JP2002326155A - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置

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JP2002326155A JP2001131717A JP2001131717A JP2002326155A JP 2002326155 A JP2002326155 A JP 2002326155A JP 2001131717 A JP2001131717 A JP 2001131717A JP 2001131717 A JP2001131717 A JP 2001131717A JP 2002326155 A JP2002326155 A JP 2002326155A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定盤の下面と定盤受けとの間に通流させる流
体の圧力を調節することにより定盤の研磨面の形状を容
易に制御可能とする。 【解決手段】 リング状に形成した固定係止具20によ
り定盤12の周縁部を係止して定盤を定盤受け14に支
持し、定盤の下面と定盤受けとの間に流体を通流させ、
流体の圧力を調節することにより定盤の研磨面の形状を
制御可能とした研磨装置であって、前記固定係止具20
の押さえ面と前記定盤12の上面、および前記定盤受け
の上面と前記定盤の下面とを各々離間させて定盤12の
周縁部の上下面に各々Oリング22a、22bを介装
し、前記固定係止具20の内周側面と前記定盤12の外
周側面とを離間して前記定盤を定盤受け14に支持する
とともに、前記定盤12の下面と定盤受け14の上面と
前記Oリング22bとによって囲まれた領域内と前記流
体の給排機構とを連通させたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体等の加工に使
用される研磨装置に関し、より詳細には定盤の研磨面の
形状を制御して高精度の加工を可能とした研磨装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】研磨装置は、半導体ウェーハのポリシン
グまたはラッピング、あるいはガラス、水晶等の研磨作
業等に広く使用されている。図5は従来の研磨装置の概
略構成を示す説明図である。同図で12が定盤であり、
14が定盤12を支持する定盤受け、50が定盤受け1
4を支持する基台である。定盤12と定盤受け14とは
ボルト締めにより一体化され、定盤受け14はベアリン
グ52を介して基台50回動自在に支持される。18は
定盤受け14に固定した回転軸であり、回転軸18は駆
動モータ等の駆動機構に連繋し、定盤受け14および定
盤12を回転駆動する。図示例の研磨装置はポリシング
に使用する装置であり、定盤12の表面が研磨布13に
よって被覆されている。
【0003】30は半導体ウェーハ等のワークを保持し
て定盤12にワークを押接する保持装置である。ワーク
は保持装置30のウェーハ保持盤32に吸着されて支持
され、ウェーハ保持盤32が回転駆動されるとともに、
定盤12が回転駆動されることによってワークがポリシ
ングされる。34は研磨布13に研磨液を供給するノズ
ルである。なお、本明細書では定盤12と定盤受け14
とを合わせて研磨定盤10というが、単に定盤という場
合がある。
【0004】研磨装置の定盤はワークの表面を高度の平
坦面とするため、きわめて高度の表面平坦性が求められ
る。また、製品あるいは加工内容によっては定盤の研磨
面の全体形状を凸形あるいは凹形の曲面形状とすること
によって、より高精度の加工が可能となる場合もある。
定盤の研磨面の平坦性を向上させる方法としては、研磨
定盤の加工精度を向上させる方法、定盤の厚さを厚くし
たり剛性の高い素材を使用する方法があり、定盤の研磨
面を凸形等の曲面形状とする方法としては、研磨装置に
通流させる冷却水の水圧を調節するといった方法があ
る。
【0005】研磨装置では研磨作業の際にワークと定盤
の研磨面とが擦れ合って摩擦熱が生じる。定盤が温度上
昇し熱膨張することで変形することを防止するため、研
磨装置では定盤と定盤受けとの間に冷却水を流して定盤
が温度変動しないようにしている。特開平10−235
552号公報に記載されているポリッシング装置は、定
盤と定盤受けとの間に流す冷却水の水圧を調節して定盤
の研磨面を凸状の曲面形状に形成する方法に関するもの
であり、特開平11−307486号公報に記載されて
いる研磨装置は定盤と定盤受けとの間に中空チューブを
配設し、中空チューブに流す流体の圧力を制御して定盤
の研磨面の形状を制御する方法に関するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6は研磨定盤10の
定盤受け14の上面に形成されている流路40の形成例
を示す平面図である。この定盤受け14では定盤受け1
4の上面の中央に冷却水の吐出口45が設けられ、吐出
口45の周囲に放射状に6個の区画領域が設けられ、各
区画領域に屈曲形状に流路40が設けられている。46
は各々の区画に設けられた流路40の端部に設けた冷却
水の排出口である。排出口46は吐出口45の近傍に配
置され、吐出口45から定盤受け14の周縁側に流れた
冷却水が定盤受け14の中央部側に戻って排出される。
図7は、研磨定盤10の断面図である。回転軸18には
流路40に連通する給水路42と排水路44が設けら
れ、給水路42と排水路44はディストリビュータを介
して冷却水の給排機構に接続する。
【0007】図7に示すように、流路40は定盤12と
定盤受け14との境界部分に設けられているから、流路
40を通流する冷却水の圧力を制御することによって定
盤12の研磨面の形状を制御することが可能である。し
かしながら、外径寸法が50cm程度の比較的小さな定
盤の場合には、定盤が変形しにくく、冷却水による圧力
によって定盤の研磨面を所望の形状に制御することが難
しいという問題がある。図7に示す従来例では、定盤1
2と定盤受け14とが流路40の部分を除いては相互に
固着しているため変形しにくいという問題があり、特開
平10−235552号公報に記載されているポリッシ
ング装置のように定盤と定盤受けの境界面の略全域で冷
却水を連通させるようにした場合でも、定盤の外周縁を
定盤受けに固定していることから定盤が変形しにくいと
いう問題がある。
【0008】本発明は、これらの問題点を解消すべくな
されたものであり、その目的とするところは、小型の定
盤を備えた研磨装置であっても定盤の研磨面の形状を所
望の形状に制御することができ、これによって高精度の
研磨加工を可能にする研磨装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、リング状に
形成した固定係止具により定盤の周縁部を係止して定盤
を定盤受けに支持し、定盤の下面と定盤受けとの間に流
体を通流させ、流体の圧力を調節することにより定盤の
研磨面の形状を制御可能とした研磨装置であって、前記
固定係止具の押さえ面と前記定盤の上面、および前記定
盤受けの上面と前記定盤の下面とを各々離間させて定盤
の周縁部の上下面の各々にOリングを介装し、前記固定
係止具の内周側面と前記定盤の外周側面とを離間して前
記定盤を定盤受けに支持するとともに、前記定盤の下面
と定盤受けの上面と前記Oリングとによって囲まれた領
域内と前記流体の給排機構とを連通させたことを特徴と
する。
【0010】また、前記Oリングが、定盤の上面と下面
の各々に同一の平面配置として装着されていることは、
Oリングが装着されている位置を支点として定盤が変形
しやすく、定盤の研磨面の形状が制御しやすくなる点で
好適である。また、前記固定係止具が、定盤受けに固定
して支持される固定部と、該固定部の内周側面から内方
に延出し前記定盤の周縁部を押さえる押さえ部とを備え
ていることを特徴とする。また、前記定盤の周縁部に段
差部が形成され、該段差部が押さえ部により支持されて
いることを特徴とする。また、前記定盤が、セラミック
スからなることは、定盤の熱変形が抑えられることか
ら、流体の圧力を制御することで定盤の研磨面の形状が
精度よく制御できる点で好適である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について詳細に説明する。図1は本発明に係る研磨装置
の特徴的な構成部分である定盤12および定盤12の取
り付け構造を示す断面図である。なお、本実施形態の研
磨装置において、定盤12および定盤受け14を一体と
して回転駆動する駆動機構、およびワークを支持する保
持装置等の構成は従来装置と基本的に変わるものではな
い。また、以下で説明する定盤の支持構造については図
5に示すような片面ポリシング装置に限らず、両面ポリ
シング装置、ラッピング装置等に適用可能である。
【0012】図1に示す実施形態の定盤12はアルミナ
セラミックスを素材として円板状に形成した部材であ
る。定盤12の実際の外径寸法は504mm、厚さは2
0mmである。通常の研磨装置では、ボルト締め等によ
り定盤12の盤面全体を定盤受け14に固定する。これ
に対して、本実施形態の研磨装置においては、定盤受け
14の外周縁に固定係止具20を取り付け、固定係止具
20を介して定盤12の外周縁のみを定盤受け14に支
持する構成としたことを特徴とする。
【0013】図4に、固定係止具20を用いて定盤12
を係止した状態の平面図を示す。固定係止具20は定盤
12の外周縁を全周にわたって係止するものであり、定
盤12の外周縁を一定幅で係止することができる幅寸法
のリング状に形成されている。21は固定係止具20を
定盤受け14に固定するボルトである。固定係止具20
を定盤受け14に固定することによって、定盤12の外
周縁部分が定盤受け14との間で厚さ方向に挟圧され、
定盤12が定盤受け14に支持される。
【0014】図3は、固定係止具20により定盤12を
定盤受け14に固定した状態を拡大して示す断面図であ
る。固定係止具20は断面L字形に形成され、定盤受け
14に立設して固定される固定部20aと、固定部20
aの内周側面から内方に延出する押さえ部20bとから
成る。押さえ部20bの定盤12に対向する内面には嵌
合溝23aが周方向に連通して設けられ、嵌合溝23a
にOリング22aが嵌着されている。Oリング22aは
押さえ部20bの定盤12に対向する押さえ面よりも外
面を突出させて嵌合溝23aに装着されている。
【0015】定盤12の上面の外周縁には周方向に段差
部12aを設け、定盤12の上面の外周縁が一段低位と
なるように形成し、段差部12aを押さえ部20bによ
って押さえるようにしている。本実施形態では、固定係
止具20によって定盤12を押さえて支持した際に、押
さえ部20bの上面の高さ位置が定盤12の研磨面の高
さ位置よりも2mm程度低位となるように押さえ部20
bの厚さ寸法を設定している。
【0016】図3で、23bは定盤12の下面を支持す
る定盤受け14の外周縁側の上面に周方向に連通して設
けた嵌合溝である。嵌合溝23bにはOリング22bが
嵌着されている。Oリング22bもOリング22aと同
様に、定盤受け14の定盤12に対向する面よりも外面
を突出させて嵌合溝23bに装着されている。
【0017】本実施形態では、押さえ部20bと定盤受
け14に配置するOリング22a、22bを定盤12を
挟んで同一の平面配置としている。すなわち、定盤12
の上面に当接するOリング22aの押さえ位置と、定盤
12の下面に当接するOリング22bの押さえ位置は上
下面で同一位置にある。これは、定盤12の上下面が同
一支点で支持されることを意味している。Oリング22
a、22bの外面が、押さえ部20bの押さえ面、定盤
受け14の押さえ面よりもそれぞれ突出していることか
ら定盤12の上面と下面は押さえ面に接触することなく
Oリング22a、22bのみが当接して支持されること
になる。
【0018】定盤12の外周側面12bについてみる
と、定盤12の外周側面12bは固定係止具20の固定
部20aの内側面から離間するように支持される。図1
は、定盤12の上面と下面とに固定係止具20に装着さ
れたOリング22aと定盤受け14の上面に装着された
Oリング22bとが当接し、かつ定盤12の外周側面1
2bが固定係止具20の内側面とは離間して定盤12が
支持されていることを示す。すなわち、本実施形態の研
磨装置では、定盤12はその外周側面12bを含めて、
定盤12の上下面にそれぞれOリング22a、22bの
みが当接して支持される構造となっている。
【0019】定盤12を定盤受け14に取り付ける際
は、定盤受け14の嵌合溝23bにOリング22bを嵌
着して定盤受け14に定盤12をのせた後、嵌合溝23
aにOリング22aを嵌着した固定係止具20を定盤受
け14に位置合わせし、ボルト締めして定盤受け14に
固定すればよい。定盤12を定盤受け14にのせる際に
は、固定係止具20の内周面と定盤12の外周側面12
bとが離間するように位置合わせしながら載置する必要
がある。こうして、図1に示すように固定係止具20に
より定盤12を定盤受け14に支持することにより、上
下面にOリング22a、22bのみが当接して定盤12
が定盤受け14に支持される。
【0020】図1において、40は定盤受け14の上面
に凹溝状に形成した流路である。本実施形態の研磨装置
の場合、定盤12の下面と定盤受け14の上面とOリン
グ22bによって囲まれた領域内は実際は流体が全域で
流通可能な連通領域になっている。流路40を設けた部
位は断面積が大きいから定盤12の下面と定盤受け14
の上面との間の隙間部分にくらべて流体は流れやすくは
なるが、Oリング22bの内側領域はすべて共通の圧力
領域であり、この圧力領域についてはどの部位ついても
均一の圧力が作用する。この意味で定盤受け14に必ず
しも流路40を設けなくてもよい。また、定盤12と定
盤受け14との間にOリング22bを挟圧して支持して
いることにより、Oリング22bの内側領域が外部から
確実にシールされた領域となり、Oリング22bの内側
領域に流体圧を作用させた場合に、定盤12と定盤受け
14との間の圧力領域の圧力を確実に保持することが可
能となる。
【0021】18は定盤受け14および定盤12を支持
する回転軸、42は定盤12と定盤受け14との間の空
間内に冷却水を供給する給水路、44は排水路、48は
所定の圧力で冷却水を給排する給排機構である。給排機
構48は給水路42と排水路44とを介して定盤12と
定盤受け14とOリング22bとによって囲まれた圧力
領域と連通し、給排機構48によって圧力領域に給排す
る冷却水等の流体の圧力を制御することが可能となって
いる。
【0022】図1は、給排機構48から定盤12と定盤
受け14とOリング22bとによって囲まれた圧力領域
に冷却水を給排している状態で、とくに圧力を加えずに
冷却水を通流させている状態(圧力領域における圧力0
kPa)である。このように圧力を加えない状態の場
合、本実施形態の研磨装置では定盤12の研磨面は凹面
状の曲面となり、定盤12の中央部と周縁部では凹み量
が70μmとなる。これに対して、給排機構による冷却
水の圧力を上げて圧力領域における冷却水の圧力を10
0kPaにすると、定盤12の研磨面は凸面状の曲面と
なり、定盤12の中央部と周縁部では10μmの差が生
じ、研磨面が凸面となった。
【0023】図2は、定盤12と定盤受け14とOリン
グ22bとによって囲まれた圧力領域に給排機構48か
ら冷却水を給排する際に、圧力を加えている状態を示し
たものである。定盤12と定盤受け14とOリング22
bとによって囲まれた圧力領域に圧力を加えることによ
って定盤12が上に凸の形状で変形する様子を説明的に
示している。前述したように、本実施形態の研磨装置で
はセラミックス製の定盤12を使用しているが、上記の
ように定盤12と定盤受け14とOリング22bとによ
って囲まれた圧力領域に給排する冷却水の圧力を調節す
ることにより、定盤12の研磨面の形状を凸面にすると
いった制御が可能である。
【0024】本実施形態では外径寸法が504mmとい
った小型の定盤を使用している。このような小型の定盤
を使用する場合は、定盤が変形しにくいことから、冷却
水の通流圧力を調整して定盤の研磨面の形状を制御する
ことは困難である。本実施形態の研磨装置で小型の定盤
についても効果的に研磨面の形状が制御できる理由は、
定盤12を定盤受け14に支持する方法として、定盤1
2の上下面にOリング22a、22bのみを当接させ、
Oリング22a、22b以外に定盤12の上下面および
外周側面が定盤12を定盤受け14に支持する支持体に
接触しないようにしたことによる。
【0025】Oリング22bは、定盤12と定盤受け1
4との間に冷却水を通流させる領域をシールする作用を
有するとともに、定盤12の上面に当接するOリング2
2aとともに定盤12を厚さ方向にクランプしている。
Oリングはそれ自体弾性を有するものであるから、定盤
12の上下面をOリング22a、22bによってクラン
プすることにより、定盤12はOリング22a、22b
によって弾性的に支持されることになる。そして、定盤
12にはOリング22a、22bのみが当接しているか
ら、Oリング22a、22bが支点として作用して定盤
12が容易に変形可能であること、またOリング22
a、22bによって定盤12が弾性的に支持されている
ことによって定盤12の変形が妨げられないことから容
易に変形可能となる。
【0026】Oリング22a、22bは定盤12の周縁
部に沿ってリング状に配置していること、定盤12と定
盤受け14とOリング22bとによって囲まれた圧力領
域は全域が完全に連通した圧力領域であるから、給排機
構48によって冷却水の通流圧力を調節して制御する場
合の定盤12の研磨面の形状は、全体として凸面あるい
は凹面となる中心対称の曲面形状となる。
【0027】本実施形態の研磨装置では、上述したよう
に、定盤12の上下面にOリング22a、22bのみを
当接して支持する構成としたことにより、定盤12と定
盤受け14との間に流通させる冷却水の圧力を調整する
ことによって定盤12の研磨面の形状および凸あるいは
凹の量を制御することが可能である。図5に示すように
研磨加工の際には定盤12の研磨面にワークの保持装置
30等をのせて、定盤12と保持装置30とでワークを
押圧して研磨するが、定盤12に保持装置30をのせた
状態で定盤12に作用する圧力は30kPa程度であ
り、冷却水による圧力にくらべてはるかに小さく、これ
による定盤12の変形は問題にならない。
【0028】なお、上記実施形態においては、セラミッ
クス製の定盤を使用した例について説明したが、本発明
においては定盤の材質がとくに限定されるものではな
い。ただし、セラミックス製の定盤の場合には、ワーク
と定盤の上面に貼付されている研磨布の表面との摩擦に
よる定盤自体の熱変形、熱膨張が問題とならない点で、
冷却水の圧力調整のみで定盤の研磨面の形状が制御でき
るという利点がある。また、研磨加工中の定盤の研磨面
の形状をセンサ等で検知しながら、給排機構から給排す
る液体の圧力を調節して定盤の研磨面の形状を所定形状
に制御するといったことももちろん可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る研磨装置は、上述したよう
に、定盤を定盤受けに支持する際に、定盤の上下面にO
リングを介装して定盤受けに定盤を支持する構成とした
ことによって、定盤の変形を容易にすることができ、流
体の圧力を調整することによって定盤の研磨面の形状を
適宜制御することが容易に可能となる。また、定盤の下
面と定盤受けとの領域がOリングによってシールされて
いることによって、給排機構によって給排される流体の
圧力を確実に保持することができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る研磨装置の定盤の支持構造を示す
断面図である。
【図2】定盤の研磨面が凸面状となった状態を示す断面
図である。
【図3】固定係止具により定盤を支持した状態を拡大し
て示す断面図である。
【図4】固定係止具により定盤を支持した状態の平面図
である。
【図5】研磨装置の概略構成を示す説明図である。
【図6】定盤受けに設けられた流路を示す平面図であ
る。
【図7】定盤と定盤受けの断面図である。
【符号の説明】
10 研磨定盤 12 定盤 12a 段差部 12b 外周側面 13 研磨布 14 定盤受け 18 回転軸 20 固定係止具 20a 固定部 20b 押さえ部 22a、22b Oリング 23a、23b 嵌合溝 30 保持装置 40 流路 42 給水路 44 排水路 45 吐出口 46 排出口 48 給排機構 50 基台
フロントページの続き (72)発明者 大西 進 長野県長野市松代町清野1650番地 不二越 機械工業株式会社内 Fターム(参考) 3C058 AA07 AA14 CA01 CB01 DA17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング状に形成した固定係止具により定
    盤の周縁部を係止して定盤を定盤受けに支持し、定盤の
    下面と定盤受けとの間に流体を通流させ、流体の圧力を
    調節することにより定盤の研磨面の形状を制御可能とし
    た研磨装置であって、 前記固定係止具の押さえ面と前記定盤の上面、および前
    記定盤受けの上面と前記定盤の下面とを各々離間させて
    定盤の周縁部の上下面の各々にOリングを介装し、 前記固定係止具の内周側面と前記定盤の外周側面とを離
    間して前記定盤を定盤受けに支持するとともに、 前記定盤の下面と定盤受けの上面と前記Oリングとによ
    って囲まれた領域内と前記流体の給排機構とを連通させ
    たことを特徴とする研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記Oリングが、定盤の上面と下面の各
    々に同一の平面配置として装着されていることを特徴と
    する請求項1記載の研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記固定係止具が、定盤受けに固定して
    支持される固定部と、該固定部の内周側面から内方に延
    出し前記定盤の周縁部を押さえる押さえ部とを備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記定盤の周縁部に段差部が形成され、
    該段差部が押さえ部により支持されていることを特徴と
    する請求項3記載の研磨装置。
  5. 【請求項5】 前記定盤が、セラミックスからなること
    を特徴とする請求項1、2、3または4記載の研磨装
    置。
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