JP2002326533A - トラックの荷台シート掛け装置 - Google Patents

トラックの荷台シート掛け装置

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JP2002326533A
JP2002326533A JP2001134118A JP2001134118A JP2002326533A JP 2002326533 A JP2002326533 A JP 2002326533A JP 2001134118 A JP2001134118 A JP 2001134118A JP 2001134118 A JP2001134118 A JP 2001134118A JP 2002326533 A JP2002326533 A JP 2002326533A
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sheet
wire
load
truck
carrier
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Masayoshi Kizu
正義 木津
Yoichi Kosaka
陽一 小坂
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TAMURA KIKAI KK
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TAMURA KIKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転室内で開閉可能で、荷積み作業の障害に
ならず、過酷な動作環境の中でも安定に動作するトラッ
クの荷台シート掛け装置を得る。 【解決手段】 荷台前方上部に配置された巻取軸5は、
シートの巻取り駆動手段と制動手段とを備えている。シ
ートの引出端には荷台側壁16の上縁ないし上部を通っ
て荷台後端に達するワイヤ20が固定され、このワイヤ
の反シート側端を巻き取るワイヤドラムが設けられてい
る。更にシートの巻取り及び引出し時に上動し巻取り及
び引出し終了状態において下動するシート押え9を備え
ている。シートの引出端13を巻取軸近傍から荷台後端
まで移送してシート7を荷台上に覆着する。押下げ杆9
は、覆着時にシートを押し下げる作用と、荷積み時にワ
イヤ20の荷台前方部を押し下げて荷積み作業の障害に
ならないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラック、特に
ダンプトラックの荷台に搭載された積荷に、積荷の飛散
や雨水による濡れを防止するためのシートを覆着するシ
ート掛け装置に関するもので、荷台前方に配置された水
平方向の巻取軸に巻装したシートを引出し及び巻取るこ
とによってシートカバーの開閉を行う自動シート掛け装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダンプカー(ダンプトラック)は種々の
積荷を積載して運搬するのに用いられており、その積荷
は、例えば土砂、コンクリート合材、産業廃棄物、廃棄
物処理後の残渣などである。これらの積荷を運搬すると
き、走行中に土砂が飛散しないように、またコンクリー
ト合材に雨水が混入してコンクリートが希釈化されない
ように、荷台にカバーが設けられる。このカバーとして
可撓性のシートが広く用いられており、積荷上へのシー
トの展開や収納を自動化若しくは省力化することを可能
にするために、種々のシート掛け装置が用いられてい
る。
【0003】従来のシート掛け装置として、荷台前方上
部に設けた水平方向の巻取軸に巻装されたシートを後方
に向かって引出して、その引出端を荷台後部に係止する
ことによって、引出されたシートで荷台を覆う構造のも
のが知られている。従来のこの構造は、シートの引出し
が人手により行われるため、安全性に問題がある。即
ち、ダンプカーへの土砂やコンクリート合材の荷積みに
はパワーショベルなどの重機械が用いられるため、荷積
み現場でシート掛け作業者(通常は運転手)が車外で作業
することには大きな危険が伴う。
【0004】荷積み現場での安全性を考慮して運転者が
運転席からシートの開閉を行うことができるようにした
従来装置として、シートカバーを荷台上でアコーデオン
式に伸長及び折り畳んで開閉するシート掛け装置が提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アコーデオン
式のシート掛け装置は、シートが荷台の上縁に沿って水
平に移動して開閉が行われるので、開閉時にシートが積
荷に引っ掛かりやすく、またシートに付着した土砂やコ
ンクリート合材がシートの円滑な折り畳み動作の障害と
なって、開閉が円滑に行われなかったり、シートの折り
畳みが不完全になるなどの問題点があった。
【0006】一方、巻取軸に巻装したシートを引出し及
び巻取ってシートの開閉を行う従来装置は、上述したよ
うに作業者が車外で作業をする必要があるため、安全性
に問題がある。
【0007】そこでこの発明は、巻取軸に巻装したシー
トの引出し及び巻取りで荷台カバーの開閉を行うシート
掛け装置において、ダンプカーの運転室内に設けたコン
トローラを操作することにより、シートの引出し及び巻
取りを自動で行うことが可能で、かつ荷台への荷積み作
業の障害にならず、土砂やコンクリート合材が飛散する
こともある過酷な動作環境の中でも安定に動作すること
が可能な、トラック、特にダンプカーに好適な荷台シー
ト掛け装置を得ることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のトラックの荷
台シート掛け装置は、トラックの荷台前方上部に配置さ
れた水平方向の巻取軸5に巻装されたシート7を荷台後
方に向かって引出して、当該シートを荷台の積荷上に覆
着する構造を備えている。上記課題を解決したこの発明
の装置では、シート巻取り方向の駆動手段36とシート
引出し方向の制動手段41とを備えた上記巻取軸5と、
シートの引出端に固定されて荷台側壁16の上縁ないし
上部を通って荷台後端に達する両側のワイヤ20と、こ
のワイヤの反シート側端を巻き取るための巻取り方向の
駆動手段46と巻戻し方向の制動手段47とを備えたワ
イヤドラム29と、荷台前方に配置されて前記シートの
巻取り及び引出し時に上動し当該シートの巻取り終了状
態及び引出し終了状態において下動するシート押え9を
備えている。
【0009】好ましい構造では、巻取軸5は、荷台のフ
ロントパネル2の背面(運転席から見て背面、即ち荷台
側を向く面)両側に設けられているガードフレーム4に
軸支されている。駆動手段となる電気ないし油圧モータ
36は、ガードフレーム4に固定された支持軸31によ
り回動を固定された状態でパイプ材からなる巻取軸5の
中空部に収容して設けるのが好ましい。巻取軸5は角パ
イプや六角パイプを用いることにより、駆動手段36の
出力軸と巻取軸5との連結構造を単純化できる。例えば
駆動手段36の出力軸に取り付けた角部材40を角パイ
プ内で回転させることのみにより、当該回転を巻取軸5
に伝達することが可能である。巻取軸の駆動手段36を
巻取軸5の中空部に収納することにより、装置がコンパ
クトになると共に、塵埃や外力に対して比較的敏感なモ
ータ、クラッチ、ブレーキなどの装置を積荷である土砂
やコンクリート合材から保護することができる。
【0010】ワイヤ20は、その張力によって巻取軸5
に巻装されたシート7を引出す作用と、引出し巻取り及
び覆着時にシート7に適切な張力を付与して、シートを
安定化させる作用をしている。シート7の引出しは、シ
ートの引出端13を巻取軸近傍から荷台後端まで移送す
ることによって行われる。従って、ワイヤ20は荷台の
後端を通過しており、好ましくは荷台の側壁後端に設け
られているリアゲートヒンジ18のブラケット19内部
又はその直近にワイヤガイド22を設けて、シートの引
出端13を荷台後端まで引出し可能にする。荷台の後端
両側を通るワイヤ20は、必要ないくつかのガイドを通
して荷台の後端下部に設けたワイヤドラム29で巻き取
るようにするか、あるいは通常はパイプ材で形成されて
いる荷台側壁の上縁の当該パイプ内を通して荷台前方へ
折り返し、フロントパネル2の前面(運転席側の面)に設
置したワイヤドラムで巻き取るようにする。
【0011】このワイヤの巻取りは、左右のワイヤのた
めに区画された又は区画されない1個のドラム29で巻
き取る構造が装置構造を簡単にできること及び両側のワ
イヤの同期が取れることの2点で好ましい。
【0012】巻取軸5を荷台前方上部に装架した場合、
シート7は荷台後方に向かって斜め下方に引出されるこ
ととなり、引出されるシート先端と積荷との干渉を少な
くできるが、積荷は往々にして荷台上面(荷台側壁の上
縁の高さ)より嵩上げされた状態になることがあるの
で、シートの引出端と積荷との干渉を完全に回避するこ
とは困難である。この困難を回避する有効な手段は、シ
ートの引出端に荷台幅方向の引出し杆13を設けて、シ
ートの引出端の垂れ下がりを防止することと、シートの
引出端に上方を向いた反り15を持たせることである。
この上方を向いた反り15は、引出し杆13から後方に
延びるシート端部14にピアノ線や薄鋼板などの骨を入
れてシート形状を整えることにより形成することができ
る。この上方を向いたシート端部14は、シート引出し
時にシート端部が積荷と接触したときに積荷を乗り越え
るようにシートを案内すると共に、引出端が荷台後端に
達したときに、このシート端部14が更に後方に延びて
荷台をより確実に覆う作用をなしている。必要があれ
ば、荷台後端で引出し杆13を回動させるか、引出し杆
13を2本設けてその後側のものを荷台後端に達したと
きに下動させることにより、引出し終了時に上方に向い
たシート端を下方に向けることができる。
【0013】押下げ杆9は、引出されたシート7の荷台
前方部を荷台上面に密着させるようにシートを押し下げ
る作用と、シートを開いて行われる荷積み時に、ワイヤ
20の荷台前方部を押し下げて荷台側壁の上縁に沿わせ
た状態にすることにより、ワイヤ20が荷積み作業の障
害にならないようにする作用をしている。
【0014】引き出したシート7を荷台の幅方向に広げ
たいときは、両側のワイヤ20のシート側端部を前記引
出し杆13の両端に上端を枢支して車体幅方向に揺動自
在に設けたワイヤガイド(揺動ガイド)22で案内す
る。引出し杆13の両端の荷台幅方向に揺動する揺動ガ
イド22は、シートが引き出されたときにワイヤ20や
必要があればシート7の両側を外側に広げ、巻き取られ
たときにはワイヤやシートの両端をガードフレーム4内
に収める作用をしている。この揺動ガイド22の揺動動
作は、ワイヤの張力とガードフレーム4にガイド22が
接触することによって行われる。
【0015】巻装されたシートの引出し口には、シート
の内外面を案内する2本の杆材6a、6bによって引き
出しスリット12を形成する。このような引出しスリッ
トをガードフレーム4に固定して設けることにより、シ
ートの引出し及び巻取り動作を円滑に行うことが可能に
なる。
【0016】なお、この発明の装置は、通常のダンプカ
ーのみでなく、トレーラー型のダンプカーにも採用する
ことが可能であり、更に同様な積荷の運搬に用いられる
ダンプ動作を行わないトラックの荷台にも利用すること
が可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。図1は実施例装置を装着したダン
プカーの斜視図、図2は実施例装置の要部を模式的に示
す側面図である。なお、図2では荷台の中間部が省略さ
れて荷台が短い長さで示されている。
【0018】ダンプカーの荷台1のフロントパネル2の
背後にはガードフレーム4が設けられており、このガー
ドフレームに両端を自由回転可能に軸支されて、角パイ
プからなる巻取軸5が水平に装架されている。
【0019】巻取軸5の直下には、ガードフレーム4に
固定して2本のガイド杆6a、6bが内側に向かって延
びており、この2本のガイド杆の間のスリットが、前記
巻取軸5に巻装されたシート7の引出し口12となって
いる。
【0020】更にその下方のフロントパネル2の背面
に、巻取軸5と平行な軸回りに揺動するアーム8がガー
ドフレーム4の内側面に近接して両側に装着され、両端
を両側のアーム先端に連結したシート押え9が装架され
ている。このシート押えは、自由回転可能なローラ軸と
するのが好ましい。シート押え9は、アームの支点軸1
0に連結された減速機モータ11の正逆回転によりアー
ム8を上下揺動して、荷台上面に近い押え位置と前記シ
ート引出し口12より上方の上動位置との間を移動す
る。
【0021】巻取軸5に巻装されたシート7の引出端に
は、シート幅方向の引出し杆13がベルト止めなどによ
り固定されている。シート端部14は、引出し杆13を
越えて若干延びており、この延びた部分が前述した反り
15(図3参照)を形成している。
【0022】荷台の側壁16の後端には、リアゲート1
7を枢支しているリアゲートヒンジ18を支えるブラケ
ット19が固定されている。このリアゲートのヒンジ構
造は、ダンプカーの荷台の一般的な構造である。前記巻
取軸5に巻装されたシートを引き出すためのワイヤ20
は、荷台側壁16の上方部分において、引出し杆13の
両端からそれぞれの側のリアゲートヒンジブラケット1
9へと延びている。
【0023】引出し杆13の両端には、図4に示すよう
に、上下方向に細長い小判形に屈曲した鋼棒からなるガ
イド部材21が固着されている。このガイド部材21
は、引出し杆13が後方からガードフレーム4内に入り
込むときに引出し杆13の左右端をガードフレーム内へ
と案内し、また引出し杆13の両端とガードフレーム4
との間の隙間を通って上下する前記アーム8の上下動を
引出し杆13の端部と干渉させないで行わせるために設
けられているものである。
【0024】このガイド部材21の上部に中空パイプか
らなる揺動ガイド22の上端が左右方向に揺動自在に軸
着されており、この揺動ガイドの上下端にはワイヤ20
と滑らかに接触する滑り材ないしローラ(図示せず)が装
着されている。両側のワイヤ20は、揺動ガイド22の
パイプ内を通って当該パイプの上端から引出し杆13と
略平行に案内され、引出し杆13の中央部でジョイント
金具23により連結されている。このジョイント金具2
3には、2本のゴム紐24a、24bが連結され、この
ゴム紐の他端は、ジョイント金具23の両側の位置で引
出し杆13に固定されている。
【0025】この構造により、両側のワイヤのいずれか
一方が若干余計に引かれあるいは緩められたときに、ワ
イヤの連結部23が左右に動いて、左右のワイヤに張力
のアンバランスを生じさせないで左右のワイヤの巻取り
又は巻戻し長さの誤差を吸収し、かつ誤差がなくなった
ときに左右のワイヤの正しい架設状態を復元する機能を
実現している。
【0026】また、揺動ガイド22は、引出し杆13が
ガードフレーム4内に収納されるときにその後縁によっ
て内側に揺動されてワイヤ20の前端を内側に案内し、
また引出し杆13がガードフレーム4から引き出された
ときには、ワイヤ20の張力によって外側に開いて、ワ
イヤ20をリアゲートブラケット19へと円滑に案内す
る。
【0027】リアゲートヒンジブラケット19の前方の
面には、ワイヤ20を通すワイヤ孔26が設けられてお
り、このワイヤ孔を通ったワイヤは、当該ブラケット内
に設けたガイドローラ27及びその下方のガイドローラ
28を経て、荷台の後端下部に設けたワイヤドラム29
に巻き取られている(図6参照)。
【0028】このワイヤドラム29は、中間鍔30によ
って軸方向に2つに区画され、左右のワイヤ20が区画
されたそれぞれのドラムに巻き取られるようになってい
る。
【0029】図5は巻取軸5に内装された駆動手段と制
動手段とを示した図である。ガードフレーム4の一方に
内側を向けて立設した支持軸31に軸受32を介して角
パイプからなる巻取軸5の一端が軸支され、巻取軸内部
に延びる支持軸31の先端に円筒形のモータマウント3
4が固定されている。モータマウント34の他端は、巻
取軸に嵌挿した軸受鍔33の軸受35で支持されてい
る。モータマウント34には、減速機モータ36と3段
の遊星減速機37が搭載され、最終段の遊星減速機の出
力軸38が軸受39でモータマウント34に軸支され、
この出力軸の先端に角パイプの内周に嵌合する角部材4
0(図示実施例では軸受鍔33と同一部材となってい
る)が固定されている。
【0030】巻取軸5の他端は、巻取軸5に端板50を
介して固定した支持軸51をガードフレーム4側に装着
した軸受52で軸支することにより支持されている。巻
取軸5と共に回転する支持軸51の先端は、ガードフレ
ーム4に装着した電磁ブレーキ41のブレーキ軸にに連
結されている。
【0031】図7はワイヤドラム29の駆動手段及び制
動手段を示す図である。ワイヤドラム29の軸42は、
平歯車43、44、45を経て、減速機モータ46及び
電磁ブレーキ47に連結されている。
【0032】ダンプカーの運転室には、巻取り軸の駆動
モータ36及び電磁ブレーキ41ならびにワイヤドラム
の駆動モータ46及び電磁ブレーキ47を制御するコン
トローラが設置され、このコントローラに設けた操作盤
にシート掛け装置を操作するシート開閉ボタンなどが設
けられる。また巻取軸5やワイヤドラム29の回転数検
出などによりシート7の開閉状態が検出されてLEDな
どで操作盤に表示されるようになっている。
【0033】コントローラは、以下の動作で荷台のシー
ト掛け及び巻取りを行なう。
【0034】シートを掛ける動作 (1) シート押え9を上げる。シート押え用ギヤモーター
11が動作し、動作中はコントローラの確認ブザーが鳴
る。シート押えのアーム8が上限点のストッパーに当た
るとコントローラーがモーター負荷を感知し自動停止す
る。自動停止後は上位置表示LEDが点灯する。上位置
表示LEDは、シート押え9が上方向動作で自動停止
し、その後シート押え9を動作させていない状態のとき
に点灯し、上位置表示LED点灯中のみワイヤドラム駆
動モータ46や巻取軸駆動モータ41を動作させること
ができる。 (2) ワイヤドラム29でワイヤ20を巻取る。ワイヤド
ラムがワイヤを巻取る方向に回転動作し、動作中はコン
トローラの確認ブザーが鳴り、ワイヤドラムと巻取軸の
電磁ブレーキ41、47が開放される。シート先端が荷
台の後方に進むにつれ、順次シート位置確認用LEDが
点灯していく。シート先端がリヤゲートヒンジに到達す
ると、コントローラーがモータ負荷を感知して自動停止
する。正常に動作すると、自動停止した時点でシート位
置確認用LEDはすべて点灯している状態になる。 (3) シート押え9を下ろす。シート押え用ギヤモータ1
1が動作し、動作中は巻取軸の電磁ブレーキ41が開放
される。ワイヤドラム29は電磁ブレーキ47によって
回転がロックされているので、シート7を上から押さえ
るときは巻取軸5からシートが必要分引き出されること
になる。
【0035】巻取軸の電磁ブレーキ41は、必要があれ
ばシート7に張力を与えるために適宜回転負荷を与え
る。シート押えのアーム8が下限点のストッパに当たる
と、コントローラがモータ11の負荷を感知し自動停止
する。自動停止後は下位置表示LEDが点灯する.
【0036】シートを巻取る動作 (1) シート押え9を上に上げる。シート押え用ギヤモー
タ11が動作し、動作中はコントローラーの確認ブザー
が鳴る。シート押えのアーム8が上限点のストッパーに
当たると、コントローラがモータ負荷を感知し自動停止
する。自動停止後は上位置表示LEDが点灯する。 (2) 巻取軸5でシート7を巻く。巻取軸5がシートを巻
き取る方向に回転し、動作中はコントローラーの確認ブ
ザーが鳴り、ワイヤドラム29と巻取軸5の両電磁ブレ
ーキ41、47が開放される。シート先端が巻取軸方向
に進むにつれ、順次シート位置確認用LEDが消灯して
いく。シート先端が引出し口12に到達すると、コント
ローラがモータ負荷を感知し自動停止する。正常に動作
すると、自動停止した時点でシート位置確認用LEDは
すべて消灯している状態になる。 (3) シート押え9を下ろす。シート押え用ギヤモータ1
1が動作し、動作中はコントローラーの確認ブザーが鳴
り、ワイヤドラムの電磁ブレーキ47が開放される。巻
取軸5は電磁ブレーキ41によって回転がロックされて
いるので、ワイヤ20を上から押さえるときはワイヤド
ラム29からワイヤが必要分引き出されることになる。
シート押えのアーム8が下限点のストッパに当たるとコ
ントローラがモータ負荷を感知して自動停止する。自動
停止後は下位置表示LEDが点灯する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例装置を装着したダンプカーの斜
視図
【図2】実施例の要部を模式的に示す側面図
【図3】実施例のシート端を示す側面図
【図4】実施例のガードフレーム部分を示す斜視図
【図5】実施例の巻取り軸の駆動手段と制動手段とを示
す断面図
【図6】実施例のワイヤドラム部分を示す斜視図
【図7】実施例のワイヤドラムの駆動手段及び制動手段
を示す模式図
【符号の説明】
2 フロントパネル 4 ガードフレーム 5 巻取軸 9 シート押え 13 引出し杆 20 ワイヤ 22 揺動ワイヤガイド 29 ワイヤドラム 36 減速機モータ 41 電磁ブレーキ 46 減速機モータ 47 電磁ブレーキ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックの荷台前方上部に配置された水
    平方向の巻取軸に巻装されたシートを荷台後方に向かっ
    て引出して当該シートを荷台の積荷上に覆着するトラッ
    クの荷台シート掛け装置において、シート巻取り方向の
    駆動手段(36)とシート引出し方向の制動手段(41)とを備
    えた上記巻取軸(5)と、上記シートの引出端に固定され
    て荷台側壁(16)の上縁ないし上部を通って荷台後端に達
    する両側のワイヤ(20)と、このワイヤの反シート側端を
    巻き取るための巻取り方向の駆動手段(46)と巻戻し方向
    の制動手段(47)とを備えたワイヤドラム(29)と、荷台前
    方に配置されて前記シートの巻取り及び引出し時に上動
    し当該シートの巻取り終了状態及び引出し終了状態にお
    いて下動するシート押え(9)を備えている、トラックの
    荷台シート掛け装置。
  2. 【請求項2】 前記巻取軸(5)はトラックの荷台の前方
    両側に設けられたガードフレーム(4)に軸架されたパイ
    プ材で形成され、この巻取軸の駆動手段(36)は当該巻取
    軸の中空部に収納されていることを特徴とする、請求項
    1記載の荷台シート掛け装置。
  3. 【請求項3】 前記シートの引出端に荷台幅方向の引出
    し杆(13)を備え、前記両側のワイヤ(20)は、この引出し
    杆の両端に枢着されて車体幅方向に揺動するワイヤガイ
    ド(22)でガイドされていることを特徴とする、請求項1
    又は2記載の荷台シート掛け装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1479562A3 (de) * 2003-05-19 2008-07-02 AutoLOAD-Systems GmbH & Co. KG Fahrzeug zum Transport von Gütern und Vorrichtung zur Sicherung von Ladung
KR101309684B1 (ko) 2012-08-03 2013-09-17 이에프특장차 주식회사 낙하물 방지수단이 설치되는 덤프트럭
WO2014015317A1 (en) * 2012-07-19 2014-01-23 Chenowth Rory H Self-correcting drive and motor control for cargo canopy systems
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