JP2002324855A - 半導体集積回路装置の製造方法および半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法および半導体集積回路装置

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JP2002324855A
JP2002324855A JP2001129100A JP2001129100A JP2002324855A JP 2002324855 A JP2002324855 A JP 2002324855A JP 2001129100 A JP2001129100 A JP 2001129100A JP 2001129100 A JP2001129100 A JP 2001129100A JP 2002324855 A JP2002324855 A JP 2002324855A
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forming
film
insulating film
electrode
barrier layer
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Satoshi Kuwano
聡 桑野
Yukihiro Suzuki
征洋 鈴木
Shusuke Suzuki
秀典 鈴木
Hideaki Tsugane
秀明 津金
Ken Okuya
謙 奥谷
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラグおよび配線上にキャパシタを有する半
導体集積回路装置において、そのキャパシタの信頼度を
向上する。 【解決手段】 Ti膜14A上にスパッタリング法にて
所定の膜厚のTiN膜14Bを堆積した後、TiN膜1
4B上にCVD法にて所定の膜厚のTiN膜14Cを堆
積する。その後、コンタクトホールおよび配線溝13B
を埋め込み、プラグおよび配線の主導電層となるW膜1
5をCVD法にて堆積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置の製造方法および半導体集積回路装置に関し、特に、
プラグ上に形成されたキャパシタを有する半導体集積回
路装置の製造方法および半導体集積回路装置に適用して
有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】SRAM(Static Random Access Memor
y)は、電源が印加状態であればリフレッシュ動作が不
要な、随時書き込みおよび読み出しが可能なRAMであ
る。また、SRAMはスタンバイ(待機)時の消費電力
を小さくできることから、携帯機器などの部品数が制限
されるシステム、パーソナルコンピュータおよびワーク
ステーションなどのキャッシュメモリとして用いられて
いる。
【0003】SRAMは、1ビットの情報を記憶するフ
リップフロップ回路と2個の情報転送用MISFET
(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Trans
istor)とで構成され、そのフリップフロップ回路は、
たとえば一対の駆動用MISFETと一対の負荷用MI
SFETとで構成される。
【0004】このようなメモリセルにおいては、α線に
よるソフトエラーが問題となっている。これは、外界の
宇宙線に含まれるα線やLSIのパッケージ材料中に含
まれる放射性原子から放出されるα線がメモリセル内に
入り、メモリセル中に保存されている情報を破壊する現
象である。このα線対策のために、メモリセル中の情報
蓄積部(前記フリップフロップ回路の入出力部)に容量
を付加し、情報蓄積部の容量を増加させる方法が検討さ
れている。
【0005】たとえば、特開平10−163440号公
報には、情報を記憶するフリップフロップ回路の入出力
端子を交差結合する2本の配線とこれらの間に介在する
薄い絶縁膜とでキャパシタを構成することにより、メモ
リセルの蓄積ノードの容量を増加させ、α線ソフトエラ
ー耐性の低下を防ぐ技術について開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記メ
モリセル中の情報蓄積部に容量を付加する方法について
検討した。その製造工程は、以下の通りである。
【0007】たとえば、Si(シリコン)からなる半導
体基板上に堆積した層間絶縁膜に、MISFETのソー
ス・ドレインに達する接続孔を形成する。続いて、その
接続孔内に、たとえばMISFETのソース・ドレイン
との接触抵抗を低減するためのTi(チタン)膜および
バリア膜となるTiN(窒化チタン)膜を順次積層した
後、Ti膜と半導体基板をなすSiを反応させるための
アニール処理を施す。次に、上記接続孔を埋め込む、た
とえばW(タングステン)膜を成膜した後、上記層間絶
縁膜上の不要なTi膜、バリア膜およびW膜をCMP
(Chemical Mechanical Polishing)法などにより除去
し、プラグおよび配線を形成する。その後、上記層間絶
縁膜、プラグおよび配線上に、たとえばSiN(窒化シ
リコン)膜からなる容量絶縁膜を形成し、その容量絶縁
膜上に、たとえばTiN膜からなる容量電極を形成する
ことにより、そのプラグ(配線)、容量絶縁膜および容
量電極からなるキャパシタを形成する。
【0008】しかしながら、本発明者らは、上記のキャ
パシタを形成する方法においては以下のような問題があ
ること見出した。
【0009】すなわち、上記プラグおよび配線を形成す
る工程においては、接続孔の開孔部にてバリア膜がオー
バーハングを起こす場合がある。このバリア膜のオーバ
ーハングとW膜を構成するWの結晶粒の大きさに起因し
て、上記接続孔の内部においてはW膜にシームが形成さ
れてしまう場合がある。上記層間絶縁膜上の不要なTi
膜、バリア膜およびW膜を除去した後には、そのシーム
が窪みとなって現れる。この状況下で上記容量絶縁膜を
形成すると、容量絶縁膜はその窪み(シーム)の部分で
カバレッジ不足となる。つまり、このカバレッジ不足と
なった部分においてキャパシタの電荷がリークしてしま
い、キャパシタの信頼度が低下してしまう問題がある。
【0010】本発明の目的は、たとえばSRAMのよう
に、プラグおよび配線上にキャパシタを有する半導体集
積回路装置において、そのキャパシタの信頼度を向上す
る技術を提供することにある。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0013】すなわち、本発明は、半導体基板の主面上
に形成された第1絶縁膜に溝部を形成する工程と、前記
溝部の内部を含む前記第1絶縁膜上に所定の膜厚の第1
バリア層を物理的成膜方法にて形成する工程と、前記第
1バリア層の表面に所定の膜厚の第2バリア層を化学的
成膜方法にて形成する工程と、前記第2バリア層の表面
に前記溝部を埋め込む第1導電性膜を形成する工程と、
前記溝部の外部の前記第1バリア層、前記第2バリア層
および前記第1導電性膜を除去することにより、キャパ
シタの第1電極を形成する工程と、前記第1絶縁膜上お
よび前記第1電極上に所定の膜厚の第2絶縁膜を形成す
る工程と、前記第2絶縁膜上にキャパシタの第2電極と
なる第2導電性膜を形成する工程とを含むものである。
【0014】また、本発明は、半導体基板に半導体領域
を形成する工程と、前記半導体領域上に低抵抗層を形成
する工程と、半導体基板の主面上に第1絶縁膜を形成す
る工程と、前記第1絶縁膜に前記低抵抗層に達する溝部
を形成する工程と、前記溝部の内部を含む前記第1絶縁
膜上に物理的成膜方法にて所定の膜厚の第1バリア層を
形成する工程と、前記第1バリア層の表面に化学的成膜
方法にて所定の膜厚の第2バリア層を形成する工程と、
前記第2バリア層の表面に前記溝部を埋め込む第1導電
性膜を形成する工程と、前記溝部の外部の前記第1バリ
ア層、前記第2バリア層および前記第1導電性膜を除去
することにより、キャパシタの第1電極を形成する工程
と、前記第1絶縁膜上および前記第1電極上に所定の膜
厚の第2絶縁膜を形成する工程と、前記第2絶縁膜上に
キャパシタの第2電極となる第2導電性膜を形成する工
程とを含むものである。
【0015】また、本発明は、(a)半導体基板の主面
上に形成された第1絶縁膜と、(b)前記第1絶縁膜に
形成された溝部内に形成された第1電極と、(c)前記
第1電極上に形成された第2絶縁膜と、(d)前記第2
絶縁膜上に形成された第2電極とを有し、前記第2絶縁
膜の表面は、前記第1電極上において平坦になっている
ものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0017】(実施の形態1)本実施の形態1は、たと
えばSRAMに本発明を適用したものである。本実施の
形態のSRAMの製造方法を図1〜図15を用いて説明
する。なお、本実施の形態においては、本実施の形態の
SRAMの構成をわかりやすくするために平面図であっ
てもハッチングを付す。
【0018】図1は本実施の形態のSRAMの製造工程
中の要部平面図であり、図2は図1のA−A断面と対応
する。
【0019】まず、図1および図2に示すように、半導
体基板1の素子形成面(主面)に素子分離を形成する。
続いて、半導体基板1にp型不純物(たとえばB(ホウ
素))およびn型不純物(たとえばP(リン))をイオ
ン打ち込みした後、半導体基板1に約1000℃の熱処
理を施すことにより上記のp型不純物およびn型不純物
を拡散させることによって、p型ウェル2およびn型ウ
ェルを形成する。図1に示すように、半導体基板1に
は、p型ウェル2およびn型ウェルの主表面である活性
領域Ap、Anが形成され、これらの活性領域は、たと
えば酸化シリコン膜が埋め込まれた上記素子分離によっ
て囲まれている。
【0020】次に、フッ酸系の洗浄液を用いて半導体基
板1(p型ウェル2およびn型ウェル)の主面をウェッ
ト酸化した後、約800℃の熱酸化によりp型ウェル3
およびn型ウェルのそれぞれの表面に膜厚6nm程度の
清浄なゲート酸化膜3を形成する。
【0021】次に、たとえばCVD法にて、ゲート酸化
膜3の上部に膜厚100nm程度の低抵抗多結晶シリコ
ン膜を堆積する。続いて、フォトレジスト膜をマスクに
してその多結晶シリコン膜をドライエッチングし、ゲー
ト電極4を形成する。
【0022】続いて、p型ウェル2が形成された領域に
おいて、ゲート電極4の両側のp型ウェル2にn型不純
物(たとえばP)をイオン注入することによりn-型半
導体領域5を形成する。また、n型ウェルが形成された
領域において、ゲート電極4の両側のn型ウェルにp型
不純物(たとえばB)をイオン注入することによりp -
型半導体領域を形成する。
【0023】続いて、たとえばCVD法にて、半導体基
板1上に膜厚40nm程度のSiN(窒化シリコン)膜
を堆積した後、そのSiN膜を異方的にエッチングする
ことにより、ゲート電極4の側壁にサイドウォールスペ
ーサ6を形成する。
【0024】続いて、p型ウェル2にn型不純物(たと
えばPまたはAs(ヒ素))をイオン注入することによ
りn+型半導体領域7(ソース、ドレイン)を形成し、
n型ウェルにp型不純物(たとえばB)をイオン注入す
ることによりp+型半導体領域(ソース、ドレイン)を
形成する。ここまでの工程により、SRAMのメモリセ
ルを構成するMISFET(駆動用MISFETQd、
転送用MISFETQt、負荷用MISFETQLd)
が完成する。駆動用MISFETQdおよび転送用MI
SFETQtは、nチャネル型MISFETからなり、
負荷用MISFETQLdは、pチャネル型MISFE
Tからなる。また、駆動用MISFETQdのゲート電
極4と負荷用MISFETQLdのゲート電極4とは共
通である。
【0025】次に、CVD法にて半導体基板1上に膜厚
50nm程度のSiN(窒化シリコン)膜(第1絶縁
膜)10を堆積する。このSiN膜10は、後述するコ
ンタクトホールの形成時においてエッチングストッパー
としての役割を果たす。
【0026】次に、SiN膜10の上部にPSG(Phos
pho Silicate Glass)膜(第1絶縁膜)11を塗布す
る。続いて、熱処理を行うことによりPSG膜11を平
坦化した後、酸化シリコン膜(第1絶縁膜)12を堆積
する。この酸化シリコン膜12は、たとえばテトラエト
キシシランを原料とし、プラズマCVD法にて形成する
ことができる。また、CVD法にて膜厚700nm〜8
00nm程度の酸化シリコン膜12を堆積した後に、酸
化シリコン膜12の表面をCMP法で研磨し、その表面
を平坦化してもよい。
【0027】次に、図3に示すように、フォトレジスト
膜をマスクとしてドライエッチングにより、酸化シリコ
ン膜12およびPSG膜11をドライエッチングする。
続いて、SiN膜10をドライエッチングすることによ
って、n+型半導体領域7(ソース、ドレイン)および
+型半導体領域(ソース、ドレイン)に達するコンタ
クトホール(溝部)13Aおよび配線溝(溝部)13B
を形成する。この時、コンタクトホール13Aの径およ
び配線溝13Bの幅は、約0.2μmとすることを例示
できる。
【0028】次に、配線溝13B付近を拡大した図4に
示すように、酸化シリコン膜12の上部に、たとえばス
パッタリング法にて膜厚10nm程度のTi膜14Aを
堆積する。この時、そのTi膜14Aは、コンタクトホ
ール13Aおよび配線溝13Bの内部にも堆積される。
なお、コンタクトホール13A付近においても同様の断
面となるので、コンタクトホール13A付近の図示は省
略する。続いて、Ti膜14Aの上部に、たとえばスパ
ッタリング法(物理的成膜方法)にて膜厚10nm程度
のTiN膜(第1バリア層)14Bを堆積する。この
後、半導体基板1に熱処理を施すことにより、Ti膜1
4Aと半導体基板1とを反応させ、シリサイド化させ
る。これにより、後の工程においてコンタクトホール1
3Aの内部に形成されるプラグとn+型半導体領域7と
の接触抵抗、および配線溝13Bの内部に形成される配
線とn+型半導体領域7との接触抵抗を低減することが
可能となる。
【0029】次に、図5に示すように、TiN膜14B
の上部に、たとえばCVD法(化学的成膜方法)にて膜
厚20nm程度のTiN膜(第2バリア層)14Cを堆
積し、Ti膜14A、TiN膜14BおよびTiN膜1
4Cでバリア導体膜14を形成する。
【0030】バリア導体膜14を構成するTiN膜をス
パッタリング法のみで堆積する場合には、コンタクトホ
ール13Aおよび配線溝13Bの内部において、CVD
法で堆積する場合に比べてTiN膜を堆積しにくい。そ
のため、スパッタリング法を用いた場合には、コンタク
トホール13Aおよび配線溝13Bの内部に所望の膜厚
のTiN膜を堆積した時点で、酸化シリコン膜12上に
さらに厚いTiN膜が堆積し、コンタクトホール13A
の開孔部および配線溝13Bの開口部にTiN膜がオー
バーハングしてしまうことになる。このTiN膜がオー
バーハングした状況下で、コンタクトホール13Aおよ
び配線溝13Bを埋め込む導電性膜(たとえばW膜)を
堆積すると、コンタクトホール13A内および配線溝1
3B内の導電性膜に発生するシームを大きくしてしま
う。
【0031】本実施の形態1においては、スパッタリン
グ法にて堆積したTiN膜14Bの膜厚を薄くし、Ti
N膜14B上にCVD法にてTiN膜14Cを堆積する
ことにより、コンタクトホール13Aの開孔部および配
線溝13Bの開口部におけるTiN膜のオーバーハング
量を低減しつつ、コンタクトホール13Aおよび配線溝
13Bの内部に所望の膜厚のTiN膜を堆積することが
できる。これにより、後の工程でコンタクトホール13
Aおよび配線溝13Bを埋め込む導電性膜に発生するシ
ームを小さくすることが可能となる。
【0032】また、CVD法にて堆積したTiN膜14
Cは、その結晶方位がTiN(200)に配向し、結晶
がそろっていることから単結晶膜となる。また、スパッ
タリング法に比べてCVD法は成膜にかかる時間が長く
なることから、バリア導体膜14を構成するTiN膜の
すべてをCVD法では成膜しない。そのため、CVD法
にて成膜したTiN膜14Cの膜厚は、所望のTiN膜
の膜厚より薄くなる。そのため、コンタクトホール13
A内および配線溝13B内において、TiN膜14Cの
みでバリア性を確保することは難しくなる。しかしなが
ら、本実施の形態1においては、上記TiN膜をスパッ
タリング法で成膜したTiN膜14BとCVD法で成膜
したTiN膜14Cとの積層膜とするので、コンタクト
ホール13A内および配線溝13B内におけるバリア性
を確保することが可能となる。
【0033】次に、図6に示すように、バリア導体膜1
4の上部に、たとえばCVD法により、コンタクトホー
ル13Aおよび配線溝13Bの内部を埋め込み、後述す
るプラグおよび配線の主導電層となるW膜(第1導電性
膜)15を堆積する。この時、W膜15の下地となるT
iN膜14CはCVD法で形成されていることから、W
膜15の成膜初期においてWの結晶の核を形成しやすく
なる。そのため、W膜15をなすWの結晶粒を一様に成
長させることができる。これにより、Wの結晶粒を小さ
い状態でW膜15を成膜することができるので、大きな
結晶粒のWがコンタクトホール13Aの開孔部および配
線溝13Bの開口部を塞いでしまうことを防ぐことがで
きる。すなわち、コンタクトホール13A内および配線
溝13B内においてW膜15に発生するシーム15Aの
径または幅を、さらに小さくすることが可能となる。
【0034】次に、図7および図8に示すように、バリ
ア導体膜14およびW膜15に対して、酸化シリコン膜
12の表面が現れるまでエッチバックもしくはCMPを
施すことにより、コンタクトホール13Aおよび配線溝
13Bの外部のバリア導体膜14およびW膜15を除去
する。これにより、コンタクトホール13A内にプラグ
16を形成し、配線溝13B内に配線(第1電極)17
を形成することができる。
【0035】次に、図9に示すように、酸化シリコン膜
12の表面をさらに150nm程度エッチングする。こ
の際、プラグ16および配線17の側壁上部が露出す
る。なお、PSG膜11を形成している場合には、PS
G膜11の表面が露出しないように酸化シリコン膜12
の膜厚を調整する。
【0036】次に、図10に示すように、酸化シリコン
膜12、プラグ16および配線17上に、容量絶縁膜と
なる膜厚20nm程度のSiN膜(第2絶縁膜)18を
堆積する。なお、図10には配線17付近の断面のみを
示している。
【0037】この時、下部(容量)電極となる配線17
に形成されているシーム15Aは、配線17上において
SiN膜18の膜厚が均一になる程度の幅とすることが
できる。また、配線17上においては、特にシーム15
Aの上部でSiN膜18を陥没または途切れさせること
なく平坦に成膜することが可能となる。これにより、容
量絶縁膜(SiN膜18)が局所的に薄くなり、その耐
圧が低下してしまうことを防ぐことができる。なお、本
発明者らが行った実験によれば、SiN膜18の膜厚が
上記した20nm程度の時、W膜15に形成されるシー
ムの幅が約30nm以下となる状況下で、SiN膜18
の耐圧の低下を効果的に防ぐことができることがわかっ
た。
【0038】また、容量絶縁膜(SiN膜18)が局所
的に薄くなった場合には、その薄くなった箇所に電界集
中が起こり、容量に不良のポテンシャルを残すことにな
ってしまう。本実施の形態1においては、上記したよう
に、SiN膜18を均一な膜厚で成膜することができ
る。そのため、キャパシタにその不良のポテンシャルが
残ることも防ぐことができる。
【0039】さらに、上記したように、SiN膜18は
均一な膜厚で成膜することができる。その結果、本実施
の形態1のSRAMのキャパシタ容量を向上することが
できる。すなわち、α線により本実施の形態1のSRA
Mのメモリセル中に保存されている情報が破壊されてし
まうことをより効果的に防ぐことが可能となる。
【0040】次に、図11および図12に示すように、
酸化シリコン膜12、プラグ16およびSiN膜18上
にメタル膜(第2導電性膜)19を形成する。このメタ
ル膜19は、後の工程でプラグ16の上部に形成される
プラグの形成位置が所定の位置からずれた場合に、その
プラグとプラグ16との接触抵抗の増加を防止する目的
から、そのプラグのバリア導体膜と同じ材質であること
が好ましい。本実施の形態においては、メタル膜19と
してTiN膜を例示することができる。
【0041】上記メタル膜19をTiN膜とした場合の
形成方法は、酸化シリコン膜12、プラグ16およびS
iN膜18上に、たとえばCVD法を用いて膜厚20n
m程度のTiN膜を堆積した後、さらにスパッタリング
法により膜厚20nm程度のTiN膜を堆積する。この
メタル膜19を形成するに当たり、まずCVD法を用い
ることにより、半導体基板1の主面内におけるメタル膜
19のカバレージを向上させることができる。
【0042】続いて、メタル膜19の表面にフォトリソ
グラフィ技術によりフォトレジスト膜Rを形成する。こ
のフォトレジスト膜Rは、キャパシタ形成領域を覆い、
それ以外が露出されるように形成されている。その後、
そのフォトレジスト膜Rをマスクとしてメタル膜19を
異方的にエッチングする。これにより、プラグ16の上
面においてはメタル膜19が除去され、その表面が現れ
る。また、プラグ16の酸化シリコン膜12から突出し
た部分の側壁においてはメタル膜19を残すことがで
き、平面においては、プラグ16の周りをメタル膜19
が取り囲んだ状態とすることができる。一方、フォトレ
ジスト膜Rで覆われていたキャパシタ形成領域のメタル
膜19は、配線19上のSiN膜18の上部に残り、キ
ャパシタの上部電極(第2電極)とすることができる。
【0043】次に、図13に示すように、たとえばCV
D法にて半導体基板1上に膜厚1000nm程度の酸化
シリコン膜20を堆積する。続いて、たとえばCMP法
にてその酸化シリコン膜20を研磨することにより、そ
の膜厚を500nm程度にした後、たとえばCVD法に
て酸化シリコン膜20上に膜厚90nm程度の酸化シリ
コン膜21を堆積する。
【0044】続いて、フォトリソグラフィ技術により形
成されたフォトレジスト膜を用いて、プラグ16上の酸
化シリコン膜20、21をエッチングすることにより、
コンタクトホール22を形成する。
【0045】次に、図14に示すように、コンタクトホ
ール22の底部に露出したプラグ16の表面の反応層を
除去するために、スパッタエッチングによる表面処理を
行う。続いて、たとえばスパッタリング法により、酸化
シリコン膜21の上部に膜厚30nm程度のTi膜およ
び膜厚100nm程度のTiN膜を順次堆積し、Ti膜
とTiN膜との積層膜からなるバリア導体膜23を形成
する。この時、そのTi膜およびTiN膜はコンタクト
ホール22の内部にも堆積される。なお、そのTi膜お
よびTiN膜を堆積後に、半導体基板1に500℃〜7
00℃程度の熱処理を約1分間施してもよい。
【0046】続いて、たとえばCVD法により、コンタ
クトホール22の内部を含むバリア導体膜23の上部に
W膜24を堆積する。その後、CMP法もしくはエッチ
バック法などにより、コンタクトホール22の外部のバ
リア導体膜23およびW膜24を除去することによりプ
ラグ25を形成する。ここまでの工程で、プラグ16の
上部にプラグ25が重なった構造の、いわゆるスタック
トビア構造が形成される。
【0047】次に、図15に示すように、たとえばスパ
ッタリング法により、酸化シリコン膜21およびプラグ
25上にTi膜およびTiN膜を順次堆積した後、50
0℃〜700℃程度の熱処理を施す。続いて、たとえば
CVD法により、そのTiN膜の上部にAl(アルミニ
ウム)膜を堆積した後、そのAl膜の上部にTi膜およ
びTiN膜を順次堆積する。その後、それらの薄膜をパ
ターニングすることにより、プラグ25上に配線26を
形成し、本実施の形態のSRAMを製造する。
【0048】(実施の形態2)本実施の形態2は、前記
実施の形態1において示したSRAMが有するMISF
ETのゲート電極上およびソース、ドレイン領域上に、
シリサイド膜を形成する場合に本発明を適用したもので
ある。
【0049】本実施の形態2のSRAMの製造工程は、
前記実施の形態1において示したSRAMのメモリセル
を構成するMISFET(駆動用MISFETQd、転
送用MISFETQt、負荷用MISFETQLd)を
形成する工程(図1および図2参照)までは同様であ
る。
【0050】次に、半導体基板1の表面を洗浄した後、
図16に示すように、たとえばスパッタリング法によ
り、半導体基板1上にCo(コバルト)膜を堆積する。
続いて、半導体基板1に約600℃の熱処理を施すこと
により、n+型半導体領域7、p+型半導体領域およびゲ
ート電極4上にCoSi2層(低抵抗層)9を形成す
る。続いて、未反応のCo膜をエッチングにより除去し
た後、約700℃〜800℃の熱処理によりCoSi2
層9を低抵抗化する。
【0051】その後、図17に示すように、前記実施の
形態1において図1および図2を用いて説明した工程と
同様の工程により、SiN膜10、PSG膜11、酸化
シリコン膜12、コンタクトホール13Aおよび配線溝
13Bを形成する。
【0052】次に、配線溝13B付近を拡大した図18
に示すように、酸化シリコン膜12の上部に、たとえば
スパッタリング法にて膜厚10nm程度のTiN膜14
Bを堆積する。この時、そのTiN膜14Bは、コンタ
クトホール13Aおよび配線溝13Bの内部にも堆積さ
れる。なお、コンタクトホール13A付近においても同
様の断面となるので、コンタクトホール13A付近の図
示は省略する。
【0053】本実施の形態2では、コンタクトホール1
3Aおよび配線溝13Bの底部において、n+型半導体
領域7上にCoSi2層9を形成することにより、コン
タクトホール13Aの内部に形成されるプラグとn+
半導体領域7との接触抵抗、および配線溝13Bの内部
に形成される配線とn+型半導体領域7との接触抵抗を
低減することが図られる。そのため、前記実施の形態1
において形成したTi膜14A(図4参照)と半導体基
板1とを反応させ、シリサイド化させる必要がなくな
る。すなわち、本実施の形態2においては、そのTi膜
14Aを形成する工程を省略することができる。
【0054】次に、図19に示すように、TiN膜14
Bの上部に、たとえばCVD法にて膜厚20nm程度の
TiN膜14Cを堆積する。ここで、本実施の形態2に
おいては、バリア導体膜14は、TiN膜14Bおよび
TiN膜14Cからなる。前記実施の形態1の場合と同
様に、本実施の形態2においても、スパッタリング法に
て堆積したTiN膜14Bの膜厚を薄くし、TiN膜1
4B上にCVD法にてTiN膜14Cを堆積するので、
コンタクトホール13Aの開孔部および配線溝13Bの
開口部にTiN膜をオーバーハング量を低減しつつ、コ
ンタクトホール13Aおよび配線溝13Bの内部に所望
の膜厚のTiN膜を堆積することができる。これによ
り、後の工程でコンタクトホール13Aおよび配線溝1
3Bを埋め込む導電性膜に発生するシームを小さくする
ことが可能となる。
【0055】次に、図20に示すように、前記実施の形
態1において図6を用いて説明した工程と同様の工程に
より、バリア導体膜14の上部に、たとえばCVD法に
より、コンタクトホール13Aおよび配線溝13Bの内
部を埋め込み、プラグ16(図8参照)および配線17
(図8参照)の主導電層となるW膜15を堆積する。本
実施の形態2においては、前記実施の形態1において用
いていたTi膜14A(図4参照)を用いていないこと
から、バリア導体膜14全体の膜厚を前記実施の形態1
の場合よりも薄くすることができる。すなわち、コンタ
クトホール13Aの開孔部および配線溝13Bの開口部
におけるTiN膜をオーバーハング量を実施の形態1の
場合よりも低減することができる。その結果、コンタク
トホール13A内および配線溝13B内においてW膜1
5に発生するシーム15Aの径または幅を、前記実施の
形態1の場合よりもさらに小さくすることが可能とな
る。
【0056】次に、前記実施の形態1において図7〜図
9を用いて説明した工程と同様の工程を経た後、図21
に示すように、酸化シリコン膜12、プラグ16および
配線17上に、容量絶縁膜となる膜厚20nm程度のS
iN膜18を堆積する。なお、図21には配線17付近
の断面のみを示している。本実施の形態2においては、
シーム15Aの径または幅を前記実施の形態1の場合よ
りもさらに小さくできることから、配線17上において
SiN膜18の膜厚をさらに均一にすることができる。
すなわち、本実施の形態2の容量絶縁膜(SiN膜1
8)は、前記実施の形態1の容量絶縁膜(SiN膜1
8)よりも効果的にその耐圧が低下してしまうことを防
ぐことができる。
【0057】また、本実施の形態2においては、上記し
たようにSiN膜18を前記実施の形態1の場合よりも
さらに均一な膜厚で成膜することができる。そのため、
前記実施の形態1の場合よりもさらに効果的に、キャパ
シタにその不良のポテンシャルが残ることを防ぐことが
可能となる。
【0058】さらに、本実施の形態2においては、Si
N膜18は前記実施の形態1の場合よりもさらに均一な
膜厚で成膜することができることから、本実施の形態2
のSRAMのキャパシタ容量をさらに向上することがで
きる。すなわち、α線によりSRAMのメモリセル中に
保存されている情報が破壊されてしまうことを、前記実
施の形態1の場合より効果的に防ぐことが可能となる。
【0059】その後、前記実施の形態1において図11
〜図15を用いて説明した工程と同様の工程を経ること
により、本実施の形態2の本実施の形態のSRAMを製
造する。
【0060】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0061】たとえば、前記実施の形態2においては、
ゲート電極上、n+型半導体領域上およびp+型半導体領
域上にCoSi2層を形成する場合について例示した
が、CoSi2層以外の金属シリサイド膜を形成してそ
の抵抗値を低減してもよい。
【0062】また、上記の実施の形態においては、SR
AMの製造方法に本発明を適用した場合について示した
が、プラグ上にキャパシタが形成されるASIC(Appl
ication Specific IC)、マイクロコンピュータまたは
DRAM(Dynamic Random Access Memory)など他の半
導体集積回路装置に適用することも可能である。
【0063】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下の通りである。 (1)プラグ上にキャパシタを有する半導体集積回路装
置において、プラグに発生するシームを小さくできるの
で、キャパシタを構成する容量絶縁膜を均一な膜厚で成
膜することができる。 (2)プラグ上にキャパシタを有する半導体集積回路装
置において、プラグに発生するシームを小さくできるの
で、そのシームの上部にてキャパシタを構成する容量絶
縁膜を陥没または途切れさせることなく平坦に成膜する
ことができる。 (3)プラグ上にキャパシタを有する半導体集積回路装
置において、キャパシタを構成する容量絶縁膜を陥没ま
たは途切れさせることなく平坦かつ均一な膜厚で成膜で
きるので、その容量絶縁膜の耐圧が低下してしまうこと
を防ぐことができる。 (4)プラグ上にキャパシタを有する半導体集積回路装
置において、キャパシタを構成する容量絶縁膜を陥没ま
たは途切れさせることなく平坦かつ均一な膜厚で成膜で
きるので、キャパシタに不良のポテンシャルが残ること
を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法を示す要部平面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法を示す要部断面図である。
【図3】図2に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程中の要部断面図である。
【図5】図4に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図6】図5に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程中の要部平面図である。
【図8】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程中の要部断面図である。
【図9】図8に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造工程中の要部断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造工程中の要部平面図である。
【図12】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造工程中の要部断面図である。
【図13】図12に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図14】図13に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図15】図14に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図16】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す要部断面図である。
【図17】図16に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図18】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造工程中の要部断面図である。
【図19】図18に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図20】図19に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図21】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造工程中の要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 p型ウェル 3 ゲート酸化膜 4 ゲート電極4 5 n-型半導体領域 6 サイドウォールスペーサ 7 n+型半導体領域7(ソース、ドレイン) 9 CoSi2層(低抵抗層) 10 SiN膜(第1絶縁膜) 11 PSG膜(第1絶縁膜) 12 酸化シリコン膜(第1絶縁膜) 13A コンタクトホール(溝部) 13B 配線溝(溝部) 14 バリア導体膜 14A Ti膜 14B TiN膜(第1バリア層) 14C TiN膜(第2バリア層) 15 W膜(第1導電性膜) 15A シーム 16 プラグ 17 配線(第1電極) 18 SiN膜(第2絶縁膜) 19 メタル膜(第2導電性膜) 20 酸化シリコン膜 21 酸化シリコン膜 22 コンタクトホール 23 バリア導体膜 24 W膜 25 プラグ 26 配線 An 活性領域 Ap 活性領域 Qd 駆動用MISFET Qt 転送用MISFET QLd 負荷用MISFET R フォトレジスト膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 征洋 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 鈴木 秀典 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 津金 秀明 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 奥谷 謙 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 5F083 BS05 GA18 JA35 JA36 JA39 JA40 MA06 MA18 NA08 PR39 PR40

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)半導体基板の主面上に第1絶縁膜
    を形成する工程、(b)前記第1絶縁膜に溝部を形成す
    る工程、(c)前記溝部の内部を含む前記第1絶縁膜上
    に所定の膜厚の第1バリア層を物理的成膜方法にて形成
    する工程、(d)前記第1バリア層の表面に所定の膜厚
    の第2バリア層を化学的成膜方法にて形成する工程、
    (e)前記第2バリア層の表面に前記溝部を埋め込む第
    1導電性膜を形成する工程、(f)前記溝部の外部の前
    記第1バリア層、前記第2バリア層および前記第1導電
    性膜を研磨することにより、キャパシタの第1電極を形
    成する工程、(g)前記第1絶縁膜上および前記第1電
    極上に所定の膜厚の第2絶縁膜を形成する工程、(h)
    前記第2絶縁膜上にキャパシタの第2電極となる第2導
    電性膜を形成し、前記第1電極と前記第2絶縁膜と前記
    第2電極とでキャパシタを形成する工程、を含むことを
    特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 一対の駆動用MISFETおよび一対の
    負荷用MISFETからなる一対のインバータと、一対
    の転送用MISFETとが形成されたメモリセルを有す
    る半導体集積回路装置の製造方法であって、(a)半導
    体基板の主面上に第1絶縁膜を形成する工程、(b)前
    記第1絶縁膜に溝部を形成する工程、(c)前記溝部の
    内部を含む前記第1絶縁膜上に所定の膜厚の第1バリア
    層を物理的成膜方法にて形成する工程、(d)前記第1
    バリア層の表面に所定の膜厚の第2バリア層を化学的成
    膜方法にて形成する工程、(e)前記第2バリア層の表
    面に前記溝部を埋め込む第1導電性膜を形成する工程、
    (f)前記溝部の外部の前記第1バリア層、前記第2バ
    リア層および前記第1導電性膜を研磨することにより、
    キャパシタの第1電極を形成する工程、(g)前記第1
    絶縁膜上および前記第1電極上に所定の膜厚の第2絶縁
    膜を形成する工程、(h)前記第2絶縁膜上にキャパシ
    タの第2電極となる第2導電性膜を形成し、前記第1電
    極と前記第2絶縁膜と前記第2電極とでキャパシタを形
    成する工程、を含むことを特徴とする半導体集積回路装
    置の製造方法。
  3. 【請求項3】 (a)半導体基板に半導体領域を形成す
    る工程、(b)前記半導体領域上に低抵抗層を形成する
    工程、(c)半導体基板の主面上に第1絶縁膜を形成す
    る工程、(d)前記第1絶縁膜に前記低抵抗層に達する
    溝部を形成する工程、(e)前記溝部の内部を含む前記
    第1絶縁膜上に所定の膜厚の第1バリア層を物理的成膜
    方法にて形成する工程、(f)前記第1バリア層の表面
    に所定の膜厚の第2バリア層を化学的成膜方法にて形成
    する工程、(g)前記第2バリア層の表面に前記溝部を
    埋め込む第1導電性膜を形成する工程、(h)前記溝部
    の外部の前記第1バリア層、前記第2バリア層および前
    記第1導電性膜を研磨することにより、キャパシタの第
    1電極を形成する工程、(i)前記第1絶縁膜上および
    前記第1電極上に所定の膜厚の第2絶縁膜を形成する工
    程、(j)前記第2絶縁膜上にキャパシタの第2電極と
    なる第2導電性膜を形成し、前記第1電極と前記第2絶
    縁膜と前記第2電極とでキャパシタを形成する工程、を
    含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 一対の駆動用MISFETおよび一対の
    負荷用MISFETからなる一対のインバータと、一対
    の転送用MISFETとが形成されたメモリセルを有す
    る半導体集積回路装置の製造方法であって、(a)半導
    体基板に半導体領域を形成する工程、(b)前記半導体
    領域上に低抵抗層を形成する工程、(c)半導体基板の
    主面上に第1絶縁膜を形成する工程、(d)前記第1絶
    縁膜に前記低抵抗層に達する溝部を形成する工程、
    (e)前記溝部の内部を含む前記第1絶縁膜上に所定の
    膜厚の第1バリア層を物理的成膜方法にて形成する工
    程、(f)前記第1バリア層の表面に所定の膜厚の第2
    バリア層を化学的成膜方法にて形成する工程、(g)前
    記第2バリア層の表面に前記溝部を埋め込む第1導電性
    膜を形成する工程、(h)前記溝部の外部の前記第1バ
    リア層、前記第2バリア層および前記第1導電性膜を研
    磨することにより、キャパシタの第1電極を形成する工
    程、(i)前記第1絶縁膜上および前記第1電極上に所
    定の膜厚の第2絶縁膜を形成する工程、(j)前記第2
    絶縁膜上にキャパシタの第2電極となる第2導電性膜を
    形成し、前記第1電極と前記第2絶縁膜と前記第2電極
    とでキャパシタを形成する工程、を含むことを特徴とす
    る半導体集積回路装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板の主面上に形成された第1絶
    縁膜と、前記第1絶縁膜に形成された溝部内に形成され
    た第1電極と、前記第1電極上に形成された第2絶縁膜
    と、前記第2絶縁膜上に形成された第2電極とを有し、
    前記第2絶縁膜の表面は、前記第1電極上において平坦
    になっていることを特徴とする半導体集積回路装置。
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