JP2002326214A - コンクリート製品製造用型枠及びコンクリートの打設方法 - Google Patents
コンクリート製品製造用型枠及びコンクリートの打設方法Info
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- JP2002326214A JP2002326214A JP2001133046A JP2001133046A JP2002326214A JP 2002326214 A JP2002326214 A JP 2002326214A JP 2001133046 A JP2001133046 A JP 2001133046A JP 2001133046 A JP2001133046 A JP 2001133046A JP 2002326214 A JP2002326214 A JP 2002326214A
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- deaeration sheet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンクリートの上面を平滑にし、かつコンク
リートの気泡を良好に除去する。 【解決手段】 上側に開口する型枠本体11と、型枠本
体11の打設空間内に打設したコンクリートの表面を覆
うように設けられた脱気用シート13と、脱気用シート
13を介して型枠本体11の上部に取り付けられる蓋型
枠12と、脱気用シート13と蓋型枠12との間に空気
層Aを形成するスペーサ14とから型枠を構成する。コ
ンクリートの表面に上ってくる気泡を,脱気用シート1
3を通過させて、空気層Aへ逃す。
リートの気泡を良好に除去する。 【解決手段】 上側に開口する型枠本体11と、型枠本
体11の打設空間内に打設したコンクリートの表面を覆
うように設けられた脱気用シート13と、脱気用シート
13を介して型枠本体11の上部に取り付けられる蓋型
枠12と、脱気用シート13と蓋型枠12との間に空気
層Aを形成するスペーサ14とから型枠を構成する。コ
ンクリートの表面に上ってくる気泡を,脱気用シート1
3を通過させて、空気層Aへ逃す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートを型
枠内に充填して成形させる、コンクリート製品製造用型
枠及びコンクリートの打設方法に関するものである。
枠内に充填して成形させる、コンクリート製品製造用型
枠及びコンクリートの打設方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンクリート製品製造用型枠
として、上側に開口する型枠本体と、この型枠本体の上
側開口部分を覆うように配置される蓋型枠とを有し、こ
れら型枠本体と蓋型枠を接合させることで、コンクリー
トが打設させる内部空間を形成する型枠が提供されてい
る。
として、上側に開口する型枠本体と、この型枠本体の上
側開口部分を覆うように配置される蓋型枠とを有し、こ
れら型枠本体と蓋型枠を接合させることで、コンクリー
トが打設させる内部空間を形成する型枠が提供されてい
る。
【0003】ところで、前記コンクリート製品製造用型
枠を用いて、コンクリートを成形させる際、コンクリー
トの上面にコンクリート中の気泡が残存し、この気泡が
コンクリート上面に凹凸を生じさせる問題があった。こ
のため、従来から、蓋型枠の内側の面に脱気用シートを
貼り付け、この脱気用シートでコンクリート上面の空気
を逃すことにより、気泡除去が行われている。
枠を用いて、コンクリートを成形させる際、コンクリー
トの上面にコンクリート中の気泡が残存し、この気泡が
コンクリート上面に凹凸を生じさせる問題があった。こ
のため、従来から、蓋型枠の内側の面に脱気用シートを
貼り付け、この脱気用シートでコンクリート上面の空気
を逃すことにより、気泡除去が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、前記蓋型枠の内側の面に脱気用シートを貼り付
けた状態で、前記型枠本体の上面に蓋型枠を取り付け
て、コンクリートを成形させた場合、前記脱気用シート
を通った空気の逃げ場がなく、結果、気泡がコンクリー
ト上面から除去しきれず、コンクリート上面に凹凸が生
じ、コンクリート製品の性状に影響を及ぼしてしまうと
いう問題があった。一方、前記型枠本体内の空間に打設
されたコンクリート上面を、前記脱気用シートのみで覆
った状態で、コンクリートを成形させた場合、コンクリ
ートの蒸気養生中にコンクリート上面から急激な水分の
蒸発が起こり、コンクリート製品の性質に影響を及ぼす
恐れがあった。なお、上記のような問題は、現場にてコ
ンクリートを打設する場合にも生じる恐れがあった。
ように、前記蓋型枠の内側の面に脱気用シートを貼り付
けた状態で、前記型枠本体の上面に蓋型枠を取り付け
て、コンクリートを成形させた場合、前記脱気用シート
を通った空気の逃げ場がなく、結果、気泡がコンクリー
ト上面から除去しきれず、コンクリート上面に凹凸が生
じ、コンクリート製品の性状に影響を及ぼしてしまうと
いう問題があった。一方、前記型枠本体内の空間に打設
されたコンクリート上面を、前記脱気用シートのみで覆
った状態で、コンクリートを成形させた場合、コンクリ
ートの蒸気養生中にコンクリート上面から急激な水分の
蒸発が起こり、コンクリート製品の性質に影響を及ぼす
恐れがあった。なお、上記のような問題は、現場にてコ
ンクリートを打設する場合にも生じる恐れがあった。
【0005】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、打設したコンクリートの性質に影響を与えること
なく、気泡による上面の凹凸を低減することが可能なコ
ンクリート製品製造用型枠及びコンクリートの打設方法
を提供することを目的としている。
ので、打設したコンクリートの性質に影響を与えること
なく、気泡による上面の凹凸を低減することが可能なコ
ンクリート製品製造用型枠及びコンクリートの打設方法
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の構造を有するコンクリート製品製造用型
枠は、打設されたコンクリートの上面を覆う通気性を有
する脱気用シートと、上側開口部を覆うように配置され
た蓋型枠との間に、前記脱気用シートの上面にその表面
方向に沿う空気層を形成すべく、前記脱気用シートと前
記蓋型枠との間に設けられたスペーサを有することを特
徴としている。
に、請求項1の構造を有するコンクリート製品製造用型
枠は、打設されたコンクリートの上面を覆う通気性を有
する脱気用シートと、上側開口部を覆うように配置され
た蓋型枠との間に、前記脱気用シートの上面にその表面
方向に沿う空気層を形成すべく、前記脱気用シートと前
記蓋型枠との間に設けられたスペーサを有することを特
徴としている。
【0007】このように、本発明のコンクリート製品製
造用型枠は、脱気用シートと蓋型枠との間に空気層を形
成するので、この空気層に前記脱気用シートを通った空
気が逃がされ、結果、コンクリート上面から気泡が除去
され、上面に凹凸のないコンクリート製品が得られ、特
に流動性の高い高流動コンクリートを用いる場合に好適
である。一方、蓋型枠によって、コンクリート蒸気養生
中にコンクリート上面から水分が急激に蒸発することが
防がれ、良好な性質のコンクリート製品が得られる。
造用型枠は、脱気用シートと蓋型枠との間に空気層を形
成するので、この空気層に前記脱気用シートを通った空
気が逃がされ、結果、コンクリート上面から気泡が除去
され、上面に凹凸のないコンクリート製品が得られ、特
に流動性の高い高流動コンクリートを用いる場合に好適
である。一方、蓋型枠によって、コンクリート蒸気養生
中にコンクリート上面から水分が急激に蒸発することが
防がれ、良好な性質のコンクリート製品が得られる。
【0008】請求項2記載のコンクリート製品製造用型
枠は、脱気用シートの目の粗さが0.5mm〜1.0m
mの網状のシートであることを特徴としている。したが
って、コンクリート上面の形状が平滑に仕上られ、良好
な性状のコンクリート製品が得られ、特に流動性の高い
高流動コンクリートを用いる場合に好適である。
枠は、脱気用シートの目の粗さが0.5mm〜1.0m
mの網状のシートであることを特徴としている。したが
って、コンクリート上面の形状が平滑に仕上られ、良好
な性状のコンクリート製品が得られ、特に流動性の高い
高流動コンクリートを用いる場合に好適である。
【0009】請求項3記載のコンクリートの打設方法
は、打設したコンクリートの上面を通気性を有する脱気
用シートで覆い、この脱気用シートの上面にその表面方
向に沿う空気層を形成すべく、前記脱気用シートの上面
の表面方向に間隔を空けて板体を配置し、前記コンクリ
ートの硬化後に、前記板体及び前記脱気用シートを取り
去ることを特徴としている。
は、打設したコンクリートの上面を通気性を有する脱気
用シートで覆い、この脱気用シートの上面にその表面方
向に沿う空気層を形成すべく、前記脱気用シートの上面
の表面方向に間隔を空けて板体を配置し、前記コンクリ
ートの硬化後に、前記板体及び前記脱気用シートを取り
去ることを特徴としている。
【0010】このように、本発明のコンクリートの打設
方法は、脱気用シートと板体との間に空気層を形成する
ことで、この空気層に前記脱気用シートを通った空気が
逃がされ、結果、コンクリート上面から気泡が除去さ
れ、コンクリートの上面が平滑に仕上げられ、特に流動
性の高い高流動コンクリートを用いる場合に好適であ
る。一方、板体によって、コンクリート上面から水分が
急激に蒸発することが防がれる。
方法は、脱気用シートと板体との間に空気層を形成する
ことで、この空気層に前記脱気用シートを通った空気が
逃がされ、結果、コンクリート上面から気泡が除去さ
れ、コンクリートの上面が平滑に仕上げられ、特に流動
性の高い高流動コンクリートを用いる場合に好適であ
る。一方、板体によって、コンクリート上面から水分が
急激に蒸発することが防がれる。
【0011】請求項4記載ののコンクリートの打設方法
は、脱気用シートの目の粗さが0.5mm〜1.0mm
の網状のシートであることを特徴としいる。したがっ
て、コンクリート上面の形状が平滑に仕上られ、特に流
動性の高い高流動コンクリートを用いる場合に好適であ
る。
は、脱気用シートの目の粗さが0.5mm〜1.0mm
の網状のシートであることを特徴としいる。したがっ
て、コンクリート上面の形状が平滑に仕上られ、特に流
動性の高い高流動コンクリートを用いる場合に好適であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコンクリート製品
製造用型枠の1実施形態例を図面を参照して説明する。
製造用型枠の1実施形態例を図面を参照して説明する。
【0013】この実施の形態のコンクリート製品製造用
型枠は、側面視円弧状をなしかつ平面視長方形状をなす
セグメントを形成する際に用いられるもので、図1に示
すように、上側に開口する型枠本体11と、この型枠本
体11の上側の開口部を覆うように配置される蓋型枠1
2と、型枠本体11の打設空間内に打設されたコンクリ
ートの上面を覆う脱気用シート13と、この脱気用シー
ト13と蓋型枠12との間に設置されたスペーサ14と
を有している。
型枠は、側面視円弧状をなしかつ平面視長方形状をなす
セグメントを形成する際に用いられるもので、図1に示
すように、上側に開口する型枠本体11と、この型枠本
体11の上側の開口部を覆うように配置される蓋型枠1
2と、型枠本体11の打設空間内に打設されたコンクリ
ートの上面を覆う脱気用シート13と、この脱気用シー
ト13と蓋型枠12との間に設置されたスペーサ14と
を有している。
【0014】型枠本体11は、セグメントの下面を形成
するための側面視上側に凸の円弧状をなしかつ平面視長
方形をなす台部15と、この台部15の外周部上に設け
られセグメントの側面部を形成する側面形成部16とを
有している。この側面形成部16の上面は、台部15の
側面がなす円弧と中心を同じくする円弧状に形成されて
いる。
するための側面視上側に凸の円弧状をなしかつ平面視長
方形をなす台部15と、この台部15の外周部上に設け
られセグメントの側面部を形成する側面形成部16とを
有している。この側面形成部16の上面は、台部15の
側面がなす円弧と中心を同じくする円弧状に形成されて
いる。
【0015】スペーサ14は、脱気用シート13と蓋型
枠12との間に、脱気用シート14の上面にその表面方
向に沿う後述する空気層Aを形成するためのもので、側
面形成部16の上面に沿った枠状に形成されている。
枠12との間に、脱気用シート14の上面にその表面方
向に沿う後述する空気層Aを形成するためのもので、側
面形成部16の上面に沿った枠状に形成されている。
【0016】蓋型枠12は、側面視円弧状をなしかつ平
面視長方形をなし、コンクリートを導入させる開口部1
7が中央に設けられている。また、脱気用シート13の
中央にも、同様のコンクリート導入用の開口部18が設
けられている。
面視長方形をなし、コンクリートを導入させる開口部1
7が中央に設けられている。また、脱気用シート13の
中央にも、同様のコンクリート導入用の開口部18が設
けられている。
【0017】蓋型枠12の下面には、図2に示すよう
に、脱気用シート13とスペーサ14とを蓋型枠12に
保持するための保持部19が設けられている。
に、脱気用シート13とスペーサ14とを蓋型枠12に
保持するための保持部19が設けられている。
【0018】この保持部19は、スペーサ14の形状に
沿った枠状の押さえ枠20を有している。この押さえ枠
20は、脱気用シート13とスペーサ14とを重ね合わ
せた状態で、ボルト21によって蓋型枠12に固定され
る。このため、側面形成部16の上面には、蓋型枠12
を型枠本体11に取り付ける際に押さえ枠20及びボル
ト21を逃がすための逃げ溝22が形成されている。
沿った枠状の押さえ枠20を有している。この押さえ枠
20は、脱気用シート13とスペーサ14とを重ね合わ
せた状態で、ボルト21によって蓋型枠12に固定され
る。このため、側面形成部16の上面には、蓋型枠12
を型枠本体11に取り付ける際に押さえ枠20及びボル
ト21を逃がすための逃げ溝22が形成されている。
【0019】ここで、脱気用シート13は、目の粗さが
0.5mm〜1.0mmの網状のシートである。
0.5mm〜1.0mmの網状のシートである。
【0020】脱気用シート13とスペーサ14を蓋型枠
12に固定させる場合、蓋型枠12を裏返した状態で、
この蓋型枠12の上に脱気用シート13とスペーサ14
を重ね合わせ、これら脱気用シート13とスペーサ14
との上から押さえ枠20をボルト21で蓋型枠12に固
定する。次に、蓋型枠12を裏返し、型枠本体11の上
に載せる。その際、押さえ枠20及びボルト21が型枠
本体11の逃げ溝22内に位置するようにし、蓋型枠1
2と型枠本体11を固定する。すると、図3に示すよう
に、蓋型枠12と脱気用シート13との間に、脱気用シ
ート13の表面方向に沿う空気層Aが形成される。そし
て、型枠本体11と蓋型枠12とで囲まれた打設空間
に、蓋型枠12の開口部17及び脱気用シート13の開
口部18からコンクリートを打設する。すると、台部1
5がセグメントの内周面を形成し、側面形成部16がセ
グメントの外周面を形成し、脱気用シート13がセグメ
ントの上面を形成する。このとき、コンクリートの上面
に生じた気泡は、脱気用シート13を介して空気層Aに
逃がされ、結果気泡がコンクリートの上面より除去され
る。
12に固定させる場合、蓋型枠12を裏返した状態で、
この蓋型枠12の上に脱気用シート13とスペーサ14
を重ね合わせ、これら脱気用シート13とスペーサ14
との上から押さえ枠20をボルト21で蓋型枠12に固
定する。次に、蓋型枠12を裏返し、型枠本体11の上
に載せる。その際、押さえ枠20及びボルト21が型枠
本体11の逃げ溝22内に位置するようにし、蓋型枠1
2と型枠本体11を固定する。すると、図3に示すよう
に、蓋型枠12と脱気用シート13との間に、脱気用シ
ート13の表面方向に沿う空気層Aが形成される。そし
て、型枠本体11と蓋型枠12とで囲まれた打設空間
に、蓋型枠12の開口部17及び脱気用シート13の開
口部18からコンクリートを打設する。すると、台部1
5がセグメントの内周面を形成し、側面形成部16がセ
グメントの外周面を形成し、脱気用シート13がセグメ
ントの上面を形成する。このとき、コンクリートの上面
に生じた気泡は、脱気用シート13を介して空気層Aに
逃がされ、結果気泡がコンクリートの上面より除去され
る。
【0021】以上に述べた実施形態のコンクリート製品
製造用型枠によれば、脱気用シート13によってコンク
リートの上面の形状が平滑に保たれ、かつ空気層Aによ
ってコンクリートの上面に生じた気泡が良好に除去され
るため、コンクリートの上面に凹凸のない、良好な性状
のコンクリート製品が得られ、特に流動性の高い高流動
コンクリートを用いる場合に好適である。一方、蓋型枠
12によって、コンクリート蒸気養生中にコンクリート
上面から水分が急激に蒸発することが防がれ、良好な性
質のコンクリート製品が得られる。
製造用型枠によれば、脱気用シート13によってコンク
リートの上面の形状が平滑に保たれ、かつ空気層Aによ
ってコンクリートの上面に生じた気泡が良好に除去され
るため、コンクリートの上面に凹凸のない、良好な性状
のコンクリート製品が得られ、特に流動性の高い高流動
コンクリートを用いる場合に好適である。一方、蓋型枠
12によって、コンクリート蒸気養生中にコンクリート
上面から水分が急激に蒸発することが防がれ、良好な性
質のコンクリート製品が得られる。
【0022】なお、本発明のコンクリート製品製造用型
枠の実施形態例をセグメント製造用型枠によって説明し
たが、本発明のコンクリート製品製造用型枠はセグメン
トに限らず他のコンクリート製品においても有効である
ことは明らかである。
枠の実施形態例をセグメント製造用型枠によって説明し
たが、本発明のコンクリート製品製造用型枠はセグメン
トに限らず他のコンクリート製品においても有効である
ことは明らかである。
【0023】また、本発明のコンクリートの打設方法
は、現場において、打設空間内に打設されたコンクリー
トの上面を前記脱気用シート13で覆い、この脱気用シ
ート13の上面にその表面方向に沿う空気層Aを形成す
べく、脱気用シート13の上面に前記スペーサ14を設
置し、これら脱気用シート13とスペーサ14の上面に
前記蓋型枠12の代わりとなる板体を配置し、前記コン
クリートの硬化後に、板体,スペーサ14及び脱気用シ
ート13を取り去る。
は、現場において、打設空間内に打設されたコンクリー
トの上面を前記脱気用シート13で覆い、この脱気用シ
ート13の上面にその表面方向に沿う空気層Aを形成す
べく、脱気用シート13の上面に前記スペーサ14を設
置し、これら脱気用シート13とスペーサ14の上面に
前記蓋型枠12の代わりとなる板体を配置し、前記コン
クリートの硬化後に、板体,スペーサ14及び脱気用シ
ート13を取り去る。
【0024】以上に述べた実施形態のコンクリートの打
設方法によれば、脱気用シート13によってコンクリー
トの上面の形状が平滑に保たれ、かつ空気層Aによって
コンクリート上面に生じた気泡が除去されるため、コン
クリートの上面が平滑に仕上げられ、特に流動性の高い
高流動コンクリートを用いる場合に好適である。一方、
板体によって、コンクリート上面から水分が急激に蒸発
することが防がれる。
設方法によれば、脱気用シート13によってコンクリー
トの上面の形状が平滑に保たれ、かつ空気層Aによって
コンクリート上面に生じた気泡が除去されるため、コン
クリートの上面が平滑に仕上げられ、特に流動性の高い
高流動コンクリートを用いる場合に好適である。一方、
板体によって、コンクリート上面から水分が急激に蒸発
することが防がれる。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のコンクリ
ート製品製造用型枠及びコンクリートの打設方法によれ
ば、以下の効果を得ることができる。請求項1のコンク
リート製品製造用型枠によれば、脱気用シートによって
コンクリート上面の形状が平滑に保たれ、かつ空気層に
よってコンクリートの上面に生じた気泡が良好に除去さ
るため、コンクリートの上面に凹凸のない、良好な性状
のコンクリート製品が得られ、特に流動性の高い高流動
コンクリートを用いる場合に好適である。一方、蓋型枠
によって、コンクリート蒸気養生中にコンクリート上面
から水分が急激に蒸発することが防がれ、良好な性質の
コンクリート製品が得られる。
ート製品製造用型枠及びコンクリートの打設方法によれ
ば、以下の効果を得ることができる。請求項1のコンク
リート製品製造用型枠によれば、脱気用シートによって
コンクリート上面の形状が平滑に保たれ、かつ空気層に
よってコンクリートの上面に生じた気泡が良好に除去さ
るため、コンクリートの上面に凹凸のない、良好な性状
のコンクリート製品が得られ、特に流動性の高い高流動
コンクリートを用いる場合に好適である。一方、蓋型枠
によって、コンクリート蒸気養生中にコンクリート上面
から水分が急激に蒸発することが防がれ、良好な性質の
コンクリート製品が得られる。
【0026】請求項2記載のコンクリート製品製造用型
枠によれば、脱気用シートにより、コンクリートの上面
の形状がより平滑な高品質のコンクリート製品を得るこ
とができる。これは特に、流動性の高い高流動コンクリ
ートを用いる場合に好適である。
枠によれば、脱気用シートにより、コンクリートの上面
の形状がより平滑な高品質のコンクリート製品を得るこ
とができる。これは特に、流動性の高い高流動コンクリ
ートを用いる場合に好適である。
【0027】請求項3記載のコンクリートの打設方法に
よれば、脱気用シートによってコンクリートの上面の形
状が平滑に保たれ、かつ空気層によってコンクリート上
面に生じた気泡が良好に除去されるため、コンクリート
の上面が平滑に仕上げられ、特に流動性の高い高流動コ
ンクリートを用いる場合に好適である。一方、板体によ
って、コンクリート上面から水分が急激に蒸発すること
が防がれる。
よれば、脱気用シートによってコンクリートの上面の形
状が平滑に保たれ、かつ空気層によってコンクリート上
面に生じた気泡が良好に除去されるため、コンクリート
の上面が平滑に仕上げられ、特に流動性の高い高流動コ
ンクリートを用いる場合に好適である。一方、板体によ
って、コンクリート上面から水分が急激に蒸発すること
が防がれる。
【0028】請求項4記載のコンクリートの打設方法に
よれば、脱気用シートにより、コンクリートの上面の形
状をより平滑に仕上げることができる。これは特に、流
動性の高い高流動コンクリートを用いる場合に好適であ
る。
よれば、脱気用シートにより、コンクリートの上面の形
状をより平滑に仕上げることができる。これは特に、流
動性の高い高流動コンクリートを用いる場合に好適であ
る。
【図1】 本発明の一実施形態のコンクリート製品製造
用型枠を示す分解斜視図である。
用型枠を示す分解斜視図である。
【図2】 本発明の一実施形態のコンクリート製品製造
用型枠を示す側面図である。
用型枠を示す側面図である。
【図3】 本発明の一実施形態のコンクリート製品製造
用型枠を示す正断面図である。
用型枠を示す正断面図である。
11 型枠本体 12 蓋型枠 13 脱気用シート 14 スペーサ A 空気層
フロントページの続き (72)発明者 若林 正憲 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 (72)発明者 植浦 歓共 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 Fターム(参考) 2D055 BB01 LA05 4G053 AA17 AA19 BB11 BF05 CA04 DA03 EA17
Claims (4)
- 【請求項1】 上側に開口した型枠本体に形成された空
間内にコンクリートが打設されるコンクリート製品製造
用型枠において、 前記型枠本体の空間内に打設されたコンクリートの上面
を覆う通気性を有する脱気用シートと、前記型枠本体の
上側開口部を覆うように配置される蓋型枠と、該蓋型枠
と前記脱気用シートとの間に設けられて前記脱気用シー
トの上面にその表面方向に沿う空気層を形成するスペー
サとを有することを特徴とするコンクリート製品製造用
型枠。 - 【請求項2】 前記脱気用シートは、目の粗さが0.5
mm〜1.0mmの網状のシートであることを特徴とす
る請求項1記載のコンクリート製品製造用型枠。 - 【請求項3】 打設されたコンクリートの上面を通気性
を有する脱気用シートで覆い、この脱気用シートの上面
にその表面方向に沿う空気層を形成すべく、前記脱気用
シートの上面の表面方向に間隔を空けて板体を配置し、
前記コンクリートの硬化後に、前記板体及び前記脱気用
シートを取り去ることを特徴とするコンクリートの打設
方法。 - 【請求項4】 前記脱気用シートは、目の粗さが0.5
mm〜1.0mmの網状のシートであることを特徴とす
る請求項3記載のコンクリートの打設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001133046A JP2002326214A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | コンクリート製品製造用型枠及びコンクリートの打設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001133046A JP2002326214A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | コンクリート製品製造用型枠及びコンクリートの打設方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Cited By (1)
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JP2010201915A (ja) * | 2009-02-05 | 2010-09-16 | Ohbayashi Corp | セグメントを製作するための型枠及びその型枠を用いたセグメントの製作方法 |
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---|---|---|---|---|
JPH06106512A (ja) * | 1992-08-21 | 1994-04-19 | Too Pin Tsuai | Rcセグメント製造法及びその装置 |
JPH0712207U (ja) * | 1993-08-06 | 1995-02-28 | 章 吉野 | コンクリート二次製品振動製造用の平打ち型枠における気泡等の除去装置 |
-
2001
- 2001-04-27 JP JP2001133046A patent/JP2002326214A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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