JP2002325983A - 握りばさみ - Google Patents

握りばさみ

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JP2002325983A JP2001135139A JP2001135139A JP2002325983A JP 2002325983 A JP2002325983 A JP 2002325983A JP 2001135139 A JP2001135139 A JP 2001135139A JP 2001135139 A JP2001135139 A JP 2001135139A JP 2002325983 A JP2002325983 A JP 2002325983A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刃身部が刃厚方向に互いに離間するのを防止
することによって切れ味を向上させることができる握り
ばさみを提供する。 【解決手段】 互いに対向して延びる一対のアーム部と
上記一対のアーム部の基端部同士を接続する接続部とを
有する把持部と、上記各アーム部の先端側に配置される
とともに互いに摺接させられる切れ刃部を有する一対の
刃身部とを備えており、上記一対のアーム部が互いに離
間する方向に付勢されている握りばさみであって、上記
各刃身部における上記切れ刃部に対向する刃峰部の外側
には、上記一対のアーム部を狭圧する際に指を当接させ
るための押圧面が設けられており、上記押圧面は、指で
押圧された際に、上記一対の刃身部に対して刃厚方向に
相互圧接させる力を生じさせるように、刃厚方向に対し
て所定の角度で傾いていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、一般に糸切りば
さみとして用いられる握りばさみに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、和裁など縫製作業に用いられ
ている握りばさみ(糸切りばさみともいう)は、互いに
対向する一対のアーム部を有する把持部と、互いに摺接
させられる切れ刃部を有する一対の刃身部と備えてい
る。この種の従来の握りばさみの一例を図7に示す。こ
の握りばさみ100は、同図に示すように、一対の刃身
部2が把持部101に対して別体形成されている握りば
さみの例である。
【0003】この握りばさみ100では、把持部101
は、略U字状の接続部112から上記一対のアーム部1
11が延出するように、樹脂などにより一体形成されて
おり、一対のアーム部111が互いに離間する方向に付
勢されるように、弾性を有している。
【0004】上記各刃身部2は、全体として平板状に形
成されており、各刃身部2に形成された切れ刃部21
は、互いに摺接させられる面(すなわち内刃)21aが
各刃身部2の裏面を平面状とすることによって構成され
ている。また、各刃身部2は、基端側に延出形成された
基部22を有しており、この基部22が各アーム部11
1の先端に形成された取付部113に固定されている。
【0005】上記握りばさみ100は、把持部101が
自然状態にあるとき、切れ刃部21の内刃21aどうし
が基部22側において摺り合わせ重合させられるように
構成されており、この状態から上記アーム部111を外
側から挟むようにして把持しつつ挟圧すれば、接続部1
12およびアーム部111が弾性変形し、内刃21aが
相互に摺り合わされるように切れ刃部21が相対揺動す
る。これにより、糸などの切断対象物は、両切れ刃部2
1から剪断力を受けて切断される。一方、把持部101
に対する狭圧力を解除すると、両刃身部2は、把持部1
01の弾性によって元の自然状態に復帰させられる。な
お、一対のアーム部111の狭圧は、上記各刃身部2に
おける上記切れ刃部21に対向する刃峰部23に対し
て、指で押圧力を加えることによって行なわれる。
【0006】ところで、はさみとしての切れ味を向上さ
せるためには、刃身部2の硬度を上げる場合がある。こ
の場合では、たとえば、SK5やSUS440Cなどの
硬度が高い鋼材により各刃身部2を形成したり、各刃身
部2を形成する際に焼入れ加工を施したりする。この握
りばさみ100は、刃身部2への焼入れの際に把持部1
01が加熱されるのを防止したり、把持部101とは別
の材料により形成された刃身部2を採用することができ
るように、刃身部2が把持部101に対して別体形成さ
れているのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、握りば
さみ100では、上記一対の刃身部2の切れ刃部21
は、たとえばニッパなどとは異なり、互いに突き合わせ
状態とはならずに、互いに摺接するにすぎない構成とな
っているので、それらの間の接触状態が不安定となる。
したがって、たとえば比較的太い糸などの硬い物質を切
断する場合などでは、切れ刃部21が切断対象物から抗
力を受けることにより、上記一対のアーム部111に対
して刃厚方向に作用する力が生じ、この力によって上記
接続部112がねじれたり、アーム部111が刃厚方向
に撓んだりして、一対の刃身部2が刃厚方向に互いに離
間してしまう。その結果、硬度が大とされた刃身部2と
いえども、切断対象物を確実に剪断できず、切れ味が劣
るという不具合が生じていた。
【0008】また、この握りばさみ100を使用した切
断は、上述したように、上記刃峰部23を指で押圧する
ことによって行なわれるため、指にかかる応力が大とな
る。したがって、この握りばさみ100を長時間使用す
るような場合では、指が痛くなったり、疲れたりするこ
とがあり、この傾向は、切断対象物が硬いほど顕著であ
った。その結果、使用感が悪化するだけでなく、安定し
た切断作業を行えないでいた。
【0009】本願発明は、上記した事情のもとで考え出
されたものであって、刃身部が刃厚方向に互いに離間す
るのを防止することによって切れ味を向上させることが
できる握りばさみを提供することをその課題とする。
【0010】
【発明の開示】上記課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0011】すなわち、本願発明により提供される握り
ばさみは、互いに対向して延びる一対のアーム部と上記
一対のアーム部の基端部同士を接続する接続部とを有す
る把持部と、上記各アーム部の先端側に配置されるとと
もに互いに摺接させられる切れ刃部を有する一対の刃身
部とを備えており、上記一対のアーム部が互いに離間す
る方向に付勢されている握りばさみであって、上記各刃
身部における上記切れ刃部に対向する刃峰部の外側に
は、上記一対のアーム部を狭圧する際に指を当接させる
ための押圧面が設けられており、上記押圧面は、指で押
圧された際に、上記一対の刃身部に対して刃厚方向に相
互圧接させる力を生じさせるように、刃厚方向に対して
所定の角度で傾いていることを特徴としている。
【0012】好ましい実施の形態においては、上記押圧
面は、刃厚方向に対して4〜10度傾いている。
【0013】本願発明においては、切断作業に際して
は、切断対象物を上記切れ刃部間に配置し、そして上記
押圧面を指で押圧するようにして上記一対のアーム部を
狭圧する。これにより、上記切れ刃部が互いに摺接し、
切断対象物に剪断力が作用する。このとき、上記一対の
刃身部は、上記押圧面によって、刃厚方向に相互圧接さ
せられるので、刃厚方向に互いに離間するのが防止され
うる。したがって、切れ刃部による剪断力が確実に切断
対象物に作用し、切れ味を向上させることができる。
【0014】また、切断作業に際して、指は、押圧面に
当接するので、従来例のように、指にかかる応力が大と
はならない。したがって、指が痛くなったり、疲れたり
するのを防止することができる。その結果、使用感を向
上させることができるとともに、安定した切断作業を行
うことができる。
【0015】好ましい実施の形態においてはまた、上記
接続部は、上記一対のアーム部と一体に形成されている
とともに高剛性を付与されており、かつ、上記一対のア
ーム部は、自然状態においてそれぞれの先端部同士が一
定の離間関係をとり、かつ相互に近接するように弾性変
形可能に形成されている。
【0016】好ましい実施の形態においてはさらに、上
記接続部は、上記一対のアーム部の基端部と一体に連続
するU字部によって形成されており、かつこのU字部の
内面にリブを形成することにより高剛性を付与されてい
る。
【0017】このような構成によれば、上記接続部は、
高剛性を付与されているので、ねじれるのが防止され
る。また、上記リブが形成されることにより、各アーム
部におけるリブから先端側にかけての長さを短くするこ
とができる。これにより、各アーム部に作用するモーメ
ントが小となるので、各アーム部11の刃厚方向の撓み
を防止することが可能となる。
【0018】したがって、上記一対の刃身部が刃厚方向
に互いに離間するのをより確実に防止することができ
る。その結果、握りばさみの切れ味を向上させることが
できる。
【0019】好ましい実施の形態においてはさらにま
た、上記各刃身部はそれぞれ、上記把持部に対して別体
形成されているとともに、その基端側に延出形成された
基部が上記各アーム部の先端部に形成された取付部に固
定されており、かつ、上記押圧面は、上記取付部の一部
を上記刃身部の刃峰部に沿って一体的に延出させること
によって形成されている。
【0020】このような構成によれば、たとえば、上記
各刃身部に対してのみ焼入れ加工を施したり、各刃身部
を把持部とは異なる硬い材料により形成するなどして、
刃身部の硬度を上げることが容易となる。したがって、
刃身部の改変による切れ味の向上を容易に図ることがで
きる。
【0021】本願発明のその他の特徴および利点につい
ては、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明
らかになるであろう。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0023】図1は、本願発明に係る握りばさみの一例
を示す概略図、図2は、図1に示す握りばさみの左側面
図、図3は、図1における把持部を示す概略図である。
図4は、図1のIV-IV線に沿う断面図、図5は、図1のV
-V線に沿う断面図である。また、図6は、図1における
接続部の他の例を示す概略斜視図である。なお、これら
の図において、従来例を示す図7に表された部材、部分
等と同等のものにはそれぞれ同一の符号を付してある。
【0024】図1に表れているように、握りばさみA
は、互いに対向して延びる一対のアーム部11とこれら
一対のアーム部11の基端部同士を接続する接続部12
とを有する把持部1と、互いに摺接させられる切れ刃部
21を有する一対の刃身部2とを備えており、かつ上記
一対のアーム部11が互いに離間する方向に付勢されて
いる一般的な握りばさみの構成に加えて、上記一対のア
ーム部11を狭圧する際に指を当接させるための押圧面
3が基本的に備えられている。
【0025】本実施形態では、握りばさみAは、上記把
持部1と上記刃身部2とが別体形成されており、把持部
1は、たとえば、ガラス繊維を混入することによって強
化された繊維強化ポリアミド樹脂などにより形成されて
いる。一方、刃身部2としては、たとえばSK5やSU
S440Cなどの鋼材により形成されたり、形成される
際に焼入れ加工を施されるなどして、高硬度を付与され
たものが用いられている。
【0026】上記各アーム部11の先端部には、図3に
示すように、刃身部2を取り付けるための取付部13が
一体的に設けられており、各取付部13は、互いに対向
して膨出するように形成されている。各取付部13に
は、後述する刃身体2の基部22の平面形状に対応する
凹部14が形成されており、刃身体2の基部22をこの
凹部14に嵌合させつつ凹部14の底面に当接させるこ
とにより、刃身体2を位置決めすることができる。ま
た、各取付部13には、本実施形態では、ねじ通挿孔1
5aが形成されており、刃身部2は、取付部13に対し
てねじ固定される。
【0027】一対のアーム部11は、自然状態において
それぞれの先端部同士が一定の離間関係をとり、具体的
には、図3に示すように、取付部13間の間隔が所定の
距離Lとされている。この一対のアーム部11は、適切
な力で狭圧された際に弾性変形して相互に近接可能とな
るように、材質に応じて厚みtが規定されている。一
方、各アーム部11は、その刃厚方向(すなわち図3の
紙面に対して垂直な方向)の撓みが小となるように、刃
厚方向寸法W(図2参照)が比較的大とされている。
【0028】上記距離Lは、一対のアーム部11を狭圧
した際に、上記刃身部2の切れ刃部21が有効に切断作
業を行うことができる範囲内で、取付部13同士を当接
させるように設定されている。換言すれば、距離Lは、
一対のアーム部11が比較的強く狭圧された場合でも、
一方の刃身部2の切れ刃部21が他方の刃身部2の刃峰
部23から突出することがないように規定されている。
これにより、安全に切断作業を行なうことができる。
【0029】上記接続部12は、本実施形態では、一対
のアーム部11と一体的に形成されているとともに高剛
性を付与されている。具体的には、接続部12は、図3
に示すように、一対のアーム部11の基端部と連続する
U字部12aによって形成されており、図3および図5
に示すように、U字部12aの内面にリブ12bを形成
することにより高剛性を付与されている。この高剛性
は、接続部12の弾性変形(ねじれ)により、一対のア
ーム部11が接続部12近傍を中心として揺動するのを
防止するために付与されているものである。また、上記
リブ12bは、図3に示すように、一対のアーム部11
間において、U字部12aから先端に向かった所定の領
域を占有するように形成されているので、各アーム部1
1におけるリブ12bから取付部13までの長さMを短
くすることができる。これにより、各アーム部11に作
用するモーメントが小となり、各アーム部11の刃厚方
向の撓みをより確実に防止することができる。
【0030】ただし、本願発明は上記した形態に限定さ
れず、各アーム部11を別体に形成してもよい。この場
合、図6に示すように、接続部12′として、各アーム
部11の基端部に互いに密接可能な板状体12b′をそ
れぞれ形成し、これらの板状体12b′を互いに回転可
能に軸支するように構成すればよい。そして、各アーム
部11間に図示しないコイルバネなどを介在させれば、
各アーム部11を互いに離間する方向に付勢することが
できる。
【0031】上記切れ刃部21は、図4に示すように、
互いに摺接させられる面(すなわち内刃)21aが上記
各刃身部2の裏面を平面状とすることによって形成され
ており、この内刃21aと、各刃身部2の表面に形成さ
れた外刃21bとが所定角度で交差することにより切断
対象物を剪断できるように構成されている。
【0032】上記各刃身部2は、図1に示すように、基
端側に延出形成された基部22を有しており、上記把持
部1に固定された際に切れ刃部21がアーム部11の先
端側に配置される。基部22には、本実施形態では、上
記取付部13のねじ通挿孔15aに対応する貫通孔22
aが形成されている。
【0033】各刃身部2は、図1に示すように、把持部
1に固定された状態で、切れ刃部21が互いに略V字状
に対向し、把持部1が自然状態にあるとき、内刃21a
の基端側で摺り合わせ状に重ね合わせられるように位置
決めされる。また、このとき、内刃21aは、各刃身部
2(切れ刃部21)が互いに弾性的に当接するように、
図2に示すように、刃厚方向基準線Hに対して所定の角
度αで傾斜しており、側面視において一対の刃身部2が
互いに交差して配置されるように位置決めされる。
【0034】上記押圧面3は、図1に示すように、刃身
部2における上記切れ刃部21に対向する刃峰部23の
外側に形成されている。この握りばさみAでは、押圧面
3は、図3に示すように、上記取付部13の一部を刃峰
部23に沿って一体的に延出させることによって形成さ
れている。押圧面3は、図4に示すように、刃圧方向S
に対して所定の角度θで傾斜しており、指で押圧された
際に、一対の刃身部2に対して刃厚方向に相互圧接させ
る力を生じさせる。より詳細には、押圧面3に対する指
からの押圧力Fによって刃厚方向Sに平行な分力Nが生
じるように、上記所定の角度θが規定されている。この
角度θは、好ましくは4〜10度、より好ましくは5〜
7度とされる。
【0035】次に、上記構成を有する握りばさみAの作
用について説明する。
【0036】この握りばさみAを用いて糸などの切断対
象物を切るには、まず、上記一対のアーム部11を把持
する。このとき、たとえば、親指および人差し指をそれ
ぞれ上記押圧面3に当接させるようにする。そして、切
断対象物を両切れ刃部21間に配置し、指(この場合、
親指および人差し指)で押圧面3を押圧することによっ
て一対のアーム部11を狭圧する。これにより、各アー
ム部11が互いに近接するように弾性変形し、上記内刃
21aが基端側から先端側へ向かって順次相互摺接して
いく。この過程において、切断対象物は、切れ刃部21
から剪断力を受ける。
【0037】このとき、上述したように、上記押圧力F
の分力Nは、図4に示すように、上記一対の刃身部2に
対して刃厚方向Sに相互圧接させるように作用するの
で、たとえば切断対象物が硬い場合であっても、一対の
刃身部2が刃厚方向に互いに離間するのを防止すること
ができる。したがって、切断対象物を確実に剪断するこ
とができ、握りばさみAの切れ味を向上させることがで
きる。
【0038】また、上記把持部1の接続部12は、上述
したように、高剛性を付与されているので、従来例のよ
うに、接続部12がねじれて一対のアーム部11が刃厚
方向に揺動するのを防止することができる。これによ
り、一対の刃身部2が刃厚方向に互いに離間するのを確
実に防止することができる。したがって、切れ味をより
向上させることができる。
【0039】さらに、上記リブ12bにより、各アーム
部11におけるリブ12bから取付部13までの長さM
を短くすることができるので、上述したように、各アー
ム部11の刃厚方向の撓みを防止することができる。し
たがって、一対の刃身部2が刃厚方向に互いに離間する
のをより確実に防止し、切れ味をさらに向上させること
ができる。
【0040】さらにまた、切断の際に指は、押圧面3に
当接しているので、刃身部2の刃峰部23に指が直接当
接する場合に比して、指にかかる応力が小となる。した
がって、硬い切断対象物を長時間切断するような場合で
も、指が痛くなったり、疲れたりするのを防止すること
ができる。その結果、使用感を向上させることができる
とともに、安定した切断作業を行うことができる。
【0041】もちろん、この発明の範囲は上述した実施
の形態に限定されるものではない。たとえば、本実施形
態では、上記把持部1と一対の刃身部2とが別体形成さ
れているが、これらを一体形成することもできる。この
場合、たとえば、押圧面3を別途形成して、これを刃身
部2の刃峰部23の外側に取り付ければよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る握りばさみの一例を示す概略図
である。
【図2】図1に示す握りばさみの左側面図である。
【図3】図1における把持部を示す概略図である。
【図4】図1のIV-IV線に沿う断面図である。
【図5】図1のV-V線に沿う断面図である。
【図6】図1における接続部の他の例を示す概略斜視図
である。
【図7】従来の握りばさみの一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 把持部 2 刃身部 3 押圧面 11 アーム部 12,12′ 接続部 12a U字部 12b リブ 13 取付部 21 切れ刃部 22 基部 23 刃峰部 A 握りばさみ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向して延びる一対のアーム部と
    上記一対のアーム部の基端部同士を接続する接続部とを
    有する把持部と、上記各アーム部の先端側に配置される
    とともに互いに摺接させられる切れ刃部を有する一対の
    刃身部とを備えており、上記一対のアーム部が互いに離
    間する方向に付勢されている握りばさみであって、 上記各刃身部における上記切れ刃部に対向する刃峰部の
    外側には、上記一対のアーム部を狭圧する際に指を当接
    させるための押圧面が設けられており、 上記押圧面は、指で押圧された際に、上記一対の刃身部
    に対して刃厚方向に相互圧接させる力を生じさせるよう
    に、刃厚方向に対して所定の角度で傾いていることを特
    徴とする、握りばさみ。
  2. 【請求項2】 上記押圧面は、刃厚方向に対して4〜1
    0度傾いている、請求項1に記載の握りばさみ。
  3. 【請求項3】 上記接続部は、上記一対のアーム部と一
    体に形成されているとともに高剛性を付与されており、
    かつ、 上記一対のアーム部は、自然状態においてそれぞれの先
    端部同士が一定の離間関係をとり、かつ相互に近接する
    ように弾性変形可能に形成されている、請求項1または
    2に記載の握りばさみ。
  4. 【請求項4】 上記接続部は、上記一対のアーム部の基
    端部と一体に連続するU字部によって形成されており、
    かつこのU字部の内面にリブを形成することにより高剛
    性を付与されている、請求項3に記載の握りばさみ。
  5. 【請求項5】 上記各刃身部はそれぞれ、上記把持部に
    対して別体形成されているとともに、その基端側に延出
    形成された基部が上記各アーム部の先端部に形成された
    取付部に固定されており、かつ、 上記押圧面は、上記取付部の一部を上記刃身部の刃峰部
    に沿って一体的に延出させることによって形成されてい
    る、請求項1ないし4のいずれかに記載の握りばさみ。
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