JP2002327297A - 電解めっき装置用めっき液保持部材及びその製造方法 - Google Patents

電解めっき装置用めっき液保持部材及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002327297A
JP2002327297A JP2001131322A JP2001131322A JP2002327297A JP 2002327297 A JP2002327297 A JP 2002327297A JP 2001131322 A JP2001131322 A JP 2001131322A JP 2001131322 A JP2001131322 A JP 2001131322A JP 2002327297 A JP2002327297 A JP 2002327297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating solution
layer
porosity
solution holding
plating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001131322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4833433B2 (ja
Inventor
Tokuji Mishima
篤司 三島
Hiroyuki Yasuda
裕之 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP2001131322A priority Critical patent/JP4833433B2/ja
Publication of JP2002327297A publication Critical patent/JP2002327297A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4833433B2 publication Critical patent/JP4833433B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の被めっき物に対して均一な膜厚のめっ
き層を形成することができる電解めっき装置用めっき液
保持部材を提供すること。 【解決手段】 この電解めっき装置1は、被めっき物5
に接触する陰極2、めっき液15が通過可能な構造を有
する陽極14、めっき液保持部材21を備える。めっき
液保持部材21はホルダ12に支持されている。めっき
液15は陽極14及びめっき液保持部材21を介して被
めっき物5に供給される。めっき液保持部材21は上下
2層構造を有する多孔質セラミック板P1からなる。下
層28における多孔性の度合いは、上層27における多
孔性の度合いよりも小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解めっき装置用
めっき液保持部材及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハ上に配線を形成する手法、
とりわけ近年においては半導体ウェハ上に銅配線を形成
する手法として、電解めっき装置を用いた電解銅めっき
に注目が集められている。
【0003】従来における一般的な電解めっき装置で
は、めっき槽内にめっき液を満たした状態でめっき液に
半導体ウェハを浸漬するとともに、半導体ウェハ側に陰
極を接続して電気を流すことにより、成膜を行うように
なっている。
【0004】しかしながら、このような従来装置を用い
てファインかつ均一な銅配線を形成するためには、例え
ば、めっき液を流動させたり、陰極と陽極との距離をあ
る程度確保しておく必要があった。このため、装置が巨
大化する傾向にあった。また、この従来装置の場合、1
回の成膜に必要なめっき液の量が多く、半導体の低コス
ト化を達成するうえで不利であった。
【0005】そこで最近では、上記の問題を解消しうる
次世代の電解めっき装置が提案されるに至っている。こ
の新しい電解めっき装置は、めっき液供給部、陰極、陽
極、めっき液保持部材等を備えている。めっき供給部の
下端部には陽極が設けられている。陽極にはめっき液を
通過させるためのスリットが形成されている。陽極の下
面側には、多孔質アルミナからなるめっき液保持部材が
設けられている。一方、陰極には半導体ウェハが接触し
た状態で支持される。半導体ウェハの上面と、めっき液
保持部材の下面とは、僅かな間隙を隔てて対向した状態
となる。
【0006】従って、めっき液供給部に供給されてきた
めっき液は、陽極のスリットを通過してめっき液保持部
材に到った後、めっき液保持部材の気孔を介して半導体
ウェハ側に供給される。この状態で電極間に通電を行う
ことにより半導体ウェハ上に電解めっきが施され、静止
浴であってもファインな銅配線が形成されるようになっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来装置の
場合、めっき液保持部材の下側面から滲出してくるめっ
き液の量が毎回必ずしも一定ではなかったため、処理毎
にめっき層の膜厚がばらつきやすいという欠点があっ
た。従って、複数枚の半導体ウェハ間におけるめっき層
の膜厚均一化を図るためには、めっき液滲出量を毎回一
定にする何らかの対策が必須であると考えられていた。
【0008】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、複数の被めっき物に対して均一な
膜厚のめっき層を形成することができる電解めっき装置
用めっき液保持部材を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、上下2層構造を有す
るとともに、下層における多孔性の度合いが上層におけ
る多孔性の度合いよりも小さい多孔質セラミック板から
なることを特徴とする電解めっき装置用めっき液保持部
材をその要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明では、上下2層構造
を有するとともに、下層における気孔径及び気孔率が上
層における気孔径及び気孔率よりも小さい多孔質セラミ
ック板からなることを特徴とする電解めっき装置用めっ
き液保持部材をその要旨とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2において、前記多孔質セラミック板は多孔質炭化珪素
板であるとした。請求項4に記載の発明は、請求項1乃
至3のいずれか1項において、前記上層の厚さと前記下
層の厚さとの比は5:5〜9:1であるとした。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれか1項において、前記上層における気孔径は2
5μm〜50μm、気孔率は30%〜50%、前記下層
における気孔径は10μm〜20μm、気孔率は20%
〜30%であるとした。
【0013】請求項6に記載の発明では、請求項1乃至
5のいずれか1項に記載の部材の製造方法であって、平
均粒径の異なる2種の炭化珪素粉末を所定比率で配合し
た原料を用いて、前記第1層となる第1成形体を作製す
る工程と、前記2種の炭化珪素粉末を前記比率とは異な
る比率で配合した原料を用いて、前記第2層となる第2
成形体を作製する工程と、前記第1成形体及び第2成形
体を積層してプレスする工程と、前記プレスにより得ら
れた積層体を焼成する工程とを含むことを特徴とした電
解めっき装置用めっき液保持部材の製造方法をその要旨
とする。
【0014】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、相対的に多孔性の
度合いの大きい上層においては、めっき液が層内をスム
ーズに流れることができるため、圧力損失の増大が回避
される。一方、相対的に多孔性の度合いの小さい下層に
おいては、めっき液の流れがいくぶん規制されるため、
好適なめっき液保持性が付与される。以上の結果、めっ
き液保持部材の下側面から滲出してくるめっき液の量が
毎回ほぼ一定になり、処理毎にめっき層の膜厚がばらつ
きにくくなる。ゆえに、複数の被めっき物に対して均一
な膜厚のめっき層を形成することができる。
【0015】請求項2に記載の発明によると、相対的に
気孔径及び気孔率の大きい上層においては、めっき液が
層内をスムーズに流れることができるため、圧力損失の
増大が回避される。一方、相対的に気孔径及び気孔率の
小さい下層においては、めっき液の流れがいくぶん規制
されるため、好適なめっき液保持性が付与される。以上
の結果、めっき液保持部材の下側面から滲出してくるめ
っき液の量が毎回ほぼ一定になり、処理毎にめっき層の
膜厚がばらつきにくくなる。ゆえに、複数の被めっき物
に対して均一な膜厚のめっき層を形成することができ
る。
【0016】請求項3に記載の発明によると、耐食性に
優れた多孔質炭化珪素板を用いためっき液保持部材であ
るため、当該部材がめっき液により侵蝕されにくくな
り、めっき液中への不純物の溶出が防止される。これに
よりめっき液の組成劣化が回避され、めっきの析出挙動
が安定化する。また、多孔質アルミナに比べて電気伝導
性に優れた多孔質炭化珪素を用いためっき液保持部材で
あるため、当該部材が実質的に陽極としての役割を果た
すようになる。よって、擬似的な陽極である当該部材が
被めっき物に対してより近接した状態となり、被めっき
物付近のめっき液に強くかつ安定した電界を与えること
ができる。
【0017】請求項4に記載の発明によると、両層の厚
さの比を上記好適範囲内にて設定することにより、処理
毎のめっき層の膜厚ばらつきを確実に解消することがで
きる。
【0018】上層の厚さの比が大きくなりすぎる(下層
の厚さの比が小さくなりすぎる)と、好適なめっき液保
持性が得られなくなり、めっき液滲出量を毎回一定にす
ることが困難になる。逆に、上層の厚さの比が小さくな
りすぎる(下層の厚さの比が大きくなりすぎる)と、圧
力損失の増大につながる結果、やはりめっき液滲出量を
毎回一定にすることが困難になる。
【0019】請求項5に記載の発明によると、気孔径及
び気孔率を上記好適範囲にて設定することにより、処理
毎のめっき層の膜厚ばらつきを確実に解消することがで
きる。
【0020】請求項6に記載の発明によると、第1成形
体及び第2成形体を積層してプレスすることにより積層
体が得られ、これを焼成することにより、多孔性の度合
いの異なる2層が互いに接合した状態の焼結体を得るこ
とができる。また、平均粒径の異なる2種の炭化珪素粉
末の配合比率を変えることにより、前記2つの層を比較
的簡単にかつ確実に得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態の電解銅めっき装置1を図1に基づき詳細に説明す
る。
【0022】この電解銅めっき装置1を構成する陰極2
は、上端側にいくほど拡径する円環状の部材であって、
その下端側にはフランジ3が形成されている。陰極2は
例えば導電性の金属材料を用いて形成されている。陰極
2の下端側開口部4の径は、被めっき物である半導体ウ
ェハ(例えばシリコンウェハ)5の径よりも若干小さめ
に設定されている。半導体ウェハ5は図示しないステー
ジにより下方側からフランジ3に対して押圧される。そ
の結果、半導体ウェハ5の上面側外周部がフランジ3の
下面側に密着し、この状態で半導体ウェハ5が保持され
るようになっている。このとき、陰極2はいわば有底状
となるため、半導体ウェハ5の上面側にできる領域には
電解銅めっき液15が溜まるようになっている。
【0023】一方、この電解銅めっき装置1を構成する
ホルダ12は、使用時において、陰極2の上方において
近接した状態で配置される。ホルダ12の下端側には開
口部13が設けられており、その開口部13付近には板
状の陽極14が取り付けられている。陽極14は例えば
導電性の金属材料を用いて円形状に形成されている。陽
極14の複数箇所には、銅めっき液15を上面側から下
面側に通過させるための構造としてスリット16が設け
られている。ホルダ12の上面には、めっき液供給管1
7及びめっき液回収管18がそれぞれ設けられている。
めっき液供給管17は、ホルダ12及び陽極14によっ
て区画される空間19と、図示しないめっき液タンクと
の間を連通させている。銅めっき液15が不足すると、
このめっき液供給管17を介して前記空間19内に銅め
っき液15が補充されるようになっている。めっき液回
収管18は、前記空間19内における銅めっき液15の
量が一定量を超えたときに、その余剰分を回収する役割
を果たしている。なお、回収された銅めっき液15は、
めっき液タンクに戻されて再利用されるようになってい
る。
【0024】ホルダ12の開口部13には、陽極14の
下面側に接するようにしてめっき液保持部材としてのめ
っき液保持プレート21が設けられている。めっき液保
持プレート21は、陽極14とほぼ同じ大きさかつほぼ
同じ形状(即ち円板状)となっている。めっき液保持プ
レート21は、外周部分から横方向に突出するフランジ
部21aを備えている。このフランジ部21aは、ホル
ダ12の開口部13に設けられた支持部13aによって
支持されている。なお、フランジ部21aの下面と支持
部13aの上面との間には、シール部材であるゴム製の
環状パッキング22が介在されている。
【0025】めっき液保持プレート21は、銅めっき液
15を自身の気孔内に保持することにより、ホルダ12
の移送時における下面側からの銅めっき液15の流出を
防止する役割も果たしている。なお、めっき液保持プレ
ート21の下面は、半導体ウェハ5の上面と僅かな間隙
を隔てた状態で対向配置されている。具体的にいうと、
本実施形態では前記間隙の大きさが1mm程度となるよ
うに設定されている。
【0026】次に、本実施形態において用いられるめっ
き液保持プレート21の材質等について詳細に説明す
る。本実施形態のめっき液保持プレート21は多孔質セ
ラミック板であり、具体的には多孔質炭化珪素板(多孔
質SiC板)P1が用いられている。多孔質炭化珪素を
選択した理由は、多孔質炭化珪素は多孔質アルミナに比
べて耐食性及び電気伝導性に優れ、めっき液保持プレー
ト21用材料として極めて好都合だからである。
【0027】本実施形態のめっき液保持プレート21を
構成する多孔質炭化珪素板P1は、上層27及び下層2
8からなる2層構造を有している。そして、下層28に
おける多孔性の度合いは、上層27における多孔性の度
合いよりも小さくなっている。より具体的にいうと本実
施形態では、下層28における気孔径及び気孔率は、上
層27における気孔径及び気孔率よりも小さくなってい
る。上層27における気孔径及び気孔率を相対的に大き
く設定した理由は、層内に銅めっき液15をスムーズに
流すことにより、圧損増大の回避を図ったためである。
一方、下層28において気孔径及び気孔率を小さく設定
した理由は、銅めっき液15の流れをいくぶん規制する
ことにより、好適なめっき液保持性の付与を図ったため
である。
【0028】第1層である上層27における気孔径は2
5μm〜50μm、気孔率は30%〜50%であること
がよい。気孔径が25μm未満であったり気孔率が30
%未満である場合、銅めっき液15がスムーズに流れに
くくなり、圧力損失を確実に低減することが困難になる
おそれがある。ゆえに、下層28側に供給される銅めっ
き液15の量が不均一になり、結果として銅めっき層の
膜厚が不均一になるおそれがある。逆に気孔径が50μ
mを超えていたり気孔率が50%を超えるような場合、
圧力損失の増大は避けられるものの、機械的強度の低下
を起こす可能性がある。また、機械的強度の低下を回避
しようとすると、材料の選定や焼成条件の設定が難しく
なる。
【0029】第2層である下層28における気孔径は1
0μm〜20μm、気孔率は20%〜30%であること
がよい。気孔径が10μm未満であったり気孔率が20
%未満である場合、銅めっき液15の流れが過度に規制
されて圧力損失が増大してしまい、銅めっき液15の滲
出しやすさが場所によってバラつくおそれがある。即
ち、めっき液保持プレート21の下面側から供給される
めっき液15の量が不均一になり、結果として銅めっき
層の膜厚が不均一になるおそれがある。逆に気孔径が2
0μmを超えていたり気孔率が30%を超えている場
合、銅めっき液15の流れが十分に規制されず、好適な
めっき液保持性を付与することができくなる場合があ
る。
【0030】上層27の厚さと下層28の厚さとの比は
5:5〜9:1であることが好ましく、6:4〜8:2
であることがさらに好ましい。上層27の厚さの比が大
きくなりすぎる(下層28の厚さの比が小さくなりすぎ
る)と、好適なめっき液保持性が得られなくなり、めっ
き液滲出量を毎回一定にすることが困難になる。逆に、
上層27の厚さの比が小さくなりすぎる(下層28の厚
さの比が大きくなりすぎる)と、全体として圧力損失の
増大につながる結果、やはりめっき液滲出量を毎回一定
にすることが困難になる。
【0031】めっき液保持プレート21の体積固有抵抗
は101Ωm〜105Ωmであることがよく、102Ωm
〜104Ωmであることがなおよい。体積固有抵抗が1
1Ωm未満のものを実現しようとすると、材料の選定
や焼成条件の設定等が難しくなって、めっき液保持プレ
ート21の製造コストが高騰するおそれがある。また、
そればかりでなくめっき液保持プレート21の多孔性が
損なわれ、めっき液保持性という基本性能が損なわれる
おそれもある。逆に105Ωmを超える場合には電気伝
導性が低くなりすぎてしまい、めっき液保持プレート2
1が実質的に陽極14として機能しなくなるおそれがあ
る。ゆえに、半導体ウェハ5の上面付近の銅めっき液1
5に、強くかつ安定した電界を与えることができなくな
るおそれがある。
【0032】なお、めっき液保持プレート21の密度は
1.6g/cm3〜2.5g/cm3、 曲げ強度は30
MPa〜150MPa、ヤング率は50GPa〜200
GPa、熱伝導率は50W/m・K〜150W/m・K
であることがよい。また、めっき液保持プレート21を
構成する多孔質炭化珪素としては、高純度多孔質炭化珪
素が用いられることがよい。具体的には、不純物である
重金属の濃度が0.5%以下の多孔質炭化珪素が用いら
れることがよい。
【0033】ここで、本実施形態のめっき液保持プレー
ト21を製造する方法について説明する。まず、平均粒
径の異なる2種の炭化珪素粉末を所定比率で配合した原
料を用意する。そして、これら2種の炭化珪素粉末に溶
剤やバインダ等を配合したうえで、これをよく混合す
る。次いで、この混合物を乾燥した後、その乾燥混合物
を顆粒化する。そして、前記造粒工程により得られた顆
粒を材料として成形を行い、後に上層27となる円形状
の第1成形体を作製する。
【0034】同じく、平均粒径の異なる2種の炭化珪素
粉末を配合した原料を用意する。そして、これら2種の
炭化珪素粉末に溶剤やバインダ等を配合したうえで、こ
れをよく混合する。次いで、この混合物を乾燥した後、
その乾燥混合物を顆粒化する。そして、前記造粒工程に
より得られた顆粒を材料として成形を行い、後に下層2
8となる円形状の第2成形体を作製する。ただし、第2
成形体用原料における2種の炭化珪素粉末の配合比率
は、第1成形体用原料における2種の炭化珪素粉末の配
合比率とは異なるものとされることがよい。その理由
は、平均粒径の異なる2種の炭化珪素粉末の配合比率を
変えることにより、上層27及び下層28に適した2種
の成形体を比較的簡単にかつ確実に得ることができるか
らである。
【0035】次いで、第1成形体及び第2成形体を積層
して厚さ方向からプレス圧を加えることにより、これら
を一体化させて積層体とする。そして、この積層体を不
活性雰囲気下にて2000℃〜2300℃程度の温度で
常圧焼成することにより、積層体を焼結させる。その結
果、多孔性の度合いの異なる2層が互いに接合した状態
の焼結体(即ち多孔質炭化珪素板P1)を得ることがで
きる。
【0036】次に、上記のように構成されためっき液保
持プレート21を用いた電解銅めっき装置1の使用方法
について説明する。この電解銅めっき装置1の場合、め
っき液供給管17を経て供給されてきた銅めっき液15
が、前記空間19に一定量溜まるようになっている。当
該空間19に供給されてきた銅めっき液15は、陽極1
4のスリット16を通過してめっき液保持プレート21
に到る。そして、銅めっき液15はさらにめっき液保持
プレート21における上層27の気孔及び下層28の気
孔を通り抜けて、半導体ウェハ5の上面側に供給され
る。従って、この状態で陽極14及び陰極2間に通電を
行うことにより、静止浴のまま電解銅めっきが施され
る。すると、半導体ウェハ5の上面側にあらかじめ掘ら
れた配線用溝を埋めるように銅めっき層が析出し、結果
として所望パターン形状の銅配線が形成されるようにな
っている。
【0037】
【実施例及び比較例】[実施例1]原料炭化珪素粉末と
して、GC♯240(信濃電気精錬社製、平均粒径57
μm)とGMF−15H2(太平洋ランダム社製、平均粒
径0.5μm)とを重量比が95:5となるようにして
用いた。そして、これら2種の炭化珪素粉末にさらに
水、バインダであるアクリル系樹脂を配合し、これを万
能混合機を用いてよく混合しながら同時に造粒を行っ
た。そして、前記混合・造粒工程により得られた顆粒を
材料として、50MPa程度の圧力で静水圧プレスを行
い、後に上層27となる円板状の第1成形体を作製し
た。
【0038】また、原料炭化珪素粉末として、GC♯2
40(信濃電気精錬社製、平均粒径57μm)とGMF−
15H2(太平洋ランダム社製、平均粒径0.5μm)
とを重量比が70:30となるようにして用いた。そし
て、これら2種の炭化珪素粉末にさらに水、バインダで
あるアクリル系樹脂を配合し、これをポットミルを用い
てよく混合した。前記混合工程により得られた均一な混
合物を所定時間乾燥して水分をある程度除去した後、そ
の乾燥混合物を適量採取し、これをスプレードライヤに
より顆粒化した。そして、前記造粒工程により得られた
顆粒を材料として、100MPa〜130MPa程度の
圧力で静水圧プレスを行い、後に下層28となる円板状
の第2成形体を作製した。
【0039】次に、得られた2枚の成形体を積層し、一
軸プレス機によりプレスを行った。次いで、プレスによ
り得られた積層体をアルゴン雰囲気下にて2100℃〜
2200℃の温度で常圧焼成した。その結果、多孔質炭
化珪素製の円板状のめっき液保持プレート21(上層2
7が7.0mm、下層28が3.0mmであり、全体厚
が10mm)を得た。
【0040】実施例1のめっき液保持プレート21の上
層27については、気孔率が43%、気孔径が32μ
m、体積固有抵抗が103Ωm、密度が1.9g/c
3、曲げ強度が50MPa、熱伝導率が80W/m・
K、重金属濃度が0.5%以下であった。下層28につ
いては、気孔率が25%、気孔径が13μm、体積固有
抵抗が103Ωm、密度が2.4g/cm3、曲げ強度が
130MPa、熱伝導率が140W/m・K、重金属濃
度が0.5%以下であった。 [実施例2〜5]実施例2,3では、上層27及び下層
28の厚さを表1に示すように変更したことを除き、基
本的には実施例1の手順に従って、同サイズのめっき液
保持プレート21を作製した。
【0041】実施例4,5では、上層27及び下層28
の気孔径及び気孔率を表1に示すように変更したことを
除き、基本的には実施例1の手順に従って、同サイズの
めっき液保持プレート21を作製した。 [比較例1,2]比較例1では、原料炭化珪素粉末とし
て、GC♯240(信濃電気精錬社製、平均粒径57μ
m)とGMF−15H2(太平洋ランダム社製、平均粒径
0.5μm)とを重量比が95:5となるようにして用
いた。そして、これら2種の炭化珪素粉末にさらに水、
バインダであるアクリル系樹脂を配合し、これを万能混
合機を用いてよく混合しながら同時に造粒を行った。そ
して、前記混合・造粒工程により得られた顆粒を材料と
して、50MPa程度の圧力で静水圧プレスを行い、円
板状成形体を作製した。これを実施例1と同じ条件で焼
成し、上下2層構造を有しない単一層からなるめっき液
保持プレート21とした(表2参照)。
【0042】比較例2では、原料炭化珪素粉末として、
GC♯240(信濃電気精錬社製、平均粒径57μm)
とGMF−15H2(太平洋ランダム社製、平均粒径
0.5μm)とを重量比が70:30となるようにして
用いた。そして、これら2種の炭化珪素粉末にさらに
水、バインダであるアクリル系樹脂を配合し、これをポ
ットミルを用いてよく混合した。前記混合工程により得
られた均一な混合物を所定時間乾燥して水分をある程度
除去した後、その乾燥混合物を適量採取し、これをスプ
レードライヤにより顆粒化した。そして、前記造粒工程
により得られた顆粒を材料として、100MPa〜13
0MPa程度の圧力で静水圧プレスを行い、円板状成形
体を作製した。これを実施例1と同じ条件で焼成し、上
下2層構造を有しない単一層からなるめっき液保持プレ
ート21とした(表2参照)。 [比較試験の方法及び結果]上記各実施例及び各比較例
を電解銅めっき装置1に取り付けて、実際に銅めっき液
15を供給し、銅めっき液15の滲出量のばらつき度合
いを調査した。
【0043】具体的には、めっき液保持プレート21の
下側面をろ紙に押し付けて、ろ紙に銅めっき液15を染
み込ませるようにした。そして、押し付け前のろ紙の重
量と、押し付け直後のろ紙の重量との差を求め、その値
から1回ごとの銅めっき液15の滲出量(mL)を算出
した。これを10回連続して行い、最大値と最小値との
差(mL)を求め、これを滲出量ばらつきの大小の指標
とした。それらの結果を表1,2に示す。
【0044】以上の結果から明らかなように、各実施例
においては、銅めっき液15の滲出量のばらつき度合い
が小さくなり、滲出量が毎回ほぼ一定になることがわか
った。ゆえに、処理毎に銅めっき層の膜厚がばらつか
ず、複数枚の半導体ウェハ5に対して均一な膜厚の銅め
っき層を形成可能であることが示唆された。
【0045】一方、各比較例においては、銅めっき液1
5の滲出量のばらつき度合いが大きくなり、各実施例に
比べて滲出量がばらつくことがわかった。ゆえに、処理
毎に銅めっき層の膜厚がばらついてしまい、複数枚の半
導体ウェハ5に対して均一な膜厚の銅めっき層を形成す
ることが困難であることが示唆された。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】 従って、本実施形態によれば以下のような効果を得るこ
とができる。
【0048】(1)本実施形態のめっき液保持プレート
21は、上下2層構造を有する多孔質セラミック板から
なり、下層28における多孔性の度合いが上層27にお
ける多孔性の度合いよりも小さくなっている。このた
め、銅めっき液の滲出量が毎回ほぼ一定になり、処理毎
に銅めっき層の膜厚がばらつきにくくなる。ゆえに、複
数枚の半導体ウェハ5に対して均一な膜厚の銅めっき層
(即ち銅配線)を形成することができる。
【0049】(2)このめっき液保持プレート21は、
耐食性に優れた多孔質炭化珪素板P1を用いて構成され
ているため、当該部材が銅めっき液15により侵蝕され
にくくなり、銅めっき液15中への不純物の溶出が防止
される。これにより銅めっき液の組成劣化が回避され、
銅めっきの析出挙動が安定化する。また、多孔質アルミ
ナに比べて電気伝導性に優れた多孔質炭化珪素を用いた
めっき液保持プレート21であるため、当該部材が実質
的に陽極14としての役割を果たすようになる。よっ
て、擬似的な陽極14である当該部材が半導体ウェハ5
に対してより近接した状態となり、半導体ウェハ5付近
の銅めっき液15に強くかつ安定した電界を与えること
ができる。
【0050】(3)このめっき液保持プレート21で
は、上層27及び下層28の厚さの比を上記好適範囲内
にて設定しているとともに、気孔径及び気孔率を上記好
適範囲にて設定している。このため、処理毎の銅めっき
層の膜厚ばらつきを確実に解消することができる。
【0051】(4)本実施形態の製造方法によると、第
1成形体及び第2成形体を積層してプレスすることによ
り、まず、2層構造の積層体を得ることができる。そし
て、これを焼成することにより、多孔性の度合いの異な
る上層27及び下層28が互いに接合した状態の焼結体
(即ち多孔質炭化珪素板P1)を得ることができる。ま
た、平均粒径の異なる2種の炭化珪素粉末の配合比率を
変えることにより、上層27及び下層28を比較的簡単
にかつ確実に得ることができる。
【0052】以上のことから明らかなように、本実施形
態の製造方法によれば、所望のめっき液保持プレート2
1を比較的簡単にかつ確実に製造することができる。な
お、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
【0053】・ 多孔性の度合いの異なる上層27及び
下層28が互いに接合した状態の焼結体を、例えば前記
実施形態とは異なる次の方法により製造することが可能
である。まず、多孔性の度合いの大きい上層27をあら
かじめ作製しておく。そして、CVD等の成膜方法によ
って、上層27の片側面に対し、多孔性の度合いの小さ
い下層28を形成する。
【0054】・ 上層27及び下層28における多孔性
の度合いに違いを持たせたい場合、気孔径のみを変更し
てもよいほか、気孔率のみを変更してもよい。勿論、前
記実施形態のように気孔径及び気孔率の両方を変更して
もよい。
【0055】・ 第1成形体及び第2成形体をプレスし
て積層した後に焼成を行う前記実施形態に代え、例えば
焼成によってあらかじめ上層27及び下層28を作製し
ておき、焼成後にこれらを接着剤等を用いて接合するよ
うにしてもよい。
【0056】・ フランジ部21aは必須ではないため
省略されてもよい。 ・ 実施形態の電解めっき装置1は、電解銅めっきを実
施する場合のみならず、例えば電解ニッケルめっきや電
解金めっき等を実施する場合にも勿論使用可能である。
【0057】・ 被めっき物はシリコンやガリウム砒素
などからなる半導体ウェハ5のみに限定されることはな
く、例えばセラミック製、金属製またはプラスティック
製の基材などであってもよい。
【0058】・ 実施形態の電解めっき装置1は、配線
の形成のみに利用されるばかりでなく、例えばバンプ等
のような半導体における外部接続端子の形成などに利用
されることも可能である。さらに、当該電解めっき装置
1は、上記配線のように電気を流すことを目的とする金
属層の形成のみに利用されるに止まらず、電気を流すこ
とを特に目的としない金属層の形成に使用されても構わ
ない。
【0059】・ めっき液保持プレート21の上面は陽
極14の下面に対して非接触状態で配置されていても構
わない。次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想
のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的
思想を挙げる。
【0060】(1) めっき液が通過可能な構造を有す
る陽極と、被めっき物に接触する陰極と、前記陽極にお
ける前記被めっき物側に配置された多孔性のめっき液保
持部材とを備え、前記めっき液が前記陽極及び前記めっ
き液保持部材を介して前記被めっき物に供給される電解
めっき装置において、前記めっき液保持部材は上下2層
構造を有する多孔質セラミック板からなり、下層におけ
る気孔径が上層における気孔径よりも小さいか、または
下層における気孔率が上層における気孔率よりも小さい
ことを特徴とする電解めっき装置。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜5に記
載の発明によれば、複数の被めっき物に対して均一な膜
厚のめっき層を形成することができる電解めっき装置用
めっき液保持部材を提供することができる。
【0062】請求項6に記載の発明によれば、上記の優
れためっき液保持部材を比較的簡単にかつ確実に製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施形態の電解銅めっ
き装置の概略断面図。
【符号の説明】
1…電解めっき装置としての電解銅めっき装置、2…陰
極、5…被めっき物としての半導体ウェハ、12…ホル
ダ、13…開口部、14…陽極、15…めっき液、21
…めっき液保持部材としてのめっき液保持プレート、2
7…第1層としての上層、28…第2層としての下層、
P1…多孔質セラミック板としての多孔質炭化珪素板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K024 AA09 AB01 BA01 BA11 BA12 BA15 BB12 BC10 CB15 CB16 CB21 GA16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下2層構造を有するとともに、下層にお
    ける多孔性の度合いが上層における多孔性の度合いより
    も小さい多孔質セラミック板からなることを特徴とする
    電解めっき装置用めっき液保持部材。
  2. 【請求項2】上下2層構造を有するとともに、下層にお
    ける気孔径及び気孔率が上層における気孔径及び気孔率
    よりも小さい多孔質セラミック板からなることを特徴と
    する電解めっき装置用めっき液保持部材。
  3. 【請求項3】前記多孔質セラミック板は多孔質炭化珪素
    板であることを特徴とする請求項1または2に記載の電
    解めっき装置用めっき液保持部材。
  4. 【請求項4】前記上層の厚さと前記下層の厚さとの比は
    5:5〜9:1であることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載の電解めっき装置用めっき液保持
    部材。
  5. 【請求項5】前記上層における気孔径は25μm〜50
    μm、気孔率は30%〜50%、前記下層における気孔
    径は10μm〜20μm、気孔率は20%〜30%であ
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記
    載の電解めっき装置用めっき液保持部材。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか1項に記載の部
    材の製造方法であって、 平均粒径の異なる2種の炭化珪素粉末を所定比率で配合
    した原料を用いて、前記第1層となる第1成形体を作製
    する工程と、前記2種の炭化珪素粉末を前記比率とは異
    なる比率で配合した原料を用いて、前記第2層となる第
    2成形体を作製する工程と、前記第1成形体及び第2成
    形体を積層してプレスする工程と、前記プレスにより得
    られた積層体を焼成する工程とを含むことを特徴とした
    電解めっき装置用めっき液保持部材の製造方法。
JP2001131322A 2001-04-27 2001-04-27 電解めっき装置用めっき液保持部材及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4833433B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001131322A JP4833433B2 (ja) 2001-04-27 2001-04-27 電解めっき装置用めっき液保持部材及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001131322A JP4833433B2 (ja) 2001-04-27 2001-04-27 電解めっき装置用めっき液保持部材及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002327297A true JP2002327297A (ja) 2002-11-15
JP4833433B2 JP4833433B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=18979526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001131322A Expired - Fee Related JP4833433B2 (ja) 2001-04-27 2001-04-27 電解めっき装置用めっき液保持部材及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4833433B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017088918A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 トヨタ自動車株式会社 金属皮膜の成膜装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000232078A (ja) * 1999-02-10 2000-08-22 Toshiba Corp メッキ方法及びメッキ装置
JP2002004091A (ja) * 2000-04-21 2002-01-09 Ebara Corp 電解処理装置及びその電場状態制御方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000232078A (ja) * 1999-02-10 2000-08-22 Toshiba Corp メッキ方法及びメッキ装置
JP2002004091A (ja) * 2000-04-21 2002-01-09 Ebara Corp 電解処理装置及びその電場状態制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017088918A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 トヨタ自動車株式会社 金属皮膜の成膜装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4833433B2 (ja) 2011-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100748924B1 (ko) 정전 척 및 그 제조 방법
US6264882B1 (en) Process for fabricating composite material having high thermal conductivity
TW202009990A (zh) 蝕刻裝置用環形部件、蝕刻裝置以及以其蝕刻基底之方法
TWI308517B (ja)
TW200828491A (en) Substrate supporting member
CN110216282B (zh) 铜基合金触点的制备方法
TWI308133B (en) Low-adhesion material and mold for molding resin using the same material
JP4219325B2 (ja) 多孔性チタン材料物品の製造方法
KR19990028330A (ko) 코팅 방법, 세라믹 금속 구조물의 제조 방법, 결합 방법 및 이로부터 형성된 구조물
TWI358401B (en) Aluminum nitride sintered body
GB2482780A (en) Polycrystalline superhard layer made by electrophoretic deposition
JP2000040517A (ja) 固体高分子型燃料電池用炭素質セパレータ部材及びその製造方法
TW201202171A (en) Production method of ceramic connection member
JP2002327297A (ja) 電解めっき装置用めっき液保持部材及びその製造方法
JP2001158680A (ja) 炭化珪素・金属複合体及びその製造方法、並びにウェハ研磨装置用部材及びウェハ研磨装置用テーブル
JP4694008B2 (ja) 電解めっき装置、電気めっき装置用めっき液保持部材、銅配線半導体の製造方法
TWI264080B (en) Wafer holder for semiconductor manufacturing device and semiconductor manufacturing device in which it is installed
KR101061981B1 (ko) 금속 다공질체, 수처리 및 전기도금용 다공질 불용성 전극,및 이들의 제조방법
JP2005072039A (ja) 真空チャック
JP3778544B2 (ja) セラミック部材及びその製造方法、ウェハ研磨装置用テーブル
JP2006188428A (ja) セラミック部材及びウェハ研磨装置用テーブル
JP4833432B2 (ja) 電解めっき装置用めっき液保持部材
JP2002327298A (ja) 電解めっき装置用めっき液保持部材
JP2002104884A (ja) セラミック部材の製造方法、ウェハ研磨装置用テーブルの製造方法
JP4833434B2 (ja) 電解めっき装置用めっき液保持部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110920

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110922

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4833433

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees