JP2002327003A - フッ化アルキル基含有重合体の製造方法および製造装置 - Google Patents
フッ化アルキル基含有重合体の製造方法および製造装置Info
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Abstract
経済性に優れたフッ化アルキル基含有重合体の製造方法
を確立する。 【解決手段】 加圧下の液化二酸化炭素または超臨界二
酸化炭素を重合溶媒として、フッ化アルキル基含有(メ
タ)アクリレートを20質量%以上含有するラジカル重
合可能な単量体成分を重合するに当たり、重合溶媒と単
量体成分との合計量に対する単量体成分の質量を60〜
99質量%とすることを特徴とするフッ化アルキル基含
有重合体の製造方法である。
Description
素を重合溶媒または抽出溶剤として利用するフッ化アル
キル基含有重合体の製造方法および製造装置に関する。
具体的には、単量体の濃度を高い状態で重合することに
よって、比較的短時間で高い重合体収率を得るための製
造方法に関すると共に、重合体と未反応の単量体(モノ
マー)を簡単に分離して、高純度な重合体を得るための
製造方法および装置に関するものである。
たり、重合の場として有機溶媒を用いる溶液重合法が知
られている。例えば、撥水性と撥油性に優れた特性を有
するフッ化アルキル基含有重合体は、フロン等のフッ素
系有機溶剤やその他の有機溶剤を用いて溶液重合法で合
成されている。この溶液重合法では、得られる重合体は
用いられた溶媒の溶液として得られる。従って、例え
ば、粉末状の重合体を得ようとすれば溶媒を留去して粉
末化する必要があるが、環境保護の面から有機溶媒を捕
捉して処理しなければならず、工程が煩雑となる。ま
た、有機溶媒の種類によっては完全に留去できず、製品
粉体中に溶媒が残存することがあり得るので、用途によ
っては安全面で問題となる。
化炭素を重合溶媒として用いて溶液重合を行う試みがな
されている。液化または超臨界二酸化炭素を重合溶媒と
すれば、安全性が確保でき、溶媒の処理の問題が解決で
きる。
超臨界二酸化炭素中でのフルオロポリマーの製造方法が
開示されているが、重合体の収率が19〜78%とまち
まちであり、工業的な再現性の点で、また重合体収率の
点で、改善の余地がある。
0℃、圧力6.2〜10.3MPaの条件で超臨界二酸
化炭素中でのフルオロモノマーを重合する技術が開示さ
れているが、この技術の対象はフッ化オレフィンやフッ
化ビニルエーテルであって、本発明において目的とする
フッ化アルキル基含有(メタ)アクリレートについては
考慮されていない。
レフィンやフッ化ビニルエーテル等のフルオロモノマー
を超臨界二酸化炭素中で溶液重合することが開示されて
いるが、収率が12.4〜90.4%とばらつき、ま
た、高収率であるとは言えない。
たは超臨界二酸化炭素を用いて得られた重合体溶液中に
は、未反応の単量体や中程度の分子量の多量体(オリゴ
マー)が含まれている。加熱乾燥や減圧による二酸化炭
素の揮散等の手段で固体の重合体を製造すると、単量体
や多量体が混入したままとなり、高純度な重合体を得る
ことはできない。従来は、例えば前記特表平7−505
429号に記載されているように、重合体を良溶媒に溶
解させた後、この溶液を貧溶媒中へ注入し、重合体を沈
殿させて精製するいわゆる再沈法等の手段で高純度化を
行っていたが、この再沈法は、揮散溶媒を回収しなけれ
ばならない上、手間および時間がかかり煩雑である。
撥油性に優れたフッ化アルキル基含有重合体を得ること
を究極の目的として、フッ化アルキル基含有(メタ)ア
クリレートを液化二酸化炭素または超臨界二酸化炭素を
利用して重合することを前提に、短時間で高い重合体収
率が得られる操作性と経済性に優れたフッ化アルキル基
含有重合体の製造方法を確立することを第1の課題とし
て掲げた。また、フッ化アルキル基含有重合体と共存す
る単量体等を効率的に除去し、高純度な重合体を製造す
ることのできる製造方法の確立を第2の課題としてい
る。
本願の製造方法は、加圧下の液化二酸化炭素または超臨
界二酸化炭素を重合溶媒として、フッ化アルキル基含有
(メタ)アクリレートを20質量%以上含有するラジカ
ル重合可能な単量体成分を重合するに当たり、重合溶媒
と単量体成分との合計量に対する単量体成分の質量を6
0〜99質量%とするところに要旨を有する。単量体成
分の濃度を高めたことにより、短時間であっても高い収
率で重合体を得ることができた。具体的には、圧力7〜
50MPa、温度40〜200℃で重合を行うことが好
ましい。
トの一部または全部がヘプタデカフルオロデシルメタク
リレートであると、撥油性・撥水性に優れた重合体を収
率よく製造することができる。
基含有(メタ)アクリレート以外に、フッ化アルキル基
を含有しない(メタ)アクリレートを含有するものであ
ってもよく、特に、フッ化アルキル基を含有しない(メ
タ)アクリレートの一部または全部がステアリルメタク
リレートであると、共重合性、重合体収率の点で好まし
い。
のは、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)であるが、他のラジカル重合開始剤も使用可能
である。
フッ化アルキル基含有(メタ)アクリレートを20質量
%以上含有するラジカル重合可能な単量体成分から高純
度なフッ化アルキル基含有重合体を製造する方法であっ
て、高圧容器内にフッ化アルキル基含有重合体を入れる
と共に、高圧容器内に加圧下の液化二酸化炭素または超
臨界二酸化炭素を流通させることによって、フッ化アル
キル基含有重合体から単量体を抽出し、抽出した単量体
を液化二酸化炭素または超臨界二酸化炭素と共に高圧容
器から導出する工程を備えるところに要旨を有する。
よって、フッ化アルキル基含有重合体から、重合に用い
られたフッ化アルキル基含有単量体やその他の単量体を
容易に抽出することができるため、該重合体の純度を高
めることができた。
を高圧容器内で加圧下の液化二酸化炭素または超臨界二
酸化炭素に溶解してフッ化アルキル基含有重合体の溶液
を形成し、降圧操作によって、上記溶液を、フッ化アル
キル基含有重合体を含む相と、単量体を含む相とに相分
離させ、フッ化アルキル基含有重合体を含む相からフッ
化アルキル含有重合体を回収する工程を備えることが好
ましい。
解度に差があるので、二酸化炭素の圧力を適切にするこ
とで、重合体をリッチに含む相と、単量体をリッチに含
む相とに相分離させることができ、より高純度なフッ化
アルキル基含有重合体を製造することが可能となった。
有重合体を含む相を相分離した後であって該重合体を回
収する前に、前記高圧容器内に加圧下の液化二酸化炭素
または超臨界二酸化炭素を流通させることにより、単量
体を含む相を液化二酸化炭素または超臨界二酸化炭素と
共に高圧容器内から導出する構成を採用してもよい。
ルキル基含有重合体が上記製造方法で得られたものであ
ることは、本発明における最も好ましい実施態様であ
る。このとき、高圧容器内で重合を行い、引き続き、上
記溶解、降圧、分離、回収という高純度化操作を同じ高
圧容器内で行ってもよい。エネルギーロスが少なく、コ
スト削減につながる。また、降圧操作によって二酸化炭
素を揮散させることにより、容易に重合体を粉末状等の
形態で得ることができる。
化炭素または超臨界二酸化炭素を反応器に供給する二酸
化炭素送液手段と、高圧容器の減圧弁とを備えるフッ化
アルキル基含有重合体の製造装置も含まれる。
二酸化炭素または液化二酸化炭素を使用して重合を行っ
た場合に、仕込み単量体濃度を高めることで、短時間に
かつ高収率で均質なフッ素系重合体が製造できることを
見出した。さらに、フッ素系重合体を合成した後、超臨
界二酸化炭素または液化二酸化炭素を用いることで、未
反応単量体を効率的に除去して、重合体の純度を高める
方法を見出した。以下、本発明の製造方法を詳細に説明
する。
二酸化炭素とは、臨界温度(304.2K=31.2
℃)以上で、臨界圧力(7.37MPa)以上の状態に
ある二酸化炭素を指し、液化二酸化炭素とは、臨界温度
未満において、液相を呈する二酸化炭素である。これら
の状態の二酸化炭素を重合溶媒とすることにより、前記
した通常の有機溶媒に比べた利点の他に、ラジカルの連
鎖移動が起こらない、重合熱を速やかに奪う(熱伝導率
が高い)、拡散係数が高いので、単量体とラジカルが出
会う確率が高く開始剤効率が大である、高分子量の重合
体が溶解しても系の粘度があまり上がらないので重合後
期まで単量体とラジカルが出会う確率が高く、重合体収
率(得られる重合体の質量/仕込み単量体の質量)が高
い、等のメリットがある。
態または液化状態になる圧力であれば特に限定されない
が、7〜50MPaが好ましい。重合開始から終了まで
一定圧であっても、あるいは重合の進行に伴って昇圧す
る等、重合中に圧力を変動させても、いずれでもよい。
7MPa以上で、15MPa程度(単量体の種類と濃度
によってこの上限は若干異なってくる)までの間では、
単量体も重合体も二酸化炭素に溶解しないが、単量体相
と二酸化炭素相との界面で重合が進行していくことが見
出されたので、このレベルの低圧でも重合可能である。
酸化炭素に溶解し、重合は二酸化炭素と単量体との溶液
中で進行し、二酸化炭素と単量体との混合溶液に溶解で
きないような分子量となった重合体が二酸化炭素と単量
体との溶液から相分離することで、随時重合が終了する
ため、15MPaを超える圧力が好ましい。さらに、2
0MPaを超える高圧になると、単量体も重合体も二酸
化炭素に溶解するようになって、通常の溶液重合と同様
に均一溶液内で重合が進行するようになるため、重合収
率が高くなる観点からは好ましい。なお、容器の耐圧性
の観点および加圧装置の能力の点からは、50MPa以
下とすることが好ましい。
慮して適宜設定することができるが、40℃以上にする
と重合反応が完結するのにあまり時間を要さず、200
℃以下では、重合体が熱分解を起こさず、安定して重合
が行えることから、40〜200℃が好ましい。また、
重合時間は、重合が完結し、生産効率が落ちない観点か
ら、0.1時間以上12時間以下が好ましい。
高い、すなわち溶媒である二酸化炭素量が少ない方が高
い重合体収率を得ることができるという知見を得たの
で、単量体成分と重合溶媒との合計量に対する単量体成
分の質量(以下、単量体成分濃度ということがある)を
60〜99質量%とすることを必須要件としている。通
常の有機溶媒による溶液重合とは異なり、二酸化炭素を
溶媒とする重合では連鎖移動は起こりにくいため、溶媒
の影響は少ないと予想されたが、溶媒量は少ない方が重
合体収率が高いことがわかったからである。なお、単量
体成分濃度は、重合開始前の仕込み段階における濃度で
ある。
ば、ラジカルと単量体との出会う確率が高く、重合体収
率が高くなる。また、99質量%以下では、重合熱の除
去が可能で安定した重合が行え、重合後期においても系
の粘度が低いので単量体とラジカルが出会う確率が高
く、重合体収率が高くなる。より好ましい単量体成分濃
度の下限は65質量%、さらに好ましい下限は70質量
%である。より好ましい単量体成分濃度の上限は97質
量%、さらに好ましい上限は95質量%である。範囲で
示せば、60〜97質量%が好ましく、70〜95質量
%がさらに好ましい。
化アルキル基を有する(メタ)アクリレートを20質量
%以上含有するラジカル重合可能な単量体成分である。
本発明で目的とする撥油性・撥水性に優れた重合体を得
るためには、ラジカル重合性に優れた(メタ)アクリロ
イル基と、撥油性・撥水性を発揮するフッ化アルキル基
とを有する単量体が望ましく、この点でフッ化アルキル
基含有(メタ)アクリレートが単量体成分中20質量%
以上含まれていることが必要である。また、フッ化アル
キル基を有する(メタ)アクリレートは二酸化炭素との
親和性に優れており、得られる重合体が20MPa以上
の二酸化炭素に容易に溶解するので、高い重合体収率が
得られると共に、後述する高純度化ステップを経ること
によって一層高純度なフッ素系重合体を得られるメリッ
トもある。
トとは、フッ化アルキル基をエステル結合を介して有す
る(メタ)アクリレートである。エステル結合している
基全体の炭素数は4以上であることが好ましく、一部
に、メチレン基、エチレン基等の非フッ化アルキレン基
が含まれていてもよい。具体的には、以下に示す化合物
の1種または2種以上が望ましく利用できる。
オクチルアクリレート、CH2=CHC(O)OC2H4C7F15;ペンタ
デカフルオロノニルアクリレート、CH2=CHC(O)OC2H4C8F
17;ヘプタデカフルオロデシルアクリレート、CH2=CHC
(O)OC2H4C9F19;ノナデカフルオロウンデシルアクリレ
ート、CH2=CHC(O)OC2H4C10F21;ヘンイコサフルオロド
デシルアクリレート、CH2=C(CH3)C(O)OC2H4C6F13;トリ
デカフルオロオクチルメタクリレート、CH2=C(CH3)C(O)
OC2H4C7F15;ペンタデカフルオロノニルメタクリレー
ト、CH2=C(CH3)C(O)OC2H4C8F17;ヘプタデカフルオロデ
シルメタクリレート、CH2=C(CH3)C(O)OC2H4C9F19;ノナ
デカフルオロウンデシルメタクリレート、CH 2=C(CH3)C
(O)OC2H4C10F21;ヘンイコサフルオロドデシルメタクリ
レート、CH2=C(CH3)C(O)OCH2C2F5;ペンタフルオロプロ
ピルメタクリレート、CH2=C(CH3)C(O)OC6H12C2F5;ペン
タフルオロオクチルメタクリレート(FOMA)等が挙
げられる。特にヘプタデカフルオロデシルメタクリレー
トが撥油性・撥水性に優れた重合体が得られるため好ま
しい。従って、フッ化アルキル基含有(メタ)アクリレ
ートの一部または全部が、ヘプタデカフルオロメタクリ
レートであってもよい。
有(メタ)アクリレート以外に、共重合用単量体が含ま
れていてもよい。共重合用単量体としては、フッ化アル
キル含有(メタ)アクリレートと共重合可能であれば特
に限定されないが、共重合性や単量体の親和性の観点か
ら、メチル(メタ)アクリレートやシクロヘキシル(メ
タ)アクリレート等の(メタ)アクリレート類が好まし
い。特に、得られる重合体の撥水性の観点から、炭素数
8〜22のアルキル基を有する(メタ)アクリレートが
より好ましく、ステアリルメタクリレートが最も好まし
い。
重合開始剤としては、前記した重合条件で二酸化炭素ま
たは単量体に溶解可能であれば、特に限定されず、ラジ
カル重合用開始剤として公知の開始剤が使用可能であ
る。例えば、アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−
アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾ
系開始剤や、ラウロイルパーオキサイド等の過酸化物系
開始剤等が挙げられる。重合開始剤は、単量体成分の合
計100mol%に対し、通常、0.05〜10mol
%用いる。本発明法では前記したように開始剤効率が高
いため、0.1〜3mol%の範囲とすると、重量平均
分子量が1万以上の高分子量の重合体を得ることができ
る。
を図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の製
造方法を実施するための製造装置の一例を簡略化して示
した。1は二酸化炭素ボンベ、2は二酸化炭素送液用ポ
ンプ、3は加熱器、4は高圧状態を維持できる高圧容
器、5は単量体成分貯槽、6は単量体成分送液用ポン
プ、7は加熱器、8は減圧弁、9は温度制御手段であ
る。
熱器7で重合温度に調整されながらポンプ6で高圧容器
4へと供給される。また、二酸化炭素も、ボンベ1から
加熱器3で重合温度に調整されながらポンプ2で高圧容
器4へと供給される。高圧容器内の圧力は、単量体成分
および二酸化炭素の量と高圧容器の内容量とを勘案して
ポンプ2と6で調整する。温度制御手段9として加熱手
段を備えた高圧容器を用いれば、加熱器3,7がなくて
もよい。
圧容器4へ入れておき、二酸化炭素のみを高圧容器4へ
ポンプ2で供給するだけでもよい。さらに、単量体成分
として複数の単量体を用いる場合に、これらを予め混合
して単量体成分貯槽5へ貯蔵しておく(または高圧容器
4へ入れておく)以外に、単量体ごとに貯槽、ポンプ、
加熱器を備える構成としてもよい。重合開始剤用の貯槽
とポンプを設けることもできる。
う。所定の圧力・温度に達した時間を重合開始時とみな
して、0.1〜12時間重合反応を行う。サンプリング
によって重合体収率を確認しながら重合終了時間を決定
してもよい。本発明法では最適条件で重合を行えば、9
8%程度という極めて高い重合体収率を達成することが
できる。なお、重合中に、重合圧力を上げることもで
き、この場合は、二酸化炭素をさらに高圧容器4へ供給
すればよい。
レベルまで減圧して二酸化炭素を放出させる。得られた
重合体は、高圧容器4内に粉末状となって残るため、高
圧容器4の例えば下部から回収することができる。二酸
化炭素は回収して再利用してもよい。
きな高圧容器を用い、高圧容器内の滞留時間が重合時間
となるように制御すれば、連続重合も可能である。
アルキル基含有重合体を得るために、高純度化操作を行
うことが好ましい。最も簡単な高純度化操作は、フッ化
アルキル基含有重合体が封入されている高圧容器内に、
液化二酸化炭素または超臨界二酸化炭素を流通させて、
低分子量の多量体や未反応の単量体を抽出し、これを二
酸化炭素と共に高圧容器外へと導出する方法である。
二酸化炭素に完全に溶解していない場合でも高純度化は
可能である。すなわち、フッ化アルキル基含有重合体が
二酸化炭素に溶解しない圧力レベルであっても、低分子
量の多量体や未反応の単量体が二酸化炭素に溶ける圧力
レベルであれば、これらが重合体中から溶け出して、抽
出されるため、これらの不純物を二酸化炭素と共に系外
へ排出することができ、重合体の高純度化が達成でき
る。
ルキル基含有単量体のみからなる重合体の場合はフッ化
アルキル基含有単量体となるが、他の単量体を併用して
得られた重合体が抽出対象となることもあるので、この
場合は、フッ化アルキル基含有単量体とフッ化アルキル
基を含有しない単量体である。従って、本発明で以下の
説明に用いる「単量体」は、上記両者を意味するものと
する。また、本発明の単量体の抽出・除去工程において
は、重量平均分子量3000以下の低分子量の重合体
(本発明では「多量体」という)の抽出・除去も可能で
ある。
は、高圧容器4内で重合を終えた後、または、別途重合
しておいたフッ化アルキル基含有重合体を高圧容器4へ
装入した後、二酸化炭素をボンベ1から加熱器3で加熱
しながらポンプ2で高圧容器4へ連続的または断続的に
供給し、高圧容器4から不純物を含む二酸化炭素を連続
的または断続的に適量導出すればよい。
化炭素に一度溶解させてから、降圧操作によって、フッ
化アルキル基含有重合体を含む溶液と、多量体および/
または単量体を含む溶液とに相分離させる手段を用い
て、高純度化操作を行ってもよい。まず、20MPa以
上に一旦昇圧して、重合体を多量体や単量体と共に二酸
化炭素に溶解させて溶液状態としてから高純度化操作を
行う。もちろん、20MPa以上で重合を行っていた場
合は、そのままでよい。昇圧には二酸化炭素をボンベ1
から加熱器3で加熱しながらポンプ2で高圧容器4へ供
給すればよい。
降圧操作を行う。具体的には、減圧弁8を介して、高圧
容器4内の溶液を一部導出することで降圧できる。ま
た、温度制御装置9によって高圧容器4を冷却すること
でも、降圧が可能である。単量体および多量体は二酸化
炭素に溶解することができ、重合体は溶けていることの
できない圧力(15MPa以下)へと降圧することによ
り、重合体をリッチに含む相が、単量体および多量体を
含む二酸化炭素連続相から相分離してくる。降圧の度合
いによって、重合体中に二酸化炭素が混じり込んだよう
な液相として分離する場合と、重合体が析出してくるこ
とによって分離する場合がある。その結果、高圧容器4
内は、重合体を含む液相または重合体析出物が下側に、
上記二酸化炭素連続相が上側になって、相分離する。
相を別の高圧容器に移送して、減圧して重合体を回収す
るか、または重合体析出物を高圧容器4から取り出せ
ば、単量体および多量体を含まない高純度な重合体を得
ることができる。なお、降圧の際に、二酸化炭素溶液を
高圧容器外へ出す必要があり、一部の重合体が溶液のま
まで排出されるため、減圧弁8の下流に容器を設けてお
き、この容器内で圧力を下げるように制御すれば、この
容器内においても高圧容器4と同様の高純度化操作が行
え、重合体のロスが少なくなるため好ましい。
器4へ、さらに二酸化炭素を流通させることによって、
単量体および多量体を含む二酸化炭素連続相を高圧容器
4から導出させる方法を採用してもよい。具体的には、
高圧容器4内の圧力が上昇しないように二酸化炭素の導
入量と導出量を制御しながら(導入量≦導出量)、二酸
化炭素を、必要により加熱器3で加熱しながら、ボンベ
1からポンプ2で高圧容器4へ供給すればよい。単量体
および多量体を含む二酸化炭素連続相が高圧容器4から
減圧弁8を介して導出されれば、高圧容器4の内部は、
実質的に、二酸化炭素と重合体のみとなるので、後は、
減圧弁8から二酸化炭素を放出して、重合体を粉体状等
の形状で回収すればよい。なお、この構成では、重合体
が高圧容器4から導出されないように、予め前記降圧の
際に重合体を析出させておく(より低圧にする)ことが
好ましく、高圧容器の出口にフィルター等の濾過手段を
設けておくとよい。
いた溶液重合によって得られたフッ化アルキル基含有重
合体にも適用可能であり、この場合は、乾燥(粗い乾燥
で構わない)して溶媒を除去したフッ化アルキル基含有
重合体を高圧容器4へ装入し、重合体が溶解するまで二
酸化炭素を供給し、その後は上記操作と同様の操作を行
えばよい。また、フッ化アルキル基含有重合体以外の重
合体の高純度化にも上記方法が適用可能である。
が、下記実施例は本発明を制限するものではなく、前・
後記の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施することは全て
本発明の技術範囲に包含される。なお、特に断らない限
り、「部」は「質量部」、「%」は「質量%」を示す。
メタクリレート(HDFMA)を90.4部仕込み、重
合開始剤として2,2’−アゾビス(2,4−ジメチル
バレロニトリル(和光純薬社製「V−65」)をHDF
MAに対し1.0mol%仕込んだ。さらに、重合溶媒
として9.6部の二酸化炭素を高圧容器内において30
MPaになるようにポンプで送液し、80℃で重合反応
を開始させた。単量体濃度は、90.4%である。
0℃で4時間反応させた後、容器を急冷して重合反応を
停止させた。減圧し、二酸化炭素を脱気した後、容器内
の生成物をα,α,α−トリフルオロトルエン(TF
T)に溶解させて回収した。続いて、このTFT溶液を
大過剰のメタノール中に注ぎ、重合体を沈殿させて回収
し、沈殿物を脱気して秤量した。重合体収率(100×
沈殿物質量/単量体仕込質量)は、97%であった。な
お、本実験では、重合体収率を測定するため、あえて再
沈法を用いた。
クリレート(SMA)に置き換えた以外は、実施例1と
同条件でHDFMAとSMAの共重合を行った。開始剤
(V−65)は、表1に示したように大体1.0mol
%である。重合体収率を表1に示した。下記表から明ら
かなように、本発明法によれば、フッ素系重合体を90
%以上の収率で得ることができた。
てTFTまたはヘキサンを用い、圧力を大気圧下とした
以外は実施例1と同条件で重合を行った。単量体成分の
組成、溶媒量、開始剤量と重合体収率を表2に示した。
なおこれらの比較例では、重合の際の発熱防止のため
と、撹拌可能な粘度を維持するために、ある程度の溶剤
量が必要なため、39.8%とした。下記表から明らか
なように、通常の有機溶媒による溶液重合では83〜8
8%の収率に留まり、本発明法の優位性が確認できた。
ように変えた以外は、実施例1と同条件で重合を行っ
た。単量体成分の組成、溶媒量、開始剤量と重合体収率
を表3に示した。下記表から明らかなように、単量体成
分濃度が50.1%と低い比較例4では、重合体収率が
低いことが確認できた。
同様にして4時間重合を行い、重合体収率を調べた。結
果を表4に示した。下記表から、圧力が7MPaの場合
でも重合が可能であることが確認できたが、重合体収率
が低いため4時間以上重合することが好ましいと考えら
れる。
実施例1と同様にして重合を行い、重合体収率を調べ
た。結果を表5に示した。下記表から、100℃では、
6分で97%の重合体収率が得られていることがわか
る。
た以外は、実施例1と同様にして重合を行い、重合体収
率を調べた。フッ化アルキル基含有(メタ)アクリレー
トとしては、HDFMAの他、FOMA(ペンタフルオ
ロオクチルメタクリレート)を用い、また、共重合用単
量体としては、SMAの他、メチルメタクリレート(M
MA)、シクロヘキシルメタクリレート(CMA)を用
いた。なお、フッ化アルキル基含有(メタ)アクリレー
トと、共重合用単量体との比率は、90:10(質量
比)とした。また、開始剤は、V−65の他、アゾビス
イソブチロニトリル(AIBN)を単量体100mol
%に対し1mol%使用した。重合体収率の結果を表6
に示す。下記表から明らかなように、いずれの実施例に
おいても、良好な重合体収率を示すことが確認できた。
としてTFT39.8%を用い、V−65を単量体成分
に対し1mol%用いて、圧力を大気圧下とした以外は
実施例1と同条件で重合を行った。重合終了後、脱溶媒
した後、重合体をステンレス鋼製高圧容器(内容積約3
0cc)に入れ、重合体に対して合計80倍(質量比)
の二酸化炭素を約1.5時間流通させ、単量体の除去を
行った。温度は80℃、圧力は15MPaとした。この
圧力では、重合体は二酸化炭素に溶解しない。二酸化炭
素を全量流通させた後、減圧して、二酸化炭素を脱気
し、粉末状の重合体を得た。単量体の量は、二酸化炭素
流通前の重合体および流通後の重合体について、それぞ
れ高速液体クロマトグラフィー(溶媒TFT)で分析し
た。二酸化炭素を流通させる前は、未反応の単量体が1
6000ppm(質量)含まれていたのに対し、二酸化
炭素を流通させた後の重合体に含まれていた単量体は、
80ppmであった。本発明法によって、重合体の高純
度化が図れた。
合体を、ステンレス鋼製高圧容器(内容積約30cc)
に入れ、二酸化炭素を充填し、温度80℃、圧力30M
Paとして重合体を二酸化炭素に完全に溶解させた。そ
の後、圧力を15MPaに下げたところ、重合体を含む
相が容器下部に現れて、上相と二相に分離した。続い
て、容器に入れた重合体の質量に対して合計40倍(質
量比)の二酸化炭素を1.5時間流通させ、単量体の除
去を行った。その後は、実施例24と同様にして重合体
を回収し、単量体量を分析した。二酸化炭素を流通させ
る前は、単量体が16000ppm(質量)含まれてい
たのに対し、二酸化炭素を流通させた後の重合体に含ま
れていた単量体は、90ppmであった。
ことなく、容器内の圧力を20MPaに下げ、続いて、
仕込んだ単量体質量に対して合計20倍(質量比)の二
酸化炭素を1.5時間流通させ、単量体の除去を行っ
た。その後は、実施例25と同様にして重合体を回収
し、単量体量を分析した。二酸化炭素を流通させた後の
重合体に含まれていた単量体は、80ppmであった。
重合と高純度化プロセスを一貫して行うことで、二酸化
炭素の量を低減させることができ、エネルギーロスを抑
えることができた。
製造方法は、短時間で高い重合体収率が得られ、操作性
・経済性に優れている。また、液化二酸化炭素または超
臨界二酸化炭素を用いて、フッ化アルキル基含有重合体
と共存する単量体や多量体等を効率的に除去できるた
め、高純度な重合体を製造することができる。従って、
撥油性・撥水性に優れた高純度なフッ化アルキル基含有
重合体を工業的に生産することが可能となった。
を示す説明図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 加圧下の液化二酸化炭素または超臨界二
酸化炭素を重合溶媒として、フッ化アルキル基含有(メ
タ)アクリレートを20質量%以上含有するラジカル重
合可能な単量体成分を重合するに当たり、重合溶媒と単
量体成分との合計量に対する単量体成分の質量を60〜
99質量%とすることを特徴とするフッ化アルキル基含
有重合体の製造方法。 - 【請求項2】 圧力7〜50MPa、温度40〜200
℃で重合を行うものである請求項1に記載のフッ化アル
キル基含有重合体の製造方法。 - 【請求項3】 フッ化アルキル基含有(メタ)アクリレ
ートの一部または全部がヘプタデカフルオロデシルメタ
クリレートである請求項1または2に記載のフッ化アル
キル基含有重合体の製造方法。 - 【請求項4】 上記単量体成分が、フッ化アルキル基含
有(メタ)アクリレート以外に、フッ化アルキル基を含
有しない(メタ)アクリレートを含有するものである請
求項1〜3のいずれかに記載のフッ化アルキル基含有重
合体の製造方法。 - 【請求項5】 フッ化アルキル基を含有しない(メタ)
アクリレートの一部または全部がステアリルメタクリレ
ートである請求項4に記載のフッ化アルキル基含有重合
体の製造方法。 - 【請求項6】 2,2’−アゾビス(2,4−ジメチル
バレロニトリル)をラジカル重合開始剤として使用する
請求項1〜5のいずれかに記載のフッ化アルキル基含有
重合体の製造方法。 - 【請求項7】 フッ化アルキル基含有(メタ)アクリレ
ートを20質量%以上含有するラジカル重合可能な単量
体成分から高純度なフッ化アルキル基含有重合体を製造
する方法であって、 高圧容器内にフッ化アルキル基含有重合体を入れると共
に、高圧容器内に加圧下の液化二酸化炭素または超臨界
二酸化炭素を流通させることによって、フッ化アルキル
基含有重合体から単量体を抽出し、抽出した単量体を液
化二酸化炭素または超臨界二酸化炭素と共に高圧容器か
ら導出する工程を備えることを特徴とするフッ化アルキ
ル基含有重合体の製造方法。 - 【請求項8】 フッ化アルキル基含有(メタ)アクリレ
ートを20質量%以上含有するラジカル重合可能な単量
体成分から高純度なフッ化アルキル基含有重合体を製造
する方法であって、 フッ化アルキル基含有重合体を高圧容器内で加圧下の液
化二酸化炭素または超臨界二酸化炭素に溶解してフッ化
アルキル基含有重合体の溶液を形成し、 降圧操作によって、上記溶液を、フッ化アルキル基含有
重合体を含む相と、単量体を含む相とに相分離させ、 フッ化アルキル基含有重合体を含む相からフッ化アルキ
ル含有重合体を回収する工程を備えることを特徴とする
フッ化アルキル基含有重合体の製造方法。 - 【請求項9】 上記降圧操作によってフッ化アルキル基
含有重合体を含む相を相分離させた後であって該重合体
を回収する前に、前記高圧容器内に加圧下の液化二酸化
炭素または超臨界二酸化炭素を流通させることにより、
単量体を含む相を液化二酸化炭素または超臨界二酸化炭
素と共に高圧容器から導出する工程を備える請求項8に
記載のフッ化アルキル基含有重合体の製造方法。 - 【請求項10】 上記フッ化アルキル基含有重合体が請
求項1〜6のいずれかに記載の製造方法で得られたもの
である請求項7〜9のいずれかに記載のフッ化アルキル
基含有重合体の製造方法。 - 【請求項11】 請求項1〜6のいずれかに記載の製造
方法で、高圧容器内でフッ化アルキル基含有重合体を製
造し、引き続き、同じ高圧容器内で請求項7〜9のいず
れかに記載の製造方法を実施する請求項10に記載の製
造方法。 - 【請求項12】 降圧操作によって二酸化炭素を揮散さ
せることにより、フッ化アルキル基含有重合体を得るも
のである請求項1〜11のいずれかに記載のフッ化アル
キル基含有重合体の製造方法。 - 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかに記載の製
造方法を実施するための装置であって、高圧容器と、液
化二酸化炭素または超臨界二酸化炭素を高圧容器に供給
する二酸化炭素送液手段と、高圧容器の減圧弁とを備え
ることを特徴とするフッ化アルキル基含有重合体の製造
装置。
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