JP2002326509A - 高圧力エアサスペンション装置 - Google Patents

高圧力エアサスペンション装置

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    • B60G17/02Spring characteristics, e.g. mechanical springs and mechanical adjusting means
    • B60G17/04Spring characteristics, e.g. mechanical springs and mechanical adjusting means fluid spring characteristics
    • B60G17/052Pneumatic spring characteristics
    • B60G17/0523Regulating distributors or valves for pneumatic springs

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアシステム系統の一部を高圧化したことに
起因する異音の発生を、ウエットタンクの容量を増大さ
せることなく抑制する。 【解決手段】 低圧力エアシステム系統33と共に用い
られる高圧力のフロントエアサスペンション装置29
は、エアベローズ9,11と、エアベローズ9,11と
高圧状態のウエットタンク19とを接続するエア管路3
5と、エア管路35に設けられた第1エアタンク37
と、第1エアタンク37とウエットタンク19との間の
エア管路35に設けられた第2エアタンク39と、第1
エアタンク37と第2エアタンク39との間のエア管路
35に設けられたチェックバルブ41と、を有する。第
2エアタンク39は、ウエットタンク19から低圧力エ
アシステム系統33へ空気が供給されるときにウエット
タンク19と共に低圧力エアシステム系統33のための
空気備蓄用として機能する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に用いられる
高圧力エアサスペンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フロントエアサスペンション及びリヤサ
スペンションの双方を備えた大型車両には、軸荷重の大
きいリヤ側では4つのエアベローズによって1本のリヤ
軸を支持し、軸荷重の小さいフロント側では2つのエア
ベローズによって1本のフロント軸を支持するものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構造を有する車両
のフロント側では、軸荷重そのものは小さいが1つのエ
アベローズが負担する荷重はリヤ側よりも大きくなる場
合がある。これに対し、フロントエアサスペンションの
近傍にはステアリング系の部品が多く配置されるため、
レイアウト上大きな径のエアベローズを使用することは
難しい。
【0004】エアベローズの径を増大することなくより
大きな荷重を支持する方法としては、フロントエアサス
ペンションの空気圧を高圧に設定する方法がある。しか
し、単にフロントエアサスペンションの空気圧のみを高
圧に設定しただけでは、フロントエアサスペンション用
のエアタンクとエアベローズとの間で十分な差圧が確保
されず、車高調整時に空気がエアベローズ側に十分流れ
ず、標準車高復帰まで時間がかかる等、使い勝手に悪影
響が生じる。
【0005】従って、エアタンクとエアベローズとの間
で十分な差圧が確保されるように、フロントエアサスペ
ンションのエアシステム系統全体を高圧化する必要が生
じる。
【0006】また、近年のエアサスペンション化によ
り、車両には既に大変大きな容量のエアタンクが組み付
けられている場合があり、フロントエアサスペンション
専用の大型のエアタンクを置くためのスペースを確保す
ることが困難な場合がある。
【0007】そこで、エアタンクの大きさを制限しつつ
空気容量を確保する意味においても、フロントエアサス
ペンションのエアシステム系統全体を高圧化する必要が
生じる。
【0008】ここで、車両には、フロントエアサスペン
ション系統の他、リヤエアサスペンション系統やブレー
キ系統等の他のエアシステム系統が設けられており、全
てのエアシステム系統を高圧化するためには、エア供給
源となるコンプレッサの吐出量を大幅に増大させる必要
が生じ、コンプレッサの大型化を招く。
【0009】これに対し、コンプレッサの吐出量を増大
させることなく、且つフロントエアサスペンションへの
空気充填時間を実用上許容される範囲内に収める方法と
して、性能上必要な系統のみを高圧化する方法がある。
【0010】具体的には、フロントエアサスペンション
への空気供給経路を高圧化し、その他の系統へはウエッ
トタンクから減圧弁を介して低圧力の空気を供給する。
すなわち、コンプレッサからウェットタンクまでの間
と、ウエットタンクから分岐されるフロントエアサス系
統と、ウエットタンクから減圧弁までの間とを、高圧化
すると共に、減圧弁よりも下流にマルチプロテクション
バルブを介して他のエアシステム系統を接続する。
【0011】ブレーキなどフロントエアサスペンション
以外の他のエアシステム系統で空気が消費されたとき
は、マルチプロテクションバルブよりも下流の圧力が低
下し、これに応じてウエットタンクから空気が供給され
る。このとき全てのエア系統が同圧力となる通常のシス
テムでは、系統全体のタンク圧力が低下する為、それほ
ど急激に圧力低下することは無い。しかし減圧弁を持つ
本システムでは、減圧弁より下流の空気が消費されると
上流にある高圧のウエットタンクのみが圧力低下するこ
ととなり、頻繁に圧力の上下を繰り返す。結果、ガバナ
ーの信号は頻繁にON/OFFを繰り返し、それと連動
するエアドライヤのパージ回数が増大し、その度に大き
なパージ音が発生し異音発生の不具合となる。
【0012】係る不都合は、ウエットタンクの容量を増
大させることによって回避することができる。しかし、
スペース上の問題からウエットタンクの大型化は難しい
場合があり、また、ウエットタンクの容量の増大はコン
プレッサからの空気充填時間の増大を招くため、コンプ
レッサの大型化をも招く。
【0013】本発明は上記の実情に鑑みてなされたもの
であって、エアシステム系統の一部を高圧化したことに
起因する異音の発生を、ウエットタンクの容量を増大さ
せることなく抑制することが可能な高圧力エアサスペン
ション装置の提供を目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明に係る高圧力エアサスペンション装置は、高圧状
態に設定されたウエットタンクから高圧空気の供給を受
けて作動する高圧力エアシステム系統と、ウエットタン
クから減圧機構を介して低圧空気の供給を受けて作動す
る低圧力エアシステム系統と、を備えた車両に適用され
る。高圧力エアサスペンション装置は、高圧力エアシス
テム系統に設けられ、エアスプリングと、エアスプリン
グとウエットタンクとを接続するエア管路と、エア管路
に設けられた第1エアタンクと、第1エアタンクとウエ
ットタンクとの間のエア管路に設けられた第2エアタン
クと、第1エアタンクと第2エアタンクとの間のエア管
路に設けられたチェックバルブと、を備えている。チェ
ックバルブは、第2エアタンクから第1エアタンクへの
空気の流通を許容すると共に、第1エアタンクから第2
エアタンクへの空気の流通を阻止する。第2エアタンク
は、ウエットタンクから低圧力エアシステム系統へ空気
が供給されるときにウエットタンクと共に低圧力エアシ
ステム系統への空気備蓄用として機能する。
【0015】上記構成では、第1及び第2エアタンク
は、エアスプリングへ供給される空気を備蓄する機能を
果たす。すなわち、2つのエアタンクの空気がエアスプ
リングのために高圧状態で備蓄されているため、車高調
整時には迅速に高圧状態の空気がエアスプリングに供給
され得る。
【0016】低圧力エアシステム系統で空気が消費され
ると、ウエットタンクから低圧力エアシステム系統へ空
気が供給される。このとき、第2エアタンクはウエット
タンクと同様に低圧力エアシステム系統へ供給される空
気の備蓄用のタンクとしても機能し、ウエットタンク及
び第2エアタンクに備蓄された空気が低圧力エアシステ
ム系統へ供給される。すなわち、低圧力エアシステムの
ために2つの備蓄用のタンクが設けられ十分な量の空気
が備蓄された状態となるため、ウエットタンク内の急激
な圧力変動が抑えられる。従って、ガバナーからの作動
信号のON/OFFが頻繁に繰り返されることもなく、
エアドライヤのパージ回数も低減され、異音の発生が防
止される。また、第1エアタンクと第2エアタンクとの
間にチェックバルブが設けられているため、第1エアタ
ンクから第2エアタンクへは空気が流通せず、エアスプ
リングへ供給される高圧空気の備蓄は、第1エアタンク
によって確保される。
【0017】また、エアスプリングへ供給される空気を
備蓄するための第2エアタンクを、ウエットタンクから
低圧力エアシステム系統へ空気が供給されるときにウエ
ットタンクと同様に機能させているため、ウエットタン
クの容量を増大させることなく異音の発生を防止するこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面に基づいて説明する。
【0019】図1は、本実施形態に係る車両のエアシス
テムを模式的に示す全体図である。
【0020】図1に示すように、本実施形態に係る車両
は、フロント側に前前軸1と前後軸3を、リヤ側に後前
軸5と後後軸7を備えている。軸荷重の小さいフロント
側の前前軸1及び前後軸3は、それぞれエアスプリング
を構成する2つのエアベローズ9,11を介して図示外
のサイドメンバに支持されている。これに対し、軸荷重
の大きいリヤ側の後前軸5及び後後軸7は、それぞれエ
アスプリングを構成する4つのエアベローズ13,15
を介してサイドメンバに支持されている。
【0021】車両に搭載されたエアシステムのエア供給
側には、コンプレッサ17、ウエットタンク19、コン
プレッサ17とウエットタンク19とを連通状態で接続
するエア管路21、エア管路21に設けられたエアドラ
イヤ23、及びウエットタンク19内の圧力に基づいて
コンプレッサ17及びエアドライヤ23へ作動信号を出
力するガバナー27が設けられている。コンプレッサ1
7は、図示外のエンジンによって駆動され、高圧力の空
気をエア管路21及びエアドライヤ23を介してウエッ
トタンク19へ供給する。エアドライヤ23は、コンプ
レッサ17により圧縮された空気を乾燥させる。ウエッ
トタンク19は、後述するエア消費側へ供給される空気
を高圧状態で備蓄する。
【0022】ガバナー27とウエットタンク19内と
は、エア管路25によって連通状態で接続され、ガバナ
ー27は、ウエットタンク19内の圧力に応じて、コン
プレッサ17及びエアドライヤ23へ作動信号を出力す
る。例えば、ウエットタンク19内の圧力が所定圧以下
の状態では、作動信号がON状態とされ、コンプレッサ
17が作動し、ウエットタンク19内の圧力が所定圧を
超えた状態では、作動信号がOFF状態とされ、コンプ
レッサ17が停止し、エアドライヤ23がパージされ
る。
【0023】エアシステムのエア消費側には、高圧状態
に設定されたウエットタンク19から高圧空気の供給を
受けて作動する高圧力エアシステム系統としてのフロン
トエアサスペンション装置29と、ウエットタンク19
から減圧機構としてのレデューシングバルブ(減圧弁)
31を介して低圧空気の供給を受けて作動する低圧力エ
アシステム系統33とが設けられている。
【0024】高圧力エアサスペンション装置としてのフ
ロントエアサスペンション装置29は、前記エアベロー
ズ9,11と、制御バルブ71と、ハイトセンサ73
と、エア管路35と、第1エアタンク37と、第2エア
タンク39と、チェックバルブ(逆止弁)41と、シン
グルプロテクションバルブ43と、を備えている。エア
管路35は、エアベローズ9,11とウエットタンク1
9とを接続する。制御バルブ71と第1エアタンク37
と第2エアタンク39とチェックバルブ41とシングル
プロテクションバルブ43とは、エア管路35に設けら
れている。
【0025】ハイトセンサ73は、サイドメンバに対す
る前前軸1の高さ位置、すなわちフロント側の車高を検
出する。制御バルブ71は、第1エアタンク37とエア
ベローズ9,11との間に配置され、ハイトセンサ73
によって検出された車高や他の車両情報に基づいて、エ
アベローズ9,11に対する空気の入出を制御する。
【0026】第2エアタンク39は、第1エアタンク3
7とウエットタンク19との間に配置され、チェックバ
ルブ41は、第1エアタンク37と第2エアタンク39
との間に配置され、シングルプロテクションバルブ43
は、第2エアタンク39とウエットタンク19との間に
配置されている。チェックバルブ41は、第2エアタン
ク39から第1エアタンク37への空気の流通を許容す
ると共に、第1エアタンク37から第2エアタンク39
への空気の流通を阻止する。シングルプロテクションバ
ルブ43は、車両走行中に何らかの原因によってエアベ
ローズ9,11等に異常が発生して第2エアタンク39
内の圧力が所定値以下となったときに、ウエットタンク
19から第2エアタンク39への空気の供給を停止す
る。これにより、後述するブレーキ系統を含む低圧力エ
アシステム系統33への影響が抑えられ、車両の安全性
が確保される。
【0027】低圧力エアシステム系統33は、マルチプ
ロテクションバルブ47と、前記エア管路25から分岐
されてウエットタンク19とマルチプロテクションバル
ブ47とを連通状態で接続するエア管路49と、リヤエ
アサスペンション装置45と、フロントブレーキ系統
(図示外)と、リヤブレーキ系統(図示外)と、ホイル
パーク系統(図示外)とを備えている。
【0028】リヤエアサスペンション装置45は、前記
エアベローズ13,15と、制御バルブ75,77と、
ハイトセンサ79と、エア管路50,51,52と、連
通状態で接続された4つのリヤエアサス用エアタンク5
3と、を備えている。マルチプロテクションバルブ47
は、1箇所の空気流入口47aと4箇所の空気流出口4
7b,47c,47d,47eとを有する。エア管路4
9は、マルチプロテクションバルブ47の空気流入口4
7aに接続されている。エア管路50は、マルチプロテ
クションバルブ47の空気流出口47bとエアタンク5
3とを連通状態で接続する。エア管路51は、エアタン
ク53とエアベローズ13とを連通状態で接続し、エア
管路52は、エアタンク53とエアベローズ15とを連
通状態で接続する。制御バルブ75,77は、エア管路
51,52にそれぞれ設けられている。
【0029】ハイトセンサ79は、サイドメンバに対す
る後前軸5の高さ位置、すなわちリヤ側の車高を検出す
る。制御バルブ75,77は、ハイトセンサ79によっ
て検出された車高や他の車両情報に基づいて、エアベロ
ーズ13,15に対する空気の入出を制御する。
【0030】マルチプロテクションバルブ47の他の空
気流出口47c,47d,47eには、それぞれフロン
トブレーキ系統のためのエアタンク55に連通するエア
管路57と、リヤブレーキ系統のためのエアタンク59
に連通するエア管路61と、ホイルパーク系統のための
エアタンク63に連通するエア管路65とが接続されて
いる。
【0031】マルチプロテクションバルブ47は、低圧
力エアシステム系統33の中のあるエアシステム系統に
おいて車両走行中何らかの異常によって空気圧が所定値
以下に低下したときに、そのエアシステム系統への空気
の供給を停止する。これにより、前記シングルプロテク
ションバルブ43と同様に、フロントブレーキ系統やリ
ヤブレーキ系統への影響が抑えられ、車両の安全性が確
保される。
【0032】上記構成では、コンプレッサ17により高
圧状態に圧縮された空気は、エア管路21及びエアドラ
イヤ23を流通してウェットタンク19へ流入し備蓄さ
れる。フロントエアサスペンション装置29では、ウエ
ットタンク19内の高圧空気が、エア管路35及びシン
グルプロテクションバルブ43を流通して、第2エアタ
ンク39及び第1エアタンク37に備蓄される。制御バ
ルブ71がエアベローズ9,11へのエア管路35を開
放すると、第1及び第2エアタンク37,39からエア
ベローズ9,11へ高圧空気が供給される。
【0033】低圧力エアシステム系統33では、ウエッ
トタンク19内の高圧空気が、エア管路49及びレデュ
ーシングバルブ31を流通して、低圧状態でマルチプロ
テクションバルブ47の空気流入口47aへ供給され
る。レデューシングバルブ31により低圧状態とされた
空気は、マルチプロテクションバルブ47の空気流出口
47b,47c,47d,47eから各エアタンク5
3,55,59,63へ供給され備蓄される。
【0034】このようにフロントエアサスペンション装
置29の第1及び第2エアタンク37,39は、エアベ
ローズ9,11へ供給される高圧空気を備蓄する機能を
果たす。すなわち、2つのエアタンク37,39内の空
気がエアベローズ9,11のために高圧状態で備蓄され
ているため、車高調整時には迅速に高圧状態の空気がエ
アベローズ9,11に供給され得る。
【0035】低圧力エアシステム系統33で空気が消費
されると、ウエットタンク19から低圧力エアシステム
系統33へ空気が供給される。このとき、第2エアタン
ク39はウエットタンク19と同様に低圧力エアシステ
ム系統33へ供給される空気の備蓄用のタンクとしても
機能し、ウエットタンク19及び第2エアタンク39に
備蓄された空気が低圧力エアシステム系統33へ供給さ
れる。すなわち、低圧力エアシステム33のために2つ
の備蓄用のタンクが設けられ十分な量の空気が備蓄され
た状態となるため、ウエットタンク19内の急激な圧力
変動が抑えられる。従って、ガバナー27からの作動信
号のON/OFFが頻繁に繰り返されることもなく、エ
アドライヤ23のパージ回数(作動回数)も低減され、
ウエットタンク19の容量を増大させることなく、バー
ジ回数の増大に起因するエアドライヤ23からの異音の
発生が確実に防止される。
【0036】また、第1エアタンク37と第2エアタン
ク39との間にチェックバルブ41が設けられているた
め、第1エアタンク37から第2エアタンク39へは空
気が流通せず、エアベローズ9,11へ供給される高圧
空気の備蓄は、第1エアタンク37によって確保され
る。
【0037】なお、本実施形態では、リアエアサスペン
ション装置45を低圧力エアシステム系統33に含めた
が、リアエアサスペンション装置を高圧化して本発明を
適用することもできる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エアシステム系統の一部を高圧化したことに起因する異
音の発生を、ウエットタンクの容量を増大させることな
く抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る車両のエアシステムを模式的
に示す全体図である。
【符号の説明】
9 エアベローズ 11 エアベローズ 17 コンプレッサ 19 ウエットタンク 21 エア管路 23 エアドライヤ 27 ガバナー 29 フロントエアサスペンション装置(高圧力エアシ
ステム系統、高圧力エアサスペンション装置) 31 レデューシングバルブ(減圧弁) 33 低圧力エアシステム系統 35 エア管路 37 第1エアタンク 39 第2エアタンク 41 チェックバルブ 43 シングルプロテクションバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯合 和徳 神奈川県藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車 株式会社藤沢工場内 (72)発明者 工藤 孝雄 神奈川県藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車 株式会社藤沢工場内 Fターム(参考) 3D001 AA18 AA19 BA05 CA03 DA02 DA18 EA04 EB17

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧状態に設定されたウエットタンクから
    高圧空気の供給を受けて作動する高圧力エアシステム系
    統と、前記ウエットタンクから減圧機構を介して低圧空
    気の供給を受けて作動する低圧力エアシステム系統と、
    を備えた車両の前記高圧力エアシステム系統に設けられ
    た高圧力エアサスペンション装置であって、 エアスプリングと、 前記エアスプリングと前記ウエットタンクとを接続する
    エア管路と、 前記エア管路に設けられた第1エアタンクと、 前記第1エアタンクと前記ウエットタンクとの間の前記
    エア管路に設けられた第2エアタンクと、 前記第1エアタンクと前記第2エアタンクとの間の前記
    エア管路に設けられ、前記第2エアタンクから前記第1
    エアタンクへの空気の流通を許容すると共に、前記第1
    エアタンクから前記第2エアタンクへの空気の流通を阻
    止するチェックバルブと、 を備え、 前記第2エアタンクは、前記ウエットタンクから前記低
    圧力エアシステム系統へ空気が供給されるときに該ウエ
    ットタンクと共に前記低圧力エアシステム系統への空気
    備蓄用として機能することを特徴とする高圧力エアサス
    ペンション装置。
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