JP2002324842A - 半導体保護回路 - Google Patents

半導体保護回路

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JP2002324842A JP2001127058A JP2001127058A JP2002324842A JP 2002324842 A JP2002324842 A JP 2002324842A JP 2001127058 A JP2001127058 A JP 2001127058A JP 2001127058 A JP2001127058 A JP 2001127058A JP 2002324842 A JP2002324842 A JP 2002324842A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保護NMOS素子のESD耐性を向上するこ
と。 【解決手段】 SOI半導体回路をESDやEOSから
保護するための保護素子としてNMOS素子4,5を有
する半導体保護回路において、ESDやEOSによるス
トレスが印加されるときにPMOS素子6を導通させ
て、半導体基板に正極性電圧を印加し、基板バイアス効
果によりNMOS素子4,5の閾値電圧を低下させ、ス
ナップバック特性のトリガ電圧Vt1を低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SOI半導体回路
を静電気放電(ESD:electrostatic discharge)お
よび電気的過剰ストレス(EOS:electrical over st
ress)から保護するための保護素子としてNMOS素子
を有する半導体保護回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の代表的なCMOS(Complementar
y Metal Oxide Semiconductor)保護回路の概略図を図
7に示す。ここでは保護素子としてNMOSトランジス
タを用いた場合を例示した。静電ストレスから保護しよ
うとする入出力端子(I/O)1に対し、この入出力端
子1と接地端子(GND)2との間にNMOSトランジ
スタ4を保護素子として接続する。また、電圧供給端子
(VDD)3と接地端子3との間にもNMOSトランジ
スタ5を保護素子として接続する。
【0003】図7において、接地端子2を基準に正極性
電圧のESDストレスが入出力端子1に印加されたとす
る。このとき働く保護素子はNMOSトランジスタ4で
あるから、この場合は電流の流れない逆方向のバイアス
となる。しかし、入出力端子1にかかる電圧が高くな
り、NMOSトランジスタ4のドレイン端子にかかる電
界がある量を超えると、NMOSトランジスタ4はアバ
ランシェ降伏を起こす。これに引き続き、NMOSトラ
ンジスタ4は寄生的なnpn型パイポーラトランジスタ
の動作をはじめ、大電流を通電する。この一連の動作は
一般にスナップバック動作と呼ばれ(図8)、この特性
により、LSI内部回路にかかる電圧、すなわち入出力
端子1の電圧が高くなってしまう前に、大電流がNMO
Sトランジスタ4を流れ、入出力回路も含めたLSIの
内部回路の保護が実現される。
【0004】この特性はバルクデバイスにおいてもSO
I(Silicon on Insulator)デバイスにおいても基本的
に同様である。図8におけるトリガ電圧Vt1、第2スナ
ップバック点の電圧Vt2,電流It2、オン抵抗Ronなど
がNMOSトランジスタの保護能力を決定する主要なパ
ラメータとなる。
【0005】ここで、図8に示したスナップバック特性
をもう少し詳しく説明する。ドレイン電圧Vdsが増加す
るとアバランシェ降伏が起こり、トリガー電圧Vt1でN
MOSトランジスタの寄生npnパイポーラトランジス
タがターン・オンし、オン抵抗Ronで大電流が流れる。
この領域では、NMOSトランジスタは故障せず、ドレ
イン電圧はこの電流を流すために必要な、ほぼ一定の電
圧で固定(クランプ)される。これが、NMOSトラン
ジスタのスナップバック動作によるESD保護の原理で
ある。さらに電流がNMOSトランジスタに流れると、
第2スナップバック点(Vt2、It2)に達し、デバイス
は熱暴走して破壊に至る。この点は熱暴走点とも呼ば
れ、Vt2の値が内部回路にダメージを与えない範囲で電
流It2の値が大きいほど、優れた保護能力をもったデバ
イスであるといえる。
【0006】以上のようにして、図7の回路では、接地
端子2を基準に正極性のESDストレスが入出力端子1
に印加された場合は、その入出力端子1と接地端子2と
の間に接続されたNMOSトランジスタ4のスナップバ
ック動作による電圧クランプによって内部回路が保護さ
れる。電源端子3を基準に正極性のESDストレスが入
出力端子1に印加された場合は、NMOSトランジスタ
4のスナップバック動作に、電源端子3と接地端子2と
の間に接続されたNMOSトランジスタ5の順方向保護
機能が加わる。電源端子3を基準に負極性のサージが入
出力端子1に印加された場合は、NMOSトランジスタ
5のスナップバック動作と、NMOSトランジスタ4の
順方向保護動作により内部回路が保護される。
【0007】このように、内部回路すべてが共有する電
圧端子3もしくは接地端子2が存在する場合であれば、
LSIに搭載されているいかなる外部端子間に静電スト
レスが印加されても、静電放電は必ず1つ以上の保護素
子(4、5等)を介して流れるため、端子の保護が可能
である。
【0008】ところで、近年のLSIにおいては、MO
Sトランジスタのソースやドレイン抵抗を減少させるた
め、サリサイドプロセスによるソースやドレインのシリ
サイド化、あるいはCVD(Chemical Vapor Depositio
n)によるメタル化(以下、これらの技術を「低抵抗
化」と呼ぶ。)が多く用いられている。
【0009】ところが、ソースやドレインの低抵抗化
は、バイポーラ動作における有効エミッタ深さを減少さ
せたり、保護NMOSトランジスタにおけるESD電流
の局部集中をもたらすため、ESD耐性の悪化を招く要
因となる。このため、保護NMOSトランジスタのゲー
ト近傍のソース、ドレイン領域においては、低抵抗化を
抑制するプロセスを適用するのが一般的である。これは
サリサイド制限工程(blocking process)とよばれ、そ
の際にはサリサイド化を避ける領域をサリサイド制限マ
スクでマスクすることが行われる。
【0010】図9はサリサイドプロセスにおけるSOI
−NMOSの断面を模式的に説明するための図であり、
(a)はサリサイド制限なしの場合、(b)はサリサイド制限
有りの場合を示す。図9において、21はゲート、22
はソース、23はドレイン、24はボディ、25はシリ
サイド層、26は埋込酸化膜、27はゲート酸化膜、2
8はシリコン基板、29はゲート側壁酸化膜、30はサ
リサイド制限マスク、31はサリサイド制限幅である。
【0011】SOI素子は埋込酸化膜26でアクティブ
シリコン層であるソース22、ドレイン23、およびボ
ディ24がシリコン基板28から電気的に絶縁されてい
る。また、ボディ24が完全に空乏化しているFD(Fu
lly Depleted:完全空乏型)−SOI素子の場合、シリ
コン基板28に電圧を与えることで、部分空乏型SOI
−MOSに比べ、容易に埋込酸化膜26とボディ24の
界面が反転する。したがって、基板バイアス効果は部分
空乏型SOI−MOSでも効果的であるが、FD−SO
I素子においては特に顕著となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体保護回路
の問題点について図7〜図9を用いて述べる。CMOS
・LSIにおけるESD保護回路においては、NMOS
トランジスタが優れた保護特性を有するため、図7に示
したように、ゲートを接地したNMOS(GGNMO
S)トランジスタ4、5がしばしば保護回路として用い
られる。GGNMOSトランジスタの保護特性は、図8
に示したように、スナップバック特性で評価されること
が多い。
【0013】この特性において、Vt1が大きすぎると、
保護回路が有効に動作する前に内部回路に高い電圧が印
加されるため、好ましくない。また、It2が小さすぎる
と、充分なESD電流が保護回路を流れる前に保護回路
自身が破壊されてしまうため、好ましくない。Ronが大
きすぎると、ESD電流量の増加に伴って入出力端子1
の電圧も増加してしまうため、充分なESD電流が保護
回路を流れる前に内部回路にかかる電圧が増加し、内部
回路の破壊を招くため好ましくない。また、保護用のN
MOSトランジスタ4、5は、ゲート幅数十μmのトラ
ンジスタを複数本並列接続した櫛状構造で構成するのが
一般的であり(マルチフィンガー構造と呼ばれ、1本1
本のトランジスタはフィンガーと呼ばれる。)、Vt2よ
りもVt1のほうが大きすぎる場合、特定のフィンガーだ
けがスナップバック動作しやすくなり、ESD耐性の低
下を招く。したがって、Vt1はできるだけ小さく、It2
はできるだけ大きく、Ronはできるだけ小さく、Vt1<
Vt2という関係になることが望ましい。
【0014】SOIデバイス、とりわけ、ボディが完全
に空乏化しているFD−SOI素子では、寄生パイポー
ラ効果により、バルクデバイスに比べてVt1が小さいも
のの、シリコン活性層が薄いのに加え、埋込酸化膜が断
熱材の働きをするため、It2は小さく、ESD耐量は同
じサイズのバルクデバイスに比べて小さくなる。さら
に、サリサイド技術などによるソースやドレインの低抵
抗化により、Ronは小さくなったが、特定のフィンガー
のみがスナップバック動作しやすく、さらに、フィンン
ガー内の特定箇所にESD電流が局部集中しやすくなる
など、結果的にサリサイドプロセスはESD耐性を低下
せしめるため、低抵抗化プロセスを用いたSOIデバイ
スのESD耐性は極めて低い。このため、図9の(b)に
示したように低抵抗化制限工程(サリサイド制限工程)
が必須となっている。
【0015】しかし、低抵抗化制限技術は追加のマスク
と工程が必要となるため、ディジタル回路ではコスト増
加の要因となっている。また、出力バッファも保護素子
として働く場合が多いが、高速入出力のバッファについ
て低抵抗化制限工程を用いることは回路特性上好ましく
ない。このように、低抵抗化制限工程を用いずに、ES
D耐性を確保することが課題となっている。
【0016】そこで、低抵抗化制限工程を用いないSO
IデバイスにおけるESD保護の問題点を克服するた
め、たとえばESDストレス電圧を保護トランジスタの
ボディとゲートに印加して、DTMOS(Dynamic Thre
shold MOS)として保護回路を動作させ、フィンガーの
スナップバック動作を均一化してESD耐性を増加する
方法や、ESDストレス電圧を抵抗と容量を介して保護
用NMOSトランジスタのゲートに印加して、DTMO
Sと同様にフィンガーのスナップバックを均一にする手
法(GCNMOS:Gate Coupled NMOS)や、保護用N
MOSトランジスタのドレイン側に低抵抗化制限工程を
用いないで作成できる抵抗体を配置する方法などが提案
されている。
【0017】これらの方法は、前者2つが保護用NMO
Sトランジスタのスナップバック特性を改善する手法で
あり、後者は低抵抗化制限工程を用いずに必要なドレイ
ン抵抗を与えることでESD電流の局部集中を回避する
手法であるといえる。
【0018】しかし、DTMOS接続は部分空乏型のS
OIデバイスには有効であるが、FD−SOIデバイス
では効果が乏しい。また、GCNMOSでは、入出力端
子の寄生容量が大きくなり、入出力の高速動作に問題が
残る。一方、ドレインに抵抗を与える手法では、ESD
電流の均質化が図れるものの、低抵抗化プロセスによっ
て得た低いRonの恩恵を排除する結果となってしまい、
また、保護回路面積の増加の原因となる。
【0019】このように、FD−SOIにおける低抵抗
化制限工程を用いないSOIデバイスに適した安価なE
SD保護回路特性向上技術は従来では無かった。なお、
以下では低抵抗化制限工程を用いないSOIデバイスを
完全被覆SOIデバイスと呼ぶこともある。
【0020】本発明の目的は、端子へのESDストレス
の印加により適切な電圧をSOIデバイスのシリコン基
板に印加する手段を具備させることで、保護NMOS素
子のスナップバック特性を改害し、完全被覆SOIデバ
イスにおいても高いESD耐量が獲得できるようにした
半導体保護回路を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、SOI半導体回路を静電気放電お
よび電気的過剰ストレスから保護するための保護素子と
してNMOS素子を有する半導体保護回路において、前
記静電気放電又は電気的過剰ストレスが印加される過程
で半導体基板に正極性電圧を印加する基板バイアス印加
手段を設けたことを特徴とする半導体保護回路とした。
【0022】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記基板バイアス印加手段は、ソース端子が保護す
べき入出力端子に接続され、ゲート端子が前記SOI半
導体回路内の電源端子に接続され、ドレイン端子が前記
SOI半導体回路の基板に接続されるPMOS素子から
なることを特徴とする半導体保護回路とした。
【0023】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記基板バイアス印加手段は、高電位電源端子が保
護すべき入出力端子に接続され、入力端子が前記SOI
半導体回路内の電源端子に接続され、出力端子が前記S
OI半導体回路の基板に接続され、低電位電源端子が接
地端子に接続されるCMOSインバータからなることを
特徴とする半導体保護回路とした。
【0024】請求項4の発明は、請求項2の発明におい
て、前記PMOS素子のドレイン端子と接地端子との間
に第1の抵抗を接続したことを特徴とする半導体保護回
路とした。
【0025】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、前記低電位電源端子と前記接地端子との間に第2の
抵抗を接続したことを特徴とする半導体保護回路とし
た。
【0026】請求項6の発明は、請求項2又は4の発明
において、前記PMOS素子をキャパシタに置換したこ
とを特徴とする半導体保護回路とした。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の半導体保護回路は、ES
Dストレス電圧を基板電圧印加手段を介してシリコン基
板、すなわち、LSIチップの裏面に伝え、これによる
基板バイアス効果(バックゲート効果)によって保護N
MOS素子の閾値電圧を低下せしめ、スナップバック特
性のVt1を低下させるものである。この基板バイアス効
果は、部分空乏化SOIデバイスでも有効であるが、F
D−SOIデバイスではボディが完全に空乏化している
ため特に顕著に働く。ESDストレスの印加と連動し
て、ゲート電極やボディに電圧を供給する技術は存在し
たが、シリコン基板に電圧を印加する点が従来と異な
り、基板バイアス効果でESD耐性を改善する点が従来
技術と異なる。
【0028】[第1の実施の形態]図1を用いて本発明
の第1の実施形態を説明する。この図1は、基板バイア
ス印加手段を具備したSOIデバイスの半導体保護回路
を示す図である。図1において、1は入出力端子、2は
接地端子、3は電源端子、4、5は保護NMOS素子と
してのNMOSトランジスタ、6は基板バイアス印加手
段としてのPMOSトランジスタ、7は抵抗である。
【0029】PMOSトランジスタ6はそのソースが入
出力端子1に接続され、ゲートがLSI内部のVDD端
子8に接続され、ドレインが抵抗7を介して接地端子2
に接続されている。さらに、そのPMOSトランジスタ
6のドレイン(A点)は保護素子としてのNMOSトラ
ンジスタ4、5のバックゲート4bg、5bg(つまり共通
のシリコン基板)に接続されている。抵抗7の値は、E
SDイベント中における入出力端子1の電圧により、P
MOSトランジスタ6が破壊されない値が最小限必要で
ある。なお、PMOSトランジスタ6のゲート端子は、
独立したVDD端子8として外部端子とせず、環状電源
線などに接続することが望ましい。
【0030】接地端子2が実際に接地されている状態
で、入出力端子1に正極性のESDストレスが印加され
たとする。ストレス印加の過渡過程において、VDD端
子8は浮遊状態であるが、ほぼ接地レベルに等しい電位
であるとみなせるため、PMOSトランジスタ6はオン
状態になる。ここで、抵抗7とPMOSトランジスタ6
の接続点Aの電位は、入出力端子1の電位をPMOSト
ランジスタ6と抵抗7で分割した値となる。抵抗7の値
が充分大きければ、A点の電位は入出力端子1の電位か
らPMOSトランジスタ6の閾値電圧だけ降下した値に
ほぼ等しくなる。
【0031】このA点の電圧がSOIチップの裏面、例
えばパッケージのダイに供給されるように結線すれば、
ESD保護素子であるNMOSトランジスタ4、5のバ
ックゲートにそのA点の電圧が印加される。埋込酸化膜
は通常100nm程度であり、NMOSトランジスタ4
のスナップバックトリガ電圧Vt1程度の電圧(3〜6
V)では降伏しない。バックゲートへの電圧印加は、N
MOSトランジスタ4ではそのゲート4gに弱い電圧
(バックゲートの電界にほぼ相当)を印加した場合と同
等の効果があり、Ids−Vgs特性(サブスレッショルド
特性)で閾値電圧の低下が観測される。図2はこの関係
を説明するための図である。Vsubはバックゲート電圧
であり、これが正方向に増大すると、閾値が低下する。
この閾値の低下は、寄生バイポーラトランジスタがター
ン・オンするためのトリガ電圧Vt1を低下させる。この
ように、バックゲートへの電圧印加はスナップバックの
トリガ電圧Vt1を低下させるため、マルチフィンガー構
造の保護素子であるNMOSトランジスタ4、5におけ
る、フィンガーの均一なスナップバックを促進し、低抵
抗化プロセスを用いたSOIデバイスの問題点を克服で
きる。
【0032】図3はタングステンCVDで低抵抗化した
完全被覆のFD−SOIのNMOSトランジスタにおけ
る、スナップバック特性の基板バイアスによる変化を実
測した図である。測定はTLP(transmission line pu
lsing)法を用いた。基板バイアスVsubがVsub=0V
における特性(点線で示した)のトリガ電圧Vt1に比
べ、Vsub=3Vのとき(実線で示した)のトリガ電圧
Vt1は約300mV低くなっており、基板バイアスの有
効性を示している。
【0033】LSIには複数の入出力端子があり、それ
ぞれに保護回路が必要である。したがって、図1のA点
も複数存在する。これらの接続点をLSI配線で結線
し、1箇所もしくは複数箇所の電極パッドから、パッケ
ージのダイにボンデイングすれば、すべての入出力端子
で本発明の効果を共有できる。
【0034】LSIが通常動作する実使用時において
は、PMOSトランジスタ6のゲート端子に電源電圧V
DDが供給され、そのPMOSトランジスタ6はオフ状
態となるため、基板はGND電位に固定され、NMOS
トランジスタ4のオフ時のリーク電流を抑制する。ま
た、入出力端子1の信号レベルについても、電源電圧の
範囲で特に制約はない。
【0035】LSIでは、入出力端子1に備えた保護回
路(NMOSトランジスタ4)の他にも前記したように
電源端子3と接地端子2の間に挿入した保護回路(NM
OSトランジスタ5)を具備する。ここでは、このNM
OSトランジスタ5を電源線間保護回路と呼ぶ。通常、
電源線は環状にLSIチップの周囲に配置され、入出力
端子1の保護回路も電源線をサージパスとして用いるた
め、入出力端子1から流入したESD電流の一部を電源
線間保護回路に分流すれば、保護素子のサイズを大きく
した場合と同等の効果を得ることができ、ESD耐量は
増加する。
【0036】そこで、図1のように、例えば電源端子3
と入出力端子1の間にダイオード9を備えると、接地端
子2基準で入出力端子1に印加した正極性のバイアスに
よるESD電流の一部が、そのダイオード9とNMOS
トランジスタ5に流れ込む。本発明では、すべての保護
NMOSトランジスタのバックゲートに同時に正電圧が
印加されるため、NMOSトランジスタ5についてもN
MOSトランジスタ4と同等の効果を得ることができ
る。この効果は、電源線間保護回路の均一なスナップバ
ックを促進するだけでなく、電源線間保護回路へのES
D電流の迂回を促進する効果がある。この点について、
従来技術では、NMOSトランジスタ5についても、前
記したようなNMOSトランジスタ4と同様の対策が特
別に必要であった。さもなければ、NMOSトランジス
タ5における特定のフィンガーが先行してスナップバッ
ク動作した場合に、このフィンガーで故障する可能性が
あった。
【0037】以上のように、本実施形態によれば、FD
−SOIデバイスのシリコン基板に正電圧を印加するこ
とで、NMOSトランジスタの閾値電圧を低下せしめる
ことができ、NMOSトランジスタのスナップバック動
作を改善できる。これにより、特定のフィンガーにES
D電流が集中してESD耐性が低下しやすい完全被覆の
SOIデバイスにおいてもESD耐量を著しく改善でき
る。また、基板バイアス印加手段は、PMOSトランジ
スタを用いた簡単で小規模な回路を付加し、パッケージ
のダイへの接続構造を設けることで構成でき、入出力端
子1の寄生容量をほとんど増加させずに実現できる。
【0038】なお、ダイオード9はPMOSトランジス
タなどでも代替可能である。また、図1のダイオード9
を省略しても、NMOSトランジスタ4に対する本発明
の効果は変わらない。また、抵抗7はPMOSトランジ
スタ6の特性によっては省略することができる。さら
に、PMOSトランジスタ6はこれをキャパシタに置き
換えても、同様な作用効果が得られる。
【0039】[第2の実施形態]図4を用いて、本発明
の第2の実施形態を説明する。本実施形態は、第1の実
施形態で用いた抵抗7の代わりにNMOSトランジスタ
10を用い、このNMOSトランジスタ10とPMOS
トランジスタ6とにより、基板バイアス印加手段として
のインバータを構成したものである。このインバータの
入力端子はVDD端子8に接続され、出力端子(A点)
がバックゲート(シリコン基板)に接続されている。本
実施形態での抵抗7’は、NMOSトランジスタ10が
PMOSトランジスタ6より先行してスナップバック
し、インバータに大電流が流入するのを避けるために挿
入したものであるが、PMOSトランジスタ6の特性に
よっては省略も可能である。
【0040】本実施形態においても、インバータの入力
端子がVDD端子8に接続されているため、接地端子2
基準で入出力端子1に正極性のESDストレスが印加さ
れた場合、インバータの入力レベルは過渡的にLowレベ
ルに相当し、ESD電圧が出力端子(A点)に出力され
る。この動作により、第1の実施形態と同様に保護NM
OSトランジスタ4、5のバックゲートに正の電圧を与
え、第1の実施形態と同じ理由でESD耐量を向上せし
める。
【0041】[実験例]図5、図6を用いて基板バイア
スを与える場合と与えない場合におけるHBM(Human
Body Model)−ESD耐量の違いを説明する。同一の回
路における基板バイアスの効果を調べるため、第1およ
び第2の実施形態で示したような基板バイアス印加手段
を具備しない従来のLV(Low Voltage)CMOS入力回
路を用いた。ESDストレスと同じ電圧をシリコン基板
に与える場合は、図5に示したように、入力端子11と
シリコン基板19を直接結線した。12は保護用のPM
OSトランジスタ、13は保護用のNMOSトランジス
タ、14,15は保護用のダイオード、16は抵抗、1
7はLVCMOS入力回路、18は電源線間保護回路
(図1、図4のNMOSトランジスタ5に相当する。)
である。LVCMOS入力回路17は0.35μmのF
D−SOIプロセスを用い、低抵抗化プロセスとしてチ
タニウムシリサイドを用いた。
【0042】図6は、サリサイド制限工程を省略した完
全被覆サンプル(Fu11y salicided)と、Fu11y salicid
edサンプルで基板バイアスを印加した場合(Fu11y sali
cided+back bias)について、HBM−ESD試験を行
った結果である。なお、本発明では、サリサイド制限を
せずに必要なESD耐量を確保することを目的としてい
るが、比較のため、図9(b)のサリサイド制限幅31が
600nmのサンプル(600nm blocked)についても同
じ条件で試験を実施した。
【0043】図6の棒グラフの頂点はそれぞれ、HBM
−ESD試験により故障した時点のESDストレス電圧
を示している。故障電圧は、各々の水準で3個のサンプ
ルの平均値とした。ESD試験はEIAJおよびESD
A規格に準拠した市販の試験装置を用い、図5の接地端
子(GND)を実際に接地した状態で、入力端子11に
正極性のHBM−ESDストレスを印加した。サンプル
は、すべて同一のウェハからダイシングし、セラミック
パッケージに封入した。
【0044】「Fu11y salicided」サンプルでは、平均
1,570Vで故障したのに対し、サリサイドプロセスにお
けるESD耐量の向上手法としては最も効果的と考えら
れている600nmのサリサイド制限を施した「600nm bl
ocked」サンプルは、3,800Vと耐量が増加しており、サ
リサイド制限の効果が現れている。一方、同じFu11y sa
licidedサンプルでありながら、入力端子11の電圧と
同じ電圧がシリコン基板19に印加されるように結線し
た「Fu11y salicided+back bias」サンプルでは、3,150
Vに増加しており、サリサイド制限を用いた保護回路に
匹敵するレベルに耐性が向上している。一般に、HBM
−ESD保護に必要な耐量は2,000V以上とされてお
り、基板バイアスを印加した「Fu11y salicided+back b
ias」サンプルは、この要求を大幅にクリアしたと言え
る。このように、基板バイアスの印加によってESD耐
性が飛躍的に向上したことは、本発明の有効性を示すも
のである。
【0045】この実験のように、完全被覆(Fu11y sali
cided)のFD−SOIデバイスで作成したLVCMO
S入力回路において、基板バイアスを印加した場合、H
BM−ESD耐量が約1,500V増加した。このことは、
内部回路が低抵抗化制限工程を必要としないディジタル
LSIにおいて、従来必要であったESD保護のための
低抵抗化制限工程を省略することができ、製造コストの
削減を実現できることを意味する。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、S
OIデバイスに効果的な基板バイアス効果を利用するの
で、マルチフィンガー構造の完全被覆SOIの保護NM
OS素子であってもスナップバック動作のフィンガー間
格差を解消でき、保護NMOS素子のESD耐性を最大
限に発揮せしめる効果がある。サリサイド技術やメタル
CVDなどの低抵抗化プロセスは、LSIの高速、低消
費電力化には不可欠であり、このような低抵抗化プロセ
スによるLSIに特に適しているSOIデバイスのES
D保護耐性強化における回路的手法として、本発明は安
価で有効な手段となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の半導体保護回路の
回路図である。
【図2】 FD−SOIデバイスのNMOSトランジス
タの基板バイアス効果を示す特性図である。
【図3】 FD−SOIデバイスのNMOSトランジス
タの基板バイアスによるスナップバック特性の違いを示
す特性図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態の半導体保護回路の
回路図である。
【図5】 LVCMOS入力回路についてシリコン基板
に直接ESD電圧を印加する構成を示す回路図である。
【図6】 図5の構成において、基板バイアスが無くサ
リサイド制限が無いとき、基板バイアスが無くサリサイ
ド制限があるとき、基板バイアスがありサリサイド制限
が無いときの、各場合のHBM−ESD耐量特性の実験
結果を示す特性図である。
【図7】 従来のESD保護回路の回路図である。
【図8】 NMOSトランジスタのスナップバック特性
図である。
【図9】 サリサイドプロセスにおけるSOI−NMO
Sトランジスタの断面図である。
【符号の説明】
1:入出力端子、2:接地端子、3:電源端子、4,
5:NMOSトランジスタ、6:PMOSトランジス
タ、7、7’:抵抗、8:電源端子、9:ダイオード、
10:NMOSトランジスタ 11:入出力端子、12:PMOSトランジスタ、1
2:NMOSトランジスタ、14、15:ダイオード、
16:抵抗、17:LVCMOS入力回路、18:電源
線間保護回路、19:シリコン基板 21:ゲート、22:ソース、23:ドレイン、24:
ボディ、25:シリサイド層、26:埋込酸化膜、2
7:ゲート酸化膜、28:シリコン基板、29:ゲート
側壁酸化膜、30:サリサイド制限マスク、31:サリ
サイド制限幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F038 BG09 BH02 BH04 BH07 BH13 CD02 EZ06 EZ20 5F110 AA22 BB04 CC02 DD05 DD13 EE30 EE31 GG02 GG12 HK05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】SOI半導体回路を静電気放電および電気
    的過剰ストレスから保護するための保護素子としてNM
    OS素子を有する半導体保護回路において、前記静電気
    放電又は電気的過剰ストレスが印加される過程で半導体
    基板に正極性電圧を印加する基板バイアス印加手段を設
    けたことを特徴とする半導体保護回路。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記基板バイアス印加手段は、ソース端子が保護すべき
    入出力端子に接続され、ゲート端子が前記SOI半導体
    回路内の電源端子に接続され、ドレイン端子が前記SO
    I半導体回路の基板に接続されるPMOS素子からなる
    ことを特徴とする半導体保護回路。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記基板バイアス印加手段は、高電位電源端子が保護す
    べき入出力端子に接続され、入力端子が前記SOI半導
    体回路内の電源端子に接続され、出力端子が前記SOI
    半導体回路の基板に接続され、低電位電源端子が接地端
    子に接続されるCMOSインバータからなることを特徴
    とする半導体保護回路。
  4. 【請求項4】請求項2において、 前記PMOS素子のドレイン端子と接地端子との間に第
    1の抵抗を接続したことを特徴とする半導体保護回路。
  5. 【請求項5】請求項3において、 前記低電位電源端子と前記接地端子との間に第2の抵抗
    を接続したことを特徴とする半導体保護回路。
  6. 【請求項6】請求項2又は4において、 前記PMOS素子をキャパシタに置換したことを特徴と
    する半導体保護回路。
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