JPH0712047Y2 - クリップ - Google Patents

クリップ

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JPH0712047Y2
JPH0712047Y2 JP1989081032U JP8103289U JPH0712047Y2 JP H0712047 Y2 JPH0712047 Y2 JP H0712047Y2 JP 1989081032 U JP1989081032 U JP 1989081032U JP 8103289 U JP8103289 U JP 8103289U JP H0712047 Y2 JPH0712047 Y2 JP H0712047Y2
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利和 奥野
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利和 奥野
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は用紙などの被挾持物を挾持するためのクリップ
に関する。
(従来の技術) 従来、此種クリップとして、実開昭55−76176号公報に
見られるように、一端部に挾持部をもった一対の挾持片
と、これら挾持片の他端部中央から反挾持側外方に延び
る一対の操作片と、これら操作片の幅方向両側に位置
し、前記挾持片を連結する連結片とから成るクリップ本
体を、所定の幅をもった一枚の板ばねで形成し、前記連
結片を弾性変形し易い形状にして、該連結片の弾性変形
で前記挾持部間を開き、前記連結片の弾性復元力により
被挾持物を前記挾持部間で挾持する如く構成したものが
提案されている。
所で、以上の如くクリップ本体を一枚の板ばねで形成し
た場合、挾持部の拡開に伴って、前記連結片の撓みが大
きくなり、挾持部での挾持力は増大するのであるが、挾
持部の開き量が少ない場合、前記連結片の撓みが小さく
て、挾持部での挾持力が小さくなるのである。又、この
両挾持部の開き量が少ない場合の挾持力を高めるには、
前記クリップ本体を、ばね定数の大きい板ばねで形成す
ればよいのであるが、その反面、被挾持物を挾持すると
きに大きな操作力が必要で、指先での操作が行い難くな
るのである。
(考案が解決しようとする課題) しかして、前記クリップ本体、ばね定数の小さい板ばね
で形成するのが好ましいのであるが、一枚の板ばねでク
リップ本体を形成する場合、該クリップ本体における各
挾持片の挾持部を、その長さ方向両端縁に亘って全面密
着させるように加工するのが非常にむつかしくて、挾持
部の長さ方向一端側間に隙間ができることが多かったの
である。このため、紙などの薄い被挾持物を挾持する場
合、挾持部による被挾持物の挾持幅が狭くなって、この
被挾持物が外れ易くなる問題があった。
また、前記クリップ本体を一枚の板ばねで形成する場
合、クリップ本体の開閉支点部は、半円形連結片の湾曲
中央部となるのに対し、前記操作片は、最大限前記連結
片の湾曲中央部までの長さにしか形成することができな
いので、開閉支点部から操作片の先端側操作部までの距
離を大きく確保することはできないのであり、この距離
は必然的に小さくなるのである。従って、クリップ本体
を指先で開操作する場合に、非常に大きな操作力が必要
であり、開操作が行い難い問題もあった。
本考案は以上の問題点に鑑み考案したもので、目的は、
一枚の板ばねで形成する構造でありながら、クリップ本
体の指先での開操作を楽に行うことができ、しかも、ク
リップ全体の長さを短くできる上、薄い被挾持物を挾持
する場合でも確実に挾持することができるようにする点
にある。
(課題を解決するための手段) しかして、本考案は一端部に挾持部(11a)(12a)をも
った一対の挾持片(11)(12)と、これら挾持片(11)
(12)の他端部中央から反挾持側外方に延びる一対の操
作片(2)(2)と、これら操作片(2)(2)の幅方
向両側に位置し、前記挾持片(11)(12)を連結する連
結片(13)とから成るクリップ本体(1)を、所定の幅
をもった一枚の板ばねで形成して成るクリップであっ
て、前記連結片(13)は、前記挾持片(11)(12)と連
続し、外向きに湾曲する一対の外向き湾曲部(13a)(1
3a)と、これら湾曲部(13a)(13a)と連続して挾持側
に延び、かつ、挾持側に向かって内向きに湾曲し、前記
挾持片(11)(12)の開閉支点部を形成する内向き湾曲
部(13b)とから達成する一方、前記各挾持片(11)(1
2)を、前記各挾持部(11a)(12a)の長さ方向両端部
から中央側に向かって離反方向に湾曲させて、前記各挾
持部(11a)(12a)の長さ方向両端部に強圧部(11b)
(12b)を設けたものである。
(作用) しかして、一枚の板ばねで形成するクリップ本体の連結
片(13)を、各挾持片(11)(12)と連続する外向き湾
曲部(13a)と、挾持側に延びて内向きに湾曲し、開閉
支点部を形成する内向き湾曲部(13b)とにより構成し
て、挾持片(1)(1)(2)の開閉支点部(13b)
を、操作片(2)の先端側操作部に対し挾持部側に大き
く変位させるようにしたから、一対の挾持片と一対の操
作片及び連結片とから成るクリップ本体を一枚の板ばね
で形成する構造でありながら、前記開閉支点部(13b)
から操作片(2)の先端側操作部までの距離を長く確保
することができるのであり、従って、クリップ本体の指
先での開操作を楽に行うことができるのである。
しかも、前記開閉支点部は、前記連結片(13)を外向き
湾曲部(13a)と内向き湾曲部(13b)とにより構成し
て、この内向き湾曲部(13b)を開閉支点部としたこと
から、クリップ本体の指先での開操作を楽に行うことが
できながら、クリップ全体の長さを短くできるのであ
る。
更に、前記挾持部(11b)(12b)は、長さ方向両端部か
ら中央側に向かって離反方向に湾曲させて、その長さ方
向両端部に強圧部(11b)(12b)を設けたから、被挾持
物を常に最大の挾持幅で、かつ、強圧部に挾持力を集中
させて挾持できるのであり、従って、薄い被挾持物を挾
持する場合でも確実に挾持することができるのである。
(実施例) 図示したクリップは、一端部に挾持部(11a)(12a)を
もった一対の挾持片(11)(12)と、これら挾持片(1
1)(12)の他端部中央から反挾持側外方に延びる一対
の操作片(2)(2)と、これら操作片(2)(2)の
幅方向両側に位置し、前記挾持片(11)(12)を連結す
る連結片(13)とから成るクリップ本体(1)を、所定
の幅をもった一枚の弾性変形可能な板ばねで一体に形成
したものであって、前記クリップ本体(1)は、前記板
ばねの長さ方向中央部を湾曲させて、その両端側を前記
挾持片(11)(12)としている。
また、前記各操作片(2)は、前記板ばねの長さ方向中
央部に略H字形の切欠孔を設けて、この切欠孔間の部片
を操作片(2)とするのであって、前記板ばねを湾曲さ
せてクリップ本体(1)を形成するとき、前記切欠孔間
の部片から成る操作片(2)が前記連結片(13)に対し
外方に突出して相対向するようにしている。又、前記各
操作片(2)(2)は、その周辺部を内側に折曲げて補
強すると共に、操作片(2)の基部から前記各挾持片
(11)(12)に亘る部位に補強リブ(14)を設けて、各
操作片(2)の操作時における撓みを防いでいる。
また一方、前記連結片(13)は、前記挾持片(11)(1
2)と連続し、外向きに湾曲する一対の外向き湾曲部(1
3a)(13a)と、これら湾曲部(13a)(13a)と連続し
て挾持側に延び、かつ、挾持側に向かって内向き湾曲
し、前記挾持片(11)(12)の開閉支点部を形成する内
向き湾曲部(13b)とから構成して、前記開閉支点部(1
3b)から操作片(2)の先端側操作部までの距離を長く
確保することができるようにしている。
また、前記各挾持片(11)(12)を、前記各挾持部(11
a)(12a)の長さ方向両端部から中央側に向かって互い
に離反する方向に湾曲させて、前記各挾持部(11a)(1
2a)の長さ方向両端部に強圧部(11b)(11b)及び(12
b)(12b)を設けて、これら強圧部(11b)(12b)に挾
持力を集中させて被挾持物を挾持できるようにしてい
る。又、前記各挾持片(11)(12)は、厚い被挾持物を
挾持した場合、前記連結部(13)の弾性復元作用によ
り、前記湾曲方向と反対方向に弾性変形して、最終的に
は、挾持部(11a)(12a)の全面が密着する如くなして
いる。
本考案は以上の如く構成するもので、操作片(2)
(2)を指で摘んで連結片(13)を弾性変形させること
により、挾持部(11a)(12a)間を開き、これら挾持部
(11a)(12a)間で被挾持物(A)を挾持するのであ
る。
しかして、前記連結片(13)は、各挾持片(11)(12)
と連続する外向き湾曲部(13a)と、挾持側に延びて内
向きに湾曲し、開閉支点部を形成する内向き湾曲部(13
b)とにより構成して、挾持片(11)(12)の開閉支点
部(13b)を、操作片(2)の先端側操作部に対し挾持
部側に大きく変位させるようにしたから、前記クリップ
本体(1)を一枚の板ばねで形成する構造でありなが
ら、前記開閉支点部(13b)から操作片(2)の先端側
操作部までの距離を長く確保することができるのであ
り、従って、クリップ本体(1)の指先での開操作を楽
に行うことができるのである。
しかも、前記開閉支点部(13b)は、前記連結片(13)
を外向き湾曲部(13a)と内向き湾曲部(13b)とにより
構成して、この内向き湾曲部(13b)を開閉支点部とし
たから、クリップ本体の指先での開操作を楽に行うこと
ができながら、クリップ全体の長さを短くできるのであ
る。
また一方、前記各挾持部(11a)(12a)は、長さ方向端
部から中央側に向かって離反方向に湾曲して、その長さ
方向両端部に強圧部(11b)(12b)があるため、ばね定
数の小さい一枚の板ばねでクリップ本体(1)を形成し
ても、前記各強圧部(11b)(12b)を常に確実に接触さ
せることができて、連結部(13)の弾性復元作用による
挾持力を、常に前記強圧部(11b)(12b)に集中させる
ことができるのである。従って、前記挾持部(11a)(1
2b)間を少し開いて薄い被挾持物(A)を挾持する場合
でも、この薄い被挾持物(A)を常に最大の挾持幅で、
しかも強圧部(11b)(12b)に挾持力を集中させて確実
に挾持できるのである。
又、クリップ本体(1)の連結部(13)を大きく撓ま
せ、挾持部(11a)(12a)間を大きく開いて厚い被挾持
物(A)を挾持する場合、前記強圧部(11b)(12b)に
作用する挾持力の反力により前記各挾持片(11)(12)
が湾曲方向と反対方向に弾性変形して、第3図の如く挾
持部(11a)(12a)での挾持面積が増大し、挾持力が分
散されるため、前記被挾持物の前記強圧部(11b)(12
b)との接触部分が損傷するのを防止できるのである。
(考案の効果) 以上の如く本考案は、一枚の板ばねで形成するクリップ
本体の連結片(13)を、各挾持片(11)(12)と連続す
る外向き湾曲部(13a)と、挾持側に延びて内向きに湾
曲し、開閉支点部を形成する内向き湾曲部(13b)とに
より構成して、挾持片(1)(1)(2)の開閉支点部
(13b)を、操作片(2)の先端側操作部に対し挾持部
側に大きく変位させるようにしたから、一対の挾持片と
一対の操作片及び連結片とから成るクリップ本体を一枚
の板ばねで形成する構造でありながら、前記開閉支点部
(13b)から操作片(2)の先端側操作部までの距離を
長く確保することができるのであり、従って、クリップ
本体の指先での開操作を楽に行うことができるのであ
る。
しかも、前記開閉支点部は、前記連結片(13)を外向き
湾曲部(13a)と内向き湾曲部(13b)とにより構成し
て、この内向き湾曲部(13b)を開閉支点部としたか
ら、クリップ本体の指先での開操作を楽に行うことがで
きながら、クリップ全体の長さを短くできるのである。
その上、前記挾持部(11b)(12b)は、長さ方向両端部
から中央側に向かって離反方向に湾曲させて、その長さ
方向両端部に強圧部(11b)(12b)を設けたから、被挾
持物を常に最大の挾持幅で、かつ、強圧部に挾持力を集
中させて挾持できるのであり、従って、薄い被挾持物を
挾持する場合でも確実に挾持することができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案クリップの一実施例を示す斜視図、第2
図は薄い被挾持物を挾持した状態の正面図、第3図は厚
い被挾持物を挾持した状態の正面図である。 (1)……クリップ本体 (11)(12)……挾持片 (11a)(12a)……挾持部 (11b)(12b)……強圧部 (13)……連結片 (13a)……外向き湾曲部 (13b)……内向き湾曲部 (2)……操作片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部に挾持部(11a)(12a)をもった一
    対の挾持片(11)(12)と、これら挾持片(11)(12)
    の他端部中央から反挾持側外方に延びる一対の操作片
    (2)(2)と、これら操作片(2)(2)の幅方向両
    側に位置し、前記挾持片(11)(12)を連結する連結片
    (13)とから成るクリップ本体(1)を、所定の幅をも
    った一枚の板ばねで形成して成るクリップであって、前
    記連結片(13)は、前記挾持片(11)(12)と連続し、
    外向きに湾曲する一対の外向き湾曲部(13a)(13a)
    と、これら湾曲部(13a)(13a)と連続して挾持側に延
    び、かつ、挾持側に向かって内向きに湾曲し、前記挾持
    片(11)(12)の開閉支点部を形成する内向き湾曲部
    (13b)とから構成する一方、前記各挾持片(11)(1
    2)を、前記各挾持部(11a)(12a)の長さ方向両端部
    から中央側に向かって離反方向に湾曲させて、前記各挾
    持部(11a)(12a)の長さ方向両端部に強圧部(11b)
    (12b)を設けたことを特徴とするクリップ。
JP1989081032U 1989-07-10 1989-07-10 クリップ Expired - Lifetime JPH0712047Y2 (ja)

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