できるスロット
ロッドの製造方法とその製造装置を提供することを課題
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の光ケーブル用ス
ロットロッドの製造方法は、光ファイバを収納する多数
のスロットを有し、スロットを区画するリブの外周面に
スロット識別用の着色線条が付与された光ケーブル用ス
ロットロッドの製造方法であって、円柱状成形体の成形
の後に溝付けダイスによりスロットとリブの成形を行な
い、溝付けダイスの内側に接するように設けた着色線条
形成用の溝孔により、スロットとリブの成形直前に着色
線条用樹脂を円柱状成形体上に付与することを特徴とす
る。
【0016】また、本発明の光ケーブル用スロットロッ
ドの製造装置は、光ファイバを収納する多数のスロット
を有し、スロットを区画するリブの外周面にスロット識
別用の着色線条が付与された光ケーブル用スロットロッ
ドの製造装置であって、円柱状成形体を成形する円柱ダ
イと、着色樹脂を付与する着色ダイと、スロットおよび
リブを成形する溝付けダイスとを備え、着色ダイの着色
線条形成用の溝孔は溝付けダイスの内側に接するように
設けられていることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】図により本発明の実施の形態を説
明する。図1はスロットロッドを形成する製造工程の概
略を示す図で、図中、1はスロットロッド、2aは被覆
が施された抗張力体、9はクロスヘッド、20は抗張力
体供給ボビン、21はキャプスタン、22は回転成形装
置、23は成形樹脂供給装置、24は着色樹脂供給装
置、25は冷却装置、26はキャプスタン、27は巻取
りボビンを示す。
【0018】抗張力体供給ボビン20に収納されている
抗張力体2aは、キャプスタン21により繰り出され、
回転成形装置22に送り込まれる。抗張力体2aには、
外面に予め樹脂被覆が成形されているものを用いること
ができるが、被覆が施されていない場合は、キャプスタ
ン21と回転成形装置22との間に、抗張力体被覆を形
成する成形装置を配置して、スロットロッド本体部の成
形工程の一工程として組入れてもよい。
【0019】回転成形装置22に送り込まれた抗張力体
2aの周りには、クロスヘッド9により成形樹脂供給装
置23から供給されるポリエチレン等の樹脂で、スロッ
トロッド1が成形される。また、スロットロッド1は、
スロットとリブが所定のピッチで螺旋およびSZ軌跡を
描くように回転およびSZ反転されながら成形され、着
色樹脂供給装置24から供給される着色されたポリエチ
レン等の樹脂により、リブ外周面に着色線条が形成され
る。回転成形装置22から引出された未硬化のスロット
ロッド1は、冷却装置25により冷却されて硬化され、
キャプスタン26により引取られ、巻取りボビン27で
巻き取られる。
【0020】図2は、本発明のスロットロッドの製造方
法と製造装置の概要を説明する図で、図2(A)はクロ
スヘッドの横断面図、図2(B)は溝付けダイス通過直
前の樹脂成型状態を示す図、図2(C)は溝付けダイス
通過後の樹脂成型状態を示す図である。図3はクロスヘ
ッドの細部を示す図で、図3(A)は図2(A)をa−
a方向から見た図、図3(B)は図2(A)をb−b方
向から見た図を示す。なお、構成部分の符号は、従来技
術の項で説明した図4と同じ符号を用いることにより、
詳細説明を省略する。
【0021】本発明のスロットロッド1の製造方法は、
図5で説明した方法と同様に、円柱ダイ11により抗張
力体2の周りに同軸状に円柱状成形体4aを仮成形し、
この後、溝付けダイス13によりスロット5およびリブ
6を有するロッド本体部4を成形する。着色線条7a,
7bは、溝付けダイス13を通過する前に、着色ダイ1
2からの押出しにより、円柱状成形体4aの外面に塗布
するようにして形成される。この後、溝付けダイス13
でスロット5とリブ6を成形したとき、所定のリブ6の
外周面6aに着色線条7a,7bが残り、スロット5の
識別ができるようにするものある。
【0022】図2および図3により、本発明によるスロ
ットロッド1の製造方法を詳述する。ニップル10の導
入孔10aに導入された被覆3が施された抗張力体2の
周りに、本体部樹脂流路15からポリエチレン等の熱可
塑性成形用樹脂が円柱ダイ11内に注入される。円柱ダ
イ11の内面は円柱孔11aで形成されていて、円柱孔
11a内に注入された成形用樹脂により、円柱状成形体
4aが仮成形される。円柱ダイ11の前端部に着色ダイ
12が配置され、着色樹脂流路14から着色されたポリ
エチレン等の樹脂が供給される。
【0023】着色ダイ12は、円柱ダイ11と同じ内径
を有し、内側に図3(A)に示すようにスロットロッド
の所定のリブ6と一致する位置に細い溝孔12aが設け
られている。この溝孔12aは、形成する着色線条の幅
に応じた孔幅、本数、間隙で形成され、溝付けダイス1
3の内側平面に接するように設けられる。すなわち、図
5で示した溝孔12aが溝付けダイス13からの距離e
だけ手前に設けられていたのに対し、本発明では、距離
eをゼロとしている。
【0024】溝付けダイス13は、円柱状成形体4aを
複数のスロット5とリブ6とを有するスロットロッドに
連続成形するためのものである。図3(B)に示すよう
に、溝付けダイス13の成形孔13aは、多数の溝13
bを放射状に設けた形状で、溝13bの幅によりリブ6
の幅が決まる。この溝付けダイス13は、着色ダイ12
の前面側に配置され、所定の溝13bに着色ダイ12の
溝孔12aが一致するように組付けられる。
【0025】以上のクロスヘッド9の構成によれば、着
色樹脂が着色ダイ12の溝孔12aから押出されと、図
2(B)に示すように、円柱状成形体4aの外面の先端
部分に着色線条7a,7bが点状に付与される。抗張力
体2の矢印c方向への移動とともに円柱状成形体4a
は、溝付けダイス13によって図2(C)に示すよう
に、スロット5とリブ6が放射状に形成されたスロット
ロッド1に成形される。着色ダイ12により円柱状成形
体4aの外面に付与された着色線条7a,7bは、円柱
状成形体4aと一体となって、溝付けダイス13を通過
した後、所定のリブ6の外周面6aにそのまま残って、
識別表示に使用することができる。
【0026】次の表1に、スロットロッド1のリブ幅
d、着色線条1本の幅f、2本組着色線条7bの線間隙
を変えて、従来例の図5のクロスヘッドを用いた方法
(No.1〜7)と、本発明による図2のクロスヘッド
(図2)を用いた方法(No.8〜14)の着色線条の
形成状態を比較した結果を示す。なお、2本組着色線条
7bが図6(A)の如く形成できた場合を正常(○)と
し、図6(B)のように一部が隣のリブに流れた場合を
不良(×)とした。
【0027】
【表1】
【0028】以上の結果から、リブ幅dが1.6mm以
上ある場合は、従来のクロスヘッド(図5)による方法
でも、2本組着色線条7bを正常に形成することはでき
たが、リブ幅dが1.4mm以下になると着色線条の一
部が、隣のリブに流れてしまう。本発明のクロスヘッド
(図2)による方法では、リブ幅dが0.6mmであっ
ても正常に2本組着色線条7bを形成することができ、
スロットの識別が可能であった。また、リブ幅dを狭め
たとき2本の着色線条の間隙も狭める必要があるが、間
隙が0.1mm〜0.3mmになると、従来方法では所
定の間隙が維持できない状態が生じた。
【0029】本発明では、溝付けダイス13の内側直近
で着色樹脂が付与されるため、この着色樹脂が付与され
てから溝付けダイス13に至るまでの距離eが無く、こ
のため、この間での螺旋形成の際の捻れや成形樹脂の流
動等による着色樹脂の位置変動がなくなる。この結果、
着色線条7a,7b、特に2本組着色線条7bは、それ
ぞれのリブのエッジ寄りに形成されるが、着色線条が2
つに分断されて隣のエッジに流れて形成されることを回
避することができ、また、2本の着色線条の間隙維持も
できる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、光ケーブル用のスロッドロッドのリブ幅が
1.5mm以下の外周面に、2本の着色線条を正確に形
成することができ、細径化されたスロッドロッドのスロ
ットの識別を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットロッドの製造工程の概略を説明する図
である。
【図2】本発明の製造装置の要部を説明する図である。
【図3】図2の一部を示す部分断面である。
【図4】スロットロッドの一般構造を説明する図であ
る。
【図5】従来の製造装置の要部を説明する図である。
【図6】スロットロッドに、スロット識別用着色線条を
形成した成功例と不良例を示す図である。
【符号の説明】
1…スロットロッド、2…抗張力体、3…被覆、4…ロ
ッド本体部、5…スロット、6…リブ、7a,7b…着
色線条、9…クロスヘッド、10…ニップル、11…円
柱ダイ、12…着色ダイ、12a…溝孔、13…溝付け
ダイス、14…着色樹脂流路、15…本体部樹脂流路。
フロントページの続き (72)発明者 斎藤 孝司 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 安井 繁騎 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 2H001 BB10 DD11 KK12 MM01 MM02 PP01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを収納する多数のスロットを
    有し、前記スロットを区画するリブの外周面にスロット
    識別用の着色線条が付与された光ケーブル用スロットロ
    ッドの製造方法であって、円柱状成形体の成形の後に溝
    付けダイスにより前記スロットとリブの成形を行い、前
    記溝付けダイスの内側に接するように設けた着色線条形
    成用の溝孔により、前記スロットとリブの成形直前に着
    色線条用樹脂を前記円柱状成形体上に付与することを特
    徴とする光ケーブル用スロットロッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記リブの幅が1.5mm以下であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光ケーブル用スロット
    ロッドの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記リブに形成される前記着色線条が2
    本で、前記着色線条の間隙が0.1mm〜0.3mmで
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の光ケー
    ブル用スロットロッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 光ファイバを収納する多数のスロットを
    有し、前記スロットを区画するリブの外周面にスロット
    識別用の着色線条が付与された光ケーブル用スロットロ
    ッドの製造装置であって、円柱状成形体を成形する円柱
    ダイと着色樹脂を付与する着色ダイと前記スロットおよ
    びリブを成形する溝付けダイスとを備え、前記着色ダイ
    の着色線条形成用の溝孔は前記溝付けダイスの内側に接
    するように設けられていることを特徴とする光ケーブル
    用スロットロッドの製造装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014032263A (ja) * 2012-08-02 2014-02-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ケーブル用スロットロッドの製造方法及び製造装置
JP2015004898A (ja) * 2013-06-24 2015-01-08 住友電気工業株式会社 光ケーブルおよび光ケーブル用スロットの製造装置
WO2016045540A1 (zh) * 2014-09-25 2016-03-31 烽火通信科技股份有限公司 一种双色光纤着色模具

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