JP2002325001A - マイクロ波デバイスの接続構造 - Google Patents

マイクロ波デバイスの接続構造

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JP2002325001A
JP2002325001A JP2001128296A JP2001128296A JP2002325001A JP 2002325001 A JP2002325001 A JP 2002325001A JP 2001128296 A JP2001128296 A JP 2001128296A JP 2001128296 A JP2001128296 A JP 2001128296A JP 2002325001 A JP2002325001 A JP 2002325001A
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microwave device
microwave
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transmission line
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Fumisuke Ogawa
文輔 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マイクロ波デバイスの接続部分からの漏洩マイ
クロ波を減ずる。 【解決手段】マイクロ波デバイス本体を収容した金属パ
ッケージ8、8’の側面からステップ状に突出した伝送
パターン4、4’を表面に露出した端子部2、2’を有
する2つのマイクロ波デバイスを一例に並べて相互の端
子部2、2’を接続する接続構造において、端子部2、
2’は誘電体基板の上面に伝送路パターン4、4’下面
にアース導体膜を形成したマイクロストリップラインで
構成し、一方のマイクロ波デバイス1の端子部2の伝送
路パターン4と上下を反転した状態にした他方のマイク
ロ波デバイス1’の端子部2’の伝送路パターン4’と
を金属バンプ5を介して接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロ波デバイス
の接続構造に関し、特に高周波増幅器などの集積回路を
金属パッケージに収容したマイクロ波デバイスを複数個
一列に並べてその入出端子部を接続する場合の接続構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のマイクロ波デバイスの接
続構造は図5に示す構造が一般的である。図5は従来例
を示す斜視図である。この例は同一構造の2つのマイク
ロ波デバイス51、51’を一列に並べて接続する場合
のものである。
【0003】マイクロ波デバイス51、51’は内部に
マイクロ波デバイス本体を収容した金属パッケージから
ステップ状に突出したマイクロストリップライン53、
53’で構成する端子部52、52’を有し、この端子
部52、52’のマイクロストリップライン53、5
3’の伝送路パターンをワイヤ53で接続するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来例は、
端子部を露出してワイヤで接続する構造であるため、こ
の部分のマイクロストリップラインの伝送路パターンか
ら伝送信号が空間に放射され、入出力間で電波干渉が発
生し易いという問題がある。特にマイクロ波デバイスが
高利得の増幅器である場合は、この入出力間電波干渉が
著しくなり、発振などの障害を引き起こすことになる。
このようなマイクロ波の漏洩が大きい場合には2つのマ
イクロ波デバイスを隔離する、あるいは接続部分をシー
ルド用のハウジングで覆う必要があり、このために構造
が極めて複雑となり大きさも大形となる問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロ波デバ
イスの接続構造は、マイクロ波デバイス本体を収容した
金属パッケージの側面からステップ状に突出した伝送パ
ターンを表面に露出した端子部を有するマイクロ波デバ
イスにして複数の前記マイクロ波デバイスを一例に並べ
て相互の前記端子部を接続する接続構造において、前記
端子部は誘電体基板の上面を前記伝送路パターンそして
下面にアース導体膜を形成したマイクロストリップライ
ンで構成し、一方の前記マイクロ波デバイスの端子部の
伝送路パターンと、上下を反転した状態にした他方の前
記マイクロ波デバイスの端子部の伝送路パターンとを金
属バンプを介して接続する。
【0006】あるいは、マイクロ波デバイス本体を収容
した金属パッケージの側面からステップ状に突出した伝
送パターンを表面に露出した端子部を有するマイクロ波
デバイスにして複数の前記マイクロ波デバイスを一例に
並べて相互の前記端子部を接続する接続構造において、
前記端子部は誘導体基板の上面に前記伝送路パターンお
よびその両側に2本のアースパターンそして下面にアー
ス導体膜を形成したコプレーナラインで構成し、一方の
前記マイクロ波デバイスの端子部の伝送路パターンおよ
びその両側の2本のアースパターンと、上下を反転した
状態にした他方の前記マイクロ波デバイスの端子部の伝
送路パターンおよびその両側の2本のアースパターンと
をそれぞれ金属バンプを介して接続する。
【0007】また、前記端子部は、マイクロストリップ
の伝送路パターンと接触しないようにその周辺をシール
ド用の金属箔を貼り付けるようにしても良い。
【0008】また、前記端子部は、コプレーナラインの
伝送路パターンおよび2本のアースパターンと接触しな
いようにその周辺をシールド用の金属箔を貼り付けるよ
うにしても良い。
【0009】また、一方の前記マイクロ波デバイスの端
子部と他方の前記マイクロ波デバイスの端子部とを接続
した状態において、その接続部分をシールド用の金属箔
で帯状に覆うようにしても良い。
【0010】更に、一方の前記マイクロ波デバイスの端
子部と他方の前記マイクロ波デバイスの端子部とを接続
した状態で、一方の前記マイクロ波デバイスの端子部の
アース導体膜と他方の前記マイクロ波デバイスの金属パ
ッケージとを金属リボンで接続するようにしても良い。
【0011】
【発明の実施の形態】次に発明の実施の形態について図
面を参照して説明する。
【0012】図1は本発明の第1の実施の形態例を示す
斜視図、図2は図1における接続部分の横断面図、図3
は本発明の第2の実施の形態例を示す斜視図、図4は図
1および図2においてシールド用の金属箔および金属リ
ボンを付加した場合の斜視図である。
【0013】先ず図1、図2を参照して第1の実施の形
態例を説明する。マイクロ波デバイス本体9、9’を収
容した金属パッケージ8、8’の側面からステップ状に
突出した伝送パターン4、4’を表面に露出した端子部
2、2’を有する2つのマイクロ波デバイスを一列に並
べて相互の端子部2、2’を接続する接続構造におい
て、端子部2、2’は誘電体基板6、6’の上面に伝送
路パターン4、4’下面にアース導体膜7、7’を形成
したマイクロストリップラインで構成し、一方のマイク
ロ波デバイス1の端子部2の伝送路パターン4と、上下
を反転した状態にした他方のマイクロ波デバイス1’の
端子部2’の伝送路パターン4’とを金属バンプ5を介
して接続する構造である。
【0014】即ち、図1は接続する前の両デバイスの状
態を示す斜視図であり、図2は両デバイスの端子部2、
2’を重ね合わせて金属バンプ5を介し接続した状態を
示す断面図である。両デバイス1、1’は伝送路パター
ン4、4’の接続により電気的にも接続され、マイクロ
波信号は伝送路パターン4、4’とアース導体膜7、
7’あるいは金属パッケージ8、8’の表面を伝送路と
して伝達される。このように接続部における伝送路パタ
ーン4、4’は露出されていないので、この部分からの
マイクロ波の外部への漏洩量を少なくすることができ
る。尚、図1で示したように端子部2、2’において、
伝送路パターン4、4’を除くその周辺のハッチングで
示した部分に金属箔を貼り付けることにより、マイクロ
波の外部への漏洩を更に減ずることができる。
【0015】次に図3を参照して第2の実施の形態例を
説明する。第1の実施の形態例との相違は、端子部にコ
プレーナラインを用いた点にあり、基本的には第1の実
施の形態例の接続構造を同一である。以下相違部分を中
心に説明する。
【0016】マイクロ波デバイス本体を収容した金属パ
ッケージの側面からステップ状に突出した伝送パターン
を表面に露出した端子部32、32’を有するマイクロ
波デバイス31、31’の接続構造において、端子部3
2、32’は誘電体基板の上面に伝送路パターン34、
34’およびその両側に2本のアースパターン30、3
0’下面にアース導体膜を形成したコプレーナラインで
構成し、一方のマイクロ波デバイス31の端子部32の
伝送路パターンおよびその両側の2本のアースパターン
と、上下を反転した状態にした他方のマイクロ波デバイ
ス31’の端子部32’の伝送路34、34’パターン
およびその両側の2本のアースパターン30、30’と
をそれぞれ金属バンプ35を介して接続する構造であ
る。
【0017】尚、接続した状態の構成は、図2と同様で
ある。コプレーナラインは、マイクロストリップライン
に比べて付加された2本のアースパターンマイクロ波の
外部の漏洩を減じ伝送特性を改善したものである。
【0018】更に接続部におけるマイクロ波の漏洩を減
ずる対策を図4に示す。図4に示すように接続部分をシ
ールド用の金属箔で帯状に覆うようにする。こうすれば
この部分の漏洩マイクロ波を減ずることができる。
【0019】更に一方のマイクロ波デバイス1あるいは
1’の端子部2あるいは2’のアース導体膜と他方のマ
イクロ波デバイス1’あるいは1の金属パッケージとを
金属リボン41で接続してアースを強化すれば更にこの
部分の漏洩マイクロ波を減ずることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明はマイクロ波
デバイスの接続構造は、接続部の伝送路パターンを露出
せずに周囲をアース面で覆うような構造であるので、こ
の部分からの漏洩マイクロ波を極めて少なくする効果が
ある。また、接続構造が簡単であるので、接続部の大き
さが大きくならず、また接続工数も削減できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1における接続部分の横断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図4】図1、3における接続部にシールド用の金属箔
および金属リボンを付加した場合の斜視図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、1’、31、31’ マイクロ波デバイス 2、2’、32、32’ 端子部 4、4’、34、34’ 伝送路パターン 5、35 金属バンプ 6、6’ 誘電体基板 7、7’ アース導体膜 8、8’ 金属パッケージ 30 アースパターン 9、9’ マイクロ波デバイス本体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波デバイス本体を収容した金属
    パッケージの側面からステップ状に突出した伝送パター
    ンを表面に露出した端子部を有するマイクロ波デバイス
    にして複数の前記マイクロ波デバイスを一例に並べて相
    互の前記端子部を接続する接続構造において、前記端子
    部は誘電体基板の上面を前記伝送路パターンそして下面
    にアース導体膜を形成したマイクロストリップラインで
    構成し、一方の前記マイクロ波デバイスの端子部の伝送
    路パターンと、上下を反転した状態にした他方の前記マ
    イクロ波デバイスの端子部の伝送路パターンとを金属バ
    ンプを介して接続することを特徴とするマイクロ波デバ
    イスの接続構造。
  2. 【請求項2】 マイクロ波デバイス本体を収容した金属
    パッケージの側面からステップ状に突出した伝送パター
    ンを表面に露出した端子部を有するマイクロ波デバイス
    にして複数の前記マイクロ波デバイスを一例に並べて相
    互の前記端子部を接続する接続構造において、前記端子
    部は誘導体基板の上面に前記伝送路パターンおよびその
    両側に2本のアースパターンそして下面にアース導体膜
    を形成したコプレーナラインで構成し、一方の前記マイ
    クロ波デバイスの端子部の伝送路パターンおよびその両
    側の2本のアースパターンと、上下を反転した状態にし
    た他方の前記マイクロ波デバイスの端子部の伝送路パタ
    ーンおよびその両側の2本のアースパターンとをそれぞ
    れ金属バンプを介して接続することを特徴とするマイク
    ロ波デバイスの接続構造。
  3. 【請求項3】 前記端子部は、マイクロストリップライ
    ンの伝送路パターンと接触しないようにその周辺をシー
    ルド用の金属箔を貼り付けることを特徴とする請求項1
    記載のマイクロ波デバイスの接続構造。
  4. 【請求項4】 前記端子部は、コプレーナラインの伝送
    路パターンおよび2本のアースパターンと接触しないよ
    うにその周辺をシールド用の金属箔を貼り付けることを
    特徴とする請求項2記載のマイクロ波デバイスの接続構
    造。
  5. 【請求項5】 一方の前記マイクロ波デバイスの端子部
    と他方の前記マイクロ波デバイスの端子部とを接続した
    状態において、その接続部分をシールド用の金属箔で帯
    状に覆うことを特徴とする請求項1、2、3あるいは4
    記載のマイクロ波デバイスの接続構造。
  6. 【請求項6】 一方の前記マイクロ波デバイスの端子部
    と他方の前記マイクロ波デバイスの端子部とを接続した
    状態で、一方の前記マイクロ波デバイスの端子部のアー
    ス導体膜と他方の前記マイクロ波デバイスの金属パッケ
    ージとを金属リボンで接続することを特徴とする請求項
    1、2、3、4あるいは5記載のマイクロ波デバイスの
    接続構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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